JPH10258708A - ワイパ保持装置 - Google Patents

ワイパ保持装置

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Publication number
JPH10258708A
JPH10258708A JP9064905A JP6490597A JPH10258708A JP H10258708 A JPH10258708 A JP H10258708A JP 9064905 A JP9064905 A JP 9064905A JP 6490597 A JP6490597 A JP 6490597A JP H10258708 A JPH10258708 A JP H10258708A
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JP
Japan
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wiper
lift
wiper arm
wiper blade
cam
Prior art date
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Application number
JP9064905A
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English (en)
Inventor
Hideshi Sawara
英志 佐原
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Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイパアームを確実にリフトアップすること
ができ、かつリフトアップ時の振動によるバタつきを防
止すると共にリフトアップ時にキャビンからの視界を妨
げることを防止する。 【解決手段】 ワイパアーム108を持ち上げる際に、
単純に上方へ持ち上げるのではなく、車両の斜め前方に
持ち上げるようにしたため、ワイパアーム108をカウ
ルカバーとボンネットとの間に隠すことができ、見栄え
の向上、並びにキャビンからの見通しの向上を図ること
ができる。また、このワイパアーム108の持ち上げ時
に、ワイパブレードの両端部近傍を押さえプレートによ
って持ち上げを阻止する方向に働かせたため、ワイパ装
置を3点支持することにより、振動によるバラつきを防
止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイパアームに取
付けられたワイパブレードをウィンドシールドガラス面
に沿って往復動作させ、該ウィンドシールドガラス面を
払拭するワイパ装置に用いられ、該ワイパ装置の不使用
時に前記ワイパブレードとウィンドシールドガラスとの
接触圧を軽減して保持するワイパ保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ワイパ装置のリフトアアップ機構
において、多く用いられているものとしては、手動によ
るものがある。
【0003】これは、ワイパアーム又はワイパブレード
の一部に取付けられ、レバーの操作で脚部材を突き出
し、ワイパブレードをウィンドシールドガラス面から浮
かせた状態にするものである。ワイパ装置の動作開始時
には、この動作に伴って付勢力で脚部材が退避収容され
る構造となっている。
【0004】このような手動のリフトアップ機構におい
ては、ワイパ装置の動作終了の度に手動で上記脚部材を
突き出すレバー操作をしなければならず、面倒である。
【0005】そこで、モータの駆動力でワイパアームの
リフトアップ及びリフトダウンさせる構造が種々提案さ
れている。
【0006】例えば、カウルカバー近傍にモータを取付
け、このモータの回転中心からずれた位置にカムレバー
を取付けて、リフト解除位置の状態でワイパアームの下
方まで延設する。モータが駆動し、カムレバーが180
°回転するとこのカムレバーによってワイパアームが持
ち上げられる構造である(特開平4−54755号公報
参照)。
【0007】また、ソレノイド等を用い、ソレノイドの
励磁、非励磁によって伸縮するロッドをワイパアームに
対応させる構造も提案されている(一例として、実開平
6−1046号公報)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
リフトアップ機構では、ワイパアームを単にリフトアッ
プさせればよいという思想であり、通常、ワイパアーム
に回動可能に支持されたワイパブレードのリフトアップ
状態における揺れやバタつきの発生に関しては、ほとん
ど考慮されていない。
【0009】このため、エンジンの振動や車両走行中の
振動や走行風等によって、リフトアップされたワイパブ
レードに揺れやバタつきが発生し、その騒音がキャビン
内に伝わって、乗員に不快感を与えることになる。
【0010】また、単純にリフトアップさせるのみで
は、キャビンからの視界を妨げる原因に繋がることもあ
る。
【0011】本発明は上記事実を考慮し、ワイパアーム
を確実にリフトアップすることができ、かつリフトアッ
プ時のバタつきを防止すると共にリフトアップ時にキャ
ビンからの視界を妨げることを防止することができるワ
イパ保持装置を得ることが目的である。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、ワイパアームに取付けられたワイパブレードをウィ
ンドシールドガラス面に沿って往復動作させ、該ウィン
ドシールドガラス面を払拭するワイパ装置に用いられ、
該ワイパ装置の不使用時に前記ワイパブレードとウィン
ドシールドガラスとの接触圧を軽減して保持するワイパ
保持装置であって、前記ワイパアームの初期停止位置に
対応して設けられ、ワイパアーム又はワイパブレードを
ウィンドシールドガラス面からリフトアップさせるリフ
トアップ手段と、前記リフトアップ手段によるリフトア
ップ時にワイパブレードの揺動を阻止し、所定の姿勢で
保持する停止姿勢保持手段と、を有している。
【0013】請求項1に記載の発明によれば、リフトア
ップ手段によってワイパアームをリフトアップさせる場
合、停止姿勢保持手段によってこのワイパアームのリフ
トアップ状態におけるワイパブレードの揺動を阻止して
いる。このため、振動や走行風によってワイパブレード
がウィンドシールドガラス面に接触、離反を繰り返す、
所謂バタつきを防止することができる。
【0014】なお、ワイパアームが初期停止位置を認識
する手段としては、周知の自動定位置停止装置(例え
ば、特開昭59−11809号公報参照)に適用された
カムスイッチからの信号を検出すればよい。
【0015】請求項2に記載の発明は、ワイパアームに
取付けられたワイパブレードをウィンドシールドガラス
面に沿って往復動作させ、該ウィンドシールドガラス面
を払拭するワイパ装置に用いられ、該ワイパ装置の不使
用時に前記ワイパブレードとウィンドシールドガラスと
の接触圧を軽減して保持するワイパ保持装置であって、
前記ワイパアームの初期停止位置に対応して設けられ、
ワイパアーム又はワイパブレードをウィンドシールドガ
ラス面から所定距離リフトアップさせるリフトアップ手
段と、前記ワイパブレードの初期停止位置に対応して設
けられ、前記リフトアップ手段によるリフトアップ動作
の途中の前記リフトアップ両より短い距離で前記ワイパ
ブレードのリフトアップ動作を弾性をもって制限する制
限部材と、を有している。
【0016】上記リフトアップ手段にほりワイパアーム
又はワイパブレードが持ち上げられるリフトアップ途中
で、制限部材によってワイパブレードを弾性をもってリ
フトアップ動作を制限しているので、結果的にワイパブ
レードがリフトアップ状態で制限部材に押さえられるこ
とになる。よって、ワイパブレードのリフトアップ状態
における揺れやバタつきが防止できる。
【0017】請求項3に記載の発明は、前記リフトアッ
プ手段は、モータにより前記ワイパアーム又はワイパブ
レードのリフトアップ位置とリフト解除位置との間を回
転駆動されるリフトアップカムを備え、前記リフトアッ
プカムは、前記リフトアップ位置とリフト解除位置で拘
束され、この拘束による電流値の変化に基づいて、前記
モータへの通電が遮断されることを特徴としている。
【0018】請求項3に記載の発明によれば、駆動源と
してモータを適用し、このモータによって回転駆動され
るリフトアップカムが、リフトアップ位置とリフト解除
位置で機械的に拘束される構成である。このため、リフ
トアップカムは正確な位置で止まる。また、モータには
リフトアップカムの機械的拘束により過電流がながれ、
この過電流を検出することにより、モータへの通電を遮
断させる構成であるので、リフトアップカムやワイパブ
レード周りに雪が堆積し、凍結することによってリフト
アップカムが拘束された場合にも無理な作動を行わずに
モータへの通電を遮断し、モータの焼損を防止できる。
【0019】請求項4に記載の発明は、前記請求項1又
は請求項2記載の発明において、前記リフトアップ手段
は、ワイパアーム又はワイパブレードと係合してクラン
ク軸の回転により前記ワイパアーム又はワイパブレード
をリフトアップするカムレバーを有し、前記カムレバー
には、そのリフトアップ動作に伴って前記ワイパアーム
又はワイパブレードをワイパアームの払拭始動方向と反
対方向へ移動させる案内傾斜面と、ワイパアームの払拭
始動方向に対して徐々に低位となるスロープ面と、が形
成されていることを特徴としている。
【0020】請求項4に記載の発明によれば、リフトア
ップ動作時には、ワイパアーム又はワイパブレードと案
内傾斜面とが係合しているので、案内傾斜面はクランク
軸回転によってワイパアーム又はワイパブレードをワイ
パアームの払拭始動方向と反対の方向、例えば、車両前
方側のカウルカバーとエンジンフード後端との隙間に引
き込み収容する。従って、キャビンからの視界を妨げる
ことがない。
【0021】また、リフトアップ状態において、ワイパ
アーム又はワイパブレードはスロープ面と係合している
ため、ワイパアームの払拭始動時には、このスロープ面
に沿って移動し、ウィンドシールドガラス面に至るた
め、リフトアップ位置からの落下衝撃が緩和される。
【0022】請求項5に記載の発明は、前記請求項4に
記載の発明において、前記カムレバーと前記ワイパアー
ム又はワイパブレードとの接触面に円滑に摺動させる摩
擦低減保護部材を介在させたことを特徴としている。
【0023】請求項5に記載の発明によれば、ワイパア
ームとカムレバーとは当然接触してリフトアップするた
め、長期間繰り返していると、磨耗したり破損すること
がある。そこで、この接触部位に摩擦低減保護部材を介
在させることにより、摩擦係数が小さくなり、この結
果、円滑にワイパアームを案内斜面に沿って摺動させる
ことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
(ワイパ装置の基本構造)図1には、本実施の形態に係
るワイパ装置100が取付けられた車両の一部(フロン
トウィンドシールドガラス102及びその周辺)が示さ
れている。
【0025】カウルカバー104によって下端部が支持
されたフロントウィンドシールドガラス102の下部に
は、ワイパ装置100の一対のワイパプレード106が
初期停止位置として配置されている。
【0026】ワイパブレード106は、車両幅方向が長
手方向とされ、その中央部には、ワイパアーム108の
先端が取付けられている。
【0027】ワイパアーム108の他端部は、カウルカ
バー104から突出される回転軸(図示省略)に取付け
られており、モータ110(図8のブロック図でのみ図
示)の駆動力で回転軸が回転することによって、ワイパ
アーム108を回転軸を中心に振り子状に往復回動させ
ることができるようになっている。
【0028】なお、ワイパアーム108は、図示しない
引張コイルばね等の付勢手段が取付けられており、フロ
ントウィンドシールドガラス102方向に付勢されてい
る。
【0029】図2に示される如く、前記ワイパアーム1
08の先端に回動可能に連結されるプライマリレバー1
12の長手方向両端には、セカンダリレバー114の長
手方向中間部に取付けられている。
【0030】ここで、前記プライマリレバー112にお
けるワイパアーム108との連結部には、開口部116
が設けられており、一対の側壁部118が立設されてい
る。この側壁部118にはリベット120が掛け渡さ
れ、一対の側壁部118間に矩形ブロック状のクリップ
122がリベット120を中心に回動可能に支持されて
いる。
【0031】一方、ワイパアーム108の先端は、略U
字型に屈曲されており、この屈曲部が前記クリップ12
2を包み込むように取付けられ、ワイパアーム108と
プライマリレバー112とが連結される。
【0032】プライマリレバー112は、幅方向断面が
前記フロントウィンドシールドガラス102に対向する
面が開口された略コ字型とされており、長手方向両端部
の互いに対向する一対の側壁部間には、同軸状の円孔が
設けられている。
【0033】一方、セカンダリレバー114は、幅方向
断面が前記フロントウィンドシールドガラス102に対
向する面が開口された略コ字型とされており、長手方向
中央部には、互いに対向する一対の側壁部間に同軸状の
円孔が設けられている。
【0034】ここで、前記プライマリレバー112の一
端の側壁からリベット124を挿入し、セカンダリレバ
ー114の円孔を通過させ、他端の側壁から突出させ、
かしめることにより、セカンダリレバー114をプライ
マリレバー112に対して回動可能に支持することがで
きる。
【0035】また、上記セカンダリレバー114の長手
方向両端部には、プライマリレバー112とセカンダリ
レバー114との連結構造と同様の構造で、それぞれヨ
ークレバー126が回動可能に取付けられている。
【0036】このように、1本のプライマリレバー11
2に対して、2本のセカンダリレバー114が取付けら
れ、さらに2本のセカンダリレバー114に対してそれ
ぞれ2本のヨークレバー126が取付けられた、所謂ト
ーナメント式構造とされている。
【0037】ヨークレバー126は、幅方向断面が前記
フロントウィンドシールドガラス102に対向する面が
開口された略コ字型とされ、長手方向両端部は、矩形状
に拡幅され、互いに対向かつ平行とされた保持部128
が形成されている。保持部126は、その先端が若干互
いに接近する方向に略直角に屈曲されて係止爪(図示省
略)が形成されている。
【0038】この保持部128によって、ブレードラバ
ー132が保持されている。図3に示される如く、ブレ
ードラバー132は、長手方向に沿って前記フロントウ
ィンドシールドガラス面を払拭するためのリップ部13
4が設けられている。すなわち、前記ワイパアーム10
8の振り子状の往復回動によって、リップ部134がフ
ロントウィンドシールドガラス面と接触しながら移動
し、水滴等を払拭するようになっている。このリップ部
134を吊り下げ状態で支持するようにネック部136
を介して被保持部材138が一体形成されている。この
被保持部材138には、長手方向に沿って金属又は樹脂
製のバッキング140が嵌め込まれ、ワイパブレード1
06を略直線状に保持している。
【0039】また、この被保持部材138とリップ部1
34とを連結するネック部136は、その幅寸法が被保
持部材138及びリップ部134よりも縮幅されてお
り、前記保持部128が被保持部材138を囲み、かつ
保持部128の先端の係止爪が係止されることにより、
ワイパブレード106はヨークレバー126に保持され
る。 (ワイパ装置の保持構造)図1及び図3に示される如
く、前記ワイパ装置100には、本実施の形態に係るワ
イパ保持装置200がそれぞれ配設されている。
【0040】このワイパ保持装置200は、左右のワイ
パ装置100共に同一構造であるので、一方(運転席
側)のワイパ保持装置200のみを説明し、他方(助手
席側)のワイパ保持装置200については構成の説明を
省略する。
【0041】ワイパ保持装置200は、制限部材として
の押さえプレート202と本体ユニット204とで構成
されている。
【0042】図3に示される如く、押さえプレート20
2は、平板を略クランク状に屈曲して形成されている。
この押さえプレート202は、ワイパブレード106の
通常停止位置(初期停止位置)における長手方向両端部
近傍(若しくは、若干中央寄り)にそれぞれ配置されて
いる。
【0043】押さえプレート202の長手方向が車両の
前後方向(図3の矢印J方向)に設けられており、その
前方側がカウルカバー104にボルト・ナット(図示省
略)で固定されている。このため、押さえプレート20
2の車両後方側(ガラス面102側)は、中間部の傾斜
部によりカウルカバー104に対して隙間(図3の寸法
G)が生じており、その先端部(車両後方側端部)は、
ワイパブレード106の上側で重なる位置まで延長され
ている。この状態では、押さえプレート202の下端面
とワイパブレード106との間には、若干量(寸法S)
の隙間が生じている。また、ワイパブレード106が通
常停止位置にあるときには、押さえプレート202の奥
行き方向(屈曲部分)に対して若干余裕のある状態で停
止され、ワイパブレード106が押さえプレート202
の隙間Gへ移動可能となっている。
【0044】一方、この一対の押さえプレート202の
間で、かつワイパアーム108の長手方向略中央部に
は、本体ユニット204が配設されている。
【0045】図4乃至図6に示される如く、本体ユニッ
ト204は、合成樹脂製のケーシング206に覆われて
いる。ケーシング206は、ベース208と蓋体210
とで構成されている。
【0046】図5に示される如く、ベース208の内部
には、底面が円弧状で周縁が略矩形状の溝部212A
と、底面が平面で周縁が略円形状の溝部212Bとが連
続した収容部212が形成されている。
【0047】溝部212Aには、外径が円柱状のモータ
214が収容されている。このモータ214は、極性を
反転することにより、正転及び逆転するDCモータであ
る。モータ214の外周曲率半径と、前記溝部212A
の底面の曲率半径とが一致している。
【0048】モータ214の回転軸216は、前記溝部
212B側へ突出されている。この回転軸216には、
螺旋状にウォームを施したウォームギヤ218が取付け
られている。
【0049】溝部212Bには、その内周円形の同心位
置に円孔220が設けられ、溝部212B側に円孔22
0の周縁部から円筒状の突起部222が設けられてい
る。この溝部212Bには、平歯車224が配置されて
いる。平歯車224の突起部222に対向する面には、
前記突起部222の内周に挿入される小径の円筒部22
6が形成され、この小径の円筒部226が突起部222
の貫通孔に軸支されるようになっている。ここで、平歯
車224と溝部212Bの底面との間には、突起部22
2の高さ寸法分隙間が生じることになる。このドーナツ
状の隙間の一部には底面から一体に突出形成された円柱
状の突起部VにOリング228が挿入され、接着剤等で
固定されている。
【0050】一方、平歯車224の溝部212Bの底面
と対向する面には、扇状突出部230が一体形成されて
いる。この扇状突出部230は、両端部が前記Oリング
228の外周の曲率半径と同一の曲率半径とされる円弧
溝とされている。また、扇状突起部230の開き角度
(両端の円弧中心間)は180°に設定されている。こ
の扇状突起部230は前記隙間に配置されるため、平歯
車224の回転時に前記Oリング228と干渉すること
になる。このため、平歯車224の回転範囲が180°
に制限される。
【0051】前記溝部212Bの中心に設けられた円孔
220並びに突起部222の貫通孔には、平歯車224
の中心に一端が取付けられた軸232が挿通され、他端
がベース208の外側まで突出されている。
【0052】突出されたクランク軸としての軸232に
は、リフトアップカム234が取付けられている。
【0053】図5に示される如くリフトアップカム23
4は、前記軸232が嵌入される円孔236が設けられ
たベース部238と、ベース部238と前記軸232の
軸線方向に段違いとされて一体形成されるカム部240
と、このカム部240から軸232の軸線方向に突出さ
れるカムレバー242と、で構成されている。
【0054】リフトアップカム234は、軸232の回
転によって、カム部240が軸232周りに回転するよ
うになっており、その回転範囲は、前述の如く180°
となっている。
【0055】リフトアップカム234のリフト解除位置
状態では、カム部240が軸232よりも下側とされる
(図7(A−1)の状態)。ここで、ワイパ装置100
のワイパアーム108が初期停止位置にあるとき、カム
部240から突出されたカムレバー242は前記ワイパ
アーム108の下側(ワイパアーム108とカウルカバ
ー104との間の隙間)に入り込むようになっている
(図7(A−2)の状態)。
【0056】このときの、カムレバー242とワイパア
ーム108との対向面は、平面とされている。
【0057】次に、モータ214の駆動力で軸232が
90°回転すると、カム部240は軸232の横位置と
なり、カムレバー242はリフト解除位置よりも若干上
方(ワイパアーム108側)に移動するようになってい
る(図7(B−1)の状態)。この移動中に、ワイパア
ーム108とカムレバー242とが係合するように、ワ
イパ保持装置200はその取付位置をワイパアーム10
8の初期停止位置に対応して設定されている。なお、こ
の取付位置の設定については後述する。
【0058】このときの、カムレバー242には、ワイ
パアーム108が初期停止位置から払拭始動する方向と
反対方向にいくに従い徐々に低位となる傾斜部244が
形成されている。このため、カムレバー242のリフト
アップ動作中で、この傾斜部244と係合しガラス面へ
の付勢力に抗して持ち上げられたワイパアーム108
は、このワイパアーム108のガラス面への付勢力を利
用して90°回転する間に傾斜部244に案内されて、
ワイパアームが初期停止位置から払拭始動する方向と反
対方向(カムレバー242の基部側)カムレバー242
の基部側へ案内移動されることになる。この移動は、前
記押さえプレートの奥行きに隙間を生じさせているた
め、何ら障害なく移動される(図7(B−2)の状
態)。
【0059】また、この移動は、ワイパアーム108を
車両平面視でボンネット246に隠れる位置となる。
【0060】リフトアップカム234は、モータ214
の駆動力でさらに90°回転して停止する(図7(C−
1)の状態)。この状態で、ワイパ装置100のワイパ
アーム108は保持されることになり、ワイパアーム1
08の持ち上げ量Hは、前記押さえプレート202とワ
イパブレード106との間に隙間Sよりも若干大きくな
るように設定しており、この結果、ワイパブレード10
6をフロントウィンドシールドガラス102面(或いは
カウルカバー104面)に対して、押しつけ力がほぼ0
に近い接触状態、或いは若干隙間が生じた状態で保持す
ることが可能となる。
【0061】この保持状態では、エンジンの振動、車両
走行中の振動や走行風等でワイパアーム108に対する
ワイパブレード106の揺れやバタつきが防止される構
造となっている。
【0062】また、このときの、カムレバー242のワ
イパアーム108との対向面には、ワイパアームが初期
停止位置から払拭始動する方向(カムレバー242の先
端側)先端側にいくに従い徐々に低位となるスロープ2
48が形成されている。このスロープ248は、ワイパ
装置100の動作開始時に、このスロープ248を伝っ
てフロントウィンドシールドガラス102方向へ移動
し、持ち上げにより起こり得るワイパブレードの落下衝
撃を緩和する役目を有している。
【0063】ここで、カムレバー242と接触ワイパア
ーム108の外周面には、摩擦係数を小さくし、カムレ
バー242との係合による塗膜の剥がれを防止する塗膜
保護剤249が塗布されている。このため、繰り返しリ
フトアップ動作を行っても、ワイパアーム108やカム
レバー242が損傷するようなこと防止することができ
る(図7(C−2)参照)。 (高さ位置調整機構)ワイパ保持装置200のケーシン
グ206を構成するベース208は、蓋体210で閉じ
た状態で複数の箇所をビスによって螺合し、組み付けら
れている。
【0064】螺合箇所の一部としてケーシング206の
溝部212B側側面には、ベース208の側面からは矩
形ブロック状のねじ止め部258Aが突出されている。
これに対応して、蓋体210にも同一形状のねじ止め部
258Bが一体形成されている。このねじ止め部258
A、258Bには、それぞれ円孔260が設けられてい
る。
【0065】ここで、この螺合箇所は、ワイパ保持装置
200のカウルカバー104への取付け時における高さ
位置の調整用に兼用されている。
【0066】すなわち、ベース208と蓋体210とが
合わされた状態でのねじ止め部258A、258Bの合
成幅寸法とほぼ同寸法の間隔を持つ、断面略コ字型の高
さ調整ブラケット262が、このねじ止め部258A、
258Bを挟み込むように取付けられている。
【0067】高さ調整ブラケット262は、対向する一
対の側壁部262Aに長孔264が設けられている。ま
た、側壁部262Aの下端部は、互いに離反する方向に
略直角に屈曲されて脚部262Bが形成され、カウルカ
バー104への固定部とされている。
【0068】ここで、側壁部262Aによって、前記ね
じ止め部258A、258Bを挟持し、長孔264、円
孔260、長孔264の順にビス266を貫通し、ナッ
ト268と螺合するときに、長孔264の範囲内でねじ
止め部258A、258Bを高さ方向に調整することが
できるようになっている。
【0069】図5に示される如く、ケーシング206の
溝部212A側側面は、他よりも若干厚肉とされてい
る。この厚肉側壁部270には、細幅矩形状の溝272
が設けられている。この溝272には、金属製かつ矩形
状のナット274が収容されている。ナット274は完
全に溝272に収容され、収容状態では、回転が不可と
なる。
【0070】この回転が不可となったナット274の雌
ねじ孔と同軸状に厚肉側壁部270には、円孔276が
設けられている。
【0071】一方、蓋体210は、前記ナット274が
収容された溝272の開口を塞ぐようにベース208と
合わせられる。
【0072】前記厚肉側壁部270の外周面には、略L
字型の高さ調整ブラケット278が対応されている。こ
の高さ調整ブラケット278の主面(厚肉側壁部270
と当接する面)には、長孔280が設けられ、下端部
は、カウルカバー104への固定部とされている。
【0073】ここで、ビス282を長孔280、円孔2
76の順に挿通し、溝272に回転不可状態で収容され
たナット274に螺合させることにより、長孔280の
挿入位置で高さを決め、高さ調整ブラケット278を固
定することができる。
【0074】すなわち、ビスが反対面に貫通しないよう
な箇所、あるいは貫通させるには長いビスを必要とする
箇所であって、合成樹脂製等の比較的螺合の繰り返しに
によってねじ山が崩れたり、破損したりし易い材質に雌
ねじを形成しなければならないような場合、本実施の形
態の如く、ナット274を埋め込み型とすることによ
り、合成樹脂製であるベース208に雌ねじを形成する
ことが不要となり、高さ調整のように何度も螺合を繰り
返すような場合に雌ねじのねじ山が破損するような不具
合を解消している。
【0075】また、このような不具合を解消する方法と
して、合成樹脂製のベース208を成形する際にナット
274をインサート成形により構成することも考えられ
るが、その場合は作業性が悪くコスト高となる。しか
し、本実施の形態では、ナット274をインサート成形
することなく、ベース208の溝272の中に収容する
ことがで回り止めされ、しかもベース208を蓋210
で閉じた状態とするコトデ、ナット274を溝272か
ら脱落することなく保持できる。 (ワイパ装置とワイパ保持装置との駆動制御)図8に
は、ワイパ装置100並びにワイパ保持装置200の駆
動回路図が示されている。
【0076】バッテリ300のプラス側端子には、イグ
ニッションスイッチ(以下、IGという)302の一方
の接点が接続され、マイナス側端子はアースされてい
る。
【0077】IG302の他方の接点は、ダイオード3
04を介してタイマ回路を構成する抵抗306及びコン
デンサ308の一端に接続されている。コンデンサ30
8の他端はアースされ、抵抗306の他端はNPN型ト
ランジスタ(以下、TRという)310のベースに接続
され、ベースは抵抗312を介してアースされている。
TR310のエミッタは抵抗314を介してアースされ
ている。TR310のコレクタは抵抗316、318を
介して、PNP型トラジスタ(以下、TRという)32
0のエミッタに接続される。抵抗316、318間は、
TR320のベースに接続され、TR310のコレクタ
がコントローラ322に接続されている。コントローラ
322はアースされており、このため、IG302がオ
ンすると、TR310、TR320がオンし、コントロ
ーラ322に電源を供給することができるようになって
いる。
【0078】なお、コントローラ322には、IG30
2の他方の接点が抵抗324を介して接続されており、
IG302のオン・オフ信号が入力される。また、コン
トローラ322は、ワイパスイッチ(以下、WPとい
う)326の一方の接点が接続され、このWP326の
他方の接点はアースされている。このため、WP326
のオン・オフ信号がコントローラ322に入力される。
【0079】バッテリ300のプラス側端子は、本実施
の形態に係るワイパ保持装置200のモータ214を駆
動させるための一対のリレー回路のコイル328、33
0の一端、及びコイル328、330の励磁、非励磁に
よってそれぞれ独立して接点が切り換わりモータ214
の正転、逆転、停止を制御するリレースイッチ332、
334のそれぞれの第1接点に接続されている。リレー
スイッチ332、334の各第2接点は接続され、アー
スされている。
【0080】また、各リレースイッチ332、334の
コモン端子には、それぞれモータ214の両端子が接続
されている。
【0081】コイル328、330の他端は、NPN型
トランジスタ(以下、TRという)336、338のコ
レクタにそれぞれ接続され、エミッタはアースされてい
る。
【0082】このTR336、338のベースは、抵抗
340、342を介してコントローラ322と接続さ
れ、コントローラ322からの信号に応じてオン・オフ
するようになっている。
【0083】また、バッテリ300のプラス側端子は、
ワイパ装置100のモータ110を駆動するためのモー
タ駆動回路344と接続されている。モータ駆動回路3
44はアースされ、かつモータ110の両端が接続され
ている。モータ駆動回路344は、例えばリレー回路等
が適用可能である。
【0084】このモータ110によるワイパ装置100
の動作状態(初期停止位置)は、カムスイッチ346で
検出できるようになっている。
【0085】すなわち、カムスイッチ346は、モータ
110の駆動に連動してオン・オフされるが、ワイパ装
置のワイパアーム108が初期停止位置にきたときカム
スイッチ346の接点が切り換わるようにしておく。こ
のカムスイッチ346の一端はコントローラ322に接
続され、他端はアースされており、この接点の切り換え
状態をコントローラ322で認識することができるよう
になっている。 (自動定位置停止装置)上記カムスイッチ346のオン
・オフは、図9に死される自動定位置停止装置の両端子
408の導通、非導通に置き換えることができる。すな
わち、図9(A)及び(B)に示される如く、ワイパモ
ータ110のモータ本体の回転軸に形成されたウォーム
Kに噛合してウォーム減速を行うウォームホイールLが
出力軸400を中心に一方向に連続回転する。
【0086】このウォームホイールLの出力軸400と
反対側の面には、突起400Aが形成され、この突起4
00Aに円板402の突起402Aが当接して円板40
2は、出力軸400と同軸上を連動回転する。円板40
2には、ワイパアームの初期停止位置に対応するウォー
ムホイールLの回転位置に2本の端子408が摺動接触
する小角の扇状の導通板404と、一方の端子が接触す
る大角の扇状の導通板406とが配設されている。
【0087】この導通板406と一方の端子とが接触し
ている状態が図8におけるカムスイッチ346がオフの
状態であり、2本の対しと導通板404とが接触してい
る状態が図8におけるカムスイッチ346がオンの状態
である。
【0088】IG302がオンでしかもWP326がオ
ンである通常回転時には、上記端子408と導通板40
4、406との接触状態に関係なく一方向に連続回転す
る。
【0089】ここで、ワイパ払拭動作中、すなわち導通
板406に一方の端子が摺動接触している(カムスイッ
チ346がオフ状態)ときにWP326又はIG302
が開放された場合、コントローラ322はカムスイッチ
346がオフ場外であることを検知し、ワイパモータ1
10が回転を持続するようモータ駆動回路344を駆動
制御する。
【0090】そして、ワイパアームの初期停止位置に対
応するウォームホイールLの回転位置である導通板40
4と2本の端子408とが接触すると、コントローラ3
22には、カムスイッチ346がオン状態になったこと
を検知し、ワイパモータ110を停止させるようモータ
駆動回路344を制御する。こうしてワイパモータ11
0は導通板404と2本の端子408とが接触した状態
で停止するので、ワイパアームは初期停止位置で停止す
る。
【0091】なお、タイマ回路を構成するコンデンサ3
08と抵抗306は、上記ワイパ払拭動作中にIGが開
放されても、所定時間はコントローラ322に電源を供
給可能にしている。
【0092】上記通常回転時にWP326又はIG30
2を開放したとき、2本の端子408と導通板404と
が接触している状態であった場合には、コントローラ3
22はカムスイッチ346がオン状態であることを検知
し、ワイパモータ110は直ちに停止される。
【0093】以下に本実施の形態の作用を説明する。 (本体ユニット204の組付及び高さ位置調整手順)本
体ユニット204のベース208の溝部212Aにモー
タ214を収容し、溝部212BにOリング228及び
平歯車224を収容すると共に、溝部212Aにナット
274を収容した後、蓋体210によりベース208の
開口を塞ぐ。
【0094】次に、ケーシング206の溝部212B側
側面に設けられた矩形ブロック状のねじ止め部258
A、258Bに高さ調整ブラケット262を嵌め込み、
ビス266を貫通し、ナット268と螺合する。このと
き、強固に固定せず、若干緩めに螺合させておく。
【0095】次に、ケーシング206の溝部212A側
側面に高さ調整ブラケット278を合わせ、該側面に設
けられた円孔276にビス282を挿入する。
【0096】ここで、この溝部212A側側面である厚
肉側壁部270には、細幅矩形状の溝272が設けら
れ、予めナット274が回り止めされた状態で収容され
ているため、前記ビス282はこのナット274と螺合
されることなる。
【0097】このように、ビス282が反対面に貫通し
ないような箇所において、本実施の形態のベース210
の如く、比較的螺合の繰り返しにによってねじ山が崩れ
たり、破損したりし易い材質に雌ねじを形成しなければ
ならないような場合、ナット274を予め埋め込んでお
けば、ベース210に雌ねじを形成することが不要とな
る。
【0098】なお、このビス282も強固に固定せず、
若干緩めに螺合させておく。上記のように組み上がった
本体ユニット204をカウルカバー104に取付ける場
合、ワイパアーム108の長手方向略中央部に高さ調整
ブラケット262、278を介してビス等で固定すると
共に、ワイパアーム108と、リフトアップカム234
のカムレバー242と、の間で相対位置を調整する必要
がある。この相対位置調整は、本体ユニット204の高
さ調整によって行われる。
【0099】すなわち、高さ調整ブラケット262、2
78を固定するビス266、282の螺合時に若干緩め
としておいたので、高さ調整ブラケット262、278
をカウルカバー104に固定した後に、本体ユニット2
04のみを長孔264、280の長手方向に移動させる
ことができる。この移動によって、ワイパアーム108
とカムレバー242との相対位置を調整し、最終的にビ
ス266、282を強固に固定する。高さ調整は、異な
る車種、ワイパ装置100の形式によって異なり、かつ
経時的に位置ずれを起こすこともあるが、その都度簡単
に調整することができ、厚肉側壁部270におけるビス
282もナット274を埋め込みとしたため、高さ調整
の度に螺合を繰り返しても雌ねじのねじ山が破損するよ
うな不具合を解消することができる。
【0100】一方、ワイパ保持装置200の他の一部を
構成する押さえプレート202は、ワイパブレード10
6の両端部近傍に対応して、カウルカバー104にビス
等で固定するのみで、後の調整は不要である。 (ワイパ保持装置の動作)ワイパ保持装置200は、ワ
イパ装置100のワイパアーム108が初期停止位置に
あることが前提であり、その位置検出については、後述
の制御タイムチャートで説明し、ここでは、ワイパアー
ム108が初期停止位置にあることを前提に、ワイパ保
持装置200の機械的な動作について説明する。
【0101】まず、ワイパアーム108が初期停止位置
にあるときは、ワイパブレード106の長手方向両端部
又は両端部よりも若干中央寄りの位置に取付けられた押
さえプレート202の先端部とカウルカバー104との
間の隙間Gにワイパブレード106が位置している。但
し、この状態では、ワイパブレード106の上端と押さ
えプレート202の下端との間には、隙間Sが設けられ
た状態となっている。また、奥行きも若干の余裕がある
状態となっている。
【0102】一方、本体ユニット204のリフトアップ
カム234のカムレバー242は、ワイパアーム108
の略中央部におけるカウルカバー104との間の隙間に
入った状態となっている。
【0103】この状態(図7(A−1、A−2)の状
態)で、モータ214を駆動させると、まず、軸232
を中心に90°回転した時点で、リフトアップカム23
4のカムレバー242が軸232の横位置(図7(B−
1、B−2の状態)に至る。この90°回転途中で、カ
ムレバー242とワイパアーム108とが接触する。さ
らに回転が続くと、カムレバー242によってワイパア
ーム108が押上られると共に、カムレバー242に形
成された傾斜部244によって、ワイパアーム108
は、ワイパアームのガラス面への付勢力を利用してカム
レバー242の基部側へ移動する。この移動は、押さえ
プレート202の奥行き方向に余裕があるため、円滑に
移動可能となる。すなわち、連続的には車両の斜め前方
に持ち上げられることになる。これにより、ワイパアー
ム108がカウルカバー104の奥(ワパアームが初期
停止位置から払拭始動する方向と反対方向)へ移動し、
ボンネットとの隙間に隠れるため、意匠的にも見栄えが
よくなる。また、キャビンからの見通しも向上する。
【0104】モータ214は回転を続けており、前記9
0°の回転でワイパアーム108を車両の斜め前方に持
ち上げると、さらに90°回転し停止する。すなわち、
モータ214は、1回の駆動で180°回転することに
なる(図7(C−1、C−2の状態)。この180°の
回転は、本体ユニット204内に配設され、モータ21
4の駆動力をウォームギヤ218を介して受ける平歯車
224に扇状突起部230を設け、この扇状突起部23
0の移動領域内にOリング228をストッパとして配設
したため、機械的に180°範囲以上の回転を阻止する
ことができる。なお、モータ214には、この回転制限
により過電流が生じ、この過電流を検出することによ
り、モータ214への給電を遮断するようにしている。
このため、例えば、ボンネット246とカウルカバー1
04との空間に払拭された雪が堆積し凍結して、カムレ
バー242の回転が拘束された場合にもモータ114へ
の給電を遮断することができ、モータの焼損を防止する
ことができる。
【0105】カムレバー242が180°回転すると、
ワイパアーム108は、高さ寸法Hだけ持ち上げられる
が、これに対して、ワイパブレード106は、押さえプ
レート202によって、高さ寸法S(S<H)しか持ち
上がらないため、結果として、リップ部134がフロン
トウィンドシールドガラス102に押さえ力がほぼ0の
状態で接触、或いは若干持ち上げられた状態で保持され
る。しかも、エンジンの振動や走行中の振動、走行風に
よってワイパブレード106がバタつかず、静粛製を保
つことができる。
【0106】また、このカムレバー242が180°回
転した位置では、ワイパアーム108の支持面にスロー
プ248が形成されており、このため、ワイパ装置10
0を動作させる場合に、ワイパアーム108がこのスロ
ープ248に沿って移動し、カムレバー242からフロ
ントウィンドシールドガラス102への移行時の落下衝
撃が緩和され、衝撃音の発生を抑制し、しかもリップ部
134を損傷させることがない。
【0107】また、ワイパ装置100が動作を開始する
と、ワイパ保持装置200のモータ214も逆転を開始
し、軸232を中心にリフトアップカム234が180
°回転し、元の位置(図7(A−1、A−2)の状態)
に戻り、次のワイパアーム108及びワイパブレード1
06の初期停止位置での停止を待つ。
【0108】このように、本実施の形態によれば、ワイ
パブレード106を持ち上げる際に、単純に上方へ持ち
上げるのではなく、車両の斜め前方に引き込みながら持
ち上げるようにしたため、ワイパアーム108をカウル
カバー104とボンネットとの間に隠すことができ、見
栄えの向上、並びにキャビンからの見通しの向上を図る
ことができる。
【0109】また、このワイパアーム108の持ち上げ
時に、ワイパブレード106の両端部近傍を押さえプレ
ート202によって持ち上げを阻止する方向に働かせた
ため、ワイパ装置100を3点で弾性係合して支持する
ことにより、振動によるバラつきを防止することができ
る。 (ワイパ保持装置200の動作タイミング制御−その
1)図10に示される如く、まず、IG302がオンさ
れた状態でWP326がオンされると、ワイパ装置10
0用のモータ110がワイパモータ駆動回路344に基
づいて駆動を開始する。これにより、ワイパブレード1
06がフロントウィンドシールドガラス102面を払拭
し、水滴等を取り除くことができる。
【0110】このワイパ装置100用のモータ110の
駆動が開始されると同時に、ワイパ保持装置200のモ
ータ214も逆転を開始し、リフトアップカム234の
カムレバー242を下段位置(図7(A−1の状態)に
戻す。
【0111】ここで、WP326がオフされると、上記
説明した自動定位置停止装置が働く。すなわち、カムス
イッチ346がオン、すなわち両端子の導通が確認され
ると、その時点で、ワイパアーム108が確実に初期停
止位置にあると認識することができる。
【0112】そこで、このカムスイッチ346の導通検
出に基づいて、ワイパ保持装置200のモータ214の
駆動を開始し、リフトアップカム234のカムレバー2
42によって、ワイパアーム108を持ち上げることが
できる。
【0113】その後、ワイパ装置100が作動したとき
は、上記作動を繰り返し、それ以外は、IGのオン・オ
フに拘らず、ワイパアーム108の持ち上げを維持す
る。 (ワイパ保持装置200の動作タイミング制御−その
2)図11に示される如く、まず、IG302がオンさ
れた状態でWP326がオンされると、ワイパ装置10
0用のモータ110がワイパモータ駆動回路344に基
づいて駆動を開始する。これにより、ワイパブレード1
06がフロントウィンドシールドガラス102面を払拭
し、水滴等を取り除くことができる。
【0114】このワイパ装置100用のモータ110の
駆動が開始されると同時に、ワイパ保持装置200のモ
ータ214も逆転を開始し、リフトアップカム234の
カムレバー242をリフト解除位置である下段位置(図
7(A−1)の状態)に戻す。
【0115】ここで、WP326がオフされると、上記
説明した自動定位置停止装置が働く。すなわち、カムス
イッチ346がオン、すなわち両端子の導通が確認され
ると、その時点で、ワイパアーム108が確実に初期停
止位置にあると認識することができる。
【0116】ワイパアーム108が初期停止非で停止し
ているときで、IG302がオンを継続している場合
は、ワイパ保持装置200は何ら動作を行わず、待機状
態となる。この待機状態中にIG302がオフされる
と、このIG302のオフ及び前記カムスイッチ346
からのワイパアーム108が初期停止位置にあることを
確認信号の有の両方に基づいて、ワイパ保持装置200
のモータ214の駆動を開始し、リフトアップカム23
4のカムレバー242によって、ワイパアーム108を
持ち上げることができる。
【0117】このように、IG302のオフかつカムス
イッチ346のオン(初期停止位置の確認信号の有)に
基づいて、ワイパ保持装置200を作動させるため、誤
動作を確実に防止することができる。
【0118】なお、次にIG302がオンしてエンジン
が始動し、運転を開始しても持ち上げ状態は継続され、
次のワイパ装置の作動に伴ってワイパ保持装置200の
モータ110を逆転を開始し、リフトアップカム234
のカムレバー242を下段位置(図7(A−1)の状
態)に戻す。 (ワイパ保持装置200の動作タイミング制御−その
3)図12に示される如く、IG302がオンされる
と、このIG302のオンのみの信号で、ワイパ保持装
置200のモータ314を作動させ、リフトアップカム
234のカムレバー242をリフト解除位置(図7(A
−1)の状態)に戻す。また、IG302のオフ状態
で、ワイパ保持装置200のモータ214を作動させ、
リフトアップカム234のカムレバー242を持ち上げ
位置(図7(B−1次いでC−1)の状態)に移動させ
る。
【0119】すなわち、この動作タイミング制御では、
基本的にWP326のオン・オフ状態、ワイパモータ1
10の動作状態には、直接的には無関係となる。
【0120】しかし、IG202のオフの状態でワイパ
アーム108の持ち上げ動作を行うとき、カムスイッチ
346からの信号は確認しておくことが好ましい。
【0121】例えば、WP206がオンであり、ワイパ
装置100が作動している途中でIG302がオフにさ
れる場合があるからである。
【0122】このような場合、図8のコンデンサ308
が放電を開始し、TR310、320のオンを所定時間
継続させておくことができるため、この所定時間中にワ
イパアーム108を初期停止位置に戻し、カムスイッチ
346のオンに基づいてワイパ保持装置200のモータ
214を作動させ、ワイパアーム108の持ち上げ動作
を行う。
【0123】本実施の形態によれば、ワイパ保持装置2
00の動作タイミング制御−その1乃至その3に示され
る如く、ワイパアーム108の自動定位置停止装置から
の信号(カムスイッチ346のオン)に基づいて、ワイ
パ保持装置200の持ち上げ動作を容認しているため、
誤った動作、例えば、ワイパアーム108が存在しない
のに持ち上げ動作を行ったり、ワイパ装置100の動作
中に持ち上げ動作を行ったりするような不具合を確実に
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るワイパ保持装置が搭載され
た車両のフロントウィンドシールドガラス周辺の正面図
である。
【図2】ワイパ装置のワイパアーム及びワイパブレード
の斜視図である。
【図3】本実施の形態に係るワイパ保持装置が搭載され
た車両のフロントウィンドシールドガラス周辺の側面図
である。
【図4】本実施の形態に係るワイパ保持装置の斜視図で
ある。
【図5】本実施の形態に係るワイパ保持装置の分解斜視
図である。
【図6】本実施の形態に係るワイパ保持装置の一部を示
す分解斜視図である。
【図7】本実施の形態に係るワイパ保持装置のリフトア
ップカムの動作状態を示す動作説明図である。
【図8】本実施の形態に係るワイパ保持装置及びワイパ
装置の動作制御回路図である。
【図9】(A)は自動定位置停止装置の側面断面図、
(B)はその平面図である。
【図10】ワイパ保持装置200の動作タイミング制御
(その1)を示すタイムチャートである。
【図11】ワイパ保持装置200の動作タイミング制御
(その2)を示すタイムチャートである。
【図12】ワイパ保持装置200の動作タイミング制御
(その3)を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
100 ワイパ装置 102 フロントウィンドシールドガラス(ウィンド
シールドガラス) 104 カウルカバー 106 ワイパブレード 108 ワイパアーム 110 モータ 200 ワイパ保持装置 202 押さえプレート(制限部材) 204 本体ユニット 224 平歯車 228 Oリング 230 扇状突起部 232 軸(クランク軸) 234 リフトアップカム 244 傾斜部(傾斜案内面) 248 スロープ(スロープ面)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイパアームに取付けられたワイパブレ
    ードをウィンドシールドガラス面に沿って往復動作さ
    せ、該ウィンドシールドガラス面を払拭するワイパ装置
    に用いられ、該ワイパ装置の不使用時に前記ワイパブレ
    ードとウィンドシールドガラスとの接触圧を軽減して保
    持するワイパ保持装置であって、 前記ワイパアームの初期停止位置に対応して設けられ、
    ワイパアーム又はワイパブレードをウィンドシールドガ
    ラス面からリフトアップさせるリフトアップ手段と、 前記リフトアップ手段によるリフトアップ時にワイパブ
    レードの揺動を阻止し、所定の姿勢で保持する停止姿勢
    保持手段と、を有するワイパ保持装置。
  2. 【請求項2】 ワイパアームに取付けられたワイパブレ
    ードをウィンドシールドガラス面に沿って往復動作さ
    せ、該ウィンドシールドガラス面を払拭するワイパ装置
    に用いられ、該ワイパ装置の不使用時に前記ワイパブレ
    ードとウィンドシールドガラスとの接触圧を軽減して保
    持するワイパ保持装置であって、 前記ワイパアームの初期停止位置に対応して設けられ、
    ワイパアーム又はワイパブレードをウィンドシールドガ
    ラス面から所定距離リフトアップさせるリフトアップ手
    段と、 前記ワイパブレードの初期停止位置に対応して設けら
    れ、前記リフトアップ手段によるリフトアップ動作の途
    中の前記リフトアップ両より短い距離で前記ワイパブレ
    ードのリフトアップ動作を弾性をもって制限する制限部
    材と、を有するワイパ保持装置。
  3. 【請求項3】 前記リフトアップ手段は、モータにより
    前記ワイパアーム又はワイパブレードのリフトアップ位
    置とリフト解除位置との間を回転駆動されるリフトアッ
    プカムを備え、 前記リフトアップカムは、前記リフトアップ位置とリフ
    ト解除位置で拘束され、この拘束による電流値の変化に
    基づいて、前記モータへの通電が遮断されることを特徴
    とする請求項1又は請求項2記載のワイパ保持装置。
  4. 【請求項4】 前記リフトアップ手段は、ワイパアーム
    又はワイパブレードと係合してクランク軸の回転により
    前記ワイパアーム又はワイパブレードをリフトアップす
    るカムレバーを有し、 前記カムレバーには、そのリフトアップ動作に伴って前
    記ワイパアーム又はワイパブレードをワイパアームの払
    拭始動方向と反対方向へ移動させる案内傾斜面と、ワイ
    パアームの払拭始動方向に対して徐々に低位となるスロ
    ープ面と、が形成されていることを特徴とする請求項1
    又は請求項2記載のワイパ保持装置。
  5. 【請求項5】 前記カムレバーと前記ワイパアーム又は
    ワイパブレードとの接触面に円滑に摺動させる摩擦低減
    保護部材を介在させたことを特徴とする請求項4記載の
    ワイパ保持装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN115534872A (zh) * 2022-11-08 2022-12-30 浙江吉利控股集团有限公司 一种安全保护装置、雨刮总成的控制方法及车辆

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