JPH10275309A - 磁気抵抗効果型ヘッド - Google Patents
磁気抵抗効果型ヘッドInfo
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- JPH10275309A JPH10275309A JP7839397A JP7839397A JPH10275309A JP H10275309 A JPH10275309 A JP H10275309A JP 7839397 A JP7839397 A JP 7839397A JP 7839397 A JP7839397 A JP 7839397A JP H10275309 A JPH10275309 A JP H10275309A
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Landscapes
- Magnetic Heads (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ヘッド寿命を長期化する。
【解決手段】 磁気カードの磁気ストライプ等の磁気記
録媒体2に形成された着磁データの着磁間隔が短間隔ま
たは長間隔の所定間隔に定められたデータを読み取るた
めの磁気抵抗効果型ヘッド1において、着磁データの磁
束のうち着磁方向Mと平行な方向の水平成分を検出する
ように磁気記録媒体2と平行に磁気抵抗効果素子3を配
置すると共に、磁気抵抗効果素子3の着磁方向Mに関す
る両側に磁気抵抗効果素子3の着磁方向Mの中央から短
間隔の着磁間隔と同等若しくはそれより短い距離だけ離
隔させたシールド板4を設ける。
録媒体2に形成された着磁データの着磁間隔が短間隔ま
たは長間隔の所定間隔に定められたデータを読み取るた
めの磁気抵抗効果型ヘッド1において、着磁データの磁
束のうち着磁方向Mと平行な方向の水平成分を検出する
ように磁気記録媒体2と平行に磁気抵抗効果素子3を配
置すると共に、磁気抵抗効果素子3の着磁方向Mに関す
る両側に磁気抵抗効果素子3の着磁方向Mの中央から短
間隔の着磁間隔と同等若しくはそれより短い距離だけ離
隔させたシールド板4を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気記録媒体のデ
ータの読み取りを行う磁気抵抗効果型ヘッドに関する。
さらに詳述すると、本発明は、磁気抵抗効果型ヘッドの
磁気抵抗効果素子の形状やその周辺部材に関する。
ータの読み取りを行う磁気抵抗効果型ヘッドに関する。
さらに詳述すると、本発明は、磁気抵抗効果型ヘッドの
磁気抵抗効果素子の形状やその周辺部材に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気カードや磁気ディスク等の磁気記録
媒体上に記録された磁気情報を読み取る磁気ヘッドとし
て磁気抵抗効果型のものが知られている。近年では磁気
記録媒体における記録密度の高密度化を図るため、図1
2に示すような磁気抵抗効果素子(以下「MR素子」と
いう)101が磁気記録媒体、例えば磁気カードの磁気
ストライプ102と垂直になるいわゆる垂直型の磁気抵
抗効果型ヘッド(以下「MRヘッド」という)103が
使用されている。この垂直型のMRヘッド103では、
MR素子101を磁気ストライプ102に垂直に配置す
ると共に、MR素子101の長手方向を磁気ストライプ
102の幅方向と平行にしている。そして、MRヘッド
103を磁気ストライプ102に沿って摺接させて磁気
情報を読み取る。
媒体上に記録された磁気情報を読み取る磁気ヘッドとし
て磁気抵抗効果型のものが知られている。近年では磁気
記録媒体における記録密度の高密度化を図るため、図1
2に示すような磁気抵抗効果素子(以下「MR素子」と
いう)101が磁気記録媒体、例えば磁気カードの磁気
ストライプ102と垂直になるいわゆる垂直型の磁気抵
抗効果型ヘッド(以下「MRヘッド」という)103が
使用されている。この垂直型のMRヘッド103では、
MR素子101を磁気ストライプ102に垂直に配置す
ると共に、MR素子101の長手方向を磁気ストライプ
102の幅方向と平行にしている。そして、MRヘッド
103を磁気ストライプ102に沿って摺接させて磁気
情報を読み取る。
【0003】ここで、磁気ストライプ102には、図1
3に示すように1組のS極及びN極を有する着磁データ
が磁気ストライプ102の長手方向に沿って多数着磁さ
れている。着磁データには例えば図11に示すように長
間隔と長間隔の半分の間隔である短間隔との2種類があ
り、これらの組み合わせにより磁気情報が形成される。
3に示すように1組のS極及びN極を有する着磁データ
が磁気ストライプ102の長手方向に沿って多数着磁さ
れている。着磁データには例えば図11に示すように長
間隔と長間隔の半分の間隔である短間隔との2種類があ
り、これらの組み合わせにより磁気情報が形成される。
【0004】そして、垂直型のMR素子101は、磁気
ストライプ102上の各着磁データのS極とN極間に生
ずる磁束の磁気ストライプ102に対して垂直な成分
(垂直磁束)を感磁する。これにより、磁気ストライプ
102の磁気情報を読み取ることができる。
ストライプ102上の各着磁データのS極とN極間に生
ずる磁束の磁気ストライプ102に対して垂直な成分
(垂直磁束)を感磁する。これにより、磁気ストライプ
102の磁気情報を読み取ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、垂直型
のMRヘッド103では垂直磁束を感磁するので、MR
素子101を磁気ストライプ102に極めて近接させて
使用しなければならない。これは、垂直磁束は磁気スト
ライプ102の近傍にしか発生しないので、MR素子1
01を磁気ストライプ102から離すと垂直方向の磁束
を感磁できないからである。このため、MR素子101
と磁気ストライプ102との間にある例えばガラス保護
膜を薄くしなければならないので、このガラス保護膜が
磁気ストライプ102との摺接によりすぐに摩耗してM
R素子101が露出してしまい、ヘッド寿命を長くする
のが困難であった。
のMRヘッド103では垂直磁束を感磁するので、MR
素子101を磁気ストライプ102に極めて近接させて
使用しなければならない。これは、垂直磁束は磁気スト
ライプ102の近傍にしか発生しないので、MR素子1
01を磁気ストライプ102から離すと垂直方向の磁束
を感磁できないからである。このため、MR素子101
と磁気ストライプ102との間にある例えばガラス保護
膜を薄くしなければならないので、このガラス保護膜が
磁気ストライプ102との摺接によりすぐに摩耗してM
R素子101が露出してしまい、ヘッド寿命を長くする
のが困難であった。
【0006】そこで、本発明は、ヘッド寿命を長期化で
きる磁気抵抗効果型ヘッドを提供することを目的とす
る。
きる磁気抵抗効果型ヘッドを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに請求項1の発明は、磁気記録媒体に形成された着磁
データの着磁間隔が短間隔または長間隔の所定間隔に定
められたデータを読み取るための磁気抵抗効果型ヘッド
において、着磁データの磁束のうち着磁方向と平行な方
向の水平成分を検出するように磁気記録媒体と平行に磁
気抵抗効果素子を配置すると共に、磁気抵抗効果素子の
着磁方向に関する両側に磁気抵抗効果素子の着磁方向の
中央から短間隔の着磁間隔と同等若しくはそれより短い
距離だけ離隔させたシールド板を設けてなるようにして
いる。
めに請求項1の発明は、磁気記録媒体に形成された着磁
データの着磁間隔が短間隔または長間隔の所定間隔に定
められたデータを読み取るための磁気抵抗効果型ヘッド
において、着磁データの磁束のうち着磁方向と平行な方
向の水平成分を検出するように磁気記録媒体と平行に磁
気抵抗効果素子を配置すると共に、磁気抵抗効果素子の
着磁方向に関する両側に磁気抵抗効果素子の着磁方向の
中央から短間隔の着磁間隔と同等若しくはそれより短い
距離だけ離隔させたシールド板を設けてなるようにして
いる。
【0008】したがって、磁気抵抗効果素子が着磁デー
タの水平成分を検出するので、磁気抵抗効果素子と磁気
記録媒体との間隔を大きくとることができる。これは、
着磁データの水平磁束は垂直磁束に比べて磁気記録媒体
から離れた所にも存在するからである。このため、ヘッ
ド面が摩耗して磁気抵抗効果素子が露出するまでに長期
間を要するので、ヘッド寿命が長期化される。
タの水平成分を検出するので、磁気抵抗効果素子と磁気
記録媒体との間隔を大きくとることができる。これは、
着磁データの水平磁束は垂直磁束に比べて磁気記録媒体
から離れた所にも存在するからである。このため、ヘッ
ド面が摩耗して磁気抵抗効果素子が露出するまでに長期
間を要するので、ヘッド寿命が長期化される。
【0009】そして、磁気抵抗効果素子が短間隔の着磁
データと長間隔の着磁データとの間の磁極位置にあると
きは、短間隔の着磁データの磁気抵抗効果素子から離れ
た方の磁極がシールド板により覆われるので、短間隔の
着磁データの磁束の一部がシールド板を経るため磁気抵
抗効果素子により感磁される磁束の割合が小さくなると
共に隣接する次の短間隔の着磁データの磁極からの磁束
を磁気抵抗効果素子に引き込まない。また、このとき長
間隔の着磁データの一部がシールド板により覆われるの
で、長間隔の着磁データの磁束の大部分がシールド板を
経て磁気抵抗効果素子により感磁される。これにより、
磁気抵抗効果素子の内部で各磁束の水平成分が打ち消し
合うので、磁極位置が高精度に検出される。
データと長間隔の着磁データとの間の磁極位置にあると
きは、短間隔の着磁データの磁気抵抗効果素子から離れ
た方の磁極がシールド板により覆われるので、短間隔の
着磁データの磁束の一部がシールド板を経るため磁気抵
抗効果素子により感磁される磁束の割合が小さくなると
共に隣接する次の短間隔の着磁データの磁極からの磁束
を磁気抵抗効果素子に引き込まない。また、このとき長
間隔の着磁データの一部がシールド板により覆われるの
で、長間隔の着磁データの磁束の大部分がシールド板を
経て磁気抵抗効果素子により感磁される。これにより、
磁気抵抗効果素子の内部で各磁束の水平成分が打ち消し
合うので、磁極位置が高精度に検出される。
【0010】また、請求項2の磁気抵抗効果型ヘッドで
は、磁気記録媒体は磁気カードであり、短間隔は長間隔
のほぼ1/2であり、磁気抵抗効果素子は着磁データの
水平成分を磁束検出するように磁気カードから離隔して
設けるようにしている。したがって、この磁気抵抗効果
型ヘッドにより磁気カードの磁気ストライプの着磁デー
タを読み取ることができる。そして、磁気抵抗効果素子
は着磁データの水平磁束を感磁するために磁気カードと
離隔しているので、これら磁気抵抗効果素子と磁気カー
ドとの間にガラス等から成る保護膜を設けることができ
る。
は、磁気記録媒体は磁気カードであり、短間隔は長間隔
のほぼ1/2であり、磁気抵抗効果素子は着磁データの
水平成分を磁束検出するように磁気カードから離隔して
設けるようにしている。したがって、この磁気抵抗効果
型ヘッドにより磁気カードの磁気ストライプの着磁デー
タを読み取ることができる。そして、磁気抵抗効果素子
は着磁データの水平磁束を感磁するために磁気カードと
離隔しているので、これら磁気抵抗効果素子と磁気カー
ドとの間にガラス等から成る保護膜を設けることができ
る。
【0011】さらに、請求項3の磁気抵抗効果型ヘッド
では、磁気抵抗効果素子の表面には保護膜を形成してあ
り、保護膜の表面を磁気カードに摺接させるようにして
いる。したがって、磁気抵抗効果素子が磁気カードに直
接接することはなく磁気抵抗効果素子の摩耗を生ずるこ
とはない。しかも、保護膜の材質として硬度の高いもの
を選択することができるので、磁気抵抗効果型ヘッドの
ヘッド寿命が長期化される。
では、磁気抵抗効果素子の表面には保護膜を形成してあ
り、保護膜の表面を磁気カードに摺接させるようにして
いる。したがって、磁気抵抗効果素子が磁気カードに直
接接することはなく磁気抵抗効果素子の摩耗を生ずるこ
とはない。しかも、保護膜の材質として硬度の高いもの
を選択することができるので、磁気抵抗効果型ヘッドの
ヘッド寿命が長期化される。
【0012】また、請求項4の磁気抵抗効果型ヘッドで
は、シールド板の表面よりも磁気抵抗効果素子の表面の
方を磁気カードから離隔させて設けるようにしている。
したがって、ヘッド面が摩耗してシールド板がヘッド面
に露出した場合でも、磁気抵抗効果素子はヘッド面から
離隔した位置にあり露出しない。このため、磁気抵抗効
果素子がヘッド面の摩耗によりヘッド面に露出するまで
長期間を要するので、ヘッド寿命が長期化される。
は、シールド板の表面よりも磁気抵抗効果素子の表面の
方を磁気カードから離隔させて設けるようにしている。
したがって、ヘッド面が摩耗してシールド板がヘッド面
に露出した場合でも、磁気抵抗効果素子はヘッド面から
離隔した位置にあり露出しない。このため、磁気抵抗効
果素子がヘッド面の摩耗によりヘッド面に露出するまで
長期間を要するので、ヘッド寿命が長期化される。
【0013】さらに、請求項5の磁気抵抗効果型ヘッド
では、磁気抵抗効果素子は、着磁データの着磁方向と直
交する方向を長手方向として基板表面に膜形成される感
磁部と、感磁部の着磁方向と直交する方向の両側に形成
される接続端子部とを備えるようにしている。したがっ
て、磁気抵抗効果素子の感磁部が着磁データの磁束を感
磁して、接続端子部が検出回路に接続される。
では、磁気抵抗効果素子は、着磁データの着磁方向と直
交する方向を長手方向として基板表面に膜形成される感
磁部と、感磁部の着磁方向と直交する方向の両側に形成
される接続端子部とを備えるようにしている。したがっ
て、磁気抵抗効果素子の感磁部が着磁データの磁束を感
磁して、接続端子部が検出回路に接続される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図面に示す
実施の形態の一例に基づいて詳細に説明する。この発明
に係る磁気抵抗効果型ヘッド(以下「MRヘッド」とい
う)1は、図1に示すように、磁気記録媒体としての磁
気カードの磁気ストライプ2に形成された着磁データの
着磁間隔が短間隔または長間隔の所定間隔に定められた
データを読み取るためのものである。ここでの磁気情報
は、長間隔の着磁データを”0”データ部2aとし、長
間隔の1/2の長さである短間隔の着磁データを”1”
データ部2bとして配置されて成るものとしている。
実施の形態の一例に基づいて詳細に説明する。この発明
に係る磁気抵抗効果型ヘッド(以下「MRヘッド」とい
う)1は、図1に示すように、磁気記録媒体としての磁
気カードの磁気ストライプ2に形成された着磁データの
着磁間隔が短間隔または長間隔の所定間隔に定められた
データを読み取るためのものである。ここでの磁気情報
は、長間隔の着磁データを”0”データ部2aとし、長
間隔の1/2の長さである短間隔の着磁データを”1”
データ部2bとして配置されて成るものとしている。
【0015】MRヘッド1は、着磁データの磁束のうち
着磁方向Mと平行な方向の水平成分を検出するように磁
気ストライプ2と平行に磁気抵抗効果素子(以下「MR
素子」という)3を配置するいわゆる水平型であると共
に、MR素子3の着磁方向Mに関する両側に該MR素子
3の着磁方向Mの中央から短間隔の着磁間隔と同等若し
くはそれより短い距離だけ離隔させたシールド板4,4
を設けて成るようにしている。
着磁方向Mと平行な方向の水平成分を検出するように磁
気ストライプ2と平行に磁気抵抗効果素子(以下「MR
素子」という)3を配置するいわゆる水平型であると共
に、MR素子3の着磁方向Mに関する両側に該MR素子
3の着磁方向Mの中央から短間隔の着磁間隔と同等若し
くはそれより短い距離だけ離隔させたシールド板4,4
を設けて成るようにしている。
【0016】MRヘッド1は、図2に示すように、MR
素子3を備えたMR基板5と、MR素子3に半田付けに
より接続したリード線6と、これらMR基板5及びリー
ド線6を固定するヘッド本体7とを有している。MR基
板5は、図3(a)(b)に示すように、読み取りを行
う磁気カードの磁気テープの3本の磁気ストライプ2,
2,2に重なる基板8と、その表面に形成されて各磁気
ストライプ2,2,2の対応する位置に配置される薄膜
のMR素子3,3,3と、各MR素子3に近接して配置
されるシールド板4,4とを備えている。
素子3を備えたMR基板5と、MR素子3に半田付けに
より接続したリード線6と、これらMR基板5及びリー
ド線6を固定するヘッド本体7とを有している。MR基
板5は、図3(a)(b)に示すように、読み取りを行
う磁気カードの磁気テープの3本の磁気ストライプ2,
2,2に重なる基板8と、その表面に形成されて各磁気
ストライプ2,2,2の対応する位置に配置される薄膜
のMR素子3,3,3と、各MR素子3に近接して配置
されるシールド板4,4とを備えている。
【0017】各MR素子3は、基板8にパーマロイが蒸
着されて成り、磁気ストライプ2の着磁方向Mと直交す
る方向を長手方向とする感磁部(図4及び図5中でハッ
チングにより示す)9と、感磁部9の両端に形成される
接続端子部10,10とを備えている。感磁部9の厚さ
は約30nmとしている。
着されて成り、磁気ストライプ2の着磁方向Mと直交す
る方向を長手方向とする感磁部(図4及び図5中でハッ
チングにより示す)9と、感磁部9の両端に形成される
接続端子部10,10とを備えている。感磁部9の厚さ
は約30nmとしている。
【0018】感磁部9の磁気ストライプ2の着磁方向M
の長さは、図1に示すように磁気ストライプ2の短間隔
の着磁間隔よりも短くしている。また、感磁部9の磁気
ストライプ2の着磁方向Mと直交する方向の長さは、図
3に示すように読み取りを行う磁気ストライプ2の幅よ
り短くしている。さらに、接続端子部10,10はスル
ーホール8aにより基板8の裏側に連通して、リード線
6に半田付けされている。また、MRヘッド1のヘッド
面1aにはガラス製の保護膜11が接着されている。こ
れにより、感磁部9が磁気ストライプ2に直接接するこ
とが防止される。
の長さは、図1に示すように磁気ストライプ2の短間隔
の着磁間隔よりも短くしている。また、感磁部9の磁気
ストライプ2の着磁方向Mと直交する方向の長さは、図
3に示すように読み取りを行う磁気ストライプ2の幅よ
り短くしている。さらに、接続端子部10,10はスル
ーホール8aにより基板8の裏側に連通して、リード線
6に半田付けされている。また、MRヘッド1のヘッド
面1aにはガラス製の保護膜11が接着されている。こ
れにより、感磁部9が磁気ストライプ2に直接接するこ
とが防止される。
【0019】各MR素子3の感磁部9の着磁方向Mの両
側には、図4及び図5に示すように感磁部9から所定間
隔を空けてシールド板4が配置されている。ここで、感
磁部9とシールド板4との間隔は読み取りを行う磁気ス
トライプ2の着磁間隔により設定される。すなわち、感
磁部9とシールド板4との間隔は、図1に示すように磁
部9が着磁データの磁極位置にあるときにシールド板4
が短間隔の着磁データの磁極位置を覆う長さとされる。
側には、図4及び図5に示すように感磁部9から所定間
隔を空けてシールド板4が配置されている。ここで、感
磁部9とシールド板4との間隔は読み取りを行う磁気ス
トライプ2の着磁間隔により設定される。すなわち、感
磁部9とシールド板4との間隔は、図1に示すように磁
部9が着磁データの磁極位置にあるときにシールド板4
が短間隔の着磁データの磁極位置を覆う長さとされる。
【0020】ここで、本実施形態で使用される磁気カー
ドでは、3本の磁気ストライプ2,2,2の着磁データ
の記録密度を両端の2本の磁気ストライプ2,2で21
0BPI、中央の磁気ストライプ2で75BPIとして
いる。このため、長間隔の着磁間隔は両端の磁気ストラ
イプ2で121μm、中央の磁気ストライプ2で339
μmとなる。これにより、感磁部9の中央とシールド板
4との間隔は、両端のMR素子3では約50μmとし、
中央のMR素子3では約160μmと設定している。
ドでは、3本の磁気ストライプ2,2,2の着磁データ
の記録密度を両端の2本の磁気ストライプ2,2で21
0BPI、中央の磁気ストライプ2で75BPIとして
いる。このため、長間隔の着磁間隔は両端の磁気ストラ
イプ2で121μm、中央の磁気ストライプ2で339
μmとなる。これにより、感磁部9の中央とシールド板
4との間隔は、両端のMR素子3では約50μmとし、
中央のMR素子3では約160μmと設定している。
【0021】また、シールド板4の着磁方向Mの長さ
は、感磁部9が磁極位置にあるときに長間隔の着磁デー
タの感磁部9から離れた方の磁極をシールド板4が覆う
長さであることが好ましい。これにより、長間隔の着磁
データの磁束のほとんどがシールド板4を経るからであ
る。
は、感磁部9が磁極位置にあるときに長間隔の着磁デー
タの感磁部9から離れた方の磁極をシールド板4が覆う
長さであることが好ましい。これにより、長間隔の着磁
データの磁束のほとんどがシールド板4を経るからであ
る。
【0022】一方、シールド板4は磁束を通し易い材質
とする。具体的にはパーマロイであることが好ましい。
また、シールド板4の厚さは、MR素子3と同等の厚さ
としている。さらに、図4及び図5に示すように、シー
ルド板4の感磁部9に向き合う辺の角部は約45度に面
取りされている。また、この角部に向き合う接続端子部
10,10は約45度に形成されている。このため、感
磁部9の着磁方向Mに直交する方向の長さの全域に対し
てシールド板4を向き合うように配置することができ
る。
とする。具体的にはパーマロイであることが好ましい。
また、シールド板4の厚さは、MR素子3と同等の厚さ
としている。さらに、図4及び図5に示すように、シー
ルド板4の感磁部9に向き合う辺の角部は約45度に面
取りされている。また、この角部に向き合う接続端子部
10,10は約45度に形成されている。このため、感
磁部9の着磁方向Mに直交する方向の長さの全域に対し
てシールド板4を向き合うように配置することができ
る。
【0023】上述したMRヘッド1により磁気ストライ
プ2の磁気データを読み取る動作を説明する。図1に示
すように、MR素子3の感磁部9が長間隔の着磁データ
と短間隔の着磁データの間の磁極位置にあるときは、一
方のシールド板4が短間隔の着磁データの感磁部9から
離隔した方の磁極を覆うため、短間隔の着磁データの磁
束の一部がシールド板4を経て隣接する短間隔の着磁デ
ータ側に向かうので感磁部9に到達しない。そのため、
感磁部9が感磁する磁束は、シールド板4を設けない場
合に当該短間隔の着磁データの磁極間に生ずる磁束より
も小さくなる。そのことにより後に説明するシールド板
4を設けない場合と比べ、長間隔と短間隔との各着磁デ
ータの磁束がほぼ同じ強さとなり、ピークシフトは起こ
さない。これと共に、短間隔の着磁データに隣接する次
の短間隔の着磁データでは、当該着磁データの各磁極間
でのみ磁束が発生する。このため、この着磁データの磁
極からの磁束が感磁部9に引き込まれることはない。
プ2の磁気データを読み取る動作を説明する。図1に示
すように、MR素子3の感磁部9が長間隔の着磁データ
と短間隔の着磁データの間の磁極位置にあるときは、一
方のシールド板4が短間隔の着磁データの感磁部9から
離隔した方の磁極を覆うため、短間隔の着磁データの磁
束の一部がシールド板4を経て隣接する短間隔の着磁デ
ータ側に向かうので感磁部9に到達しない。そのため、
感磁部9が感磁する磁束は、シールド板4を設けない場
合に当該短間隔の着磁データの磁極間に生ずる磁束より
も小さくなる。そのことにより後に説明するシールド板
4を設けない場合と比べ、長間隔と短間隔との各着磁デ
ータの磁束がほぼ同じ強さとなり、ピークシフトは起こ
さない。これと共に、短間隔の着磁データに隣接する次
の短間隔の着磁データでは、当該着磁データの各磁極間
でのみ磁束が発生する。このため、この着磁データの磁
極からの磁束が感磁部9に引き込まれることはない。
【0024】ところで、シールド板4を設けない場合
は、図11に示すように、MR素子3と磁気ストライプ
2との間隔、即ちデプスが不適正であると磁束の水平成
分が打ち消し合う位置が着磁方向Mにずれるいわゆるピ
ークシフトを生じてしまう。
は、図11に示すように、MR素子3と磁気ストライプ
2との間隔、即ちデプスが不適正であると磁束の水平成
分が打ち消し合う位置が着磁方向Mにずれるいわゆるピ
ークシフトを生じてしまう。
【0025】例えばMR素子3のデプス(この場合のデ
プスとは感磁部9と磁気カードとの間隔をいう)が適正
値より小さい場合は、着磁間隔の小さい1データ部2
b,2bの着磁間隔が小さい(S極とN極の距離が近
い)ため、1データ部2bからの磁束の方が磁気ストラ
イプ2の近くに多く存在することにより0データ部2a
からの磁束より強いからと考えられる。このため、MR
素子3内で磁束の水平成分が打ち消し合う位置が、図中
想像線で示すように磁極位置よりも僅かに0データ部2
a側に寄った位置(3’)となってしまう。
プスとは感磁部9と磁気カードとの間隔をいう)が適正
値より小さい場合は、着磁間隔の小さい1データ部2
b,2bの着磁間隔が小さい(S極とN極の距離が近
い)ため、1データ部2bからの磁束の方が磁気ストラ
イプ2の近くに多く存在することにより0データ部2a
からの磁束より強いからと考えられる。このため、MR
素子3内で磁束の水平成分が打ち消し合う位置が、図中
想像線で示すように磁極位置よりも僅かに0データ部2
a側に寄った位置(3’)となってしまう。
【0026】また、例えばMR素子3のデプスが適正値
より大きい場合は、着磁間隔の大きい0データ部2aか
らの磁束の方が強くなる。これは、0データ部2aから
の磁束の方が磁気ストライプ2から離れた所に多く存在
するからと考えられる。このため、MR素子3内で磁束
の水平成分が打ち消し合う位置が、図中想像線で示すよ
うに磁極位置よりも僅かに1データ部2b側に寄った位
置(3”)となってしまう。これらの場合、MR素子3
が磁極位置にあることを正確に検知できなくなり、磁気
情報の読み取り精度が劣化してしまう。
より大きい場合は、着磁間隔の大きい0データ部2aか
らの磁束の方が強くなる。これは、0データ部2aから
の磁束の方が磁気ストライプ2から離れた所に多く存在
するからと考えられる。このため、MR素子3内で磁束
の水平成分が打ち消し合う位置が、図中想像線で示すよ
うに磁極位置よりも僅かに1データ部2b側に寄った位
置(3”)となってしまう。これらの場合、MR素子3
が磁極位置にあることを正確に検知できなくなり、磁気
情報の読み取り精度が劣化してしまう。
【0027】これに対し、本実施形態のMRヘッド1で
はシールド板4,4を設けているので、感磁部9で感磁
する短間隔の着磁データによる磁束を小さくすることが
できる。よって、デプスが小さい場合でもMR素子3が
磁極位置にあることをほぼ正確に検知できる。このた
め、MRヘッド1が動作可能なデプスを広げることがで
き、長寿命ヘッドが実現可能となる。
はシールド板4,4を設けているので、感磁部9で感磁
する短間隔の着磁データによる磁束を小さくすることが
できる。よって、デプスが小さい場合でもMR素子3が
磁極位置にあることをほぼ正確に検知できる。このた
め、MRヘッド1が動作可能なデプスを広げることがで
き、長寿命ヘッドが実現可能となる。
【0028】ここで、MR素子3の内部では、各磁束の
磁束線が反対方向を向くので水平成分が打ち消し合い、
感磁部9により磁束がほとんど感磁されない。このた
め、MR素子3の抵抗値が大きくなる。ここで、定電流
回路にてMRヘッド1を動作させると、電圧E=電流I
×抵抗Rの関係で電流Aが一定であることから、MR素
子3の抵抗値が大きくなることにより電圧Eが大きくな
ることになる。図1に示すように、磁気ストライプ2の
磁極位置では電圧Eがピークとなるので、電圧Eのピー
クを検出することにより磁極位置を得ることができる。
そして、この検出された磁極位置の間隔を基にして0デ
ータ部2aと1データ部2bとを判別して磁気情報の読
み取りを行う。
磁束線が反対方向を向くので水平成分が打ち消し合い、
感磁部9により磁束がほとんど感磁されない。このた
め、MR素子3の抵抗値が大きくなる。ここで、定電流
回路にてMRヘッド1を動作させると、電圧E=電流I
×抵抗Rの関係で電流Aが一定であることから、MR素
子3の抵抗値が大きくなることにより電圧Eが大きくな
ることになる。図1に示すように、磁気ストライプ2の
磁極位置では電圧Eがピークとなるので、電圧Eのピー
クを検出することにより磁極位置を得ることができる。
そして、この検出された磁極位置の間隔を基にして0デ
ータ部2aと1データ部2bとを判別して磁気情報の読
み取りを行う。
【0029】このMRヘッド1によれば、MR素子3を
磁気ストライプ2と平行に配置して着磁データの水平磁
束を感磁するようにしたので、MR素子3のデプスを大
きくとることができる。このため、ヘッド面1aが摩耗
してMR素子3が露出するまでに長期間を要するので、
ヘッド寿命を長期化することができる。
磁気ストライプ2と平行に配置して着磁データの水平磁
束を感磁するようにしたので、MR素子3のデプスを大
きくとることができる。このため、ヘッド面1aが摩耗
してMR素子3が露出するまでに長期間を要するので、
ヘッド寿命を長期化することができる。
【0030】また、MR素子3が磁極位置にあるときに
シールド板4,4により長間隔と短間隔の着磁データか
ら感磁部9が感磁する磁束をほぼ同じ強さとすると共
に、短間隔の着磁データに隣接する次の着磁データから
の磁束が感磁部9に引き込まれることはない。これによ
り、各着磁データからMR素子3に引き込まれる水平磁
束をほぼ同等の大きさとすることができるデプス範囲を
広げることができる。このため、MRヘッド1を長期間
使用することによりヘッド面1aが摩耗してMR素子3
が磁気ストライプ2に近接しても、ピークシフトを生ず
ることなく高精度に磁気情報の読み取りを行うことがで
きる。
シールド板4,4により長間隔と短間隔の着磁データか
ら感磁部9が感磁する磁束をほぼ同じ強さとすると共
に、短間隔の着磁データに隣接する次の着磁データから
の磁束が感磁部9に引き込まれることはない。これによ
り、各着磁データからMR素子3に引き込まれる水平磁
束をほぼ同等の大きさとすることができるデプス範囲を
広げることができる。このため、MRヘッド1を長期間
使用することによりヘッド面1aが摩耗してMR素子3
が磁気ストライプ2に近接しても、ピークシフトを生ず
ることなく高精度に磁気情報の読み取りを行うことがで
きる。
【0031】ここで、MRヘッド1の製造工程を説明す
る。図6に示すように、ヘッド本体7にMR基板5やリ
ード線6を内蔵させる。そして、このヘッド本体7のヘ
ッド面1a側にガラス製の保護膜11を接着する。さら
に、この保護膜11を接着した部分を円筒研磨する。こ
れにより、MRヘッド1が完成される。
る。図6に示すように、ヘッド本体7にMR基板5やリ
ード線6を内蔵させる。そして、このヘッド本体7のヘ
ッド面1a側にガラス製の保護膜11を接着する。さら
に、この保護膜11を接着した部分を円筒研磨する。こ
れにより、MRヘッド1が完成される。
【0032】なお、上述の実施形態は本発明の好適な実
施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発
明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能で
ある。例えば、本実施形態では、シールド板4の厚さを
図1に示すようにMR素子3の厚さと同等としている
が、これに限られず図7に示すようにMR素子3のデプ
スと同等の厚さとすることができる。この場合、MR素
子3をヘッド面から大きく離隔した位置に設置すると共
に、シールド板4をMR素子3の設置位置からヘッド面
の近傍にまで占位する位置に設置する。
施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発
明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能で
ある。例えば、本実施形態では、シールド板4の厚さを
図1に示すようにMR素子3の厚さと同等としている
が、これに限られず図7に示すようにMR素子3のデプ
スと同等の厚さとすることができる。この場合、MR素
子3をヘッド面から大きく離隔した位置に設置すると共
に、シールド板4をMR素子3の設置位置からヘッド面
の近傍にまで占位する位置に設置する。
【0033】この実施形態によっても、MR素子3のデ
プスを大きくとることができるので、ヘッド寿命を長期
化することができる。また、MR素子3が磁極位置にあ
るときにシールド板4により短間隔と長間隔の着磁デー
タからの磁束をほぼ同じ強さとすることができると共に
短間隔の着磁データに隣接する次の着磁データからの磁
束が感磁部9に引き込まれることはない。これにより、
各着磁データからMR素子3に引き込まれる水平磁束を
同等の大きさとすることができるデプス範囲を広くする
ことができ、MRヘッド1を長期間使用することにより
ヘッド面1aが摩耗してMR素子3が磁気ストライプ2
に近接してもピークシフトを生ずることなく高精度に磁
気情報の読み取りを行うことができる。
プスを大きくとることができるので、ヘッド寿命を長期
化することができる。また、MR素子3が磁極位置にあ
るときにシールド板4により短間隔と長間隔の着磁デー
タからの磁束をほぼ同じ強さとすることができると共に
短間隔の着磁データに隣接する次の着磁データからの磁
束が感磁部9に引き込まれることはない。これにより、
各着磁データからMR素子3に引き込まれる水平磁束を
同等の大きさとすることができるデプス範囲を広くする
ことができ、MRヘッド1を長期間使用することにより
ヘッド面1aが摩耗してMR素子3が磁気ストライプ2
に近接してもピークシフトを生ずることなく高精度に磁
気情報の読み取りを行うことができる。
【0034】
【実施例】図1に示すMRヘッド1について、図8に示
すように感磁部9の着磁方向Mの長さを20μmとし、
感磁部9の着磁方向Mと直交する方向の長さを0.8m
mとし、感磁部9の厚さを30nmとした場合のピーク
シフト量の測定を行った。この測定は、シールド板4を
設けた場合と設けない場合とについて行い、このうち設
けた場合は感磁部9とシールド板4との間隔を40μm
とした。測定結果を図9に示す。
すように感磁部9の着磁方向Mの長さを20μmとし、
感磁部9の着磁方向Mと直交する方向の長さを0.8m
mとし、感磁部9の厚さを30nmとした場合のピーク
シフト量の測定を行った。この測定は、シールド板4を
設けた場合と設けない場合とについて行い、このうち設
けた場合は感磁部9とシールド板4との間隔を40μm
とした。測定結果を図9に示す。
【0035】同図に示すように、ピークシフト量の適正
値を0.95〜1.05とした場合は、シールド板4を
設けないとデプス10〜50μmで不適正なピークシフ
ト量となり、シールド板4を設けるとデプス0〜50μ
mで適正なピークシフト量となった。したがって、シー
ルド板4を設けることにより、MRヘッドとして実用上
十分なデプスの範囲でピークシフト量の適正値を得られ
ることが判明した。
値を0.95〜1.05とした場合は、シールド板4を
設けないとデプス10〜50μmで不適正なピークシフ
ト量となり、シールド板4を設けるとデプス0〜50μ
mで適正なピークシフト量となった。したがって、シー
ルド板4を設けることにより、MRヘッドとして実用上
十分なデプスの範囲でピークシフト量の適正値を得られ
ることが判明した。
【0036】また、図9に示す測定と同条件で磁気情報
の0と1との分解能の測定を行った。この測定結果を図
10に示す。同図に示すように、シールド板4の有無に
拘わらずほぼ同等の分解能を得られることが判明した。
の0と1との分解能の測定を行った。この測定結果を図
10に示す。同図に示すように、シールド板4の有無に
拘わらずほぼ同等の分解能を得られることが判明した。
【0037】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、請求項
1の磁気抵抗効果型ヘッドは、着磁データの磁束のうち
着磁方向と平行な方向の水平成分を検出するように磁気
記録媒体と平行に磁気抵抗効果素子を配置するので、磁
気記録媒体と磁気抵抗効果素子との間隔を大きくとるこ
とができる。このため、ヘッド面が摩耗して磁気抵抗効
果素子が露出するまでに長期間を要するので、ヘッド寿
命を長期化することができる。
1の磁気抵抗効果型ヘッドは、着磁データの磁束のうち
着磁方向と平行な方向の水平成分を検出するように磁気
記録媒体と平行に磁気抵抗効果素子を配置するので、磁
気記録媒体と磁気抵抗効果素子との間隔を大きくとるこ
とができる。このため、ヘッド面が摩耗して磁気抵抗効
果素子が露出するまでに長期間を要するので、ヘッド寿
命を長期化することができる。
【0038】また、請求項1の磁気抵抗効果型ヘッド
は、磁気抵抗効果素子の着磁方向に関する両側に磁気抵
抗効果素子の着磁方向の中央から短間隔の着磁間隔と同
等若しくはそれより短い距離だけ離隔させたシールド板
を設けてなるようにしているので、磁気抵抗効果素子が
短間隔の着磁データと長間隔の着磁データとの間の磁極
位置にあるときに各着磁データから磁気抵抗効果素子に
引き込まれる水平磁束をほぼ同等の大きさとすることが
できる。このため、磁気抵抗効果素子の内部で各磁束の
水平成分が打ち消し合うので、磁気抵抗効果素子と磁気
記録媒体との間隔に拘わらず磁極位置を高精度に検出す
ることができる。したがって、この磁気抵抗効果型ヘッ
ドを長期間使用して磁気抵抗効果素子のデプスが小さく
なっても、磁極位置を高精度に検出して磁気情報の高精
度な読み取りを行うことができる。
は、磁気抵抗効果素子の着磁方向に関する両側に磁気抵
抗効果素子の着磁方向の中央から短間隔の着磁間隔と同
等若しくはそれより短い距離だけ離隔させたシールド板
を設けてなるようにしているので、磁気抵抗効果素子が
短間隔の着磁データと長間隔の着磁データとの間の磁極
位置にあるときに各着磁データから磁気抵抗効果素子に
引き込まれる水平磁束をほぼ同等の大きさとすることが
できる。このため、磁気抵抗効果素子の内部で各磁束の
水平成分が打ち消し合うので、磁気抵抗効果素子と磁気
記録媒体との間隔に拘わらず磁極位置を高精度に検出す
ることができる。したがって、この磁気抵抗効果型ヘッ
ドを長期間使用して磁気抵抗効果素子のデプスが小さく
なっても、磁極位置を高精度に検出して磁気情報の高精
度な読み取りを行うことができる。
【0039】そして、請求項2の磁気抵抗効果型ヘッド
では、磁気記録媒体は磁気カードであり、短間隔は長間
隔のほぼ1/2であり、磁気抵抗効果素子は着磁データ
の水平成分を磁束検出するように磁気カードから離隔し
て設けるようにしているので、磁気カードの磁気ストラ
イプの着磁データを読み取ることができる。また、磁気
抵抗効果素子は着磁データの水平磁束を感磁するために
磁気カードと離隔しているので、これら磁気抵抗効果素
子と磁気カードとの間にガラス等から成る保護膜を設け
ることができる。これにより、ヘッド面の摩耗量を減ら
してヘッド寿命を長期化できる。
では、磁気記録媒体は磁気カードであり、短間隔は長間
隔のほぼ1/2であり、磁気抵抗効果素子は着磁データ
の水平成分を磁束検出するように磁気カードから離隔し
て設けるようにしているので、磁気カードの磁気ストラ
イプの着磁データを読み取ることができる。また、磁気
抵抗効果素子は着磁データの水平磁束を感磁するために
磁気カードと離隔しているので、これら磁気抵抗効果素
子と磁気カードとの間にガラス等から成る保護膜を設け
ることができる。これにより、ヘッド面の摩耗量を減ら
してヘッド寿命を長期化できる。
【0040】また、請求項3の磁気抵抗効果型ヘッドで
は、磁気抵抗効果素子の表面には保護膜を形成してあ
り、保護膜の表面を磁気カードに摺接させるようにして
いるので、磁気抵抗効果素子が磁気カードに直接接する
ことはなく磁気抵抗効果素子の摩耗を防止することがで
きる。しかも、保護膜の材質として硬度の高いものを選
択することができるので、磁気抵抗効果型ヘッドのヘッ
ド寿命を長期化することができる。
は、磁気抵抗効果素子の表面には保護膜を形成してあ
り、保護膜の表面を磁気カードに摺接させるようにして
いるので、磁気抵抗効果素子が磁気カードに直接接する
ことはなく磁気抵抗効果素子の摩耗を防止することがで
きる。しかも、保護膜の材質として硬度の高いものを選
択することができるので、磁気抵抗効果型ヘッドのヘッ
ド寿命を長期化することができる。
【0041】さらに、請求項4の磁気抵抗効果型ヘッド
では、シールド板の表面よりも磁気抵抗効果素子の表面
の方を磁気カードから離隔させて設けるようにしている
ので、ヘッド面が摩耗してシールド板がヘッド面に露出
した場合でも、磁気抵抗効果素子はヘッド面から離隔し
た位置にあり露出しない。このため、磁気抵抗効果素子
がヘッド面の摩耗によりヘッド面に露出するまで長期間
を要するので、ヘッド寿命を長期化することができる。
では、シールド板の表面よりも磁気抵抗効果素子の表面
の方を磁気カードから離隔させて設けるようにしている
ので、ヘッド面が摩耗してシールド板がヘッド面に露出
した場合でも、磁気抵抗効果素子はヘッド面から離隔し
た位置にあり露出しない。このため、磁気抵抗効果素子
がヘッド面の摩耗によりヘッド面に露出するまで長期間
を要するので、ヘッド寿命を長期化することができる。
【0042】また、請求項5の磁気抵抗効果型ヘッドで
は、磁気抵抗効果素子は、着磁データの着磁方向と直交
する方向を長手方向として基板表面に膜形成される感磁
部と、感磁部の着磁方向と直交する方向の両側に形成さ
れる接続端子部とを備えるようにしているので、磁気抵
抗効果素子の感磁部が着磁データの磁束を感磁すると共
に接続端子部を検出回路に接続することができる。
は、磁気抵抗効果素子は、着磁データの着磁方向と直交
する方向を長手方向として基板表面に膜形成される感磁
部と、感磁部の着磁方向と直交する方向の両側に形成さ
れる接続端子部とを備えるようにしているので、磁気抵
抗効果素子の感磁部が着磁データの磁束を感磁すると共
に接続端子部を検出回路に接続することができる。
【図1】本発明の磁気抵抗効果型ヘッドの感磁部とシー
ルド板と磁気記録媒体とを示す側面図である。
ルド板と磁気記録媒体とを示す側面図である。
【図2】磁気抵抗効果型ヘッドのヘッド面付近を示す側
面図である。
面図である。
【図3】磁気抵抗効果型ヘッドのMR基板を示す図であ
り、(a)は平面図、(b)は正面図である。
り、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図4】磁気抵抗効果素子とシールド板とを示す平面図
である。
である。
【図5】磁気抵抗効果素子とシールド板とを示す平面図
である。
である。
【図6】磁気抵抗効果型ヘッドを製造する状態を示す平
面図である。
面図である。
【図7】磁気抵抗効果型ヘッドの他の実施形態を示す側
面図である。
面図である。
【図8】測定に使用した磁気抵抗効果素子の各部寸法を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図9】デプスとピークシフト量との関係を示すグラフ
である。
である。
【図10】デプスと分解能との関係を示すグラフであ
る。
る。
【図11】シールド板を有しない水平型の磁気抵抗効果
型ヘッドの磁気抵抗効果素子と磁気記録媒体とを示す側
面図である。
型ヘッドの磁気抵抗効果素子と磁気記録媒体とを示す側
面図である。
【図12】従来の垂直型の磁気抵抗効果型ヘッドを示す
斜視図である。
斜視図である。
【図13】従来の垂直型の磁気抵抗効果素子と磁気記録
媒体とを示す側面図である。
媒体とを示す側面図である。
1 MRヘッド(磁気抵抗効果型ヘッド) 2 磁気ストライプ(磁気記録媒体) 3 MR素子(磁気抵抗効果素子) 4 シールド板 8 基板 9 感磁部 10 接続端子部 11 保護膜 M 着磁方向
Claims (5)
- 【請求項1】 磁気記録媒体に形成された着磁データの
着磁間隔が短間隔または長間隔の所定間隔に定められた
データを読み取るための磁気抵抗効果型ヘッドにおい
て、前記着磁データの磁束のうち着磁方向と平行な方向
の水平成分を検出するように前記磁気記録媒体と平行に
磁気抵抗効果素子を配置すると共に、前記磁気抵抗効果
素子の着磁方向に関する両側に前記磁気抵抗効果素子の
着磁方向の中央から前記短間隔の着磁間隔と同等若しく
はそれより短い距離だけ離隔させたシールド板を設けて
なることを特徴とする磁気抵抗効果型ヘッド。 - 【請求項2】 前記磁気記録媒体は磁気カードであり、
前記短間隔は前記長間隔のほぼ1/2であり、前記磁気
抵抗効果素子は前記着磁データの水平成分を磁束検出す
るように前記磁気カードから離隔して設けることを特徴
とする請求項1記載の磁気抵抗効果型ヘッド。 - 【請求項3】 前記磁気抵抗効果素子の表面には保護膜
を形成してあり、前記保護膜の表面を前記磁気カードに
摺接させることを特徴とする請求項2記載の磁気抵抗効
果型ヘッド。 - 【請求項4】 前記シールド板の表面よりも前記磁気抵
抗効果素子の表面の方を前記磁気カードから離隔させて
設けることを特徴とする請求項2または3記載の磁気抵
抗効果型ヘッド。 - 【請求項5】 前記磁気抵抗効果素子は、前記着磁デー
タの着磁方向と直交する方向を長手方向として基板表面
に膜形成される感磁部と、前記感磁部の前記着磁方向と
直交する方向の両側に形成される接続端子部とを備える
ことを特徴とする請求項1から4までのいずれかに記載
の磁気抵抗効果型ヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7839397A JPH10275309A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 磁気抵抗効果型ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7839397A JPH10275309A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 磁気抵抗効果型ヘッド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10275309A true JPH10275309A (ja) | 1998-10-13 |
Family
ID=13660779
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7839397A Pending JPH10275309A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 磁気抵抗効果型ヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10275309A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020101531A (ja) * | 2018-12-24 | 2020-07-02 | クロッカス・テクノロジー・ソシエテ・アノニム | 磁気ストライプを読み取る磁気読み取りセンサ装置及び磁気読み取りセンサを製造する方法 |
-
1997
- 1997-03-28 JP JP7839397A patent/JPH10275309A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020101531A (ja) * | 2018-12-24 | 2020-07-02 | クロッカス・テクノロジー・ソシエテ・アノニム | 磁気ストライプを読み取る磁気読み取りセンサ装置及び磁気読み取りセンサを製造する方法 |
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