JPH10265642A - ブロー成形用abs系樹脂組成物およびそれを用いたブロー成形品 - Google Patents
ブロー成形用abs系樹脂組成物およびそれを用いたブロー成形品Info
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- JPH10265642A JPH10265642A JP7222697A JP7222697A JPH10265642A JP H10265642 A JPH10265642 A JP H10265642A JP 7222697 A JP7222697 A JP 7222697A JP 7222697 A JP7222697 A JP 7222697A JP H10265642 A JPH10265642 A JP H10265642A
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- Japan
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- weight
- blow
- copolymer
- resin composition
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- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 自動車が人などに接触したばあいに安全性に
すぐれ、かつ、塗装性、メッキ性が容易で表面外観のす
ぐれたブロー成形品をうる。 【解決手段】 ゴム状弾性体に、芳香族ビニル、シアン
化ビニル、(メタ)アクリル酸エステルおよびマレイミ
ドよりなる群から選ばれた少なくとも1種がグラフト重
合されたグラフト共重合体と、芳香族ビニル、シアン化
ビンル、(メタ)アクリル酸エステルおよびマレイミド
よりなる群から選ばれた少なくとも1種からなる共重合
体とからなり、ゴム含有率が25〜55重量%、メチル
エチルケトン可溶分の溶液粘度が還元粘度で0.4〜
0.8dl/gのブロー成形用ABS系樹脂組成物であ
って、それからの成形品の曲げ強度が200〜500k
g/cm2、落錘強度が4kg・m以上、ロックウェル
硬度が45〜105、熱変形温度が80℃以上であるブ
ロー成形用ABS系樹脂組成物を用いる。
すぐれ、かつ、塗装性、メッキ性が容易で表面外観のす
ぐれたブロー成形品をうる。 【解決手段】 ゴム状弾性体に、芳香族ビニル、シアン
化ビニル、(メタ)アクリル酸エステルおよびマレイミ
ドよりなる群から選ばれた少なくとも1種がグラフト重
合されたグラフト共重合体と、芳香族ビニル、シアン化
ビンル、(メタ)アクリル酸エステルおよびマレイミド
よりなる群から選ばれた少なくとも1種からなる共重合
体とからなり、ゴム含有率が25〜55重量%、メチル
エチルケトン可溶分の溶液粘度が還元粘度で0.4〜
0.8dl/gのブロー成形用ABS系樹脂組成物であ
って、それからの成形品の曲げ強度が200〜500k
g/cm2、落錘強度が4kg・m以上、ロックウェル
硬度が45〜105、熱変形温度が80℃以上であるブ
ロー成形用ABS系樹脂組成物を用いる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はブロー成形用ABS
系樹脂組成物に関する。
系樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
より、ブロー成形は、ボトルなどの成形品を製造する方
法として、ポリエチレン、ポリ塩化ビニルおよびポリエ
チレンテレフタレートなどの熱可塑性樹脂の成形に用い
られている。また、最近では、熱的性質および機械的性
質にすぐれたいわゆるエンジニアリングプラスチックス
が、エアダクトや照明用器具の電気・電子部品などの製
造や、エアスポイラーやコンソールなどの自動車部品な
どの製造に用いられている。たとえばスチレン系、とく
にABS系樹脂がエアスポイラーなどに用いられてい
る。
より、ブロー成形は、ボトルなどの成形品を製造する方
法として、ポリエチレン、ポリ塩化ビニルおよびポリエ
チレンテレフタレートなどの熱可塑性樹脂の成形に用い
られている。また、最近では、熱的性質および機械的性
質にすぐれたいわゆるエンジニアリングプラスチックス
が、エアダクトや照明用器具の電気・電子部品などの製
造や、エアスポイラーやコンソールなどの自動車部品な
どの製造に用いられている。たとえばスチレン系、とく
にABS系樹脂がエアスポイラーなどに用いられてい
る。
【0003】一方、グリルガード、フェンダー、バンパ
ーなどの自動車外装部品は、金属や硬質樹脂(たとえば
熱硬化性樹脂)から製造されてきているが、走行中に人
などに接触したばあいの安全性の点、エアバックの誤作
動防止の点などから、自動車の前面および側面のとくに
垂直に使用される外装部品としては、柔かくて、破壊し
ないことが望まれている。また、表面外観性付与のため
に、成形品自身が焼け、ヘコなどがなく、均一であるこ
と、サンディングしやすいこと、塗装性、メッキ性など
の加飾性がよいことが望まれている。
ーなどの自動車外装部品は、金属や硬質樹脂(たとえば
熱硬化性樹脂)から製造されてきているが、走行中に人
などに接触したばあいの安全性の点、エアバックの誤作
動防止の点などから、自動車の前面および側面のとくに
垂直に使用される外装部品としては、柔かくて、破壊し
ないことが望まれている。また、表面外観性付与のため
に、成形品自身が焼け、ヘコなどがなく、均一であるこ
と、サンディングしやすいこと、塗装性、メッキ性など
の加飾性がよいことが望まれている。
【0004】これらの問題を解決するためにポリプロピ
レン系樹脂の使用が試みられているが、ポリプロピレン
系樹脂は塗装性、メッキ性などの加飾性に難がある。ま
た、ポリプロピレン系樹脂を使用すると、塗装前の仕上
げのためのサンディング時に毛羽立ちが著しく、サンデ
ィングに長時間を要し、コストアップの要因にもなって
いる。
レン系樹脂の使用が試みられているが、ポリプロピレン
系樹脂は塗装性、メッキ性などの加飾性に難がある。ま
た、ポリプロピレン系樹脂を使用すると、塗装前の仕上
げのためのサンディング時に毛羽立ちが著しく、サンデ
ィングに長時間を要し、コストアップの要因にもなって
いる。
【0005】前記ポリプロピレン系樹脂の問題を改善す
るために極性単量体の共重合、無機質フィラーの添加な
どが検討されているが、この方法でも、耐衝撃性が低下
するという問題を有している。
るために極性単量体の共重合、無機質フィラーの添加な
どが検討されているが、この方法でも、耐衝撃性が低下
するという問題を有している。
【0006】また、スチレン系樹脂、とくにABS系樹
脂が、エアスポイラーなどにブロー成形して使用されて
いるが、このばあい、これらの部品は水平に取り付けて
使用されるために堅くて、強度、弾性率が高いことが求
められており、自動車側面の外装部品に適用するには限
界がある。
脂が、エアスポイラーなどにブロー成形して使用されて
いるが、このばあい、これらの部品は水平に取り付けて
使用されるために堅くて、強度、弾性率が高いことが求
められており、自動車側面の外装部品に適用するには限
界がある。
【0007】すなわち、ABS系樹脂のゴム含有率は剛
性の点から15〜20重量%であり、ブロー成形時のド
ローダウン性を調整するために、ABS系樹脂のメチル
エチルケトンなどの溶剤可溶分の溶液粘度を、たとえば
還元粘度で0.8以上にすることが実施されているが、
この方法では好適なものはえられない。
性の点から15〜20重量%であり、ブロー成形時のド
ローダウン性を調整するために、ABS系樹脂のメチル
エチルケトンなどの溶剤可溶分の溶液粘度を、たとえば
還元粘度で0.8以上にすることが実施されているが、
この方法では好適なものはえられない。
【0008】本発明は、自動車が人などに接触したばあ
いに安全性にすぐれ、かつ、塗装性、メッキ性が良好
で、表面外観のすぐれたブロー成形品をうるためになさ
れたものである。
いに安全性にすぐれ、かつ、塗装性、メッキ性が良好
で、表面外観のすぐれたブロー成形品をうるためになさ
れたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記課題を
解決すべく鋭意検討を重ねた結果、特定の樹脂組成物
が、剛性が低く、耐衝撃性が高く、耐熱性が高く、ブロ
ー成形性が良好で、表面仕上のためのサンディング、塗
装性、メッキ性が良好であることを見出し、本発明を完
成するに至った。
解決すべく鋭意検討を重ねた結果、特定の樹脂組成物
が、剛性が低く、耐衝撃性が高く、耐熱性が高く、ブロ
ー成形性が良好で、表面仕上のためのサンディング、塗
装性、メッキ性が良好であることを見出し、本発明を完
成するに至った。
【0010】すなわち、本発明はゴム状弾性体に、芳香
族ビニル、シアン化ビニル、(メタ)アクリル酸エステ
ルおよびマレイミドよりなる群から選ばれた少なくとも
1種がグラフト重合されたグラフト共重合体と、芳香族
ビニル、シアン化ビンル、(メタ)アクリル酸エステル
およびマレイミドよりなる群から選ばれた少なくとも1
種からなる共重合体とからなるブロー成形用ABS系樹
脂組成物において、ゴム含有率が25〜55重量%、メ
チルエチルケトン可溶分の溶液粘度が還元粘度で0.4
〜0.8dl/gであり、曲げ強度が200〜500k
g/cm2、落錘強度が4kg・m以上、ロックウェル
硬度が45〜105、熱変形温度が80℃以上であるブ
ロー成形用ABS系樹脂組成物(請求項1)、240℃
での高化式フロー値が2×10-2〜15×10-2cc/
秒であり、240℃でのメルトフロー値(g/10分)
/(240℃での高化式フロー値)×102の比が1/
5〜1/1(g/cc×102)である請求項1記載の
ブロー成形用ABS系樹脂組成物(請求項2)および請
求項1または2記載の組成物を用いたブロー成形品(請
求項3)に関する。
族ビニル、シアン化ビニル、(メタ)アクリル酸エステ
ルおよびマレイミドよりなる群から選ばれた少なくとも
1種がグラフト重合されたグラフト共重合体と、芳香族
ビニル、シアン化ビンル、(メタ)アクリル酸エステル
およびマレイミドよりなる群から選ばれた少なくとも1
種からなる共重合体とからなるブロー成形用ABS系樹
脂組成物において、ゴム含有率が25〜55重量%、メ
チルエチルケトン可溶分の溶液粘度が還元粘度で0.4
〜0.8dl/gであり、曲げ強度が200〜500k
g/cm2、落錘強度が4kg・m以上、ロックウェル
硬度が45〜105、熱変形温度が80℃以上であるブ
ロー成形用ABS系樹脂組成物(請求項1)、240℃
での高化式フロー値が2×10-2〜15×10-2cc/
秒であり、240℃でのメルトフロー値(g/10分)
/(240℃での高化式フロー値)×102の比が1/
5〜1/1(g/cc×102)である請求項1記載の
ブロー成形用ABS系樹脂組成物(請求項2)および請
求項1または2記載の組成物を用いたブロー成形品(請
求項3)に関する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明のブロー成形用ABS系樹
脂組成物は、ブロー成形品にしたばあいの曲げ強度が2
00〜500kg/cm2、さらには250〜460k
g/cm2、落錘強度が4kg・m以上、さらには5k
g・m以上で、ロックウェル強度が45〜105、さら
には50〜90、熱変形温度が80℃以上、さらには8
5℃以上、とくには90℃以上のものである。前記のご
とき物理的特性を有するため、たとえばグリルガード、
フェンダー、バンパーおよびそれらの付属品のごとき用
途に好適に使用しうる。
脂組成物は、ブロー成形品にしたばあいの曲げ強度が2
00〜500kg/cm2、さらには250〜460k
g/cm2、落錘強度が4kg・m以上、さらには5k
g・m以上で、ロックウェル強度が45〜105、さら
には50〜90、熱変形温度が80℃以上、さらには8
5℃以上、とくには90℃以上のものである。前記のご
とき物理的特性を有するため、たとえばグリルガード、
フェンダー、バンパーおよびそれらの付属品のごとき用
途に好適に使用しうる。
【0012】前記曲げ強度が200kg/cm2未満で
は、剛性が低くなりすぎ、形状保持の点から好ましくな
く、500kg/cm2をこえると剛性が高くなりす
ぎ、自動車が人と接触したばあい、グリルガードなどが
変形せず、エネルギーを吸収しないため被害を与えやす
くなり好ましくない。また、前記落錘強度が4kg・m
未満では衝突時にグリルガードなどが破壊しやすく、安
全性に劣り、好ましくない。また、耐衝性に関しては、
アイゾット衝撃値(−30℃)は15kg・cm以上が
好ましい。さらに、前記ロックウェル硬度が45未満で
は表面仕上のためのサンディング時に毛羽立ちが激しく
なり、105をこえると硬くてサンディング性が劣り、
好ましくない。そして、前記熱変形温度が80℃未満で
は使用時に変形が生じたり、塗装、メッキ工程での乾燥
時に寸法変化、変形が生じたりしやすいため、好ましく
ない。
は、剛性が低くなりすぎ、形状保持の点から好ましくな
く、500kg/cm2をこえると剛性が高くなりす
ぎ、自動車が人と接触したばあい、グリルガードなどが
変形せず、エネルギーを吸収しないため被害を与えやす
くなり好ましくない。また、前記落錘強度が4kg・m
未満では衝突時にグリルガードなどが破壊しやすく、安
全性に劣り、好ましくない。また、耐衝性に関しては、
アイゾット衝撃値(−30℃)は15kg・cm以上が
好ましい。さらに、前記ロックウェル硬度が45未満で
は表面仕上のためのサンディング時に毛羽立ちが激しく
なり、105をこえると硬くてサンディング性が劣り、
好ましくない。そして、前記熱変形温度が80℃未満で
は使用時に変形が生じたり、塗装、メッキ工程での乾燥
時に寸法変化、変形が生じたりしやすいため、好ましく
ない。
【0013】本発明のブロー成形用ABS系樹脂組成物
は、さらに、ブロー成形性の点から240℃での高化式
フロー値が2×10-2〜15×10-2cc/秒、さらに
は4×10-2〜8×10-2cc/秒であり、かつ、24
0℃でのメルトフロー値(g/10分)/(240℃で
の高化式フロー値(cc/秒)×102)の比が1/5
〜1/1(g/cc)、さらには1/5〜1/2(g/
cc)の範囲が好ましい。
は、さらに、ブロー成形性の点から240℃での高化式
フロー値が2×10-2〜15×10-2cc/秒、さらに
は4×10-2〜8×10-2cc/秒であり、かつ、24
0℃でのメルトフロー値(g/10分)/(240℃で
の高化式フロー値(cc/秒)×102)の比が1/5
〜1/1(g/cc)、さらには1/5〜1/2(g/
cc)の範囲が好ましい。
【0014】前記240℃での高化式フロー値が2×1
0-2cc/秒未満では、ブロー成形時の溶融粘度が高く
なりすぎ、成形が容易でなくなったり、成形温度が高く
なるため、成形品内部の酸化劣化がおこりやすくなり、
耐衝撃性が低下したりする傾向が生じ、15×10-2c
c/秒をこえると、ドローダウンが激しくなり、パリソ
ンが切れたり、肉厚が不均一になったりして良好な成形
品がえられにくくなる傾向が生じる。また、前記240
℃でのメルトフロー値(g/10分)/(240℃での
高化式フロー値(cc/秒)×102)の比が1/1を
こえるとドローダウンがおこりにくくなり、成形品がえ
られ難くなり、1/5未満ではドローダウンが激しくな
り、均一な肉厚の成形品がえられにくくなる傾向にあ
る。
0-2cc/秒未満では、ブロー成形時の溶融粘度が高く
なりすぎ、成形が容易でなくなったり、成形温度が高く
なるため、成形品内部の酸化劣化がおこりやすくなり、
耐衝撃性が低下したりする傾向が生じ、15×10-2c
c/秒をこえると、ドローダウンが激しくなり、パリソ
ンが切れたり、肉厚が不均一になったりして良好な成形
品がえられにくくなる傾向が生じる。また、前記240
℃でのメルトフロー値(g/10分)/(240℃での
高化式フロー値(cc/秒)×102)の比が1/1を
こえるとドローダウンがおこりにくくなり、成形品がえ
られ難くなり、1/5未満ではドローダウンが激しくな
り、均一な肉厚の成形品がえられにくくなる傾向にあ
る。
【0015】なお、前記曲げ強度(kg/cm2)はA
STM D−790に準じて23℃で測定した値であ
り、落錘強度(kg・m)はプラコー(株)製のDA−
50型ブロー成形機を用いて成形した外径70mm、平
均肉厚3.2mmおよび長さが約400mmの円筒状の
ブロー成形品を用いて、−30℃での半数破壊高さ
(m)×錘の重量(kg)の値であり、ロックウェル硬
度(Rスケール)はASTMD−785に準じて23℃
で測定した値であり、熱変形温度(℃)はASTMD−
648に準じて18.6kg荷重で測定した値であり、
高化式フロー値(×10-2cc/秒)はB法高化式フロ
ー値であり、ノズル直径/長さ=1/10、240℃で
150kg/cm2荷重で測定した値であり、メルトフ
ロー値(g/10分)はASTM D−1238に準じ
て240℃で10kg荷重で測定した値である。
STM D−790に準じて23℃で測定した値であ
り、落錘強度(kg・m)はプラコー(株)製のDA−
50型ブロー成形機を用いて成形した外径70mm、平
均肉厚3.2mmおよび長さが約400mmの円筒状の
ブロー成形品を用いて、−30℃での半数破壊高さ
(m)×錘の重量(kg)の値であり、ロックウェル硬
度(Rスケール)はASTMD−785に準じて23℃
で測定した値であり、熱変形温度(℃)はASTMD−
648に準じて18.6kg荷重で測定した値であり、
高化式フロー値(×10-2cc/秒)はB法高化式フロ
ー値であり、ノズル直径/長さ=1/10、240℃で
150kg/cm2荷重で測定した値であり、メルトフ
ロー値(g/10分)はASTM D−1238に準じ
て240℃で10kg荷重で測定した値である。
【0016】前記特性を有する本発明のブロー成形用A
BS系樹脂組成物は、ゴム状弾性体に、芳香族ビニル、
シアン化ビニル、(メタ)アクリル酸エステルおよびマ
レイミドよりなる群から選ばれた少なくとも1種がグラ
フト重合されたグラフト共重合体(a)と、芳香族ビニ
ル、シアン化ビンル、(メタ)アクリル酸エステルおよ
びマレイミドよりなる群から選ばれた少なくとも1種か
らなる共重合体(b)とからなる。
BS系樹脂組成物は、ゴム状弾性体に、芳香族ビニル、
シアン化ビニル、(メタ)アクリル酸エステルおよびマ
レイミドよりなる群から選ばれた少なくとも1種がグラ
フト重合されたグラフト共重合体(a)と、芳香族ビニ
ル、シアン化ビンル、(メタ)アクリル酸エステルおよ
びマレイミドよりなる群から選ばれた少なくとも1種か
らなる共重合体(b)とからなる。
【0017】前記ゴム状弾性体としては、ポリブタジエ
ン、ブタジエン−スチレン共重合体(SBR)、ブタジ
エン−アクリロニトリル共重合体(NBR)、ブタジエ
ン−アクリル酸エステル共重合体などのジエン系ゴム、
スチレン−プロピレン共重合体(EPR)、エチレン−
プロピレン−非共役ジエン共重合体(EPDM)などの
オレフィン系ゴム、ポリブチルアクリレート、ポリ2−
エチルヘキシルアクリレートなどのアクリル系ゴム、シ
リコーン系ゴムなどがあげられる。これらのうちではメ
ッキ性の点からジエン系ゴムがとくに好ましい。
ン、ブタジエン−スチレン共重合体(SBR)、ブタジ
エン−アクリロニトリル共重合体(NBR)、ブタジエ
ン−アクリル酸エステル共重合体などのジエン系ゴム、
スチレン−プロピレン共重合体(EPR)、エチレン−
プロピレン−非共役ジエン共重合体(EPDM)などの
オレフィン系ゴム、ポリブチルアクリレート、ポリ2−
エチルヘキシルアクリレートなどのアクリル系ゴム、シ
リコーン系ゴムなどがあげられる。これらのうちではメ
ッキ性の点からジエン系ゴムがとくに好ましい。
【0018】前記ゴム状弾性体はガラス転移温度が0℃
以下、重量平均粒子径が0.1〜1.0μmであるの
が、耐衝撃性、剛性の点から好ましい。
以下、重量平均粒子径が0.1〜1.0μmであるの
が、耐衝撃性、剛性の点から好ましい。
【0019】前記ゴム状弾性体にグラフト共重合させる
グラフト単量体としては、芳香族ビニル30〜90重量
%、さらには50〜80重量%、シアン化ビニル5〜4
0重量%、さらには20〜40重量%、(メタ)アクリ
ル酸エステル0〜70重量%、さらには0〜30重量
%、マレイミド0〜20重量%、さらには0〜10重量
%である。前記芳香族ビニルが30重量%未満ではブロ
ー成形性が低下し、90重量%をこえると耐シンナー性
が低下したり、耐衝撃性が低下したりする傾向がある。
前記シアン化ビニルが5重量%未満では耐シンナー性、
耐衝撃性が低下し、40重量%をこえると熱安定性が低
下する傾向がある。前記(メタ)アクリル酸エステルが
70重量%をこえると耐衝撃性、耐シンナー性が低下す
る傾向があり、マレイミドが20重量%をこえると耐衝
撃性が低下する傾向がある。
グラフト単量体としては、芳香族ビニル30〜90重量
%、さらには50〜80重量%、シアン化ビニル5〜4
0重量%、さらには20〜40重量%、(メタ)アクリ
ル酸エステル0〜70重量%、さらには0〜30重量
%、マレイミド0〜20重量%、さらには0〜10重量
%である。前記芳香族ビニルが30重量%未満ではブロ
ー成形性が低下し、90重量%をこえると耐シンナー性
が低下したり、耐衝撃性が低下したりする傾向がある。
前記シアン化ビニルが5重量%未満では耐シンナー性、
耐衝撃性が低下し、40重量%をこえると熱安定性が低
下する傾向がある。前記(メタ)アクリル酸エステルが
70重量%をこえると耐衝撃性、耐シンナー性が低下す
る傾向があり、マレイミドが20重量%をこえると耐衝
撃性が低下する傾向がある。
【0020】前記芳香族ビニルの具体例としては、スチ
レン、α−メチルスチレン、メチルスチレン、クロルス
チレンなど、前記シアン化ビニルの具体例としては、ア
クリロニトリル、メタクリロニトリルなど、前記(メ
タ)アクリル酸エステルの具体例としては、メチルアク
リレート、エチルアクリレート、ブチルアクリレート、
2−エチルヘキシルアクリレート、メチルメタクリレー
ト、エチルメタクリレート、ブチルメタクリレートな
ど、前記マレイミドの具体例としては、N−マレイミ
ド、フェニルマレイミド、メチルマレイミド、シクロヘ
キシルマレイミドなどがあげられる。
レン、α−メチルスチレン、メチルスチレン、クロルス
チレンなど、前記シアン化ビニルの具体例としては、ア
クリロニトリル、メタクリロニトリルなど、前記(メ
タ)アクリル酸エステルの具体例としては、メチルアク
リレート、エチルアクリレート、ブチルアクリレート、
2−エチルヘキシルアクリレート、メチルメタクリレー
ト、エチルメタクリレート、ブチルメタクリレートな
ど、前記マレイミドの具体例としては、N−マレイミ
ド、フェニルマレイミド、メチルマレイミド、シクロヘ
キシルマレイミドなどがあげられる。
【0021】前記グラフト共重合体のグラフト率
(%):
(%):
【0022】
【数1】
【0023】は10〜80%、さらには20〜50%が
好ましい。グラフト率が10%未満では耐衝撃性が低下
し、80%をこえるとメッキ性、ブロー成形性が低下す
る傾向にある。
好ましい。グラフト率が10%未満では耐衝撃性が低下
し、80%をこえるとメッキ性、ブロー成形性が低下す
る傾向にある。
【0024】本発明の組成物にグラフト共重合体(a)
とともに含まれる前記共重合体(b)は、芳香族ビニル
30〜90重量%、さらには50〜80重量%、シアン
化ビニル5〜40重量%、さらには20〜30重量%、
(メタ)アクリル酸エステル0〜30重量%、さらには
0〜20重量%、マレイミド0〜50重量%、さらには
0〜30重量%から重合せしめたものであるのが好まし
い。
とともに含まれる前記共重合体(b)は、芳香族ビニル
30〜90重量%、さらには50〜80重量%、シアン
化ビニル5〜40重量%、さらには20〜30重量%、
(メタ)アクリル酸エステル0〜30重量%、さらには
0〜20重量%、マレイミド0〜50重量%、さらには
0〜30重量%から重合せしめたものであるのが好まし
い。
【0025】前記芳香族ビニルが30重量%未満ではブ
ロー成形性が低下し、90重量%をこえると耐衝撃性、
耐シンナー性が低下する傾向にあり、前記シアン化ビニ
ルが5重量%未満では耐衝撃性、耐シンナー性が低下す
る傾向にあり、40重量%をこえると熱安定性が低下す
る傾向があり、(メタ)アクリル酸エステルが30重量
%をこえると耐衝撃性が低下する傾向があり、マレイミ
ドが50重量%をこえると耐衝撃性、ブロー成形性が低
下する傾向がある。
ロー成形性が低下し、90重量%をこえると耐衝撃性、
耐シンナー性が低下する傾向にあり、前記シアン化ビニ
ルが5重量%未満では耐衝撃性、耐シンナー性が低下す
る傾向にあり、40重量%をこえると熱安定性が低下す
る傾向があり、(メタ)アクリル酸エステルが30重量
%をこえると耐衝撃性が低下する傾向があり、マレイミ
ドが50重量%をこえると耐衝撃性、ブロー成形性が低
下する傾向がある。
【0026】共重合体(b)に使用される単量体の具体
例としては、グラフト共重合体(a)用に例示したもの
と同じものがあげられるが、耐衝撃性、剛性、ブロー成
形性、耐熱変形性などの点から、芳香族ビニルとしては
スチレン、α−メチルスチレン、シアン化ビニルとして
はアクリロニトリル、(メタ)アクリル酸エステルとし
てはメチルメタクリレート、マレイミドとしてはフェニ
ルマレイミドが好ましい。
例としては、グラフト共重合体(a)用に例示したもの
と同じものがあげられるが、耐衝撃性、剛性、ブロー成
形性、耐熱変形性などの点から、芳香族ビニルとしては
スチレン、α−メチルスチレン、シアン化ビニルとして
はアクリロニトリル、(メタ)アクリル酸エステルとし
てはメチルメタクリレート、マレイミドとしてはフェニ
ルマレイミドが好ましい。
【0027】本発明のブロー成形用ABS系樹脂組成物
を構成するグラフト共重合体(a)と共重合体(b)と
の比率は、ゴム状弾性体の含有率が25〜55重量%、
さらには30〜50重量%になるようにするのが好まし
い。ゴム状弾性体の含有率が25重量%未満では剛性が
高くなりすぎたり、耐衝撃性が低下したり、硬くて表面
仕上げのためのサンディング性が低下する傾向にあり、
55重量%をこえると剛性が低くなりすぎたり、耐熱変
形性が低下したり、ブロー成形性が低下したり、サンデ
ィング時の毛羽立ちやサンディングペーパーの目詰りが
激しくなる傾向にある。
を構成するグラフト共重合体(a)と共重合体(b)と
の比率は、ゴム状弾性体の含有率が25〜55重量%、
さらには30〜50重量%になるようにするのが好まし
い。ゴム状弾性体の含有率が25重量%未満では剛性が
高くなりすぎたり、耐衝撃性が低下したり、硬くて表面
仕上げのためのサンディング性が低下する傾向にあり、
55重量%をこえると剛性が低くなりすぎたり、耐熱変
形性が低下したり、ブロー成形性が低下したり、サンデ
ィング時の毛羽立ちやサンディングペーパーの目詰りが
激しくなる傾向にある。
【0028】本発明のブロー成形用ABS系樹脂組成物
のメチルエチルケトン可溶分の溶液粘度(N,N−ジメ
チルホルムアミド溶液、30℃)は、還元粘度が0.4
〜0.8dl/g、さらには0.4〜0.6dl/gで
ある。還元粘度が0.4dl/g未満では耐衝撃性、耐
シンナー性、耐油性などが低下し、0.8dl/gをこ
えるとブロー成形性が低下する。
のメチルエチルケトン可溶分の溶液粘度(N,N−ジメ
チルホルムアミド溶液、30℃)は、還元粘度が0.4
〜0.8dl/g、さらには0.4〜0.6dl/gで
ある。還元粘度が0.4dl/g未満では耐衝撃性、耐
シンナー性、耐油性などが低下し、0.8dl/gをこ
えるとブロー成形性が低下する。
【0029】前記ブロー成形用ABS系樹脂組成物の製
造は公知の方法で行なうことができ、通常の乳化重合
法、乳化−懸濁重合法、乳化−塊状重合法、塊状重合
法、溶液重合法などにより行なうことができ、とくに限
定はない。たとえば、ゴム状弾性体の存在下に前記ビニ
ル系単量体を反応させ、グラフト共重合体(a)と共重
合体(b)とをうることにより製造される。また、必要
に応じて前記ビニル単量体を共重合させたものを混合す
ることにより製造される。
造は公知の方法で行なうことができ、通常の乳化重合
法、乳化−懸濁重合法、乳化−塊状重合法、塊状重合
法、溶液重合法などにより行なうことができ、とくに限
定はない。たとえば、ゴム状弾性体の存在下に前記ビニ
ル系単量体を反応させ、グラフト共重合体(a)と共重
合体(b)とをうることにより製造される。また、必要
に応じて前記ビニル単量体を共重合させたものを混合す
ることにより製造される。
【0030】前記ブロー成形用ABS系樹脂組成物とし
ては、ABS樹脂組成物の他に、スチレンの一部または
大部分をα−メチルスチレンおよび(または)マレイミ
ドに置きかえた耐熱ABS樹脂組成物、ブタジエンをエ
チレン−プロピレン系ゴムに置き換えた(耐熱)AES
樹脂組成物、ポリアクリル酸エステルに置き換えた(耐
熱)AAS樹脂組成物、さらにはシリコーン系ゴムに置
き換えた(耐熱)ASS樹脂組成物などがあげられる。
これらの組成物は単独で用いてもよく、2種以上を組み
合せて用いてもよい。
ては、ABS樹脂組成物の他に、スチレンの一部または
大部分をα−メチルスチレンおよび(または)マレイミ
ドに置きかえた耐熱ABS樹脂組成物、ブタジエンをエ
チレン−プロピレン系ゴムに置き換えた(耐熱)AES
樹脂組成物、ポリアクリル酸エステルに置き換えた(耐
熱)AAS樹脂組成物、さらにはシリコーン系ゴムに置
き換えた(耐熱)ASS樹脂組成物などがあげられる。
これらの組成物は単独で用いてもよく、2種以上を組み
合せて用いてもよい。
【0031】このようにして製造される本発明のブロー
成形用ABS系樹脂組成物は、通常のブロー成形法、た
とえばアキュムレーター方式ブロー成形、ダイレクトブ
ロー成形などの方法により成形され、本発明のブロー成
形品が製造される。このようにして製造されたブロー成
形品は、塗装性、メッキ性が良好で、表面外観が優れ、
安全性に優れた自動車外装部品として好適なものであ
る。
成形用ABS系樹脂組成物は、通常のブロー成形法、た
とえばアキュムレーター方式ブロー成形、ダイレクトブ
ロー成形などの方法により成形され、本発明のブロー成
形品が製造される。このようにして製造されたブロー成
形品は、塗装性、メッキ性が良好で、表面外観が優れ、
安全性に優れた自動車外装部品として好適なものであ
る。
【0032】
【実施例】以下に本発明を実施例に基づいて説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。以下の
「部」は重量部、「%」は重量%を示す。
が、本発明はこれらに限定されるものではない。以下の
「部」は重量部、「%」は重量%を示す。
【0033】(グラフト共重合体(a)の製造) 製造例1(グラフト共重合体(a−1)の製造) 重量平均粒子径0.31μmのポリブタジエンラテック
ス60部(固形分)にアクリロニトリル12部、スチレ
ン28部を通常の乳化重合法でグラフト共重合させ、ラ
テックスをえた。重合転化率は99%であった。えられ
たラテックスを塩酸で凝固させ、水洗、乾燥させてグラ
フト共重合体(a−1)のパウダーをえた。グラフト率
は35%であった。メチルエチルケトン可溶分の還元粘
度は0.56dl/gであった。
ス60部(固形分)にアクリロニトリル12部、スチレ
ン28部を通常の乳化重合法でグラフト共重合させ、ラ
テックスをえた。重合転化率は99%であった。えられ
たラテックスを塩酸で凝固させ、水洗、乾燥させてグラ
フト共重合体(a−1)のパウダーをえた。グラフト率
は35%であった。メチルエチルケトン可溶分の還元粘
度は0.56dl/gであった。
【0034】製造例2(グラフト共重合体(a−2)の
製造) 重量平均粒子径0.40μmのポリブタジエンラテック
ス70部(固形分)にアクリロニトリル9部、スチレン
21部を通常の乳化重合法でグラフト共重合させてラテ
ックスをえ、塩化カルシウムで塩析し、乾燥させてグラ
フト共重合体(1−2)のパウダーをえた。重合転化率
は98%であった。グラフト率は25%であった。メチ
ルエチルケトン可溶分の還元粘度は0.43dl/gで
あった。
製造) 重量平均粒子径0.40μmのポリブタジエンラテック
ス70部(固形分)にアクリロニトリル9部、スチレン
21部を通常の乳化重合法でグラフト共重合させてラテ
ックスをえ、塩化カルシウムで塩析し、乾燥させてグラ
フト共重合体(1−2)のパウダーをえた。重合転化率
は98%であった。グラフト率は25%であった。メチ
ルエチルケトン可溶分の還元粘度は0.43dl/gで
あった。
【0035】(共重合体(b)の製造) 製造例3(共重合体(b−1)の製造) 通常の乳化重合法でα−メチルスチレン70部、アクリ
ロニトリル30部を共重合させてラテックスをえ、塩化
カルシウムで塩析し、乾燥させて共重合体(b−1)の
パウダーをえた。重合転化率は98%、還元粘度は0.
58dl/gであった。
ロニトリル30部を共重合させてラテックスをえ、塩化
カルシウムで塩析し、乾燥させて共重合体(b−1)の
パウダーをえた。重合転化率は98%、還元粘度は0.
58dl/gであった。
【0036】製造例4(共重合体(b−2)の製造) 通常の乳化重合法でα−メチルスチレン50部、スチレ
ン20部、アクリロニトリル23部、フェニルマレイミ
ド7部を共重合させてラテックスをえ、塩化カルシウム
で塩析し、乾燥させて共重合体(b−2)のパウダーを
えた。重合転化率は99%、還元粘度は0.56dl/
gであった。
ン20部、アクリロニトリル23部、フェニルマレイミ
ド7部を共重合させてラテックスをえ、塩化カルシウム
で塩析し、乾燥させて共重合体(b−2)のパウダーを
えた。重合転化率は99%、還元粘度は0.56dl/
gであった。
【0037】製造例5(共重合体(b−3)の製造) 通常の塊状重合法でスチレン59部、アクリロニトリル
21部、フェニルマレイミド20部を共重合させ、共重
合体(b−3)のペレットをえた。重合転化率は97
%、還元粘度は0.50dl/gであった。
21部、フェニルマレイミド20部を共重合させ、共重
合体(b−3)のペレットをえた。重合転化率は97
%、還元粘度は0.50dl/gであった。
【0038】製造例6(共重合体(b−4)の製造) 通常の乳化重合法でα−メチルスチレン70部、アクリ
ロニトリル30部を共重合させ、塩化カルシウムで塩析
し、乾燥させて共重合体(b−4)のパウダーをえた。
重合転化率98%、還元粘度は1.0dl/gであっ
た。
ロニトリル30部を共重合させ、塩化カルシウムで塩析
し、乾燥させて共重合体(b−4)のパウダーをえた。
重合転化率98%、還元粘度は1.0dl/gであっ
た。
【0039】実施例1〜5 製造例1〜2でえられたグラフト共重合体(a−1)〜
(a−2)と製造例3〜6でえられた共重合体(b−
1)〜(b−4)とを表1に示す割合で混合した熱可塑
性樹脂混合物100部に対し、リン系安定剤である旭電
化(株)製のアデカスタブHP−10 0.3部、フェ
ノール系安定剤である旭電化(株)製のアデカスタブA
O−30 0.3部およびエチレンビスステアリルアミ
ド0.5部を添加し、ベント式押出機で260℃の設定
温度で押し出し、ペレット化した。えられたペレットの
評価を下記方法で行なった。結果を表1に示す。
(a−2)と製造例3〜6でえられた共重合体(b−
1)〜(b−4)とを表1に示す割合で混合した熱可塑
性樹脂混合物100部に対し、リン系安定剤である旭電
化(株)製のアデカスタブHP−10 0.3部、フェ
ノール系安定剤である旭電化(株)製のアデカスタブA
O−30 0.3部およびエチレンビスステアリルアミ
ド0.5部を添加し、ベント式押出機で260℃の設定
温度で押し出し、ペレット化した。えられたペレットの
評価を下記方法で行なった。結果を表1に示す。
【0040】ただし、実施例5はグラフト共重合体(a
−2)のラテックスと共重合体(b−2)のラテックス
とを混合したのち、塩化カルシウムで塩析し、乾燥させ
てパウダーをえた。
−2)のラテックスと共重合体(b−2)のラテックス
とを混合したのち、塩化カルシウムで塩析し、乾燥させ
てパウダーをえた。
【0041】
【表1】
【0042】(還元粘度)えられたペレットをメチルエ
チルケトンに23℃で12時間溶解させ、遠心分離し、
可溶分をメタノールで析出させ、真空乾燥機で乾燥さ
せ、サンプルをえた。
チルケトンに23℃で12時間溶解させ、遠心分離し、
可溶分をメタノールで析出させ、真空乾燥機で乾燥さ
せ、サンプルをえた。
【0043】えられたサンプルを、N,N−ジメチルホ
ルムアミド0.3%溶液とし、ウベ・ローデ粘度計で測
定した。
ルムアミド0.3%溶液とし、ウベ・ローデ粘度計で測
定した。
【0044】なお、グラフト共重合体(a)、共重合体
(b)も前記と同様にして測定した。
(b)も前記と同様にして測定した。
【0045】(曲げ強度および曲げ弾性率)ASTM
D−790に準拠して23℃で測定した。
D−790に準拠して23℃で測定した。
【0046】(ロックウェル硬度)ASTM D−78
5に準拠して23℃(Rスケール)で測定した。
5に準拠して23℃(Rスケール)で測定した。
【0047】(熱変形温度)ASTM D−648に準
拠して18.6kg荷重で測定した。
拠して18.6kg荷重で測定した。
【0048】(アイゾット衝撃値)ASTM D−25
6に準拠して−30℃で測定した(ノッチ付)。
6に準拠して−30℃で測定した(ノッチ付)。
【0049】(ブロー成形性)プラコー(株)製のDA
−50型ブロー成形機を用い、外径70mm、平均肉厚
3.2mmおよび長さ約400mmの円筒状のブロー成
形品を、設定温度230℃、射出速度(指数)150、
スクリュー回転数60rpm、ブロー圧力6kg/cm
2G、冷却時間100秒の条件で成形し、パリソンのド
ローダウン状況、成形品形状および表面性を観察し、下
記基準にしたがて評価した。
−50型ブロー成形機を用い、外径70mm、平均肉厚
3.2mmおよび長さ約400mmの円筒状のブロー成
形品を、設定温度230℃、射出速度(指数)150、
スクリュー回転数60rpm、ブロー圧力6kg/cm
2G、冷却時間100秒の条件で成形し、パリソンのド
ローダウン状況、成形品形状および表面性を観察し、下
記基準にしたがて評価した。
【0050】 ○:パリソンのドローダウンが正常で形状・表面性とも
に良好 ×:パリソンが射出できないか、変形が大か、ドローダ
ウンが大きく、正常な形状の成形品が成形できないか、
または表面に焼けなどの異物が発生したもの
に良好 ×:パリソンが射出できないか、変形が大か、ドローダ
ウンが大きく、正常な形状の成形品が成形できないか、
または表面に焼けなどの異物が発生したもの
【0051】(落錘強度)ブロー成形性の評価に用いた
ブロー成形品を用いて、−30℃での半数破壊高さ
(m)×錘の重量(kg)を求めた。
ブロー成形品を用いて、−30℃での半数破壊高さ
(m)×錘の重量(kg)を求めた。
【0052】(延性破壊率)落錘強度測定時の破壊した
サンプル40個を観察し、全破壊したサンプル中の延性
的に破壊した割合(%)を求めた。
サンプル40個を観察し、全破壊したサンプル中の延性
的に破壊した割合(%)を求めた。
【0053】(サンディング性)サンディングペーパー
400番を用い、ブロー成形性の評価に用いたブロー成
形品を5分間サンディングし、下記基準にしたがって評
価した。
400番を用い、ブロー成形性の評価に用いたブロー成
形品を5分間サンディングし、下記基準にしたがって評
価した。
【0054】 ○:パーティングラインも含め表面が良好に仕上るもの ×:羽毛立ちが激しかったり、硬くてパーティングライ
ンなどの仕上りが不充分なもの
ンなどの仕上りが不充分なもの
【0055】(耐シンナー性)ブロー成形品を切り出し
てテストピース(長さ150mm、幅20mm、厚さ
3.2mm)を作製し、沿具に固定して1.5%の歪を
かけ、23℃でシンナー(NBC社製、T−701)を
滴下し、クラックの発生する時間を測定し、下記基準に
したがって評価した。
てテストピース(長さ150mm、幅20mm、厚さ
3.2mm)を作製し、沿具に固定して1.5%の歪を
かけ、23℃でシンナー(NBC社製、T−701)を
滴下し、クラックの発生する時間を測定し、下記基準に
したがって評価した。
【0056】 ○:2時間経過後もクラック観察されず △:1〜2時間後にクラック発生 ×:1時間未満でクラック発生
【0057】(高化式フロー値) B法高化式フロー値;ノズル直径/長さ=1/10、2
40℃×150kg/cm2で測定した。
40℃×150kg/cm2で測定した。
【0058】(メルトフロー値)ASTM D−123
8に準拠して240℃×10kg荷重で測定した。
8に準拠して240℃×10kg荷重で測定した。
【0059】(メッキ性)ブロー成形性評価に用いたブ
ロー成形品をサンディングペーパー400番で表面を仕
上げたのち脱脂(60℃×5分)し、水洗後65℃×1
0分エッチング(CrO3 400g/l、H2SO4
400g/l)し、水洗し、室温(20℃)×3分酸処
理し、水洗し、30℃×3分触媒化処理し、水洗し、4
0℃×5分活性化処理し、水洗後、化学Niメッキ(4
0℃×6分)して水洗し、電気Cuメッキ(膜厚20μ
m、20℃×20分)して水洗し、電気Niメッキ(膜
厚10μm、55℃×15分)して水洗し、電気Crメ
ッキ(膜厚0.5μm、45℃×3分)してメッキし
た。メッキしたサンプルを−30℃×1時間および80
℃×1時間を1サイクルとし、3サイクルした後観察
し、下記基準にしたがって評価した。
ロー成形品をサンディングペーパー400番で表面を仕
上げたのち脱脂(60℃×5分)し、水洗後65℃×1
0分エッチング(CrO3 400g/l、H2SO4
400g/l)し、水洗し、室温(20℃)×3分酸処
理し、水洗し、30℃×3分触媒化処理し、水洗し、4
0℃×5分活性化処理し、水洗後、化学Niメッキ(4
0℃×6分)して水洗し、電気Cuメッキ(膜厚20μ
m、20℃×20分)して水洗し、電気Niメッキ(膜
厚10μm、55℃×15分)して水洗し、電気Crメ
ッキ(膜厚0.5μm、45℃×3分)してメッキし
た。メッキしたサンプルを−30℃×1時間および80
℃×1時間を1サイクルとし、3サイクルした後観察
し、下記基準にしたがって評価した。
【0060】 ○:変化が観察されない ×:ふくれが観察される
【0061】
【発明の効果】本発明によれば、剛性が低く、耐衝撃性
が高く、耐熱変形性が高く、ブロー成形性にすぐれ、表
面仕上げのためのサンディング性が良好で、塗装性、メ
ッキ性がすぐれたブロー成形品がえられ、自動車外装部
品として安全性が重視される部品に好適に用いられる。
が高く、耐熱変形性が高く、ブロー成形性にすぐれ、表
面仕上げのためのサンディング性が良好で、塗装性、メ
ッキ性がすぐれたブロー成形品がえられ、自動車外装部
品として安全性が重視される部品に好適に用いられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 35/00 C08L 35/00 // B29K 55:02
Claims (3)
- 【請求項1】 ゴム状弾性体に、芳香族ビニル、シアン
化ビニル、(メタ)アクリル酸エステルおよびマレイミ
ドよりなる群から選ばれた少なくとも1種がグラフト重
合されたグラフト共重合体と、芳香族ビニル、シアン化
ビンル、(メタ)アクリル酸エステルおよびマレイミド
よりなる群から選ばれた少なくとも1種からなる共重合
体とからなるブロー成形用ABS系樹脂組成物におい
て、ゴム含有率が25〜55重量%、メチルエチルケト
ン可溶分の溶液粘度が還元粘度で0.4〜0.8dl/
gであり、曲げ強度が200〜500kg/cm2、落
錘強度が4kg・m以上、ロックウェル硬度が45〜1
05、熱変形温度が80℃以上であるブロー成形用AB
S系樹脂組成物。 - 【請求項2】 240℃での高化式フロー値が2×10
-2〜15×10-2cc/秒であり、240℃でのメルト
フロー値(g/10分)/(240℃での高化式フロー
値)×102の比が1/5〜1/1(g/cc×102)
である請求項1記載のブロー成形用ABS系樹脂組成
物。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の組成物を用いた
ブロー成形品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7222697A JPH10265642A (ja) | 1997-03-25 | 1997-03-25 | ブロー成形用abs系樹脂組成物およびそれを用いたブロー成形品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7222697A JPH10265642A (ja) | 1997-03-25 | 1997-03-25 | ブロー成形用abs系樹脂組成物およびそれを用いたブロー成形品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10265642A true JPH10265642A (ja) | 1998-10-06 |
Family
ID=13483147
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7222697A Pending JPH10265642A (ja) | 1997-03-25 | 1997-03-25 | ブロー成形用abs系樹脂組成物およびそれを用いたブロー成形品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10265642A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000248148A (ja) * | 1999-03-01 | 2000-09-12 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | ブロー成形用熱可塑性樹脂組成物およびそのブロー成形品 |
| JP2002356594A (ja) * | 2001-05-31 | 2002-12-13 | Nippon A & L Kk | ブロー成形用樹脂組成物およびブロー成形品 |
| JP2017502106A (ja) * | 2013-11-20 | 2017-01-19 | シャンハイ クムホサニー プラスチックス カンパニー リミテッド | ブロー成形に適する高耐熱abs樹脂組成物及びその調製方法 |
| JP2017536423A (ja) * | 2014-11-28 | 2017-12-07 | エルジー・ケム・リミテッド | 熱可塑性樹脂組成物及びこれを適用した成形品 |
| JP2018052089A (ja) * | 2016-09-30 | 2018-04-05 | 大日本印刷株式会社 | 三次元成形用加飾シート、加飾樹脂成形品及び加飾樹脂成形品の製造方法 |
-
1997
- 1997-03-25 JP JP7222697A patent/JPH10265642A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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