JPH10262884A - ワイパー - Google Patents

ワイパー

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JPH10262884A
JPH10262884A JP9087527A JP8752797A JPH10262884A JP H10262884 A JPH10262884 A JP H10262884A JP 9087527 A JP9087527 A JP 9087527A JP 8752797 A JP8752797 A JP 8752797A JP H10262884 A JPH10262884 A JP H10262884A
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JP
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fiber
heat
nonwoven fabric
wiper
short
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JP9087527A
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English (en)
Inventor
Koki Nagano
幸喜 永野
Hirotoshi Ishikawa
博敏 石川
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JNC Corp
Original Assignee
Chisso Corp
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Publication date
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  • Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)
  • Manufacturing Of Multi-Layer Textile Fabrics (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 不織布強力が大で、且つ捕集すべきゴミを、
不織布の表面のみならず内部及び凹部に確実に捕集し、
捕集後のゴミが脱落せず且つ長期間使用できる短繊維不
織布製ワイパ−を提供する。 【解決手段】 繊維長3〜25mmの熱融着性短繊維を
少なくとも30重量%含有すし、且つ該短繊維が交差し
且つ融着部が形成する特定の交差角の交差角分布が50
%以上である熱融着不織布と、全繊度100〜2000
デニ−ルの太繊度繊維ネツトが積層され、且つ高低差が
0.2mm以上の凹凸が形成され、且つ縦又は横の最小
強力が1000gf/5cm以上であるワイパ−。

Description

【発明の詳細な説明】
【0010】
【発明の属する技術分野】本発明は家庭用、工業用等に
使用される不織布製のワイパ−に関する。
【0011】
【従来の技術】キツチン、人間の手、トイレ等を拭き清
めるワイパ−として、パルプやレ−ヨン等の親水性繊維
を絡合処理した不織布ワイパ−や、該親水性繊維をバイ
ンダ−接着処理した不織布ワイパ−等が使用されてい
る。又該不織布に水を含有させ更に該ワイパ−をフイル
ムで密着包装させたウエツトタオル等も使用されてい
る。該ワイパ−やウエツトタオル等は比較的短期間の使
用、あるいは、汚れ等の少ない用途には使用可能である
が、強力が不足したり、毛羽立ち等の問題があり、長期
の使用或いは、比較的重加重下での繰り返し拭き取り用
には使用できない。
【0012】特開平4−96724号公報に、分割型極
細繊維と太繊度繊維を混合し更に交絡処理した不織布ワ
イパ−が開示されている。又特開平4−288113号
公報に、熱収縮性フイルム等のシ−トに繊維ウエブを積
層し、熱エンボスロ−ルで熱圧着し、不織布に凹凸状を
形成した掃除用シ−トが開示されている。前記2件の特
開公報に開示された不織布ワイパ−等は、不織布が凹凸
状を形成しているのでその凹部に比較的粗大なゴミを収
納捕捉するという効果があるとしている。しかし何れも
その凹部と凸部の適切な高低差が開示されていない。又
該不織布はカ−ド法ウエブを交絡処理した物であり、繊
維同士の交点が熱融着がされていないか、又はエンボス
ロ−ルによる、不十分な点状の融着でしかない。又該不
織布は繊維が機械方向に配向された物であり、繊維がラ
ンダム方向に配向した物ではない。従って、不織布の見
かけ比容積が小でありしかも積層後のワイパ−の強力が
小さいワイパ−である。従って使用中に毛羽がでたり、
毛羽が拭き取るべき家具等の角等に付着残置したり、長
期の使用に耐えない等の課題がある。又前記のワイパ−
は捕捉すべき毛髪や砂等が不織布の表面の毛羽等で捕捉
されるが、不織布の内部に砂や毛髪等が入りこみ難い。
そのため捕捉後砂等が脱落しやすいという課題がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、捕捉
すべきゴミ等を的確に不織布の表面及び、不織布の内
部、及び凹部に捕捉し、捕捉後のゴミが脱落しにくく、
強力が大で、見かけ比容積が大で、且つ長期間使用出来
る不織布状のワイパ−を提供する事にある。更には、不
織布状のワイパ−を提供する事にある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するものであり、以下の構成を取る。 (1) 単糸繊度0.6〜50デニ−ル、繊維長3〜2
5mmの熱融着性短繊維を少なくとも30重量%含有す
る短繊維不織布と全繊度100〜2000デニ−ルの熱
融着性太繊度繊維からなるネツトが積層された多層構造
のワイパ−であつて、該短繊維不織布は該熱融着性短繊
維の交点が融着され、かつ該交点が形成する交差角分布
が総交点の50%以上を交差角60〜90度で占め、該
短繊維不織布の見かけ比容積が40〜250cm3/g
で、且つ該短繊維不織布と該ネツトが一体化され、且つ
該短繊維不織布が凸部と凹部の高低差が少なくとも0.
2mmある凹凸を該ネツトの目に添って形成し、且つ縦
方向又は横方向の強力が1000gf/5cm以上であ
るワイパ−。 (2) 幅2mm以上の繊維塊が20個/m2以下であ
る短繊維不織布と、熱融着性太繊度繊維からなるネツト
が融着された(1)項に記載のワイパ−。 (3) 熱融着性短繊維が融点差が15℃以上ある二以
上の熱可塑性樹脂からなる複合繊維で且つ低融点熱可塑
性樹脂が繊維表面の少なくとも一部を形成している熱融
着性複合繊維である(1)又は(2)項に記載のワイパ
−。 (4) 熱融着性太繊度繊維からなるネツトが、融点差
が15℃以上ある二以上の熱可塑性樹脂からなる複合繊
維で且つ低融点熱可塑性樹脂が繊維表面の少なくとも一
部を形成している熱融着性複合モノフイラメントで、且
つ該モノフイラメントの交点が融着された物である
(1)〜(3)項の何れかに記載のワイパ−。 (5) 熱融着性太繊度繊維からなるネツトが、融点差
が15℃以上ある二以上の熱可塑性樹脂からなり、且つ
低融点熱可塑性樹脂が繊維表面の少なくとも一部を形成
している熱融着性複合フラツトヤ−ンで、且つ該フラツ
トヤ−ンの交点が融着された物である(1)〜(3)項
何れかに記載のワイパ−。 (6) 熱融着性短繊維が、ポリオレフイン系熱可塑性
樹脂、ポリエステル系熱可塑性樹脂の何れかが使用され
た繊維である(1)〜(5)項の何れかに記載のワイパ
−。 (7) 熱融着性太繊度繊維からなるネツトが、ポリオ
レフイン系熱可塑性樹脂、ポリエステル系熱可塑性熱可
塑性樹脂の何れかが使用された繊維である(1)〜
(6)項の何れかに記載のワイパ−。 (8) 短繊維不織布に、鉱物油、合成油、シリコ−ン
油、界面活性剤から選ばれる何れかの一種以上の油剤
が、該短繊維不織布100重量部に対して2〜100重
量部付着された(1)〜(7)項の何れかに記載のワイ
パ−。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明のワイパ−に使用されてい
る短繊維不織布は、単糸繊度が0.6〜50デニ−ル、
繊維長が3〜25mmの熱融着性短繊維を少なくとも3
0重量%含有し、且つ該熱融着性短繊維の交点が融着
し、しかも該融着部が形成する交差角分布が特定の数値
をとるようにランダムに繊維が配向され、しかも見かけ
比容積の大きい不織布である。該短繊維不織布は該熱融
着性短繊維が30〜100重量%、後記他の短繊維が7
0〜0重量%からなる。該熱融着性短繊維の混合比は好
ましくは40〜100重量%、更に好ましくは 50〜
100重量%である。該熱融着性短繊維は熱可塑性樹脂
からなるレギュラ−繊維(単一成分からなる繊維、以下
同様)、熱可塑性樹脂からなる複合繊維等何れも使用で
きる。又他の短繊維は該熱融着性短繊維と親水性、融
点、着色性、染色性、熱収縮性、単糸繊度、繊維長等が
異なる繊維が使用できる。
【0016】繊維化する該熱可塑性樹脂として例えば高
密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、線状低密度ポ
リエチレン、ポリプロピレン、プロピレンと他のαオレ
フインとの二〜三元共重合体等のポリオレフイン、ポリ
エチレンテレフタレ−ト、ポリエチレンテレフタレ−ト
とイソフタル酸を共重合した低融点ポリエステル、ポリ
ブチレンテレフタレ−ト等のポリエステル、ナイロン−
6、ナイロン−66等のポリアミド、ポリ弗化ビニリデ
ン、ポリフエニレンサルフアイド、ポリ塩化ビニル、ポ
リ塩化ビニリデン等の樹脂、及び前記樹脂の混合物等が
用いられる。
【0017】レギュラ−短繊維の場合、前記熱可塑性樹
脂を紡糸し、繊維化した物が使用出来る。繊維の油吸着
性、価格等の点で、とりわけポリオレフイン繊維や、ポ
リエチレンテレフタレ−ト繊維等が好ましく使用でき
る。又複合短繊維の場合、前記熱可塑性樹脂を鞘芯型、
並列型、海島型、多分割型等に複合紡糸した繊維が使用
できる。該複合繊維は使用された複数の熱可塑性樹脂
で、融点差がある複合繊維や、融点差のない複合繊維等
何れも使用出来る。鞘芯型、並列型等の複合繊維のよう
に、低融点熱可塑性樹脂が繊維表面の少なくとも一部を
形成し、高融点熱可塑性樹脂が他の部分を形成するいわ
ゆる熱融着性複合繊維の場合、後記不織布化時の熱処理
で繊維が完全に溶融せず、熱融着性及び繊維の形態保持
性等の両方を合わせ持つので多孔性且つ高強力不織布が
得られる。該熱融着性複合繊維の場合、低融点熱可塑性
樹脂と高融点熱可塑性樹脂の融点差が15℃以上ある樹
脂の組合せが好ましい。例えば高密度ポリエチレン/ポ
リプロピレン、低密度ポリエチレン/ポリプロピレン、
高密度ポリエチレン/ポリエチレンテレフタレ−ト、低
融点ポリエチレンテレフタレ−ト/ポリエチレンテレフ
タレ−ト、線状低密度ポリエチレン/ポリプロピレン、
ナイロン−6/ナイロン−66等の組合せが例示出来
る。低融点熱可塑性樹脂と高融点熱可塑性樹脂の複合比
は低融点熱可塑性樹脂が20〜80重量%、高融点熱可
塑性樹脂が80〜20重量%であり、好ましくはそれぞ
れ(30〜70)重量%/(70〜30)重量%、更に
好ましくは(35〜65)重量%/(65〜35)重量
%である。
【0018】複合繊維を構成する複数の熱可塑性樹脂間
で融点差が殆ど無い複合繊維の例として、分子量や分子
量分布等が異なる同じ樹脂の組合せからなる複合繊維が
例示できる。この複合繊維は立体捲縮、不織布の熱収縮
性、不織布の嵩高性等の機能を付与できる。分子量や分
子量分布等がほぼ同じであるが、各樹脂に添加された各
種添加物等が異なる樹脂の組合せからなる複合繊維等も
例示できる。例えば鞘成分にのみ親水性剤を添加し芯成
分に親水剤を添加しない樹脂の組合せからなる複合繊
維、鞘成分に顔料を添加しない樹脂を用い芯成分に顔料
を添加した樹脂の組合せからなる複合繊維等を例示でき
る。
【0019】前記熱融着性短繊維は単糸繊度が0.6〜
50デニ−ル、繊維長が3〜25mmの短繊維である。
単糸繊度は好ましくは0.7〜30デニ−ル、更に好ま
しくは0.8〜10デニ−ルである。単糸繊度が0.6
デニ−ル未満であると繊維の均一開繊、均一分散が劣る
不織布となる、又50デニ−ルを超えると風合いが劣
り、しかもワイパ−として使用した場合家具等に小さな
傷を付ける事がある等の問題がある。又繊維長が3mm
未満であると、繊維がパウダ−状になり、塊状の物が多
量に混合したり、後記熱処理後の不織布に未融着繊維が
多量に存在し、ワイパ−として使用した場合、短繊維の
脱落等が発生するようになり、25mmを超えると均一
なウエブが形成され難く、何れも好ましくない。。又他
の短繊維は、単糸繊度が0.6〜50デニ−ル、繊維長
が3〜25mmである。単糸繊度や繊維長の好ましい範
囲等は、前記熱融着性短繊維と同じである。
【0020】本発明のワイパ−に使用される短繊維不織
布は、前記熱融着性短繊維30〜100重量%と他の短
繊維70〜0重量%とを混合し、エアレイ法等でウエブ
とし、更に熱融着性短繊維が融着する温度以上に熱処理
し該熱融着性短繊維の交点を融着する事により得られ
る。勿論熱処理はウエブと太繊度繊維ネツトを積層後に
しても良い。不織布の製法は短繊維をランダム方向に配
向するという本願発明の目的が達成されていれば特に限
定されない。短繊維のランダム配向性の尺度とし、交差
角分が用いられる。該製法として混合ウエブを筒状型ス
クリ−ンで回転させながら通過し、ネツトコンベア−等
にウエブを捕集する方法がある。又混合ウエブを箱状の
スクリ−ンで該スクリ−ンを振動させながら通過し、ネ
ツトコンベア−等に捕集する方法、混合ウエブをネツト
コンベア−に直接散布集積する方法等を例示出来る。
【0021】本発明のワイパ−を構成している短繊維不
織布は、後記太繊度ネツトと積層され且つワイパ−の状
態で、熱融着性短繊維の融着による交点の交差角分布が
総交点の少なくとも50%を交差角60〜90度で占め
ている。即ち熱融着性短繊維同士又は熱融着短繊維と他
の短繊維が交差し且つその交点が融着された部分が形成
する4つの交差角のうち最小の交差角が60〜90度で
ある物が融着された交点の総数の少なくとも50%ある
不織布である。又該不織布は見かけ比容積が40〜25
0cm3/gである。好ましくは43〜200cm3
g、更に好ましくは45〜185cm3/gである。該
嵩高な比容積をとる事によりその空隙にゴミを確実に捕
捉する。
【0022】又該不織布は各短繊維の開繊性の良い、均
一に分散された物が好ましい。該短繊維の開繊性の尺度
として、幅2mm以上の繊維塊が20個/m2 以下であ
る物が好ましい。該繊維塊は、短繊維製造時の粘着等に
よる各短繊維同士の密着防止、短繊維間の剥離性の良い
油剤付着等の製造条件の設定、不織布を製造する際の製
造条件等の設定を慎重にする事により達成できる。
【0023】本発明のワイパ−を構成するもう一つの部
材である太繊度繊維ネツトは、総繊度が100〜200
0デニ−ルの繊維が編織されたネツトである。該太繊度
繊維はモノフイラメント、紡績糸、複合モノフイラメン
ト、フラットヤーン、多層構造のフラットヤーン、マル
チフイラメント等何れも使用可能である。とりわけ熱可
塑性樹脂が使用されたレギュラ−モノフイラメントや、
低融点熱可塑性樹脂が繊維表面の少なくとも一部を形成
し、高融点熱可塑性樹脂が他の部分を構成する、鞘芯
形、並列形等の複合モノフイラメント等が、該フイラメ
ント自身の熱融着性、及び該フイラメントと短繊維不織
布との熱融着性が二重に有するので好ましく用いられ
る。又該フイラメントは熱収縮がある物が好ましく用い
られる。該熱収縮は後記積層後の短繊維不織布とネツト
とを熱処理し、両者を一体化した場合、熱収縮により、
短繊維不織布層が凹凸を形成するような程度あればよ
い。熱収縮形ネツトの場合、面積収縮率で5〜50%あ
ればよい。該熱収縮形モノフイラメント等として、プロ
ピレンと他のαオレフインとの二〜三元共重合体等を使
用した潜在熱収縮性モノフイラメント、潜在熱収縮性フ
ラットヤーン等が例示出来る。又モノフイラメントやフ
ラットヤーンを低温延伸し、潜在熱収縮率を比較的大に
設定した物も使用出来る。該太繊度繊維の全繊度は10
0〜2000デニ−ルであり、好ましくは110〜10
00デニ−ル、更に好ましくは130〜500デニ−ル
である。全繊度が100デニ−ル未満の場合、後記積層
不織布の強力アツプや不織布層の凹凸化が困難である。
又2000デニ−ルを超えると、後記積層不織布の強力
が高い物が得られるが、不織布の風合いが硬くなつた
り、不織布を所定のサイズに切断し、ワイパ−として使
用した場合、切断面から太繊度繊維がはみ出し、家具等
を拭きとる場合、小さな傷を付ける場合があるので何れ
も好ましくない。又該ネツトの目の大きさは一個が25
〜900mm2であればよい。該目の大きさは好ましく
は36〜625mm2、更に好ましくは49〜400m
2である。該ネツトは編織後その繊維同士の交点が融
着された物、融着していない物何れも使用出来る。
【0024】本発明の短繊維不織布ワイパ−は前記熱融
着処理前の短繊維ウエブや熱融着処理した短繊維不織布
等と前記太繊度繊維ネツトとを積層し、更に熱処理等に
より、その両方を一体化する事により得られる。短繊維
不織布とネットとの積層は交互に行い、その層数の上限
は特にないが、目的、用途により選択されるべきであ
る。実用的には6層程度迄であると考えられる。積層後
の熱処理により、該ネツトが熱収縮し、該短繊維不織布
が該ネツトの目の部分(ネットが存在しない部分)が凸
状で、太繊維(ネット)に接触する部分が凹状であり、
不織布が全体に凹凸状のある物が得られる。本発明のワ
イパ−は凸部と凹部の差が0.2mm以上あればよい。
この差は好ましくは0.25〜6mm以上であり、更に
好ましくは0.3〜4mm以上であるである。不織布の
目付けが小で、該ネツトの熱収縮率が大である場合、凸
部と凹部の差が大である物が得られる。この差が0.2
mm未満の場合、捕集後のゴミ等が脱落しやすい。又6
mmを超えてもよいが、特殊な製法を必要とするので、
ワイパ−が比較的高価となる。又、本発明のワイパ−は
表面と裏面で凹凸差が異なつていてもよい。表面の短繊
維不織布がネツトの目に相当する空隙部分が凸で裏面の
目に相当する空隙部分が凹を形成していても良い。この
場合裏面の凹凸差はネツトの太繊度繊維部が凸で、ネツ
トの目に相当する空隙部分が凹を形成するので、その高
低差が0.2mm以上あればよい。勿論表面の凹凸の高
低差が0.2mm以上あれば、裏面の凹凸差は 0.2
mm以下でも良い。なお、本発明で該凹凸の高低差は、
不織布凸部の頂部を垂直に切断した横断面の顕微鏡写真
から、その頂部と底部の差を10点求め、その平均値
(mm)を高低差とした。本発明のワイパ−は、熱エン
ボスロ−ル等で不織布が凹凸状を形成された物であつて
も良い。該エンボスロ−ルによる物の場合、その凹凸部
は該ネツトの目と無関係に形成しても良い。本発明のワ
イパ−は、短繊維不織布と該ネツトが実質的に熱融着な
しで、ウオ−タ−ニ−ドル法、ニ−ドルパンチ法等によ
る絡合処理、バインダ−接着処理等で一体化された物で
あつても良い。
【0025】本発明のワイパ−は縦又は横方向の強力
が、1000gf/5cm以上ある物である。該強力は
好ましくは1200gf/5cm以上、更に好ましくは
1500gf/5cm以上である。該強力が1000g
/5cm未満の場合、拭き取る場合、破れ等が起き易い
ので繰り返し長期間の使用が困難である。
【0026】本発明の短繊維不織布ワイパ−は、短繊維
不織布に、鉱物油、合成油、シリコ−ン油、界面活性剤
から選ばれる何れかの一種以上の油剤が該短繊維100
重量部に対して2〜100重量部付着された物であつて
も良い。前記鉱物油としては、パラフイン系炭化水素、
ナフテン系炭化水素、芳香族炭化水素等が例示出来る。
又合成油としては、アルキルベンゼン油、ポリオレフイ
ン油、ポリグリコ−ル油等が例示出来る。又シリコ−ン
油としては直鎖状ジメチルポリシロキサン、環状ジメチ
ルポリシロキサン、メチルハイドロジエンポリシロキサ
ン、各種変性シリコ−ン等が例示できる。又前記界面活
性剤としては、炭素数10〜22のアルキル基又はアル
ケニル基を有するモノ長鎖アルキルトリメチルアンモニ
ウム塩、ジ長鎖アルキルジメチルアンモニウム塩、モノ
長鎖アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩等の陽イ
オン系界面活性剤が例示出来る。又ポリオキシエチレン
(6〜35モル)長鎖アルキル又はアルケニル(第1級
又は第2級C8〜C22)エ−テル、ポリオキシエチレ
ン(6〜35モル)アルキル(C8〜C18)フエニル
エ−テル等のポリエチレングリコ−ルエ−テル型、ポリ
オキシエチレンポリオキシプロピレンブロツクコポリマ
−、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エス
テル、アルキルグリコシド等の多価アルコ−ル型等が例
示できる。該油剤を、浸漬法、スプレ−法、タツチロ−
ル法等で不織布に付着すれば良い。又該油剤の付着量は
短繊維不織布100重量部に対して2〜100重量部で
ある。該油剤の付着量は好ましくは2.5〜80重量
部、更に好ましくは3〜70重量部である。該付着量が
2重量部未満であると油剤付着による家具等の光沢発生
等の効果が顕著でなく、100重量%を超えるとワイパ
−が、粘着性や人間の手への油剤付着等が起きるので好
ましくない。
【0027】
【実施例】以下実施例で本発明を更に詳細に説明する。
なお各例において、ワイパ−の物性や払拭性等の評価は
以下に示す方法で行った。 強力:ワイパ−を縦方向及び横方向に5cm×15cm
の大きさの試験片をそれぞれ5枚ずつ採取する。引っ張
り強度試験機を用い、それぞれの方向の平均強力を求め
る。縦又は横方向強力のうち、弱い方の強力を強力とし
た。単位、gf/5cm。 交差角分布:不織布を電子顕微鏡を用い撮影する。該写
真から熱融着性短繊維同士が交差し且つその交点が融着
された部分及び又は熱融着性短繊維と他の短繊維が交差
し且つその交点が融着された部分であつて、その交点が
形成する4つの交差角のうち最小の交差角を100以上
測定する。そのうち最小の交差角が60〜90度である
物の含有率(%)を算出する。 交差角分布(%)=(最小の交差角が60〜90度の数
/測定した交差点の総数)×100
【0028】短繊維不織布の見かけ比容積:ワイパ−か
ら短繊維不織布を剥離し、厚みと重量を測定し、見かけ
比容積を算出する。単位cm3/g。
【0029】人頭髪の払拭性:金属製の机上に長さ10
cmの人頭髪を12本とり、それらが机上で均一に分布
するように散布する。20cm×20cmの大きさのワ
イパ−で軽く3回、円を描くように拭き取る。拭き取っ
た後、ワイパ−を垂直に1分間吊り下げ、捕集不完全な
人頭髪を自然脱落させる。その後ワイパ−に捕集した人
頭髪の数を数える。以下の判断で払拭性を判定した。 良:10本以上捕集した場合。 不良:9本以下である場合。 小麦粉の払拭性:金属製の机上に市販の小麦粉を0.8
gをそれらが机上で均一に分布するように散布する。2
0cm×20cmの大きさのワイパ−で軽く3回、円を
描くように拭き取る。拭き取った後、ワイパ−を垂直に
1分間吊り下げ、捕集不完全な小麦粉を自然脱落させ
る。その後机上に残留した未捕集小麦粉の重量を測定
し、ワイパ−に捕集した小麦粉の捕集率を、算出する。
以下の判断で払拭性を判定した。 良:75%以上捕集した場合。 不良:75%未満である場合。
【0030】繊維塊:20cm×20cmの大きさのワ
イパ−を拡大境を用い、短繊維が開繊不良で密着凝集し
た幅が2mm以上で融着有り、又は融着なしの繊維塊の
数をカウントする。繊維塊の数を1m2当たりの数に換
算する。単位、個/m2
【0031】ワイパ−の凹凸の高低差:表面側又は裏面
側のうち、その凹凸の高低差が大である何れか一方の面
の高低差を測定した。高低差は短繊維不織布層の凸部の
頂部と凹部の底部との差を10点測定し、平均値を算出
する。単位mm。なお該高低差は顕微鏡写真から求め
た。
【0032】実施例1 鞘成分が高密度ポリエチレンで芯成分がポリプロピレン
からなる鞘芯型複合繊維であつて、単糸繊度2.5デニ
−ル、繊維長5mmの熱融着性短繊維をエアレイ法でウ
エブを製造した。なお用いた熱融着性短繊維は、捲縮が
殆ど無いストランドチョツプであつた。該ウエブをスル
−エア−熱処理機を用い、温度143℃で熱処理し、該
短繊維の交点が融着した不織布を得た。単糸繊度250
デニ−ルの結晶性プロピレン・エチレン・ブテン−1共
重合体からなるモノフイラメントを用い、縦横それぞれ
2本/25mmの平織布を織製した。該平織布をカレン
ダ−ロ−ルで温度136℃で処理し、繊維の交点が融着
した太繊度繊維ネツトを得た。前記ネツトに前記不織布
を積層し、スル−エア−型熱処理機を用い、温度143
℃で熱処理し該不織布と該ネツトが熱融着し一体化した
二層構造のワイパ−を得た。該ワイパ−は熱処理によ
り、太繊度ネツトが収縮し、ネツトの空隙に相当する目
の部分の不織布が凸部を形成し、ネツトの太繊度繊維に
接触する部分の不織布が凹部を形成し、全体に凹凸を形
成した物であつた。該ワイパ−の物性、払拭性等の評価
結果を表1に示す。表1から本発明のワイパ−は強力、
払拭性等の性能が良い物であることが分かる。
【0033】
【表1】
【0034】実施例2 鞘成分が高密度ポリエチレンで芯成分がポリエチレンテ
レフタレ−トからなる鞘芯型複合繊維であつて、単糸繊
度1.8デニ−ル、繊維長4mmの熱融着性短繊維を用
い前記実施例1同様エアレイ法でウエブを製造した。な
お用いた熱融着性短繊維は、捲縮が殆ど無いストランド
チョツプであつた。該ウエブを前記実施例1同様スル−
エア−熱処理機を用い、温度140℃で熱処理し、該短
繊維の交点が融着した不織布を得た。前記実施例1で例
示した物に同じネツト及び前記熱融着性短繊維不織布を
用い、該不織布/該ネツト/該不織布のように三層構造
に積層した。該積層不織布を前記実施例1同様スル−エ
ア−熱処理機を用い、温度140℃で熱処理し、短繊維
不織布とネツトが融着し且つ表面の短繊維不織布と裏面
の短繊維不織布も熱融着し一体化した三層構造のワイパ
−を得た。該ワイパ−は熱処理により、太繊度ネツトが
収縮し、ネツトの空隙に相当する目の部分の表面側の不
織布が凸部を形成し、ネツトの太繊度繊維に接触する部
分の表面側の不織布が凹部を形成し、全体に凹凸を形成
した物であつた。又裏面側は、凹凸差があるが若干表面
側よりその差が少ない物であつた。該ワイパ−の物性、
払拭性等の評価結果を表1に示す。表1から本発明のワ
イパ−は強力、払拭性等の性能が良い物であることが分
かる。
【0035】実施例3 第一成分がプロピレン・エチレン・ブテン−1共重合体
で第二成分がポリプロピレンからなる並列型複合繊維で
あつて、単糸繊度3.2デニ−ル、繊維長10mmの熱
融着性短繊維を用い前記実施例1同様エアレイ法でウエ
ブを製造した。なお用いた熱融着性短繊維は、立体捲縮
がある繊維であつた。該ウエブは積層化前の熱処理をせ
ずウエブ状で採取した。単糸繊度290デニ−ルのプロ
ピレン・エチレン・ブテン−1共重合体からなるモノフ
イラメントを用い、縦横それぞれ3本/25mmの平織
布を織製した。該平織布をカレンダ−ロ−ルで温度13
5℃で処理し、繊維の交点が融着した太繊度繊維ネツト
を得た。前記ネツト及び前記短繊維ウエブを用い、該ウ
エブ/該ネツト/該ウエブのように三層構造に積層し
た。該積層不織布を前記実施例1同様スル−エア−熱処
理機を用い、温度145℃で熱処理し、短繊維の交点の
融着及び短繊維不織布とネツトが融着し且つ表面の短繊
維不織布と裏面の短繊維不織布も熱融着し一体化した三
層構造のワイパ−を得た。該ワイパ−は熱処理により、
太繊度ネツトが収縮し、ネツトの空隙に相当する目の部
分の表面側の不織布が凸部を形成し、ネツトの太繊度繊
維に接触する部分の表面側の不織布が凹部を形成し、全
体に凹凸を形成した物であつた。又裏面側は、凹凸差が
あるが若干表面側よりその差が少ない物であつた。該ワ
イパ−の物性、払拭性等の評価結果を表1に示す。表1
から本発明のワイパ−は強力、払拭性等の性能が良い物
であることが分かる。
【0036】実施例4 鞘成分が高密度ポリエチレンで芯成分がポリプロピレン
からなる偏芯鞘芯型複合繊維であつて、単糸繊度3.1
デニ−ル、繊維長14mmの熱融着性短繊維35重量%
と、単糸繊度2.1デニ−ル、繊維長6mmのレ−ヨン
65重量%を混合し、前記実施例1同様エアレイ法でウ
エブを製造した。なお用いた熱融着性短繊維は、立体捲
縮がある繊維であつた。又他の短繊維として用いたレ−
ヨンは捲縮のないストランドチヨツプであつた。該ウエ
ブは積層化前の熱処理をせずウエブ状で採取した。第一
成分がプロピレン・エチレン・ブテン−1共重合体で、
第二成分がポリプロピレンからなり、該第一成分が表面
層及び裏面層を構成し、第二成分が中間層を形成する三
層構造で繊度210デニ−ルのフラットヤーンを用い、
縦横それぞれ2本/25mmの平織布を織製した。該平
織布をカレンダ−ロ−ルで温度134で処理し、繊維の
交点が融着した太繊度フラツトヤ−ンネツトを得た。前
記ネツト及び前記短繊維ウエブを用い、該ウエブ/該ネ
ツト/該ウエブのように三層構造に積層した。該積層不
織布を前記実施例1同様スル−エア−熱処理機を用い、
温度145℃で熱処理し、短繊維の交点の融着及び短繊
維不織布とネツトが融着し且つ表面の短繊維不織布と裏
面の短繊維不織布も熱融着し一体化した三層構造のワイ
パ−を得た。該ワイパ−は熱処理により、太繊度繊維ネ
ツトが収縮し、ネツトの空隙に相当する目の部分の表面
側の不織布が凸部を形成し、ネツトの太繊度繊維と接触
する部分の表面側の不織布が凹部を形成し、全体に凹凸
を形成した物であつた。又裏面側は、凹凸差があるが若
干表面側よりその差が少ない物であつた。該ワイパ−の
物性、払拭性等の評価結果を表1に示す。表1から本発
明のワイパ−は強力、払拭性等の性能が良い物であるこ
とが分かる。又該ワイパ−は親水性繊維を含有するの
で、水の吸収性が優れた物である。
【0037】実施例5 前記実施例1に記載した物に同じ熱処理前のエアレイ法
短繊維ウエブ及び太繊度繊維ネツトを用い、該ウエブ/
該ネツト/該ウエブのように三層構造に積層した。更に
ウオ−タ−ニ−ドル法で水圧40kgf/cm2の条件
で水柱絡合処理した。その後該積層不織布を前記実施例
1同様スル−エア−熱処理機を用い、温度145℃で熱
処理し、短繊維の交点の融着及び短繊維不織布とネツト
が融着し且つ表面の短繊維不織布と裏面の短繊維不織布
も熱融着し一体化した三層構造のワイパ−を得た。該ワ
イパ−は熱処理により、太繊度繊維ネツトが収縮し、ネ
ツトの空隙に相当する目の部分の表面側の不織布が凸部
を形成し、ネツトの太繊度繊維と接触する部分の表面側
の不織布が凹部を形成し、全体に凹凸を形成した物であ
つた。又裏面側は、凹凸差があるが若干表面側よりその
差が少ない物であつた。該ワイパ−の物性、払拭性等の
評価結果を表1に示す。表1から本発明のワイパ−は強
力、払拭性等の性能が良い物であることが分かる。
【0038】実施例6 前記実施例3で得た熱処理後の一体化したワイパ−に下
記の油剤をスプレ−法でその表面及び裏面に均一に付着
した。油剤は流動パラフイン85重量%とポリオキシエ
チレン(平均付加モル数3.3モル)アルキル(C12
〜C13)エ−テル15重量%との混合物であつた。ス
プレ−後温度80℃でスル−エア−熱処理した。この熱
処理中で、不織布は殆ど熱収縮が観察されなかつた。太
繊度ネツトを除く、短繊維不織布に対する油剤の付着量
は、短繊維不織布が100重量部に対して、該油剤4重
量部であつた。該ワイパ−の払拭性等の評価結果を表1
に示す。表1から本発明のワイパ−は強力、払拭性等の
性能が良い物であることが分かる。又該ワイパ−で払拭
後の机上面は払拭前に較べ光沢がある事が確認された。
【0039】比較例1 鞘成分が高密度ポリエチレンで芯成分がポリプロピレン
からなる単糸繊度3.0デニ−ル、繊維長51mm、捲
縮数13山/25mmの二次元捲縮のある繊維長の比較
的長い繊維を用い、カ−ド法ウエブを得た。該ウエブを
前記実施例1に同じスル−エア−型熱処理機を用い温度
145℃で熱処理し、繊維の交点が融着した不織布状の
ワイパ−を得た。該ワイパ−は表面、裏面何れも凹凸の
無いフラツトであつた。該ワイパ−の物性、払拭性等の
評価結果を表1に示す。表1から本発明のワイパ−は強
力が小で、見かけ比容積が小で、且つ人頭髪や砂等の払
拭性等の性能が不良であることが分かる。該ワイパ−は
払拭後、人頭髪端部の不織布内部への進入や、小麦粉の
不織布内部への進入が少なく、一分間垂直に吊り下げて
いる間に脱落が多い物であつた。
【0040】比較例2 繊度250デニ−ルのポリプロピレンモノフイラメント
を用い、縦横それぞれ2本/25mmの平織布を織製し
た。該平織布を前記実施例1同様カレンダ−ロ−ルで温
度152℃で処理し、繊維の交点が融着した太繊度繊維
ネツトを得た。前記比較例1で用いたカ−ド法ウエブと
前記太繊度ネツトを該ウエウ/該ネツト/該ウエブのよ
うに三層構造に積層した。該積層不織布を前記実施例1
同様スル−エア−熱処理機を用い、温度145℃で熱処
理し、ウエブの繊維同士の交点の融着及び該不織布とネ
ツトが融着し、且つ表面の不織布と裏面の不織布も熱融
着し一体化した三層構造のワイパ−を得た。該ワイパ−
は熱処理により、太繊度ネツトが収縮せず、表面、裏面
何れも凹凸のないフラツトな物であつた。該ワイパ−の
物性、払拭性等の評価結果を表1に示す。表1から本発
明のワイパ−は強力が大であるが、見かけ比容積が小
で、且つ人頭髪や砂等の払拭性等の性能が不良であるこ
とが分かる。又該ワイパ−は払拭後、人頭髪端部の不織
布内部への進入や、小麦粉の不織布内部への進入が少な
く、一分間垂直に吊り下げている間に脱落が多い物であ
つた。
【0041】比較例3 単糸繊度3.0デニ−ル、繊維長10mmの高密度ポリ
エチレンレギュラ−繊維を用い、前記実施例1同様の製
法でエアレイ法ウエブを製造した。該短繊維ウエブは熱
処理前の観察で繊維塊が多数混入した物であつた。該ウ
エブを前記実施例1同様スル−エア−熱処理機を用い、
温度135℃で熱処理し繊維同士の交点が融着した不織
布を得た。該不織布と前記比較例2で用いた物に同じネ
ツトを用い、該不織布/該ネツト/該不織布のように三
層構造に積層した。該積層不織布を前記実施例1同様ス
ル−エア−熱処理機を用い、温度135℃で熱処理し、
ウエブの繊維同士の交点の融着及び該不織布とネツトが
融着し、且つ表面の不織布と裏面の不織布も熱融着し一
体化した三層構造のワイパ−を得た。該ワイパ−は熱処
理により、太繊度ネツトが収縮せず、表面、裏面何れも
凹凸のないフラツトな物であつた。該ワイパ−の物性、
払拭性等の評価結果を表1に示す。表1から本発明のワ
イパ−は強力が大であるが、見かけ比容積が小で、且つ
人頭髪や小麦粉等の払拭性等の性能が不良であることが
分かる。又該ワイパ−は払拭後、人頭髪端部の不織布内
部への進入や、小麦粉の不織布内部への進入が少なく、
一分間垂直に吊り下げている間に脱落が多い物であつ
た。又該ワイパ−は繊維塊があり、ワイ−パ−として使
用した場合、該繊維塊により家具等の表面に小さな傷を
付けるので使用不可能と判断された。又風合いもザラツ
キがあり、不良であつた。
【0042】
【発明の効果】本発明のワイパ−は短繊維がランダム方
向に配向され且つ嵩高で多孔性である不織布が凹凸を形
成しているので、払拭すべきゴミを不織布の表面のみな
らず内部に食い込んだ状態で捕捉する。又不織布の凹部
に確実に捕捉する。従って、払拭後のワイパ−を乱雑に
取り扱つたり、バ−等に掛けて収納保存してもゴミが脱
落する事がない。例えばゴミが比較的長い物の場合、そ
の端部が不織布の内部に食い込みながら捕捉する。ゴミ
が粒状や粉状の物等の場合も同じである。又本発明のワ
イパーは太繊度繊維ネツトで補強され、しかも不織布が
熱融着されているので長期間使用しても毛羽等が無く、
強力も大である。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単糸繊度0.6〜50デニ−ル、繊維長
    3〜25mmの熱融着性短繊維を少なくとも30重量%
    含有する短繊維不織布と全繊度100〜2000デニ−
    ルの熱融着性太繊度繊維からなるネツトが積層された多
    層構造のワイパ−であつて、該短繊維不織布は該熱融着
    性短繊維の交点が融着され、かつ該交点が形成する交差
    角分布が総交点の50%以上を交差角60〜90度で占
    め、該短繊維不織布の見かけ比容積が40〜250cm
    3/gで、且つ該短繊維不織布と該ネツトが一体化さ
    れ、且つ該短繊維不織布が凸部と凹部の高低差が少なく
    とも0.2mmある凹凸を該ネツトの目に添って形成
    し、且つ縦方向又は横方向の強力が1000gf/5c
    m以上であるワイパ−。
  2. 【請求項2】 幅2mm以上の繊維塊が20個/m2
    下である短繊維不織布と、熱融着性太繊度繊維からなる
    ネツトが融着された請求項1に記載のワイパ−。
  3. 【請求項3】 熱融着性短繊維が融点差が15℃以上あ
    る二以上の熱可塑性樹脂からなる複合繊維で且つ低融点
    熱可塑性樹脂が繊維表面の少なくとも一部を形成してい
    る熱融着性複合繊維である請求項1又は2に記載のワイ
    パ−。
  4. 【請求項4】 熱融着性太繊度繊維からなるネツトが、
    融点差が15℃以上ある二以上の熱可塑性樹脂からなる
    複合繊維で且つ低融点熱可塑性樹脂が繊維表面の少なく
    とも一部を形成している熱融着性複合モノフイラメント
    で、且つ該モノフイラメントの交点が融着された物であ
    る請求項1〜3の何れかに記載のワイパ−。
  5. 【請求項5】 熱融着性太繊度繊維からなるネツトが、
    融点差が15℃以上ある二以上の熱可塑性樹脂からな
    り、且つ低融点熱可塑性樹脂が繊維表面の少なくとも一
    部を形成している熱融着性複合フラツトヤ−ンで、且つ
    該フラツトヤ−ンの交点が融着された物である請求項1
    〜3何れかに記載のワイパ−。
  6. 【請求項6】 熱融着性短繊維が、ポリオレフイン系熱
    可塑性樹脂、ポリエステル系熱可塑性樹脂の何れかが使
    用された繊維である請求項1〜5の何れかに記載のワイ
    パ−。
  7. 【請求項7】 熱融着性太繊度繊維からなるネツトが、
    ポリオレフイン系熱可塑性樹脂、ポリエステル系熱可塑
    性熱可塑性樹脂の何れかが使用された繊維である請求項
    1〜6の何れかに記載のワイパ−。
  8. 【請求項8】 短繊維不織布に、鉱物油、合成油、シリ
    コ−ン油、界面活性剤から選ばれる何れかの一種以上の
    油剤が、該短繊維不織布100重量部に対して2〜10
    0重量部付着された請求項1〜7の何れかに記載のワイ
    パ−。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1212972A3 (en) * 2000-10-13 2002-07-24 Kao Corporation Cleaning sheet for cleaning a piled surface
CN108893868A (zh) * 2018-09-25 2018-11-27 大连瑞源非织造布有限公司 一种粗糙熔喷无纺布及其制作方法
WO2021172476A1 (ja) * 2020-02-27 2021-09-02 花王株式会社 不織布、これを備える不織布製品及び吸収性物品、並びに該不織布製品の製造方法

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