JPH10258221A - フィルタエレメント及びろ過装置 - Google Patents

フィルタエレメント及びろ過装置

Info

Publication number
JPH10258221A
JPH10258221A JP6498097A JP6498097A JPH10258221A JP H10258221 A JPH10258221 A JP H10258221A JP 6498097 A JP6498097 A JP 6498097A JP 6498097 A JP6498097 A JP 6498097A JP H10258221 A JPH10258221 A JP H10258221A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
filter element
fluid
impurities
purified
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6498097A
Other languages
English (en)
Inventor
Michio Murase
村瀬道雄
Masato Kobayashi
小林政人
Seiichi Kazama
風間誠一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP6498097A priority Critical patent/JPH10258221A/ja
Publication of JPH10258221A publication Critical patent/JPH10258221A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 不純物が捕獲堆積されフィルタ差圧が上昇し
た後に、逆洗再使用する場合に、逆洗後の不純物捕獲量
を増大し、被浄化流体の処理容量を増大することができ
るフィルタエレメント20を提供するとともに、フィル
タエレメント20本数の少ないろ過装置を提供する。 【解決手段】 対面するフィルタ21の間にスペーサ2
5を設け、逆洗時にフィルタ21面に作用する圧力によ
るフィルタ21の変形を防止し、対面するフィルタ21
表面に堆積した不純物が相互に接触することを防止し、
かつ、逆洗離脱した不純物を含む流体の流路を確保し、
フィルタ21から離脱した不純物を容易に排出すること
ができるようになっている。また、ダミーエレメント3
0をろ過装置内に設けフィルタエレメント20の本数を
減らす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルタエレメン
ト及びろ過装置に係わり、特に、不純物を捕獲堆積後の
洗浄性能を向上し、再使用後の不純物捕獲容量を大きく
し、フィルタ寿命を長くして経済性を向上した処理容量
の大きいフィルタエレメント及び該フィルタエレメント
を使用することによってフィルタエレメント数を削減し
経済性を向上したろ過装置に関する。
【0002】
【従来の技術】火力発電プラントや原子力発電プラント
の復水系には、鉄クラッドなどの不純物を除去するため
にろ過装置が設けられている。従来用いられているろ過
装置のフィルタエレメントには、表面に樹脂粒子をプリ
コートしたプリコート型と、多数の中空糸膜を束ねた中
空糸膜型とがある。
【0003】プリコート型は、フィルタエレメントは安
価であるが、処理容量が小さいため多くのろ過装置を必
要とし、配管系、弁、容器が多く経済性が悪い、鉄クラ
ッドの除去率が約90%と低い、逆洗時に廃樹脂が発生
するなどの問題がある。
【0004】一方、中空糸膜型は、処理容量が大きく、
約99%以上と鉄クラッドの除去率が高い利点がある
が、中空糸膜モジュールのフィルタエレメントの単価が
高い問題点がある。
【0005】このような背景から、最近、米国では、膜
状フィルタを折り畳んで容積当りの有効面積を拡大した
膜状フィルタ型のフィルタエレメントが使用されるよう
になった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
公知技術には、以下のような解決されなければならない
課題が存在する。
【0007】膜状フィルタを折り畳んで容積当りの有効
面積を拡大した膜状フィルタ型のフィルタエレメント
は、従来、使い捨てとして使用され、逆洗再使用されて
いなかったことからも窺えるように、逆洗による不純物
の離脱性が悪く、逆洗を繰り返すと、不純物の除去量が
初期の10%以下に低下するという問題点がある。
【0008】特に、沸騰水型原子炉の鉄クラッドは付着
性が強く、逆洗を繰り返すと、不純物の除去量が急激に
低下し、フィルタエレメントの寿命が短かい。
【0009】けれども、膜状フィルタ型によるフィルタ
エレメントは、処理容量がプリコート型と中空糸膜型と
の中間で、鉄クラッドの除去率が95%から99%以上
と高く、フィルタエレメントが安価であるため、逆洗性
能を改善できれば最も経済的になることが予想される。
【0010】したがって、本発明の第1の目的は、膜状
フィルタを折り畳んで容積当りの有効面積を拡大した膜
状フィルタ型のフィルタエレメントで、不純物を捕獲堆
積後の洗浄性能を向上し、再使用後の不純物捕獲容量を
大きくし、フィルタ寿命を長くして経済性を向上したフ
ィルタエレメントを提供することにある。
【0011】新たにろ過装置を製作する場合には、本発
明の第1の目的の達成によってフィルタエレメントの不
純物捕獲容量が大きくなると、ろ過装置当たりのフィル
タエレメント数を少なくするか、もしくは、ろ過装置数
を少なくして、経済性を向上したろ過装置を実現でき
る。
【0012】しかし、既存のろ過装置のフィルタエレメ
ントを不純物捕獲容量のより大きいフィルタエレメント
と交換する場合には、以下の問題点が生じる。
【0013】すなわち、あるろ過装置内のフィルタエレ
メントの全数を不純物捕獲容量が大きいフィルタエレメ
ントに交換すると、容量的にろ過装置全数を運転使用す
る必要がなく、ろ過装置数が削減できて経済性が向上す
るが、被浄化流体の流量が配管系やろ過装置の設計容量
を越え、信頼性を確保できなくなる。一方、あるろ過装
置内のフィルタエレメントの全数を不純物捕獲容量が大
きいフィルタエレメントに交換して、全ろ過装置を運転
すると、交換するフィルタエレメント数が多く、経済性
が悪い。
【0014】そこで、本発明の第2の目的は、既存の全
ろ過装置において、不純物捕獲容量の大きいフィルタエ
レメントを使用することによって、一つのろ過装置内の
フィルタエレメント数を削減し、経済性を向上せしめた
ろ過装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1の発明は、膜状フィルタを波状もしくは蛇腹状
に折り畳んで容積当りの有効面積を拡大すると共に、フ
ィルタに不純物が堆積してフィルタ差圧が増加すると不
純物を逆洗除去して再使用するようにしたフィルタエレ
メントにおいて、被浄化流体の流入側における前記折り
畳んで各対面するフィルタ表面間に、逆洗時フィルタ面
に作用する圧力によるフィルタの変形を防止すると共
に、折り畳んで各対面するフィルタ表面に堆積した不純
物が相互に接触することを防止し、かつ、逆洗離脱した
不純物を含む流体の流路を確保するためのスペーサを設
けたフィルタエレメントであることを特徴としている。
【0016】上記目的を達成するため請求項2の発明
は、請求項1において、前記スペーサは、フィルタエレ
メントの軸線方向に間隔をおいて被浄化流体の流入方向
と平行に配置される複数個の楔状部材と、これらの楔状
部材を互いに連結する糸状部材と、により構成されてい
るフィルタエレメントであることを特徴としている。
【0017】上記目的を達成するため請求項3の発明
は、請求項1において、前記スペーサは、フィルタエレ
メントの軸線方向に間隔をおいて被浄化流体の流入方向
と平行に配置される複数個の棒状部材と、これらの棒状
部材を互いに連結する糸状部材と、により構成されてい
るフィルタエレメントであることを特徴としている。
【0018】上記目的を達成するため請求項4の発明
は、請求項1において、前記スペーサは、フィルタエレ
メントの周方向に一体的に連設されると共に、フィルタ
エレメントの軸線方向に間隔をおいて被浄化流体の流入
方向と平行に配置される複数個の主部材と、これらの主
部材を互いに連結する補助部材と、により構成されてい
るフィルタエレメントであることを特徴としている。
【0019】上記目的を達成するため請求項5の発明
は、請求項1乃至4のいずれかにおいて、前記フィルタ
エレメントの各構成部品の材料は、前記スペーサを含め
てプラスチック材料のように、焼却が容易な材料である
フィルタエレメントであることを特徴としている。
【0020】上記目的を達成するため請求項6の発明
は、容器と、容器内に配置した隔離板と、隔離板に接続
した複数のフィルタエレメントと、容器内に被浄化流体
を供給する流入管と、浄化した流体が容器から流出する
流出管とを有し、被浄化流体をフィルタエレメントに通
して浄化するろ過装置において、前記フィルタエレメン
トよりも処理容量の大きいフィルタエレメントを運転中
のろ過装置の交換フィルタとして使用する場合、前記フ
ィルタエレメントの一部を、フィルタを設けず、被浄化
流体が流入しないように少なくとも一端が閉塞されたダ
ミーエレメントに置換えたろ過装置であることを特徴と
している。
【0021】上記目的を達成するため請求項7の発明
は、請求項6において、処理容量の大きいフィルタエレ
メントは、請求項1乃至5のいずれかに記載のフィルタ
エレメントであるろ過装置であることを特徴としてい
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
ないし図10により説明する。図1ないし図7は本発明
によるフィルタエレメント20の実施の形態を示してい
る。
【0023】本発明の実施の形態のフィルタエレメント
20は、図1に示すように、波状もしくは蛇腹状に折り
畳んで容積当りの有効面積を拡大した膜状のフィルタ2
1、多数の流路23を有するコア22、外周の保護カバ
ー24及びスペーサ25で構成され、該スペーサ25
は、楔状部材25aと糸状部材25bとで構成されてい
る。
【0024】本発明の特徴はスペーサ25を有すること
であり、その他の構成要素は、従来技術によるフィルタ
エレメント20と同様である。スペーサ25の構成要素
は、プラスチックなど、使用済みフィルタエレメント2
0の焼却による減容処理が容易な材料で製作される。
【0025】浄化運転時において、被浄化流体は、フィ
ルタエレメント20の外周からフィルタ21に流入し、
鉄クラッドなどの不純物をフィルタ21表面で捕獲除去
する。フィルタ21表面での不純物の堆積量が多くなる
とフィルタ21の差圧が増加するため、流体を浄化運転
時とは逆洗向きに流して、不純物をフィルタ21表面か
ら離脱除去させ、排出する。
【0026】フィルタ21は、図2に示すように、従来
技術と同様に、ろ過膜21a、ろ過膜21aの前後の保
護膜21b,21d及び21c,21eで構成される。
保護膜21b及び21dは網目状の保護膜であり、保護
膜21c及び21eはろ過膜21aより流路が大きい膜
状の保護膜である。被浄化流体の流入側の保護膜21
b,21cが設けられない場合もあり、本発明において
は、保護膜21b,21cはなくてもよい。
【0027】本実施の形態の効果を図3及び図10によ
り説明する。図3−aは従来技術によるフィルタエレメ
ント20、図3−bは本実施の形態によるフィルタエレ
メント20の部分横断面と、洗浄前後の状態を示す。図
10は浄化運転と逆洗を繰り返した場合における不純物
捕獲量の変化を、従来技術と本発明とを比較して示す。
従来技術については、試験した数種類のフィルタエレメ
ント20で不純物捕獲量が最も多いものについて示して
いる。
【0028】従来技術においては、浄化運転と逆洗を繰
り返すと、不純物捕獲量が急激に減少し、4〜5回目以
降に定常に達しているが、不純物捕獲量は1回目の約1
/10まで減少している。発電プラントで浄化運転と逆
洗を繰り返しながら長期間使用する場合、4〜5回目以
降の定常値がフィルタエレメント20の不純物捕獲量と
寿命を決定する。
【0029】従来技術において不純物捕獲量が大幅に減
少する原因を、フィルタエレメント20の解体分析結果
に基づいて、図3−aを用いて説明する。フィルタ21
表面に不純物が捕獲堆積して不純物層29が形成される
とフィルタ21の差圧が増加するため、流体を浄化運転
時の逆向き(矢印方向)に流し、不純物層29を除去す
る。しかし、この場合、流体の流れと不純物層29の流
動抵抗によりフィルタ21に圧力が作用してフィルタ2
1が変形し、対面するフィルタ21表面に堆積した不純
物層29が相互に接触して効果的に離脱しない。また、
不純物層29の一部が離脱した場合においても不純物を
含む流体の流出が阻害され、洗浄効果が著しく低下す
る。
【0030】特に、沸騰水型原子炉の復水系における鉄
クラッドは付着性が強いため、洗浄効果が極めて低く、
フィルタ21表面に堆積した不純物層29が相互に接触
していないフィルタ21の先端部のみしか除去されな
い。このため、このような逆洗を数回繰り返すと、一般
的なフィルタエレメントでは、逆洗後の不純物捕獲量は
初期の1/10以下に減少する。不純物捕獲量が最も多
いフィルタエレメントでも図10に示すように初期の約
1/10に減少してしまう。
【0031】本実施の形態においては、図3−bに示す
ように、流体の流れと不純物層29の流動抵抗によりフ
ィルタ21に圧力が作用しても、スペーサ25によって
フィルタ21の変形が防止され、対面するフィルタ21
表面の大部分において不純物層29が相互に接触するこ
とがなく、逆洗によって不純物層29を効果的に離脱さ
せることができる。また、楔状のスペーサ25によっ
て、逆洗流体の流れ方向に従って拡大する流路が確保さ
れるため、フィルタ21から離脱した不純物を含む流体
を容易に排出することができ、効果的に洗浄される。
【0032】したがって、本実施の形態においては、図
10に示すように、多数回の逆洗を繰り返しても逆洗後
の不純物捕獲量が著しく低下することはない。この結
果、定常値に達した後の不純物捕獲量は従来技術の約5
倍に増加する。
【0033】一般論として、逆洗から次の逆洗までに捕
獲される不純物量Mは、不純物がほぼ完全にフィルタエ
レメント20に捕獲されると仮定すると、不純物の入口
濃度C、被浄化流体の流量W、逆洗間隔tに比例し、下
記の式で表わされる。
【0034】M=C×W×t不純物の入口濃度Cは一定
であるから、捕獲される不純物量Mが大きいフィルタエ
レメント20では逆洗間隔tが長くなり、フィルタエレ
メント20の寿命を長くすることができるか、もしく
は、フィルタエレメント20の1本当りの被浄化流体の
流量Wを多くしてフィルタエレメント20数を削減する
ことができ、経済性が向上する。
【0035】上述したように、スペーサ25に必要な機
能は、対面するフィルタ21表面に堆積した不純物層2
9が相互に接触することを防止し、フィルタ21から離
脱した不純物を含む流体を容易に排出できる流路を確保
し、効果的に洗浄することである。したがって、スペー
サ25の形状はこれらの機能を満足するものであればよ
い。
【0036】図4に、スペーサ25の実施態様を示す。
図4−aに示すスペーサ25は、図1の実施の形態に示
すものと同様であり、楔状部材25aと、これらを連結
する糸状部材25bで構成される。この実施態様の特徴
は逆洗時に不純物を含む流体の流量増加方向に従って楔
状部材25aの幅が増大していることであり、これによ
って排出特性が良好になるだけでなく、この部分での流
体の流れによる流動抵抗が減少するため、流体力が不純
物層29に効果的に作用し、不純物層29の離脱にも効
果的である。スペーサ25材料には、例えば、プラスチ
ックを使用すれば、整形加工や部品の接合は容易であ
る。
【0037】図4−bに示すスペーサ26は、円柱や角
柱などの棒状部材26aと、これらを連結する糸状部材
26bとで構成される。逆洗時に不純物を含む流体の流
路を確保するために、流れ方向に平行な棒状部材26a
は糸状部材26bより大きくしてある。この実施態様の
特徴は製作が容易なことである。
【0038】図4に示したスペーサ25,26を、図5
に示すように、連結部材25c,26cで連結しておけ
ば、図1に示したフィルタエレメント20を容易に組み
立てることができる。また、流れ方向に平行な棒状部材
26aの先端(図5−bの左端)を細くしてもよく、こ
の場合には、図1に示したフィルタエレメント20形状
においても、フィルタ21に局部的に過大な応力が生じ
ることを防止することができる。
【0039】また、本発明によるスペーサは、図6に示
すように、一体成形した主部材27aを補助部材27b
で連結して構成してもよい。プラスチック材料を使用す
れば、主部材27aは容易に加熱成形でき、補助部材2
7bとの接合、連結も容易である。
【0040】さらに、図1に示したフィルタ21の形状
を、図7に示すように、渦巻き状としてもよく、この場
合、同一外径でフィルタ21の表面積を広くし、フィル
タエレメント20の1本当りの処理容量を増大すること
ができる。
【0041】以上、説明したように、本発明によるフィ
ルタエレメント20においては、対面するフィルタの間
にスペーサを設けたことにより、逆洗時にフィルタ面に
作用する圧力によるフィルタの変形を防止し、対面する
フィルタ表面に堆積した不純物が相互に接触することを
防止し、かつ、逆洗離脱した不純物を含む流体の流路を
確保し、フィルタ面から離脱した不純物を容易に排出す
ることができる。したがって、不純物を捕獲堆積後の洗
浄性が向上し、再使用後の不純物捕獲容量が飛躍的に増
大し、フィルタ寿命が長くなり、経済性が向上する。
【0042】すなわち、新しいろ過装置を製作する場合
には、多数のフィルタエレメント20を内蔵したろ過塔
の員数を大幅に減少できる。例えば、100万kW級の
原子力プラントの復水系のろ過装置では、プリコート型
フィルタ約300本を内蔵したろ過塔約10塔が使用さ
れており、従来技術による膜状フィルタ型フィルタエレ
メント20では洗浄性が悪くフィルタ性能を十分に発揮
できないため、ほぼ同等の設備が必要になるところ、本
発明による膜状フィルタ型フィルタエレメント20を使
用すれば、1本当りの処理容量を2倍以上に増大でき、
ろ過塔数を半減でき、極めて大きな経済効果が得られ
る。
【0043】一方、本発明のように処理容量の大きい膜
状フィルタ型のフィルタエレメント20を運転中のろ過
装置の交換フィルタとして使用する場合には、以下の問
題点が生じる。処理容量が2倍であれば、ろ過塔10塔
の内の5塔のみ使用すると、1塔当りの被浄化流体の流
量が2倍となり、一般に配管系統などの設計容量を越
え、信頼性を損なう可能性がある。一方、全数のフィル
タを交換して10塔を継続使用すると十分な経済的効果
が得られない。したがって、本発明の第2の目的は、処
理容量の大きいフィルタエレメント20を少数使用する
ことにより、既存のろ過装置においてもフィルタエレメ
ント20の交換費用を低減した経済的なろ過装置を提供
することである。
【0044】以下、上述した第2の目的に対応する本発
明の実施例について説明する。図8および図9は本発明
によるろ過装置の実施の形態を示している。
【0045】本実施の形態のろ過装置は、図8に示すよ
うに、容器11、容器11内に配置した隔離板13と、
フィルタエレメント20の支持管14、フィルタエレメ
ント20の上部支持体12、容器11内に被浄化流体を
供給する流入管16、浄化した流体が容器11から流出
する流出管17、フィルタエレメント20逆洗時に加圧
気体を供給する給気管18、ベント管19で構成されて
おり、フィルタエレメント20の一部はフィルタを持た
ないダミーエレメント30で置き換えられている。
【0046】浄化運転時には、被浄化流体は流入管16
から容器11に流入し、フィルタエレメント20で浄化
された後、容器11下部に集まり、流出管17から流出
する。浄化運転により不純物がフィルタエレメント20
で捕獲され、差圧が上昇すると、被浄化流体の流入を停
止し、洗浄する。洗浄時には、給気管18から加圧気体
を供給し、隔離板13の下方に加圧気体層を形成し、こ
の部分の浄化水を支持管14を経由してフィルタエレメ
ント20に逆流させて、付着した不純物を除去し、流入
管16から排出する。供給した加圧気体はベント管10
から排気する。フィルタエレメント20の一部はフィル
タを持たない安価なダミーエレメント30で置き換えら
れているため、フィルタエレメント20の員数を大幅に
削減することができ、フィルタエレメント20の交換費
用を低減することができる。
【0047】この場合、洗浄時に供給される加圧気体が
ダミーエレメント30に流入し、内部に溜まると浄化運
転時に、被浄化流体の流量変動の要因となるため、本実
施例においては、図9に示すように、少なくともダミー
エレメント30の一端は閉塞されている。図9−aに示
すダミーエレメント30は、棒状であり、流体が流入す
ることはない。図9−bに示すダミーエレメント31
は、筒状であるが、一端が閉塞されているため、加圧気
体が流入することはない。他端が開放されているのは、
外圧が作用してダミーエレメント31が押つぶされるこ
とを防止するためである。本実施例におけるフィルタエ
レメント20には、本発明によるフィルタエレメント2
0の他、処理容量の大きい、いかなるフィルタエレメン
ト20を使用してもよい。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、対面するフィルタの間
にスペーサを設けたことにより、逆洗時にフィルタ面に
作用する圧力によるフィルタの変形を防止し、対面する
フィルタ表面に堆積した不純物が相互に接触することを
防止し、かつ、逆洗離脱した不純物を含む流体の流路を
確保し、フィルタ面から離脱した不純物を容易に排出す
ることができる。したがって、不純物を捕獲堆積後の洗
浄性が向上し、再使用後の不純物捕獲容量が飛躍的に増
大し、フィルタ寿命が長くなり、経済性が向上する。す
なわち、新しいろ過装置を製作する場合には、多数のフ
ィルタエレメントを内蔵したろ過塔の員数を大幅に減少
できる。
【0049】また、ろ過塔内に、処理容量の大きいフィ
ルタエレメントと、一端を閉塞した安価なダミーエレメ
ントとを混在させることにより、既存のろ過装置におい
てもフィルタエレメントの本数を削減し、フィルタエレ
メントの交換費用を低減した経済的なろ過装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態によるフィルタエレメ
ントの詳細構造を表わす部分断面図である。
【図2】図1に示したフィルタエレメントのフィルタ部
分の詳細構造を表わす部分断面図である。
【図3】図1に示したフィルタエレメントの洗浄効果を
従来技術と比較した概念図である。
【図4】図1に示したスペーサとその変形例の詳細構造
を表わす部分断面図である。
【図5】図1に示したスペーサとその変形例の組み立て
状態を表わす部分断面図である。
【図6】本発明による別のスペーサの詳細構造を表わす
部分断面図である。
【図7】本発明による別のフィルタエレメントの詳細構
造を表わす部分断面図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態によるろ過装置の構
造を表わす縦断面図である。
【図9】図8に示したダミーエレメントの詳細構造を表
わす部分縦断面図である。
【図10】浄化運転と逆洗を繰り返した場合における不
純物捕獲量の変化を、従来技術と本発明とを比較した図
である。
【符号の説明】
11…容器 12…上部支持体 13…隔離板 20…フィルタエ
レメント 21…フィルタ 25…スペーサ 26…スペーサ 27…スペーサ 28…スペーサ 29…不純物層 30…ダミーエレメント 31…ダミーエレ
メント

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 膜状フィルタを波状もしくは蛇腹状に折
    り畳んで容積当りの有効面積を拡大すると共に、フィル
    タに不純物が堆積してフィルタ差圧が増加すると不純物
    を逆洗除去して再使用するようにしたフィルタエレメン
    トにおいて、 被浄化流体の流入側における前記折り畳んで各対面する
    フィルタ表面間に、逆洗時フィルタ面に作用する圧力に
    よるフィルタの変形を防止すると共に、折り畳んで各対
    面するフィルタ表面に堆積した不純物が相互に接触する
    ことを防止し、かつ、逆洗離脱した不純物を含む流体の
    流路を確保するためのスペーサを設けたことを特徴とす
    るフィルタエレメント。
  2. 【請求項2】 前記スペーサは、フィルタエレメントの
    軸線方向に間隔をおいて被浄化流体の流入方向と平行に
    配置される複数個の楔状部材と、これらの楔状部材を互
    いに連結する糸状部材と、により構成されていることを
    特徴とする請求項1記載のフィルタエレメント。
  3. 【請求項3】 前記スペーサは、フィルタエレメントの
    軸線方向に間隔をおいて被浄化流体の流入方向と平行に
    配置される複数個の棒状部材と、これらの棒状部材を互
    いに連結する糸状部材と、により構成されていることを
    特徴とする請求項1記載のフィルタエレメント。
  4. 【請求項4】 前記スペーサは、フィルタエレメントの
    周方向に一体的に連設されると共に、フィルタエレメン
    トの軸線方向に間隔をおいて被浄化流体の流入方向と平
    行に配置される複数個の主部材と、これらの主部材を互
    いに連結する補助部材と、により構成されていることを
    特徴とする請求項1記載のフィルタエレメント。
  5. 【請求項5】 前記フィルタエレメントの各構成部品の
    材料は、前記スペーサを含めてプラスチック材料のよう
    に、焼却が容易な材料であることを特徴とする請求項1
    乃至4のいずれかに記載のフィルタエレメント。
  6. 【請求項6】 容器と、容器内に配置した隔離板と、隔
    離板に接続した複数のフィルタエレメントと、容器内に
    被浄化流体を供給する流入管と、浄化した流体が容器か
    ら流出する流出管とを有し、被浄化流体をフィルタエレ
    メントに通して浄化するろ過装置において、 前記フィルタエレメントよりも処理容量の大きいフィル
    タエレメントを運転中のろ過装置の交換フィルタとして
    使用する場合、前記フィルタエレメントの一部を、フィ
    ルタを設けず、被浄化流体が流入しないように少なくと
    も一端が閉塞されたダミーエレメントに置換えたことを
    特徴とするろ過装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、処理容量の大きいフ
    ィルタエレメントは、請求項1乃至5のいずれかに記載
    のフィルタエレメントであることを特徴とするろ過装
    置。
JP6498097A 1997-03-18 1997-03-18 フィルタエレメント及びろ過装置 Pending JPH10258221A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6498097A JPH10258221A (ja) 1997-03-18 1997-03-18 フィルタエレメント及びろ過装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6498097A JPH10258221A (ja) 1997-03-18 1997-03-18 フィルタエレメント及びろ過装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10258221A true JPH10258221A (ja) 1998-09-29

Family

ID=13273722

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6498097A Pending JPH10258221A (ja) 1997-03-18 1997-03-18 フィルタエレメント及びろ過装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10258221A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001293470A (ja) * 2000-04-17 2001-10-23 Japan Organo Co Ltd 復水濾過装置
DE102004014398B4 (de) * 2003-03-26 2008-02-07 Komatsu Ltd. Filter zum Einfangen von Fremdstoffen
JP2009195793A (ja) * 2008-02-20 2009-09-03 Jsr Corp ダミーフィルター、フィルターハウジング、フィルター装置、及び濾過方法
JP2011078967A (ja) * 2009-09-08 2011-04-21 Yoshimi Fujita 濾過体及び浄水器
KR101711570B1 (ko) * 2016-06-22 2017-03-06 (주)로멤테크 와류 형성을 위한 개방형 스페이서 및 이를 이용한 멤브레인 필터 모듈
JP2024026786A (ja) * 2018-12-14 2024-02-28 イー・エム・デイー・ミリポア・コーポレイシヨン スパイラル型濾過装置及び製造方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001293470A (ja) * 2000-04-17 2001-10-23 Japan Organo Co Ltd 復水濾過装置
DE102004014398B4 (de) * 2003-03-26 2008-02-07 Komatsu Ltd. Filter zum Einfangen von Fremdstoffen
US7754069B2 (en) 2003-03-26 2010-07-13 Komatsu Ltd. Filter for trapping foreign matter
JP2009195793A (ja) * 2008-02-20 2009-09-03 Jsr Corp ダミーフィルター、フィルターハウジング、フィルター装置、及び濾過方法
JP2011078967A (ja) * 2009-09-08 2011-04-21 Yoshimi Fujita 濾過体及び浄水器
KR101711570B1 (ko) * 2016-06-22 2017-03-06 (주)로멤테크 와류 형성을 위한 개방형 스페이서 및 이를 이용한 멤브레인 필터 모듈
JP2024026786A (ja) * 2018-12-14 2024-02-28 イー・エム・デイー・ミリポア・コーポレイシヨン スパイラル型濾過装置及び製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7597734B2 (en) Multi-element filter arrangement and methods
US3441143A (en) Plural element filter assembly
US6422395B1 (en) Filter with preferential fluid affinity
WO2001021279A1 (en) Filter elements and filtering methods
JPH10258221A (ja) フィルタエレメント及びろ過装置
KR20060136483A (ko) 플리츠형 카트리지 필터 장치
JPH10230145A (ja) スパイラル型膜エレメント
JPH10244135A (ja) ろ過装置の逆洗方法、同運転方法、フィルタエレメントの寿命予測方法及びフィルタエレメントの再生方法
JP2978434B2 (ja) 発電所の復水系における濾過器の更新方法
US6361690B1 (en) Extended area filter basket assembly and filter bag therefor
EP1092462B1 (en) High capacity filter
JP4632330B2 (ja) 浄水カートリッジ
JP4107724B2 (ja) スパイラル型膜エレメント
JP2000508581A (ja) 使い捨てコアレッサー
JPH10230140A (ja) スパイラル型膜エレメント
JP3324456B2 (ja) 鉄クラッドの除去方法
JP2012110861A (ja) 気体浄化用中空糸膜カートリッジ
JP2000271456A (ja) スパイラル型膜エレメントおよびスパイラル型膜モジュールの運転方法および洗浄方法
US12521663B2 (en) Fiber bed filter and mist eliminator system with enhanced drainage
JP2010274621A (ja) 濾材
CN215027717U (zh) 实验室纯水器ro膜水质超标自动冲洗装置
CN210521925U (zh) 一种高纳污高通量折叠滤芯
KR101427778B1 (ko) 미디어 포집장치
JP2917714B2 (ja) 濾過器
JPH10180053A (ja) スパイラル型膜エレメント