JPH10260141A - 欠陥検査装置 - Google Patents

欠陥検査装置

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JPH10260141A
JPH10260141A JP6402797A JP6402797A JPH10260141A JP H10260141 A JPH10260141 A JP H10260141A JP 6402797 A JP6402797 A JP 6402797A JP 6402797 A JP6402797 A JP 6402797A JP H10260141 A JPH10260141 A JP H10260141A
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JP
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defect
road surface
inspection apparatus
image
recording
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JP6402797A
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Yasuhiko Hatae
保彦 波多江
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Kokusai Denki Electric Inc
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Hitachi Denshi KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】道路等の路面や壁面等の欠陥を早期に発見して
補修手配する目的で実施されている道路等の巡回検査に
おいては、作業員に高度の緊張持続が要求されるので心
身の疲労が大きく、見落とし等の発生も否定できない。 【解決手段】路面等の映像をTVカメラ等で撮影する一
方、画像認識装置で欠陥箇所を認識し、当該欠陥箇所の
撮影位置情報と共に、欠陥箇所付近の映像を収録するよ
うに構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路の路面や壁面
の欠陥検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来のVTR記録映像による道
路の路面検査を目的とした、路面映像記録装置の構成を
示したものである。壁面検査の場合は、TVカメラが壁
面を撮影するため、取付け方向が異なるが、それ以外は
路面検査と同一なので、以下路面検査の例について述べ
る。図示の便宜上、TVカメラ2以外は巡回点検車19
の外に記載してあるが、これらの機器は実際には車内に
搭載される。同図において、6は路面上の欠陥、3はビ
デオモニタ、4はVTRである。
【0003】道路の路面に生じた小さな陥没等の欠陥
は、首都高速道路のような交通量の多い道路では、「直
径5cmの陥没が1週間で30cmに拡大する」と言われる
ほど進行が早いので、早期に発見して補修の手配をする
必要がある。このため、定期的に点検員が巡回点検車で
巡回するが、長い時間目を凝らして見続ける単純作業に
携わる作業員は心身の疲労が大きく、見落としの懸念も
否定できない。
【0004】この対策として、図9に示す巡回点検車1
9の屋根に取り付けられた可視光線TVカメラ2によっ
て道路の路面2aを全行程に亘って撮影し、ビデオモニ
タ3に表示すると共にVTR4に記録しておいて、帰投
後これを再生しながらビデオモニタの画面上で欠陥箇所
6を探す試みもある。しかし、この場合、ビデオテープ
を再生し、全行程を点検するには長時間緊張を強いら
れ、しかも巡回点検車1の速度を30Km/Hと仮定し
ても、5cm程度の大きさではビデオモニタの画面上で
は豆粒位の欠陥箇所6の映像が約0.5秒間程度出現す
るにすにすぎない。首都高速道路等で一般車両の走行に
影響しない60Km/Hでの撮影では出現時間が半減す
るので、見落としの恐れがある点でも大同小異であっ
た。また、補修作業者への手配用に、前述の目視、手作
業により欠陥箇所の画像が映っている部分を抽出し、ダ
ビングし、編集する必要があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のように、単に路
面を撮像し、VTRに記録し、これを再生し観察する方
式では観察者に長時間緊張持続が強要され、また、欠陥
の見落としも発生しやすい欠点があった。本発明はこの
ような従来の方式では解決できなかった長時間緊張持続
強要と見落としの欠点を除去し、信頼性の高い路面検査
手段を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、路面等の欠陥箇所の自動認識機能により、欠
陥箇所を検出し、検出された欠陥箇所付近の映像を記録
できる路面等の検査装置を提供するものである。
【0007】すなわち、本発明は路面等の状況を撮像す
る手段と、路面等の検査対象物を直線的に照らし出す帯
状の光源と、この光源により照らし出された映像を検出
する手段と、この映像から、対象物の欠陥、異常等を検
出する欠陥検出手段とを有し、この欠陥検出手段からの
信号と前記路面状況を撮像する手段からの映像と、対応
つけ記録するようにたものである。
【0008】例えば、欠陥箇所を検出したときにのみ記
録装置を動作させれば、後にこれを検索するときに効率
的に検索作業を行うことができる。
【0009】また、前記路面等検査対象物の状況の映像
と共に、前記欠陥検出手段からの信号を例えばビデオテ
ープなどに記録した場合には、再生時に、例えば高速サ
ーチしていても欠陥検出手段からの信号を検出したとき
に通常再生に戻す等の操作を自動的に行うことができる
ため、欠陥検出に大きな効果を有する。
【0010】さらに、本発明では必要に応じ、緯度、経
度等による位置情報を得る手段を設ける。位置情報を同
時に記録することにより、欠陥位置の正確な情報を得る
ことができる。
【0011】また、本発明は必要に応じて、道路面の欠
陥は少なくとも直径4Cm以上の欠陥を検出するように
することを特徴とする。すなわち、このように規定する
ことにより、大きな欠陥になる可能性のある道路面の欠
陥のみを効率よく検査することができる。
【0012】
【実施の形態】
第1の実施例 図1、図2は、本発明の基本的な第1の実施例を示す。
図9と同一のものには同一の参照符号を付してある。
【0013】図示の便宜上、巡回点検車1の屋根に搭載
される可視光線TVカメラ・赤外線TVカメラ・赤外線
投光器・アンテナ等の外観に関しては図1で表現し、そ
れ以外の巡回点検車1の車内に搭載され装置については
図2のブロック図に示す。
【0014】図1において、巡回点検車1の屋根の上に
は可視光テレビカメラ2と赤外線テレビカメラ7のほか
に、両カメラよりも高い位置から道路上を扇状に照射す
る5の赤外線投光器が取り付けられている。90はGP
S(Global Positioning System)システム用の受信
アンテナを示す。
【0015】図2において、3は可視光線TVカメラ2
からの映像を表示するビデオモニタ、8は可視光線TV
カメラ2からの映像信号に所定の遅延を与えることを目
的とするシフトレジスタ、あるいはFIFOメモリ等の
一時記憶装置、9は位置情報受信機で一例として周知の
GPSシステム等を用いたGPS装置、15はDAコン
バータで位置情報受信機からの位置情報を示すデジタル
データ9x、9yを通常のVTRの音声信号として記録
できるよう、アナログ信号91x、91yに変換する。
31は赤外線テレビカメラ7からの映像を表示する赤外
線像ビデオモニタ、10は赤外線テレビカメラ7からの
映像から路面2aの欠陥を検出する画像認識装置、10
1はVTRを手動操作する場合の周知の操作器(いわゆ
るリモコン)を示す。10aは収録開始信号、10bは
収録休止信号を示す。4はVTRで、後に詳細に説明す
るが、一時記憶装置8で所定の時間遅延された可視光線
TVカメラ2からの映像信号を画像認識装置10からの
欠陥検出信号をトリガとして録画を開始する。
【0016】図3はVTR4の収録開始のタイミングと
停止のタイミングを実時間との関係で示した図である。
【0017】図4は図2の画像認識装置10をより詳細
に示したものである。この画像認識装置10はマイクロ
プロセッサ111を中心に構成される。なお、同図では
各機能をハードウエアブロックの形で表現しているが、
これら各ブロックはマイクロプロセッサ111のソフト
ウエア機能であってもよいことはもちろんである。同図
の参照符号110は画像認識・測定部、112はVTR
制御部で同制御部はデータ比較ブロック114、1秒遅
延ブロック115、計時ブロック113、スイッチブロ
ック116を有する。
【0018】次にこの動作について説明する。
【0019】巡回点検車1は所定の速度で検査対象とな
る路上を走行する。このとき、可視光線TVカメラ2の
映像2bはビデオモニタ3に表示されると同時に一時的
記憶装置8に記憶され、さらに記録待機状態で停止して
いるVTR4に送出される。一時的記憶装置8は、T1
秒分を記憶できる容量があり、記憶した映像をT1秒遅
れで再生しながら順次新しい映像を上書きするように動
作するので、VTR4には常にT1秒遅れの映像2cが
供給される。このT1秒は、例えば、VTR4の起動時
間を除いて3秒である。なお、以下の説明ではVTR動
作遅延はないものとして説明する。すなわち、一般的に
VTRは記録開始の指示操作から実際の記録開始までは
数秒以上の時間を必要とするが、ここでの説明では実施
例の趣旨をより明確にし、理解を容易にするためこの時
間をゼロとし説明する。
【0020】赤外線投光器5から路面に対し帯状に照射
される赤外線像5aは赤外線テレビカメラ7により撮像
される。この赤外線テレビカメラ7からの映像7bは赤
外線像ビデオモニタ31に表示されると同時に画像認識
装置10に送られる。
【0021】図5にこ陥没欠陥6の一例Aと、ビデオモ
ニタ31上の画像Bを示す。路上に照射された赤外線の
帯5aが路面の陥没欠陥6の窪みによって生じる湾曲や
陥没内の凹凸によって生じる途切れ等の乱れは5bのよ
うな形状になる。なお、同図において、赤外線の帯5a
は実際には図示よりも太くなる。例えば、横方向の視野
を約4mとすると、例えば4cmの欠陥部は画面幅の1
/100に過ぎないが、説明の都合上、図5では約1/
10程度に拡大し表現した。5a’はモニタ上の赤外線
像、5b’はモニタ上の赤外線像の乱れ、うねりを示
す。なお、モニタ画面に示したc−dは路面欠陥の状態
Aと赤外線映像Bとの対応を説明するために記したもの
である。
【0022】以下図2、図3、図4を参照し、説明す
る。
【0023】画像認識装置10の画像認識測定部110
は路面欠陥箇所6を自動認識し、欠陥サイズを自動測定
し、所定のサイズ以上(例えば直径4cm以上)であれ
ば、欠陥検出信号をVTR制御部112に送出し、この
信号はスイッチブロック116を経由して、VTR4に
記録開始信号10aとし送出される。この実施例ではこ
の画像認識装置10は周知の光切断による欠陥認識方法
(例えば、特公昭55−48454、特開平1−295
104等)を用いている。この場合、赤外線テレビカメ
ラ7と赤外線投光器5の光軸の被写体(つまり路面)に
対する角度は離れているほうが、より明確に欠陥(すな
わち穴)と、正常路面との差が生ずる。なお、画像認識
装置110における光切断線の検出による欠陥自動認識
所要時間は無視できる程度に小さい。
【0024】また、GPS装置9から得られる撮影位置
のGPS経度情報、緯度情報デジタル信号9x、9y
は、遅延機能を内蔵したDAコンバータ15でT1秒遅
延後、アナログ信号に変換され、T1秒遅れの撮影位置
の経度情報、緯度情報アナログ信号91x、91yとし
て、VTR4の左右の音声チャネルL、Rに供給され
る。このようにして、欠陥箇所の映像と撮影位置情報は
同一ビデオテープに記録される。なお、GPSにより得
る位置情報の精度制度は周知のごとく非常に高く、本発
明を実施する上での位置情報としは十分である。
【0025】記録を開始したVTR4は、欠陥検出のT
2秒後(例えば、VTR4の起動時間を除いて6秒後)
に画像認識装置10から送出される記録休止信号10b
により、記録待機状態に復帰する。このT2秒は計時ブ
ロック113により計測するが、この間(すなわちT2
秒の間)に再び欠陥を検出すれば計時ブロック113は
リセットされ再度計測を開始する。その後の動作も同様
である。なお、操作器101は、VTR4に記録開始信
号10aと記録休止信号10bを手動で送出する機能を
有し、巡回点検車1の運転者または同乗者が臨時に記録
操作を行う場合に使用する。
【0026】実時間Tに対するVTR4の動作タイミン
グは図3に示す通りであり、同図の実時間0秒が欠陥の
検出時点で、2cは一時記憶装置8により遅延した映像
信号、91はD/Aコンバータ15により遅延した位置
情報信号91x、91yを概念的に示したもので、図の
中に示す数値は事象が発生したときの実時間Tに対応し
た時刻を示す。このように、VTR4には欠陥検出時刻
0を中心に検出前3秒、検出後3秒間のテレビカメラ2
からの路面の映像と位置情報が記録される。
【0027】以上のように、VTR4には画像認識装置
10が路面欠陥箇所6を自動認識するT1秒前からT2
−T1秒後までの、欠陥箇所6を含む路面2aのT1秒
遅れの映像2cとDA変換された撮影位置情報91x、
91yが記録される動作を繰り返す。一方、GPS装置
9からの位置情報9x、9yが所定時間(例えば1秒間
以上)更新されないときは、巡回点検車1が停止してい
ると判断して画像認識装置10は記録休止信号10bを
送出する。この記録休止信号10bを受け、VTR4は
休止する。図4を参照して、この記録休止信号がどのよ
うして発生するかを説明する。GPS装置9からの位置
情報は1秒遅延ブロック115、データ比較ブロック1
14に入力する。データ比較ブロック114では、1秒
前のデータと現在のデータを比較し、位置情報のデータ
に変化がなければ記録休止信号10bをスイッチブロッ
ク116とVTR4に供給する。これを受け、VTR4
は休止する。一方、停止した位置が欠陥箇所である場合
には画像認識測定部110からは欠陥検出信号出力され
ているので、データ比較ブロック114からの記録休止
信号10bによりスイッチブロック116を制御(すな
わち、OFF)し、欠陥検出信号を停止する。巡回点検
車1が動きだし、位置情報が変化すれば、データ比較ブ
ロック114からの記録休止信号10bは出力されない
ため、記録可能な状態に復帰する。計時ブロック113
は記録中に新たな記録開始信号10aが到来した場合
は、先に述べたように新たな記録開始信号10aの到来
時点から記録休止指令時間T2を計時する。なお、この
実施例では時間T1を3秒、T2を6秒としたが、これ
らは、巡回点検車1の走行速度や検出すべき欠陥箇所6
の最小サイズによって、個々に異なるため、状況に応じ
た最適値を設定する。
【0028】以上説明した第1の実施例は、ビデオテー
プには欠陥があったときのみ路面状況が記録されるの
で、テープをむだなく使用ができる。また、再生検索時
にも再生時間の節約を図ることができる。
【0029】なお、高速で走行中の巡回点検車1から欠
陥箇所6を含む路面2aを撮影する場合、TVカメラ
2、7の撮像素子(図示せず)の蓄積時間における走行
距離が対象とする欠陥箇所6よりも大きいと、欠陥箇所
6を映像として捉えることができない。そこで、可視光
線TVカメラ2、赤外線TVカメラ7の撮像素子には検
出すべき欠陥箇所6の最小サイズ(例えば4cm)によ
り、巡回点検車1の走行速度に対応した撮像素子の蓄積
時間を設定する手段を設けてもよい。
【0030】また、この実施例ではGPSによる位置検
出装置を用いて同時に検出位置を記録する構成とした
が、例えば、可視光カメラの画角を広くするなどして、
路面以外の映像を取り込むようにすれば必ずしも位置情
報は必要なくなる。また、路面以外の周囲状況を撮影す
るTVカメラを別に設け、この映像を路面映像に合成し
てもよい。例えば、高速道路上には100m毎にキロポ
ストがあり、これをテレビカメラで記録すれば、撮影位
置の目安とすることができる。したがって、この場合
は、GPS等位置情報受信機9、DAコンバータ15が
不要となり、ローコストの装置構成とすることができ
る。また、この実施例では位置情報は周知のGPS装置
より得るように述べたが、例えば、ITS(Intelligen
t TransportSystem)が実用化されると高速道路上では
道路側の装置から位置情報を得ることができる。
【0031】第2の実施例 図6は、本発明の他の第2の実施例を示し、図1、図2
と同一のものには同一の参照符号を付してあり、巡回点
検車の外観上の特徴は第1の実施例と共通する。したが
って、図1に関連する第1の実施例と共通する部分は説
明を省略する。
【0032】図6において、路面状況の映像2bと撮影
位置情報9x、9yがVTR4に供給される点や、赤外
線カメラ7の映像を利用して画像認識手段により欠陥個
所を自動認識する点は第1の実施例と同一でるが、15
1は遅延要素をもたないD/Aコンバータである。この
実施例においては画像認識装置は第1の実施例と同じ構
成である必要はなく、図1の画像認識装置10内の画像
認識測定部110のみがあればよい。本実施例ではVT
R4は操作器101から手動で送出される記録開始信号
10aによって記録を開始し、同じく手動による記録休
止信号10bが送出されるまで記録を続ける。つまり、
巡回点検車1が点検対象となる道路を走行中は基本的に
はVTR4は停止させず連続的に路面映像を記録する。
この間に、画像認識装置110により欠陥個所が自動認
識されると、この欠陥個所検出信号10cは周知のいわ
ゆる「頭出し信号」としてVTR4のVISS(VHS In
dexSearch System)回路(あるいはディジタルインデッ
クスアンドスキップサーチ機能)に送出され、VISS
信号としてビデオテープに記録される。この場合、VT
R4は連続的に映像信号を記録しているので、この映像
信号2bや位置情報9x、9yを遅延させる必要はな
く、VISS信号と同時にビデオテープに記録される。
【0033】周知のVTR4内のVISS回路(図示せ
ず)は「早送り」または「巻き戻し」モードでテープ上
のVISS信号を高速で自動検索して、VISS信号を
検知すると自動的に「再生」モードに切り替わる機能を
果たす。したがって、VISS信号はこの信号をビデオ
テープに記録しておくことにより、再生時にテープを早
送り、もしくは高速再生していても、VTRがこれを検
出するとその部分から再生を開始することができるた
め、検索作業を効率的に行うことができる。このとき、
特に「早送り」の場合、再生が開始される箇所はVTR
の機種、あるいは応答、によっては、欠陥位置を多少過
ぎることもあるが、僅かな「再生巻き戻し」で十分対処
することが可能である。
【0034】この実施例の場合、遅延用の記憶装置8が
不要と成り、また、位置情報も遅らせる必要がないの
で、遅延要素をもたないD/Aコンバータ151でよい
本実施例によれば、帰投後 記録済みテープを再生しな
がらビデオモニタの画面上で欠陥箇所6を確認する際
は、再生用VTRを前記のVISS機能で繰り返して動
作させることにより確認できる。更に「再生」モードで
表示される欠陥個所6付近の映像だけをスロー再生、ス
チル機能等を併用すれば路面状況を精査することができ
る。また、不要箇所は「早送り」または「巻き戻し」モ
ードで自動的にテープが送られるので極めて短時間で確
認作業を終えることができる。本実施例では、欠陥検出
個所以外の道路状況も、記録されているので帰投後に必
要に応じてそれを確認できる利点がある。
【0035】なお、本実施例は基本的には路面映像、位
置情報信号ともに、欠陥検出信号に対する遅延を与える
必要はないが、VTRの個々の動作遅延や、そのほか必
要とする場合には第1の実施例で説明した遅延手段を、
あるいはより簡易な遅延手段を設けても良い。
【0036】第3の実施例 図7は、本発明の第3の実施例を示し、図1、図2と同
一のものには同一の参照符号を付してあり、図1、図2
に関連する第1の実施例と共通する部分は説明を省略す
る。 同図において、巡回点検車1の屋根の後方には可
視光線TVカメラ11が取り付けられ、図示のように後
方の路面11aを撮影する。
【0037】可視光線TVカメラ11の映像11bはビ
デオモニタ12に表示すると同時に、一時的記憶装置1
3に記憶され、記録待機状態で停止しているVTR14
に送られる。一時的記憶装置13は、T1秒分(例えば
VTR14の起動時間を除いて3秒分)を記憶できる容
量があり、記憶した映像をT1秒遅れで再生しながら順
次新しい映像を上書きするように動作するので、VTR
14にはT1秒遅れの映像12cが供給される。 画像
認識装置10で所定のサイズ以上の路面欠陥箇所6が自
動認識されると、VTR4の他、VTR14にも記録開
始信号10aが送出される。また、T1秒遅れの位置信
号9x、9yも、アナログ信号91x、91yに変換し
てVTR14にも供給され、再生時には撮影位置情報に
戻して利用される。記録を開始したVTR14は、T2
秒後(例えばVTR14の起動時間を除いて6秒後)に
画像認識装置10から送出される記録休止信号10bに
より、記録待機状態に復帰する。なお、101はVTR
4、14の操作器である。
【0038】以上の動作により、VTR4の前方視界の
映像の他、VTR14には画像認識装置10が路面欠陥
箇所6を自動認識するT1秒前から(T2ーT1)秒後
までの、T1遅れの欠陥箇所6を含む路面11aの映像
と撮影位置情報9bが記録される動作を繰り返す。ここ
で、巡回点検車1が停止している場合や、記録中に新た
な記録開始信号10aが到来した場合の措置は、第1の
実施例と同様である。
【0039】説明の便宜上、本実施例ではVTR4とV
TR14は別の機器として説明したが、1本のテープに
2系統の映像・音声を同時に記録できる方式のVTRを
使用すれば、前方のTVカメラ2から見た接近しつつあ
る欠陥箇所6を含む路面2aの映像と、後方のTVカメ
ラ11から見た離反してゆく欠陥箇所6を含む路面11
aの映像を、巡回点検車が路面2aから路面2bを通過
するわずかな時間差で記録・再生できるので、帰投後の
確認がより確実となる。この実施例は、日照や夜間照明
の角度によっては欠陥箇所6が視認困難な場合にも、わ
ずかな時間差で記録された前方カメラの映像と後方カメ
ラの映像は日照や夜間照明の角度が逆なので、視認が確
実となる利点がある。
【0040】また、前方カメラ、後方カメラの映像をV
ISS信号と同時にビデオテープに記録されようにし、
信号を遅延させるための装置を省略できることは先の第
2の実施例と同様である。
【0041】検索装置の実施例 ここで、図8を用いて検索装置について説明する。同図
において、81は再生用ビデオテープレコーダ、82は
映像表示用モニタ、83はADコンバータ、84はGP
S装置、85はGPS装置の地図表示用モニタである。
【0042】前述のように、各実施例において、欠陥箇
所の映像と撮影位置情報が記録されたビデオテープは、
再生時には再生用VTR81により再生される。再生さ
れた映像は映像モニタ82の画面上に表示される。一
方、位置情報はビデオテープの音声チャネルに記録され
ているので、左右(ステレオ)の音声アナログ信号出力
をADコンバータ83で撮影位置の経度情報、緯度情報
9x、9yと等価なデジタル信号に戻して周知のGPS
装置84を経由し、地図表示用モニタに地図画面と共に
欠陥箇所として表示される。このようにして、再生用ビ
デオテープレコーダ81から得られる欠陥箇所の映像と
共に欠陥箇所が明確に確認できる。
【0043】道路面の欠陥検出に関し、どの程度の大き
さの欠陥を検出するかは非常に重要な問題となる。この
点に関し、本実施例では4cm以上の陥没欠陥を検出す
るようにした。例えば4cm以下、例えば、3cm程度
ではこれが大きな欠陥になるまでには時間かかり、ま
た、路面の状況、交通量によってはそれ以上に拡大しな
いこともある。一方、4cmを越え、欠陥寸法が4.5
〜5cmを越えると急激にその大きさが拡大し、深さも
増すため、危険である。したがって、5cm以上の欠陥
は絶対に検出する必要があり、交通量の多い道路ではで
きる限り、4cm以上の欠陥を検出する必要がある。し
たがって、本発明の実施例では、4cmを境界線とし
た。例えば、3cm以下の欠陥ではその数が極端に多く
なり、このような小さな欠陥の検出は実用的でない。
【0044】本実施例では、説明の便宜上、路面欠陥箇
所の自動認識法は、可視光線TVカメラと平面状赤外線
投光器と赤外線カメラを併用する方式を例示したが、ラ
インセンサカメラを含む各種TVカメラの映像の全部ま
たは一部を利用する方式や、他の自動認識アルゴリズム
を用いることができることは言うまでもない。
【0045】なお、以上の説明では欠陥検出用の光は赤
外光としたがこれに限られるものではなく、レーザー光
線をスキャンさせてもよく、また、十分強ければ可視光
線であってもよい。また、この平面状の赤外光線は点光
源をスキャンすることにより、等化的な帯状の平面光線
としてもよい。上記各実施例で赤外光線を利用したの
は、可視光線では自然光や人工照明との区別が付け難い
ためで、赤外光線の波長が850nm以上であれば、赤
外線カメラのレンズに可視光線を完全に遮断する赤外フ
ィルタを装着することによって路上の照射された赤外線
の帯だけの映像を得ることができる。
【0046】従来技術との対比説明の便宜上、記録記録
装置としてはVTRを例示したが、ハードディスクや光
ディスク、FD等のその他の記録媒体を利用することも
本発明の範囲内であることは言うまでもない。
【0047】以上の説明では欠陥検出には光切断方式を
用いたが、この方式によらずとも、画像認識による欠陥
検出は可能である。例えば、光切断方式では通常は対象
物に対して、斜めの位置からスリット光を照射し、これ
を真上から撮像する事が多いが本発明のように車上に設
置する装置ではこのような配置構成を取るのは困難であ
る。しかしながら、道路上の欠陥(穴を代表とする)で
は光源と撮像装置の位置が近くても光線像が途切れるよ
うに映るので非常に簡単なアルゴリズムで検出すること
ができる。つまり、光切断方式は本発明の必須の用件で
はない。
【0048】また、本実施例では道路面への適用を例示
したが壁面でもよく、更に、本発明は河川の護岸や鉄道
線路や架線等の巡回点検用にも実施できることはいうま
でもない。
【0049】
【発明の効果】本発明による記録映像を使用し、帰投後
にこの映像を再生しながらビデオモニタの画面上で欠陥
箇所を確認する作業を行えば、すでに、欠陥箇所が判明
しているため、確認が容易で、単に路面状況を撮影した
だけの映像から欠陥箇所を捜しだすのとは異なり、緊張
持続時間はほとんどなくなる。このため、欠陥の見落と
しは発生しない。また、欠陥箇所付近だけの映像と共に
当該箇所の撮影位置情報も正確なので、補修作業者への
手配も簡潔で万全である。また、位置情報装置を搭載し
た場合には、高精度の位置情報を得ることができ、補修
作業者への手配もより正確で、万全なものとなる。
【0050】なお、従来技術との対比説明の便宜上、上
記実施例では「巡回点検車」に装置を搭載し、欠陥検出
専門に走行するもののように説明したが、本発明によれ
ば点検作業員が乗車する必要がないので、一般的な道路
巡回を兼ねたパトロール走行中に記録することももちろ
ん可能となる。
【0051】また、本発明は実際の運用面では、路面の
汚れと浅い欠陥との自動識別が困難なケースも考えられ
るが、疑わしきは記録して、最終的な判断は人の目に委
ねるスクリーニング利用も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を説明するための構成外観図
【図2】本発明の一実施例のブロック図
【図3】本発明の一実施例の動作タイミング図
【図4】本発明の一実施例の操作器ブロック図
【図5】本発明の一実施例の説明図
【図6】本発明の一実施例のブロック図
【図7】本発明の一実施例のブロック図
【図8】本発明の一実施例の構成ブロック図
【図9】従来例の説明構成図
【符号の説明】
1、19 巡回点検車、2 可視光線TVカメラ、2a
可視光線TVカメラで撮影される路面、3 ビデオモニ
タ、4、14 VTR、5 赤外線投光器、5a 路面に
照射された赤外線の帯、6 路面の欠陥、7 赤外線T
Vカメラ、8、13 一時的記憶装置、9 GPS装
置、10 画像認識装置、11 可視光線TVカメラ、
12 ビデオモニタ、15 DAコンバータ、31 赤
外線像ビデオモニタ、90 アンテナ、101 VTR
用操作器、110 画像認識測定部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検査対象の近傍を移動しながらその欠陥
    を検査する装置で、前記被検査対象に対し平面状の光線
    を照射する手段と、該平面状の光線により照射された検
    査対象物からの反射光を撮像する第1の撮像手段と、該
    第1の撮像手段からの映像から検査対象の欠陥を検出す
    る手段と、前記平面状の光線の照射手段により照射され
    た検査対象の部分を含む映像をとらえる第2の撮像手段
    と、該第2の撮像手段により得た映像信号を記録する記
    録手段とを有することを特徴とする欠陥検査装置。
  2. 【請求項2】被検査対象の近傍を移動しながらその欠陥
    を検査する欠陥検査装置で、該欠陥検査装置の位置情報
    を得る手段と、前記被検査対象に平面状の光線を照射す
    る手段と、該平面状の光線により照射された検査対象物
    からの反射光を撮像する第1の撮像手段と、該第1の撮
    像手段からの映像から検査対象の欠陥を検出する手段
    と、前記平面状の光線の照射手段により照射された検査
    対象の部分を含む映像をとらえる第2の撮像手段と、該
    第2の撮像手段により得た映像信号と前記位置情報を得
    る手段から得た位置情報とを同時に記録する記録手段と
    を有することを特徴とする欠陥検査装置。
  3. 【請求項3】請求項1項、または2項記載の記録手段は
    前記欠陥検出手段からの欠陥検出信号に応答し、少なく
    とも、欠陥検出時に記録動作を行うことを特徴とする欠
    陥検査装置。
  4. 【請求項4】請求項1項、または2項記載の記録手段は
    前記欠陥検出手段からの欠陥検出信号を前記第2の撮像
    手段からの検査対象の部分を含む映像の記録と同時に記
    録することを特徴とする欠陥検査装置。
  5. 【請求項5】請求項1項、または2項記載の平面状の光
    線は赤外光線であることを特徴とする欠陥検査装置。
  6. 【請求項6】請求項1項、または2項記載の欠陥検査装
    置は移動車両に搭載し、検査対象が道路面の欠陥で、該
    道路上を移動しながら路面データを記録することを特徴
    とする道路面の欠陥検査装置。
  7. 【請求項7】請求項6項記載の道路面の欠陥は少なくと
    も直径4Cm以上の欠陥を欠陥として検出することを特
    徴とする道路面の欠陥検査装置。
  8. 【請求項8】道路面上近傍を移動しながら路面上の欠陥
    を検査する欠陥検査装置で、該欠陥検査装置の位置情報
    を得る手段と、前記被検査対象の路面に検査対象をカバ
    ーする幅を持つ平面状光線を照射する手段と、該平面状
    光線により照射された検査対象路面からの反射光を撮像
    する平面状光線撮像手段と、該平面状光線撮像手段から
    の映像から検査対象路面の欠陥を検出する手段と、前記
    平面状光線の照射手段により照射された検査対象の部分
    を含む映像をとらえる可視光線の撮像手段と、前記道路
    面状を移動する欠陥検査装置の位置情報を得る手段から
    の位置情報と前記可視光線の撮像手段により得た映像信
    号と前記欠陥検出手段からの欠陥検出信号とを同時に記
    録する記録手段とを有することを特徴とする欠陥検査装
    置。
  9. 【請求項9】道路面上を移動しながら路面上の欠陥を検
    査する巡回点検車上に搭載する欠陥検査装置であって、
    該欠陥検査装置の位置情報を得る手段と、前記巡回点検
    車上の前方上部に設けた前記被検査対象の路面に検査対
    象をカバーする幅を持つ平面状光線を照射する手段と、
    前記巡回点検車上の前記平面状光線を照射する手段の近
    傍で、かつその光軸が前記平面状光線の照射手段の光軸
    とは異なる角度で設け、前記平面状光線により照射され
    た検査対象路面からの反射光を受光する平面状光線の撮
    像手段と、該平面状光線撮像手段からの映像から検査対
    象路面の欠陥を検出する手段と、前記巡回点検車上の前
    方上部で前記平面状光線撮像手段の近傍に設け、前記平
    面状光線の照射手段により照射された検査対象の部分を
    含む映像をとらえる可視光線の撮像手段と、前記道路面
    状を移動する欠陥検査装置の位置情報を得る手段からの
    位置情報と前記可視光線の撮像手段により得た映像信号
    と前記欠陥検出手段からの欠陥検出信号とを同時に記
    録、または前記検出信号の検出により記録を開始する記
    録手段とを有することを特徴とする欠陥検査装置。
  10. 【請求項10】被検査対象の近傍を移動しながらその欠
    陥を検査する欠陥検査装置で、 該欠陥検査装置の位置情報を得る手段と、前記被検査対
    象に平面状の光線を照射する手段と、該平面状の光線に
    より照射された検査対象物からの反射光を撮像する第1
    の撮像手段と、該第1の撮像手段からの映像から検査対
    象の欠陥を検出する手段と、前記平面状の光線の照射手
    段により照射された検査対象の部分を含む映像をとらえ
    る第2の撮像手段と、該第2の撮像手段により得た映像
    信号と前記位置情報を得る手段から得た位置情報とを同
    時にビデオテープ上に記録するVTRとにより構成する
    車上記録装置と、 前記VTRにより記録されたビデオテープを再生する再
    生用のVTRと、該再生用VTRにより再生された画像
    を表示するモニタと、前記再生用VTRにより再生され
    た位置情報を表示する表示手段とを有する検索装置とを
    有することを特徴とする欠陥検査装置。
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