JPH10272797A - サーマルヘッド - Google Patents
サーマルヘッドInfo
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- JPH10272797A JPH10272797A JP7867097A JP7867097A JPH10272797A JP H10272797 A JPH10272797 A JP H10272797A JP 7867097 A JP7867097 A JP 7867097A JP 7867097 A JP7867097 A JP 7867097A JP H10272797 A JPH10272797 A JP H10272797A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ドライバーICを絶縁基板の穴部に埋設させた
とき、IC上面の端子電極や電気回路が塵の押圧によっ
て破損していた。 【解決手段】発熱抵抗体3及び導電層4b,4cを有す
る絶縁基板1に穴部1aを設け、該穴部1a内に上面に
端子電極5aを有するドライバーIC5を埋設させると
ともにドライバーIC5の端子電極5a上に前記導電層
4b,4cを延在させて電気的に接続して成るサーマル
ヘッドであって、前記絶縁基板1の穴部壁面とドライバ
ーIC側面との間にショアー硬度120以上の硬質樹脂
6を充填するとともに前記ドライバーIC上面をショア
ー硬度95以下の軟質樹脂7で被覆する。
とき、IC上面の端子電極や電気回路が塵の押圧によっ
て破損していた。 【解決手段】発熱抵抗体3及び導電層4b,4cを有す
る絶縁基板1に穴部1aを設け、該穴部1a内に上面に
端子電極5aを有するドライバーIC5を埋設させると
ともにドライバーIC5の端子電極5a上に前記導電層
4b,4cを延在させて電気的に接続して成るサーマル
ヘッドであって、前記絶縁基板1の穴部壁面とドライバ
ーIC側面との間にショアー硬度120以上の硬質樹脂
6を充填するとともに前記ドライバーIC上面をショア
ー硬度95以下の軟質樹脂7で被覆する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワードプロセッサ
やファクシミリ等のプリンタ機構として組み込まれるサ
ーマルヘッドの改良に関する。
やファクシミリ等のプリンタ機構として組み込まれるサ
ーマルヘッドの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、プラスチックカードのような曲げ
ることが困難な硬質の記録媒体に感熱記録を行うため
に、記録媒体と接するサーマルヘッドの表面を出来るだ
け平坦になす試みがなされている。
ることが困難な硬質の記録媒体に感熱記録を行うため
に、記録媒体と接するサーマルヘッドの表面を出来るだ
け平坦になす試みがなされている。
【0003】このような従来のサーマルヘッドとして
は、例えば図3に示すように、発熱抵抗体13及び導電
層14を有する絶縁基板11に穴部11aを設け、この
穴部11a内に発熱抵抗体13の発熱を制御するための
ドライバーIC15を埋設させた構造のものが知られて
おり、かかるサーマルヘッドによればドライバーIC1
5を絶縁基板11の穴部11a内に埋設したことでサー
マルヘッド表面には上方に大きく突出するものがなくな
ったことから、プラスチックカードのような曲げること
が困難な硬質の記録媒体Pに印画を行う場合であっても
記録媒体Pを略フラットな形状のまま発熱抵抗体13上
に搬送するフラットパスが可能になった。尚、上述のサ
ーマルヘッドにおいては絶縁基板11の穴部壁面とドラ
イバーIC側面との間にドライバーIC15を固定する
ための樹脂材16が充填されており、この樹脂材16の
上面を介して前記導電層14をドライバーIC上面の端
子電極15a上まで延在させておくことにより発熱抵抗
体13等を導電層14を介してドライバーIC15に電
気的に接続するようにしていた。
は、例えば図3に示すように、発熱抵抗体13及び導電
層14を有する絶縁基板11に穴部11aを設け、この
穴部11a内に発熱抵抗体13の発熱を制御するための
ドライバーIC15を埋設させた構造のものが知られて
おり、かかるサーマルヘッドによればドライバーIC1
5を絶縁基板11の穴部11a内に埋設したことでサー
マルヘッド表面には上方に大きく突出するものがなくな
ったことから、プラスチックカードのような曲げること
が困難な硬質の記録媒体Pに印画を行う場合であっても
記録媒体Pを略フラットな形状のまま発熱抵抗体13上
に搬送するフラットパスが可能になった。尚、上述のサ
ーマルヘッドにおいては絶縁基板11の穴部壁面とドラ
イバーIC側面との間にドライバーIC15を固定する
ための樹脂材16が充填されており、この樹脂材16の
上面を介して前記導電層14をドライバーIC上面の端
子電極15a上まで延在させておくことにより発熱抵抗
体13等を導電層14を介してドライバーIC15に電
気的に接続するようにしていた。
【0004】そして上述のサーマルヘッドを用いて印画
を行う場合は、例えばインクリボン及び記録媒体Pをド
ライバーIC15上を経て発熱抵抗体13上に搬送しな
がらドライバーIC15の駆動に伴い導電層14を介し
て発熱抵抗体13に電力を印加し、発熱抵抗体13を個
々に選択的にジュール発熱させるとともに、該発熱した
熱によってインクリボンのインクを加熱・溶融させ、こ
れを外部のプラテン等を用いて記録媒体P側に押圧・転
写することによって記録媒体Pに印画が形成される。
を行う場合は、例えばインクリボン及び記録媒体Pをド
ライバーIC15上を経て発熱抵抗体13上に搬送しな
がらドライバーIC15の駆動に伴い導電層14を介し
て発熱抵抗体13に電力を印加し、発熱抵抗体13を個
々に選択的にジュール発熱させるとともに、該発熱した
熱によってインクリボンのインクを加熱・溶融させ、こ
れを外部のプラテン等を用いて記録媒体P側に押圧・転
写することによって記録媒体Pに印画が形成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のサーマルヘッドによれば、絶縁基板11の穴
部11a内に埋設したドライバーIC15の上面には、
端子電極15aやスイッチングトランジスタ等の電気回
路が設けられている。そのため、印画に際してプラスチ
ックカード等の硬質の記録媒体Pをサーマルヘッドの表
面に沿って搬送させると、ドライバーIC15の上面と
硬質の記録媒体Pとの間に、静電気等の作用によって記
録媒体P等に付着した大きな塵が噛み込まれることとな
り、該塵の押圧によってドライバーIC15の端子電極
15aやスイッチングトランジスタ等の電気回路が破損
するという欠点を有していた。
うな従来のサーマルヘッドによれば、絶縁基板11の穴
部11a内に埋設したドライバーIC15の上面には、
端子電極15aやスイッチングトランジスタ等の電気回
路が設けられている。そのため、印画に際してプラスチ
ックカード等の硬質の記録媒体Pをサーマルヘッドの表
面に沿って搬送させると、ドライバーIC15の上面と
硬質の記録媒体Pとの間に、静電気等の作用によって記
録媒体P等に付着した大きな塵が噛み込まれることとな
り、該塵の押圧によってドライバーIC15の端子電極
15aやスイッチングトランジスタ等の電気回路が破損
するという欠点を有していた。
【0006】また上述した従来のサーマルヘッドにおい
ては、ドライバーIC15を固定するための樹脂材16
がシリコーン樹脂等の軟質樹脂によって形成されている
と、インクリボンや記録媒体Pに付着した大きな塵がド
ライバーIC15の上面と記録媒体Pとの間に噛み込ま
れたとき、樹脂材16が塵の押圧によって大きく変形
し、樹脂材16上に被着させた導電層14が断線してし
まうこともあった。
ては、ドライバーIC15を固定するための樹脂材16
がシリコーン樹脂等の軟質樹脂によって形成されている
と、インクリボンや記録媒体Pに付着した大きな塵がド
ライバーIC15の上面と記録媒体Pとの間に噛み込ま
れたとき、樹脂材16が塵の押圧によって大きく変形
し、樹脂材16上に被着させた導電層14が断線してし
まうこともあった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記欠点に鑑み
案出されたもので、発熱抵抗体及び導電層を有する絶縁
基板に穴部を設け、該穴部内に上面に端子電極を有する
ドライバーICを埋設させるとともにドライバーICの
端子電極上に前記導電層を延在させて電気的に接続して
成るサーマルヘッドであって、前記絶縁基板の穴部壁面
とドライバーIC側面との間にショアー硬度120以上
の硬質樹脂を充填するとともに前記ドライバーIC上面
をショアー硬度95以下の軟質樹脂で被覆したことを特
徴とするものである。
案出されたもので、発熱抵抗体及び導電層を有する絶縁
基板に穴部を設け、該穴部内に上面に端子電極を有する
ドライバーICを埋設させるとともにドライバーICの
端子電極上に前記導電層を延在させて電気的に接続して
成るサーマルヘッドであって、前記絶縁基板の穴部壁面
とドライバーIC側面との間にショアー硬度120以上
の硬質樹脂を充填するとともに前記ドライバーIC上面
をショアー硬度95以下の軟質樹脂で被覆したことを特
徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に基づい
て詳細に説明する。図1は本発明のサーマルヘッドの一
形態を示す平面図、図2は図1のX−X線断面図であ
り、1は絶縁基板、1aは穴部、3は発熱抵抗体、4a
〜4cは導電層、5はドライバーIC、6は硬質樹脂、
7は軟質樹脂である。
て詳細に説明する。図1は本発明のサーマルヘッドの一
形態を示す平面図、図2は図1のX−X線断面図であ
り、1は絶縁基板、1aは穴部、3は発熱抵抗体、4a
〜4cは導電層、5はドライバーIC、6は硬質樹脂、
7は軟質樹脂である。
【0009】前記絶縁基板1は厚み0.5〜1.5mm
程度のアルミナセラミックスやガラス等から成り、その
上面には複数の穴部1aが設けられている。
程度のアルミナセラミックスやガラス等から成り、その
上面には複数の穴部1aが設けられている。
【0010】前記絶縁基板1はその上面で後述する発熱
抵抗体3や導電層4a〜4c等を支持するとともに、前
記穴部1aに後述するドライバーIC5を埋設させてド
ライバーIC5の上面がサーマルヘッドの上面より大き
く突出しないようになす作用を為し、これによって記録
媒体Pのフラットパスを可能にしている。
抵抗体3や導電層4a〜4c等を支持するとともに、前
記穴部1aに後述するドライバーIC5を埋設させてド
ライバーIC5の上面がサーマルヘッドの上面より大き
く突出しないようになす作用を為し、これによって記録
媒体Pのフラットパスを可能にしている。
【0011】尚、前記絶縁基板1は、例えばアルミナセ
ラミックスにより形成する場合、アルミナ、シリカ、マ
グネシア等のセラミックス原料粉末に適当な有機溶剤、
溶媒を添加混合して泥漿状に成すとともにこれを従来周
知のドクターブレード法やカレンダーロール法等を採用
することによってセラミックグリーンシートを形成し、
しかる後、前記セラミックグリーンシートを所定形状に
打ち抜き加工するとともに高温で焼成することによって
製作され、その後、得られた絶縁基板1の上面に所定強
度のレーザーを照射し、その一部を溶融・飛散させる
か、或いは絶縁基板1の一部を切断することによって穴
部1aが形成される。
ラミックスにより形成する場合、アルミナ、シリカ、マ
グネシア等のセラミックス原料粉末に適当な有機溶剤、
溶媒を添加混合して泥漿状に成すとともにこれを従来周
知のドクターブレード法やカレンダーロール法等を採用
することによってセラミックグリーンシートを形成し、
しかる後、前記セラミックグリーンシートを所定形状に
打ち抜き加工するとともに高温で焼成することによって
製作され、その後、得られた絶縁基板1の上面に所定強
度のレーザーを照射し、その一部を溶融・飛散させる
か、或いは絶縁基板1の一部を切断することによって穴
部1aが形成される。
【0012】また、このような絶縁基板1の上面には、
断面山状の部分グレーズ層2と、複数の発熱抵抗体3
と、所定パターンの導電層4a〜4cとが夫々、被着さ
れている。
断面山状の部分グレーズ層2と、複数の発熱抵抗体3
と、所定パターンの導電層4a〜4cとが夫々、被着さ
れている。
【0013】前記部分グレーズ層2はガラス等の低熱伝
導性材料から成り、その頂部付近に被着される複数の発
熱抵抗体3を上方に突出させて記録媒体P等に対する押
圧力(印圧)を有効に高めるとともに、これら発熱抵抗
体3の発する熱を適当な温度となるように蓄積してサー
マルヘッドの熱応答特性を良好に維持する作用を為す。
導性材料から成り、その頂部付近に被着される複数の発
熱抵抗体3を上方に突出させて記録媒体P等に対する押
圧力(印圧)を有効に高めるとともに、これら発熱抵抗
体3の発する熱を適当な温度となるように蓄積してサー
マルヘッドの熱応答特性を良好に維持する作用を為す。
【0014】また前記発熱抵抗体3は部分グレーズ層2
の頂部付近に被着・配列されており、その各々が窒化タ
ンタル等の電気抵抗材料により形成されているため、後
述する導電層4a,4bを介して外部からの電力が印加
されるとジュール発熱を起こし、例えばインクリボンを
用いて印画を行う場合、インクを溶融させるのに必要な
所定の温度、例えば150〜250℃の温度に発熱する
作用を為す。
の頂部付近に被着・配列されており、その各々が窒化タ
ンタル等の電気抵抗材料により形成されているため、後
述する導電層4a,4bを介して外部からの電力が印加
されるとジュール発熱を起こし、例えばインクリボンを
用いて印画を行う場合、インクを溶融させるのに必要な
所定の温度、例えば150〜250℃の温度に発熱する
作用を為す。
【0015】また前記導電層4a〜4cは、発熱抵抗体
3の一端に共通接続される共通電極としての導電層4a
と、発熱抵抗体3の他端とドライバーIC5の端子電極
5aとを接続する個別電極としての導電層4bと、ドラ
イバーIC5に印画信号等を供給する制御信号線として
の導電層4cとから成り、前記導電層4a,4bは前述
の発熱抵抗体3に外部からの電力を印加する作用を、ま
た導電層4cは外部からの印画信号等をドライバーIC
5に供給する作用を為す。
3の一端に共通接続される共通電極としての導電層4a
と、発熱抵抗体3の他端とドライバーIC5の端子電極
5aとを接続する個別電極としての導電層4bと、ドラ
イバーIC5に印画信号等を供給する制御信号線として
の導電層4cとから成り、前記導電層4a,4bは前述
の発熱抵抗体3に外部からの電力を印加する作用を、ま
た導電層4cは外部からの印画信号等をドライバーIC
5に供給する作用を為す。
【0016】尚、前記部分グレーズ層2は、所定のガラ
ス粉末に適当な有機溶剤、有機溶媒を添加・混合して得
たガラスペーストを従来周知のスクリーン印刷等によっ
て帯状に印刷・塗布し、これを約1000℃〜1200
℃の温度で焼き付けることによって絶縁基板1の上面に
帯状に被着・形成され、前記発熱抵抗体3及び導電層4
a〜4cは、従来周知のスパッタリング法及びフォトリ
ソグラフィー技術等の薄膜形成技術を採用することによ
って所定厚み、所定パターンに被着・配列される。
ス粉末に適当な有機溶剤、有機溶媒を添加・混合して得
たガラスペーストを従来周知のスクリーン印刷等によっ
て帯状に印刷・塗布し、これを約1000℃〜1200
℃の温度で焼き付けることによって絶縁基板1の上面に
帯状に被着・形成され、前記発熱抵抗体3及び導電層4
a〜4cは、従来周知のスパッタリング法及びフォトリ
ソグラフィー技術等の薄膜形成技術を採用することによ
って所定厚み、所定パターンに被着・配列される。
【0017】そして前記絶縁基板1に設けた複数の穴部
1a内には、複数のドライバーIC5が個々に埋設され
ている。
1a内には、複数のドライバーIC5が個々に埋設され
ている。
【0018】前記ドライバーIC5は、その上面に導電
層4b,4cに電気的に接続される複数の端子電極5a
とスイッチングトランジスタ等の電気回路が夫々形成さ
れているため、導電層4c等を介して外部からの印画信
号等が供給されると、この信号に基づき、導電層4a,
4b等を介して発熱抵抗体3に印加される電力のオン・
オフを制御するようになっている。
層4b,4cに電気的に接続される複数の端子電極5a
とスイッチングトランジスタ等の電気回路が夫々形成さ
れているため、導電層4c等を介して外部からの印画信
号等が供給されると、この信号に基づき、導電層4a,
4b等を介して発熱抵抗体3に印加される電力のオン・
オフを制御するようになっている。
【0019】そして、前述した絶縁基板1の穴部壁面と
ドライバーIC5の側面との間にはショアー硬度120
以上の硬質樹脂6が充填され、更に前記ドライバーIC
5の上面をショアー硬度95以下の軟質樹脂7によって
被覆するようにしている。
ドライバーIC5の側面との間にはショアー硬度120
以上の硬質樹脂6が充填され、更に前記ドライバーIC
5の上面をショアー硬度95以下の軟質樹脂7によって
被覆するようにしている。
【0020】前記硬質樹脂6は、例えば、エポキシ樹
脂、ポリイミド樹脂及びポリエーテルアミドを所定の比
率で混合させたものに、平均粒径25μm程度のアルミ
ナフィラーを50〜80重量%の含有率で添加して成
り、ドライバーIC5を穴部1a内の所定位置に強固に
固定するとともに、該硬質樹脂6の上面をドライバーI
C5の上面と略等しい高さに位置させておくことにより
その上に被着される導電層4b,4cを良好な連続膜と
して形成し易くなす作用を為す。
脂、ポリイミド樹脂及びポリエーテルアミドを所定の比
率で混合させたものに、平均粒径25μm程度のアルミ
ナフィラーを50〜80重量%の含有率で添加して成
り、ドライバーIC5を穴部1a内の所定位置に強固に
固定するとともに、該硬質樹脂6の上面をドライバーI
C5の上面と略等しい高さに位置させておくことにより
その上に被着される導電層4b,4cを良好な連続膜と
して形成し易くなす作用を為す。
【0021】また一方、前記軟質樹脂7は、アルミナフ
ィラー等を一切含まないエポキシ樹脂やポリイミド樹脂
等から成り、ショアー硬度95以下に調整されているた
め、印画に際してプラスチックカード等の硬質の記録媒
体Pをサーマルヘッドの表面に沿って搬送させたとき、
ドライバーIC5の上面と硬質の記録媒体Pとの間に、
静電気等の作用によって記録媒体P等に付着した大きな
塵が噛み込まれても、軟質樹脂7はそれ自体が弾性変形
したり、或いは削れたりすることによって塵の押圧によ
る外力を吸収し、これによってドライバーIC上面の端
子電極5aや電気回路が破損するのを有効に防止してサ
ーマルヘッドの信頼性を向上させることができる。
ィラー等を一切含まないエポキシ樹脂やポリイミド樹脂
等から成り、ショアー硬度95以下に調整されているた
め、印画に際してプラスチックカード等の硬質の記録媒
体Pをサーマルヘッドの表面に沿って搬送させたとき、
ドライバーIC5の上面と硬質の記録媒体Pとの間に、
静電気等の作用によって記録媒体P等に付着した大きな
塵が噛み込まれても、軟質樹脂7はそれ自体が弾性変形
したり、或いは削れたりすることによって塵の押圧によ
る外力を吸収し、これによってドライバーIC上面の端
子電極5aや電気回路が破損するのを有効に防止してサ
ーマルヘッドの信頼性を向上させることができる。
【0022】また、前記絶縁基板1の穴部壁面とドライ
バーIC側面との間に充填される硬質樹脂6のショアー
硬度は120以上に調整されているため、上述の如く軟
質樹脂7が変形した場合であっても、硬質樹脂6は殆ど
変形せず、この両者間に介在される導電層4b,4cを
良好な状態に維持することができる。従って導電層4
b,4cの断線が有効に防止されるようになり、これに
よってもサーマルヘッドの信頼性が向上される。
バーIC側面との間に充填される硬質樹脂6のショアー
硬度は120以上に調整されているため、上述の如く軟
質樹脂7が変形した場合であっても、硬質樹脂6は殆ど
変形せず、この両者間に介在される導電層4b,4cを
良好な状態に維持することができる。従って導電層4
b,4cの断線が有効に防止されるようになり、これに
よってもサーマルヘッドの信頼性が向上される。
【0023】ここで、前記硬質樹脂6は、そのショアー
硬度が120よりも小さくなると、ドライバーIC5の
上面と記録媒体Pとの間に大きな塵が噛み込まれること
によって軟質樹脂7が弾性変形した際、その下の硬質樹
脂6も変形して硬質樹脂6−軟質樹脂7間の導電層4
b,4cに断線の恐れがあり、また前記軟質樹脂7は、
そのショアー硬度が95よりも大きくなると、ドライバ
ーIC5の上面と記録媒体Pとの間に大きな塵が噛み込
まれたとき、軟質樹脂7が弾性変形を起こしにくくなっ
て、記録媒体Pの表面を傷付けてしまう恐れがある。従
って、硬質樹脂6のショアー硬度は120以上に、軟質
樹脂7のショアー硬度は95以下に設定しておく必要が
ある。
硬度が120よりも小さくなると、ドライバーIC5の
上面と記録媒体Pとの間に大きな塵が噛み込まれること
によって軟質樹脂7が弾性変形した際、その下の硬質樹
脂6も変形して硬質樹脂6−軟質樹脂7間の導電層4
b,4cに断線の恐れがあり、また前記軟質樹脂7は、
そのショアー硬度が95よりも大きくなると、ドライバ
ーIC5の上面と記録媒体Pとの間に大きな塵が噛み込
まれたとき、軟質樹脂7が弾性変形を起こしにくくなっ
て、記録媒体Pの表面を傷付けてしまう恐れがある。従
って、硬質樹脂6のショアー硬度は120以上に、軟質
樹脂7のショアー硬度は95以下に設定しておく必要が
ある。
【0024】尚、前記硬質樹脂6は、平均粒径25μm
程度のアルミナフィラーを80重量%含有させたエポキ
シ樹脂等のワニスをディスペンサ等を用いて絶縁基板1
の穴部壁面とドライバーIC5の側面との間に流し込
み、これを約150℃の温度で熱硬化させることによっ
て充填され、また前記軟質樹脂7は、アルミナフィラー
等を一切含まないエポキシ樹脂等のワニスを従来周知の
スクリーン印刷等によって絶縁基板1の穴部1aを覆う
ように印刷塗布し、これを約150℃の温度で熱硬化さ
せることによって形成される。このとき、絶縁基板1の
穴部壁面とドライバーIC5の側面との間を200〜6
00μmに保っておけば、硬質樹脂6を充填するにあた
り、穴部壁面とIC側面との間に気泡が発生しにくく、
また縮重合の際の収縮に伴う位置ずれの発生が低減され
る。従って絶縁基板1の穴部壁面とドライバーIC5の
側面との間は200〜600μmに保っておくことが好
ましい。
程度のアルミナフィラーを80重量%含有させたエポキ
シ樹脂等のワニスをディスペンサ等を用いて絶縁基板1
の穴部壁面とドライバーIC5の側面との間に流し込
み、これを約150℃の温度で熱硬化させることによっ
て充填され、また前記軟質樹脂7は、アルミナフィラー
等を一切含まないエポキシ樹脂等のワニスを従来周知の
スクリーン印刷等によって絶縁基板1の穴部1aを覆う
ように印刷塗布し、これを約150℃の温度で熱硬化さ
せることによって形成される。このとき、絶縁基板1の
穴部壁面とドライバーIC5の側面との間を200〜6
00μmに保っておけば、硬質樹脂6を充填するにあた
り、穴部壁面とIC側面との間に気泡が発生しにくく、
また縮重合の際の収縮に伴う位置ずれの発生が低減され
る。従って絶縁基板1の穴部壁面とドライバーIC5の
側面との間は200〜600μmに保っておくことが好
ましい。
【0025】かくして上述した本発明のサーマルヘッド
は、例えば、インクリボンと記録媒体Pとをサーマルヘ
ッドの表面に沿って(ドライバーIC5上を経て発熱抵
抗体3上に)搬送しながら、ドライバーIC5の駆動に
伴い導電層4a,4bを介して発熱抵抗体3に電力を印
加し、発熱抵抗体3を個々に選択的にジュール発熱させ
るとともに、該発熱した熱によってインクリボンのイン
クを加熱・溶融させ、これを外部のプラテン等を用いて
記録媒体P側に押圧・転写して記録媒体Pに印画を形成
することによってサーマルヘッドとして機能する。
は、例えば、インクリボンと記録媒体Pとをサーマルヘ
ッドの表面に沿って(ドライバーIC5上を経て発熱抵
抗体3上に)搬送しながら、ドライバーIC5の駆動に
伴い導電層4a,4bを介して発熱抵抗体3に電力を印
加し、発熱抵抗体3を個々に選択的にジュール発熱させ
るとともに、該発熱した熱によってインクリボンのイン
クを加熱・溶融させ、これを外部のプラテン等を用いて
記録媒体P側に押圧・転写して記録媒体Pに印画を形成
することによってサーマルヘッドとして機能する。
【0026】尚、本発明は上述の実施形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において
種々の変更、改良等が可能であり、例えば、軟質樹脂7
の表面粗さを中心線平均粗さRaで2,000 〜40,000Åの
範囲に成しておけば、表面の凹凸で塵が効率良く捕獲さ
れるため、このような塵によって印画品質が低下するの
が有効に防止されるようになる。
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において
種々の変更、改良等が可能であり、例えば、軟質樹脂7
の表面粗さを中心線平均粗さRaで2,000 〜40,000Åの
範囲に成しておけば、表面の凹凸で塵が効率良く捕獲さ
れるため、このような塵によって印画品質が低下するの
が有効に防止されるようになる。
【0027】また上述の形態において、発熱抵抗体3や
導電層4a〜4cの一部を窒化珪素等で形成される耐磨
耗層によって被覆しても良く、このような保護膜を形成
しておくことにより記録媒体P等の摺接により発熱抵抗
体3等が磨耗したり、大気中に含まれている水分の接触
により発熱抵抗体3等が腐食されたりするのを防止する
ことができる。
導電層4a〜4cの一部を窒化珪素等で形成される耐磨
耗層によって被覆しても良く、このような保護膜を形成
しておくことにより記録媒体P等の摺接により発熱抵抗
体3等が磨耗したり、大気中に含まれている水分の接触
により発熱抵抗体3等が腐食されたりするのを防止する
ことができる。
【0028】
【発明の効果】本発明のサーマルヘッドによれば、絶縁
基板の穴部壁面とドライバーIC側面との間にショアー
硬度120以上の硬質樹脂を充填し、ドライバーICの
上面をショアー硬度95以下の軟質樹脂によって被覆し
たことから、印画に際してプラスチックカード等の硬質
の記録媒体をサーマルヘッドの表面に沿って搬送させた
とき、ドライバーICの上面と硬質の記録媒体との間
に、静電気等の作用によって記録媒体等に付着した大き
な塵が噛み込まれても、軟質樹脂はそれ自体が弾性変形
したり、或いは削れたりすることによって塵の押圧によ
る外力を吸収し、これによってドライバーIC上面の端
子電極や電気回路が破損するのを有効に防止してサーマ
ルヘッドの信頼性を向上させることができる。
基板の穴部壁面とドライバーIC側面との間にショアー
硬度120以上の硬質樹脂を充填し、ドライバーICの
上面をショアー硬度95以下の軟質樹脂によって被覆し
たことから、印画に際してプラスチックカード等の硬質
の記録媒体をサーマルヘッドの表面に沿って搬送させた
とき、ドライバーICの上面と硬質の記録媒体との間
に、静電気等の作用によって記録媒体等に付着した大き
な塵が噛み込まれても、軟質樹脂はそれ自体が弾性変形
したり、或いは削れたりすることによって塵の押圧によ
る外力を吸収し、これによってドライバーIC上面の端
子電極や電気回路が破損するのを有効に防止してサーマ
ルヘッドの信頼性を向上させることができる。
【0029】また本発明のサーマルヘッドによれば、前
記絶縁基板の穴部壁面とドライバーIC側面との間に充
填される硬質樹脂のショアー硬度が120以上であるた
め、上述の如く軟質樹脂が変形した場合であっても、硬
質樹脂は殆ど変形せず、この両者間に介在される導電層
を良好な状態に維持することができる。従って導電層の
断線が有効に防止されるようになり、これによってもサ
ーマルヘッドの信頼性が向上される。
記絶縁基板の穴部壁面とドライバーIC側面との間に充
填される硬質樹脂のショアー硬度が120以上であるた
め、上述の如く軟質樹脂が変形した場合であっても、硬
質樹脂は殆ど変形せず、この両者間に介在される導電層
を良好な状態に維持することができる。従って導電層の
断線が有効に防止されるようになり、これによってもサ
ーマルヘッドの信頼性が向上される。
【図1】本発明のサーマルヘッドの一形態を示す平面図
である。
である。
【図2】図1のX−X断面図である。
【図3】従来のサーマルヘッドの断面図である。
1・・・・・・・・・絶縁基板 1a・・・・・・・・穴部 3・・・・・・・・・発熱抵抗体 4b,4c・・・・・導電層 5・・・・・・・・・ドライバーIC 6・・・・・・・・・硬質樹脂 7・・・・・・・・・軟質樹脂
Claims (1)
- 【請求項1】発熱抵抗体及び導電層を有する絶縁基板に
穴部を設け、該穴部内に上面に端子電極を有するドライ
バーICを埋設させるとともにドライバーICの端子電
極上に前記導電層を延在させて電気的に接続して成るサ
ーマルヘッドであって、 前記絶縁基板の穴部壁面とドライバーIC側面との間に
ショアー硬度120以上の硬質樹脂を充填するとともに
前記ドライバーIC上面をショアー硬度95以下の軟質
樹脂で被覆したことを特徴とするサーマルヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7867097A JP3477022B2 (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | サーマルヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7867097A JP3477022B2 (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | サーマルヘッド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10272797A true JPH10272797A (ja) | 1998-10-13 |
| JP3477022B2 JP3477022B2 (ja) | 2003-12-10 |
Family
ID=13668313
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7867097A Expired - Fee Related JP3477022B2 (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | サーマルヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3477022B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018181734A1 (ja) * | 2017-03-29 | 2018-10-04 | 京セラ株式会社 | サーマルヘッドおよびサーマルプリンタ |
-
1997
- 1997-03-31 JP JP7867097A patent/JP3477022B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018181734A1 (ja) * | 2017-03-29 | 2018-10-04 | 京セラ株式会社 | サーマルヘッドおよびサーマルプリンタ |
| JP6419405B1 (ja) * | 2017-03-29 | 2018-11-07 | 京セラ株式会社 | サーマルヘッドおよびサーマルプリンタ |
| CN110461614A (zh) * | 2017-03-29 | 2019-11-15 | 京瓷株式会社 | 热敏头及热敏打印机 |
| CN110461614B (zh) * | 2017-03-29 | 2021-02-05 | 京瓷株式会社 | 热敏头及热敏打印机 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3477022B2 (ja) | 2003-12-10 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |