JPH10279616A - エネルギー線硬化性組成物及びその硬化物 - Google Patents
エネルギー線硬化性組成物及びその硬化物Info
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- JPH10279616A JPH10279616A JP10240397A JP10240397A JPH10279616A JP H10279616 A JPH10279616 A JP H10279616A JP 10240397 A JP10240397 A JP 10240397A JP 10240397 A JP10240397 A JP 10240397A JP H10279616 A JPH10279616 A JP H10279616A
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- energy ray
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Abstract
(57)【要約】
【課題】硬化性に優れ、硬化物は、光沢に優れた新規な
エネルギー線硬化性組成物及びその硬化物を提供する。 【解決手段】カチオン重合性物質(A)と波長360〜
500nmの領域における最大モル吸光係数が100以
上である光カチオン重合開始剤であるスルホニウム塩
(B)と、光ラジカル重合開始剤(C)を含有すること
を特徴とするエネルギー線硬化性組成物。
エネルギー線硬化性組成物及びその硬化物を提供する。 【解決手段】カチオン重合性物質(A)と波長360〜
500nmの領域における最大モル吸光係数が100以
上である光カチオン重合開始剤であるスルホニウム塩
(B)と、光ラジカル重合開始剤(C)を含有すること
を特徴とするエネルギー線硬化性組成物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エネルギー線硬化
性組成物及びその硬化物に関し、更に詳しくは、光照射
又は光照射と必要に応じて熱により硬化するカチオン重
合性組成物及びその硬化物に関する。特に顔料を含む組
成物の場合であっても、硬化性に優れたエネルギー線硬
化性組成物及びその硬化物に関する。
性組成物及びその硬化物に関し、更に詳しくは、光照射
又は光照射と必要に応じて熱により硬化するカチオン重
合性組成物及びその硬化物に関する。特に顔料を含む組
成物の場合であっても、硬化性に優れたエネルギー線硬
化性組成物及びその硬化物に関する。
【0002】
【従来の技術】光照射によりエポキシ化合物などのカチ
オン重合性化合物を硬化させる触媒及びその組成物の例
は、特開昭50−151997号公報、特開昭50−1
58680号公報等に記載されている。また加熱により
エポキシ化合物などのカチオン重合性化合物を硬化させ
る触媒及びその組成物が記載されているものとして、特
開昭56−152833号公報、特開昭58−3700
3号公報、特開昭63−223002号公報等が知られ
ている。また、光照射及び熱によりエポキシ化合物など
のカチオン重合性化合物を硬化させる触媒及びその組成
物については特昭平2−196812号公報等に記載さ
れている。
オン重合性化合物を硬化させる触媒及びその組成物の例
は、特開昭50−151997号公報、特開昭50−1
58680号公報等に記載されている。また加熱により
エポキシ化合物などのカチオン重合性化合物を硬化させ
る触媒及びその組成物が記載されているものとして、特
開昭56−152833号公報、特開昭58−3700
3号公報、特開昭63−223002号公報等が知られ
ている。また、光照射及び熱によりエポキシ化合物など
のカチオン重合性化合物を硬化させる触媒及びその組成
物については特昭平2−196812号公報等に記載さ
れている。
【0003】
【発明を解決しようとする課題】前記したように、光照
射又は光照射と必要に応じて熱とにより硬化されるエポ
キシ化合物などのカチオン重合性化合物を含有する組成
物に関しては、種々検討されているが、顔料を含有する
組成物に関してはその硬化性が不十分であり、又改善の
提案も十分ではない。このような状況にあって、光重合
性組成物の使用分野が拡大するつれ、市場の要求、例え
ば顔料を含有するような組成物であっても十分な硬化能
を有する新規な組成物の提供が重要な技術課題になって
いる。
射又は光照射と必要に応じて熱とにより硬化されるエポ
キシ化合物などのカチオン重合性化合物を含有する組成
物に関しては、種々検討されているが、顔料を含有する
組成物に関してはその硬化性が不十分であり、又改善の
提案も十分ではない。このような状況にあって、光重合
性組成物の使用分野が拡大するつれ、市場の要求、例え
ば顔料を含有するような組成物であっても十分な硬化能
を有する新規な組成物の提供が重要な技術課題になって
いる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の課
題を解決するため鋭意研究の結果、カチオン重合性物質
を含有する組成物において、波長360〜500nmの
領域における最大モル吸光係数が100以上である光カ
チオン重合開始能を有するスルホニウム塩と光ラジカル
重合開始剤を含有させることにより、硬化性、特に顔料
を含有する組成物における硬化性に優れたエネルギー線
硬化性組成物が得られることを見出し本発明を完成させ
た。
題を解決するため鋭意研究の結果、カチオン重合性物質
を含有する組成物において、波長360〜500nmの
領域における最大モル吸光係数が100以上である光カ
チオン重合開始能を有するスルホニウム塩と光ラジカル
重合開始剤を含有させることにより、硬化性、特に顔料
を含有する組成物における硬化性に優れたエネルギー線
硬化性組成物が得られることを見出し本発明を完成させ
た。
【0005】すなわち、本発明は、(1)カチオン重合
性物質(A)と波長360〜500nmの領域における
最大モル吸光係数が100以上である光カチオン重合開
始能を有するスルホニウム塩(B)と光ラジカル重合開
始剤(C)を含有することを特徴とするエネルギー線硬
化性組成物、(2)スルホニウム塩(B)がチオキサン
トン構造を有するスルホニウム塩である(1)のエネル
ギー線硬化性組成物、(3)光ラジカル重合開始剤
(C)がアシルホスフィンオキサイド化合物である
(1)のエネルギー線硬化性組成物、(4)顔料(D)
を含有することを特徴とする(1)〜(3)のエネルギ
ー線硬化性組成物、(5)(1)ないし(4)の何れか
一項に記載のエネルギー線硬化性組成物の硬化物、
(6)(5)に記載の硬化物からなる皮膜を有する物
品、に関する。
性物質(A)と波長360〜500nmの領域における
最大モル吸光係数が100以上である光カチオン重合開
始能を有するスルホニウム塩(B)と光ラジカル重合開
始剤(C)を含有することを特徴とするエネルギー線硬
化性組成物、(2)スルホニウム塩(B)がチオキサン
トン構造を有するスルホニウム塩である(1)のエネル
ギー線硬化性組成物、(3)光ラジカル重合開始剤
(C)がアシルホスフィンオキサイド化合物である
(1)のエネルギー線硬化性組成物、(4)顔料(D)
を含有することを特徴とする(1)〜(3)のエネルギ
ー線硬化性組成物、(5)(1)ないし(4)の何れか
一項に記載のエネルギー線硬化性組成物の硬化物、
(6)(5)に記載の硬化物からなる皮膜を有する物
品、に関する。
【0006】本発明を詳細に説明する。本発明のエネル
ギー線硬化性組成物において、カチオン重合性物質
(A)の、好ましい具体例としては、例えばエポキシ基
を有する化合物、ビニル型化合物、オキセタン化合物、
スピロオルソカーボネート化合物等があげられる。使用
しうるエポキシ基を有する化合物の具体例としては、例
えばビスフェノールA、ビスフェノールF等のビスフェ
ノールとエピクロルヒドリンの反応物であるビスフェノ
ール型エポキシ樹脂、フェノール・ノボラック等のノボ
ラック樹脂とエピクロルヒドリンの反応物であるノボラ
ック型エポキシ樹脂、トリスフェノールメタン型エポキ
シ樹脂、フェニルグリシジルエーテル、多価アルコール
類のポリグリシジルエーテル等のグリシジルエーテル化
合物、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4
−エポキシシクロヘキサンカーボキシレート、ビス
(3,4−エポキシシクロヘキシル)アジペート、ビニ
ルシクロヘキセンジオキシド、2−〔3,4−エポキシ
シクロヘキシル−5,5−スピロ−3,4−エポキシ〕
シクロヘキサンメタジオキサン、1,2−エポキシ−p
−ビニルシクロヘキセン等の脂環式エポキシ化合物等を
挙げることができる。
ギー線硬化性組成物において、カチオン重合性物質
(A)の、好ましい具体例としては、例えばエポキシ基
を有する化合物、ビニル型化合物、オキセタン化合物、
スピロオルソカーボネート化合物等があげられる。使用
しうるエポキシ基を有する化合物の具体例としては、例
えばビスフェノールA、ビスフェノールF等のビスフェ
ノールとエピクロルヒドリンの反応物であるビスフェノ
ール型エポキシ樹脂、フェノール・ノボラック等のノボ
ラック樹脂とエピクロルヒドリンの反応物であるノボラ
ック型エポキシ樹脂、トリスフェノールメタン型エポキ
シ樹脂、フェニルグリシジルエーテル、多価アルコール
類のポリグリシジルエーテル等のグリシジルエーテル化
合物、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4
−エポキシシクロヘキサンカーボキシレート、ビス
(3,4−エポキシシクロヘキシル)アジペート、ビニ
ルシクロヘキセンジオキシド、2−〔3,4−エポキシ
シクロヘキシル−5,5−スピロ−3,4−エポキシ〕
シクロヘキサンメタジオキサン、1,2−エポキシ−p
−ビニルシクロヘキセン等の脂環式エポキシ化合物等を
挙げることができる。
【0007】又使用しうるビニル型化合物の具体例とし
ては、例えばスチレン、α−メチルスチレン、p−クロ
ロメチルスチレン等のスチレン類;n−ブチルビニルエ
ーテル、イソブチルビニルエーテル、シクロヘキシルビ
ニルエーテル、ヒドロキシブチルビニルエーテル、ヒド
ロキシエチルビニルエーテル等のアルキルビニルエーテ
ル類;アリルビニルエーテル、1−オクタヒドロナフチ
ルビニルエーテル等のアルケニルビニルエーテル類;エ
チニルビニルエーテル、1−メチル−2−プロペニルビ
ニルエーテル等のアルキニルビニルエーテル類;フェニ
ルビニルエーテル、p−メトキシフェニルビニルエーテ
ル等のアリールビニルエーテル類;ブタンジオールジビ
ニルエーテル、トリエチレングリコールジビニルエーテ
ル、シクロヘキサンジオールジビニルエーテル、トリメ
チロールプロパントリビニルエーテル等のアルキルポリ
ビニルエーテル類;1,4−ベンゼンジメタノールジビ
ニルエーテル、m−フェニレンビス(エチレングリコー
ル)ジビニルエーテル等のアラルキルジビニルエーテル
類:ハイドロキノンジビニルエーテル、レゾルシノール
ジビニルエーテル等のアリールジビニルエーテル類;ポ
リエステルポリビニルエーテル類;ポリウレタンビニル
エーテル類等を挙げることが出来る。
ては、例えばスチレン、α−メチルスチレン、p−クロ
ロメチルスチレン等のスチレン類;n−ブチルビニルエ
ーテル、イソブチルビニルエーテル、シクロヘキシルビ
ニルエーテル、ヒドロキシブチルビニルエーテル、ヒド
ロキシエチルビニルエーテル等のアルキルビニルエーテ
ル類;アリルビニルエーテル、1−オクタヒドロナフチ
ルビニルエーテル等のアルケニルビニルエーテル類;エ
チニルビニルエーテル、1−メチル−2−プロペニルビ
ニルエーテル等のアルキニルビニルエーテル類;フェニ
ルビニルエーテル、p−メトキシフェニルビニルエーテ
ル等のアリールビニルエーテル類;ブタンジオールジビ
ニルエーテル、トリエチレングリコールジビニルエーテ
ル、シクロヘキサンジオールジビニルエーテル、トリメ
チロールプロパントリビニルエーテル等のアルキルポリ
ビニルエーテル類;1,4−ベンゼンジメタノールジビ
ニルエーテル、m−フェニレンビス(エチレングリコー
ル)ジビニルエーテル等のアラルキルジビニルエーテル
類:ハイドロキノンジビニルエーテル、レゾルシノール
ジビニルエーテル等のアリールジビニルエーテル類;ポ
リエステルポリビニルエーテル類;ポリウレタンビニル
エーテル類等を挙げることが出来る。
【0008】更に、使用しうるスピロオルソカーボネー
ト化合物の具体例としては、例えば1,5,7,11−
テトラオキサスピロ〔5,5〕ウンデカン、3,9−ジ
ベンジル−1,5,7,11−テトラオキサスピロ
〔5,5〕ウンデカン等や1,4,6−トリオキサスピ
ロ〔4,4〕ノナン、2−メチル−1,4,6−トリオ
キサスピロ〔4,4〕)ナン、1,4,6−トリオキサ
スピロ〔4,5〕デカン等のスピロオルソエステル化合
物等が挙げられる。これらのカチオン重合性物質(A)
は単独若しくは2種以上を併用して用いたも差し支えな
い。また、これらのカチオン重合性物質(A)のうち特
にエポキシ基を有する化合物がより好ましく使用され
る。
ト化合物の具体例としては、例えば1,5,7,11−
テトラオキサスピロ〔5,5〕ウンデカン、3,9−ジ
ベンジル−1,5,7,11−テトラオキサスピロ
〔5,5〕ウンデカン等や1,4,6−トリオキサスピ
ロ〔4,4〕ノナン、2−メチル−1,4,6−トリオ
キサスピロ〔4,4〕)ナン、1,4,6−トリオキサ
スピロ〔4,5〕デカン等のスピロオルソエステル化合
物等が挙げられる。これらのカチオン重合性物質(A)
は単独若しくは2種以上を併用して用いたも差し支えな
い。また、これらのカチオン重合性物質(A)のうち特
にエポキシ基を有する化合物がより好ましく使用され
る。
【0009】本発明で用いられる成分(B)である波長
360〜500nmの領域において最大モル吸光係数が
100以上のスルホニウム塩は、光カチオン重合開始剤
として作用するもので、光照射により分解し、カチオン
重合を開始させるものである。そのような光カチオン重
合開始剤の具体例としては、チオキサントン構造を有す
るスルホニウム塩、アンスラキノン構造を有するスルホ
ニウム塩、アクリドン構造を有するスルホニウム塩等を
挙げることができる。このうち、チオキサントン構造を
有するスルホニウム塩としては例えば下記の一般式
(1)
360〜500nmの領域において最大モル吸光係数が
100以上のスルホニウム塩は、光カチオン重合開始剤
として作用するもので、光照射により分解し、カチオン
重合を開始させるものである。そのような光カチオン重
合開始剤の具体例としては、チオキサントン構造を有す
るスルホニウム塩、アンスラキノン構造を有するスルホ
ニウム塩、アクリドン構造を有するスルホニウム塩等を
挙げることができる。このうち、チオキサントン構造を
有するスルホニウム塩としては例えば下記の一般式
(1)
【0010】
【化1】
【0011】(式中、R1 、R2 は、それぞれ独立に水
素原子、アルキル基、ハロゲン原子、ヒドロキシアルキ
ル基又はアルコキシ基を、R3 〜R5 は、それぞれ独立
に水素原子、ハロゲン原子、アルキルオキシ基またはア
ルコキシ基を、XはSbF6、PF6 又はB(C6 F5 )
4 をそれぞれ表す。)で示される化合物が挙げられ
る。ここにおいて、アルキル基としては、例えばメチル
基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、ブチ
ル基等のC1 〜C15のアルキル基が挙げられる。ハロゲ
ン原子としては、例えば、F、Cl、Br、I等が挙げ
られる。アルコキシ基としては、例えばメトキシ基、エ
トキシ基、ブトキシ基等のC1 〜C5 のアルコキシ基が
挙げられる。ヒドロキシアルキルオキシ基としては、例
えば、ヒドロキシメチルオキシ基、ヒドロキシエチルオ
キシ基等のC1 〜C5 のヒドロキシアルキルオキシ基が
挙げられる。次に一般式(1)で示される化合物の具体
例を表1に挙げる。
素原子、アルキル基、ハロゲン原子、ヒドロキシアルキ
ル基又はアルコキシ基を、R3 〜R5 は、それぞれ独立
に水素原子、ハロゲン原子、アルキルオキシ基またはア
ルコキシ基を、XはSbF6、PF6 又はB(C6 F5 )
4 をそれぞれ表す。)で示される化合物が挙げられ
る。ここにおいて、アルキル基としては、例えばメチル
基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、ブチ
ル基等のC1 〜C15のアルキル基が挙げられる。ハロゲ
ン原子としては、例えば、F、Cl、Br、I等が挙げ
られる。アルコキシ基としては、例えばメトキシ基、エ
トキシ基、ブトキシ基等のC1 〜C5 のアルコキシ基が
挙げられる。ヒドロキシアルキルオキシ基としては、例
えば、ヒドロキシメチルオキシ基、ヒドロキシエチルオ
キシ基等のC1 〜C5 のヒドロキシアルキルオキシ基が
挙げられる。次に一般式(1)で示される化合物の具体
例を表1に挙げる。
【0012】
【表1】 化合物No. R1 R2 R3 R4 R5 X 1−1 −CH3 −CH3 −H −C2 H5 −C2 H5 PF6 1−2 −CH3 −CH3 −H −C2 H5 −C2 H5 SbF6 1−3 −F −F −H −C2 H5 −C2 H5 SbF6 1−4 −CH3 −CH3 −H −C3 H7 (iso) −H PF6 1−5 −F −F −H −C3 H7 (iso) −H PF6 1−6 −F −F −H −C3 H7 (iso) −H SbF6 1−7 A A −H −C3 H7 (iso) −H PF6 1−8 −OCH3 −OCH3 −H −C3 H7 (iso) −H B(C6F5)4 1−9 −H −H −Cl −H -OC4H9 PF6 1−10 −H −H −Cl −H -OC4H9 SbF6 1−11 −F −F −H −Cl −H PF6 1−12 −F −F −H −Cl −H SbF6 1−13 −CH3 −CH3 −H −Cl −H PF6 1−14 −CH3 −CH3 −H −Cl −H B(C6F5)4 1−15 −H −H −H −Cl −H PF6 A=−OC2 H4 OH
【0013】又アンスラキノン構造を有するスルホニウ
ム塩としては例えば下記の一般式(2)
ム塩としては例えば下記の一般式(2)
【0014】
【化2】
【0015】(式中、R6 、R7 は、それぞれ独立に水
素原子、アルキル基、ハロゲン原子、ヒドロキシアルキ
ルオキシ基またはアルコキシ基を、XはSbF6 、PF
6 またはB(C6 F5 ) 4 をそれぞれ表す。)で示され
る化合物が挙げられる。ここにおいてアルキル基として
は、例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、ブチ
ル基等のC1 〜C5 のアルキル基が挙げられ、ハロゲン
原子としては、例えばF、Cl、Br、I等が挙げられ
る。アルコキシ基としては、例えば、メトキシ基、エト
キシ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ基等のC1
〜C5 のアルコキシ基が挙げられる。ヒドロキシアルキ
ルオキシ基としては、例えば、ヒドロキシメチルオキシ
基、ヒドロキシエチルオキシ基、ヒドロキシブチルオキ
シ基等のC1 〜C5 のヒドロキシアルキルオキシ基が挙
げられる。次に一般式(2)で示される化合物の具体例
を表2に挙げる。
素原子、アルキル基、ハロゲン原子、ヒドロキシアルキ
ルオキシ基またはアルコキシ基を、XはSbF6 、PF
6 またはB(C6 F5 ) 4 をそれぞれ表す。)で示され
る化合物が挙げられる。ここにおいてアルキル基として
は、例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、ブチ
ル基等のC1 〜C5 のアルキル基が挙げられ、ハロゲン
原子としては、例えばF、Cl、Br、I等が挙げられ
る。アルコキシ基としては、例えば、メトキシ基、エト
キシ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ基等のC1
〜C5 のアルコキシ基が挙げられる。ヒドロキシアルキ
ルオキシ基としては、例えば、ヒドロキシメチルオキシ
基、ヒドロキシエチルオキシ基、ヒドロキシブチルオキ
シ基等のC1 〜C5 のヒドロキシアルキルオキシ基が挙
げられる。次に一般式(2)で示される化合物の具体例
を表2に挙げる。
【0016】
【表2】 化合物No. 置換位置 R6 R7 X 2−1 1 −CH3 −CH3 PF6 2−2 1 −CH3 −CH3 SbF6 2−3 1 −F −F SbF6 2−4 1 −F −F PF6 2−5 1 −F −F B(C6F5)4 2−6 1 −H −H B(C6F5)4 2−7 2 -OC2H4OH -OC2H4OH PF6
【0017】(注)置換位置とはアントラキノン骨格上
の硫黄原子の結合位置のことである。
の硫黄原子の結合位置のことである。
【0018】更にアクリドン構造を有するスルホニウム
塩としては例えば下記の一般式(3)
塩としては例えば下記の一般式(3)
【0019】
【化3】
【0020】(式中、R8 、R10、R11はそれぞれ独立
に水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基
又はヒドロキシアルキルオキシ基を、R9 はアルキル基
を、XはSbF6 、PF6 又はB(C6 F5 ) 4 をそれ
ぞれ表す。)で示される化合物が挙げられる。ここでア
ルキル基としては、例えばメチル基、エチル基、n−プ
ロピル基、イソプロピル基、t−ブチル基等のC1 〜C
5 のアルキル基が挙げられる。アルコキシ基としては、
例えば、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、
イソプロポキシ基等のC1 〜C5 のアルコキシ基が挙げ
られる。ヒドロキシエチルオキシ基としては、例えば、
ヒドロキシメチルオキシ基、ヒドロキシエチルオキシ
基、ヒドロキシブチルオキシ基等のC1 〜C5 のヒドロ
キシアルキルオキシ基が挙げられる。ハロゲン原子とし
ては、例えば、F、Cl、Br、I等が挙げられる。次
に一般式(3)で示される化合物の具体例を表3に挙げ
る。
に水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基
又はヒドロキシアルキルオキシ基を、R9 はアルキル基
を、XはSbF6 、PF6 又はB(C6 F5 ) 4 をそれ
ぞれ表す。)で示される化合物が挙げられる。ここでア
ルキル基としては、例えばメチル基、エチル基、n−プ
ロピル基、イソプロピル基、t−ブチル基等のC1 〜C
5 のアルキル基が挙げられる。アルコキシ基としては、
例えば、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、
イソプロポキシ基等のC1 〜C5 のアルコキシ基が挙げ
られる。ヒドロキシエチルオキシ基としては、例えば、
ヒドロキシメチルオキシ基、ヒドロキシエチルオキシ
基、ヒドロキシブチルオキシ基等のC1 〜C5 のヒドロ
キシアルキルオキシ基が挙げられる。ハロゲン原子とし
ては、例えば、F、Cl、Br、I等が挙げられる。次
に一般式(3)で示される化合物の具体例を表3に挙げ
る。
【0021】
【表3】 化合物No. R8 R9 R10 R11 X 3−1 −Cl −(n-C4H9) −F −F SbF6 3−2 −Cl −(n-C4H9) −F −F PF6 3−3 −Cl −(n-C4H9) −H −H B(C6F5)4 3−4 −Cl −(n-C3H7) −CH3 −CH3 SbF6 3−5 −Cl −(n-C3H7) −CH3 −CH3 PF6 3−6 −Cl −(n-C4H9) −OCH3 −OCH3 SbF6 3−7 −Cl −(n-C4H9) A A PF6 A=−OC2 H4 OH
【0022】本発明で用いられる(B)成分としては、
これらのスルホニウム塩以外にも、例えば特開平8−1
65290号公報に記載されている化合物が例示され
る。本発明で使用する(B)成分としては、波長360
〜500nmの領域における最大モル吸光係数が100
以上であり、好ましくは1000以上、特に好ましくは
2000以上であるものがよい。波長360〜500n
mの領域に吸収が無かったり、モル吸光係数が100以
下の場合、特に顔料を含む組成物において、硬化しなか
ったりあるいは硬化が遅くなるという問題が生じる。
これらのスルホニウム塩以外にも、例えば特開平8−1
65290号公報に記載されている化合物が例示され
る。本発明で使用する(B)成分としては、波長360
〜500nmの領域における最大モル吸光係数が100
以上であり、好ましくは1000以上、特に好ましくは
2000以上であるものがよい。波長360〜500n
mの領域に吸収が無かったり、モル吸光係数が100以
下の場合、特に顔料を含む組成物において、硬化しなか
ったりあるいは硬化が遅くなるという問題が生じる。
【0023】これらのスルホニウム塩のうち好ましいも
のとしては、例えば、前記具体例において、No.1−
5、No、1−6、No.1−7、No.1−8、N
o.1−9、No.1−10、No.1−11、No.
1−12等チオキサントン構造を有するスルホニウム塩
が挙げられる。
のとしては、例えば、前記具体例において、No.1−
5、No、1−6、No.1−7、No.1−8、N
o.1−9、No.1−10、No.1−11、No.
1−12等チオキサントン構造を有するスルホニウム塩
が挙げられる。
【0024】本発明で用いられる光ラジカル重合開始剤
(C)は、本発明のエネルギ−線硬化性組成物の硬化性
をより向上させることに寄与する成分である。(C)成
分の具体例としては、ベンゾイン、ベンゾインメチルエ
ーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプ
ロピルエーテル等のベンゾイン及びそのアルキルエーテ
ル類;アセトフェノン、2,2−ジメトキシ−2−フェ
ニルアセトフェノン、2,2−ジエトキシ−2−フェニ
ルアセトフェノン、1,1−ジクロロアセトフェノン、
1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−ヒ
ドロキシシクロヘキシルフェニルケトン等のアセトフェ
ノン類;2−メチルアントラキノン、2−エチルアント
ラキノン等のアントラキノン類;2,4−ジメチルチオ
キサントン、2,4−ジエチルチオキサントン、2−ク
ロロチオキサントン、2−イソプロピルチオキサントン
等のチオキサントン類;アセトフェノンジメチルケター
ル、ベンジルジメチルケタル等のケタール類;ベンゾフ
ェノン等のベンゾフェノン類;2,4,6−トリメチル
ベンゾイル−ジフェニルホスフィンオキサイド、ビス
(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリ
メチルペンチルホスフィンオキサイド等のアシルホスフ
ィンオキサイド類等を挙げることができる。これらのう
ち特に好ましいものとしては、2,4,6−トリメチル
ベンゾイル−ジフェニルホスフィンオキサイド、ビス
(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリ
メチルペンチルホスフィンオキサイド等のアシルホスフ
ィンオキサイド類等を挙げることができる。
(C)は、本発明のエネルギ−線硬化性組成物の硬化性
をより向上させることに寄与する成分である。(C)成
分の具体例としては、ベンゾイン、ベンゾインメチルエ
ーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプ
ロピルエーテル等のベンゾイン及びそのアルキルエーテ
ル類;アセトフェノン、2,2−ジメトキシ−2−フェ
ニルアセトフェノン、2,2−ジエトキシ−2−フェニ
ルアセトフェノン、1,1−ジクロロアセトフェノン、
1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−ヒ
ドロキシシクロヘキシルフェニルケトン等のアセトフェ
ノン類;2−メチルアントラキノン、2−エチルアント
ラキノン等のアントラキノン類;2,4−ジメチルチオ
キサントン、2,4−ジエチルチオキサントン、2−ク
ロロチオキサントン、2−イソプロピルチオキサントン
等のチオキサントン類;アセトフェノンジメチルケター
ル、ベンジルジメチルケタル等のケタール類;ベンゾフ
ェノン等のベンゾフェノン類;2,4,6−トリメチル
ベンゾイル−ジフェニルホスフィンオキサイド、ビス
(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリ
メチルペンチルホスフィンオキサイド等のアシルホスフ
ィンオキサイド類等を挙げることができる。これらのう
ち特に好ましいものとしては、2,4,6−トリメチル
ベンゾイル−ジフェニルホスフィンオキサイド、ビス
(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリ
メチルペンチルホスフィンオキサイド等のアシルホスフ
ィンオキサイド類等を挙げることができる。
【0025】本発明では、任意成分として顔料(D)を
使用する。使用しうる顔料(D)の具体例としては、例
えば、次のものが挙げられる。 ○黒色顔料 カーボンブラック、アセチレンブラック、ランブラッ
ク、アニリンブラック ○黄色顔料 黄鉛、亜鉛黄、カドミウムイエロー、黄色酸化鉄、ミネ
ラルファストイエロー、ニッケルチタンイエロー、ネー
ブルスイエロー、ナフトールイエローS、ハンザイエロ
ーG、ハンザイエロー10G、ベンジジンイエローG、
ベンジジンイエローGR、キノリンイエローレーキ、パ
ーマンネントイエローNCG、タートラジンレ−キ ○橙色顔料 赤口黄鉛、モリブデンオレンジ、パーマネントオレンジ
GTR、ピラゾロンオレンジ、バルカンオレンジ、イン
ダスレンブリリアントオレンジRK、ベンジジンオレン
ジG、インダスレンブリリアントオレンジGK ○赤色顔料 ベンガラ、カドニウムレッド、鉛丹、硫化水銀カドミウ
ム、パーマネントレッド4R、リソールレッド、ピラゾ
ロンレッド、ウオッチングレッドカルシウム塩、、レー
キレッドD、ブリリアントカーミン6B、エオシンレー
キ、ローダミンレーキB、アリザリンレーキ、ブリリア
ントカーミン3B ○紫色顔料 マンガン紫、ファストバイオレットB、メチルバイオレ
ットレーキ ○青色顔料 紺青、コバルトブルー、アルカリブルーレーキ、ビクト
リアブルーレーキ、フタロシアニンブルー、無金属フタ
ロシアニンブルー、フタロシアニンブルー部分塩素化
物、ファーストスカイブルー、インダスレンブルーBC ○緑色顔料 クロムグリーン、酸化クロム、ピグメントグリーンB、
マラカイトグリーンレーキ、ファナルイエローグリーン
G ○白色顔料 亜鉛華、酸化チタン、アンチモン白、硫化亜鉛 ○体質顔料 バライト粉、炭酸バリウム、クレー、シリカ、ホワイト
カーボン、タルク、アルミナホワイト
使用する。使用しうる顔料(D)の具体例としては、例
えば、次のものが挙げられる。 ○黒色顔料 カーボンブラック、アセチレンブラック、ランブラッ
ク、アニリンブラック ○黄色顔料 黄鉛、亜鉛黄、カドミウムイエロー、黄色酸化鉄、ミネ
ラルファストイエロー、ニッケルチタンイエロー、ネー
ブルスイエロー、ナフトールイエローS、ハンザイエロ
ーG、ハンザイエロー10G、ベンジジンイエローG、
ベンジジンイエローGR、キノリンイエローレーキ、パ
ーマンネントイエローNCG、タートラジンレ−キ ○橙色顔料 赤口黄鉛、モリブデンオレンジ、パーマネントオレンジ
GTR、ピラゾロンオレンジ、バルカンオレンジ、イン
ダスレンブリリアントオレンジRK、ベンジジンオレン
ジG、インダスレンブリリアントオレンジGK ○赤色顔料 ベンガラ、カドニウムレッド、鉛丹、硫化水銀カドミウ
ム、パーマネントレッド4R、リソールレッド、ピラゾ
ロンレッド、ウオッチングレッドカルシウム塩、、レー
キレッドD、ブリリアントカーミン6B、エオシンレー
キ、ローダミンレーキB、アリザリンレーキ、ブリリア
ントカーミン3B ○紫色顔料 マンガン紫、ファストバイオレットB、メチルバイオレ
ットレーキ ○青色顔料 紺青、コバルトブルー、アルカリブルーレーキ、ビクト
リアブルーレーキ、フタロシアニンブルー、無金属フタ
ロシアニンブルー、フタロシアニンブルー部分塩素化
物、ファーストスカイブルー、インダスレンブルーBC ○緑色顔料 クロムグリーン、酸化クロム、ピグメントグリーンB、
マラカイトグリーンレーキ、ファナルイエローグリーン
G ○白色顔料 亜鉛華、酸化チタン、アンチモン白、硫化亜鉛 ○体質顔料 バライト粉、炭酸バリウム、クレー、シリカ、ホワイト
カーボン、タルク、アルミナホワイト
【0026】本発明のエネルギ−線硬化性組成物におけ
る各成分(A)〜(D)の含有割合は、(A)成分は、
本発明の組成物中、34.7〜99.7重量%が好まし
く、特に好ましくは49.7〜99.7重量%である。
(B)成分は、本発明の組成物中、0.3〜15重量%
が好ましく,、特に好ましくは1〜10重量%である。
(C)成分は、本発明の組成物中、0.01〜10重量
%が好ましく、特に好ましくは0.05〜5重量%であ
る。(D)成分は、0〜70重量%が好ましく、特に好
ましくは10〜60重量%である。
る各成分(A)〜(D)の含有割合は、(A)成分は、
本発明の組成物中、34.7〜99.7重量%が好まし
く、特に好ましくは49.7〜99.7重量%である。
(B)成分は、本発明の組成物中、0.3〜15重量%
が好ましく,、特に好ましくは1〜10重量%である。
(C)成分は、本発明の組成物中、0.01〜10重量
%が好ましく、特に好ましくは0.05〜5重量%であ
る。(D)成分は、0〜70重量%が好ましく、特に好
ましくは10〜60重量%である。
【0027】本発明のエネルギ−線硬化性組成物には、
重合を損なわない範囲で希釈のための溶媒や改質のため
の樹脂類(例えば、アクリルポリマー、ポリウレタンポ
リマー、ポリエステルエラストマー、ポリ塩化ビニルポ
リマー、アクリロニトリルゴム等)、また例えば、電気
特性を改良する目的で有機カルボン酸や酸無水物を使用
したり、あるいはゴム弾性をもたせるなどの目的でポリ
オールその他の可とう性プレポリマーを混合することが
でき、更に、染料、充填剤、帯電防止剤、難燃剤、消泡
剤、流動調整剤、光安定剤、カップリング剤、有機溶剤
等の添加剤を混合することができる。
重合を損なわない範囲で希釈のための溶媒や改質のため
の樹脂類(例えば、アクリルポリマー、ポリウレタンポ
リマー、ポリエステルエラストマー、ポリ塩化ビニルポ
リマー、アクリロニトリルゴム等)、また例えば、電気
特性を改良する目的で有機カルボン酸や酸無水物を使用
したり、あるいはゴム弾性をもたせるなどの目的でポリ
オールその他の可とう性プレポリマーを混合することが
でき、更に、染料、充填剤、帯電防止剤、難燃剤、消泡
剤、流動調整剤、光安定剤、カップリング剤、有機溶剤
等の添加剤を混合することができる。
【0028】本発明のエネルギー線硬化性組成物は
(A)〜(D)成分を、更に必要に応じて他の成分を、
混合、溶解、分散、混練することにより調製することが
できる。
(A)〜(D)成分を、更に必要に応じて他の成分を、
混合、溶解、分散、混練することにより調製することが
できる。
【0029】本発明のエネルギ−線硬化性組成物は、基
材に膜厚が通常1〜100μm、好ましくは2〜50μ
mとなるように塗布後、紫外線等のエネルギー線を照射
することにより0.1秒〜数分後に指触乾燥状態あるい
は溶媒不溶性の状態に硬化することができる。基材とし
ては、例えば金属、木材、紙、ゴム、プラスチック、ガ
ラス、セラミック製品等があげられる。本発明のエネル
ギ−線硬化性組成物の基材への塗布方法としては、例え
ばスクリーン印刷、乾式オフセット印刷等の印刷法、ロ
ールコータ、スピンコータ、パーコーター等のコータを
用いる方法等があげられる。本発明のエネルギ−線硬化
性組成物を硬化するに当たっては、エネルギー線として
は、高圧水銀灯、低圧水銀灯、キセノンランプ、メタル
ハライドランプ、殺菌灯、レーザー光などから得られ、
200nm〜500nmの波長を有するエネルギー線を
使用するのが好ましい。エネルギー線への曝露は、エネ
ルギー線の強度にもよるが、通常0.1秒〜10秒程度
で十分である。しかし、比較的厚い塗装物については、
それ以上の時間をかけるのが好ましい。エネルギー線照
射後0.1秒〜数分後には重合により硬化するが、重合
反応を促進するために、エネルギー線照射時またはエネ
ルギー線照射後加熱(例えば、40〜150℃)するの
が好ましい。
材に膜厚が通常1〜100μm、好ましくは2〜50μ
mとなるように塗布後、紫外線等のエネルギー線を照射
することにより0.1秒〜数分後に指触乾燥状態あるい
は溶媒不溶性の状態に硬化することができる。基材とし
ては、例えば金属、木材、紙、ゴム、プラスチック、ガ
ラス、セラミック製品等があげられる。本発明のエネル
ギ−線硬化性組成物の基材への塗布方法としては、例え
ばスクリーン印刷、乾式オフセット印刷等の印刷法、ロ
ールコータ、スピンコータ、パーコーター等のコータを
用いる方法等があげられる。本発明のエネルギ−線硬化
性組成物を硬化するに当たっては、エネルギー線として
は、高圧水銀灯、低圧水銀灯、キセノンランプ、メタル
ハライドランプ、殺菌灯、レーザー光などから得られ、
200nm〜500nmの波長を有するエネルギー線を
使用するのが好ましい。エネルギー線への曝露は、エネ
ルギー線の強度にもよるが、通常0.1秒〜10秒程度
で十分である。しかし、比較的厚い塗装物については、
それ以上の時間をかけるのが好ましい。エネルギー線照
射後0.1秒〜数分後には重合により硬化するが、重合
反応を促進するために、エネルギー線照射時またはエネ
ルギー線照射後加熱(例えば、40〜150℃)するの
が好ましい。
【0030】本発明のエネルギ−線硬化性組成物の具体
的な用途としては、例えば食缶等の金属缶用のホワイト
インキ、各種印刷インキ、塗料レジストインキ、目止め
剤、接着剤等が挙げられる。本発明のエネルギ−線硬化
性組成物の硬化皮膜を有する物品としては、例えば食缶
用缶等の金属缶等の金属缶があげられる。
的な用途としては、例えば食缶等の金属缶用のホワイト
インキ、各種印刷インキ、塗料レジストインキ、目止め
剤、接着剤等が挙げられる。本発明のエネルギ−線硬化
性組成物の硬化皮膜を有する物品としては、例えば食缶
用缶等の金属缶等の金属缶があげられる。
【0031】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に具体的に説
明する。なお、実施例中の部は、重量部である。
明する。なお、実施例中の部は、重量部である。
【0032】実施例1〜3、比較例1、2 表4に示す配合組成(数値は重量部である。)に従って
配合、混練(三本ロ−ルミルを使用)し、本発明及び比
較用のエネルギー線硬化性組成物を得た。これらのエネ
ルギー線硬化性組成物を、アルミニウム板の上に10μ
mの厚さにバーコーターで塗布し、メタルハライドラン
プ(80w/cm2 )で8cmの距離から紫外線を25
0mJ/cm2 照射し硬化させた。調製された組成物の
硬化性、又それを硬化して得た硬化塗膜の光沢について
下記の試験をした。それらの結果を表4に示す。
配合、混練(三本ロ−ルミルを使用)し、本発明及び比
較用のエネルギー線硬化性組成物を得た。これらのエネ
ルギー線硬化性組成物を、アルミニウム板の上に10μ
mの厚さにバーコーターで塗布し、メタルハライドラン
プ(80w/cm2 )で8cmの距離から紫外線を25
0mJ/cm2 照射し硬化させた。調製された組成物の
硬化性、又それを硬化して得た硬化塗膜の光沢について
下記の試験をした。それらの結果を表4に示す。
【0033】硬化性:硬化塗膜を24時間放置後、メチ
ルエチルケトンを染み込ませた脱脂綿でラビングして塗
膜に変化が生じないまでの回数を測定した。 光沢:硬化塗膜の表面を目視判定した。 ◎・・・・光沢が極めて良好である。 ○・・・・光沢が良好である。 △・・・・ややくもりがある。 ×・・・・全く光沢がない。
ルエチルケトンを染み込ませた脱脂綿でラビングして塗
膜に変化が生じないまでの回数を測定した。 光沢:硬化塗膜の表面を目視判定した。 ◎・・・・光沢が極めて良好である。 ○・・・・光沢が良好である。 △・・・・ややくもりがある。 ×・・・・全く光沢がない。
【0034】
【表4】 表4 実施例 比較例 1 2 3 1 2 ○配合組成 (A)成分 3,4−エポキシシクロヘキシル メチル−3,4−エポキシシクロ ヘキサンカーボキシレート 84 68 84 84 84 ビスフェノールAジグリシジル エーテル 20 (B)成分 化合物No.1−5 3 3 化合物No.1−6 3 化合物No.1−11 3 (C)成分 2,4,6−トリメチルベンゾ イル−ジフェニルホスフィン オキサイド 1 1 1 (D)成分 二酸化チタン(ルチル型) 100 100 100 100 100 その他 UVI−6990 *1 6 ポリエステル樹脂 *2 10 6 10 10 10 界面活性剤(L−7604)*3 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 ○物性 硬化性(ラビング回数) 100回100回100回 5回 1回 以上 以上 以上 光沢 ○ ○ ○ ○ ×
【0035】(注)*1 UVI−6990:ユニオン
カーバイド(株)製、光カチオン重合開始剤。プロピレ
ンカーボネート50%希釈品、波長360nm以上での
吸収なし。 *2 ポリエステル樹脂:東洋紡績社製「バイロン20
0」分子量2000〜3000。 *3 L−7604:日本ユニカー社製、界面活性剤。 *4 化合物No.1−5:光カチオン重合開始剤、波
長384nmでモル吸光係数5000。 *5 化合物No.1−6:光カチオン重合開始剤、波
長382nmでモル吸光係数5090。 *6 化合物No.1−11:光カチオン重合開始剤、
波長387nmでモル吸光係数4580。
カーバイド(株)製、光カチオン重合開始剤。プロピレ
ンカーボネート50%希釈品、波長360nm以上での
吸収なし。 *2 ポリエステル樹脂:東洋紡績社製「バイロン20
0」分子量2000〜3000。 *3 L−7604:日本ユニカー社製、界面活性剤。 *4 化合物No.1−5:光カチオン重合開始剤、波
長384nmでモル吸光係数5000。 *5 化合物No.1−6:光カチオン重合開始剤、波
長382nmでモル吸光係数5090。 *6 化合物No.1−11:光カチオン重合開始剤、
波長387nmでモル吸光係数4580。
【0036】表4の結果から明らかなように、本発明の
組成物は顔料を含有する組成においても、紫外線による
硬化性に優れ、得られた硬化物の光沢等が優れている。
組成物は顔料を含有する組成においても、紫外線による
硬化性に優れ、得られた硬化物の光沢等が優れている。
【0037】
【発明の効果】本発明のエネルギー線硬化性組成物は、
波長360〜500nmの領域における最大モル吸光係
数が100以上である光カチオン重合能を有するスルホ
ニウム塩(B)と光ラジカル重合開始剤(C)を配合し
たものであり、硬化性に優れ、又このものの硬化物は光
沢等の物性において優れている。特に、本発明のエネル
ギー線硬化性組成物は顔料を含有する場合であっても、
硬化性、光沢等に優れている。
波長360〜500nmの領域における最大モル吸光係
数が100以上である光カチオン重合能を有するスルホ
ニウム塩(B)と光ラジカル重合開始剤(C)を配合し
たものであり、硬化性に優れ、又このものの硬化物は光
沢等の物性において優れている。特に、本発明のエネル
ギー線硬化性組成物は顔料を含有する場合であっても、
硬化性、光沢等に優れている。
Claims (6)
- 【請求項1】カチオン重合性物質(A)と波長360〜
500nmの領域における最大モル吸光係数が100以
上である光カチオン重合能を有するスルホニウム塩
(B)と光ラジカル重合開始剤(C)を含有することを
特徴とするエネルギー線硬化性組成物。 - 【請求項2】スルホニウム塩(B)がチオキサントン構
造を有するスルホニウム塩である請求項1のエネルギー
線硬化性組成物。 - 【請求項3】光ラジカル重合開始剤(C)がアシルホス
フィンオキサイド化合物である請求項1のエネルギー線
硬化性組成物。 - 【請求項4】顔料(D)を含有することを特徴とする請
求項1〜3のエネルギー線硬化性組成物。 - 【請求項5】請求項1ないし4の何れか一項に記載のエ
ネルギー線硬化性組成物の硬化物。 - 【請求項6】請求項5に記載の硬化物からなる皮膜を有
する物品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10240397A JPH10279616A (ja) | 1997-04-07 | 1997-04-07 | エネルギー線硬化性組成物及びその硬化物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10240397A JPH10279616A (ja) | 1997-04-07 | 1997-04-07 | エネルギー線硬化性組成物及びその硬化物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10279616A true JPH10279616A (ja) | 1998-10-20 |
Family
ID=14326487
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10240397A Pending JPH10279616A (ja) | 1997-04-07 | 1997-04-07 | エネルギー線硬化性組成物及びその硬化物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10279616A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001031892A (ja) * | 1999-07-23 | 2001-02-06 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | 紫外線硬化型塗料組成物及びその利用 |
| GB2394955A (en) * | 2002-09-02 | 2004-05-12 | Konishiroku Photo Ind | Actinic radiation curable composition and actinic radiation curable ink, and image forming method |
| US7318991B2 (en) | 2002-03-04 | 2008-01-15 | Wako Pure Chemical Industries, Ltd. | Heterocycle-bearing onium salts |
| WO2008032850A1 (en) | 2006-09-14 | 2008-03-20 | Three Bond Co., Ltd. | Photopolymerizable composition |
-
1997
- 1997-04-07 JP JP10240397A patent/JPH10279616A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001031892A (ja) * | 1999-07-23 | 2001-02-06 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | 紫外線硬化型塗料組成物及びその利用 |
| US7318991B2 (en) | 2002-03-04 | 2008-01-15 | Wako Pure Chemical Industries, Ltd. | Heterocycle-bearing onium salts |
| EP1953149A2 (en) | 2002-03-04 | 2008-08-06 | Wako Pure Chemical Industries, Ltd. | A heterocycle-containing onium salt |
| US7833691B2 (en) | 2002-03-04 | 2010-11-16 | Wako Pure Chemical Industries, Ltd. | Heterocycle-bearing onium salts |
| GB2394955A (en) * | 2002-09-02 | 2004-05-12 | Konishiroku Photo Ind | Actinic radiation curable composition and actinic radiation curable ink, and image forming method |
| GB2394955B (en) * | 2002-09-02 | 2006-03-29 | Konica Corp | Actinic radiation curable composition and actinic radiation curable ink, and image forming method as well as ink jet recording apparatus using the same |
| US7244472B2 (en) | 2002-09-02 | 2007-07-17 | Konica Corporation | Actinic radiation curable composition and actinic radiation curable ink, and image forming method as well as ink jet recording apparatus using the same |
| WO2008032850A1 (en) | 2006-09-14 | 2008-03-20 | Three Bond Co., Ltd. | Photopolymerizable composition |
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