JPH10280209A - 下肢部保護衣料 - Google Patents

下肢部保護衣料

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JPH10280209A
JPH10280209A JP9083120A JP8312097A JPH10280209A JP H10280209 A JPH10280209 A JP H10280209A JP 9083120 A JP9083120 A JP 9083120A JP 8312097 A JP8312097 A JP 8312097A JP H10280209 A JPH10280209 A JP H10280209A
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strong tightening
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孝子 藤井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主として、下肢部の中でも大腿部後面の筋肉
であるハムストリングスの補強に有効な下肢部保護衣料
を提供する。 【解決手段】 少なくとも、膝蓋部を越える程度の長さ
の脚部を持つ下半身部を有する、伸縮性生地からなる衣
料であって、前記衣料は部分的に緊締力の強い部分を有
しており、前記緊締力の強い部分として少なくとも
(A)大転子上方から大転子を通り、さらに大腿二頭筋
をサポートするために大腿二頭筋と腸脛靭帯との境界近
傍上を通って、大腿二頭筋の筋腹を横切らずに大腿二頭
筋の筋腹の下方の腱部分近傍4を斜め方向に横切って脛
骨上端近傍5に至る強緊締力部101を備えた下肢部保
護衣料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は下腿部保護衣料に関
する。特に本発明は人体表面にほぼ密着して着用され
る、主として、下肢部の中でも大腿部後面の筋肉である
ハムストリングスの補強に有効な保護衣料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より各種のスポーツやトレーニング
等において、下肢部の筋肉に負担がかかり過ぎて、この
部位に障害を生じる場合がしばしば生じている。そこ
で、かかる筋肉の障害を予防するため、あるいは、障害
が生じた場合に関連する筋肉や骨をサポートするため、
テーピング処置や、いわゆるサポーターの着用がなされ
ていた。しかしながら、テーピング処置はテーピング技
術に熟練度が要求されるなどの問題点を有している。ま
た、テーピングは、筋肉が過度に収縮しないように、筋
肉の動きを制限するものであり、一方、サポーターの着
用も、関節上につけて、関節の動きを制限して、間接的
に筋肉の動きを制限するものが多い。従って、どちらも
筋肉の動きを制限するものであって、筋肉の収縮を補助
する作用を持つものではなかった。
【0003】そこで、緊締力の強い部分が下肢部の特定
の筋肉をサポートするような構造を有する下肢部保護衣
料が開発されており(特開平4−343868号公報、
特公平6−41641号公報、特公平6−51921号
公報)、これらの下肢部保護衣料は、装着が容易で素人
にも簡単に適正な装着ができ、着用状態で苦痛がなく着
心地が良好で、皮膚の蒸れによる痒みの発生などの衛生
上の問題もなく、しかも筋肉の収縮を補助し、伸びた筋
肉が元に戻りやすくその働きを助けるため、運動時の筋
肉の疲労が少なくなるという効果を発揮し、下肢部の特
定の障害などの予防や治療の促進に有効なものである。
【0004】尚、上記の公報に記載されている下肢部保
護衣料は、大腿部側面又は前面の筋肉や、膝蓋部より下
方の筋肉をサポートするものである。それらの中で、例
えば、大腿四頭筋は股関節を曲げて、膝関節を伸ばす働
きを有するものであるが、膝関節は伸展位にあると不安
定になるので、衝撃を受けると靭帯の断裂と共に関節周
辺の骨折をきたしやすい。このことから大腿四頭筋をサ
ポートすることにより、その働きを強化し、それらの傷
害を予防することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したよう
に従来の下肢部保護衣料は、大腿部側面又は前面の筋肉
についてサポートされているもののみであり、大腿部後
面の筋肉であるハムストリングスについてサポートされ
ているものはなかった。ここで、ハムストリングスと
は、大腿部後面にある、大腿二頭筋、半腱様筋及び半膜
様筋を併せたものを指し、これらの筋肉は、例えば、
走る動作の中でも、特に加速する局面で地面を強く後ろ
に押す際、ジャンプ時により高く跳ぶため、自転車
のペダルを踏み込んだ後に引き上げる際などに主として
使われる筋肉であり、股関節を伸ばし、膝関節を曲げた
り、内転する働きを持つものである。このような作用を
有するハムストリングスは、その他、ラグビー、サッカ
ー、バスケットボール、バレーボール、野球、ゴルフ、
競輪、ボブスレーなどの様々なスポーツにおいても重要
な働きを有するものである。一例を挙げると、ラグビー
ではスクラム後にブレイクしてから、素早く走るという
動作に結び付くものであり、大腿後面をうまく使えてい
ない場合には、力のいれどころを前面から後面に切り換
える必要が生じ、スムーズにその動作が行なえない。バ
スケットボールにおいてもリバウンドを取った後の次の
プレーについても同様なことが言える。すなわち、股関
節伸筋は、前後方向への骨盤の安定性に重要な役目を果
たし、特に正常歩行時の股関節伸展に関与するものであ
り、地面をキックする種目(走る、バスケットボール、
バレーボール等)は、骨盤が上下すると、力が分散し
て、次の動作に移れない。また、バレーボールのジャン
プにおいても、局面によっては膝を深く曲げずに跳躍で
きれば助走のスピードを生かして高く跳ぶことが有利で
あるが、このような場合には大腿後面を主体に跳ぶこと
が必要とされる。さらに、ボブスレーは、最初の押し出
しが、その後のスピードを決めるが、最初の押し出しに
使う筋肉がハムストリングスである。このように、ハム
ストリングスは各種スポーツにおいて重要な役割を果た
すものである。しかし、一般に日本人はハムストリング
スが大腿四頭筋などの大腿部前面の筋肉に比べて弱いと
いう指摘がなされている。そこで、本発明は、少なくと
も下半身部を有する伸縮性生地からなる衣料本体に、部
分的に、より緊締力の強い部分をテープ状に配した構造
の衣料とすることにより、主として、従来の下肢部保護
衣料においてはサポートされていなかった、下肢部の中
でも大腿部後面の筋肉であるハムストリングスの筋動作
をサポートすることを目的とする。
【0006】また、膝関節が屈曲している肢位というの
は、不安定なものであり、膝の靭帯や半月板が傷害され
やすいが、ラグビーやサッカー等の膝を屈曲して力を出
す種目においてはこのような傷害が起こりやすい。そこ
で、本発明は、上記のようにハムストリングスをサポー
トすることで、このような傷害を予防することも目的と
する。
【0007】さらに、膝関節の働きは、大腿部における
前後の筋肉の互いの役割を充分に果たすことによって、
バランスよく保たれるが、このようなバランスを保つた
めには、特開平4−343868号公報、特公平6−4
1641号公報、特公平6−51921号公報等に記載
されている、従来の下肢部保護衣料では大腿部前側の筋
肉のサポートのみが主体になるため充分ではなかった。
そこで、本発明は、従来の下肢部保護衣料と組み合わせ
ることによって、大腿部における前面のみならず後面の
筋肉のサポートを行ない、膝関節及び股関節全体の働き
を援助することも目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の下肢部保護衣料は、 (1)少なくとも、膝蓋部を越える程度の長さの脚部を
持つ下半身部を有する、伸縮性生地からなる衣料であっ
て、前記衣料は部分的に緊締力の強い部分を有してお
り、前記緊締力の強い部分として少なくとも下記の
(A)及び/又は(B)で表される部分を備えた下肢部
保護衣料である。 (A)大転子上方1から大転子2を通り、さらに大腿二
頭筋をサポートするために大腿二頭筋及び/又は腸脛靭
帯近傍上を通って、大腿二頭筋の筋腹を筋繊維方向に対
して直角には横切らずに大腿二頭筋の筋腹の下方の腱部
分近傍4を通って脛骨上端近傍5に至る強緊締力部。 (B)半膜様筋の上方11から半腱様筋及び半膜様筋を
サポートするために半膜様筋及び/又は大内転筋近傍上
を通って、半腱様筋及び半膜様筋の筋腹を筋繊維方向に
対して直角には横切らずに半腱様筋と半膜様筋双方の筋
腹下方の腱部分近傍13を通って腓骨上端近傍14に至
る強緊締力部。
【0009】尚、上記の下肢部保護衣料において、
(A)で表される部分は、大転子上方1から大転子2を
通り、さらに大腿二頭筋をサポートするために大腿二頭
筋と腸脛靭帯との境界近傍上3を通って、大腿二頭筋の
筋腹を横切らずに大腿二頭筋の筋腹の下方の腱部分近傍
4を斜め方向に横切って脛骨上端近傍5に至る強緊締力
部であることが好ましく、(B)で表される部分は、半
膜様筋の上方11から半腱様筋及び半膜様筋をサポート
するために半膜様筋と大内転筋との境界近傍上12を通
って、半腱様筋及び半膜様筋の筋腹を横切らずに半腱様
筋と半膜様筋双方の筋腹下方の腱部分近傍13を斜め方
向に横切って腓骨上端近傍14に至る強緊締力部である
ことが好ましい。
【0010】また、上記の下肢部保護衣料において、
(I)(A)で表される部分がさらに大転子の上方にお
いて、大腿筋膜張筋、腸脛靭帯及び中殿筋の中から選ば
れる1種以上の筋上(好ましくは、大腿筋膜張筋上6)
を通る強緊締力部を有するもの、(II)(A)で表され
る部分がさらに脛骨上端近傍5から、半腱様筋及び半膜
様筋の付着近傍上7まで至る強緊締力部を有するもの、
(III)(B)で表される部分がさらに腓骨上端近傍14
から、腓腹筋及びヒラメ筋をサポートするために腓腹筋
及び/又はヒラメ筋近傍上(好ましくは、腓腹筋とヒラ
メ筋との境界近傍上15)を通り、踝部上方近傍16に
至る強緊締力部を有するものも好ましい態様として挙げ
ることができる。
【0011】また、本発明の下肢部保護衣料は、 (2)少なくとも、膝蓋部を越える程度の長さの脚部を
持つ下半身部を有する、伸縮性生地からなる衣料であっ
て、前記衣料は部分的に緊締力の強い部分を有してお
り、前記緊締力の強い部分として少なくとも下記の
(A)及び(B’)で表される部分を備えた下肢部保護
衣料である。 (A)大転子上方1から大転子2を通り、さらに大腿二
頭筋を側面よりサポートするように大腿二頭筋及び/又
は腸脛靭帯近傍上を通って、大腿二頭筋の筋腹を筋繊維
方向に対しては直角に横切らずに大腿二頭筋の筋腹の下
方の腱部分近傍4を通って脛骨上端近傍5に至る強緊締
力部。 (B’)半腱様筋と半膜様筋双方の筋腹下方の腱部分近
傍13から腓骨上端近傍14に至る強緊締力部。
【0012】尚、上記の下肢部保護衣料において、
(A)で表される部分は、大転子上方1から大転子2を
通り、さらに大腿二頭筋をサポートするために大腿二頭
筋と腸脛靭帯との境界近傍上3を通って、大腿二頭筋の
筋腹を横切らずに大腿二頭筋の筋腹の下方の腱部分近傍
4を斜め方向に横切って脛骨上端近傍5に至る強緊締力
部であることが好ましい。
【0013】また、上記の下肢部保護衣料において、
(I)(A)で表される部分がさらに大転子の上方にお
いて、大腿筋膜張筋、腸脛靭帯及び中殿筋の中から選ば
れる1種以上の筋上(好ましくは、大腿筋膜張筋上6)
を通る強緊締力部を有するもの、(II)(A)で表され
る部分がさらに脛骨上端近傍5から、半腱様筋及び半膜
様筋の付着近傍上7まで至る強緊締力部を有するもの、
(III)(B’)で表される部分がさらに腓骨上端近傍1
4から、腓腹筋及びヒラメ筋をサポートするために腓腹
筋及び/又はヒラメ筋近傍上(好ましくは、腓腹筋とヒ
ラメ筋との境界近傍上15)を通り、踝部上方近傍16
に至る強緊締力部を有するものも好ましい態様として挙
げることができる。
【0014】また、本発明の下肢部保護衣料は、 (3)少なくとも、膝蓋部を越える程度の長さの脚部を
持つ下半身部を有する、伸縮性生地からなる衣料であっ
て、前記衣料は部分的に緊締力の強い部分を有してお
り、前記緊締力の強い部分として少なくとも下記の
(A’)及び(B)で表される部分を備えた下肢部保護
衣料である。 (A’)大腿二頭筋の筋腹の下方の腱部分近傍4から脛
骨上端近傍5に至る強緊締力部。 (B)半膜様筋の上方11から半腱様筋及び半膜様筋を
サポートするために半膜様筋及び/又は大内転筋近傍上
を通って、半腱様筋及び半膜様筋の筋腹を筋繊維方向に
対して直角には横切らずに半腱様筋と半膜様筋双方の筋
腹下方の腱部分近傍13を通って腓骨上端近傍14に至
る強緊締力部。
【0015】尚、上記の下肢部保護衣料において、
(B)で表される部分は、半膜様筋の上方11から半腱
様筋及び半膜様筋をサポートするために半膜様筋と大内
転筋との境界近傍上12を通って、半腱様筋及び半膜様
筋の筋腹を横切らずに半腱様筋と半膜様筋双方の筋腹下
方の腱部分近傍13を斜め方向に横切って腓骨上端近傍
14に至る強緊締力部であることが好ましい。
【0016】また、上記の下肢部保護衣料において、
(I)(A’)で表される部分がさらに脛骨上端近傍5
から、半腱様筋及び半膜様筋の付着近傍上7まで至る強
緊締力部を有するもの、(II)(B)で表される部分が
さらに腓骨上端近傍14から、腓腹筋及びヒラメ筋をサ
ポートするために腓腹筋及び/又はヒラメ筋近傍上(好
ましくは、腓腹筋とヒラメ筋との境界近傍上15)を通
り、踝部上方近傍16に至る強緊締力部を有するものも
好ましい態様として挙げることができる。
【0017】(4)また、本発明の下肢部保護衣料にお
いては、さらに、(C)膝蓋部よりやや下方の位置であ
る上方の外側下腿部21から、腓腹筋及びヒラメ筋をサ
ポートするために腓腹筋及び/又はヒラメ筋近傍上(好
ましくは、腓腹筋とヒラメ筋との境界近傍上15)を通
り、踝部上方近傍16に至る強緊締力部、及び膝蓋部よ
りやや下方の位置である上方の内側下腿部22から、腓
腹筋及びヒラメ筋をサポートするために腓腹筋及び/又
はヒラメ筋近傍上(好ましくは、腓腹筋とヒラメ筋との
境界近傍上23)を通り、踝部上方近傍24に至る強緊
締力部を備えたものも好ましい。
【0018】(5)また、本発明の下肢部保護衣料にお
いては、さらに、(D)大転子近傍から、腸脛靭帯及び
/又は外側広筋近傍上を通って、膝蓋部35に至り、更
に膝蓋部35から、腓腹筋及びヒラメ筋をサポートする
ために腓腹筋及び/又はヒラメ筋近傍上を通り、踝部上
方近傍16に至る外側部分と、大腿内側38から、内側
広筋をサポートするために内側広筋上39を通って、膝
蓋部35に至り、更に膝蓋部35から、腓腹筋及びヒラ
メ筋をサポートするために腓腹筋及び/又はヒラメ筋近
傍上を通り、踝部上方近傍43に至る内側部分とからな
る強緊締力部を備えたを備えたものも好ましい。
【0019】尚、(D)で表される部分は、大転子2か
ら、腸脛靭帯近傍上33、及び外側広筋近傍上34を通
って、膝蓋部35の側面に至り、更に膝蓋部35の側面
から、腓腹筋及びヒラメ筋をサポートするために腓腹筋
とヒラメ筋との境界近傍上15を通り、踝部上方近傍1
6に至る外側部分と、大腿内側38から、内側広筋の筋
腹を横切らず、内側広筋をサポートするために内側広筋
上39を通って、膝蓋部35の側面に至り、更に膝蓋部
35の側面から、腓腹筋及びヒラメ筋をサポートするた
めに腓腹筋とヒラメ筋との境界近傍上42を通り、踝部
上方近傍43に至る内側部分とからなる強緊締力部が特
に好ましい。
【0020】(6)また、本発明の下肢部保護衣料にお
いては、さらに、(D’)腰部外側31から、大殿筋上
32、大転子2、腸脛靭帯及び/又は外側広筋近傍上を
通って、膝蓋部35に至り、更に膝蓋部35から、腓腹
筋及びヒラメ筋をサポートするために腓腹筋及び/又は
ヒラメ筋近傍上を通り、踝部上方近傍16に至る外側部
分と、大腿内側38から、内側広筋をサポートするため
に内側広筋上39を通って、膝蓋部35に至り、更に膝
蓋部35から、腓腹筋及びヒラメ筋をサポートするため
に腓腹筋及び/又はヒラメ筋近傍上を通り、踝部上方近
傍43に至る内側部分とからなる強緊締力部を備えたも
のも好ましい。
【0021】尚、(D’)で表される部分は、腰部外側
31から、大殿筋上32、大転子2、腸脛靭帯近傍上3
3、及び外側広筋近傍上34を通って、膝蓋部35の側
面に至り、更に膝蓋部35の側面から、腓腹筋及びヒラ
メ筋をサポートするために腓腹筋とヒラメ筋との境界近
傍上15を通り、踝部上方近傍16に至る外側部分と、
大腿内側38から、内側広筋の筋腹を横切らず、内側広
筋をサポートするために内側広筋上39を通って、膝蓋
部35の側面に至り、更に膝蓋部35の側面から、腓腹
筋及びヒラメ筋をサポートするために腓腹筋とヒラメ筋
との境界近傍上42を通り、踝部上方近傍43に至る内
側部分とからなる強緊締力部が特に好ましい。
【0022】(7)また、本発明の下肢部保護衣料にお
いては、さらに、(E)膝蓋部よりやや下方の位置であ
る上方の外側下腿部51から、腓腹筋及びヒラメ筋をサ
ポートするために腓腹筋及び/又はヒラメ筋近傍上を通
って、腓腹筋の筋腹を筋繊維方向に対しては直角には横
切らずに腓腹筋下方の腱部分近傍を通って踝部上方近傍
54に至る強緊締力部を備えたものも好ましい。
【0023】尚、(E)で表される部分は、膝蓋部より
やや下方の位置である上方の外側下腿部51から、腓腹
筋及びヒラメ筋をサポートするために腓腹筋とヒラメ筋
との境界近傍上52を通って、腓腹筋の筋腹を横切らず
に腓腹筋の筋腹の下方の腱部分53を斜め方向に横切っ
て踝部上方近傍54に至る強緊締力部が特に好ましい。
【0024】(8)また、本発明の下肢部保護衣料にお
いては、強緊締力部が、衣料本体に所定形状の伸縮性生
地を重ね合わせて縫合又は接着されることによって形成
された部分であることが好ましい。
【0025】(9)また、本発明の下肢部保護衣料にお
いては、強緊締力部が、衣料本体に所定形状の伸縮性生
地を引き伸ばして重ね合わせて縫合又は接着されること
によって形成された部分であることが好ましい。
【0026】(10)また、本発明の下肢部保護衣料に
おいては、強緊締力部が、衣料本体の所定部分に弾性樹
脂含浸又は弾性樹脂フィルムの貼り合わせにより形成さ
れた部分であることが好ましい。
【0027】(11)また、本発明の下肢部保護衣料に
おいては、強緊締力部が、衣料本体を構成する繊維素材
のうち、弾性繊維の太さが他の部分より太い弾性繊維を
使用した部分であることが好ましい。。
【0028】(12)また、本発明の下肢部保護衣料に
おいては、強緊締力部が、衣料本体を構成する伸縮性生
地の編み組織が、より緊締力の強い編み組織からなる部
分であることが好ましい。
【0029】(13)また、本発明の下肢部保護衣料に
おいては、強緊締力部が、30〜400gfの緊締力を
有することが好ましい。 (14)また、本発明の下肢部保護衣料においては、伸
縮性生地が伸縮性ツーウェイトリコット編物及び伸縮性
ラッセル編物から選ばれた編物であることが好ましい。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の具体的実施の形態例について説明するが、本発明で
は、本発明衣料本体のどの部分に、主としてテーピング
機能を発揮する緊締力の強い部分が配置されているか、
緊締力の強い部分が配置されている衣料上における位置
の説明に身体の一部や筋肉や骨格相当部分の名称を使用
している部分もあるので、理解を容易にするために、先
ず、本発明で緊締力の強い部分の位置番号の説明に使用
する骨格や筋肉の人体における位置を説明しておく。
【0031】図39は下肢を後面から見た骨格図及び部
分筋肉図である。図39において、60が大殿筋、61
が大転子、62が腸脛靭帯、63が大腿二頭筋、64が
大内転筋、65が半膜様筋、66が半腱様筋、67が腓
骨頭、68が腓腹筋、69がヒラメ筋である。
【0032】また、図40は下肢を前面から見た骨格図
及び部分筋肉図である。図40において、70が大腿筋
膜張筋、71が外側広筋、72が膝蓋骨、73が脛骨で
ある。
【0033】尚、本発明において緊締力の強い部分が配
置されている衣料上における位置の説明に「……近傍」
と言う用語を用いているが、これは所定の指定された位
置から多少のずれがあっても、本発明の目的が達成でき
る範囲においては差し支えないということを意味してい
る。
【0034】本発明の衣類においては各強緊締力部
(A)、(A’)と(B)、(B’)等を単独で、もし
くは適宜組み合わせ、又は、更に必要に応じて(C)、
(D)、(E)等の少なくとも1つを設けることによっ
て、目的に応じた衣料とすることが可能であるが、これ
らの組み合わせの数は膨大なものとなるので、以下に代
表的なものを図面として表し、本発明の下肢部保護衣料
を説明することとする。従って、本発明の下肢部保護衣
料は図面に表されたものに限定されない。尚、本発明の
下肢部保護衣料は、脚部を持つことを必須とするので、
スカートなどの脚部を持たない衣料は本発明の下肢部保
護衣料には該当せず、タイツのように脚部に密着して装
着される下半身部を有する衣料(以下、タイツと称す
る)が本発明の下肢部保護衣料に該当する。また、図面
中の強緊締力部の幅は図面中で表された幅に限定される
ものではなく、本発明の効果を損なわない範囲で適宜、
変更可能である。さらに、図面中ではその作用を明確に
する目的で、強緊締力部が2方向に分かれたり、強緊締
力部同士がクロスしている場合に、それぞれの強緊締力
部を各々独立に表している図面が多いが、これらはそれ
ぞれの接点又はクロスする部分が連続している1つの強
緊締力部であってもよく、図面中に表されているものに
限定されるものではない。以下、タイツを用いて各強緊
締力部の説明を行なう。
【0035】図1〜4が本発明の一実施態様の(1)下
肢部保護衣料を示す図面であり、強緊締力部として
(A)強緊締力部101のみを有する下肢部保護衣料を
説明するための図面である。図1が9分丈のタイツの外
側側面図、図2が9分丈のタイツの背面図、図3及び図
4がそれぞれ6分丈の場合の外側側面図と背面図であ
る。本発明の下肢部保護衣料においては、少なくとも、
膝蓋部を越える程度の長さの脚部を持つ下半身部を有す
ることが必要である。膝蓋部を越える程度の長さとは、
具体的にタイツにおいては、通常6分丈以上になること
が多く、本発明においては、その代表的な例として、主
に9分丈のタイツを用いて説明するが、9分丈より短い
もの、例えば6分丈であってもよい。尚、強緊締力部の
態様によっては、例えば、足首近傍まで強緊締力部が存
在する場合には、当然必然的に6分丈より長くなること
が必要となるものもある。
【0036】(A)強緊締力部101について、図1及
び2を用いて説明すると、強緊締力部101は、大転子
上方1から大転子2を通り、さらに大腿二頭筋をサポー
トするために大腿二頭筋と腸脛靭帯との境界近傍上3を
通って、大腿二頭筋の筋腹を横切らずに大腿二頭筋の筋
腹の下方の腱部分近傍4を斜め方向に横切って脛骨上端
近傍5に至っている。その作用は、強緊締力部が大腿二
頭筋を側面よりサポートすることで、大腿二頭筋の収縮
力を助け、その結果、膝関節の屈曲、股関節の伸展、膝
半屈時の膝関節の外旋をサポートするものである。さら
にサポートによる作用としては、所定の筋肉、この例の
場合は、大腿二頭筋をサポートすることによって、マッ
サージ効果が生起し、血液、リンパ球の流れが促進され
ることにより、エネルギーの消耗や乳酸の蓄積が軽減さ
れ筋疲労回復が促進できる。尚、(A)強緊締力部は、
大腿二頭筋の筋腹は横切らないため、筋収縮を妨げるこ
とはない。
【0037】図7は本発明の一実施態様の(1)下肢部
保護衣料の外側側面図を示し、前記の(A)強緊締力部
101が、さらに大転子の上方において、大腿筋膜張筋
上6を通る強緊締力部102を有する下肢部保護衣料を
説明するための図面である。
【0038】尚、図7において示しているように、
(A)強緊締力部101が、大転子の上方において、大
腿筋膜張筋上6を通る強緊締力部102を有することが
好ましい。大腿筋膜張筋は大転子上を通る筋肉であり、
大転子が外れないための役割を担っている。従って、大
腿筋膜張筋を強緊締力部で上部からサポートすることに
よって、前記の効果に加えて、大転子を補強する効果を
有する。
【0039】図8は本発明の一実施態様の(1)下肢部
保護衣料の背面図を示し、前記の(A)強緊締力部10
1が、さらに脛骨上端近傍5から、半腱様筋及び半膜様
筋の付着近傍上7まで至る強緊締力部103を有する下
肢部保護衣料を説明するための図面である。
【0040】尚、図8において示しているように、
(A)強緊締力部101が、さらに脛骨上端近傍5か
ら、半腱様筋及び半膜様筋の付着近傍上7まで至る強緊
締力部103を有することが好ましい。その作用は前記
の図1及び2に示す(A)強緊締力部101をさらに延
長することで、(A)強緊締力部101と同様の効果で
ある、大腿二頭筋をサポートする効果を更に増大させる
ものである。尚、大腿二頭筋に対する効果は増大するも
のの、着用感という観点からは、半腱様筋及び半膜様筋
の付着近傍上7まで延長しない、前記の(A)強緊締力
部101のみの方が優れる。
【0041】図5及び6が本発明の一実施態様の(1)
下肢部保護衣料を示す図面であり、強緊締力部として
(B)強緊締力部104のみを有する下肢部保護衣料を
説明するための図面である。それぞれ、図5がタイツの
背面図、図6がタイツの外側側面図である。
【0042】(B)強緊締力部104について、図5及
び6を用いて説明すると、強緊締力部104は、半膜様
筋の上方11から半腱様筋及び半膜様筋をサポートする
ために半膜様筋と大内転筋との境界近傍上12を通っ
て、半腱様筋及び半膜様筋の筋腹を横切らずに半腱様筋
と半膜様筋双方の筋腹下方の腱部分近傍13を斜め方向
に横切って腓骨上端近傍14に至っている。その作用
は、強緊締力部が半腱様筋及び半膜様筋を側面よりサポ
ートすることで、半腱様筋及び半膜様筋の収縮力を助
け、その結果、半腱様筋のサポートにより、膝関節の屈
曲、股関節の伸展、膝半屈時の下腿内旋をサポートする
ものである。尚、半腱様筋及び半膜様筋のサポートによ
る作用については、上記の(A)強緊締力部における、
大腿二頭筋のサポートと同じ作用である。
【0043】図9は本発明の一実施態様の(1)下肢部
保護衣料の外側側面図を示し、前記の(B)強緊締力部
104が、さらに腓骨上端近傍14から、腓腹筋及びヒ
ラメ筋をサポートするために腓腹筋とヒラメ筋との境界
近傍上15を通り、踝部上方近傍16に至る強緊締力部
105を有する下肢部保護衣料を説明するための図面で
ある。
【0044】尚、図9において示しているように、
(B)強緊締力部104が、さらに腓骨上端近傍14か
ら、腓腹筋及びヒラメ筋をサポートするために腓腹筋と
ヒラメ筋との境界近傍上15を通り、踝部上方近傍16
に至る強緊締力部105を有することが好ましい。その
作用は腓腹筋及びヒラメ筋のサポートである。
【0045】図10及び11が本発明の一実施態様の
(1)下肢部保護衣料を示す図面であり、強緊締力部と
して(A)強緊締力部101と(B)強緊締力部104
とを同時に有する下肢部保護衣料を説明するための図面
である。それぞれ、図10がタイツの背面図、図11が
タイツの外側側面図である。このように、(A)強緊締
力部と(B)強緊締力部とを組み合わせた態様の下肢部
保護衣料の作用は、(A)強緊締力部による大腿二頭筋
のサポートと(B)強緊締力部による半腱様筋及び半膜
様筋のサポートとを兼ね合わせた作用を有する。
【0046】図12及び13が本発明の一実施態様の
(2)下肢部保護衣料を示す図面であり、強緊締力部と
して(A)強緊締力部101と(B’)強緊締力部10
6とを有する下肢部保護衣料を説明するための図面であ
る。それぞれ、図12がタイツの背面図、図13がタイ
ツの外側側面図である。
【0047】(B’)強緊締力部106について、図1
2を用いて説明すると、(B’)強緊締力部106は、
半腱様筋と半膜様筋双方の筋腹下方の腱部分近傍13
(すなわち、(A)強緊締力部101と交差する部分)
から腓骨近傍14に至る部分を指し、(B)強緊締力部
104の一部分である。
【0048】このような上記下肢部保護衣料の作用は、
主に(A)強緊締力部による大腿二頭筋のサポートであ
るが、(B’)強緊締力部によって半腱様筋及び半膜様
筋のサポートも兼ね合わせた作用を有する。
【0049】図14は本発明の一実施態様の(2)下肢
部保護衣料を示す外側側面図であり、図12及び13で
示される下肢部保護衣料において、(A)強緊締力部1
01が、大転子の上方において、大腿筋膜張筋上6を通
る強緊締力部102を有する下肢部保護衣料を説明する
ための図面である。
【0050】図15は本発明の一実施態様の(2)下肢
部保護衣料を示す背面図であり、図14で示される下肢
部保護衣料において、(A)強緊締力部101が、さら
に脛骨上端近傍5から、半腱様筋及び半膜様筋の付着近
傍上7まで至る強緊締力部103を有する下肢部保護衣
料を説明するための図面である。
【0051】図16は本発明の一実施態様の(2)下肢
部保護衣料を示す外側側面図であり、図12及び13で
示される下肢部保護衣料において、(B’)強緊締力部
106が、さらに腓骨上端近傍14から、腓腹筋及びヒ
ラメ筋をサポートするために腓腹筋とヒラメ筋との境界
近傍上15を通り、踝部上方近傍16に至る強緊締力部
105を有する下肢部保護衣料を説明するための図面で
ある。
【0052】図17は本発明の一実施態様の(2)下肢
部保護衣料を示す外側側面図であり、図15で示される
下肢部保護衣料において、(B’)強緊締力部106
が、さらに腓骨上端近傍14から、腓腹筋及びヒラメ筋
をサポートするために腓腹筋とヒラメ筋との境界近傍上
15を通り、踝部上方近傍16に至る強緊締力部105
を有する下肢部保護衣料を説明するための図面である。
【0053】尚、図14〜17において示しているよう
に、(A)強緊締力部101が、大転子の上方におい
て、大腿筋膜張筋上6を通る強緊締力部102を有する
こと、(A)強緊締力部101が、さらに脛骨上端近傍
5から、半腱様筋及び半膜様筋の付着近傍上7まで至る
強緊締力部103を有すること、(B’)強緊締力部1
06が、さらに腓骨上端近傍14から、腓腹筋及びヒラ
メ筋をサポートするために腓腹筋とヒラメ筋との境界近
傍上15を通り、踝部上方近傍16に至る強緊締力部1
05を有することは、上記の(1)下肢部保護衣料の場
合と同様の理由で好ましい。
【0054】図18及び19が本発明の一実施態様の
(3)下肢部保護衣料を示す図面であり、強緊締力部と
して(A’)強緊締力部107と(B)強緊締力部10
4とを有する下肢部保護衣料を説明するための図面であ
る。それぞれ、図18がタイツの背面図、図19がタイ
ツの外側側面図である。
【0055】(A’)強緊締力部107について、図1
8を用いて説明すると、(A’)強緊締力部107は、
大腿二頭筋の筋腹の下方の腱部分近傍4(すなわち、
(B)強緊締力部104と交差する部分)から脛骨上端
近傍5に至る部分を指し、(A)強緊締力部101の一
部分である。
【0056】このような上記下肢部保護衣料の作用は、
主に(B)強緊締力部104による半腱様筋及び半膜様
筋のサポートであるが、(A’)強緊締力部107によ
って大腿二頭筋のサポートも兼ね合わせた作用を有す
る。
【0057】図20及び21は本発明の一実施態様の
(3)下肢部保護衣料を示す図面であり、図18及び1
9で示される下肢部保護衣料において、(A’)強緊締
力部107が、さらに脛骨上端近傍5から、半腱様筋及
び半膜様筋の付着近傍上7まで至る強緊締力部103を
有する下肢部保護衣料を説明するための図面である。そ
れぞれ、図20が背面図、図21が外側側面図である。
図22は本発明の一実施態様の(3)下肢部保護衣料を
示す外側側面図であり、図18及び19で示される下肢
部保護衣料において、(B)強緊締力部104が、さら
に腓骨上端近傍14から、腓腹筋及びヒラメ筋をサポー
トするために腓腹筋とヒラメ筋との境界近傍上15を通
り、踝部上方近傍16に至る強緊締力部105を有する
下肢部保護衣料を説明するための図面である。
【0058】図23は本発明の一実施態様の(3)下肢
部保護衣料を示す外側側面図であり、図20及び21で
示される下肢部保護衣料において、(B)強緊締力部1
04が、さらに腓骨上端近傍14から、腓腹筋及びヒラ
メ筋をサポートするために腓腹筋とヒラメ筋との境界近
傍上15を通り、踝部上方近傍16に至る強緊締力部1
05を有する下肢部保護衣料を説明するための図面であ
る。
【0059】尚、図20〜23において示しているよう
に、(A’)強緊締力部107が、さらに脛骨上端近傍
5から、半腱様筋及び半膜様筋の付着近傍上7まで至る
強緊締力部103を有すること、(B)強緊締力部10
4が、さらに腓骨上端近傍14から、腓腹筋及びヒラメ
筋をサポートするために腓腹筋とヒラメ筋との境界近傍
上15を通り、踝部上方近傍16に至る強緊締力部10
5を有することが、上記の(1)下肢部保護衣料の場合
と同様の理由で好ましい。
【0060】図24及び25が本発明の一実施態様の
(4)下肢部保護衣料を示す図面であり、強緊締力部と
して(C)強緊締力部が加わった点を特に説明するため
の図面で、(A)強緊締力部及び(B)強緊締力部と組
み合わせた態様として示した。それぞれ、図24がタイ
ツの背面図、図25がタイツの外側側面図である。
【0061】(C)強緊締力部について、図24を用い
て説明すると、(C)強緊締力部は、膝蓋部よりやや下
方の位置である上方の外側下腿部21から、腓腹筋及び
ヒラメ筋をサポートするために腓腹筋とヒラメ筋との境
界近傍上15を通り、踝部上方近傍16に至る強緊締力
部108、及び膝蓋部よりやや下方の位置である上方の
内側下腿部22から、腓腹筋及びヒラメ筋をサポートす
るために腓腹筋とヒラメ筋との境界近傍上23を通り、
踝部上方近傍24に至る強緊締力部109からなる。そ
の作用は腓腹筋及びヒラメ筋のサポートである。
【0062】図26〜29が本発明の一実施態様の
(5)下肢部保護衣料を示す図面であり、強緊締力部と
して(D)強緊締力部が加わった点を特に説明するため
の図面で、(A)強緊締力部と組み合わせた態様として
示した。それぞれ、図26がタイツの正面図、図27が
タイツの内側側面図、図28がタイツの背面図、図29
がタイツの外側側面図である。
【0063】まず、(D)強緊締力部の外側部分110
について、図29を用いて説明すると、強緊締力部は、
大転子2から、腸脛靭帯近傍上33、及び外側広筋近傍
上34を通って、膝蓋部35の側面に至り、更に膝蓋部
35の側面から、腓腹筋及びヒラメ筋をサポートするた
めに腓腹筋とヒラメ筋との境界近傍上15を通り、踝部
上方近傍16に至っている。その作用は膝部より上方に
おいては、大腿部前面の筋肉である大腿四頭筋をサポー
トし、膝部より下方においては、腓腹筋及びヒラメ筋を
サポートする。
【0064】次に、(D)強緊締力部の内側部分111
について、図27を用いて説明すると、強緊締力部は、
大腿内側38から、内側広筋の筋腹を横切らず、内側広
筋をサポートするために内側広筋上39を通って、膝蓋
部35の側面に至り、更に膝蓋部35の側面から、腓腹
筋及びヒラメ筋をサポートするために腓腹筋とヒラメ筋
との境界近傍上42を通り、踝部上方近傍43に至って
いる。その作用は、膝部より上方においては、内側広筋
をサポートし、膝部より下方においては、腓腹筋及びヒ
ラメ筋をサポートする。
【0065】尚、膝部については、図26を用いてさら
に詳細に説明すると、外側部分110においては、膝蓋
部35の上方と下方の内よりにおいて二ツ山型40、4
1を形成して膝蓋部35を避ける構造とし、内側部分1
11においては、膝蓋部35の上方と下方の外よりにお
いて二ツ山型36、37を形成して膝蓋部35を避ける
構造とすると同時に、対向各二ツ山型40と41、36
と37とが交差する構造となることが好ましい。膝部が
このような構造をとることにより、膝蓋靭帯や側副靭帯
をサポートする作用を有する。
【0066】図30は本発明の一実施態様の(5)下肢
部保護衣料を示す外側側面図であり、上記の図26〜2
9は(A)強緊締力部と(D)強緊締力部とが別々の独
立の生地により構成された衣料を表した図面であるが、
図30は(A)強緊締力部と(D)強緊締力部とが一体
になった生地により構成され、かつ、(A)強緊締力部
の大転子より上方の部分の幅が、図29で表された幅よ
りも大きく、(5)下肢部保護衣料の好ましい実施態様
の一つとして挙げた。
【0067】図34及び35は本発明の一実施態様の
(5)下肢部保護衣料を示す図面であり、図30で示さ
れる下肢部保護衣料に上半身部を付け加えた態様を示す
図面である。それぞれ、図34が衣料の正面図、図35
が衣料の背面図である。
【0068】本発明の下肢部保護衣料は少なくとも下半
身部を有する衣料であるが、図34及び35で示される
下肢部保護衣料のように、上半身部を有していてもよ
い。図34及び35において、80及び81が上半身部
であるが、上半身部を有する下肢部保護衣料は、この態
様に限られるものではなく、他の全ての態様においても
同様に適用できる。
【0069】図31が本発明の一実施態様の(6)下肢
部保護衣料を示す外側側面図であり、強緊締力部として
(D’)強緊締力部が加わった点を特に説明するための
図面である。
【0070】(D’)強緊締力部は、図31において示
されているように、(D)強緊締力部の大転子2より上
方において、腰部外側31から、大殿筋上32を通っ
て、大転子2に至る部分の強緊締力部112が延長され
たものであり、延長された大転子2より上方の強緊締力
部112については、大殿筋をサポートする役割を果た
す。
【0071】図32及び33が本発明の一実施態様の
(7)下肢部保護衣料を示す図面であり、強緊締力部と
して(E)強緊締力部113が加わった点を特に説明す
るための図面で、(A)強緊締力部と組み合わせた態様
として示した。それぞれ、図32がタイツの外側側面
図、図33がタイツの背面図である。
【0072】(E)強緊締力部113について、図32
及び33を用いて説明すると、強緊締力部113は、膝
蓋部よりやや下方の位置である上方の外側下腿部51か
ら、腓腹筋及びヒラメ筋をサポートするために腓腹筋と
ヒラメ筋との境界近傍上52を通って、腓腹筋の筋腹を
横切らずに腓腹筋の筋腹の下方の腱部分53を斜め方向
に横切って踝部上方近傍54に至っている。その作用は
腓腹筋及びヒラメ筋のサポートである。
【0073】以上、図1〜35を用いて本発明の具体的
実施の形態例について説明したが、前述したように、本
発明の下肢部保護衣料は図面に表されたものに限定され
るものではない。例えば、図1〜35においては、
(A)強緊締力部における、脛骨上端近傍5及び半腱様
筋及び半膜様筋の付着近傍上7は比較的、上方の位置に
示され、(B)強緊締力部における、半膜様筋の上方1
1及び半膜様筋と大内転筋の境界近傍上12も比較的、
上方の位置に示されている。参考のために、これらの位
置が下方となった図面についても図36〜38に例示す
る。
【0074】図36は、(A)強緊締力部における、脛
骨上端近傍5及び半腱様筋及び半膜様筋の付着近傍上7
が比較的、下方の位置である例であり、(A)強緊締力
部101が大転子の上方において、大腿筋膜張筋上6を
通る強緊締力部102と、脛骨上端近傍5から、半腱様
筋及び半膜様筋の付着近傍7まで至る強緊締力部103
を有する下肢部保護衣料の背面図である。
【0075】図37は、(B)強緊締力部における、半
膜様筋の上方11及び半膜様筋と大内転筋の境界近傍上
12が比較的、下方の位置である例であり、(B)強緊
締力部104のみを有する下肢部保護衣料の背面図であ
る。
【0076】図38は、図36で示された(A)強緊締
力部と図37で示された(B)強緊締力部とを組み合わ
せた下肢部保護衣料の背面図である。本発明の下肢部保
護衣料は、伸縮性生地からなる衣料であって、部分的に
緊締力の強い部分(強緊締力部)を有するものである。
【0077】本発明の下肢部保護衣料において、強緊締
力部の付与方法としては、衣料本体に所定形状の伸縮性
生地を重ね合わせてそれを縫合されることによって形成
してもよいし、衣料本体に所定形状の伸縮性生地を重ね
合わせてそれを接着することによって形成してもよい。
これらの方法によれば、容易に耐久性のある衣料を製造
することができる。もちろん、強緊締力部とそれ以外の
部分をそれぞれ所定形状のパーツにして、それらを接ぎ
合わせて本発明の下肢部保護衣料を形成してもよいが、
縫製が複雑になり、やや手間がかかる。
【0078】また、そのほか例えば、衣料本体に所定形
状の伸縮性生地を引き伸ばして重ね合わせて縫合または
接着する方法によって強緊締力部を形成してもよい。こ
れらの方法によれば、強緊締力部により強力な緊締力を
付与する場合に好適である。
【0079】また、衣料本体の所定部分に弾性樹脂含浸
または弾性樹脂フイルムの貼り合わせによる方法によっ
て強緊締力部を形成してもよい。これらの方法によれ
ば、強緊締力部の厚みが比較的薄いものを得ることがで
きる。弾性樹脂としてはポリウレタン樹脂やポリエステ
ルエラストマー樹脂その他の適宜の弾性樹脂が適用でき
る。
【0080】また、衣料本体を構成する繊維素材のう
ち、弾性繊維の太さが他の部分より太い弾性繊維を使用
する方法によって強緊締力部を形成してもよい。これら
の方法によれば、重ね合わせをしなくてもすむので、強
緊締力部の厚みがより薄いものを得ることができる。
【0081】また、衣料本体を構成する伸縮性生地の編
み組織がより緊締力の強い編み組織にする方法によって
強緊締力部を形成してもよい。これらの方法によれば、
同様に重ね合わせをしなくてもすむので、強緊締力部の
厚みがより薄いものを得ることができる。
【0082】上記した強緊締力部の付与方法の中でも、
衣料本体に所定形状の伸縮性生地を重ね合わせてそれを
縫合することによって形成する方法と、衣料本体に所定
形状の伸縮性生地を引き伸ばして重ね合わせて縫合する
方法とが好ましい。尚、これらの方法によれば、衣料本
体に縫合される伸縮性生地の緊締力は衣料本体の伸縮性
生地の緊締力よりもやや小さくても、同じでも、大きく
てもよい。衣料本体に伸縮性生地が重ね合わせられた結
果、重ね合わされた部分の緊締力が増大するからであ
る。どのくらいの緊締力の生地を重ね合わせたらよいか
は、スポーツの種類やそれぞれの着用者の障害の程度や
目的とする障害予防の程度や、衣料本体の有する緊締力
の程度などによって適宜選定すればよい。
【0083】強緊締力部の緊締力としては、特に限定す
るものではないが、ほぼその長さ方向で30〜400g
fの緊締力を有する様に設計することが好ましい。この
ような緊締力の範囲において、本発明の作用が効果的に
発揮され、また、圧迫感が余りに強過ぎることもなく着
用感が良好で好ましい。
【0084】緊締力の測定方法としては、インストロン
型万能引張試験機(島津製作所製“オートグラフ”AG
−500D)を用い、引張り速度300±20mm/m
inにて試料長(つかみ間隔)の80%までの伸長回復
を3回繰り返し、3回目の伸長回復の際の30%伸長時
および回復時の値のうちの回復時の値を読み取り緊締力
とする。試料の大きさは幅2.5cm、長さ16cm、
上部つかみ2.5cm、下部つかみ3.5cm、引張間
隔10cmとすることが好ましいが、かかる大きさの試
料が測定対象の衣料から切り出せない場合にはそれより
小さくても差し支えない。ただ、試料の大きさが小さく
なるほど、測定誤差が大きくなるので、切り出せる範囲
でできるだけ大きな試料を採取して測定することが好ま
しい。尚、衣料本体に伸縮性生地などが重ね合わせられ
て強緊締力部が形成されている様な場合は、その緊締力
の測定試料としては、当然のことながら重ね合わされた
試料を測定する必要がある。
【0085】本発明の下肢部保護衣料における強緊締力
部の幅は、強緊締力部の存在部位、用いる素材の緊締力
の強さ、強緊締力部の形成手段、着用者の障害の程度や
障害部位、または障害予防の目的、大人か子供かなどに
よって適宜本発明の目的が達成される範囲で適当な幅に
すれば良く、特に限定するものではないが、例えば、最
も幅の広い部分は通常5〜15cm程度、より好ましく
は8〜13cm程度が好ましく、その他の強緊締力部の
幅は、例えば大腿部外側側部の一番細い幅で、通常2〜
10cm程度、より好ましくは4〜8cm程度が好まし
い。もちろん本発明の目的が達成される範囲に於いて、
強緊締力部の幅は、部位に応じて部分的に狭幅になった
り、広幅になったりすることがあるのは差し支えない。
【0086】また、本発明の下肢部保護衣料は、伸縮性
生地として、衣料本体部分や各強緊締力部において、伸
縮性を有するポリウレタン繊維含有ラッセル編物である
ポリウレタン繊維含有パワーネットや、ポリウレタン繊
維含有トリコット編物であるポリウレタン繊維含有ツー
ウェイトリコット編物などを好ましく用いることができ
るので、従来の比較的厚地のパイル地やネオプレンシー
トなどを用いるサポーターなどに比べて、通常の衣服を
作成する際に用いられている程度の厚み、例えば約0.
3〜0.8mmの厚みの生地が使用でき、したがって着
用時のプロポーションなどの外観が低下が少なく、身体
によくフィットし、通気性も比較的良好な下肢部保護衣
料を提供できる。パワーネットの種類としては、例え
ば、プレーンパワーネット、サテンパワーネット、ツー
ウェイラッセル、“トリスキン”(ト部株式会社の商
標)などが挙げられる。尚、ちなみに、前記の図1〜3
8におけるタイツにおいてはタイツ本体を構成する生地
としてはポリエステル繊維80%、ポリウレタン繊維2
0%からなる伸縮性素材であるツーウェイトリコット編
物(緊締力:タイツほぼ横方向45gf、タイツほぼ縦
方向33gf)を用い、強緊締力部に裏打ちされた生地
としては、ナイロン繊維62%、ポリウレタン繊維38
%からなる伸縮性素材であるパワ−ネット編物(緊締
力:裏打素材の長手方向272gf、幅方向88gf)
を用いたが、これに限定されるものではないことはもち
ろんである。
【0087】強緊締力部の緊締力はすべて同一である必
要はなく、部位に応じて異なった緊締力としてもよい。
【0088】
【発明の効果】本発明は、(1)少なくとも、膝蓋部を
越える程度の長さの脚部を持つ下半身部を有する、伸縮
性生地からなる衣料であって、前記衣料は部分的に緊締
力の強い部分を有しており、前記緊締力の強い部分とし
て少なくとも下記の(A)及び/又は(B)で表される
部分を備えた下肢部保護衣料とすることにより、強緊締
力部が大腿二頭筋を側面よりサポートし、大腿二頭筋の
収縮力を助け、その結果、膝関節の屈曲、股関節の伸
展、膝半屈時の膝関節の外旋をサポートし、また、強緊
締力部が半腱様筋及び半膜様筋を側面よりサポートし、
半腱様筋及び半膜様筋の収縮力を助け、その結果、半腱
様筋のサポートにより、膝関節の屈曲、股関節の伸展、
膝半屈時の下腿内旋をサポートする下肢部保護衣料を提
供できる。また、大腿二頭筋、半腱様筋及び半膜様筋を
サポートすることによって、膝関節の屈曲を要する各種
スポーツにおいて、膝の靭帯や半月板の傷害を緩和する
ことができる。さらに、大腿二頭筋、半腱様筋及び半膜
様筋をサポートすることによって、マッサージ効果が生
起し、血液、リンパ球の流れが促進されることにより、
エネルギーの消耗や乳酸の蓄積による筋疲労回復が促進
できる。 (A)大転子上方1から大転子2を通り、さらに大腿二
頭筋をサポートするために大腿二頭筋及び/又は腸脛靭
帯近傍上を通って、大腿二頭筋の筋腹を筋繊維方向に対
して直角には横切らずに大腿二頭筋の筋腹の下方の腱部
分近傍4を通って脛骨上端近傍5に至る強緊締力部。 (B)半膜様筋の上方11から半腱様筋及び半膜様筋を
サポートするために半膜様筋及び/又は大内転筋近傍上
を通って、半腱様筋及び半膜様筋の筋腹を筋繊維方向に
対して直角には横切らずに半腱様筋と半膜様筋双方の筋
腹下方の腱部分近傍13を通って腓骨上端近傍14に至
る強緊締力部。
【0089】また、上記の効果の他に、装着が容易で素
人にも自分一人でも簡単に適正な装着ができ、入浴時な
どは必要に応じて容易に脱ぐことができ、したがって、
テーピングの様にいちいち専門家の処置を受ける煩わし
さがなく、気軽に着用でき、しかも下肢筋肉の障害など
の予防や治療の促進に有効である。
【0090】また、衣料に強緊締力部が内臓されている
ことにより、通常のテーピングのように常にテーピング
を施した部分に圧力がかかっているという状態ではな
く、動きによって圧力の緩急の差がつけやすく、通常時
は小さいサポート力で楽な着心地であり、動くことによ
り適度な緊締力が発揮される。したがって、着用感が良
好で、かつ、下肢筋肉の障害などの予防や治療の促進に
有効である。
【0091】また、テーピングの場合の如く、テープが
粘着剤で皮膚に密着されている状態ではないので、皮膚
の蒸れによる痒みの発生などの衛生上の問題も改良され
る。更に、着用時のプロポーションなどの外観が低下が
少なく、通気性も比較的良好である。
【0092】上記の(1)下肢部保護衣料において、
(I)(A)で表される部分がさらに大転子の上方にお
いて、大腿筋膜張筋、腸脛靭帯及び中殿筋の中から選ば
れる1種以上の筋上(好ましくは、大腿筋膜張筋上6)
を通る強緊締力部を有するもの、(II)(A)で表され
る部分がさらに脛骨上端近傍5から、半腱様筋及び半膜
様筋の付着近傍上7まで至る強緊締力部を有するもの、
(III)(B)で表される部分がさらに腓骨上端近傍14
から、腓腹筋及びヒラメ筋をサポートするために腓腹筋
及び/又はヒラメ筋近傍上(好ましくは、腓腹筋とヒラ
メ筋との境界近傍上15)を通り、踝部上方近傍16に
至る強緊締力部を有するものとすることにより、腓腹筋
及びヒラメ筋もサポートできる下肢部保護衣料を提供で
きる。
【0093】また、本発明は、(2)少なくとも、膝蓋
部を越える程度の長さの脚部を持つ下半身部を有する、
伸縮性生地からなる衣料であって、前記衣料は部分的に
緊締力の強い部分を有しており、前記緊締力の強い部分
として少なくとも下記の(A)及び(B’)で表される
部分を備えた下肢部保護衣料とすることにより、主とな
る大腿二頭筋のサポートに加えて、半腱様筋及び半膜様
筋のサポートも兼ね合わせた作用を有する下肢部保護衣
料を提供できる。 (A)大転子上方1から大転子2を通り、さらに大腿二
頭筋を側面よりサポートするように大腿二頭筋及び/又
は腸脛靭帯近傍上を通って、大腿二頭筋の筋腹を筋繊維
方向に対しては直角に横切らずに大腿二頭筋の筋腹の下
方の腱部分近傍4を通って脛骨上端近傍5に至る強緊締
力部。 (B’)半腱様筋と半膜様筋双方の筋腹下方の腱部分近
傍13から腓骨上端近傍14に至る強緊締力部。
【0094】また、上記の下肢部保護衣料において、
(I)(A)で表される部分がさらに大転子の上方にお
いて、大腿筋膜張筋、腸脛靭帯及び中殿筋の中から選ば
れる1種以上の筋上(好ましくは、大腿筋膜張筋上6)
を通る強緊締力部を有するもの、(II)(A)で表され
る部分がさらに脛骨上端近傍5から、半腱様筋及び半膜
様筋の付着近傍上7まで至る強緊締力部を有するもの、
(III)(B’)で表される部分がさらに腓骨上端近傍1
4から、腓腹筋及びヒラメ筋をサポートするために腓腹
筋及び/又はヒラメ筋近傍上(好ましくは、腓腹筋とヒ
ラメ筋との境界近傍上15)を通り、踝部上方近傍16
に至る強緊締力部を有するものとすることにより、前記
の(1)下肢部保護衣料の場合と同様の効果を有する下
肢部保護衣料を提供できる。
【0095】また、本発明は、(3)少なくとも、膝蓋
部を越える程度の長さの脚部を持つ下半身部を有する、
伸縮性生地からなる衣料であって、前記衣料は部分的に
緊締力の強い部分を有しており、前記緊締力の強い部分
として少なくとも下記の(A’)及び(B)で表される
部分を備えた下肢部保護衣料とすることにより、主とな
る半腱様筋及び半膜様筋のサポートに加えて、大腿二頭
筋のサポートも兼ね合わせた作用を有する下肢部保護衣
料を提供できる。 (A’)大腿二頭筋の筋腹の下方の腱部分近傍4から脛
骨上端近傍5に至る強緊締力部。 (B)半膜様筋の上方11から半腱様筋及び半膜様筋を
サポートするために半膜様筋及び/又は大内転筋近傍上
を通って、半腱様筋及び半膜様筋の筋腹を筋繊維方向に
対して直角には横切らずに半腱様筋と半膜様筋双方の筋
腹下方の腱部分近傍13を通って腓骨上端近傍14に至
る強緊締力部。
【0096】また、上記の下肢部保護衣料において、
(I)(A’)で表される部分がさらに脛骨上端近傍5
から、半腱様筋及び半膜様筋の付着近傍上7まで至る強
緊締力部を有するもの、(II)(B)で表される部分が
さらに腓骨上端近傍14から、腓腹筋及びヒラメ筋をサ
ポートするために腓腹筋及び/又はヒラメ筋近傍上(好
ましくは、腓腹筋とヒラメ筋との境界近傍上15)を通
り、踝部上方近傍16に至る強緊締力部を有するものと
することにより、前記の(1)下肢部保護衣料の場合と
同様の効果を有する下肢部保護衣料を提供できる。
【0097】(4)また、本発明の下肢部保護衣料にお
いては、さらに、(C)膝蓋部よりやや下方の位置であ
る上方の外側下腿部21から、腓腹筋及びヒラメ筋をサ
ポートするために腓腹筋及び/又はヒラメ筋近傍上(好
ましくは、腓腹筋とヒラメ筋との境界近傍上15)を通
り、踝部上方近傍16に至る強緊締力部、及び膝蓋部よ
りやや下方の位置である上方の内側下腿部22から、腓
腹筋及びヒラメ筋をサポートするために腓腹筋及び/又
はヒラメ筋近傍上(好ましくは、腓腹筋とヒラメ筋との
境界近傍上23)を通り、踝部上方近傍24に至る強緊
締力部を備えた本発明の好ましい態様とすることによ
り、腓腹筋及びヒラメ筋もサポートできる下肢部保護衣
料を提供できる。
【0098】(5)また、本発明の下肢部保護衣料にお
いては、さらに、(D)大転子近傍から、腸脛靭帯及び
/又は外側広筋近傍上を通って、膝蓋部35に至り、更
に膝蓋部35から、腓腹筋及びヒラメ筋をサポートする
ために腓腹筋及び/又はヒラメ筋近傍上を通り、踝部上
方近傍16に至る外側部分と、大腿内側38から、内側
広筋をサポートするために内側広筋上39を通って、膝
蓋部35に至り、更に膝蓋部35から、腓腹筋及びヒラ
メ筋をサポートするために腓腹筋及び/又はヒラメ筋近
傍上を通り、踝部上方近傍43に至る内側部分とからな
る強緊締力部を備えた本発明の好ましい態様とすること
により、(A)強緊締力部及び/又は(B)強緊締力部
によるサポートに加えて、膝部より上方においては、大
腿部前面の筋肉である大腿四頭筋をサポートでき、膝部
より下方においては、腓腹筋及びヒラメ筋をサポートで
きる下肢部保護衣料を提供できる。従って、このような
組み合わせとすることにより、特に大腿部における前面
及び後面の筋肉をバランス良くサポートすることが可能
となる。その結果、大腿部における前面及び後面の筋肉
の互いの役割が充分に発揮され、膝関節及び膝関節全体
の働きを援助することができる。
【0099】(6)また、本発明の下肢部保護衣料にお
いては、さらに、(D’)腰部外側31から、大殿筋上
32、大転子2、腸脛靭帯及び/又は外側広筋近傍上3
4を通って、膝蓋部35に至り、更に膝蓋部35から、
腓腹筋及びヒラメ筋をサポートするために腓腹筋及び/
又はヒラメ筋近傍上を通り、踝部上方近傍16に至る外
側部分と、大腿内側38から、内側広筋をサポートする
ために内側広筋上39を通って、膝蓋部35に至り、更
に膝蓋部35から、腓腹筋及びヒラメ筋をサポートする
ために腓腹筋及び/又はヒラメ筋近傍上を通り、踝部上
方近傍43に至る内側部分とからなる強緊締力部を備え
た本発明の好ましい態様とすることにより、前記(5)
下肢部保護衣料の効果に加えて、大殿筋もサポートでき
る下肢部保護衣料を提供できる。
【0100】(7)また、本発明の下肢部保護衣料にお
いては、さらに、(E)膝蓋部よりやや下方の位置であ
る上方の外側下腿部51から、腓腹筋及びヒラメ筋をサ
ポートするために腓腹筋及び/又はヒラメ筋近傍上を通
って、腓腹筋の筋腹を筋繊維方向に対しては直角には横
切らずに腓腹筋下方の腱部分近傍を通って踝部上方近傍
54に至る強緊締力部を備えた本発明の好ましい態様と
することにより、腓腹筋及びヒラメ筋もサポートできる
下肢部保護衣料を提供できる。
【0101】(8)また、本発明の下肢部保護衣料にお
いては、強緊締力部が、衣料本体に所定形状の伸縮性生
地を重ね合わせて縫合又は接着されることによって形成
された部分である本発明の好ましい態様とすることによ
り、容易に耐久性のある衣料を製造することができる。
【0102】(9)また、本発明の下肢部保護衣料にお
いては、強緊締力部が、衣料本体に所定形状の伸縮性生
地を引き伸ばして重ね合わせて縫合又は接着されること
によって形成された部分である本発明の好ましい態様と
することにより、強緊締力部により強力な緊締力を付与
することができる。
【0103】(10)また、本発明の下肢部保護衣料に
おいては、強緊締力部が、衣料本体の所定部分に弾性樹
脂含浸又は弾性樹脂フィルムの貼り合わせにより形成さ
れた部分である本発明の好ましい態様とすることによ
り、強緊締力部の厚みが比較的薄いものを得ることがで
きる。
【0104】(11)また、本発明の下肢部保護衣料に
おいては、強緊締力部が、衣料本体を構成する繊維素材
のうち、弾性繊維の太さが他の部分より太い弾性繊維を
使用した部分である本発明の好ましい態様とすることに
より、重ね合わせをしなくてもすむので、強緊締力部の
厚みがより薄いものを得ることができる。
【0105】(12)また、本発明の下肢部保護衣料に
おいては、強緊締力部が、衣料本体を構成する伸縮性生
地の編み組織が、より緊締力の強い編み組織からなる部
分である本発明の好ましい態様とすることにより、同様
に重ね合わせをしなくてもすむので、強緊締力部の厚み
がより薄いものを得ることができる。
【0106】(13)また、本発明の下肢部保護衣料に
おいては、強緊締力部が、30〜400gfの緊締力を
有する本発明の好ましい態様とすることにより、本発明
の作用が効果的に発揮され、また、圧迫感が余りに強過
ぎることもなく着用感が良好で好ましい。
【0107】(14)また、本発明の下肢部保護衣料に
おいては、伸縮性生地が伸縮性ツーウェイトリコット編
物及び伸縮性ラッセル編物から選ばれた編物である本発
明の好ましい態様とすることにより、従来の比較的厚地
のパイル地やネオプレンシートなどを用いるサポーター
などに比べて、通常の衣服を作成する際に用いられてい
る程度の厚みの生地が使用でき、したがって着用時のプ
ロポーションなどの外観が低下が少なく、身体によくフ
ィットし、通気性も比較的良好な下肢部保護衣料を提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の下肢部保護衣料の外側側面図を示す。
【図2】本発明の下肢部保護衣料の背面図を示す。
【図3】本発明の下肢部保護衣料の外側側面図を示す。
【図4】本発明の下肢部保護衣料の背面図を示す。
【図5】本発明の下肢部保護衣料の背面図を示す。
【図6】本発明の下肢部保護衣料の外側側面図を示す。
【図7】本発明の下肢部保護衣料の外側側面図を示す。
【図8】本発明の下肢部保護衣料の背面図を示す。
【図9】本発明の下肢部保護衣料の外側側面図を示す。
【図10】本発明の下肢部保護衣料の背面図を示す。
【図11】本発明の下肢部保護衣料の外側側面図を示
す。
【図12】本発明の下肢部保護衣料の背面図を示す。
【図13】本発明の下肢部保護衣料の外側側面図を示
す。
【図14】本発明の下肢部保護衣料の外側側面図を示
す。
【図15】本発明の下肢部保護衣料の背面図を示す。
【図16】本発明の下肢部保護衣料の外側側面図を示
す。
【図17】本発明の下肢部保護衣料の外側側面図を示
す。
【図18】本発明の下肢部保護衣料の背面図を示す。
【図19】本発明の下肢部保護衣料の外側側面図を示
す。
【図20】本発明の下肢部保護衣料の背面図を示す。
【図21】本発明の下肢部保護衣料の外側側面図を示
す。
【図22】本発明の下肢部保護衣料の外側側面図を示
す。
【図23】本発明の下肢部保護衣料の外側側面図を示
す。
【図24】本発明の下肢部保護衣料の背面図を示す。
【図25】本発明の下肢部保護衣料の外側側面図を示
す。
【図26】本発明の下肢部保護衣料の正面図を示す。
【図27】本発明の下肢部保護衣料の内側側面図を示
す。
【図28】本発明の下肢部保護衣料の背面図を示す。
【図29】本発明の下肢部保護衣料の外側側面図を示
す。
【図30】本発明の下肢部保護衣料の外側側面図を示
す。
【図31】本発明の下肢部保護衣料の外側側面図を示
す。
【図32】本発明の下肢部保護衣料の外側側面図を示
す。
【図33】本発明の下肢部保護衣料の背面図を示す。
【図34】本発明の下肢部保護衣料の正面図を示す。
【図35】本発明の下肢部保護衣料の背面図を示す。
【図36】本発明の下肢部保護衣料の背面図を示す。
【図37】本発明の下肢部保護衣料の背面図を示す。
【図38】本発明の下肢部保護衣料の背面図を示す。
【図39】下肢を後面から見た骨格図及び部分筋肉図を
示す。
【図40】下肢を前面から見た骨格図及び部分筋肉図を
示す。
【符号の説明】
1 大転子上方 2 大転子 3 大腿二頭筋と腸脛靭帯との境界近傍上 4 大腿二頭筋の筋腹の下方の腱部分近傍 5 脛骨上端近傍 6 大腿筋膜張筋上 7 半腱様筋及び半膜様筋の付着近傍上 11 半膜様筋の上方 12 半膜様筋と大内転筋との境界近傍上 13 半腱様筋と半膜様筋双方の筋腹下方の腱部分近傍 14 腓骨上端近傍 15 腓腹筋とヒラメ筋との境界近傍上 16 踝部上方近傍 21 膝蓋部よりやや下方の位置である上方の外側下腿
部 22 膝蓋部よりやや下方の位置である上方の内側下腿
部 23 腓腹筋とヒラメ筋との境界近傍上 24 踝部上方近傍 31 腰部外側 32 大殿筋上 33 腸脛靭帯近傍上 34 外側広筋近傍上 35 膝蓋部 36 二ツ山型 37 二ツ山型 38 大腿内側 39 内側広筋上 40 二ツ山型 41 二ツ山型 42 腓腹筋とヒラメ筋との境界近傍上 43 踝部上方近傍 51 膝蓋部よりやや下方の位置である上方の外側下腿
部 52 腓腹筋とヒラメ筋との境界近傍上 53 腓腹筋の筋腹の下方の腱部分 54 踝部上方近傍 60 大殿筋 61 大転子 62 腸脛靭帯 63 大腿二頭筋 64 大内転筋 65 半膜様筋 66 半腱様筋 67 腓骨頭 68 腓腹筋 69 ヒラメ筋 70 大腿筋膜張筋 71 外側広筋 72 膝蓋骨 73 脛骨 80 上半身部 81 上半身部 101〜113 強緊締力部

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、膝蓋部を越える程度の長さ
    の脚部を持つ下半身部を有する、伸縮性生地からなる衣
    料であって、前記衣料は部分的に緊締力の強い部分を有
    しており、前記緊締力の強い部分として少なくとも下記
    の(A)及び/又は(B)で表される部分を備えた下肢
    部保護衣料。 (A)大転子上方1から大転子2を通り、さらに大腿二
    頭筋をサポートするために大腿二頭筋及び/又は腸脛靭
    帯近傍上を通って、大腿二頭筋の筋腹を筋繊維方向に対
    して直角には横切らずに大腿二頭筋の筋腹の下方の腱部
    分近傍4を通って脛骨上端近傍5に至る強緊締力部。 (B)半膜様筋の上方11から半腱様筋及び半膜様筋を
    サポートするために半膜様筋及び/又は大内転筋近傍上
    を通って、半腱様筋及び半膜様筋の筋腹を筋繊維方向に
    対して直角には横切らずに半腱様筋と半膜様筋双方の筋
    腹下方の腱部分近傍13を通って腓骨上端近傍14に至
    る強緊締力部。
  2. 【請求項2】 (A)で表される部分が大転子上方1か
    ら大転子2を通り、さらに大腿二頭筋をサポートするた
    めに大腿二頭筋と腸脛靭帯との境界近傍上3を通って、
    大腿二頭筋の筋腹を横切らずに大腿二頭筋の筋腹の下方
    の腱部分近傍4を斜め方向に横切って脛骨上端近傍5に
    至る強緊締力部である請求項1記載の下肢部保護衣料。
  3. 【請求項3】 (A)で表される部分が、さらに大転子
    の上方において、大腿筋膜張筋、腸脛靭帯及び中殿筋の
    中から選ばれる1種以上の筋上を通る強緊締力部を有す
    る請求項1又は2記載の下肢部保護衣料。
  4. 【請求項4】 (A)で表される部分がさらに脛骨上端
    近傍5から、半腱様筋及び半膜様筋の付着近傍上7まで
    至る強緊締力部を有する請求項1〜3のいずれか1項に
    記載の下肢部保護衣料。
  5. 【請求項5】 (B)で表される部分が半膜様筋の上方
    11から半腱様筋及び半膜様筋をサポートするために半
    膜様筋と大内転筋との境界近傍上12を通って、半腱様
    筋及び半膜様筋の筋腹を横切らずに半腱様筋と半膜様筋
    双方の筋腹下方の腱部分近傍13を斜め方向に横切って
    腓骨上端近傍14に至る強緊締力部である請求項1〜4
    のいずれか1項に記載の下肢部保護衣料。
  6. 【請求項6】 (B)で表される部分がさらに腓骨上端
    近傍14から、腓腹筋及びヒラメ筋をサポートするため
    に腓腹筋及び/又はヒラメ筋近傍上を通り、踝部上方近
    傍16に至る強緊締力部を有する請求項1〜5のいずれ
    か1項に記載の下肢部保護衣料。
  7. 【請求項7】 少なくとも、膝蓋部を越える程度の長さ
    の脚部を持つ下半身部を有する、伸縮性生地からなる衣
    料であって、前記衣料は部分的に緊締力の強い部分を有
    しており、前記緊締力の強い部分として少なくとも下記
    の(A)及び(B’)で表される部分を備えた下肢部保
    護衣料。 (A)大転子上方1から大転子2を通り、さらに大腿二
    頭筋を側面よりサポートするように大腿二頭筋及び/又
    は腸脛靭帯近傍上を通って、大腿二頭筋の筋腹を筋繊維
    方向に対しては直角に横切らずに大腿二頭筋の筋腹の下
    方の腱部分近傍4を通って脛骨上端近傍5に至る強緊締
    力部。 (B’)半腱様筋と半膜様筋双方の筋腹下方の腱部分近
    傍13から腓骨上端近傍14に至る強緊締力部。
  8. 【請求項8】 (A)で表される部分がさらに大転子の
    上方において、大腿筋膜張筋、腸脛靭帯及び中殿筋の中
    から選ばれる1種以上の筋上を通る強緊締力部を有する
    請求項7記載の下肢部保護衣料。
  9. 【請求項9】 (A)で表される部分がさらに脛骨上端
    近傍5から、半腱様筋及び半膜様筋の付着近傍上7まで
    至る強緊締力部を有する請求項7又は8記載の下肢部保
    護衣料。
  10. 【請求項10】 (B’)で表される部分がさらに腓骨
    上端近傍14から、腓腹筋及びヒラメ筋をサポートする
    ために腓腹筋及び/又はヒラメ筋近傍上を通り、踝部上
    方近傍16に至る強緊締力部を有する請求項7〜9のい
    ずれか1項に記載の下肢部保護衣料。
  11. 【請求項11】 少なくとも、膝蓋部を越える程度の長
    さの脚部を持つ下半身部を有する、伸縮性生地からなる
    衣料であって、前記衣料は部分的に緊締力の強い部分を
    有しており、前記緊締力の強い部分として少なくとも下
    記の(A’)及び(B)で表される部分を備えた下肢部
    保護衣料。 (A’)大腿二頭筋の筋腹の下方の腱部分近傍4から脛
    骨上端近傍5に至る強緊締力部。 (B)半膜様筋の上方11から半腱様筋及び半膜様筋を
    サポートするために半膜様筋及び/又は大内転筋近傍上
    を通って、半腱様筋及び半膜様筋の筋腹を筋繊維方向に
    対して直角には横切らずに半腱様筋と半膜様筋双方の筋
    腹下方の腱部分近傍13を通って腓骨上端近傍14に至
    る強緊締力部。
  12. 【請求項12】 (A’)で表される部分がさらに脛骨
    上端近傍5から、半腱様筋及び半膜様筋の付着近傍上7
    まで至る強緊締力部を有する請求項11記載の下肢部保
    護衣料。
  13. 【請求項13】 (B)で表される部分がさらに腓骨上
    端近傍14から、腓腹筋及びヒラメ筋をサポートするた
    めに腓腹筋及び/又はヒラメ筋近傍上を通り、踝部上方
    近傍16に至る強緊締力部を有する請求項11又は12
    記載の下肢部保護衣料。
  14. 【請求項14】 さらに、(C)膝蓋部よりやや下方の
    位置である上方の外側下腿部21から、腓腹筋及びヒラ
    メ筋をサポートするために腓腹筋及び/又はヒラメ筋近
    傍上を通り、踝部上方近傍16に至る強緊締力部、及び
    膝蓋部よりやや下方の位置である上方の内側下腿部22
    から、腓腹筋及びヒラメ筋をサポートするために腓腹筋
    及び/又はヒラメ筋近傍上を通り、踝部上方近傍24に
    至る強緊締力部を備えた請求項1〜5、7〜9、11及
    び12のいずれか1項に記載の下肢部保護衣料。
  15. 【請求項15】 さらに、(D)大転子近傍から、腸脛
    靭帯及び/又は外側広筋近傍上を通って、膝蓋部35に
    至り、更に膝蓋部35から、腓腹筋及びヒラメ筋をサポ
    ートするために腓腹筋及び/又はヒラメ筋近傍上を通
    り、踝部上方近傍16に至る外側部分と、大腿内側38
    から、内側広筋をサポートするために内側広筋上39を
    通って、膝蓋部35に至り、更に膝蓋部35から、腓腹
    筋及びヒラメ筋をサポートするために腓腹筋及び/又は
    ヒラメ筋近傍上を通り、踝部上方近傍43に至る内側部
    分とからなる強緊締力部を備えた請求項1〜5、7〜
    9、11及び12のいずれか1項に記載の下肢部保護衣
    料。
  16. 【請求項16】 さらに、(D’)腰部外側31から、
    大殿筋上32、大転子2、腸脛靭帯及び/又は外側広筋
    近傍上34を通って、膝蓋部35に至り、更に膝蓋部3
    5から、腓腹筋及びヒラメ筋をサポートするために腓腹
    筋及び/又はヒラメ筋近傍上を通り、踝部上方近傍16
    に至る外側部分と、大腿内側38から、内側広筋をサポ
    ートするために内側広筋上39を通って、膝蓋部35に
    至り、更に膝蓋部35から、腓腹筋及びヒラメ筋をサポ
    ートするために腓腹筋及び/又はヒラメ筋近傍上を通
    り、踝部上方近傍43に至る内側部分とからなる強緊締
    力部を備えた請求項1〜5、7〜9、11及び12のい
    ずれか1項に記載の下肢部保護衣料。
  17. 【請求項17】 さらに、(E)膝蓋部よりやや下方の
    位置である上方の外側下腿部51から、腓腹筋及びヒラ
    メ筋をサポートするために腓腹筋及び/又はヒラメ筋近
    傍上を通って、腓腹筋の筋腹を筋繊維方向に対しては直
    角には横切らずに腓腹筋下方の腱部分近傍を通って踝部
    上方近傍54に至る強緊締力部を備えた請求項1〜5、
    7〜9、11及び12のいずれか1項に記載の下肢部保
    護衣料。
  18. 【請求項18】 強緊締力部が、衣料本体に所定形状の
    伸縮性生地を重ね合わせて縫合又は接着されることによ
    って形成された部分である請求項1〜17のいずれか1
    項に記載の下肢部保護衣料。
  19. 【請求項19】 強緊締力部が、衣料本体に所定形状の
    伸縮性生地を引き伸ばして重ね合わせて縫合又は接着さ
    れることによって形成された部分である請求項1〜17
    のいずれか1項に記載の下肢部保護衣料。
  20. 【請求項20】 強緊締力部が、衣料本体の所定部分に
    弾性樹脂含浸又は弾性樹脂フィルムの貼り合わせにより
    形成された部分である請求項1〜17のいずれか1項に
    記載の下肢部保護衣料。
  21. 【請求項21】 強緊締力部が、衣料本体を構成する繊
    維素材のうち、弾性繊維の太さが他の部分より太い弾性
    繊維を使用した部分である請求項1〜17のいずれか1
    項に記載の下肢部保護衣料。
  22. 【請求項22】 強緊締力部が、衣料本体を構成する伸
    縮性生地の編み組織が、より緊締力の強い編み組織から
    なる部分である請求項1〜17のいずれか1項に記載の
    下肢部保護衣料。
  23. 【請求項23】 強緊締力部が、30〜400gfの緊
    締力を有する請求項1〜22のいずれか1項に記載の下
    腿部保護衣料。
  24. 【請求項24】 伸縮性生地が伸縮性ツーウェイトリコ
    ット編物及び伸縮性ラッセル編物から選ばれた編物であ
    る請求項1〜23のいずれか1項に記載の下腿部保護衣
    料。
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