JPH10263779A - ヒートシンクの製造方法 - Google Patents
ヒートシンクの製造方法Info
- Publication number
- JPH10263779A JPH10263779A JP8887897A JP8887897A JPH10263779A JP H10263779 A JPH10263779 A JP H10263779A JP 8887897 A JP8887897 A JP 8887897A JP 8887897 A JP8887897 A JP 8887897A JP H10263779 A JPH10263779 A JP H10263779A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fin
- heat sink
- base
- thickness
- fins
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 熱交換面積が大きく、強固な構成のヒートシ
ンクを確実に製造できる方法を提供する。 【解決手段】 金属からなるフィン8を、その厚さ方向
あるいは太さ方向に押し潰して板厚あるいは太さを小さ
くさせるとともに、そのフィン8の厚さ方向あるいは太
さ方向に突出し、かつ面方向に実質的に連続する突起部
10を形成する。ついで、突起部10の一端部をキャビ
ティ50に向けた状態で、そのキャビティ50の内部に
フィン8の一端部を突出させて保持する。この状態から
キャビティ50内にベース7を形成する素材の溶湯13
を注入して、フィン8をベース7に対して起立状態に組
み付ける。
ンクを確実に製造できる方法を提供する。 【解決手段】 金属からなるフィン8を、その厚さ方向
あるいは太さ方向に押し潰して板厚あるいは太さを小さ
くさせるとともに、そのフィン8の厚さ方向あるいは太
さ方向に突出し、かつ面方向に実質的に連続する突起部
10を形成する。ついで、突起部10の一端部をキャビ
ティ50に向けた状態で、そのキャビティ50の内部に
フィン8の一端部を突出させて保持する。この状態から
キャビティ50内にベース7を形成する素材の溶湯13
を注入して、フィン8をベース7に対して起立状態に組
み付ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、各種の熱交換機
器や熱伝達装置等において熱交換面積を増大させるため
のヒートシンクに関し、特に加圧鋳造法によって製造さ
れるヒートシンクに関するものである。
器や熱伝達装置等において熱交換面積を増大させるため
のヒートシンクに関し、特に加圧鋳造法によって製造さ
れるヒートシンクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ヒートパイプ等の熱関連機器において、
放熱面積あるいは吸熱面積を拡大して熱交換能力を向上
させるために、ヒートシンクを備えることは周知の通り
である。
放熱面積あるいは吸熱面積を拡大して熱交換能力を向上
させるために、ヒートシンクを備えることは周知の通り
である。
【0003】その一例を図9および図10に図示する。
図9に示すヒートシンク1は、互いに平行とされた複数
枚の平板状のフィン本体2が平板状のベース3の上面か
ら垂直上方に延ばされた構成であり、例えばアルミ合金
を材料とした押し出し成型法によって製造される。ま
た、図10に示すヒートシンク1は、フィン本体2を平
板状に替えて円柱形状に形成した構成であり、例えば銅
合金を材料とした鍛造によって製造される。
図9に示すヒートシンク1は、互いに平行とされた複数
枚の平板状のフィン本体2が平板状のベース3の上面か
ら垂直上方に延ばされた構成であり、例えばアルミ合金
を材料とした押し出し成型法によって製造される。ま
た、図10に示すヒートシンク1は、フィン本体2を平
板状に替えて円柱形状に形成した構成であり、例えば銅
合金を材料とした鍛造によって製造される。
【0004】ここで、上記の押し出し成形や鍛造は、単
一の材料からフィン本体2とベース3とを一体に加工す
る方法であるから、図11に示すように、この種の方法
によって製造し得るフィン本体2は、厚さ(t)が最小
で2mm程度が限度であり、また、厚さ(t)を2mm
に設定した場合のフィン本体2の高さ(h)は、最大で
20mm程度が限度である。したがって、これらの製法
におけるフィン本体2の厚さ(t)と高さ(h)との比
率(C)は、C=h/t≦20/2=10として表され
る。さらに、各フィン本体2の間のピッチ(p)として
は、最小で5mm以上が必要とされている。
一の材料からフィン本体2とベース3とを一体に加工す
る方法であるから、図11に示すように、この種の方法
によって製造し得るフィン本体2は、厚さ(t)が最小
で2mm程度が限度であり、また、厚さ(t)を2mm
に設定した場合のフィン本体2の高さ(h)は、最大で
20mm程度が限度である。したがって、これらの製法
におけるフィン本体2の厚さ(t)と高さ(h)との比
率(C)は、C=h/t≦20/2=10として表され
る。さらに、各フィン本体2の間のピッチ(p)として
は、最小で5mm以上が必要とされている。
【0005】このように、上記の押し出し成形や鍛造に
よる製造方法によって得られる従来のヒートシンク1で
は、フィン本体2を薄くかつ高く形成することができ
ず、また、ベース3の表面積に対して備えられるフィン
本体2の枚数(本数)も少ないことから、充分な熱交換
面積を得ることができなかった。
よる製造方法によって得られる従来のヒートシンク1で
は、フィン本体2を薄くかつ高く形成することができ
ず、また、ベース3の表面積に対して備えられるフィン
本体2の枚数(本数)も少ないことから、充分な熱交換
面積を得ることができなかった。
【0006】そこで、上記の課題を解決する手段とし
て、加圧鋳造製法を採用したヒートシンクが提案されて
おり、これを図12を参照して簡単に説明する。この種
のヒートシンク4は、予め所定形状に形成した複数枚の
圧延板を互いにほぼ平行に保持した状態で、それらの圧
延板の各下端部のうちの例えば2mm程度を一体に鋳込
むように溶湯を加圧鋳造させて、平板状のベース5と一
体化させた構成である。
て、加圧鋳造製法を採用したヒートシンクが提案されて
おり、これを図12を参照して簡単に説明する。この種
のヒートシンク4は、予め所定形状に形成した複数枚の
圧延板を互いにほぼ平行に保持した状態で、それらの圧
延板の各下端部のうちの例えば2mm程度を一体に鋳込
むように溶湯を加圧鋳造させて、平板状のベース5と一
体化させた構成である。
【0007】この加圧鋳造製法によれば、既製の圧延板
がフィン本体6として採用されるから、フィン本体6に
おける薄さと高さとの両立が可能になるとともに、各フ
ィン本体6のピッチを狭く設定することができ、その結
果、ヒートシンク4としての熱交換面積を上記従来のも
のに比べて大きくすることができる。
がフィン本体6として採用されるから、フィン本体6に
おける薄さと高さとの両立が可能になるとともに、各フ
ィン本体6のピッチを狭く設定することができ、その結
果、ヒートシンク4としての熱交換面積を上記従来のも
のに比べて大きくすることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
のヒートシンク4では、フィン本体6がその基端部から
折れ曲がるように変形するおそれが多分にあった。これ
は、フィン本体6の基端部側に作用する荷重がフィン本
体6の高さに比例して大きくなることや、ベース5を鋳
造する際の溶湯の熱によってフィン6自体が軟化してい
ることなどが原因であると思われる。
のヒートシンク4では、フィン本体6がその基端部から
折れ曲がるように変形するおそれが多分にあった。これ
は、フィン本体6の基端部側に作用する荷重がフィン本
体6の高さに比例して大きくなることや、ベース5を鋳
造する際の溶湯の熱によってフィン6自体が軟化してい
ることなどが原因であると思われる。
【0009】すなわち、従来では、フィン本体が薄くか
つ高くて、充分な強度を備えた構成のヒートシンクが開
発されていないのが実情であった。
つ高くて、充分な強度を備えた構成のヒートシンクが開
発されていないのが実情であった。
【0010】この発明は上記の事情に鑑みてなされたも
ので、熱交換面積が大きく、強固な構成のヒートシンク
を確実に製造することのできる方法を提供することを目
的とするものである。
ので、熱交換面積が大きく、強固な構成のヒートシンク
を確実に製造することのできる方法を提供することを目
的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段およびその作用】上記の目
的を達成するために、請求項1に記載した発明は、金属
からなるフィンを、その厚さ方向あるいは太さ方向に押
し潰して板厚あるいは太さを小さくするとともに、その
フィンの厚さ方向あるいは太さ方向に突出し、かつ面方
向に実質的に連続する突起部を形成し、ついで、前記突
起部の一端部をキャビティに向けた状態で、そのキャビ
ティの内部に前記フィンの一端部を突出させて保持し、
この状態からキャビティにベースを形成する素材の溶湯
を注入し、フィンをベースに対して起立状態に組み付け
ることを特徴とするものである。
的を達成するために、請求項1に記載した発明は、金属
からなるフィンを、その厚さ方向あるいは太さ方向に押
し潰して板厚あるいは太さを小さくするとともに、その
フィンの厚さ方向あるいは太さ方向に突出し、かつ面方
向に実質的に連続する突起部を形成し、ついで、前記突
起部の一端部をキャビティに向けた状態で、そのキャビ
ティの内部に前記フィンの一端部を突出させて保持し、
この状態からキャビティにベースを形成する素材の溶湯
を注入し、フィンをベースに対して起立状態に組み付け
ることを特徴とするものである。
【0012】したがって、請求項1の発明によれば、ま
ず、フィンを押し潰して薄くするかあるいは細くするこ
とによって、フィンの内部に存在する偏析や空隙などが
消滅あるいは減少して、フィン自体の強度が向上する。
また、フィンのうち突起部の設けられている部分は、他
の部分に対して厚さが大きいために、局部的に強度が高
くなっている。更に、突起部はベースに対して起立した
方向、すなわちフィンの高さ方向に向いた状態となって
いるから、フィンの折れ曲がる方向への変形に対してい
わゆる補強リブとして作用する。したがって、強固な構
成のヒートシンクとなる。
ず、フィンを押し潰して薄くするかあるいは細くするこ
とによって、フィンの内部に存在する偏析や空隙などが
消滅あるいは減少して、フィン自体の強度が向上する。
また、フィンのうち突起部の設けられている部分は、他
の部分に対して厚さが大きいために、局部的に強度が高
くなっている。更に、突起部はベースに対して起立した
方向、すなわちフィンの高さ方向に向いた状態となって
いるから、フィンの折れ曲がる方向への変形に対してい
わゆる補強リブとして作用する。したがって、強固な構
成のヒートシンクとなる。
【0013】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の一具体例を図
面に基づいて説明する。図1は、この発明に係る製造方
法のうちフィンの材料の板厚を薄くする工程を説明する
ための概念図である。まず、フィンの材料としてAlあ
るいはAl合金からなる平板状の圧延材30を用意す
る。なお、この具体例では、ブランキング加工を採用す
るため、圧延材30は形成するフィンの寸法に対して、
さん幅の分だけ大きいものとされる。
面に基づいて説明する。図1は、この発明に係る製造方
法のうちフィンの材料の板厚を薄くする工程を説明する
ための概念図である。まず、フィンの材料としてAlあ
るいはAl合金からなる平板状の圧延材30を用意す
る。なお、この具体例では、ブランキング加工を採用す
るため、圧延材30は形成するフィンの寸法に対して、
さん幅の分だけ大きいものとされる。
【0014】まず、圧延材30を外形抜き型31に取り
付けて、矩形あるいは正方形に打ち抜く。この外形抜き
型31としては、上型32にパンチ33と可動ストリッ
パ34とを備え、下型35にダイ36とクッションの付
いた可動パッド37(ノックアウト37)を備えた構成
となっている。したがって、圧延材30は、打ち抜かれ
る直前に内外形を同時に強い力で押さえ込まれた状態で
打ち抜かれる。
付けて、矩形あるいは正方形に打ち抜く。この外形抜き
型31としては、上型32にパンチ33と可動ストリッ
パ34とを備え、下型35にダイ36とクッションの付
いた可動パッド37(ノックアウト37)を備えた構成
となっている。したがって、圧延材30は、打ち抜かれ
る直前に内外形を同時に強い力で押さえ込まれた状態で
打ち抜かれる。
【0015】その場合、その打ち抜かれて取り出された
側の圧延材30は、パンチ33とノックアウト37とに
よって厚さ方向に圧縮され、元の厚さに対して0.2〜
10%程度薄くなる。このように、厚さ方向に圧縮する
ことにより、内部に存在する偏析や空隙などが消滅ある
いは減少するから、圧延材30の強度が向上する。
側の圧延材30は、パンチ33とノックアウト37とに
よって厚さ方向に圧縮され、元の厚さに対して0.2〜
10%程度薄くなる。このように、厚さ方向に圧縮する
ことにより、内部に存在する偏析や空隙などが消滅ある
いは減少するから、圧延材30の強度が向上する。
【0016】つぎに、薄肉化させた圧延材30に対して
突起部を形成する。この加工は、図2に示すように、直
線状のV溝からなる凹部38を上面に備えたダイ39
と、先端部が凹部38に対応した形状のパンチ40とに
よって構成されたV曲げ型41によって行うことができ
る。すなわち、直線状に延びる凹部38と圧延材30の
縁部のラインとが直交あるいは平行となる状態に、その
圧延材30をダイ39の上面に布設させて保持し、この
状態からパンチ40を下降させれば、図3に示すよう
に、断面V字状に突出する突起部10が圧延材30の片
面の上縁部から下縁部に亘って形成される。
突起部を形成する。この加工は、図2に示すように、直
線状のV溝からなる凹部38を上面に備えたダイ39
と、先端部が凹部38に対応した形状のパンチ40とに
よって構成されたV曲げ型41によって行うことができ
る。すなわち、直線状に延びる凹部38と圧延材30の
縁部のラインとが直交あるいは平行となる状態に、その
圧延材30をダイ39の上面に布設させて保持し、この
状態からパンチ40を下降させれば、図3に示すよう
に、断面V字状に突出する突起部10が圧延材30の片
面の上縁部から下縁部に亘って形成される。
【0017】そして、この突起部10を、各圧延材30
ごとに3条づつ形成する。その場合、これらの突起部1
0は、互いに平行にかつ等間隔をあけた状態とする。こ
のようにして、フィン8が完成する。
ごとに3条づつ形成する。その場合、これらの突起部1
0は、互いに平行にかつ等間隔をあけた状態とする。こ
のようにして、フィン8が完成する。
【0018】つぎに、フィン8をベースと一体に組み付
ける。この手段としては、例えば加圧鋳造製法を基に行
うことができる。より具体的には、図4に示すように、
複数枚のフィン8の各上端部を上型11(可動型11)
に保持させる。その場合、これらのフィン8は、突起部
10の形成された面を同じ向きに揃えた状態に互いに平
行に並べられるとともに、それぞれの下端部を下型12
(固定型12)の内部空間に1〜2mm程度突出させた
状態に保持される。また、これらのフィン8は、突起部
10を同図での上下方向の向けた状態に保持されてい
る。なお、各フィン8同士のピッチ(p)は、2mmに
設定されている。
ける。この手段としては、例えば加圧鋳造製法を基に行
うことができる。より具体的には、図4に示すように、
複数枚のフィン8の各上端部を上型11(可動型11)
に保持させる。その場合、これらのフィン8は、突起部
10の形成された面を同じ向きに揃えた状態に互いに平
行に並べられるとともに、それぞれの下端部を下型12
(固定型12)の内部空間に1〜2mm程度突出させた
状態に保持される。また、これらのフィン8は、突起部
10を同図での上下方向の向けた状態に保持されてい
る。なお、各フィン8同士のピッチ(p)は、2mmに
設定されている。
【0019】上型11の底面部と下型12の底面部は、
共に平坦面を成しており、上下に対向するこれらの距離
は3mm程度となっている。したがって、前述の各フィ
ン8の突出寸法が、上述のベース7に対するフィン8の
挿入深さとなる。このように上型11と下型12とによ
ってベース7にほぼ倣った形状のキャビティ50が形成
されている。また、下型12には、ベース7の素材であ
るCuあるいはCu合金の溶湯13を図4での下方から
上方に向けて押圧する構成の加圧プランジャ14が備え
られている。
共に平坦面を成しており、上下に対向するこれらの距離
は3mm程度となっている。したがって、前述の各フィ
ン8の突出寸法が、上述のベース7に対するフィン8の
挿入深さとなる。このように上型11と下型12とによ
ってベース7にほぼ倣った形状のキャビティ50が形成
されている。また、下型12には、ベース7の素材であ
るCuあるいはCu合金の溶湯13を図4での下方から
上方に向けて押圧する構成の加圧プランジャ14が備え
られている。
【0020】上記の状態から、図5に示すように、加圧
プランジャ14を可動型11に向けて矢印方向に移動さ
せ、溶湯13に対して圧力を加える。その場合、各フィ
ン8の下端部の1〜2mm程度が溶湯13中に挿入され
る。
プランジャ14を可動型11に向けて矢印方向に移動さ
せ、溶湯13に対して圧力を加える。その場合、各フィ
ン8の下端部の1〜2mm程度が溶湯13中に挿入され
る。
【0021】フィン8の下端部がCuあるいはCu合金
の溶湯13に接触すると、CuあるいはCu合金の融点
に対してAlあるいはAl合金の融点が低いためにフィ
ン8の表面が溶かされる。そして、溶湯13およびフィ
ン8の材料が共に凝固すると、ベース7とフィン8とが
一体に連結する。更に、通例に倣う冷却・洗浄工程等を
行えば、作業が完了する。その結果、ベース7中に空孔
欠陥の殆どなく、しかもベース7に変形のないヒートシ
ンク9を得ることができる。
の溶湯13に接触すると、CuあるいはCu合金の融点
に対してAlあるいはAl合金の融点が低いためにフィ
ン8の表面が溶かされる。そして、溶湯13およびフィ
ン8の材料が共に凝固すると、ベース7とフィン8とが
一体に連結する。更に、通例に倣う冷却・洗浄工程等を
行えば、作業が完了する。その結果、ベース7中に空孔
欠陥の殆どなく、しかもベース7に変形のないヒートシ
ンク9を得ることができる。
【0022】このヒートシンクを、図6および図7を参
照に説明する。ベース7の図6での上面部には、複数枚
のフィン8が上方に延びた状態に取り付けられており、
これらのベース7とフィン8とによってヒートシンク9
が構成されている。ベース7は、一例として厚さが3m
m程度のほぼ正方形あるいは長方形の平板体である。
照に説明する。ベース7の図6での上面部には、複数枚
のフィン8が上方に延びた状態に取り付けられており、
これらのベース7とフィン8とによってヒートシンク9
が構成されている。ベース7は、一例として厚さが3m
m程度のほぼ正方形あるいは長方形の平板体である。
【0023】これに対して、フィン8は、高さ(h)が
20mmの矩形の板状体を成している。これらのフィン
8の図6での手前側の表面には、V溝状の突起部10が
上縁部から下縁部に亘って形成されている。また、突起
部10は、フィン8のうち同図での斜め左右方向、すな
わち長さ方向での等間隔をあけた3箇所に設けられてい
る。
20mmの矩形の板状体を成している。これらのフィン
8の図6での手前側の表面には、V溝状の突起部10が
上縁部から下縁部に亘って形成されている。また、突起
部10は、フィン8のうち同図での斜め左右方向、すな
わち長さ方向での等間隔をあけた3箇所に設けられてい
る。
【0024】他方、各フィン8のうち突起部10以外の
部分は、平坦面を成した平坦部20として形成されてお
り、この具体例では、各フィン8に4箇所づつ設けられ
ている。なお、一例として、これらの平坦部20の厚さ
(t)は、1.5mmとなっている。したがって、図7
に示すように、フィン8の高さ(h)と平坦部20にお
ける厚さ(t)との比率(C)は、C=h/t≦20/
0.5=40として表される。
部分は、平坦面を成した平坦部20として形成されてお
り、この具体例では、各フィン8に4箇所づつ設けられ
ている。なお、一例として、これらの平坦部20の厚さ
(t)は、1.5mmとなっている。したがって、図7
に示すように、フィン8の高さ(h)と平坦部20にお
ける厚さ(t)との比率(C)は、C=h/t≦20/
0.5=40として表される。
【0025】ここで、ベース7の材料とフィン8の材料
との他の組み合わせとしては、Al−Mg、Al−グラ
ファイト、Al−カーボンファイバ等が挙げられる。こ
れらの中から可及的に熱伝導率の高く、かついわゆる鋳
造性のよい材料を選択することが好ましい。また、フィ
ン8の表面にZnあるいはSn等のメッキを施してもよ
く、このようによれば、ベース7を形成する溶湯との相
性が良好になる。
との他の組み合わせとしては、Al−Mg、Al−グラ
ファイト、Al−カーボンファイバ等が挙げられる。こ
れらの中から可及的に熱伝導率の高く、かついわゆる鋳
造性のよい材料を選択することが好ましい。また、フィ
ン8の表面にZnあるいはSn等のメッキを施してもよ
く、このようによれば、ベース7を形成する溶湯との相
性が良好になる。
【0026】したがって、上記のように構成されたヒー
トシンク9によれば、突起部10によってフィン8の高
さ方向における強度がサポートされるから、フィン8の
折れ曲がるような変形を確実に防止することができる。
なお、圧延材30からなるフィン8を加圧鋳造によって
ベース7に取り付ける製法が採用されているから、フィ
ン8を薄くかつ高く構成でき、しかもピッチ(p)を狭
く設定できるために、全体としての熱交換面積が大きく
なる。したがって、構成が強固で熱交換面積の大きいヒ
ートシンク9を得ることができる。
トシンク9によれば、突起部10によってフィン8の高
さ方向における強度がサポートされるから、フィン8の
折れ曲がるような変形を確実に防止することができる。
なお、圧延材30からなるフィン8を加圧鋳造によって
ベース7に取り付ける製法が採用されているから、フィ
ン8を薄くかつ高く構成でき、しかもピッチ(p)を狭
く設定できるために、全体としての熱交換面積が大きく
なる。したがって、構成が強固で熱交換面積の大きいヒ
ートシンク9を得ることができる。
【0027】また、上記ヒートシンク9では、突起部1
0が隣接するフィン8側に過度に接近した構成ではない
から、例えば冷却ファンによってフィン8同士の間に空
気を流動させた場合に、その空気流がスムースに流動
し、そのため、放熱性に優れたヒートシンク9とするこ
とができる。
0が隣接するフィン8側に過度に接近した構成ではない
から、例えば冷却ファンによってフィン8同士の間に空
気を流動させた場合に、その空気流がスムースに流動
し、そのため、放熱性に優れたヒートシンク9とするこ
とができる。
【0028】つぎに、図8を参照して、この発明に係る
ヒートシンクの他の具体例について説明する。ここに示
す例は、突起部10をV溝状のものに替えて十字状のも
のとした例である。なお、ここに示すヒートシンクにお
いても上記第一具体例とほぼ同じ手順で製造できるた
め、構成の相違点について説明する。
ヒートシンクの他の具体例について説明する。ここに示
す例は、突起部10をV溝状のものに替えて十字状のも
のとした例である。なお、ここに示すヒートシンクにお
いても上記第一具体例とほぼ同じ手順で製造できるた
め、構成の相違点について説明する。
【0029】フィン8のうち図8での手前側の表面に
は、十字状の突起部10がその高さ方向に亘って複数個
の形成されている。これらの突起部10同士の間には、
同図での上下方向において微小な隙間(平坦箇所)が存
在しているものの、実質的には一体に連続した構成とな
っている。また、突起部10の列は、同図での横方向に
おいて7列設けられている。なお、これらの突起部10
の形成方法としては、例えばエンボス加工が挙げられ
る。
は、十字状の突起部10がその高さ方向に亘って複数個
の形成されている。これらの突起部10同士の間には、
同図での上下方向において微小な隙間(平坦箇所)が存
在しているものの、実質的には一体に連続した構成とな
っている。また、突起部10の列は、同図での横方向に
おいて7列設けられている。なお、これらの突起部10
の形成方法としては、例えばエンボス加工が挙げられ
る。
【0030】したがって、上記構成のヒートシンクにお
いても、多数個の突起部10によってフィン8の強度が
その高さ方向に亘って強度をサポートされるから、上記
具体例と同様にフィン8の折れ曲がるような変形を未然
に防止することができる。
いても、多数個の突起部10によってフィン8の強度が
その高さ方向に亘って強度をサポートされるから、上記
具体例と同様にフィン8の折れ曲がるような変形を未然
に防止することができる。
【0031】なお、上記各具体例では、平板状のフィン
を例示したが、この発明は上記具体に限定されるもので
はなく、フィンの形状としては例えば波状に湾曲した薄
板でもよい。なお、フィンの材料は、圧延材に限定され
ず、切削加工によって形成されたものあるいは鋳造によ
って形成された円柱形状のものなどを採用することがで
きる。
を例示したが、この発明は上記具体に限定されるもので
はなく、フィンの形状としては例えば波状に湾曲した薄
板でもよい。なお、フィンの材料は、圧延材に限定され
ず、切削加工によって形成されたものあるいは鋳造によ
って形成された円柱形状のものなどを採用することがで
きる。
【0032】更に、突起部は、例示したものに限定され
ず、例えば矩形状断面でもよく、しかもフィンの両面に
備えることもできる。また、上記具体例で例示した以外
に、材料を密閉した型の内部で強圧して、その表面に型
に倣う形状の凹凸を形成するコイニング加工を採用する
こともできる。
ず、例えば矩形状断面でもよく、しかもフィンの両面に
備えることもできる。また、上記具体例で例示した以外
に、材料を密閉した型の内部で強圧して、その表面に型
に倣う形状の凹凸を形成するコイニング加工を採用する
こともできる。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1の発明によれば、フィンを押し潰して板厚あるいは太
さを小さくするとともに、厚さ方向あるいは太さ方向に
突出し、かつ面方向に実質的に連続した突起部を形成
し、ついで、突起部の一端部をキャビティに向けた状態
で、そのキャビティの内部にフィンの一端部を突出させ
て保持した状態で、キャビティにベースを形成する素材
の溶湯を注入し、フィンをベースに対して起立状態に組
み付けるから、フィンが折れ曲がらないヒートシンクを
得ることができ、すなわち、熱交換面積が大きく、強固
な構成のヒートシンクを得ることができる。
1の発明によれば、フィンを押し潰して板厚あるいは太
さを小さくするとともに、厚さ方向あるいは太さ方向に
突出し、かつ面方向に実質的に連続した突起部を形成
し、ついで、突起部の一端部をキャビティに向けた状態
で、そのキャビティの内部にフィンの一端部を突出させ
て保持した状態で、キャビティにベースを形成する素材
の溶湯を注入し、フィンをベースに対して起立状態に組
み付けるから、フィンが折れ曲がらないヒートシンクを
得ることができ、すなわち、熱交換面積が大きく、強固
な構成のヒートシンクを得ることができる。
【図1】外形抜き型および圧延材を示す断面図である。
【図2】突起部を形成する工程を示す断面図である。
【図3】単体のフィンを示す斜視図である。
【図4】フィンをベースに組み付ける工程において加圧
前の状態を示す模式図である。
前の状態を示す模式図である。
【図5】その工程において加圧中の状態を示す模式図で
ある。
ある。
【図6】ヒートシンクの完成体を示す概略図である。
【図7】そのヒートシンクにおけるフィンの厚さと高さ
の関係を示す断面図である。
の関係を示す断面図である。
【図8】ヒートシンクの他の具体例を示す概略図であ
る。
る。
【図9】従来のヒートシンクを示す概略図である。
【図10】従来のヒートシンクの他の例を示す概略図で
ある。
ある。
【図11】従来のヒートシンクにおけるフィンの厚さと
高さの関係を示す模式図である。
高さの関係を示す模式図である。
【図12】加圧鋳造方法によって製造されたヒートシン
クを示す断面図である。
クを示す断面図である。
7…ベース、 8…フィン、 9…ヒートシンク、 1
0…突出部、 20…平坦部、 30…圧延材、 31
…外形抜き型、 50…キャビティ。
0…突出部、 20…平坦部、 30…圧延材、 31
…外形抜き型、 50…キャビティ。
Claims (1)
- 【請求項1】 金属からなるフィンを、その厚さ方向あ
るいは太さ方向に押し潰して板厚あるいは太さを小さく
するとともに、そのフィンの厚さ方向あるいは太さ方向
に突出し、かつ面方向に実質的に連続する突起部を形成
し、ついで、前記突起部の一端部をキャビティに向けた
状態で、そのキャビティの内部に前記フィンの一端部を
突出させて保持し、この状態からキャビティにベースを
形成する素材の溶湯を注入し、フィンをベースに対して
起立状態に組み付けることを特徴とするヒートシンクの
製造方法。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8887897A JPH10263779A (ja) | 1997-03-24 | 1997-03-24 | ヒートシンクの製造方法 |
| US08/971,688 US6085830A (en) | 1997-03-24 | 1997-11-17 | Heat sink, and process and apparatus for manufacturing the same |
| US09/551,954 US6253829B1 (en) | 1997-03-24 | 2000-04-19 | Heat sink, and process and apparatus for manufacturing the same |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8887897A JPH10263779A (ja) | 1997-03-24 | 1997-03-24 | ヒートシンクの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10263779A true JPH10263779A (ja) | 1998-10-06 |
Family
ID=13955270
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8887897A Pending JPH10263779A (ja) | 1997-03-24 | 1997-03-24 | ヒートシンクの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10263779A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001026849A1 (fr) * | 1999-10-14 | 2001-04-19 | Yugen Kaisha Esumorudo | Procede et machine de coulee sous pression, et article coule sous pression |
| GB2406442A (en) * | 2003-09-24 | 2005-03-30 | Giga Byte Tech Co Ltd | Heat sink |
| WO2009078289A3 (en) * | 2007-12-14 | 2009-09-17 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Cooling fin and manufacturing method of the cooling fin |
| WO2012158289A1 (en) * | 2011-05-17 | 2012-11-22 | Carrier Corporation | Heat sink for cooling power electronics |
| JP2015217426A (ja) * | 2014-05-20 | 2015-12-07 | 三協立山株式会社 | 格子体の製造方法及び格子体 |
-
1997
- 1997-03-24 JP JP8887897A patent/JPH10263779A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001026849A1 (fr) * | 1999-10-14 | 2001-04-19 | Yugen Kaisha Esumorudo | Procede et machine de coulee sous pression, et article coule sous pression |
| GB2406442A (en) * | 2003-09-24 | 2005-03-30 | Giga Byte Tech Co Ltd | Heat sink |
| WO2009078289A3 (en) * | 2007-12-14 | 2009-09-17 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Cooling fin and manufacturing method of the cooling fin |
| WO2012158289A1 (en) * | 2011-05-17 | 2012-11-22 | Carrier Corporation | Heat sink for cooling power electronics |
| JP2015217426A (ja) * | 2014-05-20 | 2015-12-07 | 三協立山株式会社 | 格子体の製造方法及び格子体 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP1172852B1 (en) | Corrugated matrix heat sink for cooling electronic components | |
| US6085830A (en) | Heat sink, and process and apparatus for manufacturing the same | |
| CA2651842C (en) | A base plate for a dual base plate heatsink | |
| JP2912590B2 (ja) | 熱交換器用フィンおよびその製造金型 | |
| JP2715890B2 (ja) | ヒートシンクの加工用治具 | |
| JP2004349324A5 (ja) | ||
| WO2002078417A1 (en) | Heat sink and method for manufacturing the same | |
| JP3218898B2 (ja) | 冷却フィン | |
| JP3990140B2 (ja) | ヒートシンク | |
| JP3764267B2 (ja) | ヒートシンク | |
| JP3668304B2 (ja) | ヒートシンクの製造法 | |
| JPH08181259A (ja) | ピンフィンヒートシンクの製造方法 | |
| JPH1167990A (ja) | ヒートシンクの製造方法 | |
| JPH10166090A (ja) | 熱交換器用フィンの製造金型 | |
| JPH01266922A (ja) | 放熱用等の金属部材の製造方法 | |
| CN216181965U (zh) | 一种快速成型的模具 | |
| JP3127096B2 (ja) | 放熱ヒートシンク | |
| JPH10113761A (ja) | ヒートシンクの製造方法 | |
| JPH0942883A (ja) | 放熱フィンおよびその製造方法 | |
| JP6867012B2 (ja) | ヒートシンク | |
| JP2573813B2 (ja) | 放熱盤およびその加圧鋳造装置 | |
| JP2004022830A (ja) | ヒートシンク | |
| CN110461130B (zh) | 一种镶嵌式散热结构及其制作方法 | |
| JPH1121602A (ja) | フィンを有する薄板部材の製造方法および樹脂モールド薄板部材の製造方法 | |
| JP4429519B2 (ja) | ヒートシンク |