JPH10274713A - 光照射方法及びその装置 - Google Patents

光照射方法及びその装置

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JPH10274713A
JPH10274713A JP25834797A JP25834797A JPH10274713A JP H10274713 A JPH10274713 A JP H10274713A JP 25834797 A JP25834797 A JP 25834797A JP 25834797 A JP25834797 A JP 25834797A JP H10274713 A JPH10274713 A JP H10274713A
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JP
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light guide
refractive index
light
photocatalyst
fiber
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JP25834797A
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Yoshikazu Nishii
由和 西井
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Original Assignee
Hoya Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光化学反応を促進させたり、熱エネルギー伝
送を効率よく実行できる光照射方法及びその装置を提供
する。 【解決手段】 導光体1の表面に該導光体1よりも高い
屈折率を持つ高屈折率物質2を担持させ、導光体1に導
かれて高屈折率物質2から漏れ出た光を被照射物に照射
する。つまり、光及び熱の供給を導光体1を通して行う
ことを基本として、導光体1自らが照射体となる構造に
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光照射方法及びそ
の装置に関し、特に、光化学反応系への光の照射や、化
学反応系への熱エネルギーの伝送等に適用し得るもので
ある。
【0002】
【従来の技術】光反応系へ光を照射する場合は、ほとん
どが、単一方向から光を照射する。また、光反応は、反
応物表面の光吸収から始まる。
【0003】熱反応の場合は、ヒーターで直接加熱する
か、雰囲気加熱を行っていた。また、何れの加熱方法で
も、熱反応は熱源に近い表面から反応が開始する。
【0004】燃焼反応の場合は、種火を使ったり、雰囲
気加熱を用いたりする。この場合も、燃焼反応は、反応
物の種火近接部分から開始したり、雰囲気加熱であれ
ば、反応物の表面から開始する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の光反応の場合
は、反応物の露出している表面が限られているため、表
面に近い部分と遠い部分では、反応開始のタイムラグが
生じてしまう。また、反応物の露出している表面が限ら
れているため、表面部分しか反応が進まなかったりし
た。さらに、反応物の濃度が高い場合には、反応物へ光
が到達しずらいので、強い光を照射する必要があった。
反応物のどちらか一方が固相であれば、固相に多くの光
が照射されるように光源を多方向に配置する等の構造を
複雑にせざるをえなかった。
【0006】一方、従来の熱反応(燃焼反応)の場合
も、光反応と同様に、反応物の露出している表面が限ら
れているため、表面に近い部分と遠い部分では、反応開
始のタイムラグが生じてしまう。また、反応物の露出し
ている表面が限られているため、表面部分しか反応が進
まなかったりした。また、熱伝導効率をよくするため
に、常に十分な攪拌をする必要があった。反応物内に温
度勾配ができた場合は、反応の部分差がでてしまうとい
う問題点もあった。さらに、従来の熱反応では、熱伝導
や対流を用いて加熱を行っていたため、温度を一定に制
御することが困難であった。また、表面を多く作ること
も困難であった。
【0007】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、光及び熱の供給を導光体を通して行
うことを基本として、導光体自らが照射体となる構造に
よって、光化学反応を促進させたり、熱エネルギー伝送
を効率よく実行できる光照射方法及びその装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めの手段として、本発明は、要するに、導光体の表面に
該導光体よりも高い屈折率を持つ高屈折率物質を担持さ
せ、前記導光体に導かれて前記高屈折率物質から漏れ出
た光を被照射物に照射するようにしたものであり、具体
的には、以下の各請求項に記載の手段を採用したもので
ある。
【0009】(請求項1) 導光体の表面に該導光体よ
りも高い屈折率を持つ高屈折率物質を担持させ、導光体
に導かれて上記高屈折率物質から漏れ出た光を被照射物
に照射することを特徴とする光照射方法。
【0010】(請求項2) 前記導光体は、ガラスから
なることを特徴とする請求項1に記載の光照射方法。
【0011】(請求項3) 前記導光体が、ファイバ
状、ハニカム状、網目状、布状、層状、綿状の何れか1
つ又は2つ以上の形状で形成されていることを特徴とす
る請求項1又は2に記載の光照射方法。
【0012】(請求項4) コアの外周にクラッドを設
けた光ファイバの一部又は全部に上記クラッドを欠いた
コア露出部を形成し、そのコア露出部に上記高屈折率物
質を担持し、コア中を導かれて上記高屈折率物質から漏
れ出た光を被照射物に照射することを特徴とする光照射
方法。
【0013】(請求項5) 導光体の表面に該導光体よ
りも高い屈折率を持つ高屈折率物質を担持させ、導光体
に導かれて上記高屈折率物質から漏れ出た光を被照射物
に照射するようにした光照射装置。
【0014】(請求項6) 導光体の表面に該導光体よ
りも高い屈折率を持つ高屈折率物質を担持させたものに
よってフィルターを構成し、前記導光体に導かれた光が
前記高屈折率物質から漏れだして被捕集物を燃焼させる
ようにしたフィルター装置。
【0015】(請求項7) 導光体の表面に該導光体よ
りも高い屈折率を持つ高屈折率物質を担持させ、 前記
導光体に導かれた紫外線が前記高屈折率物質から漏れだ
して被殺菌物を殺菌するようにした紫外線殺菌装置。
【0016】(請求項8) 導光体の表面に該導光体よ
りも高い屈折率を持つ高屈折率物質として光触媒を担持
させた光触媒脱臭材を被脱臭雰囲気に設置し、前記導光
体に導入した紫外線を前記光触媒から漏れ出させて光触
媒反応によって有機物を分解除去するように構成したこ
とを特徴とする脱臭装置。
【0017】(請求項9) 突起を有するファイバー状
の導光体の表面に該導光体よりも高い屈折率を持つ高屈
折率物質として光触媒を担持させた光触媒ファイバー
を、適宜に束ねられた状態で通気性部材の間に配置した
脱臭ユニットを被脱臭雰囲気に設置し、前記脱臭ユニッ
トの束ねられた光触媒ファイバーの一端部側または両端
部側から導入した紫外線を前記各導光体表面の光触媒か
ら漏れ出させて光触媒反応によって有機物を分解除去す
るように構成したことを特徴とする脱臭装置。
【0018】さて、上述した各発明において、各反応に
おける必要な光が照射されると、反応系はその光に応じ
て、光反応熱反応、燃焼反応等が発現される。光源波長
には、光反応では可視紫外線が使用でき、熱反応では主
に赤外線が使用でき、燃焼反応では主に強力な可視赤外
線が使用できる。光源からの光は、一方向又は二方向以
上から導光体に入射するとよい。
【0019】導光体の材料としては、ガラス、セラミッ
クス、プラスチック、結晶などが挙げられる。これらの
材料を一種単独で用いても、又は二種以上の材料を混合
あるいは複合(例えば接合など)して用いてもよい。
【0020】高屈折率物質の担持方法としては、ゾルゲ
ル法、パエロゾル法、ウォッシュ・コート法、蒸着法、
スパッタ法、熱分解法、金属酸化法、2重坩堝法、ロッ
ドインチューブ法等を採用することができる。これらの
方法を1種又は2種以上用いて、導光体表面に1nm〜
1mmの膜厚に被覆する。
【0021】また、高屈折率物質には、光選択性、密着
強度増強、安定性増強、または光反応増強等の作用のあ
る添加物を加えたり、アンダーコートとして使用でき
る。物質としては、Cr、Ag、Cu、Au、Pt、R
u、Pd、Rh、Sn、Si、In、Pb、As、S
b、P等の金属、またはそれらの酸化物または化合物が
使用できる。また、密着強度増強としては、添加物を加
える代わりに高屈折率物質層の下地層として、Cr、I
n、Sn、Si、P等の金属、又は、それらの酸化物、
又は、それらの化合物を設ければよい。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。
【0023】図2は、各種の光照射装置の構成を示す説
明図である。
【0024】図2(a)は光ファイバのコアに相当する
導光体1の表面に、クラッドに相当する部分に高屈折率
物質2を担持したファイバ状のもの(以下、これを光照
射ファイバという)、図2(b)はハニカム状に成形し
た導光体3の表面に高屈折率物質2を担持したもの、図
2(c)は光照射ファイバ4を網目状に編んでつくった
もの、図2(d)は光照射ファイバ5を綿状のかたまり
としたもの、図2(e)は表面に高屈折率物質2を担持
したシート状の導光体6を層状に重ねたもの、図2
(f)は光照射ファイバ7で織った布状のものである。
【0025】なお、光照射ファイバを形成するには、公
知の光ファイバ製造技術が転用でき、またシート状導光
体は公知のガラス板製造方法を利用できる。また、導光
体をハニカム状に形成するには、原料のガラス等を粒状
にしてハニカム状に圧粉成形したり、中空の導光体をハ
ニカム状に加工成形したりすればよい。
【0026】高屈折率物質には、ガラス、セラミック
ス、プラスチックス、又は、結晶等を用いることができ
る。
【0027】上述した導光体1、3、6又は光照射ファ
イバ4、5、7の端部が光を入射する入射部となり、こ
の入射部に図示しない光源からの光、例えば可視紫外光
が入射するようになっている。
【0028】上述した光照射ファイバと光源とから光照
射装置を形成する。導光体に導かれた光源からの光は高
屈折率物質から漏れだして、被照射物(反応物)に光が
照射される。このとき、図3に示されるように、光照射
ファイバが先端に行くにしたがって曲率半径が小さくな
るように構成すれば、光の漏れ量を長手方向に一定にす
ることができる。
【0029】このような光照射装置の具体例を以下の実
施形態で説明する。
【0030】(第1実施形態)第1実施形態は本発明の
光照射方法及びその装置をディーゼルパティキュレート
フィルター(DPF)に適用したものである。
【0031】ディーゼルエンジンの排気ガス中には、黒
煙、未燃炭化水素及び潤滑油等からなる固体粒状物(パ
ティキュレート)が含まれている。このパティキュレー
トは、燃料中の炭化水素の不完全燃焼によって発生する
ものであるが、排気ガス中に存在すると黒色煙状となる
ため、そのまま大気中に大量に放出することは環境上好
ましくない。そのため、排気ガス中のパティキュレート
を除去または最小限にするために、パティキュレートを
適当なフィルタによって捕集することが行われている。
本実施形態では、上述した光照射ファイバでパティキュ
レートを捕集し、導光体に導かれた光源からの光を高屈
折率物質から漏れださせて捕集したパティキュレートに
照射し、パティキュレートを燃焼させるものである。な
お、ここでいう燃焼には炎の発生を伴わない熱分解も含
むものである。
【0032】本実施形態のディーゼルパティキュレート
フィルターは、ディーゼルエンジンの排気口後方の排気
管の途中に設置される。排気管に設置されるディーゼル
パティキュレートフィルターは基本ユニットの組み合わ
せから構成され、その基本ユニットは、図4(a)のよ
うに、所定の長さに切り揃え、すだれ状に並べた複数本
の光照射ファイバー8と、複数本の光照射ファイバー8
の一端を保持する保持具9と、保持された光照射ファイ
バー8の一端から捕集したパーティキュレートの燃焼に
必要な光を入射するハロゲンランプ10とから構成され
る。ハロゲン光は、例えば、500℃程度と比較的高温
であるため、補集したパティキュレートを燃焼させるこ
とができる。
【0033】この基本ユニットを2個、図4(b)のよ
うに、90°または適当に回転させて、光照射ファイバ
ー8同士ですだれ格子が形成されるように配置したもの
が基本フィルタになる。表面積を増加させて捕集率をア
ップさせるために、この基本フィルタを1個又は2個以
上を用いてDPFを構成する。
【0034】光照射ファイバ8を構成する導光体には、
高温度(100〜700℃)の排気ガスに耐えるアルミ
ノシリケートガラス(ガラス転移点500〜800
℃)、または石英ガラス(ガラス転移点約1100℃)
を使用する。光照射ファイバ8のファイバ径は1μm〜
150μm、好ましくは1〜30μm程度である。高屈
折率物質には、TiO2を使用する。
【0035】上述した光照射ファイバ8は、高純度原料
を使用したアルミノシリケートガラスを白金坩堝で溶融
してこの溶融ガラスをプッシング法でファイバ状に成形
することによって得られる。このファイバガラスにアル
ミノシリケートガラスよりも屈折率の高いセラミック
ス、ガラス、プラスチックスを担持させると、光照射フ
ァイバから洩れ出たハロゲン光により、パティキュレー
トを燃焼させることができる。ここでは、ファイバガラ
スにTiO2膜をゾルゲル法で被覆する。TiO2膜の屈
折率は2.1〜2.6であり、アルミノシリケートガラ
スは1.5前後であり、クラッドに相当するTiO2膜
の方が屈折率が高い。したがって、ハロゲンランプ10
から光照射ファイバ8に入射した光は、導光体1から漏
れ出て、高屈折率物質2からも漏れ出す。この漏れだし
た光が、捕集したパティキュレートを効率よく燃焼させ
る。このとき密着強度増強剤を添加して導光体表面に対
する密着強度を高めると、TiO2膜が有する保護機能
を一層向上させることができる。膜厚は0.5μmにな
るように調整する。製造された光照射ファイバ構造は図
1のようになる。
【0036】なお、ここで導入する光は、ハロゲン光に
限らず、UV光を用いて光触媒作用を奏させてもよい。
【0037】(第2実施形態)第2実施形態は本発明の
光照射方法及びその装置を紫外線殺菌装置に適用したも
のである。
【0038】図5は本発明の第2実施形態である紫外線
殺菌装置の説明図であり、図6は図5のVIーVI線断
面図である。
【0039】この実施形態の紫外線殺菌装置は、複数の
光照射ファイバ16が金属パイプ14の内側に固定され
ているOリング15によって束ねられており、複数の光
照射ファイバ16の一端は金属パイプ14に取り付けら
れた固定金具13によって保持されている。さらに金属
パイプ14の外側には紫外線ランプ11及び反射鏡12
が設置されていて、紫外線ランプ11からでた光及び反
射鏡12によって反射した光が、固定金具13によって
保持されている光照射ファイバ16の一端から、光照射
ファイバ16に入射する。
【0040】このような構成で金属パイプ14内に水を
流すと、光照射ファイバ14の高屈折率物質から漏れだ
した紫外光により、水が殺菌される。光照射ファイバ1
6の間隔を調整することで、この紫外線照射装置は、菌
などを捕獲するフィルターとしても機能するため、菌を
一時捕獲して確実に殺菌を行うことができる。
【0041】また、光照射ファイバ16の長さを調整す
ることにより、紫外線照射装置の殺菌能力を調整するこ
ともできる。
【0042】この紫外線照射装置は、多数の光照射ファ
イバ14の間隔が狭いため、汚染のひどい湖水等でも紫
外線が確実に届くので、殺菌能力は非常に高いといえ
る。
【0043】(第3実施形態)第3実施形態は本発明の
光照射方法及びその装置を脱臭装置に適用したものであ
る。
【0044】本実施形態の脱臭装置は、導光体の表面に
該導光体よりも高い屈折率を持つ高屈折率物質として光
触媒を担持させた光触媒脱臭材を被脱臭雰囲気に設置
し、前記導光体に導入した紫外線を前記光触媒から漏れ
出させて光触媒反応によって有機物を分解除去するよう
に構成したものである。導光体(光触媒脱臭剤)の形状
は、ファイバ状、ハニカム状、網目状、布状、シート状
など用途等に応じて適宜選定すればよい。また、導光体
表面に突起が形成されているものでもよい。
【0045】また、本実施形態の他の脱臭装置は、上記
導光体として突起を有するファイバー状のものを採用す
るもので、突起を有するファイバー状の導光体の表面に
該導光体よりも高い屈折率を持つ高屈折率物質として光
触媒を担持させた光触媒ファイバーを、適宜に束ねられ
た状態で通気性部材の間に配置した脱臭ユニットを被脱
臭雰囲気に設置し、前記脱臭ユニットの束ねられた光触
媒ファイバーの一端部側または両端部側から導入した紫
外線を前記各導光体表面の光触媒から漏れ出させて光触
媒反応によって有機物を分解除去するように構成したも
のである。
【0046】本実施形態の導光体の材質としては、光触
媒を励起する紫外光に対して透光性を有し、しかも光触
媒と反応しないガラスが望ましい。具体的には、石英ガ
ラス、あるいはソーダライムガラス表面を石英ガラスで
コーティングしたものでもよいが、製造コストや加工性
を考慮すると、より好ましいガラス材としては、重量%
表示で、SiO2を30〜70%、アルカリ成分の含有
率が0〜10%である、低アルカリのケイ酸塩ガラス、
アルミノケイ酸塩ガラス、ホウケイ酸塩ガラス、又は、
無アルカリガラスがよい。
【0047】また、光触媒を担持する導光体のガラス材
としては、重量%表示で、SiO2を30〜70%、A
l2O3を1〜35%、B2O3を0〜30%、MgOを0
〜20%、CaOを0〜40%、SrOを0〜20%、
BaOを0〜40%、ZnOを0〜20%、Li2Oを
0〜10%、Na2Oを0〜10%、K2Oを0〜10
%、Cs2Oを0〜10%、Li2O+Na2O+K2O+
Cs2Oを0〜10%、MgO+CaO+SrO+Ba
O+ZnO+Li2O+Na2O+K2O+Cs2Oを0.
1〜65%含有するものが好ましい。
【0048】更に、光触媒を担持する導光体のガラス材
としては、重量%表示で、SiO2を30〜65%、A
l2O3を1〜20%、B2O3を0〜20%、MgOを0
〜20%、CaOを0〜40%、SrOを0〜20%、
BaOを0〜40%、ZnOを0〜20%、MgO+C
aO+SrO+BaO+ZnOを1〜60%、Li2O
を0〜10%、Na2Oを0〜5%、K2Oを0〜5%、
Cs2Oを0〜5%、Li2O+Na2O+K2O+Cs2
Oを0〜5%、MgO+CaO+SrO+BaO+Zn
O+Li2O+Na2O+K2O+Cs2Oを1〜60%含
有するものが好ましい。
【0049】また、光触媒を担持する導光体のガラス材
としては、重量%表示で、SiO2を49%、Al2O3
を11%、B2O3を15%、CaOを1%、BaOを2
4%含有するもの、あるいは、SiO2を58%、Al2
O3を15%、B2O3を12%、MgOを2%、CaO
を4%、SrOを4%、BaOを5%含有するもの、あ
るいは、SiO2を53%、Al2O3を14%、B2O3
を9%、MgOを2%、CaOを20%、BaOを1
%、K2Oを1%含有するものが特に好ましい。
【0050】光触媒としては、例えば、チタン酸化物又
はその化合物、鉄酸化物又はその化合物、亜鉛酸化物又
はその化合物、ルテニウム酸化物又はその化合物、セリ
ウム酸化物又はその化合物、タングステン酸化物又はそ
の化合物、モリブデン酸化物又はその化合物、カドミウ
ム酸化物又はその化合物、ストロンチウム酸化物又はそ
の化合物などが挙げられる。これらの光触媒を一種単独
で用いてもよく、二種以上の光触媒を混合ないし併用し
て用いてもよい。
【0051】光触媒の担持方法としては、ゾルゲル法、
パエロゾル法、ウォッシュ・コート法、蒸着法、スパッ
タ法、熱分解法、金属酸化法などを採用することができ
る。これらの方法を1種又は2種以上用いて、導光体表
面に光触媒を1nm〜1mmの膜厚に被覆形成する。
【0052】また、光触媒には、触媒活性層増強、密着
強度増強、安定性増強、光反応増強、吸着性増強等の作
用のある物質を添加物として加えたり、それらの物質を
光触媒層のアンダーコートとして使用できる。これらの
物質としては、Cr、Ag、Cu、Au、Pt、Ru、
Pd、Rh、Sn、Si、In、Pb、As、Sb、P
等の金属、またはそれらの酸化物または化合物が使用で
きる。
【0053】次に、本実施形態を具体的に適用した例を
図7を用いて説明する。
【0054】図7において、20は脱臭ユニットであ
り、脱臭ユニット20は、通気性部材としての金属フィ
ルター21と、金属フィルター21,21間に束ねられ
た状態で挟み込まれた多数本の光触媒ファイバー22
と、金属フィルター21,21間の間隔を定めると共に
光触媒ファイバー22の束がばらけるのを防止するため
のスペーサ23,23とから主に構成されている。各光
触媒ファイバー22は、スペーサ23の長手方向に沿っ
て配設されている。
【0055】金属フィルター21は、ステンレス製のメ
ッシュ、例えば、20メッシュと30メッシュと60メ
ッシュとを真空焼結させて形成したもので、通気性と光
触媒ファイバー22を押し付けた状態で保持できる強度
とを持っており、金属フィルター21,21はスペーサ
23,23にネジ24で固定されている。
【0056】光触媒ファイバー22は、突起を有するフ
ァイバー状の導光体の表面に、導光体よりも高屈折率の
光触媒を担持させたものである。突起を有するファイバ
ー状の導光体の作製は、ファイバー表面に粉体・粒子を
固着させて突起を形成する方法があり、例えば、通常の
光ファイバーのコア部分のみのモノフィラメントガラス
ファイバー(ガラス組成は上記のもの)を、突起となる
SiO2等の粉体・粒子を溶かし込んだバインダ液に付
けて、引き上げることによって作製する。あるいは、金
型を用いてファイバー表面自体に突起を形成したり、導
光体原料に突起となる粉体・粒子を混合し、これをファ
イバー状に成形して、突起突きのファイバー状導光体を
形成してもよい。次いで、突起を有するファイバー状の
導光体の表面に、ゾルゲル法などを用いて、光触媒、こ
こではTiO2を担持させて光触媒ファイバー22を作
製する。
【0057】光触媒ファイバー22の突起は、光触媒フ
ァイバー22をほぼ同一方向に束ねるだけで、ファイバ
ー相互間に所望の間隙ないし空隙を持ったフィルター材
を形成できるようにするためのものである。間隙・空隙
の割合ないし空孔度は、突起の大きさや突起の分布密度
などを変えるだけで任意に調整することができる。
【0058】突起の形状は、球状、棒状、繊維状、不定
形状など、どのような形状でもよい。また、突起の材質
は、例えば、ガラス、セラミックス、ガラスセラミック
ス、金属、樹脂、結晶などが挙げられ、あるいは光触媒
の粒子で突起を形成してもよい。
【0059】束ねられた光触媒ファイバー22の一端部
側には、図7に示すように、各光触媒ファイバー22の
導光体内に紫外線を導入するための紫外線光源25が設
置されている。紫外線光源25と対向する光触媒ファイ
バー22の端面は、紫外線が効率よく導入されるよう
に、研磨されている。(なお、光触媒ファイバー22の
端面研磨を容易にするために、束ねられた光触媒ファイ
バー22の端部を接着剤で固定するようにしてもよ
い。)また、紫外線光源25の光触媒ファイバー22と
は反対側には、光源25の光が光触媒ファイバー22の
端面に効率よく照射されるために、反射鏡26が設けら
れている。
【0060】この実施形態の脱臭装置を、被脱臭雰囲
気、例えば冷蔵庫の空冷通路の内部や導入部に設置す
る。冷蔵庫内の冷気は、金属フィルター21,21間に
束ねられた多数の光触媒ファイバー22の空隙を通って
流れる。一方、紫外線光源25からの紫外線は光触媒フ
ァイバー22の端面に照射され、光触媒ファイバー22
を伝搬しつつ導光体に被覆された高屈折率の光触媒から
漏れ出す。この際、冷気中のアンモニア、トリメチルア
ミン等の悪臭成分は光触媒と接触し、光触媒反応により
分解され除去される。また、エチレン、アセトアルデヒ
ド等の植物の成長促進成分も分解除去される。野菜や果
物などの長期保存を図るための脱エチレンフィルターと
して主に本脱臭装置を用いる場合には、冷蔵庫の野菜室
に設けると効果的である。
【0061】この脱臭装置では、細径で突起を有する光
触媒ファイバー22を多数束ねたフィルター構造として
いるので、薄型の脱臭ユニット20であっても、ガスと
接触する表面積が大きく、高性能の脱臭等を行うことが
できる。
【0062】なお、紫外線光源25からの光は320〜
450nm程度の近紫外線であり、人や野菜に無害で、
光触媒ファイバー22の他端部側から出射してもなんら
問題ないが、光触媒ファイバー22の他端部に紫外線を
反射して戻すように金属等を被覆するようにしてもよ
い。あるいは、光触媒ファイバー22の両端部から紫外
線を照射するようにしてもよい。また、脱臭ユニット2
0は、上記のように金属フィルター21,21間で光触
媒ファイバー22を挟み込むのではなく、例えば、一方
の金属フィルター21を棒状体等に代え、光触媒ファイ
バー22の束がばらけない程度に棒状体で押さえるよう
な構造としてもよい。また、本実施形態の脱臭装置を、
空気清浄機、空気調和機、工場やビル等の通気ダクト等
に設置し、脱臭,殺菌,防かび,防汚などを図るように
しても勿論よい。
【0063】本発明は、上記の実施の形態に限定される
ものでなく、種々の変形を許容するものである。例え
ば、本発明の光照射方法及びその装置はインテリアにも
適用が可能である。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、導
光体の表面に該導光体よりも高い屈折率を持つ高屈折率
物質を担持させ、導光体に導かれて上記高屈折率物質か
ら漏れ出た光を被照射物に照射するようにしたので、効
率よく光を照射することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る光照射ファイバを示す説明図
である。
【図2】実施の形態に係る各種光照射装置を示す説明図
である。
【図3】導光体の態様を示す図である。
【図4】第1実施形態に係るディーゼルパティキュレー
トフィルタの説明図である。
【図5】第2実施形態に係る紫外線殺菌装置の説明図で
ある。
【図6】図5のVIーVI線断面図である。
【図7】第3実施形態に係る脱臭装置の概略斜視図であ
る。
【符号の説明】
1,3,6 導光体 2 高屈折率物質 4,5,7 光照射ファイバ 20 脱臭ユニット 22 光触媒ファイバー

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導光体の表面に該導光体よりも高い屈折
    率を持つ高屈折率物質を担持させ、導光体に導かれて上
    記高屈折率物質から漏れ出た光を被照射物に照射するこ
    とを特徴とする光照射方法。
  2. 【請求項2】 前記導光体は、ガラスからなることを特
    徴とする請求項1に記載の光照射方法。
  3. 【請求項3】 前記導光体が、ファイバ状、ハニカム
    状、網目状、布状、層状、綿状の何れか1つ又は2つ以
    上の形状で形成されていることを特徴とする請求項1又
    は2に記載の光照射方法。
  4. 【請求項4】 コアの外周にクラッドを設けた光ファイ
    バの一部又は全部に上記クラッドを欠いたコア露出部を
    形成し、そのコア露出部に上記高屈折率物質を担持し、
    コア中を導かれて上記高屈折率物質から漏れ出た光を被
    照射物に照射することを特徴とする光照射方法。
  5. 【請求項5】 導光体の表面に該導光体よりも高い屈折
    率を持つ高屈折率物質を担持させ、導光体に導かれて上
    記高屈折率物質から漏れ出た光を被照射物に照射するよ
    うにした光照射装置。
  6. 【請求項6】 導光体の表面に該導光体よりも高い屈折
    率を持つ高屈折率物質を担持させたものによってフィル
    ターを構成し、前記導光体に導かれた光が前記高屈折率
    物質から漏れだして被捕集物を燃焼させるようにしたフ
    ィルター装置。
  7. 【請求項7】 導光体の表面に該導光体よりも高い屈折
    率を持つ高屈折率物質を担持させ、 前記導光体に導かれた紫外線が前記高屈折率物質から漏
    れだして被殺菌物を殺菌するようにした紫外線殺菌装
    置。
  8. 【請求項8】 導光体の表面に該導光体よりも高い屈折
    率を持つ高屈折率物質として光触媒を担持させた光触媒
    脱臭材を被脱臭雰囲気に設置し、前記導光体に導入した
    紫外線を前記光触媒から漏れ出させて光触媒反応によっ
    て有機物を分解除去するように構成したことを特徴とす
    る脱臭装置。
  9. 【請求項9】 突起を有するファイバー状の導光体の表
    面に該導光体よりも高い屈折率を持つ高屈折率物質とし
    て光触媒を担持させた光触媒ファイバーを、適宜に束ね
    られた状態で通気性部材の間に配置した脱臭ユニットを
    被脱臭雰囲気に設置し、前記脱臭ユニットの束ねられた
    光触媒ファイバーの一端部側または両端部側から導入し
    た紫外線を前記各導光体表面の光触媒から漏れ出させて
    光触媒反応によって有機物を分解除去するように構成し
    たことを特徴とする脱臭装置。
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