JPH10279520A - α−,β−またはγ−置換カルボン酸の精製方法 - Google Patents

α−,β−またはγ−置換カルボン酸の精製方法

Info

Publication number
JPH10279520A
JPH10279520A JP10016584A JP1658498A JPH10279520A JP H10279520 A JPH10279520 A JP H10279520A JP 10016584 A JP10016584 A JP 10016584A JP 1658498 A JP1658498 A JP 1658498A JP H10279520 A JPH10279520 A JP H10279520A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrodialysis
cycle
carboxylic acid
salt
amine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP10016584A
Other languages
English (en)
Inventor
Markus Dr Frede
フレーデ マルクス
Christian Dully
ドゥリー クリスティアン
Klaus Dr Ditrich
ディートリヒ クラウス
Johann-Peter Dr Melder
メルダー ヨハン−ペーター
Hans-Juergen Dr Weyer
ヴァイアー ハンス−ユルゲン
Achim Weitze
ヴァイツェ アッヒム
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BASF SE
Original Assignee
BASF SE
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by BASF SE filed Critical BASF SE
Publication of JPH10279520A publication Critical patent/JPH10279520A/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C209/00Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton
    • C07C209/82Purification; Separation; Stabilisation; Use of additives
    • C07C209/86Separation
    • C07C209/88Separation of optical isomers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07BGENERAL METHODS OF ORGANIC CHEMISTRY; APPARATUS THEREFOR
    • C07B63/00Purification; Separation; Stabilisation; Use of additives
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D61/00Processes of separation using semi-permeable membranes, e.g. dialysis, osmosis or ultrafiltration; Apparatus, accessories or auxiliary operations specially adapted therefor
    • B01D61/42Electrodialysis; Electro-osmosis ; Electro-ultrafiltration; Membrane capacitive deionization
    • B01D61/44Ion-selective electrodialysis
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D61/00Processes of separation using semi-permeable membranes, e.g. dialysis, osmosis or ultrafiltration; Apparatus, accessories or auxiliary operations specially adapted therefor
    • B01D61/42Electrodialysis; Electro-osmosis ; Electro-ultrafiltration; Membrane capacitive deionization
    • B01D61/44Ion-selective electrodialysis
    • B01D61/445Ion-selective electrodialysis with bipolar membranes; Water splitting
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C51/00Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides
    • C07C51/42Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Water Supply & Treatment (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Urology & Nephrology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 α−,β−またはγ−置換カルボン酸または
その塩またはエステルまたはその2以上の混合物を、α
−,β−またはγ−置換カルボン酸またはその塩または
エステルまたはその2以上の混合物および少なくとも1
つのポリオールまたは少なくとも1つのアミノアルコー
ルを含有する水溶液から精製するための比較的簡単かつ
経済的方法を提供する。 【解決手段】 該溶液を電気透析により処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、α−,β−または
γ−置換カルボン酸またはその塩またはエステルまたは
その2以上の混合物を、少なくとも1つのポリオールま
たは少なくとも1つのアミノアルコールを含有し、強塩
基の陽イオンを有するかまたは有しない水溶液から精製
するため、該溶液を電気透析により処理する方法、およ
び光学活性アミドを分解する方法および第一級または第
二級アミンの2つの鏡像異性体の混合物を分割する方法
に関し、それぞれは本発明による精製法を1工程として
包含する。
【0002】分子のアミン部分中にキラリティーの中心
を有する光学活性アミドをキラリティーの中心が保持さ
れるように加水分解するのは、全く不可能でないにして
も、非常に複雑な条件下で可能であるにすぎない。
【0003】
【従来の技術】ドバン(Devant)およびブラウン
(Braun)(Chem.Berichite)11
9巻(1986年)2191〜2207ページ)は、ア
セトアミドからキラルアミンを、キラリティーの中心を
破壊することなしに脱離することの不可能性を記載す
る。さらに著者は、アミドをアルカリまたは酸を用いて
カルボン酸および光学活性アミンに加水分解する多数の
試みに成功せず、彼らは必要な結果は、ホワイト(Wh
ite)(J.Am.Chem.Soc.77巻(19
55年)6008ページ)により記載されたような四酸
化二窒素との反応によってのみ達成されたことを見出し
た。しかし、このN24との反応は複雑であり、従って
工業的方法には不適当である。
【0004】PCT特許(WO95/08636号)
は、アミンをエステルでエナンチオ選択性にアシル化
し、次いでアシル化されたアミン(アミド)および未反
応のアミンの混合物を、好ましくは光学活性アミンを、
アミド分解によりアシル化されたアミン(アミド)から
遊離する、光学活性アミンを分割する酵素的方法を記載
する。しかし、アミド分解法の可能なパラメーターは指
摘されていない。
【0005】この方法の継続として、PCT/EP/9
6/03948号は、アミドをポリオールまたはアミノ
アルコールおよびアルカリ金属またはアルカリ土類金属
水酸化物の存在において加水分解することからなる、キ
ラリティーの中心を保持して光学活性アミドをカルボン
酸および光学活性アミンに分解する方法を記載する。
【0006】この場合に光学活性アミンの酵素的分割の
ための補助剤として使用されるカルボン酸は、好ましく
はα−,β−またはγ−置換カルボン酸であり、該カル
ボン酸は通例、上記のカルボン酸の塩またはエステルの
外に、少なくとも1つのポリオールまたは少なくとも1
つのアミノアルコールおよびアルカリ金属またはアルカ
リ土類金属水酸化物を含有する水溶液として使用され
る。この溶液はこれまで常に焼却炉に供給された。
【0007】このタイプの混合物の蒸留による分別は通
常不可能である、それというのもカルボン酸またはその
塩またはエステルは反応して、ポリオール、たとえばエ
チレングリコール(EG)またはジエチレングリコール
(DEG)、またはアミノアルコール、たとえばエタノ
ールアミン、ジエタノールアミンおよびトリエタノール
アミン(TEA)をエステル化し、および/または塩
(TEAの場合に)を形成することができるからであ
る。従って、収率を最適にするために、予めカルボン酸
またはその塩またはエステルの外に存在する上記の成分
をできるだけ除去することが必要である。蒸留による処
理は、上述した化合物の高い沸点のため、一般に困難で
あるかまたは工業的に非常に複雑である。たとえばエチ
レングリコールは、ここで討論する多数のカルボン酸、
たとえばメトキシ酢酸と類似の沸点を有することを考慮
しなければならず、これがまた蒸留による上記混合物か
らの酸の除去を困難にする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、α
−,β−またはγ−置換カルボン酸を水溶液から精製す
る比較的簡単かつ経済的方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的は、α−,β−
またはγ−置換カルボン酸またはその塩またはエステル
またはその2以上の混合物を、α−,β−またはγ−置
換カルボン酸またはその塩またはエステルおよび少なく
とも1つのポリオールまたは少なくとも1つのアミノア
ルコールを含有し、少なくとも1つの強塩基の陽イオン
を有するかまたは有しない水溶液から精製するため、該
溶液を電気透析により処理することを特徴とする、α
−,β−またはγ−置換カルボン酸を精製する方法によ
って達成されることが判明した。
【0010】本発明による方法は、第一級または第二級
アミンの2つの鏡像異性体の混合物の分割から生じる蒸
留残留物からα−,β−またはγ−置換カルボン酸また
はその塩を精製するのにとくに適当である。
【0011】従って、電気透析による処理によって上記
に定義したカルボン酸を回収するための本発明による方
法は、光学活性アミドをカルボン酸またはその塩および
キラリティー中心を保持する光学活性アミンに分解する
方法における1工程として、または第一級または第二級
アミンの2つの鏡像異性体の混合物を分割する方法にお
ける1工程として使用することもできる。このタイプの
方法はPCT/EP/96/03948号およびWO9
5/08636号に記載されており、そのとくに方法を
実施するための一般的条件およびそれに好んで使用され
る化合物および試薬に関する内容は引用によりその全体
が本願に包含される。
【0012】従って本発明は、光学活性アミドをカルボ
ン酸またはその塩およびキラリティー中心を保持する光
学活性アミンに分解するため、アミドを少なくとも1つ
のポリオールまたは少なくとも1つのアミノアルコール
および少なくとも1つの強塩基の陽イオンの存在におい
て加水分解し、生じるα−,β−またはγ−置換カルボ
ン酸またはその塩を本発明による精製方法により精製す
ることを特徴とする、光学活性アミドをカルボン酸に分
解する方法、および第一級または第二級アミンの2つの
鏡像異性体の混合物を分割するため: (1)アミンの2つの鏡像異性体の混合物を、酸成分が
カルボニル炭素原子に対しα,βまたはγ位の炭素原子
に結合したハロゲン、窒素、酸素、リンまたはイオウ原
子を有するエステルと、加水分解酵素による特殊な触媒
作用で反応させる工程、(2)エナンチオ選択性にアシ
ル化されたアミン(アミド)を他の未反応のアミンの鏡
像異性体から分離する工程、(3)アシル化されたアミ
ン(アミド)を次いで加水分解し、上記に定義したよう
な精製方法により相応するα−,β−またはγ−置換カ
ルボン酸またはその塩を精製および回収する工程からな
る方法にも関する。
【0013】α−,β−またはγ−置換カルボン酸また
はその塩またはエステルまたはその2以上の混合物(以
下に屡々“カルボン酸”とも呼称)を精製する本発明に
よる方法は、原則としてカルボキシル基に対してα,β
またはγ位に存在する置換基が好ましくはハロゲン、窒
素、酸素、リンまたはイオウ原子、殊に酸素のような電
子富有ヘテロ原子であるこのタイプのすべてのカルボン
酸を精製するのに適当である。
【0014】ヘテロ原子は、適当な場合、アルキル基の
ような他の基に結合していてもよい。
【0015】とくに適当なカルボン酸またはその塩また
はそのエステルは式(I)
【0016】
【化1】
【0017】[式中R1は水素、C1〜C10アルキルまた
はアルカリ金属イオン、好ましくはNa+またはK+であ
り、R2はC1〜C10アルキルまたは水素であり、R3
水素、C1〜C10アルキル、または非置換またはNH2
OH、 C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシまたは
ハロゲンにより置換されたフェニルであり、Xはハロゲ
ン原子、好ましくはフッ素(R3には存在しない)、窒
素、酸素、リンまたはイオウ、殊に酸素であり、および
mは0、1または2である]の構造を有する。
【0018】好んで使用される上記構造式によりカバー
される化合物は、メトキシ−またはエトキシ酢酸、メト
キシ−またはエトキシプロピオン酸およびメトキシ−ま
たはエトキシ酪酸のような低級カルボン酸のC1〜C4
ルコキシ誘導体、およびその塩、たとえばメトキシ酢酸
ナトリウム、メトキシプロピオン酸ナトリウムまたはメ
トキシ酪酸ナトリウムであり、メトキシ酢酸またはその
塩、殊にそのナトリウム塩がより好まれる。好んで使用
されるエステルは、上述した酸のメチル、エチル、プロ
ピルまたはn−、sec−またはtert−ブチルエス
テルである。
【0019】精製すべき溶液中に好ましく存在する成分
は、上記に定義したカルボン酸またはその塩またはエス
テルの外に、少なくとも1つのポリオールまたは少なく
とも1つのアミノアルコールであり、好ましくは、少な
くとも1つの強塩基の陽イオンとしては、PCT/EP
/96/03948号に詳細に記載されているポリオー
ル、アミノアルコールおよびアルカリ金属またはアルカ
リ土類金属水酸化物に一致する。しかし、一般に精製す
べき溶液は、殊に溶液が直接にWO95/08636号
に記載された方法およびPCT/EP/96/0394
8号に記載された方法から得られる場合、ポリオールと
してエチレングリコールまたはジエチレングリコール、
アミノアルコールとしてエタノールアミンまたはジエタ
ノールアミンを含有し、および強塩基の陽イオンとして
水酸化ナトリウムおよび/または水酸化カリウムからの
ナトリウムイオンおよび/またはカリウムイオンを含有
する。
【0020】用語“強塩基の陽イオン”は、ここで討論
中の溶液中で実質的に解離している塩基から誘導される
すべての陽イオンを包含する。この点で好ましいものと
して挙げるべき陽イオンは、0±3.5のpKBを有す
る塩基から誘導されるものである。とくに、アルカリ金
属および/またはアルカリ土類金属陽イオン(アルカリ
金属および/またはアルカリ土類金属水酸化物から)お
よびNR´+陽イオン(ここでR´基は同じかまたは異
なり、それぞれは水素またはアルキル、殊にメチルであ
る)が挙げられる。しかし本発明による精製方法におい
て処理すべき溶液、たとえば第一級または第二級アミン
の2つの鏡像異性体の混合物を分割するため、または光
学活性アミドをカルボン酸およびキラリティーの中心を
保持する光学活性アミンに分解するための上記に記載し
た方法からの蒸留残留物は屡々、直接に電気透析にかけ
ることのできない形で生じる。
【0021】これらの溶液は高粘性でありかつ電気透析
において使用される膜を損傷しうる成分を含有する。
【0022】従ってこのタイプの粗溶液は、本発明によ
る方法において使用する前に、希釈、蒸留、濾過または
さもなければ選択的イオン交換のような処理をしなけれ
ばならない。
【0023】電気透析において陰イオン交換膜(AM)
を使用する場合、これらの膜のアルカリ不安定性のた
め、適当な場合、溶液中に存在する過剰量のNaOHを
中和し、pHを約10に調節することが一般に必要であ
る。数年間商業上購入できるアルカリ安定のAM、たと
えばAMH(徳山株式)およびAMP(旭硝子)を使用
する時、適当な場合、かかる調節を省くことが可能であ
る。しかし、これらの膜を使用する時でも、上記に明示
したようなpH調節が好んで実施される。この中和のた
めに使用することのできる酸は、膜を通過できかつギ酸
のように蒸留により上記に定義したカルボン酸から分離
されるこれらすべての酸である。
【0024】本発明による精製方法において使用される
水溶液中のカルボン酸の濃度は、約5〜約30重量%、
好ましくは約5〜約25重量%、とくに約5〜約15重
量%である。ポリオールまたはアミノアルコールの含量
は、一般に約35〜約85重量%、好ましくは約45〜
約85重量%およびとくに約15〜約40重量%であ
る。本発明により使用される溶液中の水含量は、一般に
約40〜約80重量%であり、塩基、好ましくはアルカ
リ金属またはアルカリ土類金属水酸化物の含量は、(存
在する場合)一般に約0.5〜約5重量%である。
【0025】本発明の目的のために、電気透析は慣用の
2サイクル電気透析(dual cycle elec
trodialysis)、双極2サイクル電気透析
(bipolar dual cycle elect
rodialysis)または双極3サイクル電気透析
(bipolar triple cycle ele
ctrodialysis)またはその2つ以上の組合
わせとして実施される。
【0026】処理すべき水溶液が、α−,β−またはγ
−置換カルボン酸またはその塩またはエステルの外に、
少なくとも1つのポリオールおよび少なくとも1つの強
塩基の陽イオンを含有する場合には、該溶液は好ましく
は最初に慣用の2サイクル電気透析により処理され、次
いで双極3サイクル電気透析により処理される。これ
は、慣用の2サイクル電気透析においては、水溶液中に
存在するカルボン酸またはその塩またはエステルの濃度
の最初の減少を惹起し、ポリオールは希釈物サイクル中
に実質的に残留し、カルボン酸またはその塩を含有する
濃縮物が得られる。こうして得られた濃縮物は希釈物と
して3サイクル電気透析に導入され、ここでさらにポリ
オールの除去が行われ、カルボン酸の塩が塩基および遊
離カルボン酸に分解される。2つの実施形の図による描
写は、後で詳細に説明する図2および図3に示されてい
る。
【0027】処理すべき水溶液が、上述したカルボン酸
またはその塩またはエステルの外に、アミノアルコール
および強塩基の陽イオンを含有する場合には、好ましく
は双極2サイクル電気透析により処理される。
【0028】慣用の2サイクル電気透析は自体公知であ
り、ヨーロッパ特許(EP−B)0381134号に記
載されていて、その慣用の2サイクル電気透析に関する
内容はその全体が本願に包含される。
【0029】この電気透析の原理の概略は図2に示され
ている。
【0030】この電気透析の実施形において使用される
装置は、大面積電極として正極(陽極(A))および負
極(陰極(K))を有する。電極間の間隙は、交互に配
置された多数の陽イオン交換膜(KM)および陰イオン
交換膜(AM)により多数の狭い室に分割され、該室は
膜により互いに分離され、希釈物サイクル(1)および
濃縮物サイクル(4)としても指示される。この装置に
おいて、陰極側に陰イオン交換膜および陽極側に陽イオ
ン交換膜を有する室は濃縮物室または濃縮物サイクル
(concentrate cycle)と呼ばれ、陽
極側に陰イオン交換膜および陰極側に陽イオン交換膜を
有する室が希釈物室または希釈物サイクル(dilua
te cycle)を形成する。
【0031】本発明による方法を実施するために、希釈
物サイクルを、たとえばカルボン酸(II)(ここで
m,X,R2およびR3は構造(I)と同様に定義され
る)のNa塩およびROHにより表されるアミノアルコ
ールまたはポリオールを含有する精製すべき水溶液で充
填し、濃縮物サイクルを電解液で充填する。電極が位置
決めされている室および、適当な場合、それに直接隣接
する室にも電極を洗う溶液、通常硫酸ナトリウム溶液を
装入する。
【0032】電極に適用される電圧の影響下に、膜を通
過して移動するイオンは、希釈物サイクルから濃縮物サ
イクル中へ膜を透過する。関連するタイプのイオンに対
し不透過性である次の膜を通過してさらに移動するのは
不可能であり、イオンは濃縮物サイクル中に留まる。希
釈物サイクル、濃縮物サイクルおよび電極サイクル中の
液体は、適当な場合、補間された溜めを備えるポンプに
よって別個に循環させられる。
【0033】ヨーロッパ特許(EP−B)038113
4号に記載された慣用の2サイクル電気透析の実施形の
ように、双極膜(bipolar membrane
s)を使用する膜配列を使用することも可能である。双
極膜は陰イオン交換膜および陽イオン交換膜の積層品で
ある。これらは、単極の陰イオン交換膜および陽イオン
交換膜とは、電気透析のための電場における水分解の能
率的触媒作用によって区別され、こうしてH+当量およ
びOH-当量を設けるためにも使用される。
【0034】双極膜の性質は、純粋な酸を得るために図
3に描写したようにして使用することができる。作動方
式は、それぞれの場合図2に関して説明したように、構
造(II)のカルボン酸のNa塩およびポリオールまた
はアミノアルコールROHの水溶液の処理に基づき下記
にもう一度簡単に記載する。
【0035】希釈物サイクル(1)、酸サイクル(2)
および塩基サイクル(3)からなる3サイクル(室)装
置(双極3サイクル電気透析)が使用される。3サイク
ル装置は、特別の交換膜の配列順序の変更によって達成
される: ...BM BC KM DC AM AC
BM.... KM=陽イオン交換膜; BM=双極膜; AM=陰イ
オン交換膜;BC=塩基サイクル; AC=酸サイク
ル; DC=希釈物サイクル カルボン酸またはその塩またはエステルおよび溶媒を含
有する分別すべき水溶液は、希釈物サイクル中に供給さ
れる。希カルボン酸溶液(たとえば濃度0.5%)は酸
サイクル中に導入され、適切な希釈塩基、たとえばNa
OHは塩基サイクル中に導入される。電気透析電流にス
イッチを入れると、慣用の電気透析におけるように、希
釈物サイクルから塩基サイクル中への陽イオン(たとえ
ばNa+)の移動が存在し、酸陰イオンは酸サイクル中
へ移動する。塩基(NaOH)およびα−,β−または
γ−置換カルボン酸がそれぞれ、双極膜による同時的水
分解からのOH-およびH+で塩基サイクルおよび酸サイ
クル中に発生する。
【0036】溶液中にアルカノールアミンが存在する場
合、双極3サイクル電気透析に加えて双極2サイクル電
気透析が好んで使用される。このタイプの配置は図4に
示され、塩基サイクル(3)および酸サイクル(2)か
らなる。この配置は、適切なイオン交換膜の配列順序を
変更することによって達成される: ....BM BC KM AC B
M.... BM=双極膜; KM=陽イオン交換膜; BC=
塩基サイクル AC=酸サイクル この配置において、本発明により処理すべき溶液は酸サ
イクル中で使用され、塩基の高度に希釈された溶液(た
とえば濃度0.5%のNaOH)は塩基サイクル中へ導
入される。電気透析電流にスイッチを入れると、同様に
正に帯電されたイオンが陽イオン交換膜を通って酸サイ
クルから塩基サイクル中へ移動し、そこに相応する塩基
が、双極膜から出現する水分解からのOH-イオンで生
成する。陰イオンは酸サイクル中に留まり、そこに存在
するH+イオンで相応する遊離酸を生成する。詳細は、
たとえばK.N.Mani,J.Membr.Sci.
58巻(1991年)、117〜38ページに見出され
る。
【0037】この事例において使用された化合物の命名
法は、図1および図2に述べたものに一致し、yは−付
加的変数として−0、1、2、3、4の値をとることが
できる。
【0038】本発明による方法は、好ましくは約10〜
約50℃、とくに約20から約30℃で実施される。慣
用の2サイクル電気透析における電流密度は、100か
ら700A/m2、好ましくは50から500A/m2
変化する。双極3サイクル電気透析においては、電流密
度は1から2000A/m2、好ましくは500から1
500A/m2に変化する。これらの数値は双極2サイ
クル電気透析にもあてはまる。
【0039】商用イオン交換膜は、本方法の目的のため
に実施される電気透析において使用される。
【0040】これらは好ましくは、イオン側鎖を有する
有機ポリマーからなる。陽イオン交換膜は、ポリマーマ
トリックス中にスルホネート基またはカルボキシル基を
含有し、陰イオン交換膜はポリマー基材の置換基として
第三級または第四級アミノ基を有する。スチレンおよび
ジビニルベンゼンのコポリマーは、イオン交換膜用のポ
リマー基材としてとくに適当である。使用することので
きる陰イオン交換膜の例は次のものである:徳山AM
1、AM2、AM3、AMX、AMH、AFN、旭硝子
AMP、AMV。挙げることのできる陽イオン交換膜の
例は、徳山CM1、CM2、CMX、CMHおよび旭硝
子CMVである。挙げることのできる双極膜の例は、徳
山BP1およびアクアライテクス・メンブレン(Aqu
alytics Membranes)である。
【0041】陰イオン交換膜は、上記に既述したよう
に、アルカリ不安定であり、本方法の好ましい実施態様
は陰イオン交換膜の使用を省略することの可能なもので
ある。
【0042】一般に、本発明による方法においては、そ
れぞれの場合初含量に基づき、約80%、好ましくは約
90%までの溶媒濃度の減少(ポリオール/アミノアル
コール濃度の減少)が単一電気透析により達成すること
が可能である。これは一般に、カルボン酸を5〜15重
量%の濃度で含有する比較的希薄な初溶液の使用の際に
達成される。
【0043】この代わりとして、溶液を本発明による方
法において、上記に既に挙げたように、30重量%まで
のカルボン酸またはその塩の含量を有しうるより濃厚な
初溶液も処理される二重電気透析(double el
ectrodialysis)にかける。この二重電気
透析により、溶媒濃度を95%まで減少することが可能
である。
【0044】上記に挙げたように、濃縮物サイクル/酸
サイクル中のカルボン酸および溶媒の量比は、最も有利
な場合単一電気透析(single electrod
ialysis)後に約15:1に到達でき、濃縮物中
の溶媒の痕跡は二重電気透析後でさえなお予期しなけれ
ばならないので、不揮発性のモノ−、ジ−またはトリエ
ステルのような、溶媒とカルボン酸との間の反応からの
低溶解度生成物の形成のため収率の損失を想定しなけれ
ばならず、普通本発明による方法に続くカルボン酸を除
去するための蒸留において、カルボン酸の収率の損失が
起きる。
【0045】従って、本発明の他の実施態様において、
本発明による精製方法における電気透析後に実施される
蒸留からの缶出液を、化学量論的量の希塩基(たとえば
3.5%濃度の水酸化ナトリウム溶液)と混合し、該塩
基が通常、所望のカルボン酸の塩およびポリオールまた
はアミノアルコールの塩、即ちたとえばメトキシ酢酸ナ
トリウムおよびエチレングリコールを生成する完全なエ
ステル分解を生じる。次に、こうして得られた混合物
は、もう一度新しい溶液と一緒に電気透析に供給するこ
とができる。
【0046】本発明によるこの実施形は、電気透析によ
り2回精製すべき溶液を処理するための代替法を表わ
す。
【0047】いずれにせよこの代替法は、蒸留を決定す
る前のポリオールまたはアミノアルコールの有意な残存
含量の受容を可能にする。
【0048】本発明の他の実施態様においては、水溶液
を、電気透析の間または電気透析を通過した後、溶媒濃
度をさらに減少するためおよびカルボン酸をさらに精製
するために陽イオン交換モジュールを通過させる。
【0049】電気透析を陽イオン交換法に結合する瞬間
は、電気透析による陽イオンの濃度の主要減少が既に生
起しているように選択される。
【0050】陽イオン交換法の“スイッチオン”は、普
通は電気透析希釈物中に定義された導電率が達成された
時に行われ、80〜99%、好ましくは90〜99%の
塩基濃度の減少と相関する、つまり電気透析は好ましく
は、約20mS/cmまたはそれ以下の導電率、さらに
好ましくは約10mS/cmまたはそれ以下の導電率、
とくに約5mS/cmまたはそれ以下の導電率に達した
時に、陽イオン交換法に結合される。
【0051】こうして、本発明による方法のこの実施形
においては、電気透析は好ましくは最初に、希釈物の導
電率が約20mS/cmまたはそれ以下になるまで操作
され、続いて電気透析において得られた希釈物を陽イオ
ン交換モジュールに通過させる。
【0052】さらに、本発明による方法は、最初に電気
透析が、希釈物の導電率が約20mS/cmまたはそれ
以下になるまで操作され、続いて希釈物は電気透析を受
け、陽イオン交換モジュールを通過するように実施する
ことができる。
【0053】陽イオン交換法において使用することので
きる陽イオン交換モジュールは、粉末、ビーズ、顆粒等
の形の、電気透析に関して上記に記載した陽イオン交換
体が充填されたカラムのような装置である。原則とし
て、すべてのポリマー基材の陽イオン交換体、つまり弱
酸および強酸の両陽イオン交換体が適当である。挙げる
ことのできる例は、ドエックス(Dowex)50Wタ
イプ、アンバーライト(Amberlite)IR12
0およびIR400、レワチット(Lewatit)S
100およびジュオライト(Duolite)C26で
ある。
【0054】本発明による方法の他の実施態様におい
て、カルボン酸およびキラリティーの中心を保持する光
学活性アミンを生じる光学活性アミドの分解において得
られる水溶液の形のα−,β−またはγ−置換カルボン
酸またはその塩が、本発明により精製される。
【0055】こうして、本発明による方法は、PCT/
EP/96/03948号に記載されたように光学活性
アミドをカルボン酸およびキラリティーの中心を保持す
る光学活性アミンに分解する方法の構成要素としてまた
は第一級アミンまたは第二級アミンの2つの鏡像異性体
の混合物を分割するための、PCT特許(WO95/0
8636号)に記載された方法の構成要素として使用す
ることもできる。
【0056】図1は、次の構造
【0057】
【化2】
【0058】[式中X´は芳香族化合物の慣例の置換
基、殊にハロゲン、1〜6個の炭素原子を有する線状お
よび分枝アルキル基、1〜6個の炭素原子を有する線状
アルコキシ基、1〜6個の炭素原子を有するアシル基お
よびシアノ基であり、nは1、2、3、4、5、6等の
値をとる]の芳香族アミンの例をとって全体的方法を概
括する。
【0059】この全体的方法において、最初に第一級ア
ミンまたは第二級アミンの2つの鏡像異性体の混合物
を、酸成分がカルボニル炭素に対しα、βまたはγ位の
炭素原子に結合したハロゲン、窒素、酸素、リンまたは
イオウ原子を有するエステルを用い、加水分解酵素によ
る特殊な触媒作用で2つの鏡像異性体形に変換する。
【0060】適当なエステルは、上記に詳細に記載さ
れ、式(I)によりカバーされるエステルである。
【0061】使用することのできる加水分解酵素は、同
様にPCT特許(WO95/08636号)に詳細に記
載され、たんにこの文書に言及することにより本明細書
に包含される。
【0062】他の工程において、エナンチオ選択性にア
シル化された1つのアミン(アミド)は、他の未反応
の、アミンの鏡像異性体からたとえば分別蒸留により分
離される。
【0063】得られた光学活性アミドは、次いでカルボ
ン酸およびキラリティーの中心を保持する光学活性アミ
ンに分解され、加水分解は少なくとも1つのポリオール
または少なくとも1つのアミノアルコールおよび少なく
とも1つの強塩基の陽イオンの存在で実施される。
【0064】この場合における適当なポリオールおよび
アミノアルコールは、同様に最初に挙げられかつPCT
特許(WO95/08636号)に記載されている。
【0065】加水分解の間に遊離したアミンは蒸留によ
り除去され、こうして得られ、α、βまたはγ位に置換
基を有するカルボン酸、少なくとも1つのポリオールま
たは少なくとも1つのアミノアルコールおよび少なくと
も1つの強塩基の陽イオンを含有する溶液に、本発明に
よる精製法が行われる。
【0066】その際、本発明による精製法において最後
に得られるカルボン酸またはその塩は、順次にエステル
化してラセミアミンの反応にエステル化剤として加える
ことができる。
【0067】
【実施例】1.慣用の電気透析 一般的条件 慣用の電気透析を、徳山AM3陰イオン交換膜およびC
M2陽イオン交換膜を使用し、陽イオン交換膜および陰
イオン交換膜の交番配列を有する2サイクル電気透析モ
ジュール(図2参照)中で実施した。膜は0.5mmの
間隔で配置した。
【0068】モジュールは5つの希釈物室および5つの
濃縮物室からなり、これは3.78dm2の全有効膜面
積に相当した。プラチナイジングされたチタン電極を、
陰極および陽極材料として使用した。公称電流密度は
5.3A/dm2であり、セル(1つの希釈物室および
1つの濃縮物室の対)あたりの最大電圧降下は、2Vに
制限されていた。電気透析温度は40℃であった。
【0069】例1 メトキシ酢酸ナトリウム(NaMes)(20.9%)
およびエチレングリコール(EG)(34.9%)から
なる水溶液800gを希釈物サイクル中で使用した(N
aMes/EGのモル比y≒0.3に相当)。
【0070】濃度2%のメトキシ酢酸ナトリウム水溶液
500gを、濃縮物サイクル中へ導入した。電解液サイ
クルを、濃度5%の硫酸ナトリウム水溶液で充填した。
【0071】ナトリウムイオンおよびメトキシ酢酸イオ
ンの濃縮物サイクル中への移動は、5時間後に整流器の
スイッチを切ることにより停止した。次の組成の濃縮物
排出液778gが得られた:NaMes 18.23
%;EG 2.78%;y≒3.6。
【0072】例2 例1の変更として、次の組成の希水溶液1200gを使
用した:NaMes 14.0%;EG 23.5%;
y≒0.3。
【0073】5時間の電気透析後、次の組成の濃縮物8
45gが得られた:NaMes 17.1%;EG
1.4%;y≒6.8。
【0074】例3 例1の変更として、次の組成の希水溶液2400gを使
用した:NaMes 7.0%;EG 11.63%;
y≒0.3。
【0075】5時間の電気透析後、次の組成の濃縮物9
17gが得られた:NaMes 15.7%;EG
0.6%;y≒14.4。
【0076】例4 濃縮物排出液(例2から;組成については上記参照)8
45gを、初希釈物として新たに電気透析にかけた。
【0077】5時間の電気透析後、次の組成の濃縮物7
52gが得られた:NaMes 16.2%;EG <
0.05%;y≒18.0。
【0078】2.双極電気透析(3サイクル) 一般的条件 双極3サイクル電気透析を、次の膜の交番配列を用いて
実施した:双極膜(Aqualytics、アメリカ
)−陰イオン交換膜(AM3、徳山株式.日本)−陽
イオン交換膜(CM2、徳山株式.日本)。膜は1.0
mm間隔で配置した。
【0079】モジュールは、5つの希釈物室、5つの酸
室および5つの塩基室からなっていた(27dm2の全
有効膜面積に相当)。陽極材料としてニッケルを使用
し、陰極材料としてステンレス鋼を使用した。公称電流
密度は8.0A/dm2であり、セル(セグメントは酸
サイクル、希釈物サイクルおよび塩基サイクルからな
る)あたりの最大電圧降下は4.0Vに制限されてい
た。電気透析温度は40℃であった。
【0080】例5 使用した溶液の初期明細: a)次の組成の希釈物サイクル2400g:NaMes
14.0%;EG 23.3%;y≒0.3。
【0081】b)つぎの組成の酸サイクル800g:酸
/Hmes、水性2.0%。
【0082】c)次の組成の塩基サイクル1000g:
水酸化ナトリウム、水性2.0%。
【0083】d)次の組成の電解液サイクル1000
g:水酸化ナトリウム、水性6.0%。
【0084】70分後、希釈物サイクルから酸サイクル
および塩基サイクル中へのメトキシ酢酸イオンおよびナ
トリウムイオンのそれぞれの移動を、整流器のスイッチ
を切ることにより停止した。次の電解液分析排出液が得
られた: a)次の組成の希釈物サイクル1808g:NaMes
1.9%;EG 25.4%;y≒0.04。
【0085】b)次の組成の酸サイクル1141g:H
Mes 21.5%;EG 1.7%;y≒7.0。
【0086】c)次の組成の塩基サイクル1242g:
水酸化ナトリウム 8.7%。
【0087】酸サイクル中に得られたメトキシ酢酸(H
Mes)は、過剰の水をストリッピングした後、単真空
蒸留により単離した。
【0088】3.双極電気透析(2サイクル) 一般的条件 双極2サイクル電気透析を、交番配列の次の膜を用いて
実施した:双極膜(Aqualytics アメリ
カ)、陽イオン交換膜(CMX、徳山株式.日本)。膜
は1.0mm間隔で配置した。
【0089】モジュールは5つの酸室および5つの塩基
室からなっていた(9.29dm2の全有効膜面積に相
当)。陽極材料としてニッケルを使用し、陰極材料とし
てステンレス鋼を使用した。公称電流密度は8.0A/
dm2であり、セル(セグメントは酸サイクルおよび塩
基サイクルからなる)あたりの最大電圧降下は3.5V
に制限されていた。電気透析温度は40℃であった。
【0090】例6 使用した溶液の初期明細 a)次の組成の酸サイクル3000g:トリエタノール
アミン/TEA 27.3%;NaMes 17.0%
(NaMes/TEAモル比 y≒0.83);NaO
H 1.6%; b)次の組成の塩基サイクル2500g:水酸化ナトリ
ウム、水性2.0%。
【0091】c)次の組成の電解液サイクル1000
g:水酸化ナトリウム、水性 6.0%。
【0092】酸サイクルから塩基サイクルへのトリエタ
ノールアンモニウムイオンおよびナトリウムイオンの移
動は、590分後、酸サイクルのpHが1.7に達した
時に整流器のスイッチを切ることにより停止した。次の
電気透析排出液が得られた: a)次の組成の酸サイクル822g:TEA 1.1
%;HMes 30.7%;y≒46。
【0093】b)次の組成の塩基サイクル4650g:
TEA 15.0%;NaMes 2.9%;NaOH
3.3%。
【0094】酸サイクル排出液を、回転蒸発器中で水5
46gをストリッピングすることにより濃縮した(浴温
60℃;30mbar)。276gの残留物を単真空蒸
留にかけた(缶部温度70〜130℃;0.3→0.0
1mbar)。HMesの全量227.9g=理論値の
90.3%に相当する4つのHMes留分が得られた。
留分3および4(HMes214.3g=理論値の85
%)は、≧99.0%の純度で酵素的分割に戻した。留
分1および2は、次の試験の蒸留バッチに供給した。
【0095】塩基サイクル排出液は、更新したアミド分
解のために使用した。
【0096】有機/塩含有蒸留残留物24gは、投棄の
ため放置した。
【0097】例7 a)次の組成の酸サイクル3000g:トリエタノール
アミン/TEA 19.3%;NaMes(NaMes
/TEAのモル比y≒0.85)12.3%;NaOH
1.0%。
【0098】b)次の組成の塩基サイクル2500g:
水酸化ナトリウム、水性2.0%。
【0099】c)次の組成の電解液サイクル1000
g:水酸化ナトリウム、6.0%。
【0100】酸サイクルから塩基サイクル中へのトリエ
タノールアンモニウムイオンおよびナトリウムイオンの
移動は、426分後に、酸サイクルのpH値が2.4に
達した時に整流器のスイッチを切ることにより停止し
た。次の電気透析排出液が得られた: a)次の組成の酸サイクル1500g:TEA 2.1
5%;全Mes 17.0%(遊離したカルボン酸に分
配された計算値HMes=15.7%およびTEA/メ
トキシ酢酸Na 1.3%);y≒12。
【0101】b)次の組成の塩基サイクル4050g:
TEA 13.4%;NaMes 1.1%;NaOH
2.8%。
【0102】酸サイクル排出液を回転蒸発器中で水10
11gをストリッピングすることにより濃縮した(浴温
60℃;30mbar)。残留物489gを単真空蒸留
にかけた(缶部温度70〜140℃;0.3→0.01
mbar)。HMesの全量199.7gに相当する4
つのHMes留分が得られた。これらは酸サイクル排出
液中に存在するHMes84.8%および酸サイクル排
出液中に存在するメトキシ酢酸78.3%を含有してい
た。留分3および4(HMes178.7g=理論値の
75.9/70.1%)を合し、≧95.8%の純度を
有するHMesを含有していた。留分1および2は、次
の試験における蒸留に戻した。
【0103】塩基サイクル排出液を、更新されたアミド
分解のために使用した。
【0104】有機/塩含有蒸留残留物72gは、投棄の
ため放置した。
【0105】例8 電気透析方法は例7における記載に一致した。例7の変
更として、類似の組成を有する酸サイクル排出液150
0gを、強酸酸性陽イオン交換体(Amberlite
IR120/H+、≒250ml;直径40mm,層
高さ200mm)で充填されたカラムで脱イオンした。
集めたイオン交換溶離液(≒2250g)を、回転蒸発
器中で水をストリッピングすることにより濃縮した(浴
温60℃;30mbar)。残留物257gを単真空蒸
留にかけた(缶部温度70〜130℃;0.3→0.0
1mbar).HMesの全量246.1gに相当する
2つのHMes留分が得られた。これらは、酸サイクル
中に存在する塩/酸の形のメトキシ酢酸96.5%を含
有していた。留分1および2を合し、純度≧99.0%
を有するHMesを含有していた。これらは酵素的分割
に戻した。
【0106】塩基サイクル排出液は更新されたアミド分
解のために使用した。
【0107】有機/塩含有蒸留残留物は投棄のため放置
した。
【図面の簡単な説明】
【図1】ラセミの第一級アミンから出発する本発明によ
る分割方法を図式的に示す図である。
【図2】カルボン酸ナトリウムの例に対する慣用の2サ
イクル電気透析の原理の略図である。
【図3】カルボン酸ナトリウムの例に対する双極3サイ
クル電気透析の原理の略図である。
【図4】カルボン酸ナトリウムおよびアルカノールアミ
ンの分別の例に対する双極2サイクル電気透析の原理の
略図である。
【符号の説明】
(1) 2サイクル (2) 酸サイクル (3) 塩基サイクル (4) 濃縮物サイクル A 陽極 K 陰極 AM 陰イオン交換膜 KM 陽イオン交換膜 BM 双極膜 E 酵素 ED 電気透析 AA R−アミン(除去)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C12P 41/00 C12P 41/00 C (72)発明者 クラウス ディートリヒ ドイツ連邦共和国 ゲンハイム ライフア イゼンシュトラーセ 26 (72)発明者 ヨハン−ペーター メルダー ドイツ連邦共和国 ノイホーフェン ヤー ンシュトラーセ 35 (72)発明者 ハンス−ユルゲン ヴァイアー ドイツ連邦共和国 ボーベンハイム−ロッ クスハイム ダイヒヴェーク 17アー (72)発明者 アッヒム ヴァイツェ ドイツ連邦共和国 ヴォルフェンビュッテ ル エーゼルヴェーク 20ベー

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 α−,β−またはγ−置換カルボン酸ま
    たはその塩またはエステルまたはその2以上の混合物
    を、α−,β−またはγ−置換カルボン酸またはその塩
    またはエステルまたはその2以上の混合物および少なく
    とも1つのポリオールまたは少なくとも1つのアミノア
    ルコールを含有する水溶液から精製する方法において、
    該溶液を電気透析によって処理することを特徴とする、
    α−,β−またはγ−置換カルボン酸の精製方法。
  2. 【請求項2】 水溶液が付加的に少なくとも1つの強塩
    基の陽イオンを含有することからなる請求項1記載の方
    法。
  3. 【請求項3】 電気透析を慣用の2サイクル電気透析、
    双極2サイクル電気透析または双極3サイクル電気透析
    またはその2以上の組合わせとして実施することからな
    る請求項1または2記載の方法。
  4. 【請求項4】 水溶液が少なくとも1つのポリオールお
    よび少なくとも1つの強塩基の陽イオンを含有し、水溶
    液を最初に慣用の2サイクル電気透析により処理し、次
    いで双極3サイクル電気透析により処理することからな
    る請求項2または3記載の方法。
  5. 【請求項5】 水溶液が少なくとも1つのアミノアルコ
    ールおよび少なくとも1つの強塩基の陽イオンを含有
    し、双極2サイクル電気透析により処理することからな
    る請求項2または3記載の方法。
  6. 【請求項6】 水溶液を電気透析の間または電気透析を
    通過した後、陽イオン交換モジュールを通過させること
    からなる請求項1から5までのいずれか1項記載の方
    法。
  7. 【請求項7】 α−,β−またはγ−置換カルボン酸ま
    たはその塩が、カルボン酸およびキラリティーの中心を
    保持する光学活性アミンを生じる光学活性アミドの分解
    において得られた水溶液の形であることからなる請求項
    1から6までのいずれか1項記載の方法。
  8. 【請求項8】 α−,β−またはγ−置換カルボン酸ま
    たはその塩がメトキシ酢酸またはその塩であることから
    なる請求項1から7までのいずれか1項記載の方法。
  9. 【請求項9】 光学活性アミドをカルボン酸またはその
    塩およびキラリティーの中心を保持する光学活性アミン
    に分解する方法において、アミドを少なくとも1つのポ
    リオールまたは少なくとも1つのアミノアルコールおよ
    び少なくとも1つの強塩基の陽イオンの存在において加
    水分解し、得られるα−,β−またはγ−置換カルボン
    酸またはその塩を請求項1から8までのいずれか1項記
    載の方法により精製することを特徴とする、光学活性ア
    ミドをカルボン酸に分解する方法。
  10. 【請求項10】 第一級または第二級アミンの2つの鏡
    像異性体の混合物を分解する方法において、(1)アミ
    ンの2つの鏡像異性体のラセミ混合物を、酸成分がカル
    ボニル炭素原子に対しα,βまたはγ位の炭素原子に結
    合したハロゲン、窒素、酸素、リンまたはイオウ原子を
    有するエステルと、加水分解酵素による特殊な触媒作用
    で反応させる工程、(2)エナンチオ選択的にアシル化
    されたアミン(アミド)を、アミンの他の未反応の鏡像
    異性体から分離する工程、(3)アシル化されたアミン
    (アミド)を引き続き加水分解し、請求項9に明示され
    た方法により、相応するα−,β−またはγ−置換カル
    ボン酸またはその塩を精製し、回収する工程からなる、
    第一級または第二級アミンの2つの鏡像異性体の混合物
    を分解する方法。
  11. 【請求項11】 アミンとしてフェニルエチルアミンを
    使用することからなる請求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】 精製され、回収されたα−,β−また
    はγ−置換カルボン酸またはその塩をエステル化して、
    アミンの2つの鏡像異性体の混合物の反応に戻すことか
    らなる請求項10または11記載の方法。
JP10016584A 1997-01-30 1998-01-29 α−,β−またはγ−置換カルボン酸の精製方法 Ceased JPH10279520A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19703426.8 1997-01-30
DE19703426A DE19703426A1 (de) 1997-01-30 1997-01-30 Verfahren zur Reinigung von alpha-, beta- oder gamma-substituierten Carbonsäuren

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10279520A true JPH10279520A (ja) 1998-10-20

Family

ID=7818813

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10016584A Ceased JPH10279520A (ja) 1997-01-30 1998-01-29 α−,β−またはγ−置換カルボン酸の精製方法

Country Status (8)

Country Link
US (1) US5965032A (ja)
EP (1) EP0856507B1 (ja)
JP (1) JPH10279520A (ja)
KR (1) KR100479133B1 (ja)
CN (1) CN100338006C (ja)
CA (1) CA2225290A1 (ja)
DE (2) DE19703426A1 (ja)
ES (1) ES2153693T3 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003088394A (ja) * 2001-09-19 2003-03-25 Ehime Prefecture 有機物分解物の製造方法及び製造装置

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102005028492A1 (de) * 2005-06-20 2006-12-28 Basf Ag Verfahren zur Herstellung von optisch aktiven Aminoalkylphenolen
US7905931B2 (en) 2007-02-09 2011-03-15 Primafuel, Inc. Biodiesel production method and apparatus
US8137527B1 (en) 2008-07-28 2012-03-20 Primafuel, Inc. Carbon dioxide isolation and generation
CN104532286B (zh) * 2014-12-22 2017-12-19 中山大学 一种回收葡萄糖酸盐废水中葡萄糖酸的生物电化学方法
US11060197B2 (en) * 2016-11-24 2021-07-13 Avantium Knowledge Centre B.V. Process for treating a dicarboxylic acid composition
CN111621541B (zh) * 2019-02-27 2025-10-31 广安摩珈生物科技有限公司 使用电渗析技术拆分光学异构体的方法
CN112028758B (zh) * 2020-05-25 2024-09-10 广安摩珈生物科技有限公司 羟基醛的制备方法以及使用电渗析技术拆分光学异构体的方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60184053A (ja) * 1984-03-01 1985-09-19 Mitsubishi Gas Chem Co Inc α−アミノ酸の回収法
DE3819438A1 (de) * 1987-06-30 1989-01-19 Basf Ag Verfahren zur herstellung von optisch aktiven 1-arylethylaminen
DE4219756A1 (de) * 1992-06-17 1993-12-23 Basf Ag Verfahren zur gleichzeitigen Herstellung von Dicarbonsäuren und Diaminen durch Spaltung von Polyamiden in ihre monomeren Bestandteile
US5364375A (en) * 1993-09-24 1994-11-15 Surgical Safety Products, Inc. Catheter device for the localized introduction and maintenance of pharmaceutical material in the uterine cervix and upper vagina
DE4332738A1 (de) * 1993-09-25 1995-03-30 Basf Ag Racematspaltung primärer und sekundärer Amine durch Enzym-katalysierte Acylierung
DE19534208A1 (de) * 1995-09-15 1997-03-20 Basf Ag Spaltung von optisch aktiven Amiden

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003088394A (ja) * 2001-09-19 2003-03-25 Ehime Prefecture 有機物分解物の製造方法及び製造装置

Also Published As

Publication number Publication date
KR100479133B1 (ko) 2005-05-16
KR19980070931A (ko) 1998-10-26
EP0856507A1 (de) 1998-08-05
CA2225290A1 (en) 1998-07-30
DE19703426A1 (de) 1998-08-06
CN100338006C (zh) 2007-09-19
US5965032A (en) 1999-10-12
ES2153693T3 (es) 2001-03-01
DE59800397D1 (de) 2001-02-01
EP0856507B1 (de) 2000-12-27
CN1195659A (zh) 1998-10-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6495013B2 (en) Bipolar membrane electrodialysis of multivalent metal salts whose corresponding base is insoluble
KR101809891B1 (ko) 락트산의 제조방법
US5910237A (en) Process for recovering organic hydroxides from waste solutions
WO1999061407A1 (en) Processes for producing amino acid having secondary or tertiary amino group and three or more carboxyl groups and its salt
KR20020059673A (ko) 전기 투석에 의한 아미노산 함유 용액의 정제 방법
CN111393330B (zh) 制备胍基乙酸的方法
KR100966215B1 (ko) 전기투석에 의한 오늄 하이드록사이드의 정제
JPH09216848A (ja) 特に純度の高いグリコール酸を製造する方法
JPH10279520A (ja) α−,β−またはγ−置換カルボン酸の精製方法
JP2000506442A (ja) 液状媒体からアミン化合物を抽出する方法
US6800185B2 (en) Method for producing basic amino acid solution
EP1235752B1 (en) Process for recovering organic hydroxides from waste solutions
JP2775992B2 (ja) ヒドロキシルアミンの製造法
JP2820206B2 (ja) ジペプチドエステルの精製方法
CN110678445B (zh) 制备甲硫氨酸的方法
JP7390959B2 (ja) グリコール酸塩およびグリコール酸の製造方法
JP4166864B2 (ja) アミノ酸又はその塩の製造方法
RU2223946C1 (ru) Способ получения l-лизина
JP2010070551A (ja) 有電荷有機化合物の精製方法およびこれを用いた塩化カルニチンアミドまたはカルニチンの製造方法
JPH0315623B2 (ja)
JPS6054886B2 (ja) 塩化アルカリ水溶液の精製方法
JP4816454B2 (ja) 光学活性アミノ酸アミドと光学活性アミノ酸の分別回収法
KR20230080208A (ko) 3-하이드록시프로피온산의 회수 공정
JP2012092037A (ja) 化合物の精製方法
JPH0437069B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040830

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070426

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20070724

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20070727

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070827

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070928

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071226

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080125

A045 Written measure of dismissal of application [lapsed due to lack of payment]

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045

Effective date: 20080528