JPH10278026A - コンクリート養生設備 - Google Patents

コンクリート養生設備

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JPH10278026A
JPH10278026A JP9086984A JP8698497A JPH10278026A JP H10278026 A JPH10278026 A JP H10278026A JP 9086984 A JP9086984 A JP 9086984A JP 8698497 A JP8698497 A JP 8698497A JP H10278026 A JPH10278026 A JP H10278026A
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JP
Japan
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curing
steam
temperature
humidity
steam generator
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JP9086984A
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Yoshio Shimizu
好雄 清水
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Daiwa KK
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Daiwa KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設備の起動や、養生室に導入する水蒸気の圧
力、温度、湿度調整等の制御を、水蒸気の発生装置のみ
から行う構成であったので、作業性が悪いといった不満
があった。 【解決手段】 蒸気供給装置および制御装置のオン、オ
フ、養生開始停止、蒸気供給装置から供給される水蒸気
の温度や湿度調整等の指令が入力されるローカルスイッ
チ15を養生室2に個別に備え、養生現場からシステム
全体の制御ができるようにしたコンクリート養生設備1
を提供し、養生の作業性を向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート養生
設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コンクリート製品の養生にあって
は、コンクリート製品を搬入した養生室内の温度調整や
養生時間でなされることが一般的であった。また、近年
では、養生室内に水蒸気を導入して最適温度、湿度下で
養生を行うコンクリート養生設備も提案されている。こ
のコンクリート養生設備では、水蒸気の発生装置を作業
者が操作することで、養生室内に導入する水蒸気の温度
や湿度が調整されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のよう
なコンクリート養生設備では、養生室が複数有る場合、
養生室に導入するすべての養生室について同時に養生を
開始して同様のプログラムで養生を行うことになるた
め、すべてのコンクリート製品の搬入作業が完了するま
で養生を開始することができず効率が悪いといった問題
があった。また、養生室内の水蒸気の温度や湿度を調整
する場合には、養生室と水蒸気の発生装置との間を作業
者が行き来するか、双方に配置した作業者間で連絡を取
り合って確認しながら目的の調整を行うこととなり、作
業性が悪いといった不満があった。例えば、コンクリー
ト製品の養生が進行すると、水和熱によってコンクリー
ト製品表面の温度が上昇する現象が知られており、従来
構成のコンクリート養生設備では温度の低い水蒸気を養
生室に導入して冷却するが、複数の養生室にて同時に養
生を開始した場合には、各養生室の水蒸気に目的の温度
や湿度が得られるまでに時間がかかってしまうため、冷
却が不十分になる可能性がある。
【0004】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、(1)養生室に個別に設けたローカルスイッチか
らの操作により、各養生室に設けられて蒸気供給装置お
よび制御装置のオン、オフ、養生開始停止、蒸気供給装
置から供給される水蒸気の温度や湿度調整等を養生現場
から行うことを可能にして、養生の作業性を向上する、
(2)コンクリート製品に生じた水和熱を冷却する低
圧、低温、高湿度の水蒸気を養生室内に導入することを
簡便にする、(3)冷却用の水蒸気を最適タイミングで
養生室に導入する、(4)養生室内の水蒸気の温度や湿
度を、自動的に行う、(5)養生室に供給する水蒸気の
温度や湿度の調整等を随時記憶、更新することで最適化
していく、コンクリート養生設備を提供することを目的
とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、コンクリート製品を格納する複数の養生室
と、該養生室に水蒸気を供給する蒸気供給装置と、該蒸
気供給装置の作動を制御する制御装置とを備え、蒸気供
給装置は水蒸気を発生する蒸気発生機と、各養生室に個
別に取り付けられて蒸気供給装置から水蒸気を供給する
蒸気供給路の途中に設けられた弁とを備えてなり、制御
装置は中央演算処理装置と、各養生室に設けられて蒸気
供給装置および制御装置のオン、オフ、養生開始停止、
蒸気供給装置から供給される水蒸気の温度や湿度調整等
の指令が入力されるローカルスイッチと、該中央演算処
理装置の出力信号に基づいて目的の弁を開閉制御する弁
制御盤と、該中央演算処理装置の出力信号に基づいて蒸
気発生機を制御して水蒸気の圧力、温度、湿度を調整す
る発生機制御盤とを備えることを特徴とするコンクリー
ト養生設備を前記課題の解決手段とした。
【0006】蒸気発生機としては、ボイラー等の熱源を
利用して水蒸気を発生させる構成の他、各種構成の採用
が可能である。弁としては電磁弁等を採用する。この弁
は各蒸気供給路に個別に設けられ、弁制御盤によって個
別に開閉される。ローカルスイッチから養生開始指令を
入力すると、該当養生室の蒸気供給路の弁が開放され、
自動的に養生が開始される。ローカルスイッチには、蒸
気供給装置および制御装置のオン、オフ、養生開始停
止、蒸気供給装置から供給される水蒸気の温度や湿度調
整の他、水蒸気流量調整等、コンクリート養生設備に対
するあらゆる指令の入力スイッチを搭載することがより
好ましい。制御装置には、ローカルスイッチとは別途
に、指令を入力するための操作盤を設けることがより好
ましい。これにより、複数の養生室について同時に養生
条件を設定することが可能になる。また、ローカルスイ
ッチが故障した場合やメンテナンス時には、操作盤から
の操作で対応することができる。
【0007】また、本発明では、蒸気発生機よりも低
圧、低温、高湿度の水蒸気を発生する加水蒸気発生機
と、蒸気発生機と加水蒸気発生機のいずれかを選択して
蒸気供給路に対して切り換え可能に接続する切換弁とを
蒸気供給装置に備え、中央演算処理装置の出力信号に基
づいて切換弁に切り換え信号を出力する弁切換出力手段
を制御装置に備えた構成も採用可能である。この構成に
よれば、蒸気導入路から加水蒸気発生室に導入する水蒸
気は、例えば蒸気発生機から導入する。蒸気発生機から
は大気に比べて高圧、高温、高湿度の水蒸気が供給さ
れ、加水蒸気発生機からは蒸気発生機よりも低圧、低
温、高湿度の水蒸気(以下、「低圧加水蒸気」)が供給
される。そして、目的の養生室に導入する水蒸気は、切
換弁を作動することで選択され、蒸気供給路から目的の
養生室に導入される。低圧加水蒸気は、養生の進行によ
ってコンクリートに発生する水和熱に対してコンクリー
ト製品を冷却し、水和熱による割れ等の不具合の発生を
防止するので、養生後のコンクリート製品の品質が向上
する。なお、加水蒸気発生機としては、圧力、温度、湿
度の異なる複数種類を設置することも可能である。この
場合でも、切換弁によって蒸気供給路と接続する加水蒸
気発生機を選択することで、目的の水蒸気を養生室に導
入することができる。
【0008】予め設定しておいた養生開始から養生終了
までの養生時間が経過した時および養生終了前60分前
後の予め設定しておいた加水養生開始時に信号を出力す
るタイマーと、加水養生開始時を知らせる信号がタイマ
ーから出力された時に弁切換出力手段に信号を出力して
加水蒸気発生機と蒸気供給路とを接続し、かつこの接続
状態を養生時間経過時を知らせる信号がタイマーから出
力されるまで維持させる加水養生指令手段とを制御機構
に備えた構成を採用すると、養生終了前60分前後に、
養生室に導入する水蒸気が蒸気発生機のものから加水蒸
気発生機のものへ自動的に切り換えられ、養生中のコン
クリート製品が冷却される。出願人らは、その研究か
ら、養生終了前60前後から養生終了まで低圧加水蒸気
を導入することで、養生したコンクリート製品の品質が
向上することを既に突き止めている。この構成は、最適
のタイミングで低圧加水蒸気を養生室に導入することを
可能にするものであり、これにより、コンクリート製品
の品質を一層向上させることができる。
【0009】各養生室に設置されて温度および湿度を計
測する計測手段と、養生中の温度や湿度の基準値を記憶
する記憶手段と、計測手段が計測した温度、湿度を前記
基準値と比較する比較手段とを制御装置に備えた構成を
採用すると、比較手段が計測手段の計測データと基準値
との間の差を認識した場合に、制御手段が発生機制御盤
に信号を出力して蒸気発生機が発生する水蒸気の圧力、
温度、湿度を調整する。この調整は計測データと基準値
との間の差がほぼ解消されるまで、連続的にフィードバ
ックされ、これにより、養生室内の水蒸気の圧力、温
度、湿度が自動的に基準値とほぼ一致される。計測手段
としては、圧力センサ、温度センサ、湿度計といった各
種センサ類が採用される。なお、計測手段には、水蒸気
流量を計測する流量計等を採用することも可能である。
また、この構成の場合、制御装置の作動履歴を記憶手段
に書き込む書込手段を制御装置に備えると、昇温時等の
制御が養生の度に記憶されるため、この記憶されたデー
タを制御プログラムの作成等に利用することができる。
また、圧力、温度、湿度の基準値を、良好な養生結果が
得られた制御に随時更新していくことで、最適化が図ら
れる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明のコンクリート養生設
備の実施の形態を、図1から図4を参照して説明する。
図1中符号1はコンクリート養生設備である。このコン
クリート養生設備1はコンクリート製品を格納する複数
の養生室2と、これら養生室2に水蒸気を供給する蒸気
供給装置3(図1中のボイラーセクション)と、該蒸気
供給装置3の作動を制御する制御装置4とを備えて構成
されている。
【0011】養生室2は複数を集合させた養生セクショ
ン5を複数形成している。
【0012】蒸気供給装置4は水蒸気を発生する蒸気発
生機6と、各養生室2に個別に取り付けられて蒸気供給
装置3から水蒸気を供給する蒸気供給路7の途中に設け
られた図示しない弁(電磁弁)と、蒸気発生機6よりも
低圧、低温、高湿度の水蒸気(以下、「低圧加水蒸
気」)を発生する加水蒸気発生機8とを備え、蒸気発生
機6と加水蒸気発生機8のいずれか一方を選択して蒸気
供給路7と接続することで、目的の水蒸気を養生室2に
導入する。蒸気発生機6は、ボイラーで発生した熱によ
り、高圧高温の水蒸気を発生させる。
【0013】図2に示すように、加水蒸気発生機8は、
加水蒸気発生室9と、バッフルプレート10を介して加
水蒸気発生室9に隣接して設けられた蒸気導入室11
と、水を霧状にして加水蒸気発生室9内に噴射する加水
噴霧手段12と、加水蒸気発生室9内の水蒸気を導出す
る蒸気導出路13とを備えて構成されている。バッフル
プレート10は加水蒸気発生室9と蒸気導入室11とに
連通する小孔14を多数有する構成であり、蒸気発生機
6から蒸気導入室11に導入された高圧高温の水蒸気を
小孔14を介して加水蒸気発生室9に導入する。小孔1
4の断面積の総和は蒸気導出路13の断面積よりも小さ
く形成してあるので、小孔14を介して加水蒸気発生室
9に導入された水蒸気は圧力が低下する。そして、加水
蒸気発生室9内では、加水噴霧機12の噴霧により水蒸
気の湿度が100%前後に上昇し、温度が低下する結
果、低圧加水蒸気が発生する。
【0014】図1に示すように、制御装置4は、ローカ
ルスイッチ15と、データ収集盤16と、操作盤17
(蒸気養生システムコンピュータ)と、蒸気供給制御ユ
ニット18とを電気的に接続した構成になっている。ロ
ーカルスイッチ15は各養生室2に個別に取り付けら
れ、養生室2にて作業者が指令を入力することで入力信
号をデータ収集盤16に出力する。ここで、ローカルス
イッチ15にて入力可能な指令は、コンクリート養生設
備全体のオン、オフ、該当養生室2に取り付けられた蒸
気供給路7の弁の開閉、蒸気発生機6が発生する水蒸気
の圧力、温度、湿度調整等である。また、ローカルスイ
ッチ15は、各養生室2内の温度および湿度を計測して
計測信号を出力する図示しない計測手段を内蔵してい
る。この計測手段の計測データは、データ収集盤16に
伝送される。データ収集盤16には複数の養生セクショ
ン5の各養生室2のローカルスイッチ15が接続され
る。
【0015】図3は、データ収集盤16の構成を示す。
該計測手段から出力された計測値と前記ローカルスイッ
チ15の出力信号が入力される中央演算処理装置19
(CPU)と、蒸気発生機6および加水蒸気発生機8の
蒸気供給路7に対する接続を切り換える切換信号を蒸気
供給制御ユニット18に内蔵した切換弁28に出力する
弁切換出力手段21と、養生開始からの経過時間を計測
するタイマー22と、予め設定した養生時間が経過した
時に加水蒸気発生機8を蒸気供給路7と接続してこの接
続状態を養生終了まで保持させる信号を弁切換出力手段
21に出力する加水養生指令手段23と、ローカルスイ
ッチ15内蔵の計測手段24から入力される温度や湿度
の計測データを操作盤17に記憶した基準値と比較する
比較手段25とを備えている。中央演算処理装置19に
は、複数のローカルスイッチ15および計測手段24を
接続している。また、この中央演算処理装置19は蒸気
供給制御ユニット18に内蔵の発生機制御盤26(ボイ
ラー指令盤)に指令を出力して蒸気発生機6および加水
蒸気発生機8の作動をオン、オフや、発生する水蒸気の
圧力、温度、湿度等を制御する。
【0016】中央演算処理装置19に入力される計測手
段24の計測データや、該中央演算処理装置19、弁切
換出力手段21、加水養生指令手段23の出力信号、出
力信号の出力タイミング等の作動履歴は、中央演算処理
装置19と接続された書込手段30によって操作盤17
に書き込まれ記憶される。ここで、操作盤17は、請求
項4記載の記憶手段として機能する。操作盤17に記憶
される作動履歴は養生作業の度に更新され、次第に最適
化される。また、この操作盤17からは、ローカルスイ
ッチ15と同様に、目的の養生室2に係る弁の開閉、目
的の養生室2に導入する水蒸気を発生する蒸気発生機
6、8の選択、コンクリート養生設備1全体のオン、オ
フ等の指令を出力することができる。また、この操作盤
17からは、すべての養生室2について前記指令を個別
に設定することができるので、複数の養生室2について
同じ指令を同時に設定するなどといったことが可能であ
る。操作盤17からの指令の入力は、ローカルスイッチ
15の故障時やメンテナンス時等にも利用することがで
きる。図1に示すように、この操作盤17は、メンテナ
ンスデータ通信用の通信ポート17aを有する。
【0017】図3に示すように、蒸気供給制御ユニット
18は、弁制御盤20と発生機制御盤26とを内蔵して
いる。これら、弁制御盤20と発生機制御盤26とは共
に図示しない出力手段を内蔵しており、弁制御盤20は
各蒸気供給路7を開閉する電磁弁27や蒸気供給路7に
対する蒸気発生機6、8を切り換える切換弁28の作動
を制御し、発生機制御盤26はコンクリート養生設備1
全体のオン、オフ切り換え等を制御する。
【0018】図1に示すように、蒸気発生機6や加水蒸
気発生機8にはボイラー用コンピュータ29およびボイ
ラーデータ盤29aが接続されている。ボイラー用コン
ピュータ29は、ボイラーデータ盤29aの収集データ
に基づいてボイラーへの燃料の供給量等を調整する。
【0019】以下、このコンクリート養生設備1の作用
および効果を説明する。このコンクリート養生設備1で
は、ローカルスイッチ15、操作盤17の両方にて、コ
ンクリート養生設備1全体のオン、オフと、養生開始停
止、発生する水蒸気の圧力、温度、湿度調整の指令を入
力することができる。ローカルスイッチ15、操作盤1
7のいずれかの養生スイッチをオンにすると、目的の養
生室2での養生がスタートし、データ収集盤16の制御
によって養生が終了するまで自動運転される。
【0020】以下、ローカルスイッチ15から指令入力
する場合について、このコンクリート養生設備1の作動
を図4のフローチャートを参照して説明する。まず、第
1のステップ31では、養生すべきコンクリート製品を
搬入した養生室2のローカルスイッチ15にてシステム
起動スイッチをオンにする。これにより、コンクリート
養生設備1全体が起動される(第2のステップ32)。
次に、第3のステップ33にてローカルスイッチ15の
養生スイッチをオンにすると、該当養生室2に係る電磁
弁27が開放される(第4のステップ34)と同時に、
データ収集盤16、弁制御盤20が切換弁28を制御す
ることによって該当養生室2に係る蒸気供給路7に蒸気
発生機3が接続されて高温高圧の水蒸気が送り込まれ、
養生が開始される。蒸気供給路7と蒸気発生機3との接
続時間は、予め操作盤17にて設定され養生終了前に実
施される低圧加水養生が開始されるまで継続して維持さ
れる。ここで、低圧加水養生とは、加水蒸気発生機8の
低圧加水蒸気を養生室2に導入して実施する養生を指
し、例えば、養生終了前の約60分間実施することがよ
り好ましい。
【0021】養生開始から低圧加水養生の開始までは、
計測手段24で計測した養生室2内の温度、湿度のデー
タを比較手段25にて操作盤17に記憶された基準値と
比較する(第5のステップ35)。ここで、基準値との
差が許容範囲よりも大きい場合には第6のステップ36
に進み、蒸気発生機6で発生する水蒸気の温度や発生量
を調整した後、再度第5のステップ35を実行する。第
5のステップ35は、低圧加水養生の開始まで連続して
実施する。
【0022】計測データが基準値の許容範囲内に維持さ
れ養生終了前60分に至ったら、タイマー22が信号を
出力し(第7のステップ37)、第8のステップ38に
て加水蒸気発生機8から低圧加水蒸気を養生室2に導入
する。低圧加水蒸気の導入時には、中央演算処理装置1
9がタイマー22からの出力信号を受信することで加水
養生指令手段23を経由して弁切換出力手段21を起動
させ、該弁切換出力手段21から弁制御盤20へ切換信
号を出力させ、該当養生室2に係る蒸気供給路7との接
続を蒸気加水蒸気発生機8を接続する。
【0023】低圧加水養生の開始から60分が経過した
ら、タイマー22が信号を出力することで電磁弁27を
閉じ、該当の養生室2への低圧加水蒸気の供給を自動的
に停止する(第9のステップ39)。全ての養生室2で
養生が終了したら、データ収集盤16の制御によってコ
ンクリート養生設備1全体を自動的にオフにする(第1
0のステップ40)。再度、第1のステップ31をスタ
ートする場合には、中央演算処理装置19から加水養生
指令手段23を経由することなく直接弁切換出力手段2
1へ信号を出力して、蒸気供給路7と蒸気発生機6とを
接続させる。
【0024】このコンクリート養生設備1によれば、以
下のような優れた効果が得られる。 (イ)ローカルスイッチ15を操作することで養生室2
別に養生を開始することができ、コンクリート製品の搬
入が完了した養生室2から順次を養生を開始することで
養生の効率を向上することができる。 (ロ)養生中は、各養生室2の計測手段24で計測した
温度、湿度のデータと基準値とを比較して、蒸気発生機
6の発生する水蒸気の温度、湿度を自動的に調整して随
時最適化するので、作業者による調整作業が不要であ
り、しかも、全ての養生室2について理想的な養生環境
が得られる。 (ハ)養生を開始すると、養生終了前60分から自動的
に低圧加水養生を開始するので、作業者による養生条件
の変更作業が不要であり、作業能率が大幅に向上する。 (ニ)操作盤17に記憶される温度、湿度の基準値を変
更することで、養生室2に導入する水蒸気の温度、湿度
を容易に変更することができ、随時最適化することがで
きるので、養生後のコンクリート製品の品質を向上する
ことができる。 (ホ)操作盤17に設定される低圧加水養生時間や開始
時間を更新することで、最適化することができ、養生後
のコンクリート製品の品質を向上することができる。
【0025】なお、この実施の形態では、制御装置4の
構成の内、中央演算処理装置19、弁切換出力手段2
1、加水養生指令手段23、タイマー22等を、データ
収集盤16に搭載した例を示したが、データ収集盤16
以外の、例えば操作盤17や蒸気供給制御ユニット18
等に搭載することも可能である。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のコンクリ
ート養生設備によれば、各養生室に設けられたローカル
スイッチを操作することで、該当養生室での養生を養生
現場からの操作で自動的に養生開始や水蒸気の圧力、温
度、湿度調整を行えるようになっているので、作業者が
蒸気供給装置に行って操作をする必要が無くなり、作業
能率が向上するといった優れた効果を奏する。
【0027】蒸気発生機よりも低圧、低温、高湿度の水
蒸気を発生する加水蒸気発生機と、蒸気発生機と加水蒸
気発生機のいずれかを選択して蒸気供給路に対して切り
換え可能に接続する切換弁とを蒸気供給装置に備え、中
央演算処理装置の出力信号に基づいて切換弁に切り換え
信号を出力する弁切換出力手段を制御装置に備えた構成
を採用すると、加水蒸気発生機が発生した水蒸気を養生
室に導入することで、養生の進んだコンクリート製品を
冷却することができ、養生後に得られる製品の品質が向
上する。また、加水蒸気発生機の水蒸気は、ローカルス
イッチ等の入力手段からの操作や、プログラム運転中に
中央演算処理装置から出力される信号によって切換弁を
作動して蒸気供給路と加水蒸気発生機とを接続するだけ
で簡便かつ迅速に目的の養生室に導入することができる
ので、最適のタイミングで導入することが容易であり、
このことによっても、養生後に得られるコンクリート製
品の品質を向上することができる。
【0028】予め設定しておいた養生開始から養生終了
までの養生時間が経過した時および養生終了前60分前
後の予め設定しておいた加水養生開始時とに信号を出力
するタイマーと、加水養生開始時を知らせる信号がタイ
マーから出力された時に弁切換出力手段に信号を出力し
て加水蒸気発生機と蒸気供給路とを接続し、かつこの接
続状態を養生時間経過時を知らせる信号がタイマーから
出力されるまで維持させる加水養生指令手段とを制御機
構に備えた構成を採用すると、養生開始後に加水養生開
始時に到達すると自動的に加水養生を開始するので、蒸
気供給装置等を作業者が操作して養生条件を変更する手
間が省けるとともに、最適タイミングで加水養生が開始
することが容易になるといった優れた効果を奏する。
【0029】各養生室に設置されて温度および湿度を計
測する計測手段と、養生中の温度や湿度の基準値を記憶
する記憶手段と、計測手段が計測した温度、湿度を前記
基準値と比較する比較手段とを制御装置に備えた構成を
採用すると、計測手段の計測データに基づいて蒸気供給
装置の作動が制御されて水蒸気の温度や湿度が自動的に
基準値近傍に維持調整されるので、これにより、養生後
のコンクリート製品の品質を向上することができるとい
った優れた効果を奏する。
【0030】制御装置の作動履歴を記憶手段に書き込む
書込手段を制御装置に備えた構成を採用すると、昇温時
等の作動履歴が書き込まれることで、養生回数が増大す
るに伴ってコンクリート養生設備の運転プログラムが最
適化されるので、養生した製品の品質が向上するといっ
た優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のコンクリート養生設備の実施の形態
を示す全体平面図である。
【図2】 図1のコンクリート養生設備で使用される加
水蒸気発生機を示す正断面図である。
【図3】 図1のコンクリート養生設備で使用される制
御装置のシステム構成を示すブロック図である。
【図4】 図1のコンクリート養生設備の作用を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 コンクリート養生設備 2養生室 3 蒸気供給装置 4 制御装置 6 蒸気発生機 7 蒸気供給路 8 加水蒸気発生機 15 ローカルスイッチ 17 記憶手段(操作盤) 19 中央演算処理装置(CPU) 20 弁制御盤 21 弁切換出力手段 22 タイマー 23 加水養生指令手段 24 計測手段 25 比較手段 27 弁(電磁弁) 28 切換弁。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート製品を格納する複数の養生
    室(2)と、該養生室に水蒸気を供給する蒸気供給装置
    (3)と、該蒸気供給装置の作動を制御する制御装置
    (4)とを備え、 蒸気供給装置は水蒸気を発生する蒸気発生機(6)と、
    各養生室に個別に取り付けられて蒸気供給装置から水蒸
    気を供給する蒸気供給路(7)の途中に設けられた弁
    (27)とを備えてなり、 制御装置は中央演算処理装置(19)と、 各養生室に設けられて蒸気供給装置および制御装置のオ
    ン、オフ、養生開始停止、蒸気供給装置から供給される
    水蒸気の温度や湿度調整等の指令が入力されるローカル
    スイッチ(15)と、 該中央演算処理装置の出力信号に基づいて目的の弁を開
    閉制御する弁制御盤(20)と、 該中央演算処理装置の出力信号に基づいて蒸気発生機を
    制御して水蒸気の圧力、温度、湿度を調整する発生機制
    御盤(26)とを備えることを特徴とするコンクリート
    養生設備(1)。
  2. 【請求項2】 蒸気発生機よりも低圧、低温、高湿度の
    水蒸気を発生する加水蒸気発生機(8)と、蒸気発生機
    と加水蒸気発生機のいずれかを選択して蒸気供給路に対
    して切り換え可能に接続する切換弁(28)とを蒸気供
    給装置に備え、中央演算処理装置の出力信号に基づいて
    切換弁に切り換え信号を出力する弁切換出力手段(2
    1)を制御装置に備えたことを特徴とする請求項1記載
    のコンクリート養生設備。
  3. 【請求項3】 予め設定しておいた養生開始から養生終
    了までの養生時間が経過した時および養生終了前60分
    前後の予め設定しておいた加水養生開始時に信号を出力
    するタイマー(22)と、加水養生開始時を知らせる信
    号がタイマーから出力された時に弁切換出力手段に信号
    を出力して加水蒸気発生機と蒸気供給路とを接続し、か
    つこの接続状態を養生時間経過時を知らせる信号がタイ
    マーから出力されるまで維持させる加水養生指令手段
    (23)とを制御機構に備えたことを特徴とする請求項
    2記載のコンクリート養生設備。
  4. 【請求項4】 各養生室に設置されて温度および湿度を
    計測する計測手段(24)と、養生中の温度や湿度の基
    準値を記憶する記憶手段(17)と、計測手段が計測し
    た温度、湿度を前記基準値と比較する比較手段(25)
    とを制御装置に備えたことを特徴とする請求項1から3
    のいずれかに記載のコンクリート養生設備。
  5. 【請求項5】 制御装置の作動履歴を記憶手段に書き込
    む書込手段(30)を制御装置に備えたことを特徴とす
    る請求項4に記載のコンクリート養生設備。
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