JPH10276724A - 高濃度アラキドン酸含有家禽卵 - Google Patents

高濃度アラキドン酸含有家禽卵

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JPH10276724A
JPH10276724A JP9083765A JP8376597A JPH10276724A JP H10276724 A JPH10276724 A JP H10276724A JP 9083765 A JP9083765 A JP 9083765A JP 8376597 A JP8376597 A JP 8376597A JP H10276724 A JPH10276724 A JP H10276724A
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JP
Japan
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arachidonic acid
yolk
oil
feed
lipid
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JP9083765A
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Yasuhiko Shigematsu
康彦 重松
Hideaki Kobayashi
英明 小林
Mamoru Kimura
守 木村
Tomomi Osaku
智美 大作
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QP Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アラキドン酸を高濃度に含有した臭いのない
アラキドン酸の供給源を提供することにある。 【解決手段】 卵黄脂質に対して4%乃至20%のアラ
キドン酸を含有してある家禽卵。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アラキドン酸を高
濃度に含有してある家禽卵に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アラキドン酸は脳や神経組織を発
達、維持するために重要な役割をになっており、特に代
謝機能の未発達な乳幼児には必須の成分であることか
ら、母乳には100ml当り約10〜15mg前後含まれて
いることが知られている。ところで、乳幼児用の調整粉
乳にはアラキドン酸がほとんど含まれていないことから
そのアラキドン酸を添加することが望まれている。しか
し、アラキドン酸を高濃度に含有した原料(供給源)と
しては微生物産生のアラキドン産含有油があるが、これ
を乳幼児を対象とする調整粉乳に添加することに対し
て、わが国においては使用の許可がおりていない。そこ
で、食用油の一つである魚油はアラキドン酸を1%〜2
%含むため、この魚油を調整粉乳に添加してアラキドン
酸を強化することが考えられるが、この場合は魚臭の点
から、魚油の添加量が制限され、調整粉乳に対して1〜
2%前後、アラキドン酸換算で調乳液100ml当り約
2.5〜5mg前後しか添加することができない。そこ
で、アラキドン酸を高濃度に含有した臭いのないアラキ
ドン酸の供給源が求められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的はアラキドン酸を高濃度に含有した臭いのないアラ
キドン酸の供給源を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記事情
に鑑み、種々検討を重ねた結果、食品原料として安定供
給が可能な家禽に着眼し、家禽に微生物由来のアラキド
ン酸を給餌して得た家禽卵はアラキドン酸を高濃度に含
有するとの知見を得、この知見に基づいてさらに研究の
結果、本発明を完成するに至った。
【0005】すなわち、本発明の構成は、請求項1記載
の発明は「卵黄脂質に対して4%乃至20%のアラキド
ン酸を含有してあることを特徴とする家禽卵」であり、
請求項2記載の発明は「卵黄脂質のトリグリセライド画
分の構成脂肪酸においてアラキドン酸が卵黄脂質の全体
量の50%乃至78%含有してあることを特徴とする請
求項1記載の家禽卵」である。
【0006】以下本発明を詳細に説明する。尚、本発明
において「%」はすべて「重量%」を意味する。本発明
に於いて「家禽卵」とは、例えば、鶏、ウズラ、合鴨、
七面鳥等の卵をいう。また、「卵黄脂質」とは卵黄中に
含まれているトリグリセライド、リン脂質、高級脂肪酸
エステル等の脂質であって、共通な成分として脂肪酸を
含むものをいう。
【0007】本発明のうち請求項1記載の家禽卵は家禽
卵の卵黄脂質に対して4%乃至20%のアラキドン酸を
含有してあることを特徴とする。ここにおいて、一般に
家禽卵は卵黄脂質に対して1〜2%のアラキドン酸を含
有してあることが知られており、またアラキドン酸を含
む魚油を家禽に給餌したとしても、ω3系列の高度不飽
和脂肪酸であるエイコサペンタエン酸及びドコサヘキサ
エン酸の含量を高めることはできても、アラキドン酸は
むしろ減少することが知られている。本発明品である家
禽卵は微生物産生のアラキドン酸含有油を家禽に給餌し
てはじめてアラキドン酸を卵黄脂質に対して少なくとも
4%以上含むことができたものである。この家禽卵から
抽出した卵黄油を調整粉乳に添加した場合は通常の家禽
卵から得られた卵黄油の場合に比べてアラキドン酸を2
倍以上の濃度に強化することが可能となりこの卵黄油は
乳幼児用の調整粉乳のアラキドン酸の供給源として使用
することができる。ところで、そのアラキドン酸含有率
が20%以上を越える家禽卵は、本発明の目的に一層そ
うものであるが、給餌や産卵率の面からそのような高濃
度のアラキドン酸含有家禽卵を得ることは困難であり、
卵黄脂質に対して20%とするのが限度である。
【0008】また、試験例の表1に示すように、モルテ
ィエレラ属の微生物産生のアラキドン酸含有油を給餌す
ることにより家禽卵においては卵黄脂質中のアラキドン
酸含有率が増えるに従って、トリグリセライド画分にお
けるアラキドン酸の含有比率が高くなることがわかる。
本発明においてトリグリセライド画分とは、非極性脂質
である中性脂質画分をいい、リン脂質等の極性脂質を含
まない画分である。一般に家禽卵中の卵黄脂質における
ドコサヘキサエン酸は大部分がリン脂質に含まれており
ドコサヘキサエン酸の添加による移行もリン脂質に限ら
れている。アラキドン酸もドコサヘキサエン酸同様に大
部分がリン脂質に含まれているが、トリグリセライドの
形として産生した微生物(モルティエレラ属)由来のア
ラキドン酸含有油を給餌することにより得られる本発明
品の家禽卵においては、はじめてアラキドン酸がリン脂
質画分からトリグリセライド画分に移行するものであ
り、このようなトリグリセライド画分にアラキドン酸が
含有された油脂はリン脂質の過剰供給といった問題がな
く、アラキドン酸の供給源として利用性の高いものであ
る。
【0009】本発明のうち請求項2記載の家禽卵は、卵
黄脂質のトリグリセライド画分の構成脂肪酸においてア
ラキドン酸が卵黄脂質の全体量の50%乃至78%含有
してあることを特徴とする。母乳中のアラキドン酸はほ
ぼ例外なく100%トリグリセライドの形をとり、アラ
キドン酸を含有するトリグリセライド画分が全卵黄脂質
の50%以上ある卵黄脂質は、調整粉乳としても母乳の
状態に半分以上近いものとなっているので、その分吸収
性がよくなるものと考えられる。産卵率という飼料効果
の面からみれば、トリグリセライドの形としてアラキド
ン酸が70%まである卵黄脂質を量産し、母乳にほぼ半
分以上近いトリグリセライドの形として調整粉乳等に添
加すれば有効に吸収利用されないリン脂質の過剰供給の
心配もなく、添加量の制約を受けずに利用することがで
きる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、卵黄脂質中アラキドン酸が
6.5%前後含有する鶏卵の生産方法を説明する。ま
ず、飼料にアラキドン酸含有油を添加するのであるが、
アラキドン酸含有油としてはアラキドン酸を25%以上
含有する市販の微生物(モルティエレラ属)由来のアラ
キドン酸高含有油を添加するとよい。アラキドン酸含有
油の添加量が一定であれば、アラキドン酸含有油中のア
ラキドン酸含有率が高いほど卵黄脂質中のアラキドン酸
を高くでき、逆にアラキドン酸含有油中のアラキドン酸
含有率が一定であれば、アラキドン酸含有油の添加量に
より卵黄脂質中のアラキドン酸の増減を調整できる。例
えばアラキドン酸含有油がアラキドン酸25%含有油で
あれば、飼料に5%添加することにより、またアラキド
ン酸40%含有油であれば、飼料に3%添加することに
より、卵黄脂質中のアラキドン酸が6.5%前後の家禽
卵が得られる。ここで、アラキドン酸含有油に含まれる
アラキドン酸の状態としては、アラキドン酸がトリグリ
セライド、ジグリセライド、又はモノグリセライドの状
態でもよく遊離脂肪酸混合物、脂肪酸塩混合物又は脂肪
酸エステル混合物、さらにはリン脂質、糖脂質の状態で
あってもよい。
【0011】また、アラキドン酸含有油を添加した飼料
を給餌開始してから少なくとも7日間経過後、アラキド
ン酸が鶏卵に一定の含有率で移行する。同様にアラキド
ン酸含有油の添加を中止してからおよそ7日間でもとの
状態にもどる。一般に鶏の飼料としては油脂分を10%
こえると油っぽくなり飼料として不適となり、給餌も減
少しがちで、産卵率にも影響が大きくなるので、10%
をこえて油脂を増加したい場合は、油脂中のアラキドン
酸含有量自体を高くする必要がある。
【0012】尚、卵黄脂質中のアラキドン酸4%の鶏卵
を生産するには、飼料中へアラキドン酸含有油を添加し
て、飼料中のアラキドン酸含有率が0.6%となるよう
にする。例えばアラキドン酸40%含有油の場合には、
飼料1kg当たり14gないし16g配合するのが好ま
しい。このような飼料を7日間以上与えると卵黄脂質中
のアラキドン酸4%含有してある鶏卵が生産される。そ
して、卵黄脂質中のアラキドン酸20%の鶏卵を生産す
るには、飼料中へアラキドン酸含有油を添加して、飼料
中のアラキドン酸含有率が4%となるようにする。例え
ばアラキドン酸60%含有油の場合には、飼料1kg当
たり66gないし69g配合するのが好ましい。このよ
うな飼料を7日間以上与えると卵黄脂質中のアラキドン
酸20%含有してある鶏卵が生産される。
【0013】また、トリグリセライド画分の構成脂肪酸
においてアラキドン酸が卵黄脂質の全体量の50%を占
める鶏卵を生産するには、飼料中へアラキドン酸含有油
を添加して、飼料中のアラキドン酸含有率が1.2%と
なるようにする。例えばアラキドン酸60%含有油の場
合には、飼料1kg当たり18gないし20g配合する
のが好ましい。このような飼料を7日間以上与えると卵
黄脂質中のアラキドン酸20%含有してある鶏卵が生産
される。また、同様に78%を占める鶏卵を生産するに
は、飼料中へアラキドン酸含有油を添加して飼料中のア
ラキドン酸含有率が4%となるようにする。例えばアラ
キドン酸40%含有油の場合には、飼料1kg当たり9
9gないし103g配合するのが好ましい。このような
飼料を7日間以上与えると卵黄脂質中のアラキドン酸を
20%含有してある鶏卵が生産される。
【0014】
【試験例】以下本発明を試験例に基づき、さらに詳細に
説明する。成鶏飼育用粉末飼料(日本クレア(株)、S
DL No.4)20kg当りアラキドン酸含有油(サン
トリー(株)SUN−TGA40、構成脂肪酸中アラキ
ドン酸40.2%、モルティエレラ属の糸状菌から抽
出)を各々、0.31kg、0.41kg、0.62kg、
1.05kg、1.51kg、2.22kgを混合調合して、
アラキドン酸含有油を上記成鶏飼育用粉末飼料に各々
1.5%、2%、3%、5%、7%、10%添加した飼
料を調整した。この飼料を以下に示すように給餌して得
られた鶏卵を各々発明品、発明品、発明品、発明
品、発明品、発明品とした。また、上記アラキド
ン酸含有油を添加していない飼料を給餌して得られた鶏
卵を比較品とし、上記と同様にアラキドン酸含有油を
各々0.20kg、2.35kg、2.47kgを混合調合し
て各々1%、10.5%、11%添加した飼料を給餌し
て得られた鶏卵を各々比較品、比較品、比較品と
した。
【0015】給餌方法は、各々の飼料をそれぞれ産卵鶏
(白色レグホン、デカルブTX、150日齢)20羽に
毎日100g/羽ずつ給餌した。給餌開始日から10日
目以降21日目までの12日間に産卵した鶏卵120個
ずつを採卵し、注1に示す分析方法により卵黄中の全脂
質中のアラキドン酸含有率を測定し、注2に示す試験方
法により、トリグリセライド及びリン脂質画分中のアラ
キドン酸含有率を測定し、また注3に示す試験方法によ
り卵黄脂質に対するトリグリセライド及びリン脂質画分
中のアラキドン酸の比率を測定した。
【0016】注1)全脂質中のアラキドン酸含有率の測
定方法 対象とする鶏卵を割卵して卵黄部のみ取り出し、この卵
黄部を均一に混合した後凍結乾燥した。この凍結乾燥し
た卵黄を約10g採取し、6倍量、2倍量、2倍量のク
ロロホルム−メタノール(2:1)混液で脂質成分を抽
出した。3回分の抽出液を合わせて減圧濃縮し全脂質を
得た。この全脂質約100mgを採取し、常法通り、三フ
ッ化ホウ素−メタノール法に従って処理し、メチルエス
テル化した試料をガスクロマトグラフィーで脂肪酸組成
を測定し、全脂質中のアラキドン酸含有率を求めた。 注2)トリグリセライド及びリン脂質画分中のアラキド
ン酸含有率の測定方法 注1で得られた全脂質0.5gを採取し、クロロホルム
10mlに溶解し試料溶液とした。この試料溶液を固相
(カラムクロマトグラフィー用シリカゲル1gを充填し
た内径約12mmのカラム)に注入し、次いでクロロホル
ム10ml、エーテル10mlの順に注入し、溶出液を採取
した。この溶出液を減圧濃縮して中性脂質(トリグリセ
ライド)画分とした。次に固相にメタノール40mlを注
入し、溶出液を減圧濃縮して極性脂質(リン脂質)画分
とした。なお、それぞれの画分は、TLC分析を行いト
リグリセライド画分にはリン脂質が含有されていないこ
と、リン脂質画分にはトリグリセライドが含有されてい
ないことを確認した。次いでそれぞれの画分について注
1と同様にして脂肪酸組成を測定しトリグリセライド及
びリン脂質画分中のアラキドン酸含有率を求めた。 注3)卵黄脂質に対するトリグリセライド及びリン脂質
画分中のアラキドン酸の比率の測定方法
【0017】卵黄中のトリグリセライドとリン脂質の比
率がおよそ7:3でありトリグリセライドは3つの脂肪
酸からなりリン脂質は2つの脂肪酸からなるので、注2
のトリグリセライド画分中のアラキドン酸含有率に21
/27を乗じた測定値(A)と同じくリン脂質画分中の
アラキドン酸含有率に6/27を乗じた測定値(B)を
求める。この測定値AとBの百分率比が求める卵黄脂質
に対するトリグリセライド及びリン脂質画分中のアラキ
ドン酸の比率となる。なお、この比率により、卵黄全脂
質に含まれる全アラキドン酸分子のうち、何%がトリグ
リセライド又はリン脂質に含まれているかを示してい
る。上記の試験結果を表1に示した。
【0018】
【表1】
【0019】上記表の結果より、本発明品である卵黄脂
質に対してアラキドン酸4%以上を含有する家禽卵は、
従来の比較品に比べて、2倍以上のアラキドン酸を含
有していることがわかる。また、トリグリセライド画分
に占めるアラキドン酸の比率も従来の比較品の16%
に対し、本発明品は40%とアラキドン酸の構成脂肪酸
組成が異なることがわかる。さらに、卵黄脂質に対して
アラキドン酸6.40%以上を含有する家禽卵はトリグ
リセライド画分に占めるアラキドン酸の比率が50%以
上となり、アラキドン酸含有の比率が高い家禽卵である
ほど、トリグリセライド画分に占めるアラキドン酸の比
率が高くなり、アラキドン酸が100%トリグリセライ
ド画分に含有している母乳の状態に近づくことが理解で
きる。
【0020】
【実施例】実施例1 成鶏飼育用粉末飼料(日本クレア(株)、SDL N
o.4)20kg当りアラキドン酸含有油(サントリー
(株)SUN−TGA40、構成脂肪酸中アラキドン酸
40.2%、n−6系脂肪酸59.6%、モルティエレ
ラ属の糸状菌から抽出)1kgを混合し、アラキドン酸油
5%添加飼料を調整した。この飼料を産卵鶏(白色レグ
ホン、デカルブTX、150日齢)20羽に、100g
/羽ずつ給餌した。飼料の開始日から10日目以降21
日目までの12日間に産卵した本発明品である鶏卵22
0個を得た。この鶏卵の任意の10個を割卵し、卵黄を
凍結乾燥した。常法により全脂質中の脂肪酸組成を測定
したところ、アラキドン酸含有率は10.05%であっ
た。
【0021】さらに、常法に従って、トリグリセライド
を分画し、その脂肪酸組成を調べたところ、アラキドン
酸は8%含まれていた。なお、同時期にアラキドン酸含
有無添加で飼育した産卵鶏から採取した卵黄のトリグリ
セライド中のアラキドン酸含有率は0.2%であった。
残りの210個の鶏卵を割卵し、約3.5kgの卵黄を得
た。これを凍結乾燥し、約1.7kgの乾燥卵黄を得た。
この乾燥卵黄に17Lの99.5%エタノールを加え、
50℃に加温して、30分間脂質成分の抽出を行った。
不溶物をろ別し、抽出液を減圧下濃縮することにより卵
黄油約1kgを得た。この卵黄油中のトリグリセライド含
有率は68%であり、トリグリセライド画分の構成脂肪
酸に占めるアラキドン酸は8.1%であった。また、卵
黄脂質中のアラキドン酸のうち66%がトリグリセライ
ド画分に含まれていた。この卵黄油は臭いがなく調整粉
乳添加用として好ましいものであった。
【0022】実施例2 成鶏飼料用配合飼料(日本農産工業(株)、TI−7
A)18.2kgにアラキドン酸含有油(日本ロシュ
(株)ROPUFA’50’n−6アラキドン酸オイ
ル、アラキドン酸55.4%、n−6系脂肪酸70.3
%、モルティエレラ属の糸状菌から抽出)1.8kgを混
合し、アラキドン酸油9%添加飼料を調整した。この飼
料を産卵鶏(イサブラウン、150日齢)100羽に、
110g/羽ずつ給餌した。給餌開始日から10日目以
降199日間に産卵した本発明品である鶏卵16700
個を得た。この鶏卵を割卵し、卵黄300kgを採取し、
凍結乾燥した後乾燥卵黄145kgを得た。常法により全
量抽出器に入れ1.160Lのn−ヘキサンを注入し3
0℃で30分間抽出した。ろ過器で、残渣をろ別し、ろ
液を減圧濃縮し、卵黄油65kgを得た。この卵黄油は卵
黄脂質に対して18.5%のアラキドン酸を含み、また
油中のトリグリセライド量は90%であり、トリグリセ
ライド画分の構成脂肪酸に占めるアラキドン酸は18.
01%であった。また卵黄脂質中のアラキドン酸のうち
76%がトリグセライド画分に含まれていた。そしてこ
の卵黄油は臭いがなく調整粉乳添加用として好ましいも
のであった。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の家禽卵は卵
黄脂質中にアラキドン酸を高濃度に含有し、しかも卵黄
脂質は卵の成分であるから臭いがないので、この家禽卵
を割卵した後抽出して得られる卵黄油は乳幼児用の調整
粉乳のアラキドン酸の供給源として適している。そして
そのアラキドン酸の構成脂肪酸組成においてトリグリセ
ライド画分に50%以上含有させるようにすれば、アラ
キドン酸が100%トリグリセライドとして含有する母
乳の組成により近づいたものとなるので乳幼児用の調整
粉乳のアラキドン酸の供給源としてさらに適した卵黄油
が提供されたものである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 卵黄脂質に対して4%乃至20%のアラ
    キドン酸を含有してあることを特徴とする家禽卵。
  2. 【請求項2】 卵黄脂質のトリグリセライド画分の構成
    脂肪酸においてアラキドン酸が卵黄脂質の全体量の50
    %乃至78%含有してあることを特徴とする請求項1記
    載の家禽卵。
JP9083765A 1997-04-02 1997-04-02 高濃度アラキドン酸含有家禽卵 Pending JPH10276724A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008043840A (ja) * 2006-08-11 2008-02-28 Tetsuro Asao 有効成分の抽出方法
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