JPH10256969A - 無線基地局装置 - Google Patents
無線基地局装置Info
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- JPH10256969A JPH10256969A JP9055828A JP5582897A JPH10256969A JP H10256969 A JPH10256969 A JP H10256969A JP 9055828 A JP9055828 A JP 9055828A JP 5582897 A JP5582897 A JP 5582897A JP H10256969 A JPH10256969 A JP H10256969A
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- transmission
- phase difference
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 送信電力を増加することなく、かつ一定の送
信電力で下り回線の伝送品質を向上させたTDD通信に
よる無線基地局装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 位相差検出器61で得られた受信時のブ
ランチ間の位相差は、メモリ63に格納される。送信時
には符号が反転され加算器66で送受信回路のブランチ
間の位相バラツキを補正して移相器10が設定される。
移相器10で、移動局の受信位相が同相となるよう位相
制御された送信信号は、一定出力の電力増幅器11で増
幅され送信される。下り回線では等利得合成ダイバーシ
ティと等価な利得が得られ、端末における受信電界強度
の期待値が向上する。
信電力で下り回線の伝送品質を向上させたTDD通信に
よる無線基地局装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 位相差検出器61で得られた受信時のブ
ランチ間の位相差は、メモリ63に格納される。送信時
には符号が反転され加算器66で送受信回路のブランチ
間の位相バラツキを補正して移相器10が設定される。
移相器10で、移動局の受信位相が同相となるよう位相
制御された送信信号は、一定出力の電力増幅器11で増
幅され送信される。下り回線では等利得合成ダイバーシ
ティと等価な利得が得られ、端末における受信電界強度
の期待値が向上する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動端末(移動
局)と通信を行う無線基地局装置に関するものである。
局)と通信を行う無線基地局装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、セルラ電話やパーソナルハンディ
ホンに代表される公衆移動体通信の普及とデジタル化が
急速に進行している。基地局を介して通信を行う移動無
線通信システムの無線区間の規格としては、例えば社団
法人電波産業会標準規格RCRSTD−28にパーソナ
ルハンディホンに関するものが規定されている。そして
上記パーソナルハンディホンでは、基地局から移動局に
対する(以下、「下り」という)電波と、移動局から基
地局に対する(以下、「上り」という)電波とを、同一
周波数で時分割で通信する時分割通信(TDD)により
通信が行われる。
ホンに代表される公衆移動体通信の普及とデジタル化が
急速に進行している。基地局を介して通信を行う移動無
線通信システムの無線区間の規格としては、例えば社団
法人電波産業会標準規格RCRSTD−28にパーソナ
ルハンディホンに関するものが規定されている。そして
上記パーソナルハンディホンでは、基地局から移動局に
対する(以下、「下り」という)電波と、移動局から基
地局に対する(以下、「上り」という)電波とを、同一
周波数で時分割で通信する時分割通信(TDD)により
通信が行われる。
【0003】ところで、移動体通信においては一般にフ
ェージングが発生し、伝送品質、すなわちビット誤り率
特性が大きく劣化する。フェージングによる伝送品質劣
化を補償する方法としては、ダイバーシティ受信が一般
的である。しかしダイバーシティ受信を行うダイバーシ
ティ受信機は、構成が複雑になるため基地局ではよく用
いられるが、小型・低消費電力が要求される端末装置に
用いるのは好ましくない。
ェージングが発生し、伝送品質、すなわちビット誤り率
特性が大きく劣化する。フェージングによる伝送品質劣
化を補償する方法としては、ダイバーシティ受信が一般
的である。しかしダイバーシティ受信を行うダイバーシ
ティ受信機は、構成が複雑になるため基地局ではよく用
いられるが、小型・低消費電力が要求される端末装置に
用いるのは好ましくない。
【0004】この問題を解決する方法として送信選択ダ
イバーシティがある。送信選択ダイバーシティはTDD
の無線システムにおいて、送信直前の受信時に最も受信
品質が良好であったダイバーシティ枝(アンテナ)で送
信するものである。従って基地局でダイバーシティ受信
を行い、かつ送信選択ダイバーシティを行えば、移動局
では全くダイバーシティを行わなくともフェージングの
影響を上下回線ともに軽減できる。特に移動局が歩行速
度程度で移動するようなフェージングが遅い場合には、
送信選択ダイバーシティの効果は選択合成によるダイバ
ーシティ受信と同等の効果が得られる。パーソナルハン
ディホンシステムの公衆基地局においては、小川・小林
編、電気通信協会発行「やさしいパーソナルハンディホ
ン」第3編に詳述されているように、基地局においてダ
イバーシティ受信と送信選択ダイバーシティを行うこと
を前提として無線回線設計がなされている。
イバーシティがある。送信選択ダイバーシティはTDD
の無線システムにおいて、送信直前の受信時に最も受信
品質が良好であったダイバーシティ枝(アンテナ)で送
信するものである。従って基地局でダイバーシティ受信
を行い、かつ送信選択ダイバーシティを行えば、移動局
では全くダイバーシティを行わなくともフェージングの
影響を上下回線ともに軽減できる。特に移動局が歩行速
度程度で移動するようなフェージングが遅い場合には、
送信選択ダイバーシティの効果は選択合成によるダイバ
ーシティ受信と同等の効果が得られる。パーソナルハン
ディホンシステムの公衆基地局においては、小川・小林
編、電気通信協会発行「やさしいパーソナルハンディホ
ン」第3編に詳述されているように、基地局においてダ
イバーシティ受信と送信選択ダイバーシティを行うこと
を前提として無線回線設計がなされている。
【0005】ダイバーシティ受信におけるブランチ合成
法としては、選択合成、等利得合成、最大比合成等があ
り、最大比合成が最も効果が高い。この最大比合成ダイ
バーシティは、例えば文献(近藤「TDMA/TDD通
信方式における送信ダイハ゛ーシチ特性」電子情報通信
学会秋季大会B−355)に述べられているように、送
信への適用も検討されている。すなわち、受信時に設定
した各ブランチのウエイトと位相差に応じて、各ブラン
チの送信信号に重み付けと位相制御を行って送信すれば
よい。なお、上記文献は計算機シミュレーションにより
適用効果を検討したものだが、詳細な装置の構成は示さ
れていない。
法としては、選択合成、等利得合成、最大比合成等があ
り、最大比合成が最も効果が高い。この最大比合成ダイ
バーシティは、例えば文献(近藤「TDMA/TDD通
信方式における送信ダイハ゛ーシチ特性」電子情報通信
学会秋季大会B−355)に述べられているように、送
信への適用も検討されている。すなわち、受信時に設定
した各ブランチのウエイトと位相差に応じて、各ブラン
チの送信信号に重み付けと位相制御を行って送信すれば
よい。なお、上記文献は計算機シミュレーションにより
適用効果を検討したものだが、詳細な装置の構成は示さ
れていない。
【0006】このような送信最大比合成ダイバーシティ
の基地局装置を実現するには、ブランチ毎に送信信号の
位相と振幅を制御する必要がある。これら位相および振
幅制御を終段電力増幅器出力とアンテナの間で行えば、
送信回路は送信選択ダイバーシティ同様に1系統でよ
い。しかしそのような位相および振幅を連続的に制御す
るには、可変抵抗、リアクタンス素子、例えばPINダ
イオードなどを用いた構成となり、電力効率が低下す
る。従って、一般には送信回路のうち少なくとも終段電
力増幅器はブランチ毎に備えた構成とする必要がある。
つまり位相・振幅制御は、終段電力増幅器よりも前段で
行う構成とする必要がある。
の基地局装置を実現するには、ブランチ毎に送信信号の
位相と振幅を制御する必要がある。これら位相および振
幅制御を終段電力増幅器出力とアンテナの間で行えば、
送信回路は送信選択ダイバーシティ同様に1系統でよ
い。しかしそのような位相および振幅を連続的に制御す
るには、可変抵抗、リアクタンス素子、例えばPINダ
イオードなどを用いた構成となり、電力効率が低下す
る。従って、一般には送信回路のうち少なくとも終段電
力増幅器はブランチ毎に備えた構成とする必要がある。
つまり位相・振幅制御は、終段電力増幅器よりも前段で
行う構成とする必要がある。
【0007】以上のように従来のTDD方式の無線基地
局装置においては、ダイバーシティ受信と送信選択ダイ
バーシティまたは送信最大比合成ダイバーシティを行う
ことで、伝送品質の改善、通信可能区域の拡大を図って
いた。
局装置においては、ダイバーシティ受信と送信選択ダイ
バーシティまたは送信最大比合成ダイバーシティを行う
ことで、伝送品質の改善、通信可能区域の拡大を図って
いた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の無線基地局装置では、上りで最大比合成ダイバーシ
ティ受信を行った場合、下りが送信選択ダイバーシティ
だとダイバーシティ利得に差があるため、送信電力を大
出力とする必要がある。従って他の近隣基地局に接続す
る移動局に対し干渉を与える確率が高くなり、周波数利
用効率が低下する問題点がある。
来の無線基地局装置では、上りで最大比合成ダイバーシ
ティ受信を行った場合、下りが送信選択ダイバーシティ
だとダイバーシティ利得に差があるため、送信電力を大
出力とする必要がある。従って他の近隣基地局に接続す
る移動局に対し干渉を与える確率が高くなり、周波数利
用効率が低下する問題点がある。
【0009】また、送信最大比合成ダイバーシティを行
った場合でも、送信回路のうち少なくとも終段電力増幅
器はブランチ数だけ備える必要があり、構成が複雑にな
る。さらに終段電力増幅器は、出力電力が変化しても位
相特性が変化しないよう、広いダイナミックレンジにわ
たって良好な直線性が必要になる。このため、電力効率
の低い回路で構成せざるを得ず、放熱等により回路が大
型となる問題点がある。
った場合でも、送信回路のうち少なくとも終段電力増幅
器はブランチ数だけ備える必要があり、構成が複雑にな
る。さらに終段電力増幅器は、出力電力が変化しても位
相特性が変化しないよう、広いダイナミックレンジにわ
たって良好な直線性が必要になる。このため、電力効率
の低い回路で構成せざるを得ず、放熱等により回路が大
型となる問題点がある。
【0010】そこで本発明は上記問題点を解決し、送信
電力を増加することなく下り制御チャネルの到達範囲を
拡大できる無線基地局装置を提供することを目的とす
る。
電力を増加することなく下り制御チャネルの到達範囲を
拡大できる無線基地局装置を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数のアンテ
ナと、この複数のアンテナからそれぞれ受信信号を供給
される複数の受信回路と、この複数の受信回路の出力を
合成する合成手段と、前記複数の受信回路における各々
の受信信号の位相、または前記各々の受信信号相互間の
位相差を検出する位相差検出手段と、この位相差検出手
段の出力を一時的に格納するメモリと、変調された送信
信号を生成する変調器と、前記送信信号の位相を制御し
て出力する移相器と、前記送信信号および前記移相器に
よって位相制御された送信信号を所要の電力に増幅し前
記複数のアンテナにそれぞれ送信信号を供給する複数の
電力増幅器とを備え、前記移相器は前記メモリの内容に
従って制御されるようにした。
ナと、この複数のアンテナからそれぞれ受信信号を供給
される複数の受信回路と、この複数の受信回路の出力を
合成する合成手段と、前記複数の受信回路における各々
の受信信号の位相、または前記各々の受信信号相互間の
位相差を検出する位相差検出手段と、この位相差検出手
段の出力を一時的に格納するメモリと、変調された送信
信号を生成する変調器と、前記送信信号の位相を制御し
て出力する移相器と、前記送信信号および前記移相器に
よって位相制御された送信信号を所要の電力に増幅し前
記複数のアンテナにそれぞれ送信信号を供給する複数の
電力増幅器とを備え、前記移相器は前記メモリの内容に
従って制御されるようにした。
【0012】この構成により、送信電力を増加すること
なく下り制御チャネルの到達範囲を拡大可能な無線基地
局装置を実現できる。
なく下り制御チャネルの到達範囲を拡大可能な無線基地
局装置を実現できる。
【0013】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、複数の
アンテナと、この複数のアンテナからそれぞれ受信信号
を供給される複数の受信回路と、この複数の受信回路の
出力を合成する合成手段と、前記複数の受信回路におけ
る各々の受信信号の位相、または前記各々の受信信号相
互間の位相差を検出する位相差検出手段と、この位相差
検出手段の出力を一時的に格納するメモリと、変調され
た送信信号を生成する変調器と、前記送信信号の位相を
制御して出力する移相器と、前記送信信号および前記移
相器によって位相制御された送信信号を所要の電力に増
幅し前記複数のアンテナにそれぞれ送信信号を供給する
複数の電力増幅器とを備え、前記移相器は前記メモリの
内容に従って制御される。
アンテナと、この複数のアンテナからそれぞれ受信信号
を供給される複数の受信回路と、この複数の受信回路の
出力を合成する合成手段と、前記複数の受信回路におけ
る各々の受信信号の位相、または前記各々の受信信号相
互間の位相差を検出する位相差検出手段と、この位相差
検出手段の出力を一時的に格納するメモリと、変調され
た送信信号を生成する変調器と、前記送信信号の位相を
制御して出力する移相器と、前記送信信号および前記移
相器によって位相制御された送信信号を所要の電力に増
幅し前記複数のアンテナにそれぞれ送信信号を供給する
複数の電力増幅器とを備え、前記移相器は前記メモリの
内容に従って制御される。
【0014】そしてこの構成により、上り受信時に得ら
れた各アンテナ毎の位相に応じた位相差を付けて下り信
号を送信するため、各アンテナから送信された信号の位
相が移動局のアンテナではほぼ同相となって強め合うと
いう作用を有し、また電力増幅器が定出力になるという
作用を有する。
れた各アンテナ毎の位相に応じた位相差を付けて下り信
号を送信するため、各アンテナから送信された信号の位
相が移動局のアンテナではほぼ同相となって強め合うと
いう作用を有し、また電力増幅器が定出力になるという
作用を有する。
【0015】請求項2に記載の発明は、複数のアンテナ
と、この複数のアンテナからそれぞれ受信信号を供給さ
れる複数の受信回路と、この複数の受信回路の出力を合
成する合成手段と、前記複数の受信回路における各々の
受信信号の位相、または前記各々の受信信号相互間の位
相差を検出する位相差検出手段と、この位相差検出手段
の出力を一時的に格納するメモリと、変調された送信信
号を生成する変調器と、前記送信信号を所要の電力に増
幅する電力増幅器と、前記電力増幅器の位相を制御して
出力する移相器とを備え、前記複数のアンテナは前記移
相器および前記電力増幅器からそれぞれ送信信号を供給
され、前記移相器は前記メモリの内容に従って制御され
る。
と、この複数のアンテナからそれぞれ受信信号を供給さ
れる複数の受信回路と、この複数の受信回路の出力を合
成する合成手段と、前記複数の受信回路における各々の
受信信号の位相、または前記各々の受信信号相互間の位
相差を検出する位相差検出手段と、この位相差検出手段
の出力を一時的に格納するメモリと、変調された送信信
号を生成する変調器と、前記送信信号を所要の電力に増
幅する電力増幅器と、前記電力増幅器の位相を制御して
出力する移相器とを備え、前記複数のアンテナは前記移
相器および前記電力増幅器からそれぞれ送信信号を供給
され、前記移相器は前記メモリの内容に従って制御され
る。
【0016】そしてこの構成により、請求項1記載の発
明と同様の作用に加え、電力増幅器が1系統となる作用
を有する。
明と同様の作用に加え、電力増幅器が1系統となる作用
を有する。
【0017】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2記載の発明において、前記複数の受信回路は同期検波
器を備え、前記位相差検出手段は前記複数の受信部にお
ける前記同期検波器において各々再生された搬送波の位
相、または前記搬送波の位相相互間の位相差を検出す
る。
2記載の発明において、前記複数の受信回路は同期検波
器を備え、前記位相差検出手段は前記複数の受信部にお
ける前記同期検波器において各々再生された搬送波の位
相、または前記搬送波の位相相互間の位相差を検出す
る。
【0018】そしてこの構成により、位相差検出手段の
入力として再生された搬送波を用いるため、検出される
位相差に含まれる雑音成分が少なくなるという作用を有
する。
入力として再生された搬送波を用いるため、検出される
位相差に含まれる雑音成分が少なくなるという作用を有
する。
【0019】請求項4に記載の発明は、請求項1記載の
発明において、前記複数の受信部の受信信号強度を比較
し、前記電力増幅器の動作を制御可能な制御手段を備
え、前記複数の電力増幅器は出力を個々に停止する制御
が可能なものであって、前記制御手段により、前記複数
の受信部の受信信号強度のうち最大のものとの差が、予
め設定されたしきい値を下回る受信信号強度となった前
記受信部に対応する前記アンテナが存在した場合、この
アンテナに送信信号を供給する前記電力増幅器の出力を
停止させるよう制御する。
発明において、前記複数の受信部の受信信号強度を比較
し、前記電力増幅器の動作を制御可能な制御手段を備
え、前記複数の電力増幅器は出力を個々に停止する制御
が可能なものであって、前記制御手段により、前記複数
の受信部の受信信号強度のうち最大のものとの差が、予
め設定されたしきい値を下回る受信信号強度となった前
記受信部に対応する前記アンテナが存在した場合、この
アンテナに送信信号を供給する前記電力増幅器の出力を
停止させるよう制御する。
【0020】そしてこの構成により、伝播状態が悪いア
ンテナに対応する電力増幅器の出力を停止するので、平
均消費電力が低下するという作用を有する。
ンテナに対応する電力増幅器の出力を停止するので、平
均消費電力が低下するという作用を有する。
【0021】請求項5に記載の発明は、請求項1または
2記載の発明において、前記移相器は、移相量を離散的
な値を切換設定可能で、移相量の分解能が90度以下と
なるよう構成した。
2記載の発明において、前記移相器は、移相量を離散的
な値を切換設定可能で、移相量の分解能が90度以下と
なるよう構成した。
【0022】そしてこの構成により、前記移相器の構成
が簡単になるという作用を有する。請求項6に記載の発
明は、請求項1,2,5記載の発明において、前記移相
器は、移相量が固定され移相量が互いに異なる複数の移
相回路と、前記移相回路を切り換える切換手段とを備
え、移相量の分解能が90度以下となるよう構成した。
が簡単になるという作用を有する。請求項6に記載の発
明は、請求項1,2,5記載の発明において、前記移相
器は、移相量が固定され移相量が互いに異なる複数の移
相回路と、前記移相回路を切り換える切換手段とを備
え、移相量の分解能が90度以下となるよう構成した。
【0023】そしてこの構成により、移相回路として伝
送線路やインダクタやコンデンサなどの受動部品で構成
でき、低損失な移相器が構成できるという作用を有す
る。
送線路やインダクタやコンデンサなどの受動部品で構成
でき、低損失な移相器が構成できるという作用を有す
る。
【0024】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1における無線基地局装置のブロック図、図2は同無
線基地局装置の位相差検出部の構成を示す回路およびブ
ロック図、図3は同無線基地局装置の位相差検出部の動
作を示す説明図、図4は同無線基地局装置の動作時の位
相関係を示す説明図である。本実施の形態1は、Kブラ
ンチ(Kは2以上の整数)のダイバーシティを行うTD
D通信による無線基地局装置を示すものである。なお、
以下に述べる各実施の形態の無線基地局装置は、いずれ
もTDD通信によるものである。
態1における無線基地局装置のブロック図、図2は同無
線基地局装置の位相差検出部の構成を示す回路およびブ
ロック図、図3は同無線基地局装置の位相差検出部の動
作を示す説明図、図4は同無線基地局装置の動作時の位
相関係を示す説明図である。本実施の形態1は、Kブラ
ンチ(Kは2以上の整数)のダイバーシティを行うTD
D通信による無線基地局装置を示すものである。なお、
以下に述べる各実施の形態の無線基地局装置は、いずれ
もTDD通信によるものである。
【0025】図1において、1はアンテナで、一般には
水平面内無指向性のものを用いるが、例えばセクタ化セ
ル等の場合には指向性アンテナであっても良い。2はア
ンテナ切換器で、送受信に応じてアンテナを切り換える
ものである。3は各ブランチ毎にアンテナ1で得られた
受信信号を位相ベースバンド信号に変換する受信回路
で、高周波回路31、バンドパスフィルタ32、リミタ
増幅器33、検波器34から構成される。一般的なデジ
タル変調信号の受信機と同様に、バンドパスフィルタ3
2はできるだけ符号間干渉が生じない範囲で狭帯域なも
の、すなわち送信波形に対応した整合フィルタとして
の、あるいはそれに近似した周波数特性を有するセラミ
ックフィルタ等を用いる。
水平面内無指向性のものを用いるが、例えばセクタ化セ
ル等の場合には指向性アンテナであっても良い。2はア
ンテナ切換器で、送受信に応じてアンテナを切り換える
ものである。3は各ブランチ毎にアンテナ1で得られた
受信信号を位相ベースバンド信号に変換する受信回路
で、高周波回路31、バンドパスフィルタ32、リミタ
増幅器33、検波器34から構成される。一般的なデジ
タル変調信号の受信機と同様に、バンドパスフィルタ3
2はできるだけ符号間干渉が生じない範囲で狭帯域なも
の、すなわち送信波形に対応した整合フィルタとして
の、あるいはそれに近似した周波数特性を有するセラミ
ックフィルタ等を用いる。
【0026】リミタ増幅器33は出力信号の振幅が一定
になる増幅器で、受信信号強度(RSSI)を出力する
端子を有する。検波器34は、入力の中間周波信号を検
波し、ベースバンドを信号出力するもので、遅延検波や
同期検波、周波数検波等が用いられる。6はウエイト計
算部で、最大比合成を行うための合成ウエイトをRSS
Iから算出する。71は乗算器で、受信回路3から得ら
れるベースバンド信号を、ウエイト計算部6で得られる
ウエイトによって重み付けする。72は合成部で、乗算
器71で重み付けされたベースバンド信号を加算し、デ
ータ判定して復調データを出力する。以上の構成は、従
来用いられている検波後最大比合成ダイバーシティ受信
機と同一の構成である。
になる増幅器で、受信信号強度(RSSI)を出力する
端子を有する。検波器34は、入力の中間周波信号を検
波し、ベースバンドを信号出力するもので、遅延検波や
同期検波、周波数検波等が用いられる。6はウエイト計
算部で、最大比合成を行うための合成ウエイトをRSS
Iから算出する。71は乗算器で、受信回路3から得ら
れるベースバンド信号を、ウエイト計算部6で得られる
ウエイトによって重み付けする。72は合成部で、乗算
器71で重み付けされたベースバンド信号を加算し、デ
ータ判定して復調データを出力する。以上の構成は、従
来用いられている検波後最大比合成ダイバーシティ受信
機と同一の構成である。
【0027】61は位相差検出部であり、各ブランチの
受信部の検波器入力におけるあるブランチに対する位相
差を検出するもので、K−1個の出力を出力が得られ
る。本実施の形態1ではブランチ1に対する位相差を出
力するものである。63はメモリで、受信期間に得られ
た位相差検出部61の出力が書き込まれ、次の送信期間
まで保持される。64は符号反転部で、入力の正負の符
号を反転する。65は補正値メモリで、アンテナ切換器
2から検波器34まで、および送信回路における位相特
性のブランチ間の不揃いを補正するK−1個の値が格納
される。66は加算器で、符号反転された受信時のブラ
ンチ間位相差を補正値メモリ65の値で補正して出力す
る。
受信部の検波器入力におけるあるブランチに対する位相
差を検出するもので、K−1個の出力を出力が得られ
る。本実施の形態1ではブランチ1に対する位相差を出
力するものである。63はメモリで、受信期間に得られ
た位相差検出部61の出力が書き込まれ、次の送信期間
まで保持される。64は符号反転部で、入力の正負の符
号を反転する。65は補正値メモリで、アンテナ切換器
2から検波器34まで、および送信回路における位相特
性のブランチ間の不揃いを補正するK−1個の値が格納
される。66は加算器で、符号反転された受信時のブラ
ンチ間位相差を補正値メモリ65の値で補正して出力す
る。
【0028】8は送信するデジタルデータに応じて搬送
波を変調して送信信号を発生させる変調器、9は変調器
8で生成された送信信号を所定の通信周波数に変換する
周波数変換器、10は加算器66からのブランチ間位相
差で周波数変換器9から得られる送信信号の位相をブラ
ンチ毎にシフトする移相器、11は移相器10および周
波数変換器9からの送信信号を所要の電力に増幅する電
力増幅器である。以上の構成で、位相差検出部61は例
えば図2に示した回路をK−1個用いて構成することが
できる。
波を変調して送信信号を発生させる変調器、9は変調器
8で生成された送信信号を所定の通信周波数に変換する
周波数変換器、10は加算器66からのブランチ間位相
差で周波数変換器9から得られる送信信号の位相をブラ
ンチ毎にシフトする移相器、11は移相器10および周
波数変換器9からの送信信号を所要の電力に増幅する電
力増幅器である。以上の構成で、位相差検出部61は例
えば図2に示した回路をK−1個用いて構成することが
できる。
【0029】図2において、611および612は排他
的論理和(EOR)回路、613は端子Bより入力され
る信号をπ/2だけ位相を遅らせる移相回路、615,
616はEOR回路611,612の出力を平均する移
動平均回路で、平均時間は移相差検出回路の入力となる
中間周波信号周期の整数倍か、同周期よりも十分長く、
かつシンボル周期よりも短い時間を設定する。そして端
子CおよびSには、端子Bの入力信号に対する端子Aの
入力信号の位相差に応じ、図3に示す値が出力される。
したがって位相変換部616では、端子Sの値の1/2
との大小で符号を、端子Cの値で位相差の絶対値を得る
ことができ、出力として符号付の位相差信号が得られ
る。また、符号反転部64を省略し加算器66を減算器
としても全く等価な構成となる。さらに位相差検出部6
1、メモリ63、符号反転部64、加算器66等の処理
をソフトウエアで記述し、デジタルシグナルプロセッサ
で処理する構成としても全く同様に動作する。この場合
検波器34、ウエイト計算部6、乗算器71、合成部7
2における信号処理も同様にソフトウエアで記述し、デ
ジタルシグナルプロセッサで処理する構成とすることも
できる。
的論理和(EOR)回路、613は端子Bより入力され
る信号をπ/2だけ位相を遅らせる移相回路、615,
616はEOR回路611,612の出力を平均する移
動平均回路で、平均時間は移相差検出回路の入力となる
中間周波信号周期の整数倍か、同周期よりも十分長く、
かつシンボル周期よりも短い時間を設定する。そして端
子CおよびSには、端子Bの入力信号に対する端子Aの
入力信号の位相差に応じ、図3に示す値が出力される。
したがって位相変換部616では、端子Sの値の1/2
との大小で符号を、端子Cの値で位相差の絶対値を得る
ことができ、出力として符号付の位相差信号が得られ
る。また、符号反転部64を省略し加算器66を減算器
としても全く等価な構成となる。さらに位相差検出部6
1、メモリ63、符号反転部64、加算器66等の処理
をソフトウエアで記述し、デジタルシグナルプロセッサ
で処理する構成としても全く同様に動作する。この場合
検波器34、ウエイト計算部6、乗算器71、合成部7
2における信号処理も同様にソフトウエアで記述し、デ
ジタルシグナルプロセッサで処理する構成とすることも
できる。
【0030】以上のように構成された無線基地局装置に
ついて、以下その動作を説明する。いま、各部の位相
(伝達)特性が図4に示す特性であったとすると、補正
値メモリ65には(数1)で示すK−1個の値が格納さ
れる。なお、図4における受信回路位相特性は、アンテ
ナ切換器2から検波器34の入力までのものであり、送
信回路位相特性は、周波数変換器9の出力から、または
移相器10の出力からアンテナ切換器2までのものであ
る。
ついて、以下その動作を説明する。いま、各部の位相
(伝達)特性が図4に示す特性であったとすると、補正
値メモリ65には(数1)で示すK−1個の値が格納さ
れる。なお、図4における受信回路位相特性は、アンテ
ナ切換器2から検波器34の入力までのものであり、送
信回路位相特性は、周波数変換器9の出力から、または
移相器10の出力からアンテナ切換器2までのものであ
る。
【0031】
【数1】
【0032】これらの補正値は、アンテナ切換器2のア
ンテナ側端子に位相が等しい信号を入力したときの、検
波器34入力位相のブランチ1に対する位相差と、移相
器10を全て0に設定したときの、アンテナ切換器2の
アンテナ側端子のブランチ1に対する位相差との差であ
る。受信回路および送信回路の位相特性は時間的に不変
であるから、同補正値は装置の設置時あるいは製造にお
ける調整工程などで測定し、補正値メモリ65に書き込
むことができる。
ンテナ側端子に位相が等しい信号を入力したときの、検
波器34入力位相のブランチ1に対する位相差と、移相
器10を全て0に設定したときの、アンテナ切換器2の
アンテナ側端子のブランチ1に対する位相差との差であ
る。受信回路および送信回路の位相特性は時間的に不変
であるから、同補正値は装置の設置時あるいは製造にお
ける調整工程などで測定し、補正値メモリ65に書き込
むことができる。
【0033】次に受信期間においては、アンテナ切換器
2が図中R側へ接続され、アンテナ1で受信された受信
信号は、受信回路3で各ブランチ毎にベースバンド信号
にそれぞれ変換され、乗算器71および合成部72で重
み付け加算されて復調出力を得る。この時、受信回路3
の検波器34の入力搬送波位相、即ちアンテナ1におけ
る搬送波位相はブランチ毎に異なるが、検波器34の復
調動作により同出力には搬送波位相に関わり無く、ベー
スバンド信号が得られる。従って、搬送波位相がブラン
チ間でπだけ異なっている場合でも、各ブランチのベー
スバンド信号は打ち消し合うことなく合成部72で良好
に合成される。即ち、従来用いられている検波後最大比
合成ダイバーシティ受信機と全く同様に動作する。この
時、各ブランチの検波器34の入力搬送波位相の、ブラ
ンチ1に対する位相差が位相差検出部61で検出され、
メモリ63に取り込まれる。
2が図中R側へ接続され、アンテナ1で受信された受信
信号は、受信回路3で各ブランチ毎にベースバンド信号
にそれぞれ変換され、乗算器71および合成部72で重
み付け加算されて復調出力を得る。この時、受信回路3
の検波器34の入力搬送波位相、即ちアンテナ1におけ
る搬送波位相はブランチ毎に異なるが、検波器34の復
調動作により同出力には搬送波位相に関わり無く、ベー
スバンド信号が得られる。従って、搬送波位相がブラン
チ間でπだけ異なっている場合でも、各ブランチのベー
スバンド信号は打ち消し合うことなく合成部72で良好
に合成される。即ち、従来用いられている検波後最大比
合成ダイバーシティ受信機と全く同様に動作する。この
時、各ブランチの検波器34の入力搬送波位相の、ブラ
ンチ1に対する位相差が位相差検出部61で検出され、
メモリ63に取り込まれる。
【0034】次に送信時にはアンテナ切換器2が図中T
側へ接続され、送信データに従って変調された送信信号
が変調器8で生成され、周波数変換器9で通信周波数へ
変換される。周波数変換された送信信号は、直接または
移相器10を介して電力増幅器11で増幅され、アンテ
ナ切換器2およびアンテナ1を介して移動局へ送信され
る。この時メモリ63に受信時に格納された値が読み出
され、符号反転部64、減算器66を介して得られた値
K−1個の値が移相器10に設定される。従って受信期
間における伝播路の位相特性を図4のようにおくと、移
相器10に設定される値は(数2)となる。
側へ接続され、送信データに従って変調された送信信号
が変調器8で生成され、周波数変換器9で通信周波数へ
変換される。周波数変換された送信信号は、直接または
移相器10を介して電力増幅器11で増幅され、アンテ
ナ切換器2およびアンテナ1を介して移動局へ送信され
る。この時メモリ63に受信時に格納された値が読み出
され、符号反転部64、減算器66を介して得られた値
K−1個の値が移相器10に設定される。従って受信期
間における伝播路の位相特性を図4のようにおくと、移
相器10に設定される値は(数2)となる。
【0035】
【数2】
【0036】なお、伝播路位相特性は、アンテナ1およ
びアンテナ切換器2までの給電線を含むものである。移
動局の移動速度が十分遅く、受信期間からの伝播路位相
特性変化が無視できるならば、ブランチ1から送信され
る電波の移動局における搬送波位相ψ1は、図4から明
らかなように、(数3)となる。
びアンテナ切換器2までの給電線を含むものである。移
動局の移動速度が十分遅く、受信期間からの伝播路位相
特性変化が無視できるならば、ブランチ1から送信され
る電波の移動局における搬送波位相ψ1は、図4から明
らかなように、(数3)となる。
【0037】
【数3】
【0038】一方、他の各ブランチから送信される電波
の移動局における搬送波位相ψ2,ψ3,...ψKもそ
れぞれ、(数4)で示すようになり、互いに同相とな
る。
の移動局における搬送波位相ψ2,ψ3,...ψKもそ
れぞれ、(数4)で示すようになり、互いに同相とな
る。
【0039】
【数4】
【0040】従って移動局では各ブランチからの送信信
号が同相で加算されるので、下り回線は等利得合成ダイ
バーシティ受信と同様の効果が得られ、フェージング発
生時の伝送品質が向上する。等利得合成ダイバーシティ
は、選択合成ダイバーシティよりもダイバーシティ利得
が高いので、各ブランチの送信電力を送信選択ダイバー
シティにおける送信電力の1/Kとした場合でも、送信
選択ダイバーシティよりも高いダイバーシティ利得が得
られる。なお、TDMA通信に用いる場合には、メモリ
63はタイムスロット毎に、あるいは通信する移動局毎
に番地を設定して値を格納すればよい。
号が同相で加算されるので、下り回線は等利得合成ダイ
バーシティ受信と同様の効果が得られ、フェージング発
生時の伝送品質が向上する。等利得合成ダイバーシティ
は、選択合成ダイバーシティよりもダイバーシティ利得
が高いので、各ブランチの送信電力を送信選択ダイバー
シティにおける送信電力の1/Kとした場合でも、送信
選択ダイバーシティよりも高いダイバーシティ利得が得
られる。なお、TDMA通信に用いる場合には、メモリ
63はタイムスロット毎に、あるいは通信する移動局毎
に番地を設定して値を格納すればよい。
【0041】(実施の形態2)図5は本発明の実施の形
態2における無線基地局装置のブロック図である。図5
において、1はアンテナ、2はアンテナ切換器で、これ
らは実施の形態1で説明したものと同様である。4は各
ブランチ毎にアンテナ1で得られた受信信号を位相ベー
スバンド信号に変換する受信回路で、高周波回路31、
バンドパスフィルタ32、リミタ増幅器33、同期検波
器41、キャリア再生部42から構成される。一般的な
デジタル変調信号の受信機と同様に、バンドパスフィル
タ32はできるだけ符号間干渉が生じない範囲で狭帯域
なもの、すなわち送信波形に対応した整合フィルタとし
ての、あるいはそれに近似した周波数特性を有するセラ
ミックフィルタ等を用いる。
態2における無線基地局装置のブロック図である。図5
において、1はアンテナ、2はアンテナ切換器で、これ
らは実施の形態1で説明したものと同様である。4は各
ブランチ毎にアンテナ1で得られた受信信号を位相ベー
スバンド信号に変換する受信回路で、高周波回路31、
バンドパスフィルタ32、リミタ増幅器33、同期検波
器41、キャリア再生部42から構成される。一般的な
デジタル変調信号の受信機と同様に、バンドパスフィル
タ32はできるだけ符号間干渉が生じない範囲で狭帯域
なもの、すなわち送信波形に対応した整合フィルタとし
ての、あるいはそれに近似した周波数特性を有するセラ
ミックフィルタ等を用いる。
【0042】リミタ増幅器33は出力信号の振幅が一定
になる増幅器で、受信信号強度(RSSI)を出力する
端子を有する。同期検波器41は、入力の中間周波信号
を同期検波し、ベースバンド信号を出力するものであ
る。キャリア再生部42は、搬送波を受信信号から再生
するものである。6はウエイト計算部、71は乗算器、
72は合成部で、これらの構成は、実施の形態1で説明
したものと同様である。
になる増幅器で、受信信号強度(RSSI)を出力する
端子を有する。同期検波器41は、入力の中間周波信号
を同期検波し、ベースバンド信号を出力するものであ
る。キャリア再生部42は、搬送波を受信信号から再生
するものである。6はウエイト計算部、71は乗算器、
72は合成部で、これらの構成は、実施の形態1で説明
したものと同様である。
【0043】61は位相差検出部であり、各ブランチの
キャリア再生部42で得られた再生搬送波の、あるブラ
ンチに対する位相差を検出するもので、K−1個の出力
を出力が得られる。本実施の形態2ではブランチ1に対
する位相差を出力するものである。63はメモリ、64
は符号反転部、65は補正値メモリ、66は加算器、8
は変調器、9は周波数変換器、10は移相器、11は電
力増幅器で、これらの構成は、実施の形態1で説明した
ものと同様である。
キャリア再生部42で得られた再生搬送波の、あるブラ
ンチに対する位相差を検出するもので、K−1個の出力
を出力が得られる。本実施の形態2ではブランチ1に対
する位相差を出力するものである。63はメモリ、64
は符号反転部、65は補正値メモリ、66は加算器、8
は変調器、9は周波数変換器、10は移相器、11は電
力増幅器で、これらの構成は、実施の形態1で説明した
ものと同様である。
【0044】以上の構成で、位相差検出部61は実施の
形態1と同様に例えば図2に示した回路をK−1個用い
て構成することができる。あるいは、文献(S.Kat
oほか、「A new burst coherent
demodulatorfor microcell
ular TDMA/TDD systems」IEI
CE Transactions on commun
ications,vol.E77−B, pp.92
7−933)に詳述されているような位相信号による同
期検波の場合は、再生搬送波は直接位相情報として得ら
れるので、位相差検出器はK−1個の減算器で構成で
き、簡単な構成となる。
形態1と同様に例えば図2に示した回路をK−1個用い
て構成することができる。あるいは、文献(S.Kat
oほか、「A new burst coherent
demodulatorfor microcell
ular TDMA/TDD systems」IEI
CE Transactions on commun
ications,vol.E77−B, pp.92
7−933)に詳述されているような位相信号による同
期検波の場合は、再生搬送波は直接位相情報として得ら
れるので、位相差検出器はK−1個の減算器で構成で
き、簡単な構成となる。
【0045】さらに位相差検出部61、メモリ63、符
号反転部64、加算器66等の処理をソフトウェアで記
述し、デジタルシグナルプロセッサで処理する構成とし
ても全く同様に動作する。この場合検波器34、ウエイ
ト計算部6、乗算器71、合成部72における信号処理
も同様にソフトウエアで記述し、デジタルシグナルプロ
セッサで処理する構成とすることもできる。
号反転部64、加算器66等の処理をソフトウェアで記
述し、デジタルシグナルプロセッサで処理する構成とし
ても全く同様に動作する。この場合検波器34、ウエイ
ト計算部6、乗算器71、合成部72における信号処理
も同様にソフトウエアで記述し、デジタルシグナルプロ
セッサで処理する構成とすることもできる。
【0046】以上のように構成された無線基地局装置に
ついて、以下その動作を説明する。いま、各部の位相
(伝達)特性が図4に示す特性であったとすると、実施
の形態1と同様に補正値メモリ65には(数1)で示す
K−1個の値が格納される。次に受信期間においては、
アンテナ切換器2が図中R側へ接続され、アンテナ1で
受信された受信信号は、受信回路4で各ブランチ毎にベ
ースバンド信号にそれぞれ変換され、乗算器71および
合成部72で重み付け加算されて復調出力を得る。つま
り検波部の構成を除き、実施の形態1と全く同様に受信
動作する。この時、受信回路4のキャリア再生部42で
得られる再生搬送波のブランチ1に対する位相差が位相
差検出部61で検出され、メモリ63に取り込まれる。
ついて、以下その動作を説明する。いま、各部の位相
(伝達)特性が図4に示す特性であったとすると、実施
の形態1と同様に補正値メモリ65には(数1)で示す
K−1個の値が格納される。次に受信期間においては、
アンテナ切換器2が図中R側へ接続され、アンテナ1で
受信された受信信号は、受信回路4で各ブランチ毎にベ
ースバンド信号にそれぞれ変換され、乗算器71および
合成部72で重み付け加算されて復調出力を得る。つま
り検波部の構成を除き、実施の形態1と全く同様に受信
動作する。この時、受信回路4のキャリア再生部42で
得られる再生搬送波のブランチ1に対する位相差が位相
差検出部61で検出され、メモリ63に取り込まれる。
【0047】次に送信時にはアンテナ切換器2が図中T
側へ接続され、送信データに従って変調された送信信号
が変調器8で生成され、周波数変換器9で通信周波数へ
変換される。周波数変換された送信信号は、直接または
移相器10を介して電力増幅器11で増幅され、アンテ
ナ切換器2およびアンテナ1を介して移動局へ送信され
る。この時メモリ63に受信時に格納された値が読み出
され、符号反転部64、減算器66を介して得られた値
K−1個の値が移相器10に設定される。再生搬送波の
位相は、同期検波器41の入力における真の搬送波位相
にほぼ追従しているので、移相器10に設定される値は
(数2)となる。従って実施の形態1と同様に移動局の
移動速度が十分遅く、受信期間からの伝播路位相特性変
化が無視できるならば、ブランチ1から送信される電波
の移動局における搬送波位相ψ1と、他の各ブランチか
ら送信される電波の移動局における搬送波位相ψ2,
ψ3,...ψKは互いに同相となり、実施の形態1と同
様の効果が得られる。
側へ接続され、送信データに従って変調された送信信号
が変調器8で生成され、周波数変換器9で通信周波数へ
変換される。周波数変換された送信信号は、直接または
移相器10を介して電力増幅器11で増幅され、アンテ
ナ切換器2およびアンテナ1を介して移動局へ送信され
る。この時メモリ63に受信時に格納された値が読み出
され、符号反転部64、減算器66を介して得られた値
K−1個の値が移相器10に設定される。再生搬送波の
位相は、同期検波器41の入力における真の搬送波位相
にほぼ追従しているので、移相器10に設定される値は
(数2)となる。従って実施の形態1と同様に移動局の
移動速度が十分遅く、受信期間からの伝播路位相特性変
化が無視できるならば、ブランチ1から送信される電波
の移動局における搬送波位相ψ1と、他の各ブランチか
ら送信される電波の移動局における搬送波位相ψ2,
ψ3,...ψKは互いに同相となり、実施の形態1と同
様の効果が得られる。
【0048】なお、上記実施の形態1,2の受信回路3
または4におけるリミタ増幅器33は、自動利得制御
(AGC)増幅回路でも良い。この場合、該回路の出力
に於ける受信信号は、平均的振幅が一定値に維持される
が、変調による振幅変動は保存されて検波器に供給され
る。従ってバンドパスフィルタ32の通過帯域幅をやや
広くしておき、検波器の入力においてA/D変換してデ
ジタル信号に変換した後、デジタルフィルタにより実現
した整合フィルタとしてのローパスフィルタを介してか
ら検波の信号処理を行う構成とすることができる。この
ようにデジタル信号処理により整合フィルタを形成する
ことにより、より精度良く最適な伝達関数が形成でき、
受信感度が向上する。
または4におけるリミタ増幅器33は、自動利得制御
(AGC)増幅回路でも良い。この場合、該回路の出力
に於ける受信信号は、平均的振幅が一定値に維持される
が、変調による振幅変動は保存されて検波器に供給され
る。従ってバンドパスフィルタ32の通過帯域幅をやや
広くしておき、検波器の入力においてA/D変換してデ
ジタル信号に変換した後、デジタルフィルタにより実現
した整合フィルタとしてのローパスフィルタを介してか
ら検波の信号処理を行う構成とすることができる。この
ようにデジタル信号処理により整合フィルタを形成する
ことにより、より精度良く最適な伝達関数が形成でき、
受信感度が向上する。
【0049】(実施の形態3)図6は本発明の実施の形
態3における無線基地局装置のブロック図である。図6
において、1はアンテナ、2はアンテナ切換器で、これ
らは実施の形態1で説明したものと同様である。5は各
ブランチ毎にアンテナ1で得られた受信信号を位相ベー
スバンド信号に変換する受信回路で、高周波回路51、
準同期検波器52、ローパスフィルタ53、極座標変換
部54および検波部55から構成される。受信信号は高
周波回路51で所望のレベルに増幅され、準同期検波器
52で周波数が受信信号の搬送波周波数と概略等しい局
部発振信号と直交検波され、直交、同相の非同期ベース
バンド信号に変換される。該非同期ベースバンド信号は
ローパスフィルタ53で、ベースバンド信号帯域外の雑
音や残留搬送波成分が除去される。ローパスフィルタ5
3はできるだけ符号間干渉が生じない範囲で狭帯域なも
の、すなわち送信波形に対応した整合フィルタとして
の、あるいはそれに近似した周波数特性を有するもので
ある。
態3における無線基地局装置のブロック図である。図6
において、1はアンテナ、2はアンテナ切換器で、これ
らは実施の形態1で説明したものと同様である。5は各
ブランチ毎にアンテナ1で得られた受信信号を位相ベー
スバンド信号に変換する受信回路で、高周波回路51、
準同期検波器52、ローパスフィルタ53、極座標変換
部54および検波部55から構成される。受信信号は高
周波回路51で所望のレベルに増幅され、準同期検波器
52で周波数が受信信号の搬送波周波数と概略等しい局
部発振信号と直交検波され、直交、同相の非同期ベース
バンド信号に変換される。該非同期ベースバンド信号は
ローパスフィルタ53で、ベースバンド信号帯域外の雑
音や残留搬送波成分が除去される。ローパスフィルタ5
3はできるだけ符号間干渉が生じない範囲で狭帯域なも
の、すなわち送信波形に対応した整合フィルタとして
の、あるいはそれに近似した周波数特性を有するもので
ある。
【0050】極座標変換部54では、該非同期ベースバ
ンド信号の同相成分を実軸、直交成分を虚軸にとり極座
標変換され、位相と振幅成分に変換される。振幅成分は
RSSIとして出力される。位相成分は検波器55で検
波され、位相ベースバンド信号となる。検波器の構成と
しては1シンボル間の差分を出力する遅延検波や、文献
(S.Katoほか、「A new burst co
herent demodulator for mi
crocellular TDMA/TDDsyste
ms」IEICE Transactions on
communications, vol.E77−
B, pp.927−933)に詳述されているような
位相信号による同期検波を用いる。
ンド信号の同相成分を実軸、直交成分を虚軸にとり極座
標変換され、位相と振幅成分に変換される。振幅成分は
RSSIとして出力される。位相成分は検波器55で検
波され、位相ベースバンド信号となる。検波器の構成と
しては1シンボル間の差分を出力する遅延検波や、文献
(S.Katoほか、「A new burst co
herent demodulator for mi
crocellular TDMA/TDDsyste
ms」IEICE Transactions on
communications, vol.E77−
B, pp.927−933)に詳述されているような
位相信号による同期検波を用いる。
【0051】6はウエイト計算部で、実施の形態1で説
明したものと同様である。73は合成部で、例えば特開
平6−268559公報に示された構成によりダイバー
シティ合成され、判定されて復調出力を得る。610は
位相差検出部で、各ブランチの受信信号の、あるブラン
チに対する位相差を検出するもので、K−1個の出力を
出力が得られる。本実施の形態3ではブランチ1に対す
る位相差を出力するものである。位相差検出器610は
K−1個の減算器で構成でき、簡単な構成となる。
明したものと同様である。73は合成部で、例えば特開
平6−268559公報に示された構成によりダイバー
シティ合成され、判定されて復調出力を得る。610は
位相差検出部で、各ブランチの受信信号の、あるブラン
チに対する位相差を検出するもので、K−1個の出力を
出力が得られる。本実施の形態3ではブランチ1に対す
る位相差を出力するものである。位相差検出器610は
K−1個の減算器で構成でき、簡単な構成となる。
【0052】620はローパスフィルタで、位相差検出
器610の出力を時間的に平均化し、雑音等の誤差成分
を低減する。63はメモリ、64は符号反転部、65は
補正値メモリ、66は加算器、8は変調器、10移相
器、11電力増幅器で、これらの構成は、実施の形態1
で説明したものと同様である。90は増幅器で、変調器
8の送信信号を所要のレベルに増幅する。
器610の出力を時間的に平均化し、雑音等の誤差成分
を低減する。63はメモリ、64は符号反転部、65は
補正値メモリ、66は加算器、8は変調器、10移相
器、11電力増幅器で、これらの構成は、実施の形態1
で説明したものと同様である。90は増幅器で、変調器
8の送信信号を所要のレベルに増幅する。
【0053】以上の構成で、位相差検出器610、ロー
パスフィルタ620、メモリ63、符号反転部64、加
算器66等の処理をソフトウエアで記述し、デジタルシ
グナルプロセッサで処理する構成としても全く同様に動
作する。この場合検波器34、ウエイト計算部6、乗算
器71、合成部72における信号処理も同様にソフトウ
エアで記述し、デジタルシグナルプロセッサで処理する
構成とすることもできる。
パスフィルタ620、メモリ63、符号反転部64、加
算器66等の処理をソフトウエアで記述し、デジタルシ
グナルプロセッサで処理する構成としても全く同様に動
作する。この場合検波器34、ウエイト計算部6、乗算
器71、合成部72における信号処理も同様にソフトウ
エアで記述し、デジタルシグナルプロセッサで処理する
構成とすることもできる。
【0054】以上のように構成された無線基地局装置に
ついて、以下その動作を説明する。いま、各部の位相
(伝達)特性が図4に示す特性であったとすると、実施
の形態1と同様に補正値メモリ65には(数1)で示す
K−1個の値が格納される。次に受信期間においては、
アンテナ切換器2が図中R側へ接続され、アンテナ1で
受信された受信信号は、受信回路5で各ブランチ毎にベ
ースバンド信号にそれぞれ変換され、乗算器71および
合成部72で重み付け加算されて復調出力を得る。つま
り受信回路の構成を除き、実施の形態1と全く同様に受
信動作する。この時、準同期検波器52の入力における
受信信号のブランチ1に対する位相差が位相差検出部6
10で検出され、メモリ63に取り込まれる。次に送信
時にはアンテナ切換器2が図中T側へ接続され、送信デ
ータに従って変調された送信信号が変調器8で生成さ
れ、周波数変換器9で通信周波数へ変換される。
ついて、以下その動作を説明する。いま、各部の位相
(伝達)特性が図4に示す特性であったとすると、実施
の形態1と同様に補正値メモリ65には(数1)で示す
K−1個の値が格納される。次に受信期間においては、
アンテナ切換器2が図中R側へ接続され、アンテナ1で
受信された受信信号は、受信回路5で各ブランチ毎にベ
ースバンド信号にそれぞれ変換され、乗算器71および
合成部72で重み付け加算されて復調出力を得る。つま
り受信回路の構成を除き、実施の形態1と全く同様に受
信動作する。この時、準同期検波器52の入力における
受信信号のブランチ1に対する位相差が位相差検出部6
10で検出され、メモリ63に取り込まれる。次に送信
時にはアンテナ切換器2が図中T側へ接続され、送信デ
ータに従って変調された送信信号が変調器8で生成さ
れ、周波数変換器9で通信周波数へ変換される。
【0055】周波数変換された送信信号は、直接または
移相器10を介して電力増幅器11で増幅され、アンテ
ナ切換器2およびアンテナ1を介して移動局へ送信され
る。この時メモリ63に受信時に格納された値が読み出
され、符号反転部64、減算器66を介して得られたK
−1個の値が移相器10に設定される。従って実施の形
態1と同様に、移相器10に設定される値は(数2)と
なる。このときの受信回路位相特性はアンテナ切換器2
から準同期検波器52までの位相特性である。移動局の
移動速度が十分遅く、受信期間からの伝播路位相特性変
化が無視できるならば、ブランチ1から送信される電波
の移動局における搬送波位相ψ1と、他の各ブランチか
ら送信される電波の移動局における搬送波位相ψ2,
ψ3,...ψKは互いに同相となり、実施の形態1と同
様の効果が得られる。
移相器10を介して電力増幅器11で増幅され、アンテ
ナ切換器2およびアンテナ1を介して移動局へ送信され
る。この時メモリ63に受信時に格納された値が読み出
され、符号反転部64、減算器66を介して得られたK
−1個の値が移相器10に設定される。従って実施の形
態1と同様に、移相器10に設定される値は(数2)と
なる。このときの受信回路位相特性はアンテナ切換器2
から準同期検波器52までの位相特性である。移動局の
移動速度が十分遅く、受信期間からの伝播路位相特性変
化が無視できるならば、ブランチ1から送信される電波
の移動局における搬送波位相ψ1と、他の各ブランチか
ら送信される電波の移動局における搬送波位相ψ2,
ψ3,...ψKは互いに同相となり、実施の形態1と同
様の効果が得られる。
【0056】なお、以上の実施の形態1,2および3で
は全ブランチの出力、即ち電力増幅器11の出力は互い
に等しく一定のものを用いたが、ウエイト計算部6にお
いて各ブランチの受信レベル差を監視し、最大受信レベ
ルブランチに対し受信レベルが規定値以下のブランチに
ついては、送信電力を0とする制御を行う構成としても
良い。このように受信レベルが他ブランチに対して著し
く低い場合、即ち当該ブランチの伝播損失が大きい場合
には、当該ブランチの送信を停止しても移動局における
受信電力はほとんど変化しない。従って送信に要する消
費電力を平均的に低下させることができ、装置の小型化
に寄与できるのみならず、無用の送信を停止することに
よって近隣基地局などで同一周波数を使用している他の
通信に与える干渉も抑えることができる。つまり同一周
波数の繰り返し利用距離を短縮可能であり、周波数の利
用効率が向上する。
は全ブランチの出力、即ち電力増幅器11の出力は互い
に等しく一定のものを用いたが、ウエイト計算部6にお
いて各ブランチの受信レベル差を監視し、最大受信レベ
ルブランチに対し受信レベルが規定値以下のブランチに
ついては、送信電力を0とする制御を行う構成としても
良い。このように受信レベルが他ブランチに対して著し
く低い場合、即ち当該ブランチの伝播損失が大きい場合
には、当該ブランチの送信を停止しても移動局における
受信電力はほとんど変化しない。従って送信に要する消
費電力を平均的に低下させることができ、装置の小型化
に寄与できるのみならず、無用の送信を停止することに
よって近隣基地局などで同一周波数を使用している他の
通信に与える干渉も抑えることができる。つまり同一周
波数の繰り返し利用距離を短縮可能であり、周波数の利
用効率が向上する。
【0057】(実施の形態4)以上の実施の形態1,2
および3は、送信回路における移相器10を、電力増幅
器11の入力側へ配する構成としたので、移相器10の
挿入損失が大きい場合でも送信回路の電力効率の低下は
少ない。しかし、挿入損失が少ない移相器を用いると、
図7に示す構成とすることもできる。
および3は、送信回路における移相器10を、電力増幅
器11の入力側へ配する構成としたので、移相器10の
挿入損失が大きい場合でも送信回路の電力効率の低下は
少ない。しかし、挿入損失が少ない移相器を用いると、
図7に示す構成とすることもできる。
【0058】図7は本発明の実施の形態4における無線
基地局装置のブロック図である。図7において、1はア
ンテナ、2はアンテナ切換器、3は受信回路、6はウエ
イト計算部、71は乗算器、72は合成部、61は位相
差検出部、63はメモリ、64は符号反転部、65は補
正値メモリ、66は加算器、8は変調器、9周波数変換
器で、これらの構成は、実施の形態1で説明したものと
同様である。
基地局装置のブロック図である。図7において、1はア
ンテナ、2はアンテナ切換器、3は受信回路、6はウエ
イト計算部、71は乗算器、72は合成部、61は位相
差検出部、63はメモリ、64は符号反転部、65は補
正値メモリ、66は加算器、8は変調器、9周波数変換
器で、これらの構成は、実施の形態1で説明したものと
同様である。
【0059】110は電力増幅器で、実施の形態1,
2,3における電力増幅器11のK倍の出力電力のもの
である。100は移相器で、比較的低損失な構成のもの
が用いられる。例えば、図8に示す同軸線路などの受動
回路による固定移相回路を複数設けて切り換える構成が
用いられる。
2,3における電力増幅器11のK倍の出力電力のもの
である。100は移相器で、比較的低損失な構成のもの
が用いられる。例えば、図8に示す同軸線路などの受動
回路による固定移相回路を複数設けて切り換える構成が
用いられる。
【0060】101は移相回路としての分布定数線路、
102は切り換えスイッチである。このような構成とし
た場合、移相回路は低損失とできる。設定可能な移相量
は離散的な値となるが、分解能、即ち位相の切換ステッ
プはπ/2以下にすればよい。該分解能がπ/2のと
き、図4および(数4)から明らかなように、各ブラン
チからの移動局への到来波の位相ψ1,ψ2,...ψK
は、最大で±π/4の誤差を生じる。従って任意の2ブ
ランチの到来波間の位相差は、最大π/2である。しか
しπ/2位相が異なる信号を加算しても、元の信号より
振幅が低下することはなく、必ず振幅は増加する。この
時の振幅の、同相で合成された振幅に対する劣化量は1
/√2、即ち3dBである。しかし移相量の誤差は0か
ら±π/4の間で一様に分布する値なので、平均的な劣
化量はさらに少ない値となる。
102は切り換えスイッチである。このような構成とし
た場合、移相回路は低損失とできる。設定可能な移相量
は離散的な値となるが、分解能、即ち位相の切換ステッ
プはπ/2以下にすればよい。該分解能がπ/2のと
き、図4および(数4)から明らかなように、各ブラン
チからの移動局への到来波の位相ψ1,ψ2,...ψK
は、最大で±π/4の誤差を生じる。従って任意の2ブ
ランチの到来波間の位相差は、最大π/2である。しか
しπ/2位相が異なる信号を加算しても、元の信号より
振幅が低下することはなく、必ず振幅は増加する。この
時の振幅の、同相で合成された振幅に対する劣化量は1
/√2、即ち3dBである。しかし移相量の誤差は0か
ら±π/4の間で一様に分布する値なので、平均的な劣
化量はさらに少ない値となる。
【0061】上記のように、移相器100を電力増幅器
11の出力側に配することで電力増幅器が1個となり、
構成が簡単になる。なお、図7では受信回路を図1の実
施の形態1と同一の構成としたが、図5、図6の実施の
形態2および3と同一の受信回路を用いても全く同様の
効果を得ることができる。
11の出力側に配することで電力増幅器が1個となり、
構成が簡単になる。なお、図7では受信回路を図1の実
施の形態1と同一の構成としたが、図5、図6の実施の
形態2および3と同一の受信回路を用いても全く同様の
効果を得ることができる。
【0062】
【発明の効果】本発明によれば、各ブランチの合計送信
電力を、従来の送信選択ダイバーシティによる送信電力
から増加させることなく、下り回線の伝送品質を向上さ
せることができる。即ちゾーンが拡大する。したがっ
て、特に郊外地等の低トラフィック地域で、できるだけ
ゾーン半径を大きくとることが望ましい場合に好適な無
線基地局装置を実現できる。また、送信電力は常に一定
なので、送信電力増幅器のダイナミックレンジは従来の
送信選択ダイバーシティによる基地局装置と同程度のも
のでよい。しかも出力可変による位相変化特性は考慮す
る必要がないので、送信最大比合成ダイバーシティによ
る基地局装置よりも構造が簡単で安価な送信電力増幅器
が利用でき、装置の小型、低コスト化が可能となる。さ
らに最大受信レベルブランチに対し受信レベルが規定値
以下のブランチについては、送信電力を0とする制御を
行うことで送信に要する消費電力を平均的に低下させる
ことができ、周波数の利用効率が向上する優れた無線基
地局装置を実現できる。
電力を、従来の送信選択ダイバーシティによる送信電力
から増加させることなく、下り回線の伝送品質を向上さ
せることができる。即ちゾーンが拡大する。したがっ
て、特に郊外地等の低トラフィック地域で、できるだけ
ゾーン半径を大きくとることが望ましい場合に好適な無
線基地局装置を実現できる。また、送信電力は常に一定
なので、送信電力増幅器のダイナミックレンジは従来の
送信選択ダイバーシティによる基地局装置と同程度のも
のでよい。しかも出力可変による位相変化特性は考慮す
る必要がないので、送信最大比合成ダイバーシティによ
る基地局装置よりも構造が簡単で安価な送信電力増幅器
が利用でき、装置の小型、低コスト化が可能となる。さ
らに最大受信レベルブランチに対し受信レベルが規定値
以下のブランチについては、送信電力を0とする制御を
行うことで送信に要する消費電力を平均的に低下させる
ことができ、周波数の利用効率が向上する優れた無線基
地局装置を実現できる。
【図1】本発明の実施の形態1における無線基地局装置
のブロック図
のブロック図
【図2】本発明の実施の形態1における無線基地局装置
の位相差検出部の構成を示す回路およびブロック図
の位相差検出部の構成を示す回路およびブロック図
【図3】本発明の実施の形態1における無線基地局装置
の位相差検出部の動作を示す説明図
の位相差検出部の動作を示す説明図
【図4】本発明の実施の形態1における無線基地局装置
の動作時の位相関係を示す説明図
の動作時の位相関係を示す説明図
【図5】本発明の実施の形態2における無線基地局装置
のブロック図
のブロック図
【図6】本発明の実施の形態3における無線基地局装置
のブロック図
のブロック図
【図7】本発明の実施の形態4における無線基地局装置
のブロック図
のブロック図
【図8】本発明の実施の形態4における無線基地局装置
の移相器の構成を示すブロック図
の移相器の構成を示すブロック図
【符号の説明】 1 アンテナ 2 アンテナ切換器 3 受信回路 4 受信回路 5 受信回路 6 ウエイト計算部 8 変調器 9 周波数変換器 10,100 移相器 11,110 電力増幅器 61 位相差検出部 63 メモリ 64 符号反転部 65 補正値メモリ 66 減算器 71 乗算器 72 合成部 101 分布定数線路 620 ローパスフィルタ
Claims (6)
- 【請求項1】複数のアンテナと、この複数のアンテナか
らそれぞれ受信信号を供給される複数の受信回路と、こ
の複数の受信回路の出力を合成する合成手段と、前記複
数の受信回路における各々の受信信号の位相、または前
記各々の受信信号相互間の位相差を検出する位相差検出
手段と、この位相差検出手段の出力を一時的に格納する
メモリと、変調された送信信号を生成する変調器と、前
記送信信号の位相を制御して出力する移相器と、前記送
信信号および前記移相器によって位相制御された送信信
号を所要の電力に増幅し前記複数のアンテナにそれぞれ
送信信号を供給する複数の電力増幅器とを備え、前記移
相器は前記メモリの内容に従って制御されることを特徴
とする無線基地局装置。 - 【請求項2】複数のアンテナと、この複数のアンテナか
らそれぞれ受信信号を供給される複数の受信回路と、こ
の複数の受信回路の出力を合成する合成手段と、前記複
数の受信回路における各々の受信信号の位相、または前
記各々の受信信号相互間の位相差を検出する位相差検出
手段と、この位相差検出手段の出力を一時的に格納する
メモリと、変調された送信信号を生成する変調器と、前
記送信信号を所要の電力に増幅する電力増幅器と、前記
電力増幅器の位相を制御して出力する移相器とを備え、
前記複数のアンテナは前記移相器および前記電力増幅器
からそれぞれ送信信号を供給され、前記移相器は前記メ
モリの内容に従って制御されることを特徴とする無線基
地局装置。 - 【請求項3】前記複数の受信回路は同期検波器を備え、
前記位相差検出手段は前記複数の受信部における前記同
期検波器において各々再生された搬送波の位相、または
前記搬送波の位相相互間の位相差を検出することを特徴
とする請求項1または2記載の無線基地局装置。 - 【請求項4】前記複数の受信部の受信信号強度を比較
し、前記電力増幅器の動作を制御可能な制御手段を備
え、前記複数の電力増幅器は出力を個々に停止する制御
が可能なものであって、前記制御手段により、前記複数
の受信部の受信信号強度のうち最大のものとの差が、予
め設定されたしきい値を下回る受信信号強度となった前
記受信部に対応する前記アンテナが存在した場合、この
アンテナに送信信号を供給する前記電力増幅器の出力を
停止させるよう制御することを特徴とする請求項1記載
の無線基地局装置。 - 【請求項5】前記移相器は、移相量を離散的な値を切り
換え設定可能なものであって、移相量の分解能が90度
以下となるよう構成されたことを特徴とする請求項1ま
たは2記載の無線基地局装置。 - 【請求項6】前記移相器は、移相量が固定され移相量が
互いに異なる複数の移相回路と、前記移相回路を切り換
える切換手段とを備え、移相量の分解能が90度以下と
なるよう構成されたことを特徴とする請求項1,2,5
のいずれかに記載の無線基地局装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9055828A JPH10256969A (ja) | 1997-03-11 | 1997-03-11 | 無線基地局装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9055828A JPH10256969A (ja) | 1997-03-11 | 1997-03-11 | 無線基地局装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10256969A true JPH10256969A (ja) | 1998-09-25 |
Family
ID=13009837
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9055828A Pending JPH10256969A (ja) | 1997-03-11 | 1997-03-11 | 無線基地局装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10256969A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001054304A1 (en) * | 2000-01-18 | 2001-07-26 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Radio communication device and radio communication method |
| KR100316777B1 (ko) * | 1999-08-24 | 2001-12-12 | 윤종용 | 차세대 이동 통신 시스템에서의 폐쇄 루프 전송 안테나 다이버시티 방법 및 이를 위한 기지국 장치 및 이동국 장치 |
| US6724808B1 (en) | 1999-07-02 | 2004-04-20 | Nec Corporation | Transmission power control method of measuring Eb/N0 after weighted signals are combined |
-
1997
- 1997-03-11 JP JP9055828A patent/JPH10256969A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6724808B1 (en) | 1999-07-02 | 2004-04-20 | Nec Corporation | Transmission power control method of measuring Eb/N0 after weighted signals are combined |
| KR100316777B1 (ko) * | 1999-08-24 | 2001-12-12 | 윤종용 | 차세대 이동 통신 시스템에서의 폐쇄 루프 전송 안테나 다이버시티 방법 및 이를 위한 기지국 장치 및 이동국 장치 |
| WO2001054304A1 (en) * | 2000-01-18 | 2001-07-26 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Radio communication device and radio communication method |
| JP2001203614A (ja) * | 2000-01-18 | 2001-07-27 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 基地局装置、通信端末装置、及び無線通信方法 |
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