JPH10274474A - 低純度酸素の製造方法及び装置 - Google Patents
低純度酸素の製造方法及び装置Info
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- JPH10274474A JPH10274474A JP16585997A JP16585997A JPH10274474A JP H10274474 A JPH10274474 A JP H10274474A JP 16585997 A JP16585997 A JP 16585997A JP 16585997 A JP16585997 A JP 16585997A JP H10274474 A JPH10274474 A JP H10274474A
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Abstract
とにより、低純度酸素を効率よく製造する。 【解決手段】 圧縮,精製した原料空気を二系統に分岐
し、一方を膨張させ、他方は低温で圧縮し、両原料空気
を低温蒸留で得られた流体及び液化水素との熱交換によ
り冷却して蒸留塔に導入し、得られた窒素ガスの少なく
とも一部を液化水素によって凝縮させ、窒素ガスの少な
くとも一部を圧縮して凝縮した後、還流液として蒸留塔
に供給し、低温蒸留で得られた酸素の少なくとも一部を
製品として回収する。。
Description
方法及び装置に関し、詳しくは、液化水素の冷熱を利用
して低温で空気を蒸留分離し、主として低純度酸素を製
品として回収する低純度酸素の製造方法及び装置に関す
る。
9%以下の低純度酸素は、近年様々な分野において需要
が期待されている。この低純度酸素を製造するプロセス
として、高圧塔及び低圧塔からなる複式蒸留塔を備えた
空気液化分離装置で空気中の酸素と窒素とを分離して酸
素を回収するプロセスが知られている。このようなプロ
セスにおいて低純度酸素を製造する場合は、高純度酸素
を製造する場合に比べてアルゴンと酸素とを分離する必
要がほとんどないため、低圧塔のアルゴンと酸素とを分
離する部分(回収部)の上昇ガス及び下降液の量を少な
くすることができる。このため、原料空気の一部を直接
低圧塔に導入することによって動力原単位の削減を図る
ことが可能となる。
気液化分離装置の一例を示す系統図であって、経路20
1を流れる所定圧力の原料空気は、その大半が経路20
2から主熱交換器203,経路204を経て複式蒸留塔
の高圧塔205の下部に導入される。残部の原料空気
は、経路201から経路206に分岐し、熱交換器20
7を経て圧縮機208で昇圧した後、アフタークーラー
209,熱交換器207を経て経路210から前記主熱
交換器203に導入される。主熱交換器203の中間部
から経路211に導出された分岐原料空気は、膨張ター
ビン212で断熱膨張することにより冷熱を発生した
後、経路213を通って低圧塔214の中段に導入され
る。
た原料空気は、複式蒸留塔における周知の精留作用によ
り、低圧塔214の底部に設けられた主凝縮器215部
分の液化酸素と、低圧塔214頂部の窒素ガスとに分離
する。低純度酸素は、低圧塔214の下部から経路21
6に抜き出され、主熱交換器203を経て経路217か
ら回収される。また、窒素は、低圧塔214の塔頂部か
ら経路218に抜き出され、過冷器219,220及び
主熱交換器203を経て経路221から回収される。
タービン212で膨張させて低圧塔214に導入するよ
うにしているが、低圧塔214の上昇ガスと下降液とを
得るために原料空気のほとんどを高圧塔205に供給し
なければならないので、低圧塔214の回収部における
上昇ガス及び下降液の量は、高純度酸素を製造するプロ
セスとほとんど同じとなる。このため、高純度酸素を製
造するプロセスと比較して動力原単位を削減する効果は
少なかった。
載されているプロセスでは、低圧の原料空気を直接低圧
塔に導入することによって上昇ガス及び下降液の量を減
少させ、原料空気の圧縮動力を低減するようにしてい
る。しかし、このプロセスでは、低圧及び高圧の2系統
の圧縮設備及び前処理設備(精製設備)が必要となり、
初期コストが増大する欠点があった。また、低圧の空気
から二酸化炭素や水分等を除去するためには、前処理設
備において多量の再生動力が必要となり、動力原単位の
増大につながる。
による空気液化分離装置で製造する場合には、空気をそ
の液化点付近の温度まで冷却して蒸留分離を行うため、
多量の冷熱を必要とし、高圧の流体、例えば、上述のよ
うに、原料空気の一部を圧縮機208で高圧に昇圧して
膨張タービン212で膨張させ、仕事をさせることで冷
熱を補っていた。
素とを混合して燃焼させることにより発電するシステム
が知られている。このシステムでは、水素を低温の液化
水素の状態で輸送するため、燃焼させる前には、液化水
素を蒸発させて常温まで加熱する必要があり、液化水素
の冷熱を放出させる必要がある。
気分離装置で使用することにより、低純度酸素を効率よ
く製造することができる低純度酸素の製造方法及び装置
を提供することを目的としている。
め、本発明の低純度酸素の製造方法は、第1の構成とし
て、液化水素の冷熱を利用して原料空気を低温蒸留する
ことにより低純度酸素を製造する方法において、原料空
気を圧縮する工程と、圧縮原料空気を予冷する工程と、
予冷した原料空気から水分や二酸化炭素等の不純物を除
去して精製する工程と、精製原料空気を2系統に分岐
し、一方は膨張させ、他方は低温で圧縮する工程と、膨
張させた低圧原料空気及び低温圧縮した高圧原料空気を
低温蒸留で得られた流体及び冷熱を供給する液化水素と
の熱交換により冷却する工程と、低圧及び高圧原料空気
を低温蒸留することにより酸素と窒素とに分離する工程
と、低温蒸留で得られた窒素ガスの少なくとも一部を液
化水素によって凝縮させる工程と、低温蒸留で得られた
酸素の少なくとも一部を製品として回収する工程とを含
むことを特徴としている。
水素の冷熱を利用して原料空気を単蒸留塔で低温蒸留す
ることにより低純度酸素を製造する方法において、原料
空気を圧縮する工程と、圧縮原料空気を予冷する工程
と、予冷した原料空気から水分や二酸化炭素等の不純物
を除去して精製する工程と、精製原料空気を2系統に分
岐し、一方は膨張させ、他方は低温で圧縮する工程と、
膨張させた低圧原料空気及び低温圧縮した高圧原料空気
を低温蒸留で得られた流体及び冷熱を供給する液化水素
との熱交換により冷却する工程と、冷却された高圧原料
空気を凝縮させる工程と、低圧及び高圧原料空気を前記
単蒸留塔に導入して低温蒸留することにより酸素と窒素
とに分離する工程と、低温蒸留で得られた窒素ガスの少
なくとも一部を液化水素によって凝縮させる工程と、低
温蒸留で得られた窒素ガスの少なくとも一部を圧縮し、
凝縮した後、還流液として単蒸留塔に供給する工程と、
低温蒸留で得られた酸素の少なくとも一部を製品として
回収する工程とを含むことを特徴としている。
素の冷熱を利用して原料空気を高圧塔及び低圧塔を有す
る蒸留設備で低温蒸留することにより低純度酸素を製造
する方法において、原料空気を圧縮する工程と、圧縮原
料空気を予冷する工程と、予冷した原料空気から水分や
二酸化炭素等の不純物を除去して精製する工程と、精製
原料空気を2系統に分岐し、一方は膨張させ、他方は低
温で圧縮する工程と、膨張させた低圧原料空気及び低温
圧縮した高圧原料空気を低温蒸留で得られた流体及び冷
熱を供給する液化水素との熱交換により冷却する工程
と、低圧原料空気を前記低圧塔に導入するとともに高圧
原料空気を前記高圧塔に導入して低温蒸留することによ
り酸素と窒素とに分離する工程と、低温蒸留で得られた
低圧塔上部の窒素ガスの少なくとも一部を液化水素によ
って凝縮させる工程と、低温蒸留で得られた低圧塔下部
の酸素の少なくとも一部を製品として回収する工程とを
含むことを特徴としている。
て、前記低温で圧縮する原料空気を前記原料空気の膨張
による仕事を利用して圧縮すること、前記低温で圧縮す
る原料空気は、前記精製工程を終えた原料空気の温度
と、前記低温蒸留を行う温度との間の温度で低温圧縮工
程に供給されること、前記膨張させる原料空気を、膨張
させる前に加熱すること、前記原料空気と低温蒸留で得
られた流体及び冷熱を供給する液化水素との熱交換は、
前記高圧原料空気の温度と低温蒸留で得られた窒素ガス
との温端温度差を5℃以上とし、かつ、該窒素ガスを前
記圧縮原料空気の予冷に利用すること、前記酸素の回収
は、低温蒸留で得られた液化酸素を圧縮し、次いで原料
空気の少なくとも一部、あるいは、原料空気の一部及び
前記圧縮した窒素ガスのいずれか一方又は双方との熱交
換によって蒸発させることにより行うことを特徴として
いる。
温圧縮した高圧原料空気の一部を更に昇圧し、該昇圧原
料空気を低温蒸留で得られた流体及び冷熱を供給する液
化水素との熱交換により液化した後、前記高圧塔に導入
すること、特に、前記液化した昇圧原料空気は、前記高
圧塔における高圧原料空気の導入位置よりも、少なくと
も1理論段上の位置で高圧塔に導入することを特徴とし
ている。
第1の構成として、液化水素の冷熱を利用して原料空気
を低温蒸留することにより低純度酸素を製造する装置に
おいて、原料空気を圧縮する原料空気圧縮機と、圧縮原
料空気を予冷する予冷設備と、予冷した原料空気から水
分や二酸化炭素等の不純物を除去して精製する精製設備
と、精製原料空気の一部を低温で圧縮する低温圧縮機
と、残部の精製原料空気を膨張させるタービンと、膨張
させた低圧原料空気及び低温圧縮した高圧原料空気と低
温蒸留で得られた流体及び冷熱を供給する液化水素とを
熱交換させて原料空気を冷却する主熱交換器と、主熱交
換器で冷却された原料空気を低温蒸留して窒素と酸素と
に分離する蒸留塔と、蒸留塔の頂部から抜き出した窒素
ガスの一部を凝縮させる熱交換器と、蒸留塔で生成した
酸素の少なくとも一部を製品として回収する経路とを備
えていることを特徴としている。
水素の冷熱を利用して原料空気を低温蒸留することによ
り低純度酸素を製造する装置において、原料空気を圧縮
する原料空気圧縮機と、圧縮原料空気を予冷する予冷設
備と、予冷した原料空気から水分や二酸化炭素等の不純
物を除去して精製する精製設備と、精製原料空気の一部
を低温で圧縮する低温圧縮機と、精製原料空気の残りを
膨張させるタービンと、膨張させた低圧原料空気及び低
温圧縮した高圧原料空気と低温蒸留で得られた流体及び
冷熱を供給する液化水素とを熱交換させて原料空気を冷
却する主熱交換器と、主熱交換器で冷却された原料空気
を低温蒸留して窒素と酸素とに分離する単蒸留塔と、単
蒸留塔底部の液を蒸発させる熱交換器と、低温蒸留で得
られた液化酸素を蒸発させる熱交換器と、単蒸留塔の頂
部から抜き出した窒素ガスの一部を凝縮させる熱交換器
と、単蒸留塔の頂部から抜き出した窒素ガスの一部を圧
縮する圧縮機と、単蒸留塔で生成した酸素の少なくとも
一部を製品として回収する経路とを備えていることを特
徴としている。
素の冷熱を利用して原料空気を低温蒸留することにより
低純度酸素を製造する装置において、原料空気を圧縮す
る原料空気圧縮機と、圧縮原料空気を予冷する予冷設備
と、予冷した原料空気から水分や二酸化炭素等の不純物
を除去して精製する精製設備と、精製原料空気の一部を
低温で圧縮する低温圧縮機と、残部の精製原料空気を膨
張させるタービンと、膨張させた低圧原料空気及び低温
圧縮した高圧原料空気と低温蒸留で得られた流体及び冷
熱を供給する液化水素とを熱交換させて原料空気を冷却
する主熱交換器と、主熱交換器で冷却された原料空気を
低温蒸留して窒素と酸素とに分離する高圧塔及び低圧塔
からなる複式蒸留塔と、低圧塔頂部から抜き出した窒素
ガスの一部を凝縮させる熱交換器と、低圧塔で生成した
酸素の少なくとも一部を製品として回収する経路とを備
えていることを特徴としている。
て、タービンと前記低温圧縮機とが同軸上に連結されて
いること、前記圧縮原料空気と低温蒸留によって得られ
た流体とを熱交換させて圧縮原料空気を予冷する熱交換
器を備えていること、前記タービンで膨張させる原料空
気を、膨張前に加熱する熱交換器を備えていること、前
記酸素を製品として回収する経路は、低温蒸留によって
得られた液化酸素を圧縮するポンプを備えていること、
前記蒸留塔が、充填蒸留塔であること、前記主熱交換器
は、冷熱を供給する水素の通路と、その他の酸素含有流
体の通路との間に、窒素の通路が介在していることを特
徴としている。
温圧縮機を導出した高圧原料空気の一部を昇圧する昇圧
機と、該昇圧機で昇圧した昇圧原料空気を前記主熱交換
器を介して高圧塔に導入する経路とを備えていること、
特に、昇圧原料空気を高圧塔に導入する経路は、該高圧
塔に導入される前記高圧原料空気の導入位置よりも、少
なくとも1理論段上の位置に接続していることを特徴と
している。
例を示す系統図である。この低純度酸素製造装置は、原
料空気を圧縮する原料空気圧縮機1と、圧縮後の圧縮原
料空気を予冷するための予冷設備である熱交換器(空気
予冷器)2と、予冷後の原料空気中に含まれている水分
や二酸化炭素等の不純物を除去して精製する精製設備3
と、精製後の精製原料空気の一部を前記予冷用熱交換器
2で加熱してから膨張させる膨張タービン4と、精製原
料空気の残部を主熱交換器5で冷却してから圧縮する低
温圧縮機6と、膨張タービン4で膨張した低圧原料空気
及び低温圧縮機6で圧縮した高圧原料空気を単蒸留塔7
での低温蒸留で得られた酸素や窒素等の低温流体及び冷
熱を供給する液化水素と熱交換させて原料空気を冷却す
る前記主熱交換器5と、該主熱交換器5で冷却した原料
空気を窒素と酸素とに分離する前記単蒸留塔7と、単蒸
留塔7の頂部から抜き出した窒素ガスの一部を液化水素
との熱交換により冷却して凝縮させる熱交換器(凝縮
器)8と、単蒸留塔7の頂部から抜き出した窒素ガスの
一部を過冷器9及び主熱交換器5で昇温後に圧縮する窒
素圧縮機10と、単蒸留塔7の底部から抜き出した液化
酸素の一部を原料空気の一部で加熱して蒸発させる熱交
換器(リボイラー)11と、単蒸留塔7の底部から製品
酸素ガス回収経路12に抜き出した液化酸素を圧縮する
液化酸素ポンプ13と、該液化酸素を蒸発させる酸素蒸
発器14と、液化水素を前記凝縮器8,過冷器9及び主
熱交換器5を通して昇温する液化水素蒸発昇温経路15
とを備えている。また、前記膨張タービン4と低温圧縮
機6とは、軸16により連結されており、膨張タービン
4での原料空気の膨張による仕事を低温圧縮機6の駆動
源としている。
度酸素を製造する方法の一例を説明する。まず、101
00Nm3 /hの原料空気は、原料空気圧縮機1で3.
3kgf/cm2 abs.に圧縮され、導管21を通
り、空気予冷器2で4℃に冷却された後、導管22を通
って精製設備3に導入される。精製設備3で二酸化炭素
や水分等の不純物を除去された精製原料空気は、導管2
3から導管24と導管25とに分岐する。導管24に分
岐した精製原料空気6100Nm3 /hは、前記空気予
冷器2で圧縮原料空気と熱交換して54℃に加熱された
後、導管26を通って前記膨張タービン4に導入され、
該膨張タービン4で1.6kg/cm2 abs.に減圧
する。減圧後の低圧原料空気は、導管27から前記主熱
交換器5に流入し、低温の戻りガスや低温水素ガスと熱
交換を行って露点温度付近まで冷却され、導管28を通
って前記単蒸留塔7の中段に導入される。
製原料空気3900Nm3 /hは、前記主熱交換器5で
−52℃に冷却され、導管28を通り、前記低温圧縮機
6で5.1kg/cm2 abs.に圧縮された後、導管
29を通って再び前記主熱交換器5に流入し、前記戻り
ガス等によって露点温度付近まで冷却される。主熱交換
器5で冷却されて導管30に流出した高圧原料空気は、
導管31と導管32とに分岐し、導管31を通る310
0Nm3 /hの高圧原料空気は、前記リボイラー11で
冷却されて凝縮し、導管32を通る800Nm3 /hの
高圧原料空気は、前記酸素蒸発器14で冷却されて凝縮
する。凝縮後の両原料空気は、導管33及び導管34か
ら導管35に合流し、前記過冷器9で更に冷却され、導
管36を通って膨張弁17で減圧された後、導管37か
ら単蒸留塔7の中上部に導入される。
分離した窒素ガスは、塔頂部から導管38に抜き出さ
れ、一部の窒素ガスが導管39に分岐し、前記凝縮器8
で液化水素蒸発昇温経路15を流れる液化水素との熱交
換により冷却されて凝縮し、導管40を通って塔頂部に
還流として戻される。なお、窒素ガスを液化水素と熱交
換させる場合、凝縮器8において温流体である窒素ガス
の冷端付近で窒素が固化し、窒素流路が閉塞するおそれ
があるが、この閉塞を防ぐためには、設計段階において
固化による堆積量を考慮し、窒素流路の通路断面積を大
きくするなどの対策を講じればよい。
41に流れ、過冷器9で加熱された後、導管42を通っ
て前記主熱交換器5に導入され、その一部1900Nm
3 /hが導管43に分岐して前記窒素圧縮機10で5.
9kg/cm2 abs.に低温状態で圧縮される。この
圧縮窒素ガスは、導管44を通って主熱交換器5の中間
部に導入され、冷却された後、導管45を通って酸素蒸
発器14に導入され、冷却されて凝縮し、液化窒素とな
る。この液化窒素は、導管46から過冷器9に導入され
て冷却された後、導管47を通って膨張弁18で減圧さ
れた後、導管48から単蒸留塔7の頂部に導入される。
れ、前記原料空気と熱交換して0℃に加熱された窒素ガ
ス8005Nm3 /hは、導管49を流れて空気予冷器
2に導入され、前記圧縮原料空気の冷却源として用いら
れる。空気予冷器2から導管50に導出した窒素ガスの
一部は、導管51を通って再生加熱器19で更に加熱さ
れた後、導管52を通って前記精製設備3の再生ガスと
して用いられる。
高い原料空気と単蒸留塔7から抜き出した低温窒素ガス
との温端温度の差を5℃以上にすることにより、窒素ガ
スに原料空気予冷能力を持たせることができ、冷凍機等
の動力を使用することなく圧縮原料空気の予冷を行うこ
とができる。したがって、装置構成の簡略化が図れると
ともに、製品低純度酸素ガスの原単位を大幅に低減する
ことができる。
化酸素は、塔底部の導管53に抜き出され、その一部が
導管54に分岐して前記リボイラー11に導入され、前
記高圧原料空気の一部によって加熱されて蒸発し、導管
55から単蒸留塔7の底部に導入されて上昇ガスとな
る。残りの液化酸素1995Nm3 /hは、前記製品酸
素ガス回収経路12を流れ、液化酸素ポンプ13で圧縮
された後、導管12aを通って前記酸素蒸発器14に導
入され、前記高圧原料空気の一部によって加熱されて蒸
発する。蒸発した酸素ガスは、導管12bを通って前記
主熱交換器5に流入し、原料空気と熱交換して0℃まで
加熱され、導管12cから製品低純度酸素ガスとして回
収される。
入された3990Nm3 /hの液体水素は、前記凝縮器
8で前記窒素ガスにより−195℃に加熱されて蒸発
し、さらに、導管15a,過冷器9,導管15b,主熱
交換器5を流れて−120℃に昇温し、導管15cから
抜き出される。
液化酸素を液化酸素ポンプ13で圧縮し、高圧で製品と
して回収するようにしているが、液化酸素ポンプ13を
省略して低圧で回収することもできる。この場合の本形
態例における酸素の製品量に対する必要動力の比(酸素
原単位)は、0.32kWh/Nm3 であった。
流量の比が1:2の場合の例である。水素の流量をさら
に増加させ、単蒸留塔7の還流窒素を水素の寒冷のみで
供給することができる場合には、導管48を通って単蒸
留塔7に還流を供給する循環窒素は不要となる。
より酸素を製造するプロセスにおいて、液化水素を装置
に導入し、その冷熱を利用して単蒸留塔7の還流液の少
なくとも一部を得ることにより、従来のような高圧流体
をタービンで膨張させることによる冷熱の供給を不要と
することができる。また、供給原料空気を一系統で圧縮
し、前処理(精製)を行い、その後、低圧と高圧との二
系統の供給空気に分岐させて蒸留分離を行うことによ
り、装置の簡略化も図れる。これらの改善を行うこと
で、従来プロセスと比較して製品回収率に対する動力の
比を低減することができる。
で、高圧塔101及び低圧塔102からなる複式蒸留塔
103を備えた蒸留設備で原料空気の低温蒸留を行うこ
とにより低純度酸素を製造するようにした例を示してい
る。以下、本形態例において、95%O2 の低純度酸素
を製造する場合に付いて説明する。
は、原料空気圧縮機104で3.2kgf/cm2 ab
s.に圧縮され、導管105を通り、空気予冷器106
で4℃に冷却された後、導管107を通って精製設備1
08に導入される。精製設備108で二酸化炭素や水分
等の不純物を除去された精製原料空気は、導管109か
ら導管110と導管111とに分岐する。導管110に
分岐した精製原料空気48000Nm3 /hは、前記空
気予冷器106で圧縮原料空気と熱交換して62℃に加
熱された後、導管112を通って膨張タービン113に
導入され、該膨張タービン113で1.5kg/cm2
abs.に減圧する。減圧後の低圧原料空気は、導管1
14から主熱交換器115に流入し、低温の戻りガスや
低温水素ガスと熱交換を行って露点温度付近まで冷却さ
れ、導管116を通って前記低圧塔102の中段に導入
される。
精製原料空気54210Nm3 /hは、前記主熱交換器
115で−140℃に冷却され、導管117から低温圧
縮機118に導入されて5.8kg/cm2 abs.に
圧縮された後、導管119を通って再び前記主熱交換器
115に流入し、前記戻りガス等によって露点温度付近
まで冷却され、導管120を通って前記高圧塔101の
下部に導入される。この原料空気は、高圧塔101内を
上昇し、主凝縮器121で凝縮した液と気液接触を行う
ことにより、塔頂部の窒素と塔底部の酸素富化液化空気
とに分離する。
き出された液化窒素は、過冷器123で冷却された後、
導管124を通り、弁125で低圧塔102の運転圧力
に減圧された後、導管126を通って低圧塔102の頂
部に導入される。
き出された酸素富化液化空気は、過冷器123で冷却さ
れ、導管128を通って弁129で低圧塔102の運転
圧力に減圧された後、低圧塔102の中上段に導入され
る。
塔頂部の窒素と塔底部の液化酸素とに分離する。塔下部
から導管130に抜き出された22355Nm3 /hの
酸素ガスは、前記主熱交換器115で原料空気と熱交換
して10℃に加熱され、導管131から製品酸素として
回収される。
ガスの一部は、導管133に分岐して凝縮器134に導
入され、導管135から導入される液化水素との熱交換
によって凝縮し、導管136を通って前記導管126の
液化窒素に合流して低圧塔102に戻される。また、導
管132から導管137に進んだ79855Nm3 /h
の窒素ガスは、前記過冷器123で寒冷を回収され、導
管138を通って主熱交換器115で原料空気と熱交換
して0℃に昇温し、導管139に導出する。
管140に至り、空気予冷器106で圧縮原料空気と熱
交換を行い、圧縮原料空気を冷却するとともに、90℃
に加熱される。空気予冷器106から導管141に導出
した加熱窒素ガスの一部は、導管142を通って再生加
熱器143に導入され、精製設備108の再生ガスとし
て用いられる。また、導管141の窒素ガスの残部は、
導管144に導出される。
Nm3 /hの液化水素は、凝縮器134で−195℃に
加熱され、導管145,過冷器123を通って主熱交換
器115に導入され、原料空気と熱交換して−180℃
に昇温し、導管146から抜き出される。
kWh/Nm3 となり、図4に示した従来のプロセスと
比較して、0.13kWh/Nm3 の削減が図れる。
で、低純度酸素を高圧で製造するプロセスの一例を示し
ている。なお、前記第2形態例における構成要素と同一
の構成要素には同一符号を付して詳細な説明は省略す
る。
m2 abs.に圧縮された106100Nm3 /hの原
料空気は、前記第2形態例と同様に、空気予冷器10
6,精製設備108を経た後、導管110と導管111
とに分岐する。導管110に分岐した41150Nm3
/hの精製原料空気は、空気予冷器106で65℃に加
熱され、膨張タービン113で1.5kg/cm2 ab
s.に減圧した後、主熱交換器115で露点温度付近ま
で冷却されてから低圧塔102の中段に導入される。
h,15℃の精製原料空気は、主熱交換器115で−1
65℃に冷却され、低温圧縮機118で5.8kg/c
m2abs.に圧縮された後、導管151と導管152
とに分岐する。導管151の高圧原料空気は、再び主熱
交換器115を経て露点温度付近まで冷却され、導管1
20を通って高圧塔101の下部に導入される。導管1
52の高圧原料空気は、昇圧機153で13.0kg/
cm2 abs.に昇圧され、導管154によって主熱交
換器115に導入され、露点温度付近まで冷却されて液
化した後、導管155を通って弁156で高圧塔101
の運転圧力に減圧してから高圧塔101の下部に導入さ
れる。
101に導入する導管155は、高圧原料空気を高圧塔
101に導入する導管120の接続位置よりも、少なく
とも1理論段上の位置に接続している。このように液化
した昇圧原料空気を高圧原料空気より上段に導入するこ
とにより、この間の還流比(L/V)を1に近付けるこ
とができ、分離効果を向上させることができる。
同様の蒸留操作が行われ、低圧塔102の底部に液化酸
素が、低圧塔102の頂部に窒素ガスがそれぞれ分離す
る。低圧塔102の底部から導管157に抜き出された
23355Nm3 /hの液化酸素は、液化酸素ポンプ1
58で35kgf/cm2 abs.に圧縮された後、導
管159により主熱交換器115に導入され、10℃で
導管160から抜き出される。
に抜き出された窒素ガスは、その一部が凝縮器134で
液化水素との熱交換により凝縮して低圧塔102に戻さ
れ、導管137に進んだ83255Nm3 /hの窒素ガ
スは、過冷器123,主熱交換器115を経て導管13
9に導出し、導管140を通って一部が再生ガスとして
用いられ、残部が導管144から導出される。
3 /hの液化水素は、凝縮器134で−195℃に加熱
され、さらに、主熱交換器115で加熱されて−130
℃に昇温し、導管146から抜き出される。
kWh/Nm3 となり、図4に示した従来のプロセスに
おいて、導管217に導出した酸素ガスを圧縮機で35
kgf/cm2 abs.に圧縮する場合と比較して、
0.26kWh/Nm3 の削減が図れる。
り出すため、低圧塔102から酸素を液状で抜き出して
液化酸素ポンプ158で圧縮した後に主熱交換器115
で気化させるようにしているので、液化酸素の気化潜熱
を補償するため、原料空気の一部を昇圧して主熱交換器
115で液化させることにより、主熱交換器115の冷
端側で温流体と冷流体との温度差が近接しないように、
すなわち、適切な温度差を維持できるようにしている。
により低純度酸素を製造するプロセスにおいて、液化水
素を装置に導入し、その冷熱を利用して蒸留塔の還流液
の少なくとも一部を得ることにより、従来のような高圧
流体をタービンで膨張させることによる冷熱の供給を不
要とすることができる。また、供給原料空気を一系統で
圧縮し、前処理(精製)を行い、その後、低圧及び高圧
の二系統の供給空気に分岐して蒸留分離を行うことによ
り、装置の簡略化も図れる。これらの改善を行うこと
で、従来プロセスと比較して製品回収率に対する動力の
比を低減することができる。
器には、酸素との反応性が強い水素と酸素含有流体とが
熱交換を行うので、主熱交換器の通路構成を、水素が流
れる通路と、その他の酸素含有流体、即ち製品酸素や原
料空気が流れる通路との間に、前記蒸留塔(単蒸留塔
7,低圧塔102)から抜き出した窒素ガスの通路を設
けた構成とすることにより、各通路間の仕切板に万一漏
洩が発生したとしても、水素と酸素、あるいは、水素と
空気とが直接接触することがなくなるので、爆発の危険
性を回避することができ、安全性を高めることができ
る。
は、各蒸留塔を多孔板トレイを使用した棚段式で形成し
た場合の数値であり、各蒸留塔を、あるいは高圧塔及び
低圧塔のいずれか一方を充填式の蒸留塔とした場合に
は、棚段式に比べて圧力損失が少ないので、この圧力損
失減少に伴って動力削減効果も更に大きくなる。
素の製造方法及び装置によれば、液化水素の冷熱を空気
分離の寒冷源として使用するので、効率的な空気分離プ
ロセスが可能となる。この場合、冷熱を補給するための
タービンは不要となり、高圧の流体を全て蒸留に使用で
きる。
いては、蒸留塔下部の酸素を濃縮する部分の下降液及び
上昇ガスの量を、高純度酸素ガスを製造するプロセスに
比較して少なくすることができるため、原料空気の一部
を蒸留塔(単蒸留塔あるいは低圧塔)の中部に低圧で導
入することができ、蒸留塔底部におけるリボイル量を減
少させることができる。
と低圧の原料空気とを得るため、圧縮、精製後の原料空
気の一部をタービンで膨張させ、残りの空気をこのター
ビンで得られた仕事を利用して圧縮することにより、原
料空気圧縮機及び原料空気の精製を行う前処理設備は一
系統で、高圧及び低圧の両原料空気を得ることができ
る。
系統図である。
4…膨張タービン、5…主熱交換器、6…低温圧縮機、
7…単蒸留塔、8…凝縮器、9…過冷器、10…窒素圧
縮機、11…リボイラー、12…製品酸素ガス回収経
路、13…液化酸素ポンプ、14…酸素蒸発器、15…
液化水素蒸発昇温経路、16…軸、17,18…膨張
弁、19…再生加熱器、101…高圧塔、102…低圧
塔、103…複式蒸留塔、106…空気予冷器、108
…精製設備、113…膨張タービン、115…主熱交換
器、118…低温圧縮機、121…主凝縮器、123…
過冷器、134…凝縮器、143…再生加熱器、153
…昇圧機、158…液化酸素ポンプ
Claims (22)
- 【請求項1】 液化水素の冷熱を利用して原料空気を低
温蒸留することにより低純度酸素を製造する方法におい
て、原料空気を圧縮する工程と、圧縮原料空気を予冷す
る工程と、予冷した原料空気から水分や二酸化炭素等の
不純物を除去して精製する工程と、精製原料空気を2系
統に分岐し、一方は膨張させ、他方は低温で圧縮する工
程と、膨張させた低圧原料空気及び低温圧縮した高圧原
料空気を低温蒸留で得られた流体及び冷熱を供給する液
化水素との熱交換により冷却する工程と、低圧及び高圧
原料空気を低温蒸留することにより酸素と窒素とに分離
する工程と、低温蒸留で得られた窒素ガスの少なくとも
一部を液化水素によって凝縮させる工程と、低温蒸留で
得られた酸素の少なくとも一部を製品として回収する工
程とを含むことを特徴とする低純度酸素の製造方法。 - 【請求項2】 液化水素の冷熱を利用して原料空気を単
蒸留塔で低温蒸留することにより低純度酸素を製造する
方法において、原料空気を圧縮する工程と、圧縮原料空
気を予冷する工程と、予冷した原料空気から水分や二酸
化炭素等の不純物を除去して精製する工程と、精製原料
空気を2系統に分岐し、一方は膨張させ、他方は低温で
圧縮する工程と、膨張させた低圧原料空気及び低温圧縮
した高圧原料空気を低温蒸留で得られた流体及び冷熱を
供給する液化水素との熱交換により冷却する工程と、冷
却された高圧原料空気を凝縮させる工程と、低圧及び高
圧原料空気を前記単蒸留塔に導入して低温蒸留すること
により酸素と窒素とに分離する工程と、低温蒸留で得ら
れた窒素ガスの少なくとも一部を液化水素によって凝縮
させる工程と、低温蒸留で得られた窒素ガスの少なくと
も一部を圧縮し、凝縮した後、還流液として単蒸留塔に
供給する工程と、低温蒸留で得られた酸素の少なくとも
一部を製品として回収する工程とを含むことを特徴とす
る低純度酸素の製造方法。 - 【請求項3】 液化水素の冷熱を利用して原料空気を
高圧塔及び低圧塔を有する蒸留設備で低温蒸留すること
により低純度酸素を製造する方法において、原料空気を
圧縮する工程と、圧縮原料空気を予冷する工程と、予冷
した原料空気から水分や二酸化炭素等の不純物を除去し
て精製する工程と、精製原料空気を2系統に分岐し、一
方は膨張させ、他方は低温で圧縮する工程と、膨張させ
た低圧原料空気及び低温圧縮した高圧原料空気を低温蒸
留で得られた流体及び冷熱を供給する液化水素との熱交
換により冷却する工程と、低圧原料空気を前記低圧塔に
導入するとともに高圧原料空気を前記高圧塔に導入して
低温蒸留することにより酸素と窒素とに分離する工程
と、低温蒸留で得られた低圧塔上部の窒素ガスの少なく
とも一部を液化水素によって凝縮させる工程と、低温蒸
留で得られた低圧塔下部の酸素の少なくとも一部を製品
として回収する工程とを含むことを特徴とする低純度酸
素の製造方法。 - 【請求項4】 前記低温で圧縮する原料空気は、前記原
料空気の膨張による仕事を利用して圧縮することを特徴
とする請求項1,2又は3記載の低純度酸素の製造方
法。 - 【請求項5】 前記低温で圧縮する原料空気は、前記精
製工程を終えた原料空気の温度と、前記低温蒸留を行う
温度との間の温度で低温圧縮工程に供給されることを特
徴とする請求項1,2又は3記載の低純度酸素の製造方
法。 - 【請求項6】 前記膨張させる原料空気を、膨張させる
前に加熱することを特徴とする請求項1,2又は3記載
の低純度酸素の製造方法。 - 【請求項7】 前記原料空気と低温蒸留で得られた流体
及び冷熱を供給する液化水素との熱交換は、前記高圧原
料空気の温度と低温蒸留で得られた窒素ガスとの温端温
度差を5℃以上とし、かつ、該窒素ガスを前記圧縮原料
空気の予冷に利用することを特徴とする請求項1,2又
は3記載の低純度酸素の製造方法。 - 【請求項8】 前記酸素の回収は、低温蒸留で得られた
液化酸素を圧縮し、次いで原料空気の少なくとも一部と
の熱交換によって蒸発させることにより行うことを特徴
とする請求項1又は3記載の低純度酸素の製造方法。 - 【請求項9】 前記酸素の回収は、低温蒸留で得られた
液化酸素を圧縮し、次いで原料空気の一部及び前記圧縮
した窒素ガスのいずれか一方又は双方との熱交換によっ
て蒸発させることにより行うことを特徴とする請求項2
記載の低純度酸素の製造方法。 - 【請求項10】 前記低温圧縮した高圧原料空気の一部
を更に昇圧し、該昇圧原料空気を低温蒸留で得られた流
体及び冷熱を供給する液化水素との熱交換により液化し
た後、前記高圧塔に導入することを特徴とする請求項3
記載の低純度酸素の製造方法。 - 【請求項11】 前記液化した昇圧原料空気は、前記高
圧塔における高圧原料空気の導入位置よりも、少なくと
も1理論段上の位置で高圧塔に導入することを特徴とす
る請求項10記載の低純度酸素の製造方法。 - 【請求項12】 液化水素の冷熱を利用して原料空気を
低温蒸留することにより低純度酸素を製造する装置にお
いて、原料空気を圧縮する原料空気圧縮機と、圧縮原料
空気を予冷する予冷設備と、予冷した原料空気から水分
や二酸化炭素等の不純物を除去して精製する精製設備
と、精製原料空気の一部を低温で圧縮する低温圧縮機
と、残部の精製原料空気を膨張させるタービンと、膨張
させた低圧原料空気及び低温圧縮した高圧原料空気と低
温蒸留で得られた流体及び冷熱を供給する液化水素とを
熱交換させて原料空気を冷却する主熱交換器と、主熱交
換器で冷却された原料空気を低温蒸留して窒素と酸素と
に分離する蒸留塔と、蒸留塔の頂部から抜き出した窒素
ガスの一部を凝縮させる熱交換器と、蒸留塔で生成した
酸素の少なくとも一部を製品として回収する経路とを備
えていることを特徴とする低純度酸素の製造装置。 - 【請求項13】 液化水素の冷熱を利用して原料空気を
低温蒸留することにより低純度酸素を製造する装置にお
いて、原料空気を圧縮する原料空気圧縮機と、圧縮原料
空気を予冷する予冷設備と、予冷した原料空気から水分
や二酸化炭素等の不純物を除去して精製する精製設備
と、精製原料空気の一部を低温で圧縮する低温圧縮機
と、精製原料空気の残りを膨張させるタービンと、膨張
させた低圧原料空気及び低温圧縮した高圧原料空気と低
温蒸留で得られた流体及び冷熱を供給する液化水素とを
熱交換させて原料空気を冷却する主熱交換器と、主熱交
換器で冷却された原料空気を低温蒸留して窒素と酸素と
に分離する単蒸留塔と、単蒸留塔底部の液を蒸発させる
熱交換器と、低温蒸留で得られた液化酸素を蒸発させる
熱交換器と、単蒸留塔の頂部から抜き出した窒素ガスの
一部を凝縮させる熱交換器と、単蒸留塔の頂部から抜き
出した窒素ガスの一部を圧縮する圧縮機と、単蒸留塔で
生成した酸素の少なくとも一部を製品として回収する経
路とを備えていることを特徴とする低純度酸素の製造装
置。 - 【請求項14】 液化水素の冷熱を利用して原料空気を
低温蒸留することにより低純度酸素を製造する装置にお
いて、原料空気を圧縮する原料空気圧縮機と、圧縮原料
空気を予冷する予冷設備と、予冷した原料空気から水分
や二酸化炭素等の不純物を除去して精製する精製設備
と、精製原料空気の一部を低温で圧縮する低温圧縮機
と、残部の精製原料空気を膨張させるタービンと、膨張
させた低圧原料空気及び低温圧縮した高圧原料空気と低
温蒸留で得られた流体及び冷熱を供給する液化水素とを
熱交換させて原料空気を冷却する主熱交換器と、主熱交
換器で冷却された原料空気を低温蒸留して窒素と酸素と
に分離する高圧塔及び低圧塔からなる複式蒸留塔と、低
圧塔頂部から抜き出した窒素ガスの一部を凝縮させる熱
交換器と、低圧塔で生成した酸素の少なくとも一部を製
品として回収する経路とを備えていることを特徴とする
低純度酸素の製造装置。 - 【請求項15】 前記タービンと前記低温圧縮機とが同
軸上に連結されていることを特徴とする請求項12,1
3又は14記載の低純度酸素の製造装置。 - 【請求項16】 前記圧縮原料空気と低温蒸留によって
得られた流体とを熱交換させて圧縮原料空気を予冷する
熱交換器を備えていることを特徴とする請求項12,1
3又は14記載の低純度酸素の製造装置。 - 【請求項17】 前記タービンで膨張させる原料空気
を、膨張前に加熱する熱交換器を備えていることを特徴
とする請求項12,13又は14記載の低純度酸素の製
造装置。 - 【請求項18】 前記酸素を製品として回収する経路
は、低温蒸留によって得られた液化酸素を圧縮するポン
プを備えていることを特徴とする請求項12,13又は
14記載の低純度酸素の製造装置。 - 【請求項19】 前記蒸留塔が、充填蒸留塔であること
を特徴とする請求項12,13又は14記載の低純度酸
素の製造装置。 - 【請求項20】 前記主熱交換器は、冷熱を供給する水
素の通路と、その他の酸素含有流体の通路との間に、窒
素の通路が介在していることを特徴とする請求項12,
13又は14記載の低純度酸素の製造装置。 - 【請求項21】 前記低温圧縮機を導出した高圧原料空
気の一部を昇圧する昇圧機と、該昇圧機で昇圧した昇圧
原料空気を前記主熱交換器を介して高圧塔に導入する経
路とを備えていることを特徴とする請求項14記載の低
純度酸素の製造装置。 - 【請求項22】 前記昇圧原料空気を高圧塔に導入する
経路は、該高圧塔に導入される前記高圧原料空気の導入
位置よりも、少なくとも1理論段上の位置に接続してい
ることを特徴とする請求項21記載の低純度酸素の製造
装置。
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|---|---|---|---|
| JP16585997A JP3703943B2 (ja) | 1997-01-28 | 1997-06-23 | 低純度酸素の製造方法及び装置 |
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| JP1430697 | 1997-01-28 | ||
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009529648A (ja) * | 2006-03-15 | 2009-08-20 | リンデ アクチエンゲゼルシヤフト | 低温空気分離方法及び装置 |
| CN113865265A (zh) * | 2021-10-08 | 2021-12-31 | 华陆工程科技有限责任公司 | 一种利用液氢冷能的空气分离方法 |
| JP2023164132A (ja) * | 2022-04-28 | 2023-11-10 | トキコシステムソリューションズ株式会社 | 液体水素気化システム |
| JP2025518238A (ja) * | 2022-05-31 | 2025-06-12 | シーメンス エナジー グローバル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト | アンモニアを生成するためのプラントおよび方法 |
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1997
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