JPH10274308A - カム式運動変換装置 - Google Patents

カム式運動変換装置

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JPH10274308A
JPH10274308A JP7593397A JP7593397A JPH10274308A JP H10274308 A JPH10274308 A JP H10274308A JP 7593397 A JP7593397 A JP 7593397A JP 7593397 A JP7593397 A JP 7593397A JP H10274308 A JPH10274308 A JP H10274308A
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JP
Japan
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cam
turret
forming body
motion
portions
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Application number
JP7593397A
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English (en)
Inventor
Heizaburo Kato
平三郎 加藤
Masao Nishioka
雅夫 西岡
Takeshi Nishimura
武之 西村
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Sankyo Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カムを用いることにより直線運動を、バック
ラッシュ無く厳密かつ正確な等速回転運動および不等速
回転運動、更には間欠割出運動に滑らかに変換すること
ができるカム式運動変換装置を提供する。 【解決手段】 カム形成体16をスライド面30上に載
置して延設方向に摺動自在に取付ける。第1,第2カム
部12,14をカム形成体16の両側縁部に所定間隔δ
を設けて互いに平行に形成する。第1,第2カム部1
2,14を相関関係をもって形成する。自転可能なター
レット22を第1,第2カム部12,14間に配置す
る。ターレット22の一側面に第1カム部12に係合す
る第1カムフォロア18を設け、他側面に第2カム部1
4に係合する第2カムフォロア20を設ける。ターレッ
ト22を保持部材28に回転自在に軸支し、保持部材2
8を固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直線状のカムを用
いて、従節に等速,不等速または間欠割出等の回転運動
を発生させるカム式運動変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、直線運動を回転運動に変換する
手段として多くの機構が知られており、その代表的なも
のの1つとしてラックアンドピニオンのギア装置があ
る。これはピニオンギアのギア部が直線状のラックギア
のギア部に噛合し、ラックギアの直線運動がピニオンギ
アの回転運動に、あるいはピニオンギアの回転運動がラ
ックギアの直線運動に変換される機構である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ラ
ックアンドピニオンにあっては、一般的にはラックギア
の移動速度とピニオンギアの回転速度とが比例する関係
にある。ところが、省力化機械等で製品の送り途中で待
機動作とか遅れ動作を作り出すためには、直線運動を回
転運動に変換した際に、不等速運動とか間欠割出運動を
行わせる必要が生ずる。従って、上記一般的なラックア
ンドピニオンを用いた場合は、ピニオンギアの等速回転
運動をリンク機構等を用いて不等速運動とか間欠割出運
動に変換する必要があり、この運動変換系の構造が複雑
になると共に、そのために機械自体も大型になってしま
う。
【0004】また、上記ラックアンドピニオンでは、特
別なものとしてピニオンギアのピッチ円を変化させて不
等速回転運動を行わせるバリアブルタイプのものがある
が、この場合にあってもギア特有のバックラッシュが存
在するため、不等速回転運動および間欠割出運動のみな
らず等速回転運動に変換する際にも、作動と停止を繰り
返した場合にガタが発生し、延いては厳密かつ正確な動
作を保証し得ないという各種課題があった。
【0005】そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑み
て、カムを用いることにより直線運動を、バックラッシ
ュ無く厳密かつ正確な等速回転運動および不等速回転運
動、更には間欠割出運動に滑らかに変換することができ
るカム式運動変換装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに請求項1に示す本発明のカム式運動変換装置は、複
数のカム部を互いに平行配置した直線状のカム形成体
と、上記複数のカム部にそれぞれ係合される複数のカム
フォロアを設けた自転可能なターレットとを備えて構成
する。
【0007】また、請求項2に示す本発明のカム式運動
変換装置は、複数のカム部を互いに同心円で配置した環
状のカム形成体と、上記複数のカム部にそれぞれ係合さ
れる複数のカムフォロアを設けた自転可能なターレット
とを備えて構成する。
【0008】更に、請求項3に示す本発明のカム式運動
変換装置は、上記カム形成体を上記カム部の延設方向に
移動可能に取付けると共に、上記ターレットを定位置に
固定し、上記カム形成体の移動を上記ターレットの回転
運動に変換して取出す構成とする。
【0009】更にまた、請求項4に示す本発明のカム式
運動変換装置は、上記カム形成体を定位置に固定すると
共に、上記ターレットを該カム形成体に沿って移動可能
に取付け、該ターレットの移動を当該ターレットの回転
運動に変換して取出す構成とする。
【0010】以上の構成により本発明のカム式運動変換
装置の作用を述べると、請求項1では直線状のカム形成
体に設けられる複数のカム部が、互いに平行配置される
一方、これら複数のカム部には自転可能なターレットに
設けた複数のカムフォロアがそれぞれ係合されるため、
上記カム形成体と上記ターレットとを相対移動させた際
に、各カムフォロアがそれぞれに対応する上記カム部に
係合しつつターレットを自転させる。このとき、それぞ
れのカム部の相関関係、例えばカム部の形状および間隔
を予め設定しておくことにより、ターレットに等速回転
運動は勿論のこと、不等速回転運動や間欠割出運動を出
力させることができ、このことによって運動変換系の構
造を著しく簡単化できると共に、高速運転も可能とな
り、更には装置自体を小型化かつ低コスト化することが
できる。また、カム機構はカム形状の設定により確動を
得ることができるので、バックラッシュを生ずること無
く滑らかな出力回転を得ることができ、これにより厳密
かつ正確な運動変換を保証することができる。
【0011】また、請求項2に示す本発明のカム式運動
変換装置は、環状のカム形成体に設けられる複数のカム
部が、互いに同心円で配置されて無端軌道として構成さ
れる一方、これら複数のカム部には自転可能なターレッ
トに設けた複数のカムフォロアがそれぞれ係合されるた
め、上記請求項1と同様にカム形成体とターレットとを
相対移動させた際に、各カムフォロアがそれぞれに対応
する上記カム部に係合しつつターレットを自転させるこ
ととなり、それぞれのカム部の相関関係、例えばカム部
の形状および間隔によって、ターレットに等速回転運動
は勿論のこと、不等速回転運動や間欠割出運動を出力さ
せることができ、請求項1と同様な作用を確保すること
ができる。また、カム機構はカム形状の設定により確動
を得ることができるので、バックラッシュを生ずること
無く滑らかな出力回転を得ることができ、これにより厳
密かつ正確な運動変換を保証することができる。
【0012】更に、請求項3では上記カム形成体を上記
カム部の延設方向に移動可能に取付けると共に、上記タ
ーレットを定位置に固定し、上記カム形成体の移動を上
記ターレットの回転運動に変換して取出す構成としたの
で、該ターレットは定位置において等速回転運動,不等
速回転運動または間欠割出運動を出力する。
【0013】更にまた、請求項4では上記カム形成体を
定位置に固定すると共に、上記ターレットを該カム形成
体に沿って移動可能に取付け、該ターレットの移動を当
該ターレットの回転運動に変換して取出す構成としたの
で、該ターレットは移動を伴いつつ等速回転運動,不等
速回転運動または間欠割出運動を出力する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面を参照して詳細に説明する。図1,図2は本発明のカ
ム式運動変換装置の第1実施形態を示し、図1(a)〜
(d)は作動状態を順に示す要部正面図、図2は要部平
面図である。
【0015】即ち、本発明の第1実施形態のカム式運動
変換装置10にあっては、図1,図2に示すように第1
カム部12および第2カム部14(尚、図1中では第2
カム部14を破線で示す。)を設けた直線状のカム形成
体16と、上記第1カム部12に係合される第1カムフ
ォロア18および上記第2カム部14に係合される第2
カムフォロア20を設けた自転可能な従節のターレット
22とを備えて構成される。また、上記ターレット22
は回転中心C上に軸部24が設けられ、該軸部24は2
個のベアリング26,26aを介して回転自在に保持部
材28に支持される。
【0016】上記カム形成体16はスライド面30上に
載置されて、該カム形成体16の延設方向に摺動自在に
取付けられる一方、上記第1,第2カム部12,14
は、カム形成体16の両側縁部に所定間隔δを設けて互
いに平行に形成される。そして、図1に示したように第
1カム部12には山形に突設される第1突出部12aが
形成されると共に、第2カム部14にも同様に山形に突
設される第2突出部14aが形成され、これら第1,第
2突出部12a、14a間には相関関係が与えられる。
即ち、第1,第2突出部12a,14aは、上記ターレ
ット22の回転角度60°に対応する距離Lだけ位相を
異ならせるという相関をもって形成される。また、上記
第1突出部12aの終端部および第2突出部14aの始
端部には、滑らかにやや凹設される窪み12b,14b
が形成されている。
【0017】上記第1,第2突出部12a,14aは図
示するように1つづつ設けたものを1組とし、この1組
とした第1,第2突出部12a,14aを、上記位相距
離Lをもって連続して形成してもよく、また、1組の第
1,第2突出部12a,14aまたは位相距離Lをもっ
て連続した複数組の第1,第2突出部12a,14aを
1つの集合体として、この集合体を1つのみ形成し、ま
たは適宜間隔を設けて繰り返し形成することもできる。
【0018】一方、上記ターレット22は上記第1,第
2カム部12,14間に配置され、該ターレット22の
一側面(図2中下側面)に、3個の第1カムフォロア1
8が回転自在に取付けられると共に、他側面(図2中上
側面)に3個の第2カムフォロア20が回転自在に取付
けられる。3個づつ設けられた上記第1,第2カムフォ
ロア18,20は、それぞれ〜、〜が周方向に
120°の角度をもって等間隔に配置されると共に、こ
れら第1カムフォロア18と第2カムフォロア20は、
互いに60°の位相角をもって交互に配置される。
【0019】また、上記ターレット22を軸支する保持
部材28は、上記カム形成体16の片側(図2中上側)
に配置され、上記スライド面30側に固定して取付けら
れる。ところで、上記第1,第2カムフォロア18,2
0が第1,第2カム部12,14に当接されるにあたっ
て、両者間には与圧が掛けられることにより滑りが防止
されるようになっている。
【0020】以上の構成により本実施形態のカム式運動
変換装置10は、カム形成体16が図中右方に直線状に
移動されるようになっており、該カム形成体16の移動
によりカムフォロア18,20が第1,第2突出部12
a,14aに順次係合されてターレット22を回転し、
このようなカム部12,14およびカムフォロワ18,
20に対応する該ターレット22の所定の回転運動が定
位置において出力として取出される。
【0021】即ち、上記カム形成体16が移動すること
により、まず、図1(a)に示すようにで示す1つの
第1カムフォロア18が、第1突出部12aの始端側傾
斜面12cに当接する。このとき、で示す第2カムフ
ォロア20は第2カム部14の上面に当接された状態に
ある。この状態でカム形成体16の更なる移動により、
上記の第1カムフォロア18は上記始端側傾斜面12
cに沿って転動しつつ同図(b)に示すように押し上げ
られる。この押し上げによりターレット22は回転し
て、で示す第1カムフォロア18が第1突出部12a
の終端側傾斜面12dに当接すると共に、上記の第2
カムフォロア20が第2突出部14aの始端部に形成さ
れた窪み14bに位置する。
【0022】更に、カム形成体16の移動により、同図
(c)に示すように上記の第1カムフォロア18は第
1突出部12aから離れると共に、上記の第1カムフ
ォロア18が上記第1突出部12aの終端側傾斜面12
dを下りつつ、上記の第2カムフォロア20が第2突
出部14aの始端側傾斜面14cに転動しつつ乗り上げ
る。そして、カム形成体16の更なる移動で、同図
(d)に示すようにの第1カムフォロア18が、第1
突出部12aの終端部の窪み12bに位置すると共に、
で示す第2カムフォロア20が第2突出部14aの終
端側傾斜面14dに当接する。
【0023】このように上記第1,第2カムフォロア1
8,20は、カム形成体16の移動に伴って図1(a)
ではと、同図(b)ではと、同図(c)では
と、同図(d)ではとの2つが、第1,第2カム
部12,14に順次当接された状態で第1,第2突出部
12a,14aに係合する。つまり、これら第1,第2
突出部12a,14aは、上記第1,第2カムフォロア
18,20のいずれか2つが、第1,第2カム部12,
14に当接される状態となるように互いに相関関係をも
って形成される。
【0024】従って、上記第1,第2カムフォロア1
8,20は、第1,第2カム部12,14に当接された
2つが互いに相手の動きをトレースする状態となるた
め、ターレット22は逆回転もバックラッシュも生ずる
ことなく、すなわち該ターレット22はガタなく、常に
安定した状態で円滑に回転される。このとき、上記保持
部材28が固定されているため、ターレット28は定位
置で回転されることになる。
【0025】そして、上記第1,第2突出部12a,1
4aの形状に応じて、第1,第2カムフォロア18,2
0が第1,第2突出部12a,14aを乗り越える際の
速度を変化させて、ターレット22の回転速度を変化さ
せることができ、該ターレット22に等速回転または不
等速回転を与えることができる。また、1組の第1,第
2突出部12a,14aを位相距離Lをもって連続して
形成することにより、ターレット22に連続した等速回
転運動または不等速回転運動を出力させることができ
る。更に、1組の第1,第2突出部12a,14a、ま
たは位相距離Lをもって連続した複数組の第1,第2突
出部12a,14aの集合体を、適宜間隔を設けて繰り
返し形成することにより、ターレット22に間欠割出回
転運動を出力させることができる。
【0026】ところで、本実施形態にあっては上記カム
形成体16の直線運動からターレット22の等速回転運
動,不等速回転運動または間欠割出回転運動を得る変換
を、第1,第2カム部12,14を設けたカム形成体1
6と、第1,第2カムフォロア18,20を設けたター
レット22とによって確保することができるため、他の
リンク等の補助部材を用いる必要がなく、全体の構成を
簡単にして機械の小型化を図ることができるとともに、
カムによって厳密かつ正確な運動変換動作を保証するこ
とができる。
【0027】図3から図6は本発明の第2実施形態のカ
ム式運動変換装置10aを示し、前記第1実施形態と同
一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して
述べる。図3(a)〜(d)は作動状態を順に示す要部
正面図、図4は要部平面図、図5は使用状態を示す要部
平面図、図6は使用状態を示す側面図である。
【0028】即ち、この第2実施形態のカム式運動変換
装置10aは、前記第1実施形態と同様にカム形成体1
6には、互いに平行配置される第1カム部12および第
2カム部14が設けられると共に、自転可能なターレッ
ト22には第1カム部12に係合される第1カムフォロ
ア18および第2カム部14に係合される第2カムフォ
ロア20が設けられ、かつ、上記ターレット22に設け
た軸部24がベアリング26,26aを介して回転自在
に保持部材28に支持される。
【0029】ここで、この第2実施形態では、上記カム
形成体16の第1,第2カム部12,14より外側の両
側周縁部にフランジ部16a,16bを形成し、これら
フランジ部16a,16bをビス32を介してスライド
面30に固定する一方、上記保持部材28をスライド面
30に対して前記カム形成体16と平行に図中左方に移
動可能に配置してある。
【0030】従って、この第2実施形態では上記保持部
材28をスライド面30に沿って移動することにより、
第1,第2カムフォロア18,20が、上記第1,第2
カム部12,14の第1,第2突出部12a,14aに
係合しつつターレット22を回転させる。このときの第
1,第2カム部12,14と第1,第2カムフォロア1
8,20との係合関係は、上記第1実施形態の場合と同
様となり、ただ異なるのはカム形成体16が固定される
一方で、保持部材28と共にターレット22が移動する
点である。この第2実施形態では便宜上、第1,第2突
出部12a,14aの形状を上記第1実施形態のものと
同様としてある。
【0031】即ち、この第2実施形態では保持部材28
が移動することにより、まず、図1(a)に示すように
の第2カムフォロア20が第2カム部14の上面に当
接された状態で、の第1カムフォロア18が第1突出
部12aの始端側傾斜面12cに当接する。この状態で
保持部材28の更なる移動により、上記の第1カムフ
ォロア18が同図(b)に示すように、上記始端側傾斜
面12cに沿って転動しつつ押し上げられてターレット
22は回転し、かつ、の第1カムフォロア18が第1
突出部12aの終端側傾斜面12dに当接すると共に、
上記の第2カムフォロア20が第2突出部14aの始
端部の窪み14bに位置する。
【0032】そして、保持部材28が更に移動すること
により、同図(c)に示すようにの第1カムフォロア
18は第1突出部12aから離れると共に、の第1カ
ムフォロア18が上記第1突出部12aの終端側傾斜面
12dを下りつつ、の第2カムフォロア20が第2突
出部14aの始端側傾斜面14cに転動しつつ乗り上げ
る。そして、保持部材28の更なる移動で、同図(d)
に示すようにの第1カムフォロア18が、第1突出部
12aの終端部の窪み12bに位置すると共に、で示
す第2カムフォロア20が第2突出部14aの終端側傾
斜面14dに当接する。
【0033】従って、この実施形態にあっても第1,第
2突出部12a,14aが互いに相関関係をもって形成
されているため、(a)から(d)に亘る全行程におい
て上記第1,第2カムフォロア18,20のいずれか少
なくとも2つが、第1,第2カム部12,14に当接さ
れた状態となる。そして、このように当接された2つが
互いに相手の動きをトレースするため、ターレット22
は逆回転もバックラッシュも生ずることなく、すなわち
該ターレット22はガタなく、常に安定した状態で円滑
に回転される。このとき、上記保持部材28が移動され
る関係上、ターレット22は移動しつつ回転されること
になる。
【0034】また、この実施形態にあっても上記第1実
施形態と同様に、上記第1,第2突出部12a,14a
の形状を適宜変化させることにより、ターレット22の
回転速度を変化させることができると共に、第1,第2
突出部12a,14aの組み合わせ関係によって、ター
レット22に連続した等速回転運動または不等速回転運
動、更には間欠割出回転運動を出力させることができ
る。
【0035】更にこの実施形態にあっても、上記保持部
材28の直進移動からターレット22の等速回転運動,
不等速回転運動または間欠割出回転運動を得る変換を、
他のリンク等の補助部材を用いることなく得ることがで
き、全体の構成を簡単にして機械の小型化を図ることが
できるとともに、カムによって厳密かつ正確な運動変換
動作を保証することができる。
【0036】図5,図6は上記第2実施形態のカム式運
動変換装置10aの一使用状態を示し、ターレット22
を保持部材28に支持する軸部24を、該保持部材28
とは反対側に延設して、この延設部24aの先端部にチ
ャック34を取付け、該チャック34によってワーク3
6を着脱可能に挟持するようになっている。従って、前
記チャック34に挟持されたワーク36は、ターレット
22のスライド移動に伴って回転しつつ搬送されるよう
になっている。上記図1,図2に示した第1実施形態に
あっても、保持部材28の軸部24を延設してチャック
34を取り付けることができる。
【0037】図7,図8は本発明の第3実施形態のカム
式運動変換装置10bを示し、図7は正面図、図8は要
部断面側面図である。
【0038】即ち、この第3実施形態のカム式運動変換
装置10bは、図7に示すようにカム形成体40が環状
に形成され、該カム形成体40の片面40aに第1,第
2カム部42,44が同心円で平行に形成される。第1
カム部42は第2カム部44の内周側に所定間隔δを設
けて配置され、これら第1,第2カム部42,44は互
いに相関関係をもった所定のカム形状に形成される。
【0039】一方、上記カム形成体40の上記片面40
a中央部には、上記第1カム部42より小径に形成され
る円形状の保持部材46が配置され、該保持部材46の
対向する両側部には、軸部48,50を介して一対のタ
ーレット52,54がベアリング56,56aにより自
転自在に取付けられる。上記ターレット52,54の両
面には、第1カムフォロア58および第2カムフォロア
60が設けられる。これら第1,第2カムフォロア5
8,60は、上記第1,第2実施形態と同様にそれぞれ
複数個が周方向に等間隔をもってターレット52,54
に回転自在に配置される。そして、上記第1カムフォロ
ア58は上記第1カム部42に係合されると共に、第2
カムフォロア60は上記第2カム部44に係合される。
【0040】上記保持部材46はカム形成体40側の中
心部から主軸部62が突設され、該主軸部62は2個の
ベアリング64,64aを介してカム形成体40の中心
穴40bに回転自在に取付けられる。また、上記ターレ
ット52,54を支持する軸部48,50の延設部48
a,50aにはそれぞれチャック66が取付けられ、該
チャック66にワーク68が挟持される。
【0041】従って、この第3実施形態では同心円で形
成された第1,第2カム部42,44は無端軌道となっ
ていて、上記保持部材46と一体の主軸部62に回転力
を入力する一方、カム形成体40を固定しておくことに
より、第1,第2カムフォロア58,60は無端軌道と
なった第1,第2カム部42,44上を係合しつつ移動
し、ターレット52,54と共に軸部48,50を回転
する。すると、軸部48,50の先端部のチャック66
に挟持されたワーク68は、カム形成体40の周縁部を
回転しながら搬送されるようになっている。
【0042】この実施形態では第1,第2カム部42,
44を固定して、保持部材46を回転してターレット5
2,54を移動するようにした場合を示したが、これに
限ることなく主軸部62と共に保持部材46を固定する
一方、カム形成体40を主軸部62周りに回転するよう
にしてもよく、この場合はターレット52,54が定位
置で回転されることになる。
【0043】また、上記ターレット52,54の出力回
転は、上記第1,第2実施形態と同様に第1,第2カム
部42,44のカム形状に応じて等速回転運動,不等速
回転運動および間欠割出回転運動とすることができる。
更に、第1,第2カム部42,44が互いに相関関係を
もって形成されることにより、ターレット52,54を
バックラッシュ無く円滑に回転させることができる。
【0044】上記第1,第2,第3実施形態にあって
は、カム形成体16,40に2つの第1カム部12,4
2および第2カム部14,44を設けた場合を示した
が、これに限ることなく互いに相関関係を有する3つ以
上のカム部を設け、かつ、ターレット22,52,54
にはそれぞれのカム部に係合するカムフォロアを設ける
ことによっても構成することができる。また、第1,第
2実施形態ではターレット22に設ける第1,第2カム
フォロア18,20をそれぞれ3個づつで構成したが、
カムフォロアがこの数に限られることもない。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
示すカム式運動変換装置にあっては、自転可能なターレ
ットに設けた複数のカムフォロアが、カム形成体に互い
に平行配置した複数のカム部にそれぞれ係合され、これ
らターレットと直線状のカム形成体とを相対移動するこ
とにより、各カムフォロアがそれぞれに対応するカム部
に係合してターレットを回転させることができる。この
とき、それぞれのカム部の相関関係、例えばカム部の形
状および間隔を予め設定しておくことにより、ターレッ
トに等速回転運動は勿論のこと、不等速回転運動や間欠
割出運動を出力させることができ、このことによって別
途リンク等の補助機構を用いる必要がなく運動変換系の
構造を著しく簡単化できると共に、高速運転も可能とな
り、更には装置自体を小型化かつ低コスト化することが
できる。また、カム機構はカム形状の設定により確動を
得ることができるので、バックラッシュを生ずること無
く滑らかな出力回転を得ることができ、これにより厳密
かつ正確な運動変換を保証することができる。
【0046】また、本発明の請求項2に示すカム式運動
変換装置にあっては、環状のカム形成体に、複数のカム
部を互いに同心円で配置し、これら複数のカム部に自転
可能なターレットに設けた複数のカムフォロアをそれぞ
れ係合したので、上記カム部を無端軌道として構成する
ことができ、上記カム形成体と上記ターレットとを相対
移動させた場合に、各カムフォロアがそれぞれに対応す
るカム部に係合してターレットを回転させることができ
る。このとき、それぞれのカム部の相関関係、例えばカ
ム部の形状および間隔を予め設定しておくことにより、
ターレットに等速回転運動は勿論のこと、不等速回転運
動や間欠割出運動を出力させることができ、このことに
よって別途リンク等の補助機構を用いる必要がなく運動
変換系の構造を著しく簡単化できると共に、高速運転も
可能となり、更には装置自体を小型化かつ低コスト化す
ることができる。また、カム機構はカム形状の設定によ
り確動を得ることができるので、バックラッシュを生ず
ること無く滑らかな出力回転を得ることができ、これに
より厳密かつ正確な運動変換を保証することができる。
【0047】また、本発明の請求項3に示すカム式運動
変換装置にあっては、上記カム形成体をこれの延設方向
に移動可能に取付けると共に、上記ターレットを定位置
に固定し、上記カム形成体の移動を上記ターレットの回
転運動に変換して取出す構成としたので、該ターレット
によって定位置において等速回転運動,不等速回転運動
または間欠割出運動を取出すことができる。
【0048】更に、本発明の請求項4に示すカム式運動
変換装置にあっては、上記カム形成体を定位置に固定す
ると共に、上記ターレットを該カム形成体に沿って移動
可能に取付け、該ターレットの移動を当該ターレットの
回転運動に変換して取出す構成としたので、該ターレッ
トによって直線移動を含む等速回転運動,不等速回転運
動または間欠割出運動を取出すことができるという各種
優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の作動状態を(a)から
(d)によって順に示す要部正面図である。
【図2】本発明の第1実施形態を示す要部平面図であ
る。
【図3】本発明の第2実施形態の作動状態を(a)から
(d)によって順に示す要部正面図である。
【図4】本発明の第2実施形態を示す要部平面図であ
る。
【図5】本発明の第2実施形態の使用状態を示す要部平
面図である。
【図6】本発明の第2実施形態を示す側面図である。
【図7】本発明の第3実施形態を示す正面図である。
【図8】本発明の第3実施形態を示す要部断面側面図で
ある。
【符号の説明】
10,10a,10b カム式運動変換装置 12,42 第1カム部 12a 第1突出部 14,44 第2カム部 14a 第2突出部 16,40 カム形成体 18,58 第1カムフォロア 20,60 第2カムフォロア 22,52,54 ターレット 24,48,50 軸部 28,46 保持部材 30 スライド面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のカム部を互いに平行配置した直線
    状のカム形成体と、上記複数のカム部にそれぞれ係合さ
    れる複数のカムフォロアを設けた自転可能なターレット
    とを備えたことを特徴とするカム式運動変換装置。
  2. 【請求項2】 複数のカム部を互いに同心円で配置した
    環状のカム形成体と、上記複数のカム部にそれぞれ係合
    される複数のカムフォロアを設けた自転可能なターレッ
    トとを備えたことを特徴とするカム式運動変換装置。
  3. 【請求項3】 上記カム形成体を上記カム部の延設方向
    に移動可能に取付けると共に、上記ターレットを定位置
    に固定し、上記カム形成体の移動を上記ターレットの回
    転運動に変換して取出すことを特徴とする請求項1また
    は2に記載のカム式運動変換装置。
  4. 【請求項4】 上記カム形成体を定位置に固定すると共
    に、上記ターレットを該カム形成体に沿って移動可能に
    取付け、該ターレットの移動を当該ターレットの回転運
    動に変換して取出すことを特徴とする請求項1または2
    に記載のカム式運動変換装置。
JP7593397A 1997-03-27 1997-03-27 カム式運動変換装置 Pending JPH10274308A (ja)

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