JPH1026530A - 測量機用傾斜台装置 - Google Patents

測量機用傾斜台装置

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JPH1026530A
JPH1026530A JP19826296A JP19826296A JPH1026530A JP H1026530 A JPH1026530 A JP H1026530A JP 19826296 A JP19826296 A JP 19826296A JP 19826296 A JP19826296 A JP 19826296A JP H1026530 A JPH1026530 A JP H1026530A
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JP
Japan
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plate member
surveying instrument
fixed plate
inclined plate
movable spindle
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JP19826296A
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Akira Wakabayashi
晃 若林
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Pentax Precision Co Ltd
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Asahi Seimitsu KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固定板部材に対する傾斜板部材の傾斜位置即
ち傾斜角度とマイクロメータ手段の可動スピンドルの移
動量との間に一次関数関係即ち比例関係が成立するよう
に構成された測量機用傾斜台装置を提供することであ
る。 【解決手段】 傾斜板部材は固定板部材に対して水平枢
動軸線の回りで枢動し得るように枢着され、その一方の
部材にマイクロメータ手段が保持される。マイクロメー
タ手段の可動スピンドルの先端部が他方の部材に当接さ
せられ、これにより傾斜板部材が固定板部材に対して所
定の角度位置に設定され得る。可動スピンドルの先端部
は球面として形成され、その球面先端部が上記双方の部
材の他方側に当接させる際の当接面が平面として形成さ
れ、この平面が固定板部材に対する傾斜板部材の水平枢
動軸線と可動スピンドルの球面先端部の球面中心とを含
む平面に対して平行関係とされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は測量機とその三脚台
との間に介在させられて該測量機の傾斜位置を微調整し
得るようになった傾斜台装置に関し、一層詳しくは通常
は水平に設置した状態で使用する測量機を水平面に対し
て傾斜した状態で使用する際に必要とされる傾斜台装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】水平に設置した状態で使用する測量機の
一例としては、レーザプレーナが挙げられ、このレーザ
プレーナは通常はレーザビームを回転体から射出させて
所定の水平面を規定するために使用される。ところが、
かかるレーザプレーナを水平面に対して傾斜した平面を
規定するために使用する要請もあり、そのような場合に
かかる傾斜台装置がレーザプレーナと三脚台との間に介
在させられる。傾斜台装置の調節によりレーザプレーナ
が所定の傾斜位置に設定させられると、レーザプレーナ
の回転体の回転軸線は鉛直線に対して傾斜させられ、か
くして該回転体から射出させられるレーザビームは水平
面に対して傾斜した平面を規定することになる。
【0003】従来の測量機用傾斜台装置の構成において
は、固定板部材が三脚台側に装着され、この固定板部材
に対して傾斜板部材が水平枢動軸線の回りで枢動自在に
枢着させられ、該傾斜板部材上には測量機例えばレーザ
プレーナが搭載される。固定板部材及び傾斜板部材の双
方の部材のいずれか一方にはマイクロメータ手段が保持
され、このマイクロメータ手段の可動スピンドルの平面
先端がかかる双方の部材の他方に設けられた球面突起に
当接させられる。
【0004】このような測量機用傾斜台装置が原点位置
に設定されているとき、即ち固定板部材と傾斜板部材と
が互いに平行状態に位置されて該固定板部材に対する該
傾斜板部材の傾斜角度が零とされているとき、球面突起
部の球面中心はそれと当接状態にある可動スピンドルの
長手方向軸の延長線上に位置している。マイクロメータ
手段の手動操作部を回転させると、可動スピンドルはそ
の長手方向軸線に沿って移動し、これにより傾斜板部材
は固定板部材に対して水平枢動軸線の回りで枢動させら
れ、これにより固定板部材に対する傾斜板部材の傾斜位
置、即ち測量機の傾斜位置が調整されて設定される。固
定板部材に対する傾斜板部材の傾斜位置即ち傾斜角度に
ついては、球面突起の球面中心と傾斜板部材の水平枢動
軸線との間の距離を固定板部材側に投影させた投影距離
に対する可動スピンドルの移動距離の比率(百分率)と
して定義される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上で述べ
たような従来の測量機用傾斜台装置では、可動スピンド
ルの平面先端と球面突起部の接点が可動スピンドルの移
動に応じて変位し、このため球面突起部の球面中心と傾
斜板部材の水平枢動軸線との間の距離が変動することに
なる。かくして、上述した比率と可動スピンドルの移動
量との間には一次関数関係即ち比例関係が成立しない。
このことは、可動スピンドルを例えば4ミリ移動させて
傾斜板部材の傾斜角度を設定した後に傾斜板部材をかか
る傾斜角度の二倍の傾斜角度で設定し直すような場合に
可動スピンドルの移動量を単純に8ミリ移動させればよ
いということにはならないことを意味する。
【0006】要するに、従来の測量機用傾斜台装置にあ
っては、可動スピンドルの移動量と傾斜板部材の傾斜角
度との間には比例関係は成立しないので、傾斜板部材の
傾斜角度を設定し直す場合には可動スピンドルの移動量
と傾斜板部材の傾斜角度との間の関係を示す例えば校正
曲線あるいは校正表等を一々参照して可動スピンドルの
移動量を決定しなければならず、傾斜板部材の傾斜角度
についての設定作業が面倒であるということが問題とな
る。
【0007】従って、本発明の目的は、上述したような
タイプの測量機用傾斜台装置であって、固定板部材に対
する傾斜板部材の傾斜位置即ち傾斜角度とマイクロメー
タ手段の可動スピンドルの移動量との間に一次関数関係
即ち比例関係が成立するように構成された測量機用傾斜
台装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による測量機用傾
斜台装置は測量機とその三脚台との間に介在させられて
該測量機の傾斜位置を調節自在に設定するものであっ
て、三脚台側に装着される固定板部材と、この固定板部
材に対して水平枢動軸線の回りで枢動し得るように枢着
されかつ測量機を搭載支持するようになった傾斜板部材
と、固定板部材及び傾斜板部材の双方の部材のいずれか
一方に保持されたマイクロメータ手段とを具備し、この
マイクロメータ手段の可動スピンドルの先端部を該双方
の部材の他方に当接させて傾斜板部材を固定板部材に対
して所定の角度位置に設定し得るようになっているもの
である。本発明によれば、そのような測量機用傾斜台装
置において、マイクロメータ手段の可動スピンドルの先
端部が球面として形成され、その球面先端部が上述の双
方の部材の他方側に当接させる際の当接面が平面として
形成され、この平面が固定板部材に対する傾斜板部材の
水平枢動軸線と可動スピンドルの球面先端部の球面中心
とを含む第2の平面に対して平行関係とされることが特
徴とされる。
【0009】本発明による測量機用傾斜台装置におい
て、好ましくは、傾斜板部材がその上に搭載される測量
機を鉛直方向に対して水平に位置決めするような原点位
置に設定された際に可動スピンドルの長手方向軸線が上
述の双方の平面に対して直角とされる。本発明による測
量機用傾斜台装置にあっては、マイクロメータ手段がそ
の可動スピンドルをそこから引き出すように移動させて
傾斜板部材を原点位置から所定の傾斜位置に設定するよ
うに構成されてもよいし、あるいはマイクロメータ手段
がその可動スピンドルをそこから引き込むように移動さ
せて傾斜板部材を原点位置から所定の傾斜位置に設定す
るように構成されてもよい。
【0010】また、本発明による測量機用傾斜台装置で
は、好ましくは、傾斜板部材と固定板部材との間には該
傾斜板部材を該固定板部材に向かって常に弾性的に偏倚
させるようになった弾性偏倚手段が設けられる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して、本発
明による測量機用傾斜台装置の実施形態について以下に
説明する。
【0012】図1及び図2を参照すると、本発明による
測量機用傾斜台装置が参照符号10でもって全体的に示
され、この測量機用傾斜台装置10は基台12と、この
基台12に対して可動状態で取り付けられた傾斜台本体
14とを包含する。基台12は三脚台(図示されない)
上に設置され、傾斜台本体14上には適当な測量機例え
ばレーザプレーナ等(図示されない)が搭載される。
【0013】傾斜台本体14は固定板部材16を具備
し、この固定板部材16が基台12上に対して三角形の
頂点を成す三点で可動状態に支持される。詳述すると、
固定板部材16の底面の所定箇所、即ち該三点のうちの
一点から軸ピン18が突出し、この軸ピン18の先端は
基台12に対して揺動自在に接続させられる。また、上
述の三点のうちの二点からは軸ねじ20(図1では、そ
のうちの1つを見ることができる)が突出し、各軸ねじ
20は基台12上に回転自在に取り付けられた水準調整
ナット22に螺着させられる。水準調整ナット22は傾
斜台本体14を水平位置に調整するために使用される。
【0014】傾斜台本体14は更に固定板部材16に対
して枢着させられた傾斜板部材24を具備する。詳述す
ると、図1及び図2から明らかなように、傾斜板部材2
4の周辺の適当な箇所からはアーム要素26が鉛直方向
に吊下し、その下方先端部は固定板部材16によって適
宜固定支持されたピボット軸28上に枢着され、かくし
て傾斜板部材24はピボット軸28によって規定される
水平枢動軸線の回りで固定板部材16に対して枢動し得
ることになる。
【0015】図2から明らかなように、傾斜板部材24
には円形孔30が形成され、この円形孔30内には円形
要素32が回転自在に収容される。また、傾斜板部材2
4にはその外側縁から円形孔30に向かって延びるスロ
ット溝34が形成され、該スロット溝34の内側端には
そこから円形孔30に到達するねじ孔が形成され、その
ねじ孔には止めねじ要素36が螺着される。止めねじ要
素36を該ねじ孔にねじ込んでその先端を円形要素32
に当接させると、円形要素32はロックされて傾斜板部
材24に対して固定されるが、止めねじ要素36が緩め
られると、円形要素32は円形孔30内で自由に回転し
得る。円形要素32からねじ切りヘッド部38が突出
し、このねじ切りヘッド部38はレーザプレーナ等の測
量機の底部に形成されたねじ孔に螺着するようになって
いる。
【0016】なお、ここで、レーザプレーナ等の測量機
を傾斜板部材24上に搭載させる際の手順について簡単
に説明すると、先ず、円形要素32が止めねじ要素36
によってロックされ、この状態で該測量機の底部のねじ
孔にねじ切りヘッド部38が螺着される。次いで、止め
ねじ要素36が緩められ、これにより測量機は所定の向
きに方向付けられ、その後止めねじ要素36が再び締め
られて測量機は所定の向きで固定される。
【0017】測量機用傾斜台装置10は更にマイクロメ
ータ手段40を具備し、本実施形態では、マイクロメー
タ手段40は傾斜板部材24によって保持される。即
ち、マイクロメータ手段40はその本体部42でもって
傾斜板部材24に形成された貫通孔に挿通させられて保
持される。マイクロメータ手段40の本体部42の一端
には手動操作部44が設けられ、その他端からは可動ス
ピンドル46が突出し、手動操作部44を回転させるこ
により、可動スピンドル46がその長手方向軸線に沿っ
て移動させられる。
【0018】図1に示すように、可動スピンドル46の
先端部は球面として形成され、その球面先端部48は固
定板部材16に設けられたパッド要素50に当接させら
れ、このとき該パッド要素50の頂面は該可動スピンド
ル46の球面先端部に対して当接面を提供し、しかもそ
の当接面は第1の平面として形成される。パッド要素5
0の当接面即ち第1の平面はピボット軸28によって規
定される水平枢動軸線と球面先端部48の球面中心とを
含む第2の平面に対して平行関係とされ、このためマイ
クロメータ手段40の手動操作部44の回転による可動
スピンドル46移動量と傾斜板部材24の傾斜角度との
間には比例関係即ち一次関数関係が成立することにな
る。なお、この点については後で詳しく説明する。
【0019】好ましくは、図1に示すように、傾斜板部
材24がその上に搭載される測量機を鉛直方向に対して
水平に位置決めするような原点位置に設定されたとき、
可動スピンドル46の長手方向軸線が上述した第1及び
第2の平面に対して直角となるようにされる。このよう
な構成によれば、マイクロメータ手段40の手動操作部
44を回転させて可動スピンドル46をその本体部42
側に引き込まれるように移動させると、傾斜板部材24
は可動スピンドル46の移動量に応じた比例関係で水平
面に対して傾斜させられる。即ち、可動スピンドル46
の移動量と傾斜板部材24の水平面に対する傾斜角度と
の間に直接的な比例関係が得られる。
【0020】なお、測量機用傾斜台装置10の持運び時
あるいは取扱時に傾斜板部材24がピボット軸28の回
りでみだりに枢動して、マイクロメータ手段40の可動
スピンドル46の球面先端部48が衝撃をもってパッド
要素50の当接平面に衝突しないように配慮することが
好ましく、この目的のために例えば傾斜板部材24を固
定板部材16に向かって弾性的に偏倚させる弾性偏倚手
段例えば引張コイルばね52がその間に設けられる。即
ち、引張コイルばね52の作用により、マイクロメータ
手段40の可動スピンドル46の球面先端部48が常に
パッド要素50の当接平面に弾性的に当接した状態に保
持され、かくして傾斜板部材24がみだりに動くことが
阻止される。
【0021】次に、図3及び図4を参照して、本発明に
よる測量機用傾斜台装置10の作動原理について詳しく
説明する。
【0022】図3及び図4には本発明による測量機用傾
斜台装置10の原理的な配置構成が示され、そこでは図
1及び図2で示したものと同様な構成要素については同
じ参照符号が用いられている。図1及び図2に示す実施
形態では、マイクロメータ手段40は傾斜板部材24側
に保持されているのに対して、図3及び図4の配置構成
では、マイクロメータ手段40は固定板部材16側に保
持されるが、しかし双方の配置構成は原理的には等価な
ものである。また、図3及び図4の配置構成では、図1
に示したようなパッド要素50は省かれて、可動スピン
ドル46の球面先端部48に対する当接面は可動部材2
4の内側平面によって提供されることになるが、これも
図1及び図2に示した場合と原理的には等価である。
【0023】図3及び図4から明らかなように、傾斜板
部材24の内側平面として規定される当接面即ち第1の
平面X1はピボット軸28によって規定される水平枢動
軸線Aと球面先端部48の球面中心Bとを含む第2の平
面X2に対して平行関係にある。図3では、傾斜板部材
24は固定板部材16に対して原点位置にあり、このた
め可動スピンドル46の長手方向軸線Yは第1の平面X
1と第2の平面X2とに対して直角となっている。
【0024】図4では、傾斜板部材24がマイクロメー
タ手段40の可動スピンドル46の移動により図2の原
点位置から回動させられて傾斜させられた状態で示さ
れ、このときの傾斜板部材24の傾斜位置即ち傾斜角度
αについては、可動スピンドル46の球面先端部48の
球面中心Bとピボット軸28の水平枢動軸線Aとの間の
距離を固定板部材16側に投影させた投影距離aに対す
る可動スピンドル46の移動距離bの比率(百分率)と
して定義される。この場合、可動スピンドル46の球面
先端部48の球面中心Bとピボット軸28の水平枢動軸
線Aとの間の距離を固定板部材16側に投影させた投影
距離aは傾斜板部材24の傾斜位置に関係なく常に一定
の値となるので、傾斜板部材24の傾斜角度αと可動ス
ピンドル46の移動距離bとの間には常に一次関数関係
即ち比例関係が成立し得る。
【0025】図5及び図6には本発明による測量機用傾
斜台装置10の別の原理的な配置構成が示され、そこで
は図1及び図2で示したものと同様な構成要素について
は同じ参照符号が用いられている。なお、図3及び図4
の場合と同様に、図5及び図6でも、マイクロメータ手
段40は固定板部材16側に保持されているが、その配
置構成自体は図1及び図2に示したものと原理的には等
価であり、また可動スピンドル46の球面先端部48に
対する当接面が可動部材24の内側平面によって提供さ
れることも図1及び図2に示した場合と原理的には等価
である。
【0026】図3及び図4の場合では、マイクロメータ
手段40の可動スピンドル46を引き下げることによ
り、傾斜板部材24が傾斜させられるのに対して、図5
及び図6の場合では、マイクロメータ手段40の可動ス
ピンドル46を引き上げることにより、傾斜板部材24
が傾斜させられるが、しかし図5及び図6の場合におい
ても、傾斜板部材24の内側平面として規定される当接
面即ち第1の平面X1はピボット軸28によって規定さ
れる水平枢動軸線Aと球面先端部48の球面中心Bとを
含む第2の平面X2に対して平行関係にある。また、図
5では、傾斜板部材24は固定板部材16に対して原点
位置にあり、このため可動スピンドル46の長手方向軸
線Yは第1の平面X1と第2の平面X2とに対して直角
となっている。
【0027】図6では、傾斜板部材24がマイクロメー
タ手段40の可動スピンドル46の移動により図5の原
点位置から回動させられて傾斜させられた状態で示さ
れ、このときの傾斜板部材24の傾斜位置即ち傾斜角度
αについては、可動スピンドル46の球面先端部48の
球面中心Bとピボット軸28の水平枢動軸線Aとの間の
距離を固定板部材16側に投影させた投影距離aに対す
る可動スピンドル46の移動距離bの比率(百分率)と
して定義される。図3及び図4の場合と同様に、可動ス
ピンドル46の球面先端部48の球面中心Bとピボット
軸28の水平枢動軸線Aとの間の距離を固定板部材16
側に投影させた投影距離aは傾斜板部材24の傾斜位置
に関係なく常に一定の値となるので、傾斜板部材24の
傾斜角度αと可動スピンドル46の移動距離bとの間に
は常に一次関数関係即ち比例関係が成立し得る。
【0028】図7には本発明による測量機用傾斜台装置
10の更に別の原理的な配置構成が示され、そこでも図
1及び図2で示したものと同様な構成要素については同
じ参照符号が用いられている。図7では、傾斜板部材2
4はその限定位置において実線で示され、その傾斜位置
において二点鎖線で示される。また、図7では、図3及
び図4の場合と同様に、マイクロメータ手段40の可動
スピンドル46を引き下げることにより、傾斜板部材2
4が傾斜させられる。なお、図3及び図4の場合と同様
に、図7の配置構成でも、マイクロメータ手段40は固
定板部材16側に保持されているが、その配置構成自体
は図1及び図2に示したものと原理的には等価であり、
また可動スピンドル46の球面先端部48に対する当接
面即ち第1の平面X1が傾斜板部材24の内側に形成さ
れた傾斜面として形成されているが、この点も図1及び
図2に示した場合と原理的には等価である。
【0029】図7においても、傾斜板部材24の内側に
形成された傾斜当接面即ち第1の平面X1はピボット軸
28によって規定される水平枢動軸線Aと球面先端部4
8の球面中心Bとを含む第2の平面X2に対して平行関
係にある。また、傾斜板部材24が固定板部材16に対
して原点位置(実線)にあるとき、可動スピンドル46
の長手方向軸線Yは第1の平面X1と第2の平面X2と
に対して直角となっている。
【0030】従って、図7の配置構成にあっても、傾斜
板部材24がマイクロメータ手段40の可動スピンドル
46の移動によりその原点位置から回動させられて傾斜
させられたとき、傾斜板部材24の傾斜位置即ち傾斜角
度αについては、可動スピンドル46の球面先端部48
の球面中心Bとピボット軸28の水平枢動軸線Aとの間
の距離を第1及び第2の平面X1及びX2に対して平行
な平面に投影させた投影距離aに対する可動スピンドル
46の移動距離bの比率(百分率)として定義される。
図3及び図4の場合と同様に、可動スピンドル46の球
面先端部48の球面中心Bとピボット軸28の水平枢動
軸線Aとの間の距離を第1及び第2の平面X1及びX2
に対して平行な平面に投影させた投影距離aは傾斜板部
材24の傾斜位置に関係なく常に一定の値となるので、
傾斜板部材24の傾斜角度αと可動スピンドル46の移
動距離bとの間には常に一次関数関係即ち比例関係が成
立し得る。
【0031】図8及び図9には従来の測量機用傾斜台装
置の原理的な配置構成例が示され、そこでも図1及び図
2に示した構成要素に対応する構成要素については同じ
参照符号が使用されている。図3及び図4、図5及び図
6並びに図7のそれぞれに示した場合と同様に、図8及
び図9の従来の配置構成例でも、マイクロメータ手段4
0は固定板部材16側に保持されるが、しかしその可動
スピンドル46の先端は平坦面とされる。可動スピンド
ル46の平面先端は傾斜板部材24に設けられた球面突
起54に当接させられる。
【0032】図8では、傾斜板部材24は固定板部材1
6に対して原点位置にあり、このとき双方の部材16及
び24は互いに平行であり、しかもピボット軸28の水
平枢動軸線Aと可動スピンドル46の平面先端に対する
球面突起部54の接点とを含む平面Xは固定板部材16
及び傾斜板部材24に対して平行にされる。更に、球面
突起部54の球面中心B’はそれと当接状態にある可動
スピンドル46の長手方向軸の延長線上に位置してい
る。
【0033】図9では、傾斜板部材24はマイクロメー
タ手段40の可動スピンドル46の移動により図8の原
点位置から傾斜させられた状態で示され、このときの傾
斜板部材24の傾斜位置即ち傾斜角度αについては、球
面突起部54の球面中心B’とピボット軸28の水平枢
動軸線Aとの間の距離を固定板部材16側に投影させた
投影距離a’に対する可動スピンドル46の移動距離b
の比率(百分率)として定義される。図9から明らかな
ように、この投影距離a’は傾斜板部材24が原点位置
にあるときの対応した投影距離aよりも幾分短くなる。
というのは、マイクロメータ手段40の可動スピンドル
46が移動するにつれて、可動スピンドル46の平面先
端に対する球面突起部54の接点が変位するからであ
る。したがって、従来の測量機用傾斜台装置にあって
は、傾斜板部材24の傾斜角度αと可動スピンドル46
の移動距離bとの間には一次関数関係即ち比例関係が成
立し得ない。
【0034】
【発明の効果】以上の記載から明らかなように、本発明
による測量機用傾斜台装置では、傾斜板部材の傾斜角度
とマイクロメータ手段の可動スピンドルの移動量との間
に一次加数関係即ち比例関係が成立するので、傾斜板部
材の傾斜位置即ち傾斜角度についての設定操作が単純化
され得る。例えば、マイクロメータ手段の可動スピンド
ルの移動量を4ミリとして傾斜板部材の角度設定を行っ
た後にその設定角度を半分にしたい場合には、該可動ス
ピンドルを2ミリだけ戻せばよいことになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による測量機用傾斜台装置の立面図であ
る。
【図2】図1の測量機用傾斜台装置の平面図である。
【図3】本発明による測量機用傾斜台装置の作動原理を
説明するための原理的な配置構成を示す模式図である。
【図4】図3と同様な模式図であって、傾斜板部材を傾
斜位置で示す図である。
【図5】本発明による測量機用傾斜台装置の作動原理を
説明するための別の原理的な配置構成を示す模式図であ
る。
【図6】図5と同様な模式図であって、傾斜板部材を傾
斜位置で示す図である。
【図7】本発明による測量機用傾斜台装置の作動原理を
説明するための更に別の原理的な配置構成を示す模式図
である。
【図8】従来の測量機用傾斜台装置の作動原理を説明す
るための原理的な配置構成例を示す模式図である。
【図9】図8と同様な模式図であって、傾斜板部材を傾
斜位置で示す図である。
【符号の説明】
10 測量機用傾斜台装置 12 基台 14 傾斜台本体 16 固定板部材 20 軸ねじ 22 水準調整ナット 24 傾斜板部材 26 アーム要素 28 ピボット軸 36 止めねじ要素 40 マイクロメータ手段 42 本体部 44 手動操作部 46 可動スピンドル 48 球面先端部 50 パッド要素 52 引張コイルばね

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測量機とその三脚台との間に介在させら
    れて該測量機の傾斜位置を調節自在に設定する測量機用
    傾斜台装置であって、 三脚台側に装着される固定板部材と、 前記固定板部材に対して水平枢動軸線の回りで枢動し得
    るように枢着されかつ測量機を搭載支持するようになっ
    た傾斜板部材と、 前記固定板部材及び前記傾斜板部材の双方の部材のいず
    れか一方に保持されたマイクロメータ手段とを具備し、
    このマイクロメータ手段の可動スピンドルの先端部を該
    双方の部材の他方側に当接させて前記傾斜板部材を前記
    固定板部材に対して所定の角度位置に設定し得るように
    なった測量機用傾斜台装置において、 前記マイクロメータ手段の可動スピンドルの先端部が球
    面として形成され、その球面先端部が前記双方の部材の
    他方側に当接させる際の当接面が平面として形成され、
    この平面が前記固定板部材に対する前記傾斜板部材の水
    平枢動軸線と前記可動スピンドルの球面先端部の球面中
    心とを含む平面に対して平行関係とされることを特徴と
    する測量機用傾斜台装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の測量機用傾斜台装置に
    おいて、前記マイクロメータ手段がその可動スピンドル
    をそこから引き出すように移動させて前記傾斜板部材を
    所定の傾斜位置に設定するように構成されることを特徴
    とする測量機用傾斜台装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の測量機用傾斜台装置に
    おいて、前記マイクロメータ手段がその可動スピンドル
    をそこから引き込むように移動させて前記傾斜板部材を
    所定の傾斜位置に設定するように構成されることを特徴
    とする測量機用傾斜台装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3までのいずれか1項に記
    載の測量機用傾斜台装置において、前記傾斜板部材と前
    記固定板部材との間に該傾斜板部材を該固定板部材側に
    向かって常に弾性的に偏倚させるようになった弾性偏倚
    手段が設けられることを特徴とする測量機用傾斜台装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007064418A (ja) * 2005-09-01 2007-03-15 Moritex Corp カメラスタンド
JP2012032159A (ja) * 2010-07-28 2012-02-16 Sumitomo Metal Ind Ltd 斜杭の斜角測定装置、斜角測定方法及び杭の貫入方法
KR101198779B1 (ko) * 2010-10-29 2012-11-09 정준오 정밀가공물 표면 측정장치

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