JPH10280261A - ウエットティッシュ用不織布 - Google Patents
ウエットティッシュ用不織布Info
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- JPH10280261A JPH10280261A JP9091111A JP9111197A JPH10280261A JP H10280261 A JPH10280261 A JP H10280261A JP 9091111 A JP9091111 A JP 9091111A JP 9111197 A JP9111197 A JP 9111197A JP H10280261 A JPH10280261 A JP H10280261A
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Abstract
良好なウエットティッシュ用不織布を提供すること。 【解決手段】 セルロース系繊維が60〜99重量%、
アクリル繊維が1〜40重量%含まれており、且つ熱融
着繊維が10重量%以上含まれていないと共に捲縮性繊
維が含まれておらず、0.55g/cm2 荷重下におけ
る繊維密度が0.05〜0.1g/cm3 であるウエッ
トティッシュ用不織布。
Description
ュ用不織布に関するものであり、更に詳しくは厚み(特
にウエット状態での厚み)が大きいと共に肌触りが良好
なウエットティッシュ用不織布に関するものである。
の排泄物、食卓上の食べこぼし等の水分を含んだ汚れの
拭き取りや、手拭きに用いられるウエットティッシュ用
の不織布としては、例えばコットンやレーヨン等のセル
ロース系繊維からなる不織布、及び該セルロース系繊維
に所定量のPET/PPの芯鞘型捲縮性繊維を混紡した
不織布等が知られている。
からなる不織布は肌触りが良好であるものの、ウエット
状態での厚みに欠け、また拭き取り時に必要な機械的強
度が十分でない場合がある。一方、セルロース系繊維に
PET/PPの芯鞘型捲縮性繊維を混紡した不織布で
は、該捲縮性繊維の作用により、ウエット状態での厚み
が大きくなり、機械的強度が高くなるものの、該捲縮性
繊維に起因するちくちく感等によって肌触りが低下して
しまう。このように、ウエットティッシュ用不織布にお
ける厚みと肌触りとは相反する性質のものであった。
ット状態での厚み)が大きく肌触りが良好なウエットテ
ィッシュ用不織布を提供することにある。
た結果、不織布の構成繊維として特定の繊維を特定の使
用量にて組み合わせて用いると共に特定の繊維の使用量
を制限し、且つ特定の繊維を用いず、更に不織布の繊維
密度を特定の範囲とすることにより上記目的を達成し得
るウエットティッシュ用不織布が得られることを知見し
た。
で、複数種類の繊維から構成されたウエットティッシュ
用不織布において、上記不織布には、セルロース系繊維
が60〜99重量%、アクリル繊維が1〜40重量%含
まれており、且つ熱融着繊維が10重量%以上含まれて
いないと共に捲縮性繊維が含まれておらず、上記不織布
の0.55g/cm2 荷重下における繊維密度が0.0
5〜0.1g/cm3 であることを特徴とするウエット
ティッシュ用不織布を提供することにより上記目的を達
成したものである。
用不織布に液体を150〜280重量%含浸させてなる
ことを特徴とするウエットティッシュを提供するもので
ある。
ュ用不織布について詳細に説明する。本発明のウエット
ティッシュ用不織布は、複数種類の繊維から構成されて
いる。繊維の種類の数に特に制限はないが、少なくとも
後述するセルロース系繊維及びアクリル繊維の2種類は
含まれている必要がある。また不織布の製造技術等を考
慮すると余りに多種類の繊維を用いることは困難である
ので、繊維の種類の数は2〜4種類であることが適切で
ある。
用不織布にはセルロース系繊維及びアクリル繊維が含ま
れている。これらの繊維のうち、セルロース系繊維は、
得られる不織布の肌触りを良好にし、且つ液体の含浸・
保持性を高めるために用いられる。一方、アクリル繊維
は、得られる不織布の肌触りを低下させることなく該不
織布に厚みを付与するために用いられる。以下、これら
の繊維についてそれぞれ説明する。
ン、パルプ、麻等の天然セルロース繊維や、レーヨン繊
維、テンセル繊維、キュプラ等の再生セルロース繊維を
用いることができる。これらのセルロース系繊維は1種
又は2種以上を用いることができる。これらのセルロー
ス系繊維のうち、不織布の肌触りの向上の点からコット
ン、レーヨン繊維、パルプ又はテンセル繊維を用いるこ
とが好ましい。
を用いる場合、該レーヨン繊維は不織布の製造方法に応
じて、長繊維連続フィラメント或いは短繊維ステープル
ファイバー(繊維長20〜51mm)の形態で用いられ
る。また、該レーヨン繊維の繊度は、得られる不織布の
風合い等に応じて適宜選択され、好ましくは1.0〜
3.0デニール、更に好ましくは1.3〜1.5デニー
ルのものが用いられる。
トティッシュ用不織布中に該不織布の重量に基づき60
〜99重量%含まれる。該セルロース系繊維の量が60
重量%に満たないと該不織布をウェットにした場合に不
快なウェット感が生じ、また清拭したときに滑りが生じ
て拭きにくいものとなる。99重量%を超えると充分な
シート強度や厚みが得難くなる。上記セルロース系繊維
は、本発明のウエットティッシュ用不織布中に好ましく
は70〜80重量%含まれる。
方法に応じて長繊維連続フィラメント或いは短繊維ステ
ープルファイバー(繊維長20〜51mm)の形態で用
いられる。該アクリル繊維の繊度は、得られる不織布の
風合い等に応じて適宜選択され、好ましくは1.0〜
3.0デニール、更に好ましくは1.3〜1.5デニー
ルのものが用いられる。
ィッシュ用不織布中に該不織布の重量に基づき1〜40
重量%含まれる。該アクリル繊維の量が1重量%に満た
ないと該不織布の物性へ与える影響が不足して厚み感が
出せず、40重量%を超えると拭き取り性が低下し、ま
たコストアップにもなる。上記アクリル繊維は、本発明
のウエットティッシュ用不織布中に好ましくは5〜15
重量%含まれる。
上記セルロース系繊維およびアクリル繊維を含み、更に
熱融着繊維を含んでもよい。但し、該熱融着繊維は不織
布中に該不織布の重量に基づき10重量%以上含まれて
いない。該熱融着繊維が10重量%以上含まれている
と、得られる不織布の肌触りが低下してしまう。該熱融
着繊維は、10重量%以上含まれていなければ、その量
に特に制限はなく例えば0%でもよいが、不織布に一層
の厚みを付与する目的から、1〜10重量%(特に、8
〜10重量%)含まれていてもよい。尚、本明細書にお
いて「熱融着繊維」とは、不織布の製造過程において付
与される熱によって溶融・融着が可能な繊維をいう。
じて長繊維連続フィラメント或いは短繊維ステープルフ
ァイバー(繊維長20〜51mm)の形態で用いられ
る。該熱融着繊維の繊度は、得られる不織布の風合い等
に応じて適宜選択され、好ましくは1.0〜3.0デニ
ール、更に好ましくは1.3〜1.5デニールのものが
用いられる。上記熱融着繊維としては、不織布の製造過
程において溶融・融着が可能な熱可塑性繊維、例えばポ
リエチレン繊維、ポリプロピレン繊維等が挙げられる。
捲縮性繊維が含まれていない。該捲縮性繊維が含まれて
いると、得られる不織布に厚みを付与することはできる
が、該捲縮性繊維に起因するちくちく感等によって不織
布の肌触りが低下してしまうため、本発明においては捲
縮性繊維を用いていない。尚、本明細書において「捲縮
性繊維」とは、繊維自体が元々捲縮しているものと、不
織布の製造過程において捲縮性が発現するものとの双方
を意味する。該捲縮性繊維の例としては、芯鞘型複合繊
維(PET/PEやPET/PPの複合繊維等)等が挙
げられる。また、本明細書において「捲縮性繊維が含ま
れていない」とは「捲縮性繊維が全く含まれていない場
合、並びに不織布の製造過程において不可避的に微量の
捲縮性繊維が混入する場合、及び不織布の製造過程にお
いて不可避的に微量の繊維に捲縮性が発現して結果的に
捲縮性繊維を含んでしまう場合を意味する。
は、不織布の強度を高める目的で、上記熱融着繊維以外
の熱可塑性繊維(即ち、不織布の製造過程において付与
される熱によっても溶融・融着しない熱可塑性繊維)を
含有させてもよい。斯かる熱可塑性繊維としては、例え
ばポリエステル繊維(PET繊維等)等が挙げられる。
該熱可塑性繊維は、不織布の製造方法に応じて長繊維連
続フィラメント或いは短繊維ステープルファイバー(繊
維長20〜51mm)の形態で用いられる。該熱可塑性
繊維の繊度は、得られる不織布の風合い等に応じて適宜
選択され、好ましくは1.0〜3.0デニール、更に好
ましくは1.3〜1.5デニールのものが用いられる。
該熱可塑性繊維の含有量は、得られる不織布の強度の向
上と、肌触りの低下防止とのバランスから、不織布の重
量に基き1〜10重量%であることが好ましく、8〜1
0重量%であることが更に好ましい。
て特に好ましいものとしては、レーヨン繊維、アクリル
繊維およびポリエステル繊維からなり、各繊維の量がそ
れぞれ70〜80重量%、5〜15重量%(特に8〜1
0重量%)および1〜10重量%(特に8〜10重量
%)である不織布や、レーヨン繊維、アクリル繊維およ
びポリプロピレン繊維からなり、各繊維の量がそれぞれ
70〜80重量%、5〜15重量%(特に8〜10重量
%)および1〜10重量%(特に8〜10重量%)であ
る不織布が挙げられる。
エットティッシュ用不織布は、0.55g/cm2 荷重
下における繊維密度が0.05〜0.1g/cm3 であ
る。該繊維密度は本発明のウエットティッシュ用不織布
における風合いの尺度となるもので、該繊維密度が0.
05g/cm3 に満たないと強度が低く、また拭きにく
くなり、0.1g/cm3 を超えるとかたくなり風合い
が悪くなる。上記繊維密度は好ましくは0.07〜0.
09g/cm3 である。尚、該繊維密度は本発明のウエ
ットティッシュ用不織布の坪量を、0.55g/cm2
荷重下における該不織布の厚みで除すことによって求め
られる。
量は、ウエットティッシュの用途や上記繊維密度に応じ
て適宜選択することができるが、一般的な範囲の坪量は
35〜50g/m2 であることが好ましく、38〜45
g/m2 であることが更に好ましい。同様に、本発明の
ウエットティッシュ用不織布の厚みは、ウエットティッ
シュの用途や上記繊維密度に応じて適宜選択することが
できるが、一般的な範囲の厚みは0.55g/cm2 荷
重下において0.3〜0.5mmであることが好まし
く、0.38〜0.42mmであることが更に好まし
い。
各種液体が含浸されることによってウエットティッシュ
となされる。この場合、該不織布は、ウエットティッシ
ュの使用後に手に残る液体の量の低減と、拭き取り性能
の向上とのバランスから、液体の含浸容量が150〜2
80%であることが好ましく、200〜250%である
ことが更に好ましい。尚、本明細書において「含浸容
量」とは、含浸させた液体の重量を不織布の重量で除
し、更に100を乗じた値(%)をいう。上記液体とし
ては、ウエットティッシュの用途にもよるが、例えば水
や、p−ヒドロキシ安息香酸(パラベン)、プロピレン
グリコール及び抗菌剤を含む水溶液(清拭剤組成物)等
が挙げられる。
定の液体が上記の含浸容量の範囲で含浸されてなるウエ
ットティッシュは、大きな厚みを保持しつつ良好な肌触
りを有するものとなる。斯かるウエットティッシュは、
例えば、乳幼児の排泄物、食卓上の食べこぼし等の水分
を含んだ汚れを拭き取るための清拭用のウェットティッ
シュとして用いることができる他、台所、床、トイレ、
家具、窓ガラス、サッシ等の清掃用シートとして用いる
ことができる。
布の製造方法について説明する。本発明のウエットティ
ッシュ用不織布は、例えば構成繊維をカード機を用いて
開繊して繊維ウエブとなし、次いでバインダーを用いて
該繊維ウエブ中の繊維同士を結合させるか、又は熱風に
より該繊維ウエブ中の繊維同士を融着させることにより
製造することができる。好ましくは、構成繊維をカード
機を用いて開繊して繊維ウエブとなした後、高速水流噴
射法(ウオーターニードリング法)を用いて該繊維ウエ
ブ中の繊維同士を機械的に絡合させることにより製造す
る。かかる方法を用いることにより得られる不織不織布
の肌触りが向上するので好ましい。尚、高速水流噴射法
を用いる場合の水流の圧力は20〜50kg/cm2 で
あることが好ましく、30〜40kg/cm2 であるこ
とが更に好ましい。
シュ用不織布の有効性を例示する。しかしながら、本発
明の範囲はかかる実施例に制限されないことはいうまで
もない。尚、以下の実施例及び比較例において特に断ら
ない限り「%」は「重量%」を意味する。
長:51mm、繊度:1.5デニール)、10%のアク
リル繊維(繊維長:51mm、繊度:1.5デニー
ル)、及び10%のポリエステル繊維(繊維長:51m
m、繊度:1.5デニール)からなる混合物をカード機
を用いて開繊し繊維ウエブとなした。次いで、高速水流
(圧力35kg/cm2 )を用いて該繊維ウエブ中の繊
維同士を機械的に絡合させ、更に熱風乾燥(100℃)
させることによって坪量40g/m2 の不織布を製造し
た。得られた不織布について0.55g/cm2 荷重下
における繊維密度及び厚みを測定した。その結果を表1
に示す。次いで、得られた不織布に水を240%含浸さ
せて、ウエットティッシュを得た。このウエットティッ
シュについて、下記の方法で肌触りを評価すると共に
0.55g/cm2 荷重下における厚みを測定した。そ
の結果を表1に示す。
ッシュで手を拭いてもらい、肌触りを評価した。評価基
準は以下の通りである。 ◎・・・肌触りが非常に良い。 ○・・・肌触りが良い。 △・・・ふつうの肌触り。 ×・・・肌触りが悪い。
長:51mm、繊度:1.5デニール)、10%のアク
リル繊維(繊維長:51mm、繊度:1.5デニー
ル)、及び10%のポリプロピレン繊維(繊維長:51
mm、繊度:1.5デニール)を用いる以外は実施例1
と同様にして不織布を得た。得られた不織布について実
施例1と同様の測定を行った。その結果を表1に示す。
次いで、得られた不織布を用い、実施例1と同様にして
ウエットティッシュを得た。このウエットティッシュに
ついて実施例1と同様の評価及び測定を行った。その結
果を表1に示す。
長:51mm、繊度:1.5デニール)、20%のPE
T/PPの芯鞘型捲縮性繊維(繊維長:51mm、繊
度:2.0デニール)、20%のポリエステル繊維(繊
維長:51mm、繊度:1.5デニール)を用いる以外
は実施例1と同様にして不織布を得た。得られた不織布
について実施例1と同様の測定を行った。その結果を表
1に示す。次いで、得られた不織布を用い、実施例1と
同様にしてウエットティッシュを得た。このウエットテ
ィッシュについて実施例1と同様の評価及び測定を行っ
た。その結果を表1に示す。
長:51mm、繊度:.5デニール)及び30%のPE
T/PPの芯鞘型捲縮性繊維(繊維長:51mm、繊
度:2.0デニール)を用いる以外は実施例1と同様に
して不織布を得た。得られた不織布について実施例1と
同様の測定を行った。その結果を表1に示す。次いで、
得られた不織布を用い、実施例1と同様にしてウエット
ティッシュを得た。このウエットティッシュについて実
施例1と同様の評価及び測定を行った。その結果を表1
に示す。
ヨン繊維(セルロース系繊維)及びアクリル繊維を特定
量含み、特定の繊維密度を有する本発明のウエットティ
ッシュ用不織布(実施例1及び2)を用いて得られたウ
エットティッシュは、比較例1及び2の不織布を用いて
得られたウエットティッシュに比して、大きな厚みを保
持しつつ良好な肌触りを有するものであることが分か
る。
よれば、厚み(特にウエット状態での厚み)が大きく肌
触りが良好なものとなる。
Claims (6)
- 【請求項1】 複数種類の繊維から構成されたウエット
ティッシュ用不織布において、 上記不織布には、セルロース系繊維が60〜99重量
%、アクリル繊維が1〜40重量%含まれており、且つ
熱融着繊維が10重量%以上含まれていないと共に捲縮
性繊維が含まれておらず、 上記不織布の0.55g/cm2 荷重下における繊維密
度が0.05〜0.1g/cm3 であることを特徴とす
るウエットティッシュ用不織布。 - 【請求項2】 上記セルロース系繊維が、コットン、レ
ーヨン繊維、パルプ又はテンセル繊維からなる請求項1
記載のウエットティッシュ用不織布。 - 【請求項3】 上記熱融着繊維がポリエチレン繊維又は
ポリプロピレン繊維からなる請求項1又は2記載のウエ
ットティッシュ用不織布。 - 【請求項4】 上記不織布が、レーヨン繊維、アクリル
繊維およびポリエステル繊維からなる請求項1〜3の何
れかに記載のウエットティッシュ用不織布。 - 【請求項5】 上記不織布が、レーヨン繊維、アクリル
繊維およびポリプロピレン繊維からなる請求項1〜3の
何れかに記載のウエットティッシュ用不織布。 - 【請求項6】 請求項1〜5の何れかに記載のウエット
ティッシュ用不織布に液体を150〜280重量%含浸
させてなることを特徴とするウエットティッシュ。
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|---|---|---|---|
| JP09111197A JP3992319B2 (ja) | 1997-04-09 | 1997-04-09 | ウエットティッシュ用不織布 |
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| JP09111197A JP3992319B2 (ja) | 1997-04-09 | 1997-04-09 | ウエットティッシュ用不織布 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
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