JPH10267603A - 位置姿勢検出装置 - Google Patents

位置姿勢検出装置

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Publication number
JPH10267603A
JPH10267603A JP31188196A JP31188196A JPH10267603A JP H10267603 A JPH10267603 A JP H10267603A JP 31188196 A JP31188196 A JP 31188196A JP 31188196 A JP31188196 A JP 31188196A JP H10267603 A JPH10267603 A JP H10267603A
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JP
Japan
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actual
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Pending
Application number
JP31188196A
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English (en)
Inventor
Eizou Nishimura
営三 西村
Sadami Tsutsumi
定美 堤
Toshiyuki Nanbu
敏之 南部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
LIFE TEC KENKYUSHO KK
Original Assignee
LIFE TEC KENKYUSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】6自由度パラレルメカニズムを適用して、移動
体1の位置および姿勢を精度良く、なおかつ短い時間で
検出できる位置姿勢検出装置を提供する。 【解決手段】演算手段2を特定の3つの検出点で形成さ
れる第1三角形の実形状およびこれら特定の3つの検出
点への実距離をそれぞれ測定する特定の3つの距離測定
手段から得られる3つの実距離に基づいてこれら特定の
3つの検出点の原点に対する位置を第1仮定位置に設定
する位置仮定手段3と、第1仮定位置に基づいて計算さ
れる仮想データと既知の実データとの比較をしつつ、こ
の誤差を縮小し、第1仮定位置を実際の位置に近づける
べく更新していく更新手段4と、この誤差が定めた値以
下になった時点で、移動体1の位置および姿勢を演算し
確定する位置姿勢確定手段5とから構成して、6自由度
パラレルメカニズム構造を用いて移動体1の位置および
姿勢を検出を可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空間における移動
体の位置および姿勢を検出する位置姿勢検出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】移動体が、空間においてその位置および
姿勢を自在に変えて移動できるように、移動体にその一
端を取着され、その他端を基準点に支持された伸縮可能
なリンクを並列に6本備えた機構、すなわち6自由度パ
ラレルメカニズムについて、近年研究や応用分野の模索
が活発に行われている。なお、前述した位置とは、空間
の原点に設けられたx、y、z軸それぞれの座標で表わ
すことができるもので、姿勢とは前記x、y、z軸回り
のそれぞれの回転角度で表わすことができるものであ
る。また、6自由度とは、位置に関して前記x、y、z
軸方向への直線移動の3自由度と、姿勢に関してのx、
y、z軸回りの回転移動の3自由度とを総称したもので
ある。
【0003】このような6自由度パラレルメカニズム
は、従来、移動体を目標に動かすアクチュエータとして
用いられている。すなわち、移動体の移動目標位置およ
び姿勢を設定し、この設定値から一意的に決まる各リン
クの長さを算出し、その長さとなるように各リンクを伸
縮させることにより、移動体を設定位置および姿勢に移
動させる。この6自由度パラレルメカニズムの長所とし
ては、リンクを直列に連結したシリアルメカニズムに比
べ、各リンクの長さの誤差が蓄積されないため、移動物
体を精度良く目標に移動させることができる点や、各リ
ンクに作用する負荷が分散でき、重量物を駆動できる等
が挙げられる。さらには、このように移動体の目標位置
および姿勢から各リンクの長さを求めるといういわゆる
逆運動学は、解析的にも数値計算法等を用いても容易に
解を得ることができるため、算出に時間がかからず、移
動体を速やかに目標に移動させられる点も挙げられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したよ
うに、6自由度パラレルメカニズムを、外力で操作され
る移動物体の位置および姿勢の検出装置として使用した
場合には、これをアクチュエータとして使用した場合に
比較して、次のような問題点が生じ、実用化は未だなさ
れていない。
【0005】すなわち、6自由度パラレルメカニズムを
位置姿勢検出装置として使用した場合、順運動学的に各
リンクの長さから移動物体の位置および姿勢を計算する
のは、解析的に不可能で、数値計算法によっても非常に
難しく、コンピュータ等を用いても多大な時間を必要と
したため、実用には適さないという問題点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本発明は、移動体の位置を仮定し、この仮定位
置から逆運動学の手法を用いて計算した移動体の仮想デ
ータを、実データと比較し、これに近づけるべく前記仮
定位置を更新していくという負帰還ループを用いた手法
によって、6自由度パラレルメカニズム構造を用いて移
動体の位置および姿勢を検出できるようにした全く新し
いものである。
【0007】
【発明の実施の形態】すなわち、本発明による位置姿勢
検出装置は、原点に対して移動可能な移動体の空間にお
ける位置および姿勢を検出する位置姿勢検出装置であっ
て、原点に対して位置を固定して3箇所以上に設けた基
準点と、移動体の3箇所以上に固設した検出点と、前記
各基準点と各検出点との実距離をそれぞれ測定する6つ
の距離測定手段8と、前記実距離から前記移動体の位置
および姿勢を演算する演算手段2とから構成され、図2
に示すように、各距離測定手段8から得られる実距離に
基づいて演算手段2により移動体の位置および姿勢を検
出するものである。そして、この演算手段2が、図3に
示すように特定の3つの検出点で形成される第1三角形
の実形状およびこれら特定の3つの検出点への実距離を
それぞれ測定する特定の3つの距離測定手段8から得ら
れる3つの実距離に基づいて、これら特定の3つの検出
点の原点に対する位置を第1仮定位置に設定する位置仮
定手段3と、前記第1仮定位置に基づいて計算される仮
想データと、既知または測定された実データとの比較を
しつつ、この誤差を縮小し、前記第1仮定位置を実際の
位置に近づけるべく更新していく更新手段4と、この誤
差が定めた値以下になった時点で、前記移動体の位置お
よび姿勢を演算し確定する位置姿勢確定手段5とを備え
てなるようにしたものである。
【0008】このような構成によれば、6自由度パラレ
ルメカニズムの長所を生かして、移動体の位置および姿
勢を精度良く検出できる。具体的に移動体の位置姿勢検
出を数学的に簡単な問題に帰着させ、短い時間で行うに
は、更新手段4が、図4に示すように前記第1仮定位置
から計算される各検出点の仮想位置に基づいて、前記仮
想データたる各検出点への仮想距離を計算する距離計算
手段6と、前記仮想距離とこれらに対応する実データた
る実距離とを比較しこの比較の結果導き出された誤差を
縮小する方向に前記第1仮定位置を補正する補正手段7
とを備えてなるものが好適である。
【0009】また、他の実施の態様としては、更新手段
4が、図5に示すように他の3つの距離測定手段8に対
応する3つの検出点で形成される第2三角形の実形状お
よびこれら他の3つ距離測定手段8から測定される実距
離とに基づいてこれら3つの検出点のそれぞれの位置を
第2仮定位置に設定する第2位置仮定手段30と、前記
第1仮定位置および第2仮定位置に基づいて計算される
仮想データたる各検出点の仮想相対位置関係と、実デー
タたる実際の各検出点の実相対位置関係とを比較し、こ
の比較の結果導き出された誤差を縮小する方向に前記第
1仮定位置および第2仮定位置を補正する第2補正手段
70とを備えてなるものも考えられる。
【0010】
【実施例】以下本発明の一実施例を図1、および図6〜
図11を参照して説明する。本発明による位置姿勢検出
装置は、図1に示すように、空間内を移動可能な移動体
1の原点oに対する位置および姿勢を検出するもので、
この移動体1をプラットホーム11と呼ばれるプレート
に固設し、このプラットホーム11に6つの検出点A,
B,C,D,E,Fを配置するとともに、空間内に固定
されたベース12と呼ばれるプレートに6つの基準点
a,b,c,d,e,fを固設したものである。そし
て、検出点Aと基準点aとをリンクL1,検出点Bと基
準点bとをリンクL2、検出点Cと基準点cとをリンク
L3、検出点Dと基準点dとをリンクL4、検出点Eと
基準点eとをリンクL5、検出点Fと基準点fとをリン
クL6によってそれぞれ連結するようにしている。
【0011】これら6本のリンクL1〜L6は、シリン
ダ機構(図示しない)を採用して伸縮可能とし、両端の
連結部分にボールジョイント等の自在継手を使用して各
リンクL1〜L6が連結部分を中心に自在に回動できる
ようにして、移動体1の位置および姿勢の自由度に制限
を与えないようにしたものである。また、各リンクL1
〜L6の長さr1〜r6を内部にそれぞれ設けられたリ
ニアポテンショ8(図示しない)により検出できるよう
にして、これらリニアポテンショ8に、それらが連結す
る各基準点A〜Fと各検出点a〜fとの間のそれぞれの
実距離r1〜r6を測定する距離測定手段としての機能
を担わせるようにしたものである。
【0012】そして、図6に示すように、実距離たる各
リンクL1〜L6の長さr1〜r6を電気信号として演
算手段たるマイクロコンピュータ装置2(以下マイコン
2という)に伝達し、マイコン2によって移動体の位置
および姿勢を演算し、出力するようにしている。マイコ
ン2は、CPU、メモリ、入出力インタフェース、A/
Dコンバータおよびクロック発生器を含むそれ自体すで
に一般的に知られているものであり、本実施例において
は、マイコン2は図7にブロック図を示すように次の機
能を有する手段を備えている。
【0013】特定の3つの検出点A,B,Cで形成さ
れる第1三角形たる△ABCの実形状およびこれら3つ
の検出点A、B、Cにそれぞれ連結された各リンクL
1、L2、L3の長さr1、r2、r3に基づいて、こ
れら3つの検出点A、B、Cの原点に対する位置を第1
仮定位置に設定する位置仮定手段3。 第1仮定位置から計算される各検出点A〜Fの仮想位
置に基づいて、前記仮想データたる各検出点A〜Fへの
仮想距離s1〜s6を計算する距離計算手段6。
【0014】仮想距離s1〜s6とこれらに対応する
実データたる実距離r1〜r6とを比較し、この比較の
結果導き出された誤差を縮小する方向に前記第1仮定位
置を補正する補正手段7。 この誤差が定めた値以下になった時点で、前記移動体
1の位置および姿勢を演算し確定する位置姿勢確定手段
5。
【0015】なお、、、が更新手段4に相当す
る。上述した構成での、本実施例による位置姿勢検出装
置の作用を順に説明する。 (0)初期設定 まず、電源が投入されると、移動体1の位置姿勢確定精
度を決める限界誤差、および、第1仮定位置の1回あた
りの移動更新量を決めるGAINの初期設定を行い、そ
の後各リンクL1〜L6の長さr1〜r6をA/Dコン
バータを介してメモリ内に入力し保存する。
【0016】(1)位置仮定手段3による第1仮定位置
の設定 次に、検出点A、B、Cによって形成される△ABC、
および検出点A、B、Cに対応するリンクL1、L2、
L3の長さが実値r1〜r3と等しくなるように検出点
A、B、Cの位置を第1仮定位置に設定する。具体的に
は、検出点A、B、Cのうち例えば点Aを選び、この
x、y座標を適当に与え、リンクL1の長さr1からz
座標を算出することによって、点Aの位置を仮定する。
次に、例えば点Bを選び、このx座標を適当に与え、リ
ンクL2の長さr2および点Aと点Bとの実相対距離A
Bに基づいて点Bのy、z座標を算出することによっ
て、点Bの位置を仮定する。最後に残った点Cのx、
y、z座標を、リンクL3の長さr3および点A、Bそ
れぞれと点Cとの実相対距離AC、BCに基づいて算出
し、点Cの位置を仮定する。なお、この点Cの位置算出
方法をサブル−チンMaintriということにする。
このようにして、検出点A、B、Cを頂点とする△AB
Cが、位置は正しくないにせよ、その形状と各リンク長
を実際のものと等しくして、第1仮定位置に仮定された
ことになる。
【0017】(2)距離計算手段6による仮想距離s
4、s5、s6の計算 さらに、前記第1仮定位置に基づいて残りの検出点D、
E、Fの位置を計算し、これら計算した検出点D、E、
Fの位置から対応するリンクL4、L5、L6の仮想長
さ(仮想距離)s4、s5、s6を計算する。なお、第
1仮定位置から導き出される仮想距離s1、s2、s3
は、(1)で述べたように実距離r1、r2、r3と等
しく設定しているので計算は行わない。
【0018】(3)補正手段による第1仮定位置の補正 そして、実距離r4〜r6と仮想距離s4〜s6とをそ
れぞれ比較し、その誤差を評価する式、すなわち誤差評
価式の値を小さくする向きに第1仮定位置を補正すべく
移動させる。この誤差評価式は (((r4−s4)2+(r5−s5)2+(r6−s6)21/2)/3 ・・・(イ) と設定する。なお、第1仮定位置から導き出される仮想
距離s1、s2、s3は、(1)で述べたように実距離
r1、r2、r3と等しく設定しているので比較は行わ
ない。また、この時の第1仮定位置の移動は、△AB
C、および検出点A、B、Cに対応するリンクL1、L
2、L3の長さが常に実値r1、r2、r3と等しくな
るようにする。
【0019】具体的な第1仮定位置の移動手法を述べる
と、まず、検出点A、B、Cを次のいずれかに決める。 (点A、点B、点C)=(移動点、固定点、追帆点) (点A、点B、点C)=(追帆点、移動点、固定点) (点A、点B、点C)=(固定点、追帆点、移動点) 最初にいちばん上の組合わせを例にして説明する。
【0020】 (点A、点B、点C)=(移動点、固定点、追帆点) 各点に名前がつけられているように、検出点Bを固定し
て検出点Aを移動させる。この移動方向は、△ABC、
および検出点A、B、Cに対応するリンクL1、L2、
L3の長さが常に実値r1、r2、r3と等しくなるよ
うにしなければならないため、図10に示すように、△
BAaを、点aと点Bとを結ぶ直線aBを中心に回転移
動させることになる。また、このときの回転角tの大き
さは、|r4−s4|、|r5−s5|、|r6−s6
|の中で最も大きい値とGAINとの積としている。回
転には正逆2通りあり、それぞれについて新しい検出点
Aの位置を算出した後、残った検出点Cをサブルーチン
Maintriによって計算し、検出点A、B、Cの新
しい仮定位置をそれぞれ得る。なお、このときの新しい
検出点Aの位置を算出方法をサブルーチンRotati
onと呼ぶ。この後同様に、残った2つの組合わせ、す
なわち検出点B、Cをそれぞれ移動点にして前述の作業
を行えば、△ABCの新しい仮定位置が合計6通り得ら
れることになる。最後に、このように得られた6通りの
仮定位置についてそれぞれ誤差評価式(イ)の値を求
め、最もこの値が小さくなるものを△ABCの正式な移
動先、すなわち、新たな第1仮定位置とする。
【0021】この新たな第1仮定位置をもとに同様の作
業を繰り返し行い、第1仮定位置を次々更新していく。
そして、最終的に誤差評価式(イ)の値が予め定めた限
界誤差よりも小さくなった時点での検出点A〜Fの位置
を確定値とし、繰り返し作業を終了する。 (4)位置姿勢確定手段による移動体1の位置および姿
勢の演算および確定このように確定した検出点A〜Fの
位置より、移動体1の位置および姿勢を計算し、確定し
て出力する。
【0022】以上(0)〜(4)に本実施例による姿勢
位置検出装置の作用を述べたが、以下には演算手段たる
マイコン2の動作を、図8、図9に示すフローチャート
を参照してさらに具体的に詳述する。なお、図8、図9
に示すフローチャートの説明中N1、N2、・・・は処
理手順(ステップ)の番号を示す。まずN1、N2にお
いては限界誤差とGAINの初期設定を行ない、各リン
クL1〜L6の長さr1〜r6を、各リニアポテンショ
からの電気信号によってA/Dコンバータを介してメモ
リ内に保存する。
【0023】次に、N3では、適当に与えた検出点Aの
x、y座標およびリンクL1の長さr1に基づいて検出
点Aのz座標を算出し、検出点Aの位置を仮定する。N
4では、適当に与えた検出点Bのx座標、リンクL2の
長さr2および検出点Aと検出点Bとの実相対距離AB
に基づいて検出点Bのy、z座標を算出し、検出点Bの
位置を仮定する。
【0024】N5では、リンクL3の長さr3および検
出点A、Bそれぞれと検出点Cとの実相対距離AC、B
Cに基づいて検出点Cのx、y、z座標を算出し、検出
点Cの位置を仮定する。なお、このステップをサブルー
チンMaintriとする。次に、N6においては、残
りの検出点D、E、Fの位置を前記第1仮定位置に基づ
いて算出する。
【0025】続くN7においては、算出した検出点D、
E、Fのデータに基づいて、仮想距離s4〜s6を算出
し、誤差評価式(イ)に代入してこれを計算し、GOS
Aという変数に代入する。すなわち、 GOSA=(((r4−s4)2+(r5−s5)2
(r6−s6)21/2)/3 N8では、検出点D、E、Fへの実距離と仮想距離との
差、すなわち|r4−s4|、|r5−s5|、|r6
−s6|の中から最も大きい値を選出しメモリ内に記憶
する。
【0026】N9では、点Aを移動点、点Bを固定点、
点Cを追帆点とする。N10〜N16では、サブルーチ
ンRotationによって、検出点Aを直線aB中心
に角度tだけ正逆両方向に回転移動させ、新たに検出点
Aの位置を2通りに仮定するとともに、この新たな検出
点Aの位置と固定された検出点Bの位置とを用いて、サ
ブルーチンMaintriにより、検出点Cの位置を2
通りに仮定する。このようにして得られた2通りの△A
BCの新たな第1仮定位置に対応して、それぞれ検出点
D、E、Fの位置をN6と同様に算出し、N7と同様に
誤差評価式(イ)の値を計算して、それぞれGOSA
(0)、GOSA(1)とする。
【0027】N17〜N19では、検出点Aを追帆点、
検出点Bを移動点、検出点Cを固定点とし、N10〜N
16と同様の作業によって、GOSA(2)、GOSA
(3)を算出する。N20〜N22では、検出点Aを固
定点、検出点Bを追帆点、検出点Cを移動点とし、N1
0〜N16と同様の作業によって、GOSA(4)、G
OSA(5)を算出する。
【0028】N23、N24では、GOSA(0)〜G
OSA(5)の内、最も小さいものを選出し、その場合
での検出点A、B、Cの位置を、新たな第1仮定位置と
する。N25では、この新たな第1仮定位置での誤差評
価式(イ)の値を、初期設定において定めた限界誤差と
比較し、限界誤差より小さければN26へ進み、大きけ
れば、N8へ戻って、再び新たに第1仮定位置を更新す
る。
【0029】N26では、第1仮定位置での検出点A、
B、Cを確定位置とし、これらから移動体の位置姿勢デ
ータを出力する。その後、再びN2へ戻る。このよう
な、マイコン2による移動体1の位置および姿勢確定ま
で演算時間、すなわちN1からN26までに要する時間
を、12bitA/Dコンバータを有するノート型パー
ソナルコンピュータ(CPUは486SX(33MH
z))を使用した場合の実験データとして図11に示
す。GAINを増大させれば、第1仮定位置の1回あた
りの移動量が増えるので、この演算時間を短くでき、ま
た、限界誤差値を大きくして、移動体1の位置および姿
勢データの精度を落とせば、同様に演算時間を短くでき
ることを示している。
【0030】なお、ステップ中のサブルーチンについて
は、その機能内容を以下に簡単に説明する。サブルーチ
ンMaintriは、例えば、前述したようにリンクL
3の長さr3および検出点A、Bそれぞれと検出点Cと
の実相対距離AC、BCに基づいて検出点Cのx、y、
z座標を算出するものである。これはすなわち、3つの
位置の確定した点(この場合ではA,B、c)からの距
離のみがそれぞれ与えられている点の位置(この場合は
検出点C)を確定することである。したがって、この確
定方法は、中心および半径が既知である3つの球の交点
を求める問題となり次の(ロ)(ハ)(ニ)の3式の
X,Y、Z(点Cのx、y、z座標に相当)を解くとい
う簡単な問題に帰着し、これは、フェラーリの公式とカ
ルダーノの公式を用いて解けることが証明されている。
【0031】 R12=(X1−X)2+(Y1−Y)2+(Z1−Z)2・・・(ロ) R22=(X2−X)2+(Y2−Y)2+(Z2−Z)2・・・(ハ) R2=X2+Y2+Z2・・・(ニ) なお、この場合の、上式中、X1、Y1、Z1は、点A
のx、y、z座標に相当し、X2、Y2、Z2は、点B
のx、y、z座標に相当する。また、R1、R2はそれ
ぞれ実相対距離AC、BCに相当する。
【0032】サブルーチンRotationは図10に
概略を示すように、例えば基準点a、b、cからそれぞ
れ距離r1、r2、r3離間した検出点A,B、Cの位
置を△ABCの形状および距離r1、r2、r3を保持
しつつ移動させるものであり、その際に検出点A,B、
Cのいずれか1点を固定点とし、他のいずれか1点を移
動点としてその移動点の移動後のx、y、z座標を算出
するものである。具体的に点Bを固定点、点Aを移動点
に選んだ場合を考える。この場合、△BAaの形状は確
定しており、点aおよび点Bは固定であるため、点Aの
移動は点aと点Bとを結ぶ直線aBを中心の回転移動に
限定されることになり、その回転角度をtとして、点A
の新たな移動位置を求める問題に帰着する。
【0033】上述した構成の本実施例によれば次のよう
な利点がある。すなわち、移動体1の位置および姿勢の
検出を、6自由度パラレルメカニズムの長所を生かして
精度良く測定できるのはもちろんのこと、距離測定手段
を、6本の伸縮可能なリンクL1〜L6と、それらに付
随させたリニアポテンショ8によって構成したため、構
造が簡単で安価なものとなる。
【0034】また、特に第1仮定位置の更新を(移動
点、固定点、追帆点)なる組合わせで行うことにより、
サブルーチンMaintri、あるいはサブルーチンR
otationといった簡単な関数に帰着させて行うこ
とが可能となったため、マイコン2の動作中、どのステ
ップにおいても複雑で時間のかかる計算が含まれないよ
うになり、位置姿勢の確定までの時間を図11に示した
ように非常に短くできる。したがって、移動体1が頻繁
に動くような用途、例えば3次元デジタイザ等にも十分
適用できるし、本実施例を6自由度パラレルロボットな
どのアクチュエータに付属させ、逆運動のアルゴリズム
に、この順運動のアルゴリズムを取り入れ、アクチュエ
ータとしての作動特性をより安全で確実なものにするこ
ともできるようになる。
【0035】なお、本発明は以上示した実施例のみに限
定されるものではない。特に、演算手段の機能に関して
は種々の変形例が考えられる。例えば、図12にブロッ
ク図を示すように次の機能を有する手段を備えるように
してもよい。 特定の3つの検出点A,B,Cで形成される△ABC
の実形状およびこれら3つの検出点A、B、Cにそれぞ
れ連結された各リンクL1〜L3の長さr1〜r3に基
づいて、これら3つの検出点A、B、Cの原点に対する
位置を第1仮定位置に設定する位置仮定手段3。
【0036】他の3つの検出点D,E,Fで形成され
る△DEFの実形状およびこれら3つの検出点D、E、
Fにそれぞれ連結された各リンクL4〜L6の長さr4
〜r6に基づいて、これら3つの検出点D、E、Fの原
点に対する位置を第2仮定位置に設定する第2位置仮定
手段30。 前記第1仮定位置および第2仮定位置に基づいて計算
される仮想データたる各検出点A〜Fの仮想相対位置関
係と、実データたる実際の各検出点A〜Fの実相対位置
関係とを比較し、この比較の結果導き出された誤差を縮
小する方向に前記第1仮定位置および第2仮定位置を補
正する第2補正手段70。
【0037】この誤差が定めた値以下になった時点
で、移動体1の位置および姿勢を演算し確定する位置姿
勢確定手段5。 演算手段は、このような他にも、第1仮定位置を負帰還
ループによって更新していく手法を用いたものであれば
よいのであって、現代制御やファジィ制御など種々の方
法の適用が考えられる。また、更新量やその方向などの
決定方法は、実施例に限定されるものではない。
【0038】さらに、基準点、および検出点の個数はそ
れぞれ最低3点が直線にならないように設けられていれ
ばよい。距離測定手段も、本実施例においては、伸縮可
能なシリンダ機構を有するリンクにリニアポテンショを
設けてなるものにしていたが、レーザー距離測定器や、
超音波を利用した距離測定器などによってもよいのはも
ちろんである。
【0039】その他、各部の構成は図示例に限定される
ものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変
形が可能である。
【0040】
【発明の効果】本発明は、以上に説明したような形態で
実施され以下に記載されるような効果を奏する。すなわ
ち、本発明によれば、検出点の位置を仮定し、この仮定
位置から逆運動学の手法を用いて計算した移動体の仮想
データを、実データと比較し、これに近づけるべく更新
手段によって前記仮定位置を更新していくという負帰還
ループを用いた手法によって、6自由度パラレルメカニ
ズム構造の利点を生かし、移動体の位置および姿勢の検
出を精度良く測定できる。
【0041】特に、更新手段が、前記第1仮定位置から
計算される移動体の仮想位置姿勢に基づいて、前記仮想
データたる各基準点と各検出点の仮想距離を計算する距
離計算手段と、前記仮想距離とこれらに対応する実デー
タたる実距離とを比較し、この比較の結果導き出された
誤差を縮小する方向に前記第1仮定位置を補正する補正
手段とを備えてなるものであれば、移動体の位置姿勢検
出を簡単な数学の問題に帰着させ複雑な計算等無しに短
い時間で行うことができ、移動体が頻繁に動くような用
途、例えば3次元デジタイザ等にも十分適用できるし、
本実施例を6自由度パラレルロボットなどのアクチュエ
ータに付属させ、逆運動のアルゴリズムに、この順運動
のアルゴリズムを取り入れ、アクチュエータとしての作
動特性をより安全で確実なものにすることもできるよう
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す位置姿勢検出装置の全
体図。
【図2】請求項1に対応する図面。
【図3】請求項1に対応する図面。
【図4】請求項2に対応する図面。
【図5】請求項3に対応する図面。
【図6】同実施例の機能全体図。
【図7】同実施例のマイコンの機能ブロック図。
【図8】同実施例のマイコンの動作を示すフローチャー
ト。
【図9】同実施例のマイコンの動作を示すフローチャー
ト。
【図10】同実施例のサブルーチンRotationの
概略機能の説明図。
【図11】マイコンの動作時間の実験データ。
【図12】他の実施例を示す演算手段の機能ブロック
図。
【符号の説明】
1・・・移動体 2・・・演算手段(マイコン) 3・・位置仮定手段 4・・・更新手段 5・・・位置姿勢確定手段 6・・・距離計算手段 7・・・補正手段 8・・・距離測定手段(リニアポテンショ) 30・・・第2位置仮定手段 70・・・第2補正手段 o・・・原点 A〜F・・・基準点 a〜f・・・検出点 r1〜r6・・・実距離 s1〜s6・・・仮想距離
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 南部 敏之 豊中市新千里東町1丁目4−2 千里ライ フサイエンスセンタービル12階1220号室 株式会社ライフテック研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原点に対して移動可能な移動体の空間にお
    ける位置および姿勢を検出する位置姿勢検出装置であっ
    て、原点に対して位置を固定して3箇所以上に設けた基
    準点と、移動体の3箇所以上に固設した検出点と、前記
    各基準点と各検出点との実距離をそれぞれ測定する6つ
    の距離測定手段と、前記実距離から前記移動体の位置お
    よび姿勢を演算する演算手段とを備えてなり、 前記演算手段が、 特定の3つの検出点で形成される第1三角形の実形状お
    よびこれら特定の3つの検出点への実距離をそれぞれ測
    定する特定の3つの距離測定手段から得られる3つの実
    距離に基づいて、これら特定の3つの検出点の原点に対
    する位置を第1仮定位置に設定する位置仮定手段と、 前記第1仮定位置に基づいて計算される仮想データと、
    既知または測定された実データとの比較をしつつ、この
    誤差を縮小し、前記第1仮定位置を実際の位置に近づけ
    るべく更新していく更新手段と、 この誤差が定めた値以下になった時点で、前記移動体の
    位置および姿勢を演算し確定する位置姿勢確定手段とを
    備えてなるものであることを特徴とする位置姿勢検出装
    置。
  2. 【請求項2】前記更新手段が、 前記第1仮定位置から計算される各検出点の仮想位置に
    基づいて、前記仮想データたる各検出点への仮想距離を
    それぞれ計算する距離計算手段と、 前記仮想距離とこれらに対応する実データたる実距離と
    を比較し、この比較の結果導き出された誤差を縮小する
    方向に前記第1仮定位置を補正する補正手段とを備えて
    なるものである請求項1記載の位置姿勢検出装置。
  3. 【請求項3】前記更新手段が、 他の3つの距離測定手段に対応する3つの検出点で形成
    される第2三角形の実形状およびこれら他の3つ距離測
    定手段から測定される実距離とに基づいて、これら3つ
    の検出点のそれぞれの位置を第2仮定位置に設定する第
    2位置仮定手段と、 前記第1仮定位置および第2仮定位置に基づいて計算さ
    れる仮想データたる各検出点の仮想相対位置関係と、実
    データたる実際の各検出点の実相対位置関係とを比較す
    る相対位置比較手段と、 この比較の結果導き出された誤差を縮小する方向に前記
    第1仮定位置および第2仮定位置を補正する第2補正手
    段とを備えてなるものである請求項1記載の位置姿勢検
    出装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000337807A (ja) * 1999-05-27 2000-12-08 Japan Science & Technology Corp パラレルメカニズムの運動誤差補正方法およびその装置
JP2003114116A (ja) * 2001-10-04 2003-04-18 Mitsutoyo Corp 倣いプローブの校正装置および校正方法および誤差補正方法
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JP2009532688A (ja) * 2006-04-05 2009-09-10 スリーディー コネクシオン ホールディング ソシエテ アノニム 2つの物体の相対的な運動又は相対的な位置を判定する光電子装置
JP2019500581A (ja) * 2015-10-15 2019-01-10 マイクロ−コントロール − スペクトラ−フィジクス エスアエス ヘキサポッドの精度誤差を補償するための方法およびシステム

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