JPH10265U - スカム除去装置 - Google Patents

スカム除去装置

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JPH10265U
JPH10265U JP1037797U JP1037797U JPH10265U JP H10265 U JPH10265 U JP H10265U JP 1037797 U JP1037797 U JP 1037797U JP 1037797 U JP1037797 U JP 1037797U JP H10265 U JPH10265 U JP H10265U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 現行のスカム除去装置のような複雑な伝達ア
ーム機構は一切不要にし、伝達アーム機構とフライト側
との取り合い関係や伝達アーム機構と堰との取り合い関
係等の煩雑な現場施工作業を不要にするだけでなく、構
造の簡略化によりコストの大幅ダウンも期待されるよう
にすること。 【構成】 処理池内の水面付近には、樋状のトラフが固
定して設置されるとともに同トラフ一側の開口が水面下
に位置され、このトラフの一側開口には、堰駆動手段に
より水面を境に浮沈する堰が設けられ、この堰の浮沈に
より、水面上に浮遊するスカムをトラフ内に誘引したり
堰止めたりするように構成されているスカム除去装置に
おいて、前記堰駆動手段は、シリンダから進退自在なロ
ッドを備えるものとされるとともに、同堰駆動手段の力
は、L形等のアームを介して堰に伝達されるようになっ
ていることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、スカム除去装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最初あるいは最終沈殿池には、水面上に多量のスカムが溜まるため、これらを 効率的に除去してやることが必要である。これらのスカムを除去するため、本出 願人は次のスカム除去装置を提案してきた。 すなわち、水面には樋状のトラフが固定して設けられ、同トラフの前側に開口 を設けるとともに、同前側に、水面を境に浮沈する堰(フロート)を設けたもの である。堰は、池内で循環駆動されるフライトに応動する伝達アーム機構により 浮沈連動されるように構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記除去装置は、伝達アーム機構により堰を浮沈連動させる構成であるため、 アーム機構が複雑になりやすく、コストが高くなることもあった。 この考案はこうした問題を解決するためになされた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記問題を解決するため、この考案は、処理池内の水面付近には、樋状のトラ フが固定して設置されるとともに同トラフ一側の開口が水面下に位置され、この トラフの一側開口には、堰駆動手段により水面を境に浮沈する堰が設けられ、こ の堰の浮沈により、水面上に浮遊するスカムをトラフ内に誘引したり堰止めたり するように構成されているスカム除去装置において、前記堰駆動手段は、シリン ダから進退自在なロッドを備えるものとされるとともに、同堰駆動手段の力は、 L形等のアームを介して堰に伝達されるようになっていることを特徴とする。
【0005】
【作用】 前記解決手段のように、前記処理池内で運動する部材で油圧を発生させるとと もに同油圧の流れを前記処理池内で運動する部材の動きで切り換えるように構成 されているので、市販の油圧機器を利用して全体を簡単で安価な構成にすること ができる。
【0006】
【実施例】
以下、図示した実施例を参照してこの考案を詳細に説明する。 図1、図2、図3、図4は、この考案の一実施例を示している。この実施例に おいて、1は最初あるいは最終沈殿池(処理池)で、同池1は上からみると矩形 で、2はその長手方向の側壁を示している。この沈殿池1内には、複数本の回転 軸3‥‥とスプロケット4‥‥が設けられ、同スプロケット4‥‥にチェーン5 が左右2本掛け渡されているとともに、同チェーン5には、フライト6‥‥が複 数本取り付けられている。
【0007】 このフライト6の1つを部分的に上からみた様子を図3に示してあり、同フラ イト6には、チェーン5を取り付けるチェーンブラケット7が設けられていると ともに、その端寄りには下まわりにおいてガイドレール(図示省略)上に摺動し ながら案内されるシュー8が設けられている。さらに、フライト6の端部には、 図示しないブラケットを介してこの除去装置のために特にローラー9が設けられ ている。このローラー9だけは、フライト6の進行方向左側に設けられ、チェー ンブラケット7及びシュー8については左右対象に設けられている。
【0008】 沈殿池1の長手方向端部には、同長手方向に直交するように四角断面で樋状の トラフ10が左右の取付ブラケット11により固定して設けられている。同トラ フ10は、上側及び前側上部が開口され、長手方向両端には前側に伸びる側板1 2が取り付けられている。前側の開口は水面15の下に位置する。トラフ10の 底壁には、孔が明けられ、これにはスカムを池外に排除する連通管13が接続さ れている。両側板12間には、トラフ10よりもやや長い支持軸14が回転自在 に装架されている。この支持軸14とトラフ10の前壁10aとの間はシール1 6で閉ざされている。
【0009】 支持軸14には、前部が三角形の断面をした中空型になったフロート(堰)1 7が基部において固定され回転自在になっている。このフロート17は、側板1 2間に渡る長いもので、その側面と側板12との間には側部シール19が側板1 2に同行してスライドするように設けられている。同フロート17は、水面15 を境にして浮沈し、スカムを誘引したり堰止めたりする機能を有する。
【0010】 支持軸14は、トラフ10の両外側方に伸びており、その一方(あるいは両側 )の端部には、への字形をした支持アーム20が突設されている。同アーム20 の先端には長孔20aが形成されている。
【0011】 この支持アーム20の先端上には、上下に長く上下端部に水平な突片を備えた コの字形のシリンダブラケット22が取り付けられている。シリンダブラケット 22は、1つのアームともなり、前記支持アーム20とともにL形のアームを形 成している。このブラケット22の下端の突片にも長孔が形成されているととも に、同ブラケット22の上端には、複動型のシリンダ(堰駆動手段)21が取り 付けられている。このシリンダ21から下に向けて伸びるロッド27には、前記 長孔を通じて、トラフ10の一方の側板12外側面に固定されたブラケット23 に回転可能な伝達ロッド28に結合されている。なお、シリンダブラケット22 の上端には手動レバー24が設けられ、フロート17からは、水面15を境に浮 沈する補助フロート25が取り付けられている。この補助フロート25に代えて 、フロート17の下げ動作時に乗り掛かるような補助フロート26を水面15の 上に浮かせて設けてもよい。
【0012】 30は池上に設置された油圧ポンプで、タンク31を架台にしてその上に設け られている。同ポンプ30は、手動レバー30aを備えた手動操作型で、往復操 作を繰り返すことで、タンク31からオイルを吸引することができる市販形式の ものを採用している。図4に示すように、32はチェックバルブで、アキューム レータ33に圧油を溜めるためのものである。34は圧力計、35はリリーフバ ルブ、36は開閉バルブである。37は油圧制御バルブで、2ポジション・クロ ーズドクロスタイプであり、戻しバネ38と切換レバー39を備えている。
【0013】 タンク31の上には、軸受40が設けられ、架台41の上にも2つの軸受42 ,43が設けられている。これらの軸受40,42,43には手動レバー30a を応動させる第1軸44が往復自在に装架されている。両軸受42,43間には 、第1リターンバネ45とバネ受46が設けられている。架台47には、前記長 手方向に並ぶように複数本の第1応動機構50が設けられている。この機構50 は、第1レバー51の複数本、リンクチェーン52の複数本で構成されている。 第1レバー51は、シュー8に当たって順に揺動し、リンクチェーン52を引く ことで第1軸44を応動し、油圧ポンプ30を圧油発生方向に動かす。戻りはバ ネ44でなされる。この応動が、並んだレバー51の順になされるため、油圧ポ ンプ30は繰り返し油圧を発生する。この油圧はアキュームレータ33に溜めら れる。
【0014】 60は第2応動機構で、第2レバー61の複数本、リンクチェーン62を備え 、架台63上には2つの軸受64,65に第2軸66が通され、第2リターンバ ネ67及びバネ受68が設けられている。第2軸66は、油圧制御バルブ37の 切換レバー39を応動するように係合している。第2レバー61はローラー9に より応動される。
【0015】 70,71は左右の絞り、72、73は左右の可変型チェックバルブであり、 各回路は制御バルブ37の各出口に連通している。
【0016】 フライト6のシュー8は、運動してきて第1レバー51を仮想線のように応動 させる。これにより、リンクチェーン52を引き第1軸44を図示左方に動かし 、レバー30aを応動させ、油圧ポンプ30により圧油が発生する。これをアキ ュームレータ33に逐次溜めてゆく。図4において制御バルブ37がストレート 位置にある時(第2レバー61にローラー9が対応しない時)、油圧は、リリー フバルブ35により対処される。フロート17は水面上に浮いた状態を保つ。
【0017】 第2レバー61にローラー9が当たると、リンクチェーン62を介して第2軸 66を引くとともに切換レバー39が切り替わる。これにより、制御バルブ37 はクロス位置に切り替わり、圧油が右のチェックバルブ73を通じてシリンダ2 1の上端に供給される。これにより、シリンダ21はロッド27が伝達ロッド2 8とともに伸び、その反作用で、ブラケット23を受部材にしてシリンダ21付 のシリンダブラケット22が前方に揺動させられる。これとともに支持アーム2 0も上方に持ち上がるとともに、フロート17が水面下に下がる。なお、このフ ロート17の下がり動作は、左の絞り70が作用して緩やかになる。
【0018】 第2レバー61をローラー9が通り過ぎると、バネ67,38により制御バル ブ37はストレート位置に戻される。これにより、左のチェックバルブ72を通 じてシリンダ21の下端から圧油が供給され、ロッド27及び伝達ロッド28が 短くなるので、ブラケット23を固定受部材として支持アーム20が右まわりに 戻され、フロート17は浮上する。この浮上動作は、右の絞り71が効くことで 緩やかなものになる。この間、シュー8は第1レバー51‥‥を応動させるので 、油圧ポンプ30を通じて圧油が順次発生させられている。なお、フロート17 が下がるとき、補助フロート25あるいは27が効くことでリリーフバルブ35 の作用で一定に制限され、下がり過ぎることがない。
【0019】 なお、図2に示すように、トラフ10の両側には隙間ができるので、ここを塞 ぐようにシール板74が前側に設けられている。また、図4の75は、処理池内 の水が空かあるいは少ない時にフロート17が下がらないようにするためにブラ ケット22に設けられたロックボルトであり、ロッド27を伸びないように規制 する。
【0020】
【考案の効果】 この考案によれば、現行のスカム除去装置のような複雑な伝達アーム機構は一 切不要であるとともに、伝達アーム機構とフライト側との取り合い関係や伝達ア ーム機構と堰との取り合い関係等の煩雑な現場施工作業が不要になるだけでなく 、構造の簡略化によりコストの大幅ダウンも期待されるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す装置の全体図
【図2】トラフの端部を示す正面図
【図3】フライトの平面図
【図4】油圧回路を示すシステム図
【符号の説明】
1 処理池(沈殿池) 6 フライト 10 トラフ 15 水面 17 堰 21,27 堰駆動手段 20,22 アーム

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理池内の水面付近には、樋状のトラフ
    が固定して設置されるとともに同トラフ一側の開口が水
    面下に位置され、このトラフの一側開口には、堰駆動手
    段により水面を境に浮沈する堰が設けられ、この堰の浮
    沈により、水面上に浮遊するスカムをトラフ内に誘引し
    たり堰止めたりするように構成されているスカム除去装
    置において、前記堰駆動手段は、シリンダから進退自在
    なロッドを備えるものとされるとともに、同堰駆動手段
    の力は、L形等のアームを介して堰に伝達されるように
    なっていることを特徴とするスカム除去装置。
JP1997010377U 1997-10-17 1997-10-17 スカム除去装置 Expired - Lifetime JP2607891Y2 (ja)

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