JPH10268251A - 液晶表示装置の制御方法 - Google Patents
液晶表示装置の制御方法Info
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- JPH10268251A JPH10268251A JP9076311A JP7631197A JPH10268251A JP H10268251 A JPH10268251 A JP H10268251A JP 9076311 A JP9076311 A JP 9076311A JP 7631197 A JP7631197 A JP 7631197A JP H10268251 A JPH10268251 A JP H10268251A
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Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 使用目的に応じて視野角依存性を変化させる
ことのできる液晶表示装置の制御方法を提供する。 【解決手段】 第1の基板と、第2の基板と、第1の液
晶層と、第1の電極と、第2の電極とを含んでなる表示
用液晶パネルを有しており、第1の電極および第2の電
極間に電圧を印加することにより、第1の液晶層中の液
晶分子の配列状態を制御する液晶表示装置の制御方法で
あって、前記表示用液晶パネル上部に、さらに、第3の
基板と、第4の基板と、第2の液晶層と、第3の電極
と、第4の電極とを含んでなる補償用液晶パネルが設け
られており、前記表示用液晶パネルおよび補償用液晶パ
ネルが、第1の偏光板および第2の偏光板間に挟持され
ており、前記補償用液晶パネル側に補償用電気信号を入
力し、表示用液晶パネルおよび補償用液晶パネルを透過
する光の視野角依存性を調整する。
ことのできる液晶表示装置の制御方法を提供する。 【解決手段】 第1の基板と、第2の基板と、第1の液
晶層と、第1の電極と、第2の電極とを含んでなる表示
用液晶パネルを有しており、第1の電極および第2の電
極間に電圧を印加することにより、第1の液晶層中の液
晶分子の配列状態を制御する液晶表示装置の制御方法で
あって、前記表示用液晶パネル上部に、さらに、第3の
基板と、第4の基板と、第2の液晶層と、第3の電極
と、第4の電極とを含んでなる補償用液晶パネルが設け
られており、前記表示用液晶パネルおよび補償用液晶パ
ネルが、第1の偏光板および第2の偏光板間に挟持され
ており、前記補償用液晶パネル側に補償用電気信号を入
力し、表示用液晶パネルおよび補償用液晶パネルを透過
する光の視野角依存性を調整する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置の視
野角依存性を外部から制御する方法に関する。
野角依存性を外部から制御する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来のツイステッドネマティッ
ク(以下、「TN」という)液晶方式の液晶表示装置の
一例を示す説明図である。なお、TN液晶方式の液晶表
示装置とは、一方の基板から他方の基板に向けて液晶分
子が螺旋状にねじれた状態に配設されているネマティッ
ク型液晶を用いて制御される液晶表示装置をいう。図9
において、1は第1の透明電極基板、2は、第1の透明
電極基板1に対向する第2の透明電極基板、3は液晶層
中の液晶分子、4は、第1の透明電極基板1の上面に配
設された第1の配向膜、5は、第2の透明電極基板2の
下面に配設された第2の配向膜、6は、第1の透明電極
基板1の下面に配設された第1の偏光板、7は、第2の
透明電極基板2の上面に配設された第2の偏光板を示
す。なお、図9には、一画素分の液晶表示装置のみが示
されている。さらに、液晶分子の長軸方向をより明確に
示すために、第1の透明電極基板1および第2の透明電
極基板2間に5個の液晶分子のみが示されており、液晶
分子の形状も概略的に円柱となっている。また、第1の
透明電極基板1および第1の配向膜4と、第1の透明電
極基板1および第1の偏光板6と、第2の透明電極基板
2および第2の配向膜5と、第2の透明電極基板2およ
び第2の偏光板7とはそれぞれ互いに離間された状態で
示されているが、実際はそれぞれ互いに密着している。
ク(以下、「TN」という)液晶方式の液晶表示装置の
一例を示す説明図である。なお、TN液晶方式の液晶表
示装置とは、一方の基板から他方の基板に向けて液晶分
子が螺旋状にねじれた状態に配設されているネマティッ
ク型液晶を用いて制御される液晶表示装置をいう。図9
において、1は第1の透明電極基板、2は、第1の透明
電極基板1に対向する第2の透明電極基板、3は液晶層
中の液晶分子、4は、第1の透明電極基板1の上面に配
設された第1の配向膜、5は、第2の透明電極基板2の
下面に配設された第2の配向膜、6は、第1の透明電極
基板1の下面に配設された第1の偏光板、7は、第2の
透明電極基板2の上面に配設された第2の偏光板を示
す。なお、図9には、一画素分の液晶表示装置のみが示
されている。さらに、液晶分子の長軸方向をより明確に
示すために、第1の透明電極基板1および第2の透明電
極基板2間に5個の液晶分子のみが示されており、液晶
分子の形状も概略的に円柱となっている。また、第1の
透明電極基板1および第1の配向膜4と、第1の透明電
極基板1および第1の偏光板6と、第2の透明電極基板
2および第2の配向膜5と、第2の透明電極基板2およ
び第2の偏光板7とはそれぞれ互いに離間された状態で
示されているが、実際はそれぞれ互いに密着している。
【0003】前記第1の透明電極基板1および第2の透
明電極基板2は、ガラス基板などの透明基板と、該透明
基板表面に設けられた透明電極とからなる。第1の透明
電極基板1は上面に透明電極が設けられており、第2の
透明電極基板2は下面に透明電極が設けられている。
明電極基板2は、ガラス基板などの透明基板と、該透明
基板表面に設けられた透明電極とからなる。第1の透明
電極基板1は上面に透明電極が設けられており、第2の
透明電極基板2は下面に透明電極が設けられている。
【0004】従来の液晶表示装置は、互いに対向する第
1の透明電極基板1および第2の透明電極基板2と、第
1の透明電極基板1および第2の透明電極基板2間に挟
持された液晶層と、互いに対向する第1の透明電極基板
1および第2の透明電極基板2の内側に設けられた、液
晶分子の配向状態を制御するための、第1の配向膜4お
よび第2の配向膜5と、第1の透明電極基板1および第
2の透明電極基板2を挟持する第1の偏光板および第2
の偏光板とからなる。第1の偏光板の偏光軸方向(図
中、「B」で示される方向)は、第2の偏光板の偏光軸
方向(図中、「D」で示される方向)に対して垂直であ
る。一般的に、伝搬方向に対して垂直に振動する光の振
動方向が1つの方向に偏った状態を偏光状態といい、該
偏光状態は偏光板などによって実現できる。ある偏光板
によって実現できる偏光状態における振動方向を偏光板
の偏光軸方向という。
1の透明電極基板1および第2の透明電極基板2と、第
1の透明電極基板1および第2の透明電極基板2間に挟
持された液晶層と、互いに対向する第1の透明電極基板
1および第2の透明電極基板2の内側に設けられた、液
晶分子の配向状態を制御するための、第1の配向膜4お
よび第2の配向膜5と、第1の透明電極基板1および第
2の透明電極基板2を挟持する第1の偏光板および第2
の偏光板とからなる。第1の偏光板の偏光軸方向(図
中、「B」で示される方向)は、第2の偏光板の偏光軸
方向(図中、「D」で示される方向)に対して垂直であ
る。一般的に、伝搬方向に対して垂直に振動する光の振
動方向が1つの方向に偏った状態を偏光状態といい、該
偏光状態は偏光板などによって実現できる。ある偏光板
によって実現できる偏光状態における振動方向を偏光板
の偏光軸方向という。
【0005】まず、図9において左側に示されている状
態、すなわち第1の透明電極基板1および第2の透明電
極基板2間に電圧が印加されていない状態(電圧無印加
状態)について説明する。電圧無印加状態では、液晶分
子3の長軸方向は第1の透明電極基板1および第2の透
明電極基板2表面に対してほぼ平行である。さらに、第
1の透明電極基板1の下側から液晶分子を見たとき、第
1の透明電極基板1から第2の透明電極基板2にかけて
液晶分子の長軸方向が所定の角度づつ変化し、液晶分子
の配列が時計回りに90°ねじれた状態となっている。
したがって、第1の透明電極基板1の最も近くに存在す
る液晶分子の長軸方向は、第2の透明電極基板2の最も
近くに存在する液晶分子の長軸方向に対して直交してい
る。さらに、液晶層中の液晶分子のねじれた状態を安定
させるために、液晶層中にはカイラル剤が添加されてい
る。なお、カイラル剤とは、ネマティック型液晶にねじ
れを誘起する物質である。
態、すなわち第1の透明電極基板1および第2の透明電
極基板2間に電圧が印加されていない状態(電圧無印加
状態)について説明する。電圧無印加状態では、液晶分
子3の長軸方向は第1の透明電極基板1および第2の透
明電極基板2表面に対してほぼ平行である。さらに、第
1の透明電極基板1の下側から液晶分子を見たとき、第
1の透明電極基板1から第2の透明電極基板2にかけて
液晶分子の長軸方向が所定の角度づつ変化し、液晶分子
の配列が時計回りに90°ねじれた状態となっている。
したがって、第1の透明電極基板1の最も近くに存在す
る液晶分子の長軸方向は、第2の透明電極基板2の最も
近くに存在する液晶分子の長軸方向に対して直交してい
る。さらに、液晶層中の液晶分子のねじれた状態を安定
させるために、液晶層中にはカイラル剤が添加されてい
る。なお、カイラル剤とは、ネマティック型液晶にねじ
れを誘起する物質である。
【0006】つぎに、図9において右側に示されている
状態、すなわち第1の透明電極基板1および第2の透明
電極基板2間に、表示用電気信号を入力することにより
電圧が印加されている状態(電圧印加状態)について説
明する。電圧印加状態では、液晶分子3が立上がる(液
晶分子3の長軸方向が第1の透明電極基板1および第2
の透明電極基板2表面に対して平行でなくなる)。液晶
分子は液晶層の中心部に近くなるほど大きく立上がる
(図9に示される液晶表示装置において、液晶分子3は
奥側の端部が立上がる)。したがって、第1の透明電極
基板1および第2の透明電極基板2の最も近くに存在す
る液晶分子の長軸方向は、第1の透明電極基板1および
第2の透明電極基板2表面に対してほぼ平行であり、液
晶層の中心部の液晶分子の長軸方向は、第1の透明電極
基板1および第2の透明電極基板2表面に対してほぼ垂
直である。
状態、すなわち第1の透明電極基板1および第2の透明
電極基板2間に、表示用電気信号を入力することにより
電圧が印加されている状態(電圧印加状態)について説
明する。電圧印加状態では、液晶分子3が立上がる(液
晶分子3の長軸方向が第1の透明電極基板1および第2
の透明電極基板2表面に対して平行でなくなる)。液晶
分子は液晶層の中心部に近くなるほど大きく立上がる
(図9に示される液晶表示装置において、液晶分子3は
奥側の端部が立上がる)。したがって、第1の透明電極
基板1および第2の透明電極基板2の最も近くに存在す
る液晶分子の長軸方向は、第1の透明電極基板1および
第2の透明電極基板2表面に対してほぼ平行であり、液
晶層の中心部の液晶分子の長軸方向は、第1の透明電極
基板1および第2の透明電極基板2表面に対してほぼ垂
直である。
【0007】電圧無印加状態で、バックライト(図示せ
ず)などを用いて、第1の透明電極基板1の下側(図
中、「A」を用いて示される方向)から、複数の偏光面
を有する光を入射したばあい、図中「B」で示される方
向に対して平行な偏光面を有する光のみが第1の偏光板
6および第1の透明電極基板1を透過する。透過した光
の偏光面は、液晶層中で液晶分子の配列状態にしたがっ
て90°旋回する。したがって、第2の透明電極基板2
を透過した光は、偏光面が図中「C1」で示される方向
に対して平行になり、第2の偏光板7を透過する。した
がって、電圧無印加状態では、液晶表示装置は白表示と
なる。なお、図中、実線を用いて示された矢印E1は第
2の偏光板7を光が透過していることを示す。
ず)などを用いて、第1の透明電極基板1の下側(図
中、「A」を用いて示される方向)から、複数の偏光面
を有する光を入射したばあい、図中「B」で示される方
向に対して平行な偏光面を有する光のみが第1の偏光板
6および第1の透明電極基板1を透過する。透過した光
の偏光面は、液晶層中で液晶分子の配列状態にしたがっ
て90°旋回する。したがって、第2の透明電極基板2
を透過した光は、偏光面が図中「C1」で示される方向
に対して平行になり、第2の偏光板7を透過する。した
がって、電圧無印加状態では、液晶表示装置は白表示と
なる。なお、図中、実線を用いて示された矢印E1は第
2の偏光板7を光が透過していることを示す。
【0008】さらに、電圧印加状態で、第1の透明電極
基板1の下側から、複数の偏光面を有する光を入射した
ばあい、図中「B」で示される方向に対して平行な偏光
面を有する光のみが第1の偏光板6および第1の透明電
極基板1を透過する。透過した光は、液晶層に入射され
た状態の偏光面を維持したまま液晶層を透過する。した
がって、第2の透明電極基板2を透過した光は、偏光面
が図中「C2」で示される方向に対して平行になり、第
2の偏光板7で遮断される。したがって、電圧印加状態
では、液晶表示装置は黒表示となる。なお、図中、破線
を用いて示された矢印E2は第2の偏光板7で光が遮断
されていることを示す。
基板1の下側から、複数の偏光面を有する光を入射した
ばあい、図中「B」で示される方向に対して平行な偏光
面を有する光のみが第1の偏光板6および第1の透明電
極基板1を透過する。透過した光は、液晶層に入射され
た状態の偏光面を維持したまま液晶層を透過する。した
がって、第2の透明電極基板2を透過した光は、偏光面
が図中「C2」で示される方向に対して平行になり、第
2の偏光板7で遮断される。したがって、電圧印加状態
では、液晶表示装置は黒表示となる。なお、図中、破線
を用いて示された矢印E2は第2の偏光板7で光が遮断
されていることを示す。
【0009】したがって、図9に示される従来の液晶表
示装置は、電圧無印加時に白表示となり、電圧印加時に
黒表示となる。かかる液晶表示装置を、ノーマリーホワ
イト(NW)モードの液晶表示装置という。なお、第1
の偏光板6の偏光軸方向を第2の偏光板7の偏光軸方向
に対して平行にしたばあいは、液晶表示装置は、電圧印
加時に白表示となり、電圧無印加時に黒表示となる。か
かる液晶表示装置を、ノーマリーブラック(NB)モー
ドの液晶表示装置という。
示装置は、電圧無印加時に白表示となり、電圧印加時に
黒表示となる。かかる液晶表示装置を、ノーマリーホワ
イト(NW)モードの液晶表示装置という。なお、第1
の偏光板6の偏光軸方向を第2の偏光板7の偏光軸方向
に対して平行にしたばあいは、液晶表示装置は、電圧印
加時に白表示となり、電圧無印加時に黒表示となる。か
かる液晶表示装置を、ノーマリーブラック(NB)モー
ドの液晶表示装置という。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図10は、液晶分子
と、液晶表示装置に入射された光の進行方向とを示す説
明図である。図10には、第1の透明電極基板1と、第
2の透明電極2と、液晶層中の4つの液晶分子3a、3
b、3c、3dのみが示されている。また、矢印H
1は、第1の透明電極基板1表面に対して入射光角度θ
1を呈する方向から入射された光の進行方向を示し、矢
印H2は、第1の透明電極基板1表面に対して入射光角
度θ2を呈する方向から入射された光の進行方向を示
す。なお、図10に示される液晶分子は、プレティルト
角のみを考慮して示されており、ねじれのない状態で示
されている。
と、液晶表示装置に入射された光の進行方向とを示す説
明図である。図10には、第1の透明電極基板1と、第
2の透明電極2と、液晶層中の4つの液晶分子3a、3
b、3c、3dのみが示されている。また、矢印H
1は、第1の透明電極基板1表面に対して入射光角度θ
1を呈する方向から入射された光の進行方向を示し、矢
印H2は、第1の透明電極基板1表面に対して入射光角
度θ2を呈する方向から入射された光の進行方向を示
す。なお、図10に示される液晶分子は、プレティルト
角のみを考慮して示されており、ねじれのない状態で示
されている。
【0011】TN液晶方式の液晶表示装置においては、
第1の透明電極基板1表面に対する、第1の透明電極基
板1または第2の透明電極2付近に存在する液晶分子3
a、3dの長軸方向の角度、すなわちプレティルト角θ
PTは、第1の透明電極基板1表面および第2の透明電
極2表面の配向の性質によって決まる。該配向の性質
は、たとえば、第1の透明電極基板1および第2の透明
電極2と、液晶層との接触界面に設けられる配向膜の性
質により調整される。さらに、外部から第1の透明電極
基板1および第2の透明電極2間に電圧を印加すること
によって、液晶層中心部の液晶分子が立上がり、液晶分
子の配列状態が変化する。かかる配列状態の変化によっ
て液晶層を通過する光の透過率を制御できる。
第1の透明電極基板1表面に対する、第1の透明電極基
板1または第2の透明電極2付近に存在する液晶分子3
a、3dの長軸方向の角度、すなわちプレティルト角θ
PTは、第1の透明電極基板1表面および第2の透明電
極2表面の配向の性質によって決まる。該配向の性質
は、たとえば、第1の透明電極基板1および第2の透明
電極2と、液晶層との接触界面に設けられる配向膜の性
質により調整される。さらに、外部から第1の透明電極
基板1および第2の透明電極2間に電圧を印加すること
によって、液晶層中心部の液晶分子が立上がり、液晶分
子の配列状態が変化する。かかる配列状態の変化によっ
て液晶層を通過する光の透過率を制御できる。
【0012】一般的に、液晶分子は長軸方向と短軸方向
とで光学的特性が異なる。ここで、長軸方向(「G1」
で示される紙面に対して垂直な方向)に沿って液晶分子
を透過する光に対する液晶分子の屈折率(以下、「長軸
方向の屈折率」という)をn‖、短軸方向(「G2」で
示される紙面に対して垂直な方向)に沿って液晶分子を
透過する光に対する液晶分子の屈折率(以下、「短軸方
向の屈折率」という)をn⊥とする。液晶分子は、長軸
方向の屈折率n‖と短軸方向の屈折率n⊥とが異なる。
長軸方向の屈折率n‖と短軸方向の屈折率n⊥との差を
Δnとし、式(1)に示す。
とで光学的特性が異なる。ここで、長軸方向(「G1」
で示される紙面に対して垂直な方向)に沿って液晶分子
を透過する光に対する液晶分子の屈折率(以下、「長軸
方向の屈折率」という)をn‖、短軸方向(「G2」で
示される紙面に対して垂直な方向)に沿って液晶分子を
透過する光に対する液晶分子の屈折率(以下、「短軸方
向の屈折率」という)をn⊥とする。液晶分子は、長軸
方向の屈折率n‖と短軸方向の屈折率n⊥とが異なる。
長軸方向の屈折率n‖と短軸方向の屈折率n⊥との差を
Δnとし、式(1)に示す。
【0013】Δn=n‖−n⊥ (1) その結果、図10にG3〜G6を用いて示される屈折率
nio、nie(i=1、2)は、それぞれ液晶パネル
を透過する光の伝播方向と、該伝播方向に対して垂直な
方向の屈折率を示し、第1の透明電極基板および第2の
透明電極基板に対する液晶分子の長軸方向が変化するこ
とにより値が変わる。これを屈折率の異方性という。す
なわち、液晶表示装置に入射された光の第1の透明電極
基板1表面に対する入射光角度θi(i=1、2)によ
って、液晶分子の屈折率は異なる。その結果、液晶層を
透過した光の光学的な特性が光の入射光角度によって変
化し、TN液晶方式の液晶表示装置固有の視野角による
コントラスト比(白表示時の輝度と黒表示時の輝度との
比)の変動、階調の反転といった視野角依存性が発生す
る。
nio、nie(i=1、2)は、それぞれ液晶パネル
を透過する光の伝播方向と、該伝播方向に対して垂直な
方向の屈折率を示し、第1の透明電極基板および第2の
透明電極基板に対する液晶分子の長軸方向が変化するこ
とにより値が変わる。これを屈折率の異方性という。す
なわち、液晶表示装置に入射された光の第1の透明電極
基板1表面に対する入射光角度θi(i=1、2)によ
って、液晶分子の屈折率は異なる。その結果、液晶層を
透過した光の光学的な特性が光の入射光角度によって変
化し、TN液晶方式の液晶表示装置固有の視野角による
コントラスト比(白表示時の輝度と黒表示時の輝度との
比)の変動、階調の反転といった視野角依存性が発生す
る。
【0014】たとえば、「H1」で示される光に対する
長軸方向(図中、矢印G3で示される方向)の屈折率n
1eと、「H2」で示される光に対する長軸方向(図
中、矢印G5で示される方向)の屈折率N2eとは異な
り、また、「H1」で示される光に対する短軸方向(図
中、「G4」で示される紙面に対して垂直な方向)の屈
折率n1oと、「H2」で示される光に対する短軸方向
(図中、「G6」で示される紙面に対して垂直な方向)
の屈折率n2oとは異なる。
長軸方向(図中、矢印G3で示される方向)の屈折率n
1eと、「H2」で示される光に対する長軸方向(図
中、矢印G5で示される方向)の屈折率N2eとは異な
り、また、「H1」で示される光に対する短軸方向(図
中、「G4」で示される紙面に対して垂直な方向)の屈
折率n1oと、「H2」で示される光に対する短軸方向
(図中、「G6」で示される紙面に対して垂直な方向)
の屈折率n2oとは異なる。
【0015】図11は、従来のTN液晶方式の液晶表示
装置の視野角依存性を示すグラフである。図11におい
て、横軸は測定角度θV(°)を示し、縦軸は相対輝度
(%)を示す。測定は、第2の透明電極基板2上方の所
定の位置から第2の透明電極基板2表面の所定の箇所の
輝度を測定して行われた。前記測定角度θVとは、前記
第2の透明電極基板2上方の所定の位置から前記第2の
透明電極基板2表面の所定の箇所を結ぶ直線(以下、
「測定線」という)と、第2の透明電極基板2表面との
なす角度をいう。また、測定角度θVの極性は図9の上
側に示される。すなわち、測定線が第2の透明電極基板
2表面に対して垂直なときを測定角度θV=0°とし、
測定線が図9において奥側に傾いているときの極性をプ
ラスとし、測定線が図9において手前側に傾いていると
きの極性をマイナスとする。なお、測定角度θVと、第
1の透明電極基板1および第2の透明電極基板2表面付
近に存在する液晶分子のプレティルト角θPTとが一致
したとき、視野角依存性が最も顕著にあらわれる。ま
た、前記相対輝度とは、正面(θV=0°)の最大輝度
(NWモードでは電圧無印加時の輝度)を100%とし
たときの輝度をいう。
装置の視野角依存性を示すグラフである。図11におい
て、横軸は測定角度θV(°)を示し、縦軸は相対輝度
(%)を示す。測定は、第2の透明電極基板2上方の所
定の位置から第2の透明電極基板2表面の所定の箇所の
輝度を測定して行われた。前記測定角度θVとは、前記
第2の透明電極基板2上方の所定の位置から前記第2の
透明電極基板2表面の所定の箇所を結ぶ直線(以下、
「測定線」という)と、第2の透明電極基板2表面との
なす角度をいう。また、測定角度θVの極性は図9の上
側に示される。すなわち、測定線が第2の透明電極基板
2表面に対して垂直なときを測定角度θV=0°とし、
測定線が図9において奥側に傾いているときの極性をプ
ラスとし、測定線が図9において手前側に傾いていると
きの極性をマイナスとする。なお、測定角度θVと、第
1の透明電極基板1および第2の透明電極基板2表面付
近に存在する液晶分子のプレティルト角θPTとが一致
したとき、視野角依存性が最も顕著にあらわれる。ま
た、前記相対輝度とは、正面(θV=0°)の最大輝度
(NWモードでは電圧無印加時の輝度)を100%とし
たときの輝度をいう。
【0016】図11には、相対輝度が100%(白表
示)のときの視野角依存性(図中、白抜きの円形で示さ
れる)、相対輝度が75%のときの視野角依存性(図
中、バツで示される)、相対輝度が50%のときの視野
角依存性(図中、黒塗りの三角形で示される)、相対輝
度が25%のときの視野角依存性(図中、黒塗りの四角
形で示される)、相対輝度が0%(黒表示)のときの視
野角依存性(図中、黒塗りのひし形で示される)が示さ
れてる。
示)のときの視野角依存性(図中、白抜きの円形で示さ
れる)、相対輝度が75%のときの視野角依存性(図
中、バツで示される)、相対輝度が50%のときの視野
角依存性(図中、黒塗りの三角形で示される)、相対輝
度が25%のときの視野角依存性(図中、黒塗りの四角
形で示される)、相対輝度が0%(黒表示)のときの視
野角依存性(図中、黒塗りのひし形で示される)が示さ
れてる。
【0017】さらに、表1に視野角依存性を評価する際
の指標を示す。表1には、上から、コントラスト比(C
R)が10以上となる範囲の視野角(θVCR10)
と、相対輝度が25%であり、階調反転の発生しない範
囲の視野角(θVNR25)と、相対輝度が75%であ
り、階調反転の発生しない範囲の視野角
(θVNR75)とが占めされている。なお、視野角
は、それぞれマイナス方向およびプラス方向(図9参
照)に分けて示されている。
の指標を示す。表1には、上から、コントラスト比(C
R)が10以上となる範囲の視野角(θVCR10)
と、相対輝度が25%であり、階調反転の発生しない範
囲の視野角(θVNR25)と、相対輝度が75%であ
り、階調反転の発生しない範囲の視野角
(θVNR75)とが占めされている。なお、視野角
は、それぞれマイナス方向およびプラス方向(図9参
照)に分けて示されている。
【0018】
【表1】
【0019】前記コントラスト比(CR)は式(2)で
示される。
示される。
【0020】 CR=相対輝度が100%(白表示)のときの輝度 /相対輝度が0%(黒表示)のときの輝度 (2) さらに、θVNR25とは、正面から液晶表示装置を見
たときに相対輝度が25%となる階調における輝度特性
(図11において、黒塗りの四角形を用いて示される特
性)が、正面から液晶表示装置を見たときに相対輝度が
0%となる階調(黒表示)における輝度特性(図11に
おいて、黒塗りのひし形で示される特性)に交わらない
範囲の測定角度をいう。また、θVNR75とは、正面
から液晶表示装置を見たときに相対輝度が75%となる
階調における輝度特性(図11において、バツで示され
る特性)が、正面から液晶表示装置を見たときに相対輝
度が100%となる階調(白表示)における輝度特性
(図11において、白抜きの円形で示される特性)に交
わらない範囲の測定角度をいう。なお、θVCR10、
θVNR25およびθVNR75が大きいばあいは視野
角依存性が小さいことを意味し、θVCR10、θ
VNR25およびθVNR75が小さいばあいは視野角
依存性が大きいことを意味する。
たときに相対輝度が25%となる階調における輝度特性
(図11において、黒塗りの四角形を用いて示される特
性)が、正面から液晶表示装置を見たときに相対輝度が
0%となる階調(黒表示)における輝度特性(図11に
おいて、黒塗りのひし形で示される特性)に交わらない
範囲の測定角度をいう。また、θVNR75とは、正面
から液晶表示装置を見たときに相対輝度が75%となる
階調における輝度特性(図11において、バツで示され
る特性)が、正面から液晶表示装置を見たときに相対輝
度が100%となる階調(白表示)における輝度特性
(図11において、白抜きの円形で示される特性)に交
わらない範囲の測定角度をいう。なお、θVCR10、
θVNR25およびθVNR75が大きいばあいは視野
角依存性が小さいことを意味し、θVCR10、θ
VNR25およびθVNR75が小さいばあいは視野角
依存性が大きいことを意味する。
【0021】表1に示されるように、マイナス方向にお
いてはθVNR25の絶対値およびθVNR75の絶対
値のうち、θVNR25の絶対値が最も小さく、プラス
方向においてはθVNR25およびθVNR75のう
ち、θVNR75が最も小さい。
いてはθVNR25の絶対値およびθVNR75の絶対
値のうち、θVNR25の絶対値が最も小さく、プラス
方向においてはθVNR25およびθVNR75のう
ち、θVNR75が最も小さい。
【0022】前記視野角依存性は、式(1)に示される
Δnで表される液晶分子の光学的な特性、または液晶層
の厚さ(dLC)などによって決まる。したがって、従
来の液晶表示装置においては、液晶表示装置を駆動させ
る際に、実際の使用目的に応じて視野角依存性を液晶表
示装置の外部から変化させることが不可能であるという
問題がある。たとえば、同一の液晶表示装置において複
数の使用者によって同時に1つの表示を正確に見る必要
があるばあいには視野角依存性を小さくし、液晶表示装
置の正面にいる使用者のみが表示を正確に視認でき他者
に見られないようにするばあいには視野角依存性を大き
くするといった制御が不可能である。
Δnで表される液晶分子の光学的な特性、または液晶層
の厚さ(dLC)などによって決まる。したがって、従
来の液晶表示装置においては、液晶表示装置を駆動させ
る際に、実際の使用目的に応じて視野角依存性を液晶表
示装置の外部から変化させることが不可能であるという
問題がある。たとえば、同一の液晶表示装置において複
数の使用者によって同時に1つの表示を正確に見る必要
があるばあいには視野角依存性を小さくし、液晶表示装
置の正面にいる使用者のみが表示を正確に視認でき他者
に見られないようにするばあいには視野角依存性を大き
くするといった制御が不可能である。
【0023】本発明はかかる問題を解決するためになさ
れたものであり、液晶表示装置を駆動させる際に、使用
目的に応じて視野角依存性を液晶表示装置の外部から入
力する電気信号により変化させることのできる液晶表示
装置の制御方法を提供することを目的とする。
れたものであり、液晶表示装置を駆動させる際に、使用
目的に応じて視野角依存性を液晶表示装置の外部から入
力する電気信号により変化させることのできる液晶表示
装置の制御方法を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明の液晶表示装置の
制御方法は、第1の基板と、該第1の基板の上方に設け
られた第2の基板と、第1の基板および第2の基板間に
挟持された、ツイステッドネマティック液晶からなる第
1の液晶層と、第1の基板および第1の液晶層間に形成
された第1の電極と、第2の基板および第1の液晶層間
に形成された第2の電極とを含んでなる表示用液晶パネ
ルを有しており、第1の電極および第2の電極間に電圧
を印加することにより、第1の液晶層中の液晶分子の配
列状態を制御する液晶表示装置の制御方法であって、前
記表示用液晶パネル上部に、さらに、第3の基板と、該
第3の基板の上方に設けられた第4の基板と、第3の基
板および第4の基板間に挟持された、ツイステッドネマ
ティック液晶からなる第2の液晶層と、第3の基板およ
び第2の液晶層間に形成された第3の電極と、第4の基
板および第2の液晶層間に形成された第4の電極とを含
んでなる補償用液晶パネルが設けられており、前記表示
用液晶パネルおよび前記補償用液晶パネルが、第1の偏
光板および第2の偏光板間に挟持されており、前記表示
用液晶パネル側に表示用電気信号を入力し、前記補償用
液晶パネル側に補償用電気信号を入力し、表示用液晶パ
ネルおよび補償用液晶パネルを透過する光の視野角依存
性を調整するものである。
制御方法は、第1の基板と、該第1の基板の上方に設け
られた第2の基板と、第1の基板および第2の基板間に
挟持された、ツイステッドネマティック液晶からなる第
1の液晶層と、第1の基板および第1の液晶層間に形成
された第1の電極と、第2の基板および第1の液晶層間
に形成された第2の電極とを含んでなる表示用液晶パネ
ルを有しており、第1の電極および第2の電極間に電圧
を印加することにより、第1の液晶層中の液晶分子の配
列状態を制御する液晶表示装置の制御方法であって、前
記表示用液晶パネル上部に、さらに、第3の基板と、該
第3の基板の上方に設けられた第4の基板と、第3の基
板および第4の基板間に挟持された、ツイステッドネマ
ティック液晶からなる第2の液晶層と、第3の基板およ
び第2の液晶層間に形成された第3の電極と、第4の基
板および第2の液晶層間に形成された第4の電極とを含
んでなる補償用液晶パネルが設けられており、前記表示
用液晶パネルおよび前記補償用液晶パネルが、第1の偏
光板および第2の偏光板間に挟持されており、前記表示
用液晶パネル側に表示用電気信号を入力し、前記補償用
液晶パネル側に補償用電気信号を入力し、表示用液晶パ
ネルおよび補償用液晶パネルを透過する光の視野角依存
性を調整するものである。
【0025】また、前記第1の電極および前記第2の電
極が、それぞれ互いに直交する2種類の電極線からな
り、前記表示用液晶パネルが、マトリクス状に配列され
た複数の画素からなるマトリクス型液晶パネルであるも
のである。
極が、それぞれ互いに直交する2種類の電極線からな
り、前記表示用液晶パネルが、マトリクス状に配列され
た複数の画素からなるマトリクス型液晶パネルであるも
のである。
【0026】さらに、前記表示用液晶パネルの各画素に
は、薄膜トランジスタが設けられるものである。
は、薄膜トランジスタが設けられるものである。
【0027】また、前記第1の偏光板の偏光軸方向が、
第2の偏光板の偏光軸方向に対して垂直である。
第2の偏光板の偏光軸方向に対して垂直である。
【0028】また、前記第1の偏光板の偏光軸方向が、
第2の偏光板の偏光軸方向に対して平行である。
第2の偏光板の偏光軸方向に対して平行である。
【0029】また、前記第2の基板および前記第3の基
板が1つの共通基板からなり、該共通基板の下面に第2
の電極が設けられ、共通基板の上面に第3の電極が設け
られるものである。
板が1つの共通基板からなり、該共通基板の下面に第2
の電極が設けられ、共通基板の上面に第3の電極が設け
られるものである。
【0030】また、前記第2の液晶層中の液晶分子のプ
レティルト角の極性が、第1の液晶層中の液晶分子のプ
レティルト角の極性と同じである。
レティルト角の極性が、第1の液晶層中の液晶分子のプ
レティルト角の極性と同じである。
【0031】また、前記第2の液晶層中の液晶分子のプ
レティルト角の極性が、第1の液晶層中の液晶分子のプ
レティルト角の極性と異なる。
レティルト角の極性が、第1の液晶層中の液晶分子のプ
レティルト角の極性と異なる。
【0032】また、前記第3の電極および前記第4の電
極間に電圧を印加していないとき、第3の基板の最も近
くに存在する液晶分子の長軸方向が、第4の基板の最も
近くに存在する液晶分子の長軸方向に対して直交しな
い。
極間に電圧を印加していないとき、第3の基板の最も近
くに存在する液晶分子の長軸方向が、第4の基板の最も
近くに存在する液晶分子の長軸方向に対して直交しな
い。
【0033】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の液晶表示装置の
制御方法の実施の形態を説明する。
制御方法の実施の形態を説明する。
【0034】本発明の液晶表示装置の制御方法は、表示
用液晶パネルと、表示用液晶パネル上に設けられた補償
用液晶パネルとからなる液晶表示装置に対して、表示用
液晶パネル側に表示用電気信号を入力し、補償用液晶パ
ネル側に補償用電気信号を入力して、液晶表示装置の視
野角依存性を調整するものである。
用液晶パネルと、表示用液晶パネル上に設けられた補償
用液晶パネルとからなる液晶表示装置に対して、表示用
液晶パネル側に表示用電気信号を入力し、補償用液晶パ
ネル側に補償用電気信号を入力して、液晶表示装置の視
野角依存性を調整するものである。
【0035】実施の形態1.図面を参照しつつ、本発明
の液晶表示装置の制御方法の実施の形態1について説明
する。
の液晶表示装置の制御方法の実施の形態1について説明
する。
【0036】図1は本発明の液晶表示装置の制御方法の
実施の形態1によって制御される液晶表示装置を示す構
造説明図である。図1において、図9と同一の部分につ
いては同じ符号を用いて示した。さらに、8は第3の透
明電極基板、9は第4の透明電極基板、10は第3の配
向膜、11は第4の配向膜を示す。前記第3の透明電極
基板8は、第3の基板と、該第3の基板上面に形成され
た第3の電極とからなり、第4の透明電極基板9は、第
4の基板と、該第4の基板上面に形成された第4の電極
とからなる。
実施の形態1によって制御される液晶表示装置を示す構
造説明図である。図1において、図9と同一の部分につ
いては同じ符号を用いて示した。さらに、8は第3の透
明電極基板、9は第4の透明電極基板、10は第3の配
向膜、11は第4の配向膜を示す。前記第3の透明電極
基板8は、第3の基板と、該第3の基板上面に形成され
た第3の電極とからなり、第4の透明電極基板9は、第
4の基板と、該第4の基板上面に形成された第4の電極
とからなる。
【0037】液晶表示装置は、表示用液晶パネル(図
中、符号21を用いて示される部分)1と、表示用液晶
パネル上部に設けられた補償用液晶パネル(図中、符号
22を用いて示される部分)と、表示用液晶パネル下面
に設けられた第1の偏光板6と、補償用液晶パネル上面
に設けられた第2の偏光板7とからなる。前記第1の偏
光板6の偏光軸方向は、液晶表示装置がNWモードにな
るように、第2の偏光板7の偏光軸方向に対して直交し
ている。また、表示用液晶パネルおよび補償用液晶パネ
ル間には偏光板は配置されない。なお、図1において
は、表示用液晶パネルおよび補償用液晶パネルが互いに
離間された状態で示されているが、実際は互いに接触し
ている。
中、符号21を用いて示される部分)1と、表示用液晶
パネル上部に設けられた補償用液晶パネル(図中、符号
22を用いて示される部分)と、表示用液晶パネル下面
に設けられた第1の偏光板6と、補償用液晶パネル上面
に設けられた第2の偏光板7とからなる。前記第1の偏
光板6の偏光軸方向は、液晶表示装置がNWモードにな
るように、第2の偏光板7の偏光軸方向に対して直交し
ている。また、表示用液晶パネルおよび補償用液晶パネ
ル間には偏光板は配置されない。なお、図1において
は、表示用液晶パネルおよび補償用液晶パネルが互いに
離間された状態で示されているが、実際は互いに接触し
ている。
【0038】前記表示用液晶パネルは、第1の透明電極
基板1と、該第1の透明電極基板1上方に設けられた第
2の透明電極基板2と、第1の透明電極基板1および第
2の透明電極基板2間に挟持された、ツイステッドネマ
ティック液晶からなる第1の液晶層(図1においては、
液晶層中の液晶分子3が5個のみ示されている)と、第
1の透明電極基板1および液晶層間に設けられた第1の
配向膜4と、第2の透明電極基板2および液晶層間に設
けられた第2の配向膜5とからなる。
基板1と、該第1の透明電極基板1上方に設けられた第
2の透明電極基板2と、第1の透明電極基板1および第
2の透明電極基板2間に挟持された、ツイステッドネマ
ティック液晶からなる第1の液晶層(図1においては、
液晶層中の液晶分子3が5個のみ示されている)と、第
1の透明電極基板1および液晶層間に設けられた第1の
配向膜4と、第2の透明電極基板2および液晶層間に設
けられた第2の配向膜5とからなる。
【0039】また、補償用液晶パネルは、第3の透明電
極基板8と、該第3の透明電極基板8上方に設けられた
第4の透明電極基板9と、第3の透明電極基板8および
第4の透明電極基板9間に挟持された、ツイステッドネ
マティック液晶からなる第2の液晶層(図1において
は、液晶層中の液晶分子3が5個のみ示されている)
と、第3の透明電極基板8および液晶層間に設けられた
第3の配向膜10と、第4の透明電極基板9および液晶
層間に設けられた第4の配向膜11とからなる。
極基板8と、該第3の透明電極基板8上方に設けられた
第4の透明電極基板9と、第3の透明電極基板8および
第4の透明電極基板9間に挟持された、ツイステッドネ
マティック液晶からなる第2の液晶層(図1において
は、液晶層中の液晶分子3が5個のみ示されている)
と、第3の透明電極基板8および液晶層間に設けられた
第3の配向膜10と、第4の透明電極基板9および液晶
層間に設けられた第4の配向膜11とからなる。
【0040】表示用液晶パネルおよび補償用液晶パネル
は、構造は同一であるが、液晶層中の液晶分子の配列状
態が異なる。表示用液晶パネルの液晶層中の液晶分子の
配列状態は、図9に示される従来の液晶表示装置の液晶
層中の液晶分子の配列状態と同じである。これに対し、
補償用液晶パネルの液晶層は、表示用液晶パネルの液晶
層と同じツイステッドネマティック液晶からなるが、補
償用液晶パネルの液晶層中の液晶分子のプレティルト角
は、表示用液晶パネルの液晶層中の液晶分子のプレティ
ルト角と極性が異なる。
は、構造は同一であるが、液晶層中の液晶分子の配列状
態が異なる。表示用液晶パネルの液晶層中の液晶分子の
配列状態は、図9に示される従来の液晶表示装置の液晶
層中の液晶分子の配列状態と同じである。これに対し、
補償用液晶パネルの液晶層は、表示用液晶パネルの液晶
層と同じツイステッドネマティック液晶からなるが、補
償用液晶パネルの液晶層中の液晶分子のプレティルト角
は、表示用液晶パネルの液晶層中の液晶分子のプレティ
ルト角と極性が異なる。
【0041】つぎに、本発明の液晶表示装置の制御方法
について詳しく説明する。
について詳しく説明する。
【0042】ここで、電圧印加状態および電圧無印加状
態とは、表示用液晶パネルに対する状態を意味する。
態とは、表示用液晶パネルに対する状態を意味する。
【0043】補償用液晶パネルは、図1において左側に
示される電圧無印加状態および図1において右側に示さ
れる電圧印加状態においても、第1の電極および第2の
電極間に液晶層中の液晶分子3がある程度立ち上がる大
きさの電圧が印加された状態となっている。かかる状態
では、表示用液晶パネルを介して補償用液晶パネルに入
射された光の偏光面は、補償用液晶パネル内を透過して
もほとんど変化しない。
示される電圧無印加状態および図1において右側に示さ
れる電圧印加状態においても、第1の電極および第2の
電極間に液晶層中の液晶分子3がある程度立ち上がる大
きさの電圧が印加された状態となっている。かかる状態
では、表示用液晶パネルを介して補償用液晶パネルに入
射された光の偏光面は、補償用液晶パネル内を透過して
もほとんど変化しない。
【0044】まず、図1において左側に示される電圧無
印加状態においては、表示用液晶パネルを透過した光の
偏光面は、図中「C1」で示される方向に対して平行に
なる。表示用液晶パネルから補償用液晶パネルに入射し
た光の偏光面は、補償用液晶パネル内を透過しても変化
せず、図中「F1」で示される方向に対して平行にな
る。したがって、液晶表示装置は白表示となる。また、
図1において右側に示される電圧印加状態においては、
表示用液晶パネルを透過した光の偏光面は、図中
「C2」で示される方向に対して平行になる。表示用液
晶パネルから補償用液晶パネルに入射した光の偏光面
は、補償用液晶パネル内を透過しても変化せず、図中
「F2」で示される方向に対して平行になる。したがっ
て、液晶表示装置は黒表示となる。したがって、液晶表
示装置がNWモードになるように制御できる。
印加状態においては、表示用液晶パネルを透過した光の
偏光面は、図中「C1」で示される方向に対して平行に
なる。表示用液晶パネルから補償用液晶パネルに入射し
た光の偏光面は、補償用液晶パネル内を透過しても変化
せず、図中「F1」で示される方向に対して平行にな
る。したがって、液晶表示装置は白表示となる。また、
図1において右側に示される電圧印加状態においては、
表示用液晶パネルを透過した光の偏光面は、図中
「C2」で示される方向に対して平行になる。表示用液
晶パネルから補償用液晶パネルに入射した光の偏光面
は、補償用液晶パネル内を透過しても変化せず、図中
「F2」で示される方向に対して平行になる。したがっ
て、液晶表示装置は黒表示となる。したがって、液晶表
示装置がNWモードになるように制御できる。
【0045】つぎに、液晶分子と、液晶表示装置に入射
された光の進行方向とを示す説明図である図2を用い
て、視野角依存性がどのように制御されているのかを説
明する。図2には、表示用液晶パネルとして、第1の透
明電極基板1、第2の透明電極基板2、および液晶層中
の4個の液晶分子のみが示され、補償用液晶パネルとし
て、第3の透明電極基板8、第4の透明電極基板9、お
よび液晶層中の8個の液晶分子のみが示されている。な
お、図2に示される液晶分子は、プレティルト角のみを
考慮して示されており、ねじれのない状態で示されてい
る。また、表示用液晶パネル中の液晶層において、屈折
率n1edは、「H1」で示される光に対する長軸方向
(図中、矢印G3で示される方向)の屈折率を示し、屈
折率n1odは、「H1」で示される光に対する短軸方
向(図中、「G4」で示される紙面に対して垂直な方
向)の屈折率を示し、屈折率n2edは、「H2」で示
される光に対する長軸方向(図中、矢印G5で示される
方向)の屈折率を示し、屈折率n2odは、「H2」で
示される光に対する短軸方向(図中、矢印「G6」で示
される紙面に対して垂直な方向)の屈折率を示す。さら
に、補償用液晶パネル中の液晶層において、屈折率n
1ecは、「H1」で示される光に対する長軸方向(図
中、矢印G3で示される方向)の屈折率を示し、屈折率
n1ocは、「H1」で示される光に対する短軸方向
(図中、「G4」で示される紙面に対して垂直な方向)
の屈折率を示し、屈折率n2ecは、「H2」で示され
る光に対する長軸方向(図中、矢印G5で示される方
向)の屈折率を示し、屈折率n2ocは、「H2」で示
される光に対する短軸方向(図中、矢印「G6」で示さ
れる紙面に対して垂直な方向)の屈折率を示す。
された光の進行方向とを示す説明図である図2を用い
て、視野角依存性がどのように制御されているのかを説
明する。図2には、表示用液晶パネルとして、第1の透
明電極基板1、第2の透明電極基板2、および液晶層中
の4個の液晶分子のみが示され、補償用液晶パネルとし
て、第3の透明電極基板8、第4の透明電極基板9、お
よび液晶層中の8個の液晶分子のみが示されている。な
お、図2に示される液晶分子は、プレティルト角のみを
考慮して示されており、ねじれのない状態で示されてい
る。また、表示用液晶パネル中の液晶層において、屈折
率n1edは、「H1」で示される光に対する長軸方向
(図中、矢印G3で示される方向)の屈折率を示し、屈
折率n1odは、「H1」で示される光に対する短軸方
向(図中、「G4」で示される紙面に対して垂直な方
向)の屈折率を示し、屈折率n2edは、「H2」で示
される光に対する長軸方向(図中、矢印G5で示される
方向)の屈折率を示し、屈折率n2odは、「H2」で
示される光に対する短軸方向(図中、矢印「G6」で示
される紙面に対して垂直な方向)の屈折率を示す。さら
に、補償用液晶パネル中の液晶層において、屈折率n
1ecは、「H1」で示される光に対する長軸方向(図
中、矢印G3で示される方向)の屈折率を示し、屈折率
n1ocは、「H1」で示される光に対する短軸方向
(図中、「G4」で示される紙面に対して垂直な方向)
の屈折率を示し、屈折率n2ecは、「H2」で示され
る光に対する長軸方向(図中、矢印G5で示される方
向)の屈折率を示し、屈折率n2ocは、「H2」で示
される光に対する短軸方向(図中、矢印「G6」で示さ
れる紙面に対して垂直な方向)の屈折率を示す。
【0046】表示用液晶パネル中の液晶分子は、第1の
電極(図示せず)および第2の電極(図示せず)間に電
圧を印加することにより、ある程度立ち上がった状態と
なっている。なお、液晶層中央部の液晶分子のほうがよ
り大きく立ち上がっている。さらに、補償用液晶パネル
中の液晶分子は、第3の電極(図示せず)および第4の
電極(図示せず)間に電圧を印加することにより、表示
用液晶パネル中の液晶分子とは逆の向きに、ある程度立
ち上がった状態となっている。なお、液晶層中央部の液
晶分子のほうがより大きく立ち上がっている。とくに、
前記第3の電極および第4の電極に印加される電圧を補
助電圧(Vc)という。
電極(図示せず)および第2の電極(図示せず)間に電
圧を印加することにより、ある程度立ち上がった状態と
なっている。なお、液晶層中央部の液晶分子のほうがよ
り大きく立ち上がっている。さらに、補償用液晶パネル
中の液晶分子は、第3の電極(図示せず)および第4の
電極(図示せず)間に電圧を印加することにより、表示
用液晶パネル中の液晶分子とは逆の向きに、ある程度立
ち上がった状態となっている。なお、液晶層中央部の液
晶分子のほうがより大きく立ち上がっている。とくに、
前記第3の電極および第4の電極に印加される電圧を補
助電圧(Vc)という。
【0047】図2に示されるように、補償用液晶パネル
中の液晶分子のプレティルト角(θPTc)の向きが、
表示用液晶パネル中の液晶分子のプレティルト角(θ
PTd)の向きに対して逆になっているため、表示用液
晶パネルを透過する光に対する表示用液晶パネル中の液
晶層の屈折率の異方性は、光が補償用液晶パネルを透過
する際に、補償用液晶パネル中の液晶層の屈折率の異方
性によって補償される。さらに、補償用液晶パネルの第
3の電極および第4の電極に印加される補助電圧(V
c)を変化させると、第3の透明電極基板8および第4
の透明電極基板9表面付近の液晶分子のプレティルト角
(θPTc)が変化する。その結果、表示用液晶パネル
中の液晶層の屈折率の異方性に対する補償用液晶パネル
の補償効果が変化し、液晶表示装置の視野角依存性が制
御できる。
中の液晶分子のプレティルト角(θPTc)の向きが、
表示用液晶パネル中の液晶分子のプレティルト角(θ
PTd)の向きに対して逆になっているため、表示用液
晶パネルを透過する光に対する表示用液晶パネル中の液
晶層の屈折率の異方性は、光が補償用液晶パネルを透過
する際に、補償用液晶パネル中の液晶層の屈折率の異方
性によって補償される。さらに、補償用液晶パネルの第
3の電極および第4の電極に印加される補助電圧(V
c)を変化させると、第3の透明電極基板8および第4
の透明電極基板9表面付近の液晶分子のプレティルト角
(θPTc)が変化する。その結果、表示用液晶パネル
中の液晶層の屈折率の異方性に対する補償用液晶パネル
の補償効果が変化し、液晶表示装置の視野角依存性が制
御できる。
【0048】図12は、前記補償用液晶パネルの上下に
互いに偏光軸方向が直交する2枚の偏光板が配置されて
なる液晶表示装置、すなわち従来のTN液晶方式の液晶
表示装置における電圧透過率特性を示すグラフである。
図12において、縦軸は液晶表示装置の光の透過率
(%)、横軸は前記補助電圧にあたる印加電圧(V)を
示す。
互いに偏光軸方向が直交する2枚の偏光板が配置されて
なる液晶表示装置、すなわち従来のTN液晶方式の液晶
表示装置における電圧透過率特性を示すグラフである。
図12において、縦軸は液晶表示装置の光の透過率
(%)、横軸は前記補助電圧にあたる印加電圧(V)を
示す。
【0049】図示されているように、印加電圧が1.1
Vのとき透過率は約95%であり、印加電圧が2.3V
のとき透過率は約5%となる。したがって、液晶分子が
ある程度立ち上がるために必要な電圧は2.5V以上で
あり、液晶分子がほとんど立ち上がらないような電圧は
1V以下である。
Vのとき透過率は約95%であり、印加電圧が2.3V
のとき透過率は約5%となる。したがって、液晶分子が
ある程度立ち上がるために必要な電圧は2.5V以上で
あり、液晶分子がほとんど立ち上がらないような電圧は
1V以下である。
【0050】図3は、本発明の液晶表示装置の制御方法
の実施の形態1を適用して液晶表示装置を制御したばあ
いの視野角依存性の一例を示すグラフである。図3にお
いて、縦軸は視野角θV(°)、横軸は補助電圧Vc
(V)を示す。なお、ここでは、表示用液晶パネルおよ
び補償用液晶パネルの液晶層は、ともに同一の液晶から
なり、液晶分子の長軸方向の屈折率n‖と短軸方向の屈
折率n⊥との差(Δn)は0.088、液晶層の厚さ
(dLC)は4.5μmである。前記差(Δn)が0.
088である液晶分子の一例としては、MLC−600
2(商品名。メルク社製の液晶分子)がある。なお、測
定の際の視野角の極性はマイナス(図9参照)である。
の実施の形態1を適用して液晶表示装置を制御したばあ
いの視野角依存性の一例を示すグラフである。図3にお
いて、縦軸は視野角θV(°)、横軸は補助電圧Vc
(V)を示す。なお、ここでは、表示用液晶パネルおよ
び補償用液晶パネルの液晶層は、ともに同一の液晶から
なり、液晶分子の長軸方向の屈折率n‖と短軸方向の屈
折率n⊥との差(Δn)は0.088、液晶層の厚さ
(dLC)は4.5μmである。前記差(Δn)が0.
088である液晶分子の一例としては、MLC−600
2(商品名。メルク社製の液晶分子)がある。なお、測
定の際の視野角の極性はマイナス(図9参照)である。
【0051】図3には、視野角依存性を評価する指標と
して前述の視野角θVCR10(図中、黒塗りの四角形
で示されている)および視野角θVNR25(図中、黒
塗りのひし形で示されている)を用いた。さらに、図3
には、補償用液晶パネルのない従来の液晶表示装置の視
野角依存性も示す。なお、従来のTN液晶方式の液晶表
示装置には、補償用液晶パネルがないので、縦軸(視野
角)のみを考慮して示した。従来のTN液晶方式の液晶
表示装置において、視野角θVCR10(図中、白抜き
の四角形で示されている)は−48°、視野角θ
VNR25(図中、白抜きのひし形で示されている)は
−23°である。これに対して、本発明の液晶表示装置
の制御方法を適用して制御される液晶表示装置において
は、補償電圧(Vc)が2.5Vのとき、視野角θ
VCR10は−6°、視野角θVCR25は−37°で
あるが、補償電圧(Vc)が5Vのとき、視野角θ
VCR10は−32°、視野角θVCR25は−40°
になる。
して前述の視野角θVCR10(図中、黒塗りの四角形
で示されている)および視野角θVNR25(図中、黒
塗りのひし形で示されている)を用いた。さらに、図3
には、補償用液晶パネルのない従来の液晶表示装置の視
野角依存性も示す。なお、従来のTN液晶方式の液晶表
示装置には、補償用液晶パネルがないので、縦軸(視野
角)のみを考慮して示した。従来のTN液晶方式の液晶
表示装置において、視野角θVCR10(図中、白抜き
の四角形で示されている)は−48°、視野角θ
VNR25(図中、白抜きのひし形で示されている)は
−23°である。これに対して、本発明の液晶表示装置
の制御方法を適用して制御される液晶表示装置において
は、補償電圧(Vc)が2.5Vのとき、視野角θ
VCR10は−6°、視野角θVCR25は−37°で
あるが、補償電圧(Vc)が5Vのとき、視野角θ
VCR10は−32°、視野角θVCR25は−40°
になる。
【0052】したがって、補償電圧(Vc)を充分に大
きくすることにより、第3の透明電極基板または第4の
透明電極基板表面付近に存在する液晶分子のプレティル
ト角が大きくなり、補償用液晶パネルの補償効果が大き
くなり、視野角依存性を低減できる。前述のようにし
て、液晶表示装置の視野角依存性を外部から入力される
補償用電気信号(補償電圧を供給する信号)によって制
御できる。
きくすることにより、第3の透明電極基板または第4の
透明電極基板表面付近に存在する液晶分子のプレティル
ト角が大きくなり、補償用液晶パネルの補償効果が大き
くなり、視野角依存性を低減できる。前述のようにし
て、液晶表示装置の視野角依存性を外部から入力される
補償用電気信号(補償電圧を供給する信号)によって制
御できる。
【0053】実施の形態2.つぎに、図面を参照しつつ
本発明の液晶表示装置の制御方法の実施の形態2につい
て説明する。
本発明の液晶表示装置の制御方法の実施の形態2につい
て説明する。
【0054】図4は、本発明の液晶表示装置の制御方法
の実施の形態2によって制御される液晶表示装置を示す
構造説明図である。図4において、図1と同じ部分は同
じ符号を用いて示した。
の実施の形態2によって制御される液晶表示装置を示す
構造説明図である。図4において、図1と同じ部分は同
じ符号を用いて示した。
【0055】図4に示される液晶表示装置は、補償用液
晶パネルの液晶層中の液晶分子のプレティルト角の向き
が、電圧印加状態の表示用液晶パネルの液晶層中の液晶
分子のプレティルト角の向きと同一になっている。図4
に示される液晶表示装置の構造は、プレティルト角が同
一になっている以外は、図1に示される液晶表示装置の
構造と同じである。補償用液晶パネルの第3の電極(図
示せず)および第4の電極(図示せず)には、電圧印加
状態および電圧無印加状態ともに、液晶分子3がある程
度立ち上がる大きさの電圧が印加されている。
晶パネルの液晶層中の液晶分子のプレティルト角の向き
が、電圧印加状態の表示用液晶パネルの液晶層中の液晶
分子のプレティルト角の向きと同一になっている。図4
に示される液晶表示装置の構造は、プレティルト角が同
一になっている以外は、図1に示される液晶表示装置の
構造と同じである。補償用液晶パネルの第3の電極(図
示せず)および第4の電極(図示せず)には、電圧印加
状態および電圧無印加状態ともに、液晶分子3がある程
度立ち上がる大きさの電圧が印加されている。
【0056】本実施の形態においては、補償電圧(V
c)を増加させることにより、補償用液晶パネル中の液
晶分子のプレティルト角(θPTc)が大きくなる。し
たがって、補償用液晶パネルを透過する光に対する屈折
率の異方性は大きくなり、視野角依存性が大きくなる。
c)を増加させることにより、補償用液晶パネル中の液
晶分子のプレティルト角(θPTc)が大きくなる。し
たがって、補償用液晶パネルを透過する光に対する屈折
率の異方性は大きくなり、視野角依存性が大きくなる。
【0057】本実施の形態においては、液晶表示装置の
視野角依存性を外部から入力される補償用電気信号によ
って制御できる。
視野角依存性を外部から入力される補償用電気信号によ
って制御できる。
【0058】実施の形態3.つぎに、図面を参照しつつ
本発明の液晶表示装置の制御方法の実施の形態3につい
て説明する。
本発明の液晶表示装置の制御方法の実施の形態3につい
て説明する。
【0059】図5は、本発明の液晶表示装置の制御方法
の実施の形態3によって制御される液晶表示装置を示す
構造説明図である。図5において、図1と同じ部分は同
じ符号を用いて示した。
の実施の形態3によって制御される液晶表示装置を示す
構造説明図である。図5において、図1と同じ部分は同
じ符号を用いて示した。
【0060】図5に示される液晶表示装置は、第1の偏
光板6の偏光軸方向(図中、「B」で示される方向に対
して平行な方向)が第2の偏光板7の偏光軸方向(図
中、「D」で示される方向に対して平行な方向)に対し
て平行となっている。図5に示される液晶表示装置の構
造は、平行となっている以外は、図1に示される液晶表
示装置の構造と同一である。図5に示される液晶表示装
置は、補償用液晶パネルの液晶層中の液晶分子のプレテ
ィルト角の向きが、電圧印加状態の表示用液晶パネルの
液晶層中の液晶分子のプレティルト角の向きと逆方向に
なっている。
光板6の偏光軸方向(図中、「B」で示される方向に対
して平行な方向)が第2の偏光板7の偏光軸方向(図
中、「D」で示される方向に対して平行な方向)に対し
て平行となっている。図5に示される液晶表示装置の構
造は、平行となっている以外は、図1に示される液晶表
示装置の構造と同一である。図5に示される液晶表示装
置は、補償用液晶パネルの液晶層中の液晶分子のプレテ
ィルト角の向きが、電圧印加状態の表示用液晶パネルの
液晶層中の液晶分子のプレティルト角の向きと逆方向に
なっている。
【0061】また、補償用液晶パネルの第3の電極(図
示せず)および第4の電極(図示せず)には、電圧印加
状態および電圧無印加状態ともに、液晶分子3がほとん
ど立ち上がらない大きさの電圧が印加されている。した
がって、補償用液晶パネルに入射した光の偏光面は、9
0°旋回する。その結果、電圧無印加状態には白表示に
なり、電圧印加状態には黒表示になる。すなわち、NW
モードの液晶表示装置をうることができる。
示せず)および第4の電極(図示せず)には、電圧印加
状態および電圧無印加状態ともに、液晶分子3がほとん
ど立ち上がらない大きさの電圧が印加されている。した
がって、補償用液晶パネルに入射した光の偏光面は、9
0°旋回する。その結果、電圧無印加状態には白表示に
なり、電圧印加状態には黒表示になる。すなわち、NW
モードの液晶表示装置をうることができる。
【0062】本実施の形態においても、補償電圧(V
c)の大きさを変化させると、補償用液晶パネル中の液
晶分子の配列状態が変化し、補償用液晶パネルを透過す
る光に対する液晶層の屈折率の異方性が変化し、視野角
依存性が変化する。
c)の大きさを変化させると、補償用液晶パネル中の液
晶分子の配列状態が変化し、補償用液晶パネルを透過す
る光に対する液晶層の屈折率の異方性が変化し、視野角
依存性が変化する。
【0063】図6は、本発明の液晶表示装置の制御方法
の実施の形態3を適用して液晶表示装置を制御したばあ
いの視野角依存性の一例を示すグラフである。図6にお
いて、縦軸は視野角θV(°)、横軸は補助電圧Vc
(V)を示す。
の実施の形態3を適用して液晶表示装置を制御したばあ
いの視野角依存性の一例を示すグラフである。図6にお
いて、縦軸は視野角θV(°)、横軸は補助電圧Vc
(V)を示す。
【0064】なお、ここでは、表示用液晶パネル中の液
晶分子の長軸方向の屈折率n‖と短軸方向の屈折率n⊥
との差(Δn)は0.088、液晶層の厚さ(dLC)
は4.5μmであり、補償用液晶パネル中の液晶分子の
差(Δn)は0.088、液晶層の厚さ(dLC)は
5.5μmである。補償用液晶パネル中の液晶層の厚さ
(dLC)を5.5μmとしたのは、従来のNBモード
のTN液晶方式の液晶表示装置においてコントラスト比
を高くするためにする条件である、いわゆるファースト
ミニマム点(Δn×dLC=0.48μmとなる条件)
に設定するためである。なお、視野角の極性は、プラス
(図9参照)である。
晶分子の長軸方向の屈折率n‖と短軸方向の屈折率n⊥
との差(Δn)は0.088、液晶層の厚さ(dLC)
は4.5μmであり、補償用液晶パネル中の液晶分子の
差(Δn)は0.088、液晶層の厚さ(dLC)は
5.5μmである。補償用液晶パネル中の液晶層の厚さ
(dLC)を5.5μmとしたのは、従来のNBモード
のTN液晶方式の液晶表示装置においてコントラスト比
を高くするためにする条件である、いわゆるファースト
ミニマム点(Δn×dLC=0.48μmとなる条件)
に設定するためである。なお、視野角の極性は、プラス
(図9参照)である。
【0065】図6には、視野角依存性を評価する指標と
して前述の視野角θVCR10(図中、黒塗りの四角形
で示されている)および視野角θVNR75(図中、黒
塗りのひし形で示されている)を用いた。さらに、図6
には、補償用液晶パネルのない従来の液晶表示装置の視
野角依存性も示す。なお、従来のTN液晶方式の液晶表
示装置には、補償用液晶パネルがないので、縦軸(視野
角)のみを考慮して示した。従来のTN液晶方式の液晶
表示装置において、視野角θVCR10(図中、白抜き
の四角形で示されている)は17°、視野角θ
VNR75(図中、白抜きのひし形で示されている)は
20°である。これに対して、本発明の液晶表示装置の
制御方法を適用して制御される液晶表示装置において
は、補償電圧(Vc)が0Vのとき、視野角θ
VCR10は50°、視野角θVCR75は24°であ
るが、補償電圧(Vc)が1.5Vのとき、視野角θ
VCR10は4°、視野角θVCR75は25°にな
る。したがって、液晶表示装置の視野角依存性を外部か
ら入力される補償用電気信号によって制御できる。
して前述の視野角θVCR10(図中、黒塗りの四角形
で示されている)および視野角θVNR75(図中、黒
塗りのひし形で示されている)を用いた。さらに、図6
には、補償用液晶パネルのない従来の液晶表示装置の視
野角依存性も示す。なお、従来のTN液晶方式の液晶表
示装置には、補償用液晶パネルがないので、縦軸(視野
角)のみを考慮して示した。従来のTN液晶方式の液晶
表示装置において、視野角θVCR10(図中、白抜き
の四角形で示されている)は17°、視野角θ
VNR75(図中、白抜きのひし形で示されている)は
20°である。これに対して、本発明の液晶表示装置の
制御方法を適用して制御される液晶表示装置において
は、補償電圧(Vc)が0Vのとき、視野角θ
VCR10は50°、視野角θVCR75は24°であ
るが、補償電圧(Vc)が1.5Vのとき、視野角θ
VCR10は4°、視野角θVCR75は25°にな
る。したがって、液晶表示装置の視野角依存性を外部か
ら入力される補償用電気信号によって制御できる。
【0066】したがって、補償電圧が0≦Vc≦1
(V)となる範囲においては、従来のTN液晶方式の液
晶表示装置に比べて視野角依存性を低減できる。しか
し、補償電圧(Vc)を大きくしすぎると、補償用液晶
パネルの液晶層中央部付近の液晶分子が立ち上がる。そ
の結果、補償用液晶パネルを透過する光の偏光面の旋回
する角度が小さくなり、コントラスト比の低下と階調反
転が発生する。したがって、視野角はθVCR10およ
びθVCR25ともに小さくなる。
(V)となる範囲においては、従来のTN液晶方式の液
晶表示装置に比べて視野角依存性を低減できる。しか
し、補償電圧(Vc)を大きくしすぎると、補償用液晶
パネルの液晶層中央部付近の液晶分子が立ち上がる。そ
の結果、補償用液晶パネルを透過する光の偏光面の旋回
する角度が小さくなり、コントラスト比の低下と階調反
転が発生する。したがって、視野角はθVCR10およ
びθVCR25ともに小さくなる。
【0067】実施の形態4.つぎに、図面を参照しつつ
本発明の液晶表示装置の制御方法の実施の形態4につい
て説明する。
本発明の液晶表示装置の制御方法の実施の形態4につい
て説明する。
【0068】図7は、本発明の液晶表示装置の制御方法
の実施の形態4によって制御される液晶表示装置を示す
構造説明図である。図7において、図5と同じ部分は同
じ符号を用いて示した。図7に示される液晶表示装置
は、補償用液晶パネルの液晶層中の液晶分子のプレティ
ルト角の向きが、電圧印加状態の表示用液晶パネルの液
晶層中の液晶分子のプレティルト角の向きと同一になっ
ている。図7に示される液晶表示装置の構造は、プレテ
ィルト角が同一になっている以外は、図5に示される液
晶表示装置の構造と同じである。また、補償用液晶パネ
ルの第3の電極(図示せず)および第4の電極(図示せ
ず)には、電圧印加状態および電圧無印加状態ともに、
液晶分子3がほとんど立ち上がらない大きさの電圧が印
加されている。
の実施の形態4によって制御される液晶表示装置を示す
構造説明図である。図7において、図5と同じ部分は同
じ符号を用いて示した。図7に示される液晶表示装置
は、補償用液晶パネルの液晶層中の液晶分子のプレティ
ルト角の向きが、電圧印加状態の表示用液晶パネルの液
晶層中の液晶分子のプレティルト角の向きと同一になっ
ている。図7に示される液晶表示装置の構造は、プレテ
ィルト角が同一になっている以外は、図5に示される液
晶表示装置の構造と同じである。また、補償用液晶パネ
ルの第3の電極(図示せず)および第4の電極(図示せ
ず)には、電圧印加状態および電圧無印加状態ともに、
液晶分子3がほとんど立ち上がらない大きさの電圧が印
加されている。
【0069】したがって、補償電圧(Vc)を変化させ
ることにより、補償用液晶パネルを透過する光に対する
屈折率の異方性が変化し、視野角依存性が変化する。こ
のようにして、液晶表示装置の視野角依存性を外部から
入力される補償用電気信号によって制御できる。
ることにより、補償用液晶パネルを透過する光に対する
屈折率の異方性が変化し、視野角依存性が変化する。こ
のようにして、液晶表示装置の視野角依存性を外部から
入力される補償用電気信号によって制御できる。
【0070】実施の形態5.前述の実施の形態1〜4に
おいては、電圧無印加時には白表示となり、電圧印加時
には黒表示となる、NWモードの液晶表示装置について
のみ述べてきた。しかし、つぎのようにして、NBモー
ドの液晶表示装置を実現することもできる。本実施の形
態においては、図1および図4に示される液晶表示装置
の第1の偏光板の偏光軸方向が、第2の偏光板の偏光軸
方向に対して、平行になるように、第1の偏光板および
第2の偏光板を配置し、図5および図7に示される液晶
表示装置の第1の偏光板の偏光軸方向が、第2の偏光板
の偏光軸方向に対して、直交するように、第1の偏光板
および第2の偏光板を配置する。したがって、電圧無印
加時には黒表示となり、電圧印加時には白表示となる、
NBモードの液晶表示装置を実現することもできる。
おいては、電圧無印加時には白表示となり、電圧印加時
には黒表示となる、NWモードの液晶表示装置について
のみ述べてきた。しかし、つぎのようにして、NBモー
ドの液晶表示装置を実現することもできる。本実施の形
態においては、図1および図4に示される液晶表示装置
の第1の偏光板の偏光軸方向が、第2の偏光板の偏光軸
方向に対して、平行になるように、第1の偏光板および
第2の偏光板を配置し、図5および図7に示される液晶
表示装置の第1の偏光板の偏光軸方向が、第2の偏光板
の偏光軸方向に対して、直交するように、第1の偏光板
および第2の偏光板を配置する。したがって、電圧無印
加時には黒表示となり、電圧印加時には白表示となる、
NBモードの液晶表示装置を実現することもできる。
【0071】実施の形態6.前述の実施の形態1〜4に
おいては、2枚の液晶パネル(表示用液晶パネルおよび
補償用液晶パネル)を重ね合わせた構造を有する液晶表
示装置について説明した。しかし、表示用液晶パネルの
第2の基板と、補償用液晶パネルの第3の基板の代わり
に1枚の基板を用いてもよい。図8は、本発明の液晶表
示装置の制御方法の実施の形態6によって制御される液
晶表示装置を示す構造説明図である。図8において、図
4と同じ部分は同じ符号を用いて示した。さらに、12
は透明基板、13は、表示用液晶パネルの第2の電極た
る下側透明電極、14は、補償用液晶パネルの第3の電
極たる上側透明電極を示す。透明基板12は、表示用液
晶パネルの第2の基板と、補償用液晶パネルの第3の基
板の代わりに設けられる。透明基板12の下面には下側
透明電極13が設けられ、透明基板12の上面には上側
透明電極14が設けられる。また、補償用液晶パネルの
液晶層中の液晶分子のプレティルト角の向きが、電圧印
加状態の表示用液晶パネルの液晶層中の液晶分子のプレ
ティルト角の向きと同一になっている。
おいては、2枚の液晶パネル(表示用液晶パネルおよび
補償用液晶パネル)を重ね合わせた構造を有する液晶表
示装置について説明した。しかし、表示用液晶パネルの
第2の基板と、補償用液晶パネルの第3の基板の代わり
に1枚の基板を用いてもよい。図8は、本発明の液晶表
示装置の制御方法の実施の形態6によって制御される液
晶表示装置を示す構造説明図である。図8において、図
4と同じ部分は同じ符号を用いて示した。さらに、12
は透明基板、13は、表示用液晶パネルの第2の電極た
る下側透明電極、14は、補償用液晶パネルの第3の電
極たる上側透明電極を示す。透明基板12は、表示用液
晶パネルの第2の基板と、補償用液晶パネルの第3の基
板の代わりに設けられる。透明基板12の下面には下側
透明電極13が設けられ、透明基板12の上面には上側
透明電極14が設けられる。また、補償用液晶パネルの
液晶層中の液晶分子のプレティルト角の向きが、電圧印
加状態の表示用液晶パネルの液晶層中の液晶分子のプレ
ティルト角の向きと同一になっている。
【0072】本実施の形態においても、上側透明電極1
4および第4の電極(図示せず)間に印加する補償電圧
を変化させることにより、視野角依存性を変化できる。
4および第4の電極(図示せず)間に印加する補償電圧
を変化させることにより、視野角依存性を変化できる。
【0073】実施の形態7.前述の実施の形態1〜6に
おいては、補償用液晶パネルの液晶層の液晶分子が、表
示用液晶パネルの液晶層中の液晶分子と同様に一方の基
板から他方の基板に向けて螺旋状に90°ねじれた状態
で配設されているものについて述べた。しかし、本発明
においては視野角依存性は液晶分子のプレティルト角で
制御するので、液晶分子のねじれの大きさ(以下、「ね
じれ角度」という)が90°である必要はない。したが
って、補償用液晶パネルの液晶層の液晶分子のねじれ角
度を90°以外に設定したばあいも、視野角依存性を外
部から入力される補助電気信号によって制御できる。
おいては、補償用液晶パネルの液晶層の液晶分子が、表
示用液晶パネルの液晶層中の液晶分子と同様に一方の基
板から他方の基板に向けて螺旋状に90°ねじれた状態
で配設されているものについて述べた。しかし、本発明
においては視野角依存性は液晶分子のプレティルト角で
制御するので、液晶分子のねじれの大きさ(以下、「ね
じれ角度」という)が90°である必要はない。したが
って、補償用液晶パネルの液晶層の液晶分子のねじれ角
度を90°以外に設定したばあいも、視野角依存性を外
部から入力される補助電気信号によって制御できる。
【0074】たとえば、液晶分子のねじれ角度を0°ま
たは270°に設定してもよく、カイラル剤を添加する
必要がないので低コスト化が図れるという点で0°に設
定することが好ましい。
たは270°に設定してもよく、カイラル剤を添加する
必要がないので低コスト化が図れるという点で0°に設
定することが好ましい。
【0075】
【発明の効果】本発明によれば、従来のTN液晶方式の
液晶表示装置の上部にもう1枚補償用液晶パネルを設
け、補償用液晶パネル中の液晶分子の配列状態を補償用
液晶パネルに入力する外部からの電気信号によって制御
することにより、同一の液晶表示装置において使用目的
に応じた視野角依存性の設定を行うことが可能になる。
液晶表示装置の上部にもう1枚補償用液晶パネルを設
け、補償用液晶パネル中の液晶分子の配列状態を補償用
液晶パネルに入力する外部からの電気信号によって制御
することにより、同一の液晶表示装置において使用目的
に応じた視野角依存性の設定を行うことが可能になる。
【図1】本発明の液晶表示装置の制御方法の実施の形態
1によって制御される液晶表示装置を示す構造説明図で
ある。
1によって制御される液晶表示装置を示す構造説明図で
ある。
【図2】液晶分子と、液晶表示装置に入射された光の進
行方向とを示す説明図である。
行方向とを示す説明図である。
【図3】本発明の液晶表示装置の制御方法の実施の形態
1を適用して液晶表示装置を制御したばあいの視野角依
存性の一例を示すグラフである。
1を適用して液晶表示装置を制御したばあいの視野角依
存性の一例を示すグラフである。
【図4】本発明の液晶表示装置の制御方法の実施の形態
2によって制御される液晶表示装置を示す構造説明図で
ある。
2によって制御される液晶表示装置を示す構造説明図で
ある。
【図5】本発明の液晶表示装置の制御方法の実施の形態
3によって制御される液晶表示装置を示す構造説明図で
ある。
3によって制御される液晶表示装置を示す構造説明図で
ある。
【図6】本発明の液晶表示装置の制御方法の実施の形態
3を適用して液晶表示装置を制御したばあいの視野角依
存性の一例を示すグラフである。
3を適用して液晶表示装置を制御したばあいの視野角依
存性の一例を示すグラフである。
【図7】本発明の液晶表示装置の制御方法の実施の形態
4によって制御される液晶表示装置を示す構造説明図で
ある。
4によって制御される液晶表示装置を示す構造説明図で
ある。
【図8】本発明の液晶表示装置の制御方法の実施の形態
6によって制御される液晶表示装置を示す構造説明図で
ある。
6によって制御される液晶表示装置を示す構造説明図で
ある。
【図9】従来のTN液晶方式の液晶表示装置の一例を示
す説明図である。
す説明図である。
【図10】液晶分子と、液晶表示装置に入射された光の
進行方向とを示す説明図である。
進行方向とを示す説明図である。
【図11】従来のTN液晶方式の液晶表示装置の視野角
依存性を示すグラフである。
依存性を示すグラフである。
【図12】従来のTN液晶方式の液晶表示装置における
電圧透過率特性を示すグラフである。
電圧透過率特性を示すグラフである。
1 第1の透明電極基板 2 第2の透明電極基板 3 液晶分子 4 第1の配向膜 5 第2の配向膜 6 第1の偏光板 7 第2の偏光板 8 第3の透明電極基板 9 第4の透明電極基板 10 第3の配向膜 11 第4の配向膜 12 透明基板
Claims (9)
- 【請求項1】 第1の基板と、該第1の基板の上方に設
けられた第2の基板と、第1の基板および第2の基板間
に挟持された、ツイステッドネマティック液晶からなる
第1の液晶層と、第1の基板および第1の液晶層間に形
成された第1の電極と、第2の基板および第1の液晶層
間に形成された第2の電極とを含んでなる表示用液晶パ
ネルを有しており、第1の電極および第2の電極間に電
圧を印加することにより、第1の液晶層中の液晶分子の
配列状態を制御する液晶表示装置の制御方法であって、
前記表示用液晶パネル上部に、さらに、第3の基板と、
該第3の基板の上方に設けられた第4の基板と、第3の
基板および第4の基板間に挟持された、ツイステッドネ
マティック液晶からなる第2の液晶層と、第3の基板お
よび第2の液晶層間に形成された第3の電極と、第4の
基板および第2の液晶層間に形成された第4の電極とを
含んでなる補償用液晶パネルが設けられており、前記表
示用液晶パネルおよび前記補償用液晶パネルが、第1の
偏光板および第2の偏光板間に挟持されており、前記表
示用液晶パネル側に表示用電気信号を入力し、前記補償
用液晶パネル側に補償用電気信号を入力し、表示用液晶
パネルおよび補償用液晶パネルを透過する光の視野角依
存性を調整する液晶表示装置の制御方法。 - 【請求項2】 前記第1の電極および前記第2の電極
が、それぞれ互いに直交する2種類の電極線からなり、
前記表示用液晶パネルが、マトリクス状に配列された複
数の画素からなるマトリクス型液晶パネルである請求項
1記載の液晶表示装置の制御方法。 - 【請求項3】 前記表示用液晶パネルの各画素には、薄
膜トランジスタが設けられる請求項2記載の液晶表示装
置の制御方法。 - 【請求項4】 前記第1の偏光板の偏光軸方向が、第2
の偏光板の偏光軸方向に対して垂直である請求項1記載
の液晶表示装置の制御方法。 - 【請求項5】 前記第1の偏光板の偏光軸方向が、第2
の偏光板の偏光軸方向に対して平行である請求項1記載
の液晶表示装置の制御方法。 - 【請求項6】 前記第2の基板および前記第3の基板が
1つの共通基板からなり、該共通基板の下面に第2の電
極が設けられ、共通基板の上面に第3の電極が設けられ
る請求項1記載の液晶表示装置の制御方法。 - 【請求項7】 前記第2の液晶層中の液晶分子のプレテ
ィルト角の極性が、第1の液晶層中の液晶分子のプレテ
ィルト角の極性と同じである請求項1記載の液晶表示装
置の制御方法。 - 【請求項8】 前記第2の液晶層中の液晶分子のプレテ
ィルト角の極性が、第1の液晶層中の液晶分子のプレテ
ィルト角の極性と異なる請求項1記載の液晶表示装置の
制御方法。 - 【請求項9】 前記第3の電極および前記第4の電極間
に電圧を印加していないとき、第3の基板の最も近くに
存在する液晶分子の長軸方向が、第4の基板の最も近く
に存在する液晶分子の長軸方向に対して直交しない請求
項1記載の液晶表示装置の制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9076311A JPH10268251A (ja) | 1997-03-27 | 1997-03-27 | 液晶表示装置の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9076311A JPH10268251A (ja) | 1997-03-27 | 1997-03-27 | 液晶表示装置の制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10268251A true JPH10268251A (ja) | 1998-10-09 |
Family
ID=13601834
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9076311A Pending JPH10268251A (ja) | 1997-03-27 | 1997-03-27 | 液晶表示装置の制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10268251A (ja) |
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-
1997
- 1997-03-27 JP JP9076311A patent/JPH10268251A/ja active Pending
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