JPH10272910A - 防振用サスペンション部材 - Google Patents
防振用サスペンション部材Info
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- JPH10272910A JPH10272910A JP8050497A JP8050497A JPH10272910A JP H10272910 A JPH10272910 A JP H10272910A JP 8050497 A JP8050497 A JP 8050497A JP 8050497 A JP8050497 A JP 8050497A JP H10272910 A JPH10272910 A JP H10272910A
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- force
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2202/00—Indexing codes relating to the type of spring, damper or actuator
- B60G2202/20—Type of damper
- B60G2202/25—Dynamic damper
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2206/00—Indexing codes related to the manufacturing of suspensions: constructional features, the materials used, procedures or tools
- B60G2206/01—Constructional features of suspension elements, e.g. arms, dampers, springs
- B60G2206/10—Constructional features of arms
- B60G2206/11—Constructional features of arms the arm being a radius or track or torque or steering rod or stabiliser end link
Landscapes
- Vibration Dampers (AREA)
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ロードノイズ等の車室内の騒音や振動を、車
室内の全体に亘って、有利に且つ簡単な構成で低減する
こと。 【解決手段】 問題となる車室内振動や騒音そのもので
なく、それらの原因側である振動伝達経路上での振動に
着目し、かかる振動伝達経路を構成する剛性サスペンシ
ョン部材10に対して加振手段46を装着して、該剛性
サスペンション部材10の振動を相殺的に抑制すること
により、車室内振動や騒音の原因となるホイール側から
ボデー側への振動伝達力を能動的および積極的に低減す
るようにした。
室内の全体に亘って、有利に且つ簡単な構成で低減する
こと。 【解決手段】 問題となる車室内振動や騒音そのもので
なく、それらの原因側である振動伝達経路上での振動に
着目し、かかる振動伝達経路を構成する剛性サスペンシ
ョン部材10に対して加振手段46を装着して、該剛性
サスペンション部材10の振動を相殺的に抑制すること
により、車室内振動や騒音の原因となるホイール側から
ボデー側への振動伝達力を能動的および積極的に低減す
るようにした。
Description
【0001】
【技術分野】本発明は、自動車のボデーとホイールの間
に介装されて懸架装置を構成する剛性のサスペンション
部材に係り、特に懸架装置を通じてホイール側からボデ
ー側に伝達される振動が効率的に低減されて、車両の乗
り心地や静粛性の向上が有利に達成される、新規な構造
の防振用サスペンション部材に関するものである。
に介装されて懸架装置を構成する剛性のサスペンション
部材に係り、特に懸架装置を通じてホイール側からボデ
ー側に伝達される振動が効率的に低減されて、車両の乗
り心地や静粛性の向上が有利に達成される、新規な構造
の防振用サスペンション部材に関するものである。
【0002】
【従来技術】自動車の車室内における振動や騒音は、乗
り心地の良否に大きな影響を与える因子であるが、かか
る車室内の振動や騒音の一つとして、ノードノイズな
ど、ボデーとホイールを連結して車体を支える懸架装置
を通じての、ホイール側からボデー側への振動伝達に起
因するものがある。特に近年では、パワーユニットの静
粛化やタイヤの高性能化(ロープロファイル化)等に伴
って、この懸架装置を通じてホイール側からボデー側に
伝達される振動に起因する車室内振動や騒音が、大きな
問題となってきている。
り心地の良否に大きな影響を与える因子であるが、かか
る車室内の振動や騒音の一つとして、ノードノイズな
ど、ボデーとホイールを連結して車体を支える懸架装置
を通じての、ホイール側からボデー側への振動伝達に起
因するものがある。特に近年では、パワーユニットの静
粛化やタイヤの高性能化(ロープロファイル化)等に伴
って、この懸架装置を通じてホイール側からボデー側に
伝達される振動に起因する車室内振動や騒音が、大きな
問題となってきている。
【0003】そこで、従来では、懸架装置を構成するサ
スペンション部材の連結部位に、ゴムブッシュ等の防振
装置を介装することによって振動絶縁を図っているが、
ゴムブッシュのばね定数を余り小さくすると車両の操縦
安定性が損なわれるおそれがあること等から、十分な防
振性能を得ることが極めて困難であり、特に車室内こも
り音等の原因となる高周波振動に対して有効な防振効果
を得ることが難しかったのである。
スペンション部材の連結部位に、ゴムブッシュ等の防振
装置を介装することによって振動絶縁を図っているが、
ゴムブッシュのばね定数を余り小さくすると車両の操縦
安定性が損なわれるおそれがあること等から、十分な防
振性能を得ることが極めて困難であり、特に車室内こも
り音等の原因となる高周波振動に対して有効な防振効果
を得ることが難しかったのである。
【0004】なお、このような問題に対処するために、
車室内にスピーカを装着し、かかるスピーカから問題と
なっている騒音と逆位相の音波を発生させて重ね合わせ
ることにより、騒音を相殺的に低減せしめる技術が開発
されている。ところが、このような手法は、非常に狭い
空間内の音圧レベルを低下させることに有効であるもの
の、他の場所の音圧レベルの上昇と全騒音パワーの増加
が避け難いという問題があり、車室内の全体に亘って騒
音を抑えようとすると、センサやスピーカが多数必要と
なって装置が大型化および複雑化すると共に、制御系が
極めて複雑となるために、現実的ではなかったのであ
る。しかも、このような手法では、車室内の振動に対し
て有効な低減効果を得ることが極めて困難であるという
問題もあった。
車室内にスピーカを装着し、かかるスピーカから問題と
なっている騒音と逆位相の音波を発生させて重ね合わせ
ることにより、騒音を相殺的に低減せしめる技術が開発
されている。ところが、このような手法は、非常に狭い
空間内の音圧レベルを低下させることに有効であるもの
の、他の場所の音圧レベルの上昇と全騒音パワーの増加
が避け難いという問題があり、車室内の全体に亘って騒
音を抑えようとすると、センサやスピーカが多数必要と
なって装置が大型化および複雑化すると共に、制御系が
極めて複雑となるために、現実的ではなかったのであ
る。しかも、このような手法では、車室内の振動に対し
て有効な低減効果を得ることが極めて困難であるという
問題もあった。
【0005】
【解決手段】ここにおいて、本発明は、上述の如き事情
を背景として為されたものであって、その解決課題とす
るところは、ロードノイズなどのように、懸架装置を通
じてのホイール側からボデー側への振動伝達に起因する
車室内の振動や騒音を、簡単な構成によって有効に低減
せしめ得る新規な防振技術を提供することにある。
を背景として為されたものであって、その解決課題とす
るところは、ロードノイズなどのように、懸架装置を通
じてのホイール側からボデー側への振動伝達に起因する
車室内の振動や騒音を、簡単な構成によって有効に低減
せしめ得る新規な防振技術を提供することにある。
【0006】
【解決手段】そして、このような課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明の特徴とするところは、自動
車のボデーとホイールの間に介装されて懸架装置を構成
する剛性のサスペンション部材において、振動伝達方向
に加振力を及ぼす、発生加振力の周波数制御が可能な加
振手段を設置して、該加振手段によって及ぼされる加振
力により振動が能動的に低減されるようにした防振用サ
スペンション部材にある。
に、請求項1に記載の発明の特徴とするところは、自動
車のボデーとホイールの間に介装されて懸架装置を構成
する剛性のサスペンション部材において、振動伝達方向
に加振力を及ぼす、発生加振力の周波数制御が可能な加
振手段を設置して、該加振手段によって及ぼされる加振
力により振動が能動的に低減されるようにした防振用サ
スペンション部材にある。
【0007】すなわち、従来では、ホイール側からボデ
ー側への振動伝達に起因するロードノイズ等の振動や騒
音を低減するために、専ら、振動や騒音が実際に発生し
ているアウトプット部分としての車室内で対処されてい
たのであるが、請求項1に記載の発明は、そのような従
来のものとは視点を全く変更し、振動伝達経路上で対処
することによって、ボデー側への振動伝達そのものを低
減するという新規な技術思想に基づくものである。
ー側への振動伝達に起因するロードノイズ等の振動や騒
音を低減するために、専ら、振動や騒音が実際に発生し
ているアウトプット部分としての車室内で対処されてい
たのであるが、請求項1に記載の発明は、そのような従
来のものとは視点を全く変更し、振動伝達経路上で対処
することによって、ボデー側への振動伝達そのものを低
減するという新規な技術思想に基づくものである。
【0008】そして、上述の如き請求項1に記載の本発
明に従う構造とされた防振用サスペンション部材におい
ては、懸架装置を構成する剛性サスペンション部材その
ものの振動が、加振手段によって相殺的に低減されるこ
とから、ボデー側への振動伝達力が全体として有利に低
減されるのであり、それ故、車室内の全体において、振
動や騒音が有利に抑えられるのである。しかも、剛性サ
スペンション部材の数は限られていることから、その中
の一つまたは複数個に加振手段を装着する簡単な構成に
よって、車室内の全体における振動や騒音を効果的に抑
えることが出来るのである。また、スピーカ等の音波で
相殺する場合に比べて、広い周波数域で振動を相殺する
ことが出来ることから、広い周波数域の振動や騒音に対
して有効な低減効果を得ることが可能となるといった利
点もある。
明に従う構造とされた防振用サスペンション部材におい
ては、懸架装置を構成する剛性サスペンション部材その
ものの振動が、加振手段によって相殺的に低減されるこ
とから、ボデー側への振動伝達力が全体として有利に低
減されるのであり、それ故、車室内の全体において、振
動や騒音が有利に抑えられるのである。しかも、剛性サ
スペンション部材の数は限られていることから、その中
の一つまたは複数個に加振手段を装着する簡単な構成に
よって、車室内の全体における振動や騒音を効果的に抑
えることが出来るのである。また、スピーカ等の音波で
相殺する場合に比べて、広い周波数域で振動を相殺する
ことが出来ることから、広い周波数域の振動や騒音に対
して有効な低減効果を得ることが可能となるといった利
点もある。
【0009】なお、加振手段を装着する剛性サスペンシ
ョン部材は、特に限定されるものでなく、振動伝達力の
大きさや問題となっている車室内騒音や振動等を考慮し
て決定されることとなる。そこにおいて、請求項2に記
載されているように、加振手段が装着される剛性サスペ
ンション部材を含む懸架装置におけるボデーとホイール
の連結経路上に、少なくとも一つの防振ゴムが配設され
ていることが、望ましい。このように防振ゴムが配設さ
れていると、剛性サスペンション部材の振動エネルギが
防振ゴムによって軽減されることから、サスペンション
部材の振動を、加振手段によって有利に且つ容易に抑制
することが出来、一層優れた防振効果を得ることが可能
となるのである。
ョン部材は、特に限定されるものでなく、振動伝達力の
大きさや問題となっている車室内騒音や振動等を考慮し
て決定されることとなる。そこにおいて、請求項2に記
載されているように、加振手段が装着される剛性サスペ
ンション部材を含む懸架装置におけるボデーとホイール
の連結経路上に、少なくとも一つの防振ゴムが配設され
ていることが、望ましい。このように防振ゴムが配設さ
れていると、剛性サスペンション部材の振動エネルギが
防振ゴムによって軽減されることから、サスペンション
部材の振動を、加振手段によって有利に且つ容易に抑制
することが出来、一層優れた防振効果を得ることが可能
となるのである。
【0010】具体的には、A型アームやI型アーム等の
サスペンションアームやストラットロッドやコントロー
ルロッド等のサスペンションロッド等に対して、加振手
段を装着することが可能であり、これらアームやロッド
に加振手段を装着すれば、振動入力源に近い部分で振動
を能動的に抑えることが出来る。また、サスペンション
のサブメンバ(サブフレーム)等に対して、加振手段を
装着することも可能であり、それによって、複数のアー
ム等を通じて伝達された振動をまとめて相殺的に抑える
ことが出来ると共に、アーム等によるホイールとの連結
部位に介在されたゴムブッシュ等によって振動エネルギ
そのものが十分に低くされていることから振動を一層容
易に抑えることが可能となる。更にまた、ショックアブ
ソーバやダンパロッド等に対して、加振手段を装着する
ことも可能であり、それによって、サブメンバ等を介す
ることなく、かかるショックアブソーバやダンパロッド
等を通じてホイール側からボデー側に直接的に入力され
る振動に対しても、有効な低減効果を得ることが可能と
なる。
サスペンションアームやストラットロッドやコントロー
ルロッド等のサスペンションロッド等に対して、加振手
段を装着することが可能であり、これらアームやロッド
に加振手段を装着すれば、振動入力源に近い部分で振動
を能動的に抑えることが出来る。また、サスペンション
のサブメンバ(サブフレーム)等に対して、加振手段を
装着することも可能であり、それによって、複数のアー
ム等を通じて伝達された振動をまとめて相殺的に抑える
ことが出来ると共に、アーム等によるホイールとの連結
部位に介在されたゴムブッシュ等によって振動エネルギ
そのものが十分に低くされていることから振動を一層容
易に抑えることが可能となる。更にまた、ショックアブ
ソーバやダンパロッド等に対して、加振手段を装着する
ことも可能であり、それによって、サブメンバ等を介す
ることなく、かかるショックアブソーバやダンパロッド
等を通じてホイール側からボデー側に直接的に入力され
る振動に対しても、有効な低減効果を得ることが可能と
なる。
【0011】また、加振手段としては、目的とする防振
効果を有効に得るために、加振力の周波数制御が可能な
ものが用いられることとなるが、その具体的構造は特に
限定されるものではない。例えば、請求項3に記載され
ているように、コイルへの通電によって生ぜしめられる
磁力又は電磁力に基づいて加振力を発生する電磁式加振
手段が、加振手段として好適に採用され得、また、請求
項4に記載されているように、電界の変化によって伸縮
変形する電歪素子が変形方向に予じめ圧縮されて組み付
けられることにより構成された加振手段も、好適に採用
され得る。その他、磁界の変化によって伸縮変形する磁
歪素子が変形方向に予め圧縮されて組み付けられること
により構成された加振手段等も、採用可能である。
効果を有効に得るために、加振力の周波数制御が可能な
ものが用いられることとなるが、その具体的構造は特に
限定されるものではない。例えば、請求項3に記載され
ているように、コイルへの通電によって生ぜしめられる
磁力又は電磁力に基づいて加振力を発生する電磁式加振
手段が、加振手段として好適に採用され得、また、請求
項4に記載されているように、電界の変化によって伸縮
変形する電歪素子が変形方向に予じめ圧縮されて組み付
けられることにより構成された加振手段も、好適に採用
され得る。その他、磁界の変化によって伸縮変形する磁
歪素子が変形方向に予め圧縮されて組み付けられること
により構成された加振手段等も、採用可能である。
【0012】このような電磁式加振手段や電歪素子で構
成された加振手段を採用すれば、加振力や周波数の制御
を容易に行うことが出来ると共に、応答性に優れている
ことから、振動の相殺効果を有利に且つ安定して得るこ
とが出来る。特に、電磁式加振手段を採用すれば、大き
な加振ストロークを容易に確保することが出来るのであ
り、また、電歪素子で構成された加振手段を採用すれ
ば、大きな加振力と極めて優れた応答性を容易に確保す
ることが出来る。
成された加振手段を採用すれば、加振力や周波数の制御
を容易に行うことが出来ると共に、応答性に優れている
ことから、振動の相殺効果を有利に且つ安定して得るこ
とが出来る。特に、電磁式加振手段を採用すれば、大き
な加振ストロークを容易に確保することが出来るのであ
り、また、電歪素子で構成された加振手段を採用すれ
ば、大きな加振力と極めて優れた応答性を容易に確保す
ることが出来る。
【0013】さらに、加振手段のサスペンション部材に
対する取付位置や取付構造等は、特に限定されるもので
なく、サスペンション部材の形状や配設スペース、更に
は防振すべき振動形態等を考慮して適宜に決定されるこ
ととなる。例えば、請求項5に記載されているように、
かかる加振手段を、剛性サスペンション部材の内部に収
納状態で装着せしめることも可能である。かかる請求項
5に記載の発明に従えば、加振手段の装着スペースが効
率的に確保され得ると共に、サスペンション部材の中心
軸上に配設することが可能となり、軸方向の加振力な
ど、特定方向の加振力をサスペンション部材に対して有
利に及ぼすことが出来る。
対する取付位置や取付構造等は、特に限定されるもので
なく、サスペンション部材の形状や配設スペース、更に
は防振すべき振動形態等を考慮して適宜に決定されるこ
ととなる。例えば、請求項5に記載されているように、
かかる加振手段を、剛性サスペンション部材の内部に収
納状態で装着せしめることも可能である。かかる請求項
5に記載の発明に従えば、加振手段の装着スペースが効
率的に確保され得ると共に、サスペンション部材の中心
軸上に配設することが可能となり、軸方向の加振力な
ど、特定方向の加振力をサスペンション部材に対して有
利に及ぼすことが出来る。
【0014】なお、加振手段をサスペンション部材の中
心軸から変位して装着したり、サスペンション部材の外
部に装着することも、勿論可能であり、それによって、
サスペンション部材に対して軸方向だけでなく曲げ方向
にも加振力を作用させることが出来ることから、一つの
加振手段により複数方向の振動に対して抑制効果を得る
ことが可能となる。
心軸から変位して装着したり、サスペンション部材の外
部に装着することも、勿論可能であり、それによって、
サスペンション部材に対して軸方向だけでなく曲げ方向
にも加振力を作用させることが出来ることから、一つの
加振手段により複数方向の振動に対して抑制効果を得る
ことが可能となる。
【0015】また、加振手段によって生ぜしめられた加
振力を、剛性サスペンション部材に対して直接に伝達し
て作用せしめることも、勿論可能であるが、例えば、請
求項6に記載されているように、加振手段における加振
力の作用側出力部材と反作用側出力部材の少なくとも一
方を、支持ばね部材によって弾性的に取り付けることに
よって少なくとも一つの振動系を構成し、該加振手段に
よる加振力を該振動系を介して、剛性サスペンション部
材に及ぼすようにしても良い。このように振動系を介し
て加振力を及ぼすようにすれば、振動系の共振作用を利
用することにより、一層大きな加振力をサスペンション
部材に及ぼしてより有効な防振効果を得ることが出来る
のである。また、特に、作用側出力部材と反作用側出力
部材によって、実質的に独立した二つの振動系を構成す
れば、各振動系の固有振動数を互いに異なる周波数域に
設定することにより、振動系の共振作用に基づく防振性
能の向上効果を、複数の或いは広い周波数域の振動に対
して得ることが可能となる。
振力を、剛性サスペンション部材に対して直接に伝達し
て作用せしめることも、勿論可能であるが、例えば、請
求項6に記載されているように、加振手段における加振
力の作用側出力部材と反作用側出力部材の少なくとも一
方を、支持ばね部材によって弾性的に取り付けることに
よって少なくとも一つの振動系を構成し、該加振手段に
よる加振力を該振動系を介して、剛性サスペンション部
材に及ぼすようにしても良い。このように振動系を介し
て加振力を及ぼすようにすれば、振動系の共振作用を利
用することにより、一層大きな加振力をサスペンション
部材に及ぼしてより有効な防振効果を得ることが出来る
のである。また、特に、作用側出力部材と反作用側出力
部材によって、実質的に独立した二つの振動系を構成す
れば、各振動系の固有振動数を互いに異なる周波数域に
設定することにより、振動系の共振作用に基づく防振性
能の向上効果を、複数の或いは広い周波数域の振動に対
して得ることが可能となる。
【0016】また、加振手段によって及ぼされる加振力
により能動的な振動低減効果を有利に得るためには、例
えば、請求項7に記載されているように、ボデー側への
伝達振動に対応した信号を参照信号とし、かかる振動が
小さくなるように、加振手段の作動を該参照信号に基づ
いて制御する制御装置が、好適に採用される。なお、ボ
デー側への伝達振動に対応した参照信号としては、例え
ば、加振手段が装着されるサスペンション部材の振動検
出信号の他、その他のサスペンション部材の振動検出信
号や、車室内の振動や騒音の検出信号等を採用すること
が可能である。また、参照振動に基づく制御方法として
は、PI制御等の一般的なフィードバック制御の他、適
応制御等も好適に採用される。
により能動的な振動低減効果を有利に得るためには、例
えば、請求項7に記載されているように、ボデー側への
伝達振動に対応した信号を参照信号とし、かかる振動が
小さくなるように、加振手段の作動を該参照信号に基づ
いて制御する制御装置が、好適に採用される。なお、ボ
デー側への伝達振動に対応した参照信号としては、例え
ば、加振手段が装着されるサスペンション部材の振動検
出信号の他、その他のサスペンション部材の振動検出信
号や、車室内の振動や騒音の検出信号等を採用すること
が可能である。また、参照振動に基づく制御方法として
は、PI制御等の一般的なフィードバック制御の他、適
応制御等も好適に採用される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を更に具体的に明ら
かにするために、本発明の実施形態について、図面を参
照しつつ、詳細に説明する。
かにするために、本発明の実施形態について、図面を参
照しつつ、詳細に説明する。
【0018】先ず、図1には、本発明の第一の実施形態
としてのサスペンションアーム10が、示されている。
このサスペンションアーム10は、自動車のボデーとホ
イールの間に介装されて、ホイール側をボデー側に対し
て変位可能に連結支持せしめるコントロールアーム等と
して用いられるものであって、長手棒形状を有する連結
軸部12の軸方向両端部にアームアイ14,16が一体
形成されたアーム本体18と、該アーム本体18のアー
ムアイ14,16に、それぞれ装着されたゴムブッシュ
20,22から構成されている。そして、かかるサスペ
ンションアーム10は、一方の端部がゴムブッシュ20
を介してホイール側に取り付けられる一方、他方の端部
がゴムブッシュ22を介してボデー側に取り付けられる
ことにより、ホイールとボデーの間に組み付けられるよ
うになっている。
としてのサスペンションアーム10が、示されている。
このサスペンションアーム10は、自動車のボデーとホ
イールの間に介装されて、ホイール側をボデー側に対し
て変位可能に連結支持せしめるコントロールアーム等と
して用いられるものであって、長手棒形状を有する連結
軸部12の軸方向両端部にアームアイ14,16が一体
形成されたアーム本体18と、該アーム本体18のアー
ムアイ14,16に、それぞれ装着されたゴムブッシュ
20,22から構成されている。そして、かかるサスペ
ンションアーム10は、一方の端部がゴムブッシュ20
を介してホイール側に取り付けられる一方、他方の端部
がゴムブッシュ22を介してボデー側に取り付けられる
ことにより、ホイールとボデーの間に組み付けられるよ
うになっている。
【0019】より詳細には、アーム本体18は、略一定
の矩形断面をもって延びる連結軸部12の長手方向両端
部に、略円筒形状を有する二つのアームアイ14,16
が、連結軸部12に直角な方向に向かって互いに平行に
形成されてなる構造とされている。また、連結軸部12
の長手方向中間部分には、アームアイ14,16と平行
に延びる3つの肉抜孔24,26,28が、長手方向で
互いに所定距離を隔てて設けられており、要求される剛
性を確保しつつ軽量化や全体ボリュームの減少等が図ら
れている。
の矩形断面をもって延びる連結軸部12の長手方向両端
部に、略円筒形状を有する二つのアームアイ14,16
が、連結軸部12に直角な方向に向かって互いに平行に
形成されてなる構造とされている。また、連結軸部12
の長手方向中間部分には、アームアイ14,16と平行
に延びる3つの肉抜孔24,26,28が、長手方向で
互いに所定距離を隔てて設けられており、要求される剛
性を確保しつつ軽量化や全体ボリュームの減少等が図ら
れている。
【0020】ここにおいて、アーム本体18は、良く知
られているように、制動力や遠心力,駆動力,路面反力
等の外力作用時にホイールのボデーに対する所定方向の
変位を拘束しつつ、ホイールをボデーに対して変位可能
に懸架するものである。それ故、アーム本体18の材質
は特に限定されるものでなく、外力に耐え得るだけの剛
性を有するものであれば良いが、本実施形態では、成形
性や強度,軽量性,耐久性等の点からアルミニウム合金
製のものが採用されている。特に本実施形態のアーム本
体18は、二つのアームアイ14,16の軸方向全長に
亘って同一断面形状とされていることから、熱間押出法
等で押出成形された成形品を、押出方向に直角な切断面
をもって適当な幅で切断することによって、特別な後加
工が必要とされることもなく、優れた量産性をもって容
易に製造され得る。
られているように、制動力や遠心力,駆動力,路面反力
等の外力作用時にホイールのボデーに対する所定方向の
変位を拘束しつつ、ホイールをボデーに対して変位可能
に懸架するものである。それ故、アーム本体18の材質
は特に限定されるものでなく、外力に耐え得るだけの剛
性を有するものであれば良いが、本実施形態では、成形
性や強度,軽量性,耐久性等の点からアルミニウム合金
製のものが採用されている。特に本実施形態のアーム本
体18は、二つのアームアイ14,16の軸方向全長に
亘って同一断面形状とされていることから、熱間押出法
等で押出成形された成形品を、押出方向に直角な切断面
をもって適当な幅で切断することによって、特別な後加
工が必要とされることもなく、優れた量産性をもって容
易に製造され得る。
【0021】なお、アーム本体18における一方のアー
ムアイ14は、閉鎖した円筒形状とされているが、他方
のアームアイ16には、連結軸部12側に位置する周上
の一箇所において軸方向に連続して延びる開口スリット
30が設けられて、周方向に分断されており、この開口
スリット30によって、アームアイ16が、拡開状態に
開口可能とされている。更に、この開口スリット30を
周方向に挟んで対向位置する合わせ面32,34には、
各二つの係合溝36,36と係合突起38,38が、そ
れぞれ、アームアイ16の軸方向(押出方向)の全長に
亘って連続して形成されており、拡開された開口スリッ
ト30を閉じて両合わせ面32,34を圧接せしめて、
係合突起38,38を係合溝36,36内で押し潰して
離脱不能に係止させることにより、閉鎖した円筒形状の
アームアイ16が形成されるようになっている。
ムアイ14は、閉鎖した円筒形状とされているが、他方
のアームアイ16には、連結軸部12側に位置する周上
の一箇所において軸方向に連続して延びる開口スリット
30が設けられて、周方向に分断されており、この開口
スリット30によって、アームアイ16が、拡開状態に
開口可能とされている。更に、この開口スリット30を
周方向に挟んで対向位置する合わせ面32,34には、
各二つの係合溝36,36と係合突起38,38が、そ
れぞれ、アームアイ16の軸方向(押出方向)の全長に
亘って連続して形成されており、拡開された開口スリッ
ト30を閉じて両合わせ面32,34を圧接せしめて、
係合突起38,38を係合溝36,36内で押し潰して
離脱不能に係止させることにより、閉鎖した円筒形状の
アームアイ16が形成されるようになっている。
【0022】また、ゴムブッシュ20,22は、何れ
も、径方向に互いに所定距離を隔てて略同一軸上に配さ
れた内筒金具40と外筒金具42が、それらの間に介装
された厚肉円筒形状のゴム弾性体44の内外周面に対し
て、それぞれ加硫接着されてなる構造とされている。な
お、内外筒金具40,42間には、内筒金具40を径方
向に挟んで両側に対向位置する部分に、それぞれ軸方向
に貫通するスリット45,45が形成されており、互い
に直交する径方向で大きなばね比が設定されている。そ
して、一方のゴムブッシュ20が、アーム本体18の一
方のアームアイ14に圧入固定されている一方、他方の
ゴムブッシュ22は、拡開された他方のアームアイ16
に挿入された後、アームアイ16が閉鎖されることによ
って、該アームアイ16に嵌着固定されている。而し
て、一方のゴムブッシュ20の内筒金具40が、図示し
ないボデー側に取り付けられる一方、他方のゴムブッシ
ュ22の内筒金具40が、図示しないホイール側に取り
付けられることにより、サスペンションアーム10が、
ボデーとホイールの間に介装されるようになっているの
である。なお、各ゴムブッシュ20,22のスリット4
5,45は、アーム本体18への装着状態下、アーム長
手方向で対向位置せしめられている。
も、径方向に互いに所定距離を隔てて略同一軸上に配さ
れた内筒金具40と外筒金具42が、それらの間に介装
された厚肉円筒形状のゴム弾性体44の内外周面に対し
て、それぞれ加硫接着されてなる構造とされている。な
お、内外筒金具40,42間には、内筒金具40を径方
向に挟んで両側に対向位置する部分に、それぞれ軸方向
に貫通するスリット45,45が形成されており、互い
に直交する径方向で大きなばね比が設定されている。そ
して、一方のゴムブッシュ20が、アーム本体18の一
方のアームアイ14に圧入固定されている一方、他方の
ゴムブッシュ22は、拡開された他方のアームアイ16
に挿入された後、アームアイ16が閉鎖されることによ
って、該アームアイ16に嵌着固定されている。而し
て、一方のゴムブッシュ20の内筒金具40が、図示し
ないボデー側に取り付けられる一方、他方のゴムブッシ
ュ22の内筒金具40が、図示しないホイール側に取り
付けられることにより、サスペンションアーム10が、
ボデーとホイールの間に介装されるようになっているの
である。なお、各ゴムブッシュ20,22のスリット4
5,45は、アーム本体18への装着状態下、アーム長
手方向で対向位置せしめられている。
【0023】さらに、アーム本体18には、連結軸部1
2に対して加振装置46が装着されている。この加振装
置46は、特定方向の加振力を発生するものであって、
且つ発生周波数の制御が可能なものであれば良いが、特
に本実施形態においては、図2に示されている如き電磁
駆動機構を利用したものが採用されている。
2に対して加振装置46が装着されている。この加振装
置46は、特定方向の加振力を発生するものであって、
且つ発生周波数の制御が可能なものであれば良いが、特
に本実施形態においては、図2に示されている如き電磁
駆動機構を利用したものが採用されている。
【0024】かかる加振装置46は、永久磁石48の磁
路を形成する強磁性材からなるヨーク材50と、コイル
52が、アーム本体18に取り付けられるブラケット5
4に対して、第一のゴム弾性体56および第二のゴム弾
性体58によって、それぞれ弾性的に支持されてなる構
造とされており、コイル52に通電することにより、電
磁作用に基づいてコイル52とヨーク材50の間に相対
変位駆動力が生ぜしめられて加振力が発揮されるように
なっている。
路を形成する強磁性材からなるヨーク材50と、コイル
52が、アーム本体18に取り付けられるブラケット5
4に対して、第一のゴム弾性体56および第二のゴム弾
性体58によって、それぞれ弾性的に支持されてなる構
造とされており、コイル52に通電することにより、電
磁作用に基づいてコイル52とヨーク材50の間に相対
変位駆動力が生ぜしめられて加振力が発揮されるように
なっている。
【0025】より詳細には、ヨーク材50は、全体とし
て略円形ブロック形状を有しており、中心軸上には、軸
方向に貫通する挿通孔60が形成されていると共に、該
挿通孔60の軸方向両端部に対して、それぞれ、ガイド
スリーブ62が装着されている。また、ヨーク材50に
は、軸方向一方の面(図2中、上面)に開口する深溝状
の凹部64が、径方向中間部分を周方向に連続して環状
に形成されており、この凹部64内に、リング形状の永
久磁石48が収容せしめられ、凹部64の外周側壁面に
対して接着されている。ここにおいて、永久磁石48
は、内周側と外周側に両磁極が設定されており、それに
よって、ヨーク材50により、略閉鎖した磁路が形成さ
れていると共に、かかる磁路上において、ヨーク材50
における凹部64の内周側壁面と永久磁石48の内周面
との径方向対向面間に、所定間隙をもって周方向に連続
して延びる環状の磁気ギャップ66が形成されている。
て略円形ブロック形状を有しており、中心軸上には、軸
方向に貫通する挿通孔60が形成されていると共に、該
挿通孔60の軸方向両端部に対して、それぞれ、ガイド
スリーブ62が装着されている。また、ヨーク材50に
は、軸方向一方の面(図2中、上面)に開口する深溝状
の凹部64が、径方向中間部分を周方向に連続して環状
に形成されており、この凹部64内に、リング形状の永
久磁石48が収容せしめられ、凹部64の外周側壁面に
対して接着されている。ここにおいて、永久磁石48
は、内周側と外周側に両磁極が設定されており、それに
よって、ヨーク材50により、略閉鎖した磁路が形成さ
れていると共に、かかる磁路上において、ヨーク材50
における凹部64の内周側壁面と永久磁石48の内周面
との径方向対向面間に、所定間隙をもって周方向に連続
して延びる環状の磁気ギャップ66が形成されている。
【0026】また、ヨーク材50の軸方向下部には、第
一の連結金具68がボルト固定されており、この第一の
連結金具68が、第一のゴム弾性体56を介し、ブラケ
ット54に対して弾性的に取り付けられている。第一の
連結金具68は、円筒形状を有しており、軸方向一方
(図2中、上方)の開口周縁部から径方向外方に突設さ
れた取付部70において、ヨーク材50の軸方向端面
(図2中、下面)の外周縁部に重ね合わされてボルト固
定されている。また、ブラケット54は、円筒部72の
軸方向一方(図2中、下方)の開口周縁部に対して、径
方向外方に広がる取付板部74が一体形成された構造と
されており、この円筒部72が、第一の連結金具68に
対して軸方向に挿入されて、第一の連結金具68の径方
向内方に所定距離を隔てて配設されている。そして、こ
れらブラケット54の円筒部72と第一の連結金具68
との径方向対向面間に、円環形状の第一のゴム弾性体5
6が介装されており、該第一のゴム弾性体56の内外周
面にブラケット54と第一の連結金具68が加硫接着さ
れている。これにより、ブラケット54に対して、第一
の連結金具68ひいてはヨーク材50が、第一のゴム弾
性体56を介して弾性的に連結されている。
一の連結金具68がボルト固定されており、この第一の
連結金具68が、第一のゴム弾性体56を介し、ブラケ
ット54に対して弾性的に取り付けられている。第一の
連結金具68は、円筒形状を有しており、軸方向一方
(図2中、上方)の開口周縁部から径方向外方に突設さ
れた取付部70において、ヨーク材50の軸方向端面
(図2中、下面)の外周縁部に重ね合わされてボルト固
定されている。また、ブラケット54は、円筒部72の
軸方向一方(図2中、下方)の開口周縁部に対して、径
方向外方に広がる取付板部74が一体形成された構造と
されており、この円筒部72が、第一の連結金具68に
対して軸方向に挿入されて、第一の連結金具68の径方
向内方に所定距離を隔てて配設されている。そして、こ
れらブラケット54の円筒部72と第一の連結金具68
との径方向対向面間に、円環形状の第一のゴム弾性体5
6が介装されており、該第一のゴム弾性体56の内外周
面にブラケット54と第一の連結金具68が加硫接着さ
れている。これにより、ブラケット54に対して、第一
の連結金具68ひいてはヨーク材50が、第一のゴム弾
性体56を介して弾性的に連結されている。
【0027】さらに、ヨーク材50の挿通孔60には、
ガイドロッド76が、軸方向両側にそれぞれ所定長さ突
出する状態で挿通されており、ガイドスリーブ62,6
2によって、軸直角方向のガタを防止ししつ、軸方向に
変位可能に支持されている。また、このガイドロッド7
6の軸方向一方(図2中、上方)の端部には、径方向外
方に広がる傘形の支持体80を介して、コイル52が固
定的に取り付けられている。そして、かかるコイル52
が、ヨーク材50の凹部64に対して開口側から挿入さ
れており、凹部64の内周側壁面と永久磁石48の内周
面との径方向対向面間に形成された磁気ギャップ66内
において、軸方向に変位可能に配設されている。要する
に、ガイドスリーブ62,62によるガイドロッド76
の案内作用によって、コイル52が、磁気ギャップ66
内において、軸方向にだけ相対変位可能に配設されてい
るのである。なお、支持体80とヨーク材50の間に跨
がって、可撓性の給電用リード線82が配設されてお
り、この給電用リード線82のヨーク材50側の端部に
設けられたコネクタ84に対して外部リード線86が接
続されることにより、これら外部リード線86と給電用
リード線82を通じて、コイル52への給電が行われる
ようになっている。
ガイドロッド76が、軸方向両側にそれぞれ所定長さ突
出する状態で挿通されており、ガイドスリーブ62,6
2によって、軸直角方向のガタを防止ししつ、軸方向に
変位可能に支持されている。また、このガイドロッド7
6の軸方向一方(図2中、上方)の端部には、径方向外
方に広がる傘形の支持体80を介して、コイル52が固
定的に取り付けられている。そして、かかるコイル52
が、ヨーク材50の凹部64に対して開口側から挿入さ
れており、凹部64の内周側壁面と永久磁石48の内周
面との径方向対向面間に形成された磁気ギャップ66内
において、軸方向に変位可能に配設されている。要する
に、ガイドスリーブ62,62によるガイドロッド76
の案内作用によって、コイル52が、磁気ギャップ66
内において、軸方向にだけ相対変位可能に配設されてい
るのである。なお、支持体80とヨーク材50の間に跨
がって、可撓性の給電用リード線82が配設されてお
り、この給電用リード線82のヨーク材50側の端部に
設けられたコネクタ84に対して外部リード線86が接
続されることにより、これら外部リード線86と給電用
リード線82を通じて、コイル52への給電が行われる
ようになっている。
【0028】また、ヨーク材50の挿通孔60から下方
に突出せしめられたガイドロッド76の軸方向端部に
は、略逆カップ形状を有する第二の連結金具78が、底
壁中央において挿通固定されている。そして、この第二
の連結金具78が、ブラケット54の円筒部72に挿入
配置されており、該第二の連結金具78における円筒形
状の筒壁部が、ブラケット54の円筒部72の径方向内
方に所定距離を隔てて配設されている。そして、これら
ブラケット54の円筒部72と第二の連結金具78との
径方向対向面間に、円環形状の第二のゴム弾性体58が
介装されており、該第二のゴム弾性体58の内外周面に
第二の連結金具78とブラケット54が加硫接着されて
いる。これにより、ブラケット54に対して、第二の連
結金具78ひいてはコイル52が、第二のゴム弾性体5
8を介して弾性的に連結されている。
に突出せしめられたガイドロッド76の軸方向端部に
は、略逆カップ形状を有する第二の連結金具78が、底
壁中央において挿通固定されている。そして、この第二
の連結金具78が、ブラケット54の円筒部72に挿入
配置されており、該第二の連結金具78における円筒形
状の筒壁部が、ブラケット54の円筒部72の径方向内
方に所定距離を隔てて配設されている。そして、これら
ブラケット54の円筒部72と第二の連結金具78との
径方向対向面間に、円環形状の第二のゴム弾性体58が
介装されており、該第二のゴム弾性体58の内外周面に
第二の連結金具78とブラケット54が加硫接着されて
いる。これにより、ブラケット54に対して、第二の連
結金具78ひいてはコイル52が、第二のゴム弾性体5
8を介して弾性的に連結されている。
【0029】このような構造とされた加振装置46は、
ブラケット54の取付板部74が、アーム本体18にお
ける連結軸部12の取付面に重ね合わされ、複数箇所に
おいてボルト88で固定されることにより、アーム本体
18に取り付けられている。そして、磁気ギャップ内に
配設されたコイル52に対して通電すると、永久磁石4
8によって及ぼされる磁束との相互作用で生ぜしめられ
る電磁力により、コイル52とヨーク材50の間に、軸
方向の相対変位力が及ぼされることとなる。また、これ
らコイル52とヨーク材50は、第一及び第二のゴム弾
性体56,58により、ブラケット54に対して弾性支
持されており、軸方向の相対位置が弾性的に保持される
ようになっていることから、コイル52に対して交番電
流や脈動電流を通電し、或いはコイル52への通電をO
N/OFFすることによって、コイル52とヨーク材5
0が軸方向に相対的に往復変位せしめられるのであり、
それら両部材52,50間の相対変位力が、アーム本体
18に対して、加振力として及ぼされることとなる。
ブラケット54の取付板部74が、アーム本体18にお
ける連結軸部12の取付面に重ね合わされ、複数箇所に
おいてボルト88で固定されることにより、アーム本体
18に取り付けられている。そして、磁気ギャップ内に
配設されたコイル52に対して通電すると、永久磁石4
8によって及ぼされる磁束との相互作用で生ぜしめられ
る電磁力により、コイル52とヨーク材50の間に、軸
方向の相対変位力が及ぼされることとなる。また、これ
らコイル52とヨーク材50は、第一及び第二のゴム弾
性体56,58により、ブラケット54に対して弾性支
持されており、軸方向の相対位置が弾性的に保持される
ようになっていることから、コイル52に対して交番電
流や脈動電流を通電し、或いはコイル52への通電をO
N/OFFすることによって、コイル52とヨーク材5
0が軸方向に相対的に往復変位せしめられるのであり、
それら両部材52,50間の相対変位力が、アーム本体
18に対して、加振力として及ぼされることとなる。
【0030】なお、本実施形態では、加振装置46が、
アーム本体の連結軸部12に設けられた中央の肉抜孔2
6内に収納された状態で配設されており、ブラケット5
4が、肉抜孔24,26間の隔壁部に重ね合わされて固
着されていることにより、加振装置46におけるコイル
52とヨーク50の相対変位力が、アーム本体18に対
して、該アーム本体18の略中心軸上で軸方向の加振力
として及ぼされるようになっている。
アーム本体の連結軸部12に設けられた中央の肉抜孔2
6内に収納された状態で配設されており、ブラケット5
4が、肉抜孔24,26間の隔壁部に重ね合わされて固
着されていることにより、加振装置46におけるコイル
52とヨーク50の相対変位力が、アーム本体18に対
して、該アーム本体18の略中心軸上で軸方向の加振力
として及ぼされるようになっている。
【0031】それ故、コイル52への供給電流の大きさ
や周波数を調節して、加振装置46によりアーム本体1
8に及ぼされる加振力を、アーム本体18における軸方
向振動に対応して調節することによって、振動の重ね合
わせ作用等に基づいてアーム本体18における軸方向振
動を能動的に抑制し、制御することが出来るのである。
なお、アーム本体18に対して有効な能動的防振効果を
得るためには、防振しようとする振動に対応した周波数
成分等を有する参照信号を用いて、コイル52への供給
電流を制御することにより、防振しようとする振動に対
応した周波数の加振力をアーム本体18に及ぼすことが
有効であるが、そこにおいて、参照信号は、アーム本体
18における振動検出値を用いる他、例えば、最終的な
低減目標である自動車ボデー側における振動や騒音の検
出値も、当然に、参照信号として用いることが可能であ
る。
や周波数を調節して、加振装置46によりアーム本体1
8に及ぼされる加振力を、アーム本体18における軸方
向振動に対応して調節することによって、振動の重ね合
わせ作用等に基づいてアーム本体18における軸方向振
動を能動的に抑制し、制御することが出来るのである。
なお、アーム本体18に対して有効な能動的防振効果を
得るためには、防振しようとする振動に対応した周波数
成分等を有する参照信号を用いて、コイル52への供給
電流を制御することにより、防振しようとする振動に対
応した周波数の加振力をアーム本体18に及ぼすことが
有効であるが、そこにおいて、参照信号は、アーム本体
18における振動検出値を用いる他、例えば、最終的な
低減目標である自動車ボデー側における振動や騒音の検
出値も、当然に、参照信号として用いることが可能であ
る。
【0032】そして、このようにアーム本体18の振動
が軽減されることにより、アーム本体18を通じてボデ
ー側に及ぼされる振動エネルギが抑えられるのであり、
その結果、アーム本体18を通じてボデー側に伝達され
る加振力に起因するロードノイズ等の騒音や振動が、効
果的に軽減され得るのである。特に、アーム本体18を
通じてボデー側に伝達される加振力に起因するロードノ
イズ等に対しては、ボデー側で実際に問題となっている
振動,騒音を直接に対象として抑制効果を得ようとする
ものでなく、振動の伝達乃至は流れ的により上流側およ
び原因側への働きかけによって低減効果を得るものであ
るから、振動,騒音の低減効果が、簡単な装置構造によ
って極めて効率的に且つ車室内の広い範囲に亘って有利
に発揮されることとなるのである。
が軽減されることにより、アーム本体18を通じてボデ
ー側に及ぼされる振動エネルギが抑えられるのであり、
その結果、アーム本体18を通じてボデー側に伝達され
る加振力に起因するロードノイズ等の騒音や振動が、効
果的に軽減され得るのである。特に、アーム本体18を
通じてボデー側に伝達される加振力に起因するロードノ
イズ等に対しては、ボデー側で実際に問題となっている
振動,騒音を直接に対象として抑制効果を得ようとする
ものでなく、振動の伝達乃至は流れ的により上流側およ
び原因側への働きかけによって低減効果を得るものであ
るから、振動,騒音の低減効果が、簡単な装置構造によ
って極めて効率的に且つ車室内の広い範囲に亘って有利
に発揮されることとなるのである。
【0033】なお、加振装置46によってアーム本体1
8に及ぼされる加振力をより積極的に利用し、アーム本
体18を介してホイール側からボデー側に伝達される振
動の低減だけを目的とするだけでなく、アーム本体18
による伝達振動に起因しないボデーの振動や騒音に対し
ても、かかる振動や騒音を能動的に低減せしめ得る加振
力を、加振装置46によってアーム本体18からボデー
側に及ぼしめることによって、より積極的な振動抑制を
図ることも可能である。
8に及ぼされる加振力をより積極的に利用し、アーム本
体18を介してホイール側からボデー側に伝達される振
動の低減だけを目的とするだけでなく、アーム本体18
による伝達振動に起因しないボデーの振動や騒音に対し
ても、かかる振動や騒音を能動的に低減せしめ得る加振
力を、加振装置46によってアーム本体18からボデー
側に及ぼしめることによって、より積極的な振動抑制を
図ることも可能である。
【0034】また、特に本実施形態の加振装置46にお
いては、電磁力によって相対変位(加振)せしめられる
ヨーク材50側とコイル52側が、ブラケット54に対
して、第一のゴム弾性体56と第二のゴム弾性体58を
介して、互いに独立的に弾性支持されていることによ
り、ヨーク材50や永久磁石48等をマス系とし、第一
のゴム弾性体56をバネ系とする第一の振動系と、コイ
ル52や支持体80等をマス系とし、第二のゴム弾性体
58をバネ系とする第二の振動系が構成されていること
から、それら第一の振動系および第二の振動系の共振作
用を利用することによって、コイル52とヨーク材50
の相対変位によって生ぜしめられる加振力を、より効率
的にアーム本体18に及ぼすことが可能であり、それに
よって、一層優れたアーム本体18の制振効果ひいては
ボデーの防振,防音効果が発揮されるのである。
いては、電磁力によって相対変位(加振)せしめられる
ヨーク材50側とコイル52側が、ブラケット54に対
して、第一のゴム弾性体56と第二のゴム弾性体58を
介して、互いに独立的に弾性支持されていることによ
り、ヨーク材50や永久磁石48等をマス系とし、第一
のゴム弾性体56をバネ系とする第一の振動系と、コイ
ル52や支持体80等をマス系とし、第二のゴム弾性体
58をバネ系とする第二の振動系が構成されていること
から、それら第一の振動系および第二の振動系の共振作
用を利用することによって、コイル52とヨーク材50
の相対変位によって生ぜしめられる加振力を、より効率
的にアーム本体18に及ぼすことが可能であり、それに
よって、一層優れたアーム本体18の制振効果ひいては
ボデーの防振,防音効果が発揮されるのである。
【0035】特に、本実施形態の加振装置46は、二つ
の独立した振動系を備えていることから、問題となって
いる振動周波数を考慮し、各振動系の固有振動数を、マ
ス系の質量やバネ系のばね定数の調節によって、互いに
異なる周波数域にチューニングすることにより、複数の
乃至は広い周波数域で、振動系の共振作用を利用して優
れた制振効果を得ることが出来るのである。因みに、上
述の如き構造とされた加振装置46において、ブラケッ
ト54を介してアーム本体18に及ぼされる発生加振力
の周波数特性を実測した結果を、図3に示す。かかる結
果からも、第一の振動系および第二の振動系の各固有振
動数である400Hz付近と70Hz付近で、それぞれ、ア
ーム本体18に対して、共振作用に基づいた大きな加振
力が及ぼされることが、明らかである。
の独立した振動系を備えていることから、問題となって
いる振動周波数を考慮し、各振動系の固有振動数を、マ
ス系の質量やバネ系のばね定数の調節によって、互いに
異なる周波数域にチューニングすることにより、複数の
乃至は広い周波数域で、振動系の共振作用を利用して優
れた制振効果を得ることが出来るのである。因みに、上
述の如き構造とされた加振装置46において、ブラケッ
ト54を介してアーム本体18に及ぼされる発生加振力
の周波数特性を実測した結果を、図3に示す。かかる結
果からも、第一の振動系および第二の振動系の各固有振
動数である400Hz付近と70Hz付近で、それぞれ、ア
ーム本体18に対して、共振作用に基づいた大きな加振
力が及ぼされることが、明らかである。
【0036】以上、本発明の一実施形態について詳述し
てきたが、これはあくまでも例示であって、本発明は、
かかる具体例にのみ限定して解釈されるものではない。
てきたが、これはあくまでも例示であって、本発明は、
かかる具体例にのみ限定して解釈されるものではない。
【0037】例えば、前記実施例では、加振装置46に
おけるヨーク材50側とコイル52側とによって、独立
した二つの振動系が構成されていたが、アーム本体18
における振動形態等を考慮して、何れか一方をゴム弾性
体を介することなく、アーム本体18に対して固定的に
取り付けるようにしても良い。
おけるヨーク材50側とコイル52側とによって、独立
した二つの振動系が構成されていたが、アーム本体18
における振動形態等を考慮して、何れか一方をゴム弾性
体を介することなく、アーム本体18に対して固定的に
取り付けるようにしても良い。
【0038】また、前記実施例では、加振装置46によ
る加振力がアーム本体18の中心軸上で軸方向に及ぼさ
れることにより、アーム本体18における軸方向振動に
対して有効な制振効果が発揮されるようになっていた
が、加振装置46による加振力は、抑制すべき振動方向
を考慮して、アーム本体18に対して各種方向に入力さ
れ得る。即ち、例えばアーム本体18における軸方向振
動だけでなく、軸直角方向(曲げ方向)の振動も問題と
なっている場合には、加振装置46によるアーム本体1
8の軸方向の加振力入力位置を、アーム本体18の中心
軸から偏倚させることによって、軸方向加振力と曲げ方
向加振力の両方を及ぼして、制振効果を得ることが可能
である。その一具体例としてのサスペンションアーム8
8が、図4に示されている。なお、図4においては、理
解を容易とするために、前記実施形態と同様な構造とさ
れた部材および部位に対して、それぞれ、前記実施形態
と同一の符号を付しておく。
る加振力がアーム本体18の中心軸上で軸方向に及ぼさ
れることにより、アーム本体18における軸方向振動に
対して有効な制振効果が発揮されるようになっていた
が、加振装置46による加振力は、抑制すべき振動方向
を考慮して、アーム本体18に対して各種方向に入力さ
れ得る。即ち、例えばアーム本体18における軸方向振
動だけでなく、軸直角方向(曲げ方向)の振動も問題と
なっている場合には、加振装置46によるアーム本体1
8の軸方向の加振力入力位置を、アーム本体18の中心
軸から偏倚させることによって、軸方向加振力と曲げ方
向加振力の両方を及ぼして、制振効果を得ることが可能
である。その一具体例としてのサスペンションアーム8
8が、図4に示されている。なお、図4においては、理
解を容易とするために、前記実施形態と同様な構造とさ
れた部材および部位に対して、それぞれ、前記実施形態
と同一の符号を付しておく。
【0039】なお、アーム本体18における曲げ振動を
抑制する場合には、アーム本体18における振動モード
等を考慮して、有効な制振効果が発揮されるように、加
振力作用位置、即ち加振装置46の装着位置を決定する
ことが望ましい。
抑制する場合には、アーム本体18における振動モード
等を考慮して、有効な制振効果が発揮されるように、加
振力作用位置、即ち加振装置46の装着位置を決定する
ことが望ましい。
【0040】また、サスペンション部材に加振力を及ぼ
す加振手段としては、例示の如き電磁駆動力を利用した
ものに限定されるものでなく、コイルへの通電によって
発生する磁石吸引力で強磁性体や永久磁石を吸引する電
磁石タイプのものや、電歪素子や磁歪素子等を用いたも
の等も採用可能である。具体的には、例えば図5には、
電歪素子を利用した加振装置90を用いて、前記実施形
態と同様にアーム本体18の軸方向に加振力を及ぼすよ
うにしたサスペンションアームの一具体例が示されてい
る。この加振装置90としては、良く知られているよう
に、チタン酸バリウムやPZT等の逆圧電効果を有する
圧電セラミックスからなる素子を、適当な伸縮ストロー
クが得られるように複数枚積層して形成された、所謂積
層形のセラミックス・アクチュエータ等が好適に採用さ
れる。そして、かかる加振装置90は、アーム本体18
の中央の肉抜孔26内に収納され、軸方向両側の隔壁部
間において伸縮方向である積層方向で予圧縮された状態
で配設されていることにより、各積層素子に電圧が印加
されることによって、加振装置90の積層方向に生ぜし
められる伸縮力が、アーム本体18に対して軸方向の加
振力として及ぼされるようになっているのである。な
お、図5においては、理解を容易とするために、前記実
施形態と同様な構造とされた部材および部位に対して、
それぞれ、前記実施形態と同一の符号を付しておく。
す加振手段としては、例示の如き電磁駆動力を利用した
ものに限定されるものでなく、コイルへの通電によって
発生する磁石吸引力で強磁性体や永久磁石を吸引する電
磁石タイプのものや、電歪素子や磁歪素子等を用いたも
の等も採用可能である。具体的には、例えば図5には、
電歪素子を利用した加振装置90を用いて、前記実施形
態と同様にアーム本体18の軸方向に加振力を及ぼすよ
うにしたサスペンションアームの一具体例が示されてい
る。この加振装置90としては、良く知られているよう
に、チタン酸バリウムやPZT等の逆圧電効果を有する
圧電セラミックスからなる素子を、適当な伸縮ストロー
クが得られるように複数枚積層して形成された、所謂積
層形のセラミックス・アクチュエータ等が好適に採用さ
れる。そして、かかる加振装置90は、アーム本体18
の中央の肉抜孔26内に収納され、軸方向両側の隔壁部
間において伸縮方向である積層方向で予圧縮された状態
で配設されていることにより、各積層素子に電圧が印加
されることによって、加振装置90の積層方向に生ぜし
められる伸縮力が、アーム本体18に対して軸方向の加
振力として及ぼされるようになっているのである。な
お、図5においては、理解を容易とするために、前記実
施形態と同様な構造とされた部材および部位に対して、
それぞれ、前記実施形態と同一の符号を付しておく。
【0041】また、前記実施例では、軸方向両側にゴム
ブッシュ20,22が組み付けられたサスペンションア
ームに本発明を適用したものの具体例を示したが、本発
明は、各種構造のサスペンション部材に対して適用可能
である。具体的には、例えば軸方向端部がホイール側や
ボデー側にピロボール等で連結されるサスペンションア
ームや、或いはコントロールロッド,サブメンバ,ショ
ックアブソーバ等、各種のサスペンション部材に対し
て、本発明は有利に適用され得る。
ブッシュ20,22が組み付けられたサスペンションア
ームに本発明を適用したものの具体例を示したが、本発
明は、各種構造のサスペンション部材に対して適用可能
である。具体的には、例えば軸方向端部がホイール側や
ボデー側にピロボール等で連結されるサスペンションア
ームや、或いはコントロールロッド,サブメンバ,ショ
ックアブソーバ等、各種のサスペンション部材に対し
て、本発明は有利に適用され得る。
【0042】その他、一々列挙はしないが、本発明は、
当業者の知識に基づいて種々なる変更,修正,改良等を
加えた態様において実施され得るものであり、また、そ
のような実施形態が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、
何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、
言うまでもない。
当業者の知識に基づいて種々なる変更,修正,改良等を
加えた態様において実施され得るものであり、また、そ
のような実施形態が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、
何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、
言うまでもない。
【0043】
【発明の効果】上述の説明から明らかなように、請求項
1乃至7に記載の発明に従う構造とされた防振用サスペ
ンション部材においては、何れも、問題となる車室内振
動や騒音の原因側である振動伝達経路上での振動が、加
振手段によって相殺的に低減されて、ボデー側への振動
伝達そのものが低減されることから、車室内の全体にお
いて、振動や騒音が有利に抑えられるのである。
1乃至7に記載の発明に従う構造とされた防振用サスペ
ンション部材においては、何れも、問題となる車室内振
動や騒音の原因側である振動伝達経路上での振動が、加
振手段によって相殺的に低減されて、ボデー側への振動
伝達そのものが低減されることから、車室内の全体にお
いて、振動や騒音が有利に抑えられるのである。
【0044】しかも、このように問題となる車室内振動
や騒音の原因側である振動伝達経路上での振動を抑える
ようにしたことにより、限られた数のサスペンション部
材の一つまたは複数に対して加振手段を装着する簡単な
構成によって、車室内の全体における振動や騒音を効果
的に且つ容易に抑えることが出来るのである。
や騒音の原因側である振動伝達経路上での振動を抑える
ようにしたことにより、限られた数のサスペンション部
材の一つまたは複数に対して加振手段を装着する簡単な
構成によって、車室内の全体における振動や騒音を効果
的に且つ容易に抑えることが出来るのである。
【図1】本発明の一実施形態としてのサスペンションア
ームを示す正面図である。
ームを示す正面図である。
【図2】図1に示されたサスペンションアームに用いら
れている加振装置を拡大して示す縦断面図である。
れている加振装置を拡大して示す縦断面図である。
【図3】図2に示された加振装置の出力の周波数特性を
測定した結果を示すグラフである。
測定した結果を示すグラフである。
【図4】本発明の別の具体例としてのサスペンションア
ームを示す正面図である。
ームを示す正面図である。
【図5】本発明の更に別の具体例としてのサスペンショ
ンアームを示す正面図である。
ンアームを示す正面図である。
10,88 サスペンションアーム 18 アーム本体 20,22 ゴムブッシュ 24,26,28 肉抜孔 46,90 加振装置 48 永久磁石 50 ヨーク材 52 コイル 54 ブラケット 56 第一のゴム弾性体 58 第二のゴム弾性体
Claims (7)
- 【請求項1】 自動車のボデーとホイールの間に介装さ
れて懸架装置を構成する剛性のサスペンション部材にお
いて、 振動伝達方向に加振力を及ぼす、発生加振力の周波数制
御が可能な加振手段を設置して、該加振手段によって及
ぼされる加振力により振動が能動的に低減されるように
したことを特徴とする防振用サスペンション部材。 - 【請求項2】 前記懸架装置における前記ボデーと前記
ホイールの連結経路上に、少なくとも一つの防振ゴムが
配設されている請求項1に記載の防振用サスペンション
部材。 - 【請求項3】 前記加振手段が、コイルへの通電によっ
て生ぜしめられる磁力又は電磁力に基づいて加振力を発
生する電磁式加振手段である請求項1又は2に記載の防
振用サスペンション部材。 - 【請求項4】 前記加振手段が、電界の変化によって伸
縮変形する電歪素子が変形方向に予じめ圧縮されて組み
付けられることにより構成されている請求項1又は2に
記載の防振用サスペンション部材。 - 【請求項5】 前記加振手段が内部に収納状態で装着さ
れている請求項1乃至4の何れかに記載の防振用サスペ
ンション部材。 - 【請求項6】 前記加振手段における加振力の作用側出
力部材と反作用側出力部材の少なくとも一方が、支持ば
ね部材によって弾性的に取り付けられることによって少
なくとも一つの振動系が構成されており、該加振手段に
よる加振力が該振動系を介して及ぼされるようになって
いる請求項1乃至5の何れかに記載の防振用サスペンシ
ョン部材。 - 【請求項7】 前記ボデー側への伝達振動に対応した信
号を参照信号とし、かかる振動が小さくなるように、前
記加振手段の作動を該参照信号に基づいて制御する制御
装置が設けられている請求項1乃至6の何れかに記載の
防振用サスペンション部材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8050497A JPH10272910A (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | 防振用サスペンション部材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8050497A JPH10272910A (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | 防振用サスペンション部材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10272910A true JPH10272910A (ja) | 1998-10-13 |
Family
ID=13720150
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8050497A Pending JPH10272910A (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | 防振用サスペンション部材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10272910A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003511636A (ja) * | 1999-10-08 | 2003-03-25 | フレニ・ブレンボ エス・ピー・エー | ディスクブレーキのシリンダーとピストンとのユニットのためのピストン |
| JP2012057680A (ja) * | 2010-09-07 | 2012-03-22 | Nissan Motor Co Ltd | 振動低減装置 |
| JP2012057679A (ja) * | 2010-09-07 | 2012-03-22 | Nissan Motor Co Ltd | 振動低減装置 |
| JP2012255459A (ja) * | 2011-06-07 | 2012-12-27 | Bridgestone Corp | トルクロッド |
| KR101231175B1 (ko) | 2011-09-08 | 2013-02-07 | 정현용 | 향상된 내구성을 갖는 레디어스 로드 |
-
1997
- 1997-03-31 JP JP8050497A patent/JPH10272910A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003511636A (ja) * | 1999-10-08 | 2003-03-25 | フレニ・ブレンボ エス・ピー・エー | ディスクブレーキのシリンダーとピストンとのユニットのためのピストン |
| JP2012057680A (ja) * | 2010-09-07 | 2012-03-22 | Nissan Motor Co Ltd | 振動低減装置 |
| JP2012057679A (ja) * | 2010-09-07 | 2012-03-22 | Nissan Motor Co Ltd | 振動低減装置 |
| JP2012255459A (ja) * | 2011-06-07 | 2012-12-27 | Bridgestone Corp | トルクロッド |
| KR101231175B1 (ko) | 2011-09-08 | 2013-02-07 | 정현용 | 향상된 내구성을 갖는 레디어스 로드 |
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