JPH10277582A - 汚水処理装置 - Google Patents

汚水処理装置

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JPH10277582A
JPH10277582A JP9089704A JP8970497A JPH10277582A JP H10277582 A JPH10277582 A JP H10277582A JP 9089704 A JP9089704 A JP 9089704A JP 8970497 A JP8970497 A JP 8970497A JP H10277582 A JPH10277582 A JP H10277582A
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water
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    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理効率を向上させることができる汚水処理
装置を提供する。 【解決手段】 被処理水が導入される処理槽16,18
と、該処理槽16,18内に設けられる散気手段28,
31と、大気を吸引して得られた空気を散気手段28,
31に圧送して該散気手段28,31から散気させる送
気手段34と、を有し、送気手段34から圧送される空
気に高濃度酸素ガスを混合する混合手段36,37を具
備するとともに、該混合手段36,37は、混合後の空
気中の酸素分圧を大気中の酸素分圧より2.0%以内の
範囲で上昇させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、汚水を、主として
その中に含まれる有機物を微生物で分解することにより
浄化する汚水処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】汚水を、主としてその中に含まれる有機
物を微生物で分解することにより浄化する汚水処理装置
として、被処理水が導入される処理槽と、該処理槽内に
設けられる散気手段と、大気を吸引して得られた空気を
前記散気手段に圧送して該散気手段から散気させる送気
手段とを有するものが知られている。この汚水処理装置
は、散気手段からの散気で被処理水内の微生物に酸素を
供給してその活動を活発に維持して被処理水を浄化する
ものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な汚水処理装置においては、送気手段が大気を吸引して
得られた空気を散気手段から散気させるものであるた
め、より多くの酸素が微生物に必要とされる場合におい
ては、空気量を増大させて酸素量を増加させることにな
る。しかし、このように散気させる空気量を増大させる
と、被処理水を攪拌しすぎることになってフロッグを壊
してしまうことになり、その結果、被処理水とフロック
の分離性悪化や微生物の繁殖を低下させてしまうことに
なる。
【0004】このため、送気手段から圧送される空気に
高濃度酸素ガスを混合することにより、空気量を増大さ
せることなく、酸素量を多くすることを考えた。しかし
ながら、単純に高濃度酸素ガスを混合するだけでは、微
生物の活動が必ずしも活発とはならず、処理効率を向上
させることができないという問題が生じた。したがっ
て、本発明の目的は、処理効率を向上させることができ
る汚水処理装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載の汚水処理装置は、被処理水
が導入される処理槽と、該処理槽内に設けられる散気手
段と、大気を吸引して得られた空気を前記散気手段に圧
送して該散気手段から散気させる送気手段と、を有する
ものであって、前記送気手段から圧送される空気に高濃
度酸素ガスを混合する混合手段を具備するとともに、該
混合手段は、混合後の空気中の酸素分圧を大気中の酸素
分圧より2.0%以内の範囲で上昇させることを特徴と
している。これにより、酸素分圧が大気中の酸素分圧よ
り2.0%以内の範囲で上昇させられた空気を散気手段
が被処理水に散気させることで、処理効率を向上させる
ことができる。
【0006】また、本発明の請求項2記載の汚水処理装
置は、上記に加えて、前記散気手段を有する処理槽を複
数設けるとともに、これら処理槽を直列に接続させて被
処理水を順に移動させ、さらに、前記混合手段は、上流
側の処理槽の散気手段に前記送気手段から圧送される空
気にのみ高濃度酸素ガスを混合させるものであることを
特徴としている。これにより、散気手段を有する処理槽
を複数設けた場合において、汚れの度合いが大きい、上
流側の処理槽の散気手段に送気手段から圧送される空気
にのみ高濃度酸素ガスを混合させるため、能力的あるい
はコスト的に高濃度酸素ガスの供給量に制限がある場合
等において、効率良く汚水処理を行うことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の汚水処理装置の第1の実
施の形態を図1〜図5を参照して以下に説明する。汚水
処理装置11は、被処理水(汚水)10がまず最初に導
入される汚水調整槽12と、該汚水調整槽12から被処
理水10を管路13を通して汲み上げ吐出するポンプ1
4と、該ポンプ14から管路13を介して吐出された被
処理水10が導入される一次曝気槽(処理槽)16と、
該一次曝気槽16の被処理水10を導く管路17と、該
管路17で導かれた被処理水10が導入される二次曝気
槽(処理槽)18と、該二次曝気槽18の被処理水10
を導く管路19と、該管路19で導かれた被処理水10
が導入される沈殿槽20とを有している。このようにし
て、汚水調整槽12、一次曝気槽16、二次曝気槽18
および沈殿槽20は被処理水10の流れ上、直列に配置
されている。
【0008】汚水調整槽12は、被処理水10を均一な
濃度に調整するもので、このように均一な濃度に調整さ
れた被処理水10がポンプ14により汲み上げられるこ
とになる。一次曝気槽16は、上部開放型の有底円筒状
のもので、その上流側の汚水調整槽12から導入された
被処理水10に含まれる有機物を、被処理水10の汚泥
を形成している微生物により分解し浄化する。
【0009】二次曝気槽18は、上部開放型の有底円筒
状のもので、その上流側の一次曝気槽16から導入され
た被処理水10に含まれる有機物(一次曝気槽16では
分解しきれなかった有機物)を、被処理水10の汚泥を
形成している微生物により分解し浄化する。なお、一次
曝気槽16から二次曝気槽18への管路17としては、
一次曝気槽16の被処理水10を例えば重力により二次
曝気槽18に流下させるもの等が用いられることにな
る。
【0010】沈殿槽20は、その上流側の二次曝気槽1
8から導入された被処理水10の汚泥を沈殿・分離さ
せ、その上澄みを処理水として排出するものである。な
お、二次曝気槽18から沈殿槽20への管路19として
は、二次曝気槽18の被処理水10を例えば重力により
沈殿槽20に流下させるもの等が用いられることにな
る。また、沈殿槽20の底部20aと一次曝気槽16の
底部16aとの間には、汚泥返送管路21が接続されて
おり、該汚泥返送管路21には、沈殿槽20で沈殿させ
られた汚泥を吸引し一次曝気槽16に吐出して戻すポン
プ22が設けられている。
【0011】汚水調整槽12には、上方から鉛直に管路
24が導入されており、該管路24の下端には、汚水調
整槽12の底部12aの若干上側位置において水平延在
する散気管25が連結されている。この散気管25に
は、内外を貫通させる図示せぬ散気穴が多数形成されて
いる。
【0012】一次曝気槽16には、上方から鉛直に管路
27が導入されており、該管路27の下端には、一次曝
気槽16の底部16aの若干上側位置において水平延在
する散気管(散気手段)28が連結されている。この散
気管28には、内外を貫通させる図示せぬ散気穴が多数
形成されている。
【0013】二次曝気槽18には、上方から鉛直に管路
30が導入されており、該管路30の下端には、二次曝
気槽18の底部18aの若干上側位置において水平延在
する散気管(散気手段)31が連結されている。この散
気管31には、内外を貫通させる図示せぬ散気穴が多数
形成されている。
【0014】そして、管路24,27,30のそれぞれ
の散気管25,28,31に対し反対側は、一つの管路
33に連結されており、該管路33には、一端開口部か
ら大気を吸引して得られた空気を、管路33および管路
24,27,30を介して散気管25,28,31に向
けて圧送するブロア(送気手段)34が設けられてい
る。
【0015】また、管路33のブロア34よりも下流側
であって、すべての管路24,27,30よりも上流側
の位置には混合器(混合手段)36が配置されている。
他方で、この混合器36には、圧縮した空気中の酸素を
濃縮することで高濃度酸素ガスを発生させる酸素ガス発
生装置(混合手段)37が連結されており、これによ
り、該混合器36は、ブロア34から圧送される、大気
を吸引して得られた空気に、酸素ガス発生装置37で発
生された高濃度酸素ガスを混合させることになる。
【0016】そして、このようにして酸素分圧が大気中
の酸素分圧より高められた混合後の空気が散気管25,
28,31から散気させられることになる。なお、酸素
ガス発生装置37は、高濃度酸素ガスの流量が制御可能
であり、よって、混合器36における混合後の酸素分圧
を制御可能となっている。管路33の混合器36より下
流側であって、すべての管路24,27,30よりも上
流側の位置には、酸素濃度計(混合手段)39が配置さ
れている。この酸素濃度計39は、管路33内の空気の
酸素濃度を検出して制御ユニット(混合手段)40に出
力する。
【0017】この制御ユニット40は、酸素濃度計39
の検出結果から管路33中の空気の酸素分圧を、大気中
の酸素分圧より、0%より大きく2.0%以内の範囲で
上昇させるように、言い換えれば大気中の酸素分圧は通
常20.9%であることから管路33中の空気の酸素分
圧が20.9%より大きく22.9%以内の範囲となる
ように、酸素ガス発生装置37から混合器36へ供給す
る高濃度酸素ガスの供給量を制御する。なお、混合気体
を構成する成分気体のそれぞれが、他の成分を取り除い
てそれ自身だけで全体積を占めたと仮定したときに示す
はずの圧力を、その成分気体の分圧といい、等温等圧の
数種類の理想気体を、その同じ温度、同じ圧力のもとで
混合して一つの気体を作るとき、混合気体の占める体積
(全体積)は混合前に各気体が占めていた体積の和に等
しく、また混合気体の圧力(全圧)は各気体の和に等し
い関係を表す分圧の法則(ドルトンの法則)に基づくも
のとなる。
【0018】一次曝気槽16および二次曝気槽18に
は、それぞれ溶存酸素濃度計42,43が設けられてお
り、溶存酸素濃度計42は、一次曝気槽16の被処理水
10の溶存酸素濃度を検出して制御ユニット40に出力
し、溶存酸素濃度計43は、二次曝気槽18の被処理水
10の溶存酸素濃度を検出して制御ユニット40に出力
する。なお、制御ユニット40は、溶存酸素濃度計4
2,43の検出結果から一次曝気槽16および二次曝気
槽18における溶存酸素濃度が最適となるように、管路
33中の空気の酸素分圧を上記範囲に維持した状態で、
さらに酸素ガス発生装置37から混合器36への高濃度
酸素ガスの供給量を制御する。
【0019】このように構成された汚水処理装置11に
おいては、被処理水10がまず、汚水調整槽12へ導入
されて、その濃度が均一となるよう調整される。これと
ともに、これに含まれる有機物を、被処理水10の汚泥
を形成している微生物により分解し浄化させる。ここ
で、ブロア34および酸素ガス発生装置37から混合器
36を介して、酸素分圧が最適な状態に高められた空気
が散気管25から汚水調整槽12内で散気される。これ
により、被処理水10内の微生物に最適な酸素分圧で酸
素を供給してその活動を活発に維持し、浄化を効率良く
行わせることができる。
【0020】その後、汚水調整槽12の被処理水10
は、ポンプ14で管路13を介して一次曝気槽16へ導
入される。そして、この一次曝気槽16においては、導
入された被処理水10に含まれる有機物を、被処理水1
0の汚泥を形成している微生物により分解し浄化させ
る。ここでも、ブロア34および酸素ガス発生装置37
から混合器36を介して、酸素分圧が最適な状態に高め
られた空気が散気管28から一次曝気槽16内で散気さ
れるため、被処理水10内の微生物に最適な酸素分圧で
酸素を供給してその活動を活発に維持し、浄化を効率良
く行わせることができる。
【0021】そして、一次曝気槽16で浄化処理された
被処理水10は、二次曝気槽18に管路17を介して導
入される。そして、この二次曝気槽18においても、導
入された被処理水10に含まれる有機物を、被処理水1
0の汚泥を形成している微生物により分解し浄化させ
る。ここでも、ブロア34および酸素ガス発生装置37
から混合器36を介して、酸素分圧が最適な状態に高め
られた空気が散気管31から二次曝気槽18内で散気さ
れるため、被処理水10内の微生物に最適な酸素分圧で
酸素を供給してその活動を活発に維持し、浄化を効率良
く行わせることができる。
【0022】二次曝気槽18で浄化処理された被処理水
10は、沈殿槽20に管路19を介して導入される。そ
して、この沈殿槽20において、導入された被処理水1
0の汚泥を沈殿・分離させ、その上澄みを処理水として
排出するとともに、ポンプ22で沈殿槽20で沈殿させ
た汚泥を一次曝気槽16に戻す。
【0023】なお、管路13のポンプ14の一次曝気槽
16側に、被処理水10の流量を一定にする流量調整器
を設けてもよい。また、汚水調整槽12、一次曝気槽1
6および二次曝気槽18の少なくともいずれか一つにカ
セイソーダ等のアルカリ性剤を導入してもよい。さら
に、酸素ガス発生装置37の代りに高濃度酸素ガスが蓄
圧されているボンベを設けてもよい。
【0024】次に、混合器36による混合後の空気中の
酸素分圧を大気中の酸素分圧より2.0%以内の範囲で
上昇させた点について述べる。まず、実験装置として、
図2に示すように、四つの回文式処理水槽(曝気槽)4
5〜48を並べるとともに、各処理水槽45〜48に管
路50〜53をそれぞれ導入し、各管路50〜53の処
理水槽45〜48の外に空気用ガス流量計55〜58を
設置し、さらに、各管路50〜53をエアポンプ59に
接続させるとともに、管路50〜52に酸素ボンベ60
を管路61〜63を介して接続させ、管路61〜63上
に酸素用ガス流量計65〜67をそれぞれ設けたものを
用いている。
【0025】そして、微生物を含む被処理水を1L、微
生物担持体としての不織布を乾燥重量約1.5gおよび
蒸留水3Lを分取した容量5Lのもの(張込水量約4
L)を、それぞれ上記した各処理水槽45〜48として
用意した。また、グルタミン酸およびグルコースをそれ
ぞれ0.341gずつ秤量後、純水にて1Lにメスアッ
プした水溶液を人工下水として用意し、この人工下水を
上記各処理槽45〜48にそれぞれ100mLずつ添加
した。このときの各処理水槽45〜48内の全有機体炭
素量(TOC)は約24〜27mg/Lであった。
【0026】そして、酸素ボンベ60からの濃度99.
9%の酸素ガスとエアポンプ59からの空気を総流量4
00mL/minとなるように混合し、処理水槽45〜
48に管路50〜53を介して散気させた。酸素ガス流
量は、それぞれ0,1mL,4mL,8mL(空気流量
に対する酸素ガス流量の割合はそれぞれ0%,0.25
%,1%,2%)とした。なお、実験の環境を一定にす
るため、処理水槽45〜48は雰囲気温度25℃・相対
湿度60%に保たれた恒温槽内に静置し、その結果、処
理水槽45〜48内の水温は約28℃に保たれていた。
【0027】上記条件下において、各処理水槽45〜4
8における曝気時間に対するTOC、溶存酸素濃度(D
O)および水素イオン濃度pHおよび水温を測定した結
果を、図3の図表に示すとともに、曝気時間に対するT
OCの変化を図4の特性線図に示し、さらに酸素分圧に
対する除去率の関係を図5の特性線図に示す。なお、図
3および図4において43.9時間経過の時点でTOC
が増大しているのは、人工下水を追加したためである。
そして、図3および図4に示す43.9時間経過の時点
で人工下水を追加した後、65.6時間経過時点でのT
OCの除去率を見てみると、大気(酸素分圧の上昇0
%)の場合は、TOCが28.4から17.8でその除
去率は37.3%であるのに対し、大気より0.25%
酸素分圧を上昇させたものについては、TOCが28.
2から11.3へと激減し、その除去率は59.9%と
高いものとなっており、大気より1.0%酸素分圧を上
昇させたものについても、TOCが26.8から10.
5へと激減し、その除去率は60.8%と高いものとな
っていて、大気より2.0%酸素分圧を上昇させたもの
については、TOCが27.2から13.4へと減少
し、その除去率は50.7%と満足できるものとなって
いる。この結果から、図5に示すように、大気に比して
酸素分圧を2.0%以内の範囲で上昇させた場合におい
ては、十分なTOCの除去率を確保できており、言い換
えれば微生物が良好に活動していることがわかる。
【0028】以上により、第1の実施の形態の汚水処理
装置によれば、酸素分圧が大気中の酸素分圧より2.0
%以内の範囲で上昇させられた空気を一次曝気槽16お
よび二次曝気槽18内の被処理水10に散気させること
で、処理効率を向上させることができる。
【0029】次に、本発明の汚水処理装置11の第2の
実施の形態を図6を参照して、第1の実施の形態との相
違部分を中心に以下に説明する。なお、第1の実施の形
態と同様の部分には同一の符号を付しその説明は略す。
第2の実施の形態においては、ブロア34と各管路2
4,27,30とを接続させる管路33上に混合器36
を設けることなく、これに合わせて前記管路33に酸素
ガス発生装置37も接続されていない。
【0030】そして、混合器36は、二次曝気槽18よ
り上流側の一次曝気槽16に導入されている管路27に
設けられている。この混合器36には、第1の実施の形
態と同様に、酸素ガス発生装置37が連結されており、
これにより、該混合器36は、一次曝気槽16の散気管
25にブロア34から圧送される、大気を吸引して得ら
れた空気にのみ、酸素ガス発生装置37で発生された高
濃度酸素ガスを混合させることになる。これに合わせ
て、酸素濃度計39は、管路33の混合器36より下流
側であって、すべての管路24,27,30よりも上流
側の位置ではなく管路27の混合器36の下流側位置に
配置されている。
【0031】制御ユニット40は、酸素濃度計39の検
出結果から一次曝気槽16の管路27中の空気の酸素分
圧を大気中の酸素分圧より、0%より大きく2.0%以
内の範囲で上昇させるように、言い換えれば大気中の酸
素分圧は20.9%であることから管路27中の空気の
酸素分圧が20.9%より大きく22.9%以内の範囲
となるように、酸素ガス発生装置37から混合器36へ
供給する高濃度酸素ガスの供給量を制御する。
【0032】このように構成された汚水処理装置11に
おいては、複数の一次曝気槽16および二次曝気槽18
を設けた場合において、汚れの度合いが大きい、上流側
の一次曝気槽16の散気管28にブロア34から圧送さ
れる空気にのみ高濃度酸素ガスを混合させるため、能力
的あるいはコスト的に高濃度酸素ガスの供給量に制限が
ある場合等において、効率良く汚水処理を行うことがで
きる。なお、この場合よりも高濃度酸素ガスの供給量が
大きいが、汚水調整槽12、一次曝気槽16および二次
曝気槽18に散気されるすべての空気に混合させるに
は、能力的あるいはコスト的に高濃度酸素ガスの供給量
に制限がある場合等においては、一次曝気槽16および
二次曝気槽18に圧送される空気にのみ高濃度酸素ガス
を混合させれば、効率良く汚水処理を行うことができ
る。
【0033】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
記載の汚水処理装置によれば、酸素分圧が大気中の酸素
分圧より2.0%以内の範囲で上昇させられた空気を散
気手段が被処理水に散気させることになるため、処理効
率を向上させることができる。
【0034】また、本発明の請求項2記載の汚水処理装
置によれば、散気手段を有する処理槽を複数設けた場合
において、汚れの度合いが大きい、上流側の処理槽の散
気手段に送気手段から圧送される空気にのみ高濃度酸素
ガスを混合させるため、能力的あるいはコスト的に高濃
度酸素ガスの供給量に制限がある場合等において、効率
良く汚水処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の汚水処理装置の第1の実施の形態を
概略的に示す構成図である。
【図2】 汚水処理の実験装置を概略的に示す構成図で
ある。
【図3】 汚水処理の実験装置による実験結果を示すも
ので、各処理水槽における曝気時間に対する全有機体炭
素量(TOC)、溶存酸素濃度(DO)および水素イオ
ン濃度(pH)および水温を測定した結果を示す図表で
ある。
【図4】 汚水処理の実験装置による実験結果を示すも
ので、曝気時間に対する全有機体炭素量(TOC)の変
化を示す特性線図である。
【図5】 汚水処理の実験装置による実験結果を示すも
ので、酸素分圧に対する除去率の関係を示す特性線図で
ある。
【図6】 本発明の汚水処理装置の第2の実施の形態を
概略的に示す構成図である。
【符号の説明】
10 被処理水 11 汚水処理装置 12 汚水調整槽 16 一次曝気槽(処理槽) 18 二次曝気槽(処理槽) 28,31 散気管(散気手段) 34 ブロア(送気手段) 36 混合器(混合手段) 37 酸素ガス発生装置(混合手段) 40 制御ユニット(混合手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理水が導入される処理槽と、該処理
    槽内に設けられる散気手段と、大気を吸引して得られた
    空気を前記散気手段に圧送して該散気手段から散気させ
    る送気手段と、を有する汚水処理装置において、 前記送気手段から圧送される空気に高濃度酸素ガスを混
    合する混合手段を具備するとともに、 該混合手段は、混合後の空気中の酸素分圧を大気中の酸
    素分圧より2.0%以内の範囲で上昇させることを特徴
    とする汚水処理装置。
  2. 【請求項2】 前記散気手段を有する処理槽を複数設け
    るとともに、これら処理槽を直列に接続させて被処理水
    を順に移動させ、さらに、前記混合手段は、上流側の処
    理槽の散気手段に前記送気手段から圧送される空気にの
    み高濃度酸素ガスを混合させるものであることを特徴と
    する請求項1記載の汚水処理装置。
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