JPH1027987A - 低emi回路基板及び低emiケーブルコネクタ - Google Patents
低emi回路基板及び低emiケーブルコネクタInfo
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- JPH1027987A JPH1027987A JP8180863A JP18086396A JPH1027987A JP H1027987 A JPH1027987 A JP H1027987A JP 8180863 A JP8180863 A JP 8180863A JP 18086396 A JP18086396 A JP 18086396A JP H1027987 A JPH1027987 A JP H1027987A
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- H10W42/20—Arrangements for protection of devices protecting against electromagnetic or particle radiation, e.g. light, X-rays, gamma-rays or electrons
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- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
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- H05K1/0213—Electrical arrangements not otherwise provided for
- H05K1/0216—Reduction of cross-talk, noise or electromagnetic interference
- H05K1/0218—Reduction of cross-talk, noise or electromagnetic interference by printed shielding conductors, ground planes or power plane
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K9/00—Screening of apparatus or components against electric or magnetic fields
- H05K9/0007—Casings
- H05K9/002—Casings with localised screening
- H05K9/0039—Galvanic coupling of ground layer on printed circuit board [PCB] to conductive casing
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- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
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- Electromagnetism (AREA)
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
- Multi-Conductor Connections (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 多層回路基板の搭載部品などから発生するデ
ィファレンシャルモードを中心とした輻射を効率良く低
減する。 【解決手段】 多層回路基板1の表面にLSI素子8な
どのディファレンシャルモードの輻射を発生するような
回路部品が搭載されており、かかる回路部品を含めて多
層回路基板1の表面全体を基板1側に損失層14を設け
たシールド板12で覆う。このシールド板12は、多層
回路基板1の周辺部分全体に沿い、グランド層2にスル
ーホール5を介して電気的に接続された電極パターン6
a,6g,6h,6nなどの多数の電極パターンにハン
ダ7などで固定されており、この場合、グランド層2と
スルーホール5によって直接、あるいは整合終端チップ
抵抗10を介して接続されている。これにより、発生し
た不要輻射はグランド層2とシールド板12との間に閉
じ込められ、かつジュール熱に変換され、また、多層回
路基板1の側面から漏れるコモンモードの不要輻射も抑
制される。
ィファレンシャルモードを中心とした輻射を効率良く低
減する。 【解決手段】 多層回路基板1の表面にLSI素子8な
どのディファレンシャルモードの輻射を発生するような
回路部品が搭載されており、かかる回路部品を含めて多
層回路基板1の表面全体を基板1側に損失層14を設け
たシールド板12で覆う。このシールド板12は、多層
回路基板1の周辺部分全体に沿い、グランド層2にスル
ーホール5を介して電気的に接続された電極パターン6
a,6g,6h,6nなどの多数の電極パターンにハン
ダ7などで固定されており、この場合、グランド層2と
スルーホール5によって直接、あるいは整合終端チップ
抵抗10を介して接続されている。これにより、発生し
た不要輻射はグランド層2とシールド板12との間に閉
じ込められ、かつジュール熱に変換され、また、多層回
路基板1の側面から漏れるコモンモードの不要輻射も抑
制される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、IC,LSIなど
の回路素子を搭載した低EMI回路基板に係り、特に、
かかる搭載部品からのディファレンシャルモードを中心
とした輻射を抑制するように低EMI回路基板と伝送ケ
ーブルでの不要輻射を抑圧する低EMIケーブルコネク
タに関する。
の回路素子を搭載した低EMI回路基板に係り、特に、
かかる搭載部品からのディファレンシャルモードを中心
とした輻射を抑制するように低EMI回路基板と伝送ケ
ーブルでの不要輻射を抑圧する低EMIケーブルコネク
タに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、基板内部に信号線や電源線,グラ
ンド線が設けられ、表面にIC素子やLSI素子、回路
などが搭載された多層回路基板においては、その高速
化,高密度化に伴ってその高調波による不要輻射が発生
し易くなり、これが他の装置などに影響を与えることに
なって大きな問題となっている。
ンド線が設けられ、表面にIC素子やLSI素子、回路
などが搭載された多層回路基板においては、その高速
化,高密度化に伴ってその高調波による不要輻射が発生
し易くなり、これが他の装置などに影響を与えることに
なって大きな問題となっている。
【0003】かかる不要輻射としては、電源層やグラン
ド層の電位変動に伴う共振によって生ずるコモンモード
の輻射と信号ライン層や搭載部品から発生するディファ
レンシャルモードの輻射との2つのものに大別すること
ができ、従来では、かかる不要輻射を低減するための方
法が種々提案されている。
ド層の電位変動に伴う共振によって生ずるコモンモード
の輻射と信号ライン層や搭載部品から発生するディファ
レンシャルモードの輻射との2つのものに大別すること
ができ、従来では、かかる不要輻射を低減するための方
法が種々提案されている。
【0004】かかるディファレンシャルモードの輻射を
低減する方法としては、従来、シールドによる方法が一
般的であり、具体的には、基板表面に抵抗材を含有した
導電ペーストを塗布する方法がとられている。
低減する方法としては、従来、シールドによる方法が一
般的であり、具体的には、基板表面に抵抗材を含有した
導電ペーストを塗布する方法がとられている。
【0005】また、かかる基板に外部から信号を送りこ
むために、外部の送信源との間に、コネクタにより、例
えば、同軸ケーブルのような伝送路を接続する。図13
はかかる接続状態を概略的に示したものである。
むために、外部の送信源との間に、コネクタにより、例
えば、同軸ケーブルのような伝送路を接続する。図13
はかかる接続状態を概略的に示したものである。
【0006】同図においては、送信源を送端装置10
0,これから信号を受ける上記基板を受端装置101と
し、これら間を同軸ケーブル102が接続されているも
のとする。この受端装置101である基板は、図示しな
いコネクタによって同軸ケーブル102に接続されてお
り、また、送端装置100も図示しないコネクタによっ
て同軸ケーブル102と接続されている。
0,これから信号を受ける上記基板を受端装置101と
し、これら間を同軸ケーブル102が接続されているも
のとする。この受端装置101である基板は、図示しな
いコネクタによって同軸ケーブル102に接続されてお
り、また、送端装置100も図示しないコネクタによっ
て同軸ケーブル102と接続されている。
【0007】送端装置100では、周波数がωjで電圧
V0のパルス状の信号を発生する信号源100cに接続
された往線路100aが同軸ケーブル102の内部導体
102aに、また、復線路100bが同軸ケーブル10
2の外部導体102bに夫々図示しないコネクタによっ
て接続されている。また、受端装置101は、等価的
に、受線路101aと、帰線路101bと、これら間に
接続される負荷インピーダンスZLとで表わされ、この
受線路101aが同軸ケーブル102の内部導体102
aと、また、帰線路101bが同軸ケーブル102の外
部導体102bと夫々図示しないコネクタによって接続
されている。そして、送端装置100での復線路100
bと受端装置101での帰線路101bとが夫々アース
され、同軸ケーブル102の外部導体102bをグラン
ド線路としている。
V0のパルス状の信号を発生する信号源100cに接続
された往線路100aが同軸ケーブル102の内部導体
102aに、また、復線路100bが同軸ケーブル10
2の外部導体102bに夫々図示しないコネクタによっ
て接続されている。また、受端装置101は、等価的
に、受線路101aと、帰線路101bと、これら間に
接続される負荷インピーダンスZLとで表わされ、この
受線路101aが同軸ケーブル102の内部導体102
aと、また、帰線路101bが同軸ケーブル102の外
部導体102bと夫々図示しないコネクタによって接続
されている。そして、送端装置100での復線路100
bと受端装置101での帰線路101bとが夫々アース
され、同軸ケーブル102の外部導体102bをグラン
ド線路としている。
【0008】かかる構成により、送端装置100での信
号源100cから往線路100a,同軸ケーブル102
の内部導体102a,受端装置101での受線路101
a,負荷抵抗R,帰線路101b,同軸ケーブル102
の外部導体102b及び送端装置100での復線路10
0bによって信号路が形成される。
号源100cから往線路100a,同軸ケーブル102
の内部導体102a,受端装置101での受線路101
a,負荷抵抗R,帰線路101b,同軸ケーブル102
の外部導体102b及び送端装置100での復線路10
0bによって信号路が形成される。
【0009】かかる信号路において、送端装置100で
は、信号源100cから出力される信号が、電圧V1a,
電流i1aとして同軸ケーブル102の内部導体102a
に送り込まれ、受端装置101では、電圧V1b,電流i
1bとして受信される。また、この信号路の帰路では、受
端装置101から電圧V2b,電流i2bの信号が同軸ケー
ブル102の外部導体102bの内面を流れるが、それ
ばかりではなく、同軸ケーブル102と受端装置101
との接続点Bで、そこでの等価的なインピーダンスによ
って電流の反射が生じ、同軸ケーブル102の外部導体
102bの外面に電流の漏れが生ずる。これが漏れ電流
i3bとして同軸ケーブル102の外部導体102bの外
面に流れることになる。外部導体102bの内面を流れ
る信号は、電圧V2a,電流i2aとして送端装置100に
入力されるが、この同軸ケーブル102と送端装置10
0との接続点Aでも、そこでの等価的なインピーダンス
によって電流の反射が生じ、これにより、この電流i2a
の一部が同軸ケーブル102の外部導体102bの外面
に漏れ、漏れ電流i3aとして同軸ケーブル102の外部
導体102bの外面を流れることになる。
は、信号源100cから出力される信号が、電圧V1a,
電流i1aとして同軸ケーブル102の内部導体102a
に送り込まれ、受端装置101では、電圧V1b,電流i
1bとして受信される。また、この信号路の帰路では、受
端装置101から電圧V2b,電流i2bの信号が同軸ケー
ブル102の外部導体102bの内面を流れるが、それ
ばかりではなく、同軸ケーブル102と受端装置101
との接続点Bで、そこでの等価的なインピーダンスによ
って電流の反射が生じ、同軸ケーブル102の外部導体
102bの外面に電流の漏れが生ずる。これが漏れ電流
i3bとして同軸ケーブル102の外部導体102bの外
面に流れることになる。外部導体102bの内面を流れ
る信号は、電圧V2a,電流i2aとして送端装置100に
入力されるが、この同軸ケーブル102と送端装置10
0との接続点Aでも、そこでの等価的なインピーダンス
によって電流の反射が生じ、これにより、この電流i2a
の一部が同軸ケーブル102の外部導体102bの外面
に漏れ、漏れ電流i3aとして同軸ケーブル102の外部
導体102bの外面を流れることになる。
【0010】ところで、かかる信号線路としての同軸ケ
ーブル102は、その長さをLとすると、L=(2n−
1)・λ/4を満足する波長λ(但し、n=正整数)の
共振点を有している。そこで、同軸ケーブル102の外
部導体102bの外面を流れる電流i3a,i3bの波長が
かかる波長λから充分離れていれば、本来かかる電流は
非常に微小なものであるから、特に問題とはならない
が、電流i3a,i3bの波長が同軸ケーブル102の共振
点に近いものとなると、同軸ケーブル102は共振を起
こし、モノポールアンテナとして動作して、不要な電磁
放射を発生する。例えば、同軸ケーブル102の長さL
を1mとすると、f=3×108/4×1=75MHz
の奇数倍の周波数の共振点を持つことになる。
ーブル102は、その長さをLとすると、L=(2n−
1)・λ/4を満足する波長λ(但し、n=正整数)の
共振点を有している。そこで、同軸ケーブル102の外
部導体102bの外面を流れる電流i3a,i3bの波長が
かかる波長λから充分離れていれば、本来かかる電流は
非常に微小なものであるから、特に問題とはならない
が、電流i3a,i3bの波長が同軸ケーブル102の共振
点に近いものとなると、同軸ケーブル102は共振を起
こし、モノポールアンテナとして動作して、不要な電磁
放射を発生する。例えば、同軸ケーブル102の長さL
を1mとすると、f=3×108/4×1=75MHz
の奇数倍の周波数の共振点を持つことになる。
【0011】送端装置100のケースと同軸ケーブル1
02の外部導体102bの外面とを完全に一体化し、同
様に、受端装置101のケースと同軸ケーブル102の
外部導体102bの外面とを完全に一体化して、送端装
置100のケース内と同軸ケーブル102の内部と受端
装置101のケース内を完全に密閉できれば、上記のよ
うな漏れ電流をなくすことができるが、このように構成
することは、実際上、ほとんど不可能であり、従って、
上記のような不要輻射の発生をを避けることができな
い。
02の外部導体102bの外面とを完全に一体化し、同
様に、受端装置101のケースと同軸ケーブル102の
外部導体102bの外面とを完全に一体化して、送端装
置100のケース内と同軸ケーブル102の内部と受端
装置101のケース内を完全に密閉できれば、上記のよ
うな漏れ電流をなくすことができるが、このように構成
することは、実際上、ほとんど不可能であり、従って、
上記のような不要輻射の発生をを避けることができな
い。
【0012】そこで、従来では、かかる不要輻射を抑圧
するために、同軸ケーブル102の送端装置100側端
部に、コモンモードコア,コモンモードチョークなどと
呼ばれるフェライトコア103aを設け、同様にして、
受端装置101側端部にも、フェライトコア103bを
設けるようにしている。
するために、同軸ケーブル102の送端装置100側端
部に、コモンモードコア,コモンモードチョークなどと
呼ばれるフェライトコア103aを設け、同様にして、
受端装置101側端部にも、フェライトコア103bを
設けるようにしている。
【0013】かかるフェライトコア103a,103b
を設けると、これらによるインダクタンスと分極によ
り、同軸ケーブル102の外部導体102bの外面での
信号路にインダクタンスと抵抗との直列回路が挿入され
たことになり、これにより、この外面を流れる漏れ電流
i3a,i3bが抑圧されることになる。これらフェラ
イトコア103a,103bのインピーダンスの絶対値
としては、従来、材料,構造の面から100Ω程度に設
定されている。
を設けると、これらによるインダクタンスと分極によ
り、同軸ケーブル102の外部導体102bの外面での
信号路にインダクタンスと抵抗との直列回路が挿入され
たことになり、これにより、この外面を流れる漏れ電流
i3a,i3bが抑圧されることになる。これらフェラ
イトコア103a,103bのインピーダンスの絶対値
としては、従来、材料,構造の面から100Ω程度に設
定されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる従来の
方法によると、導電ペーストは基板表面の比較的平らな
部分に塗布されるものであり、搭載部品やそれが取り付
けられている部分には塗布することができない。このた
め、基板表面を導電ペーストでシールドするといって
も、かかる搭載部品の取付け部分でシールド層が開口し
てしまい、この開口部から不要輻射が漏れてしまうこと
や、開口部で共振による新たな不要輻射(コモンモード
の輻射)が発生することになり、不要輻射の充分な抑制
を達成することができなかった。
方法によると、導電ペーストは基板表面の比較的平らな
部分に塗布されるものであり、搭載部品やそれが取り付
けられている部分には塗布することができない。このた
め、基板表面を導電ペーストでシールドするといって
も、かかる搭載部品の取付け部分でシールド層が開口し
てしまい、この開口部から不要輻射が漏れてしまうこと
や、開口部で共振による新たな不要輻射(コモンモード
の輻射)が発生することになり、不要輻射の充分な抑制
を達成することができなかった。
【0015】また、基板に接続される同軸ケーブルなど
の伝送線路からの不要輻射は、図13で説明したよう
に、かかる伝送線路の両端部にフェライトコアを設ける
ことにより、ある程度の抑圧が可能であるが、必ずしも
充分に抑圧することができなかった。上記の図13によ
る説明では、フェライトコア103a,103bのイン
ピーダンスの絶対値を100Ωとしているとしたが、1
00Ωで充分でなければ、これらフェライトコア103
a,103bを夫々複数個設けるなどすることにより、
インピーダンスの絶対値を大きくしてさらに漏れ電流i
3a,i3bの抑圧効果を高めることができるが、このため
に、大型で重いフェライトコアを使用しなければならな
いという問題があるし、複数個のフェライトを用いる
と、コイルを複数回巻き付けたのと同等となり、それら
間に静電容量が生じて新たな共振を起こすなどの問題も
ある。
の伝送線路からの不要輻射は、図13で説明したよう
に、かかる伝送線路の両端部にフェライトコアを設ける
ことにより、ある程度の抑圧が可能であるが、必ずしも
充分に抑圧することができなかった。上記の図13によ
る説明では、フェライトコア103a,103bのイン
ピーダンスの絶対値を100Ωとしているとしたが、1
00Ωで充分でなければ、これらフェライトコア103
a,103bを夫々複数個設けるなどすることにより、
インピーダンスの絶対値を大きくしてさらに漏れ電流i
3a,i3bの抑圧効果を高めることができるが、このため
に、大型で重いフェライトコアを使用しなければならな
いという問題があるし、複数個のフェライトを用いる
と、コイルを複数回巻き付けたのと同等となり、それら
間に静電容量が生じて新たな共振を起こすなどの問題も
ある。
【0016】これとともに、さらに重要な問題は、これ
らフェライトコア103a,103bに良質のフェライ
ト材を用いたとしても、その透磁率μに周波数特性があ
り、ほぼ300MHz以上になると、透磁率μが急激に
低下して充分に大きなインダンタンスが得られなくなる
いうことである。このため、このような周波数以上にな
ると、これらフェライトコア103a,103bは漏れ
電流i3a,i3bを低減する効果が低減し、従って、同軸
ケーブル102から発生する不要輻射を抑圧できなくな
る。
らフェライトコア103a,103bに良質のフェライ
ト材を用いたとしても、その透磁率μに周波数特性があ
り、ほぼ300MHz以上になると、透磁率μが急激に
低下して充分に大きなインダンタンスが得られなくなる
いうことである。このため、このような周波数以上にな
ると、これらフェライトコア103a,103bは漏れ
電流i3a,i3bを低減する効果が低減し、従って、同軸
ケーブル102から発生する不要輻射を抑圧できなくな
る。
【0017】取り扱う信号のクロック周波数が、例え
ば、10MHz程度と低い場合には、300MHzに比
べて充分低いため、フェライトコア103a,103b
としても、透磁率μを充分に大きな状態で使用すること
ができるから、不要輻射として問題となる漏れ電流i3
a,i3bの基本波、3倍高調波を充分抑圧できて、そ
の透磁率μの周波数特性は各別問題とならないが、近年
では、例えば、パソコンなどにおいて、クロック周波数
として、100MHz以上,200MHz以上と益々高
くなってきており、この程度となると、信号の基本波,
3倍高調波では、フェライトコア103a,103bの
透磁率μが減少して、その不要輻射の低減作用が発揮さ
れなくなる。
ば、10MHz程度と低い場合には、300MHzに比
べて充分低いため、フェライトコア103a,103b
としても、透磁率μを充分に大きな状態で使用すること
ができるから、不要輻射として問題となる漏れ電流i3
a,i3bの基本波、3倍高調波を充分抑圧できて、そ
の透磁率μの周波数特性は各別問題とならないが、近年
では、例えば、パソコンなどにおいて、クロック周波数
として、100MHz以上,200MHz以上と益々高
くなってきており、この程度となると、信号の基本波,
3倍高調波では、フェライトコア103a,103bの
透磁率μが減少して、その不要輻射の低減作用が発揮さ
れなくなる。
【0018】本発明の目的は、かかる問題を解消し、デ
ィファレンシャルモードを中心とした輻射を効果的に抑
制することを可能とした低EMI回路基板を提供するこ
とにある。
ィファレンシャルモードを中心とした輻射を効果的に抑
制することを可能とした低EMI回路基板を提供するこ
とにある。
【0019】本発明の他の目的は、小形で構成が簡単で
あって、信号伝送線路での不要輻射を効果的に抑圧する
ことができるようにした低EMIケーブルコネクタを提
供することにある。
あって、信号伝送線路での不要輻射を効果的に抑圧する
ことができるようにした低EMIケーブルコネクタを提
供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による低EMI回路基板は、搭載部品を含め
た基板表面全体をシールド板で覆い、該シールド板を内
挿されたグランド層と電気的に接続する。これにより、
搭載部品や信号線から発生するディファレンシャルモー
ドの不要輻射が該シールド板と該グランド層との間に閉
じ込められて外部に出ることがない。
に、本発明による低EMI回路基板は、搭載部品を含め
た基板表面全体をシールド板で覆い、該シールド板を内
挿されたグランド層と電気的に接続する。これにより、
搭載部品や信号線から発生するディファレンシャルモー
ドの不要輻射が該シールド板と該グランド層との間に閉
じ込められて外部に出ることがない。
【0021】また、本発明による低EMI回路基板は、
上記シールド板における導電層の少なくとも一方の表面
に損失層が設けられる。ディファレンシャルモードの不
要輻射の閉じ込めによって上記シールド板とグランド層
とで形成される貫流ループに高周波電流が流れると、こ
れによる共振によって外部に不要な輻射(コモンモード
輻射)が生ずるが、かかる損失層によって電流が減衰
し、かかる不要輻射が抑制される。
上記シールド板における導電層の少なくとも一方の表面
に損失層が設けられる。ディファレンシャルモードの不
要輻射の閉じ込めによって上記シールド板とグランド層
とで形成される貫流ループに高周波電流が流れると、こ
れによる共振によって外部に不要な輻射(コモンモード
輻射)が生ずるが、かかる損失層によって電流が減衰
し、かかる不要輻射が抑制される。
【0022】さらに、本発明による低EMI回路基板
は、上記シールド板の基板周辺部を上記グランド層に多
点接続する。これにより、シールド板とグランド層とか
らなるループの共振周波数を抑制すべき周波数領域より
も高周波帯に移すことができ、ディファレンシャルモー
ドの輻射をノイズ源とした基板側面からのコモンモード
の輻射を充分抑制することができる。
は、上記シールド板の基板周辺部を上記グランド層に多
点接続する。これにより、シールド板とグランド層とか
らなるループの共振周波数を抑制すべき周波数領域より
も高周波帯に移すことができ、ディファレンシャルモー
ドの輻射をノイズ源とした基板側面からのコモンモード
の輻射を充分抑制することができる。
【0023】さらに、本発明による低EMI回路基板
は、上記シールド板の基板周辺部を整合終端抵抗を介し
て上記グランド層と接続し、電位変動を抑制する。これ
により、基板側面からのコモンモードの輻射を抑圧して
外部に漏れないようにすることができる。
は、上記シールド板の基板周辺部を整合終端抵抗を介し
て上記グランド層と接続し、電位変動を抑制する。これ
により、基板側面からのコモンモードの輻射を抑圧して
外部に漏れないようにすることができる。
【0024】さらに、本発明による低EMI回路基板
は、上記シールド板は、LSI素子や駆動IC素子など
の高速動作する基板搭載部品の周りで、上記シールド板
を上記グランド層に多点接続する。高速動作する搭載部
品はディファレンシャルモード輻射を発生しやすい。従
って、かかる搭載部品の周りでシールド板をグランド層
と多点接続することにより、かかる搭載部品が個々にシ
ールドされるので、かかる搭載部品からのディファレン
シャルモードの輻射が低減され、さらに、基板周辺部で
も、シールド板が上記グランド層と多点接続されている
ため、シールドにおける電気的接続構造が二重になされ
ていることになり、シールド効果が顕著となる。
は、上記シールド板は、LSI素子や駆動IC素子など
の高速動作する基板搭載部品の周りで、上記シールド板
を上記グランド層に多点接続する。高速動作する搭載部
品はディファレンシャルモード輻射を発生しやすい。従
って、かかる搭載部品の周りでシールド板をグランド層
と多点接続することにより、かかる搭載部品が個々にシ
ールドされるので、かかる搭載部品からのディファレン
シャルモードの輻射が低減され、さらに、基板周辺部で
も、シールド板が上記グランド層と多点接続されている
ため、シールドにおける電気的接続構造が二重になされ
ていることになり、シールド効果が顕著となる。
【0025】上記他の目的を達成するために、本発明に
よる低EMIケーブルコネクタは、伝送ケーブルの全周
を囲う誘電体部を内面に設けたn個(但し、n=1,
2,……)の筒状体からなり、該筒状体の終端側に該伝
送ケーブルの全周を囲う短絡部材を設けて短絡終端線路
を形成し、該短絡終端線路の共振周波数を該伝送ケーブ
ルの共振周波数と等しくなるように構成する。
よる低EMIケーブルコネクタは、伝送ケーブルの全周
を囲う誘電体部を内面に設けたn個(但し、n=1,
2,……)の筒状体からなり、該筒状体の終端側に該伝
送ケーブルの全周を囲う短絡部材を設けて短絡終端線路
を形成し、該短絡終端線路の共振周波数を該伝送ケーブ
ルの共振周波数と等しくなるように構成する。
【0026】また、本発明による低EMIケーブルコネ
クタは、短絡終端線路を形成するi番目(但し、i=
1,2,……,n)の前記筒状体の長さliを、
クタは、短絡終端線路を形成するi番目(但し、i=
1,2,……,n)の前記筒状体の長さliを、
【0027】
【数1】
【0028】とする。
【0029】さらに、本発明による低EMIケーブルコ
ネクタは、短絡終端線路を形成する複数個の前記筒状体
は同軸状に配置される。
ネクタは、短絡終端線路を形成する複数個の前記筒状体
は同軸状に配置される。
【0030】さらに、本発明による低EMIケーブルコ
ネクタは、前記短絡部材が着脱可能に構成したことを特
徴とする低EMIケーブルコネクタ。
ネクタは、前記短絡部材が着脱可能に構成したことを特
徴とする低EMIケーブルコネクタ。
【0031】さらに、本発明による低EMIケーブルコ
ネクタは、短絡終端線路を形成する複数個の前記筒状体
は、中心軸を共通にして、かつ該中心軸に沿って配置さ
れている。
ネクタは、短絡終端線路を形成する複数個の前記筒状体
は、中心軸を共通にして、かつ該中心軸に沿って配置さ
れている。
【0032】さらに、本発明による低EMIケーブルコ
ネクタは、短絡終端線路を形成する前記筒状体は、夫々
中心軸の方向の位置調整が可能とする。
ネクタは、短絡終端線路を形成する前記筒状体は、夫々
中心軸の方向の位置調整が可能とする。
【0033】かかる構成によると、短絡終端線路では、
その共振周波数でこの線路のインピーダンスがほぼ無限
大となり、この線路に流れるこの共振周波数の電流はほ
とんど0に抑圧される。そこで、この短絡終端線路の共
振周波数を伝送ケーブルが共振して不要輻射を発生する
周波数に等しく設定することにより、かかる不要輻射を
生じさせる電流を効果的に抑圧することができる。
その共振周波数でこの線路のインピーダンスがほぼ無限
大となり、この線路に流れるこの共振周波数の電流はほ
とんど0に抑圧される。そこで、この短絡終端線路の共
振周波数を伝送ケーブルが共振して不要輻射を発生する
周波数に等しく設定することにより、かかる不要輻射を
生じさせる電流を効果的に抑圧することができる。
【0034】そして、この短絡終端線路が有底円筒部に
誘電体部を設けたもので構成することにより、この誘電
体部の誘電率をεriとし、導体部を流れる電流の波長を
λiとすると、この短絡終端線路中では、波長λi'がλi
/√εriとなり、短絡終端線路の有底円筒部の長さを伝
送ケーブルの長さの1/√εri倍と短いものとすること
ができる。例えば、εri=900の誘電体材料を用いる
と、有底円筒部の長さは、使用する伝送ケーブルの1/
30倍の長さとすることができ、例えば、100MHz
で共振する長さ75cmの同軸ケーブルに対しては、有
底円筒部はわずかに2.5cmとなる。
誘電体部を設けたもので構成することにより、この誘電
体部の誘電率をεriとし、導体部を流れる電流の波長を
λiとすると、この短絡終端線路中では、波長λi'がλi
/√εriとなり、短絡終端線路の有底円筒部の長さを伝
送ケーブルの長さの1/√εri倍と短いものとすること
ができる。例えば、εri=900の誘電体材料を用いる
と、有底円筒部の長さは、使用する伝送ケーブルの1/
30倍の長さとすることができ、例えば、100MHz
で共振する長さ75cmの同軸ケーブルに対しては、有
底円筒部はわずかに2.5cmとなる。
【0035】同軸ケーブルの外部導体が途中でアースさ
れているなどして、伝送ケーブルが異なる基本共振周波
数を持つ場合、これら基本周波数に応じた不要輻射を発
生するが、複数の上記短絡終端線路を同軸状、あるいは
中心軸に沿って配列することにより、夫々の基本共振周
波数に対する不要輻射を発生させる電流を、夫々の短絡
終端線路でもって効果的に抑圧される。
れているなどして、伝送ケーブルが異なる基本共振周波
数を持つ場合、これら基本周波数に応じた不要輻射を発
生するが、複数の上記短絡終端線路を同軸状、あるいは
中心軸に沿って配列することにより、夫々の基本共振周
波数に対する不要輻射を発生させる電流を、夫々の短絡
終端線路でもって効果的に抑圧される。
【0036】上記他の目的を達成するために、本発明に
よる低EMIケーブルコネクタは、伝送ケーブルの全周
を囲う誘電体部を内面に設けた筒状体をなし、該筒状体
の終端側に整合終端抵抗となる抵抗体を設ける。
よる低EMIケーブルコネクタは、伝送ケーブルの全周
を囲う誘電体部を内面に設けた筒状体をなし、該筒状体
の終端側に整合終端抵抗となる抵抗体を設ける。
【0037】かかる構成によると、整合終端抵抗がある
ために、この誘電体部内を反射せずに電流が流れ、この
電流がこの整合終端抵抗で熱変換されて効果的に抑圧さ
れる。この場合、筒状体の長さは任意であるが、これに
整合する上記の整合終端抵抗を設ける。
ために、この誘電体部内を反射せずに電流が流れ、この
電流がこの整合終端抵抗で熱変換されて効果的に抑圧さ
れる。この場合、筒状体の長さは任意であるが、これに
整合する上記の整合終端抵抗を設ける。
【0038】上記他の目的を達成するために、本発明に
よる低EMIケーブルコネクタは、伝送ケーブルの全周
を囲う誘電体部を内面に設けたn個(但し、n=1,
2,……)の筒状体からなり、該筒状体の終端側を開放
端として開放終端線路を形成し、該開放終端線路の共振
周波数を該伝送ケーブルの共振周波数と等しくなるよう
に構成する。
よる低EMIケーブルコネクタは、伝送ケーブルの全周
を囲う誘電体部を内面に設けたn個(但し、n=1,
2,……)の筒状体からなり、該筒状体の終端側を開放
端として開放終端線路を形成し、該開放終端線路の共振
周波数を該伝送ケーブルの共振周波数と等しくなるよう
に構成する。
【0039】また、本発明による低EMIケーブルコネ
クタは、開放終端線路を形成するi番目(但し、i=
1,2,……,n)の前記筒状体の長さliは、
クタは、開放終端線路を形成するi番目(但し、i=
1,2,……,n)の前記筒状体の長さliは、
【0040】
【数2】
【0041】とする。
【0042】さらに、本発明による低EMIケーブルコ
ネクタは、開放終端線路を形成する複数個の前記筒状体
は、中心軸を共通にして、かつ該中心軸に沿って配置さ
れている。
ネクタは、開放終端線路を形成する複数個の前記筒状体
は、中心軸を共通にして、かつ該中心軸に沿って配置さ
れている。
【0043】さらに、本発明による低EMIケーブルコ
ネクタは、開放終端線路を形成する前記筒状体は、夫々
中心軸の方向の位置調整が可能に構成する。
ネクタは、開放終端線路を形成する前記筒状体は、夫々
中心軸の方向の位置調整が可能に構成する。
【0044】かかる構成によると、開放終端線路では、
共振周波数でこの線路の中間位置、即ち、円筒部の中間
位置に短絡終端が設けられたものと等価な状態となり、
このときのインピーダンスがほぼ無限大となる。従っ
て、この共振周波数を伝送ケーブルの不要輻射が生ずる
共振周波数に等しく設定することにより、伝送ケーブル
の不要輻射を発生させる周波数の電流を効果的に抑圧す
ることができる。
共振周波数でこの線路の中間位置、即ち、円筒部の中間
位置に短絡終端が設けられたものと等価な状態となり、
このときのインピーダンスがほぼ無限大となる。従っ
て、この共振周波数を伝送ケーブルの不要輻射が生ずる
共振周波数に等しく設定することにより、伝送ケーブル
の不要輻射を発生させる周波数の電流を効果的に抑圧す
ることができる。
【0045】但し、この場合には、開放終端線路の長
さ、即ち、上記円筒部の長さは短絡終端線路とする上記
の本発明の場合の2倍となるが、それでも、この円筒部
は小形なものとなる。
さ、即ち、上記円筒部の長さは短絡終端線路とする上記
の本発明の場合の2倍となるが、それでも、この円筒部
は小形なものとなる。
【0046】また、上記の短欄終端線路の発明の場合と
同様に、伝送ケーブルが異なる基本共振周波数を持って
これら基本周波数に応じた不要輻射を発生する場合に
は、複数の上記開放終端線路を同軸状、あるいは中心軸
に沿って配列することにより、夫々の基本共振周波数に
対する不要輻射を発生させる電流を、夫々の開放終端線
路でもって効果的に抑圧される。
同様に、伝送ケーブルが異なる基本共振周波数を持って
これら基本周波数に応じた不要輻射を発生する場合に
は、複数の上記開放終端線路を同軸状、あるいは中心軸
に沿って配列することにより、夫々の基本共振周波数に
対する不要輻射を発生させる電流を、夫々の開放終端線
路でもって効果的に抑圧される。
【0047】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
より説明する。図1は本発明による低EMI回路基板の
一実施形態を示す断面図であって、1は多層回路基板、
2はグランド層、2aは損失層、3は電源層、3aは損
失層、4は信号ライン層、5はスルーホール、6a〜6
nは電極パターン、7はハンダ、8はLSI素子、9は
IC素子、10は整合終端抵抗素子、11は抵抗素子、
12はシールド板、13は導電箔、14は損失層、15
a,15b,16は絶縁層、17は誘電体層である。
より説明する。図1は本発明による低EMI回路基板の
一実施形態を示す断面図であって、1は多層回路基板、
2はグランド層、2aは損失層、3は電源層、3aは損
失層、4は信号ライン層、5はスルーホール、6a〜6
nは電極パターン、7はハンダ、8はLSI素子、9は
IC素子、10は整合終端抵抗素子、11は抵抗素子、
12はシールド板、13は導電箔、14は損失層、15
a,15b,16は絶縁層、17は誘電体層である。
【0048】同図において、この実施形態は、グランド
層2や電源層3,信号ライン層4が設けられた多層回路
基板1の表面に、シールド板12が取り付けられた構成
をなしている。このときに使用するハンダ7は、特に、
シールド板12の取付けで、耐熱性などの点から、導電
性接着材を用いることもある。
層2や電源層3,信号ライン層4が設けられた多層回路
基板1の表面に、シールド板12が取り付けられた構成
をなしている。このときに使用するハンダ7は、特に、
シールド板12の取付けで、耐熱性などの点から、導電
性接着材を用いることもある。
【0049】かかる多層回路基板1は、誘電体層17内
にグランド層2と電源層3とが設けられ、一方の表面層
とグランド層2との間に1層の信号ライン層4が、グラ
ンド層2と電源層3との間に2層の信号ライン層4が、
電源層3と他方の表面層との間に1層の信号ライン層4
が夫々設けられており、さらに、夫々の表面層に信号ラ
イン層が設けられた、いわゆる8層基板の構成をなして
いる。
にグランド層2と電源層3とが設けられ、一方の表面層
とグランド層2との間に1層の信号ライン層4が、グラ
ンド層2と電源層3との間に2層の信号ライン層4が、
電源層3と他方の表面層との間に1層の信号ライン層4
が夫々設けられており、さらに、夫々の表面層に信号ラ
イン層が設けられた、いわゆる8層基板の構成をなして
いる。
【0050】夫々の表面層に設けられた信号ライン層4
の所定の個所に電極パターンが設けられており、それら
のいくつかはグランド層2に、他のいくつかは電源層3
に夫々電気的に接続されている。ここでは、電極パター
ン6a〜6nのみ示されており、以下では、電極パター
ンについてはこれら電極パターン6a〜6nについて説
明する。これらについては、電極パターン6b,6c,
6e〜6g,6i〜6k,6m,6nがスルーホール5
を介してグランド層2に電気的に接続されており、ま
た、電極パターン6d,6lがスルーホール5を介して
電源層3に電気的に接続されている。
の所定の個所に電極パターンが設けられており、それら
のいくつかはグランド層2に、他のいくつかは電源層3
に夫々電気的に接続されている。ここでは、電極パター
ン6a〜6nのみ示されており、以下では、電極パター
ンについてはこれら電極パターン6a〜6nについて説
明する。これらについては、電極パターン6b,6c,
6e〜6g,6i〜6k,6m,6nがスルーホール5
を介してグランド層2に電気的に接続されており、ま
た、電極パターン6d,6lがスルーホール5を介して
電源層3に電気的に接続されている。
【0051】ここで、電源層3に接続された電極パター
ン6dとグランド層2に接続された電極パターン6cと
に所望回路を構成する抵抗素子11の端子がハンダ7に
よって取り付けられ、この電極パターン6dとグランド
層2に接続された電極パターン6eとにモールドされた
LSI素子8のリードがハンダ7によって取り付けら
れ、電源層3に接続された電極パターン6lとグランド
層2に接続された電極パターン6kとにパッケージ化さ
れたIC素子9のリードがハンダ7によって取り付けら
れているものとする。このとき、IC素子9はベアチッ
プの状態で取り付ける場合もある。
ン6dとグランド層2に接続された電極パターン6cと
に所望回路を構成する抵抗素子11の端子がハンダ7に
よって取り付けられ、この電極パターン6dとグランド
層2に接続された電極パターン6eとにモールドされた
LSI素子8のリードがハンダ7によって取り付けら
れ、電源層3に接続された電極パターン6lとグランド
層2に接続された電極パターン6kとにパッケージ化さ
れたIC素子9のリードがハンダ7によって取り付けら
れているものとする。このとき、IC素子9はベアチッ
プの状態で取り付ける場合もある。
【0052】かかる多層回路基板1の両面に、そこに搭
載されているLSI素子8やIC素子9,抵抗素子11
なども含めて全面を覆うように、シールド板12が設け
られている。シールド板12は、薄板のベタ状平面を持
つが、IC素子,LSI素子などの放熱性などの点か
ら、小さい穴を多数均等に配置する場合もある。このと
きの穴径(形状)φは、不要輻射の抑制領域を考慮し
て、λ/60(但し、λは輻射波長)以下とする。この
実施形態は、このシールド板12とグランド層2とによ
り、ディファレンシャルモードを中心とした輻射を抑制
するものである。
載されているLSI素子8やIC素子9,抵抗素子11
なども含めて全面を覆うように、シールド板12が設け
られている。シールド板12は、薄板のベタ状平面を持
つが、IC素子,LSI素子などの放熱性などの点か
ら、小さい穴を多数均等に配置する場合もある。このと
きの穴径(形状)φは、不要輻射の抑制領域を考慮し
て、λ/60(但し、λは輻射波長)以下とする。この
実施形態は、このシールド板12とグランド層2とによ
り、ディファレンシャルモードを中心とした輻射を抑制
するものである。
【0053】このシールド板12は、多層回路基板1の
周辺部の電極パターンにハンダ7でもって取り付けられ
ている。図1では、かかる周辺部の電極パターンとして
電極パターン6a,6g,6h,6nを示している。
周辺部の電極パターンにハンダ7でもって取り付けられ
ている。図1では、かかる周辺部の電極パターンとして
電極パターン6a,6g,6h,6nを示している。
【0054】ここで、このシールド板12は、多層回路
基板1側の面に損失層14が設けられた導電箔(例え
ば、銅箔)13の両面が絶縁層15a,15bで被覆さ
れてなり、かかる損失層14により、グランド層2との
間で減衰定数αの大きい線路を形成している。この導電
箔13の損失層14側の面を被覆する絶縁層15aは、
ポリイミドやポリエステルなどの耐熱性の絶縁フィルム
からなり、また、これとは反対側の面の絶縁層15b
は、導電膜13の酸化防止や電気的絶縁を図るために、
レジスト材などを印刷,塗装あるいは吹き付けたもので
ある。勿論、かかる絶縁層15bは必須のものではな
く、これを設けない場合には、導電層13の表面を酸化
防止処理を施す。また、上記の絶縁フィルムを用いるこ
ともある。
基板1側の面に損失層14が設けられた導電箔(例え
ば、銅箔)13の両面が絶縁層15a,15bで被覆さ
れてなり、かかる損失層14により、グランド層2との
間で減衰定数αの大きい線路を形成している。この導電
箔13の損失層14側の面を被覆する絶縁層15aは、
ポリイミドやポリエステルなどの耐熱性の絶縁フィルム
からなり、また、これとは反対側の面の絶縁層15b
は、導電膜13の酸化防止や電気的絶縁を図るために、
レジスト材などを印刷,塗装あるいは吹き付けたもので
ある。勿論、かかる絶縁層15bは必須のものではな
く、これを設けない場合には、導電層13の表面を酸化
防止処理を施す。また、上記の絶縁フィルムを用いるこ
ともある。
【0055】かかるシールド板12は、導電箔13がハ
ンダ7と接続されるようにして、電極パターン6a,6
g,6h,6nに電気的に接続されている。
ンダ7と接続されるようにして、電極パターン6a,6
g,6h,6nに電気的に接続されている。
【0056】なお、かかる損失層14としては、抵抗率
の大きい、例えば、ニッケルメッキ層やクロムメッキ層
を用いることができるが、その代りに、導電箔13の表
面を凸凹にし、伝送路を長くして等価的に抵抗値を増す
ようにしてもよい。この場合には、導電層13と絶縁層
15aとしてのポリイミドなどの絶縁フィルムとの接着
性が向上する。
の大きい、例えば、ニッケルメッキ層やクロムメッキ層
を用いることができるが、その代りに、導電箔13の表
面を凸凹にし、伝送路を長くして等価的に抵抗値を増す
ようにしてもよい。この場合には、導電層13と絶縁層
15aとしてのポリイミドなどの絶縁フィルムとの接着
性が向上する。
【0057】また、シールド板12は可撓性であって、
多層回路基板1上の搭載部品による凹凸に応じて型成形
されたものが望ましい。このように型成形されていれ
ば、これを多層回路基板1に取り付けるのが容易になる
し、また、電極パターン6a,6g,6h,6nへの取
付け部が無理なくこれら電極パターン6a,6g,6
h,6nに近接して配置されることになり、ハンダ付け
が簡単になる。
多層回路基板1上の搭載部品による凹凸に応じて型成形
されたものが望ましい。このように型成形されていれ
ば、これを多層回路基板1に取り付けるのが容易になる
し、また、電極パターン6a,6g,6h,6nへの取
付け部が無理なくこれら電極パターン6a,6g,6
h,6nに近接して配置されることになり、ハンダ付け
が簡単になる。
【0058】ところで、この実施形態では、LSI素子
8やIC素子9などから発生したディファレンシャルモ
ードの輻射をシールド板12とグランド層2との間に閉
じ込めるようにするものであるが、単にシールド板12
を取り付けただけであって、このシールド板12をグラ
ンド層2と独立なものとすると、高速動作部品からの高
速クロックやこれに基づいて処理される信号の高調波に
よるディファレンシャルモードの輻射の発生によってシ
ールド板12とグランド層2との間にエネルギーが蓄積
され、これにより、シールド板12とグランド層2との
間に電位差が生じて共振が発生して、その周辺部で反射
が生じて定在波が発生し、シールド板12とグランド層
2との周辺部に電界が生じて不要輻射が発生する。つま
り、シールド板12により、ディファレンシャルモード
の輻射を抑制した結果、新たなコモンモードの輻射が発
生する。
8やIC素子9などから発生したディファレンシャルモ
ードの輻射をシールド板12とグランド層2との間に閉
じ込めるようにするものであるが、単にシールド板12
を取り付けただけであって、このシールド板12をグラ
ンド層2と独立なものとすると、高速動作部品からの高
速クロックやこれに基づいて処理される信号の高調波に
よるディファレンシャルモードの輻射の発生によってシ
ールド板12とグランド層2との間にエネルギーが蓄積
され、これにより、シールド板12とグランド層2との
間に電位差が生じて共振が発生して、その周辺部で反射
が生じて定在波が発生し、シールド板12とグランド層
2との周辺部に電界が生じて不要輻射が発生する。つま
り、シールド板12により、ディファレンシャルモード
の輻射を抑制した結果、新たなコモンモードの輻射が発
生する。
【0059】そこで、これを防止するために、この実施
形態では、シールド層12とグランド層2とがほぼ平行
線路となることから、これらを電気的に終端接続するこ
とにより、シールド板12に定在波を発生しにくくし、
シールド板12の周辺部からの不要輻射を抑制するもの
である。その接続方法としては、 整合終端抵抗値に近い抵抗値の抵抗素子を介して接続
する方法 直接接続してシールド的な機能をもたせる方法 とがある。図1では、これら2つの方法によりシールド
板12をグランド層2に接続した場合を示しているが、
いずれか一方を採用するようにしてもよい。
形態では、シールド層12とグランド層2とがほぼ平行
線路となることから、これらを電気的に終端接続するこ
とにより、シールド板12に定在波を発生しにくくし、
シールド板12の周辺部からの不要輻射を抑制するもの
である。その接続方法としては、 整合終端抵抗値に近い抵抗値の抵抗素子を介して接続
する方法 直接接続してシールド的な機能をもたせる方法 とがある。図1では、これら2つの方法によりシールド
板12をグランド層2に接続した場合を示しているが、
いずれか一方を採用するようにしてもよい。
【0060】まず、上記の方法について説明する。
【0061】多層回路基板1の表面層の周辺部に設けら
れた電極パターン6a,6hにシールド板12をハンダ
7で接続し、整合終端抵抗値に近い終端抵抗値が得られ
るように、この電極パターン6aとスルーホール5を介
してグランド層2に接続された多層回路基板1の周辺部
の電極パターン6bとに、所定の抵抗値のチップ抵抗1
0の端子をハンダ7で取り付け、また、電極パターン6
hとスルーホール5を介してグランド層2に接続された
多層回路基板1の周辺部の電極パターン6iとに、所定
の抵抗値のチップ抵抗10の端子をハンダ7で取り付け
るようにする。即ち、シールド板12の周辺部をグラン
ド層2とチップ抵抗10を介して接続する。この場合、
分布定数的に終端することが必要であるために、実際に
は、多層回路基板1の周辺部において、この多層回路基
板1の構造などで決まるピッチ(例えば、A4版程度の
大きさの8層基板の場合、25〜50mmピッチ)でチ
ップ抵抗10を複数子並列接続によりほぼ等間隔で終端
する。この場合、スルーホール5や電極パターン6a,
6b,6h,6iの構造に依存するインダクタンス成分
を終端抵抗値に比べてインピーダンスが充分小さくなる
ように設定している。
れた電極パターン6a,6hにシールド板12をハンダ
7で接続し、整合終端抵抗値に近い終端抵抗値が得られ
るように、この電極パターン6aとスルーホール5を介
してグランド層2に接続された多層回路基板1の周辺部
の電極パターン6bとに、所定の抵抗値のチップ抵抗1
0の端子をハンダ7で取り付け、また、電極パターン6
hとスルーホール5を介してグランド層2に接続された
多層回路基板1の周辺部の電極パターン6iとに、所定
の抵抗値のチップ抵抗10の端子をハンダ7で取り付け
るようにする。即ち、シールド板12の周辺部をグラン
ド層2とチップ抵抗10を介して接続する。この場合、
分布定数的に終端することが必要であるために、実際に
は、多層回路基板1の周辺部において、この多層回路基
板1の構造などで決まるピッチ(例えば、A4版程度の
大きさの8層基板の場合、25〜50mmピッチ)でチ
ップ抵抗10を複数子並列接続によりほぼ等間隔で終端
する。この場合、スルーホール5や電極パターン6a,
6b,6h,6iの構造に依存するインダクタンス成分
を終端抵抗値に比べてインピーダンスが充分小さくなる
ように設定している。
【0062】これにより、ディファレンシャルモードの
輻射をシールドしたシールド板12の周辺部から発生す
る新たなコモンモードの不要輻射が抑制される。
輻射をシールドしたシールド板12の周辺部から発生す
る新たなコモンモードの不要輻射が抑制される。
【0063】次に、上記の方法について説明する。
【0064】シールド板12の周辺部は、スルーホール
5を介してグランド層2に電気的に接続された電極パタ
ーン6g,6nなどとハンダ7によって接続されてい
る。即ち、シールド板12とグランド層2とが、スルー
ホール5を介するのみで、直接電気的に接続され、シー
ルド板12がグランド層2と同電位となるようにしてい
る。
5を介してグランド層2に電気的に接続された電極パタ
ーン6g,6nなどとハンダ7によって接続されてい
る。即ち、シールド板12とグランド層2とが、スルー
ホール5を介するのみで、直接電気的に接続され、シー
ルド板12がグランド層2と同電位となるようにしてい
る。
【0065】かかる構成により、高速動作を行なうLS
I素子8やIC素子9,高周波信号やクロックを伝送す
る信号ライン層(高速信号ライン層)4からはディファ
レンスモードの輻射が発生するが(以下、かかる搭載部
品や高速信号ライン層4を高速動作部品ともいう)、か
かる輻射発生源となる高速動作部品がスルーホール5を
介してグランド層2,シールド板12によって包み込ま
れるようにしてシールドされることになり、かかる輻射
がグランド層2,シールド板12間に閉じ込められると
ともに、シールド層12とグランド層2とがスルーホー
ル5を介して電気的に接続されて同電位とされているの
で、シールド板12とグランド層2との内部に定在波が
発生しても、外部には現われず、実効的にシールド板1
2の周辺部からの不要輻射も抑制することができる。
I素子8やIC素子9,高周波信号やクロックを伝送す
る信号ライン層(高速信号ライン層)4からはディファ
レンスモードの輻射が発生するが(以下、かかる搭載部
品や高速信号ライン層4を高速動作部品ともいう)、か
かる輻射発生源となる高速動作部品がスルーホール5を
介してグランド層2,シールド板12によって包み込ま
れるようにしてシールドされることになり、かかる輻射
がグランド層2,シールド板12間に閉じ込められると
ともに、シールド層12とグランド層2とがスルーホー
ル5を介して電気的に接続されて同電位とされているの
で、シールド板12とグランド層2との内部に定在波が
発生しても、外部には現われず、実効的にシールド板1
2の周辺部からの不要輻射も抑制することができる。
【0066】このようにグランド層2とシールド板12
とをスルーホール5で短絡することは、また、これらに
よるループの共振周波数が不要輻射抑制領域よりも高い
周波数域に移すことになり、これにより、この周波数領
域内での共振が抑制されてこの周波数領域での不要輻射
が少なくなるのである。なお、このような周波数の移行
は1GHz以上とすることもでき、これにより、不要輻
射の周波数を規制外の周波数帯域のものとすることがで
きるのである。
とをスルーホール5で短絡することは、また、これらに
よるループの共振周波数が不要輻射抑制領域よりも高い
周波数域に移すことになり、これにより、この周波数領
域内での共振が抑制されてこの周波数領域での不要輻射
が少なくなるのである。なお、このような周波数の移行
は1GHz以上とすることもでき、これにより、不要輻
射の周波数を規制外の周波数帯域のものとすることがで
きるのである。
【0067】また、かかるディファレンシャルモードの
輻射の発生により、グランド層2とスルーホール5とシ
ールド板12とで構成されるループに上記定在波による
高周波電流が発生する。しかし、かかる高周波電流はグ
ランド層2に対向するシールド板12の導電箔13の内
側の面(多層回路基板1側の面)を流れ、その面側に損
失層14を設けているので、これによりこの高周波電流
がジュール熱に変換されて減衰する。このために、定在
波の発生が抑制され、これによっても、このシールド板
12の周辺部から発生する不要輻射が低減されることに
なる。
輻射の発生により、グランド層2とスルーホール5とシ
ールド板12とで構成されるループに上記定在波による
高周波電流が発生する。しかし、かかる高周波電流はグ
ランド層2に対向するシールド板12の導電箔13の内
側の面(多層回路基板1側の面)を流れ、その面側に損
失層14を設けているので、これによりこの高周波電流
がジュール熱に変換されて減衰する。このために、定在
波の発生が抑制され、これによっても、このシールド板
12の周辺部から発生する不要輻射が低減されることに
なる。
【0068】以上のようにして、シールド板12とクラ
ンド層2とを、直接あるいは整合終端抵抗を介して接続
することにより、ディファレンシャルモードの輻射を、
新たに発生するコモンモードの輻射を抑制しながら、効
果的に抑制できるのである。
ンド層2とを、直接あるいは整合終端抵抗を介して接続
することにより、ディファレンシャルモードの輻射を、
新たに発生するコモンモードの輻射を抑制しながら、効
果的に抑制できるのである。
【0069】ところで、LSI素子や駆動IC素子は、
特に、ディファレンシャルモードの輻射を多量に発生す
る。このような回路素子に対しては、シールド板12に
よって二重に接続領域を設けてシールドするようにす
る。具体的には、いま、LSI素子8やIC素子9がか
かる素子とすると、電極パターン6f,6j,6mのよ
うに、これらLSI素子8やIC素子9の周辺に動作周
波数などに応じたピッチでグランド層2に電気的に接続
された電極パターンを設け、これら電極パターンをシー
ルド板12とハンダでもって電気的に接続する。即ち、
シールド板12におけるこれらLSI素子8やIC素子
9の周りの部分をグランド層2と多点接続し、シールド
板12で部分的にシールドするものである。これによ
り、このシールド部分のシールド板12とグランド層2
との電流ループによって、ディファレンシャルモードの
不要輻射が閉じ込められ、損失層14により、抑制され
ることになる。
特に、ディファレンシャルモードの輻射を多量に発生す
る。このような回路素子に対しては、シールド板12に
よって二重に接続領域を設けてシールドするようにす
る。具体的には、いま、LSI素子8やIC素子9がか
かる素子とすると、電極パターン6f,6j,6mのよ
うに、これらLSI素子8やIC素子9の周辺に動作周
波数などに応じたピッチでグランド層2に電気的に接続
された電極パターンを設け、これら電極パターンをシー
ルド板12とハンダでもって電気的に接続する。即ち、
シールド板12におけるこれらLSI素子8やIC素子
9の周りの部分をグランド層2と多点接続し、シールド
板12で部分的にシールドするものである。これによ
り、このシールド部分のシールド板12とグランド層2
との電流ループによって、ディファレンシャルモードの
不要輻射が閉じ込められ、損失層14により、抑制され
ることになる。
【0070】このようにして、これらLSI素子8やI
C素子9などにより発生するディファレンシャルモード
の輻射は、シールド板12とグランド層2とにより、そ
れらの周辺でシールドされるとともに、多層回路基板1
の周辺でもシールドされて二重のシールドが施されるこ
とになり、夫々で輻射の吸収がなされて、さらにこれら
から発生するコモンモードの強い輻射も効果的に抑制さ
れることになる。
C素子9などにより発生するディファレンシャルモード
の輻射は、シールド板12とグランド層2とにより、そ
れらの周辺でシールドされるとともに、多層回路基板1
の周辺でもシールドされて二重のシールドが施されるこ
とになり、夫々で輻射の吸収がなされて、さらにこれら
から発生するコモンモードの強い輻射も効果的に抑制さ
れることになる。
【0071】ところで、図示しないが、内挿されている
信号ライン層4も、直接あるいは搭載部品などを介して
電源層3やグランド層2に接続されており、特に、高速
動作部品が動作すると、グランド層2や電源層3に高周
波電流が流れる。そして、かかる高周波電流はグランド
層2や電源層3の周辺部にも流れ、これらの共振による
コモンモードの輻射が生ずる。
信号ライン層4も、直接あるいは搭載部品などを介して
電源層3やグランド層2に接続されており、特に、高速
動作部品が動作すると、グランド層2や電源層3に高周
波電流が流れる。そして、かかる高周波電流はグランド
層2や電源層3の周辺部にも流れ、これらの共振による
コモンモードの輻射が生ずる。
【0072】これを防止するために、この実施形態で
は、グランド層2や電源層3での多層回路基板1の周辺
部わたって損失層2a,3aを設け、かかる共振による
高周波電流を減衰するようにしている。かかる損失層2
a,3aを設ける範囲としては、多層回路基板1に搭載
されている部品や回路の動作を妨げないように、グラン
ド層2や電源層3での信号ライン層4とのスルーホール
5による接続点よりも外側である。かかる損失層2a,
3aも、シールド板12での損失層14と同様のものと
することができる。
は、グランド層2や電源層3での多層回路基板1の周辺
部わたって損失層2a,3aを設け、かかる共振による
高周波電流を減衰するようにしている。かかる損失層2
a,3aを設ける範囲としては、多層回路基板1に搭載
されている部品や回路の動作を妨げないように、グラン
ド層2や電源層3での信号ライン層4とのスルーホール
5による接続点よりも外側である。かかる損失層2a,
3aも、シールド板12での損失層14と同様のものと
することができる。
【0073】図2(a)はグランド層2での損失層2a
を示すものであり、グランド層2は多層回路基板1のほ
ぼ断面全体に設けられるから、その周辺全体にわたって
損失層2aが設けられる。また、図2(b)は電源層3
での損失層3aを示すものであり、ここでは、電源電圧
が互いに異なる4つの電源層3A,3B,3C,3Dが
あるものとしている。この場合には、これら電源層3で
の多層回路基板1の周辺部に相当する部分に損失層3a
が設けられる。従って、図2(b)の場合、電源層3
A,3B,3Cには、その周辺部の一部に損失層3aが
設けられるが、多層回路基板1の中央部に配置される電
源層3Dには、損失層は設けられない。
を示すものであり、グランド層2は多層回路基板1のほ
ぼ断面全体に設けられるから、その周辺全体にわたって
損失層2aが設けられる。また、図2(b)は電源層3
での損失層3aを示すものであり、ここでは、電源電圧
が互いに異なる4つの電源層3A,3B,3C,3Dが
あるものとしている。この場合には、これら電源層3で
の多層回路基板1の周辺部に相当する部分に損失層3a
が設けられる。従って、図2(b)の場合、電源層3
A,3B,3Cには、その周辺部の一部に損失層3aが
設けられるが、多層回路基板1の中央部に配置される電
源層3Dには、損失層は設けられない。
【0074】以上のようにして、この実施形態では、搭
載部品や信号ライン層から発生するディファレンシャル
モードの輻射を非常に効果的に抑制することができる。
載部品や信号ライン層から発生するディファレンシャル
モードの輻射を非常に効果的に抑制することができる。
【0075】なお、この実施形態では、シールド板12
がハンダ7によって多層回路基板1に固定されているの
で、ハンダ7を取り除くことにより、シールド板12を
簡単に外すことができて搭載部品の交換を簡単に行なう
ことができる。従って、搭載部品の1つが故障しても、
それを簡単に取り替えることができて、回路基板の再利
用が可能となる。耐熱性,環境対応の点から、ハンダ7
に代り、導電性接着材(例えば、熱硬化性樹脂にAg
(Cu,Au)粉を含む)を用いる場合もある。
がハンダ7によって多層回路基板1に固定されているの
で、ハンダ7を取り除くことにより、シールド板12を
簡単に外すことができて搭載部品の交換を簡単に行なう
ことができる。従って、搭載部品の1つが故障しても、
それを簡単に取り替えることができて、回路基板の再利
用が可能となる。耐熱性,環境対応の点から、ハンダ7
に代り、導電性接着材(例えば、熱硬化性樹脂にAg
(Cu,Au)粉を含む)を用いる場合もある。
【0076】また、ここでは、多層回路基板1の両面に
シールド板12を設けるものであったが、一方の面側に
のみ高速動作する搭載部品や信号ライン層があるように
配置がなされている場合には、その面にのみシールド板
12を設ければよいことは明らかである。
シールド板12を設けるものであったが、一方の面側に
のみ高速動作する搭載部品や信号ライン層があるように
配置がなされている場合には、その面にのみシールド板
12を設ければよいことは明らかである。
【0077】さらに、多層回路基板1においては、輻射
発生源となる高速信号ラインが多層回路基板1の周辺部
に配置されるほど、そこから発生するディファレンシャ
ルモードの輻射量が増加する。従って、高速信号ライン
を多層回路基板1内の中央側に配置した方が好ましい。
発生源となる高速信号ラインが多層回路基板1の周辺部
に配置されるほど、そこから発生するディファレンシャ
ルモードの輻射量が増加する。従って、高速信号ライン
を多層回路基板1内の中央側に配置した方が好ましい。
【0078】図3は本発明による低EMI回路基板の他
の実施形態を示す断面図であって、6p,6q,6rは
電極パターン、18は誘電体層、19はグランド層、2
0は抵抗素子であり、図1に対応する部分には同一符号
をつけて重複する説明を省略し、符号も一部省略してい
る。
の実施形態を示す断面図であって、6p,6q,6rは
電極パターン、18は誘電体層、19はグランド層、2
0は抵抗素子であり、図1に対応する部分には同一符号
をつけて重複する説明を省略し、符号も一部省略してい
る。
【0079】この実施形態は、上記のディファレンスモ
ードの輻射の抑制に加え、新たに上記のコモンモードの
輻射も抑制することができるようにしたものである。
ードの輻射の抑制に加え、新たに上記のコモンモードの
輻射も抑制することができるようにしたものである。
【0080】図3において、電源層3に対してグランド
層2とは反対側の、この電源層3と信号ライン層4との
間に他のグランド層19を設け、かつ、このグランド層
19と電源層3との間に、誘電体層17とは異なる誘電
率εr の誘電体層18を設ける。この誘電体層18は、
電源層3,グランド層19を電極とするコンデンサCを
形成し、高速クロックなどの高調波に対して充分小さい
インピーダンスを呈するように構成されている。
層2とは反対側の、この電源層3と信号ライン層4との
間に他のグランド層19を設け、かつ、このグランド層
19と電源層3との間に、誘電体層17とは異なる誘電
率εr の誘電体層18を設ける。この誘電体層18は、
電源層3,グランド層19を電極とするコンデンサCを
形成し、高速クロックなどの高調波に対して充分小さい
インピーダンスを呈するように構成されている。
【0081】多層回路基板1の周辺部側で、その一方の
表面層で電極パターン6p,6q間に抵抗素子20が接
続され、また、他方の表面層で電極パターン6m,6r
間に抵抗素子20が接続されている。そして、これら電
極パターン6p,6rは一方のグランド層2にスルーホ
ール5を介して接続され、また、電極パターン6q,6
mがスルーホール5を介して他方のグランド層19に接
続されている。
表面層で電極パターン6p,6q間に抵抗素子20が接
続され、また、他方の表面層で電極パターン6m,6r
間に抵抗素子20が接続されている。そして、これら電
極パターン6p,6rは一方のグランド層2にスルーホ
ール5を介して接続され、また、電極パターン6q,6
mがスルーホール5を介して他方のグランド層19に接
続されている。
【0082】従って、電源層3とグランド層19は誘電
体層18からなるコンデンサCを介して接続され、この
グランド層19は抵抗素子20を介してグランド層2に
接続されている。
体層18からなるコンデンサCを介して接続され、この
グランド層19は抵抗素子20を介してグランド層2に
接続されている。
【0083】かかる構成によると、高速クロックなどの
高調波によって電源層3の電位が変動しようとしても、
その高調波電流は誘電体層18からなるコンデンサCを
通って抵抗素子20に供給され、さらにグランド層2に
流れるが、抵抗素子20でジュール熱に変換されて低減
する。このため、グランド層2と電源層3との間に生ず
る高調波による電位の変動、特に、共振電流が抑制さ
れ、コモンモードの輻射が抑制される。
高調波によって電源層3の電位が変動しようとしても、
その高調波電流は誘電体層18からなるコンデンサCを
通って抵抗素子20に供給され、さらにグランド層2に
流れるが、抵抗素子20でジュール熱に変換されて低減
する。このため、グランド層2と電源層3との間に生ず
る高調波による電位の変動、特に、共振電流が抑制さ
れ、コモンモードの輻射が抑制される。
【0084】ここで、電源層3とグランド層2との間で
は、誘電体層17により、層間浮遊容量としてのコンデ
ンサC’が介在している。このコンデンサC’のQが高
いため、搭載部品のLSI素子,IC素子,チップコン
デンサなどが高調波領域でインダクタンス性のインピー
ダンス成分をもつことになり、これらの並列共振によ
り、コモンモードの輻射が発生することになる。
は、誘電体層17により、層間浮遊容量としてのコンデ
ンサC’が介在している。このコンデンサC’のQが高
いため、搭載部品のLSI素子,IC素子,チップコン
デンサなどが高調波領域でインダクタンス性のインピー
ダンス成分をもつことになり、これらの並列共振によ
り、コモンモードの輻射が発生することになる。
【0085】しかし、この実施形態では、誘電体層18
によるコンデンサCと抵抗素子20とによる直列回路
は、このコンデンサC’に並列に接続された関係にあ
り、ここで、このコンデンサCのインピーダンスを抵抗
素子20の抵抗値と比べて充分小さくなるように設定す
ることにより、コンデンサCは無視されて抵抗素子20
がコンデンサC’に並列に接続された関係にある。実装
時に発生するスルーホール5や電極パターン6p,6r
によるインダクタンス成分は、抵抗素子20に比べてイ
ンピーダンスが充分無視できるように設定されている。
そして、この抵抗素子20の抵抗値を適宜小さく設定す
ることにより、コンデンサC’の低Q化が達成できる。
これにより、抵抗素子20での消費エネルギーが大きく
なり、電源層3での電位変動が効果的に抵抗素子20で
吸収され、コモンモードの輻射が低減されるのである。
によるコンデンサCと抵抗素子20とによる直列回路
は、このコンデンサC’に並列に接続された関係にあ
り、ここで、このコンデンサCのインピーダンスを抵抗
素子20の抵抗値と比べて充分小さくなるように設定す
ることにより、コンデンサCは無視されて抵抗素子20
がコンデンサC’に並列に接続された関係にある。実装
時に発生するスルーホール5や電極パターン6p,6r
によるインダクタンス成分は、抵抗素子20に比べてイ
ンピーダンスが充分無視できるように設定されている。
そして、この抵抗素子20の抵抗値を適宜小さく設定す
ることにより、コンデンサC’の低Q化が達成できる。
これにより、抵抗素子20での消費エネルギーが大きく
なり、電源層3での電位変動が効果的に抵抗素子20で
吸収され、コモンモードの輻射が低減されるのである。
【0086】なお、コンデンサCは、直流カット用のコ
ンデンサであり、電源層3からグランド層19への直流
電圧をカットするものである。
ンデンサであり、電源層3からグランド層19への直流
電圧をカットするものである。
【0087】また、この実施形態では、図面上下側のシ
ールド板12は、スルーホール5と多層回路基板1周辺
部の電極パターン6n,6qなどにより、各グランド層
2,グランド層19に接続されている。従って、基板1
の両側表面がこれらシールド12,グランド層2,グラ
ンド層19及び多点のスルーホール5でシールドる構造
を有し、このシールド構造の内部に配置されている信号
ライン層4や搭載部品によるディファレンスモードの輻
射も抑制している。
ールド板12は、スルーホール5と多層回路基板1周辺
部の電極パターン6n,6qなどにより、各グランド層
2,グランド層19に接続されている。従って、基板1
の両側表面がこれらシールド12,グランド層2,グラ
ンド層19及び多点のスルーホール5でシールドる構造
を有し、このシールド構造の内部に配置されている信号
ライン層4や搭載部品によるディファレンスモードの輻
射も抑制している。
【0088】図4(a)は本発明による低EMIケーブ
ルコネクタの第1の実施形態を示す縦断面図、図4
(b)は図4(a)での分断線X−X’からみた横断面
図であって、21はベース円筒部、21aは雌ねじ部、
21bははんだ付け部、22は有底円筒部、22aは短
絡終端部、22bは誘電体部、23は有底円筒部、23
aは短絡終端部、23bは誘電体部である。
ルコネクタの第1の実施形態を示す縦断面図、図4
(b)は図4(a)での分断線X−X’からみた横断面
図であって、21はベース円筒部、21aは雌ねじ部、
21bははんだ付け部、22は有底円筒部、22aは短
絡終端部、22bは誘電体部、23は有底円筒部、23
aは短絡終端部、23bは誘電体部である。
【0089】同図において、導体からなるベース円筒部
21の外周面に長さl1の導体からなる有底円筒部22
が、さらにその外周面に長さl2の導体からなる有底円
筒部23が、夫々互いに同心状に重ねられている。有底
円筒部22は短絡終端部22aで奥部が閉じられてお
り、これにより、短絡終端された線路を形成している。
同様にして、有底円筒部23も短絡終端部23aで奥部
が閉じられており、これにより、短絡終端された線路を
形成している。また、有底円筒部22内には、誘電率ε
r1の誘電体が充填されて誘電体部22bが形成されてお
り、同様にして、有底円筒部23内でも、誘電率εr2の
誘電体が充填されて誘電体部23bが形成されている。
21の外周面に長さl1の導体からなる有底円筒部22
が、さらにその外周面に長さl2の導体からなる有底円
筒部23が、夫々互いに同心状に重ねられている。有底
円筒部22は短絡終端部22aで奥部が閉じられてお
り、これにより、短絡終端された線路を形成している。
同様にして、有底円筒部23も短絡終端部23aで奥部
が閉じられており、これにより、短絡終端された線路を
形成している。また、有底円筒部22内には、誘電率ε
r1の誘電体が充填されて誘電体部22bが形成されてお
り、同様にして、有底円筒部23内でも、誘電率εr2の
誘電体が充填されて誘電体部23bが形成されている。
【0090】ベース円筒部21の内径には同軸ケーブル
が嵌め込まれるものであって、このために、図示しない
同軸ケーブルの外周面に形成された雄ねじ部と螺合する
雌ねじ部21aが形成されており、また、このベース円
筒部21の外周面の有底円筒部22が設けられている部
分とは反対側の端部に、Auメッキなどが施されてはん
だ付け部21bが形成されている。
が嵌め込まれるものであって、このために、図示しない
同軸ケーブルの外周面に形成された雄ねじ部と螺合する
雌ねじ部21aが形成されており、また、このベース円
筒部21の外周面の有底円筒部22が設けられている部
分とは反対側の端部に、Auメッキなどが施されてはん
だ付け部21bが形成されている。
【0091】有底円筒部22による長さl1の短絡終端
線路は、l1=λ01/4を満足する波長λ01に対し、λ
01/(2n−1)で共振し(但し、n=1,2,3,…
…)、かかる共振点で有底円筒部22の開放側(矢印)
からみたインピーダンスZ01がほぼ無限大となる線路で
ある。同様にして、有底円筒部23による長さl2の短
絡終端線路は、l2=λ02/4を満足する波長λ02に対
し、λ02/(2n−1)で共振し、かかる共振点で有底
円筒部23の開放側(矢印)からみたインピーダンスZ
02がほぼ無限大となる線路である。
線路は、l1=λ01/4を満足する波長λ01に対し、λ
01/(2n−1)で共振し(但し、n=1,2,3,…
…)、かかる共振点で有底円筒部22の開放側(矢印)
からみたインピーダンスZ01がほぼ無限大となる線路で
ある。同様にして、有底円筒部23による長さl2の短
絡終端線路は、l2=λ02/4を満足する波長λ02に対
し、λ02/(2n−1)で共振し、かかる共振点で有底
円筒部23の開放側(矢印)からみたインピーダンスZ
02がほぼ無限大となる線路である。
【0092】ここで、波長λ01に対する角周波数(共振
角周波数)をω0(=2πf0)とすると、有底円筒部2
2による短絡終端線路のインピーダンスZ01は、角周波
数ωに応じて図5に示す実線のように変化し、角周波数
ω0,3ω0,5ω0,7ω0,9ω0,……で共振してほ
ぼ無限大となる。また、λ02=λ01/2とすると、共振
角周波数は上記の2倍のものとなり、有底円筒部23に
よる短絡終端線路のインピーダンスZ02は、角周波数ω
に応じて図5に示す破線のように変化して、角周波数2
ω0,6ω0,10ω0,……で共振してほぼ無限大とな
る。なお、これらインピーダンスZ01,Z02は、夫々の
線路が持つ整合終端抵抗値R01,R02に収斂していく。
角周波数)をω0(=2πf0)とすると、有底円筒部2
2による短絡終端線路のインピーダンスZ01は、角周波
数ωに応じて図5に示す実線のように変化し、角周波数
ω0,3ω0,5ω0,7ω0,9ω0,……で共振してほ
ぼ無限大となる。また、λ02=λ01/2とすると、共振
角周波数は上記の2倍のものとなり、有底円筒部23に
よる短絡終端線路のインピーダンスZ02は、角周波数ω
に応じて図5に示す破線のように変化して、角周波数2
ω0,6ω0,10ω0,……で共振してほぼ無限大とな
る。なお、これらインピーダンスZ01,Z02は、夫々の
線路が持つ整合終端抵抗値R01,R02に収斂していく。
【0093】次に、かかる低EMIケーブルコネクタを
図13に示した同軸ケーブルによる伝送線路に適用にし
た場合について説明する。
図13に示した同軸ケーブルによる伝送線路に適用にし
た場合について説明する。
【0094】図6は、図13において、同軸ケーブル1
02の送端装置100側の端部に、上記の低EMIケー
ブルコネクタを設けた状態を示す図であって、前出図面
に対応する部分には同一符号を付けている。
02の送端装置100側の端部に、上記の低EMIケー
ブルコネクタを設けた状態を示す図であって、前出図面
に対応する部分には同一符号を付けている。
【0095】同図において、同軸ケーブル102の端部
に、有底円筒部22,23の開放側が送端装置100側
を向くように、上記の低EMIケーブルコネクタが取り
付けられる。この取付けは、図4で説明したように、同
軸ケーブル102の端部に設けられた雄ねじ部(図示せ
ず)が低EMIケーブルコネクタのベース円筒部21に
設けられた雌ねじ部21aに螺合することによってなさ
れ、また、このベース円筒部21のはんだ付け部21b
が送端装置100のケースなどにはんだ付けされる。但
し、図6では、このベース円筒部21を省略している。
に、有底円筒部22,23の開放側が送端装置100側
を向くように、上記の低EMIケーブルコネクタが取り
付けられる。この取付けは、図4で説明したように、同
軸ケーブル102の端部に設けられた雄ねじ部(図示せ
ず)が低EMIケーブルコネクタのベース円筒部21に
設けられた雌ねじ部21aに螺合することによってなさ
れ、また、このベース円筒部21のはんだ付け部21b
が送端装置100のケースなどにはんだ付けされる。但
し、図6では、このベース円筒部21を省略している。
【0096】図13で説明したように、同軸ケーブル1
02の外部導体102bの内面側を送端装置100の方
に流れてきた電流i2aは、同軸ケーブル102の外部導
体102bと送端装置の復線路100bとの接続点A
で、その一部が漏れて外部導体102bの外面側を流れ
ようとする。
02の外部導体102bの内面側を送端装置100の方
に流れてきた電流i2aは、同軸ケーブル102の外部導
体102bと送端装置の復線路100bとの接続点A
で、その一部が漏れて外部導体102bの外面側を流れ
ようとする。
【0097】ここで、この漏れ電流として、伝送信号の
基本周波数(クロック周波数)f0に対応する波長λ
0(=c/f0)の1/(2n−1)倍の波長(但し、n
=1,2,3,……)の漏れ電流をi3a、この波長λ0
の1/{2×(2n−1)}倍の波長の漏れ電流をi4a
とし、それ以外の波長の漏れ電流をi5aとして、同軸ケ
ーブル102はこの基本周波数f0で共振するものとす
る(従って、その奇数倍の周波数(2n−1)・f0でも
共振する)。
基本周波数(クロック周波数)f0に対応する波長λ
0(=c/f0)の1/(2n−1)倍の波長(但し、n
=1,2,3,……)の漏れ電流をi3a、この波長λ0
の1/{2×(2n−1)}倍の波長の漏れ電流をi4a
とし、それ以外の波長の漏れ電流をi5aとして、同軸ケ
ーブル102はこの基本周波数f0で共振するものとす
る(従って、その奇数倍の周波数(2n−1)・f0でも
共振する)。
【0098】これら電流i3a,i4a,i5aは、接続点A
から有底円筒部22からなる短絡終端線路に流れ込むこ
とになる。
から有底円筒部22からなる短絡終端線路に流れ込むこ
とになる。
【0099】ところで、この長さl1の有底円筒部22
による短絡終端線路では、上記のように、l1=λ01/
4を満足する波長λ01に対する周波数f01(=c/
λ01:但し、cは光速)の(2n−1)倍の周波数を共
振周波数とし、この共振周波数でインピーダンスZ01が
ほぼ無限大となる。また、一方、誘電率εrの誘電体中
に波長λの電流が流れると、この誘電体中でのこの電流
の波長はλ/√εrに短縮される。
による短絡終端線路では、上記のように、l1=λ01/
4を満足する波長λ01に対する周波数f01(=c/
λ01:但し、cは光速)の(2n−1)倍の周波数を共
振周波数とし、この共振周波数でインピーダンスZ01が
ほぼ無限大となる。また、一方、誘電率εrの誘電体中
に波長λの電流が流れると、この誘電体中でのこの電流
の波長はλ/√εrに短縮される。
【0100】そこで、有底円筒部22からなる短絡終端
線路に流れ込む電流i3a,i4a,i5aのうち、電流i3a
についてみると、この電流i3aのこの短絡終端線路内で
の波長λ3aに対し、
線路に流れ込む電流i3a,i4a,i5aのうち、電流i3a
についてみると、この電流i3aのこの短絡終端線路内で
の波長λ3aに対し、
【0101】
【数3】
【0102】となる。かかる波長λ0’で共振するよう
に、即ち、λ0’=λ01とするように、有底円筒部22
からなる短絡終端線路の長さl1を設定することによ
り、波長λ0/(2n−1)の電流i3aに対して有底円
筒部22からなる短絡終端線路のインピーダンスZ01が
ほぼ無限大となり、この電流i3aをほとんど完全に抑圧
することができる。
に、即ち、λ0’=λ01とするように、有底円筒部22
からなる短絡終端線路の長さl1を設定することによ
り、波長λ0/(2n−1)の電流i3aに対して有底円
筒部22からなる短絡終端線路のインピーダンスZ01が
ほぼ無限大となり、この電流i3aをほとんど完全に抑圧
することができる。
【0103】従って、このときの有底円筒部22からな
る短絡終端線路の長さl1は、
る短絡終端線路の長さl1は、
【0104】
【数4】
【0105】となる。
【0106】このようにして、漏れ電流i3aを有底円筒
部22からなる短絡終端線路でほとんど0にすることが
できるが、これ以外の漏れ電流i4a,i5aに対しては、
この有底円筒部22からなる短絡終端線路で共振しない
から、ある程度の減衰はあるものの、ほとんどそのまま
の振幅でこの有底円筒部22からなる短絡終端線路を通
過し、次に、有底円筒部23からなる短絡終端線路に流
れ込む。
部22からなる短絡終端線路でほとんど0にすることが
できるが、これ以外の漏れ電流i4a,i5aに対しては、
この有底円筒部22からなる短絡終端線路で共振しない
から、ある程度の減衰はあるものの、ほとんどそのまま
の振幅でこの有底円筒部22からなる短絡終端線路を通
過し、次に、有底円筒部23からなる短絡終端線路に流
れ込む。
【0107】この有底円筒部23からなる短絡終端線路
で漏れ電流i4aを抑圧するようにする。このためには、
この有底円筒部23からなる短絡終端線路がこの漏れ電
流i4a の周波数で共振するように、この有底円筒部2
3からなる短絡終端線路の長さl2を設定すればよい。
で漏れ電流i4aを抑圧するようにする。このためには、
この有底円筒部23からなる短絡終端線路がこの漏れ電
流i4a の周波数で共振するように、この有底円筒部2
3からなる短絡終端線路の長さl2を設定すればよい。
【0108】そこで、この電流i4aの波長λ1は、上記
のように、λ1=λ0/2であるから、有底円筒部23内
の誘電体部23b(図4)の誘電体の誘電率εr2が有底
円筒部22内の誘電体部22b(図4)の誘電体の誘電
率εr1と等しく、εr2=εr1とすると、上記数4か
ら、 l2=l1/2 である。これにより、有底円筒部23からなる短絡終端
線路のインピーダンスZ02は、図5に破線で示す特性と
なり、2ω0,6ω0,10ω0,……の角周波数の漏れ
電流i4aをほとんど0に抑圧することができる。
のように、λ1=λ0/2であるから、有底円筒部23内
の誘電体部23b(図4)の誘電体の誘電率εr2が有底
円筒部22内の誘電体部22b(図4)の誘電体の誘電
率εr1と等しく、εr2=εr1とすると、上記数4か
ら、 l2=l1/2 である。これにより、有底円筒部23からなる短絡終端
線路のインピーダンスZ02は、図5に破線で示す特性と
なり、2ω0,6ω0,10ω0,……の角周波数の漏れ
電流i4aをほとんど0に抑圧することができる。
【0109】なお、上記のように、同軸ケーブル102
が基本周波数f0及びその奇数倍の周波数で共振を起こ
すものであるから、この基本周波数f0の偶数倍の周波
数については各別問題ではなく、従って、この場合に
は、格別有底円筒部23を設ける必要はないが、この有
底円筒部23を設ける理由については、後に説明する。
が基本周波数f0及びその奇数倍の周波数で共振を起こ
すものであるから、この基本周波数f0の偶数倍の周波
数については各別問題ではなく、従って、この場合に
は、格別有底円筒部23を設ける必要はないが、この有
底円筒部23を設ける理由については、後に説明する。
【0110】図7は以上の構成の等価回路を示すもので
あって、24が送端装置100側の低EMIケーブルコ
ネクタの有底円筒部22からなる短絡終端線路、24’
が受端装置101側の低EMIケーブルコネクタの有底
円筒部22からなる短絡終端線路であり、25が送端装
置100側の低EMIケーブルコネクタの有底円筒部2
3からなる短絡終端線路、25’が受端装置101側の
低EMIケーブルコネクタの有底円筒部23からなる短
絡終端線路であって、Za,Zbは同軸ケーブル102
の外部導体102bなどのインピーダンスである。
あって、24が送端装置100側の低EMIケーブルコ
ネクタの有底円筒部22からなる短絡終端線路、24’
が受端装置101側の低EMIケーブルコネクタの有底
円筒部22からなる短絡終端線路であり、25が送端装
置100側の低EMIケーブルコネクタの有底円筒部2
3からなる短絡終端線路、25’が受端装置101側の
低EMIケーブルコネクタの有底円筒部23からなる短
絡終端線路であって、Za,Zbは同軸ケーブル102
の外部導体102bなどのインピーダンスである。
【0111】以上のようにして、送端装置100側で
は、有底円筒部22,23からなる短絡終端線路24,
25により、伝送する信号のクロック周波数f0(=ω0
/2π)に対し、接続点A,接地点A’間に生ずる等価
的なインピーダンスによって接続点Aで反射される周波
数f0,2f0,3f0,5f0,6f0,7f0,9f0,
10f0,……の電流をほとんど0に抑圧することがで
きる。その他の周波数の漏れ電流i5aについては、充分
振幅が小さい場合、あるいは、同軸ケーブル102が共
振を起こすように周波数を持つものでない場合には、そ
のまま有底円筒部22,23からなる短絡終端線路から
同軸ケーブル102の外部導体102bの外面に流すよ
うにしても問題はないが、やはり同軸ケーブル102が
発振して不要輻射を生ずる場合には、有底円筒部23の
外側に、さらに、同様にしてかかる電流i5aを抑圧する
ための有底円筒部による短絡終端線路を設ければよい。
は、有底円筒部22,23からなる短絡終端線路24,
25により、伝送する信号のクロック周波数f0(=ω0
/2π)に対し、接続点A,接地点A’間に生ずる等価
的なインピーダンスによって接続点Aで反射される周波
数f0,2f0,3f0,5f0,6f0,7f0,9f0,
10f0,……の電流をほとんど0に抑圧することがで
きる。その他の周波数の漏れ電流i5aについては、充分
振幅が小さい場合、あるいは、同軸ケーブル102が共
振を起こすように周波数を持つものでない場合には、そ
のまま有底円筒部22,23からなる短絡終端線路から
同軸ケーブル102の外部導体102bの外面に流すよ
うにしても問題はないが、やはり同軸ケーブル102が
発振して不要輻射を生ずる場合には、有底円筒部23の
外側に、さらに、同様にしてかかる電流i5aを抑圧する
ための有底円筒部による短絡終端線路を設ければよい。
【0112】受端装置101側についても同様であり、
接続点Bと接地点B’との間に生ずるインピーダンスに
よって接続点Bで反射される上記周波数の電流が、低E
MIケーブルコネクタの有底円筒部22,23からなる
短絡終端線路24’,25’によって充分に抑圧され
る。
接続点Bと接地点B’との間に生ずるインピーダンスに
よって接続点Bで反射される上記周波数の電流が、低E
MIケーブルコネクタの有底円筒部22,23からなる
短絡終端線路24’,25’によって充分に抑圧され
る。
【0113】上記数4から明らかなように、有底円筒部
22,23における誘電体部22b,23bの誘電体材
料として、誘電率εr1,εr2が大きいものを使用するこ
とにより、有底円筒部22,23の長さl1,l2を短く
することができる。チタン酸ストロンチウム系やチタン
酸バリウム系の誘電体材料は300〜1000の誘電率
を持っている。
22,23における誘電体部22b,23bの誘電体材
料として、誘電率εr1,εr2が大きいものを使用するこ
とにより、有底円筒部22,23の長さl1,l2を短く
することができる。チタン酸ストロンチウム系やチタン
酸バリウム系の誘電体材料は300〜1000の誘電率
を持っている。
【0114】そこで、いま、有底円筒部22における誘
電体部22bに誘電率εr1=900の誘電体を用い、ク
ロック周波数f0=200MHzとすると、 λ0=c/f0=3×108/(200×106)=150
cm であるから、上記数4により、 l1=150/(4×√900)=1.25cm となる。また、有底円筒部23の誘電体部23bに同じ
誘電体材料を用いると、この有底円筒部23の長さl2
は、l2=l1/2=0.625cmとなる。
電体部22bに誘電率εr1=900の誘電体を用い、ク
ロック周波数f0=200MHzとすると、 λ0=c/f0=3×108/(200×106)=150
cm であるから、上記数4により、 l1=150/(4×√900)=1.25cm となる。また、有底円筒部23の誘電体部23bに同じ
誘電体材料を用いると、この有底円筒部23の長さl2
は、l2=l1/2=0.625cmとなる。
【0115】このように、200MHzという非常に高
いクロック周波数に対し、2cmにも満たない短い短絡
終端線路からなるケーブルコネクタにより、従来のフェ
ライトコアを用いていたときの100Ωに比べて極端に
高いインピーダンスを得ることができ、同軸ケーブル1
02からの不要輻射をほとんど完全に抑圧することがで
きることになる。
いクロック周波数に対し、2cmにも満たない短い短絡
終端線路からなるケーブルコネクタにより、従来のフェ
ライトコアを用いていたときの100Ωに比べて極端に
高いインピーダンスを得ることができ、同軸ケーブル1
02からの不要輻射をほとんど完全に抑圧することがで
きることになる。
【0116】また、有底円筒部22,23の厚さは、そ
れによる短絡終端線路が所定の周波数で無限大のインピ
ーダンスを持てばよく、その整合終端抵抗を特定な値に
することが要求されるものではないから、任意に薄くす
ることができる。従って、この実施形態は、小形軽量で
嵩張らず、同軸ケーブル102からの不要輻射の発生を
充分効果的に抑圧することができる。
れによる短絡終端線路が所定の周波数で無限大のインピ
ーダンスを持てばよく、その整合終端抵抗を特定な値に
することが要求されるものではないから、任意に薄くす
ることができる。従って、この実施形態は、小形軽量で
嵩張らず、同軸ケーブル102からの不要輻射の発生を
充分効果的に抑圧することができる。
【0117】なお、図4(a)において、有底円筒部2
2,23をベース円筒部21に一体に形成してもよい
が、また、有底円筒部22,23を夫々誘電体部22
b,223bを有する別体の円筒部とし、有底円筒部2
2,23の内面に雌ねじが設けられ、ベース円筒部21
と有底円筒部22の外周面に雄ねじが設けられ、かかる
ねじを螺合させることにより、ベース円筒部21に有底
円筒部22を取り付け、さらに、この有底円筒部22に
有底円筒部23を取り付けるようにしてもよい。この場
合には、ベース円筒部21に対する有底円筒部22の位
置関係や有底円筒部22に対する有底円筒部23の位置
関係を適宜調整することができる。
2,23をベース円筒部21に一体に形成してもよい
が、また、有底円筒部22,23を夫々誘電体部22
b,223bを有する別体の円筒部とし、有底円筒部2
2,23の内面に雌ねじが設けられ、ベース円筒部21
と有底円筒部22の外周面に雄ねじが設けられ、かかる
ねじを螺合させることにより、ベース円筒部21に有底
円筒部22を取り付け、さらに、この有底円筒部22に
有底円筒部23を取り付けるようにしてもよい。この場
合には、ベース円筒部21に対する有底円筒部22の位
置関係や有底円筒部22に対する有底円筒部23の位置
関係を適宜調整することができる。
【0118】また、このように、ねじによって低EMI
ケーブルコネクタを同軸ケーブル102に取付け可能と
しておくと、異なる周波数の抑圧を行なう低EMIケー
ブルコネクタを設けておき、同軸ケーブルの長さ(従っ
て、その共振周波数)に応じて、適宜所望の低EMIケ
ーブルコネクタを選択して使用することができる。
ケーブルコネクタを同軸ケーブル102に取付け可能と
しておくと、異なる周波数の抑圧を行なう低EMIケー
ブルコネクタを設けておき、同軸ケーブルの長さ(従っ
て、その共振周波数)に応じて、適宜所望の低EMIケ
ーブルコネクタを選択して使用することができる。
【0119】また、ベース円筒部21には、雌ねじ部2
1aなどにより、同軸ケーブル102を螺合して取り付
けるものとしたが(これにより、ケーブルの取り替えな
どが可能となる。)、勿論、ベース円筒部21と同軸ケ
ーブル102とを一体に固定したものとしてもよい。
1aなどにより、同軸ケーブル102を螺合して取り付
けるものとしたが(これにより、ケーブルの取り替えな
どが可能となる。)、勿論、ベース円筒部21と同軸ケ
ーブル102とを一体に固定したものとしてもよい。
【0120】さらに、有底円筒部22,23の誘電体部
22b,23bには、同じ誘電率の誘電体材料を使用す
るものとしたが、勿論、これらで異なる誘電率の誘電体
材料を用いるようにしてもよい。この場合、例えば、有
底円筒部22での誘電体部22bの誘電体材料に対し、
有底円筒部23の誘電体部23bでの誘電体材料を誘電
率の小さいものを使用することにより、有底円筒部2
2,23の長さをほぼ揃えるようにすることもできる。
22b,23bには、同じ誘電率の誘電体材料を使用す
るものとしたが、勿論、これらで異なる誘電率の誘電体
材料を用いるようにしてもよい。この場合、例えば、有
底円筒部22での誘電体部22bの誘電体材料に対し、
有底円筒部23の誘電体部23bでの誘電体材料を誘電
率の小さいものを使用することにより、有底円筒部2
2,23の長さをほぼ揃えるようにすることもできる。
【0121】図8は、図13において、同軸ケーブル1
02の受端装置101(即ち、図1〜図3で説明した低
EMI回路基板)側の端部に図4で示した低EMIケー
ブルコネクタを設けた状態を示す図であって、前出図面
に対応する部分には同一符号を付けている。
02の受端装置101(即ち、図1〜図3で説明した低
EMI回路基板)側の端部に図4で示した低EMIケー
ブルコネクタを設けた状態を示す図であって、前出図面
に対応する部分には同一符号を付けている。
【0122】同図において、上記のようにして低EMI
ケーブルコネクタが端部に取り付けられた同軸ケーブル
102は、低EMI回路基板の入出力端子に接続され
る。この接続では、同軸ケーブル102の内部導体10
2aが低EMI回路基板の信号ライン層4に設けられた
電極パターン6にハンダ7でもって電気的に接続され、
また、同軸ケーブル102の外部導体102bは、その
先端部が広げられて、低EMI回路基板のグランド層2
とハンダ7で電気的に接続されている。この場合、外部
導体102bの先端部全体がハンダ付けされるのではな
く、一般には、例えば、4点などの多点接合され、完全
密閉することは非常に困難である。
ケーブルコネクタが端部に取り付けられた同軸ケーブル
102は、低EMI回路基板の入出力端子に接続され
る。この接続では、同軸ケーブル102の内部導体10
2aが低EMI回路基板の信号ライン層4に設けられた
電極パターン6にハンダ7でもって電気的に接続され、
また、同軸ケーブル102の外部導体102bは、その
先端部が広げられて、低EMI回路基板のグランド層2
とハンダ7で電気的に接続されている。この場合、外部
導体102bの先端部全体がハンダ付けされるのではな
く、一般には、例えば、4点などの多点接合され、完全
密閉することは非常に困難である。
【0123】かかる構成により、同軸ケーブル102の
内部導体102aを流れてきた信号電流i1bは、電極パ
ターン6を介して低EMI回路基板の信号ライン層4に
流れ込み、また、グランド層2の内面側を流れる復電流
i2bは、同軸ケーブル102の外部導体102bの内面
を流れるが、外部導体102bは例えば4点でハンダ付
けされて完全密閉されていないので、同軸ケーブル10
2の外部導体102bのハンダ付けされていない隙間か
ら、この復電流i2bの一部が外部導体102bの外面側
に漏れてしまい、電流i3bとしてこの外部導体102b
の外面を流れようとする。
内部導体102aを流れてきた信号電流i1bは、電極パ
ターン6を介して低EMI回路基板の信号ライン層4に
流れ込み、また、グランド層2の内面側を流れる復電流
i2bは、同軸ケーブル102の外部導体102bの内面
を流れるが、外部導体102bは例えば4点でハンダ付
けされて完全密閉されていないので、同軸ケーブル10
2の外部導体102bのハンダ付けされていない隙間か
ら、この復電流i2bの一部が外部導体102bの外面側
に漏れてしまい、電流i3bとしてこの外部導体102b
の外面を流れようとする。
【0124】これに対し、同軸ケーブル102と低EM
I回路基板との継ぎ目に低EMIケーブルコネクタが取
り付けられており、漏れ電流i3bはこの低EMIケーブ
ルコネクタに流れ込む。このとき、図6で説明したのと
同様に、低EMIケーブルコネクタでの有底円筒部2
2,23の長さを適宜設定し、これら有底円筒部22,
23に適宜の誘電率の誘電体材料を使用することによ
り、同軸ケーブル102で不要輻射を生じさせる周波数
の漏れ電流i3bをほとんど0に抑圧することができる。
I回路基板との継ぎ目に低EMIケーブルコネクタが取
り付けられており、漏れ電流i3bはこの低EMIケーブ
ルコネクタに流れ込む。このとき、図6で説明したのと
同様に、低EMIケーブルコネクタでの有底円筒部2
2,23の長さを適宜設定し、これら有底円筒部22,
23に適宜の誘電率の誘電体材料を使用することによ
り、同軸ケーブル102で不要輻射を生じさせる周波数
の漏れ電流i3bをほとんど0に抑圧することができる。
【0125】勿論、低EMI回路基板から同軸ケーブル
102に流れ込む電流としては、グランド層2の内面を
流れる電流ばかりとは限らず、基板表面に設けられたグ
ランド層2の外面を流れてくる電流や、シールド板12
の導電箔13の表面を流れてくる電流などもあり、かか
る電流は、同軸ケーブル102の外部導体102bの先
端部がグランド層2と多点接続されて隙間があるなどの
理由から、同軸ケーブル102の外部導体102bの外
面に漏れるものもあるが、このような漏れ電流に対して
も、低EMIケーブルコネクタは、上記のように、効果
的に作用する。
102に流れ込む電流としては、グランド層2の内面を
流れる電流ばかりとは限らず、基板表面に設けられたグ
ランド層2の外面を流れてくる電流や、シールド板12
の導電箔13の表面を流れてくる電流などもあり、かか
る電流は、同軸ケーブル102の外部導体102bの先
端部がグランド層2と多点接続されて隙間があるなどの
理由から、同軸ケーブル102の外部導体102bの外
面に漏れるものもあるが、このような漏れ電流に対して
も、低EMIケーブルコネクタは、上記のように、効果
的に作用する。
【0126】なお、以上図4〜図7で示した実施形態で
は、低EMIケーブルコネクタを2つの有底円筒部2
2,23をもつ2段構成のものとしたが、同軸ケーブル
102が共振して不要輻射を発生するのは、基本周波数
f0の基本波と、その奇数倍高調波(2n−1)・f0であ
る。従って、低EMIケーブルコネクタとしては、図5
に実線で示したように、基本周波数ω0とその奇数倍の
周波数3ω0,5ω0,……に対してインピーダンスZ01
が無限大となるようにすればない。このことからする
と、低EMIケーブルコネクタとしては、図4〜図8に
おいて、有底円筒部22のみを備えた1段構成のもので
充分である。
は、低EMIケーブルコネクタを2つの有底円筒部2
2,23をもつ2段構成のものとしたが、同軸ケーブル
102が共振して不要輻射を発生するのは、基本周波数
f0の基本波と、その奇数倍高調波(2n−1)・f0であ
る。従って、低EMIケーブルコネクタとしては、図5
に実線で示したように、基本周波数ω0とその奇数倍の
周波数3ω0,5ω0,……に対してインピーダンスZ01
が無限大となるようにすればない。このことからする
と、低EMIケーブルコネクタとしては、図4〜図8に
おいて、有底円筒部22のみを備えた1段構成のもので
充分である。
【0127】しかしながら、これに対し、同軸ケーブル
102の外部導体102bの適当な個所にグランド線を
設けたり、あるいはこの外部導体102bがグランドと
接触するなどしてグランド線と接続されたのと同等とな
る場合があるが、このような場合、同軸ケーブル102
は、それ自体のみばかりではなく、同軸ケーブル102
のグランド線との接続部分までの同軸ケーブル102の
一部とこのグランド線とからなる線路で基本周波数ω0
の2倍の周波数2ω0で共振を起こし、不要輻射を発生
する場合がある。このような場合、図4〜図8に示した
ように、有底円筒部22の外側にこの周波数2ω0でイ
ンピーダンスZ02が無限大となる有底円筒部23による
短絡終端線路を設けることにより、かかる周波数2ω0
の共振による不要輻射の発生を抑圧することができる。
102の外部導体102bの適当な個所にグランド線を
設けたり、あるいはこの外部導体102bがグランドと
接触するなどしてグランド線と接続されたのと同等とな
る場合があるが、このような場合、同軸ケーブル102
は、それ自体のみばかりではなく、同軸ケーブル102
のグランド線との接続部分までの同軸ケーブル102の
一部とこのグランド線とからなる線路で基本周波数ω0
の2倍の周波数2ω0で共振を起こし、不要輻射を発生
する場合がある。このような場合、図4〜図8に示した
ように、有底円筒部22の外側にこの周波数2ω0でイ
ンピーダンスZ02が無限大となる有底円筒部23による
短絡終端線路を設けることにより、かかる周波数2ω0
の共振による不要輻射の発生を抑圧することができる。
【0128】また、複数の同軸ケーブルがパラレルに設
けられている場合、1つの低EMIケーブルコネクタで
これらを一括して囲うようにして、これら同軸ケーブル
での不要輻射を生じさせる電流を同時に抑圧するように
することもできる。この場合においても、夫々の同軸ケ
ーブルの長さの違いにより、基本周波数ω0とその奇数
倍の周波数で共振を起こす同軸ケーブルもあるし、ま
た、この基本周波数ω0の偶数倍の周波数で共振を起こ
すものもあり得る。このような場合にも、低EMIケー
ブルコネクタを、図4〜図8で示したように、2段構成
とすることにより、全体として不要輻射が生じないよう
にすることができる。
けられている場合、1つの低EMIケーブルコネクタで
これらを一括して囲うようにして、これら同軸ケーブル
での不要輻射を生じさせる電流を同時に抑圧するように
することもできる。この場合においても、夫々の同軸ケ
ーブルの長さの違いにより、基本周波数ω0とその奇数
倍の周波数で共振を起こす同軸ケーブルもあるし、ま
た、この基本周波数ω0の偶数倍の周波数で共振を起こ
すものもあり得る。このような場合にも、低EMIケー
ブルコネクタを、図4〜図8で示したように、2段構成
とすることにより、全体として不要輻射が生じないよう
にすることができる。
【0129】多数本の信号線とグランド線を1つにまと
めてシールドするようにしたようなケーブルにも、同様
の低EMIケーブルコネクタを適用することがでは、上
記と同様の効果が得られる。
めてシールドするようにしたようなケーブルにも、同様
の低EMIケーブルコネクタを適用することがでは、上
記と同様の効果が得られる。
【0130】図9は本発明による低EMIケーブルコネ
クタの第2の実施形態を示す縦断面図であって、22’
は円筒部、22cは整合終端抵抗であり、前出図面に対
応する部分には同一符号を付けている。
クタの第2の実施形態を示す縦断面図であって、22’
は円筒部、22cは整合終端抵抗であり、前出図面に対
応する部分には同一符号を付けている。
【0131】同図において、この実施形態は、有底でな
い円筒部22’の奥部に、短絡終端を設ける代わりに、
整合終端抵抗22cを設けたものであり、それ以外の構
成は、図4〜図8で説明した実施形態と同様である。
い円筒部22’の奥部に、短絡終端を設ける代わりに、
整合終端抵抗22cを設けたものであり、それ以外の構
成は、図4〜図8で説明した実施形態と同様である。
【0132】この実施形態では、円筒部22cの長さは
重要ではなく、円筒部22’に誘電体部22bを設けた
線路に、この線路に対する整合終端抵抗22cを設ける
ことにより、この線路に流れる漏れ電流が反射せずに整
合終端抵抗22cに流れ、この整合終端抵抗22cで熱
エネルギーに変換することにより、この漏れ電流を抑圧
するものである。
重要ではなく、円筒部22’に誘電体部22bを設けた
線路に、この線路に対する整合終端抵抗22cを設ける
ことにより、この線路に流れる漏れ電流が反射せずに整
合終端抵抗22cに流れ、この整合終端抵抗22cで熱
エネルギーに変換することにより、この漏れ電流を抑圧
するものである。
【0133】同様のことから、図4〜図8で示した実施
形態において、有底円筒部22,23の短絡終端部22
a,23aに少しでも隙間があると、その隙間から電流
が漏れ、同軸ケーブル102の外部導体102bの外面
に流れるおそれがある。このために、これら短絡終端部
22a,23aの部分にこの有底円筒部22,23によ
る線路に整合した整合終端抵抗を設け、隙間から漏れよ
うとする電流をこの整合終端抵抗で熱的に消費させるよ
うにすることもできる。
形態において、有底円筒部22,23の短絡終端部22
a,23aに少しでも隙間があると、その隙間から電流
が漏れ、同軸ケーブル102の外部導体102bの外面
に流れるおそれがある。このために、これら短絡終端部
22a,23aの部分にこの有底円筒部22,23によ
る線路に整合した整合終端抵抗を設け、隙間から漏れよ
うとする電流をこの整合終端抵抗で熱的に消費させるよ
うにすることもできる。
【0134】図10は本発明による低EMIケーブルコ
ネクタの第3の実施形態を示す縦断面図であって、22
a’は短絡板であり、前出図面に対応する部分には同一
符号を付けている。
ネクタの第3の実施形態を示す縦断面図であって、22
a’は短絡板であり、前出図面に対応する部分には同一
符号を付けている。
【0135】同図において、この実施形態は、円筒部2
2'において、蓋状の短絡板22a'をねじなどによって
取外し可能としたものである。この短絡板22a’を円
筒部22’に取り付けた場合には、図4に示した第1の
実施形態と同様であって、l1=λ01/4を満たす波長
λ01に対する周波数f01及びその奇数倍の周波数で共振
し、これらの周波数でインピーダンスZ01が無限大とな
る。
2'において、蓋状の短絡板22a'をねじなどによって
取外し可能としたものである。この短絡板22a’を円
筒部22’に取り付けた場合には、図4に示した第1の
実施形態と同様であって、l1=λ01/4を満たす波長
λ01に対する周波数f01及びその奇数倍の周波数で共振
し、これらの周波数でインピーダンスZ01が無限大とな
る。
【0136】また、短絡板22a’を取り外した場合に
は、開放端となるが、この場合には、この円筒部22’
の長さl1の1/2の位置が短絡終端となる。従って、 l1/2=λ01’/4 を満足する周波数でインピーダンスZ01’が無限大とな
る。この波長λ01’は上記の波長λ01の1/2である。
従って、短絡板22a’を外したときには、これを付け
ている場合の共振周波数の2倍の周波数が共振周波数と
なる。
は、開放端となるが、この場合には、この円筒部22’
の長さl1の1/2の位置が短絡終端となる。従って、 l1/2=λ01’/4 を満足する周波数でインピーダンスZ01’が無限大とな
る。この波長λ01’は上記の波長λ01の1/2である。
従って、短絡板22a’を外したときには、これを付け
ている場合の共振周波数の2倍の周波数が共振周波数と
なる。
【0137】このようにして、短絡板22a’を着脱す
ることにより、2種類の異なるクロック周波数のケーブ
ルに適用することができる。従って、例えば、クロック
周波数が100MHzのケーブルとクロック周波数が2
00MHzのケーブルとに同一の低EMIケーブルコネ
クタを使用することができることになる。
ることにより、2種類の異なるクロック周波数のケーブ
ルに適用することができる。従って、例えば、クロック
周波数が100MHzのケーブルとクロック周波数が2
00MHzのケーブルとに同一の低EMIケーブルコネ
クタを使用することができることになる。
【0138】なお、この第3の実施形態においても、図
4で示したように、2段構造とし、夫々に短絡板の着脱
ができるようにすることができる。
4で示したように、2段構造とし、夫々に短絡板の着脱
ができるようにすることができる。
【0139】図11は本発明による低EMIケーブルコ
ネクタの第4の実施形態を示す縦断面図であって、2
3'は有底円筒部、23b'は誘電体部、26は中心軸で
あり、前出図面に対応する部分には同一符号を付けてい
る。
ネクタの第4の実施形態を示す縦断面図であって、2
3'は有底円筒部、23b'は誘電体部、26は中心軸で
あり、前出図面に対応する部分には同一符号を付けてい
る。
【0140】先の実施形態では、複数の有底円筒部を設
ける場合、これらをベース円筒部21に同軸状に配置し
たが、この第4の実施形態では、図11に示すように、
ベース円筒部21にその中心軸26に沿って配置するも
のである。
ける場合、これらをベース円筒部21に同軸状に配置し
たが、この第4の実施形態では、図11に示すように、
ベース円筒部21にその中心軸26に沿って配置するも
のである。
【0141】ここで、有底円筒部22では、基本周波数
をf0としたとき、この基本周波数f0を含めて、その奇
数倍の周波数で共振し、その共振周波数でインピーダン
スZ01がほぼ無限大になるものであり、これに対し、有
底円筒部23’では、この有底円筒部22での共振周波
数の2倍の周波数で共振し、この共振周波数でインピー
ダンスZ02がほぼ無限大となるものである。
をf0としたとき、この基本周波数f0を含めて、その奇
数倍の周波数で共振し、その共振周波数でインピーダン
スZ01がほぼ無限大になるものであり、これに対し、有
底円筒部23’では、この有底円筒部22での共振周波
数の2倍の周波数で共振し、この共振周波数でインピー
ダンスZ02がほぼ無限大となるものである。
【0142】かかる構成によると、図4〜図8で示した
第1の実施形態と同様の効果が得られるが、さらに、次
のような効果も得られる。即ち、有底円筒部22が短絡
終端部22aによって電気的に短絡されていても、構造
的に短絡終端部22aで隙間がある場合がある。
第1の実施形態と同様の効果が得られるが、さらに、次
のような効果も得られる。即ち、有底円筒部22が短絡
終端部22aによって電気的に短絡されていても、構造
的に短絡終端部22aで隙間がある場合がある。
【0143】いま、有底円筒部22での共振周波数をf
A(=(2n−1)・f0)とすると、誘電体部22bを内
蔵した有底円筒部22は周波数fAの電流に対しては、
短絡終端線路となるが、有底円筒部23’の共振周波数
fB(=2fA)に等しい周波数の電流などの周波数fA
とは異なる周波数の電流iBは、有底円筒部22の短絡
終端部22aで構造的に隙間があるから、この隙間から
漏れてしまう。図4に示した低EMIケーブルコネクタ
では、かかる漏れ電流iBを抑圧することができない。
A(=(2n−1)・f0)とすると、誘電体部22bを内
蔵した有底円筒部22は周波数fAの電流に対しては、
短絡終端線路となるが、有底円筒部23’の共振周波数
fB(=2fA)に等しい周波数の電流などの周波数fA
とは異なる周波数の電流iBは、有底円筒部22の短絡
終端部22aで構造的に隙間があるから、この隙間から
漏れてしまう。図4に示した低EMIケーブルコネクタ
では、かかる漏れ電流iBを抑圧することができない。
【0144】図11に示す実施形態では、かかる漏れ電
流iBは次の有底円筒部23’に流れ込み、ここで、周
波数fBの電流をほとんど0に抑圧することができる。
流iBは次の有底円筒部23’に流れ込み、ここで、周
波数fBの電流をほとんど0に抑圧することができる。
【0145】図12は本発明による低EMIケーブルコ
ネクタの第5の実施形態を示す縦断面図であって、2
2’,23”は有底円筒部、22b’,23b”は誘電
体部、26は中心軸であり、前出図面に対応する部分に
は同一符号を付けている。
ネクタの第5の実施形態を示す縦断面図であって、2
2’,23”は有底円筒部、22b’,23b”は誘電
体部、26は中心軸であり、前出図面に対応する部分に
は同一符号を付けている。
【0146】この第5の実施形態は、短絡終端部がない
円筒部22’,23”をベース円筒部21にその中心軸
26に沿って配置したものである。
円筒部22’,23”をベース円筒部21にその中心軸
26に沿って配置したものである。
【0147】図10で説明したように、かかる開放端の
円筒部22',23'による伝送線路では、夫々の長さを
l1,l2とすると、夫々l1/2=λ/4を満たす周波数
fA’の奇数倍の周波数,l2/2=λ'/4を満たす周
波数fB'の奇数倍の周波数で共振し、夫々インピーダン
スがほぼ無限大となる。従って、かかる周波数fA’,
fB’の周波数の電流iA,iBが円筒部22’に流れ込
むと、この周波数fA’の電流iAはほとんど0に抑圧さ
れるが、周波数fB’の電流iBはそのまま円筒部22'
内を通過してします。
円筒部22',23'による伝送線路では、夫々の長さを
l1,l2とすると、夫々l1/2=λ/4を満たす周波数
fA’の奇数倍の周波数,l2/2=λ'/4を満たす周
波数fB'の奇数倍の周波数で共振し、夫々インピーダン
スがほぼ無限大となる。従って、かかる周波数fA’,
fB’の周波数の電流iA,iBが円筒部22’に流れ込
むと、この周波数fA’の電流iAはほとんど0に抑圧さ
れるが、周波数fB’の電流iBはそのまま円筒部22'
内を通過してします。
【0148】しかしながら、この円筒部22’を通過し
た電流iBは円筒部23”に供給され、ここでほとんど
0に抑圧される。
た電流iBは円筒部23”に供給され、ここでほとんど
0に抑圧される。
【0149】このようにして、この実施形態では、伝送
線路で異なるfA’,fB’という周波数の不要輻射を発
生する場合でも、これらの発生を効果的に抑圧すること
ができる。
線路で異なるfA’,fB’という周波数の不要輻射を発
生する場合でも、これらの発生を効果的に抑圧すること
ができる。
【0150】なお、以上説明した実施形態では、伝送線
路として同軸ケーブルの場合について説明したが、本発
明は、これに限るものではないことはあきらかである。
路として同軸ケーブルの場合について説明したが、本発
明は、これに限るものではないことはあきらかである。
【0151】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による低E
MI回路基板によると、低EMI回路基板において、高
損失なシールド構造を形成することにより、ディファレ
ンシャルモードの輻射(放射)の抑制,除去及び同時に
発生する高周波の共振電流によるコモンモードの輻射の
抑制,除去を効果的に実現することができる。
MI回路基板によると、低EMI回路基板において、高
損失なシールド構造を形成することにより、ディファレ
ンシャルモードの輻射(放射)の抑制,除去及び同時に
発生する高周波の共振電流によるコモンモードの輻射の
抑制,除去を効果的に実現することができる。
【0152】また、本発明による低EMIケーブルコネ
クタによると、小形軽量で簡単な構成でもって、ケーブ
ルから不要輻射を発生される電流を、従来のフェライト
コアを用いたものに比べて、充分効果的に抑圧すること
ができる。
クタによると、小形軽量で簡単な構成でもって、ケーブ
ルから不要輻射を発生される電流を、従来のフェライト
コアを用いたものに比べて、充分効果的に抑圧すること
ができる。
【図1】本発明による低EMI回路基板の一実施形態を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図2】図1におけるグランド層や電源層での損失層の
形成位置を示す図である。
形成位置を示す図である。
【図3】本発明による低EMI回路基板の一実施形態を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図4】本発明による低EMIケーブルコネクタの一実
施形態を示す断面図である。
施形態を示す断面図である。
【図5】図4に示した低EMIケーブルコネクタのイン
ピーダンス特性図である。
ピーダンス特性図である。
【図6】図4に示した低EMIケーブルコネクタの送端
装置側の取付け状態とその作用を示す断面図である。
装置側の取付け状態とその作用を示す断面図である。
【図7】図6に示した取付け状態での等価回路を示す回
路図である。
路図である。
【図8】図4に示した低EMIケーブルコネクタの低E
MI回路基板側の取付け状態とその作用を示す断面図で
ある。
MI回路基板側の取付け状態とその作用を示す断面図で
ある。
【図9】本発明による低EMIケーブルコネクタの他の
実施形態を示す断面図である。
実施形態を示す断面図である。
【図10】本発明による低EMIケーブルコネクタのさ
らに他の実施形態を示す断面図である。
らに他の実施形態を示す断面図である。
【図11】本発明による低EMIケーブルコネクタのさ
らに他の実施形態を示す断面図である。
らに他の実施形態を示す断面図である。
【図12】本発明による低EMIケーブルコネクタのさ
らに他の実施形態を示す断面図である。
らに他の実施形態を示す断面図である。
【図13】伝送ケーブルからの不要輻射の発生の説明図
である。
である。
1 多層回路基板 2 グランド層 2a 損失層 3,3A,3B,3C 電源層 4 信号ライン層 5 スルーホール 6a〜6n,6p〜6r 電極パターン 7 ハンダ 8 LSI素子 9 IC素子 10 整合終端抵抗素子 11 抵抗素子 12 シールド板 13 導電箔 14 損失層 15,16 絶縁層 17,18 誘電体層 19 グランド層 20 抵抗素子 21 ベース円筒部 21a 雌ねじ部 21b ハンダ付け部 22 有底円筒部 22’ 円筒部 22a 短絡終端部 22a’ 短絡板 22b,22b’ 誘電体部 22c 整合終端抵抗 23,23’ 有底円筒部 23” 円筒部 23a 短絡終端部 23b,23b’ 誘電体部 24,25 短絡終端線路 26 中心軸
Claims (20)
- 【請求項1】 基板内に電源層やグランド層,信号ライ
ン層が設けられ、基板表面に信号ライン層設けられて回
路素子が搭載された低EMI回路基板において、 該搭載部品を含めて該基板表面全体を覆い、かつ該グラ
ンド層に電気的に接続されたシールド板を設けたことを
特徴とする低EMI回路基板。 - 【請求項2】 請求項1に記載の低EMI回路基板にお
いて、 前記シールド板は、少なくとも一方の表面に損失層が設
けられた導電層からなることを特徴とする低EMI回路
基板。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の低EMI回路
基板において、 前記シールド板は、前記グランド層との間で平行板線路
をなしていることを特徴とする低EMI回路基板。 - 【請求項4】 請求項1,2または3に記載の低EMI
回路基板において、 前記シールド板は、基板周辺全体にわたって前記グラン
ド層と多点接続されていることを特徴とする低EMI回
路基板。 - 【請求項5】 請求項1,2,3または4に記載の低E
MI回路基板において、 前記シールド板は、基板周辺部で整合終端抵抗を介して
前記グランド層と接続されていることを特徴とする低E
MI回路基板。 - 【請求項6】 請求項1,2,3,4または5に記載の
低EMI回路基板において、 前記シールド板は、LSI素子や駆動IC素子などの高
速動作する前記搭載部品の周りで前記グランド層と多点
接続されていることを特徴とする低EMI回路基板。 - 【請求項7】 請求項1,2,3,4,5または6に記
載の低EMI回路基板において、 前記グランド層及び前記電源層の少なくとも一方の表面
での基板周辺部分に損失層を設けたことを特徴とする低
EMI回路基板。 - 【請求項8】 装置間を接続する伝送ケーブルに取り付
けられる低EMIケーブルコネクタであって、 該伝送ケーブルの全周を囲う誘電体部を内面に設けたn
個(但し、n=1,2,……)の筒状体からなり、 該筒状体の終端側に該伝送ケーブルの全周を囲う短絡部
材を設けて短絡終端線路を形成し、 該短絡終端線路の共振周波数を該伝送ケーブルの共振周
波数と等しくなるように構成したことを特徴とする低E
MIケーブルコネクタ。 - 【請求項9】 請求項8に記載の低EMIケーブルコネ
クタにおいて、 i番目(但し、i=1,2,……,n)の前記筒状体の
長さliは、 【数1】 であることを特徴とする低EMIケーブルコネクタ。 - 【請求項10】 請求項8または9に記載の低EMIケ
ーブルコネクタにおいて、 前記有底円筒部の終端側に整合終端抵抗値の抵抗体を設
けたことを特徴とする低EMIケーブルコルクタ。 - 【請求項11】 請求項8または9に記載の低EMIケ
ーブルコネクタにおいて、 複数個の前記筒状体は同軸状に配置されていることを特
徴とする低EMIケーブルコネクタ。 - 【請求項12】 請求項8,9,10または11に記載
の低EMIケーブルコネクタにおいて、 前記短絡部材が着脱可能に構成したことを特徴とする低
EMIケーブルコネクタ。 - 【請求項13】 請求項8または9に記載の低EMIケ
ーブルコネクタにおいて、 複数個の前記筒状体は、中心軸を共通にして、かつ該中
心軸に沿って配置されていることを特徴とする低EMI
ケーブルコネクタ。 - 【請求項14】 請求項8〜13のいずれか1つに記載
の低EMIケーブルコネクタにおいて、 前記筒状体は、夫々中心軸の方向の位置調整が可能に構
成したことを特徴とする低EMIケーブルコネクタ。 - 【請求項15】 装置間を接続する伝送ケーブルに取り
付けられる低EMIケーブルコネクタであって、 該伝送ケーブルの全周を囲う誘電体部を内面に設けた筒
状体をなし、 該筒状体の終端側に整合終端抵抗となる抵抗体を設けて
なることを特徴とする低EMIケーブルコネクタ。 - 【請求項16】 装置間を接続する伝送ケーブルに取り
付けられる低EMIケーブルコネクタであって、 該伝送ケーブルの全周を囲う誘電体部を内面に設けたn
個(但し、n=1,2,……)の筒状体からなり、 該筒状体の終端側を開放端として開放終端線路を形成
し、 該短絡終端線路の共振周波数を該伝送ケーブルの共振周
波数と等しくなるように構成したことを特徴とする低E
MIケーブルコネクタ。 - 【請求項17】 請求項16に記載の低EMIケーブル
コネクタにおいて、 i番目(但し、i=1,2,……,n)の前記筒状体の
長さliは、 【数2】 であることを特徴とする低EMIケーブルコネクタ。 - 【請求項18】 請求項16または17に記載の低EM
Iケーブルコネクタにおいて、 複数個の前記筒状体は、中心軸を共通にして、かつ該中
心軸に沿って配置されていることを特徴とする低EMI
ケーブルコネクタ。 - 【請求項19】 請求項16,17または18に記載の
低EMIケーブルコネクタにおいて、 前記筒状体は、夫々中心軸の方向の位置調整が可能に構
成したことを特徴とする低EMIケーブルコネクタ。 - 【請求項20】 請求項8〜19のいずれか1つに記載
の低EMIケーブルコネクタにおいて、 前記誘電体部の誘電率がほぼ300以上であることを特
徴とする低EMIケーブルコネクタ。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8180863A JPH1027987A (ja) | 1996-07-10 | 1996-07-10 | 低emi回路基板及び低emiケーブルコネクタ |
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