JPH10271023A - Am伝送のノイズ除去方法 - Google Patents
Am伝送のノイズ除去方法Info
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- JPH10271023A JPH10271023A JP7174897A JP7174897A JPH10271023A JP H10271023 A JPH10271023 A JP H10271023A JP 7174897 A JP7174897 A JP 7174897A JP 7174897 A JP7174897 A JP 7174897A JP H10271023 A JPH10271023 A JP H10271023A
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- carrier
- amplitude
- modulated
- signal
- wave
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 送信側の電力を上げなくとも、S/Nを上昇
させることができるAM伝送ノイズ除去方法を提案す
る。 【解決手段】 振幅変調され伝送されてきた電波を受信
し、受信された振幅変調波から被変調キャリヤを検出
し、そのキャリヤを前記振幅変調波に加算したり、
そのキャリヤを分周してサンプリングパルスを作り、こ
のサンプリングパルスで前記振幅変調波をサンプリング
して復調したり、そのキャリヤを分周するとともに移
相させて多相のサンプリングパルスを作り、この多相の
サンプリングパルスを使用して前記振幅変調波を多相で
復調したりして、受信信号のS/Nを上昇させるように
する。
させることができるAM伝送ノイズ除去方法を提案す
る。 【解決手段】 振幅変調され伝送されてきた電波を受信
し、受信された振幅変調波から被変調キャリヤを検出
し、そのキャリヤを前記振幅変調波に加算したり、
そのキャリヤを分周してサンプリングパルスを作り、こ
のサンプリングパルスで前記振幅変調波をサンプリング
して復調したり、そのキャリヤを分周するとともに移
相させて多相のサンプリングパルスを作り、この多相の
サンプリングパルスを使用して前記振幅変調波を多相で
復調したりして、受信信号のS/Nを上昇させるように
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、振幅変調伝送に
おけるノイズ削減方法とそれに使用される受信機に関す
るものである。
おけるノイズ削減方法とそれに使用される受信機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、振幅変調(AM)伝送におけるノ
イズ削減は通常送信側の電力を大きくすることによりな
されていた。
イズ削減は通常送信側の電力を大きくすることによりな
されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、AM伝送におけ
るノイズ削減が送信側の電力を大きくしない限り不可能
とされていたものを、この発明ではキャリヤ再生技術に
よって、送信側の電力を上げなくとも、SNR(Signal
to Noise Ratio) を上昇させることができるAM伝送ノ
イズ除去方法を提案するものである。
るノイズ削減が送信側の電力を大きくしない限り不可能
とされていたものを、この発明ではキャリヤ再生技術に
よって、送信側の電力を上げなくとも、SNR(Signal
to Noise Ratio) を上昇させることができるAM伝送ノ
イズ除去方法を提案するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このAM伝送ノイズ除去
方法に係る第1の発明は、振幅変調され伝送されてきた
電波を受信し、受信された振幅変調波から被変調キャリ
ヤを検出し、そのキャリヤを前記振幅変調波に加算する
ことにより、受信信号の信号対ノイズ比を上昇させるよ
うにしたことを特徴とするものである。
方法に係る第1の発明は、振幅変調され伝送されてきた
電波を受信し、受信された振幅変調波から被変調キャリ
ヤを検出し、そのキャリヤを前記振幅変調波に加算する
ことにより、受信信号の信号対ノイズ比を上昇させるよ
うにしたことを特徴とするものである。
【0005】また、これが第2の発明は、振幅変調され
伝送されてきた電波を受信し、受信された振幅変調波か
ら被変調キャリヤを検出し、そのキャリヤを分周してサ
ンプリングパルスを作り、このサンプリングパルスで前
記振幅変調波をサンプリングして復調し、受信信号の信
号対ノイズ比を上昇させるようにしたことを特徴とする
ものである。
伝送されてきた電波を受信し、受信された振幅変調波か
ら被変調キャリヤを検出し、そのキャリヤを分周してサ
ンプリングパルスを作り、このサンプリングパルスで前
記振幅変調波をサンプリングして復調し、受信信号の信
号対ノイズ比を上昇させるようにしたことを特徴とする
ものである。
【0006】また、これが第3の発明は、振幅変調され
伝送されてきた電波を受信し、受信された振幅変調波か
ら被変調キャリヤを検出し、そのキャリヤを分周すると
ともに移相させて多相のサンプリングパルスを作り、こ
の多相のサンプリングパルスを使用して前記振幅変調波
を多相で復調し、受信信号の信号対ノイズ比を上昇させ
るようにしたことを特徴とするものである。
伝送されてきた電波を受信し、受信された振幅変調波か
ら被変調キャリヤを検出し、そのキャリヤを分周すると
ともに移相させて多相のサンプリングパルスを作り、こ
の多相のサンプリングパルスを使用して前記振幅変調波
を多相で復調し、受信信号の信号対ノイズ比を上昇させ
るようにしたことを特徴とするものである。
【0007】またさらに、ノイズ除去AM伝送用受信機
に係る第1の発明は、振幅変調され伝送されてきた電波
を受信する手段と、受信された振幅変調波から被変調キ
ャリヤを検出する手段と、そのキャリヤを前記振幅変調
波に加算する手段とを具備し、受信信号の信号対ノイズ
比を上昇させるようにしたことを特徴とするものであ
る。
に係る第1の発明は、振幅変調され伝送されてきた電波
を受信する手段と、受信された振幅変調波から被変調キ
ャリヤを検出する手段と、そのキャリヤを前記振幅変調
波に加算する手段とを具備し、受信信号の信号対ノイズ
比を上昇させるようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0008】また、これが第2の発明は、振幅変調され
伝送されてきた電波を受信する手段と、受信された振幅
変調波から被変調キャリヤを検出する手段と、そのキャ
リヤを分周してサンプリングパルスを作成する手段と、
このサンプリングパルスで前記振幅変調波をサンプリン
グして復調する手段とを具備し、受信信号の信号対ノイ
ズ比を上昇させるようにしたことを特徴とするものであ
る。
伝送されてきた電波を受信する手段と、受信された振幅
変調波から被変調キャリヤを検出する手段と、そのキャ
リヤを分周してサンプリングパルスを作成する手段と、
このサンプリングパルスで前記振幅変調波をサンプリン
グして復調する手段とを具備し、受信信号の信号対ノイ
ズ比を上昇させるようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0009】また、これが第3の発明は、振幅変調され
伝送されてきた電波を受信する手段と、受信された振幅
変調波から被変調キャリヤを検出する手段と、そのキャ
リヤを分周するとともに移相させて多相のサンプリング
パルスを作成する手段と、この多相のサンプリングパル
スを使用して前記振幅変調波を多相で復調する手段とを
具備し、受信信号の信号対ノイズ比を上昇させるように
したとを特徴とするものである。
伝送されてきた電波を受信する手段と、受信された振幅
変調波から被変調キャリヤを検出する手段と、そのキャ
リヤを分周するとともに移相させて多相のサンプリング
パルスを作成する手段と、この多相のサンプリングパル
スを使用して前記振幅変調波を多相で復調する手段とを
具備し、受信信号の信号対ノイズ比を上昇させるように
したとを特徴とするものである。
【0010】またさらに、本発明に係る振幅変調波のノ
イズ検出装置は、振幅変調され伝送されてきた電波を受
信する手段と、受信された振幅変調波から被変調キャリ
ヤを検出する手段と、そのキャリヤを分周するとともに
移相させて多相のサンプリングパルスを作成する手段
と、この多相のサンプリングパルスのうち任意所望の2
相のサンプリングパルスを使用して前記振幅変調波をそ
れぞれ復調する手段と、前記振幅変調波のノイズを求め
るため、該復調されたそれぞれの復調信号の差を求める
手段とを具備したことを特徴とするものである。
イズ検出装置は、振幅変調され伝送されてきた電波を受
信する手段と、受信された振幅変調波から被変調キャリ
ヤを検出する手段と、そのキャリヤを分周するとともに
移相させて多相のサンプリングパルスを作成する手段
と、この多相のサンプリングパルスのうち任意所望の2
相のサンプリングパルスを使用して前記振幅変調波をそ
れぞれ復調する手段と、前記振幅変調波のノイズを求め
るため、該復調されたそれぞれの復調信号の差を求める
手段とを具備したことを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態について
詳細に説明する。従来、AM(振幅変調)伝送において
は、SNR(Signal to Noise Ratio)はCNR(Carrie
r to Noise Ratio) 以上にはならないとされ、ノイズリ
ダクション(ノイズ削減)は送信電力を上げる以外不可
能とされていた。今回、この常識をくつがえし、AM伝
送においてもAM波の中からキャリヤを検出すれば、そ
のキャリヤを使ってSNRを向上させることのできる2
つの方法を提案する。
詳細に説明する。従来、AM(振幅変調)伝送において
は、SNR(Signal to Noise Ratio)はCNR(Carrie
r to Noise Ratio) 以上にはならないとされ、ノイズリ
ダクション(ノイズ削減)は送信電力を上げる以外不可
能とされていた。今回、この常識をくつがえし、AM伝
送においてもAM波の中からキャリヤを検出すれば、そ
のキャリヤを使ってSNRを向上させることのできる2
つの方法を提案する。
【0012】そのひとつは、受信したAM波からキャリ
ヤ再生によりキャリヤ成分を検出し、そのキャリヤを受
信したAM波に加算し、加算したキャリヤレベル分だけ
CNRが上昇することを利用したものである。但しキャ
リヤを加算するとその分だけ変調度が低下するので、キ
ャリヤ加算後変調波のボトム部分(底部)をスライスす
ることにより変調度をもとの値に戻す操作を行う。この
操作により、キャリヤ加算によるCNR上昇分だけSN
Rが上昇することになる。この操作を繰り返すことによ
ってSNRをキャリアのCNRに等しい値まで上昇させ
ることができるというものである。
ヤ再生によりキャリヤ成分を検出し、そのキャリヤを受
信したAM波に加算し、加算したキャリヤレベル分だけ
CNRが上昇することを利用したものである。但しキャ
リヤを加算するとその分だけ変調度が低下するので、キ
ャリヤ加算後変調波のボトム部分(底部)をスライスす
ることにより変調度をもとの値に戻す操作を行う。この
操作により、キャリヤ加算によるCNR上昇分だけSN
Rが上昇することになる。この操作を繰り返すことによ
ってSNRをキャリアのCNRに等しい値まで上昇させ
ることができるというものである。
【0013】もうひとつの方法は、サンプリングによっ
てキャリヤを間引いて検波する方法である。ノイズはキ
ャリヤに重畳されているので、間引いたキャリヤの本数
分だけノイズが除去されることになる。中波AMラジオ
を例にとると、AM変調波形は、音声周波数信号をキャ
リヤ周波数でサンプリングしたことに相当している。わ
が国の中波ラジオの音声変調帯域は最大で9kHzであ
り、キャリヤ周波数の最小値は我が国では531kHz
であるから、この場合9kHzを531kHzでサンプ
リングしていることになる。サンプリング定理を適用す
ると、9kHzを再生するためにはその2倍の18kH
zでサンプリングすれば良い訳であるから、キャリヤを
29.5分の1(531÷18=29.5)に分周した
パルスを使ってサンプリングすれば、音声周波数を再生
することができる。実用的な分周比の値として8分の1
を採用し、キャリヤ周波数の8分の1のサンプリングパ
ルスを作って変調波をサンプリングすると、キャリヤ8
本のうち7本まで間引くことが出来る計算になり、ノイ
ズは8分の1に減少することになる。この操作を2回繰
り返せばノイズは64分の1に減少することになり、大
幅なノイズ除去効果があることになる。
てキャリヤを間引いて検波する方法である。ノイズはキ
ャリヤに重畳されているので、間引いたキャリヤの本数
分だけノイズが除去されることになる。中波AMラジオ
を例にとると、AM変調波形は、音声周波数信号をキャ
リヤ周波数でサンプリングしたことに相当している。わ
が国の中波ラジオの音声変調帯域は最大で9kHzであ
り、キャリヤ周波数の最小値は我が国では531kHz
であるから、この場合9kHzを531kHzでサンプ
リングしていることになる。サンプリング定理を適用す
ると、9kHzを再生するためにはその2倍の18kH
zでサンプリングすれば良い訳であるから、キャリヤを
29.5分の1(531÷18=29.5)に分周した
パルスを使ってサンプリングすれば、音声周波数を再生
することができる。実用的な分周比の値として8分の1
を採用し、キャリヤ周波数の8分の1のサンプリングパ
ルスを作って変調波をサンプリングすると、キャリヤ8
本のうち7本まで間引くことが出来る計算になり、ノイ
ズは8分の1に減少することになる。この操作を2回繰
り返せばノイズは64分の1に減少することになり、大
幅なノイズ除去効果があることになる。
【0014】上記2つの原理によるノイズ除去方法を採
用した中波AMラジオ受信機を製作し、フィールドテス
トを行った結果、イグニッションノイズ、蛍光灯ノイ
ズ、空電ノイズなどの除去ができるとともに、夜間の電
離層反射による混信波の除去ができることを確認した。
用した中波AMラジオ受信機を製作し、フィールドテス
トを行った結果、イグニッションノイズ、蛍光灯ノイ
ズ、空電ノイズなどの除去ができるとともに、夜間の電
離層反射による混信波の除去ができることを確認した。
【0015】本発明のノイズ除去方法の原理は、中波ラ
ジオに限らずあらゆる周波数帯のAM伝送に適用できる
と思われる。
ジオに限らずあらゆる周波数帯のAM伝送に適用できる
と思われる。
【0016】
【実施例】以下図面を参照し実施例により本発明をより
具体的に説明する。
具体的に説明する。
【0017】キャリヤ加算によるノイズ除去方法 図1(a)にキャリヤ加算によるノイズ除去方法の原理
的回路構成を示す。参照番号1はキャリヤ再生回路であ
り、その構成は図1(b)のようにスレーブ発振器4な
どにより、入力信号の振幅変調成分を除去しキャリヤ成
分を取り出す。参照番号2はキャリヤ加算回路であり、
入力信号にキャリヤ再生回路1で得たキャリヤを同位相
で加算する。参照番号3は変調度復元回路であり、図1
(c)の回路例のように、トランジスタのカットオフ特
性5を利用して、変調度の浅い入力信号から変調度の深
い出力信号が得られる。このときレベルの低いボトム部
分(低部)はスライス(レベル6によりスライス)され
除去されることになる。
的回路構成を示す。参照番号1はキャリヤ再生回路であ
り、その構成は図1(b)のようにスレーブ発振器4な
どにより、入力信号の振幅変調成分を除去しキャリヤ成
分を取り出す。参照番号2はキャリヤ加算回路であり、
入力信号にキャリヤ再生回路1で得たキャリヤを同位相
で加算する。参照番号3は変調度復元回路であり、図1
(c)の回路例のように、トランジスタのカットオフ特
性5を利用して、変調度の浅い入力信号から変調度の深
い出力信号が得られる。このときレベルの低いボトム部
分(低部)はスライス(レベル6によりスライス)され
除去されることになる。
【0018】図2(a)〜(d)に図1(a)回路構成
における各部の信号波形を示し、ノイズ除去の原理を説
明する。波形′〜′は無変調時のキャリヤ半波の波
形である。
における各部の信号波形を示し、ノイズ除去の原理を説
明する。波形′〜′は無変調時のキャリヤ半波の波
形である。
【0019】波形′は入力キャリヤ半波の波形であ
る。キャリヤレベルをci ,ノイズレベルをnとすると
この点でのCNRはci /nである。また波形′はキ
ャリヤ再生により検出したキャリヤ半波の波形である。
この波形のレベルはcS ,ノイズ成分は零である。さら
に波形′は波形′に波形′を加算した波形であ
る。このときのキャリヤレベルはci +cS ,ノイズレ
ベルはnで、CNRは(c i +cS )/nとなってい
る。またさらに波形′はキャリヤ半波の波形のボトム
部分をスライスレベル6によりスライスすることによ
り、キャリヤレベルをc i に戻した波形である。このと
きのノイズレベルはnci /(ci +cS )となってお
り、CNRは(ci +cS )/nになる。
る。キャリヤレベルをci ,ノイズレベルをnとすると
この点でのCNRはci /nである。また波形′はキ
ャリヤ再生により検出したキャリヤ半波の波形である。
この波形のレベルはcS ,ノイズ成分は零である。さら
に波形′は波形′に波形′を加算した波形であ
る。このときのキャリヤレベルはci +cS ,ノイズレ
ベルはnで、CNRは(c i +cS )/nとなってい
る。またさらに波形′はキャリヤ半波の波形のボトム
部分をスライスレベル6によりスライスすることによ
り、キャリヤレベルをc i に戻した波形である。このと
きのノイズレベルはnci /(ci +cS )となってお
り、CNRは(ci +cS )/nになる。
【0020】例として、ci =1V,n=0.1Vであ
れば、入力のCNRは1/0.1=10=20dBであ
る。加算するキャリヤレベルをcS =3Vとすると、キ
ャリヤ加算量は10dB(cS /ci =3=10dB)
であり、そのときのCNRは(3+1)/0.1=40
=32dBになる。このことからキャリヤ加算量とCN
Rの上昇量とがほぼ等しくなる。すなわちキャリヤ加算
量分だけCNRが上昇することになる。
れば、入力のCNRは1/0.1=10=20dBであ
る。加算するキャリヤレベルをcS =3Vとすると、キ
ャリヤ加算量は10dB(cS /ci =3=10dB)
であり、そのときのCNRは(3+1)/0.1=40
=32dBになる。このことからキャリヤ加算量とCN
Rの上昇量とがほぼ等しくなる。すなわちキャリヤ加算
量分だけCNRが上昇することになる。
【0021】次に、波形〜に変調波形を示す。波形
は入力の変調波形であり、変調度SCR(Signal to C
arrier Ratio) は、s/ci である。また波形は加算
するキャリヤ半波の波形であり、レベルはcS 無変調で
ある。さらに波形はキャリヤを加算したときの変調波
形で、SCRはs/(ci +cS )となり変調度が下が
っている。またさらに波形は波形のボトム部分をス
ライスすることにより変調度をもとに戻した波形であ
り、SCRはs/ci となり入力の波形と等しくなって
いる。
は入力の変調波形であり、変調度SCR(Signal to C
arrier Ratio) は、s/ci である。また波形は加算
するキャリヤ半波の波形であり、レベルはcS 無変調で
ある。さらに波形はキャリヤを加算したときの変調波
形で、SCRはs/(ci +cS )となり変調度が下が
っている。またさらに波形は波形のボトム部分をス
ライスすることにより変調度をもとに戻した波形であ
り、SCRはs/ci となり入力の波形と等しくなって
いる。
【0022】したがって、信号対雑音比SNR(Signal
to Noise Ratio) は、入力のSNRがs/n,出力のS
NRはs/nci /(ci +cS )=s(ci +cS )
/nci となり、キャリヤ加算量分だけSNRが上昇し
たことになる。キャリヤ加算量が10dBであれば、S
NR改善量が10dBということになる。この操作を繰
り返して行えば、SNRはキャリアのCNRに等しい値
まで改善できることになる。
to Noise Ratio) は、入力のSNRがs/n,出力のS
NRはs/nci /(ci +cS )=s(ci +cS )
/nci となり、キャリヤ加算量分だけSNRが上昇し
たことになる。キャリヤ加算量が10dBであれば、S
NR改善量が10dBということになる。この操作を繰
り返して行えば、SNRはキャリアのCNRに等しい値
まで改善できることになる。
【0023】サンプリング検波によるノイズ除去方法 キャリヤ加算と変調度復元によってノイズを除去できる
が、さらに効率よくノイズ除去を行う方法として、キャ
リヤをサンプリングしてキャリヤを間引いて検波する方
法を提案する。
が、さらに効率よくノイズ除去を行う方法として、キャ
リヤをサンプリングしてキャリヤを間引いて検波する方
法を提案する。
【0024】図3にサンプリング検波方法の原理を説明
するための波形図を示す。図3(a)には中波ラジオ振
幅変調波を半波整流した波形を示す。この図を見ると音
声信号をキャリヤ周波数でサンプリングしていることに
相当していることが分かる。わが国の中波ラジオのキャ
リヤ周波数の最低値は、531kHz、音声変調信号の
最大周波数は9kHzであるから、この図は9kHzの
信号を531kHzでサンプリングしていることになっ
ている。サンプリング定理によれば、9kHzの信号を
再生するにはその2倍の18kHzでサンプリングすれ
ば良いから、この場合、キャリヤを29.5分周(53
1÷18=29.5)してサンプリングパルスを作り、
このパルスでサンプリングすれば、変調信号を完全に再
生することができる。実用的な分周比として1/8を採
用すると、図3(b)に示すようにキャリヤを間引いた
ことになる。この場合、8本のキャリヤのうち7本のキ
ャリヤを間引いたことになるので、ノイズ量は8分の1
に減少することになる。
するための波形図を示す。図3(a)には中波ラジオ振
幅変調波を半波整流した波形を示す。この図を見ると音
声信号をキャリヤ周波数でサンプリングしていることに
相当していることが分かる。わが国の中波ラジオのキャ
リヤ周波数の最低値は、531kHz、音声変調信号の
最大周波数は9kHzであるから、この図は9kHzの
信号を531kHzでサンプリングしていることになっ
ている。サンプリング定理によれば、9kHzの信号を
再生するにはその2倍の18kHzでサンプリングすれ
ば良いから、この場合、キャリヤを29.5分周(53
1÷18=29.5)してサンプリングパルスを作り、
このパルスでサンプリングすれば、変調信号を完全に再
生することができる。実用的な分周比として1/8を採
用すると、図3(b)に示すようにキャリヤを間引いた
ことになる。この場合、8本のキャリヤのうち7本のキ
ャリヤを間引いたことになるので、ノイズ量は8分の1
に減少することになる。
【0025】図4にサンプリング検波によるノイズ除去
方法の原理的回路構成を示す。同図(a)の参照番号1
は図1(a)のそれと同じキャリヤ再生回路である。参
照番号7はサンプリングパルス発生回路であり、図4
(b)の回路例のように、キャリヤ信号を分周用IC8
(74HC393)により1/8分周波の方形波を得、
これを微分回路9を介してサンプリングパルスを作る。
参照番号10はサンプリング検波回路であり、図4
(c)のようにダイオードスイッチ11をサンプリング
パルスでドライブすることにより、入力の振幅変調波を
サンプリング検波する。
方法の原理的回路構成を示す。同図(a)の参照番号1
は図1(a)のそれと同じキャリヤ再生回路である。参
照番号7はサンプリングパルス発生回路であり、図4
(b)の回路例のように、キャリヤ信号を分周用IC8
(74HC393)により1/8分周波の方形波を得、
これを微分回路9を介してサンプリングパルスを作る。
参照番号10はサンプリング検波回路であり、図4
(c)のようにダイオードスイッチ11をサンプリング
パルスでドライブすることにより、入力の振幅変調波を
サンプリング検波する。
【0026】参照番号12は増幅器であり、サンプリン
グ検波した信号を増幅する。参照番号13はLPF(ロ
ーパスフィルタ)であり、サンプリング検波した信号を
LPFを介することにより音声信号が得られる。また参
照番号14はBPF(バンドパスフィルタ)であり、B
PFを介することにより入力と同じ振幅変調波が得られ
る。
グ検波した信号を増幅する。参照番号13はLPF(ロ
ーパスフィルタ)であり、サンプリング検波した信号を
LPFを介することにより音声信号が得られる。また参
照番号14はBPF(バンドパスフィルタ)であり、B
PFを介することにより入力と同じ振幅変調波が得られ
る。
【0027】図5(a)〜(d)に図4(a)回路構成
における各部の信号波形を示す。波形は入力の振幅変
調波形である。波形は1/8分周のサンプリングパル
スでサンプリング検波したときの波形であり、キャリヤ
を1/8に間引いた様子を示す。キャリヤを間引くこと
により、ノイズは1/8(ノイズ電力−9dB)に減少
するからSNRは9dB上昇することになる。
における各部の信号波形を示す。波形は入力の振幅変
調波形である。波形は1/8分周のサンプリングパル
スでサンプリング検波したときの波形であり、キャリヤ
を1/8に間引いた様子を示す。キャリヤを間引くこと
により、ノイズは1/8(ノイズ電力−9dB)に減少
するからSNRは9dB上昇することになる。
【0028】また波形は音声出力信号であり、サンプ
リング検波信号をLPF13を介することにより得られ
る。さらに波形は高周波出力信号であり、サンプリン
グ検波信号をBPF14を介することにより得られ、ノ
イズ除去された振幅変調波になっている。
リング検波信号をLPF13を介することにより得られ
る。さらに波形は高周波出力信号であり、サンプリン
グ検波信号をBPF14を介することにより得られ、ノ
イズ除去された振幅変調波になっている。
【0029】サンプリング検波の場合も、図6図示のよ
うにサンプリング操作15を繰り返すことにより、さら
にノイズを除去することができる。ブロック15は図4
(a)の部品10,12及び14を組み合わせたブロッ
クを表わす。サンプリング検波によるノイズ除去は、多
段サンプリングの他に、図7のように多相サンプリング
パルスで検波する方法もある。図7(a)に多相サンプ
リング検波回路の構成を示す。参照番号16は多相サン
プリングパルス発生回路であり、図7(b)のようにフ
リップフロップ2段で4分周の2相の方形波を作り、微
分回路を介することにより2相のサンプリングパルスを
得る。
うにサンプリング操作15を繰り返すことにより、さら
にノイズを除去することができる。ブロック15は図4
(a)の部品10,12及び14を組み合わせたブロッ
クを表わす。サンプリング検波によるノイズ除去は、多
段サンプリングの他に、図7のように多相サンプリング
パルスで検波する方法もある。図7(a)に多相サンプ
リング検波回路の構成を示す。参照番号16は多相サン
プリングパルス発生回路であり、図7(b)のようにフ
リップフロップ2段で4分周の2相の方形波を作り、微
分回路を介することにより2相のサンプリングパルスを
得る。
【0030】入力のIF信号(中間周波信号)をサンプ
リング検波回路10とLPF13を介することによりe
1 とe2 の復調信号が得られる。この復調信号の中には
変調波の復調信号とノイズが含まれるが、変調波の復調
信号成分はe1 とe2 とで同一である。さらに和回路2
によりe1 とe2 の和をとると、変調波の復調成分は2
倍になるが、ノイズは平均化されるため(2/π)倍
(−4dB)に減少する。したがって、2相で検波して
和をとるとSNRは4dB改善されることになる。
リング検波回路10とLPF13を介することによりe
1 とe2 の復調信号が得られる。この復調信号の中には
変調波の復調信号とノイズが含まれるが、変調波の復調
信号成分はe1 とe2 とで同一である。さらに和回路2
によりe1 とe2 の和をとると、変調波の復調成分は2
倍になるが、ノイズは平均化されるため(2/π)倍
(−4dB)に減少する。したがって、2相で検波して
和をとるとSNRは4dB改善されることになる。
【0031】また、差回路17でe1 とe2 の差をとる
とノイズ信号だけが現われることになる。さらに、計算
器18で和の復調信号と差のノイズ信号の比をとるとS
NR(信号対雑音比)が得られ、この回路はノイズメー
ターの機能を持つことになる。
とノイズ信号だけが現われることになる。さらに、計算
器18で和の復調信号と差のノイズ信号の比をとるとS
NR(信号対雑音比)が得られ、この回路はノイズメー
ターの機能を持つことになる。
【0032】以上いくつかの実施例につき本願発明を詳
細に説明してきたが、本願発明はこれらに限定されるこ
となく発明の要旨内で各種の変形・変更の可能なことは
自明であろう。
細に説明してきたが、本願発明はこれらに限定されるこ
となく発明の要旨内で各種の変形・変更の可能なことは
自明であろう。
【0033】
【発明の効果】従来、AM伝送におけるSNR(Signal
to Nois Ratio)はCNR(Carrier toNois Ratio) とは
等しく、SNRを上げるためにはCNRを高くする以外
にはないとされてきた。本発明では、AM伝送において
もキャリヤさえ検出できれば、受信したAM波にキャリ
ヤを加算したり、サンプリングしたりすることにより、
ノイズを除去することができ、SNRをキャリヤのCN
Rまで上昇させることができることを理論的に証明し実
用化した。AM伝送において、ノイズ除去ができるとい
うことは、一定の伝送距離であれば送信電力を下げるこ
とができるということであり、または送信電力が一定で
あれば伝送距離を延ばすことができるということであ
る。この機能による経済効果は計り知れない程大きい。
to Nois Ratio)はCNR(Carrier toNois Ratio) とは
等しく、SNRを上げるためにはCNRを高くする以外
にはないとされてきた。本発明では、AM伝送において
もキャリヤさえ検出できれば、受信したAM波にキャリ
ヤを加算したり、サンプリングしたりすることにより、
ノイズを除去することができ、SNRをキャリヤのCN
Rまで上昇させることができることを理論的に証明し実
用化した。AM伝送において、ノイズ除去ができるとい
うことは、一定の伝送距離であれば送信電力を下げるこ
とができるということであり、または送信電力が一定で
あれば伝送距離を延ばすことができるということであ
る。この機能による経済効果は計り知れない程大きい。
【図1】本発明のキャリヤ加算によるノイズ除去方法の
原理を説明するための図で、(a)はその回路構成略ブ
ロック線図、(b)はキャリヤ再生回路の一例を示す
図、(c)は変調度復元回路の一例を説明するための図
である。
原理を説明するための図で、(a)はその回路構成略ブ
ロック線図、(b)はキャリヤ再生回路の一例を示す
図、(c)は変調度復元回路の一例を説明するための図
である。
【図2】図1(a)図示回路構成における各部の信号波
形を示す図である。
形を示す図である。
【図3】本発明のサンプリング検波方法を説明するため
の信号波形図である。
の信号波形図である。
【図4】本発明のサンプリング検波によるノイズ除去方
法の原理を説明するための図で、(a)はその回路構成
略ブロック線図、(b)はサンプリングパルス発生回路
を示す図、(c)はサンプリング検波回路を示す図であ
る。
法の原理を説明するための図で、(a)はその回路構成
略ブロック線図、(b)はサンプリングパルス発生回路
を示す図、(c)はサンプリング検波回路を示す図であ
る。
【図5】図4(a)図示回路構成における各部の信号波
形を示す図である。
形を示す図である。
【図6】本発明の多段サンプリング方法の原理を説明す
るための回路構成略ブロック線図である。
るための回路構成略ブロック線図である。
【図7】本発明の多相サンプリング検波によるノイズ除
去方法の原理を説明するための図で、(a)はその回路
構成略ブロック線図、(b)は多相サンプリングパルス
発生回路の一例を示す図である。
去方法の原理を説明するための図で、(a)はその回路
構成略ブロック線図、(b)は多相サンプリングパルス
発生回路の一例を示す図である。
1 キャリヤ再生回路 2 加算回路 3 変調度復元回路 4 スレーブ発振器 7 サンプリングパルス発生回路 8 1/8分周器 9 微分回路 10 サンプリング検波回路 11 ダイオードスイッチ 12 増幅器 13 低域通過フィルタ 14 帯域通過フィルタ 15 サンプリング操作 16 多相サンプリングパルス発生回路 17 減算回路 18 除算回路
Claims (7)
- 【請求項1】 振幅変調され伝送されてきた電波を受信
し、受信された振幅変調波から被変調キャリヤを検出
し、そのキャリヤを前記振幅変調波に加算することによ
り、受信信号の信号対ノイズ比を上昇させるようにした
ことを特徴とするAM伝送のノイズ除去方法。 - 【請求項2】 振幅変調され伝送されてきた電波を受信
し、受信された振幅変調波から被変調キャリヤを検出
し、そのキャリヤを分周してサンプリングパルスを作
り、このサンプリングパルスで前記振幅変調波をサンプ
リングして復調し、受信信号の信号対ノイズ比を上昇さ
せるようにしたことを特徴とするAM伝送のノイズ除去
方法。 - 【請求項3】 振幅変調され伝送されてきた電波を受信
し、受信された振幅変調波から被変調キャリヤを検出
し、そのキャリヤを分周するとともに移相させて多相の
サンプリングパルスを作り、この多相のサンプリングパ
ルスを使用して前記振幅変調波を多相で復調し、受信信
号の信号対ノイズ比を上昇させるようにしたことを特徴
とするAM伝送のノイズ除去方法。 - 【請求項4】 振幅変調され伝送されてきた電波を受信
する手段と、受信された振幅変調波から被変調キャリヤ
を検出する手段と、そのキャリヤを前記振幅変調波に加
算する手段とを具備し、受信信号の信号対ノイズ比を上
昇させるようにしたことを特徴とするノイズ除去AM伝
送用受信機。 - 【請求項5】 振幅変調され伝送されてきた電波を受信
する手段と、受信された振幅変調波から被変調キャリヤ
を検出する手段と、そのキャリヤを分周してサンプリン
グパルスを作成する手段と、このサンプリングパルスで
前記振幅変調波をサンプリングして復調する手段とを具
備し、受信信号の信号対ノイズ比を上昇させるようにし
たことを特徴とするノイズ除去AM伝送用受信機。 - 【請求項6】 振幅変調され伝送されてきた電波を受信
する手段と、受信された振幅変調波から被変調キャリヤ
を検出する手段と、そのキャリヤを分周するとともに移
相させて多相のサンプリングパルスを作成する手段と、
この多相のサンプリングパルスを使用して前記振幅変調
波を多相で復調する手段とを具備し、受信信号の信号対
ノイズ比を上昇させるようにしたとを特徴とするノイズ
除去AM伝送用受信機。 - 【請求項7】 振幅変調され伝送されてきた電波を受信
する手段と、受信された振幅変調波から被変調キャリヤ
を検出する手段と、そのキャリヤを分周するとともに移
相させて多相のサンプリングパルスを作成する手段と、
この多相のサンプリングパルスのうち任意所望の2相の
サンプリングパルスを使用して前記振幅変調波をそれぞ
れ復調する手段と、前記振幅変調波のノイズを求めるた
め、該復調されたそれぞれの復調信号の差を求める手段
とを具備したことを特徴とする振幅変調波のノイズ検出
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7174897A JPH10271023A (ja) | 1997-03-25 | 1997-03-25 | Am伝送のノイズ除去方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7174897A JPH10271023A (ja) | 1997-03-25 | 1997-03-25 | Am伝送のノイズ除去方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10271023A true JPH10271023A (ja) | 1998-10-09 |
Family
ID=13469471
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7174897A Withdrawn JPH10271023A (ja) | 1997-03-25 | 1997-03-25 | Am伝送のノイズ除去方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10271023A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008277969A (ja) * | 2007-04-26 | 2008-11-13 | Toyota Motor Corp | ノイズ除去装置 |
-
1997
- 1997-03-25 JP JP7174897A patent/JPH10271023A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008277969A (ja) * | 2007-04-26 | 2008-11-13 | Toyota Motor Corp | ノイズ除去装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040601 |