JPH10257302A - 画像処理方法および装置 - Google Patents

画像処理方法および装置

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JPH10257302A
JPH10257302A JP9059029A JP5902997A JPH10257302A JP H10257302 A JPH10257302 A JP H10257302A JP 9059029 A JP9059029 A JP 9059029A JP 5902997 A JP5902997 A JP 5902997A JP H10257302 A JPH10257302 A JP H10257302A
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image data
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Application number
JP9059029A
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English (en)
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Kunio Ikuta
国男 生田
Osamu Kitagawa
修 北川
Takeshi Okuda
剛 奥田
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd filed Critical Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 出力される画像の鮮鋭度を制御することが可
能なN値化処理を行うための画像処理方法および装置を
提供すること。 【解決手段】 注目画素についてのM値の画像データS
pは加算器12と閾値発生部14に導かれる。加算器1
2では、N値化済みの画素から注目画素Pに分配された
誤差の累積値ΣEpが加算されて補正データShが生成さ
れ、N値化処理部13と誤差検出部15に送られる。一
方、閾値発生部14では、入力する画像データSpの値
に応じてN値化処理のための閾値を発生させる。N値化
処理部13では、閾値発生部14から送られてきた閾値
に基づいて補正データShをN値化し、N値データPoを
生成する。ここで得られたN値データPoは、誤差検出
部15に送られるとともに、画像処理装置300の出力
となる。N値化処理によって生じた誤差Eは誤差分配器
16と誤差メモリ18によって画素ごとに蓄積される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、M値(ただし、
Mは「M≧3」を満たす整数)で表現される画像データ
を、画素ごとにN値(ただし、Nは「M>N≧2」を満
たす整数)で表現される画像データに変換する画像処理
方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、画像を記録紙などに記録する
際には、画像を構成する複数の画素のうちの任意の画素
についてドット記録を行うか又はドット記録を行わない
かを決定し、それに基づいて画像を2値で記録する画像
記録装置がある。このような2値で画像を記録する際に
は、画像記録装置に出力される画像データは2値データ
である。
【0003】また、2値で画像を記録する装置以外に
も、階調表現を豊かにするために、画像データに応じて
ドットの大きさを変更して記録するものや、ドットのイ
ンキの濃淡を変更して記録する画像記録装置がある。こ
れらはいずれも3値以上で画像を記録する装置である。
そして、この3値以上で画像を記録する画像記録装置に
対しては、3値以上の画像データが出力される。
【0004】ところで、入力する画像データのとり得る
値の数が、画像記録装置に対して出力される画像データ
のとり得る値の数よりも大きい場合があり、このような
場合には、画像データの変換が行われる。すなわち、M
値(ただし、Mは「M≧3」を満たす整数)で表現され
る画像データを、画素ごとにN値(ただし、Nは「M>
N≧2」を満たす整数)で表現される画像データに変換
する処理が行われる。
【0005】このような変換を行う従来の画像処理装置
について説明する。図13は、従来の画像処理装置を示
す概略構成図である。処理対象である画素(以下、「注
目画素」という)についての入力するM値の画像データ
Spは、画像処理装置に入力すると、まず加算器302
に導かれる。加算器302では、既に処理されたN値化
済みの画素から注目画素Pに分配された誤差の累積値Σ
Epが加算され、補正データShが生成される。そして、
この補正データShはN値化処理部303と誤差検出部
305に送られる。N値化処理部303では、補正デー
タShを所定の閾値と比較することによってN値化が行
われ、N値データPoが出力される。
【0006】例えば、256値で表現される画像データ
Spを画素ごとに入力し、3値で表現される画像データ
に変換する3値化処理を行う場合、閾値は「64」,
「192」となり、補正データShが「63以下」のと
きは出力される3値データPoは「0」であり、「64
〜191」のときは3値データPoは「1」となり、
「192以上」のときは3値データPoは「2」とな
る。また、256値で表現される画像データSpを画素
ごとに入力し、2値で表現される画像データに変換する
2値化処理を行う場合、閾値は「128」となる。
【0007】このようにして得られたN値データPo
は、画像処理装置の出力となって画像記録装置に送られ
るとともに、誤差検出部305にも送られる。誤差検出
部305では、N値データPoをM値の画像データに変
換し、この変換された画像データと補正データShとに
基づいてN値化処理によって発生した誤差Eを導く。求
められた誤差Eは、誤差分配器306に送られる。そし
て、誤差分配器306では、注目画素Pの周辺に位置す
るN値化の未処理画素A,B,C,Dに対して誤差を分
配する。分配される誤差は、誤差メモリ308に画素ご
とに蓄積されていく。
【0008】このようにして注目画素についてのN値化
処理が終了する。そして、このような注目画素の処理を
画像を構成する全ての画素について行うことで画像全体
のN値化処理が終了する。
【0009】そして、画像記録装置では、この従来の画
像処理装置から送られてきた全ての画素についてのN値
データを基に画像をN値で記録する。
【0010】上記のような従来の画像処理装置におい
て、淡い背景に濃いリングを配置した画像をN値化処理
した場合について説明する。なお、入力する画像データ
Spは、「0」から「255」までの値をとり得る25
6値のデータであるとする。
【0011】まず、図14は、従来の画像処理装置で淡
い背景に濃いリングを配置した画像を2値化処理した結
果の記録画像を示す図である。256値で表現される画
像データSpを画素ごとに入力し、閾値を「128」と
して、補正データShと閾値の関係が「Sh<128」で
あれば2値データPoとして「0」を出力し、「Sh≧1
28」であれば「1」を出力する。そして、画像記録装
置は、送られてくる2値データPoが「0」であればド
ット記録を行わず、「1」であればドット記録を行って
いる。図14に示すように、濃度の濃いリングは、ほぼ
一定の分布密度で分布している。また、リングからY方
向に僅かにずれた位置の背景は、他の背景の部分と同じ
濃度であるにも関わらず、ドット記録が行われていな
い。
【0012】次に、図15は、従来の画像処理装置で淡
い背景に濃いリングを配置した画像を3値化処理した結
果の記録画像を示す図である。256値で表現される画
像データSpを画素ごとに入力し、閾値を「64」と
「192」として、補正データShと閾値の関係が「Sh
<64」であれば3値データPoとして「0」を出力
し、「64≦Sh<192」であれば「1」を出力し、
「Sh≧192」であれば「2」を出力する。そして、
画像記録装置は、送られてくる3値データPoが「0」
であればドット記録を行わず、「1」であればサイズの
小さいドット(以下、「小ドット」という)を使って記
録を行い、「2」であればサイズの大きいドット(以
下、「大ドット」という)を使って記録を行っている。
図15に示すように、濃度の濃いリングは、大ドットと
小ドットとがほぼ一定の分布密度で分布している。ま
た、リングからY方向に僅かにずれた位置の背景は、他
の背景の部分と同じ濃度であるにも関わらず、小ドット
での記録が行われていない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】図14および15に、
示すように濃度の濃いリングの部分のドット分布は、均
等な分布となっている。これは、従来の画像処理装置に
おいて、常に一定である所定の閾値を用いて補正データ
Shとの比較によりN値化処理を行っているためであ
り、このような処理では、N値化処理された画像の鮮鋭
度を制御することができないという問題があった。
【0014】この発明は、上記課題に鑑みてなされたも
のであって、出力される画像の鮮鋭度を制御することが
可能なN値化処理を行うための画像処理方法および装置
を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、画素ごとにM値(ただ
し、Mは「M≧3」を満たす整数)の画像データを、N
値(ただし、Nは「M>N≧2」を満たす整数)の画像
データに変換する方法であって、(a)注目画素および注
目画素の近辺に位置する画素のうちの少なくとも一方の
M値の画像データに基づいて閾値を得る工程と、(b)注
目画素についてのM値の画像データを既に処理された画
素から発生した誤差の累積値によって補正を行って補正
データを生成する工程と、(c)補正データと閾値とを比
較することにより注目画素のN値の画像データを生成す
る工程と、(d)工程(c)におけるN値の画像データの生成
に伴って発生する誤差を算出する工程と、(e)工程(d)で
算出した誤差を注目画素の近辺に位置する未処理の画素
に対して分配する工程とを有している。
【0016】請求項2に記載の発明は、画素ごとにM値
(ただし、Mは「M≧3」を満たす整数)の画像データ
を、N値(ただし、Nは「M>N≧2」を満たす整数)
の画像データに変換する装置であって、(a)注目画素お
よび注目画素の近辺に位置する画素のうちの少なくとも
一方のM値の画像データに基づいて閾値を得る手段と、
(b)注目画素についてのM値の画像データを既に処理さ
れた画素から発生した誤差の累積値によって補正を行っ
て補正データを生成する手段と、(c)補正データと閾値
とを比較することにより注目画素のN値の画像データを
生成する手段と、(d)手段(c)におけるN値の画像データ
の生成に伴って発生する誤差を算出する手段と、(e)手
段(d)で算出した誤差を注目画素の近辺に位置する未処
理の画素に対して分配する手段とを備えている。
【0017】
【発明の実施の形態】
<1.装置の概要>図1は、この発明の実施の形態が適
用される画像処理のシステム構成の概略図である。画像
信号供給装置100は、スキャナなどの画像読取り装置
又は光ディスクや磁気ディスクなどによる画像信号格納
装置から画像信号を出力することができる装置などであ
る。前処理部200は、画像信号供給装置100から与
えられる画像信号に種々の処理を施す装置である。その
種々の処理には、例えば、階調変換処理、鮮鋭度強調処
理などがある。そして前処理部200から得られる信号
は多値(多階調)の画像データである。この多値の画像
データは、一般的に表現すると、M値(ただし、Mは
「M≧3」を満たす整数)の画像データである。
【0018】そして、画像処理装置300は、この発明
が適用される部分であり、前処理部200から与えられ
る画素ごとのM値の画像データに対して2値化,3値化
などのN値化処理(ただし、Nは「M>N≧2」を満た
す整数)を行って、N値の画像データを生成する。
【0019】そして、この得られるN値の画像データを
画像記録装置400に転送する。画像記録装置400は
大ドットや小ドットといった大きさの異なるドットの分
布若しくはインキの濃いドットや淡いドットといった濃
度の異なるドットの分布で画像を記録する装置であり、
たとえばインキジェットプリンタあるいは熱転写記録装
置などである。なお、画像処理装置300から送られて
くる画像データが2値である場合には、ドットの大きさ
や濃淡の区別はなく、2値で記録が行われる。以上のよ
うなシステム構成となっている。
【0020】この発明の適用された画像処理装置300
について説明する前に、画像の処理の形態を説明する。
図2は、p行q列の画素から構成される画像を示す図で
ある。図2に示すようなp行q列の画素から構成される
画像を処理する場合は、注目画素Pを第0行第0列の画
素からはじめ、次に第0行第1列の画素を処理する。そ
して第0行第q列まで処理が済めば、第1行第0列に戻
り、同様に処理を繰返していき、第p行第q列まで処理
が終了すれば、この画像に対する処理が完了したことに
なる。このように、画像の2値化や3値化等のN値化処
理は注目画素Pについて1画素ずつ行う処理形態であ
る。なお、図2は、注目画素Pが第i行第j列まで進ん
だ状態を示しており、図に示す斜線領域は、N値化処理
が終了した領域である。なお、この図において、列が増
加する方向を主走査方向といい、行が増加する方向を副
走査方向という。
【0021】<2.第1の実施の形態>まず、第1の実
施の形態について説明する。図3は、この発明の第1の
実施の形態である画像処理装置300を示す概略構成図
である。注目画素についての入力するM値の画像データ
Spは、画像処理装置300に入力すると、加算器12
と閾値発生部14に導かれる。加算器12では、既に処
理されたN値化済みの画素から注目画素Pに分配された
誤差の累積値ΣEpが加算され、補正データShが生成さ
れる。そして、この補正データShはN値化処理部13
と誤差検出部15に送られる。一方、閾値発生部14で
は、入力する画像データSpの値に応じてN値化処理の
ための閾値を発生させる。ここで発生した閾値は、N値
化処理部13に送られる。
【0022】N値化処理部13では、閾値発生部14か
ら送られてきた閾値に基づいて補正データShをN値化
し、N値データPoを生成する。ここで得られたN値デ
ータPoは、誤差検出部15に送られるとともに、画像
処理装置300の出力となって画像記録装置400(図
1参照)に送られる。
【0023】そして、誤差検出部15では、N値データ
PoをM値の画像データに変換し、この変換された画像
データと補正データShとに基づいてN値化処理によっ
て発生した誤差Eを導く。求められた誤差Eは、誤差分
配器16に送られる。
【0024】そして、誤差分配器16では、注目画素P
の周辺に位置するN値化の未処理画素A,B,C,Dに
対して誤差を分配する。ここで誤差Eは、例えば、未処
理画素A,B,C,Dに対して「7/16,5/16,
3/16,1/16」の割合で分配される。そして、各
未処理画素に分配された誤差は、誤差メモリ18に送ら
れる。誤差メモリ18では、誤差分配器16によって分
配された誤差に基づいて、画素ごとに分配された誤差を
蓄積していく。ここで未処理画素A,B,C,Dに蓄積
される誤差は後にこれらの画素が注目画素Pとなった際
に、加算器12に送られることになる。そして、このよ
うにN値化によって発生する誤差Eを注目画素Pの近辺
に位置する未処理画素に対して分配することにより、画
像全体でみれば、N値化による誤差を解消することがで
き、入力する画像との整合性の高い記録画像を得ること
ができる。
【0025】このようにして、注目画素Pに対するN値
化処理が完了し、注目画素が次の処理対象の画素に移動
する。そして、移動後の注目画素についても同様の処理
が行われる。そして、全ての画素について同様の処理が
終了すると、画像全体のN値化処理が完了する。
【0026】ここで、閾値発生部14は、入力する画像
データSpの値に応じてN値化処理のための閾値を発生
させるということは既に説明したが、その一例について
説明する。N値化処理部13で行われる処理が、例え
ば、2値化処理であれば閾値は1つであり、3値化処理
であれば閾値は2つである。これを一般的に考えると閾
値発生部14で発生する閾値は(N−1)個である。そ
して得られる閾値は、N値化処理部13に送られて、N
値化処理の際の閾値として用いられる。また、入力する
画像データSpに応じた閾値を発生する。
【0027】ここで、閾値を発生させる一例として、予
めメモリなどの記憶媒体に入力する画像データSpの値
に対して出力する閾値をテーブルとして記憶保持してお
く。そして、画像データSpが入力すると、記憶保持し
ているテーブルを参照して画像データSpの値に応じた
閾値を獲得する。このような入力に対する出力の関係を
予めテーブルとして保持しておき、そのテーブルを参照
することによって出力を得るルックアップテーブル(L
UT)方式によって、閾値発生部14を構成することが
好ましい。
【0028】N値化処理部13で行われる処理が2値化
処理である場合において、例えば、閾値として画像デー
タSpの3分の1の値「Sp/3」などがN値化処理部1
3に送られるとする。この場合、N値化処理部13で行
われる2値化処理は、入力する画像データSpの1/3
の値となる閾値に基づいて2値化処理が行われる。この
ときN値化処理部13で行われる処理は、補正データS
hと閾値との比較を行い、「Sh<Sp/3」であれば出
力される2値データPoは「0」となり、「Sh≧Sp/
3」であれば出力される2値データPoは「1」とな
る。
【0029】また、このような場合で誤差検出部15で
行われる処理は、入力する画像データSpが「0」から
「255」までの値をとり得る256値のデータである
とした場合、まず出力される2値データPoの値が
「1」であるときはその値を256値の画像データに対
応する「255」の値に変換する。また、2値データP
oの値が「0」であるときはその値を256値の画像デ
ータに対応する「0」の値に変換する。そして、変換に
よって得られた256値の画像データと補正データSh
との差分を得ることによって2値化によって発生した誤
差Eを導くことができる。また、N値化処理ということ
で一般的に表現すると、N値データPoをM値で表現し
たときに対応するM値データと補正データShとの差分
を求めて誤差Eを導くことになる。
【0030】この実施の形態における画像処理装置30
0は、以上のような構成となっている。そして、閾値発
生部14において入力する画像データSpの値に応じた
閾値を得ることがことができる。
【0031】このような画像処理装置300を用いて、
淡い背景に濃いリングを配置した画像をN値化処理した
場合について説明する。なお、入力する画像データSp
は、「0」から「255」までの値をとり得る256値
のデータであるとする。
【0032】まず、画像処理装置300において、25
6値で表現される画像データSpを画素ごとに入力し、
閾値発生部14では画像データSpの3分の1の値であ
る「Sp/3」を閾値として発生し、N値化処理部13
では補正データShと閾値「Sp/3」の関係が「Sh<
Sp/3」であれば2値データPoとして「0」を出力
し、「Sh≧Sp/3」であれば「1」を出力する2値化
処理を行う場合について説明する。従って、画像記録装
置400では、送られてくる2値データPoが「0」で
あればドット記録を行わず、「1」であればドット記録
を行う。
【0033】図4は、この実施の形態の画像処理装置3
00で淡い背景に濃いリングを配置した画像を閾値「S
p/3」で2値化処理した結果の記録画像を示す図であ
る。なお、この図および以下に示す図において、X方向
は主走査方向であり、Y方向は副走査方向を示してい
る。図4に示すように、従来の画像処理装置で2値化処
理した場合の記録画像(図14参照)に比べて、リング
からY方向に僅かにずれた位置の背景にも、ドットの記
録が行われており、Y方向に見ると鮮鋭度が低下したソ
フトな画像となっている。すなわち、従来の画像処理装
置で処理した場合は、Y方向にドットの記録のが行われ
ない領域が広く分布するため視覚的にY方向の階調変化
が大きいが、この実施の形態の画像処理装置で閾値を
「Sp/3」とすることにより、視覚的にY方向の階調
変化が滑らかな記録画像が得られる。
【0034】この理由について検証する。補正データS
hは、入力した画像データSpと注目画素Pに分配された
誤差の累積値ΣEpとが加算されたデータである。そし
て、N値化処理部13で2値化を行う際に、画像データ
Spの3分の1の値を閾値としている。従って、N値化
処理部13で行われる2値化処理は、換言すると、 「Sp+ΣEp<Sp/3」であれば、「Po=0」 「Sp+ΣEp≧Sp/3」であれば、「Po=1」 ということになる。従って、注目画素Pの画像データS
pの値が急激に変化したとすると、それに応じて閾値も
画像データSpの変化量の3分の1に相当する変化を示
すことになり、2値化処理される際には、入力する画像
データSpの変化量は3分の2に減少されることにな
る。すなわち、画像のエッジなどの領域で画像データが
大きな変化を示していても、その変化量が抑制される状
態で2値化処理されるため、入力画像の有する鮮鋭度を
低下させ、ソフトな画像が生成される。
【0035】次に、画像処理装置300において、25
6値で表現される画像データSpを画素ごとに入力し、
閾値発生部14では画像データSpに基づく「Sp/3」
と「Sp/3+128」を閾値として発生し、N値化処
理部13では補正データShと閾値「Sp/3」,「Sp
/3+128」の関係が「Sh<Sp/3」であれば3値
データPoとして「0」を出力し、「Sp/3≦Sh<Sp
/3+128」であれば「1」を出力し、「Sh≧Sp/
3+128」であれば「2」を出力する3値化処理を行
う場合について説明する。従って、画像記録装置400
では、送られてくる3値データPoが「0」であればド
ット記録を行わず、「1」であれば小ドットで記録を行
い、「2」であれば大ドットで記録が行われる。
【0036】図5は、この実施の形態の画像処理装置3
00で淡い背景に濃いリングを配置した画像を閾値「S
p/3」,「Sp/3+128」で3値化処理した結果の
記録画像を示す図である。図5に示すように、従来の画
像処理装置で3値化処理した場合の記録画像(図15参
照)に比べて、外縁部および内縁部に小ドットの分布が
多く、大ドットはリングの幅の中央部に多く分布するよ
うな画像となっている。すなわち、図5に示す画像は、
視覚的に階調変化が滑らかな鮮鋭度が低下したソフトな
画像となっている。
【0037】この理由についても先述した2値化処理の
場合と同様である。補正データShは、入力した画像デ
ータSpと注目画素Pに分配された誤差の累積値ΣEpと
が加算されたデータである。そして、N値化処理部13
で3値化を行う際の閾値として「Sp/3」と「Sp/3
+128」を採用している。従って、N値化処理部13
で行われる3値化処理は、換言すると、 「Sp+ΣEp<Sp/3」であれば、「Po=0」 「Sp/3≦Sp+ΣEp<Sp/3+128」であれば、
「Po=1」 「Sp/3+128≦Sp+ΣEp」であれば、「Po=
2」 ということになる。従って、注目画素Pの画像データS
pの値が急激に変化したとすると、それに応じて各閾値
も画像データSpの変化量の3分の1に相当する変化を
示すことになり、3値化処理される際には、入力する画
像データSpの変化量は3分の2に減少されることにな
る。すなわち、画像のエッジなどの領域で画像データが
大きな変化を示していても、その変化量が抑制される状
態で3値化処理されるため、入力画像の有する鮮鋭度を
低下させ、ソフトな画像が生成される。
【0038】次に、画像処理装置300において、25
6値で表現される画像データSpを画素ごとに入力し、
閾値発生部14では画像データSpを閾値として発生
し、N値化処理部13では補正データShと閾値「Sp」
の関係が「Sh<Sp」であれば2値データPoとして
「0」を出力し、「Sh≧Sp」であれば「1」を出力す
る2値化処理を行う場合について説明する。従って、画
像記録装置400では、送られてくる2値データPoが
「0」であればドット記録を行わず、「1」であればド
ット記録を行う。
【0039】図6は、この実施の形態の画像処理装置3
00で淡い背景に濃いリングを配置した画像を閾値「S
p」で2値化処理した結果の記録画像を示す図である。
図6に示すように、従来の画像処理装置で2値化処理し
た場合の記録画像(図14参照)に比べて、リングの外
縁部と内縁部のドットの分布状態が粗くなり、鮮鋭度の
低下したソフトな画像となっている。また、閾値を「S
p/3」とした場合の記録画像(図4参照)と比較する
と、さらに鮮鋭度の低下した画像となっている。すなわ
ち、図6に示す記録画像の方が、図4に示す記録画像よ
りも視覚的に階調変化が滑らかな記録画像となってい
る。
【0040】この理由について検証する。補正データS
hは、入力した画像データSpと注目画素Pに分配された
誤差の累積値ΣEpとが加算されたデータである。そし
て、N値化処理部13で2値化を行う際に、画像データ
Spを閾値としている。従って、N値化処理部13で行
われる2値化処理は、換言すると、 「Sp+ΣEp<Sp」であれば、「Po=0」 「Sp+ΣEp≧Sp」であれば、「Po=1」 ということになる。この2つの条件式の右辺と左辺にあ
る「Sp」は互いに打ち消し合う。従って、注目画素P
の画像データSpの値が急激に変化したところで、2値
化処理される際には、それ以前に処理された画素から発
生し、注目画素Pに蓄積された誤差の累積値ΣEpが正
であればドット記録が行われ、負であればドット記録が
行われないということになる。すなわち注目画素Pが画
像のエッジ部分になっても、出力される2値データPo
には、その注目画素Pの画像データSpは考慮されない
ということになる。そして、このような場合には、誤差
検出部15で検出される誤差Eは大きな値となり、注目
画素Pの近辺に位置する2値化の未処理画素に対して分
配される。そして、大きな誤差Eが分配された未処理画
素が後に注目画素となったとき、誤差の累積値ΣEpも
大きな値となっているためにドットの記録が行われる。
このように、画像のエッジなどの領域で画像データが大
きな変化を示していても、それ以前に処理された画像部
分から発生した誤差に基づいて2値化処理されるため、
入力画像の有する鮮鋭度を低下させ、ソフトな画像が生
成される。
【0041】次に、画像処理装置300において、25
6値で表現される画像データSpを画素ごとに入力し、
閾値発生部14では画像データ「Sp」と「Sp+12
8」を閾値として発生し、N値化処理部13では補正デ
ータShと閾値「Sp」,「Sp+128」の関係が「S
h<Sp」であれば3値データPoとして「0」を出力
し、「Sp≦Sh<Sp+128」であれば「1」を出力
し、「Sh≧Sp+128」であれば「2」を出力する3
値化処理を行う場合について説明する。従って、画像記
録装置400では、送られてくる3値データPoが
「0」であればドット記録を行わず、「1」であれば小
ドットで記録を行い、「2」であれば大ドットで記録が
行われる。
【0042】図7は、この実施の形態の画像処理装置3
00で淡い背景に濃いリングを配置した画像を閾値「S
p」,「Sp+128」で3値化処理した結果の記録画像
を示す図である。図7に示すように、従来の画像処理装
置で3値化処理した場合の記録画像(図15参照)に比
べて、外縁部および内縁部に小ドットの分布が多く、大
ドットはリングの幅の中央部に多く分布するような画像
となっている。また、閾値を「Sp/3」,「Sp/3+
128」とした場合の記録画像(図5参照)と比較する
と、さらに鮮鋭度の低下した画像となっている。すなわ
ち、図7に示す画像は、さらに視覚的に階調変化が滑ら
かな鮮鋭度が低下したソフトな画像となっている。
【0043】この理由についても前述の2値化処理の場
合と同様である。補正データShは、入力した画像デー
タSpと注目画素Pに分配された誤差の累積値ΣEpとが
加算されたデータである。そして、N値化処理部13で
3値化を行う際の閾値として「Sp」と「Sp+128」
を採用している。従って、N値化処理部13で行われる
3値化処理は、換言すると、 「Sp+ΣEp<Sp」であれば、「Po=0」 「Sp≦Sp+ΣEp<Sp+128」であれば、「Po=
1」 「Sp+128≦Sp+ΣEp」であれば、「Po=2」 ということになる。各条件式にある「Sp」は互いに打
ち消し合う。従って、注目画素Pの画像データSpの値
が急激に変化したところで、3値化処理される際には、
それ以前に処理された画素から発生し、注目画素Pに蓄
積された誤差の累積値ΣEpが負であればドット記録は
行わず、正であって「128」未満であれば小ドットの
記録が行われ、正であって「128」以上であれば大ド
ットの記録が行われるということになる。すなわち注目
画素Pが画像のエッジ部分になっても、出力される3値
データPoには、その注目画素Pの画像データSpは考慮
されず、誤差の累積値ΣEpのみが考慮されている。そ
して、このような場合には、誤差検出部15で検出され
る誤差Eは大きな値となり、注目画素Pの近辺に位置す
る3値化の未処理画素に対して分配される。そして、大
きな誤差Eが分配された未処理画素が後に注目画素とな
ったとき、誤差の累積値ΣEpも大きな値となっている
ために大ドットの記録が行われる。このように、画像の
エッジなどの領域で画像データが大きな変化を示してい
ても、それ以前に処理された画像部分から発生した誤差
に基づいて2値化処理されるため、入力画像の有する鮮
鋭度を低下させ、ソフトな画像が生成される。
【0044】次に、画像処理装置300において、25
6値で表現される画像データSpを画素ごとに入力し、
閾値発生部14では画像データSpに基づく閾値「−S
p」を発生し、N値化処理部13では補正データShと閾
値「−Sp」の関係が「Sh<−Sp」であれば2値デー
タPoとして「0」を出力し、「Sh≧−Sp」であれば
「1」を出力する2値化処理を行う場合について説明す
る。従って、画像記録装置400では、送られてくる2
値データPoが「0」であればドット記録を行わず、
「1」であればドット記録を行う。
【0045】図8は、この実施の形態の画像処理装置3
00で淡い背景に濃いリングを配置した画像を閾値「−
Sp」で2値化処理した結果の記録画像を示す図であ
る。図8に示すように、この場合は鮮鋭度の高い画像と
なっている。
【0046】この理由について検証する。補正データS
hは、入力した画像データSpと注目画素Pに分配された
誤差の累積値ΣEpとが加算されたデータであり、N値
化処理部13で2値化を行う際に、画像データSpに基
づく「−Sp」を閾値としている。従って、N値化処理
部13で行われる2値化処理は、換言すると、 「Sp+ΣEp<−Sp」であれば、「Po=0」 「Sp+ΣEp≧−Sp」であれば、「Po=1」 ということになる。従って、注目画素Pの画像データS
pの値がある方向に変化したとすると、それに応じて閾
値は逆の方向に画像データSpの変化量と等しい変化を
示すことになり、2値化処理される際には、入力する画
像データSpの変化量は2倍に増幅されることになる。
すなわち、画像のエッジなどの領域で画像データが大き
な変化を示すと、その変化量が2倍に増幅された状態で
2値化処理されるため、入力画像の有する鮮鋭度をさら
に高める作用が発揮される。
【0047】また、図8に示す記録画像は、視覚的にや
や不自然な画像ともいえるが、入力画像が文字や網点化
された画像などの2値画像を読み取って得られた画像で
ある場合は、好ましい記録画像が得られる。
【0048】次に、画像処理装置300において、25
6値で表現される画像データSpを画素ごとに入力し、
閾値発生部14では画像データSpに基づく「−Sp」と
「−Sp+128」を閾値として発生し、N値化処理部
13では補正データShと閾値「−Sp」,「−Sp+1
28」の関係が「Sh<−Sp」であれば3値データPo
として「0」を出力し、「−Sp≦Sh<−Sp+12
8」であれば「1」を出力し、「Sh≧−Sp+128」
であれば「2」を出力する3値化処理を行う場合につい
て説明する。従って、画像記録装置400では、送られ
てくる3値データPoが「0」であればドット記録を行
わず、「1」であれば小ドットで記録を行い、「2」で
あれば大ドットで記録が行われる。
【0049】図9は、この実施の形態の画像処理装置3
00で淡い背景に濃いリングを配置した画像を閾値「−
Sp」,「−Sp+128」で3値化処理した結果の記録
画像を示す図である。図9に示すように、この場合は、
大ドットはリングの外縁部又は内縁部に多く分布するよ
うな画像となっており、鮮鋭度の高い画像となってい
る。
【0050】この理由についても前述の2値化処理の場
合と同様である。補正データShは、入力した画像デー
タSpと注目画素Pに分配された誤差の累積値ΣEpとが
加算されたデータである。そして、N値化処理部13で
3値化を行う際の閾値として「−Sp」と「−Sp+12
8」を採用している。従って、N値化処理部13で行わ
れる3値化処理は、換言すると、 「Sp+ΣEp<−Sp」であれば、「Po=0」 「−Sp≦Sp+ΣEp<−Sp+128」であれば、「P
o=1」 「−Sp+128≦Sp+ΣEp」であれば、「Po=2」 ということになる。従って、注目画素Pの画像データS
pの値がある方向に変化したとすると、それに応じて閾
値は逆の方向に画像データSpの変化量と等しい変化を
示すことになり、3値化処理される際には、入力する画
像データSpの変化量は2倍に増幅されることになる。
すなわち、画像のエッジなどの領域で画像データが大き
な変化を示すと、その変化量が2倍に増幅された状態で
3値化処理されるため、入力画像の有する鮮鋭度をさら
に高める作用が発揮される。
【0051】また、図9に示す記録画像についても視覚
的にやや不自然な画像ともいえるが、入力画像が文字や
網点化された画像などの2値画像を読み取って得られた
画像である場合は、好ましい記録画像が得られる。
【0052】以上においては、2値化処理と3値化処理
についての処理結果の記録画像について説明を行った
が、4値化処理,5値化処理というようなN値化処理に
ついても同様のことがいえる。
【0053】これまで説明したように、この実施の形態
の画像処理装置によれば、入力する画像データSpに基
づいたN値化の閾値を発生させることができるととも
に、発生させる閾値に変化させることにより、N値化処
理された画像の鮮鋭度を制御することが可能となる。
【0054】<3.第2の実施の形態>次に、第2の実
施の形態について説明する。図10は、この発明の第2
の実施の形態である画像処理装置300を示す概略構成
図である。
【0055】注目画素についての入力するM値の画像デ
ータSpは、画像処理装置に入力すると、加算器12に
導かれる。加算器12では、既に処理されたN値化済み
の画素から注目画素Pに分配された誤差の累積値ΣEp
が加算され、補正データShが生成される。そして、こ
の補正データShはN値化処理部13と誤差検出部15
に送られる。
【0056】ところで、この画像処理装置300には注
目画素についてのM値の画像データSp以外に、注目画
素の左隣の画素についてのM値の画像データSqも入力
する。この画像データSqは閾値発生部14に導かれ
る。閾値発生部14では、入力する画像データSqの値
に応じてN値化処理のための閾値を発生させる。ここで
発生した閾値は、N値化処理部13に送られる。
【0057】N値化処理部13では、閾値発生部14か
ら送られてきた閾値に基づいて補正データShをN値化
し、N値データPoを生成する。ここで得られたN値デ
ータPoは、誤差検出部15に送られるとともに、画像
処理装置300の出力となって画像記録装置400(図
1参照)に送られるように構成されている。また、その
他の構成部における機能・作用の詳細は、第1の実施の
形態で説明した内容と同様である。
【0058】この実施の形態における画像処理装置が第
1の実施の形態で示した画像処理装置と異なる点は、注
目画素の左隣の画素についての画像データSqを入力
し、この画像データSqに基づいてN値化の際の閾値を
発生させている点である。
【0059】このような画像処理装置300を用いて、
淡い背景に濃いリングを配置した画像をN値化処理した
場合について説明する。なお、入力する画像データS
p,Sqは、「0」から「255」までの値をとり得る2
56値のデータであるとする。
【0060】まず、この実施の形態の画像処理装置30
0において、256値で表現される画像データSp,Sq
を画素ごとに入力し、閾値発生部14では画像データS
qの3分の1の値である「Sq/3」を閾値として発生
し、N値化処理部13では補正データShと閾値「Sq/
3」の関係が「Sh<Sq/3」であれば2値データPo
として「0」を出力し、「Sh≧Sq/3」であれば
「1」を出力する2値化処理を行う場合について説明す
る。従って、画像記録装置400は、送られてくる2値
データPoが「0」であればドット記録を行わず、
「1」であればドット記録を行うように構成されてい
る。
【0061】図11は、この実施の形態の画像処理装置
300で淡い背景に濃いリングを配置した画像を閾値
「Sq/3」で2値化処理した結果の記録画像を示す図
である。図11に示すように、このような画像処理装置
300で処理を行うとX方向にエッジが強調された鮮鋭
度の高い画像と成っている。
【0062】この理由は、注目画素の画像データSpが
左隣の画像データSqより大きい場合は、閾値が相対的
に低い値となるため、2値データPoは高いレベルすな
わち「1」を出力しやすくなり、逆に、画像データSp
が画像データSqより小さい場合は、閾値が相対的に高
い値となるため、2値データPoは低いレベルすなわち
「0」を出力しやすくなるからである。
【0063】次に、この実施の形態の画像処理装置30
0において、256値で表現される画像データSp,Sq
を画素ごとに入力し、閾値発生部14では画像データS
qに基づく「Sq/3」と「Sq/3+128」を閾値と
して発生し、N値化処理部13では補正データShと閾
値「Sq/3」,「Sq/3+128」の関係が「Sh<
Sq/3」であれば3値データPoとして「0」を出力
し、「Sq/3≦Sh<Sq/3+128」であれば
「1」を出力し、「Sq/3+128≦Sh」であれば
「2」を出力する3値化処理を行う場合について説明す
る。従って、画像記録装置400は、送られてくる3値
データPoが「0」であればドット記録を行わず、
「1」であれば小ドットで記録を行い、「2」であれば
大ドットで記録を行うように構成されている。
【0064】図12は、この実施の形態の画像処理装置
300で淡い背景に濃いリングを配置した画像を閾値
「Sq/3」,「Sq/3+128」で3値化処理した結
果の記録画像を示す図である。図12に示すように、こ
のような画像処理装置300で処理を行うとX方向にエ
ッジが強調された鮮鋭度の高い画像と成っている。
【0065】この理由は、先の2値化の場合と同様に、
注目画素の画像データSpが左隣の画像データSqより大
きい場合は、閾値が相対的に低い値となるため、3値デ
ータPoは高いレベルすなわち「2」を出力しやすくな
り、逆に、画像データSpが画像データSqより小さい場
合は、閾値が相対的に高い値となるため、3値データP
oは低いレベルすなわち「0」を出力しやすくなるから
である。
【0066】ここでは2値化処理と3値化処理について
の処理結果の記録画像について説明を行ったが、4値化
処理,5値化処理というようなN値化処理についても同
様のことがいえる。
【0067】これまで説明したように、この実施の形態
の画像処理装置によれば、画像データSqに基づいたN
値化の閾値を発生させることができるとともに、発生さ
せる閾値に変化させることにより、N値化処理された画
像の鮮鋭度を制御することが可能となる。
【0068】注目画素の左隣の画素の画像データSqに
基づいて、注目画素の画像データSpにN値化処理を施
すと、X方向にエッジが強調された鮮鋭度の高い記録画
像が得られる。従って、Y方向にエッジが強調された画
像を生成する場合には、注目画素の上隣の画素の画像デ
ータに基づいて閾値を導けば良い。すなわち、この実施
の形態では、一例として、「左隣の画素」について説明
したが、これに限定されるものではなく、強調するエッ
ジの方向性などを考慮して注目画素の近辺に位置する画
素のM値の画像データに基づいて閾値を導けば良い。
【0069】<4.変形例>これまで説明した画像処理
装置において、閾値発生部14で発生させる閾値をオペ
レータが変更できるようにしても良い。すなわち、第1
または第2の実施の形態で説明した画像処理装置300
に操作入力装置を設け、オペレータが操作入力装置から
所望の閾値を、注目画素やその近辺に位置する画素のM
値の画像データとの関係式の指定又は選択の形で入力す
ることにより、その入力された閾値に基づいてN値化処
理が行われる。例えば、N値化処理部13における処理
が2値化処理の場合、注目画素Pの画像データSpに基
づく「Sp」,「Sp/3」,「−Sp」等といった閾値
をオペレータが任意に選択可能であり、オペレータの所
望の閾値によって2値化処理を行うように構成すること
ができる。
【0070】そして、このようにオペレータの所望の閾
値を発生させることができるということは、N値化処理
の際の鮮鋭度を入力する画像ごとに可変にすることがで
きるということになる。
【0071】また、第1の実施の形態では、注目画素の
画像データに基づいて閾値を求めることについて説明
し、第2の実施の形態では、注目画素の近辺に位置する
画素の画像データに基づいて閾値を求めることについて
説明を行ったが、注目画素とその近辺に位置する画素と
の複数の画素の画像データに基づいて閾値を求めても良
い。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、注目画素および注目画素の近辺に位置す
る画素のうちの少なくとも一方のM値の画像データに基
づいて閾値を獲得するとともに、注目画素についてのM
値の画像データを既に処理された画素から発生した誤差
の累積値によって補正を行って補正データを生成し、補
正データと閾値とを比較することにより注目画素のN値
の画像データを生成し、そして、N値の画像データの生
成に伴って発生する誤差を算出し、得られた誤差を注目
画素の近辺に位置する未処理の画素に対して分配するた
め、N値化処理された画像の鮮鋭度を制御することが可
能となる。
【0073】請求項2に記載の発明によれば、注目画素
および注目画素の近辺に位置する画素のうちの少なくと
も一方のM値の画像データに基づいて閾値を獲得すると
ともに、注目画素についてのM値の画像データを既に処
理された画素から発生した誤差の累積値によって補正を
行って補正データを生成し、補正データと閾値とを比較
することにより注目画素のN値の画像データを生成し、
そして、N値の画像データの生成に伴って発生する誤差
を算出し、得られた誤差を注目画素の近辺に位置する未
処理の画素に対して分配するため、N値化処理された画
像の鮮鋭度の制御ができる装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態が適用される画像処理の
システム構成の概略図である。
【図2】p行q列の画素から構成される画像を示す図で
ある。
【図3】この発明の第1の実施の形態である画像処理装
置を示す概略構成図である。
【図4】この発明の第1の実施の形態の画像処理装置で
淡い背景に濃いリングを配置した画像を閾値「Sp/
3」で2値化処理した結果の記録画像を示す図である。
【図5】この発明の第1の実施の形態の画像処理装置で
淡い背景に濃いリングを配置した画像を閾値「Sp/
3」,「Sp/3+128」で3値化処理した結果の記
録画像を示す図である。
【図6】この発明の第1の実施の形態の画像処理装置で
淡い背景に濃いリングを配置した画像を閾値「Sp」で
2値化処理した結果の記録画像を示す図である。
【図7】この発明の第1の実施の形態の画像処理装置で
淡い背景に濃いリングを配置した画像を閾値「Sp」,
「Sp+128」で3値化処理した結果の記録画像を示
す図である。
【図8】この発明の第1の実施の形態の画像処理装置で
淡い背景に濃いリングを配置した画像を閾値「−Sp」
で2値化処理した結果の記録画像を示す図である。
【図9】この発明の第1の実施の形態の画像処理装置で
淡い背景に濃いリングを配置した画像を閾値「−S
p」,「−Sp+128」で3値化処理した結果の記録画
像を示す図である。
【図10】この発明の第2の実施の形態である画像処理
装置を示す概略構成図である。
【図11】この発明の第2の実施の形態の画像処理装置
で淡い背景に濃いリングを配置した画像を閾値「Sq/
3」で2値化処理した結果の記録画像を示す図である。
【図12】この発明の第2の実施の形態の画像処理装置
で淡い背景に濃いリングを配置した画像を閾値「Sq/
3」,「Sq/3+128」で3値化処理した結果の記
録画像を示す図である。
【図13】従来の画像処理装置を示す概略構成図であ
る。
【図14】従来の画像処理装置で淡い背景に濃いリング
を配置した画像を2値化処理した結果の記録画像を示す
図である。
【図15】従来の画像処理装置で淡い背景に濃いリング
を配置した画像を3値化処理した結果の記録画像を示す
図である。
【符号の説明】
12 加算器 13 N値化処理部 14 閾値発生部 15 誤差検出部 16 誤差分配器 18 誤差メモリ 100 画像信号供給装置 200 前処理部 300 画像処理装置 400 画像記録装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画素ごとにM値(ただし、Mは「M≧
    3」を満たす整数)の画像データを、N値(ただし、N
    は「M>N≧2」を満たす整数)の画像データに変換す
    る方法であって、 (a) 注目画素および注目画素の近辺に位置する画素のう
    ちの少なくとも一方の前記M値の画像データに基づいて
    閾値を得る工程と、 (b) 注目画素についての前記M値の画像データを既に処
    理された画素から発生した誤差の累積値によって補正を
    行って補正データを生成する工程と、 (c) 前記補正データと前記閾値とを比較することにより
    注目画素のN値の画像データを生成する工程と、 (d) 前記工程(c)におけるN値の画像データの生成に伴
    って発生する誤差を算出する工程と、 (e) 前記工程(d)で算出した誤差を注目画素の近辺に位
    置する未処理の画素に対して分配する工程と、を有する
    ことを特徴とする画像処理方法。
  2. 【請求項2】 画素ごとにM値(ただし、Mは「M≧
    3」を満たす整数)の画像データを、N値(ただし、N
    は「M>N≧2」を満たす整数)の画像データに変換す
    る装置であって、 (a) 注目画素および注目画素の近辺に位置する画素のう
    ちの少なくとも一方の前記M値の画像データに基づいて
    閾値を得る手段と、 (b) 注目画素についての前記M値の画像データを既に処
    理された画素から発生した誤差の累積値によって補正を
    行って補正データを生成する手段と、 (c) 前記補正データと前記閾値とを比較することにより
    注目画素のN値の画像データを生成する手段と、 (d) 前記手段(c)におけるN値の画像データの生成に伴
    って発生する誤差を算出する手段と、 (e) 前記手段(d)で算出した誤差を注目画素の近辺に位
    置する未処理の画素に対して分配する手段と、を備える
    ことを特徴とする画像処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7203376B2 (en) 2002-03-06 2007-04-10 Ricoh Company, Ltd. Imaging apparatus and imaging method
US7660016B2 (en) 2004-10-29 2010-02-09 Ricoh Company, Ltd. Image-processing apparatus, an image-forming apparatus, and a program

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US7203376B2 (en) 2002-03-06 2007-04-10 Ricoh Company, Ltd. Imaging apparatus and imaging method
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