JPH10280366A - 排水システムの防塵設備 - Google Patents
排水システムの防塵設備Info
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- JPH10280366A JPH10280366A JP9184997A JP9184997A JPH10280366A JP H10280366 A JPH10280366 A JP H10280366A JP 9184997 A JP9184997 A JP 9184997A JP 9184997 A JP9184997 A JP 9184997A JP H10280366 A JPH10280366 A JP H10280366A
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- channel
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Abstract
(57)【要約】
【課題】人手のかからない簡素化された排水システムの
防塵設備を得ること。 【解決手段】主水路1の下流部に設けられた主水路ゲー
ト3、この主水路1から分岐して設けられた排水ポンプ
を備えた迂回水路4、及びこの迂回水路4の下流部に設
けられた迂回水路ゲート6を備えた排水システムおい
て、主水路1から迂回水路4が分岐する分岐部近傍に排
水ポンプの運転によって作られる水流の方向を制御する
可動堰101及び水平スクリーン122を配置し、水平
スクリーン122から主水路1と迂回水路4の分岐点に
かけての水路形状は、主水路上流側の迂回水路の側壁
が、防護スクリーンの設置場所付近から主水路1の上流
に向かって斜めに形成されて主水路1の側壁と交わり、
可動堰101を操作して水流の方向を変えて、塵芥を移
送集積する。
防塵設備を得ること。 【解決手段】主水路1の下流部に設けられた主水路ゲー
ト3、この主水路1から分岐して設けられた排水ポンプ
を備えた迂回水路4、及びこの迂回水路4の下流部に設
けられた迂回水路ゲート6を備えた排水システムおい
て、主水路1から迂回水路4が分岐する分岐部近傍に排
水ポンプの運転によって作られる水流の方向を制御する
可動堰101及び水平スクリーン122を配置し、水平
スクリーン122から主水路1と迂回水路4の分岐点に
かけての水路形状は、主水路上流側の迂回水路の側壁
が、防護スクリーンの設置場所付近から主水路1の上流
に向かって斜めに形成されて主水路1の側壁と交わり、
可動堰101を操作して水流の方向を変えて、塵芥を移
送集積する。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、河川に迂回水路を
設けて河川水を排水するシステムに係わり、特にポンプ
へ塵芥が流入するのを防止するための排水システムの防
塵設備に関する。
設けて河川水を排水するシステムに係わり、特にポンプ
へ塵芥が流入するのを防止するための排水システムの防
塵設備に関する。
【0002】
【従来の技術】河川に迂回水路を設けてその途中に排水
機場を設置した一般的なこの種の排水システムの配置平
面図を図6に示す。
機場を設置した一般的なこの種の排水システムの配置平
面図を図6に示す。
【0003】図6に示す排水システムは、主水路である
河川1(または水路、以下同じ)とその下流側に接続す
る大河川2(大水路または海洋、以下同じ)との接続部
に主水路ゲート3を設けるとともに迂回水路4を開削す
る。そして、その迂回水路4の途中に排水ポンプを備え
た排水機場5を設け、さらに迂回水路4と大河川2との
接続部に迂回水路ゲート6を設ける。そして、大雨や台
風といった洪水時には主水路ゲート3を閉じるとともに
迂回水路ゲート6を開いて排水機場5に設置された排水
ポンプで河川1の濁水を大河川2に排水し、河川1の流
域の冠水被害を防止する。
河川1(または水路、以下同じ)とその下流側に接続す
る大河川2(大水路または海洋、以下同じ)との接続部
に主水路ゲート3を設けるとともに迂回水路4を開削す
る。そして、その迂回水路4の途中に排水ポンプを備え
た排水機場5を設け、さらに迂回水路4と大河川2との
接続部に迂回水路ゲート6を設ける。そして、大雨や台
風といった洪水時には主水路ゲート3を閉じるとともに
迂回水路ゲート6を開いて排水機場5に設置された排水
ポンプで河川1の濁水を大河川2に排水し、河川1の流
域の冠水被害を防止する。
【0004】また、この排水システムにおいては、河川
1を浮遊し流下してきた塵芥が迂回水路4から排水機場
5に流れ込み排水ポンプが破損または閉塞して排水運転
ができなくなるのを防止するために塵芥を捕捉するスク
リーン(通常はバースクリーン)を備えた除塵設備7が
迂回水路4の河川1から分岐する分岐部または、ポンプ
吸水槽近傍に配置されている。この除塵設備7のスクリ
ーンの目幅は、ポンプが吸込んだ場合に羽根車の閉塞
(またはポンプ細隙部への咬み込み)で回転が阻害され
運転不能となる恐れのある塵芥サイズ以下に設定されて
いる。
1を浮遊し流下してきた塵芥が迂回水路4から排水機場
5に流れ込み排水ポンプが破損または閉塞して排水運転
ができなくなるのを防止するために塵芥を捕捉するスク
リーン(通常はバースクリーン)を備えた除塵設備7が
迂回水路4の河川1から分岐する分岐部または、ポンプ
吸水槽近傍に配置されている。この除塵設備7のスクリ
ーンの目幅は、ポンプが吸込んだ場合に羽根車の閉塞
(またはポンプ細隙部への咬み込み)で回転が阻害され
運転不能となる恐れのある塵芥サイズ以下に設定されて
いる。
【0005】そして、このように防塵設備7のスクリー
ンに捕捉された塵芥は、通常、所定期間毎に、例えば、
下水道設計資料研究会編「下水道講座3―ポンプ場の設
計と考え方」(昭和54年4月5日第3版発行、鹿島出
版会発行)の第96頁に記載されているような自動除塵
機によって除去されている。
ンに捕捉された塵芥は、通常、所定期間毎に、例えば、
下水道設計資料研究会編「下水道講座3―ポンプ場の設
計と考え方」(昭和54年4月5日第3版発行、鹿島出
版会発行)の第96頁に記載されているような自動除塵
機によって除去されている。
【0006】この自動除塵機は、水面に略鉛直方向に設
けられたスクリーン上を、何本かのスクレーパをつけた
エンドレスチェーンが走行しスクレーパによってスクリ
ーン前面に捕捉された塵芥を掻き揚げ除去するものであ
る。すなわち、エンドレスチェーン上のスクレーパがス
クリーンの上端近傍で反転する位置に達すると、塵芥は
スクレーパから、スクレーパの反転する位置の下方に設
置されたベルトコンベア上に落下する。そしてこの塵芥
は、ベルトコンベアに乗せられてホッパに送られて集積
され、産業廃棄物として排水機場外で処分される。
けられたスクリーン上を、何本かのスクレーパをつけた
エンドレスチェーンが走行しスクレーパによってスクリ
ーン前面に捕捉された塵芥を掻き揚げ除去するものであ
る。すなわち、エンドレスチェーン上のスクレーパがス
クリーンの上端近傍で反転する位置に達すると、塵芥は
スクレーパから、スクレーパの反転する位置の下方に設
置されたベルトコンベア上に落下する。そしてこの塵芥
は、ベルトコンベアに乗せられてホッパに送られて集積
され、産業廃棄物として排水機場外で処分される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、スク
リーンに捕捉された塵芥は迂回水路4を流下する流水圧
力により、スクリーン上に押し付けられた状態となって
いる。よって、上述のようにスクリーン上の塵芥をスク
レーパでかき揚げ除去するためには、この押しつけ力に
よる摩擦力に抗してかき揚げる必要があり、その力は数
トン以上に大きくなる。また、この摩擦力は、流水によ
る押し付け力の他に、塵芥とスクリーンとのあいだの摩
擦係数に依存するが、塵芥は流木、水母、プラスチック
類など、多種多様の形状であり、場合によっては摩擦係
数が非常に大きくなることがある。
リーンに捕捉された塵芥は迂回水路4を流下する流水圧
力により、スクリーン上に押し付けられた状態となって
いる。よって、上述のようにスクリーン上の塵芥をスク
レーパでかき揚げ除去するためには、この押しつけ力に
よる摩擦力に抗してかき揚げる必要があり、その力は数
トン以上に大きくなる。また、この摩擦力は、流水によ
る押し付け力の他に、塵芥とスクリーンとのあいだの摩
擦係数に依存するが、塵芥は流木、水母、プラスチック
類など、多種多様の形状であり、場合によっては摩擦係
数が非常に大きくなることがある。
【0008】したがって、これらの場合には摩擦力が極
めて大きくなり、スクレーパの駆動原動機がオーバロー
ドしてトリップし、除塵機の性能を良好に維持するのが
困難となる。除塵機の性能が低下すると防塵設備のスク
リーン上に塵芥が堆積して通水を妨げるので、迂回水路
の通水性が低下し、排水システムの排水性能を維持する
ことが困難となる。
めて大きくなり、スクレーパの駆動原動機がオーバロー
ドしてトリップし、除塵機の性能を良好に維持するのが
困難となる。除塵機の性能が低下すると防塵設備のスク
リーン上に塵芥が堆積して通水を妨げるので、迂回水路
の通水性が低下し、排水システムの排水性能を維持する
ことが困難となる。
【0009】また、スクレーパで掻き揚げた塵芥がベル
トコンベア上に落下する際、塵芥の形状、材質によって
は、コンベア上で跳ね返ってコンベアから外れて落下し
たり、搬送途中においては、コンベアのガイドに引っか
かってコンベアが詰まってしまい、搬送できなくなる。
特に家庭電化製品、木株などの粗大塵芥がこのような状
態になりやすい。また、コンベアによって搬送された塵
芥を貯槽するホッパでは、塵芥が相互に絡み合って大き
な固まりとなり、ガイドなどに引っかかって落下せず、
ホッパがオーバーフローする。このような場合には上流
工程の除塵機、搬送コンベアを停止せざるを得なくなる
場合もある。このように、各工程は相互に関係してお
り、特に、掻き揚げ以後のホッパまでの工程に障害が発
生すると、除塵設備としての機能が損なわれ、排水シス
テムの所期の目的である排水性能の維持が困難となり、
主水路の流域の冠水被害を防止できなくなる。
トコンベア上に落下する際、塵芥の形状、材質によって
は、コンベア上で跳ね返ってコンベアから外れて落下し
たり、搬送途中においては、コンベアのガイドに引っか
かってコンベアが詰まってしまい、搬送できなくなる。
特に家庭電化製品、木株などの粗大塵芥がこのような状
態になりやすい。また、コンベアによって搬送された塵
芥を貯槽するホッパでは、塵芥が相互に絡み合って大き
な固まりとなり、ガイドなどに引っかかって落下せず、
ホッパがオーバーフローする。このような場合には上流
工程の除塵機、搬送コンベアを停止せざるを得なくなる
場合もある。このように、各工程は相互に関係してお
り、特に、掻き揚げ以後のホッパまでの工程に障害が発
生すると、除塵設備としての機能が損なわれ、排水シス
テムの所期の目的である排水性能の維持が困難となり、
主水路の流域の冠水被害を防止できなくなる。
【0010】本発明は、簡素化された構造でありなが
ら、排水システムの排水性能の低下を高い信頼性をもっ
て確実に防止することができる排水システムの除塵設備
を提供することを目的とする。
ら、排水システムの排水性能の低下を高い信頼性をもっ
て確実に防止することができる排水システムの除塵設備
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的は、主水路の下
流部に設けられた主水路ゲート、該主水路から分岐して
設けられた排水ポンプを備えた迂回水路、及びこの迂回
水路の下流部に設けられた迂回水路ゲートを備えた排水
システムに設置した、前記排水ポンプのポンプ吸水槽へ
の塵芥の流入を防止する防塵用スクリーンを設けた排水
システムの防塵設備において、前記迂回水路の防護用ス
クリーンから前記主水路と迂回水路の分岐点にかけての
水路形状は、主水路上流側の迂回水路の側壁が、前記防
護スクリーンの設置場所付近から主水路の上流に向かっ
て斜めに形成されて前記主水路の側壁と交わり、前記排
水ポンプの運転によってつくられる水流の方向を制御し
て、前記迂回水路中を流下する塵芥を前記迂回水路近傍
に配置された貯留水路に集積させる、ことによって達成
される。
流部に設けられた主水路ゲート、該主水路から分岐して
設けられた排水ポンプを備えた迂回水路、及びこの迂回
水路の下流部に設けられた迂回水路ゲートを備えた排水
システムに設置した、前記排水ポンプのポンプ吸水槽へ
の塵芥の流入を防止する防塵用スクリーンを設けた排水
システムの防塵設備において、前記迂回水路の防護用ス
クリーンから前記主水路と迂回水路の分岐点にかけての
水路形状は、主水路上流側の迂回水路の側壁が、前記防
護スクリーンの設置場所付近から主水路の上流に向かっ
て斜めに形成されて前記主水路の側壁と交わり、前記排
水ポンプの運転によってつくられる水流の方向を制御し
て、前記迂回水路中を流下する塵芥を前記迂回水路近傍
に配置された貯留水路に集積させる、ことによって達成
される。
【0012】大雨や台風といった洪水時には、主水路下
流部の主水路ゲートが閉じられるとともに、迂回水路下
流部の迂回水路ゲートが開かれ、主水路の濁水を排水ポ
ンプで迂回水路を介して放流し、主水路の流域の冠水被
害を防止する。このとき、水母、木材、プラスチック等
の塵芥が、濁水と一緒になって主水路内を流下してくる
が、これらは一般に比重が水より小さいことから、浮力
によって濁水の表層を流下してくる。そして、濁水とと
もに、迂回水路の分岐部から迂回水路へと流入しようと
する。この分岐部にスクリーンを設けるとともに、その
近傍の水面位置に水路幅を部分的に表層流れをせきとめ
る堰を設け、さらに迂回水路の防護用スクリーンから主
水路と迂回水路の分岐点にかけて、主水路上流側の迂回
水路の側壁が、前記防護スクリーンの設置場所付近から
主水路の上流に向かって斜めに形成され、前記主水路の
側壁と交わることにより、主水路、迂回水路、堰近傍の
部分的に開放された水路へと淀みの無いスムーズな流れ
が生じ、主水路から流下してくる大部分の塵芥を、堰近
傍の部分的に開放された水路に押し流すことができる。
よって、部分的に開放された近傍に塵芥を集積するため
の貯留場をもうけておくと堰によって流れ方向の変化し
た水流に導かれて塵芥を貯留場に集めることができる。
そして、貯留場の上方に前後左右上下方向に移動可能な
バケット付きクレーンを配置すれば、溜まった塵芥を貯
留場から引き上げることができる。
流部の主水路ゲートが閉じられるとともに、迂回水路下
流部の迂回水路ゲートが開かれ、主水路の濁水を排水ポ
ンプで迂回水路を介して放流し、主水路の流域の冠水被
害を防止する。このとき、水母、木材、プラスチック等
の塵芥が、濁水と一緒になって主水路内を流下してくる
が、これらは一般に比重が水より小さいことから、浮力
によって濁水の表層を流下してくる。そして、濁水とと
もに、迂回水路の分岐部から迂回水路へと流入しようと
する。この分岐部にスクリーンを設けるとともに、その
近傍の水面位置に水路幅を部分的に表層流れをせきとめ
る堰を設け、さらに迂回水路の防護用スクリーンから主
水路と迂回水路の分岐点にかけて、主水路上流側の迂回
水路の側壁が、前記防護スクリーンの設置場所付近から
主水路の上流に向かって斜めに形成され、前記主水路の
側壁と交わることにより、主水路、迂回水路、堰近傍の
部分的に開放された水路へと淀みの無いスムーズな流れ
が生じ、主水路から流下してくる大部分の塵芥を、堰近
傍の部分的に開放された水路に押し流すことができる。
よって、部分的に開放された近傍に塵芥を集積するため
の貯留場をもうけておくと堰によって流れ方向の変化し
た水流に導かれて塵芥を貯留場に集めることができる。
そして、貯留場の上方に前後左右上下方向に移動可能な
バケット付きクレーンを配置すれば、溜まった塵芥を貯
留場から引き上げることができる。
【0013】また好ましくは、前記斜めに形成された前
記迂回水路の側壁と、前記主水路の側壁が成す角度を3
0°〜60°の範囲とする。このようにすることで、主
水路から迂回水路へ、流れの方向転換が最適な状態で行
われ、淀みの無いスムーズな流れをつくりだすことが可
能となって、主水路から流下してくる大部分の塵芥を、
堰近傍の部分的に開放された水路に押し流すことができ
る。
記迂回水路の側壁と、前記主水路の側壁が成す角度を3
0°〜60°の範囲とする。このようにすることで、主
水路から迂回水路へ、流れの方向転換が最適な状態で行
われ、淀みの無いスムーズな流れをつくりだすことが可
能となって、主水路から流下してくる大部分の塵芥を、
堰近傍の部分的に開放された水路に押し流すことができ
る。
【0014】さらにまた、堰を上下方向に動作可能な駆
動手段を配設すれば、例えば、洪水時により水位が変動
しても、これに対応して、常に表層流れ方向を制御する
ことができる。また、スクリーンとその近傍の堰とが併
せて配置されることから、例えば、堰を、幅方向に分割
して複数個配置すれば、据え付け工事がやりやすくな
る。
動手段を配設すれば、例えば、洪水時により水位が変動
しても、これに対応して、常に表層流れ方向を制御する
ことができる。また、スクリーンとその近傍の堰とが併
せて配置されることから、例えば、堰を、幅方向に分割
して複数個配置すれば、据え付け工事がやりやすくな
る。
【0015】さらにまた、駆動手段を配設した堰は、水
路の中下層を流下してスクリーン要素に捕捉された塵芥
を除去することができる。すなわち、堰を駆動手段によ
って、駆動し部分的に水路を閉止するとスクリーン要素
近傍の流れ方向が変化し塵芥を水流の方向へ押し流すこ
とができる。
路の中下層を流下してスクリーン要素に捕捉された塵芥
を除去することができる。すなわち、堰を駆動手段によ
って、駆動し部分的に水路を閉止するとスクリーン要素
近傍の流れ方向が変化し塵芥を水流の方向へ押し流すこ
とができる。
【0016】さらにまた、好ましくは、前記堰は、水路
に対して階段状に配置される。
に対して階段状に配置される。
【0017】これにより、各々の堰の近傍に配置された
スクリーン要素に捕捉される塵芥は堰を閉止すると下流
側一方向へ押し流すことができる。
スクリーン要素に捕捉される塵芥は堰を閉止すると下流
側一方向へ押し流すことができる。
【0018】さらにまた、好ましくは、前記堰は、水路
に対して斜状に配置される。
に対して斜状に配置される。
【0019】これにより、各々の堰の近傍に配置された
スクリーン要素に捕捉される塵芥は堰を閉止すると下流
側一方向へ押し流すことができる。
スクリーン要素に捕捉される塵芥は堰を閉止すると下流
側一方向へ押し流すことができる。
【0020】さらにまた、好ましくは、前記迂回水路中
を斜めに横切るように複数配列された堰は、前記堰と主
水路の側壁が成す角度を30°〜60°の範囲とする。
を斜めに横切るように複数配列された堰は、前記堰と主
水路の側壁が成す角度を30°〜60°の範囲とする。
【0021】これにより、各々の堰の近傍に配置された
スクリーン要素に捕捉される塵芥は堰を閉止すると下流
側の一方向に、より一層スムーズに押し流すことができ
る。
スクリーン要素に捕捉される塵芥は堰を閉止すると下流
側の一方向に、より一層スムーズに押し流すことができ
る。
【0022】さらにまた、好ましくは、前記迂回水路中
を斜めに横切るように複数配列された堰と主水路の側壁
が成す角度と、前記斜めに形成された前記迂回水路の側
壁と前記主水路の側壁が成す角度を同一とする。
を斜めに横切るように複数配列された堰と主水路の側壁
が成す角度と、前記斜めに形成された前記迂回水路の側
壁と前記主水路の側壁が成す角度を同一とする。
【0023】これにより、主水路から迂回水路へと塵芥
がスムーズに流れこむとともに、各々の堰の近傍に配置
されたスクリーン要素に捕獲される塵芥は、堰を閉止す
ると下流側の一方向にスムーズに押し流すことができ
る。
がスムーズに流れこむとともに、各々の堰の近傍に配置
されたスクリーン要素に捕獲される塵芥は、堰を閉止す
ると下流側の一方向にスムーズに押し流すことができ
る。
【0024】さらにまた好ましくは、前記同一である角
度が30°〜60°の範囲とする。これにより、主水路
から迂回水路への流れの方向転換が最適な状態でおこな
われ、淀みの無いスムーズな流れとともに、塵芥が主水
路から迂回水路へと流れ込むとともに、各々の堰の近傍
に配置されたスクリーン要素に捕獲される塵芥は、堰を
閉止すると下流側の一方向にスムーズに押し流すことが
できる。
度が30°〜60°の範囲とする。これにより、主水路
から迂回水路への流れの方向転換が最適な状態でおこな
われ、淀みの無いスムーズな流れとともに、塵芥が主水
路から迂回水路へと流れ込むとともに、各々の堰の近傍
に配置されたスクリーン要素に捕獲される塵芥は、堰を
閉止すると下流側の一方向にスムーズに押し流すことが
できる。
【0025】さらにまた好ましくは、前記堰は、水位が
相対的に高いときには、該堰の下端が前記スクリーンの
上端と略同一高さ方向位置となり、水位が相対的に低い
ときには、該堰の下端が前記スクリーンの上端よりも低
い位置となって該堰の少なくとも一部が前記スクリーン
を覆うように制御可能な水位検出手段、堰駆動手段及び
制御手段を有する。
相対的に高いときには、該堰の下端が前記スクリーンの
上端と略同一高さ方向位置となり、水位が相対的に低い
ときには、該堰の下端が前記スクリーンの上端よりも低
い位置となって該堰の少なくとも一部が前記スクリーン
を覆うように制御可能な水位検出手段、堰駆動手段及び
制御手段を有する。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照しつつ説明する。本発明の第一の実施形態を図1、
図2により説明する。本実施形態による除塵設備100
の全体構造を表す平面図を図1に、水平断面図を図2に
示す。除塵設備本体100は、先に図6で説明した排水
システムにおける、迂回水路4の入口すなわち、主水路
である河川1からの分岐部近傍に設けられて、塵芥を迂
回水路幅方向へ移動させることができるスクリーンとし
てあり、大きく分けて、上下動可能なモータ駆動装置1
61を有する複数の堰本体101と、これら堰本体10
1の上流側下方に位置する複数の水平プレートスクリー
ン122から構成され、水路幅に対して階段状に配置さ
れる。また、堰101の最下流端部には堰は設けず、粗
目スクリーン203が開口部を取り囲むように奥深く配
置された状態で、下流側に開放されている。さらに、迂
回水路の複数の水平プレートスクリーンの上流の水路形
状は、主水路上流側の迂回水路の側壁が、前記防護スク
リーンの設置場所付近から主水路の上流に向かって斜め
に形成され、前記主水路の側壁と交わっている。この図
の場合は主水路上流側の迂回水路壁面501が、水平プ
レートスクリーン設置点近傍から主水路上流側に斜めに
形成され、その角度は図の様にθ1となっている。各々
の構造及び機能を以下に説明する。
参照しつつ説明する。本発明の第一の実施形態を図1、
図2により説明する。本実施形態による除塵設備100
の全体構造を表す平面図を図1に、水平断面図を図2に
示す。除塵設備本体100は、先に図6で説明した排水
システムにおける、迂回水路4の入口すなわち、主水路
である河川1からの分岐部近傍に設けられて、塵芥を迂
回水路幅方向へ移動させることができるスクリーンとし
てあり、大きく分けて、上下動可能なモータ駆動装置1
61を有する複数の堰本体101と、これら堰本体10
1の上流側下方に位置する複数の水平プレートスクリー
ン122から構成され、水路幅に対して階段状に配置さ
れる。また、堰101の最下流端部には堰は設けず、粗
目スクリーン203が開口部を取り囲むように奥深く配
置された状態で、下流側に開放されている。さらに、迂
回水路の複数の水平プレートスクリーンの上流の水路形
状は、主水路上流側の迂回水路の側壁が、前記防護スク
リーンの設置場所付近から主水路の上流に向かって斜め
に形成され、前記主水路の側壁と交わっている。この図
の場合は主水路上流側の迂回水路壁面501が、水平プ
レートスクリーン設置点近傍から主水路上流側に斜めに
形成され、その角度は図の様にθ1となっている。各々
の構造及び機能を以下に説明する。
【0027】まず、堰本体101について説明する。堰
本体101は、上流側水路の水位を検出する水位検出手
段151と自己の高さ位置を検出する変位検出手段16
1からの電気信号によって堰の水中突っ込み深さをほぼ
一定になるように制御可能な制御装置によって駆動制御
され、迂回水路4の分岐近傍の濁水の表層流れの堰止め
を行なう。
本体101は、上流側水路の水位を検出する水位検出手
段151と自己の高さ位置を検出する変位検出手段16
1からの電気信号によって堰の水中突っ込み深さをほぼ
一定になるように制御可能な制御装置によって駆動制御
され、迂回水路4の分岐近傍の濁水の表層流れの堰止め
を行なう。
【0028】各堰本体101は、例えば、鋼板等で外枠
が形成された構造体であり、特に上流側を平滑な平面と
した堰本体101aと、その両端に上下動が可能なよう
に設けた複数のガイドローラ101b及びガイドレール
101c(地上側)からなり、ガイドレール101cに沿
って上下動し水位変化に追随して突っ込み深さを一定に
操作できる構成となっている。ガイドレール101cに
は、リミットスイッチ101d,101eがついていて、
堰本体101が上昇し過ぎてスクリーン122の上端部
とフロートの下端部の間が空かないよう、また、水位が
低いときは、堰本体101が低下して水底にあたって、
駆動モータが過負荷にならないように駆動モータ入力を
遮断する役目を果たしている。
が形成された構造体であり、特に上流側を平滑な平面と
した堰本体101aと、その両端に上下動が可能なよう
に設けた複数のガイドローラ101b及びガイドレール
101c(地上側)からなり、ガイドレール101cに沿
って上下動し水位変化に追随して突っ込み深さを一定に
操作できる構成となっている。ガイドレール101cに
は、リミットスイッチ101d,101eがついていて、
堰本体101が上昇し過ぎてスクリーン122の上端部
とフロートの下端部の間が空かないよう、また、水位が
低いときは、堰本体101が低下して水底にあたって、
駆動モータが過負荷にならないように駆動モータ入力を
遮断する役目を果たしている。
【0029】次にスクリーン122について説明する。
水平スクリーン122は、堰本体101の潜り水流中の
塵芥301をトラップするために堰本体101の前面
(上流側)下方水路幅いっぱいに配置されてものであ
り、複数の互いに平行なプレート122aから構成され
ている。各プレート122aは紐状及び糸状の塵芥が絡
み付きにくいようにプレート幅は水流方向に対して数百
mm以上の幅を持たせたものである。ここで、水平スク
リーン122の目幅サイズはポンプが吸込んだ場合に羽
根車の閉塞(またはポンプ細隙部への咬み込み)で回転
が阻害され運転不能となる恐れのある塵芥サイズ以下に
設定されている。
水平スクリーン122は、堰本体101の潜り水流中の
塵芥301をトラップするために堰本体101の前面
(上流側)下方水路幅いっぱいに配置されてものであ
り、複数の互いに平行なプレート122aから構成され
ている。各プレート122aは紐状及び糸状の塵芥が絡
み付きにくいようにプレート幅は水流方向に対して数百
mm以上の幅を持たせたものである。ここで、水平スク
リーン122の目幅サイズはポンプが吸込んだ場合に羽
根車の閉塞(またはポンプ細隙部への咬み込み)で回転
が阻害され運転不能となる恐れのある塵芥サイズ以下に
設定されている。
【0030】なお、図1に示されるように、迂回水路4
は、一般には、センタピア4aによって複数個(本実施
形態では3個)の迂回水路4Aに仕切られている。した
がって、本実施形態における防塵設備100では施工の
便宜のために、堰本体101及び水平スクリーン122
をセンタピア4a間寸法にあわせて分割し、これを各迂
回水路4Aごとに設置している。すなわち、各ユニット
は各迂回水路4Aの全幅を略3分割するように配置され
ている3個の堰本体101と、3個の水平スクリーン1
22とを備えて、階段状に配列されている。
は、一般には、センタピア4aによって複数個(本実施
形態では3個)の迂回水路4Aに仕切られている。した
がって、本実施形態における防塵設備100では施工の
便宜のために、堰本体101及び水平スクリーン122
をセンタピア4a間寸法にあわせて分割し、これを各迂
回水路4Aごとに設置している。すなわち、各ユニット
は各迂回水路4Aの全幅を略3分割するように配置され
ている3個の堰本体101と、3個の水平スクリーン1
22とを備えて、階段状に配列されている。
【0031】また、堰本体101によって堰止められた
水流の流下方向の下流端近傍には上流側に開口した貯留
場202が配置されている。
水流の流下方向の下流端近傍には上流側に開口した貯留
場202が配置されている。
【0032】ここで、貯留場202の容積はあらかじめ
洪水時に流下すると予想される塵芥量を貯留するに十分
なものとしておくことが必要である(そのような面積を
確保できない場合には前述の自動除塵設備を設置しても
よい)。そして、貯留場202の下流側前記連通部には
比較的目の粗いスクリーン203が配置されていて釜場
202内に貯留された塵芥の流出を防止する役目を果た
している。また、前記スクリーン203の通水面積は、
塵芥がその前面に滞留して閉塞することのないように十
分な広さを確保しておくものとする。前記スクリーン2
03は前記条件を満足するならば、バースクリーン、ネ
ットスクリーンなど種々の構造、目幅などのものが使用
できる。
洪水時に流下すると予想される塵芥量を貯留するに十分
なものとしておくことが必要である(そのような面積を
確保できない場合には前述の自動除塵設備を設置しても
よい)。そして、貯留場202の下流側前記連通部には
比較的目の粗いスクリーン203が配置されていて釜場
202内に貯留された塵芥の流出を防止する役目を果た
している。また、前記スクリーン203の通水面積は、
塵芥がその前面に滞留して閉塞することのないように十
分な広さを確保しておくものとする。前記スクリーン2
03は前記条件を満足するならば、バースクリーン、ネ
ットスクリーンなど種々の構造、目幅などのものが使用
できる。
【0033】以上のように構成した本実施形態の防塵設
備100の作用効果を以下に説明する。防塵設備本体1
00が設けられている一般的な排水システム(図6参
照)においては、例えば、大雨や台風といった洪水時に
なると、河川1の下流の主水路ゲート3が閉じられると
ともに、迂回水路4下流部の迂回水路ゲート6が開か
れ、河川1の濁水を排水機場5内の排水ポンプで迂回水
路4を介し放流し、河川1の流域の冠水被害を防止す
る。このとき、水母、木材、プラスチック等の塵芥が、
濁水といっしょになって河川1内を流下してくるが、こ
れらは一般に比重が水より小さいことから、浮力によっ
て塵芥301として濁水の表層を流下してくる。そして
濁水とともに、迂回水路4の分岐部において河川1から
迂回水路4へと流入しようとする。この時、迂回水路壁
面501が斜めに形成されていることによって、主水路
から迂回水路4に向けて淀みの無いスムーズな流れが生
じ、塵芥301が流れの淀み部にトラップされることな
く迂回水路4へ流れ込むことができる。好ましくは、θ
1の角度は30°〜60°の範囲が最適である。さら
に、防塵設備100においては、この分岐部に、水平プ
レートスクリーン122を設けるとともに、その下流側
上方に可動堰101を設定し、表層流れをせき止めるこ
とができる。この操作により、堰本体101aの前面
(上流側)の表層流れは堰本体101aに平行に向きを
変え、図1の矢印に示すように、貯留場へ向かう流れと
なる。したがって、表層を流下する塵芥はすべて、この
流れに乗って貯留場へ送りこまれる。
備100の作用効果を以下に説明する。防塵設備本体1
00が設けられている一般的な排水システム(図6参
照)においては、例えば、大雨や台風といった洪水時に
なると、河川1の下流の主水路ゲート3が閉じられると
ともに、迂回水路4下流部の迂回水路ゲート6が開か
れ、河川1の濁水を排水機場5内の排水ポンプで迂回水
路4を介し放流し、河川1の流域の冠水被害を防止す
る。このとき、水母、木材、プラスチック等の塵芥が、
濁水といっしょになって河川1内を流下してくるが、こ
れらは一般に比重が水より小さいことから、浮力によっ
て塵芥301として濁水の表層を流下してくる。そして
濁水とともに、迂回水路4の分岐部において河川1から
迂回水路4へと流入しようとする。この時、迂回水路壁
面501が斜めに形成されていることによって、主水路
から迂回水路4に向けて淀みの無いスムーズな流れが生
じ、塵芥301が流れの淀み部にトラップされることな
く迂回水路4へ流れ込むことができる。好ましくは、θ
1の角度は30°〜60°の範囲が最適である。さら
に、防塵設備100においては、この分岐部に、水平プ
レートスクリーン122を設けるとともに、その下流側
上方に可動堰101を設定し、表層流れをせき止めるこ
とができる。この操作により、堰本体101aの前面
(上流側)の表層流れは堰本体101aに平行に向きを
変え、図1の矢印に示すように、貯留場へ向かう流れと
なる。したがって、表層を流下する塵芥はすべて、この
流れに乗って貯留場へ送りこまれる。
【0034】一方、水中または水底を流れてきた塵芥は
水平スクリーン122に捕捉される。この時も迂回水路
壁面501が斜めに形成されていることにより、主水路
1から迂回水路4へ淀みの無いスムーズな流れが生じる
ので、主水路1から流下してきた塵芥が水平スクリーン
122に捕捉されるまでに迂回水路4に溜まることはな
い。この塵芥は以下のようにして取り除くことができ
る。すなわち、堰101を操作して閉止させると、中下
層の流れは表層流れと同様、方向を変えて貯留場へ向か
う流れになり、水平スクリーン122の横方向からの力
を塵芥に与えることができるからである。可動堰101
及び水平スクリーンを階段状に配置しているため、閉止
堰へ向かう水流は堰の直前で下流側一方向に流下する流
れになる。
水平スクリーン122に捕捉される。この時も迂回水路
壁面501が斜めに形成されていることにより、主水路
1から迂回水路4へ淀みの無いスムーズな流れが生じる
ので、主水路1から流下してきた塵芥が水平スクリーン
122に捕捉されるまでに迂回水路4に溜まることはな
い。この塵芥は以下のようにして取り除くことができ
る。すなわち、堰101を操作して閉止させると、中下
層の流れは表層流れと同様、方向を変えて貯留場へ向か
う流れになり、水平スクリーン122の横方向からの力
を塵芥に与えることができるからである。可動堰101
及び水平スクリーンを階段状に配置しているため、閉止
堰へ向かう水流は堰の直前で下流側一方向に流下する流
れになる。
【0035】このようにして、塵芥は水平プレートスク
リーン122から離脱して、一段下流側の水平プレート
スクリーン122に捕捉される。次いで、二段目の堰1
01を閉止することによって、同様に次段の水平プレー
トスクリーン122側へ塵芥を送り出すことができる。
このような操作を逐次行なうことによって、水中または
水底を流れてきた塵芥を貯留場へ集積することができ
る。
リーン122から離脱して、一段下流側の水平プレート
スクリーン122に捕捉される。次いで、二段目の堰1
01を閉止することによって、同様に次段の水平プレー
トスクリーン122側へ塵芥を送り出すことができる。
このような操作を逐次行なうことによって、水中または
水底を流れてきた塵芥を貯留場へ集積することができ
る。
【0036】なお、ここで水路の通水面積をできるだけ
確保するために、堰101を閉止した後は、次の堰が閉
止動作を開始する前に閉止前の状態に戻しておくことが
好ましい。このような水平スクリーン122の塵芥の除
去操作は、ある一定時間間隔をおいて、自動的に行って
もよいし、また、前記水位検出手段151、及び、堰1
01の下流側の水位検出手段152から水位差を算出
し、この水位差が所定の値を越えたらおこなうことにし
てもよい。これらの操作は予め制御装置162に組み込
まれた電子制御回路によって実現できるものである。
確保するために、堰101を閉止した後は、次の堰が閉
止動作を開始する前に閉止前の状態に戻しておくことが
好ましい。このような水平スクリーン122の塵芥の除
去操作は、ある一定時間間隔をおいて、自動的に行って
もよいし、また、前記水位検出手段151、及び、堰1
01の下流側の水位検出手段152から水位差を算出
し、この水位差が所定の値を越えたらおこなうことにし
てもよい。これらの操作は予め制御装置162に組み込
まれた電子制御回路によって実現できるものである。
【0037】なお、表層流れを堰止めるための堰の水中
突っ込み深さは、あまり、大きくして水位差がついても
よくないので、目安として以下のように設定するのが好
ましい。図7及び図8を用いて説明する。
突っ込み深さは、あまり、大きくして水位差がついても
よくないので、目安として以下のように設定するのが好
ましい。図7及び図8を用いて説明する。
【0038】堰が流れを堰止めると、これにより堰の前
後に水位差が発生する。この水位差(x)は、図7に示
されるように堰の水面下の突っ込み深さ(y)によって
一義的に決定されることは公知であり、例えば水理学
(本間ほか編著、岩波書店)第199頁によれば、式1
の関係で与えられる。
後に水位差が発生する。この水位差(x)は、図7に示
されるように堰の水面下の突っ込み深さ(y)によって
一義的に決定されることは公知であり、例えば水理学
(本間ほか編著、岩波書店)第199頁によれば、式1
の関係で与えられる。
【0039】
【数1】
【0040】ここで、Ho=堰上流の水位、Q=流水量、μ=
流出係数(=0.6)、b=水路幅、g=重力加速度である。
流出係数(=0.6)、b=水路幅、g=重力加速度である。
【0041】この関係を具体的に示したものを図7に示
す。この図8は、水路幅b=7m,流水量Q=17.5m3/s(流速
=0.5m/s)とした場合で、水路の水深Hoを、Ho=5mとHo=
3mの2つの場合についてそれぞれ示したものである。図
8でも明らかなように、フロート101の突っ込み深さ
yが大きくなるほど、フロート101前後の水位差も大
きくなることがわかる。しかしながら、あまり突っ込み
深さyを大きくすると、堰101上流の水位Hoが上昇し
て好ましくない。水位差を0.1m以内に抑えることにす
ると、堰101の突っ込み深さyはHo=5mの場合でy=2.0
m, Ho=3mの場合でHo=1.2m程度になる。したがって、排
水運転中は通常この程度の突っ込み深さがとれるように
堰を制御することが好ましい。
す。この図8は、水路幅b=7m,流水量Q=17.5m3/s(流速
=0.5m/s)とした場合で、水路の水深Hoを、Ho=5mとHo=
3mの2つの場合についてそれぞれ示したものである。図
8でも明らかなように、フロート101の突っ込み深さ
yが大きくなるほど、フロート101前後の水位差も大
きくなることがわかる。しかしながら、あまり突っ込み
深さyを大きくすると、堰101上流の水位Hoが上昇し
て好ましくない。水位差を0.1m以内に抑えることにす
ると、堰101の突っ込み深さyはHo=5mの場合でy=2.0
m, Ho=3mの場合でHo=1.2m程度になる。したがって、排
水運転中は通常この程度の突っ込み深さがとれるように
堰を制御することが好ましい。
【0042】なお、堰101前後面に水位差がつくと、
堰101には水位差に相当する水圧が作用するので、堰
本体101a,ガイドローラ101bおよびガイドレール
101cはこの水圧に耐えうる強度となるように予め設
計されていることが必要である。
堰101には水位差に相当する水圧が作用するので、堰
本体101a,ガイドローラ101bおよびガイドレール
101cはこの水圧に耐えうる強度となるように予め設
計されていることが必要である。
【0043】以上のようにして、表層及び底層を浮遊流
下する塵芥301はすべて貯留場202内に集積させる
ことができ、ここに一時的に貯留される。
下する塵芥301はすべて貯留場202内に集積させる
ことができ、ここに一時的に貯留される。
【0044】ここで、貯留場202と堰101の下流側
は連通していて、排水ポンプ運転によって、貯留場には
下流方向水流がつくられるため、堰101によって、進
路を変えた水流はここから排出される。
は連通していて、排水ポンプ運転によって、貯留場には
下流方向水流がつくられるため、堰101によって、進
路を変えた水流はここから排出される。
【0045】そして、貯留場202の上方に前後左右上
下方向に移動可能なように配置したバケット付きクレー
ン210によって、貯留された塵芥301を貯留場20
2から直接トラックなどの運搬手段に移し替えて排水機
場から搬出することができる。
下方向に移動可能なように配置したバケット付きクレー
ン210によって、貯留された塵芥301を貯留場20
2から直接トラックなどの運搬手段に移し替えて排水機
場から搬出することができる。
【0046】また好ましくは、釜場202の水底レベル
を迂回水路4Aの水底より高くして(図示せず)、平常
水位には水底が地表に現れるレベルに施工しておくと、
平常水位に戻ったときにホイールローダ、ショベルなど
が直接釜場202に乗り入れて塵芥の回収をおこなうこ
とができる。したがって、従来設備における、塵芥を水
面から引き上げて地上をコンベアでホッパまで移動させ
る工程を省略することができるので、設備の簡素化が計
られる。
を迂回水路4Aの水底より高くして(図示せず)、平常
水位には水底が地表に現れるレベルに施工しておくと、
平常水位に戻ったときにホイールローダ、ショベルなど
が直接釜場202に乗り入れて塵芥の回収をおこなうこ
とができる。したがって、従来設備における、塵芥を水
面から引き上げて地上をコンベアでホッパまで移動させ
る工程を省略することができるので、設備の簡素化が計
られる。
【0047】なお、貯留場202の面積が十分確保でき
ない場合には、貯留場202内に自動除塵設備を配置し
て塵芥を引き上げることができる。この場合には、貯留
場202のスペースをできるだけ活用して、貯留場20
2の所定面積に貯まると、自動除塵設備を運転するなど
間欠運転をおこない、地上のホッパー設備を省くことも
できる。
ない場合には、貯留場202内に自動除塵設備を配置し
て塵芥を引き上げることができる。この場合には、貯留
場202のスペースをできるだけ活用して、貯留場20
2の所定面積に貯まると、自動除塵設備を運転するなど
間欠運転をおこない、地上のホッパー設備を省くことも
できる。
【0048】したがって、本実施形態による防塵設備1
00によれば、塵芥の搬送における諸問題を解決できる
のみならず、人手のかからない簡素化された防塵設備を
得ることができる。
00によれば、塵芥の搬送における諸問題を解決できる
のみならず、人手のかからない簡素化された防塵設備を
得ることができる。
【0049】本発明の第二の実施形態を図3により説明
する。本実施形態による除塵設備100の全体構造を表
す平面図を図3に示す。本実施形態が第一の実施形態と
異なる点は塵芥を水路幅方向に移送するための可動堰1
01及び水平スクリーン122を迂回水路4の水路幅斜
め方向に配置したことにある。またその傾斜の角度は、
主水路1の壁面に対してθ2である。この様に配置する
ことによって、堰101を操作し閉止させて、堰の近傍
に堰と水平方向の流れをつくり、水平スクリーン122
に捕捉された塵芥に力を与えて取り除く際も、前記水平
方向の流れをスムーズに作り出すことができ、流れの淀
み部に塵芥がトラップされることなく取り除くことがで
きる。
する。本実施形態による除塵設備100の全体構造を表
す平面図を図3に示す。本実施形態が第一の実施形態と
異なる点は塵芥を水路幅方向に移送するための可動堰1
01及び水平スクリーン122を迂回水路4の水路幅斜
め方向に配置したことにある。またその傾斜の角度は、
主水路1の壁面に対してθ2である。この様に配置する
ことによって、堰101を操作し閉止させて、堰の近傍
に堰と水平方向の流れをつくり、水平スクリーン122
に捕捉された塵芥に力を与えて取り除く際も、前記水平
方向の流れをスムーズに作り出すことができ、流れの淀
み部に塵芥がトラップされることなく取り除くことがで
きる。
【0050】また好ましくは、角度θ1及びθ2は30
°〜60°の範囲が最適である。この時、図3の角度θ
1とθ2の角度を同一にし、それぞれ30°〜60°の
範囲とするとより一層効果があがる。
°〜60°の範囲が最適である。この時、図3の角度θ
1とθ2の角度を同一にし、それぞれ30°〜60°の
範囲とするとより一層効果があがる。
【0051】また、本発明によるところの、排水ポンプ
によって作り出される水流の方向を制御して塵芥を貯留
場まで搬送する防塵設備100は第一、二の実施形態に
とどまるものではない。いろいろなバリエーションがあ
る。例えば、図4、図5に示すように、前記可動堰10
1のさらに上流側に回転堰401を配置して、上流の水
流方向を制御すると(A→B位置へ回転させる。回転機
構は図示せず)、可動堰101前面の貯留場へ向かう水
流の強さが強まり、塵芥の移送がより促進される。この
ように、可動堰を組み合わせて水流の方向を制御し、塵
芥を移送集積することは、すべて本発明に含まれること
はあきらかである。
によって作り出される水流の方向を制御して塵芥を貯留
場まで搬送する防塵設備100は第一、二の実施形態に
とどまるものではない。いろいろなバリエーションがあ
る。例えば、図4、図5に示すように、前記可動堰10
1のさらに上流側に回転堰401を配置して、上流の水
流方向を制御すると(A→B位置へ回転させる。回転機
構は図示せず)、可動堰101前面の貯留場へ向かう水
流の強さが強まり、塵芥の移送がより促進される。この
ように、可動堰を組み合わせて水流の方向を制御し、塵
芥を移送集積することは、すべて本発明に含まれること
はあきらかである。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、人手のかからない簡素
化された排水システムの除塵設備を得ることができる。
化された排水システムの除塵設備を得ることができる。
【図1】本発明の第一の実施形態の平面図である。
【図2】本発明の第一の実施形態の断面図である。
【図3】本発明の第二の実施形態の平面図である。
【図4】本発明の第三の実施形態の平面図である。
【図5】本発明の第三の実施形態の断面図である。
【図6】従来技術の排水システムの説明図である。
【図7】堰の突っ込み深さと水位差との関係の説明図で
ある。
ある。
【図8】堰の突っ込み深さと水位差との関係を示す図で
ある。
ある。
1…排水対象河川、2…大河川、3…ゲート、4…迂回
水路、4a…センタピア、5…排水機場、6…ゲート、
7…除塵機、8…ポンプ吸水槽、100…除塵機、10
1…可動堰、101a…可動堰本体、101b…可動堰ガ
イド、101c…ガイドローラ、101d,101e…リミ
ットスイッチ、122…水平スクリーン、122a…プ
レート、151…水位検出装置、152…水位検出装
置、161…可動堰モータ駆動装置、162…変位検出
手段、163…制御装置、202…貯留場、203…粗
目スクリーン、210…バケット付きクレーン設備、3
01…浮遊塵芥、501…迂回水路側壁、θ1…迂回水
路側壁傾斜角度、θ2…堰の傾斜角度。
水路、4a…センタピア、5…排水機場、6…ゲート、
7…除塵機、8…ポンプ吸水槽、100…除塵機、10
1…可動堰、101a…可動堰本体、101b…可動堰ガ
イド、101c…ガイドローラ、101d,101e…リミ
ットスイッチ、122…水平スクリーン、122a…プ
レート、151…水位検出装置、152…水位検出装
置、161…可動堰モータ駆動装置、162…変位検出
手段、163…制御装置、202…貯留場、203…粗
目スクリーン、210…バケット付きクレーン設備、3
01…浮遊塵芥、501…迂回水路側壁、θ1…迂回水
路側壁傾斜角度、θ2…堰の傾斜角度。
Claims (8)
- 【請求項1】主水路の下流部に設けられた主水路ゲー
ト、該主水路から分岐して設けられた排水ポンプを備え
た迂回水路、及びこの迂回水路の下流部に設けられた迂
回水路ゲートを備えた排水システムに設置した前記排水
ポンプのポンプ吸水槽への塵芥の流入を防止する防塵用
スクリーンを設けた排水システムの防塵設備において、 前記迂回水路の防護用スクリーンから前記主水路と迂回
水路の分岐点にかけての水路形状は、主水路上流側の迂
回水路の側壁が、前記防護スクリーンの設置場所付近か
ら主水路の上流に向かって斜めに形成されて前記主水路
の側壁と交わり、前記排水ポンプの運転によってつくら
れる水流の方向を制御して、前記迂回水路中を流下する
塵芥を前記迂回水路近傍に配置された貯留水路に集積さ
せることを特徴とする排水システムの防塵設備。 - 【請求項2】請求項1項記載の排水システムの取水設備
において、 前記斜めに形成された前記迂回水路の側壁と、前記主水
路の側壁が成す角度が30°〜60°の範囲であること
を特徴とする排水システムの防塵設備。 - 【請求項3】請求項1項記載の排水システムの防塵設備
において、 前記排水ポンプによってつくられる水流を制御する手段
として上下方向に動作する堰とすることを特徴とする排
水システムの防塵設備。 - 【請求項4】請求項3項記載の排水システムの防塵設備
において、 前記堰を前記迂回水路中に階段状に複数配置したことを
特徴とする排水システムの防塵設備。 - 【請求項5】請求項3項記載の排水システムの防塵設備
において、 前記堰を前記迂回水路中に水路を斜め方向に横切るよう
に複数配置したことを特徴とする排水システムの防塵設
備。 - 【請求項6】請求項5項記載の排水システムの防塵設備
において、 前記迂回水路中を斜めに横切るように複数配列された堰
は、 前記堰と主水路の側壁が成す角度が30°〜60°の範
囲であることを特徴とする排水システムの防塵設備。 - 【請求項7】請求項5項記載の排水システムの防塵設備
において、 前記迂回水路中を斜めに横切るように複数配列された堰
と主水路の側壁が成す角度と、前記斜めに形成された前
記迂回水路の側壁と前記主水路の側壁が成す角度が同一
であることを特徴とする排水システムの防塵設備。 - 【請求項8】請求項7項記載の排水システムの防塵設備
において、前記同一である角度が30°〜60°の範囲
であることを特徴とする排水システムの防塵設備。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9184997A JPH10280366A (ja) | 1997-04-10 | 1997-04-10 | 排水システムの防塵設備 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9184997A JPH10280366A (ja) | 1997-04-10 | 1997-04-10 | 排水システムの防塵設備 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10280366A true JPH10280366A (ja) | 1998-10-20 |
Family
ID=14038029
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9184997A Pending JPH10280366A (ja) | 1997-04-10 | 1997-04-10 | 排水システムの防塵設備 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10280366A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006235965A (ja) * | 2005-02-24 | 2006-09-07 | Fujitsu Ltd | 河川異常発生判定装置 |
| JP2008303644A (ja) * | 2007-06-08 | 2008-12-18 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 流量調整機能付スクリーン |
| CN102561279A (zh) * | 2012-02-16 | 2012-07-11 | 中国水电顾问集团成都勘测设计研究院 | 用于河道泄流的水塔及泄流方法 |
| CN109356097A (zh) * | 2018-11-29 | 2019-02-19 | 中国电建集团成都勘测设计研究院有限公司 | 用于沟水处理的排水隧洞进口结构 |
-
1997
- 1997-04-10 JP JP9184997A patent/JPH10280366A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006235965A (ja) * | 2005-02-24 | 2006-09-07 | Fujitsu Ltd | 河川異常発生判定装置 |
| JP2008303644A (ja) * | 2007-06-08 | 2008-12-18 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 流量調整機能付スクリーン |
| CN102561279A (zh) * | 2012-02-16 | 2012-07-11 | 中国水电顾问集团成都勘测设计研究院 | 用于河道泄流的水塔及泄流方法 |
| CN102561279B (zh) * | 2012-02-16 | 2014-03-05 | 中国水电顾问集团成都勘测设计研究院有限公司 | 用于河道泄流的水塔及泄流方法 |
| CN109356097A (zh) * | 2018-11-29 | 2019-02-19 | 中国电建集团成都勘测设计研究院有限公司 | 用于沟水处理的排水隧洞进口结构 |
| CN109356097B (zh) * | 2018-11-29 | 2023-09-19 | 中国电建集团成都勘测设计研究院有限公司 | 用于沟水处理的排水隧洞进口结构 |
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