JPH10269896A - コントロールモータ装置 - Google Patents

コントロールモータ装置

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JPH10269896A
JPH10269896A JP8764997A JP8764997A JPH10269896A JP H10269896 A JPH10269896 A JP H10269896A JP 8764997 A JP8764997 A JP 8764997A JP 8764997 A JP8764997 A JP 8764997A JP H10269896 A JPH10269896 A JP H10269896A
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rotation
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cam
switch
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Seitaro Nitanda
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HODAKA KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カム軸および出力軸の設定回転角度を、大小
いずれの方向にも、簡単にかつ安全に変更することがで
きるようにする。 【解決手段】 大角度手動スイッチ61および小角度手
動スイッチ62を付加した。大角度手動スイッチ61
は、モータ4を正転させる場合に駆動電圧Vが印加され
る正転電圧端子51と、モータ4の逆転端子13ひいて
は逆転用巻線との間に接続されていて両者間を入切す
る。小角度手動スイッチ62は、モータ4を逆転させる
場合に駆動電圧Vが印加される逆転電圧端子53と、モ
ータ4の正転端子12ひいては正転用巻線との間に接続
されていて両者間を入切する。上記両手動スイッチ61
および62は、1個のスプリングリターン形の手動スイ
ッチ60で構成するのが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばバーナ用
ダンパの開度制御、排煙ダンパの開度制御、その他、気
体や液体等の流量調整用の弁体の開度制御、更にはレバ
ーのストローク制御等に用いられるコントロールモータ
装置に関し、より具体的には、そのカム軸および出力軸
の設定回転角度を簡単にかつ安全に変更する手段に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図1は、従来のコントロールモータ装置
をバーナ用ダンパの開閉に用いた例を示す図である。図
2は、図1中のコントロールモータ装置の電気回路図で
ある。この例は、バーナへ空気を供給するダクト70内
に設けられたダンパ72の開度θを、コントロールモー
タ装置2によって調整する構成である。
【0003】従来のコントロールモータ装置2は、可逆
転式のモータ4と、このモータ4に結合された変速ギヤ
装置18と、この変速ギヤ装置18に結合されていて後
述するカム31〜34が取り付けられるカム軸20と、
このカム軸20に結合されていて出力取り出し用の出力
軸22とを有しており、この出力軸22の回転によって
ダンパ72の開度θを調整する。この例では、モータ
4、カム軸20および出力軸22が正転方向(この例で
は矢印A方向)に回転すると開度θが大きくなり、逆転
方向(この例では矢印B方向)に回転すると開度θが小
さくなる。但し、この明細書で「正転」および「逆転」
は、単に、モータ4等の回転方向の「一方向」および
「その逆方向」をそれぞれ表しているだけであって、上
記矢印B方向を正転、矢印A方向を逆転と呼ぶことにし
ても良い。
【0004】モータ4は、図3を参照して、ロータ6
と、それを正転させる正転用巻線8と、ロータ6を逆転
させる逆転用巻線10とを有している。この例では、正
転用巻線8の一方端は正転端子12に、他方端は共通端
子14に、逆転用巻線10の一方端は逆転端子13に、
他方端は共通端子14に、それぞれ接続されている。こ
のモータ4は、直流モータでも良いし、交流モータでも
良い。その内でも、停止精度の高いシンクロナスモー
タ、サーボモータ等が好ましい。
【0005】変速ギヤ装置18は、通常はこの例のよう
にモータ4とカム軸20等との間に設けられるが、モー
タ4の回転数やトルク等が必要条件を満たすときは、変
速ギヤ装置18を設けなくても良い場合もあり、その場
合はモータ4にカム軸20および出力軸22が直結され
る。
【0006】カム軸20には、複数のカム31〜34が
取り付けられている。各カム31〜34は、図4を参照
して、カム軸20に対して矢印Dのように左右に回転さ
せて、カム軸20との相対的な回転角度が調整可能であ
る。この回転角度調整を可能にする手段は種々採り得る
が、この例では、実公平2−45557号公報に開示さ
れている手段、即ち、カム軸20に固定されたリング材
(図示省略)と各カム31〜34との間にゴム状弾性リ
ングを挟んでそれを両者で圧縮することによって、各カ
ム31〜34の角度調整を可能にする手段を採用してい
る。各カム31〜34は、その外周部に山36および谷
37を有している。更に、この例では角度調整用のつま
み38を有している。
【0007】カム31は、カム軸20および出力軸22
の相対的に大きい回転角度を設定する大角度設定カムで
あり、カム32は、カム軸20および出力軸22の相対
的に小さい回転角度を設定する小角度設定カムである。
このカム軸20および出力軸22の原点位置をどこに取
るかは任意であるが、カム軸20および出力軸22は、
上記カム31および32でそれぞれ設定された回転角度
で停止する。その理由は後述する。カム軸20等(カム
軸20および出力軸22。以下同じ)の回転角度は、こ
の例では、ダンパ72の開度θに対応している。即ち、
カム軸20等の回転角度が大きいときはダンパ72の開
度θも大きく、カム軸20等の回転角度が小さいときは
ダンパ72の開度θも小さい。
【0008】各カム31〜34の近くには、図4にも示
すように、各カム31〜34によってそれぞれ操作され
るスイッチ41〜44がそれぞれ配置されている。各ス
イッチ41〜44は、この例では双投形のスイッチであ
って、図1等に示すように、一方の接点a、それとは反
対側の接点bおよび共通接点cを有している。但しカム
33、34およびスイッチ43、44を設けるか否かは
任意である。各スイッチ41〜44は、図4に示すよう
に、その共通接点cを操作するレバー46およびその先
端部に設けられたローラ48をそれぞれ有しており、ロ
ーラ48がカム31〜34の谷37に位置するときは共
通接点cが接点a側に切り換わり、ローラ48がカム3
1〜34の山36に位置するときは共通接点cが接点b
側に切り換わる。
【0009】再び図1または図2を参照して、このコン
トロールモータ装置2は複数の端子50〜54を有して
おり、モータ4を正転させる場合には共通端子50と正
転電圧端子51との間に外部から(例えばこのコントロ
ールモータ装置2を制御する制御盤から)駆動電圧Vが
印加され、モータ4を逆転させる場合には共通端子50
と逆転電圧端子53との間に外部から駆動電圧Vが印加
される。両端子51および53に同時に駆動電圧Vが印
加されることはない。
【0010】大角度設定カム31によって操作されるス
イッチ41は大角度設定スイッチであって、正転電圧端
子51に共通接点cが接続されており、モータ4の正転
用巻線8につながる正転端子12に接点aが接続されて
いる。この大角度設定スイッチ41は、カム軸20等の
回転角度が、大角度設定カム31によって設定された回
転角度よりも小さいときは、そのローラ48が当該カム
31の谷37に位置して共通接点cを接点a側に切り換
えており、カム軸20等の回転角度が、前記設定された
回転角度以上のときは共通接点cを接点b側に切り換え
る(図4〜図7も参照)。従って、カム軸20等の回転
角度が前記設定角度よりも小さいときに共通端子50と
正転電圧端子51間に駆動電圧Vが印加されると、それ
がモータ4の正転用巻線8に印加されてモータ4が正転
方向Aに回転してカム軸20等の角度が次第に大きくな
り、設定角度になるとカム31によってスイッチ41が
接点b側に切り換えられてモータ4は停止する。このモ
ータ4の停止位置は、即ちカム31によって設定する前
記回転角度は、前述したようにカム31を矢印D方向
(図4参照)に回して当該カム31とカム軸20との相
対的な回転角度を調整することによって任意に調整する
ことができる。
【0011】小角度設定カム32によって操作されるス
イッチ42は小角度設定スイッチであって、逆転電圧端
子53に共通接点cが接続されており、モータ4の逆転
用巻線10につながる逆転端子13に接点bが接続され
ている。この小角度設定スイッチ42は、カム軸20等
の回転角度が、小角度設定カム32によって設定された
回転角度よりも大きいときは、そのローラ48が当該カ
ム32の山36に位置して共通接点cを接点b側に切り
換えており、カム軸20等の回転角度が、前記設定され
た回転角度以下のときは共通接点cを接点a側に切り換
える(図4〜図7も参照)。従って、カム軸20等の回
転角度が前記設定角度よりも大きいときに共通端子50
と逆転電圧端子53間に駆動電圧Vが印加されると、そ
れがモータ4の逆転用巻線10に印加されてモータ4が
逆転方向Bに回転してカム軸20等の角度が次第に小さ
くなり、設定角度になるとカム32によってスイッチ4
2が接点a側に切り換えられてモータ4は停止する。こ
のモータ4の停止位置は、即ちカム32によって設定す
る前記回転角度は、前述したようにカム32を矢印D方
向(図4参照)に回して当該カム32とカム軸20との
相対的な回転角度を調整することによって任意に調整す
ることができる。
【0012】このようにして、このコントロールモータ
装置2によれば、カム軸20および出力軸22の回転角
度を、任意の大回転角度および小回転角度に設定するこ
とができる。ひいては、ダンパ72の開度θを任意の
(但しこの例では90度以下の)大開度および小開度に
設定することができる。
【0013】なお、上記大角度設定スイッチ41は、図
1および図2からも分かるように、その接点bをモータ
4の制御に使用していないので、当該接点bを有しない
単投形のスイッチとしても良い。同様に、上記小角度設
定スイッチ42は、接点aをモータ4の制御に使用して
いないので、当該接点aを有しない単投形のスイッチと
しても良い。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記コントロールモー
タ装置2においては、大角度設定カム31または小角度
設定カム32で設定するカム軸20等の回転角度を変更
する場合、当該カム31、32を単にずらす(即ちカム
軸20に対する相対的な回転角度を変える)だけで良い
場合と、ずらすだけでは駄目な場合とがある。
【0015】これを図5〜図7を参照して詳述すると、
例えばカム軸20等の回転角度が小角度に(即ちこの例
ではダンパ72の開度θが小開度に)制御されている場
合を考えると、この場合は前述したように、共通端子5
0と逆転電圧端子53間に駆動電圧Vが印加され、モー
タ4の回転が小角度設定カム32および小角度設定スイ
ッチ42によって制御されているのであるが、このと
き、小角度設定カム32で設定する回転角度をより小さ
くする場合は、当該カム32を図5および図6に示す矢
印L方向にずらすだけで良い。そのようにすれば、それ
まで接点a側になっていたスイッチ42のローラ48が
カム32の山36に位置するのでスイッチ42は接点b
側に切り換わり、それによって駆動電圧Vがモータ4の
逆転用巻線10に印加されてモータ4は逆転方向Bに回
り、やがてスイッチ42が接点a側に切り換わってモー
タ4は止まり、これによってカム軸20等は新しい設定
角度になる。
【0016】ところが、小角度設定カム32で設定する
回転角度をより大きくする場合は、当該カム32を図5
および図6に示す矢印H方向にずらすことになるが、単
にそのようにしても、それまで接点a側になっていたス
イッチ42のローラ48はカム32の谷37に位置した
ままであるのでスイッチ42の状態に変化はなく、従っ
てモータ4は停止したままで回らない。従って、カム軸
20等は新しい設定角度にはならない。
【0017】この場合従来は、駆動電圧Vを一旦正転電
圧端子51側に切り換えてカム軸20等の回転角度を大
角度にする指令を出してモータ4を正転方向Aに回して
当該回転角度を一旦大角度設定位置にした後、再び駆動
電圧Vを逆転電圧端子53側に切り換えてカム軸20等
の回転角度を小角度にする指令を出してモータ4を逆転
方向Bに回していた。これによって、カム軸20等は新
しい設定角度になる。
【0018】ところがこのような方法では、駆動電圧V
を一旦正転電圧端子51側に切り換えた後に再び逆転電
圧端子53側に戻さなければならず、このような駆動電
圧Vの切り換えは通常はコントロールモータ装置2とは
別の制御盤で行われるものであり、しかも当該制御盤が
コントロールモータ装置2から離れた所に設置されてい
る場合が多いので、非常に手間がかかるという問題があ
る。
【0019】しかも上記方法では、元々カム軸20等の
回転角度を小角度に制御しているのに、当該回転角度が
一旦、望んでもいないのに大角度設定位置まで往復する
ため、当該コントロールモータ装置2によるダンパ72
等の制御が乱れるという問題がある。例えば、ダンパ7
2の開度θを小開度に制御してバーナを低燃焼に制御し
ている場合において単にこの開度θを少し大きく調整し
たいだけなのに、上記方法ではダンパ72の開度θが一
旦高開度まで往復するため、バーナが一旦高燃焼に移行
してしまい、バーナの燃焼状態が不本意に大きく変化す
ることになってしまう。いかに調整時とは言え、バーナ
の燃焼状態が不本意に大きく変化すると困る場合は多
い。
【0020】上記と同様の問題が、カム軸20等の回転
角度が大角度に制御されている場合にも起こる。即ち、
この場合は前述したように、共通端子50と正転電圧端
子51間に駆動電圧Vが印加され、モータ4の回転が大
角度設定カム31および大角度設定スイッチ41によっ
て制御されているのであるが、このとき、大角度設定カ
ム31で設定する回転角度をより大きくする場合は、当
該カム31を図5および図7に示す矢印H方向にずらす
だけで良い。そのようにすれば、それまで接点b側にな
っていたスイッチ41のローラ48がカム31の谷37
に位置するのでスイッチ41は接点a側に切り換わり、
それによって駆動電圧Vがモータ4の正転用巻線8に印
加されてモータ4は正転方向Aに回り、やがてスイッチ
41が接点b側に切り換わってモータ4は止まり、これ
によってカム軸20等は新しい設定角度になる。
【0021】ところが、大角度設定カム31で設定する
回転角度をより小さくする場合は、当該カム31を図5
および図7に示す矢印L方向にずらすことになるが、単
にそのようにしても、それまで接点b側になっていたス
イッチ41のローラ48はカム31の山36に位置した
ままであるのでスイッチ41の状態に変化はなく、従っ
てモータ4は停止したままで回らない。従って、カム軸
20等は新しい設定角度にはならない。
【0022】この場合も従来は、駆動電圧Vを一旦逆転
電圧端子53側に切り換えてカム軸20等の回転角度を
小角度にする指令を出してモータ4を逆転方向Bに回し
て当該回転角度を一旦小角度設定位置にした後、再び駆
動電圧Vを正転電圧端子51側に切り換えてカム軸20
等の回転角度を大角度にする指令を出してモータ4を正
転方向Aに回していた。これによって、カム軸20等は
新しい設定角度になる。
【0023】従ってこの場合も、駆動電圧Vを切り換え
た後に元に戻さなければならないため、上に詳述したよ
うに、非常に手間がかかるという問題がある。また、カ
ム軸20等の回転角度が望んでもいないのに、一旦小角
度設定位置まで往復するため、当該コントロールモータ
装置2によるダンパ72等の制御が乱れるという問題が
ある。
【0024】また、上記のような駆動電圧Vの切り換え
等の問題を避けるために、カム軸20等の回転角度調整
時に、変速ギヤ装置18の所でモータ4とカム軸20と
を機械的に切り離して、モータ4による代わりに、カム
軸20等を手で回すという方法を採る場合もあるが、こ
の方法では、手で持っている力を緩めるとカム軸20等
が不本意に回ってしまうため、やはりダンパ72等の制
御を乱す危険が大きい。例えば、ダンパ72にはそこを
流れる空気によって当該ダンパ72を全閉または全開す
る力が働いているので、カム軸20等を手で持っている
力が弱いと、ダンパ72が不本意に全閉または全開にな
ってしまってバーナが暴走する等して非常に危険であ
る。
【0025】そこでこの発明は、上記のようなカム軸お
よび出力軸の設定回転角度を、大小いずれの方向にも、
簡単にかつ安全に変更することができるようにすること
を主たる目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】この発明のコントロール
モータ装置は、前記逆転電圧端子と前記モータの正転用
巻線との間に接続されていて両者間を入切する小角度手
動スイッチと、前記正転電圧端子と前記モータの逆転用
巻線との間に接続されていて両者間を入切する大角度手
動スイッチとを備えることを特徴としている。
【0027】上記構成によれば、カム軸および出力軸の
回転角度が小角度に制御されている場合で、その回転角
度設定用の小角度設定カムを角度大方向にずらした場合
は、小角度手動スイッチを入にすれば良い。そのように
すると、そのとき逆転電圧端子に印加されている駆動電
圧が当該小角度手動スイッチを経由してモータの正転用
巻線に印加されてモータが正転方向に回り、やがて小角
度設定スイッチが切り換わってモータの回転は止まる。
これによってカム軸および出力軸は新しい設定角度にな
る。小角度設定カムを角度小方向にずらした場合は、小
角度手動スイッチを操作しなくても、従来例と同様の作
用によって、カム軸および出力軸は新しい設定角度にな
る。
【0028】また、カム軸および出力軸の回転角度が大
角度に制御されている場合で、その回転角度設定用の大
角度設定カムを角度小方向にずらした場合は、大角度手
動スイッチを入にすれば良い。そのようにすると、その
とき正転電圧端子に印加されている駆動電圧が当該大角
度手動スイッチを経由してモータの逆転用巻線に印加さ
れてモータが逆転方向に回り、やがて大角度設定スイッ
チが切り換わってモータの回転は止まる。これによって
カム軸および出力軸は新しい設定角度になる。大角度設
定カムを角度大方向にずらした場合は、大角度手動スイ
ッチを操作しなくても、従来例と同様の作用によって、
カム軸および出力軸は新しい設定角度になる。
【0029】このようにして、カム軸および出力軸の設
定回転角度を、大小いずれの方向にも、簡単にかつ安全
に変更することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】図8は、この発明に係るコントロ
ールモータ装置の一例をバーナ用ダンパの開閉に用いた
例を示す図である。図9は、図8中のコントロールモー
タ装置の電気回路図である。図1および図2の従来例と
同一または相当する部分には同一符号を付し、以下にお
いては当該従来例との相違点を主に説明する。また、図
3〜図7の説明内容は、この実施の形態でも適用され
る。
【0031】このコントロールモータ装置2aは、前述
した従来のコントロールモータ装置2に、大角度手動ス
イッチ61および小角度手動スイッチ62を付加した構
造をしている。
【0032】大角度手動スイッチ61は、この例では双
投形であり、その共通接点cは前述した正転電圧端子5
1に接続されており、一方の接点bは前述した逆転端子
13を経由してモータ4の逆転用巻線10(図3参照)
に接続されており、他方の接点aは開放されている。こ
れによって、正転電圧端子51と逆転用巻線10間を入
切することができる。なおこのスイッチ61は、接点a
を使用しないので、当該接点aを有しない単投形のスイ
ッチとしても良い。
【0033】小角度手動スイッチ62も、この例では双
投形であり、その共通接点cは前述した逆転電圧端子5
3に接続されており、一方の接点aは前述した正転端子
12を経由してモータ4の正転用巻線8(図3参照)に
接続されており、他方の接点bは開放されている。これ
によって、逆転電圧端子53と正転用巻線8間を入切す
ることができる。なおこのスイッチ62は、接点bを使
用しないので、当該接点bを有しない単投形のスイッチ
としても良い。
【0034】上記手動スイッチ61および62は、互い
に独立したスイッチでも良いけれども、この例では、1
個のスプリングリターン形の手動スイッチ60によって
構成されている。この手動スイッチ60を矢印J方向に
押すとスイッチ62側の共通接点cが接点a側に切り換
えられ、反対の矢印K方向に押すとスイッチ61側の共
通接点cが接点b側に切り換えられ、操作を止めると両
スイッチ61、62の共通接点cはどららの接点a、b
にも接触しない中立に戻る。この手動スイッチ60は、
二組の接点を有しているので双極形であり、かつ各組の
接点が三接点から成るので双投形であるが、単投形でも
良いのは上述のとおりである。
【0035】上記両手動スイッチ61および62をこの
ような1個の手動スイッチ60で構成すれば、独立した
2個のスイッチで構成する場合に比べて、部品点数、ス
ペースおよびコストを削減することができると共に、1
個のスイッチの操作で良いので操作がより簡単になる。
【0036】このコントロールモータ装置2aにおい
て、大角度設定カム31または小角度設定カム32で設
定するカム軸20等の回転角度を変更する場合を説明す
る。
【0037】まず、図5および図6を参照して、カム軸
20等の回転角度が小角度に制御されている場合(即ち
逆転電圧端子53に駆動電圧Vが印加されていてカム軸
20等が小角度設定カム32で設定された回転角度で止
まっている場合)で、その回転角度設定用の小角度設定
カム32を角度大方向Hにずらした場合は、手動スイッ
チ60を矢印J方向に押してスイッチ62の共通接点c
を接点a側に切り換えれば良い。手動スイッチ60をそ
のように押しておく操作は、モータ4が回り出してか
ら、後述する作用で回転が止まるまで続けるものとす
る。このように切り換えると、そのとき逆転電圧端子5
3に印加されている駆動電圧Vが当該スイッチ62を経
由して、かつこの例では正転端子12を経由して、モー
タ4の正転用巻線8(図3参照)に印加されてモータ4
が正転方向Aに回り、それと共に小角度設定カム32も
同方向に回り、やがて小角度設定スイッチ42のローラ
48がカム32の山36に位置して当該スイッチ42の
共通接点cが接点b側に切り換わる。これによって、そ
れまでスイッチ62を経由してモータ4の正転用巻線8
に駆動電圧Vが印加されていたのに加えて、小角度設定
スイッチ42を経由してモータ4の逆転用巻線10にも
同じ駆動電圧Vが印加されるようになり、モータ4には
正逆転両方向に同じ大きさの力が働いてモータ4の回転
は止まる。これによって、カム軸20等は新しい設定角
度になる。モータ4が止まったのを確認して、手動スイ
ッチ60の操作を止めれば良い。なお、モータ4の正転
用巻線8と逆転用巻線10の両方に同じ駆動電圧Vを印
加すると、モータ4から通常の動作音とは異なる音が発
生するので、この音によって手動スイッチ60の操作を
止める時点を確認することもできる。
【0038】なお、上記の場合に、仮に手動スイッチ6
0を上記とは反対の矢印K方向へ押したとしても、この
場合は前述したように駆動電圧Vは逆転電圧端子53に
印加されていて正転電圧端子51には印加されていない
ので、モータ4は回らず何も状態に変化が起こらないだ
けであって、それ以外の不都合は何も起こらない。
【0039】上記とは反対に、小角度設定カム32を角
度小方向Lにずらした場合は、手動スイッチ60を操作
しなくても、従来例と同様の作用によって、カム軸20
等は新しい設定角度になる。その詳しい作用は、従来例
の項を参照されたい。
【0040】次に、図5および図7を参照して、カム軸
20等の回転角度が大角度に制御されている場合(即ち
正転電圧端子51に駆動電圧Vが印加されていてカム軸
20等が大角度設定カム31で設定された回転角度で止
まっている場合)で、その回転角度設定用の大角度設定
カム31を角度小方向Lにずらした場合は、手動スイッ
チ60を矢印K方向に押してスイッチ61の共通接点c
を接点b側に切り換えれば良い。手動スイッチ60をそ
のように押しておく操作は、この場合も、モータ4が回
り出してから、後述する作用でその回転が止まるまで続
けるものとする。このように切り換えると、そのとき正
転電圧端子51に印加されている駆動電圧Vが当該スイ
ッチ61を経由して、かつこの例では逆転端子13を経
由して、モータ4の逆転用巻線10(図3参照)に印加
されてモータ4が逆転方向Bに回り、それと共に大角度
設定カム31も同方向に回り、やがて大角度設定スイッ
チ41のローラ48がカム31の谷37に位置して当該
スイッチ41の共通接点cが接点a側に切り換わる。こ
れによって、それまでスイッチ61を経由してモータ4
の逆転用巻線10に駆動電圧Vが印加されていたのに加
えて、大角度設定スイッチ41を経由してモータ4の正
転用巻線8にも同じ駆動電圧Vが印加されるようにな
り、モータ4には正逆転両方向に同じ大きさの力が働い
てモータ4の回転は止まる。これによって、カム軸20
等は新しい設定角度になる。モータ4が止まったのを確
認して、手動スイッチ60の操作を止めれば良い。なお
この場合も、モータ4から通常の動作音とは異なる音が
発生するので、この音によって、手動スイッチ60の操
作を止める時点を確認することができる。
【0041】なお、上記の場合に、仮に手動スイッチ6
0を上記とは反対の矢印J方向に押したとしても、この
場合は前述したように駆動電圧Vは正転電圧端子51に
印加されていて逆転電圧端子53には印加されていない
ので、モータ4は回らず何も状態に変化が起こらないだ
けであって、それ以外の不都合は何も起こらない。
【0042】上記とは反対に、大角度設定カム31を角
度大方向Hにずらした場合は、手動スイッチ60を操作
しなくても、従来例と同様の作用によって、カム軸20
等は新しい設定角度になる。その詳しい作用は、従来例
の項を参照されたい。
【0043】このようにして、このコントロールモータ
装置2aによれば、カム軸20および出力軸22の設定
回転角度を、大小いずれの方向にも、簡単にかつ安全に
変更することができる。
【0044】即ち、従来例のように、離れた所に設置さ
れている場合が多い制御盤まで行って、駆動電圧Vを一
旦反対側に切り換えた後に再び元に戻すという操作を行
う場合に比べて、このコントロールモータ装置2aに備
えられている手動スイッチ60を単に操作するだけで良
いので、手間がかからず、しかも短時間で済み、非常に
簡単である。また、カム軸20等が必要以上に(即ち元
の設定角度から新しい設定角度まで以上に)回ることは
ないので、当該コントロールモータ装置2aによるダン
パ72等の制御が乱れる恐れもない。従って、バーナ等
の運転中にも安全に設定角度の変更を行うことができ
る。
【0045】更に、変速ギヤ装置18の所でモータ4と
カム軸20とを機械的に切り離してカム軸20等を手で
回す従来例に比べても、カム軸20等が不本意に回る恐
れはないので、ダンパ72等の制御を乱す危険はなく、
安全性が非常に高い。
【0046】なお、カム31および32の山36と谷3
7の使い方は、上記実施の形態と逆にしても良い。その
ようにした実施の形態を図10〜図12に示す。この場
合は、図10に示すように小角度設定スイッチ42のロ
ーラ48が小角度設定カム32の谷37から山36に乗
り上げたときが小角度設定位置となり、図11に示すよ
うに大角度設定スイッチ41のローラ48が大角度設定
カム31の山36から谷37に落ちたときが大角度設定
位置となる。従ってこの場合は、両スイッチ41および
42の接点の使い方を、図12に示すように、図9の場
合と接点aと接点bとを逆にすれば良い。この場合も、
図8等に示した実施の形態と同様、小角度設定カム32
を角度大方向Hにずらした場合と、大角度設定カム31
を角度小方向Lにずらした場合とで、上記手動スイッチ
60が有効に働くことに変わりはない。
【0047】
【発明の効果】この発明は、上記のとおり構成されてい
るので、次のような効果を奏する。
【0048】請求項1記載の発明によれば、上記のよう
な小角度手動スイッチおよび大角度手動スイッチを設け
たので、カム軸および出力軸の設定回転角度を、大小い
ずれの方向にも、簡単にかつ安全に変更することができ
る。
【0049】請求項2記載の発明によれば、上記小角度
手動スイッチおよび大角度手動スイッチを上記のような
1個のスプリングリターン形の手動スイッチによって構
成したので、部品点数、スペースおよびコストを削減す
ることができると共に、1個のスイッチの操作で良いの
で操作がより簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のコントロールモータ装置をバーナ用ダン
パの開閉に用いた例を示す図である。
【図2】図1中のコントロールモータ装置の電気回路図
である。
【図3】図1および図8中のモータの回路図である。
【図4】図1および図8中のカムとスイッチとの関係を
示す図である。
【図5】図1および図8中のカム軸等の回転角度の設定
位置の一例を示す図である。
【図6】図1および図8中のカム軸等の小角度設定位置
を変更する場合を説明する図である。
【図7】図1および図8中のカム軸等の大角度設定位置
を変更する場合を説明する図である。
【図8】この発明に係るコントロールモータ装置の一例
をバーナ用ダンパの開閉に用いた例を示す図である。
【図9】図8中のコントロールモータ装置の電気回路図
である。
【図10】カムの山と谷の使い方を図8等に示す実施の
形態と逆にした実施の形態を示す図であり、図6に対応
している。
【図11】カムの山と谷の使い方を図8等に示す実施の
形態と逆にした実施の形態を示す図であり、図7に対応
している。
【図12】カムの山と谷の使い方を図8等に示す実施の
形態と逆にした実施の形態を示す図であり、図9に対応
している。
【符号の説明】
2a コントロールモータ装置 4 モータ 8 正転用巻線 10 逆転用巻線 12 正転端子 13 逆転端子 20 カム軸 22 出力軸 31 大角度設定カム 32 小角度設定カム 41 大角度設定スイッチ 42 小角度設定スイッチ 51 正転電圧端子 53 逆転電圧端子 60 手動スイッチ 61 大角度手動スイッチ 62 小角度手動スイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正転用巻線および逆転用巻線を有する可
    逆転式のモータと、このモータを正転させる場合に駆動
    電圧が印加される正転電圧端子と、前記モータを逆転さ
    せる場合に駆動電圧が印加される逆転電圧端子と、前記
    モータに連結されていてカムが取り付けられるカム軸お
    よび出力取り出し用の出力軸と、このカム軸に当該カム
    軸との相対的な回転角度が調整可能に取り付けられてい
    て、相対的に大きい回転角度を設定する大角度設定カム
    および相対的に小さい回転角度を設定する小角度設定カ
    ムと、前記正転電圧端子と前記モータの正転用巻線との
    間に接続されていて両者間を入切するスイッチであっ
    て、前記大角度設定カムによって操作され、前記カム軸
    の回転角度が、前記大角度設定カムによって設定された
    回転角度よりも小さいときは前記正転電圧端子と正転用
    巻線間を入にし、同回転角度以上のときは切にする大角
    度設定スイッチと、前記逆転電圧端子と前記モータの逆
    転用巻線との間に接続されていて両者間を入切するスイ
    ッチであって、前記小角度設定カムによって操作され、
    前記カム軸の回転角度が、前記小角度設定カムによって
    設定された回転角度よりも大きいときは前記逆転電圧端
    子と逆転用巻線間を入にし、同回転角度以下のときは切
    にする小角度設定スイッチとを備えるコントロールモー
    タ装置において、前記逆転電圧端子と前記モータの正転
    用巻線との間に接続されていて両者間を入切する小角度
    手動スイッチと、前記正転電圧端子と前記モータの逆転
    用巻線との間に接続されていて両者間を入切する大角度
    手動スイッチとを備えることを特徴とするコントロール
    モータ装置。
  2. 【請求項2】 前記小角度手動スイッチおよび大角度手
    動スイッチが、互いに連動していて相反するように入切
    される二組の接点を有していて操作を止めるとどちらの
    組の接点も切になる1個のスプリングリターン形の手動
    スイッチによって構成されている請求項1記載のコント
    ロールモータ装置。
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