JPH10280930A - 多気筒内燃機関の動弁装置 - Google Patents
多気筒内燃機関の動弁装置Info
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- JPH10280930A JPH10280930A JP9090999A JP9099997A JPH10280930A JP H10280930 A JPH10280930 A JP H10280930A JP 9090999 A JP9090999 A JP 9090999A JP 9099997 A JP9099997 A JP 9099997A JP H10280930 A JPH10280930 A JP H10280930A
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- Japan
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- cam
- cylinder
- camshaft
- lift cam
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 多気筒内燃機関に用いられる動弁装置の部品
点数を減らし、構造を簡略化する。 【解決手段】 軸線を互いに平行に配された複数の気筒
を有する内燃機関のカムシャフト11上に、各気筒毎に
低リフトカム41(42,43,44)と高リフトカム
51(52,53,54)を並設するとともに、この高
リフトカム51をカムシャフト11の径方向に移動可能
に設け、内燃機関の運転状態に応じて高リフトカム51
を作動状態あるいは非作動状態に切り替える第1気筒及
び第2気筒用のピストン70Aと第3気筒及び第4気筒
用のピストン70Bを設けて、高リフトカム作動状態と
低リフトカム作動状態を切り替え可能にし、カムの回転
運動を、各気筒の吸気弁7の開閉運動として伝達する。
点数を減らし、構造を簡略化する。 【解決手段】 軸線を互いに平行に配された複数の気筒
を有する内燃機関のカムシャフト11上に、各気筒毎に
低リフトカム41(42,43,44)と高リフトカム
51(52,53,54)を並設するとともに、この高
リフトカム51をカムシャフト11の径方向に移動可能
に設け、内燃機関の運転状態に応じて高リフトカム51
を作動状態あるいは非作動状態に切り替える第1気筒及
び第2気筒用のピストン70Aと第3気筒及び第4気筒
用のピストン70Bを設けて、高リフトカム作動状態と
低リフトカム作動状態を切り替え可能にし、カムの回転
運動を、各気筒の吸気弁7の開閉運動として伝達する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の吸排気
弁をカムの回転により開閉させる動弁装置に関し、特に
カムを内燃機関の運転状態に応じて切り替える機構を備
えた動弁装置に係るものである。
弁をカムの回転により開閉させる動弁装置に関し、特に
カムを内燃機関の運転状態に応じて切り替える機構を備
えた動弁装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の動弁装置には、機関の全回転
速度域において燃費特性や出力特性(トルク特性)を向
上させるため、カムシャフトに低速回転域用の低リフト
カムと高速回転域用の高リフトカムとを並設し、且つ、
高リフトカムを低リフトカムに対してカムシャフトの径
方向へ移動可能に設け、内燃機関の運転状態に応じて高
リフトカム作動状態と低リフトカム作動状態とに切り替
え得るようにしたものがある。
速度域において燃費特性や出力特性(トルク特性)を向
上させるため、カムシャフトに低速回転域用の低リフト
カムと高速回転域用の高リフトカムとを並設し、且つ、
高リフトカムを低リフトカムに対してカムシャフトの径
方向へ移動可能に設け、内燃機関の運転状態に応じて高
リフトカム作動状態と低リフトカム作動状態とに切り替
え得るようにしたものがある。
【0003】特開平7−133708号公報に該種動弁
装置の一例が開示されている。この動弁装置において
は、高リフトカムを低リフトカムに対してカムシャフト
の径方向へ押動するピンが、カムシャフトに径方向へ移
動可能に設けられ、このピンがカムシャフト内を軸線方
向に移動可能に収納されたピストンの傾斜面に係合して
いる。そして、このピストンはリターンスプリングによ
って一方向に付勢されており、リターンスプリングとは
反対の側に設けられた油圧室に所定の大きさの油圧を供
給することにより、ピストンをリターンスプリングの弾
性に抗して移動させ、高リフトカムのカムノーズを低リ
フトカムのカムノーズよりも突出させて高リフトカム作
動状態にする。そして、油圧室の油圧を逃がすことによ
り、リターンスプリングの反力でピストンが油圧室側に
押し戻され、高リフトカムのカムノーズと低リフトカム
のカムノーズが合致して低リフトカム作動状態になる。
装置の一例が開示されている。この動弁装置において
は、高リフトカムを低リフトカムに対してカムシャフト
の径方向へ押動するピンが、カムシャフトに径方向へ移
動可能に設けられ、このピンがカムシャフト内を軸線方
向に移動可能に収納されたピストンの傾斜面に係合して
いる。そして、このピストンはリターンスプリングによ
って一方向に付勢されており、リターンスプリングとは
反対の側に設けられた油圧室に所定の大きさの油圧を供
給することにより、ピストンをリターンスプリングの弾
性に抗して移動させ、高リフトカムのカムノーズを低リ
フトカムのカムノーズよりも突出させて高リフトカム作
動状態にする。そして、油圧室の油圧を逃がすことによ
り、リターンスプリングの反力でピストンが油圧室側に
押し戻され、高リフトカムのカムノーズと低リフトカム
のカムノーズが合致して低リフトカム作動状態になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記公報に開示された
リフト可変動弁機構では、動弁一つに対してピストン及
びリターンスプリングからなる高リフトカム移動機構が
一組ずつあり、構造が複雑になるばかりでなく、部品点
数が増え、製造コストも高くなるという不具合があっ
た。
リフト可変動弁機構では、動弁一つに対してピストン及
びリターンスプリングからなる高リフトカム移動機構が
一組ずつあり、構造が複雑になるばかりでなく、部品点
数が増え、製造コストも高くなるという不具合があっ
た。
【0005】また、ピストン移動用の油圧をオイルポン
プから導入する油圧室が多数あるので多量の作動油が必
要となり、オイルポンプの必要容量が増大する。例え
ば、DOHCの直列4気筒エンジンの場合には、吸気側
についてだけでもピストンが8つ必要とされ、(8×ピ
ストン面積×ピストンのストローク量)の油量をカムシ
ャフトに供給しなければならない。
プから導入する油圧室が多数あるので多量の作動油が必
要となり、オイルポンプの必要容量が増大する。例え
ば、DOHCの直列4気筒エンジンの場合には、吸気側
についてだけでもピストンが8つ必要とされ、(8×ピ
ストン面積×ピストンのストローク量)の油量をカムシ
ャフトに供給しなければならない。
【0006】さらに、作動油はピストンの潤滑を兼ねて
いるのでオイル漏れは避けられず、これも油量増大の一
因となり、オイルポンプの必要容量を増大させている。
これらオイルポンプの容量増大は、内燃機関の出力でオ
イルポンプを駆動している場合には、内燃機関の機械損
失を増大させることとなり、不利である。
いるのでオイル漏れは避けられず、これも油量増大の一
因となり、オイルポンプの必要容量を増大させている。
これらオイルポンプの容量増大は、内燃機関の出力でオ
イルポンプを駆動している場合には、内燃機関の機械損
失を増大させることとなり、不利である。
【0007】また、多量の作動油を必要とするため、こ
れが動弁装置の応答性に悪影響を与える。本発明はこの
ような従来の技術の問題点に鑑みてなされたものであ
り、本発明が解決しようとする課題は、複数の気筒に対
して共通のカム作動切替手段を設けることにより動弁装
置の構造簡素化、コスト削減、応答性向上を図ることに
ある。
れが動弁装置の応答性に悪影響を与える。本発明はこの
ような従来の技術の問題点に鑑みてなされたものであ
り、本発明が解決しようとする課題は、複数の気筒に対
して共通のカム作動切替手段を設けることにより動弁装
置の構造簡素化、コスト削減、応答性向上を図ることに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために、以下の手段を採用した。本発明は、複数の
気筒を有する内燃機関のカムシャフト上に、各気筒毎に
低リフトカムと高リフトカムをそれらのノーズ部の位相
を互いに略同じにして並設するとともに、前記高リフト
カムをカムシャフトの径方向に前記低リフトカムに対し
て移動可能に設け、内燃機関の運転状態に応じて前記高
リフトカムを作動状態あるいは非作動状態に切り替える
カム作動切替手段を設けて高リフトカム作動状態と低リ
フトカム作動状態を切り替え可能にし、カムの回転運動
を、各気筒の燃焼室に連なるガス流路を開閉する動弁の
開閉運動として伝達する多気筒内燃機関の動弁装置にお
いて、互いに隣接する二つの気筒におけるカム作動切替
手段を共通化することを特徴とする多気筒内燃機関の動
弁装置である。
するために、以下の手段を採用した。本発明は、複数の
気筒を有する内燃機関のカムシャフト上に、各気筒毎に
低リフトカムと高リフトカムをそれらのノーズ部の位相
を互いに略同じにして並設するとともに、前記高リフト
カムをカムシャフトの径方向に前記低リフトカムに対し
て移動可能に設け、内燃機関の運転状態に応じて前記高
リフトカムを作動状態あるいは非作動状態に切り替える
カム作動切替手段を設けて高リフトカム作動状態と低リ
フトカム作動状態を切り替え可能にし、カムの回転運動
を、各気筒の燃焼室に連なるガス流路を開閉する動弁の
開閉運動として伝達する多気筒内燃機関の動弁装置にお
いて、互いに隣接する二つの気筒におけるカム作動切替
手段を共通化することを特徴とする多気筒内燃機関の動
弁装置である。
【0009】気筒の数に比してカム作動切替手段の数を
少なくすることができ、動弁装置の部品点数を減少する
ことができるとともに、構造が簡単になり、カム作動切
替手段の駆動手段も簡素化することができ、コストも低
廉にできる。
少なくすることができ、動弁装置の部品点数を減少する
ことができるとともに、構造が簡単になり、カム作動切
替手段の駆動手段も簡素化することができ、コストも低
廉にできる。
【0010】本発明において、多気筒内燃機関として
は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン等を例示す
ることができる。また、本発明の動弁装置は、4サイク
ルエンジンにも2サイクルエンジンにも適用可能であ
り、気筒の配列が直列配置にもV型配置にも適用可能で
ある。本発明における動弁としては吸気弁や排気弁を例
示することができる。
は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン等を例示す
ることができる。また、本発明の動弁装置は、4サイク
ルエンジンにも2サイクルエンジンにも適用可能であ
り、気筒の配列が直列配置にもV型配置にも適用可能で
ある。本発明における動弁としては吸気弁や排気弁を例
示することができる。
【0011】本発明では、前記カム作動切替手段に、カ
ムシャフト内を軸線方向へ往復移動可能なスライダと、
該スライダを駆動する駆動手段とを備えて構成すること
ができる。この場合には、スライダの位置によって高リ
フトカムを作動状態と非作動状態に切り替える。駆動手
段としては、油圧駆動や電磁駆動等を例示することがで
きる。
ムシャフト内を軸線方向へ往復移動可能なスライダと、
該スライダを駆動する駆動手段とを備えて構成すること
ができる。この場合には、スライダの位置によって高リ
フトカムを作動状態と非作動状態に切り替える。駆動手
段としては、油圧駆動や電磁駆動等を例示することがで
きる。
【0012】前記スライダは、カム作動切替手段を共通
化せんとする隣り合う二つの気筒のそれぞれに対応する
切替部を備え、両切替部の間を該切替部よりも小径の連
結部で連結して構成することができる。このようにする
と、スライダの摺動抵抗を低減することができ、応答性
が向上する。
化せんとする隣り合う二つの気筒のそれぞれに対応する
切替部を備え、両切替部の間を該切替部よりも小径の連
結部で連結して構成することができる。このようにする
と、スライダの摺動抵抗を低減することができ、応答性
が向上する。
【0013】また、本発明は、共通化された前記カム作
動切替手段を複数備え、これらカム作動切替手段を駆動
する駆動手段は、各カム作動切替手段が互いにカムシャ
フト回転方向に位相をずらして駆動されるように切り替
える駆動切替手段を備えるようにして構成することがで
きる。このようにすると、一つの駆動手段の駆動力を駆
動切替手段によって切り替えて複数のカム作動切替手段
に伝えることができ、構造が簡易になる。
動切替手段を複数備え、これらカム作動切替手段を駆動
する駆動手段は、各カム作動切替手段が互いにカムシャ
フト回転方向に位相をずらして駆動されるように切り替
える駆動切替手段を備えるようにして構成することがで
きる。このようにすると、一つの駆動手段の駆動力を駆
動切替手段によって切り替えて複数のカム作動切替手段
に伝えることができ、構造が簡易になる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
から図17の図面に基いて説明する。 〔第1の実施の形態〕初めに、本発明の動弁装置の第1
の実施の形態について図1から図8の図面に基づいて説
明する。
から図17の図面に基いて説明する。 〔第1の実施の形態〕初めに、本発明の動弁装置の第1
の実施の形態について図1から図8の図面に基づいて説
明する。
【0015】この動弁装置10は、内燃機関としての4
サイクル直列4気筒ガソリンエンジンに適用された態様
であり、図2(A),(B)は、このガソリンエンジン
の気筒平面配置図と1気筒についての基本機構図であ
る。
サイクル直列4気筒ガソリンエンジンに適用された態様
であり、図2(A),(B)は、このガソリンエンジン
の気筒平面配置図と1気筒についての基本機構図であ
る。
【0016】周知のように、直列4気筒ガソリンエンジ
ンでは、第1気筒(図2において#1で示す。以下同
様)、第2気筒(#2)、第3気筒(#3)、第4気筒
(#4)の全ての気筒がその軸心Qを互いに平行に配置
されて一列に配列されている。
ンでは、第1気筒(図2において#1で示す。以下同
様)、第2気筒(#2)、第3気筒(#3)、第4気筒
(#4)の全ての気筒がその軸心Qを互いに平行に配置
されて一列に配列されている。
【0017】今、この実施の形態においては、点火順番
を第1気筒(#1)→第3気筒(#3)→第4気筒(#
4)→第2気筒(#2)に設定されているものとする。
を第1気筒(#1)→第3気筒(#3)→第4気筒(#
4)→第2気筒(#2)に設定されているものとする。
【0018】図3はガソリンエンジンの概略構成図であ
り、このエンジンでは、各気筒のシリンダ1にピストン
2が摺動可能に設けられ、シリンダ1とピストン2との
間に燃焼室3が形成され、燃焼室3に臨んで点火プラグ
4が設けられ、シリンダ1に設けられた吸気ポート5及
び排気ポート6がそれぞれ燃焼室3に開口し、吸気ポー
ト5を開閉する一対の吸気弁7と排気ポート6を開閉す
る一対の排気弁8が設けられ、燃料噴射ノズル9が吸気
ポート5に燃料を噴射可能に設置されている。
り、このエンジンでは、各気筒のシリンダ1にピストン
2が摺動可能に設けられ、シリンダ1とピストン2との
間に燃焼室3が形成され、燃焼室3に臨んで点火プラグ
4が設けられ、シリンダ1に設けられた吸気ポート5及
び排気ポート6がそれぞれ燃焼室3に開口し、吸気ポー
ト5を開閉する一対の吸気弁7と排気ポート6を開閉す
る一対の排気弁8が設けられ、燃料噴射ノズル9が吸気
ポート5に燃料を噴射可能に設置されている。
【0019】この実施の形態における動弁装置10に
は、直接駆動式DOHCが採用されており、各気筒の吸
気弁7は吸気カムシャフト11に設けられた吸気側高低
速切替カム機構12によって開閉駆動され、各気筒の排
気弁8は排気カムシャフト13に設けられた排気側高低
速切替カム機構14によって開閉駆動される。
は、直接駆動式DOHCが採用されており、各気筒の吸
気弁7は吸気カムシャフト11に設けられた吸気側高低
速切替カム機構12によって開閉駆動され、各気筒の排
気弁8は排気カムシャフト13に設けられた排気側高低
速切替カム機構14によって開閉駆動される。
【0020】各気筒における一対の吸気弁7は一つのバ
ルブリフタ20を介して吸気側高低速切替カム機構12
によってリフトされるようになっている。即ち、図1の
第3気筒(#3)で一例を示すように、各吸気弁7のバ
ルブステム7aの上端に連結されたバルブスプリングリ
テーナ21と図示しないシリンダブロックのバネ受部と
の間に設けられたバルブスプリング22によって、吸気
弁7は閉弁方向に付勢されており、二つの吸気弁7のバ
ルブステム7aの上端がそれぞれインナシム23を介し
て共通の一つのバルブリフタ20に連結されている。そ
して、このバルブリフタ20がバルブスプリング22の
付勢力により吸気側高低速切替カム機構12のカムに押
圧されている。尚、各気筒における一対の排気弁8につ
いても同様であり、一つのバルブリフタ20を介して排
気側高低速切替カム機構14によってリフトされるよう
になっている。
ルブリフタ20を介して吸気側高低速切替カム機構12
によってリフトされるようになっている。即ち、図1の
第3気筒(#3)で一例を示すように、各吸気弁7のバ
ルブステム7aの上端に連結されたバルブスプリングリ
テーナ21と図示しないシリンダブロックのバネ受部と
の間に設けられたバルブスプリング22によって、吸気
弁7は閉弁方向に付勢されており、二つの吸気弁7のバ
ルブステム7aの上端がそれぞれインナシム23を介し
て共通の一つのバルブリフタ20に連結されている。そ
して、このバルブリフタ20がバルブスプリング22の
付勢力により吸気側高低速切替カム機構12のカムに押
圧されている。尚、各気筒における一対の排気弁8につ
いても同様であり、一つのバルブリフタ20を介して排
気側高低速切替カム機構14によってリフトされるよう
になっている。
【0021】以下、動弁装置10の吸気弁7の動弁系に
ついて説明し、排気弁8の動弁系については同様の構成
であるのでその説明を省略する。尚、以下の説明では、
単に高低速切替カム機構という場合は吸気側高低速カム
機構12のことをいい、また、単に左側というときは図
1において左側を指し、単に右側というときは図1にお
いて右側を指すものとする。
ついて説明し、排気弁8の動弁系については同様の構成
であるのでその説明を省略する。尚、以下の説明では、
単に高低速切替カム機構という場合は吸気側高低速カム
機構12のことをいい、また、単に左側というときは図
1において左側を指し、単に右側というときは図1にお
いて右側を指すものとする。
【0022】図1に示すように、吸気カムシャフト11
はその左端部から右端部に向かって順に、第1カムシャ
フト31、第2カムシャフト32、第3カムシャフト3
3、第4カムシャフト34、第5カムシャフト35を連
結して構成されており、各カムシャフトの連結部にそれ
ぞれ各気筒に対応する高低速切替カム機構12が設けら
れている。
はその左端部から右端部に向かって順に、第1カムシャ
フト31、第2カムシャフト32、第3カムシャフト3
3、第4カムシャフト34、第5カムシャフト35を連
結して構成されており、各カムシャフトの連結部にそれ
ぞれ各気筒に対応する高低速切替カム機構12が設けら
れている。
【0023】詳述すると、第1カムシャフト31の略中
央部には円筒状の第2カムシャフト32が相対回転不能
且つ相対軸線方向移動不能に外嵌固定されている。この
第1カムシャフト31の途中部外周と第2カムシャフト
32の左端部外周にはそれぞれ、第1気筒(#1)の吸
気弁7をリフトせしめるための低速回転用の低リフトカ
ム41,41が互いに対向して形成されており、これら
低リフトカム41,41の間に、筒状をなし第1カムシ
ャフト31を挿通させた高速回転用の高リフトカム51
が両低リフトカム41に接触するように挟装されてい
る。
央部には円筒状の第2カムシャフト32が相対回転不能
且つ相対軸線方向移動不能に外嵌固定されている。この
第1カムシャフト31の途中部外周と第2カムシャフト
32の左端部外周にはそれぞれ、第1気筒(#1)の吸
気弁7をリフトせしめるための低速回転用の低リフトカ
ム41,41が互いに対向して形成されており、これら
低リフトカム41,41の間に、筒状をなし第1カムシ
ャフト31を挿通させた高速回転用の高リフトカム51
が両低リフトカム41に接触するように挟装されてい
る。
【0024】第1カムシャフト31の右端部は第2カム
シャフト32を貫通して右方に突出しており、この突出
部に第3カムシャフト33の左端部が相対回転不能且つ
相対軸線方向移動不能に外嵌固定されている。
シャフト32を貫通して右方に突出しており、この突出
部に第3カムシャフト33の左端部が相対回転不能且つ
相対軸線方向移動不能に外嵌固定されている。
【0025】第2カムシャフト32の右端部外周と第3
カムシャフト33の左端部外周にはそれぞれ、第2気筒
(#2)の吸気弁7をリフトせしめるための低速回転用
の低リフトカム42,42が互いに対向して形成されて
おり、これら低リフトカム42,42の間に、筒状をな
し第1カムシャフト31を挿通させた高速回転用の高リ
フトカム52が両低リフトカム42に接触するように挟
装されている。
カムシャフト33の左端部外周にはそれぞれ、第2気筒
(#2)の吸気弁7をリフトせしめるための低速回転用
の低リフトカム42,42が互いに対向して形成されて
おり、これら低リフトカム42,42の間に、筒状をな
し第1カムシャフト31を挿通させた高速回転用の高リ
フトカム52が両低リフトカム42に接触するように挟
装されている。
【0026】第3カムシャフト33の略中央部には円筒
状の第4カムシャフト34が相対回転不能且つ相対軸線
方向移動不能に外嵌固定されている。この第3カムシャ
フト33の途中部外周と第4カムシャフト34の左端部
外周にはそれぞれ、第3気筒(#3)の吸気弁7をリフ
トせしめるための低速回転用の低リフトカム43,43
が互いに対向して形成されており、これら低リフトカム
43,43の間に、筒状をなし第3カムシャフト33を
挿通させた高速回転用の高リフトカム53が両低リフト
カム43に接触するように挟装されている。
状の第4カムシャフト34が相対回転不能且つ相対軸線
方向移動不能に外嵌固定されている。この第3カムシャ
フト33の途中部外周と第4カムシャフト34の左端部
外周にはそれぞれ、第3気筒(#3)の吸気弁7をリフ
トせしめるための低速回転用の低リフトカム43,43
が互いに対向して形成されており、これら低リフトカム
43,43の間に、筒状をなし第3カムシャフト33を
挿通させた高速回転用の高リフトカム53が両低リフト
カム43に接触するように挟装されている。
【0027】第3カムシャフト33の右端部は第4カム
シャフト34を貫通して右方に突出しており、この突出
部に右端部を閉塞させた筒状の第5カムシャフト35が
相対回転不能且つ相対軸線方向移動不能に外嵌固定され
ている。
シャフト34を貫通して右方に突出しており、この突出
部に右端部を閉塞させた筒状の第5カムシャフト35が
相対回転不能且つ相対軸線方向移動不能に外嵌固定され
ている。
【0028】第4カムシャフト34の右端部外周と第5
カムシャフト35の左端部外周にはそれぞれ、第4気筒
(#4)の吸気弁7をリフトせしめるための低速回転用
の低リフトカム44,44が互いに対向して形成されて
おり、これら低リフトカム44,44の間に、筒状をな
し第3カムシャフト33を挿通させた高速回転用の高リ
フトカム54が両低リフトカム44に接触するように挟
装されている。
カムシャフト35の左端部外周にはそれぞれ、第4気筒
(#4)の吸気弁7をリフトせしめるための低速回転用
の低リフトカム44,44が互いに対向して形成されて
おり、これら低リフトカム44,44の間に、筒状をな
し第3カムシャフト33を挿通させた高速回転用の高リ
フトカム54が両低リフトカム44に接触するように挟
装されている。
【0029】以上説明したように、第1カムシャフト3
1と第2カムシャフト32と第3カムシャフト33と第
4カムシャフト34と第5カムシャフト35は、互いに
相対回転不能で且つ相対軸線方向移動不能に連結され一
体化されて、吸気カムシャフト11を構成している。
1と第2カムシャフト32と第3カムシャフト33と第
4カムシャフト34と第5カムシャフト35は、互いに
相対回転不能で且つ相対軸線方向移動不能に連結され一
体化されて、吸気カムシャフト11を構成している。
【0030】この吸気カムシャフト11は、第2カムシ
ャフト32の略中央部と、第3カムシャフト33の略中
央部と、第4カムシャフト34の略中央部と、第5カム
シャフト35の右端部近傍と、第1カムシャフト31の
左端部近傍において軸受部61,62,63,64,6
5により回転自在に支持されており、第1カムシャフト
31の左端部に固定されたカムプーリ15や図示しない
プーリベルト等を介してエンジンのクランクシャフト
(図示せず)の回転が伝達され、このクランクシャフト
の1/2回転速度で調時駆動されるようになっている。
ャフト32の略中央部と、第3カムシャフト33の略中
央部と、第4カムシャフト34の略中央部と、第5カム
シャフト35の右端部近傍と、第1カムシャフト31の
左端部近傍において軸受部61,62,63,64,6
5により回転自在に支持されており、第1カムシャフト
31の左端部に固定されたカムプーリ15や図示しない
プーリベルト等を介してエンジンのクランクシャフト
(図示せず)の回転が伝達され、このクランクシャフト
の1/2回転速度で調時駆動されるようになっている。
【0031】軸受部61,62,63,64,65には
給油孔61a,62a,63a,64a,65aが設け
られており、オイルポンプから圧送されるオイルが、こ
れら給油孔61a,62a,63a,64a,65aを
介して吸気カムシャフト11と軸受部61,62,6
3,64,65との間に潤滑油として供給される。
給油孔61a,62a,63a,64a,65aが設け
られており、オイルポンプから圧送されるオイルが、こ
れら給油孔61a,62a,63a,64a,65aを
介して吸気カムシャフト11と軸受部61,62,6
3,64,65との間に潤滑油として供給される。
【0032】また、吸気カムシャフト11の内部には、
その回転中心に沿って第1カムシャフト31の左端面か
ら第5カムシャフト35の右端近傍に達するシリンダ3
6が形成されており、シリンダ36内にはスライダとし
ての二つのピストン70A,70Bが軸心方向に摺動可
能に挿入されている。
その回転中心に沿って第1カムシャフト31の左端面か
ら第5カムシャフト35の右端近傍に達するシリンダ3
6が形成されており、シリンダ36内にはスライダとし
ての二つのピストン70A,70Bが軸心方向に摺動可
能に挿入されている。
【0033】一方のピストン70Aは第1気筒(#1)
と第2気筒(#2)に対する高低速切替カム機構12
A,12Bに対応した位置に配置されており、他方のピ
ストン70Bは第3気筒(#3)と第4気筒(#4)に
対する高低速切替カム機構12C,12Dに対応した位
置に配置されていて、シリンダ36内において両ピスト
ン70A,70Bの間には油圧室37が形成されてい
る。
と第2気筒(#2)に対する高低速切替カム機構12
A,12Bに対応した位置に配置されており、他方のピ
ストン70Bは第3気筒(#3)と第4気筒(#4)に
対する高低速切替カム機構12C,12Dに対応した位
置に配置されていて、シリンダ36内において両ピスト
ン70A,70Bの間には油圧室37が形成されてい
る。
【0034】ピストン70A,70Bはそれぞれ、軸心
方向の両端に形成されシリンダ36の内径とほぼ同寸法
の外径を有する切替部71と、切替部71よりも小径の
外径を有し両切替部71,71を連結する連結部72と
を備えている。このようにピストン70A,70Bに小
径の連結部72を設けると、ピストン70A,70Bが
シリンダ36内を軸線方向に摺動する際の摺動抵抗を小
さくすることができる。
方向の両端に形成されシリンダ36の内径とほぼ同寸法
の外径を有する切替部71と、切替部71よりも小径の
外径を有し両切替部71,71を連結する連結部72と
を備えている。このようにピストン70A,70Bに小
径の連結部72を設けると、ピストン70A,70Bが
シリンダ36内を軸線方向に摺動する際の摺動抵抗を小
さくすることができる。
【0035】ピストン70Aは、第1カムシャフト31
に螺着されたカムプーリ固定用ボルト15aの右端面と
ピストン70Aの左側の切替部71との間に設けられた
リターンスプリング79Aによって、油圧室37に接近
する方向へ付勢されており、ピストン70Bは、第3カ
ムシャフト33の右端閉塞部とピストン70Bの右側の
切替部71との間に設けられたリターンスプリング79
Bによって、油圧室37に接近する方向へ付勢されてい
る。
に螺着されたカムプーリ固定用ボルト15aの右端面と
ピストン70Aの左側の切替部71との間に設けられた
リターンスプリング79Aによって、油圧室37に接近
する方向へ付勢されており、ピストン70Bは、第3カ
ムシャフト33の右端閉塞部とピストン70Bの右側の
切替部71との間に設けられたリターンスプリング79
Bによって、油圧室37に接近する方向へ付勢されてい
る。
【0036】ピストン70Aの右端縁近傍の外周面とピ
ストン70Bの左端縁近傍の外周面にはそれぞれ、ピス
トン70Aあるいはピストン70Bの外周面とシリンダ
36の内周面との間を液密にシールするシールリング7
3が装着されており、これらシールリング73はピスト
ン70A,70Bと共にシリンダ36内を軸心方向に摺
動し、油圧室37を常に密閉空間にする。
ストン70Bの左端縁近傍の外周面にはそれぞれ、ピス
トン70Aあるいはピストン70Bの外周面とシリンダ
36の内周面との間を液密にシールするシールリング7
3が装着されており、これらシールリング73はピスト
ン70A,70Bと共にシリンダ36内を軸心方向に摺
動し、油圧室37を常に密閉空間にする。
【0037】ピストン70A,70Bの各切替部71の
外周面には、軸線方向に細長い溝74が設けられてい
る。ピストン70Aにおいては、両溝74ともに図4に
示すように左側に深さの深い深溝74aが形成され、右
側に深溝74aよりも深さの浅い浅溝74bが形成され
ている。一方、ピストン70Bにおいては、両溝74と
もに右側に深さの深い深溝74aが形成され、左側に深
溝74aよりも深さの浅い浅溝74bが形成されてい
る。
外周面には、軸線方向に細長い溝74が設けられてい
る。ピストン70Aにおいては、両溝74ともに図4に
示すように左側に深さの深い深溝74aが形成され、右
側に深溝74aよりも深さの浅い浅溝74bが形成され
ている。一方、ピストン70Bにおいては、両溝74と
もに右側に深さの深い深溝74aが形成され、左側に深
溝74aよりも深さの浅い浅溝74bが形成されてい
る。
【0038】尚、ピストン70A,70Bに形成された
4つの溝74は吸気カムシャフト11の回転中心回りに
位相を90度ずつずらして配置されているが、このこと
については後で詳述する。
4つの溝74は吸気カムシャフト11の回転中心回りに
位相を90度ずつずらして配置されているが、このこと
については後で詳述する。
【0039】また、軸受62で摺動回転する第3カムシ
ャフト33の摺動面には第3カムシャフト33の外周面
を一周する環状溝33aが形成されており、吸気カムシ
ャフト11には、この溝33aから第3カムシャフト3
3及び第1カムシャフト31を径方向に貫通してシリン
ダ36に連通する2本の貫通孔38が互いに180度離
間して設けられている。環状溝33aは軸受部62の給
油孔62aに連通しており、したがって、吸気カムシャ
フト11が回転している時も常にオイルポンプのオイル
を油圧室37に供給することができるようになってい
る。
ャフト33の摺動面には第3カムシャフト33の外周面
を一周する環状溝33aが形成されており、吸気カムシ
ャフト11には、この溝33aから第3カムシャフト3
3及び第1カムシャフト31を径方向に貫通してシリン
ダ36に連通する2本の貫通孔38が互いに180度離
間して設けられている。環状溝33aは軸受部62の給
油孔62aに連通しており、したがって、吸気カムシャ
フト11が回転している時も常にオイルポンプのオイル
を油圧室37に供給することができるようになってい
る。
【0040】次に、高低速切替カム機構12について詳
述する。第1気筒(#1)に対する高低速切替カム機構
12Aを例にとって説明すると、高低速切替カム機構1
2Aは低リフトカム41と高リフトカム51を主要構成
とし、図5及び図6に示すように、各低リフトカム41
の外周にはベース円部41aとカムノーズ部41bとが
一連に形成されており、高リフトカム51の外周にもベ
ース円部51aとノーズ部51bが段部51cを介して
連設されている。ここで、低リフトカム41のベース円
部41aの曲率半径と高リフトカム51のベース円部5
1aの曲率半径は同寸法に設定されている。
述する。第1気筒(#1)に対する高低速切替カム機構
12Aを例にとって説明すると、高低速切替カム機構1
2Aは低リフトカム41と高リフトカム51を主要構成
とし、図5及び図6に示すように、各低リフトカム41
の外周にはベース円部41aとカムノーズ部41bとが
一連に形成されており、高リフトカム51の外周にもベ
ース円部51aとノーズ部51bが段部51cを介して
連設されている。ここで、低リフトカム41のベース円
部41aの曲率半径と高リフトカム51のベース円部5
1aの曲率半径は同寸法に設定されている。
【0041】高リフトカム51のノーズ部51bの頂点
と吸気カムシャフト11の回転中心とを結ぶ仮想中心線
C1と、低リフトカム41のカムノーズ部41bの頂点
と吸気カムシャフト11の回転中心とを結ぶ仮想中心線
C2は同一平面上に配置されており、前記両仮想中心線
C1,C2は吸気カムシャフト11の回転中心回りの位相
を一致させている。
と吸気カムシャフト11の回転中心とを結ぶ仮想中心線
C1と、低リフトカム41のカムノーズ部41bの頂点
と吸気カムシャフト11の回転中心とを結ぶ仮想中心線
C2は同一平面上に配置されており、前記両仮想中心線
C1,C2は吸気カムシャフト11の回転中心回りの位相
を一致させている。
【0042】筒状をなす高リフトカム51の内周形状は
前記仮想中心線C1に対し線対称の略長円形をなし、前
記仮想中心線を挟んだ高リフトカム51の両内側面には
仮想中心線C1に対し平行をなす平面に形成されたガイ
ド面53が形成されている。吸気カムシャフト11の第
1カムシャフト31の外周面にも互いに平行をなす平面
状のガイド面39が形成されており、この両ガイド面3
9を高リフトカム51の両ガイド面53に摺接させて、
第1カムシャフト31は高リフトカム51を支持してい
る。そして、高リフトカム51は、低リフトカム41に
対しその仮想中心線に沿って吸気カムシャフト11の回
転中心と直交する径方向へ移動可能になっている。
前記仮想中心線C1に対し線対称の略長円形をなし、前
記仮想中心線を挟んだ高リフトカム51の両内側面には
仮想中心線C1に対し平行をなす平面に形成されたガイ
ド面53が形成されている。吸気カムシャフト11の第
1カムシャフト31の外周面にも互いに平行をなす平面
状のガイド面39が形成されており、この両ガイド面3
9を高リフトカム51の両ガイド面53に摺接させて、
第1カムシャフト31は高リフトカム51を支持してい
る。そして、高リフトカム51は、低リフトカム41に
対しその仮想中心線に沿って吸気カムシャフト11の回
転中心と直交する径方向へ移動可能になっている。
【0043】この高リフトカム51のノーズ部51b側
の内周面には、第1カムシャフト31に設けられた貫通
孔31aを貫通するピン55の先端が連結されており、
このピン55の先端部55aと第1カムシャフト31と
の間に設けられたスプリング56によって、高リフトカ
ム51は第1カムシャフト31の径方向外方へ付勢され
ている。
の内周面には、第1カムシャフト31に設けられた貫通
孔31aを貫通するピン55の先端が連結されており、
このピン55の先端部55aと第1カムシャフト31と
の間に設けられたスプリング56によって、高リフトカ
ム51は第1カムシャフト31の径方向外方へ付勢され
ている。
【0044】ピン55の基端はピストン70Aの左端側
の切替部71の溝74に挿入されている。そして、高リ
フトカム51が径方向外方に最大限移動したときには、
図5(A),(B)に示すように、高リフトカム51の
ノーズ部51bが低リフトカム41のノーズ部41bよ
りも外方に突出するようになっており、このときにピン
55の基端部55bがピストン70Aにおける前記溝7
4の浅溝74bに乗り上げることができるとともに、溝
74内を吸気カムシャフト11の軸心方向に沿って相対
移動することができるようになっている。
の切替部71の溝74に挿入されている。そして、高リ
フトカム51が径方向外方に最大限移動したときには、
図5(A),(B)に示すように、高リフトカム51の
ノーズ部51bが低リフトカム41のノーズ部41bよ
りも外方に突出するようになっており、このときにピン
55の基端部55bがピストン70Aにおける前記溝7
4の浅溝74bに乗り上げることができるとともに、溝
74内を吸気カムシャフト11の軸心方向に沿って相対
移動することができるようになっている。
【0045】また、ピン55の基端部55bは、高リフ
トカム51が径方向外方に最大限移動したときにも、溝
74から外れることがないように設定されており、これ
によって、ピストン70Aは第1カムシャフト31と常
に同期して回転することとなる。
トカム51が径方向外方に最大限移動したときにも、溝
74から外れることがないように設定されており、これ
によって、ピストン70Aは第1カムシャフト31と常
に同期して回転することとなる。
【0046】さらに、高リフトカム51が径方向外方に
最大限移動したときには、高リフトカム51のカムロー
ブが低リフトカム41のベース円部41aにスムーズに
連なるようになっている。
最大限移動したときには、高リフトカム51のカムロー
ブが低リフトカム41のベース円部41aにスムーズに
連なるようになっている。
【0047】また、ピン55が溝74の深溝74a側に
位置しているときには、ピン55の基端部55bが深溝
74a内に進入可能になっており、高リフトカム51が
径方向内方に最大限引っ込んだときには、図6(B)に
示すように、高リフトカム51のノーズ部51bの先端
部と低リフトカム41のノーズ部41bの先端部が重合
して両先端が一致し、且つ、高リフトカム51のベース
円部51aが低リフトカム41のベース円部41aに重
合するようになっている。
位置しているときには、ピン55の基端部55bが深溝
74a内に進入可能になっており、高リフトカム51が
径方向内方に最大限引っ込んだときには、図6(B)に
示すように、高リフトカム51のノーズ部51bの先端
部と低リフトカム41のノーズ部41bの先端部が重合
して両先端が一致し、且つ、高リフトカム51のベース
円部51aが低リフトカム41のベース円部41aに重
合するようになっている。
【0048】尚、第2気筒(#2)に対する高低速切替
カム機構12B、第3気筒(#3)に対する高低速切替
カム機構12C、第4気筒(#4)に対する高低速切替
カム機構12Dについてもその構成は第1気筒(#1)
に対する高低速切替カム機構12Aと基本的に同様であ
るので同一態様部分についてはその説明を省略し、相違
点だけを以下に説明する。
カム機構12B、第3気筒(#3)に対する高低速切替
カム機構12C、第4気筒(#4)に対する高低速切替
カム機構12Dについてもその構成は第1気筒(#1)
に対する高低速切替カム機構12Aと基本的に同様であ
るので同一態様部分についてはその説明を省略し、相違
点だけを以下に説明する。
【0049】第2気筒(#2)に対する高低速切替カム
機構12Bではピン55の基端部55bがピストン70
Aにおける右端側の切替部71の溝74に挿入されてお
り、第3気筒(#3)に対する高低速切替カム機構12
Cではピン55の基端部55bがピストン70Bにおけ
る左端側の切替部71の溝74に挿入されており、第4
気筒(#4)に対する高低速切替カム機構12Dではピ
ン55の基端部55bがピストン70Bにおける右端側
の切替部71の溝74に挿入されている。
機構12Bではピン55の基端部55bがピストン70
Aにおける右端側の切替部71の溝74に挿入されてお
り、第3気筒(#3)に対する高低速切替カム機構12
Cではピン55の基端部55bがピストン70Bにおけ
る左端側の切替部71の溝74に挿入されており、第4
気筒(#4)に対する高低速切替カム機構12Dではピ
ン55の基端部55bがピストン70Bにおける右端側
の切替部71の溝74に挿入されている。
【0050】また、図7に示すように、吸気カムシャフ
ト11の回転方向を図中矢印の如く時計回り方向とし、
気筒の点火順番を第1気筒(#1)→第3気筒(#3)
→第4気筒(#4)→第2気筒(#2)とした場合に
は、第1気筒(#1)の高低速切替カム機構12Aを基
準にして吸気カムシャフト11の回転方向に90度毎
に、第2気筒(#2)の高低速切替カム機構12B、第
4気筒(#4)の高低速切替カム機構12D、第3気筒
(#3)の高低速切替カム機構12Cを配置する。した
がって、前述のピストン70A,70Bに設ける溝74
についても同じ位相差に配置する。
ト11の回転方向を図中矢印の如く時計回り方向とし、
気筒の点火順番を第1気筒(#1)→第3気筒(#3)
→第4気筒(#4)→第2気筒(#2)とした場合に
は、第1気筒(#1)の高低速切替カム機構12Aを基
準にして吸気カムシャフト11の回転方向に90度毎
に、第2気筒(#2)の高低速切替カム機構12B、第
4気筒(#4)の高低速切替カム機構12D、第3気筒
(#3)の高低速切替カム機構12Cを配置する。した
がって、前述のピストン70A,70Bに設ける溝74
についても同じ位相差に配置する。
【0051】次に、この動弁装置10の作用を説明す
る。この動弁装置10では、エンジンのクランクシャフ
トの回転速度や軸出力などに所定のしきい値を設定し、
軸受62の給油孔62aに連なる図示しない油圧回路に
油路切替手段を設け、前記しきい値以下の時には油圧室
37を図示しないオイルパンに戻る低圧油路に連通し、
前記しきい値を越えた時には油圧室37をオイルポンプ
の吐出側に連なる高圧油路に連通するように、前記油路
切替手段を制御する。
る。この動弁装置10では、エンジンのクランクシャフ
トの回転速度や軸出力などに所定のしきい値を設定し、
軸受62の給油孔62aに連なる図示しない油圧回路に
油路切替手段を設け、前記しきい値以下の時には油圧室
37を図示しないオイルパンに戻る低圧油路に連通し、
前記しきい値を越えた時には油圧室37をオイルポンプ
の吐出側に連なる高圧油路に連通するように、前記油路
切替手段を制御する。
【0052】そして、油圧室37が低圧油路に連通され
ている時の油圧室37内の油圧ではピストン70A,7
0Bをリターンスプリング79A,79Bの弾性に抗し
て押動することができず、油圧室37が高圧油路に連通
された時には油圧室37内の油圧でピストン70A,7
0Bをリターンスプリング79A,79Bの弾性に抗し
て押動することができるように、予めリターンスプリン
グ79A,79Bのばね定数及び初期取付荷重を設定し
ておく。
ている時の油圧室37内の油圧ではピストン70A,7
0Bをリターンスプリング79A,79Bの弾性に抗し
て押動することができず、油圧室37が高圧油路に連通
された時には油圧室37内の油圧でピストン70A,7
0Bをリターンスプリング79A,79Bの弾性に抗し
て押動することができるように、予めリターンスプリン
グ79A,79Bのばね定数及び初期取付荷重を設定し
ておく。
【0053】<低リフトカム作動状態>エンジンのクラ
ンクシャフトの回転速度や軸出力などが前記しきい値以
下である場合には、油圧室37が低圧油路に連通するの
で油圧室37内の油圧は低圧に保持される。
ンクシャフトの回転速度や軸出力などが前記しきい値以
下である場合には、油圧室37が低圧油路に連通するの
で油圧室37内の油圧は低圧に保持される。
【0054】この時には、この油圧室37内の油圧がピ
ストン70A,70Bをそれぞれ吸気カムシャフト11
の端部方向へ押動する力よりも、リターンスプリング7
9A,79Bがピストン70A,70Bを互いに接近す
る方向へ付勢する力の方が大きく、したがって、ピスト
ン70A,70Bは互いに最接近した位置に保持され
る。ここでピストン70A,70Bが最接近した位置と
は、各高リフトカム51,52,53,54に連繋して
いる各ピン55がピストン70A,70Bにおける溝7
4の深溝74a側端縁に掛止してピストン70A,70
Bが停止する位置であり、以下、これを低リフトカム作
動位置と称す。
ストン70A,70Bをそれぞれ吸気カムシャフト11
の端部方向へ押動する力よりも、リターンスプリング7
9A,79Bがピストン70A,70Bを互いに接近す
る方向へ付勢する力の方が大きく、したがって、ピスト
ン70A,70Bは互いに最接近した位置に保持され
る。ここでピストン70A,70Bが最接近した位置と
は、各高リフトカム51,52,53,54に連繋して
いる各ピン55がピストン70A,70Bにおける溝7
4の深溝74a側端縁に掛止してピストン70A,70
Bが停止する位置であり、以下、これを低リフトカム作
動位置と称す。
【0055】ピストン70Aが低リフトカム作動位置に
停止している時の第1気筒(#1)に対する高低速切替
カム機構12Aの動作について図1及び図6を参照して
説明すると、高リフトカム51に連繋するピン55はそ
の基端部55bをピストン70Aにおける左端側の切替
部71の深溝74a内に没入可能に位置している。
停止している時の第1気筒(#1)に対する高低速切替
カム機構12Aの動作について図1及び図6を参照して
説明すると、高リフトカム51に連繋するピン55はそ
の基端部55bをピストン70Aにおける左端側の切替
部71の深溝74a内に没入可能に位置している。
【0056】図6(A)に示すように、第1気筒(#
1)の吸気弁7のバルブリフタ20が低リフトカム41
のベース円部41a及び高リフトカム51のベース円部
51aに摺接している時には、スプリング56の弾性に
より高リフトカム51はそのノーズ部51bを低リフト
カム41のノーズ部41bよりも径方向外方に突出させ
た状態で吸気カムシャフト11及び低リフトカム41と
一緒に同期して回転する。
1)の吸気弁7のバルブリフタ20が低リフトカム41
のベース円部41a及び高リフトカム51のベース円部
51aに摺接している時には、スプリング56の弾性に
より高リフトカム51はそのノーズ部51bを低リフト
カム41のノーズ部41bよりも径方向外方に突出させ
た状態で吸気カムシャフト11及び低リフトカム41と
一緒に同期して回転する。
【0057】そして、高リフトカム51のノーズ部51
aがバルブリフタ20に当接し始めると、バルブスプリ
ング22がバルブリフタ20を介して高リフトカム51
を上方へ押し上げる力の方が、スプリング56が高リフ
トカム51を下方へ押し下げる力よりも大きいので、高
リフトカム51はスプリング56の弾性に抗して吸気カ
ムシャフト11の回転中心に向かって押し上げられる。
その際、ピン55の基部55bは深溝74aに没入する
ので、高リフトカム51の前記上動が妨げられることは
ない。
aがバルブリフタ20に当接し始めると、バルブスプリ
ング22がバルブリフタ20を介して高リフトカム51
を上方へ押し上げる力の方が、スプリング56が高リフ
トカム51を下方へ押し下げる力よりも大きいので、高
リフトカム51はスプリング56の弾性に抗して吸気カ
ムシャフト11の回転中心に向かって押し上げられる。
その際、ピン55の基部55bは深溝74aに没入する
ので、高リフトカム51の前記上動が妨げられることは
ない。
【0058】このようにして、高リフトカム51は吸気
カムシャフト11の回転に伴って上昇せしめられ、吸気
弁7の最大リフト時には図6(B)に示すように高リフ
トカム51のノーズ部51bの先端と低リフトカム41
bの先端が一致することとなる。
カムシャフト11の回転に伴って上昇せしめられ、吸気
弁7の最大リフト時には図6(B)に示すように高リフ
トカム51のノーズ部51bの先端と低リフトカム41
bの先端が一致することとなる。
【0059】即ち、この場合には、吸気弁7は低リフト
カム41のカムプロフィールに従ってリフトし開閉する
こととなり、高リフトカム51は吸気弁7のリフトに何
ら関与しないこととなる。これがこの動弁装置10にお
ける低リフトカム作動状態である。
カム41のカムプロフィールに従ってリフトし開閉する
こととなり、高リフトカム51は吸気弁7のリフトに何
ら関与しないこととなる。これがこの動弁装置10にお
ける低リフトカム作動状態である。
【0060】<高リフトカム作動状態>一方、エンジン
のクランクシャフトの回転速度や軸出力などが前記しき
い値を越えた場合には、油圧室37が高圧油路に連通す
るので油圧室37内の油圧は高圧に保持される。
のクランクシャフトの回転速度や軸出力などが前記しき
い値を越えた場合には、油圧室37が高圧油路に連通す
るので油圧室37内の油圧は高圧に保持される。
【0061】この時には、リターンスプリング79A,
79Bがピストン70A,70Bを互いに接近する方向
へ付勢する力よりも、油圧室37内の油圧がピストン7
0A,70Bをそれぞれ吸気カムシャフト11の端部方
向へ押動する力の方が大きくなる。したがって、直前ま
で前述のように高低速切替カム機構12Aが低リフトカ
ム作動状態にあった時には、油圧室37との連通が低圧
油路から高圧油路に切り替わった時にピストン70A,
70Bはそれぞれ吸気カムシャフト11の端部に接近す
る方向へ、換言すればピストン70A,70Bは互いに
離間する方向へ移動する。そして、各高リフトカム5
1,52,53,54に連繋している各ピン55がピス
トン70A,70Bにおける溝74の浅溝74b側端縁
に掛止してピストン70A,70Bは停止する。以下、
これを高リフトカム作動位置と称す。
79Bがピストン70A,70Bを互いに接近する方向
へ付勢する力よりも、油圧室37内の油圧がピストン7
0A,70Bをそれぞれ吸気カムシャフト11の端部方
向へ押動する力の方が大きくなる。したがって、直前ま
で前述のように高低速切替カム機構12Aが低リフトカ
ム作動状態にあった時には、油圧室37との連通が低圧
油路から高圧油路に切り替わった時にピストン70A,
70Bはそれぞれ吸気カムシャフト11の端部に接近す
る方向へ、換言すればピストン70A,70Bは互いに
離間する方向へ移動する。そして、各高リフトカム5
1,52,53,54に連繋している各ピン55がピス
トン70A,70Bにおける溝74の浅溝74b側端縁
に掛止してピストン70A,70Bは停止する。以下、
これを高リフトカム作動位置と称す。
【0062】但し、実際にピストン70A,70Bが互
いに離間する方向へ移動することができるのは吸気弁7
の非リフト時に限られ、リフト時には移動することはで
きない。というのは、低リフトカム作動状態において吸
気弁7がリフトしている時には、前述したようにピン5
5の基部55aが深溝74aに没入しており、その間は
ピストン70A,70Bが吸気カムシャフト11の端部
側に移動しようとしても、溝74において深溝74aと
浅溝74bとの間に形成された段部にピン55が突き当
たって、移動できないからである。
いに離間する方向へ移動することができるのは吸気弁7
の非リフト時に限られ、リフト時には移動することはで
きない。というのは、低リフトカム作動状態において吸
気弁7がリフトしている時には、前述したようにピン5
5の基部55aが深溝74aに没入しており、その間は
ピストン70A,70Bが吸気カムシャフト11の端部
側に移動しようとしても、溝74において深溝74aと
浅溝74bとの間に形成された段部にピン55が突き当
たって、移動できないからである。
【0063】これに対して、吸気弁7がリフトしていな
い時には、前述したようにピン55の基端部55bは浅
溝74bに乗り上げることができる位置にあるので、ピ
ストン70A,70Bはそれぞれリターンスプリング7
9A,79Bの弾性に抗して吸気カムシャフト11の端
部側に移動することができる。
い時には、前述したようにピン55の基端部55bは浅
溝74bに乗り上げることができる位置にあるので、ピ
ストン70A,70Bはそれぞれリターンスプリング7
9A,79Bの弾性に抗して吸気カムシャフト11の端
部側に移動することができる。
【0064】ピストン70A,70Bがそれぞれ吸気カ
ムシャフト11の端部側に移動した後における高低速切
替カム機構12Aの動作について図1及び図5を参照し
て説明すると、図5(A),(B)に示すようにピン5
5の基端部55bが浅溝74bの上に乗り上がって浅溝
74bの基端面と係合状態になるので、吸気カムシャフ
ト11の回転中は常に高リフトカム51は吸気カムシャ
フト11の径方向であって回転中心から離間する方向へ
突出した状態に保持される。
ムシャフト11の端部側に移動した後における高低速切
替カム機構12Aの動作について図1及び図5を参照し
て説明すると、図5(A),(B)に示すようにピン5
5の基端部55bが浅溝74bの上に乗り上がって浅溝
74bの基端面と係合状態になるので、吸気カムシャフ
ト11の回転中は常に高リフトカム51は吸気カムシャ
フト11の径方向であって回転中心から離間する方向へ
突出した状態に保持される。
【0065】その結果、非リフト時は低リフトカム41
のベース円部41aが吸気弁7のバルブリフタ20に摺
接し、リフト開始時にはバルブリフタ20との摺接部位
が、低リフトカム41のベース円部41aから高リフト
カム51のカムローブに移行する。バルブリフタ20と
の摺接部位が高リフトカム51のカムローブに移った後
は、吸気弁7は高リフトカム51のノーズ部51bのプ
ロフィールにしたがってリフトされ開閉することとな
る。これがこの動弁装置10における高リフトカム作動
状態である。
のベース円部41aが吸気弁7のバルブリフタ20に摺
接し、リフト開始時にはバルブリフタ20との摺接部位
が、低リフトカム41のベース円部41aから高リフト
カム51のカムローブに移行する。バルブリフタ20と
の摺接部位が高リフトカム51のカムローブに移った後
は、吸気弁7は高リフトカム51のノーズ部51bのプ
ロフィールにしたがってリフトされ開閉することとな
る。これがこの動弁装置10における高リフトカム作動
状態である。
【0066】尚、動弁装置10を高リフト作動状態から
低リフト作動状態に切り替えるには、前記油路切替手段
を切り替えて油圧室37を高圧油路から低圧油路に連通
させれば、ピストン70A,70Bはリターンスプリン
グ79A,79Bの弾性により前述の低リフトカム作動
位置にスプリングバックさせることができる。
低リフト作動状態に切り替えるには、前記油路切替手段
を切り替えて油圧室37を高圧油路から低圧油路に連通
させれば、ピストン70A,70Bはリターンスプリン
グ79A,79Bの弾性により前述の低リフトカム作動
位置にスプリングバックさせることができる。
【0067】但し、この場合も、実際にピストン70
A,70Bを低リフトカム作動位置に移動することがで
きるのは、吸気弁7の非リフト時のみであり、リフト時
に移動することはできない。というのは、高リフトカム
作動状態において吸気弁7のリフト時には、バルブスプ
リング22がバルブリフタ20を介して高リフトカム5
1を吸気カムシャフト11の回転中心に向かって押動す
る力が極めて大きく、この力に起因してピン55の基端
面と浅溝74bの底面との間に生じる摩擦力による抵抗
の方が、リターンスプリング79A,79Bがピストン
70A,70Bを互いに接近する方向(即ち、低リフト
カム作動状態に戻す方向)へ押動する力よりも優るた
め、ピストン70A,70Bを移動させることができな
いからである。
A,70Bを低リフトカム作動位置に移動することがで
きるのは、吸気弁7の非リフト時のみであり、リフト時
に移動することはできない。というのは、高リフトカム
作動状態において吸気弁7のリフト時には、バルブスプ
リング22がバルブリフタ20を介して高リフトカム5
1を吸気カムシャフト11の回転中心に向かって押動す
る力が極めて大きく、この力に起因してピン55の基端
面と浅溝74bの底面との間に生じる摩擦力による抵抗
の方が、リターンスプリング79A,79Bがピストン
70A,70Bを互いに接近する方向(即ち、低リフト
カム作動状態に戻す方向)へ押動する力よりも優るた
め、ピストン70A,70Bを移動させることができな
いからである。
【0068】したがって、この動弁装置10では、図8
のトルク特性図に示すように、クランクシャフトの回転
速度や軸出力が予め設定したしきい値以下の時には高低
速切替カム機構12が低リフトカム作動状態となり、し
きい値を越えた時には高リフトカム作動状態になる。
のトルク特性図に示すように、クランクシャフトの回転
速度や軸出力が予め設定したしきい値以下の時には高低
速切替カム機構12が低リフトカム作動状態となり、し
きい値を越えた時には高リフトカム作動状態になる。
【0069】以上、第1気筒(#1)に対する高低速切
替カム機構12Aについて説明したが、残る3つの高低
速切替カム機構12B,C,Dについても同様である。
そして、高低速切替カム機構12A,12Bは一つのピ
ストン70Aによって高リフトカム作動状態と低リフト
カム作動状態に切替可能であり、高低速切替カム機構1
2C,12Dは一つのピストン70Bによって高リフト
カム作動状態と低リフトカム作動状態に切替可能にな
る。
替カム機構12Aについて説明したが、残る3つの高低
速切替カム機構12B,C,Dについても同様である。
そして、高低速切替カム機構12A,12Bは一つのピ
ストン70Aによって高リフトカム作動状態と低リフト
カム作動状態に切替可能であり、高低速切替カム機構1
2C,12Dは一つのピストン70Bによって高リフト
カム作動状態と低リフトカム作動状態に切替可能にな
る。
【0070】また、このように構成されている結果、高
低速切替カム機構12A,12Bのカム作動位置切り替
え可能な期間は、図7に示すように、第1気筒(#1)
の低リフトカム41のベース円部41aと第2気筒(#
2)の低リフトカム42のベース円部42aとが重合す
る期間α1になり、高低速切替カム機構12C,12D
のカム作動位置切り替え可能な期間は、第3気筒(#
3)の低リフトカム43のベース円部43aと第4気筒
(#4)の低リフトカム44のベース円部44aとが重
合する期間α2になる。
低速切替カム機構12A,12Bのカム作動位置切り替
え可能な期間は、図7に示すように、第1気筒(#1)
の低リフトカム41のベース円部41aと第2気筒(#
2)の低リフトカム42のベース円部42aとが重合す
る期間α1になり、高低速切替カム機構12C,12D
のカム作動位置切り替え可能な期間は、第3気筒(#
3)の低リフトカム43のベース円部43aと第4気筒
(#4)の低リフトカム44のベース円部44aとが重
合する期間α2になる。
【0071】尚、図1では、左側のピストン70Aが低
リフトカム作動位置に位置して第1気筒(#1)と第2
気筒(#2)に対応する高低速切替カム機構12A,1
2Bは低リフトカム作動状態になっており、一方、右側
のピストン70Bが高リフトカム作動位置に位置して第
3気筒(#3)と第4気筒(#4)に対応する高低速切
替カム機構12C,12Dは高リフトカム作動状態にな
っているが、これはあくまで説明の都合上の記載であ
る。
リフトカム作動位置に位置して第1気筒(#1)と第2
気筒(#2)に対応する高低速切替カム機構12A,1
2Bは低リフトカム作動状態になっており、一方、右側
のピストン70Bが高リフトカム作動位置に位置して第
3気筒(#3)と第4気筒(#4)に対応する高低速切
替カム機構12C,12Dは高リフトカム作動状態にな
っているが、これはあくまで説明の都合上の記載であ
る。
【0072】即ち、この実施の形態ではピストン70
A,70Bの駆動源である油圧は、いずれも共通の1つ
の油圧室37から供給されており、しかも、油圧室37
には、第3カムシャフト33の外周面に設けられた環状
溝33aを介して、吸気カムシャフト11の回転中も常
に給油孔62aの油圧が印加されているので、実際には
ピストン70A,70Bは常に同じカム作動状態にな
る。
A,70Bの駆動源である油圧は、いずれも共通の1つ
の油圧室37から供給されており、しかも、油圧室37
には、第3カムシャフト33の外周面に設けられた環状
溝33aを介して、吸気カムシャフト11の回転中も常
に給油孔62aの油圧が印加されているので、実際には
ピストン70A,70Bは常に同じカム作動状態にな
る。
【0073】つまり、ピストン70Aが低リフトカム作
動位置に位置しているときにはピストン70Bも低リフ
トカム作動位置に位置し、したがって高低速切替カム機
構12A,12B,12C,12Dはいずれも低リフト
カム作動状態になり、一方、ピストン70Aが高リフト
カム作動位置に位置しているときにはピストン70Bも
高リフトカム作動位置に位置し、したがって高低速切替
カム機構12A,12B,12C,12Dはいずれも高
リフトカム作動状態になるのである。
動位置に位置しているときにはピストン70Bも低リフ
トカム作動位置に位置し、したがって高低速切替カム機
構12A,12B,12C,12Dはいずれも低リフト
カム作動状態になり、一方、ピストン70Aが高リフト
カム作動位置に位置しているときにはピストン70Bも
高リフトカム作動位置に位置し、したがって高低速切替
カム機構12A,12B,12C,12Dはいずれも高
リフトカム作動状態になるのである。
【0074】このように、直列4気筒4サイクルガソリ
ンエンジンにおけるDOHC式の動弁装置の場合、例え
ば吸気系については、従来は8つの吸気弁に対して切替
手段としてのピストン及びリターンスプリングがそれぞ
れ1つずつ合計で8つずつ必要だったが、この実施の形
態では、一対の吸気弁7を一つのバルブリフタ20で共
有化したことも相俟って、2つのピストン70A,70
Bと2つのリターンスプリング79A,79Bの2つで
済み、部品点数を減少することができ、コストダウンを
図ることができる。
ンエンジンにおけるDOHC式の動弁装置の場合、例え
ば吸気系については、従来は8つの吸気弁に対して切替
手段としてのピストン及びリターンスプリングがそれぞ
れ1つずつ合計で8つずつ必要だったが、この実施の形
態では、一対の吸気弁7を一つのバルブリフタ20で共
有化したことも相俟って、2つのピストン70A,70
Bと2つのリターンスプリング79A,79Bの2つで
済み、部品点数を減少することができ、コストダウンを
図ることができる。
【0075】尚、この実施の形態の変形例として、吸気
弁7とバルブリフタ20を1対1に対応して設けたとし
てもピストン及びリターンスプリングは各4つで済むこ
ととなり、それでも従来よりもピストンの数を減少させ
ることができる。
弁7とバルブリフタ20を1対1に対応して設けたとし
てもピストン及びリターンスプリングは各4つで済むこ
ととなり、それでも従来よりもピストンの数を減少させ
ることができる。
【0076】また、特開平7−133708号公報にも
開示されているように、従来はピストンの駆動源となる
油圧室が一対の吸気弁に対して少なくとも1つずつ合計
で少なくとも4つ必要であったが、この実施の形態では
両ピストン70A,70Bの間にただ一つあれば済み、
動弁装置10の構造を簡略化することができる。
開示されているように、従来はピストンの駆動源となる
油圧室が一対の吸気弁に対して少なくとも1つずつ合計
で少なくとも4つ必要であったが、この実施の形態では
両ピストン70A,70Bの間にただ一つあれば済み、
動弁装置10の構造を簡略化することができる。
【0077】しかも、油圧室の数が減少し、油圧により
移動せしめるピストンの数が減少することによって、ピ
ストンを駆動するために必要な油量を減少させることが
できるとともに油漏れする箇所が減って油漏れ量も少な
くなる。その結果、オイルポンプの容量を小さくできて
エンジンの機械損失を低減でき、また、低リフトカム作
動状態と高リフトカム作動状態とを切り替える時の応答
性も向上する。
移動せしめるピストンの数が減少することによって、ピ
ストンを駆動するために必要な油量を減少させることが
できるとともに油漏れする箇所が減って油漏れ量も少な
くなる。その結果、オイルポンプの容量を小さくできて
エンジンの機械損失を低減でき、また、低リフトカム作
動状態と高リフトカム作動状態とを切り替える時の応答
性も向上する。
【0078】さらに、この実施の形態では、一対の吸気
弁7を一つのバルブリフタ20で共有化しているので、
低リフトカム(41,42,43,44)と高リフトカ
ム(51,52,53,54)の総数も、従来のものに
比べて半減させることができ、更に構造の簡略化、部品
点数の削減、コストダウンを図ることができる。
弁7を一つのバルブリフタ20で共有化しているので、
低リフトカム(41,42,43,44)と高リフトカ
ム(51,52,53,54)の総数も、従来のものに
比べて半減させることができ、更に構造の簡略化、部品
点数の削減、コストダウンを図ることができる。
【0079】尚、第1の実施の形態では、油圧室37と
リターンスプリング79A,79Bがカム作動切替手段
における駆動手段を構成し、ピストン70A,70Bが
カム作動切替手段におけるスライダを構成する。
リターンスプリング79A,79Bがカム作動切替手段
における駆動手段を構成し、ピストン70A,70Bが
カム作動切替手段におけるスライダを構成する。
【0080】〔第2の実施の形態〕本発明に係る動弁装
置10を直列6気筒4サイクルガソリンエンジンに適用
した場合について、図9及び図10の図面に基いて説明
する。
置10を直列6気筒4サイクルガソリンエンジンに適用
した場合について、図9及び図10の図面に基いて説明
する。
【0081】図9は、直列6気筒ガソリンエンジンにお
ける気筒平面配置図と、動弁装置10のカムシャフト1
1内におけるピストン及び油圧室の平面配置図を併記し
たものである。
ける気筒平面配置図と、動弁装置10のカムシャフト1
1内におけるピストン及び油圧室の平面配置図を併記し
たものである。
【0082】周知のように、直列6気筒ガソリンエンジ
ンでは、第1気筒から第6気筒(図9において#1〜#
6で示す)の全ての気筒がその軸心を互いに平行に配置
されて一列に配列されている。
ンでは、第1気筒から第6気筒(図9において#1〜#
6で示す)の全ての気筒がその軸心を互いに平行に配置
されて一列に配列されている。
【0083】今、この実施の形態では、点火順番を第1
気筒(#1)→第5気筒(#5)→第3気筒(#3)→
第6気筒(#6)→第2気筒(#2)→第4気筒(#
4)に設定されているものとする。
気筒(#1)→第5気筒(#5)→第3気筒(#3)→
第6気筒(#6)→第2気筒(#2)→第4気筒(#
4)に設定されているものとする。
【0084】その場合には、第1気筒(#1)から第6
気筒の(#6)の高低速切替カム機構12A〜12F
を、図10に示すように、第1気筒用の高低速切替カム
機構12Aを基準にしてカムシャフトの回転方向に60
度毎に、第4気筒用の高低速切替カム機構12D、第2
気筒用の高低速切替カム機構12B、第6気筒用の高低
速切替カム機構12F、第3気筒用の高低速切替カム機
構12C、第5気筒用の高低速切替カム機構12Eの順
に配置する。
気筒の(#6)の高低速切替カム機構12A〜12F
を、図10に示すように、第1気筒用の高低速切替カム
機構12Aを基準にしてカムシャフトの回転方向に60
度毎に、第4気筒用の高低速切替カム機構12D、第2
気筒用の高低速切替カム機構12B、第6気筒用の高低
速切替カム機構12F、第3気筒用の高低速切替カム機
構12C、第5気筒用の高低速切替カム機構12Eの順
に配置する。
【0085】この直列6気筒ガソリンエンジンでは、図
9に示すように、第2気筒(#2)と第3気筒(#3)
用の2つの高低速切替カム機構を一つのピストン70A
でカム作動切替を行うようにし、第4気筒(#4)と第
5気筒(#5)用の2つの高低速切替カム機構を別の一
つのピストン70Bでカム作動切替を行うようにし、両
ピストン70A,70Bの間に共有の油圧室37aを設
けるようにすると、油圧室37aに油圧を供給すること
によって両ピストン70A,70Bを同時に駆動するこ
とができ、ピストン及び油圧室の数を最小限にすること
ができる。
9に示すように、第2気筒(#2)と第3気筒(#3)
用の2つの高低速切替カム機構を一つのピストン70A
でカム作動切替を行うようにし、第4気筒(#4)と第
5気筒(#5)用の2つの高低速切替カム機構を別の一
つのピストン70Bでカム作動切替を行うようにし、両
ピストン70A,70Bの間に共有の油圧室37aを設
けるようにすると、油圧室37aに油圧を供給すること
によって両ピストン70A,70Bを同時に駆動するこ
とができ、ピストン及び油圧室の数を最小限にすること
ができる。
【0086】この直列6気筒ガソリンエンジンでは、第
2気筒(#2)と第3気筒(#3)用の高低速切替カム
機構のカム作動切替期間は、この両気筒の低リフトカム
のベース円部が重合する期間、即ち図10においてα3
で示す期間となり、第4気筒(#4)と第5気筒(#
5)用の高低速切替カム機構のカム作動切替期間は、こ
の両気筒の低リフトカムのベース円部が重合する期間、
即ち図10においてα4で示す期間となる。
2気筒(#2)と第3気筒(#3)用の高低速切替カム
機構のカム作動切替期間は、この両気筒の低リフトカム
のベース円部が重合する期間、即ち図10においてα3
で示す期間となり、第4気筒(#4)と第5気筒(#
5)用の高低速切替カム機構のカム作動切替期間は、こ
の両気筒の低リフトカムのベース円部が重合する期間、
即ち図10においてα4で示す期間となる。
【0087】尚、第1気筒(#1)と第6気筒(#6)
用の各高低速切替カム機構についてはそれぞれ別のピス
トン70C,70D及び油圧室37b,37cを設けて
カム作動切替を行う。
用の各高低速切替カム機構についてはそれぞれ別のピス
トン70C,70D及び油圧室37b,37cを設けて
カム作動切替を行う。
【0088】この実施の形態においても、ピストン、リ
ターンスプリング、油圧室等の数を減少することがで
き、したがって、第1の実施の形態と同様、構造の簡略
化、部品点数の削減、コストダウンを図ることができ
る。
ターンスプリング、油圧室等の数を減少することがで
き、したがって、第1の実施の形態と同様、構造の簡略
化、部品点数の削減、コストダウンを図ることができ
る。
【0089】〔第3の実施の形態〕本発明に係る動弁装
置10をV型6気筒4サイクルガソリンエンジンに適用
した場合について、図11及び図12の図面に基いて説
明する。
置10をV型6気筒4サイクルガソリンエンジンに適用
した場合について、図11及び図12の図面に基いて説
明する。
【0090】図11(A)は、V型6気筒ガソリンエン
ジンにおける気筒平面配置図と、動弁装置10のカムシ
ャフト11A,11B内におけるピストン及び油圧室の
平面配置図を併記したものであり、図11(B)は各バ
ンク1気筒についての基本機構図である。周知のよう
に、V型6気筒ガソリンエンジンでは、第1気筒(#
1)と第3気筒(#3)と第5気筒(#5)の3つの気
筒をその軸心Q1を互いに平行に配置し一列に配列して
一方のバンクAを構成し、第2気筒(#2)と第4気筒
(#4)と第6気筒(#6)の3つの気筒をその軸心Q
2を互いに平行に配置し一列に配列して他方のバンクB
を構成している。
ジンにおける気筒平面配置図と、動弁装置10のカムシ
ャフト11A,11B内におけるピストン及び油圧室の
平面配置図を併記したものであり、図11(B)は各バ
ンク1気筒についての基本機構図である。周知のよう
に、V型6気筒ガソリンエンジンでは、第1気筒(#
1)と第3気筒(#3)と第5気筒(#5)の3つの気
筒をその軸心Q1を互いに平行に配置し一列に配列して
一方のバンクAを構成し、第2気筒(#2)と第4気筒
(#4)と第6気筒(#6)の3つの気筒をその軸心Q
2を互いに平行に配置し一列に配列して他方のバンクB
を構成している。
【0091】今、この実施の形態では、点火順番を第1
気筒(#1)→第2気筒(#2)→第3気筒(#3)→
第4気筒(#4)→第5気筒(#5)→第6気筒(#
6)に設定されているものとする。
気筒(#1)→第2気筒(#2)→第3気筒(#3)→
第4気筒(#4)→第5気筒(#5)→第6気筒(#
6)に設定されているものとする。
【0092】この場合、一方のバンクAにおける点火
は、第1気筒(#1)→第3気筒(#3)→第5気筒
(#5)の順にカムシャフトの回転方向120度間隔で
行われるので、これら気筒に対する高低速切替カム機構
12A,12C,12Eを、図12(A)に示すよう
に、第1気筒用の高低速切替カム機構12Aを基準にし
てカムシャフトの回転方向に120度毎に、第5気筒用
の高低速切替カム機構12E、第3気筒用の高低速切替
カム機構12Cの順に配置する。
は、第1気筒(#1)→第3気筒(#3)→第5気筒
(#5)の順にカムシャフトの回転方向120度間隔で
行われるので、これら気筒に対する高低速切替カム機構
12A,12C,12Eを、図12(A)に示すよう
に、第1気筒用の高低速切替カム機構12Aを基準にし
てカムシャフトの回転方向に120度毎に、第5気筒用
の高低速切替カム機構12E、第3気筒用の高低速切替
カム機構12Cの順に配置する。
【0093】また、他方のバンクBにおける点火は、第
2気筒(#2)→第4気筒(#4)→第6気筒(#6)
の順にカムシャフトの回転方向120度間隔で行われる
ので、これら気筒に対する高低速切替カム機構12B,
12D,12Fを、図12(B)に示すように、第2気
筒用の高低速切替カム機構12Bを基準にしてカムシャ
フトの回転方向120度毎に、第6気筒用の高低速切替
カム機構12F、第4気筒用の高低速切替カム機構12
Dの順に配置する。
2気筒(#2)→第4気筒(#4)→第6気筒(#6)
の順にカムシャフトの回転方向120度間隔で行われる
ので、これら気筒に対する高低速切替カム機構12B,
12D,12Fを、図12(B)に示すように、第2気
筒用の高低速切替カム機構12Bを基準にしてカムシャ
フトの回転方向120度毎に、第6気筒用の高低速切替
カム機構12F、第4気筒用の高低速切替カム機構12
Dの順に配置する。
【0094】このV型6気筒ガソリンエンジンでは、図
11(A)に示すように、バンクAにおいては、第1気
筒(#1)と第3気筒(#3)用の2つの高低速切替カ
ム機構を一つのピストン70Aでカム作動切替を行うよ
うにし、第5気筒(#5)用の高低速切替カム機構を別
の一つのピストン70Bでカム作動切替を行うように
し、両ピストン70A,70Bの間に共有の油圧室37
aを設けるようにすると、油圧室37aに油圧を供給す
ることによって両ピストン70A,70Bを同時に駆動
することができ、ピストン及び油圧室の数を最小限にす
ることができる。
11(A)に示すように、バンクAにおいては、第1気
筒(#1)と第3気筒(#3)用の2つの高低速切替カ
ム機構を一つのピストン70Aでカム作動切替を行うよ
うにし、第5気筒(#5)用の高低速切替カム機構を別
の一つのピストン70Bでカム作動切替を行うように
し、両ピストン70A,70Bの間に共有の油圧室37
aを設けるようにすると、油圧室37aに油圧を供給す
ることによって両ピストン70A,70Bを同時に駆動
することができ、ピストン及び油圧室の数を最小限にす
ることができる。
【0095】また、他のバンクBにおいては、第2気筒
(#2)と第4気筒(#4)用の2つの高低速切替カム
機構を一つのピストン70Cでカム作動切替を行うよう
にし、第6気筒(#6)用の高低速切替カム機構を別の
一つのピストン70Dでカム作動切替を行うようにし、
両ピストン70C,70Dの間に共有の油圧室37bを
設けるようにすると、油圧室37bに油圧を供給するこ
とによって両ピストン70C,70Dを同時に駆動する
ことができ、ピストン及び油圧室の数を最小限にするこ
とができる。
(#2)と第4気筒(#4)用の2つの高低速切替カム
機構を一つのピストン70Cでカム作動切替を行うよう
にし、第6気筒(#6)用の高低速切替カム機構を別の
一つのピストン70Dでカム作動切替を行うようにし、
両ピストン70C,70Dの間に共有の油圧室37bを
設けるようにすると、油圧室37bに油圧を供給するこ
とによって両ピストン70C,70Dを同時に駆動する
ことができ、ピストン及び油圧室の数を最小限にするこ
とができる。
【0096】尚、第1気筒(#1)と第3気筒(#3)
用の高低速切替カム機構のカム作動切替期間は、この両
気筒の低リフトカムのベース円部が重合する期間、即ち
図12(A)においてα5で示す期間となる。一方、第
2気筒(#2)と第4気筒(#4)用の高低速切替カム
機構のカム作動切替期間は、この両気筒の低リフトカム
のベース円部が重合する期間、即ち図12(B)におい
てα6で示す期間となる。
用の高低速切替カム機構のカム作動切替期間は、この両
気筒の低リフトカムのベース円部が重合する期間、即ち
図12(A)においてα5で示す期間となる。一方、第
2気筒(#2)と第4気筒(#4)用の高低速切替カム
機構のカム作動切替期間は、この両気筒の低リフトカム
のベース円部が重合する期間、即ち図12(B)におい
てα6で示す期間となる。
【0097】また、このV型6気筒ガソリンエンジンで
は、バンクAについては、第3気筒(#3)と第5気筒
(#5)用の2つの高低速切替カム機構を一つのピスト
ンでカム作動切替を行うようにすることも可能であり、
バンクBについては、第4気筒(#4)と第6気筒(#
6)用の2つの高低速切替カム機構を一つのピストンで
カム作動切替を行うようにすることも可能である。
は、バンクAについては、第3気筒(#3)と第5気筒
(#5)用の2つの高低速切替カム機構を一つのピスト
ンでカム作動切替を行うようにすることも可能であり、
バンクBについては、第4気筒(#4)と第6気筒(#
6)用の2つの高低速切替カム機構を一つのピストンで
カム作動切替を行うようにすることも可能である。
【0098】この実施の形態においても、ピストン、リ
ターンスプリング、油圧室の数を減少することができ、
したがって、第1の実施の形態と同様、構造の簡略化、
部品点数の削減、コストダウンを図ることができる。
ターンスプリング、油圧室の数を減少することができ、
したがって、第1の実施の形態と同様、構造の簡略化、
部品点数の削減、コストダウンを図ることができる。
【0099】尚、V型8気筒4サイクルガソリンエンジ
ンの場合は、片側バンクについて考えると前述第1の実
施の形態における直列4気筒4サイクルガソリンエンジ
ンと同様の動弁装置におけるピストン配置が可能であ
る。
ンの場合は、片側バンクについて考えると前述第1の実
施の形態における直列4気筒4サイクルガソリンエンジ
ンと同様の動弁装置におけるピストン配置が可能であ
る。
【0100】〔第4の実施の形態〕次に、本発明の動弁
装置10の第4の実施の形態について、図13から図1
7の図面に基づいて説明する。
装置10の第4の実施の形態について、図13から図1
7の図面に基づいて説明する。
【0101】第4の実施の形態における動弁装置10
は、基本的構成については第1の実施の形態のものと同
じであるので、第1の実施の形態と同一態様部分につい
ては図面に同一符号を付して説明を省略し、相違点につ
いてだけ以下に説明することとする。
は、基本的構成については第1の実施の形態のものと同
じであるので、第1の実施の形態と同一態様部分につい
ては図面に同一符号を付して説明を省略し、相違点につ
いてだけ以下に説明することとする。
【0102】前述第1の実施の形態では、ピストン70
A,70Bに対する駆動油圧が共有の油圧室37から印
加されるようになっていて、しかも、この油圧室37に
は、第3カムシャフト33の外周面を一周する環状溝3
3aを介して給油孔62aの油圧が常時印加されるよう
になっている。これに対して、前述したようにカム作動
切替可能な期間はピストン70Aあるいは70Bが移動
可能な期間に限定されている。
A,70Bに対する駆動油圧が共有の油圧室37から印
加されるようになっていて、しかも、この油圧室37に
は、第3カムシャフト33の外周面を一周する環状溝3
3aを介して給油孔62aの油圧が常時印加されるよう
になっている。これに対して、前述したようにカム作動
切替可能な期間はピストン70Aあるいは70Bが移動
可能な期間に限定されている。
【0103】したがって、第1の実施の形態では、油圧
室37が給油孔62aを介して高圧油路に連通している
限り、カム作動切替が不可能な期間においてもピストン
70A,70Bには互いに離間する方向に油圧室37の
油圧が印加されることとなる。
室37が給油孔62aを介して高圧油路に連通している
限り、カム作動切替が不可能な期間においてもピストン
70A,70Bには互いに離間する方向に油圧室37の
油圧が印加されることとなる。
【0104】そのため、例えば第1気筒(#1)用の高
低速切替カム機構12Aにおいて、高リフトカム作動状
態に切り替わる直前の低リフトカム作動状態では、ピン
55の外周面とピストン70Aにおける深溝74aの内
周面との間に生じる摩擦力が極めて大きく、この摩擦力
に打ち勝ちながら高リフトカム51は吸気カムシャフト
11の径方向に移動していることとなる。これは、動弁
装置10のフリクションを増大させることとなり、ま
た、ピン55及び溝74の摩耗という点でも不利であ
る。
低速切替カム機構12Aにおいて、高リフトカム作動状
態に切り替わる直前の低リフトカム作動状態では、ピン
55の外周面とピストン70Aにおける深溝74aの内
周面との間に生じる摩擦力が極めて大きく、この摩擦力
に打ち勝ちながら高リフトカム51は吸気カムシャフト
11の径方向に移動していることとなる。これは、動弁
装置10のフリクションを増大させることとなり、ま
た、ピン55及び溝74の摩耗という点でも不利であ
る。
【0105】第4の実施の形態はこの不利点を解消した
ものである。第4の実施の形態の動弁装置10において
は、第3カムシャフト33の略中央に、油圧室37を左
右二つの油圧室37a,37bに二分する遮断プレート
80が装着されている。
ものである。第4の実施の形態の動弁装置10において
は、第3カムシャフト33の略中央に、油圧室37を左
右二つの油圧室37a,37bに二分する遮断プレート
80が装着されている。
【0106】また、第2カムシャフト32及び第3カム
シャフト33を支持する軸受部62の内周面には、図1
5から図17に示すように、給油孔62aに連通する円
弧状の給油溝62bが周方向所定の長さに形成されてい
る。
シャフト33を支持する軸受部62の内周面には、図1
5から図17に示すように、給油孔62aに連通する円
弧状の給油溝62bが周方向所定の長さに形成されてい
る。
【0107】また、第3カムシャフト33には、軸受部
62の給油溝62bと油圧室37aとを連通可能にする
連通孔33bと、給油孔62bと油圧室37bとを連通
可能にする連通孔33cとが、互いに周方向180度離
間して設けられている。
62の給油溝62bと油圧室37aとを連通可能にする
連通孔33bと、給油孔62bと油圧室37bとを連通
可能にする連通孔33cとが、互いに周方向180度離
間して設けられている。
【0108】前記給油溝62bは、第1気筒(#1)と
第2気筒(#2)の高低速切替カム機構12A,12B
のカム作動切替可能期間(これは第3気筒と第4気筒の
高低速切替カム機構12C,12Dのカム作動切替可能
期間と同じ)に相当する範囲に形成されており、この給
油溝62bは、カム作動切替期間の開始直前まで連通孔
33b(33c)から遮断され(図15参照)、カム作
動切替期間中は連通孔33b(33c)に連通し(図1
6参照)、カム作動切替期間の終了点において連通孔3
3b(33c)から遮断されるように配置されている
(図17参照)。尚、第4の実施の形態では、第3カム
シャフト33の外周面に環状溝33aは設けられていな
い。
第2気筒(#2)の高低速切替カム機構12A,12B
のカム作動切替可能期間(これは第3気筒と第4気筒の
高低速切替カム機構12C,12Dのカム作動切替可能
期間と同じ)に相当する範囲に形成されており、この給
油溝62bは、カム作動切替期間の開始直前まで連通孔
33b(33c)から遮断され(図15参照)、カム作
動切替期間中は連通孔33b(33c)に連通し(図1
6参照)、カム作動切替期間の終了点において連通孔3
3b(33c)から遮断されるように配置されている
(図17参照)。尚、第4の実施の形態では、第3カム
シャフト33の外周面に環状溝33aは設けられていな
い。
【0109】したがって、第4の実施の形態では、給油
溝62bと連通孔33b(あるいは33c)とが連通し
ている期間に限り、給油孔62aの油圧が給油溝62b
と連通孔33b(あるいは33c)を通って油圧室37
a(あるいは油圧室37b)に供給され、給油溝62b
と連通孔33b(あるいは33c)とが遮断されている
期間は給油孔62aの油圧は油圧室37a(あるいは油
圧室37b)に供給されないこととなる。
溝62bと連通孔33b(あるいは33c)とが連通し
ている期間に限り、給油孔62aの油圧が給油溝62b
と連通孔33b(あるいは33c)を通って油圧室37
a(あるいは油圧室37b)に供給され、給油溝62b
と連通孔33b(あるいは33c)とが遮断されている
期間は給油孔62aの油圧は油圧室37a(あるいは油
圧室37b)に供給されないこととなる。
【0110】このように構成された第4の実施の形態で
は、エンジン回転速度あるいは軸出力がしきい値を越え
た時に、図示しない油路切替手段によって油圧室37
a,37bが給油孔62aを介して高圧油路に連通した
場合にも、油圧室37a,37bにはいずれもカム作動
切替可能な期間だけしか給油孔62aの油圧が供給され
ない。
は、エンジン回転速度あるいは軸出力がしきい値を越え
た時に、図示しない油路切替手段によって油圧室37
a,37bが給油孔62aを介して高圧油路に連通した
場合にも、油圧室37a,37bにはいずれもカム作動
切替可能な期間だけしか給油孔62aの油圧が供給され
ない。
【0111】したがって、カム作動切替が不可能な時に
おけるピン55と溝74との間の摩擦力が極めて小さく
なり、動弁装置10のフリクションを減少することがで
きるとともに、ピン55及び溝74の摩耗を極めて少な
くすることができる。
おけるピン55と溝74との間の摩擦力が極めて小さく
なり、動弁装置10のフリクションを減少することがで
きるとともに、ピン55及び溝74の摩耗を極めて少な
くすることができる。
【0112】第4の実施の形態では、連通孔33b,3
3cと給油溝62bと遮断プレート80によって駆動切
替手段が構成されている。尚、この第4の実施の形態
は、前述第2あるいは第3の実施の形態と組み合わせる
ことも可能である。
3cと給油溝62bと遮断プレート80によって駆動切
替手段が構成されている。尚、この第4の実施の形態
は、前述第2あるいは第3の実施の形態と組み合わせる
ことも可能である。
【0113】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の気筒を有する内燃機関のカムシャフト上に、各気
筒毎に低リフトカムと高リフトカムをそれらのノーズ部
の位相を互いに略同じにして並設するとともに、前記高
リフトカムをカムシャフトの径方向に前記低リフトカム
に対して移動可能に設け、内燃機関の運転状態に応じて
前記高リフトカムを作動状態あるいは非作動状態に切り
替えるカム作動切替手段を設けて高リフトカム作動状態
と低リフトカム作動状態を切り替え可能にし、カムの回
転運動を、各気筒の燃焼室に連なるガス流路を開閉する
動弁の開閉運動として伝達する多気筒内燃機関の動弁装
置において、互いに隣接する二つの気筒におけるカム作
動切替手段を共通化したことにより、カム作動切替手段
の数を少なくすることができ、動弁装置の部品点数を減
少することができるとともに構造が簡単になり、カム作
動切替手段の駆動手段も簡素化することができ、コスト
も低廉にできるという優れた効果が奏される。
複数の気筒を有する内燃機関のカムシャフト上に、各気
筒毎に低リフトカムと高リフトカムをそれらのノーズ部
の位相を互いに略同じにして並設するとともに、前記高
リフトカムをカムシャフトの径方向に前記低リフトカム
に対して移動可能に設け、内燃機関の運転状態に応じて
前記高リフトカムを作動状態あるいは非作動状態に切り
替えるカム作動切替手段を設けて高リフトカム作動状態
と低リフトカム作動状態を切り替え可能にし、カムの回
転運動を、各気筒の燃焼室に連なるガス流路を開閉する
動弁の開閉運動として伝達する多気筒内燃機関の動弁装
置において、互いに隣接する二つの気筒におけるカム作
動切替手段を共通化したことにより、カム作動切替手段
の数を少なくすることができ、動弁装置の部品点数を減
少することができるとともに構造が簡単になり、カム作
動切替手段の駆動手段も簡素化することができ、コスト
も低廉にできるという優れた効果が奏される。
【0114】また、前記カム作動切替手段が、カムシャ
フト内を軸線方向へ往復移動可能なスライダと、該スラ
イダを駆動する駆動手段とを備え、前記スライダが、カ
ム作動切替手段を共通化せんとする隣り合う二つの気筒
のそれぞれに対応する切替部を備え、両切替部の間を該
切替部よりも小径の連結部で連結して構成した場合に
は、スライダの摺動抵抗を低減することができ、高リフ
トカム作動状態と低リフトカム作動状態との切り替え時
の応答性が向上する。
フト内を軸線方向へ往復移動可能なスライダと、該スラ
イダを駆動する駆動手段とを備え、前記スライダが、カ
ム作動切替手段を共通化せんとする隣り合う二つの気筒
のそれぞれに対応する切替部を備え、両切替部の間を該
切替部よりも小径の連結部で連結して構成した場合に
は、スライダの摺動抵抗を低減することができ、高リフ
トカム作動状態と低リフトカム作動状態との切り替え時
の応答性が向上する。
【0115】また、共通化された前記カム作動切替手段
を複数備え、これらカム作動切替手段を駆動する駆動手
段が、各カム作動切替手段が互いにカムシャフト回転方
向に位相をずらして駆動されるように切り替える駆動切
替手段を備えるように構成した場合には、一つの駆動手
段の駆動力を駆動切替手段によって切り替えて複数のカ
ム作動切替手段に伝えることができ、構造をより簡易に
することができる。
を複数備え、これらカム作動切替手段を駆動する駆動手
段が、各カム作動切替手段が互いにカムシャフト回転方
向に位相をずらして駆動されるように切り替える駆動切
替手段を備えるように構成した場合には、一つの駆動手
段の駆動力を駆動切替手段によって切り替えて複数のカ
ム作動切替手段に伝えることができ、構造をより簡易に
することができる。
【図1】 本発明に係る多気筒内燃機関の動弁装置の第
1の実施の形態におけるカムシャフト及びカム機構の縦
断面図である。
1の実施の形態におけるカムシャフト及びカム機構の縦
断面図である。
【図2】 図2(A)は第1の実施の形態における気筒
の平面配置図であり、図2(B)は1気筒についての基
本構成図である。
の平面配置図であり、図2(B)は1気筒についての基
本構成図である。
【図3】 本発明の第1の実施の形態におけるガソリン
エンジンの概略構成図である。
エンジンの概略構成図である。
【図4】 本発明の第1の実施の形態のカム作動切替手
段としてのピストンの要部の一部破断正面図である。
段としてのピストンの要部の一部破断正面図である。
【図5】 本発明の第1の実施の形態における高リフト
カム作動状態のカムの縦断面図である。
カム作動状態のカムの縦断面図である。
【図6】 本発明の第1の実施の形態における高リフト
カム非作動状態のカムの縦断面図である。
カム非作動状態のカムの縦断面図である。
【図7】 本発明の第1の実施の形態におけるカム配置
と切り替え区間を示す図である。
と切り替え区間を示す図である。
【図8】 本発明の第1の実施の形態におけるエンジン
のトルク特性とカム作動領域の関係を示す図である。
のトルク特性とカム作動領域の関係を示す図である。
【図9】 本発明の第2の実施の形態の多気筒内燃機関
における気筒の平面配置図と動弁装置の主要構成配置図
を併記して示す図である。
における気筒の平面配置図と動弁装置の主要構成配置図
を併記して示す図である。
【図10】 本発明の第2の実施の形態におけるカム配
置と切り替え区間を示す図である。
置と切り替え区間を示す図である。
【図11】 図11(A)は本発明の第3の実施の形態
の多気筒内燃機関における気筒の平面配置図と動弁装置
の主要構成配置図を併記して示す図であり、図11
(B)はV型エンジンの基本構成図である。
の多気筒内燃機関における気筒の平面配置図と動弁装置
の主要構成配置図を併記して示す図であり、図11
(B)はV型エンジンの基本構成図である。
【図12】 本発明の第3の実施の形態におけるカム配
置と切り替え区間を示す図である。
置と切り替え区間を示す図である。
【図13】 本発明に係る多気筒内燃機関の動弁装置の
第4の実施の形態におけるカムシャフト及びカム機構の
縦断面図である。
第4の実施の形態におけるカムシャフト及びカム機構の
縦断面図である。
【図14】 本発明の第4の実施の形態におけるカムシ
ャフト及びカム機構の要部拡大縦断面図である。
ャフト及びカム機構の要部拡大縦断面図である。
【図15】 本発明の第4の実施の形態における駆動切
替手段周りの縦断面図である。
替手段周りの縦断面図である。
【図16】 本発明の第4の実施の形態における駆動切
替手段周りの縦断面図である。
替手段周りの縦断面図である。
【図17】 本発明の第4の実施の形態における駆動切
替手段周りの縦断面図である。
替手段周りの縦断面図である。
1 シリンダ(気筒) 10 動弁装置 11 吸気カムシャフト(カムシャフト) 33b,33c 連通孔(駆動切替手段) 37,37a,37b 油圧室(カム作動切替手段、駆
動手段) 41,42,43,44 低リフトカム 41b 低リフトカムのノーズ部 51,52,53,54 高リフトカム 51b 高リフトカムのノーズ部 62b 給油溝(駆動切替手段) 70A,70B ピストン(カム作動切替手段、スライ
ダ) 71 切替部 72 連結部 79A,79B リターンスプリング(カム作動切替手
段、駆動手段) 80 遮断プレート(駆動切替手段)
動手段) 41,42,43,44 低リフトカム 41b 低リフトカムのノーズ部 51,52,53,54 高リフトカム 51b 高リフトカムのノーズ部 62b 給油溝(駆動切替手段) 70A,70B ピストン(カム作動切替手段、スライ
ダ) 71 切替部 72 連結部 79A,79B リターンスプリング(カム作動切替手
段、駆動手段) 80 遮断プレート(駆動切替手段)
Claims (4)
- 【請求項1】 複数の気筒を有する内燃機関のカムシャ
フト上に、各気筒毎に低リフトカムと高リフトカムをそ
れらのノーズ部の位相を互いに略同じにして並設すると
ともに、前記高リフトカムをカムシャフトの径方向に前
記低リフトカムに対して移動可能に設け、内燃機関の運
転状態に応じて前記高リフトカムを作動状態あるいは非
作動状態に切り替えるカム作動切替手段を設けて高リフ
トカム作動状態と低リフトカム作動状態を切り替え可能
にし、カムの回転運動を、各気筒の燃焼室に連なるガス
流路を開閉する動弁の開閉運動として伝達する多気筒内
燃機関の動弁装置において、 互いに隣接する二つの気筒におけるカム作動切替手段を
共通化することを特徴とする多気筒内燃機関の動弁装
置。 - 【請求項2】 前記カム作動切替手段は、カムシャフト
内を軸線方向へ往復移動可能なスライダと、該スライダ
を駆動する駆動手段と、を備えることを特徴とする請求
項1記載の多気筒内燃機関の動弁装置。 - 【請求項3】 前記スライダは、前記隣接する二つの気
筒のそれぞれに対応する切替部を備え、両切替部の間を
該切替部よりも小径の連結部で連結することを特徴とす
る請求項2記載の多気筒内燃機関の動弁装置。 - 【請求項4】 共通化された前記カム作動切替手段を複
数備え、これらカム作動切替手段を駆動する駆動手段
は、各カム作動切替手段が互いにカムシャフト回転方向
に位相をずらして駆動されるように切り替える駆動切替
手段を備えることを特徴とする請求項1記載の多気筒内
燃機関の動弁装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9090999A JPH10280930A (ja) | 1997-04-09 | 1997-04-09 | 多気筒内燃機関の動弁装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9090999A JPH10280930A (ja) | 1997-04-09 | 1997-04-09 | 多気筒内燃機関の動弁装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10280930A true JPH10280930A (ja) | 1998-10-20 |
Family
ID=14014203
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9090999A Pending JPH10280930A (ja) | 1997-04-09 | 1997-04-09 | 多気筒内燃機関の動弁装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10280930A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008095568A (ja) * | 2006-10-10 | 2008-04-24 | Otics Corp | 可変カム機構 |
| JP2013501872A (ja) * | 2009-08-10 | 2013-01-17 | イー・アー・フアウ・ゲゼルシヤフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング・インゲニオールゲゼルシヤフト・アウト・ウント・フエルケール | ガス吸排気弁を操作するための内燃機関のための弁駆動装置 |
| JP2013501873A (ja) * | 2009-08-10 | 2013-01-17 | イー・アー・フアウ・ゲゼルシヤフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング・インゲニオールゲゼルシヤフト・アウト・ウント・フエルケール | ガス吸排気弁を操作するための内燃機関のための弁駆動装置 |
| JP2013501874A (ja) * | 2009-08-10 | 2013-01-17 | イー・アー・フアウ・ゲゼルシヤフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング・インゲニオールゲゼルシヤフト・アウト・ウント・フエルケール | 吸排気バルブの操作を行うための、内燃機関用の可変バルブ駆動部 |
| CN115977760A (zh) * | 2023-02-27 | 2023-04-18 | 中国第一汽车股份有限公司 | 一种变升程配气机构、发动机以及车辆 |
-
1997
- 1997-04-09 JP JP9090999A patent/JPH10280930A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008095568A (ja) * | 2006-10-10 | 2008-04-24 | Otics Corp | 可変カム機構 |
| JP2013501872A (ja) * | 2009-08-10 | 2013-01-17 | イー・アー・フアウ・ゲゼルシヤフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング・インゲニオールゲゼルシヤフト・アウト・ウント・フエルケール | ガス吸排気弁を操作するための内燃機関のための弁駆動装置 |
| JP2013501873A (ja) * | 2009-08-10 | 2013-01-17 | イー・アー・フアウ・ゲゼルシヤフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング・インゲニオールゲゼルシヤフト・アウト・ウント・フエルケール | ガス吸排気弁を操作するための内燃機関のための弁駆動装置 |
| JP2013501874A (ja) * | 2009-08-10 | 2013-01-17 | イー・アー・フアウ・ゲゼルシヤフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング・インゲニオールゲゼルシヤフト・アウト・ウント・フエルケール | 吸排気バルブの操作を行うための、内燃機関用の可変バルブ駆動部 |
| CN115977760A (zh) * | 2023-02-27 | 2023-04-18 | 中国第一汽车股份有限公司 | 一种变升程配气机构、发动机以及车辆 |
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