JPH10276095A - 符号化器及び復号化器 - Google Patents

符号化器及び復号化器

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JPH10276095A
JPH10276095A JP9078153A JP7815397A JPH10276095A JP H10276095 A JPH10276095 A JP H10276095A JP 9078153 A JP9078153 A JP 9078153A JP 7815397 A JP7815397 A JP 7815397A JP H10276095 A JPH10276095 A JP H10276095A
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JP
Japan
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signal
frequency domain
small
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obtaining
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JP9078153A
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English (en)
Inventor
Yuji Okuda
裕二 奥田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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  • Transmission Systems Not Characterized By The Medium Used For Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 オーディオ信号の符号化・復号化において効
率的な重み付けベクトル量子化を行い、品質の改善をす
ること。 【解決手段】 重み付けベクトル量子化を用いたオーデ
ィオ符号化器において、直交変換(MDCT)部12に
より時間領域から周波数領域に変換された信号を、第一
次正規化部28及び第二次正規化部29において正規化
した後、並び替え分割部22において、量子化されたL
PC包絡と小分割ごとの量子化された代表値との積の大
きい順に並び替えた上で分割することで、重み係数wが
大きいサンプルが各々の小系列に散され、効率的に重み
付けベクトル量子化を行うことが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば通信におけ
る画像、音声、データ情報の符号化器及び復号化器に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、臨場感あふれるオーディオ信号を
経済的に伝送あるいは蓄積するのに不可欠なオーディオ
符号化方式が注目を集めている。その代表例として「”
Ηigh−quality audio−coding
at less than64 kbit/s by
using transform−domainwe
ighted inteleave vector q
uantization ",N.Iwakami,e
t.al.Proc.ICASSΡ ´95,pp.3
095−3098,1995」や「”Extensio
n Complexity Reduction of
TWinVQ Audio coder",T.Mor
iya,et.al.Proc.ICASSP´96,
pp.1029−1032,1996」に述べられてい
る周波数領域重み付けインターリーブ量子化の手法があ
る。
【0003】図7を用いて周波数領域重み付けインター
リーブ量子化の符号化方法を説明する。入力されたオー
ディオ信号は、フレーム分割窓掛け部11でフレーム分
割された後に窓掛けされる。窓掛けされた信号は直交変
換(MDCT)部12により時間領域から周波数領域の
信号に変換されるとともに、LPC分析部13で線形予
測係数が求められる。求められた線形予測係数は量子化
部14で量子化されてその符号データは多重部21に送
られる。量子化された線形予測係数からLPC包絡算出
部15で周波数領域の概形を表すLPC包絡が計算され
る。第一次MDCT正規化部28において、前記の計算
されたLPC包絡を用いてそれぞれのMDCTの係数は
第一次正規化される。更に、正規化されたMDCT係数
は小分割レベル計算・量子化部16で複数の小帯域に分
割して例えばその帯域の平均値を代表値として量子化さ
れ、全体として周波数領域の信号の概形を表すのに用い
られる。なお代表値の量子化された符号データは多重部
21に送られる。LPC包絡で第一次正規化されたそれ
ぞれのMDCT係数は、第二次MDCT正規化部29に
おいて、帯域ごとの量子化された代表値により更に第二
次正規化され平坦化される。この第二次正規化されたM
DCT係数はパワー正規化量子化部17でフレーム間の
時間的な変動を少なくするために全帯域のパワーが求め
られて更に第三次正規化される。またパワーの量子化さ
れた符号データは多重部21に送られる。この最終的な
正規化、即ち、第三次正規化されたMDCT係数は、並
び替え分割部18によって複数の小系列のべクトルに分
割される。 この並び替え分割の詳細を図8を用いて説
明する。図8の正規化されたN個のMDCT係数は、低
域側の係数から順に長さL=N/MのM個の小系列に1
個づつ分配することを繰り返して分割される。元の正規
化されたMDCΤの係数xの列のうちの任意の要素x
(n)とM個の小系列yのうちのk列目の任意の要素y
(n)の関係は以下の式で表される。
【0004】 y(n)=x(n×M+k) (1) ここで、n=0,1,……,L−1,k=0,1,……,Μ−1 この分割された小系列は、それぞれ同じコードブックに
よりベクトル量子化部19で重み付けベクトル量子化さ
れる。このときの重み係数は、重み計算部20により量
子化されたLPC包絡と小帯域ごとの量子化された代表
値を掛け合わせた値を正規化されたMDCT係数の並び
替えと同様に並び替えることにより作られる。量子化さ
れたLPC包絡と小帯域ごとの量子化された代表値を掛
け合わせた値eと重み係数wの関係は、以下の式で表さ
れる。
【0005】 W(n)=e(n×Μ+k) n=0,1,……,L−1,k=0,1,……,M−1 (2) また、重み付けべクトル量子化は、それぞれのkについ
て以下の式を最小にするjを求めるように動作する。
【0006】
【数1】 (3) ここでP(n)=w(n)0.5のような聴覚重み
であり、Cj(n)はコードブックの系列値である。こ
の重み付けベクトルの量子化においては、各々の小系列
において重み係数wが大きいサンプルに対して誤差が小
さくなるようなコードブックCJ(n)が探索され、
求められたコードブックの番号Jが多重部21に送ら
れる。
【0007】図9を用いて周波数領域重み付けインター
リーブ量子化の復号化方法を説明する。分離部31で
は、ビット列からパワーの符号データ、線形予測係数の
符号データ、小分割された各帯域ごとの符号データ、そ
れぞれの小系列の再生するためのコードブックの番号が
分離される。逆量子化部32では線形予測係数の符号デ
ータから量子化された線形予測係数が、LPC包絡算出
部33ではLPC包絡がそれぞれ順に求められる。ま
た、逆量子化小分割レベル再生部34では小分割された
各帯域ごとの符号データから小帯域ごとのレベルが求め
られる。べクトル再生部35では、コードブックの番号
からそれぞれの小系列が再生される。再生された小系列
yは並び替え結合部36で、式(1)で関係づけられる
N個の正規化されたMDCΤ係数xが再生される。この
正規化されたMDCT係数は、逆量子化・パワー逆正規
化部37でパワーの符号データから全帯域のパワーが求
められ、逆正規化される。更に、小帯域ごとのレベルと
LPC包絡でそれぞれ逆正規化された後、逆直交変換
(IMDCT)部38で周波数領域から時間領域に変換
される。変換された時間領域の信号は、窓掛け重ね合わ
せ部39で窓掛けされた後、重ね合わせられてオーディ
オ信号が再生される。
【0008】しかしながら、この周波数領域重み付けイ
ンターリーブ量子化においては、正規化された周波数領
域の信号の小系列への並び替えを低域側の係数から順に
行うため周波数領域の概形が大きい重要なサンプルが同
じ小系列に集まる可能性があり、品質の低下につながる
という問題点があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の周
波数領域重み付けインターリーブ量子化においては、正
規化された周波数領域の信号の小系列への並び替えを低
域側の係数から順に行うため周波数領域の概形が大きい
重要なサンプルが同じ小系列に集まる可能性があり、品
質の低下につながるという問題点があった。
【0010】本発明は上記の従来技術の問題を解決する
ためになされたもので、効率的に重み付けベクトル量子
化を行える符号化器を提供することを目的とする。
【0011】本発明の別の目的は、重み係数wが大きい
サンプルをできるだけ別の小系列に分散し、かつ、候補
数の多いコードブックの集合に割り当てることにより効
率的に重み付けベクトル量子化を行うことができ、これ
により品質の改善を実現できる符号化器を提供すること
にある。
【0012】本発明の更なる目的は、前記の効率的な重
み付けベクトル量子化のできる符号化器に対応した復号
化器を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、請求項1記載の本発明は、入力信号から直交変換に
より時間領域から周波数領域の信号に変換する手段と、
前記周波数領域の信号の概形を求める手段と、前記周波
数領域の信号を前記周波数領域の信号の概形で正規化す
る手段と、前記正規化された周波数領域の信号を前記周
波数領域の信号の概形に適応させて並び替え、前記複数
の小系列に分割する分割手段と、前記各小系列を前記周
波数領域の信号の概形と対応した重みをつけた距離尺度
でベクトル量子化する手段とを具備する。
【0014】請求項2記載の本発明は、前記分割手段
が、前記周波数領域の信号の概形が大きい順に、対応す
る前記正規化された周波数領域の信号を並び替える手段
と、前記並び替えられた周波数領域の信号を、その順に
前記複数の小系列に1個づつ分配することを繰り返して
分割する手段とを具備することを特徴とする請求項1記
載の符号化器である。
【0015】請求項3記載の本発明は、入力信号から直
交変換により時間領域から周波数領域の信号に変換する
手段と、前記周波数領域の信号の概形を求める手段と、
前記周波数領域の信号を前記周波数領域の信号の概形で
正規化する手段と、前記正規化された周波数領域の信号
を前記周波数の信号の概形に適応させて並び替え、複数
の小系列群を各々構成する各小系列に分割する分割手段
と、前記小系列群ごとに異なる候補数を有するコードブ
ックにより各々の小系列を前記周波数領域の信号の概形
と対応した重みをつけた距離尺度でベクトル量子化する
手段とを具備する。
【0016】請求項4記載の本発明は、前記分割手段
が、前記周波数領域の信号の概形が大きい順に対応する
前記正規化された周波数領域の信号を並び替える手段
と、前記並び替えられた周波数領域の信号を複数の小系
列群に分割する手段と、前記並び替えられた周波数領域
の信号を、前記小系列群ごとに、その順に前記小系列群
内の小系列に1個づつ分配することを繰り返して分割す
る手段とを具備することを特徴とする請求項3記載の符
号化器である。
【0017】請求項5記載の本発明は、前記再分割手段
が、前記並び替えられた周波数領域の信号を、前記小系
列群ごとに、その順に多くの候補数を有するコードブッ
クの集合から前記小系列群内の小系列が埋まるまで前記
小系列群内の小系列に1個づつ分配することを繰り返し
て分割する手段であることを特徴とする請求項4記載の
符号化器である。
【0018】請求項6記載の本発明は、前記直交変換が
変形離散コサイン変換であることを特徴とする請求項1
乃至請求項5のいずれか1項に記載の符号化器である。
【0019】請求項7記載の本発明は、前記周波数領域
の信号の概形を求める手段は、入力信号の線形予測分析
で求めた線形予測係数を量子化した係数に基づく包絡で
あることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか
1項に記載の符号化器である。 請求項8記載の本発明
は、前記周波数領域の信号の概形を求める手段は、周波
数領域の信号を複数の小帯域に分割し、各小帯域ごとの
代表値を量子化して全体として周波数領域の信号の概形
であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれ
か1項に記載の符号化器である。
【0020】請求項9記載の本発明は、前記周波数領域
の信号の概形を求める手段は、入力信号の線形予測分析
で求めた線形予測係数を量子化した係数に基づく包絡
と、正規化された周波数領域の信号を複数の小帯域に分
割し各小帯域ごとの代表値を量子化して全体として周波
数領域の信号の概形としたものとの積であることを特徴
とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の符
号化器である。
【0021】請求項10記載の本発明は、符号化データ
から複数の小系列を再生する手段と、前記符号化データ
から周波数領域の信号の概形を求める手段と、前記複数
の小系列を集め、前記周波数領域の信号の概形に適応さ
せて並び替えて結合し、正規化された周波数領域の信号
に再生する結合手段と、前記正規化された周波数領域の
信号を前記周波数領域の信号の概形で逆正規化して、周
波数領域の信号を得る手段と、前記周波数領域の信号か
ら逆直交変換により時間領域の信号を得る手段とを具備
する。
【0022】請求項11記載の本発明は、前記結合手段
が、前記複数の小系列を順番に集め、信号列を得る手段
と、前記得られた信号列の各要素を前記周波数領域の信
号の概形が大きい順に対応する周波数の位置に入れるこ
とを繰り返して結合する手段とを具備することを特徴と
する請求項10記載の復号化器である。
【0023】請求項12記載の本発明は、符号化データ
から、複数の小系列から構成される複数の小系列群ごと
に異なる候補数を有するコードブックによりそれぞれの
小系列群の各小系列を再生する手段と、前記符号化デー
タから周波数領域の信号の概形を求める手段と、前記複
数の小系列を集め、前記周波数領域の信号の概形に適応
させて並び替える結合する結合手段と、前記正規化され
た周波数領域の信号を前記周波数領域の信号の概形で逆
正規化して、周波数領域の信号を得る手段と、前記周波
数領域の信号から逆直交変換により時間領域の信号を得
る手段とを具備する。
【0024】請求項13記載の本発明は、前記結合手段
が、前記小系列群ごとに、該小系列群内の小系列がなく
なるまで前記複数の小系列を順番に集め、信号列を得る
手段と、前記得られた信号列の各要素を前記周波数領域
の信号の概形が大きい順に対応する周波数の位置に入れ
ることを繰り返して結合する手段とを具備することを特
徴とする請求項12記載の復号化器である。
【0025】請求項14記載の本発明は、前記収集手段
が、前記小系列群ごとに、多くの候補数を有するコード
ブックの集合から、該小系列群内の小系列がなくなるま
で前記複数の小系列を順番に集め、信号列を得る手段で
あることを特徴とする請求項13記載の復号化器であ
る。
【0026】請求項15記載の本発明は、前記逆直交変
換が逆変形離散コサイン変換であることを特徴とする請
求項10乃至請求項14のいずれか1項に記載の復号化
器である。
【0027】請求項16記載の本発明は、前記周波数領
域の信号の概形を求める手段は、符号化データから逆量
子化された線形予測係数に基づく包絡であることを特徴
とする請求項10乃至請求項14のいずれか1項に記載
の復号化器である。
【0028】請求項17記載の本発明は、前記周波数領
域の信号の概形を求める手段は、符号化データから各小
帯域ごとの代表値を逆量子化して全体として周波数領域
の信号の概形であることを特徴とする請求項10乃至請
求項16のいずれか1項に記載の復号化器である。
【0029】請求項18記載の本発明は、前記周波数領
域の信号の概形を求める手段は、符号化データから逆量
子化された線形予測係数に基づく包絡と、符号化データ
から各小帯域ごとの代表値を逆量子化して全体として周
波数領域の信号の概形としたものとの積であることを特
徴とする請求項10乃至請求項14のいずれか1項に記
載の復号化器である。
【0030】請求項1及び請求項2、請求項6乃至請求
項9記載の本発明の符号化器では、重み係数wが大きい
サンプルが各々の小系列に散されるので効率的に重み付
けべクトル量子化が行われると共に、周波数領域の概形
が大きい概して重要度の高いサンプルでも量子化が同じ
小系列に集まるのを避けられることから、品質の改善が
可能になる。
【0031】請求項3乃至請求項5、請求項6乃至請求
項9記載の本発明の符号化器では、重み係数wが大きい
サンプルが各々の小系列に散されるので効率的に重み付
けべクトル量子化が行われると共に、周波数領域の概形
が大きい概して重要度の高いサンプルでも量子化が同じ
小系列に集まるのを避けられることから、品質の改善が
可能になる。それと同時に、重み係数wが大きいサンプ
ルが候補数の多いコードブックの集合の各々の小系列に
分散されるので、サンプルデータの重要度に応じて重み
付けを変化させられる結果、効率的に重み付けベクトル
量子化が行われ、品質の改善が可能になる。
【0032】請求項10及び請求項11、請求項15乃
至請求項18記載の本発明の復号化器では、重み係数w
が大きいサンプルが各々の小系列に散されるので効率的
に重み付けべクトル量子化に対応でき、周波数領域の概
形が大きい概して重要度の高いサンプルでも量子化が同
じ小系列に集まるのを避けられることから、品質の改善
が可能になる。
【0033】請求項12乃至請求項14、請求項15乃
至請求項18記載の本発明の復号化器では、重み係数w
が大きいサンプルが各々の小系列に散されるので効率的
に重み付けべクトル量子化に対応でき、周波数領域の概
形が大きい概して重要度の高いサンプルでも量子化が同
じ小系列に集まるのを避けられることから、品質の改善
が可能になる。それと同時に、重み係数wが大きいサン
プルが候補数の多いコードブックの集合の各々の小系列
に分散されるので、サンプルデータの重要度に応じて重
み付けを変化させられる結果、効率的に重み付けベクト
ル量子化が行われた周波数領域の信号を時間領域の信号
として再生でき、品質の改善が可能になる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0035】図1は本発明の一実施形態に係るオーディ
オ符号化器の構成を示すブロック図である。
【0036】同図に示すように、フレーム分割窓掛け部
11には直交変換(MDCT)部12及びLPC分析部
13が接続され、LPC分析部13は量子化部14を経
てLPC包絡算出部15に接続されている。直交変換
(MDCT)部12及びLPC包絡算出部15は、第一
次MDCT正規化部28を介して小分割レベル計算量子
化部16に、さらに第二次MDCT正規化部29を介し
てパワー正規化量子部17に接続されている。LPC包
絡算出部15、小分割レベル計算量子化部16及びパワ
ー正規化量子化部17は並び替え分割部22に接続され
ている。LPC包絡算出部15、小分割レベル計算量子
化部16及び並び替え分割部22は重み計算部23に、
並び替え分割部22及び重み計算部23はベクトル量子
化部19に接続されている。量子化部14、LPC包絡
算出部15、パワー正規化量子化部17及びベクトル量
子化部19は多重部21に接続されている。
【0037】ここで、入力されたオーディオ信号は、フ
レーム分割窓掛け部11でフレーム分割された後に窓掛
けされる。窓掛けされた信号は直交変換(MDCT)部
12により時間領域から周波数領域の信号に変換されM
DCT係数を得るとともに、LPC分析部13で線形予
測(LPC)係数が求められる。求められた線形予測係
数は量子化部14で量子化されてその符号データは多重
部21に送られる。その量子化された線形予測係数から
LPC包絡算出部15でLPC包絡が計算される。第一
次MDCT正規化部28において、前記の計算されたL
PC包絡を用いて前記直交変換(MDCT)部12で得
られた前記MDCT係数が第一次正規化される。更に、
該正規化されたMDCT係数は小分割レベル計算・量子
化部16で複数の小帯域に分割された後、例えばその帯
域の平均値を代表値として量子化され、全体として周波
数領域の信号の概形を表すのに用いられる。なお前記代
表値の量子化された符号データは多重部21に送られ
る。
【0038】前記LPC包絡を用いて第一次正規化され
たそれぞれのMDCT係数は、第二次MDCT正規化部
29において前記帯域ごとの量子化された代表値を用い
て更に第二次正規化され平坦化される。この第二次正規
化されたMDCT係数はパワー正規化量子化部17にお
いて、フレーム間の時間的な変動を少なくするべく全帯
域のパワーが求められた後更に第三次正規化される。ま
たパワーの量子化された符号データは多重部21に送ら
れる。この最終的な正規化、即ち、第三次正規化された
MDCT係数は、従来技術と異なる並び替え分割部22
において複数の小系列のべクトルに分割される。
【0039】次に、本発明の特徴であるこの並び替え分
割部22の詳細を説明する。
【0040】図2は本発明の一実施形態に係る並び替え
分割部22を概念的に示した図である。
【0041】同図に示すように、前記の第三次正規化さ
れたMDCT係数の列46のそれぞれの係数に対応す
る、前記LPC包絡算出部15で得られた量子化された
LPC包絡と前記小分割レベル計算・量子化部16で得
られた小分割ごとの量子化された代表値と積を、前記の
第三次正規化されたMDCT係数の列46のそれぞれの
係数に対応する横座標上にとった結果得られた曲線が4
7である。48は、前記の第三次正規化されたMDCT
係数の列46を、周波数領域の信号の概形に基づいて一
端並び替えて得られる列を示し、49はその一端並び替
えられた列を最終的に複数の小系列に分割された列を表
している。
【0042】図2の第三次正規化されたN個のMDCT
係数は、まず、対応する量子化されたLPC包絡と小分
割ごとの量子化された代表値を掛け合わせた値の大きい
順に並び替えられる。そして、その並び替えられたMD
CT係数を左側から順に長さL=N/MのM個の小系列
に1個づつ分配することを繰り返して分割される。元の
正規化されたMDCTの係数xとM個の小系列yの関係
は従って以下の式で表される。
【0043】 z(n)=x(index(n)) n=0,1,……,N−1 (4) y(n)=z(n×Μ+k) (5) n=0,1,……,L−1,k=0,1,……,Μ−1 ここでindex(n)は、量子化されたLPC包絡と
小分割ごとの量子化された代表値とを掛け合わせた値e
の大きい順を示すインデックスである。この分割された
M個の小系列は、それぞれ同じコードブックによりベク
トル量子化部19で重み付けべクトル量子化される。こ
のときの重み係数は、従来技術と違う重み計算部23に
より、元の正規化されたMDCT係数xにより形成され
る列x(n)のそれぞれの要素に対応する量子化された
LPC包絡と小分割ごとの量子化された代表値とを掛け
合わせた値eにより形成される列e(n)を第三次正規
化されたMDCT係数の並び替えと同様に並び替えるこ
とにより作られる。量子化されたLPC包絡と小分割ご
との量子化された代表値を掛け合わせた値eにより形成
される列e(n)の要素eと、対応する重み係数wの関
係は、以下の式で表される。
【0044】 f(n)=e(index(n)) n=0,1,……,N−1 (6) w(n)=f(n×M+k) n=0,1,……,L−1,k=0,1,……,M−1 (7) また、重み付けべクトル量子化は、従来技術と同様にそ
れぞれのkについて以下の式を最小にするjを求めるよ
うに動作する。
【0045】
【数2】 (8) ここでP(n)はP(n)=w(n)0.5のよ
うな聴覚重みであり、Cj(n)はコードブックの系列
値である。この重み付けベクトルの量子化においては、
分割部22により、対応する重み係数wの大きいサンプ
ル(概して重要度の高いデータが多い)が各々の小系列
に並び替え分散されているので、従来の周波数領域重み
付けインターリーブ量子化よりも効率的に重み付けベク
トル量子化を行うことができ、品質の改善が可能にな
る。なお、求められた各々の小系列に対するコードブッ
クCJ(n)の番号Jは、多重部21に送られる。
【0046】次に、本発明の一実施形態である復号化器
について説明する。
【0047】図3は、本発明の一実施形態に係る復号化
器の構成を示すブロック図である。同図に示すように、
分離部31には逆量子化部32、逆量子化・小分割レベ
ル再生部34、ベクトル再生部35及びパワー逆正規化
・逆量子化部37が接続している。逆量子化部32はL
PC包絡算出部33に接続され、LPC包絡算出部3
3、逆量子化・小分割レベル再生部34及びベクトル再
生部35は並び替え結合部40に接続されている。また
並び替え結合部40はパワー逆正規化・逆量子化部37
に接続されている。逆量子化小分割レベル再生部34と
パワー逆正規化・逆量子化部37は第一次逆正規化部4
4によって接続され、該第二次逆正規化部44及びLP
C包絡算出部33は第三次逆正規化部45において接続
されている。この第三次逆正規化部45は逆直交変換
(IMDCT)部38を経て窓掛け重ね合わせ部39に
接続されている。
【0048】分離部31では、ビット列からパワーの符
号データ、線形予測(LPC)係数の符号データ、小分
割された各帯域ごとの符号データ、それぞれの小系列を
再生するためのコードブックの番号が分離される。逆量
子化部32では線形予測係数の符号データから量子化さ
れた線形予測係数が、LPC包絡算出部33ではLPC
包絡がそれぞれ順に求められる。また、逆量子化小分割
レベル再生部34では小分割された各帯域ごとの符号デ
ータから小分割ごとのレベルが求められる。ベクトル再
生部35では、コードブックの番号Jからそれぞれの
小系列が再生される。再生された小系列yをもとに、従
来技術と違う並び替え結合部40において、式(4)
(5)で関係づけられるN個の正規化されたMDCT係
数xが再生される。従来技術と異なるのは、この並び替
え結合部40において、LPC包絡と小分割ごとの量子
化された代表値を掛け合わせた値eの大きい順を示すイ
ンデックスを計算して、並び替えを適応的に行っている
点である。この正規化されたMDCT係数は、逆量子化
・パワー逆正規化部37でパワーの符号データから全帯
域のパワーが求められ、第一次逆正規化される。更に、
第二次逆正規化部44において小分割ごとのレベルで第
二次逆正規化される。この第二次逆正規化された符号デ
ータは、LPC包絡算出部33で得られたLPC包絡を
用いて第三次逆正規化部45において第三次逆正規化さ
れた後、逆直交変換(IMDCT)部38で周波数領域
から時間領域に変換される。変換された時間領域の信号
は、窓掛け重ね合わせ部39で窓掛けされた後、重ね合
わせられてオーディオ信号が再生される。
【0049】このように本実施形態の符号化器によれ
ば、周波数領域の信号を該周波数領域の信号の概形に基
づいて並び替えた後に複数の小系列の集合に分割するの
で、周波数領域の信号の概形が大きい重要なサンプルを
できるだけ別の小系列に分散することが可能となり、品
質の向上に繋がる。また本実施形態の復号化器によれ
ば、上記のように周波数領域の信号を該周波数領域の信
号の概形に基づいて並び替え、逆正規化するので、効率
的な符号化に対応した復号化が可能である。
【0050】次に、本発明の第二の実施形態を説明す
る。
【0051】図4は、本発明の一実施形態に係る符号化
器の構成を示すブロック図である。符号化器の構成は、
図1における構成とほぼ同様であるが、並び替え分割部
24が複数のベクトル量子化部25及び26に接続され
ている点と、重み計算部27が上記複数のベクトル量子
化部25及び26に接続されている点とが異なる。入力
されたオーディオ信号は、フレーム分割窓掛け部11で
フレーム分割された後に窓掛けされる。窓掛けされた信
号は直交変換(MDCT)部12により時間領域から周
波数領域の信号に変換されMDCT係数を得るととも
に、LPC分析部13で線形予測(LPC)係数が求め
られる。求められた線形予測係数は量子化部14で量子
化されてその符号データは多重部21に送られる。その
量子化された線形予測係数からLPC包絡算出部15で
LPC包絡が計算される。第一次MDCT正規化部28
において、前記の計算されたLPC包絡を用いて前記直
交変換(MDCT)部12で得られた前記MDCT係数
が第一次正規化される。更に、該正規化されたMDCT
係数は小分割レベル計算・量子化部16で複数の小帯域
に分割された後、例えばその帯域の平均値を代表値とし
て量子化され、全体として周波数領域の信号の概形を表
すのに用いられる。なお前記代表値の量子化された符号
データは多重部21に送られる。
【0052】前記LPC包絡を用いて第一次正規化され
たそれぞれのMDCT係数は、第二次MDCT正規化部
29において前記帯域ごとの量子化された代表値を用い
て更に第二次正規化され平坦化される。この第二次正規
化されたMDCT係数はパワー正規化量子化部17にお
いて、フレーム間の時間的な変動を少なくするべく全帯
域のパワーが求められた後更に第三次正規化される。ま
たパワーの量子化された符号データは多重部21に送ら
れる。この最終的な正規化、即ち、第三次正規化された
MDCT係数は、従来技術と異なる並び替え分割部24
において複数の小系列の集合に分割される。
【0053】次に、本発明の特徴であるこの並び替え分
割部24の詳細を説明する。
【0054】図5は本発明の一実施形態に係る並び替え
分割部24を概念的に示した図である。
【0055】同図に示すように、前記の第三次正規化さ
れたMDCT係数の列50のそれぞれの係数に対応す
る、前記LPC包絡算出部15で得られた量子化された
LPC包絡と前記小分割レベル計算・量子化部16で得
られた小分割ごとの量子化された代表値と積を、前記の
第三次正規化されたMDCT係数の列50のそれぞれの
係数に対応する横座標上にとった結果得られた曲線が5
1である。52は、前記の第三次正規化されたMDCT
係数の列50を、周波数領域の信号の概形に基づいて一
端並び替えて得られる列を示し、53はその一端並び替
えられた列を最終的に複数の小系列に分割された列を表
している。
【0056】図5の第三次正規化されたN個のMDCT
係数は、まず、対応する量子化されたLPC包絡と小分
割ごとの量子化された代表値を掛け合わせた値の大きい
順に並び替えられる。そして、その並び替えられたMD
CT係数を半分に分割して、コードブックの候補数が多
い集合について左側から順に長さL=N/MのM/2個
の小系列に対し1個づつ分配することを繰り返し、更に
コードブックの候補数が少ない集合については、残りの
長さL=N/MのΜ/2個の小系列に対し左側から順に
1個づつ分配することを繰り返して分割される。元の正
規化されたΜDCTの係数xとM個の小系列yの関係は
従って以下の式で表される。
【0057】 z(n)=x(index(n)) n=0,1,……,N−1 (9) y1k(n)=z(n×Μ/2+k) (10) n=0,1,……,L−1,k=0,1,……,Μ/2−1 y2k(n)=z(N/2+n×Μ/2+k) (11) n=0,1,……,L−1,k=0,1,……,Μ/2−1 ここでindex(n)は、量子化されたLPC包絡と
小分割ごとの量子化された代表値とを掛け合わせた値e
の大きい順を示すインデックスである。この分割された
二つの集合の小系列は、コードブックの候補数が多いベ
クトル量子化部25とコードブックの候補数が少ないべ
クトル量子化部26でそれぞれ重み付けべクトル量子化
される。このときの重み係数は、従来技術と違う重み計
算部27により量子化されたLPC包絡と小分割ごとの
量子化された代表値を掛け合わせた値を第三次正規化さ
れたMDCT係数の並び替えと同様に並び替えることに
より作られる。量子化されたLPC包絡と小分割ごとの
量子化された代表値を掛け合わせた値eと重み係数wの
関係は、以下の式で表される。
【0058】 f(n)=e(index(n)) n=0,1,……,N−1(12) w1k(n)=f(n×M/2+k) n=0,1,……,L−1,k=0,1,……,Μ/2−1 (13) w2k(n)=f(N/2+n×Μ/2+k) n=0,1,……,L−1,k=0,1,……,Μ/2−1 (14) また、重み付けベクトル量子化は、従来技術と同様にそ
れぞれのkについて以下の式を最小にする二つのjを求
めるように動作する。
【0059】
【数3】 (15)
【数4】 (16) ここでP(n)=w(n)0.5のような聴覚重み
であり、Cj(n)及びCj(n)はコードブック
の系列値である。この重み付けベクトルの量子化におい
ては、対応する重み係数wが大きいサンプル(概して重
要度の高いデータが多い)が本発明の並び替え分割部2
3によりコードブックの集合の候補数の多寡に応じて各
々の小系列群に区分けされた上更に小系列に分散されて
いるので、実施例1におけるよりも更に効率的に重み付
けベクトル量子化を行うことができ、品質の改善が可能
になる。また、サンプルデータの重要度に応じて重み付
けの選択の尺度を細かくできるので、重要なデータはよ
り細かくそうでないものはより荒く量子化でき、要求品
質に応じた効率的な符号化が可能になる。なお、求めら
れた各々の小系列に対するコードブックCJ1k(n)
及びCJ2k(n)の番号J1k、J2kは、多重部2
1に送られる。
【0060】次に、本発明の一実施形態である復号化器
について説明する。
【0061】図6は、本発明の一実施形態に係る復号化
器の構成を示すブロック図である。復号化器の構成は、
図3における構成とほぼ同様であるが、分離部31が複
数のベクトル再生部41及び42に接続されている点
と、上記複数のベクトル再生部41及び42が並び替え
結合部43に接続されている点とが異なる。
【0062】分離部31では、ビット列からパワーの符
号データ、線形予測(LPC)係数の符号データ、小分
割された各帯域ごとの符号データ、それぞれの小系列を
再生するためのコードブックの番号が分離される。逆量
子化部32では線形予測係数の符号データから量子化さ
れた線形予測係数が、LPC包絡算出部33ではLPC
包絡がそれぞれ順に求められる。また、逆量子化小分割
レベル再生部34では小分割された各帯域ごとの符号デ
ータから小分割ごとのレベルが求められる。ベクトル再
生部41では候補数の多いコードブックから対応する番
号J1kのそれぞれの小系列が、ベクトル再生部42で
は候補数の少ないコードブックから対応する番号J2k
のそれぞれの小系列が再生される。再生された小系列y
をもとに、従来技術と違う並び替え結合部43におい
て、式(9)(10)(11)で関係づけられるN個の
正規化されたMDCT係数xが再生される。従来技術と
異なるのは、この並び替え結合において、LPC包絡と
小分割ごとの量子化された代表値を掛け合わせた値eの
大きい順を示すインデックスを計算して、並び替えを適
応的に行っている点である。この正規化されたMDCT
係数は、逆量子化・パワー逆正規化部37でパワーの符
号データから全帯域のパワーが求められ、第一次逆正規
化される。更に、第二次逆正規化部44において小分割
ごとのレベルで第二次逆正規化される。この第二次逆正
規化された符号データは、LPC包絡算出部33で得ら
れたLPC包絡を用いて第三次逆正規化部45において
第三次逆正規化された後、逆直交変換(IMDCT)部
38で周波数領域から時間領域に変換される。変換され
た時間領域の信号は、窓掛け重ね合わせ部39で窓掛け
された後、重ね合わせられてオーディオ信号が再生され
る。
【0063】このように本実施形態の符号化器及び復号
化器によれば、周波数領域の信号を該周波数領域の信号
の概形に基づいて並び替えた後に、対応する重み係数w
が大きいサンプル(概して重要度の高いデータが多い)
ごとにコードブックの集合の候補数の多寡に応じて各々
の小系列群に区分けされた上更に複数の小系列の集合に
分割するので、周波数領域の信号の概形が大きい重要な
サンプルをできるだけ別の小系列に分散することが可能
となり、品質の向上に繋がるだけでなく、実施例1にお
けるよりも更に効率的に重み付けベクトル量子化を行う
ことができ、品質の改善が可能になる。また本実施形態
の復号化器によれば、上記のように周波数領域の信号を
該周波数領域の信号の概形に基づいて並び替え、逆正規
化する上、サンプルデータの重要度に応じて重み付けの
選択の尺度を細かくできるので、要求品質に応じた効率
的な符号化に対応した復号化が可能である。
【0064】なお、本第二の実施例の符号化器、復号化
器においては、説明を簡単にするために、集合が2個の
場合で、MDCT係数を半分に均等に分割した場合で説
明したが、集合数やそれぞれの集合における小系列の数
や長さは任意であっても構わない。
【0065】また、本第一及び第二の実施例において
は、各々の小系列ごとにコードブックを変えない場合に
つき説明したが、各々の小系列ごとに異なるコードブッ
クを用いても構わない。
【0066】また、本第一及び第二の実施例において、
周波数領域の概形に基づいて適応的に行うにあたり、周
波数領域の概形としてLPC包絡と小分割ごとの量子化
された代表値を掛け合わせた値を採用した場合で説明し
たが、LPC包絡或いは小分割ごとの量子化された代表
値のどちらか一方であっても構わない。
【0067】更に、本実施例ではオーディオ信号を例に
とり説明したが、画像信号、データ信号等の情報であっ
ても構わない。
【0068】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1及び請求
項2、請求項6乃至請求項9記載の本発明の符号化器に
よれば、重み係数wが大きいサンプルが各々の小系列に
散されるので効率的に重み付けべクトル量子化が行われ
ると共に、周波数領域の概形が大きい概して重要度の高
いサンプルでも量子化が同じ小系列に集まるのを避けら
れることから、品質の改善が可能になる。
【0069】請求項3乃至請求項5、請求項6乃至請求
項9記載の本発明の符号化器によれば、重み係数wが大
きいサンプルが各々の小系列に散されるので効率的に重
み付けべクトル量子化が行われると共に、周波数領域の
概形が大きい概して重要度の高いサンプルでも量子化が
同じ小系列に集まるのを避けられることから、品質の改
善が可能になる。それと同時に、重み係数wが大きいサ
ンプルが候補数の多いコードブックの集合の各々の小系
列に分散されるので、サンプルデータの重要度に応じて
重み付けを変化させられる結果、効率的に重み付けベク
トル量子化が行われ、品質の改善が可能になる。
【0070】請求項10及び請求項11、請求項15乃
至請求項18記載の本発明の復号化器によれば、重み係
数wが大きいサンプルが各々の小系列に散されるので効
率的に重み付けべクトル量子化に対応でき、周波数領域
の概形が大きい概して重要度の高いサンプルでも量子化
が同じ小系列に集まるのを避けられることから、品質の
改善が可能になる。
【0071】請求項12乃至請求項14、請求項15乃
至請求項18記載の本発明の復号化器によれば、重み係
数wが大きいサンプルが各々の小系列に散されるので効
率的に重み付けべクトル量子化に対応でき、周波数領域
の概形が大きい概して重要度の高いサンプルでも量子化
が同じ小系列に集まるのを避けられることから、品質の
改善が可能になる。それと同時に、重み係数wが大きい
サンプルが候補数の多いコードブックの集合の各々の小
系列に分散されるので、サンプルデータの重要度に応じ
て重み付けを変化させられる結果、効率的に重み付けベ
クトル量子化が行われた周波数領域の信号を時間領域の
信号として再生でき、品質の改善が可能になる。
【0072】よって、本発明では、全体として、より効
率的に重み付けべクトル量子化が行われ、品質の改善が
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態に係る符号化器の構成
を示したブロック図である。
【図2】本発明の第一の実施形態に係る並び替え分割の
作用を説明するための図である。
【図3】本発明の第一の実施形態に係る復号化器の構成
を示したブロック図である。
【図4】本発明の第二の実施形態に係る符号化器の構成
を示したブロック図である。
【図5】本発明の第二の実施形態に係る並び替え分割の
作用を説明するための図である。
【図6】本発明の第二の実施形態に係る復号化器の構成
を示したブロック図である。
【図7】従来の符号化器の構成を示したブロック図であ
る。
【図8】従来の並び替え分割の作用を説明するための図
である。
【図9】従来の復号化器の構成を示したブロック図であ
る。
【符号の説明】
11 フレーム分割窓掛け部 12 直交変換(MDCT)部 13 LPC分析部 14 量子化部 15 LPC包絡算出部 16 小分割レベル計算量子化部 17 パワー正規化量子化部 18 並び換え分割部 19 ベクトル量子化部 20 重み計算部 21 多重部 22 並び換え分割部 23 重み計算部 24 並び換え分割部 25 ベクトル量子化部 26 ベクトル量子化部 27 重み計算部 28 第一次MDCT正規化部 29 第二次MDCT正規化部 31 分離部 32 逆量子化部 33 LPC包絡算出部 34 小分割レベル再生逆量子化部 35 ベクトル再生部 36 並び換え結合部 37 パワー逆正規化逆量子化部 38 逆直交変換部 39 窓掛け重ね合わせ部 40 並び換え結合部 41 ベクトル再生部 42 ベクトル再生部 43 並び換え結合部 44 第二次逆正規化部 45 第三次逆正規化部 46 第三次正規化されたMDCT係数の列 47 量子化されたLPC包絡*小分割ごとの量子化さ
れた代表値 48 第三次正規化されたMDCT係数の列を並び替え
分割22によって並び替えて得られる列 49 最終的に複数の小系列に分割されたMDCT係数
の列 50 第三次正規化されたMDCT係数の列 51 量子化されたLPC包絡*小分割ごとの量子化さ
れた代表値 52 第三次正規化されたMDCT係数の列を並び替え
分割24によって並び替えて得られる列 53 最終的に複数の小系列に分割されたMDCT係数
の列

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号から直交変換により時間領域か
    ら周波数領域の信号に変換する手段と、 前記周波数領域の信号の概形を求める手段と、 前記周波数領域の信号を前記周波数領域の信号の概形で
    正規化する手段と、 前記正規化された周波数領域の信号を前記周波数領域の
    信号の概形に適応させて並び替え、前記複数の小系列に
    分割する分割手段と、 前記各小系列を前記周波数領域の信号の概形と対応した
    重みをつけた距離尺度でベクトル量子化する手段とを具
    備することを特徴とする符号化器。
  2. 【請求項2】 前記分割手段が、 前記周波数領域の信号の概形が大きい順に、対応する前
    記正規化された周波数領域の信号を並び替える手段と、 前記並び替えられた周波数領域の信号を、その順に前記
    複数の小系列に1個づつ分配することを繰り返して分割
    する手段とを具備することを特徴とする請求項1記載の
    符号化器。
  3. 【請求項3】 入力信号から直交変換により時間領域か
    ら周波数領域の信号に変換する手段と、 前記周波数領域の信号の概形を求める手段と、 前記周波数領域の信号を前記周波数領域の信号の概形で
    正規化する手段と、 前記正規化された周波数領域の信号を前記周波数の信号
    の概形に適応させて並び替え、複数の小系列群を各々構
    成する各小系列に分割する分割手段と、 前記小系列群ごとに異なる候補数を有するコードブック
    により各々の小系列を前記周波数領域の信号の概形と対
    応した重みをつけた距離尺度でベクトル量子化する手段
    とを具備することを特徴とする符号化器。
  4. 【請求項4】 前記分割手段が、 前記周波数領域の信号の概形が大きい順に対応する前記
    正規化された周波数領域の信号を並び替える手段と、 前記並び替えられた周波数領域の信号を複数の小系列群
    に分割する手段と、 前記並び替えられた周波数領域の信号を、前記小系列群
    ごとに、その順に前記小系列群内の小系列に1個づつ分
    配することを繰り返して分割する再分割手段とを具備す
    ることを特徴とする請求項3記載の符号化器。
  5. 【請求項5】 前記再分割手段が、 前記並び替えられた周波数領域の信号を、前記小系列群
    ごとに、その順に多くの候補数を有するコードブックの
    集合から前記小系列群内の小系列が埋まるまで前記小系
    列群内の小系列に1個づつ分配することを繰り返して分
    割する手段であることを特徴とする請求項4記載の符号
    化器。
  6. 【請求項6】 前記直交変換が変形離散コサイン変換で
    あることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか
    1項に記載の符号化器。
  7. 【請求項7】 前記周波数領域の信号の概形を求める手
    段は、入力信号の線形予測分析で求めた線形予測係数を
    量子化した係数に基づく包絡であることを特徴とする請
    求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の符号化器。
  8. 【請求項8】 前記周波数領域の信号の概形を求める手
    段は、周波数領域の信号を複数の小帯域に分割し、各小
    帯域ごとの代表値を量子化して全体として周波数領域の
    信号の概形であることを特徴とする請求項1乃至請求項
    5のいずれか1項に記載の符号化器。
  9. 【請求項9】 前記周波数領域の信号の概形を求める手
    段は、入力信号の線形予測分析で求めた線形予測係数を
    量子化した係数に基づく包絡と、正規化された周波数領
    域の信号を複数の小帯域に分割し各小帯域ごとの代表値
    を量子化して全体として周波数領域の信号の概形とした
    ものとの積であることを特徴とする請求項1乃至請求項
    5のいずれか1項に記載の符号化器。
  10. 【請求項10】 符号化データから複数の小系列を再生
    する手段と、 前記符号化データから周波数領域の信号の概形を求める
    手段と、 前記複数の小系列を集め、前記周波数領域の信号の概形
    に適応させて並び替えて結合し、正規化された周波数領
    域の信号に再生する結合手段と、 前記正規化された周波数領域の信号を前記周波数領域の
    信号の概形で逆正規化して、周波数領域の信号を得る手
    段と、 前記周波数領域の信号から逆直交変換により時間領域の
    信号を得る手段とを具備することを特徴とする復号化
    器。
  11. 【請求項11】 前記結合手段が、 前記複数の小系列を順番に集め、信号列を得る手段と、 前記得られた信号列の各要素を前記周波数領域の信号の
    概形が大きい順に対応する周波数の位置に入れることを
    繰り返して結合する手段とを具備することを特徴とする
    請求項10記載の復号化器。
  12. 【請求項12】 符号化データから、複数の小系列から
    構成される複数の小系列群ごとに異なる候補数を有する
    コードブックによりそれぞれの小系列群の各小系列を再
    生する手段と、 前記符号化データから周波数領域の信号の概形を求める
    手段と、 前記複数の小系列を集め、前記周波数領域の信号の概形
    に適応させて並び替える結合する結合手段と、 前記正規化された周波数領域の信号を前記周波数領域の
    信号の概形で逆正規化して、周波数領域の信号を得る手
    段と、 前記周波数領域の信号から逆直交変換により時間領域の
    信号を得る手段とを具備することを特徴とする復号化
    器。
  13. 【請求項13】 前記結合手段が、 前記小系列群ごとに、該小系列群内の小系列がなくなる
    まで前記複数の小系列を順番に集め、信号列を得る収集
    手段と、 前記得られた信号列の各要素を前記周波数領域の信号の
    概形が大きい順に対応する周波数の位置に入れることを
    繰り返して結合する手段とを具備することを特徴とする
    請求項12記載の復号化器。
  14. 【請求項14】 前記収集手段が、 前記小系列群ごとに、多くの候補数を有するコードブッ
    クの集合から、該小系列群内の小系列がなくなるまで前
    記複数の小系列を順番に集め、信号列を得る手段である
    ことを特徴とする請求項13記載の復号化器。
  15. 【請求項15】 前記逆直交変換が逆変形離散コサイン
    変換であることを特徴とする請求項10乃至請求項14
    のいずれか1項に記載の復号化器。
  16. 【請求項16】 前記周波数領域の信号の概形を求める
    手段は、符号化データから逆量子化された線形予測係数
    に基づく包絡であることを特徴とする請求項10乃至請
    求項14のいずれか1項に記載の復号化器。
  17. 【請求項17】 前記周波数領域の信号の概形を求める
    手段は、符号化データから各小帯域ごとの代表値を逆量
    子化して全体として周波数領域の信号の概形であること
    を特徴とする請求項10乃至請求項14のいずれか1項
    に記載の復号化器。
  18. 【請求項18】 前記周波数領域の信号の概形を求める
    手段は、符号化データから逆量子化された線形予測係数
    に基づく包絡と、符号化データから各小帯域ごとの代表
    値を逆量子化して全体として周波数領域の信号の概形と
    したものとの積であることを特徴とする請求項10乃至
    請求項14のいずれか1項に記載の復号化器。
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