JPH10267653A - 傾斜センサ - Google Patents

傾斜センサ

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JPH10267653A
JPH10267653A JP7571497A JP7571497A JPH10267653A JP H10267653 A JPH10267653 A JP H10267653A JP 7571497 A JP7571497 A JP 7571497A JP 7571497 A JP7571497 A JP 7571497A JP H10267653 A JPH10267653 A JP H10267653A
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Keiji Takano
慶二 高野
Kokichi Hida
孝吉 飛田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】上下を逆にしても傾斜を検知できるようにして
取付方向の自由度を高めた傾斜センサを提供する。 【解決手段】 容器1内の傾斜を検出すべき方向の両側
に、対電極21,22;31,32をそれぞれ配設し、各電
極21,22;31,32を、容器1内部における形状が上
下対称となる大略矩形に形成するとともに、その中央に
誘電性液体4の流路となるスリットを形成し、容器1が
傾斜することにより、前記スリットを介して誘電性液体
4が流動して各組の対電極21,22;31,32間の静電
容量が変化し、この静電容量の変化を差動で検出して傾
斜を検知するように構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、トラクタ
やコンバイン等の農機具や建設機械などに搭載されてそ
の傾斜を検出するのに好適な傾斜センサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば農機具などには、姿勢の傾
きを検出して一定角度以上傾いたときには、それを報知
するようにした傾斜センサを搭載したものがあるが、か
かる傾斜センサは、上下方向を逆にして取り付けるとい
ったことはできず、天面を上にして設置している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように従来例の傾
斜センサは、上下方向を逆にして取り付けることができ
ず、したがって、例えば、農機具等の操縦席の天井に天
面を下にして取り付けるといったことができず、取り付
け箇所に制約を受けるといった難点があった。
【0004】本発明は、上述の点に鑑みて為されたもの
であって、取り付け方向の自由度を高めた傾斜センサを
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、上述の目的
を達成するために、次のように構成している。
【0006】すなわち、本発明の傾斜センサは、容器内
に、対向する対電極を配設するとともに、前記容器の傾
斜に応じて前記対電極間の静電容量を変化させる液体を
封入し、前記対電極間の静電容量に基づいて傾斜を検出
する傾斜センサであって、前記対電極を構成する各電極
は、前記容器の上下を逆転させて配置しても傾斜を検出
可能な形状である。
【0007】前記各電極は、前記容器の内部における形
状を上下対称とするのが好ましい。
【0008】また、前記対電極を少なくとも二組備え、
対電極の各組を、容器内の傾斜を検出すべき方向の両側
にそれぞれ配設し、前記対電極を構成する各電極は、前
記液体の流路となるスリットを有するとともに、前記傾
斜を検出すべき方向に直交するように配設されるのが好
ましい。
【0009】また、前記容器は、開口部を有するケース
と、前記開口部を覆うカバーとを備え、前記対電極を構
成する各電極は、中央に前記スリットが形成された大略
矩形の電極部と、前記カバーに形成された挿通孔を介し
て回路基板に接続される端子部とを有し、前記容器およ
び前記回路基板は、その周囲がシールド部材で覆われて
ハウジング内に収納されて樹脂充填される構成とするの
が好ましい。
【0010】さらに、前記ケースの前記開口部の周縁お
よび前記開口部を覆うカバーの周縁の一方には、突部が
形成されるとともに、他方には、前記突部に嵌合する凹
部が形成され、前記ケース内壁の対向面には、前記対電
極を構成する各電極の両端部が嵌め込まれて各電極が保
持される保持凹部がそれぞれ形成され、前記各電極の一
方の面の前記両端部には、前記保持凹部に嵌め込まれて
該保持凹部の保持面に押圧される突起が形成され、各電
極の他方の面が、互いに対向する対向面とされるのが好
ましい。
【0011】また、前記傾斜を検出すべき方向の両側に
それぞれ配設された各組の対電極間の静電容量に基づく
差動出力によって傾斜を検出するとともに、検出した傾
斜角度に応じて少なくとも二段階の報知出力を与える構
成とするのが好ましい。
【0012】本発明の傾斜センサによれば、容器内に、
対電極を配設するとともに、傾斜に応じて対電極間の静
電容量を変化させる液体を封入して対電極間の静電容量
に基づいて傾斜を検出し、しかも、対電極を構成する各
電極は、前記容器の上下を逆転させて配置しても傾斜を
検出可能な形状、例えば容器内部における形状が上下対
称であるので、容器の上下を逆にして取り付けても傾斜
を検出できることになり、当該傾斜センサの取り付けの
自由度が向上する。
【0013】また、対電極を構成する各電極は、傾斜を
検出すべき方向に直交するように配設され、液体の流路
となるスリットを有する構成としているので、傾斜した
ときには、液体が前記スリットを介して流動する一方、
当該傾斜センサが搭載された農機具等のエンジン駆動中
の小刻みな振動などによる液体の不所望な流動が、前記
スリットよって抑制されて誤動作を防止できることにな
る。
【0014】さらに、容器および電極が接続された回路
基板は、その周囲がシールド部材で覆われてハウジング
内に収納されるので、ノイズによる誤動作を防止するこ
とができる。
【0015】また、容器を構成するケースと、このケー
スの開口部を覆うカバーとは、突部と凹部とが嵌合する
構造であるので、容器内に封入される液体の密封性が高
まることになり、また、各電極の両端部は、ケースの内
壁に形成された保持凹部に嵌め込まれて保持されるので
あるが、各電極の一方の面の前記両端部には、突起が形
成されているので、各電極の前記両端部を保持凹部にキ
ッチリと嵌め込むことができ、各電極の他方の面である
対向面間の距離を精度よく設定できることになる。
【0016】さらに、傾斜を検出すべき方向の両側にそ
れぞれ配設された各組の対電極間の静電容量に基づく差
動出力によって傾斜を検出するので、個別に検出する場
合に比べて構成が簡素化されるとともに、検出した傾斜
角度に応じて少なくとも二段階の報知出力を与えるの
で、傾斜角度に応じて、例えば注意、警告といった適切
な報知を行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面によって本発明の実施
の形態について詳細に説明する。
【0018】先ず、傾斜センサの具体的な実施の形態の
説明に先立って、この実施の形態の傾斜センサの検出原
理を、図1に基づいて説明する。
【0019】同図において、1は容器であり、この容器
1内には、対向する対電極21,22;31,32の二組
が、傾斜を検出すべき方向(図1の左右方向)の両側に
間隔をあけて配設されており、さらに、この容器1内に
は、該容器1の傾斜に応じて各組の対電極21,22;3
1,32間の静電容量を変化させるシリコンオイルなどの
誘電性液体4が封入されている。
【0020】対電極21,22;31,32を構成する各電
極21,22,31,32は、容器1の上下を逆転させて配
置しても傾斜を検出可能な形状、例えば容器1内部にお
ける形状が、矩形のような上下対称な形状となってお
り、さらに、誘電性液体4の流路となるスリットあるい
は容器1の内壁との間で流路を形成するための凹部など
が形成されており、容器1が傾斜すると、前記流路を介
して誘電性液体4が流動して各組の対電極21,22;3
1,32間の誘電性液体4の量が変化して各組の対電極2
1,22;31,32間の静電容量が変化することになり、
この各組の対電極21,22;31,32間の静電容量の変
化を差動で検出するものである。
【0021】図2は、本発明の一つの実施の形態に係る
傾斜センサ5の斜視図であり、図3は、その縦断正面図
であり、図4は、その縦断側面図であり、図5は、その
分解斜視図である。
【0022】この実施の形態の傾斜センサ5は、上述の
容器1を構成する樹脂製のケース6およびカバー7と、
前記容器1内に配設される二組の対電極21,22
1,32と、これら対電極21,22;31,32が半田付
けされる回路基板8と、ノイズによる誤動作を防止する
ために、前記容器1および回路基板8の周囲を覆うシー
ルドケース9およびシールドカバー10と、これらを収
納する樹脂製のハウジング11とを備えている。
【0023】図6は、ケース6の平面図であり、図7
は、図6の切断面線A−Aから見た断面図であり、図8
は、図6の切断面線B−Bから見た断面図である。
【0024】開口部12を有する箱状のケース6の内壁
には、二組の対電極21,22;31,32を構成する各電
極21,22,31,32をそれぞれ保持するための四つ保
持部13が深さ方向に延びて突設されており、これら保
持部13の間および保持部13とケース6の内壁との間
の保持凹部14に、各電極21,22,31,32の両端部
が嵌め込まれて保持される。また、ケース6の底面に
は、誘電性液体、例えばシリコンオイルを注入するため
の注入口15が形成されており、この注入口15は、後
述のようにシリコンオイルを注入した後に、キャップシ
ールによって密封される。
【0025】また、カバー7が装着されるケース6の内
壁上端部には、開口部12の周縁に沿って突部16が形
成されており、装着されるカバー6の凹部に嵌合して密
封性を高めてシリコンオイルがケース6とカバー7との
間から漏れ出るのを防止している。さらに、ケース6の
長手方向の両側面の中央には、一対の支持腕17が突設
されており、各支持腕17の先端部17aが、ハウジン
グ11の後述の取付孔34に嵌まり込んで位置決めされ
て取り付けられるようになっている。
【0026】図9および図10は、対電極21,22;3
1,32を構成する各電極21,22,31,32の両面をそ
れぞれ示す図であり、図11は、その側面図であり、各
電極21,22,31,32は、同一形状であるので、これ
らの図においては、電極21を代表的に示している。
【0027】電極21は、容器1内部のおける形状が上
下対称となるものであり、大略矩形の電極部21aと、
回路基板8に半田付けされる端子部21bとを有してお
り、電極部21aの中央には、シリコンオイルの流路と
なるスリット21cがケース6における深さ方向に沿っ
て形成されており、また、ケース6の保持凹部14に嵌
め込まれる両端部には、一方の面側に突出した突起21
dが上下二か所にそれぞれ形成されており、この突起2
1dが形成された面とは反対側の面が、対向面となるよ
うにケース6の保持凹部14に嵌め込んで取り付けられ
るものであり、これによって、電極の対向面の両端部が
保持凹部14の保持面にキッチリと押圧されることにな
り、図12の部分拡大図に示されるように、対電極
1,22の互いに対向する対向面間の距離、すなわち、
電極間の距離Dを精度よく設定できることになる。ま
た、電極21の上下には、容器1の上下の内壁との間で
流路を形成するための凹部21eが上下対称に形成され
ている。ケース6に配設された電極21,22,31,32
は、その端子部21b,2b2,31b,32bがカバー7
の後述の挿通孔18を介して回路基板8に半田付けされ
る。
【0028】図13は、カバー7の平面図であり、図1
4は、図13の切断面線C−Cから見た断面図であり、
図15は、図13の切断面線D−Dら見た断面図であ
る。
【0029】樹脂製のカバー7は、ケース6内に配設さ
れた二組の対電極21,22;31,32の各電極21
2,31,32の端子部21b,22b,31b,32bを
引き出すための挿通孔18を有しており、ケース6に装
着される側の周縁部には、ケース6の上述の突部16に
嵌合する凹部19が形成されている。このカバー7の前
記凹部19が形成されている面とは反対側の面は、傾斜
面20となっており、ケース6に電極21,22,31
2を配設してカバー7を装着した後の樹脂封止の際
に、図3あるいは図4に示されるエポキシ樹脂等の封止
樹脂45が円滑に外側に流れてケース6とカバー7との
外周の境界部分を確実に封止するように構成している。
【0030】電極21,22,31,32の各端子部2
1b,22b,31b,32bが半田付けされるとともに、
シールドケース9の後述の引き出し部26,27が半田
付けされる回路基板8は、上述の図5に示されるように
前記端子部21b,22b,31b,32bおよびシールド
ケース9の引き出し部26,27が挿通する挿通孔21
を有している。
【0031】図16および図17は、シールドケース9
の斜視図である。ケース6およびカバー7からなる容器
1および回路基板8が収納されるシールドケース9は、
ケース6の支持腕17に対応する切欠部22を有すると
ともに、図3あるいは図4に示されるウレタン樹脂等の
充填樹脂46が外側に円滑に流れるように開口23を側
面に有している。さらに、底面側には、ケース6のシリ
コンオイル注入用の注入口15に対応する開口24が、
二つ設けられており、ケース6の収納方向が逆の場合で
あっても、ケース6の注入口15がシールドケース9外
に臨むように構成されており、さらに、四カ所の隅部に
は、ハウジング11の後述の突起33が挿通する挿通孔
25が形成されている。このシールドケース9には、回
路基板8のみに半田付けされる引き出し部26と、回路
基板8およびシールドカバー10に半田付けされる引き
出し部27が形成されている。
【0032】シールドカバー10には、図5に示される
ように、シールドケース9の二つの引き出し部27が挿
通固定されて半田付けされる挿通孔28が形成されてい
る。
【0033】図18は、ハウジング11の平面図であ
り、図19は、図18の切断面線E−Eから見た断面図
であり、図20は、図18の切断面線F−Fから見た断
面図である。
【0034】ハウジング11は、その左右方向(図19
の左右方向)の両側に、当該傾斜センサ5を、農機具等
の適宜箇所に設置するための取付部29を有するととも
に、一方の取付部29には、リード線30を引き出すた
めの切欠部31が形成されており、図5に示されるよう
に、この切欠部31にクランプ32によってリード線3
0が固定されるようになっている。また、ハウジング1
1の収納部の底面の四カ所の隅部には、シールドケース
9の挿通孔25を介してケース6の底面を保持する突起
33が形成されており、この突起33の端面は平行とな
っており、収納されたケース6を平行に保持するように
なっている。さらに、ハウジング11の側面には、ケー
ス6の支持腕17の先端17aが嵌め込んで位置決めさ
れる取付孔34が形成されている。
【0035】次に、以上の構成を有する傾斜センサ5の
組み立て手順を上述の図5に基づいて説明する。
【0036】先ず、ケース6に電極21,22,31,32
を取り付けて二組の対電極21,22;31,32を構成
し、カバー7を装着してエポキシ樹脂等で封止し、ケー
ス6の注入口15からシリコンオイルを、図3あるいは
図4の仮想線で示されるように、容器の容積のほぼ1/
2注入し、キャップシールで注入口15を密封し、電極
1,22,31,32の端子部21b,22b,31b,3
2を回路基板8に半田付けし、さらに、リード線30
を回路基板8に半田付けした後に、シールドケース9内
に収納してシールドケース9の引き出し部26,27を
回路基板8に半田付けする。
【0037】次に、ハウジング11内に収納し、ウレタ
ン樹脂等を充填し、シールドカバー10をシールドケー
ス9に取り付けて引き出し部27を半田付けして再びウ
レタン樹脂等を充填することにより、傾斜センサ5を得
ることができる。
【0038】この実施の形態の傾斜センサ5は、例え
ば、トラクタなどの農機具に搭載されて左右方向の傾斜
を検出するものであり、ハウジング11の二つの取付部
29が、前記左右方向に沿うように設置されるものであ
る。
【0039】図21は、この実施の形態の傾斜センサ5
の回路構成を示すブロック図であり、図22は、動作説
明に供する信号波形図であり、同図(A)は、発振回路
出力、同図(B),(C)は、対電極21,22;31
2の各組にそれぞれ対応する微分回路出力、同図
(D)は、差動増幅回路出力、同図(E)は、半波整流
回路出力、同図(F)は、平滑回路出力である。
【0040】この実施の形態の傾斜センサ5は、電源回
路35と、図22(A)に示される発振出力を与える発
振回路36と、上述の二組の対電極21,22;31,32
と、各対電極の出力をそれぞれ微分する微分回路37
と、例えば図22(B),(C)に示される微分回路3
7の出力を差動増幅する差動増幅回路38と、図22
(D)に示される差動増幅回路38の出力を半波整流す
る半波整流回路39と、図22(E)に示される半波整
流回路39の出力を平滑化する平滑回路40と、図22
(F)に示される平滑回路40の出力に基づいて、傾斜
角度が15度以上あるいは17度以上であるか否かを判
定するとともに、前記15度以上あるいは17度以上で
あるときに、負荷開閉回路41を制御してパルス発生回
路42のパルスをブザ等の負荷に与える判定回路43と
を備えており、この実施の形態では、傾斜角度が15度
以上になると、例えば、断続した警報音を発生して注意
を促し、傾斜角度が17度以上になると、例えば、連続
した警報音を発生してユーザに警告を発するものであ
る。
【0041】図23は、この傾斜センサ5における傾斜
角度と平滑回路40の出力との関係を示す特性図であ
り、左右方向の傾斜角度に応じてリニアな検出出力が得
られ、傾斜角度15度が判定回路43における第1の判
定レベルV1とされ、傾斜角度17度が第2の判定レベ
ルV2とされる。
【0042】容器1内部における上下対称な矩形の電極
1,22,31,32を有し、以上のように構成された傾
斜センサ5は、図24に示されるように天面44を上に
した状態で農機具に設置しても、あるいは、図25に示
されるように、その上下方向を逆にして天面44を下に
した状態で農機具に設置しても傾斜角度を検出すること
が可能となり、取付方向の自由度が向上することにな
る。
【0043】上述の実施の形態では、各電極21,22
1,32の電極部は、矩形状に形成されたけれども、矩
形に限らず、上下対称な他の形状を用いてもよい。
【0044】上述の実施の形態では、農機具の傾斜の検
出に適用して説明したけれども、本発明は農機具に限る
ものではなく、他の建設機械等の傾斜センサとして用い
てもよいのは勿論である。上述の実施の形態では、二組
の対電極の差動をとって傾斜を検出したけれども、本発
明の他の実施の形態として、差動をとることなく個別に
傾斜を検出してもよい。
【0045】上述の実施の形態では、各電極21,22
1,32には、スリット21c,22c,31c,32cお
よび突起21d,22d,31d,32dが形成されたけれ
ども、本発明の他の実施の形態として、図26,27に
示されるように、スリットおよび突起を省略してもよ
い。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、対電極間
の静電容量に基づいて傾斜を検出するに際して、対電極
を構成する各電極を、容器の上下を逆転させて配置して
も傾斜を検出できる形状、例えば容器内部における形状
を上下対称な形状としているので、容器の上下を反転さ
せて取り付けても傾斜を検出できることになり、傾斜セ
ンサの取り付けの自由度が向上する。
【0047】また、対電極を構成する各電極は、傾斜を
検出すべき方向に直交するように配設され、液体の流路
となるスリットを有する構成としているので、傾斜した
ときには、液体が前記スリットを介して流動する一方、
当該傾斜センサが搭載された農機具等における振動など
による液体の不所望な流動が、前記スリットよって抑制
されて誤動作を防止できることになる。
【0048】さらに、容器および電極が接続された回路
基板は、その周囲がシールド部材で覆われてハウジング
内に収納されるので、ノイズによる誤動作を防止するこ
とができる。
【0049】また、容器を構成するケースと、このケー
スの開口部を覆うカバーとは、突部と凹部とが嵌合する
構造であるので、容器内に封入される液体の密封性が高
まることになり、また、ケースの内壁に形成された保持
凹部に嵌め込まれて保持される各電極の一方の面には、
突起が形成されているので、各電極を保持凹部にキッチ
リと嵌め込むことができ、各電極の他方の面である対向
面間の距離を精度よく設定できることになる。
【0050】さらに、各組の対電極間の静電容量に基づ
く差動出力によって傾斜を検出するので、個別に検出す
る場合に比べて構成が簡素化されるとともに、検出した
傾斜角度に応じて少なくとも二段階の報知出力を与える
ので、傾斜角度に応じて、例えば注意、警告といった適
切な報知を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の傾斜センサの検出原理を説明するため
の構成図である。
【図2】本発明の一つの実施の形態に係る傾斜センサの
斜視図である。
【図3】図2の縦断正面図である。
【図4】図2の縦断側面図である。
【図5】図2の分解斜視図である。
【図6】図5のケースの平面図である。
【図7】図6の断面図である。
【図8】図6の断面図である。
【図9】図5の電極の表面図である。
【図10】図5の電極の裏面図である。
【図11】図9の側面図である。
【図12】電極の取付状態を示す部分拡大図である。
【図13】図5のカバーの平面図である。
【図14】図13の断面図である。
【図15】図13の断面図である。
【図16】図5のシールドケースの斜視図である。
【図17】図5のシールドケースの斜視図である。
【図18】図5のハウジングの平面図である。
【図19】図18の断面図である。
【図20】図18の断面図である。
【図21】回路構成を示すブロック図である。
【図22】動作説明に供する波形図である。
【図23】傾斜角度と検出出力との関係を示す特性図で
ある。
【図24】傾斜センサの取付状態を示す図である。
【図25】傾斜センサの他の取付状態を示す図である。
【図26】他の実施の形態の電極の表面図である。
【図27】図26の電極の裏面図である。
【符号の説明】
1 容器 21,22;31,32 対電極 6 ケース 7 カバー 8 回路基板 9 シールドケース 10 シールドカバー 11 ハウジング 14 保持凹部 16 突部 19 凹部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器内に、対向する対電極を配設すると
    ともに、前記容器の傾斜に応じて前記対電極間の静電容
    量を変化させる液体を封入し、前記対電極間の静電容量
    に基づいて傾斜を検出する傾斜センサであって、 前記対電極を構成する各電極は、前記容器の上下を逆転
    させて配置しても傾斜を検出可能な形状であることを特
    徴とする傾斜センサ。
  2. 【請求項2】 前記各電極は、前記容器の内部における
    形状が上下対称である請求項1記載の傾斜センサ。
  3. 【請求項3】 前記対電極を少なくとも二組備え、対電
    極の各組を、容器内の傾斜を検出すべき方向の両側にそ
    れぞれ配設し、前記対電極を構成する各電極は、前記液
    体の流路となるスリットを有するとともに、前記傾斜を
    検出すべき方向に直交するように配設される請求項1ま
    たは2記載の傾斜センサ。
  4. 【請求項4】 前記容器は、開口部を有するケースと、
    前記開口部を覆うカバーとを備え、 前記対電極を構成する各電極は、中央に前記スリットが
    形成された大略矩形の電極部と、前記カバーに形成され
    た挿通孔を介して回路基板に接続される端子部とを有
    し、 前記容器および前記回路基板は、その周囲がシールド部
    材で覆われてハウジング内に収納されて樹脂充填される
    請求項3記載の傾斜センサ。
  5. 【請求項5】 前記ケースの前記開口部の周縁および前
    記開口部を覆うカバーの周縁の一方には、突部が形成さ
    れるとともに、他方には、前記突部に嵌合する凹部が形
    成され、 前記ケース内壁の対向面には、前記対電極を構成する各
    電極の両端部が嵌め込まれて各電極が保持される保持凹
    部がそれぞれ形成され、前記各電極の一方の面の前記両
    端部には、前記保持凹部に嵌め込まれて該保持凹部の保
    持面に押圧される突起が形成され、各電極の他方の面
    が、互いに対向する対向面とされる請求項4記載の傾斜
    センサ。
  6. 【請求項6】 前記傾斜を検出すべき方向の両側にそれ
    ぞれ配設された各組の対電極間の静電容量に基づく差動
    出力によって傾斜を検出するとともに、検出した傾斜角
    度に応じて少なくとも二段階の報知出力を与える請求項
    3ないし5のいずれかに記載の傾斜センサ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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