JPH10257780A - 多レベルインバータの制御方法とその装置 - Google Patents
多レベルインバータの制御方法とその装置Info
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- JPH10257780A JPH10257780A JP9068992A JP6899297A JPH10257780A JP H10257780 A JPH10257780 A JP H10257780A JP 9068992 A JP9068992 A JP 9068992A JP 6899297 A JP6899297 A JP 6899297A JP H10257780 A JPH10257780 A JP H10257780A
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Abstract
囲を向上することができる多レベルインバータの制御方
法とその装置を提供する。 【解決手段】 直流電力を3相交流電力に変換する多レ
ベルインバータにおいて、3相交流における各相の瞬間
値を指定する電圧指令の内の最大値と最小値の和が0V
もしくは零電圧指令値(直流電圧の1/2に相当する指
令値)と等しくなるよう各相の電圧指令にオフセットを
加算するようにした。この場合、位相情報が得られると
きは、3相交流における各相の瞬間値を指定する各電圧
指令の1/2の振幅で、同一周期の交流信号の位相角の
−30度(330度)乃至30度及び150度乃至21
0度の成分を3相分加算した値を各相の真の電圧指令と
して加算すれば良い。
Description
タ等の直流を3以上のレベルの電位を有する交流相電圧
に変換する電流変換器である多レベルインバータの制御
方法とその制御装置に係り、特に、直流電源電圧を最大
限に利用し、かつ中性点電位の変動抑圧が可能な多レベ
ルインバータの制御方法とその方法を実施する制御装置
に関する。
ッチング素子の実用化等から、高調波歪みの少ない高圧
大容量の交流出力が容易に得られるインバータとして、
多レベルインバータが使用されるようになってきた。多
レベルインバータは、供給される直流電圧を分圧する直
列接続された複数のコンデンサを備え、このコンデンサ
同士の接続点を所定の電位、例えば、3レベルインバー
タの場合は中性点電位になるように構成し、3以上の電
位を有する交流相電圧に変換する電力変換機能を備えて
いる。多レベルの中で最近注目されるようになってきた
3レベルインバータのPWM(パルス巾変調)方式の出
力スイッチング回路の基本的構成は、一般的に図10に
示すように構成されている。
線、40は整流回路である。整流回路40で整流された
交流は、プラス電源線DPとマイナス電源線DNに供給
される。プラス電源線DPとマイナス電源線DNの間に
は、直列接続する2個のコンデンサ15と16が接続さ
れる。プラス電源線DPとマイナス電源線DNの間に
は、さらに、3相交流出力のU相、V相、W相として、
各相の回路に自己消弧可能な特性を有する、例えばIG
BT、GTO等のスイッチング素子が夫々4個直列接続
されている。即ち、各相のスイッチング素子としては、
U相には25U、26U、36U、35U、V相には2
5V、26V、36V、35V、W相には25W、26
W、36W、35Wが並列に接続されている。
U相のスイッチング素子25Uと26Uの接続点との間
にはダイオード27Uが、スイッチング素子36Uと3
5Uの接続点との間にはダイオード37Uが、コンデン
サ15と16の接続点と、V相のスイッチング素子25
Vと26Vの接続点との間にはダイオード27Vが、ス
イッチング素子36Vと35Vの接続点との間にはダイ
オード37Vが、コンデンサ15と16の接続点と、W
相のスイッチング素子25Wと26Wの接続点との間に
はダイオード27Wが、スイッチング素子36Wと35
Wの接続点との間にはダイオード37Wが、夫々接続さ
れている。U相のスイッチング素子26Uと36Uの接
続点、V相のスイッチング素子26Vと36Vの接続
点、W相のスイッチング素子26Wと36Wの接続点に
対して夫々交流負荷装置41、例えば誘導電動機が接続
されている。
から、所定の周波数で交流負荷装置41に対応した周波
数と電圧を出力するために、上記の各スイッチング素子
にスイッチングパルスを出力している。従って、例え
ば、U相から交流負荷装置41に電力を供給するタイミ
ングにおいては、スイッチング素子26Uはその期間中
オンされ、スイッチング素子25Uは制御装置から出力
されるスイッチングパルスがハイの間オンされる。従っ
て、スイッチング素子25Uがオンされると、交流負荷
装置41のU相回路には、プラス電源線DPからプラス
電圧が供給され、スイッチング素子25Uがオフされる
と、スイッチング素子26Uのオン状態が継続している
ので、ダイオード27Uを経由してプラス電源線DPと
マイナス電源線DNの間に接続されたコンデンサ15と
16の接続点である中性点電位が交流負荷装置41のU
相回路に接続される。
るタイミングにおいては、スイッチング素子36Uはそ
の期間中オンされ、スイッチング素子35Uは制御装置
から出力されるスイッチングパルスがハイの間オンされ
る。従って、スイッチング素子35Uがオンされると、
交流負荷装置41のU相回路からはマイナス源線DNに
電流が流れ、スイッチング素子35Uがオフされると、
スイッチング素子36Uのオン状態が継続しているの
で、ダイオード37Uを経由してコンデンサ15と16
の接続点である中性点電位が交流負荷装置41のU相回
路に接続される。V相、W相も上記と同様に動作し、交
流負荷装置には所定の3相交流電力が供給される。
スイッチング回路であると、コンデンサ15と16の接
続点である中性点電位は、スイッチングの状況に対応す
る中性点から各コンデンサを流れる電流変化の影響で、
絶対的な中性点電位にならないで変動する。そのため
に、スイッチング素子の両端には、基準値以上の電圧が
印加されることになり、時にはスイッチング素子を過電
圧によって破壊させる危険性がある。また、電圧がアン
バランスになるので、所望される正常な出力電圧が得ら
れなくなる恐れもある。中性点電位の変動を防止するに
は、上記のコンデンサ15、16の容量を大きくすれば
良いが、コンデンサを大きくすると、コストと配置スペ
ースを大きくするので実用上の制限がある。そのため
に、種々の中性点電位変動を抑制する技術が提案されて
いる。例えば、制御装置(図示せず)から出力するスイ
ッチングパルスを、正常な正弦波ではなく、3次高調波
や偶数次調波を加算した変調波で制御するようにしてい
る。
開平7−79574号公報に開示された技術がある。特
開平5−227796号公報に開示のものは、中性点電
圧の変動の中でも特に大きな3次調波成分のみを抑制
し、抑制用の3次調波成分の基本波に対する振幅の比及
び位相をインバータ周波数に拘らず一定値とし、この3
次調波成分を基本波の指令に与えるように構成してい
る。また、特開平7−79574号公報に開示のもの
は、インバータの各相出力電圧指令にインバータ基本周
波数の偶数次調波(例えば、6次調波や2次調波)を加
算するためのテーブル、乗算器、加算器等の手段と、直
流電源回路の中性点の電位変動を直流入力コンデンサの
電圧偏差により検出し、その大きさに基づいて、出力電
圧指令に加算するべき偶数次調波の大きさを決定する加
算器、調節器、乗算器等の手段を備えるようにしてい
る。
えば、制御装置から出力するスイッチングパルスを、3
相高調波や偶数次調波を加算した変調波で制御すると、
電圧変動を抑制するために出力電圧の変化を利用するた
め、例えば、図11、図12に示す従来の補正方法によ
る補正波形例のように、プラスとマイナスの最大電圧は
供給される直流電圧で頭打ちになるので、出力可能な電
圧範囲が狭くなるという問題がある。図11、図12は
いずれも、横軸はU相の一周期に対応し、縦軸には、ゼ
ロボルト点を0にして、プラス電源線DPの電圧を+1
に、マイナス電源線DNの電圧を−1で示している。図
11において、AXは各相の所定の60度区間をオンに
固定する補正信号、AU、AV、AWは夫々U相、V
相、W相の補正されたPWM処理前の出力操作信号を示
しており、図12において、BXは3倍の周波数で中性
点の電位変動を与える補正信号、BU、BV、BWは夫
々U相、V相、W相の補正されたPWM処理前の出力操
作信号を示している。
た装置及び特開平7−79574号公報に開示された回
路によると、いずれも、中性点電位の変動を抑制するた
めに、出力電圧全体を平行移動するようにゼロ相をふら
せるようにしている。しかしながら、出力電圧をプラ
ス、マイナス方向にふると、ふられた側の最大電圧は印
加直流電圧で制限される。従って、必要な交流ピーク電
圧を出力しようとすると、印加直流電圧を高くする必要
があり、直流電圧の利用率が低下することになる。
ことができたとして、コンデンサを限りなく小さくして
スペースの利用効率を高めようとしても、コンデンサの
許容リップル電流の制限から無理である。また、高調波
を補正信号に利用する場合の制御情報としては基本波に
対する位相信号が必要である。上記の説明では3レベル
インバータについて説明したが、4レベルインバータ等
の多レベルインバータにおいても、当然同様の問題点が
存在する。本発明は従来のものの上記課題(問題点)を
解決し、許容されるリップル電流から計算した適正なコ
ンデンサ容量で実用上問題のない範囲に、中性点電位変
動を抑制し、位相情報を必要としない簡易な手段で、直
流電源の利用率を高めて出力可能な電圧範囲を向上する
ことができる多レベルインバータの制御方法とその装置
を提供することを目的とする。
本願と同一の発明者が発明したインバータの制御方法と
その装置に関する発明を特開平9−9643号公報に記
載のように、既に特許出願している。この先願明細書に
記載の技術は、設定された所定振幅値の交流電力を制御
出力する2レベルのインバータとしての技術であった。
しかし、この先願の技術を3レベルインバータを含む多
レベルインバータに拡張適用すれば、多レベルインバー
タにおける上記従来技術の課題が解決できることに着目
し、本発明を完成したものである。即ち、本発明に基づ
く多レベルインバータの制御方法においては、3相交流
における各相の瞬間値を指定する電圧指令の内の最大値
と最小値の和が0Vもしくは零電圧指令値(直流電圧の
1/2に相当する指令値)と等しくなるように各相の電
圧指令にオフセットを加算するようにした。この場合、
位相情報が得られるときは、上述の方法を3相の各電圧
指令の1/2の振幅で同一周期の交流信号の位相角の−
30度(330度)乃至30度及び150度乃至210
度の成分を3相分加算した値を各相の電圧指令に加算す
るようにしても良い。
3相の各電圧指令の内の最大値を検出する最大値検出機
能と、3相の各電圧指令の内の最小値を検出する最小値
検出機能と、最大値検出機能の出力と最小値検出機能の
出力とを加算する加算機能と、この加算機能の加算結果
を1/2にする割算機能と、この割算機能の出力を前記
の3相の各電圧指令から減算し、又は加算する3組の電
圧指令補正用計算機能とを備え、3組の電圧指令補正用
計算機能の出力を3相夫々の補正された真の電圧指令と
するように構成した。
相交流の各電圧指令を作成する電圧指令作成機能に対応
し、3相の各電圧指令の1/2の振幅で同一周期の交流
信号の位相角の−30度(330度)乃至30度及び1
50度乃至210度の成分を連続した信号を作成出力す
る補正信号作成機能と、この補正信号作成機能の出力を
3相の各電圧指令から減算し、又は加算する3組の電圧
指令補正用計算機能とを備えるように構成しても良い。
装置を構成したので、中性点電位変動を抑制しながら、
直流電源の利用率を100%まで高めることができる。
図10に示す多レベルインバータの代表的な存在である
3相PWM式3レベルインバータに対して適用した第1
及び第2の実施の形態を図1乃至図7を用いて詳細に説
明する。 第1の実施の形態:図1は、本発明を実行するための3
レベルインバータの制御装置の第1の実施の形態の構成
を示すもので、3レベルインバータ(以下インバータと
略称する)を構成するスイッチング素子をオン/オフす
るゲート信号作成機能までを示してスイッチング素子で
構成したインバータ回路自体は省略し、図2にインバー
タ回路部を示している。
位制御装置等によって指令又は設定されてインバータ出
力の周波数と電圧を指定する各相の電圧指令を作成する
3相の電圧指令作成機能である。電圧指令作成機能1で
作成され出力するU相、V相、W相の各電圧指令は、こ
の3個の電圧指令の内の最大値を検出して出力する最大
値検出機能(以下MAX検出機能という)2と、最小値
を検出して出力する最小値検出機能(以下MIN検出機
能という)3に入力している。MAX検出機能2の検出
値とMIN検出機能3の検出値とは加算機能4に入力し
て加算される。加算機能4による加算値は、割算機能5
に入力して2で割られる。即ち、加算機能4と割算機能
5によって、各瞬間における3相の電圧指令の内の最大
値と最小値の平均値を算出する。また、電圧指令作成機
能1で作成され出力するU相の電圧指令は、第1の電圧
指令補正用計算機能6に入力し、V相の電圧指令は第2
の電圧指令補正用計算機能7に入力し、W相の電圧指令
は第3の電圧指令補正用計算機能8に入力している。
の補正信号であって、第1の電圧指令補正用計算機能
6、第2の電圧指令補正用計算機能7、第3の電圧指令
補正用計算機能8に夫々入力している。第1の電圧指令
補正用計算機能6からはU相の補正された真の電圧指令
である出力操作信号SUを出力し、第2の電圧指令補正
用計算機能7からはV相の補正された出力操作信号SV
を出力し、第3の電圧指令補正用計算機能8からはW相
の補正された出力操作信号SWを出力している。補正さ
れた各相の出力操作信号は、図2、図3によって後述す
るインバータの主回路を構成するスイッチング回路に入
力する。
ッチング回路を示している。図2はU、V、W相の各回
路は共通なので、代表的に示したものである。従って、
各相の直列接続される4個の第1乃至第4のスイッチン
グ素子を25、26、36、35で、各相2個のダイオ
ードを27、37で、出力操作信号SU、SV、SWを
SSで代表して示している。図2において、出力操作信
号SSは第1の比較回路21のプラス端子と第2の比較
回路31のマイナス端子に入力している。この第1の比
較回路21のマイナスス端子と第2の比較回路31のプ
ラス端子には図示しない基準信号作成機能で、図3に示
すように所定振幅所定周波数の三角波形の各3相に対応
するPWMのための基準信号TP、TNが作成されて、
夫々入力している。
する三角波形のプラス側基準信号、SSは出力操作信号
である。従って、第1の比較回路21からは、出力操作
信号SSがプラス側基準信号TPよりも大きい範囲で、
ローレベルGPnからハイレベルGPpの間変化するプ
ラス側ゲート信号GPが出力している。TNは0レベル
以下に変化する三角波形のマイナス側基準信号であっ
て、マイナス側基準信号TNが入力する第2の比較回路
31からは、出力操作信号SSが基準信号TNよりも小
さい範囲でローレベルGNnからハイレベルGNpの間
変化するマイナス側ゲート信号GNが出力する。従っ
て、出力操作信号のレベルに比例したディユティ比で、
プラス側ゲート信号GPとマイナス側ゲート信号GNが
変化する。
力するプラス側ゲート信号GPは第1のデッドタイム回
路22と第1の極性反転回路23に入力し、第1の極性
反転回路23の出力は第2のデッドタイム回路24に入
力している。また、第2の比較回路31から出力するマ
イナス側ゲート信号GNは第3のデッドタイム回路32
と第2の極性反転回路33に入力し、第2の極性反転回
路33の出力は第4のデッドタイム回路34に入力して
いる。さらに、第1のデッドタイム回路22は第1のス
イッチング素子25の制御用ゲートに接続し、第2のデ
ッドタイム回路24は第3のスイッチング素子36の制
御用ゲートに接続し、第3のデッドタイム回路32は第
4のスイッチング素子35の制御用ゲートに接続し、第
4のデッドタイム回路34は第2のスイッチング素子2
6の制御用ゲートに接続している。
ほぼ起動遅れ時間、例えば、スイッチング素子がIGB
Tの場合は10マイクロ秒前後、夫々の入力パルスを切
り取って各スイッチング素子に対するゲート信号の働き
をマスクし、夫々のスイッチング素子の同時動作を禁止
している。次に、図3も参照して動作を説明する。上記
の各ゲート信号によって、例えば、プラス側ゲート信号
GPが出力している期間においては、マイナス側ゲート
信号GNが出力していないので第2のスイッチング素子
26はオン状態が継続され、プラス側ゲート信号GPが
GPpのタイミングにおいては、第1のスイッチング素
子25がオンし、プラス側ゲート信号GPがGPnのタ
イミングにおいては、第3のスイッチング素子36がオ
ンする。
ている期間においては、プラス側ゲート信号GPが出力
していないので、第3のスイッチング素子36はオン状
態が継続され、マイナス側ゲート信号GNがGNpのタ
イミングにおいては、第4のスイッチング素子35がオ
ンし、マイナス側ゲート信号GNがGNnのタイミング
においては、第2のスイッチング素子26がオンする。
従って、プラス側ゲート信号GPが出力している期間に
おいては、このインバータのスイッチング回路から電力
負荷装置に、出力操作信号SSに対応する電流+ISが
供給され、マイナス側ゲート信号GNが出力している期
間においては、このインバータのスイッチング回路には
電力負荷装置から、出力操作信号SSに対応する電流−
ISが流れる。即ち、電圧指令作成機能1で作成され出
力するU相、V相、W相の各電圧指令のレベルに対応し
た3相交流電圧が、図10に示す電力負荷装置41に印
加される。
を図1及び図4乃至図6を参照して説明する。上述の機
能構成において、電圧指令作成機能1からは、図4に示
すような各相の電圧指令が出力されている。図4は電圧
指令の時間的変移(波形)を示していて、横軸にU相の
電圧指令の1周期分を1周期を360度とする角度を単
位として示し、縦軸には各相の電圧指令をフルスケール
+1乃至−1で示している。同図において、VUはU相
の電圧指令、VVはV相の電圧指令、VWはW相の電圧
指令である。U相の電圧指令VU、V相の電圧指令V
V、W相の電圧指令VWは夫々MAX検出機能2と、M
IN検出機能3に入力する。MAX検出機能2とMIN
検出機能3夫々の検出値は、加算機能4に入力して加算
され、その加算値は、割算機能5に入力して2で割られ
る。即ち、加算機能4と割算機能5によって、各瞬間に
おける3個の電圧指令の内の最大値と最小値の平均値で
ある図5のRに示すような電圧指令の補正信号が得られ
る。
6に入力し、第1の補正用計算機能6においてはU相の
電圧指令から補正信号を減算して、図5のSUに示す補
正されたU相の出力操作信号が得られ、第2の電圧指令
補正用計算機能7に入力し、第2の補正用計算機能7に
おいてはV相の電圧指令から補正信号を減算して図5の
SVに示す補正されたV相の出力操作信号が得られ、第
3の電圧指令補正用計算機能8に入力し、第3の電圧指
令補正用計算機能8においてはW相の電圧指令から補正
信号を減算して図5のSWに示す補正されたW相の出力
操作信号が得られる。なお、図5に示す補正信号Rは、
電圧指令の補正信号と各相の補正された出力操作信号の
夫々の時間的変化波形をU相の電圧指令1周期分につい
て1周期を360度とする角度を単位として示してい
る。上述のように各相の電圧指令を補正することによっ
て、各相電圧指令の中性点が操作されて、インバータか
ら出力する線間電圧の最大値は直流電圧の最大値まで利
用可能になる。
理論的に図6に示すような形状をなしている。図6は補
正信号の時間的変移(波形)を示していて、横軸には、
任意の電圧指令を示す相電圧の時間変移を1周期を36
0度とする角度を単位として示しており、縦軸に示す曲
線aは相電圧の振幅を最大振幅+1乃至−1で示してい
る。同図に示す曲線bは曲線aの1/2であって、曲線
bの位相角の−30度(330度)乃至30度及び15
0度乃至210度の範囲を連続させた曲線cが前述した
補正信号である。上述した補正信号の時間的変化が、補
正された出力操作信号に基づいてインバータで変換され
出力する3相交流の中性点電位の時間的変化になる。
正用計算機能においては、夫々電圧指令から補正信号を
減算するように説明したが、図6から明らかなように、
補正信号算出機能の関係で、図6に示す曲線cに対して
位相が180度偏位した(又は逆極性の)補正信号が得
られる場合は、電圧指令補正用計算機能を加算機能にす
れば、図5に示した各相の補正された出力操作信号と同
一電圧指令が得られることは言うまでもない。
を、図7、図8に示している。図7には、電力負荷装置
の特性を示していて、横軸には電力負荷装置の出力トル
クをパーセントで、縦軸に中性点電位変動の波高値を示
している。また、j1は従来のPWM方式の場合、k1は
本発明に基づいて補正された状態を示している。図8
は、横軸に変調率を示し、縦軸には電圧利用率を示して
いる。また、j2は従来のPWM方式の場合、k2は本発
明に基づいて補正された状態を示している。即ち、本発
明によると、補正をしないPWM方式出力電圧に対し
て、理論上2/(3)1/2倍まで、線形で出力が可能で
ある。さらに、上述の補正手段によると、許容されるリ
ップル電流から計算したコンデンサ容量で実用上問題の
ない範囲に中性点電位変動を抑制できる。
発明の第2の実施の形態を説明する。同図において、1
Aはディジタル処理によってU相の電圧指令VU、V相
の電圧指令VV、W相の電圧指令VWを夫々構成し出力
する3相の電圧指令作成機能であって、1Aaは上述と
同様にディジタル処理によって図5に示した時間変化を
なす補正信号Rを作成し出力する補正信号作成機能であ
る。補正信号RはU相に対応する第1の電圧指令補正用
計算機能6A、V相に対応する第2の電圧指令補正用計
算機能7A、W相に対応する第3の電圧指令補正用計算
機能8Aに入力している。また、3相の電圧指令作成機
能1Aから出力するU相の電圧指令は第1の電圧指令補
正用計算機能6Aに入力し、V相の電圧指令は第2の電
圧指令補正用計算機能7Aに入力し、W相の電圧指令は
第3の電圧指令補正用計算機能8Aに入力している。各
電圧指令補正用計算機能は、各相の電圧指令と補正信号
との位相関係が図6に示したような場合は減算機能とし
て、図6に対して電圧指令と補正信号との位相関係が1
80度偏位している(又は逆極性の)場合は加算機能と
すれば良い。第1の電圧指令補正用計算機能6Aからは
U相の補正された出力操作信号SUが、第2の電圧指令
補正用計算機能7AからはV相の補正された出力操作信
号SVが、第3の電圧指令補正用計算機能8AからはW
相の補正された出力操作信号SWが出力する。なお、各
電圧指令補正用計算機能以降は、前述した第1の実施の
形態と同様なので説明は省略する。
形態としては、図示しないが第1及び第2の実施の形態
で示した電圧指令作成機能が第2の実施の形態と同様デ
ィジタル処理によって実行するような実施の形態が考え
られる。このような構成の実施の形態の場合は、各相の
電圧指令と補正信号を作成することなく、直接補正され
た操作出力信号と同等の電圧指令を作成するようにすれ
ば良い。
ための基本方法を示したものであって、本発明を適用す
るインバータの条件と仕様に対応して適切に応用改変す
れば良いことは当然である。例えば、各実施の形態で
は、本発明を3レベルインバータに対して適用した場合
について説明したが、4レベルインバータ等のその他の
多レベルインバータに対して本発明を適用するには、図
2に示したPWMスイッチング回路構成を、目的とする
多レベルインバータのレベル数に対応させた方式に適し
た回路構成とすれば良い。また、第1の実施の形態を実
行する装置の機能構成例は、図1にハードウェアによっ
て構成するように説明したが、インバータ本体の制御機
能とも対応して、本発明に基づく技術思想をソフトウェ
アによって実現するようにしても、適宜ハードウェアと
ソフトウェアを混合させても良い。
装置を構成するようにしたので、次のような優れた効果
を有する。 位相情報を必要としない手段によって、どのような構
成と目的の多レベルインバータに対しても広範囲に適用
できる。 許容されるリップル電流から計算したコンデンサ容量
で実用上問題のない範囲に中性点電位変動を抑制でき
る。 直流電源の利用率を100%まで高めることができた
ので、交流ピーク電圧を印加直流電圧いっぱいまで使用
することができる。
要構成ブロック図である。
するPWMスイッチング回路の基本構成を示す概要構成
ブロック図である。
を示す主要部の波形図である。
明する時間的変移の波形図である。
圧指令と補正信号との関係を説明する時間的変移の波形
図である。
時間的変移の波形図である。
位変動を比較する特性図である。
率を比較する特性図である。
成ブロック図である。
の概要構成ブロック図である。
された各相の電圧指令と補正信号の時間的変移の波形図
である。
による補正された各相の電圧指令と補正信号の時間的変
移の波形図である。
能(加算機能又は減算機能) 15、16:コンデンサ 21、31:比較回路 23、33:極性反転回路 22、24、32、34:デッドタイム回路 25、26、35、36:スイッチング素子 27、37:ダイオード SU、SV、SW、SS:出力操作信号 TP、TN:基準信号
Claims (4)
- 【請求項1】 直流電力を3相交流電力に変換する多レ
ベルインバータにおいて、3相交流における各相の瞬間
値を指定する電圧指令の内の最大値と最小値の和が0V
もしくは零電圧指令値(直流電圧の1/2に相当する指
令値)と等しくなるように各相の電圧指令にオフセット
を加算することを特徴とする多レベルインバータの制御
方法。 - 【請求項2】 3相交流における各相の瞬間値を指定す
る各電圧指令の内の最大値を検出する最大値検出機能
と、前記3相の各電圧指令の内の最小値を検出する最小
値検出機能と、前記最大値検出機能の出力と最小値検出
機能の出力とを加算する加算機能と、該加算機能の加算
結果を1/2にする割算機能と、該割算機能の出力値を
前記3相の各電圧指令値から減算し、又は加算する3組
の電圧指令補正用計算機能とを備え、前記3組の電圧指
令補正用計算機能の出力を3相夫々の真の電圧指令とす
ることを特徴とする多レベルインバータの制御装置。 - 【請求項3】 直流電力を3相交流電力に変換する多レ
ベルインバータにおいて、3相交流における各相の瞬間
値を指定する各電圧指令の1/2の振幅で、同一周期の
交流信号の位相角の−30度(330度)乃至30度及
び150度乃至210度の成分を3相分加算した値を各
相の電圧指令に加算することを特徴とする多レベルイン
バータの制御方法。 - 【請求項4】 3相交流における各相の瞬間値を指定す
る各電圧指令を作成する電圧指令作成機能に対応し、該
3相の各電圧指令の1/2の振幅で、同一周期の交流信
号の位相角の−30度(330度)乃至30度及び15
0度乃至210度の成分を3相分加算した信号を作成出
力する補正信号作成機能と、該補正信号作成機能の出力
値を前記3相の各電圧指令値から減算し、又は加算する
3組の電圧指令補正用計算機能とを備えることを特徴と
する多レベルインバータの制御装置。
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|---|---|---|---|
| JP06899297A JP3796881B2 (ja) | 1997-03-07 | 1997-03-07 | 3レベルインバータの制御方法とその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06899297A JP3796881B2 (ja) | 1997-03-07 | 1997-03-07 | 3レベルインバータの制御方法とその装置 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10257780A true JPH10257780A (ja) | 1998-09-25 |
| JP3796881B2 JP3796881B2 (ja) | 2006-07-12 |
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ID=13389678
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|---|---|---|---|
| JP06899297A Expired - Fee Related JP3796881B2 (ja) | 1997-03-07 | 1997-03-07 | 3レベルインバータの制御方法とその装置 |
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|---|---|
| JP (1) | JP3796881B2 (ja) |
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-
1997
- 1997-03-07 JP JP06899297A patent/JP3796881B2/ja not_active Expired - Fee Related
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