JPH10259658A - 遮音性床構造 - Google Patents

遮音性床構造

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JPH10259658A
JPH10259658A JP8245597A JP8245597A JPH10259658A JP H10259658 A JPH10259658 A JP H10259658A JP 8245597 A JP8245597 A JP 8245597A JP 8245597 A JP8245597 A JP 8245597A JP H10259658 A JPH10259658 A JP H10259658A
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sound
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insulating
laid
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JP8245597A
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Kazuharu Horiuchi
一治 堀内
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Taisei Electronic Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カーペット等の軟質系の床仕上材を用いた場
合はもとより、木質系のフローリングなど硬質系の床仕
上材を使用した場合であっても、階下への床衝撃音の伝
播を効果的に抑えることができ、すなわち床衝撃音遮断
性に優れる乾式二重床の遮音性床構造を提供する。 【解決手段】 コンクリートスラブ等の基礎床1の床面
に、支持脚としてのユニット支持脚10により床下地パ
ネル30を所定の高さレベルに支持して二重床の床下地
を形成し、敷設された各床下地パネルの下に、上記ユニ
ット支持脚の各設置箇所を除く領域にポリエステル不織
布からなる吸音材31を配設すると共に、形成された床
下地上に、鋳鉄粉を含有するゴムアスファルトシートか
らなる制振遮音性シート32を敷設し、その上に床仕上
材としてフローリング33を敷設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二重床の遮音性床
構造に関し、さらに詳しくは、集合住宅等の各種建物に
おいて既存の基礎床面との間に空間を形成して二重床を
構築する乾式置床工法による遮音性床構造に関する。
【0002】
【従来の技術】基礎床上に弾性台座を介して立設された
支持脚群によって複数の床下地パネルを所定の高さレベ
ルに支持して二重床の床下地を形成し、その上に捨張り
材を介し又は介さずに床仕上材を敷設した床構造は、乾
式二重床構造と呼ばれ、集合住宅や体育施設等に多く採
用されている。このような乾式二重床構造では、支持脚
の下端にクッションゴム等の弾性台座を設け、二重床に
加わった衝撃を緩衝するように工夫されている。
【0003】例えば、特開平4−85453号には、下
端に弾性台座を有する床レベル調整可能な支持脚を床下
地パネルの四隅に取り付けたパネルユニットをコンクリ
ートスラブ等の基礎床上に載置し、さらにそのパネルユ
ニット上に捨張り材を配設すると共に、その捨張り材上
に床仕上材を配設したものが開示されている。一方、特
開平3−17348号や実開平4−116537号に
は、下端にゴム台座が回動自在に装着された棒状脚部と
該棒状脚部の上端部に上下調節可能に装着された支持部
材とからなるユニット支持脚群と、定尺長方形及び/又
は正方形の床パネル群とを組み合わせて用い、基礎床の
床面上に上記ユニット支持脚を所定ピッチで配置し、所
定の間隙を介して配置した床パネルをその縁部の所定の
位置で上記ユニット支持脚により支持して床下地を形成
する乾式二重床の施工方法が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような構成の床構
造は、支持脚下端の弾性台座の作用により歩行感、運動
感の良好な床面が得られるとともに、その弾性によって
床面に作用する衝撃が緩衝されるようになっている。し
かしながら、近年、屋内の騒音、特に床衝撃音の階下へ
の伝播が大きな問題となっている。床衝撃音は支持脚の
みを介して伝播するものではなく、床下の空間や壁を介
しても伝播するため、支持脚下端に装着された弾性台座
のみによっては充分な遮音性は得られない。また、最近
では、床仕上材として従来のカーペット等を使用するか
わりに、フローリング仕上げ等、木質系のものが特に集
合住宅に多用されている。ところが、この木質系の床仕
上材を使用すると、カーペット等の柔らかい床仕上材に
比べ、床衝撃音が基礎床に直接固体音として伝播し、階
下へ大きな騒音をもたらすなど、住宅環境の悪化を招い
ている。
【0005】上記のような騒音問題に対する方策とし
て、一般に制振遮音シートが用いられている。このよう
な制振遮音シートとしては、一般に合成樹脂やゴムなど
の有機バインダーと金属粉末の混合物をシート状に成形
し、表面にフェルト等の繊維層を接着した制振遮音シー
トが用いられている(例えば、特開平7−90951号
等)。しかしながら、このような制振遮音シートのみで
床衝撃音の伝播を充分に低減することは困難である。す
なわち、床衝撃音には、食器の落下音、机・椅子の引き
ずり音、スリッパの歩行音等に代表される堅くて軽い衝
撃によって発生する軽量床衝撃音(カタ、コトという
音)と、人の跳びはね、飛び降り、走り回り等による柔
らかくて重い衝撃によって発生する重量床衝撃音(ド
ン、ドスンという音)があるが、上記のような従来の制
振遮音シートは重量床衝撃音に対しては効果があるもの
の、軽量床衝撃音に対してはそれ程効果はない。
【0006】また、特開平3−5563号や特開平4−
85453号には、隣接する床下地パネルの継目部にス
ペース部を設け、あるいは設けずに、このスペース部又
は継目部の下方の基礎床上に蛇腹状断面のウレタンフォ
ーム、グラスウール等の吸音板を立設することが開示さ
れているが、何故隣接する床下地パネルの継目部又はそ
の間のスペース部の下方に設けるのかについて説明はな
く、またその効果の程も明らかでない。乾式二重床構造
では床下の空間で音が共鳴し易いため、それを防ぐため
かとも考えられるが、衝撃による床下の空気の水平方向
への移動はある程度防止し得ても、垂直下方への移動を
防止することはできず、またウレタンフォームやグラス
ウール自体による吸音効果はそれ程期待できず、しかも
重量床衝撃音の改善効果は期待できない。さらに、吸音
材としてグラスウールを用いた場合、作業中、これが作
業者にチクチクささったり、また吸飲すると身体に悪影
響を及ぼすなど、作業環境上の問題もある。一方、ウレ
タンフォームの場合には長年月の経過に伴って吸水によ
って劣化し、ぼろぼろの状態になり、耐久性の面で問題
がある。
【0007】従って、本発明の基本的な目的は、カーペ
ット等の軟質系の床仕上材を用いた場合はもとより、木
質系のフローリングなど硬質系の床仕上材を使用した場
合であっても、階下への床衝撃音の伝播を効果的に抑え
ることができ、すなわち床衝撃音遮断性に優れる乾式二
重床の遮音性床構造を提供することにある。さらに本発
明の目的は、作業環境の悪化もなく、遮音性に優れた二
重床を作業性、施工性よく低コストで施工できる遮音性
床構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の第一の側面によれば、基礎床上に弾性台座
を介して立設された支持脚群によって複数の床下地パネ
ルを所定の高さレベルに支持して二重床の床下地を形成
した床構造において、敷設された各床下地パネルの下
に、上記支持脚の各設置箇所を除くほぼ全域にポリエス
テル不織布からなる吸音材を配設したことを特徴とする
遮音性床構造が提供される。
【0009】本発明の第二の側面によれば、基礎床上に
弾性台座を介して立設された支持脚群によって複数の床
下地パネルを所定の高さレベルに支持して二重床の床下
地を形成し、その上に捨張り材を介し又は介さずに床仕
上材を敷設した床構造において、敷設された各床下地パ
ネルの下に、上記支持脚の各設置箇所を除く領域にポリ
エステル不織布からなる吸音材を配設すると共に、形成
された床下地の上及び/又は床仕上材の下に、金属粉末
を含有するアスファルトシートもしくはゴムアスファル
トシートからなる制振遮音性シートを敷設したことを特
徴とする遮音性床構造が提供される。
【0010】本発明の第三の側面によれば、基礎床上に
弾性台座を介して立設された支持脚群によって複数の床
下地パネルを所定の高さレベルに支持して二重床の床下
地を形成し、その上に捨張り材を介し又は介さずに床仕
上材を敷設した床構造において、敷設された各床下地パ
ネルの下に、上記支持脚の各設置箇所を除く領域にポリ
エステル不織布からなる吸音材を配設すると共に、形成
された床下地の上及び/又は床仕上材の下に、金属粉末
を含有するアスファルトシートもしくはゴムアスファル
トシートからなる制振遮音性シートを敷設し、かつ、上
記弾性台座が基礎床と接する下面に少なくとも3個以上
の複数の突起を設けたものであることを特徴とする遮音
性床構造が提供される。
【0011】本発明の第四の側面によれば、基礎床上に
弾性台座を介して立設された支持脚群によって複数の床
下地パネルを所定の高さレベルに支持して二重床の床下
地を形成した床構造において、敷設された各床下地パネ
ルの下に、上記支持脚の各設置箇所を除く領域にポリエ
ステル不織布からなる吸音材を配設し、かつ、上記弾性
台座が基礎床と接する下面に少なくとも3個以上の複数
の突起を設けたものであることを特徴とする遮音性床構
造が提供される。好適な態様においては、前記したいず
れの態様においても、前記ポリエステル不織布はポリエ
ステル系中空繊維からなり、前記制振遮音性シートは鋳
鉄粉を含有するアスファルトシートもしくはゴムアスフ
ァルトシートからなる。
【0012】さらに本発明の第五の側面によれば、基礎
床上に弾性台座を介して立設された支持脚群によって複
数の床下地パネルを所定の高さレベルに支持して二重床
の床下地を形成し、その上に捨張り材を介し又は介さず
に床仕上材を敷設した床構造において、形成された床下
地の上及び/又は床仕上材の下に、鋳鉄粉を含有するア
スファルトシートもしくはゴムアスファルトシートから
なる制振遮音性シートを敷設し、かつ、上記弾性台座が
基礎床と接する下面に少なくとも3個以上の複数の突起
を設けたものであることを特徴とする遮音性床構造が提
供される。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の遮音性床構造の第1の態
様は、基礎床上に弾性台座を介して立設された支持脚群
によって複数の床下地パネルを所定の高さレベルに支持
して二重床の床下地を形成した床構造において、敷設さ
れた各床下地パネルの下に、上記支持脚の各設置箇所を
除くほぼ全域にポリエステル不織布からなる吸音材を配
設したことを特徴としている。このように床下地パネル
の下に支持脚の設置箇所を除くほぼ全域、例えば隣接す
る床下地パネルの四辺端縁部以外の領域に吸音材を配設
し、しかも吸音材としてポリエステル不織布、好ましく
はポリエステル系中空繊維からなる不織布(繊維間を接
着固定していないもの及び接着固定しているもののいず
れでもよいが、好ましくは接着固定していない綿状のも
の)を用いることにより、床衝撃音が効果的に吸音さ
れ、軽量床衝撃音及び重量床衝撃音のいずれも低減し、
階下への床衝撃音の伝播を有効に防止することができ
る。
【0014】また、ポリエステル不織布は柔らかく、グ
ラスウールのように作業中に作業者に対してチクチクさ
さったり吸飲するというようなこともなく、作業環境が
改善されると共に、取扱い性に優れまた比較的低価格で
入手できるため、二重床の施工性の向上及び施工費の低
減の面でも有利である。さらに、ポリエステル不織布は
非吸水性であって断熱性に優れているため、遮音性、断
熱性に優れた二重床を構築でき、しかもこれらの特性を
長年月にわたって保持できる耐久性にも優れている。ポ
リエステル不織布は、その上面が床下地パネルの下面と
接触するように基礎床上に配設することが好ましいが、
それらの間に隙間があっても材料自体の吸音作用によっ
て充分な遮音効果が得られる。また、作業性向上のため
に床下地パネルの下面に予めポリエステル不織布を貼り
合わせておくこともできる。特に、基礎床上面と床下地
パネル下面との間に不織布を圧縮した状態で配設した場
合、遮音効果の他に、床面に衝撃が加えられたときの床
下地の制振作用及び衝撃による床下空間内の空気の水平
方向及び垂直下方への移動防止作用も奏するので、より
効果的に軽量床衝撃音及び重量床衝撃音を低減させるこ
とができる。
【0015】本発明の遮音性床構造の第2の態様は、基
礎床上に弾性台座を介して立設された支持脚群によって
複数の床下地パネルを所定の高さレベルに支持して二重
床の床下地を形成し、その上に捨張り材を介し又は介さ
ずに床仕上材を敷設した床構造において、(a)敷設さ
れた各床下地パネルの下に、上記支持脚の各設置箇所を
除く領域にポリエステル不織布からなる吸音材を配設す
る構成、(b)形成された床下地の上及び/又は床仕上
材の下に、金属粉末、好ましくは鋳鉄粉を含有するアス
ファルトシートもしくはゴムアスファルトシートからな
る制振遮音性シートを敷設する構成、及び(c)上記弾
性台座として基礎床と接する下面に少なくとも3個以上
の複数の突起、好ましくは半球状突起を設けたものを用
いる構成のうちの少なくとも2つの構成を組み合わせ、
好ましくは3つの構成全てを組み合わせて採用すること
を特徴としている。
【0016】上記構成(a)〜(c)の少なくとも2
つ、好ましくは3つを採用することにより、個々の構成
だけでは不充分な面を補い、効果的に床衝撃音を低減さ
せ、階下への床衝撃音の伝播を有効に防止することがで
きる。なお、上記第2の態様においては、吸音材の配置
形態としては、他の床衝撃音低減手段も採用されている
ため、必ずしも前記第1の態様のように床下地パネルの
下の支持脚設置箇所を除くほぼ全域にポリエステル不織
布を配設する必要はなく、例えば床下空間を格子状に区
画したり、また圧縮したポリエステル不織布隔壁によっ
て区画閉鎖するように配設することもできるが、遮音
性、断熱性の点からは前記した第1の態様の場合の配設
形態を採用することが好ましい。
【0017】前記制振遮音性シートは、金属粉末を含有
する高比重(好ましくは約2〜4g/cm3 )のアスフ
ァルトシートもしくはゴムアスファルトシートであり、
床衝撃音レベルの低減に寄与する。その制振遮音性能の
作用については明らかでない点も多いが、該制振遮音性
シートに振動が加えられたときに金属粉とアスファルト
の界面間のずれ変形により内部摩擦が生じ、これが熱エ
ネルギーとして放出され減衰することにより制振遮音性
が発揮されるものと推定される。金属粉末としては、ア
ルミニウム、銅、黄銅、亜鉛、チタン、ステンレス、ニ
ッケル、鋼、鋳鉄及びそれらの合金からなる金属粉末の
1種又は2種以上を用いることができるが、好ましくは
鋳鉄粉や風砕スラブ、特に鋳鉄粉を好適に用いることが
できる。例えば、自動車部品等の鋳物を機械で切削、旋
削した屑である銑ダライ粉の100メッシュ(Tyler フ
ルイに基づくTyler No. )以上20〜10メッシュ
(0.85〜1.70mmに相当)以下の篩上粉(鱗片
状鋳鉄粉)などである。
【0018】金属粉末のバインダーとしてのアスファル
トとしてはストレートアスファルト、ブローンアスファ
ルトなどがあるが、成形したシートの折り曲げが容易
で、しかも折り曲げによって亀裂や剥離等が生じないよ
うな柔軟性を付与するために、ゴム状物質を配合したゴ
ムアスファルトが好ましい。配合するゴム状物質として
は、天然ゴム(NR)、スチレン−ブタジエンゴム(S
BR)、アクリロニトリル−ブタジエンゴム(NB
R)、クロロプレンゴム(CR)や、スチレン系、オレ
フィン系、ウレタン系、ポリエステル系などの熱可塑性
エラストマーなど、さらに自動車の廃タイヤ粉砕品など
廃棄ゴムを挙げることができる。特に、アスファルトの
欠点である低温での伸び、折り曲げ性等を改良するもの
として、スチレン系エラストマー、例えばスチレン−ブ
タジエン−スチレンブロック共重合体(SBS)、スチ
レン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(SI
S)、スチレン−エチレン/ブチレン−スチレンブロッ
ク共重合体(SEBS)、スチレン−エチレン/プロピ
レンブロック共重合体(SEP)などが好適である。
【0019】また、アスファルトの改質効果を高めるた
め、前記ゴム状物質と併用して、例えばアロマティック
オイル、ナフテニックオイル、パラフィニックオイルな
どのプロセスオイル、ワセリン、石油樹脂、液状のポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリブタジエン、ポリブテ
ンなどの石油系軟化剤、ステアリン酸、ラウリン酸など
の植物油系軟化剤、ジオクチルフタレート(DOP)な
どフタル酸系の可塑剤などを必要に応じて添加すること
もできる。さらに必要により、無機充填剤として、炭酸
カルシウム、水酸化カルシウム、高炉水砕スラグ粉末、
各種セメント粉、クレー、タルク、石膏、ケイソウ土、
ベントナイト、岩石粉などの無機系粉末をゴムアスファ
ルト100重量部に対し0〜100重量部添加すること
もできる。無機充填剤は、ゴムアスファルトの粘性が低
く、鋳鉄粉等の金属粉との混練が容易でかつシート化も
可能な場合、必ずしも配合しなくてよい。しかし無機充
填剤粉末を適宜添加することにより、ゴムアスファルト
との間隙を埋め、密度や密着性を高めて制振性を向上さ
せることができる。さらにシートの強度、特に引張り強
度を向上させる場合、ガラス繊維、ビニロン繊維、ポリ
プロピレン繊維、カーボン繊維等の繊維材料を配合する
ことができ、また、防炎性を特に必要とする場合、三酸
化アンチモン、塩素化パラフィン、臭素化ビスフェノー
ル、臭素化ジフェニルエーテル等の難燃剤などを配合す
ることもできる。
【0020】制振遮音性シートは、アスファルト又はゴ
ムアスファルト100重量部に対して30〜1,500
重量部程度、好ましくは100〜1,000重量部程
度、さらに好ましくは300〜600重量部程度の金属
粉及び他の添加剤を配合したものを、加熱装置付き混練
機により混練した後、成形機により厚さ3〜12mm程
度、好ましくは6〜8mm程度、幅450mm以上のシ
ート状に成形することにより製造される。加熱装置付き
混練機は、粘りのある材料に対して好適な二軸のスクリ
ューあるいはパドル式のニーダー(混和機)を用いるの
が一般的である。成形機は、押出成形機を用いる場合も
あるが、カレンダーロール等のロール成形機を用いるの
が通常である。このようにして得られる金属粉、特に鋳
鉄粉を含有する制振遮音材は、重量床衝撃音に対しては
かなりの制振遮音効果が得られるが、軽量床衝撃音に対
する効果はそれ程期待できない。一般に、比重が高いも
のは重量床衝撃音の低減に効果があり、柔らかいものは
軽量床衝撃音の低減に効果がある。そのため、成形した
シートの表面及び/又は裏面にポリエステル系、ポリプ
ロピレン系、パルプ系などの不織布、好ましくはポリエ
ステル不織布、特にポリエステル中空繊維の不織布を貼
着することが望ましく、特に制振遮音性シートと支持脚
下端の弾性台座下面の突起形成との組合せ構成(a+
c)を採用する場合には望ましい。また、機械的強度、
接着性、耐熱性等を向上させたり、印刷を行うため、表
面及び/又は裏面に、不織布以外の材料としてポリエチ
レン、ポリプロピレン、ビニロン、ガラス繊維等による
クロス、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン等のフィルム、
アルミ箔、ステンレス箔等の金属箔を貼着することもで
きる。
【0021】本発明においては、特に鋳鉄粉を含有する
ゴムアスファルトシートあるいはその表面及び/又は裏
面にポリエステル不織布を貼り合わせたものが好適に用
いられ、高い制振遮音効果が得られる。転炉風砕スラグ
は安価であり、また制振遮音効果も比較的に高いが、こ
れを含有するゴムアスファルトシートは温度依存性が高
く、冬は硬くて折れ易くなり、夏は軟らかく、持ち運び
難くなり(搬送性が悪くなる)、また季節や環境条件で
遮音性能が変化し易いという難点がある。また、特に遮
音性能を上げるために多量に配合した場合、カッター等
では切断し難くなり、加工性(施工性)が悪くなるとい
う難点がある。これに対して、鋳鉄粉を含有するアスフ
ァルトシートもしくはゴムアスファルトシートは、この
ような問題がなく、制振遮音性効果の温度依存性がな
く、従って環境条件による性能の変化がない。また、ロ
ール状に丸めることができる適度の柔軟性を有し、搬送
性が良いと共に、カッター切断等の加工性や施工性にも
優れているため、本発明の床構造における制振遮音性シ
ートとして特に好適に用いることができる。
【0022】本発明においては、床構造の遮音性能向上
のための対策の一つとして、支持脚の下端に装着される
弾性台座の下面に3個以上、好ましくは4個又はそれ以
上の突起を形成する。弾性台座はゴム等の低反撥弾性の
材料から作製されるが、その下面に突起を形成して基礎
床との接地面積を小さく、かつ付加される荷重を分散さ
せることにより、床衝撃音レベルの低減効果、特に重量
床衝撃音レベルの低減効果が得られる。突起の形状とし
ては、半球状、円筒状、リング状、支持脚軸心を中心と
する同心リング状等の任意の形状が考えられ、また各突
起の高さを高さ違いに不揃いにすることも可能である
が、好ましくは同一高さの半球状突起が、安定に支持で
きると共に、基礎床面との接地面積を小さく、しかも適
度の弾性(沈み込み)を確保できる点で有利である。な
お、弾性台座に対して荷重が伝達される支持脚軸心上に
は突起を形成しないことが必要である。何故ならば、支
持脚軸心上の弾性台座下面に突起を形成した場合、弾性
台座下面を平坦にした場合と殆ど同じ床衝撃音レベルの
低減しか得られないからである。
【0023】
【実施例】以下、添付図面に示す実施例及び試験例を説
明しつつ、本発明についてさらに具体的に説明する。図
1は、コンクリートスラブ等の基礎床1の床面に、支持
脚としてのユニット支持脚10により床下地パネル30
を所定の高さレベルに支持して二重床の床下地を形成
し、敷設された各床下地パネル30の下に、上記ユニッ
ト支持脚10の各設置箇所を除く領域にポリエステル不
織布からなる吸音材31を配設すると共に、形成された
床下地の上に、鋳鉄粉を含有するゴムアスファルトシー
トからなる制振遮音性シート32を敷設し、その上に床
仕上材としてフローリング33を敷設した遮音性床構造
の一実施例を示している。
【0024】図2は前記ユニット支持脚10の一実施例
を示している。この実施例のユニット支持脚10は、ゴ
ム等の弾性材料からなる防振性の弾性台座11と該台座
11に回動自在に立設された支持ボルト13とからなる
脚部材と、外周略中央部に突設された環状の支持部20
を有するレベル調整用ナット19と、中央部に上記レベ
ル調整用ナット19の上部が嵌合される挿入孔(貫通
孔)22を有する支持板21とからなる支持部材とから
構成されている。支持板21は正方形又は長方形に形成
されているが、その形状は任意で良い。弾性台座11は
ゴム、合成樹脂等の比較的硬質、低反撥弾性の弾性材料
から作製されて、コンクリートスラブ等の基礎床1の床
面にジャストフィットし、かつ防振の機能を果たすよう
にされている。そして、その上面中央部には支持ボルト
13の基端丸棒部15を挿入するための非貫通の中央孔
12が形成されている。
【0025】一方、金属製の支持ボルト13は、下端か
ら上方に所定距離離間した位置外周面に側方に突出する
環状のフランジ部14が一体に設けられ、かつフランジ
部より上部にはネジ部17が形成され、またフランジ部
14より下方の基端部15は円形断面の丸棒部に形成さ
れており、該基端丸棒部15の下端には膨出部16が形
成されている。また支持ボルト13の頂端面にはドライ
バー、電動ドライバー等の回転用工具の先端を係合させ
るための係止部を構成する溝部18(図示の例ではマイ
ナス溝であるが、プラス溝や角型凹陥部であってもよ
い)が形成されている。そして、支持ボルト13の基端
丸棒部15を上記弾性台座11の中央孔12に嵌挿する
ことにより、支持ボルト13はフランジ部14を支持部
として弾性台座11に回動自在に立設された状態とな
る。また、支持ボルト13の基端丸棒部15の下端に形
成された膨出部16により、一旦支持ボルト13の基端
丸棒部15が弾性台座11の中央孔12に嵌挿された後
は、容易に抜け出ることはない。なお、基端丸棒部15
の長さは弾性台座11の中央孔12の深さよりも浅く、
その下方に空気室26が形成されるような長さにしてあ
る。このように基端丸棒部15の下部に空気室26を設
けることにより、空気室26がエアークッションとして
機能し、防振効果がさらに向上するが、空気室を設けな
いようにしても構わない。また、弾性台座11の中央孔
12内面にはグリース等の潤滑剤を塗布し、支持ボルト
13の回動が滑らかに行えるようにし、また空気室26
を気密状態に封止することが好ましい。
【0026】パーティクルボード、積層合板、木質繊維
板等から作製されている支持板21の挿入孔22上部は
面取りされて拡開されている。前記レベル調整用ナット
19は該支持板21の挿入孔22に嵌合され、次いでそ
の上部を拡開し、支持板挿入孔22の面取り部23に部
分的に埋没させることによって、支持板21に強固に取
り付けられる。それと共に、レベル調整用ナット19の
上部には接着剤溜り24が形成される。このようにして
支持板21の挿入孔22に嵌合されたレベル調整用ナッ
ト19に支持ボルト13のネジ部17上端部をねじ込む
ことによって、図2に示すようにユニット支持脚10が
組み立てられる。また、上記ユニット支持脚10の支持
板21の上面には、図2に示すように、両面粘着シート
25が貼着されており、使用に際しては両面粘着シート
25を被覆している剥離シート(図示せず)を剥して用
いる。あるいは、支持板21の上面に粘着剤層を直に塗
布し、その上に保管、運搬等に便利なように剥離紙を貼
着するようにしてもよい。上記のようにして組み立てら
れたユニット支持脚10は、支持ボルト13の頂端面に
形成された溝部18にドライバー等の回転用工具の先端
を嵌め込んで回転させることにより、レベル調整用ナッ
ト19及びそれが固定された支持板21が上下動し、支
持板21により支持されている床下地パネル(30)の
床面レベルを調整することができる。
【0027】図3及び図4は床下地パネルの配置形態例
を示している。二重床の床下地を構築する場合、まず部
屋壁又は間仕切2の所定の高さに沿って際根太(又は根
太ユニット)3を設けた後、所定の位置にポリエステル
中空繊維からなる吸音材31を設置すると共に、所定の
ピッチPでユニット支持脚10を設置する。この際、ユ
ニット支持脚10の弾性台座11の下面は両面粘着シー
ト又は接着剤により基礎床1の床面に固定することもで
きる。次いで、際根太3の上にパーティクルボード、積
層合板等から作製された床下地パネル30の一辺を支持
し、際根太3に接しない床下地パネル30の他の縁部
は、所定のピッチで基礎床1上に配置したユニット支持
脚10に片持たせの状態で載せて取り付ける。ユニット
支持脚10と床下地パネル30の取付けは、ユニット支
持脚10の支持板21上面に貼着した粘着シート25等
を介して行い、床下地パネル敷設時に床下地パネル30
を粘着シート25に圧着して仮固定しておく。ユニット
支持脚10の支持板21の挿入孔22は床下地パネル3
0の縁部から露出した状態とし、この挿入孔22を通し
てドライバー等により支持ボルト13を回し、床下地パ
ネル30のレベル(又は支持板21の上面位)を調節す
る。隣合う床下地パネルも同様に、既に設置したユニッ
ト支持脚10上へ床下地パネル30のレベル調整ができ
る所定の間隙Wを開けて載せ、同様に他のユニット支持
脚10を配置して取り付ける。
【0028】このような作業を床下地パネルごと繰り返
し、床下地パネルを所定面積施工し、床面レベルを調整
した後、隣接する床下地パネル間の間隙部に露出するユ
ニット支持脚10の接着剤溜り24に接着剤を注入し、
支持ボルト10とレベル調整用ナット19の固着を行
う。接着剤固化後、必要に応じて床下地パネル30から
ユニット支持脚10の支持板21に対して釘打ちして固
定し、図4に示すように床下地を形成する。使用する接
着剤としては、エポキシ系、ウレタン系、酢ビ系などが
使用可能であるが、特にエポキシ系、ウレタン系の接着
剤が適する。接着剤は、チューブ、ポンプなどの容器に
入れ、先の細いノズルにより圧力をかけて押し出し、接
着剤溜り24に注入する。なお、床下地パネルの配置形
態は、図3に示すように千鳥状に配列してもよいし、あ
るいは平行に配列してもよい。
【0029】以上のようにして床下地を形成した後、鋳
鉄粉を含有するゴムアスファルトシートからなる制振遮
音性シート32を、好ましくは隣接する床下地パネル3
0の間隙と目地が重ならないように敷設し、その上に床
仕上材としてフローリング33を敷設することにより、
図1に示すような遮音性床構造が構築される。なお、前
記のように形成された床下地には、必要に応じて、全面
にベニヤ板、パーティクルボード、木質繊維板等の捨張
り材を敷設するか、あるいは隣接する床下地パネル間の
間隙を覆うように比較的に剛性のある粘着テープを貼着
し又は細長い埋込部材で閉塞するようにしてもよい。捨
張り材を敷設する場合には、制振遮音性シートは床下地
パネルと捨張り材との間又は捨張り材と床仕上材との間
に敷設することができ、あるいはまた、捨張り材を2層
に敷設する場合にはそれらの間に敷設することもでき
る。また、床仕上材としては、前記フローリング(突板
張り合板)に限らず、MDF木質繊維板、パーティクル
ボード等の木質系化粧板、合成樹脂製クッションシー
ト、絨毯、カーペット、畳等を用いてもよい。
【0030】図5及び図6はユニット支持脚の弾性台座
の他の実施例を示しており、図5は部分破断側面図、図
6は底面図を示している。この実施例の弾性台座11a
は、上面中央部に支持ボルトの基端丸棒部を挿入するた
めの非貫通の中央孔12aを有することは前記図2に示
す弾性台座11と同様であるが、その下面には上記中央
孔12aの軸心を中心に対称的に4個の略半球状の突起
27が円周に沿って突設されている。このような半球状
突起27を形成することにより、基礎床面との接地面積
が小さくなり、支持ボルトを介して受けた荷重が分散
し、適度の弾性(沈み込み)を示すことにより、床衝撃
音、特に重量床衝撃音の低減効果が得られる。半球状突
起27の高さは2〜4mm程度が好ましい。突起の高さ
が低過ぎると床衝撃音低減効果が弱く、一方、高過ぎる
と床の沈み込みが大きくなり、安定した歩行感が得られ
なかったり、床面に段差が生じ易くなるなどの要因とな
るため好ましくない。
【0031】図7は形成された床下地の下に吸音材を配
設せず、弾性台座として図5及び図6に示す下面に略半
球状の突起27が形成された弾性台座11aを支持ボル
ト下端に装着したユニット支持脚10aを用いた実施例
を示している。すなわち、本実施例の場合、コンクリー
トスラブ等の基礎床1の床面に、支持脚として、支持ボ
ルト下端に図5及び図6に示す弾性台座11aを装着し
たユニット支持脚10aを用い、これにより床下地パネ
ル30を所定の高さレベルに支持して二重床の床下地を
形成し、形成された床下地の上に、鋳鉄粉を含有するゴ
ムアスファルトシートからなる制振遮音性シート32を
敷設し、その上に床仕上材としてフローリング33を敷
設して遮音性床構造が構築されており、制振遮音性能
は、ユニット支持脚10aの下端に装着された弾性台座
11a及びその下面に突設された半球状突起27、並び
に制振遮音性シート32により得られる。なお、ユニッ
ト支持脚10aの基本的構造は図2に示す実施例と同様
であり、また二重床の施工方法も吸音材の敷設工程が不
要な以外は前記した実施例と同様である。
【0032】次に、種々の遮音性床構造についての床衝
撃音レベルの試験例を示して本発明の効果について具体
的に説明する。なお、以下の試験例において、床衝撃音
レベルの測定方法及び評価は、JISA 1418(建
築物の現場における床衝撃音レベルの測定方法)及びJ
ISA 1419(建築物の遮音等級)の規定に準じて
行った。試験装置、試験方法及び評価方法は以下の通り
である。
【0033】測定方法:実験室として、図8に示すよう
に、厚さ150mmのコンクリートスラブ(RC床版)
により階上の音源室41と階下の受音室42に区画され
た実験棟40を用いた。音源室41では、RC床版上に
図7に概略的に示す1,770×2,470mmの面積
の二重床43を構築し(但し、根太無し)、RC床版1
と二重床43とから測定対象床44を構成した。床衝撃
音発生器45としては、軽量床衝撃音発生器(タッピン
グマシン)及び重量床衝撃音発生器(バングマシン)の
2種類を用い、3箇所打撃し、発生した床衝撃音は階下
の受音室42内に設置されたマイクロホン46で収音
し、受音装置47の指示騒音計48で受音し、それをオ
クターブ分析器49により、1/1オクターブバンドの
各周波数帯域ごとに、その音圧レベルを記録した。その
周波数帯域は、63Hz、125Hz、250Hz、5
00Hz、1,000Hz(1kHz)、2,000H
z(2kHz)、4,000Hz(4kHz)であり、
数字が大きくなるほど高い音であることを表す。
【0034】床衝撃音レベル改善量: (1)実験室における床衝撃音レベル改善量 まず最初に、音源室41のコンクリートスラブ(RC床
版素面)1上を直接床衝撃音発生器(軽量、重量)45
で打撃し、床衝撃音レベルを受音室42内で測定した。
次に、空打をした音源室41のコンクリートスラブ(R
C床版)1上に、所定の大きさの二重床43を施工し、
上記空打の打撃位置と同じ所で床衝撃音発生器45にて
床衝撃音を発生させ、受音室42にてその床衝撃音レベ
ルを測定した。なお、床衝撃音レベルは、3箇所の打撃
点においてそれぞれ3回打撃を繰り返して測定した値の
総平均値とした。上記のようにして得られた測定値か
ら、次式(1)によって実験室における床衝撃音レベル
改善量ΔLを算出した。 ΔL=LO−Ln(dB) ・・・ (1) LO:RC床版素面の床衝撃音レベル(dB) Ln:二重床構築RC床版の床衝撃音レベル(dB)
【0035】(2)現場における床衝撃音レベルの推定 前記改善量は床構造自体の絶対的な性能評価であり、J
ISの評価とは異なる。そこで、一般に“L値”と呼ば
れている評価をするために、次式(2)により、現場に
おける床衝撃音レベルの推定を行う。 L=Ls−ΔL(dB) ・・・ (1) Ls:現場で得られたコンクリート床版素面の床衝撃音
レベル(dB) ΔL:実験室における床衝撃音レベル改善量(dB) 従って、この“L”がJISでいう現場における床衝撃
音レベルとなり、JIS A 1419の図2にこの値
を転記し、JISの規定によるL値を推定することにな
る。
【0036】試験例1 図9に示す構造の測定対象床について床衝撃音レベルの
測定を行った。測定対象床は、コンクリートスラブ(R
C床版)1上に、図5及び図6に示す下面に半球状突起
(高さ3mm)27が突設された防振ゴム製の弾性台座
11aに鋼製支持ボルト(φ9.5mm)13aがワッ
シャ28を介して回動自在に立設され、該支持ボルト1
3aの上端部に螺合された鋼製レベル調整用ナット19
aを介して支持板(パーティクルボード製、厚さ20m
m)21が高さ調整自在に装着されたユニット支持脚1
0aを配置し(四周のユニット支持脚のみ、弾性台座1
1aの下面とRC床版1との間を両面粘着テープで固
定)、厚さ70mmのポリエステル中空繊維不織布から
なる吸音材31を配置すると共に、ユニット支持脚10
aの支持板21上にその上面の粘着剤層25を介して床
下地パネル(パーティクルボード製、厚さ20mm)3
0の端縁部を所定の間隙をあけて接着し、RC床版1と
床下地パネル30との間が68mmの高さレベルとなる
ようにレベル調整を行い、その上に鋳鉄粉入りゴムアス
ファルトシート(厚さ6mm、比重約3.2g/cm
3 )からなる制振遮音性シート32を敷設し、厚さ12
mmのフローリング(突板張り合板)33で仕上げを行
ったものである。なお、ユニット支持脚の支持板21と
床下地パネル30との間、及びフローリング33、制振
遮音性シート32、床下地パネル30間は釘34で固定
した。得られた結果を図10に示す。図10から明らか
なように、構築された二重床は、軽量床衝撃音LL −4
5、重量床衝撃音LH −50の遮音性床構造であった。
【0037】比較試験例1 図11に示すように、床下地パネル30の下に吸音材を
敷設せず、また弾性台座11bの下面に突起が形成され
ずに平坦なものを支持ボルト13aの下端に装着したユ
ニット支持脚10bを用いた以外は、前記試験例1の二
重床と同じ構成、構造の床構造について床衝撃音レベル
の測定を行った。その結果を図12に示す。前記図10
と図12を比較すれば明らかなように、制振遮音性シー
トのみの場合には軽量床衝撃音LL −50、重量床衝撃
音LH −55であったものが、ポリエステル中空繊維不
織布の吸音材及び下面に半球状突起が形成された弾性台
座を用いたことによりLL −45、LH −50まで改善
されたことがわかる。
【0038】試験例2 前記試験例1において、制振遮音性シート32として、
鋳鉄粉入りゴムアスファルトシート(厚さ6mm)に代
えて風砕スラブ入りゴムアスファルトシート(厚さ8m
m)を用いた以外は、前記試験例1の二重床と同じ構
成、構造の床構造について床衝撃音レベルの測定を行っ
た。その結果を図13に示す。図13から明らかなよう
に、構築された二重床は、軽量床衝撃音LL −45、重
量床衝撃音LH −50の遮音性床構造であった。
【0039】比較試験例2 前記比較試験例1において、制振遮音性シート32とし
て、鋳鉄粉入りゴムアスファルトシート(厚さ6mm)
に代えて風砕スラブ入りゴムアスファルトシート(厚さ
8mm)を用いた以外は、前記比較試験例1の二重床と
同じ構成、構造の床構造について床衝撃音レベルの測定
を行った。その結果を図14に示す。前記図13と図1
4を比較すれば明らかなように、制振遮音性シートのみ
の場合には軽量床衝撃音LL −55、重量床衝撃音LH
−55であったものが、ポリエステル中空繊維不織布の
吸音材及び下面に半球状突起が形成された弾性台座を用
いたことによりLL −45、LH −50まで改善された
ことがわかる。
【0040】試験例3 図15に示すように、床下地パネル30の上に制振遮音
性シートを敷設しなかった以外は、前記図9に示す試験
例1で用いた二重床と同じ構成、構造の床構造について
床衝撃音レベルの測定を行った。その結果を図16に示
す。図16から明らかなように、制振遮音性シートを用
いない場合であっても、床下地パネル30の下にポリエ
ステル中空繊維不織布からなる吸音材31を敷設し、ま
た弾性台座11aの下面に突起が形成されたユニット支
持脚10aを用いた場合、重量床衝撃音レベルの改善効
果は若干低いものの、軽量床衝撃音LL −45、重量床
衝撃音LH −55の遮音性床構造が得られた。
【0041】本発明の遮音性床構造においては、前記し
たようなユニット支持脚による床構造だけでなく、壁を
伝っての周囲や階下への床衝撃音の伝播を防止し、さら
に制振遮音性を改善するために、際根太又は根太ユニッ
トの下にも本発明のポリエステル不織布からなる吸音材
を配設することができる。例えば、好適には、少なくと
も2本の根太部材を、それらの上面が同一平面を形成す
るように各根太部材の端部と端部又は側部において実質
的に接合状態に連結し、連結された各根太部材に所定の
間隔をおいて少なくとも2つの支持部材を上下調節可能
に取り付け、さらに上記根太部材の下面に吸音材を予め
貼着した根太ユニットを用いることにより、作業性、施
工性よく制振遮音性に優れた根太を施工できるという利
点が得られる。各根太部材は直角、鈍角、鋭角等任意の
角度で連結でき、また湾曲状の根太部材を用いることに
より全体的に湾曲状に連結することもできる。根太部材
間の連結方法としては、釘、ネジ、接着剤等により不動
に連結させること(固定式)も可能であるが、蝶番等に
より水平方向に揺動自在に連結させて折り畳めるように
すれば、運搬・保管時に嵩張らず、また根太ユニットを
配置する際、2つの根太部材間の角度を調節できるとい
う利点が得られる。
【0042】上記のような根太ユニットの一実施例を図
17に示す。図17は、本発明の根太ユニット50を用
いて部屋の隅角部に根太施工を行った状態を示してお
り、該根太ユニット50は、所定長さの断面矩形の2本
の根太部材51と、連結部材53と、吸音材31aと、
支持部材54とから構成される。2本の根太部材51
は、それらの上面が同一平面となるように、対向する端
部側面において連結部材である蝶番53により水平方向
に揺動自在に連結されており、それぞれ両端部近傍に
は、2個の平行な貫通孔52が形成され、該貫通孔52
に嵌合された支持ナット(図示せず)に高さ調整可能に
螺合された支持ボルト56及びその下端に回動自在に装
着された弾性台座55からなる支持部材54により支持
されている。さらに、各根太部材51の下面には、上記
2個の貫通孔52の近辺を除く箇所にポリエステル系中
空繊維の不織布からなる吸音材31aが固着されてい
る。尚、該吸音材31aは、各根太部材51の幅と略同
一幅の略直方体であり、根太部材の高さを所定の高さレ
ベルに調整したときに、その下面が基礎床1の床面に接
し、あるいは、圧縮されて接するような高さとすること
が好ましい。
【0043】上記のように構成された根太ユニット50
は、所定の床面レベルに対応するように予めレベル調整
され、部屋の隅角部において、各根太部材51が壁又は
間仕切2に沿うように基礎床1の床面上に配置される
が、各根太部材51間は蝶番53で連結されているた
め、直角部に限らず180度以内の様々な角部に対応で
きる一方、折り畳むこともできるため、保管及び運搬の
際、嵩張らないという利点もある。また、各根太部材5
1の端部間の連結は、その側面において蝶番53により
行われているため、連結部において屈曲を生ずることが
なく、また連結強度も比較的に高いものとなる。尚、壁
又は間仕切2と接する根太部材51の側面に緩衝材の両
面に粘着剤層が形成された両面粘着テープ等を貼着し、
該粘着テープにより根太ユニット50を壁又は間仕切2
に固定することができる。それによって、遮音効果及び
施工性をさらに向上させることができると共に、根太ユ
ニット配設後にも根太部材51の高さレベルの微調整を
行うことが可能となる。その後、釘打ちによって壁又は
間仕切2に強固に固定することもできる。
【0044】図18は、3本の根太部材51が連結され
てなる本発明の根太ユニット50aを用いて、丸柱60
の周縁部に根太施工を行った状態を示している。根太ユ
ニット50aの基本的構成は図16に示すものと同様で
あるが、本実施例の場合、3本の根太部材51が、連結
部材(蝶番)53により揺動自在に連結されているた
め、このような丸柱60においても実質的に一続きの根
太ユニット50aとして好適に配置され得る。尚、より
短い根太部材を4本以上連結させて構成される根太ユニ
ット、あるいはそれ自体湾曲した根太部材を複数本連結
させて構成される根太ユニットを上記丸柱の周縁部に配
置すれば、該根太ユニットと丸柱との間に生ずる隙間が
少なくなり、あるいは殆どなくなるため、根太ユニット
をさらに丸柱の側面に沿って配置することができると共
に、丸柱周縁部に載置される床下地パネルの支持強度を
より強化することもできる。
【0045】図19は、本発明の根太ユニット50bを
角柱60aの凸部角部に配置した状態を示している。該
根太ユニット50bは、連結部材53が各根太部材51
の端面に取り付けられている以外、前記図17に示され
ている根太ユニット50と同様の構造を有している。該
根太ユニット50bは、凸部角部に配置される際、連結
部材(蝶番)53が壁面に接触しないように構成されて
いるため、図19に示されるように根太部材51と壁面
との間に隙間を生じないように配置することができる。
【0046】図20は、連結部材を用いることなく2つ
の根太部材51a,51bが連結された本発明の別の実
施例の根太ユニット50cを示しており、各根太部材5
1a,51bは、さね継ぎにより連結されている。すな
わち、各根太部材51a,51bの一端面は斜状に形成
され、かつ一方の根太部材51aの一端面にはさね57
が突設され、他方の根太部材51bの一端面には上記さ
ね57が嵌合して強固に連結されるようにさね溝58が
形成されている。尚、各根太部材の一端面は必ずしも図
示のように斜状に形成する必要はなく、それらの長手方
向に直角な端面とし、一方の根太部材の端面から板状の
さねを突出させ、他方の根太部材の端部に上記さねが嵌
合するさね溝を形成するようにしてもよい。また、各根
太部材のさねとさね溝の嵌合による連結と共に、釘、ビ
ス、接着剤等により連結部を固定するようにすることも
できる。さらに、各根太部材の連結部、例えばさねとさ
ね溝の形状を適宜設計することにより、直角、鈍角、鋭
角等任意の角度で連結するようにすることもできる。
【0047】このような構成の根太ユニット50cを用
いることにより、保管、運搬等の際には、各根太部材5
1a,51bを別々にして取扱うことができ、また、実
際の施工時において角部用の根太ユニットを即座に組み
立てることができる。さらに、該根太ユニット50c
は、蝶番等の連結部材を用いていないため、その連結角
部内外両側とも連結部材による凹凸が無く、従って前記
図17に示されるような部屋の隅角部内側及び図19に
示されるような角柱の凸部外側に共に隙間を生ずること
なく配置することができる。尚、支持部材(支持脚)、
吸音材等の連結部分以外の構成は前述した根太ユニット
と同様である。
【0048】以上、本発明の遮音性床構造の好適な実施
例及び試験例を示したが、本発明は前記したような実施
例及び試験例に限定されるものではなく、種々の設計変
更が可能であり、また種々の床構造に適用できる。例え
ば、前記したようなユニット支持脚により床下地パネル
端縁部を支持する構造に好適に適用できるが、床下地パ
ネルの端縁部に高さ調整自在に支持脚を取り付けた床パ
ネルユニットを用いて構築される床構造にも適用でき
る。また、ユニット支持脚についても、前記した構造の
ものだけでなく、基礎床面との接地部に弾性台座を有す
るものであれば種々のユニット支持脚を用いることがで
きる。例えば、支持ボルトとその上部ねじ部に螺合され
る受け部材(雌ねじを有する床下地パネル支持部材)を
硬質プラスチックから作製したユニット支持脚を用いる
こともできる。また、貫通孔の中央孔を有する弾性台座
を用いることもでき、また支持ボルトが上下端部にねじ
部が形成されたものである場合には下端ねじ部を螺合す
る鍔付きナットを弾性台座の中央孔に嵌合したユニット
支持脚を用いることもできる。さらに支持ボルトを中空
パイプから形成し、接着剤溜りから注入した接着剤が中
空の支持ボルトの内部を流下して弾性台座と基礎床面と
の間に浸透するように構成し、一度の接着剤注入作業に
より支持ボルトとレベル調整用ナットの固着と、弾性台
座と基礎床との間の固着を同時に行えるようにすること
もできる。さらにまた、螺合する支持ボルトの雄ねじ部
又はレベル調整用ナットの雌ねじに軸線方向に1本又は
複数本の溝を形成し、それらの螺合部への接着剤の浸透
がよりスムーズに行えるようにすることもできる。
【0049】
【発明の効果】以上のように、本発明の遮音性床構造の
第1の態様によれば、床下地パネルの下に支持脚の設置
箇所を除くほぼ全域、例えば隣接する床下地パネルの四
辺端縁部以外の領域に吸音材を配設し、しかも吸音材と
してポリエステル不織布、好ましくはポリエステル系中
空繊維からなる不織布を用いているため、床衝撃音や騒
音が効果的に吸音され、軽量床衝撃音及び重量床衝撃音
のいずれも低減し、階下への床衝撃音や騒音の伝播を有
効に防止することができる。また、ポリエステル不織布
は柔らかく、グラスウールのように作業中に作業者に対
してチクチクささったり吸飲するというようなこともな
く、作業環境が改善されると共に、取扱い性に優れまた
比較的低価格で入手できるため、二重床の施工性の向上
及び施工費の低減を図ることができる。さらに、ポリエ
ステル不織布は非吸水性であって断熱性にも優れている
ため、遮音性、断熱性に優れた二重床を構築でき、しか
もこれらの特性を長年月にわたって保持できる耐久性に
も優れている。
【0050】また、本発明の遮音性床構造の第2の態様
によれば、(a)敷設された各床下地パネルの下に、上
記支持脚の各設置箇所を除く領域にポリエステル不織布
からなる吸音材を配設する構成、(b)形成された床下
地の上及び/又は床仕上材の下に、金属粉末、好ましく
は鋳鉄粉を含有するアスファルトシートもしくはゴムア
スファルトシートからなる制振遮音性シートを敷設する
構成、及び(c)上記弾性台座として基礎床と接する下
面に少なくとも3個以上の複数の突起、好ましくは半球
状突起を設けたものを用いる構成のうちの少なくとも2
つの構成を組み合わせ、好ましくは3つの構成全てを組
み合わせて採用したことにより、個々の構成だけでは不
充分な面を補い、効果的に床衝撃音を低減させ、階下へ
の床衝撃音や騒音の伝播を有効に防止することができ
る。また、根太部材の下面に吸音材を設けた際根太又は
根太ユニットを壁又は間仕切に沿って配置することで、
特に壁又は間仕切を介して伝播する音を効果的に遮音す
ることができる。それによって、上記のような構成によ
る遮音効果と相俟って、建物の全体的な遮音効果を向上
させ、階下及び周囲への床衝撃音や騒音の伝播を効果的
に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の遮音性床構造の一実施例を示す部分斜
視図である。
【図2】本発明の遮音性床構造で用いるユニット支持脚
の一実施例の縦断面図である。
【図3】図2に示すユニット支持脚を用いて敷設した床
下地パネルの配置形態の一例を示す部分平面図である。
【図4】図2に示すユニット支持脚を用いた床下地施工
状態の破断斜視図である。
【図5】ユニット支持脚の弾性台座の他の実施例の部分
破断側面図である。
【図6】図5に示す弾性台座の底面図である。
【図7】本発明の遮音性床構造の別の実施例を示す部分
斜視図である。
【図8】各試験例で使用した測定装置の概略構成図であ
る。
【図9】試験例1,2で用いた遮音性床構造の部分断面
側面図である。
【図10】試験例1で測定した床衝撃音レベルの測定結
果を示すグラフである。
【図11】比較試験例1,2で用いた遮音性床構造の部
分断面側面図である。
【図12】比較試験例1で測定した床衝撃音レベルの測
定結果を示すグラフである。
【図13】試験例2で測定した床衝撃音レベルの測定結
果を示すグラフである。
【図14】比較試験例2で測定した床衝撃音レベルの測
定結果を示すグラフである。
【図15】試験例3で用いた遮音性床構造の部分断面側
面図である。
【図16】試験例3で測定した床衝撃音レベルの測定結
果を示すグラフである。
【図17】部屋の隅角部に配置された本発明に係る根太
ユニットの一実施例を示す斜視図である。
【図18】丸柱の周縁部に配置された本発明に係る根太
ユニットの他の実施例を示す部分断面平面図である。
【図19】角柱の凸部角部に配置された本発明に係る根
太ユニットのさらに他の実施例を示す部分断面平面図で
ある。
【図20】部屋の隅角部に配置された本発明に係る根太
ユニットのさらに別の実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 基礎床(コンクリートスラブ又はRC床版)、 2
部屋壁又は間仕切、3 際根太、 10,10a,1
0b ユニット支持脚、 11,11a,11b,55
弾性台座、 13,13a,56 支持ボルト、 1
9,19aレベル調整用ナット、 21 支持板、 2
5 両面粘着シート(粘着剤層)、27 半球状突起、
30 床下地パネル、 31,31a 吸音材、 3
2制振遮音性シート、 33 フローリング、 40
実験棟、 41 音源室、 42 受音室、 50,5
0a,50b,50c 根太ユニット、 51,51
a,51b 根太部材、 54 支持部材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基礎床上に弾性台座を介して立設された
    支持脚群によって複数の床下地パネルを所定の高さレベ
    ルに支持して二重床の床下地を形成した床構造におい
    て、敷設された各床下地パネルの下に、上記支持脚の各
    設置箇所を除くほぼ全域にポリエステル不織布からなる
    吸音材を配設したことを特徴とする遮音性床構造。
  2. 【請求項2】 基礎床上に弾性台座を介して立設された
    支持脚群によって複数の床下地パネルを所定の高さレベ
    ルに支持して二重床の床下地を形成し、その上に捨張り
    材を介し又は介さずに床仕上材を敷設した床構造におい
    て、敷設された各床下地パネルの下に、上記支持脚の各
    設置箇所を除く領域にポリエステル不織布からなる吸音
    材を配設すると共に、形成された床下地の上及び/又は
    床仕上材の下に、金属粉末を含有するアスファルトシー
    トもしくはゴムアスファルトシートからなる制振遮音性
    シートを敷設したことを特徴とする遮音性床構造。
  3. 【請求項3】 基礎床上に弾性台座を介して立設された
    支持脚群によって複数の床下地パネルを所定の高さレベ
    ルに支持して二重床の床下地を形成し、その上に捨張り
    材を介し又は介さずに床仕上材を敷設した床構造におい
    て、敷設された各床下地パネルの下に、上記支持脚の各
    設置箇所を除く領域にポリエステル不織布からなる吸音
    材を配設すると共に、形成された床下地の上及び/又は
    床仕上材の下に、金属粉末を含有するアスファルトシー
    トもしくはゴムアスファルトシートからなる制振遮音性
    シートを敷設し、かつ、上記弾性台座が基礎床と接する
    下面に少なくとも3個以上の複数の突起を設けたもので
    あることを特徴とする遮音性床構造。
  4. 【請求項4】 基礎床上に弾性台座を介して立設された
    支持脚群によって複数の床下地パネルを所定の高さレベ
    ルに支持して二重床の床下地を形成した床構造におい
    て、敷設された各床下地パネルの下に、上記支持脚の各
    設置箇所を除く領域にポリエステル不織布からなる吸音
    材を配設し、かつ、上記弾性台座が基礎床と接する下面
    に少なくとも3個以上の複数の突起を設けたものである
    ことを特徴とする遮音性床構造。
  5. 【請求項5】 前記ポリエステル不織布が、ポリエステ
    ル系中空繊維からなることを特徴とする請求項1乃至4
    のいずれか一項に記載の遮音性床構造。
  6. 【請求項6】 前記制振遮音性シートが、鋳鉄粉を含有
    するアスファルトシートもしくはゴムアスファルトシー
    トであることを特徴とする請求項2、3又は5に記載の
    遮音性床構造。
  7. 【請求項7】 基礎床上に弾性台座を介して立設された
    支持脚群によって複数の床下地パネルを所定の高さレベ
    ルに支持して二重床の床下地を形成し、その上に捨張り
    材を介し又は介さずに床仕上材を敷設した床構造におい
    て、形成された床下地の上及び/又は床仕上材の下に、
    鋳鉄粉を含有するアスファルトシートもしくはゴムアス
    ファルトシートからなる制振遮音性シートを敷設し、か
    つ、上記弾性台座が基礎床と接する下面に少なくとも3
    個以上の複数の突起を設けたものであることを特徴とす
    る遮音性床構造。
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