JPH10265604A - スチレン系樹脂押出発泡体の製造方法および製造された発泡体 - Google Patents

スチレン系樹脂押出発泡体の製造方法および製造された発泡体

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JPH10265604A
JPH10265604A JP9069674A JP6967497A JPH10265604A JP H10265604 A JPH10265604 A JP H10265604A JP 9069674 A JP9069674 A JP 9069674A JP 6967497 A JP6967497 A JP 6967497A JP H10265604 A JPH10265604 A JP H10265604A
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JP
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weight
foam
extruded
producing
blowing agent
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JP9069674A
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Hiroshi Kobayashi
博 小林
Atsushi Fukuzawa
淳 福澤
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 環境適合性や生産性に優れ、かつ発泡体物性
に優れたスチレン系樹脂押出発泡体の製造方法および製
造された発泡体を提供すること。 【解決手段】 スチレン系樹脂を加熱溶融させ、高圧条
件下で、発泡剤を該スチレン系樹脂に注入し、流動ゲル
となし、押出発泡に適する温度に冷却し、該流動ゲルを
ダイを通して低圧の領域に押出発泡するスチレン系樹脂
押出発泡体の製造方法において、発泡剤が、発泡剤全量
に対して、主として塩化エチルを60重量%を超えかつ
95重量%以下、炭化水素を40重量%未満かつ5重量
%以上含むことを特徴とするスチレン系樹脂押出発泡体
の製造方法および該製造方法により製造された発泡体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スチレン系樹脂押
出発泡体の製造方法および製造された発泡体に関する。
さらに詳しくは、環境適合性や生産性に優れ、かつ発泡
体物性に優れたスチレン系樹脂押出発泡体の製造方法お
よび製造された発泡体に関する。
【0002】
【従来の技術】スチレン系樹脂の発泡体をうる方法とし
て、スチレン系樹脂を押出機などにて可塑化し、これに
揮発性有機発泡剤を注入混合し、さらにこの混合物を良
好な発泡体をうるのに適する温度まで冷却させ、これを
低圧域に押し出すことによりスチレン系樹脂発泡体を連
続的に製造する方法が、たとえば特公昭31−5393
号公報や、特公昭42−19195号公報において開示
されている。
【0003】この公知技術において、発泡剤として、毒
性が少なく不燃性で化学的に安定な塩素原子含有ハロゲ
ン化炭素(以下、CFCと略す)が使用されてきたが、
オゾン層を破壊する惧れが指摘され、その改善を目的と
して、塩素原子を部分的に水素化した塩素原子含有ハロ
ゲン化炭化水素(以下、HCFCと略す)を用いる方法
が採用されている。たとえば特公昭41−672号公報
や、特公昭57−7175号公報において開示されてい
る。しかしながら、さらなる地球環境保護の観点からよ
り好適な発泡剤の検討がなされている。
【0004】このような観点から、塩素原子およびフッ
素原子を分子中に含有しない二酸化炭素や炭化水素を発
泡剤として使用することが提案されてきた。たとえば二
酸化炭素を発泡剤として使用することが特開昭51−7
068号公報や特開平3−81346号公報に、また炭
化水素を発泡剤として使用することが特開昭58−74
729号公報や特開平7−165969号公報に開示さ
れている。
【0005】しかし、二酸化炭素などの無機ガスを発泡
剤として使用してスチレン系樹脂発泡体を製造するに当
たっては、該無機ガスをスチレン系樹脂に均一に分散さ
せることが困難であり、良好な発泡体がえられない場合
が多い。その改善策としては他の発泡剤と混合使用する
ことが考えられるが、良好な発泡体をえようとすれば、
発泡剤中の無機ガスの組成比率がきわめて低くなる傾向
があり、発泡剤として無機ガスを使用することの特徴を
充分に生かしきれないことになる。
【0006】また、炭化水素を発泡剤として使用してス
チレン系樹脂発泡体を製造するに当たっては、炭化水素
はそれ自身はコスト面で安価であるが、可燃性を有する
ために発泡体中に多くの炭化水素が残留すると、発泡体
自身の耐熱性が低下し、そのため残留量が適度に低減す
るまで発泡体を長期間保管しなければならず、結果的に
生産性の低下を招くので、その解決が望まれている。
【0007】これに対して、発泡剤としてスチレン系樹
脂発泡体の製造に寄与し、さらにそれ自身がスチレン系
樹脂に対して透過性が極めて大きいため該発泡体中に残
存しがたい塩化メチルを用いることが、特開昭47−9
593号公報、特開昭52−17574号公報や特開昭
52−94366号公報に開示されている。これら公知
方法によれば、さらに塩化メチルは、スチレン系樹脂の
可塑化性能が高く、押出圧力を低下させて製造すること
が可能であるとされている。しかしながら、1992年
度の日本産業衛生学会の勧告では、環境、とくに労働環
境での塩化メチルの許容濃度が定められ、その取扱には
注意と対策が望まれており、可能であるならば代替して
いくことが好ましい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、一般に断熱材などとして好適に使用しうる
スチレン系樹脂押出発泡体を製造するに際して、環境適
合性や生産性に優れ、かつ発泡体物性に優れたスチレン
系樹脂押出発泡体の製造方法および製造された発泡体を
提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記課題の
解決のため鋭意研究の結果、スチレン系樹脂を加熱溶融
させ、高圧条件下で、発泡剤を該スチレン系樹脂に注入
し、流動ゲルとなし、押出発泡に適する温度に冷却し、
該流動ゲルをダイを通して低圧の領域に押出発泡するス
チレン系樹脂押出発泡体の製造方法において、塩化エチ
ルと炭化水素を特定量含む発泡剤を用いることで、環境
適合性や生産性に優れ、かつ発泡体物性に優れたスチレ
ン系樹脂押出発泡体をうることができることを見出し、
本発明を完成するに至った。
【0010】すなわち本発明は、(1)スチレン系樹脂
を加熱溶融させ、高圧条件下で、発泡剤を該スチレン系
樹脂に注入し、流動ゲルとなし、押出発泡に適する温度
に冷却し、該流動ゲルをダイを通して低圧の領域に押出
発泡するスチレン系樹脂押出発泡体の製造方法におい
て、発泡剤が、発泡剤全量に対して、主として塩化エチ
ルを60重量%を超えかつ95重量%以下、炭化水素を
40重量%未満かつ5重量%以上含むことを特徴とする
スチレン系樹脂押出発泡体の製造方法に関する。
【0011】さらに本発明は、(2)発泡剤が、発泡剤
全量に対して、主として塩化エチル60重量%を超えか
つ85重量%以下、炭化水素を40重量%未満かつ15
重量%以上を含むことを特徴とする前記(1)項記載の
スチレン系樹脂押出発泡体の製造方法に関する。
【0012】さらに本発明は、(3)発泡剤が、発泡剤
全量に対して、主として塩化エチルを60重量%を超え
75重量%以下、炭化水素を40重量%未満かつ25重
量%以上含むことを特徴とする前記(2)項記載のスチ
レン系樹脂押出発泡体の製造方法に関する。
【0013】さらに本発明は、(4)炭化水素が炭素数
3乃至6の脂肪族炭化水素であることを特徴とする前記
(1)、(2)または(3)項記載のスチレン系樹脂押
出発泡体の製造方法に関する。
【0014】さらに本発明は、(5)炭化水素が炭素数
3乃至4の脂肪族炭化水素であることを特徴とする前記
(4)項記載のスチレン系樹脂押出発泡体の製造方法に
関する。
【0015】さらに本発明は、(6)前記(1)乃至
(5)項のいずれかに記載の方法により製造されたスチ
レン系樹脂押出発泡体に関する。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明で用いられるスチレン系樹
脂としては、スチレン、メチルスチレン、エチルスチレ
ン、イソプロピルスチレン、ジメチルスチレン、ブロモ
スチレン、クロロスチレン、ビニルトルエン、ビニルキ
シレンなどのスチレン系単量体の単独重合体または2種
以上の組合わせからなる共重合体や、これらスチレン系
単量体の1種または2種以上とジビニルベンゼン、ブタ
ジエン、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸メチ
ル、メタクリル酸メチル、アクリロニトリル、無水マレ
イン酸、無水イタコン酸などの単量体の1種または2種
以上とを共重合させた共重合体などがあげられる。アク
リル酸、メタクリル酸、アクリル酸メチル、メタクリル
酸メチル、無水マレイン酸、無水イタコン酸などは、製
造されたスチレン系樹脂押出発泡体の圧縮強度などの物
性を低下させない程度で用いることができる。また、こ
れらは共重合させるのではなく、前記スチレン系単量体
の単独重合体または共重合体と前記他の単量体の単独重
合体または共重合体とのブレンド物であってもよく、ジ
エン系ゴム強化ポリスチレンやアクリル系ゴム強化ポリ
スチレンをブレンドすることもできる。
【0017】本発明においては、これらのスチレン系樹
脂のなかで、ポリスチレン樹脂が特に好適に使用するこ
とができる。
【0018】本発明では、発泡剤として、主として塩化
エチルと炭化水素が組合せて用いられる。
【0019】塩化エチルは、従来使用されてきた塩化メ
チルに比して、日本産業衛生学会の勧告において、許容
濃度がはるかに高く、環境、とくに製造上の労働環境衛
生上負荷が少なく、さらに塩化メチルに比して、スチレ
ン系樹脂に対する透過性が大きく、発泡体の保管養生期
間を短くできるので、生産性の面から好ましいものであ
る。
【0020】本発明の発泡剤は、発泡剤全量に対して、
主として塩化エチルを60重量%を超えかつ95重量%
以下、炭化水素を40重量%未満かつ5重量%以上含
む。発泡剤全量のうち、塩化エチルが95重量%を超え
ると発泡体気泡の内圧が保持できず、スチレン系樹脂押
出発泡体の外観特性が悪くなる傾向を有する。また60
重量%以下では、押出温度を充分な温度まで下げること
ができない。一方、炭化水素が40重量%以上では、高
発泡倍率のスチレン系樹脂押出発泡体の難燃性が悪くな
る傾向を有する。また5重量%未満では、発泡体の寸法
安定性が損なわれる。好適なスチレン系樹脂押出発泡体
をうるためには、好ましくは、主として塩化エチルを6
0重量%を超えかつ85重量%以下、炭化水素を40重
量%未満かつ15重量%以上含む発泡剤が用いられる。
さらに好ましくは、主として塩化エチルを60重量%を
超えかつ75重量%以下、炭化水素を40重量%未満か
つ25重量%以上含む発泡剤が用いられる。
【0021】本発明で使用する炭化水素としては、メタ
ン、エタン、プロパン、n−ブタン、i−ブタン、n−
ペンタン、i−ペンタン、2,2−ジメチルプロパン、
ヘキサン、シクロヘキサンなどの脂肪族炭化水素を用い
ることができる。好ましくはプロパン、n−ブタン、i
−ブタン、n−ペンタン、i−ペンタン、2,2−ジメ
チルプロパン、ヘキサンなどの炭素数が3乃至6の脂肪
族炭化水素である。さらに好ましくは、プロパン、n−
ブタン、i−ブタンなどの炭素数が3乃至4の脂肪族炭
化水素である。これら炭化水素は単独または2種以上を
混合して使用できる。
【0022】本発明における発泡剤のスチレン系樹脂に
対する配合量は、発泡倍率の設定値などに応じて適宜変
わるものであるが、通常塩化エチルと炭化水素の合計量
がスチレン系樹脂100重量部に対して5〜20重量部
程度であり、好ましくは7〜17重量部程度、さらに好
ましくは9〜15重量部程度である。発泡剤の量が前記
範囲未満では発泡倍率が低く樹脂発泡体としての軽量、
断熱等の特性が発揮されにくく、一方前記範囲を超える
と過剰な発泡剤量のため発泡体中にボイドなどの不良を
生じることがある。
【0023】本発明においては、さらに本発明の効果を
阻害しない範囲で、必要に応じて、その他の発泡剤を、
たとえば、スチレン系樹脂100重量部に対して10重
量部以下で添加することができる。このような発泡剤と
しては、たとえば、1,1−ジフルオロエタン、1,2
−ジフルオロエタン、1,1,1−トリフルオロエタ
ン、1,1,2−トリフルオロエタン、1,1,1,2
−テトラフルオロエタン、1,1,2,2−テトラフル
オロエタン、1,1,1,2,2−ペンタフルオロエタ
ン、ジフルオロメタン、トリフルオロメタンなどのフッ
素化炭化水素、二酸化炭素、窒素、水、アルゴン、ヘリ
ウムなどの無機ガス、ジメチルエーテル、ジエチルエー
テル、イソプロピルエーテル、n−ブチルエーテル、ジ
イソアミルエーテル、フラン、フルフラール、2−メチ
ルフラン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピランな
どのエーテル類、炭酸ジメチルエステル、炭酸ジエチル
エステル、炭酸ジプロピルエステルなどの炭酸エステル
類、蟻酸メチルエステル、蟻酸エチルエステル、蟻酸プ
ロピルエステル、蟻酸ブチルエステル、蟻酸アミルエス
テル、プロピオン酸メチルエステル、プロピオン酸エチ
ルエステルなどのカルボン酸エステル類、メタノール、
エタノール、プロピルアルコール、i−プロピルアルコ
ール、ブチルアルコール、i−ブチルアルコール、t−
ブチルアルコールなどのアルコール類、ジメチルケト
ン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン、メチルn−
プロピルケトン、メチルn−ブチルケトン、メチルi−
ブチルケトン、メチルn−アミルケトン、メチルn−ヘ
キシルケトン、エチルn−プロピルケトン、エチルn−
ブチルケトンなどのケトン類などを用いることができ
る。これらは単独または2種以上混合して使用すること
も可能である。
【0024】本発明のスチレン系樹脂押出発泡体は、ス
チレン系樹脂を加熱溶融させ、高圧条件下で、発泡剤を
該スチレン系樹脂に注入し、流動ゲルとなし、押出発泡
に適する温度に冷却し、該流動ゲルをダイを通して低圧
の領域に押出発泡して、スチレン系樹脂押出発泡体を形
成することにより製造される。
【0025】スチレン系樹脂を加熱溶融する際の加熱温
度、溶融時間および溶融手段についてはとくに制限する
ものではない。加熱温度は、スチレン系樹脂が溶融する
温度以上、通常150乃至250℃程度であればよい。
溶融時間は、単位時間当たりの押出量、溶融手段などに
よって異なるので一概には決定することができないが、
均一に分散混合するのに要する時間が選ばれる。また、
溶融手段としては、たとえばスクリュー型の押出機など
の通常の押出発泡の際に用いられるものであればとくに
制限するものではない。
【0026】発泡剤を注入する際の圧力は、とくに制限
するものではなく、押出機内に注入するために押出機の
内圧力よりも高い圧力であればよい。
【0027】また、本発明においては、シリカ、タル
ク、ケイ酸カルシウム、ワラストナイト、カオリン、ク
レイ、マイカ、酸化亜鉛、酸化チタン、ステアリン酸カ
ルシウムやステアリン酸バリウムなどの脂肪酸金属塩、
ヘキサブロモシクロドデカンなどの難燃剤、高分子型ヒ
ンダードフェノール系化合物などの抗酸化剤などの添加
剤を配合することができる。これらは必要に応じて適宜
配合量を調整して配合することができる。
【0028】
【実施例】つぎに本発明のスチレン系樹脂押出発泡体の
製造方法を実施例に基づいてさらに詳細に説明するが、
本発明はかかる実施例のみに制限されるものではない。
なお、とくに断らない限り、「部」は重量部、「%」は
重量%を表す。
【0029】実施例1〜4 ポリスチレン樹脂(新日鉄化学(株)製、商品名:エス
チレンG−17、メルトインデックス(MI):3.
1)100部に対して、造核剤としてタルク0.1部お
よび難燃剤としてヘキサブロモシクロドデカン3.0部
を加え、押出機中で200℃に加熱して混練しながら、
これに表1に示す組成からなる発泡剤を表1に示す注入
量で注入した後、これを冷却兼混合機に送給して110
℃に冷却し、目開きの間隔が1.8mmのスリットと流
路面がフッ素樹脂でコーティングされた成形金型を介し
て押出発泡し、板状のスチレン系樹脂発泡体をえた。
【0030】えられた発泡体の特性として、発泡倍率、
発泡体独立気泡率、平均気泡寸法、断熱性、燃焼性、外
観および生産性を下記の方法に従って調べた。その結果
を表2に示す。
【0031】イ)発泡倍率:ポリスチレン樹脂の密度を
1.05(g/cm3)として、つぎの式: 発泡倍率(倍)=1.05/発泡体の密度(g/c
3) にもとづいて求めた。なお、発泡体の密度は、その発泡
体の重量と水没法により求めた体積とから算出した。
【0032】ロ)発泡体独立気泡率:マルチピクノメー
ター(商品名、湯浅アイオニクス(株)製)を用い、A
STM D−2856に準じて測定した。
【0033】ハ)平均気泡寸法:押出発泡体の縦断面を
走査型電子顕微鏡((株)日立製作所製、S−450)
にて30倍に拡大して発泡体の縦断面を写真撮影し、撮
影した写真を乾式複写機で複写し、えられた複写物にお
いて、気泡部分を黒インキで塗りつぶして1次処理を行
ない、1次処理した画像を画像処理装置((株)ピアス
製、PIAS−II)により処理し、平均気泡寸法を求め
た。
【0034】ニ)断熱性:JIS A 9511に準じ
て測定した。 ○:熱伝導率が0.034Kcal/mhr℃以下 ×:熱伝導率が0.034Kcal/mhr℃を超える
【0035】ホ)燃焼性: ○:消炎時間が3秒以下 ×:消炎時間が3秒を超える
【0036】ヘ)発泡体外観の評価基準 ○:断面に未発泡樹脂塊およびボイドがなく、かつ表面
にシワおよび突起がない外観がきわめて良好な発泡体で
ある。 △:断面に未発泡樹脂塊およびボイドが少し存在する
か、表面にシワまたは突起が存在する、外観が良好な発
泡体である。 ×:断面に未発泡樹脂塊およびボイドが存在し、かつ表
面にシワおよび突起が存在する外観が不良な発泡体であ
る。
【0037】ト)生産性評価 生産性については、下記方法で求められる発泡剤ガスの
初期透過速度を指標とした。初期透過速度の測定は、先
ず、ポリスチレン樹脂(新日鉄化学(株)製、商品名:
エスチレンG−17、メルトインデックス(MI):
3.1)のフィルム(厚さ:50μm)を、ガス透過量
測定装置((株)LISSY製、GPM−200)に固
定し、上記フィルムを透過したガスを、ガスクロマトグ
ラフ((株)日立製作所製、663−30)を用いて、
同圧(1気圧)法にて透過量を測定した。ついでFIC
Kの第1、第2法則およびヘンリーの法則を用いて発泡
剤ガスの初期透過速度を求めた。評価は以下のように行
なったが、倍率が高いほど、発泡体の保管養生期間を短
くでき、ひいては生産性が向上することを示している。 ○:空気の透過速度に対する発泡剤ガスの透過速度が2
0倍以上 △:空気の透過速度に対する発泡剤ガスの透過速度が8
倍以上、20倍未満 ×:空気の透過速度に対する発泡剤ガスの透過速度が8
倍未満
【0038】比較例1〜3 発泡剤の組成比率をかえた以外は、実施例1と同様にし
てスチレン系樹脂押出発泡体をえた。
【0039】えられた発泡体の物性および生産性を表2
に示す。
【0040】比較例4 発泡剤として塩化メチルとプロパンを使用した以外は、
実施例1と同様にしてスチレン系樹脂押出発泡体をえ
た。
【0041】えられた発泡体の物性および生産性を表2
に示す。
【0042】
【表1】
【0043】
【表2】
【0044】表2に示される結果から、実施例1〜4で
えられた発泡体はいずれも適度な発泡体密度を有し、発
泡体物性に優れ、かつ生産性に優れたものであることが
わかる。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、環境適合性や生産性に
優れ、しかも適度な発泡体密度を有し、かつ断熱性、燃
焼性などの発泡体物性に優れたスチレン系樹脂押出発泡
体がえられる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スチレン系樹脂を加熱溶融させ、高圧条
    件下で、発泡剤を該スチレン系樹脂に注入し、流動ゲル
    となし、押出発泡に適する温度に冷却し、該流動ゲルを
    ダイを通して低圧の領域に押出発泡するスチレン系樹脂
    押出発泡体の製造方法において、発泡剤が、発泡剤全量
    に対して、主として塩化エチルを60重量%を超えかつ
    95重量%以下、炭化水素を40重量%未満かつ5重量
    %以上含むことを特徴とするスチレン系樹脂押出発泡体
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 発泡剤が、発泡剤全量に対して、主とし
    て塩化エチルを60重量%を超えかつ85重量%以下、
    炭化水素を40重量%未満かつ15重量%以上含むこと
    を特徴とする請求項1記載のスチレン系樹脂押出発泡体
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 発泡剤が、発泡剤全量に対して、主とし
    て塩化エチルを60重量%を超えかつ75重量%以下、
    炭化水素を40重量%未満かつ25重量%以上含むこと
    を特徴とする請求項2記載のスチレン系樹脂押出発泡体
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 炭化水素が炭素数3乃至6の脂肪族炭化
    水素であることを特徴とする請求項1、2または3記載
    のスチレン系樹脂押出発泡体の製造方法。
  5. 【請求項5】 炭化水素が炭素数3乃至4の脂肪族炭化
    水素であることを特徴とする請求項4記載のスチレン系
    樹脂押出発泡体の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載の方法
    により製造されたスチレン系樹脂押出発泡体。
JP9069674A 1997-03-24 1997-03-24 スチレン系樹脂押出発泡体の製造方法および製造された発泡体 Pending JPH10265604A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002194129A (ja) * 2000-12-22 2002-07-10 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd スチレン系樹脂押出発泡体およびその製造方法
JP2005186615A (ja) * 2003-12-05 2005-07-14 Sumitomo Chemical Co Ltd 発泡シートの製造装置、およびそれを用いたプロピレン系樹脂製発泡シートの製造方法

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