JPH10259844A - サスペンション制御装置 - Google Patents
サスペンション制御装置Info
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- JPH10259844A JPH10259844A JP8567297A JP8567297A JPH10259844A JP H10259844 A JPH10259844 A JP H10259844A JP 8567297 A JP8567297 A JP 8567297A JP 8567297 A JP8567297 A JP 8567297A JP H10259844 A JPH10259844 A JP H10259844A
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Landscapes
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 短絡故障等に際し良好な走行安定性を維持で
き、かつ装置のコンパクト化を図ることができるサスペ
ンション制御装置を提供する。 【解決手段】 平均電流(実電流)がPWM信号に対応
して求められる推定電流で規定される許容範囲に入って
いないと判定すると、CPU12が各車輪のショックア
ブソーバ6の減衰力の大きさを伸び側ハード/縮み側ソ
フトに設定させる。仮に短絡故障が発生してソレノイド
2が温度上昇しても、ショックアブソーバ6として全車
輪を対象にして制御することにより車両全体の安定性が
維持されて走行安定性が確保される。また、従来技術で
用いるモニタ回路を設けずに、短絡故障時に、上述した
ように走行安定性の確保を図ることができるので、モニ
タ回路を設けない分、装置のコンパクト化及び低廉化が
可能となる。
き、かつ装置のコンパクト化を図ることができるサスペ
ンション制御装置を提供する。 【解決手段】 平均電流(実電流)がPWM信号に対応
して求められる推定電流で規定される許容範囲に入って
いないと判定すると、CPU12が各車輪のショックア
ブソーバ6の減衰力の大きさを伸び側ハード/縮み側ソ
フトに設定させる。仮に短絡故障が発生してソレノイド
2が温度上昇しても、ショックアブソーバ6として全車
輪を対象にして制御することにより車両全体の安定性が
維持されて走行安定性が確保される。また、従来技術で
用いるモニタ回路を設けずに、短絡故障時に、上述した
ように走行安定性の確保を図ることができるので、モニ
タ回路を設けない分、装置のコンパクト化及び低廉化が
可能となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両ばね上の揺れ
を抑えて快適な乗り心地を提供するサスペンション制御
装置に関する。
を抑えて快適な乗り心地を提供するサスペンション制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のサスペンション制御装置の一例と
して図14に示す装置がある。図14において、サスペ
ンション制御装置は、バッテリ(電源)1に一端側が接
続されたソレノイド2及びソレノイド2を流れる電流
(通電電流)に応じて変位する可動体(スプール)3を
有しこの可動体3の変位に応じて油液4の通過量を調整
する比例ソレノイドバルブ5と、車体(図示省略)と車
軸(図示省略)との間に車輪毎に介装されて前記通電電
流、ひいては可動体3の変位に応じた大きさの減衰力を
発生する減衰力可変型のショックアブソーバ6と、車体
の上下方向の加速度を検出する加速度センサ7と、ソレ
ノイド2の他端側に接続されたコントローラ8とから大
略構成されている。
して図14に示す装置がある。図14において、サスペ
ンション制御装置は、バッテリ(電源)1に一端側が接
続されたソレノイド2及びソレノイド2を流れる電流
(通電電流)に応じて変位する可動体(スプール)3を
有しこの可動体3の変位に応じて油液4の通過量を調整
する比例ソレノイドバルブ5と、車体(図示省略)と車
軸(図示省略)との間に車輪毎に介装されて前記通電電
流、ひいては可動体3の変位に応じた大きさの減衰力を
発生する減衰力可変型のショックアブソーバ6と、車体
の上下方向の加速度を検出する加速度センサ7と、ソレ
ノイド2の他端側に接続されたコントローラ8とから大
略構成されている。
【0003】コントローラ8は、ソレノイド2の他端部
と、接地部9との間にこの順で介装されるトランジスタ
10、シャント抵抗11とを有し、トランジスタ10を
オンオフさせてソレノイド2に電流(通電電流)を供給
するようにしている。この場合、通電電流は、指令電流
と、この指令電流に重畳されるディザ電流とから構成
し、指令電流に応じた部分に可動体3を位置させて、シ
ョックアブソーバ6に所望の減衰力を発生させると共
に、該位置においてディザ電流に応じて可動体3を微振
動(ディザ)させ、可動体3、ひいてはショックアブソ
ーバ6の減衰力変更の応答性を向上するようにしてい
る。
と、接地部9との間にこの順で介装されるトランジスタ
10、シャント抵抗11とを有し、トランジスタ10を
オンオフさせてソレノイド2に電流(通電電流)を供給
するようにしている。この場合、通電電流は、指令電流
と、この指令電流に重畳されるディザ電流とから構成
し、指令電流に応じた部分に可動体3を位置させて、シ
ョックアブソーバ6に所望の減衰力を発生させると共
に、該位置においてディザ電流に応じて可動体3を微振
動(ディザ)させ、可動体3、ひいてはショックアブソ
ーバ6の減衰力変更の応答性を向上するようにしてい
る。
【0004】コントローラ8は、更に、加速度センサ7
の検出信号に応じて所望の減衰力を得るための指令電流
及び所定の大きさの振幅のディザ電流を求めるCPU1
2と、CPU12から出力されたディザ電流の振幅を後
述するように調整するディザ調整回路13と、ディザ調
整回路13の出力信号及び指令電流を加算する加算回路
14と、加算回路14の出力値に対してシャント抵抗1
1の端子電圧値(検出値)をフィードバックしてトラン
ジスタ制御信号を求める電流フィードバック回路15と
を備え、このトランジスタ制御信号でトランジスタ10
を制御することにより、指令電流にディザ電流が重畳さ
れた通電電流をソレノイド2に供給するようにしてい
る。
の検出信号に応じて所望の減衰力を得るための指令電流
及び所定の大きさの振幅のディザ電流を求めるCPU1
2と、CPU12から出力されたディザ電流の振幅を後
述するように調整するディザ調整回路13と、ディザ調
整回路13の出力信号及び指令電流を加算する加算回路
14と、加算回路14の出力値に対してシャント抵抗1
1の端子電圧値(検出値)をフィードバックしてトラン
ジスタ制御信号を求める電流フィードバック回路15と
を備え、このトランジスタ制御信号でトランジスタ10
を制御することにより、指令電流にディザ電流が重畳さ
れた通電電流をソレノイド2に供給するようにしてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した装
置では、ソレノイドまたはソレノイドに接続するハーネ
スに短絡故障や断線故障が起こり得る。そして、短絡故
障が生じた場合、ソレノイド及びその駆動回路(コント
ローラ)に過電流が流れ各部材の損傷を招く虞があると
いう問題点があった。また、断線故障が生じた場合に
は、この故障部分に対応する車輪側のショックアブソー
バのみについて、その減衰力の大きさが安全側(例え
ば、伸び側ハード/縮み側ソフト)に設定され、この場
合、車両全体の安定がひいては走行安定性が阻害される
ことになってしまうという問題点があった。
置では、ソレノイドまたはソレノイドに接続するハーネ
スに短絡故障や断線故障が起こり得る。そして、短絡故
障が生じた場合、ソレノイド及びその駆動回路(コント
ローラ)に過電流が流れ各部材の損傷を招く虞があると
いう問題点があった。また、断線故障が生じた場合に
は、この故障部分に対応する車輪側のショックアブソー
バのみについて、その減衰力の大きさが安全側(例え
ば、伸び側ハード/縮み側ソフト)に設定され、この場
合、車両全体の安定がひいては走行安定性が阻害される
ことになってしまうという問題点があった。
【0006】なお、ソレノイドやハーネスの短絡故障や
断線故障に伴う上述した問題点に対し、図14中に二点
鎖線で示すように、ソレノイドへの通電電流を検出し
て、ソレノイドやハーネスの短絡故障や断線故障の検出
を行うモニタ回路を、ソレノイドの上流側に設ける従来
例もある。しかしながら、この場合には、モニタ回路を
他の部材と別個に設けるために、装置の小型化が抑制さ
れると共に装置の高騰化を招く虞があった。
断線故障に伴う上述した問題点に対し、図14中に二点
鎖線で示すように、ソレノイドへの通電電流を検出し
て、ソレノイドやハーネスの短絡故障や断線故障の検出
を行うモニタ回路を、ソレノイドの上流側に設ける従来
例もある。しかしながら、この場合には、モニタ回路を
他の部材と別個に設けるために、装置の小型化が抑制さ
れると共に装置の高騰化を招く虞があった。
【0007】また、上述した装置では、モニタ回路の存
否にかかわらず、ソレノイドに大きな電流が長い時間に
わたって通電されるような場合には、ソレノイド温度が
異常に上昇して短絡故障を惹起する虞があった。
否にかかわらず、ソレノイドに大きな電流が長い時間に
わたって通電されるような場合には、ソレノイド温度が
異常に上昇して短絡故障を惹起する虞があった。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、短絡故障等に際し良好な走行安定性を維持でき、か
つ装置のコンパクト化を図ることができるサスペンショ
ン制御装置を提供することを目的とする。また、本発明
の他の目的は、短絡故障等に伴うソレノイドの高温時に
大電流の通電を抑制することにある。
で、短絡故障等に際し良好な走行安定性を維持でき、か
つ装置のコンパクト化を図ることができるサスペンショ
ン制御装置を提供することを目的とする。また、本発明
の他の目的は、短絡故障等に伴うソレノイドの高温時に
大電流の通電を抑制することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
PWM信号を発生するデューティ比可変のPWM信号発
生手段と、前記PWM信号に応じてオンオフするスイッ
チング手段を介して電源に接続されるソレノイド及び該
ソレノイドへの通電電流に応じて変位する可動体を有す
る比例ソレノイドバルブと、車体と各車輪の車軸との間
に伸縮自在に介装されて前記可動体の変位に応じた減衰
力を発生する減衰力可変型のショックアブソーバと、前
記PWM信号のデューティ比を所定時間毎に切換えるこ
とによりディザ振動を含む前記通電電流を得る制御回路
とを有するサスペンション制御装置であって、制御回路
は、前記通電電流の平均電流を検出すると共に、前記P
WM信号に対応して求められる推定電流に比して前記平
均電流が所定値以上外れていた場合、前記各車輪のショ
ックアブソーバの減衰力の大きさが所定の値になるよう
にデューティ比を設定させることを特徴とする。
PWM信号を発生するデューティ比可変のPWM信号発
生手段と、前記PWM信号に応じてオンオフするスイッ
チング手段を介して電源に接続されるソレノイド及び該
ソレノイドへの通電電流に応じて変位する可動体を有す
る比例ソレノイドバルブと、車体と各車輪の車軸との間
に伸縮自在に介装されて前記可動体の変位に応じた減衰
力を発生する減衰力可変型のショックアブソーバと、前
記PWM信号のデューティ比を所定時間毎に切換えるこ
とによりディザ振動を含む前記通電電流を得る制御回路
とを有するサスペンション制御装置であって、制御回路
は、前記通電電流の平均電流を検出すると共に、前記P
WM信号に対応して求められる推定電流に比して前記平
均電流が所定値以上外れていた場合、前記各車輪のショ
ックアブソーバの減衰力の大きさが所定の値になるよう
にデューティ比を設定させることを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明は、PWM信号を発生
するデューティ比可変のPWM信号発生手段と、前記P
WM信号に応じてオンオフするスイッチング手段を介し
て電源に接続されるソレノイド及び該ソレノイドへの通
電電流に応じて変位する可動体を有する比例ソレノイド
バルブと、車体と各車輪の車軸との間に伸縮自在に介装
されて前記可動体の変位に応じた減衰力を発生する減衰
力可変型のショックアブソーバと、前記PWM信号のデ
ューティ比を所定時間毎に切換えることによりディザ振
動を含む前記通電電流を得るサスペンション制御装置で
あって、前記通電電流の平均電流を検出すると共に、前
記PWM信号に対応して求められる推定電流と前記平均
電流とから前記ソレノイドの温度を推定し、該推定温度
から許容電流値を求め、前記平均電流が前記許容電流値
を超えていた場合、前記平均電流が小さくなるように前
記PWM信号のデューティ比を変更することを特徴とす
る。
するデューティ比可変のPWM信号発生手段と、前記P
WM信号に応じてオンオフするスイッチング手段を介し
て電源に接続されるソレノイド及び該ソレノイドへの通
電電流に応じて変位する可動体を有する比例ソレノイド
バルブと、車体と各車輪の車軸との間に伸縮自在に介装
されて前記可動体の変位に応じた減衰力を発生する減衰
力可変型のショックアブソーバと、前記PWM信号のデ
ューティ比を所定時間毎に切換えることによりディザ振
動を含む前記通電電流を得るサスペンション制御装置で
あって、前記通電電流の平均電流を検出すると共に、前
記PWM信号に対応して求められる推定電流と前記平均
電流とから前記ソレノイドの温度を推定し、該推定温度
から許容電流値を求め、前記平均電流が前記許容電流値
を超えていた場合、前記平均電流が小さくなるように前
記PWM信号のデューティ比を変更することを特徴とす
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
のサスペンション制御装置を図1ないし図6に基づいて
説明する。なお、図14に示す部材、部分と同等の部
材、部分についての説明は適宜省略する。図1におい
て、サスペンション制御装置は、ソレノイド2及びソレ
ノイド2への通電電流に応じて変位する可動体(スプー
ル)3を有しこの可動体3の変位に応じて油液4の通過
量を調整する比例ソレノイドバルブ5と、車体(図示省
略)と車軸(図示省略)との間に介装されて前記通電電
流、ひいては可動体3の変位に応じた大きさの減衰力を
発生する減衰力可変型のショックアブソーバ6と、車体
の上下方向の加速度を検出する加速度センサ7と、ソレ
ノイド2にトランジスタ(スイッチング手段)16を介
して電流を供給するバッテリ(電源)1と、バッテリ1
とソレノイド2との間に介装されてソレノイド2への通
電電流を調整するコントローラ8とから大略構成されて
いる。
のサスペンション制御装置を図1ないし図6に基づいて
説明する。なお、図14に示す部材、部分と同等の部
材、部分についての説明は適宜省略する。図1におい
て、サスペンション制御装置は、ソレノイド2及びソレ
ノイド2への通電電流に応じて変位する可動体(スプー
ル)3を有しこの可動体3の変位に応じて油液4の通過
量を調整する比例ソレノイドバルブ5と、車体(図示省
略)と車軸(図示省略)との間に介装されて前記通電電
流、ひいては可動体3の変位に応じた大きさの減衰力を
発生する減衰力可変型のショックアブソーバ6と、車体
の上下方向の加速度を検出する加速度センサ7と、ソレ
ノイド2にトランジスタ(スイッチング手段)16を介
して電流を供給するバッテリ(電源)1と、バッテリ1
とソレノイド2との間に介装されてソレノイド2への通
電電流を調整するコントローラ8とから大略構成されて
いる。
【0012】コントローラ8は、ソレノイド2とバッテ
リ1との間に介装される前記トランジスタ16と、トラ
ンジスタ16のベース16aに接続されたトランジスタ
(スイッチング手段)17と、トランジスタ16と接地
部9との間に介装されたダイオード18と、ソレノイド
2の一端側に接続されて、ソレノイド2と共に前記ダイ
オード18に並列接続されるシャント抵抗11と、バッ
テリ1に一端側が接続され他端側がトランジスタ16,
17を接続する線に接続された抵抗19と、バッテリ1
及び抵抗19の一端側に接続すると共に、トランジスタ
17に抵抗20を介して接続され、さらにソレノイド2
及び抵抗11を接続する線30に接続され、さらに加速
度センサ7に接続されたCPU12とから大略構成され
ている。CPU12は、加速度センサ7の検出データを
入力し、バッテリ1の印加電圧V0 を検出し、さらに線
30を介して実電流を入力するようにしていると共に、
入力データに応じて後述するように演算制御を行って、
各部材を制御する。また、CPU12は、図示しないメ
モリを有し、後述する図4のPWMデューティ比−電流
値マップを格納している。
リ1との間に介装される前記トランジスタ16と、トラ
ンジスタ16のベース16aに接続されたトランジスタ
(スイッチング手段)17と、トランジスタ16と接地
部9との間に介装されたダイオード18と、ソレノイド
2の一端側に接続されて、ソレノイド2と共に前記ダイ
オード18に並列接続されるシャント抵抗11と、バッ
テリ1に一端側が接続され他端側がトランジスタ16,
17を接続する線に接続された抵抗19と、バッテリ1
及び抵抗19の一端側に接続すると共に、トランジスタ
17に抵抗20を介して接続され、さらにソレノイド2
及び抵抗11を接続する線30に接続され、さらに加速
度センサ7に接続されたCPU12とから大略構成され
ている。CPU12は、加速度センサ7の検出データを
入力し、バッテリ1の印加電圧V0 を検出し、さらに線
30を介して実電流を入力するようにしていると共に、
入力データに応じて後述するように演算制御を行って、
各部材を制御する。また、CPU12は、図示しないメ
モリを有し、後述する図4のPWMデューティ比−電流
値マップを格納している。
【0013】このように構成されたサスペンション制御
装置の作用を、コントローラの演算処理内容と共に、以
下に説明する。図2に示すように、まず、イニシャライ
ズを行い(ステップS1)、制御周期tms経過したか否か
の判定をYES と判定するまで行う(ステップS2)。ステ
ップS2でYES と判定すると、前制御周期で算出された信
号に基づいてソレノイド2を駆動する(ステップS3)。
ステップS3に続いて、ソレノイド2以外の部材、部分
(LED等)に出力する(ステップS4)。
装置の作用を、コントローラの演算処理内容と共に、以
下に説明する。図2に示すように、まず、イニシャライ
ズを行い(ステップS1)、制御周期tms経過したか否か
の判定をYES と判定するまで行う(ステップS2)。ステ
ップS2でYES と判定すると、前制御周期で算出された信
号に基づいてソレノイド2を駆動する(ステップS3)。
ステップS3に続いて、ソレノイド2以外の部材、部分
(LED等)に出力する(ステップS4)。
【0014】次のステップS5で加速度センサ7等の検出
値が入力される。続くステップS6で、ステップS5で読み
込まれた加速度センサ7の検出値に基づいて、車体の制
振に必要な減衰力及びこの減衰力を発生させるために必
要な目標電流としての指令電流(推定電流)を求める。
続くステップS7では前記ステップS3で用いられるPWM
信号のデューティ比の決定を行う。ステップS7に続くス
テップS8で、ステップS7で決定したデューティ比のPW
M信号に対応して演算によりソレノイドに供給されると
推定されるディザ電流を含む指令電流(推定電流)と、
前記線30を介して入力される電流から後述するように
して得た平均電流(実電流)とを比較し、平均電流が推
定電流から所定値以上外れていた場合にフェール状態と
判定する(ソレノイドフェール判定を行う)。
値が入力される。続くステップS6で、ステップS5で読み
込まれた加速度センサ7の検出値に基づいて、車体の制
振に必要な減衰力及びこの減衰力を発生させるために必
要な目標電流としての指令電流(推定電流)を求める。
続くステップS7では前記ステップS3で用いられるPWM
信号のデューティ比の決定を行う。ステップS7に続くス
テップS8で、ステップS7で決定したデューティ比のPW
M信号に対応して演算によりソレノイドに供給されると
推定されるディザ電流を含む指令電流(推定電流)と、
前記線30を介して入力される電流から後述するように
して得た平均電流(実電流)とを比較し、平均電流が推
定電流から所定値以上外れていた場合にフェール状態と
判定する(ソレノイドフェール判定を行う)。
【0015】ステップS7のデューティ比の決定は、ステ
ップS5で求めた指令電流から基準デューティ比を求め、
その後、CPU12のメモリにあらかじめ格納されてい
る図4のマップから上昇デューティ比、下降デューティ
比を求めることにより行われる。
ップS5で求めた指令電流から基準デューティ比を求め、
その後、CPU12のメモリにあらかじめ格納されてい
る図4のマップから上昇デューティ比、下降デューティ
比を求めることにより行われる。
【0016】ここで、図4のPWMデューティ比−電流
値特性及び図5のディザ振動を含む通電電流について説
明する。図4で符号Eは基準デューティ比を示す基準デ
ューティ比特性線であり、PWM信号のデューティ比を
切換えずに所定値の基準デューティ比(所定値が電流I
1 に対応するA%である場合を例にする。)としてディ
ザ振動を得た場合、得られる通電電流は図5に示すよう
に一定の大きさの電流I1 (平均電流)を中心にして高
周波成分が重畳されたものとなり、この電流(通電電
流)がソレノイドに供給されて所望の減衰力を得るよう
にしている。
値特性及び図5のディザ振動を含む通電電流について説
明する。図4で符号Eは基準デューティ比を示す基準デ
ューティ比特性線であり、PWM信号のデューティ比を
切換えずに所定値の基準デューティ比(所定値が電流I
1 に対応するA%である場合を例にする。)としてディ
ザ振動を得た場合、得られる通電電流は図5に示すよう
に一定の大きさの電流I1 (平均電流)を中心にして高
周波成分が重畳されたものとなり、この電流(通電電
流)がソレノイドに供給されて所望の減衰力を得るよう
にしている。
【0017】そして、前記上昇デューティ比及び下降デ
ューティ比をそれぞれ示す上昇デューティ比特性線F及
び下降デューティ比特性線Gは、図4に示すように、そ
れぞれ、基準デューティ比特性線Eの下側、上側に該特
性線Eに略沿うように求められている。また、上昇デュ
ーティ比は100%が最大値であり、また下降デューテ
ィ比は0%が最小値であることから、上昇デューティ比
特性線F及び下降デューティ比特性線Gは、100%を
示す部分(この場合、電流I3 〔I3 >I1 〕以上の部
分)及び0%を示す部分(この場合、電流I2 〔I2 <
I1 〕以下の部分)で縦軸と平行になっている。
ューティ比をそれぞれ示す上昇デューティ比特性線F及
び下降デューティ比特性線Gは、図4に示すように、そ
れぞれ、基準デューティ比特性線Eの下側、上側に該特
性線Eに略沿うように求められている。また、上昇デュ
ーティ比は100%が最大値であり、また下降デューテ
ィ比は0%が最小値であることから、上昇デューティ比
特性線F及び下降デューティ比特性線Gは、100%を
示す部分(この場合、電流I3 〔I3 >I1 〕以上の部
分)及び0%を示す部分(この場合、電流I2 〔I2 <
I1 〕以下の部分)で縦軸と平行になっている。
【0018】そして、上昇、下降デューティ比は、次式
(1),(2)に示すように基準デューティ比にディザ
幅デューティ比を加算、または減算することにより求め
る。 (上昇デューティ比)=(基準デューティ比)+(ディザ幅デューティ比) … … (1) (下降デューティ比)=(基準デューティ比)−(ディザ幅デューティ比) … … (2)
(1),(2)に示すように基準デューティ比にディザ
幅デューティ比を加算、または減算することにより求め
る。 (上昇デューティ比)=(基準デューティ比)+(ディザ幅デューティ比) … … (1) (下降デューティ比)=(基準デューティ比)−(ディザ幅デューティ比) … … (2)
【0019】式(1),(2)から明らかなように、デ
ィザ幅デューティ比を変えることにより、ディザ振幅の
大きさを変えることができる。例えば、ある電流値(平
均電流)I1 を出力するときは、まず図4のマップより
基準デューティ比A%を求め、その値にディザ幅デュー
ティ比を加算することにより上昇デューティ比B%を、
また、ディザ幅デューティ比を減算することにより下降
デューティ比C%を得る。そして、上昇デューティ比を
所定時間(ディザ振動の一周期の1/2の時間)T0 出
力し、その後、下降デューティ比を所定時間T0 出力
し、以下、同様に、上昇デューティ比、下降デューティ
比を所定時間T0 毎に交互に出力することにより、図5
に示すように、上昇、下降デューティ比により定まる振
幅(以下、便宜上、ディザ振幅という。)で周期が前記
所定時間T0 の2倍であるディザ振動が含まれた通電電
流が得られることになる。なお、本実施の形態では、図
4に基づいて上述したように得られる通電電流が推定電
流となり、後述する平均電流(実電流)との比較(ステ
ップS8)に供されることになる。
ィザ幅デューティ比を変えることにより、ディザ振幅の
大きさを変えることができる。例えば、ある電流値(平
均電流)I1 を出力するときは、まず図4のマップより
基準デューティ比A%を求め、その値にディザ幅デュー
ティ比を加算することにより上昇デューティ比B%を、
また、ディザ幅デューティ比を減算することにより下降
デューティ比C%を得る。そして、上昇デューティ比を
所定時間(ディザ振動の一周期の1/2の時間)T0 出
力し、その後、下降デューティ比を所定時間T0 出力
し、以下、同様に、上昇デューティ比、下降デューティ
比を所定時間T0 毎に交互に出力することにより、図5
に示すように、上昇、下降デューティ比により定まる振
幅(以下、便宜上、ディザ振幅という。)で周期が前記
所定時間T0 の2倍であるディザ振動が含まれた通電電
流が得られることになる。なお、本実施の形態では、図
4に基づいて上述したように得られる通電電流が推定電
流となり、後述する平均電流(実電流)との比較(ステ
ップS8)に供されることになる。
【0020】次に、前記ステップS3のソレノイド駆動サ
ブルーチンを図3に基づいて説明する。このソレノイド
駆動は、ディザ周期の1/2時間毎に実行される割り込
み動作によって行われる。図3において、まず、上昇フ
ラグが1であるか否かを判定する(ステップS11 )。ス
テップS11 でYES と判定(上昇フラグ=1)すると、下
降電流(下降デューティ比時の電流)のA/D変換を行
って実電流を求める(ステップS12 )。その後(次の割
り込み時に)、上昇デューティ比のPWM信号を出力し
(ステップS13 )、上昇フラグをクリアする(ステップ
S14 )。
ブルーチンを図3に基づいて説明する。このソレノイド
駆動は、ディザ周期の1/2時間毎に実行される割り込
み動作によって行われる。図3において、まず、上昇フ
ラグが1であるか否かを判定する(ステップS11 )。ス
テップS11 でYES と判定(上昇フラグ=1)すると、下
降電流(下降デューティ比時の電流)のA/D変換を行
って実電流を求める(ステップS12 )。その後(次の割
り込み時に)、上昇デューティ比のPWM信号を出力し
(ステップS13 )、上昇フラグをクリアする(ステップ
S14 )。
【0021】一方、ステップS11 でNOと判定(上昇フラ
グ≠1)すると、上昇電流(上昇デューティ比時の電
流)のA/D変換を行って実電流を求める(ステップS1
5 )。その後(次の制御周期時に)、下降デューティ比
のPWM信号を出力し(ステップS16 )、上昇フラグを
セットする(ステップS17 )。ステップS14 またはステ
ップS17 の処理に続いて、前記ステップS12 及びステッ
プS15 で求めた上昇電流(実電流)及び下降電流(実電
流)の平均電流(実電流)を算出し(ステップS18 )、
後述する比較のために待機する。
グ≠1)すると、上昇電流(上昇デューティ比時の電
流)のA/D変換を行って実電流を求める(ステップS1
5 )。その後(次の制御周期時に)、下降デューティ比
のPWM信号を出力し(ステップS16 )、上昇フラグを
セットする(ステップS17 )。ステップS14 またはステ
ップS17 の処理に続いて、前記ステップS12 及びステッ
プS15 で求めた上昇電流(実電流)及び下降電流(実電
流)の平均電流(実電流)を算出し(ステップS18 )、
後述する比較のために待機する。
【0022】次に、ステップS7のソレノイドフェール判
定について説明する。図6に、電圧及び周囲温度をパラ
メータとしたPWMデューティ比と平均電流との対応関
係を示す。PWMデューティ比に対する実電流は、温度
が低く、電圧が高い程大きくなり、例えば16V、−3
0℃で最大(実線G1 で示す)となる。また、温度が高
く、電圧が低い程電流値は小さくなり例えば9V、10
0℃で最小(実線G2で示す)となる。PWM出力に対
する電流(推定電流)、バッテリ電圧9〜16V、ソレ
ノイド温度−30℃〜100℃の条件では、実線G1 〜
実線G2 の範囲(以下、許容範囲G0 という。)に入っ
ている(所定値以上離れていない状態になっている)は
ずである。すなわち、平均電流が許容範囲G0 に入って
いないことは、断線故障または短絡故障等の温度変化ひ
いては実電流値の変化を起こさせる事態が生じたことを
意味することとなる。
定について説明する。図6に、電圧及び周囲温度をパラ
メータとしたPWMデューティ比と平均電流との対応関
係を示す。PWMデューティ比に対する実電流は、温度
が低く、電圧が高い程大きくなり、例えば16V、−3
0℃で最大(実線G1 で示す)となる。また、温度が高
く、電圧が低い程電流値は小さくなり例えば9V、10
0℃で最小(実線G2で示す)となる。PWM出力に対
する電流(推定電流)、バッテリ電圧9〜16V、ソレ
ノイド温度−30℃〜100℃の条件では、実線G1 〜
実線G2 の範囲(以下、許容範囲G0 という。)に入っ
ている(所定値以上離れていない状態になっている)は
ずである。すなわち、平均電流が許容範囲G0 に入って
いないことは、断線故障または短絡故障等の温度変化ひ
いては実電流値の変化を起こさせる事態が生じたことを
意味することとなる。
【0023】これに対し、ステップS7で平均電流が許容
範囲G0 に入っていないと判定すると、4輪全てのソレ
ノイドひいては全てのショックアブソーバ6を対象にし
て、PWM出力のデューティ比を0%にし、4輪全ての
ショックアブソーバ6の減衰力が伸びハード/縮みソフ
トを呈するようにし、走行安定性を良好なものになるよ
うにする。
範囲G0 に入っていないと判定すると、4輪全てのソレ
ノイドひいては全てのショックアブソーバ6を対象にし
て、PWM出力のデューティ比を0%にし、4輪全ての
ショックアブソーバ6の減衰力が伸びハード/縮みソフ
トを呈するようにし、走行安定性を良好なものになるよ
うにする。
【0024】上述したように、平均電流と図4に基づい
て得られる電流(推定電流)とを比較し、平均電流が許
容範囲G0 (推定電流で定まる範囲)に入っていないと
判定すると、PWM出力のデューティ比を0%にし、4
輪全てのショックアブソーバ6の減衰力が伸びハード/
縮みソフトを呈するようにする。従来技術では、故障部
分に対応する車輪側のショックアブソーバのみについ
て、その減衰力の大きさが安全側(例えば、伸び側ハー
ド/縮み側ソフト)に設定され、走行安定性が阻害され
るが、これに比して、4輪全てのショックアブソーバ6
の減衰力が伸びハード/縮みソフトを呈するようにして
いるので、車両全体の安定性が維持されて走行安定性が
確保される。
て得られる電流(推定電流)とを比較し、平均電流が許
容範囲G0 (推定電流で定まる範囲)に入っていないと
判定すると、PWM出力のデューティ比を0%にし、4
輪全てのショックアブソーバ6の減衰力が伸びハード/
縮みソフトを呈するようにする。従来技術では、故障部
分に対応する車輪側のショックアブソーバのみについ
て、その減衰力の大きさが安全側(例えば、伸び側ハー
ド/縮み側ソフト)に設定され、走行安定性が阻害され
るが、これに比して、4輪全てのショックアブソーバ6
の減衰力が伸びハード/縮みソフトを呈するようにして
いるので、車両全体の安定性が維持されて走行安定性が
確保される。
【0025】また、断線故障または短絡故障時には平均
電流が推定電流と異なり、前述したように平均電流と推
定電流とを比較判定することにより、断線故障または短
絡故障になっているかの判定が可能であり、断線故障ま
たは短絡故障時においてフェール判定して4輪全てのシ
ョックアブソーバ6の減衰力が伸びハード/縮みソフト
を呈するようにして走行安定性を確保できる。また、従
来技術で用いるモニタ回路を設けずに、断線故障または
短絡故障時に、上述したように走行安定性の確保を図る
ことができるので、モニタ回路を設けない分、装置のコ
ンパクト化及び低廉化が可能となる。
電流が推定電流と異なり、前述したように平均電流と推
定電流とを比較判定することにより、断線故障または短
絡故障になっているかの判定が可能であり、断線故障ま
たは短絡故障時においてフェール判定して4輪全てのシ
ョックアブソーバ6の減衰力が伸びハード/縮みソフト
を呈するようにして走行安定性を確保できる。また、従
来技術で用いるモニタ回路を設けずに、断線故障または
短絡故障時に、上述したように走行安定性の確保を図る
ことができるので、モニタ回路を設けない分、装置のコ
ンパクト化及び低廉化が可能となる。
【0026】次に、図7ないし図13に基づいて、本発
明の第2の実施の形態を説明する。なお、この第2の実
施の形態は、第1の実施の形態に比して、ステップS7に
代わるステップS7A (ソレノイド電流フィードバック処
理)を設け、ステップS8に代わるステップS8A (ソレノ
イド電流制限処理)を設け、このステップS7A ,S8Aで
ソレノイドの温度を推定し、この推定温度に応じて指令
電流を調整(制限)することが主に異なっている。
明の第2の実施の形態を説明する。なお、この第2の実
施の形態は、第1の実施の形態に比して、ステップS7に
代わるステップS7A (ソレノイド電流フィードバック処
理)を設け、ステップS8に代わるステップS8A (ソレノ
イド電流制限処理)を設け、このステップS7A ,S8Aで
ソレノイドの温度を推定し、この推定温度に応じて指令
電流を調整(制限)することが主に異なっている。
【0027】ステップS7A 及びステップS8A の処理内容
について、以下に説明する。まず、ステップS7A のソレ
ノイド電流フィードバックサブルーチンを図8に基づい
て説明する。このソレノイド電流フィードバックは、デ
ィザ周期の1/2時間毎に実行される割り込み動作によ
って行われる。図8において、まず、上昇フラグが1で
あるか否かを判定する(ステップS21 )。ステップS21
でYES と判定(上昇フラグ=1)すると、下降電流(下
降デューティ比時の電流)のA/D変換を行って下降時
の実電流を求める(ステップS22 )。また、ステップS2
1 でNOと判定(上昇フラグ≠1)すると、上昇電流(上
昇デューティ比時の電流)のA/D変換を行って実電流
を求める(ステップS23 )。
について、以下に説明する。まず、ステップS7A のソレ
ノイド電流フィードバックサブルーチンを図8に基づい
て説明する。このソレノイド電流フィードバックは、デ
ィザ周期の1/2時間毎に実行される割り込み動作によ
って行われる。図8において、まず、上昇フラグが1で
あるか否かを判定する(ステップS21 )。ステップS21
でYES と判定(上昇フラグ=1)すると、下降電流(下
降デューティ比時の電流)のA/D変換を行って下降時
の実電流を求める(ステップS22 )。また、ステップS2
1 でNOと判定(上昇フラグ≠1)すると、上昇電流(上
昇デューティ比時の電流)のA/D変換を行って実電流
を求める(ステップS23 )。
【0028】ステップS22 、ステップS23 の処理に続い
て、ステップS22 、ステップS23 で求めた上昇電流及び
下降電流から平均電流(実電流、通電電流)を算出する
(ステップS24 )。ステップS24 に続くステップS25
で、バッテリ電圧の変化量(バッテリ電圧補正係数)K
V を求める。ステップS25 に続いて、指令電流(推定電
流)、平均電流及びバッテリ電圧補正係数KV から温度
補正係数KT を算出する(ステップS26 )。次に、図4
に示すマップから基準デューティ比を求めると共に、こ
の基準デューティ比にバッテリ電圧補正係数KV 及び温
度補正係数KT を乗算することにより補正後基準デュー
ティ比を算出する(ステップS27 )。
て、ステップS22 、ステップS23 で求めた上昇電流及び
下降電流から平均電流(実電流、通電電流)を算出する
(ステップS24 )。ステップS24 に続くステップS25
で、バッテリ電圧の変化量(バッテリ電圧補正係数)K
V を求める。ステップS25 に続いて、指令電流(推定電
流)、平均電流及びバッテリ電圧補正係数KV から温度
補正係数KT を算出する(ステップS26 )。次に、図4
に示すマップから基準デューティ比を求めると共に、こ
の基準デューティ比にバッテリ電圧補正係数KV 及び温
度補正係数KT を乗算することにより補正後基準デュー
ティ比を算出する(ステップS27 )。
【0029】この後、ステップS28 で、上昇フラグが1
であるか否かを判定する。ステップS28 でYES と判定
(上昇フラグ=1)すると、前記補正後基準デューティ
比及び図4のマップに基づいて上昇デューティ比を算出
し(ステップS29 )、上昇フラグをクリアする(ステッ
プS30 )。一方、ステップS28 でNOと判定すると、前記
補正後基準デューティ比及び図4のマップに基づいて下
降デューティ比を算出し(ステップS31 )、上昇フラグ
をセットする(ステップS32 )。そして、ステップS29
で算出した上昇デューティ比、ステップS31 で算出した
下降デューティ比を有するPWM信号を出力することに
より、例えば図5に示すようなディザ電流を含む電流
(通電電流)をソレノイド2に供給することになる。
であるか否かを判定する。ステップS28 でYES と判定
(上昇フラグ=1)すると、前記補正後基準デューティ
比及び図4のマップに基づいて上昇デューティ比を算出
し(ステップS29 )、上昇フラグをクリアする(ステッ
プS30 )。一方、ステップS28 でNOと判定すると、前記
補正後基準デューティ比及び図4のマップに基づいて下
降デューティ比を算出し(ステップS31 )、上昇フラグ
をセットする(ステップS32 )。そして、ステップS29
で算出した上昇デューティ比、ステップS31 で算出した
下降デューティ比を有するPWM信号を出力することに
より、例えば図5に示すようなディザ電流を含む電流
(通電電流)をソレノイド2に供給することになる。
【0030】次にステップS8A のソレノイド電流制限サ
ブルーチンについて図9ないし図12に基づいて説明す
る。このソレノイド電流制限サブルーチン(図9)で
は、ソレノイドを流れる電流(実電流)とソレノイドの
温度とが例えば図10に示すような対応関係があること
に基づいて後述するように演算処理する。ここで、図9
の処理内容の説明の前に、図10を含む基本的事項につ
いて説明する。
ブルーチンについて図9ないし図12に基づいて説明す
る。このソレノイド電流制限サブルーチン(図9)で
は、ソレノイドを流れる電流(実電流)とソレノイドの
温度とが例えば図10に示すような対応関係があること
に基づいて後述するように演算処理する。ここで、図9
の処理内容の説明の前に、図10を含む基本的事項につ
いて説明する。
【0031】ソレノイドに流れる電流とソレノイドの温
度との対応関係を図示すると、図10に示すように、温
度が上昇すると電流は小さい値になる特性を示す。例え
ば温度が20℃のときに電流がI1 であると、温度が2
0℃より高い温度T2 になると、電流はI1 より小さい
I2 になる。このように温度変化に伴って電流が変化す
ることにより、前述したステップS26 の温度補正係数も
変化することになり、温度補正係数と温度との関係は例
えば図11に示されるようになる。
度との対応関係を図示すると、図10に示すように、温
度が上昇すると電流は小さい値になる特性を示す。例え
ば温度が20℃のときに電流がI1 であると、温度が2
0℃より高い温度T2 になると、電流はI1 より小さい
I2 になる。このように温度変化に伴って電流が変化す
ることにより、前述したステップS26 の温度補正係数も
変化することになり、温度補正係数と温度との関係は例
えば図11に示されるようになる。
【0032】また、図示しないメモリには、図12に示
すような最大出力電流(電流制限値)と温度との対応関
係を示すマップが格納されている。最大出力電流はソレ
ノイドに通電が許容され得る電流であり、所定温度(図
12に示す場合T1 )までは、その値は一定であり、温
度T1 〜許容最大温度(図12に示す場合、100℃)
では温度上昇に伴い小さい値になる。
すような最大出力電流(電流制限値)と温度との対応関
係を示すマップが格納されている。最大出力電流はソレ
ノイドに通電が許容され得る電流であり、所定温度(図
12に示す場合T1 )までは、その値は一定であり、温
度T1 〜許容最大温度(図12に示す場合、100℃)
では温度上昇に伴い小さい値になる。
【0033】前記ソレノイド電流制限サブルーチン(図
9)では、ステップS26 で算出した温度補正係数をアド
レスとして図11のマップから対応する温度(推定温
度)を算出する(ステップS41 )。次に、ステップS41
で算出した推定温度及び図12のデータから最大出力電
流(電流制限値)を決定する(ステップS42 )。
9)では、ステップS26 で算出した温度補正係数をアド
レスとして図11のマップから対応する温度(推定温
度)を算出する(ステップS41 )。次に、ステップS41
で算出した推定温度及び図12のデータから最大出力電
流(電流制限値)を決定する(ステップS42 )。
【0034】ステップS42 に続いて、前述したステップ
S5で求めた指令電流(推定電流)がステップS41 で算出
した最大出力電流より大きいか否かを判定する(ステッ
プS43 )。ステップS43 でNOと判定すると処理をメイン
ルーチンに戻って行う。一方、ステップS43 でYES 、す
なわち指令電流が最大出力電流より大きいと判定した場
合には、デューティ比を補正して指令電流を最大出力電
流に設定する(ステップS44 )。例えば、前記ステップ
S44 の電流制限処理を行わない場合には、その出力電流
は、図13に符号R1 で示すようになって最大出力電流
IM を超える場合があるのに比して、ステップS44 の電
流制限処理を行うことにより符号R2 で示す出力電流と
なり、最大出力電流IM を超えることがない。このた
め、温度上昇を抑えられることになる。
S5で求めた指令電流(推定電流)がステップS41 で算出
した最大出力電流より大きいか否かを判定する(ステッ
プS43 )。ステップS43 でNOと判定すると処理をメイン
ルーチンに戻って行う。一方、ステップS43 でYES 、す
なわち指令電流が最大出力電流より大きいと判定した場
合には、デューティ比を補正して指令電流を最大出力電
流に設定する(ステップS44 )。例えば、前記ステップ
S44 の電流制限処理を行わない場合には、その出力電流
は、図13に符号R1 で示すようになって最大出力電流
IM を超える場合があるのに比して、ステップS44 の電
流制限処理を行うことにより符号R2 で示す出力電流と
なり、最大出力電流IM を超えることがない。このた
め、温度上昇を抑えられることになる。
【0035】なお、ステップS43 で比較対象にされてい
る最大出力電流について温度との間に図12に示す対応
関係があることから、ステップS43 の判定で許容温度と
の比較判定を行うものになっている。そして、指令電流
が最大出力電流より大きいと判定することは、予想され
るソレノイドの温度が許容温度より大きいと判定するこ
とに相当することになる。
る最大出力電流について温度との間に図12に示す対応
関係があることから、ステップS43 の判定で許容温度と
の比較判定を行うものになっている。そして、指令電流
が最大出力電流より大きいと判定することは、予想され
るソレノイドの温度が許容温度より大きいと判定するこ
とに相当することになる。
【0036】本実施の形態では、上述したように、指令
電流が最大出力電流より大きいと判定した(ステップS4
3 でYES と判定した)場合、すなわち、予想されるソレ
ノイドの温度が許容温度より大きいと判定した場合に
は、指令電流を最大出力電流に設定する(ステップS44
)ので、ソレノイドの温度を許容温度に納めることが
可能になる。このため、本実施の形態によれば、ソレノ
イドの温度上昇に伴う短絡故障の発生を防止できる。な
お、上記の各実施の形態を複合することも可能である。
これは、前記第1の実施の形態の図2のステップS6とS7
の間に、第2の実施の形態の図7に示すステップS7A と
S8A とを設ける構成になる。
電流が最大出力電流より大きいと判定した(ステップS4
3 でYES と判定した)場合、すなわち、予想されるソレ
ノイドの温度が許容温度より大きいと判定した場合に
は、指令電流を最大出力電流に設定する(ステップS44
)ので、ソレノイドの温度を許容温度に納めることが
可能になる。このため、本実施の形態によれば、ソレノ
イドの温度上昇に伴う短絡故障の発生を防止できる。な
お、上記の各実施の形態を複合することも可能である。
これは、前記第1の実施の形態の図2のステップS6とS7
の間に、第2の実施の形態の図7に示すステップS7A と
S8A とを設ける構成になる。
【0037】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、ソレノイドの発
熱ひいてはこの発熱に伴って定まるソレノイドの温度を
規定することになる通電電流の平均電流が短絡故障等に
より大きくなり、PWM信号に対応して求められる推定
電流に比して所定値以上外れるようになった場合には、
制御回路が各車輪のショックアブソーバの減衰力の大き
さが車両走行上、安全側になるようにデューティ比を設
定させる。このため、短絡故障が発生しても、車両全体
の安定性が維持されて走行安定性が確保される。また、
従来技術で用いるモニタ回路を設けずに、短絡故障時
に、上述したように走行安定性の確保を図ることができ
るので、モニタ回路を設けない分、装置のコンパクト化
及び低廉化が可能となる。請求項2記載の発明は、PW
M信号に対応して求められる推定電流と通電電流の平均
電流とからソレノイドの温度を推定し、推定温度から許
容電流値を求め、平均電流が許容電流値を超えていた場
合、前記平均電流が小さくなるようにPWM信号のデュ
ーティ比を変更するので、通電電流が小さくなる。この
ため、仮に短絡故障が生じてソレノイドが温度上昇して
も、ソレノイドの温度上昇を所定値以下に抑えることが
できる。
熱ひいてはこの発熱に伴って定まるソレノイドの温度を
規定することになる通電電流の平均電流が短絡故障等に
より大きくなり、PWM信号に対応して求められる推定
電流に比して所定値以上外れるようになった場合には、
制御回路が各車輪のショックアブソーバの減衰力の大き
さが車両走行上、安全側になるようにデューティ比を設
定させる。このため、短絡故障が発生しても、車両全体
の安定性が維持されて走行安定性が確保される。また、
従来技術で用いるモニタ回路を設けずに、短絡故障時
に、上述したように走行安定性の確保を図ることができ
るので、モニタ回路を設けない分、装置のコンパクト化
及び低廉化が可能となる。請求項2記載の発明は、PW
M信号に対応して求められる推定電流と通電電流の平均
電流とからソレノイドの温度を推定し、推定温度から許
容電流値を求め、平均電流が許容電流値を超えていた場
合、前記平均電流が小さくなるようにPWM信号のデュ
ーティ比を変更するので、通電電流が小さくなる。この
ため、仮に短絡故障が生じてソレノイドが温度上昇して
も、ソレノイドの温度上昇を所定値以下に抑えることが
できる。
【図1】本発明の第1の実施の形態のサスペンション制
御装置を模式的に示す図である。
御装置を模式的に示す図である。
【図2】図1のコントローラのメインルーチンを示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図3】図2のソレノイド駆動サブルーチンを示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図4】図1の装置のデューティ比−平均電流特性を示
す図である。
す図である。
【図5】図1の装置で得られるディザ振動を含む通電電
流を示す図である。
流を示す図である。
【図6】図1の装置の電圧値及び温度をパラメータとし
たデューティ比−電流特性を示す図である。
たデューティ比−電流特性を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態のコントローラのメ
インルーチンを示すフローチャートである。
インルーチンを示すフローチャートである。
【図8】図7のソレノイド電流フィードバックサブルー
チンを示すフローチャートである。
チンを示すフローチャートである。
【図9】図7のソレノイド電流制限サブルーチンを示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図10】温度−電流特性を示す図である。
【図11】温度−温度補正係数特性を示す図である。
【図12】温度−最大出力電流特性を示す図である。
【図13】電流制限した場合としない場合の出力電流特
性を比較して示す図である。
性を比較して示す図である。
【図14】従来技術の一例を模式的に示す図である。
2 ソレノイド 5 比例ソレノイドバルブ 6 ショックアブソーバ 8 コントローラ 12 CPU
Claims (2)
- 【請求項1】 PWM信号を発生するデューティ比可変
のPWM信号発生手段と、 前記PWM信号に応じてオンオフするスイッチング手段
を介して電源に接続されるソレノイド及び該ソレノイド
への通電電流に応じて変位する可動体を有する比例ソレ
ノイドバルブと、 車体と各車輪の車軸との間に伸縮自在に介装されて前記
可動体の変位に応じた減衰力を発生する減衰力可変型の
ショックアブソーバと、 前記PWM信号のデューティ比を所定時間毎に切換える
ことによりディザ振動を含む前記通電電流を得る制御回
路とを有するサスペンション制御装置であって、 制御回路は、前記通電電流の平均電流を検出すると共
に、前記PWM信号に対応して求められる推定電流に比
して前記平均電流が所定値以上外れていた場合、前記各
車輪のショックアブソーバの減衰力の大きさが所定の値
になるようにデューティ比を設定させることを特徴とす
るサスペンション制御装置。 - 【請求項2】 PWM信号を発生するデューティ比可変
のPWM信号発生手段と、 前記PWM信号に応じてオンオフするスイッチング手段
を介して電源に接続されるソレノイド及び該ソレノイド
への通電電流に応じて変位する可動体を有する比例ソレ
ノイドバルブと、 車体と各車輪の車軸との間に伸縮自在に介装されて前記
可動体の変位に応じた減衰力を発生する減衰力可変型の
ショックアブソーバと、 前記PWM信号のデューティ比を所定時間毎に切換える
ことによりディザ振動を含む前記通電電流を得るサスペ
ンション制御装置であって、 前記通電電流の平均電流を検出すると共に、前記PWM
信号に対応して求められる推定電流と前記平均電流とか
ら前記ソレノイドの温度を推定し、該推定温度から許容
電流値を求め、前記平均電流が前記許容電流値を超えて
いた場合、前記平均電流が小さくなるように前記PWM
信号のデューティ比を変更することを特徴とするサスペ
ンション制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8567297A JPH10259844A (ja) | 1997-03-19 | 1997-03-19 | サスペンション制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8567297A JPH10259844A (ja) | 1997-03-19 | 1997-03-19 | サスペンション制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10259844A true JPH10259844A (ja) | 1998-09-29 |
Family
ID=13865327
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8567297A Pending JPH10259844A (ja) | 1997-03-19 | 1997-03-19 | サスペンション制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10259844A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002130368A (ja) * | 2000-10-24 | 2002-05-09 | Hitachi Metals Techno Ltd | 制震用油圧ダンパ |
| JP2007255434A (ja) * | 2006-03-20 | 2007-10-04 | Kayaba Ind Co Ltd | 緩衝器の制御装置 |
| JP2012040131A (ja) * | 2010-08-18 | 2012-03-01 | Toshiba Corp | 洗濯機 |
| WO2014155662A1 (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-02 | トヨタ自動車株式会社 | 液圧式ショックアブソーバ |
-
1997
- 1997-03-19 JP JP8567297A patent/JPH10259844A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002130368A (ja) * | 2000-10-24 | 2002-05-09 | Hitachi Metals Techno Ltd | 制震用油圧ダンパ |
| JP2007255434A (ja) * | 2006-03-20 | 2007-10-04 | Kayaba Ind Co Ltd | 緩衝器の制御装置 |
| JP2012040131A (ja) * | 2010-08-18 | 2012-03-01 | Toshiba Corp | 洗濯機 |
| WO2014155662A1 (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-02 | トヨタ自動車株式会社 | 液圧式ショックアブソーバ |
| JPWO2014155662A1 (ja) * | 2013-03-29 | 2017-02-16 | トヨタ自動車株式会社 | 液圧式ショックアブソーバ |
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