JPH10264832A - 電動式パワーステアリングシステムの異常検出制御装置 - Google Patents

電動式パワーステアリングシステムの異常検出制御装置

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JPH10264832A
JPH10264832A JP9071592A JP7159297A JPH10264832A JP H10264832 A JPH10264832 A JP H10264832A JP 9071592 A JP9071592 A JP 9071592A JP 7159297 A JP7159297 A JP 7159297A JP H10264832 A JPH10264832 A JP H10264832A
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low
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electrode
torque
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Akira Kani
旭 可児
Koji Ando
浩二 安藤
Retsuo Watanabe
烈夫 渡辺
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Kayaba Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御許容範囲の範囲を拡大し、高速時及び低
速時にも適用し得る電動式パワーステアリングシステム
の異常検出制御装置を提供する。 【解決手段】 操舵トルクにアシストモータのトルクを
付加する電動式パワーステアリングシステムであって、
操舵トルクを検出する第1の検出手段と、アシストトル
クと直列に接続された第2の検出手段31と、低速比較
部41及び高速比較部42を備えた比較手段と、車速を
検知して低速比較部41又は高速比較部42の一方を選
択する車速スイッチ43とを備え、低速比較部41及び
高低速比較部42をそれぞれ、第1の検出信号に応じて
変位する電極52,53及び59,60と、これらに正
常時は通電状態にあり第2の検出手段の検出信号に応じ
て変位するブラシ54と、一対の電極が一方向に所定の
距離変位したとき一方の電極のみの変位を阻止するスト
ッパ55,62と、電極が他方向に所定の距離変位した
とき他方の電極のみの変位を阻止する第2のストッパ5
6とから構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステアリングホイ
ールを操作したとき、その操舵トルクにアシストトルク
を付加して操作性を良くする電動式パワーステアリング
システムの異常検出制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電動式パワーステアリングシステ
ムにおいては、例えば、特開昭64−56274号公報
或いは特開平2−293260号公報等に開示されてい
るように、操舵トルクとアシストトルクを電気信号に変
換し、これらを電気制御ユニット(以下ECUと云う)
により制御している。ECUには、これらの制御回路と
ともに、故障検出機構及びアシスト禁止機構が設けられ
ている。即ち、操舵トルクとアシストトルクの関係が許
容範囲を越えたときこれらをソフト的に比較して故障検
出を行い、さらに、この検出信号に基づいてアシスト禁
止の制御を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の電動式パワーステアリングシステムのECUに
おいては、操舵トルクからアシストトルクを演算する制
御回路とともに、電気的に構成された故障検出機構及び
アシスト禁止機構が設けられているので、これらを構成
するハードやソフトが必要であり、システムが複雑にな
ってコスト高になるという問題がある。
【0004】また、車両を安全に運行するために、高速
時におけるアシストトルクは、低速時におけるアシスト
トルクよりも小さく設定することが考えられるが、この
ように車速に応じて2種類のアシストトルクが適用され
た場合の故障検出機構及びアシスト禁止機構の開発が要
望されている。
【0005】また、縁石等に接触して操舵トルクが大き
くなった場合には、広い範囲でアシストトルクを付加す
ることが有効であり、パワーステアリングの制御許容範
囲の範囲を拡大することが要望されている。
【0006】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、その目的は、操舵トルク及びアシストトルクを機
械的変位量として直接比較して、故障検出機構及びアシ
スト禁止機構を一体化し、制御許容範囲の範囲を拡大す
るとともに、アシストトルクの異なる高速時及び低速時
にも適用し得る電動式パワーステアリングシステムの異
常検出制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に請求項1の発明が採った手段は、実施例で使用する符
号を付して説明すると、ステアリングホイール1の操舵
トルクを検出し、この検出信号に応じて低速時において
は所定の関係でアシストモータ10のトルクを付加し、
高速時には低速時よりも小なる比率でアシストモータ1
0のトルクを付加する電動式パワーステアリングシステ
ムにおいて、前記操舵トルクを検出する第1の検出手段
20と、前記アシストモータ10と直列に接続され電流
に応じて変位する第2の検出手段31と、低速比較部4
1及び高速比較部42を備え正常時は通電状態にあり前
記操舵トルクと前記付加トルクとの関係が所定の範囲を
越えたとき断電状態に切り換わり前記付加トルクを零に
する比較手段40と、車速を検知して低速時には前記第
2の検出手段31と並列に抵抗32を接続して前記低速
比較部41を選択し、高速時には前記抵抗32を第2の
検出手段31から開放して前記高速比較部42を選択す
る車速検出手段33,34とを備えたものにおいて、低
速比較部41を、前記第1の検出手段20の検出信号に
応じて変位する第1、第2の電極52,53と、これら
の電極に対して正常時は通電状態にあり低速時の第2の
検出手段30の検出信号に応じて変位する低速用ブラシ
54と、前記第1及び第2の電極52,53が一方向に
所定の距離変位したとき第1の電極52のみの変位を阻
止する第1のストッパ55と、前記第1及び第2の電極
52,53が他方向に所定の距離変位したとき第2の電
極53のみの変位を阻止する第2のストッパ56とから
構成するとともに、高速比較部42を、前記第1の検出
手段20の検出信号に応じて変位する第3、第4の電極
59,60と、これらの電極に対して正常時は通電状態
にあり高速時の前記第2の検出手段30の検出信号に応
じて変位する高速用ブラシ61と、前記第3及び第4の
電極59,60が一方向に所定の距離変位したとき第3
の電極59のみの変位を阻止する第3のストッパ62
と、前記第3及び第4の電極59,60が他方向に所定
の距離変位したとき第4の電極60のみの変位を阻止す
る第4のストッパ63とから構成したところに特徴を有
する。
【0008】請求項2の発明は、前記高速比較部42に
おける高速用ブラシ61の変位は、前記低速比較部41
における低速用ブラシ54の変位に対して、前記アシス
トトルクの比率に反比例して拡大されているところに特
徴を有する。
【0009】請求項3の発明は、前記高速比較部42に
おける第3,第4の電極59,60の通電範囲は、前記
低速比較部41における第1,第2の電極52,53の
通電範囲に対して、前記アシストトルクの比率に反比例
して拡大されているところに特徴を有する。
【0010】請求項4の発明は、前記第1,第2の電極
52,53及び第3,第4の電極59,60がブラシ5
4,61と接触する位置は、中立位置において各電極が
当接するストッパ側が広く、反対側が狭く設定されてい
るところに特徴を有する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施例につ
き図1〜18図を参照して説明する。まず、電動式パワ
ーステアリングシステムに関して図13及び図14を参
照して説明する。ステアリングホイール1を操作する
と、その操舵トルクはギヤーケース2の入力軸3に伝達
され、出力軸4の下端のピニオンを介してラック5を駆
動する。このラック5は操舵リンク6を介して車輪7の
方向を変える。
【0012】一方、ギヤーケース2に取付けられたトル
クセンサ8が操舵トルクを検出し、その電気信号が電気
制御装置(以下ECUと云う)9に入力される。そし
て、ECU9からの信号に基づいてアシストモータ10
が駆動される。このアシストモータ10のモータ軸10
aにウォームギヤー81が連結されており、これに噛み
合うウォームホィール82と、ウォームホィール82と
一体化された図示しないピニオンを介してアシストトル
クがラック5に伝達される。このラック5は、ステアリ
ングホイール1の出力軸4とともに、アシストモータ1
0の出力軸14により駆動されるので、操作性が著しく
改善される。
【0013】つぎに、操舵トルクを検出する第1の検出
手段として、トーションバー方式の第1の検出装置20
について図14〜図16を参照して説明する。入力軸3
及び出力軸4は、それぞれギヤーケース2に回転可能に
取付けられている。トーションバー21は上端部がピン
22により入力軸3に一体化され、下端が出力軸4の孔
部4aに一体的に圧入されている。従って、入力軸3に
入力されたトルクは、トーションバー21を介して出力
軸4に伝達される。
【0014】一方、入力軸3の外側にはスリーブ23が
嵌合されている。このスリーブ23には軸方向に平行な
長溝24と、傾斜溝25が形成されている。そして、長
溝24には出力軸4に固定されたピン26が挿入され、
傾斜溝25には入力軸3に固定されたピン27が挿入さ
れている。即ち、スリーブ23は出力軸4に対して軸方
向には移動するが、円周方向には回転しない。
【0015】ここで操舵トルクが入力軸3から出力軸4
へ伝達されるとき、トーションバー21にねじり角が発
生して、入力軸3と出力軸4との間に円周方向のずれが
発生する。従って、入力軸3に固定されたピン27は傾
斜溝25内を移動して、スリーブ23がその軸方向へ所
定量例えば寸法Hだけ上昇する。第1の検出装置20
は、この寸法Hを検出量として取り出すもので、スリー
ブ23の外周面には溝28が形成されている。
【0016】一方、第2の検出手段として、アシストモ
ータ10に直列に接続された比例ソレノイド31が使用
されている。この比例ソレノイド31は、アシストモー
タ10の回路電流が流れるソレノイドと、このソレノイ
ドの内部を移動するプランジャとから構成されている。
【0017】このプランジャは、ソレノイドの電流が大
になると移動距離が大となり、ソレノイドの電流が小に
なれど移動距離も小となる。即ち、アシストモータ10
のアシストトルクが大となって電流が大となると、プラ
ンジャの移動距離も大となり、アシストトルクが小とな
って電流が小となると、プランジャの移動距離も小とな
る。
【0018】また、比例ソレノイド31に並列に低速比
較部として機能する抵抗32及び車速検出手段としての
車速スイッチ33が接続されている。また、車速検出手
段は、車速スイッチ33と選択スイッチ34で構成され
ており、選択スイッチ34は、車速スイッチ33に連動
して切り換えられ、後述する低速比較部41と高速比較
部42の何れかを選択する。尚、比例ソレノイド31と
ECU9との間には接点35が接続されている。
【0019】高速時においては、比例ソレノイド31の
電流はモータ10と同じ大きさであり、低速時には、一
部の電流が抵抗32へ分流する。そして、高速時におけ
るプランジャの変位量は、低速時のN倍に設定されてい
る。
【0020】尚、第2の検出手段は、比例ソレノイドに
限らず、アシストモータ10の回路電流に関連して作動
するモータによっても良く、要はアシストモータ10の
アシストトルクを機械的変位に変換できる手段であれば
特に限定されない。
【0021】つぎに、比較手段40を機械的に構成した
I/Oスイッチ40について、図1、〜図13を参照し
て説明する。比較手段40は、低速比較部41と、高速
比較部42とから構成されている。これらは、車速を検
出する車速検出手段からの信号により車速スイッチ33
及び選択スイッチ34が切換えられ、低速比較部41ま
たは高速比較部42の何れか一方が選択される。
【0022】そして、低速時においては、操舵トルクに
対して図7に制御線44に示すようなアシストトルクが
付加され、高速時においては、制御線45に示すような
アシストトルクが付加される。そして、高速時のアシス
トトルクは低速時のアシストトルクの1/Nとなってい
る。
【0023】低速比較部41は、図1に示すように、絶
縁基板51の中央部に貼付けた第1の電極52と、この
第1の電極52に対向して配置された第2の電極53
と、これら第1及び第2の電極52,53の表面を摺動
する低速用ブラシ54及び第1及び第2のストッパ5
5,56とから構成されている。低速比較部41のレバ
ー57は、図15及び図16に示す第1の検出装置20
のスリーブ23の溝28に嵌合しており、第1及び第2
の電極52,53はスリーブ23の変位量に応じて軸方
向に所定量例えば寸法Hだけ移動される。尚、この移動
は、直線的に摺動させてもよく、また、円周方向に回動
させてもよい。
【0024】第1のストッパ55は、第1及び第2の電
極52,53が図1に示す一方向である矢印A方向へ移
動したとき、絶縁基板51に当接して第1の電極52の
変位を阻止する。また、第2のストッパ56は、第1及
び第2の電極52,53が図1に示す他方向である矢印
B方向へ移動したとき、絶縁基板51に当接して第2の
電極53の変位を阻止する。また、第1及び第2の電極
52,53とレバー57との間にはスプリング58が介
装されている。
【0025】尚、中立位置において第1の電極52と低
速用ブラシ54が接触する位置は、第1のストッパ55
側52aが広く、反対側52bが狭く設定されており、
第2の電極53と低速用ブラシ54が接触する位置は、
第2のストッパ56側53aが広く、反対側53bが狭
く設定されている。
【0026】高速比較部42は、絶縁基板51の中央部
に貼付けた第3の電極59と、この第3の電極59に対
向して配置された第4の電極60と、これら第3及び第
4の電極59,60の表面を摺動する高速用ブラシ61
及び第3及び第4のストッパ62,63とからとから構
成されている。これら第3及び第4の電極59,60
は、第1及び第2の電極52,53と同様にレバー57
により変位される。
【0027】第3のストッパ62は、第3及び第4の電
極59,60が図1に示す一方向である矢印A方向へ移
動したとき、絶縁基板51に当接して第3の電極59の
変位を阻止する。また、第4のストッパ63は、第3及
び第4の電極59,60が図1に示す他方向である矢印
B方向へ移動したとき、絶縁基板51に当接して第4の
電極60の変位を阻止する。
【0028】尚、中立位置において、第3の電極59が
高速用ブラシ61と接触する位置は第3のストッパ62
側が広く、反対側が狭く設定さており、第4の電極60
が高速用ブラシ61と接触する位置は第4のストッパ6
3側が広く、反対側が狭く設定さている。また、第3及
び第4の電極59,60の幅寸法(通電範囲)は、第1
及び第2の電極52,53の幅寸法のN倍に設定されて
いる。
【0029】低速用ブラシ54及び高速用ブラシ61
は、比例ソレノイド31の変位量に応じてプッシュプル
ワイヤ64を介して移動される。高速時におけるアシス
トトルクは低速時の1/Nに減少するが、高速時におけ
るプランジャの移動距離は、低速時のN倍に設定されて
いるので、基準位置における第3及び第4の電極59,
60と高速用ブラシ61の関係位置は、低速時と同様に
維持される。
【0030】ここで、低速走行時において、操舵トルク
による第1の検出装置20の検出量(電極52,53の
移動量)と、アシストトルクによる第2検出装置30の
検出量(低速用ブラシ54の移動量)との関係は、図8
に示す制御線44に沿って制御される。この際、図8に
おいて、後述するように、pqrstp’q’r’s’
t’で囲まれた制御許容範囲は、正常時は第1の電極5
2,第2の電極53が低速用ブラシ54を介して接触し
て電源ラインが通電状態にあって正常状態で稼働される
ことを示し、制御許容範囲を越えた斜線部分では、低速
用ブラシ54が第1、第2の電極52,53から逸脱し
て電源ラインが断電状態に切換わり、異常範囲(フェー
ルエリア)となることを示すものである。
【0031】また、高速走行時における操舵トルクによ
る第1の検出装置20の検出量(第3、第4の電極5
9,60の移動量)と、アシストトルクによる第2検出
装置30の検出量(高速用ブラシ61の移動量)との関
係は、図9に示す制御線45に沿って制御される。この
場合においても、pqrstp’q’r’s’t’で囲
まれた制御許容範囲は、第3の電極59,第4の電極6
0が高速用ブラシ61を介して接触して電源ラインが通
電状態にあり正常状態で稼働されることを示し、制御許
容範囲を越えた斜線部分では、高速用ブラシ61が第
3、第4の電極59,60から逸脱して電源ラインが断
電状態に切換わり、異常範囲(フェールエリア)となる
ことを示すものである。
【0032】ここで、比較手段40の基本的な作用に関
して説明する。低速比較部41及び高速比較部42の何
れの場合も同じであるので、低速比較部41の場合につ
いて図1〜図8を参照して説明する。尚、第1、第2の
電極52,53が矢印A方向へ移動した場合も矢印B方
向に移動したときも、その作用は同じであるので、矢印
A方向へ移動する場合を例にして説明する。車両がスタ
ートした低速時においては、車速スイッチ33がオンと
なって、抵抗32が比例ソレノイド30に並列に接続さ
れる。また、選択スイッチ34が低速検知部41を選択
する。
【0033】1,操舵トルク及びアシストトルクがとも
に加わっていない場合(図10のSTEP10)は、図
8におけるO点(制御許容範囲)に相当し、図1に示す
ように、第1、第2の電極52,53に低速用ブラシ5
4が接触して、電源は通電状態にある。
【0034】2,操舵トルクとアシストトルクが正常関
係にある(制御線44に沿って移動する)場合(STE
P11) 第1、第2の電極52,53及び低速用ブラシ54が図
1に示す関係を維持して移動する。絶縁基板51が第1
のストッパ55に当接すると(図8のH点、図2)、第
1の電極52の移動が停止する。第2の電極53及び低
速用ブラシ54は引続き所定の関係を維持して移動し
て、通電状態は維持される。
【0035】そして、更に低速用ブラシ54が移動し
て、図3に示すように電極52aの幅に相当する距離を
越えると(図8に示すJ点、STEP12)電源は断電
状態に切り替わる。ところで、H点における制御許容範
囲の幅寸法H1は、第2の電極53の幅寸法53aに対
応して増減し、制御許容範囲の幅寸法H2は、第2の電
極53の幅寸法53aに対応して変化させることができ
る。
【0036】3,操舵トルクよりもアシストトルクが大
き過ぎる場合(STEP13、図4) 低速用ブラシ54が第2の電極53よりも早く進行する
ので、図8に示すK点(フェールエリア)に達すると、
低速用ブラシ54は第2の電極53を通過して絶縁基板
51上に移動して、電源が断電状態となり、故障を検出
する。
【0037】4,操舵トルクよりもアシストトルクが小
さ過ぎる場合(STEP13、図5及び図6) 第1の電極52(絶縁基板51)が第1のストッパ55
に当接するときに低速用ブラシ54が第1の電極52に
接触していれば、第1の電極52が停止するので、低速
用ブラシ54は引続き電極52aの幅に相当する距離を
移動する間通電状態が維持され(図8のL1点,L2点、
図5)、電極52aから外れたとき即ち図8に示す「r
st」線を越えたとき電源は断電状態に切り替わる。ま
た、第1の電極52が第1のストッパ55に当接する前
に低速用ブラシ54が第1の電極52から外れると(M
1点、図6)、そのとき電源が断電状態となる。
【0038】5,アシストトルクが逆方向に作用した場
合(STEP14、図6) 低速用ブラシ54が反対方向に移動するので、図8に示
すM2点(フェールエリア)に位置する。低速用ブラシ
54は絶縁基板51上に移動して電源が断電状態とな
る。
【0039】尚、上記実施例中で、第1の電極52(絶
縁基板51)と第1のストッパ55との間の距離及び第
2の電極53(絶縁基板51)と第2のストッパ56と
の間の距離を0に設定すれば、その制御許容範囲は、図
11に示すように変化する。
【0040】車速検知手段が高速走行を検知すると、車
速スイッチ33がオフとなり、選択スイッチ34が切換
わり、高速検知部42が選択される。この高速検知部4
2においても、前記低速検知部41の場合と同じ作用を
呈するものであって、上述した説明中、第1の電極52
を第3の電極59に、第2の電極53を第4の電極60
に、低速用ブラシ54を高速用ブラシ61に、第1のス
トッパ55を第3のストッパ62に、第2のストッパ5
6を第4のストッパ63に読み替えれば、同様に理解さ
れる。
【0041】尚、高速用ブラシ61の移動量は、低速用
ブラシ54に対してN倍に拡大されているが、第3及び
第4の電極59,60の幅寸法を拡大しているので、制
御許容範囲を低速時と同様に設定できる。また、第3の
電極59(絶縁基板51)と第3のストッパ62との距
離及び第4の電極60(絶縁基板51)と第4のストッ
パ63との間の距離を0に設定すれば、その制御許容範
囲範囲は、図12に示すように変化する。
【0042】つぎに、これらの制御回路及びフェールセ
ーフ機能について図17,18を参照して説明する。イ
グニッションスイッチ71及びエンジンスタータ連動リ
レーの接点72をオンにすると、直流電源73が回路に
接続される。エンジンスタータ接点72にはリレーコイ
ル74が直列に接続されており、接点72をオフにして
も接点75、接点76及び接点35が自己保持される。
【0043】つぎに、図18において、車速検知手段が
先ず低速走行であることを検知すると(図18のSTE
P20)、車速スイッチ33がオンとなって比例ソレノ
イド31に並列に抵抗32が接続され、車選択スイッチ
34が切換えられて低速検知部41が選択される。ま
た、車速が高速に移行すると車速スイッチ33がオフと
なって抵抗32が開放され、選択スイッチ34が高速検
知部42に切換えられる(図18のSTEP21)。
【0044】ステアリングホイール1を操作すると、第
1の検出装置20が操舵トルクを検出し、また、比例ソ
レノイド31がアシストトルクを検出する。そして、両
者をI/Oスイッチ40で比較して(図18のSTEP
22)、その関係が制御許容範囲であれば、I/Oスイ
ッチ40が通電状態を保持し、パワーアシストが継続さ
れる(STEP26)。
【0045】一方、その関係が異常範囲になると、即ち
フェールエリアに入ると、前述のように、I/Oスイッ
チ40が断電状態となり、故障を検出する。すると、リ
レー74がオフとなるので(STEP23)、その接点
75及び接点76も同時にオフとなる。これにより、ア
シストモータ10がオフとなる(STEP24)。そし
て、アシストモータ10のトルクはギヤーケース12に
伝達されないので、アシストトルクは零となって、アシ
スト禁止を実施する。即ち、異常を検出するとフェール
セーフ機能が働いてマニュアルステアリングに切換えら
れるのである(STEP25)。
【0046】尚、本実施例においては、急ハンドルや振
動等によりI/Oスイッチ40が瞬間的に断電状態とな
っても、コンデンサ77の容量に応じた時間だけ接点7
5及び接点76が自己保持されるので、その分、誤フェ
ールの発生が未然に防止できる。
【0047】上記した第1の実施例によれば、つぎの効
果を奏する。 (1)比較手段としてのI/Oスイッチ40に低速比較
部41及び高速比較部42を設け、車速に応じて何れか
一方を選択するので、高速走行時においても適切なパワ
ーステアリング制御を行なうことができる。 (2)I/Oスイッチ40を互いに相対的に移動する電
極52,53と低速用ブラシ54及び電極59,60と
高速用ブラシ61で構成し、故障検出機構とアシスト禁
止機構を一体化したので、構造が簡単にすることができ
コストを低減し得て、しかも信頼性を向上させることが
できる。
【0048】(3)フェールセーフ機能はI/Oスイッ
チ40により制御しECU9に対して別個に設けている
ので、たとえECU9に故障が発生してもフェールセー
フが可能である。 (4)I/Oスイッチ40は、第1、第2の電極52,
53と低速用ブラシ54または電極59,60と高速用
ブラシ61との機械的変位を直接比較するので、電極の
寸法を変えることにより、フェールセーフの調整範囲を
変化できる。
【0049】(5)I/Oスイッチ40は、第1、第2
の電極52,53にそれぞれストッパ55,56を設
け、第3、第4の電極59,60にそれぞれストッパ6
2,63を設けたので、パワーステアリングの制御許容
範囲を広く設定することができる。 (6)高速比較部42の第3、第4の電極59,60
を、高速用ブラシ61の変位量に応じて低速比較部41
の第1、第2の電極52,53よりも大きく設定したの
で、低速時及び高速時のフェールセーフの調整範囲を同
じ管理限界で管理できる。 (7)比例ソレノイド31がアシストトルクを検出する
ので、ギヤケース12内の構成部品が少なくなり、コス
トダウンが達成でき、しかも、アシストモータ10の取
付け位置が自由に選択できるという効果を奏するもので
ある。
【0050】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明に
あっては、比較手段に低速比較部並びに高速比較部を設
け、それぞれ、操舵トルクとアシストトルクを機械的変
位として直接比較して故障検出を行い、この故障検出と
同時に機械的に電源非導通としてアシスト禁止の制御を
行っている。このため、故障検出機構及びアシスト禁止
機構を一体化することができて、低速時及び高速時にお
いても、最適なパワーステアリング制御を実施できる。
しかも、簡単な構成で信頼性を向上させ、コストを低減
することができ、さらに、電気制御ユニットも簡単にす
ることができるという効果を奏するものである。
【0051】さらに、比較手段により機械的変位を直接
比較するため、通電範囲の変更のみでフェールエリアの
変更を容易に行うことができるという優れた効果も奏す
る。また、第2の検出手段をアシストモータの電流によ
りトルクを検出させたので、構成部品を簡単になし得る
という効果を奏するものである。
【0052】また、請求項2,3の発明にあっては、低
速時及び高速時においてアシストトルクの比率を変化さ
せる場合であっても、故障検出機構及びアシスト禁止機
構を一体化することができて、簡単な構成で信頼性を向
上させ、コストを低減することができるという効果を奏
するものである。請求項4の発明にあっては、制御許容
範囲を適宜に変更することができるという効果を奏する
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の比較手段の機械的変位の第1の状態
を示す図である。
【図2】 比較手段の機械的変位の第2の状態を示す図
である。
【図3】 比較手段の機械的変位の第3の状態を示す図
である。
【図4】 比較手段の機械的変位の第4の状態を示す図
である。
【図5】 比較手段の機械的変位の第5の状態を示す図
である。
【図6】 比較手段の機械的変位の第6の状態を示す図
である。
【図7】 操舵トルクとアシストトルクの関係を示す図
である。
【図8】 低速時におけるアシスト特性及びフェールエ
リアを示すグラフである。
【図9】 高速時におけるアシスト特性及びフェールエ
リアを示すグラフである。
【図10】 比較手段の制御形態を示すフローチャート
である。
【図11】 低速時における異なるフェールエリアを示
すグラフである。
【図12】 高速時における異なるフェールエリアを示
すグラフである。
【図13】 システムを説明するブロック図である。
【図14】 要部の縦断正面図である。
【図15】 縦断正面図である。
【図16】 スリーブの正面図である。
【図17】 制御回路図である。
【図18】 制御を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ステアリングホイール 9 電気制御装置(ECU) 10 アシストモータ 20 第1の検出装置(第1の検出手段) 31 比例ソレノイド(第2の検出手段) 33 車速スイッチ(車速検知手段) 34 選択スイッチ(車速検知手段) 40 I/0スイッチ(比較手段) 41 低速比較部 42 高速比較部 52 第1の電極 56 第2の電極 54 低速用ブラシ 55 第1のストッパ 56 第2のストッパ 59 第3の電極 60 第4の電極 61 高速用ブラシ 62 第3のストッパ 63 第4のストッパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B62D 119:00 137:00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングホイールの操舵トルクを検
    出し、この検出信号に応じて低速時においては所定の関
    係でアシストモータのトルクを付加し、高速時には低速
    時よりも小なる比率でアシストモータのトルクを付加す
    る電動式パワーステアリングシステムであって、 前記操舵トルクを検出する第1の検出手段と、 前記アシストモータと直列に接続され電流に応じて変位
    する第2の検出手段と、 低速比較部及び高速比較部を備え正常時は通電状態にあ
    り前記操舵トルクと前記付加トルクとの関係が所定の範
    囲を越えたとき断電状態に切り換わり前記付加トルクを
    零にする比較手段と、 車速を検知して低速時には前記第2の検出手段と並列に
    抵抗を接続して前記低速比較部を選択し、高速時には前
    記抵抗を第2の検出手段から開放して前記高速比較部を
    選択する車速検出手段とを備えたものにおいて、 前記低速比較部を、前記第1の検出手段の検出信号に応
    じて変位する第1、第2の電極と、これらの電極に対し
    て正常時は通電状態にあり低速時の第2の検出手段の検
    出信号に応じて変位する低速用ブラシと、前記第1及び
    第2の電極が一方向に所定の距離変位したとき第1の電
    極のみの変位を阻止する第1のストッパと、前記第1及
    び第2の電極が他方向に所定の距離変位したとき第2の
    電極のみの変位を阻止する第2のストッパとから構成す
    るとともに、 前記高低速比較部を、前記第1の検出手段の検出信号に
    応じて変位する第3、第4の電極と、これらの電極に対
    して正常時は通電状態にあり高速時の前記第2の検出手
    段の検出信号に応じて変位する高速用ブラシと、前記第
    3及び第4の電極が一方向に所定の距離変位したとき第
    3の電極のみの変位を阻止する第3のストッパと、前記
    第3及び第4の電極が他方向に所定の距離変位したとき
    第4の電極のみの変位を阻止する第4のストッパとから
    構成したことを特徴とする電動式パワーステアリングシ
    ステムの異常検出制御装置。
  2. 【請求項2】 前記高速比較部における高速用ブラシの
    変位は、前記低速比較部における低速用ブラシの変位に
    対して、前記アシストトルクの比率に反比例して拡大さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の電動式パワー
    ステアリングシステムの異常検出制御装置。
  3. 【請求項3】 前記高速比較部における第3,第4の電
    極の通電範囲は、前記低速比較部における第1,第2の
    電極の通電範囲に対して、前記アシストトルクの比率に
    反比例して拡大されていることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の電動式パワーステアリングシステムの異常
    検出制御装置。
  4. 【請求項4】 前記第1,第2の電極及び第3,第4の
    電極がブラシと接触する位置は、中立位置において各電
    極が当接するストッパ側が広く、反対側が狭く設定され
    ていることを特徴とする請求項1、2または3記載の電
    動式パワーステアリングシステムの異常検出制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003522326A (ja) * 1999-10-05 2003-07-22 エレシス ノース アメリカ インコーポレイテッド 同乗者検出システム及び方法
JP2010023831A (ja) * 2008-07-22 2010-02-04 Honeywell Internatl Inc 電気機械アクチュエータ及びエフェクタ用の健全性管理システム及び方法

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