JPH10281084A - スクロール圧縮機 - Google Patents
スクロール圧縮機Info
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- JPH10281084A JPH10281084A JP8686597A JP8686597A JPH10281084A JP H10281084 A JPH10281084 A JP H10281084A JP 8686597 A JP8686597 A JP 8686597A JP 8686597 A JP8686597 A JP 8686597A JP H10281084 A JPH10281084 A JP H10281084A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 揺動スクロールに作用する遠心力の一部また
は全部を相殺するようなバランスウェイト付スライダー
を搭載したスクロール圧縮機では,高速運転されると騒
音が著しく大きくなったり、低速運転される場合には,
冷媒ガス等の漏れ量が多くなり性能低下を引き起こす。 【解決手段】 規定回転数より小では揺動スクロールの
渦巻体側面を固定スクロールの渦巻体側面に押圧摺動さ
せ,規定回転数を越えるとと揺動スクロールの渦巻体側
面と固定スクロールの渦巻体側面とが非接触となるよう
にした。
は全部を相殺するようなバランスウェイト付スライダー
を搭載したスクロール圧縮機では,高速運転されると騒
音が著しく大きくなったり、低速運転される場合には,
冷媒ガス等の漏れ量が多くなり性能低下を引き起こす。 【解決手段】 規定回転数より小では揺動スクロールの
渦巻体側面を固定スクロールの渦巻体側面に押圧摺動さ
せ,規定回転数を越えるとと揺動スクロールの渦巻体側
面と固定スクロールの渦巻体側面とが非接触となるよう
にした。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍機、空気調和
機などに用いられるスクロール圧縮機に関するもので,
更に詳細には高速運転に適したスライダー機構を有する
スクロール圧縮機に関するものである。
機などに用いられるスクロール圧縮機に関するもので,
更に詳細には高速運転に適したスライダー機構を有する
スクロール圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】バランスウェイトが一体的に取り付けら
れたスライダーを用いた従来のスクロール圧縮機は,例
えば実開平4−49602号公報や特開平7−4909
2号公報等に開示されている。図9および図10はその
実開平4−49602号公報に示された要部の縦断面図
および横断面図と運転時に作用する力の関係図である。
図9において1は台板1aに渦巻体1bを立設させた固
定スクロール,2は台板2aに渦巻体2bを立設させた
揺動スクロールで,両渦巻体1a,2bを互いに位相を
180度ずらし,偏心させて組み合わせることにより圧
縮室3が形成される。揺動スクロール2の台板2aの反
渦巻体2b側の面の中央部には,円筒状のボス部2cが
形成されており,該ボス部2cの内周面にはアルミ鉛合
金等のすべり軸受に使用される軸受材料からなる揺動軸
受4が圧入等により固定されている。5はバランスウェ
イト付スライダーであり,スライダー部5aにバランス
ウェイト部5bが固着されており,バランスウェイト付
スライダー5として一体化されている。このバランスウ
ェイト付スライダー5は,一部材からなるものもあれ
ば,複数の部材を相互に固着させることで一体化するも
のもある。該スライダー部5aは前記揺動軸受4内に回
転自在に嵌合されることで,揺動軸受4とスライダー部
5aの外周面間にはすべり軸受構造が形成され,供給さ
れる潤滑油により揺動スクロール2とバランスウェイト
付スライダー5の力の伝達を半径方向に支承している。
6は揺動スクロール2を公転駆動させる回転軸であり,
その上端には回転軸6の軸心とは偏心して突出する偏心
軸部6aが設けられている。6bは回転軸6を半径方向
に支承する図示されていない主軸受と嵌合される主軸部
であり,偏心軸部6aと主軸部6bの間には,バランス
ウェイト付スライダー5を軸方向に支承する主軸部6b
の外径より径の大きい鍔部6cが形成されている。図1
0に示されるように,前記スライダー部5aにはスライ
ド溝5cが形成されており,前記偏心軸部6aを該スラ
イド溝5c内に装着している。そして揺動スクロール2
が両スクロール1,2の渦巻体1b,2bで決定される
正規公転半径Rcの位置を占めた状態において,スライ
ド溝5cと偏心軸部6aとの間には,長手方向に間隙5
0a,50bが設定されているので,バランスウェイト
付スライダー5はスライド溝5cと偏心軸部6aの接触
面に沿ってすなわちその長手方向に,回転軸6の軸線と
直角な面内でスライド移動が可能となり,これにより揺
動スクロール2の偏心量(公転半径)を変化させること
ができる。なお間隙50aは揺動スクロール2の反偏心
方向側の間隙で,50bは揺動スクロール2の偏心方向
側の間隙である。
れたスライダーを用いた従来のスクロール圧縮機は,例
えば実開平4−49602号公報や特開平7−4909
2号公報等に開示されている。図9および図10はその
実開平4−49602号公報に示された要部の縦断面図
および横断面図と運転時に作用する力の関係図である。
図9において1は台板1aに渦巻体1bを立設させた固
定スクロール,2は台板2aに渦巻体2bを立設させた
揺動スクロールで,両渦巻体1a,2bを互いに位相を
180度ずらし,偏心させて組み合わせることにより圧
縮室3が形成される。揺動スクロール2の台板2aの反
渦巻体2b側の面の中央部には,円筒状のボス部2cが
形成されており,該ボス部2cの内周面にはアルミ鉛合
金等のすべり軸受に使用される軸受材料からなる揺動軸
受4が圧入等により固定されている。5はバランスウェ
イト付スライダーであり,スライダー部5aにバランス
ウェイト部5bが固着されており,バランスウェイト付
スライダー5として一体化されている。このバランスウ
ェイト付スライダー5は,一部材からなるものもあれ
ば,複数の部材を相互に固着させることで一体化するも
のもある。該スライダー部5aは前記揺動軸受4内に回
転自在に嵌合されることで,揺動軸受4とスライダー部
5aの外周面間にはすべり軸受構造が形成され,供給さ
れる潤滑油により揺動スクロール2とバランスウェイト
付スライダー5の力の伝達を半径方向に支承している。
6は揺動スクロール2を公転駆動させる回転軸であり,
その上端には回転軸6の軸心とは偏心して突出する偏心
軸部6aが設けられている。6bは回転軸6を半径方向
に支承する図示されていない主軸受と嵌合される主軸部
であり,偏心軸部6aと主軸部6bの間には,バランス
ウェイト付スライダー5を軸方向に支承する主軸部6b
の外径より径の大きい鍔部6cが形成されている。図1
0に示されるように,前記スライダー部5aにはスライ
ド溝5cが形成されており,前記偏心軸部6aを該スラ
イド溝5c内に装着している。そして揺動スクロール2
が両スクロール1,2の渦巻体1b,2bで決定される
正規公転半径Rcの位置を占めた状態において,スライ
ド溝5cと偏心軸部6aとの間には,長手方向に間隙5
0a,50bが設定されているので,バランスウェイト
付スライダー5はスライド溝5cと偏心軸部6aの接触
面に沿ってすなわちその長手方向に,回転軸6の軸線と
直角な面内でスライド移動が可能となり,これにより揺
動スクロール2の偏心量(公転半径)を変化させること
ができる。なお間隙50aは揺動スクロール2の反偏心
方向側の間隙で,50bは揺動スクロール2の偏心方向
側の間隙である。
【0003】回転軸6が回転すると,その回転駆動トル
クが偏心軸部6aからスライダー部5aおよび揺動軸受
4を介して揺動スクロール2に伝達され,図示されてい
ない自転防止機構によって自転を阻止され揺動スクロー
ル2は公転運動を行い,固定スクロール1と組み合わさ
れたことによって形成される圧縮室3の容積が減少し,
冷媒ガス等が圧縮される。このとき揺動スクロール2に
は公転運動に伴い,その重心位置に自身の偏心方向に向
かって遠心力Fcが作用する。なお本明細書にて述べる
揺動スクロール2の遠心力Fcとは,揺動スクロール2
に揺動軸受4も含めた状態のもので,また揺動スクロー
ル2の重心とは同じく揺動軸受4が含まれた状態での重
心であるものとする。一方バランスウェイト付スライダ
ー5も回転運動により,その重心に遠心力Fbが発生す
る。遠心力Fbの向きが揺動スクロール2の遠心力Fc
とは180度反対方向となるようにバランスウェイト付
スライダー5の重心方向は,揺動スクロール2の偏心方
向の180度反対の方向に設定されている。バランスウ
ェイト付スライダー5の遠心力Fbは揺動軸受4を介し
て揺動スクロール2に伝達され,これにより遠心力Fb
の値つまりバランスウェイト付スライダー5の重量およ
びその重心位置(回転半径)を適宜設定することで,揺
動スクロールの遠心力Fcの一部または全部を相殺する
ことができる。
クが偏心軸部6aからスライダー部5aおよび揺動軸受
4を介して揺動スクロール2に伝達され,図示されてい
ない自転防止機構によって自転を阻止され揺動スクロー
ル2は公転運動を行い,固定スクロール1と組み合わさ
れたことによって形成される圧縮室3の容積が減少し,
冷媒ガス等が圧縮される。このとき揺動スクロール2に
は公転運動に伴い,その重心位置に自身の偏心方向に向
かって遠心力Fcが作用する。なお本明細書にて述べる
揺動スクロール2の遠心力Fcとは,揺動スクロール2
に揺動軸受4も含めた状態のもので,また揺動スクロー
ル2の重心とは同じく揺動軸受4が含まれた状態での重
心であるものとする。一方バランスウェイト付スライダ
ー5も回転運動により,その重心に遠心力Fbが発生す
る。遠心力Fbの向きが揺動スクロール2の遠心力Fc
とは180度反対方向となるようにバランスウェイト付
スライダー5の重心方向は,揺動スクロール2の偏心方
向の180度反対の方向に設定されている。バランスウ
ェイト付スライダー5の遠心力Fbは揺動軸受4を介し
て揺動スクロール2に伝達され,これにより遠心力Fb
の値つまりバランスウェイト付スライダー5の重量およ
びその重心位置(回転半径)を適宜設定することで,揺
動スクロールの遠心力Fcの一部または全部を相殺する
ことができる。
【0004】一般的には特開平7−49092号公報に
示されるように,スライド溝5cおよび偏心軸部6aの
向きは,回転軸6の軸心と揺動軸受4の内径中心とを結
ぶ線すなわち揺動スクロール2の偏心方向に対して,回
転軸の回転方向とは反対方向に所定量θで傾斜されてお
り,これにより図11に示すように,揺動スクロール2
の遠心力Fcをバランスウェイト付スライダー5の遠心
力Fbで相殺し,揺動スクロール2の遠心力Fc方向と
は回転軸6の反回転方向に90度ずれて揺動スクロール
2に作用する圧縮ガスによる接線方向ガス負荷Fgの分
力Fg・sinθにより,バランスウェイト付スライダ
ー5は揺動スクロール2の公転半径が増加される方向に
押推され,通常運転中は揺動スクロール2の渦巻体2b
側面が固定スクロール1の渦巻体1b側面に押圧しなが
ら摺動し,圧縮ガス等の漏れのない高効率運転が達成さ
れる。また遠心力の影響もほとんど無いので,インバー
ター等により可変速度運転される場合でも,両渦巻体1
b,2bの接触押圧力を回転数によらない安定したもの
とすることができ,両渦巻体1b,2bの側面での摺動
損失を考慮すると,高速運転を行う場合においても高効
率運転を達成するには極めて有効なスライダー機構であ
る。
示されるように,スライド溝5cおよび偏心軸部6aの
向きは,回転軸6の軸心と揺動軸受4の内径中心とを結
ぶ線すなわち揺動スクロール2の偏心方向に対して,回
転軸の回転方向とは反対方向に所定量θで傾斜されてお
り,これにより図11に示すように,揺動スクロール2
の遠心力Fcをバランスウェイト付スライダー5の遠心
力Fbで相殺し,揺動スクロール2の遠心力Fc方向と
は回転軸6の反回転方向に90度ずれて揺動スクロール
2に作用する圧縮ガスによる接線方向ガス負荷Fgの分
力Fg・sinθにより,バランスウェイト付スライダ
ー5は揺動スクロール2の公転半径が増加される方向に
押推され,通常運転中は揺動スクロール2の渦巻体2b
側面が固定スクロール1の渦巻体1b側面に押圧しなが
ら摺動し,圧縮ガス等の漏れのない高効率運転が達成さ
れる。また遠心力の影響もほとんど無いので,インバー
ター等により可変速度運転される場合でも,両渦巻体1
b,2bの接触押圧力を回転数によらない安定したもの
とすることができ,両渦巻体1b,2bの側面での摺動
損失を考慮すると,高速運転を行う場合においても高効
率運転を達成するには極めて有効なスライダー機構であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図9に示されるような
スクロール圧縮機においては,前述の通りバランスウェ
イト付スライダー5は,回転運動時にその重心位置に遠
心力Fbが作用し,該遠心力Fbは揺動軸受を介して揺
動スクロール2に伝達され,揺動スクロール2の重心に
前記遠心力Fbとは反対方向に作用する揺動スクロール
2の遠心力Fcの一部または全部を相殺する。
スクロール圧縮機においては,前述の通りバランスウェ
イト付スライダー5は,回転運動時にその重心位置に遠
心力Fbが作用し,該遠心力Fbは揺動軸受を介して揺
動スクロール2に伝達され,揺動スクロール2の重心に
前記遠心力Fbとは反対方向に作用する揺動スクロール
2の遠心力Fcの一部または全部を相殺する。
【0006】よって図9のように,通常運転時に揺動ス
クロール2の重心に作用する遠心力Fcの一部を相殺す
るようにバランスウェイト付スライダー5の重心に作用
する遠心力Fbを設定した場合には,揺動スクロール2
の遠心力作用方向にFc−Fbなる力により,揺動スク
ロール2は揺動スクロール2の公転半径が増加される方
向に押推されるので,揺動スクロール2の渦巻体2b側
面が固定スクロール1の渦巻体1b側面に押圧しながら
摺動することとなり,圧縮ガス等の漏れのない高効率運
転が達成される反面,遠心力は回転数の二乗に比例する
ので,Fc−Fbなる力は高速運転時ほど大きくなり,
インバーター等により高速運転される場合には,揺動ス
クロール2の渦巻体2b側面が固定スクロール1の渦巻
体1b側面に著しく大きな力で押圧されてしまい,両渦
巻体1b,2b間の摺動損失が非常に大きくなるととも
に摺動することによって発生する騒音いわゆる摺動音が
著しく大きくなる問題点があった。一方このような高速
運転時の不具合を解消すべく,揺動スクロール2の重心
に作用する遠心力Fcの全部を相殺するようにバランス
ウェイト付スライダー5の重心に作用する遠心力Fbを
設定し,両渦巻体1b,2bの側面を非接触とした場合
には,一回転の所要時間に比例する冷媒ガスの漏れ量は
低速運転時に比べて高速運転時は少ないので,冷媒ガス
等の圧縮に要する正味の仕事,いわゆる理論圧縮仕事に
対する漏れ損失の割合は小さく問題とならないが,イン
バーター等で低速運転される場合には,冷媒ガス等の漏
れ量が多くなるので理論圧縮仕事に対する漏れ損失の割
合は増加し,今度は逆に低速運転すると効率が低下する
問題点があった。
クロール2の重心に作用する遠心力Fcの一部を相殺す
るようにバランスウェイト付スライダー5の重心に作用
する遠心力Fbを設定した場合には,揺動スクロール2
の遠心力作用方向にFc−Fbなる力により,揺動スク
ロール2は揺動スクロール2の公転半径が増加される方
向に押推されるので,揺動スクロール2の渦巻体2b側
面が固定スクロール1の渦巻体1b側面に押圧しながら
摺動することとなり,圧縮ガス等の漏れのない高効率運
転が達成される反面,遠心力は回転数の二乗に比例する
ので,Fc−Fbなる力は高速運転時ほど大きくなり,
インバーター等により高速運転される場合には,揺動ス
クロール2の渦巻体2b側面が固定スクロール1の渦巻
体1b側面に著しく大きな力で押圧されてしまい,両渦
巻体1b,2b間の摺動損失が非常に大きくなるととも
に摺動することによって発生する騒音いわゆる摺動音が
著しく大きくなる問題点があった。一方このような高速
運転時の不具合を解消すべく,揺動スクロール2の重心
に作用する遠心力Fcの全部を相殺するようにバランス
ウェイト付スライダー5の重心に作用する遠心力Fbを
設定し,両渦巻体1b,2bの側面を非接触とした場合
には,一回転の所要時間に比例する冷媒ガスの漏れ量は
低速運転時に比べて高速運転時は少ないので,冷媒ガス
等の圧縮に要する正味の仕事,いわゆる理論圧縮仕事に
対する漏れ損失の割合は小さく問題とならないが,イン
バーター等で低速運転される場合には,冷媒ガス等の漏
れ量が多くなるので理論圧縮仕事に対する漏れ損失の割
合は増加し,今度は逆に低速運転すると効率が低下する
問題点があった。
【0007】また特開平7−49092号公報で開示さ
れたような構成のスクロール圧縮機においては,スライ
ド溝5cおよび偏心軸部6aの向きは,回転軸6の軸心
と揺動軸受4の内径中心とを結ぶ線すなわち揺動スクロ
ール2の偏心方向に対して,回転軸の回転方向とは反対
方向に所定量θで傾斜されている。これにより図11に
示すように,揺動スクロール2の遠心力Fcをバランス
ウェイト付スライダー5の遠心力Fbで相殺し,遠心力
の影響を極力小さくした上で,揺動スクロール2の遠心
力Fc方向とは回転軸6の反回転方向に90度ずれて揺
動スクロール2に作用する圧縮ガスによる接線方向ガス
負荷Fgの分力Fg・sinθにより,バランスウェイ
ト付スライダー5を揺動スクロール2の公転半径が増加
される方向に押推し,つまり揺動スクロール2を自身の
公転半径が増加される方向に押推した場合には,揺動ス
クロール2に作用する圧縮ガスによる接線方向ガス負荷
Fgが非常に大きくなるような運転圧力条件において
は,接線方向ガス負荷のFgの分力Fg・sinθも非
常に大きくなるので,揺動スクロール2の渦巻体2b側
面が固定スクロール1の渦巻体1b側面に著しく大きな
力で押圧されることとなり,そのような圧力条件下にお
いて高速運転をした場合には,両渦巻体1b,2b間の
摺動損失が非常に大きくなることに起因する性能低下を
引き起こすと同時に両渦巻体1b,2bが摺動すること
によって発生する摺動音も著しく大きくなる問題点があ
った。
れたような構成のスクロール圧縮機においては,スライ
ド溝5cおよび偏心軸部6aの向きは,回転軸6の軸心
と揺動軸受4の内径中心とを結ぶ線すなわち揺動スクロ
ール2の偏心方向に対して,回転軸の回転方向とは反対
方向に所定量θで傾斜されている。これにより図11に
示すように,揺動スクロール2の遠心力Fcをバランス
ウェイト付スライダー5の遠心力Fbで相殺し,遠心力
の影響を極力小さくした上で,揺動スクロール2の遠心
力Fc方向とは回転軸6の反回転方向に90度ずれて揺
動スクロール2に作用する圧縮ガスによる接線方向ガス
負荷Fgの分力Fg・sinθにより,バランスウェイ
ト付スライダー5を揺動スクロール2の公転半径が増加
される方向に押推し,つまり揺動スクロール2を自身の
公転半径が増加される方向に押推した場合には,揺動ス
クロール2に作用する圧縮ガスによる接線方向ガス負荷
Fgが非常に大きくなるような運転圧力条件において
は,接線方向ガス負荷のFgの分力Fg・sinθも非
常に大きくなるので,揺動スクロール2の渦巻体2b側
面が固定スクロール1の渦巻体1b側面に著しく大きな
力で押圧されることとなり,そのような圧力条件下にお
いて高速運転をした場合には,両渦巻体1b,2b間の
摺動損失が非常に大きくなることに起因する性能低下を
引き起こすと同時に両渦巻体1b,2bが摺動すること
によって発生する摺動音も著しく大きくなる問題点があ
った。
【0008】運転中のスクロール圧縮機を停止すれば,
圧縮室3内は均圧されるべく,揺動スクロール2に圧縮
室3間の差圧が作用するため,スライド溝5cと偏心軸
部6a間の長手方向間隙のうち,偏心方向側の間隙50
bが狭まって,揺動スクロール2の渦巻体2b側面と固
定スクロール1の渦巻体1bの側面間に半径方向に隙間
が形成されたリリーフ状態で安定的に静止される。偏心
方向側の間隙50bが狭まっている状態とは,揺動スク
ロール2が正規公転半径Rc位置を占める状態と比べ
て,バランスウェイト付スライダー5の位置が揺動スク
ロール2の反偏心方向側に移動した位置に存在している
ことを意味するもので,このような状態では,回転軸6
の軸心と揺動軸受4の内径中心間の水平距離すなわち揺
動スクロール2の公転半径は,正規公転半径Rcよりも
小さくなっている。一方で揺動スクロール2の反偏心方
向に存在するバランスウェイト付スライダー5の重心と
回転軸6の軸心間の水平距離すなわちバランスウェイト
付スライダー5の回転半径は,揺動スクロール2が正規
公転半径Rc位置を占める状態時の正規公転半径Rsよ
りも大きくなっており,その状態でバランスウェイト付
スライダー5は静止している。よってこの静止状態から
起動すると,回転半径が増加しているバランスウェイト
付スライダー5の遠心力Fbの方が,公転半径が減少し
ている揺動スクロール2の遠心力Fcよりも大きくなっ
てしまうことがある。こうなると遠心力の差によって偏
心方向側の間隙50bが零になるまでバランスウェイト
付スライダー5は揺動スクロール2の反偏心方向側へ移
動し,揺動スクロール2は最大のリリーフ状態(両渦巻
体1b,2b間に最大の半径方向隙間が形成された状
態)で公転運動されるので,冷媒ガス等の圧縮作用は行
われない。圧縮作用が行われないと,圧縮ガスによる接
線方向ガス負荷も発生しないので,揺動スクロール2の
公転半径を大きくさせようとする力はいっこうに発生せ
ず,いつまでも圧縮作用は行われない。このようにバラ
ンスウェイト付スライダー5を搭載した場合,偏心方向
側の間隙50bが狭まって,揺動スクロール2の渦巻体
2bと固定スクロール1の渦巻体1bの側面間に半径方
向に隙間が形成されたリリーフ状態から起動すると,冷
媒ガス等の圧縮ができなくなるという問題点があった。
また,組み立てた直後のスクロール圧縮機でもスライド
溝5cと偏心軸部6a間の長手方向間隙のうち,偏心方
向側の隙間50bが狭まって,揺動スクロール2の渦巻
体2b側面と固定スクロール1の渦巻体1bの側面間に
半径方向に隙間が形成された状態であることがあり,初
起動時の起動不良などの問題が起こりうる。
圧縮室3内は均圧されるべく,揺動スクロール2に圧縮
室3間の差圧が作用するため,スライド溝5cと偏心軸
部6a間の長手方向間隙のうち,偏心方向側の間隙50
bが狭まって,揺動スクロール2の渦巻体2b側面と固
定スクロール1の渦巻体1bの側面間に半径方向に隙間
が形成されたリリーフ状態で安定的に静止される。偏心
方向側の間隙50bが狭まっている状態とは,揺動スク
ロール2が正規公転半径Rc位置を占める状態と比べ
て,バランスウェイト付スライダー5の位置が揺動スク
ロール2の反偏心方向側に移動した位置に存在している
ことを意味するもので,このような状態では,回転軸6
の軸心と揺動軸受4の内径中心間の水平距離すなわち揺
動スクロール2の公転半径は,正規公転半径Rcよりも
小さくなっている。一方で揺動スクロール2の反偏心方
向に存在するバランスウェイト付スライダー5の重心と
回転軸6の軸心間の水平距離すなわちバランスウェイト
付スライダー5の回転半径は,揺動スクロール2が正規
公転半径Rc位置を占める状態時の正規公転半径Rsよ
りも大きくなっており,その状態でバランスウェイト付
スライダー5は静止している。よってこの静止状態から
起動すると,回転半径が増加しているバランスウェイト
付スライダー5の遠心力Fbの方が,公転半径が減少し
ている揺動スクロール2の遠心力Fcよりも大きくなっ
てしまうことがある。こうなると遠心力の差によって偏
心方向側の間隙50bが零になるまでバランスウェイト
付スライダー5は揺動スクロール2の反偏心方向側へ移
動し,揺動スクロール2は最大のリリーフ状態(両渦巻
体1b,2b間に最大の半径方向隙間が形成された状
態)で公転運動されるので,冷媒ガス等の圧縮作用は行
われない。圧縮作用が行われないと,圧縮ガスによる接
線方向ガス負荷も発生しないので,揺動スクロール2の
公転半径を大きくさせようとする力はいっこうに発生せ
ず,いつまでも圧縮作用は行われない。このようにバラ
ンスウェイト付スライダー5を搭載した場合,偏心方向
側の間隙50bが狭まって,揺動スクロール2の渦巻体
2bと固定スクロール1の渦巻体1bの側面間に半径方
向に隙間が形成されたリリーフ状態から起動すると,冷
媒ガス等の圧縮ができなくなるという問題点があった。
また,組み立てた直後のスクロール圧縮機でもスライド
溝5cと偏心軸部6a間の長手方向間隙のうち,偏心方
向側の隙間50bが狭まって,揺動スクロール2の渦巻
体2b側面と固定スクロール1の渦巻体1bの側面間に
半径方向に隙間が形成された状態であることがあり,初
起動時の起動不良などの問題が起こりうる。
【0009】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので,インバーター等により低速から
高速まで幅広い運転回転数で運転した場合であっても,
高効率で低騒音のスクロール圧縮機を得ることを目的と
する。
ためになされたもので,インバーター等により低速から
高速まで幅広い運転回転数で運転した場合であっても,
高効率で低騒音のスクロール圧縮機を得ることを目的と
する。
【0010】またこの発明は,組み立て直後や停止直後
に圧縮室内が均圧されるべく揺動スクロールがリリーフ
状態となった場合でも,起動時から確実に冷媒ガス等の
圧縮が行われるスクロール圧縮機を得ることを目的とす
る。
に圧縮室内が均圧されるべく揺動スクロールがリリーフ
状態となった場合でも,起動時から確実に冷媒ガス等の
圧縮が行われるスクロール圧縮機を得ることを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の発明に
係わるスクロ−ル圧縮機は、台板上に渦巻体を突設させ
た固定スクロールと,該固定スクロール渦巻体との位相
を180度ずらして偏心させて組み合わせることにより
圧縮室を形成する渦巻体を台板上に突設させ,かつ台板
の反渦巻体側に揺動軸受を有する揺動スクロールと、一
端に偏心軸部を有する回転軸と,スライド溝を有するス
ライダーとを備え,該スライダーは前記スライド溝が前
記偏心軸部に嵌装され,前記スライダーの外周面が前記
揺動軸受と回転可能に嵌合されており,偏心軸部に対し
て回転軸の軸線と直角な面内にスライド溝に沿ったスラ
イド移動が可能となるように前記スライド溝と前記偏心
軸部の間にはそのスライド移動方向に揺動スクロールの
偏心方向側と反偏心方向側の両方に間隙が形成され,こ
のスライド移動により前記揺動スクロールの公転半径を
可変とするようなスクロール圧縮機において,前記スラ
イダ−の移動により、規定回転数より小さい回転数では
前記揺動スクロールの渦巻体側面を前記固定スクロール
の渦巻体側面に押圧摺動させ,規定回転数を越えた回転
数では前記揺動スクロールの渦巻体側面と前記固定スク
ロールの渦巻体側面とが非接触となるようにしたもので
ある。
係わるスクロ−ル圧縮機は、台板上に渦巻体を突設させ
た固定スクロールと,該固定スクロール渦巻体との位相
を180度ずらして偏心させて組み合わせることにより
圧縮室を形成する渦巻体を台板上に突設させ,かつ台板
の反渦巻体側に揺動軸受を有する揺動スクロールと、一
端に偏心軸部を有する回転軸と,スライド溝を有するス
ライダーとを備え,該スライダーは前記スライド溝が前
記偏心軸部に嵌装され,前記スライダーの外周面が前記
揺動軸受と回転可能に嵌合されており,偏心軸部に対し
て回転軸の軸線と直角な面内にスライド溝に沿ったスラ
イド移動が可能となるように前記スライド溝と前記偏心
軸部の間にはそのスライド移動方向に揺動スクロールの
偏心方向側と反偏心方向側の両方に間隙が形成され,こ
のスライド移動により前記揺動スクロールの公転半径を
可変とするようなスクロール圧縮機において,前記スラ
イダ−の移動により、規定回転数より小さい回転数では
前記揺動スクロールの渦巻体側面を前記固定スクロール
の渦巻体側面に押圧摺動させ,規定回転数を越えた回転
数では前記揺動スクロールの渦巻体側面と前記固定スク
ロールの渦巻体側面とが非接触となるようにしたもので
ある。
【0012】また、この発明の第2の発明に係わるスク
ロ−ル圧縮機は、第1の発明において、スライダーにバ
ランスウェイトを一体的に形成したバランスウェイト付
スライダーを備え、前記バランスウェイト付スライダー
の重量およびその重心位置を,前記揺動スクロールに作
用する遠心力よりも前記揺動スクロールの遠心力作用方
向と180度反対方向に作用する前記バランスウェイト
付スライダーの遠心力のほうが大きくなるように設定す
るとともに,規定回転数より小さい回転数ではバランス
ウェイト付スライダーに作用する遠心力の大きさから揺
動スクロールに作用する遠心力の大きさを引いた力の大
きさよりも大きくなるように,また規定回転数を越える
回転数になるとバランスウェイト付スライダーに作用す
る遠心力の大きさから揺動スクロールに作用する遠心力
の大きさを引いた力の大きさよりも小さくなるように揺
動スクロールの遠心力作用方向にバランスウェイト付ス
ライダーを移動させようとする弾性力を設定した弾性体
を備えたものである。
ロ−ル圧縮機は、第1の発明において、スライダーにバ
ランスウェイトを一体的に形成したバランスウェイト付
スライダーを備え、前記バランスウェイト付スライダー
の重量およびその重心位置を,前記揺動スクロールに作
用する遠心力よりも前記揺動スクロールの遠心力作用方
向と180度反対方向に作用する前記バランスウェイト
付スライダーの遠心力のほうが大きくなるように設定す
るとともに,規定回転数より小さい回転数ではバランス
ウェイト付スライダーに作用する遠心力の大きさから揺
動スクロールに作用する遠心力の大きさを引いた力の大
きさよりも大きくなるように,また規定回転数を越える
回転数になるとバランスウェイト付スライダーに作用す
る遠心力の大きさから揺動スクロールに作用する遠心力
の大きさを引いた力の大きさよりも小さくなるように揺
動スクロールの遠心力作用方向にバランスウェイト付ス
ライダーを移動させようとする弾性力を設定した弾性体
を備えたものである。
【0013】また、この発明の第3の発明に係わるスク
ロ−ル圧縮機は、第2の発明において、スライド溝と偏
心軸部間の揺動スクロール偏心方向側の間隙に,スライ
ド溝の揺動スクロール偏心方向側端壁に対して両端支持
状態となる平板を装入し,固定スクロールを揺動スクロ
ールに組み合わせて固定することで,前記両端支持位置
のほぼ中央で前記平板に前記偏心軸部の揺動スクロール
偏心方向側端面が軸方向に線接触し,前記平板が変形す
ることにより,バランスウェイト付スライダーを前記揺
動スクロールの遠心力作用方向と同一方向に移動させる
弾性力を発生させるものである。
ロ−ル圧縮機は、第2の発明において、スライド溝と偏
心軸部間の揺動スクロール偏心方向側の間隙に,スライ
ド溝の揺動スクロール偏心方向側端壁に対して両端支持
状態となる平板を装入し,固定スクロールを揺動スクロ
ールに組み合わせて固定することで,前記両端支持位置
のほぼ中央で前記平板に前記偏心軸部の揺動スクロール
偏心方向側端面が軸方向に線接触し,前記平板が変形す
ることにより,バランスウェイト付スライダーを前記揺
動スクロールの遠心力作用方向と同一方向に移動させる
弾性力を発生させるものである。
【0014】
実施の形態1.以下この発明の実施の形態1を図を参考
にしながら説明する。図1は実施の形態1を示す要部縦
断面図,図2は図1の要部横断面図および低速運転時に
作用する力の関係図,図3は図1の要部横断面図および
高速運転時に作用する力の関係図である。従来の技術の
例と同様あるいは相当する部分については同一符号を付
し,その説明は省略する。なお、スクロ−ル圧縮機のそ
の他の構成については、周知のスクロ−ル圧縮機と同様
である。図2および図3に示すようにバランスウェイト
付スライダー5のスライド方向は,揺動スクロール2の
遠心力Fc方向と同一方向に設定され,17は磁極の強
さがqmである磁性体で形成された可動ウェイトであ
り,その重量をMm,可動ウェイト17に作用する遠心
力をFmとする。磁性体で形成されたスライダー部5a
には非磁性体で形成されたバランスウェイト部5bが固
着されており,バランスウェイト付スライダー5として
一体化されている。また揺動スクロール2が両スクロー
ル1,2の渦巻体1b,2bで決定される正規公転半径
Rcの位置に位置するときの回転軸6の軸心と,可動ウ
ェイト17がその磁気引力Fpによりバランスウェイト
付スライダー5のスライダー部5aの外周面5dに密着
した状態でのバランスウェイト付スライダー5の重心G
1間の水平距離すなわちバランスウェイト付スライダー
5の正規回転半径をRs,可動ウェイト17がバランス
ウェイト付スライダー5のバランスウェイト部5bの内
側円弧壁5eに密着した状態でのバランスウェイト付ス
ライダー5の重心G2と可動ウェイト17がその磁気引
力Fpによりバランスウェイト付スライダー5のスライ
ダー部5aの外周面5dに密着した状態でのバランスウ
ェイト付スライダー5の重心G1間の水平距離をΔR,
バランスウェイト付スライダー5の重量をMs,揺動ス
クロール2の重量(含む揺動軸受4)をMcとすると,
本実施の形態においては図4に示すように規定回転数よ
り小さい回転数で (Ms+Mm)×Rs < Mc×Rc [式1] Fp > Fm [式2] となるように,また規定回転数以上では (Ms+Mm)×(Rs+ΔR)≧Mc×Rc [式3] Fp ≦ Fm [式4] となるように,バランスウェイト付スライダー5の重量
Msとその重心位置,可動ウェイト17の重量Mmとそ
の重心位置と磁極の強さqm,並びにΔRが設定されて
いる。
にしながら説明する。図1は実施の形態1を示す要部縦
断面図,図2は図1の要部横断面図および低速運転時に
作用する力の関係図,図3は図1の要部横断面図および
高速運転時に作用する力の関係図である。従来の技術の
例と同様あるいは相当する部分については同一符号を付
し,その説明は省略する。なお、スクロ−ル圧縮機のそ
の他の構成については、周知のスクロ−ル圧縮機と同様
である。図2および図3に示すようにバランスウェイト
付スライダー5のスライド方向は,揺動スクロール2の
遠心力Fc方向と同一方向に設定され,17は磁極の強
さがqmである磁性体で形成された可動ウェイトであ
り,その重量をMm,可動ウェイト17に作用する遠心
力をFmとする。磁性体で形成されたスライダー部5a
には非磁性体で形成されたバランスウェイト部5bが固
着されており,バランスウェイト付スライダー5として
一体化されている。また揺動スクロール2が両スクロー
ル1,2の渦巻体1b,2bで決定される正規公転半径
Rcの位置に位置するときの回転軸6の軸心と,可動ウ
ェイト17がその磁気引力Fpによりバランスウェイト
付スライダー5のスライダー部5aの外周面5dに密着
した状態でのバランスウェイト付スライダー5の重心G
1間の水平距離すなわちバランスウェイト付スライダー
5の正規回転半径をRs,可動ウェイト17がバランス
ウェイト付スライダー5のバランスウェイト部5bの内
側円弧壁5eに密着した状態でのバランスウェイト付ス
ライダー5の重心G2と可動ウェイト17がその磁気引
力Fpによりバランスウェイト付スライダー5のスライ
ダー部5aの外周面5dに密着した状態でのバランスウ
ェイト付スライダー5の重心G1間の水平距離をΔR,
バランスウェイト付スライダー5の重量をMs,揺動ス
クロール2の重量(含む揺動軸受4)をMcとすると,
本実施の形態においては図4に示すように規定回転数よ
り小さい回転数で (Ms+Mm)×Rs < Mc×Rc [式1] Fp > Fm [式2] となるように,また規定回転数以上では (Ms+Mm)×(Rs+ΔR)≧Mc×Rc [式3] Fp ≦ Fm [式4] となるように,バランスウェイト付スライダー5の重量
Msとその重心位置,可動ウェイト17の重量Mmとそ
の重心位置と磁極の強さqm,並びにΔRが設定されて
いる。
【0015】本スクロールが運転されると,規定回転数
より小さい回転数では,可動ウェイト17に作用する遠
心力Fmよりも可動ウェイト17とバランスウェイト付
スライダー5のスライダー部5a間に作用する磁気引力
Fpの方が大きくなるので,図2に示すように可動ウェ
イト17はバランスウェイト付スライダー5のスライダ
ー部5aの外周面5dに密着し,可動ウェイト17を含
んだ状態でのバランスウェイト付スライダー5の回転半
径はRsとなる。この状態では図4に示す如く、可動ウ
ェイト17を含んだ状態でのバランスウェイト付スライ
ダー5に作用する遠心力Fb1は揺動スクロール2に作
用する遠心力Fcよりも小さいので,揺動スクロール2
は自身の遠心力作用方向,つまり揺動スクロール2の公
転半径が大きくなる方向に押推される。したがって揺動
スクロール2の渦巻体2b側面が固定スクロール1の渦
巻体1b側面に押圧しながら摺動するので,冷媒ガス等
の漏れは発生しない。また規定回転数を越えると,可動
ウェイト17に作用する遠心力Fmよりも可動ウェイト
17とバランスウェイト付スライダー5のスライダー部
5a間に作用する磁気引力Fpの方が小さくなるので,
図3に示すように可動ウェイト17はバランスウェイト
付スライダー5のスライダー部5aの外周面5dから離
間し,非磁性体で形成されたバランスウェイト部5bの
内側円弧壁5eとの間隙50dが零になるまで可動ウェ
イト17自身に作用する遠心力Fmの作用方向にスライ
ド移動し可動ウェイト17を含んだ状態でのバランスウ
ェイト付スライダー5の回転半径はRs+ΔRとなる。
即ち、図4の矢印で示す軌跡に従い、この状態では可動
ウェイト17を含んだ状態でのバランスウェイト付スラ
イダー5に作用する遠心力Fb1は揺動スクロール2に
作用する遠心力Fcよりも大きくなるので,揺動スクロ
ール2の渦巻体2b側面と固定スクロール1の渦巻体1
b側面とは非接触となり,摺動音は全く発生しなくな
る。また、低速運転時に比べて高速運転時は、冷媒ガス
の漏れ量は少ないので、理論圧縮仕事に対する漏れ損失
の割合は小さくできる。
より小さい回転数では,可動ウェイト17に作用する遠
心力Fmよりも可動ウェイト17とバランスウェイト付
スライダー5のスライダー部5a間に作用する磁気引力
Fpの方が大きくなるので,図2に示すように可動ウェ
イト17はバランスウェイト付スライダー5のスライダ
ー部5aの外周面5dに密着し,可動ウェイト17を含
んだ状態でのバランスウェイト付スライダー5の回転半
径はRsとなる。この状態では図4に示す如く、可動ウ
ェイト17を含んだ状態でのバランスウェイト付スライ
ダー5に作用する遠心力Fb1は揺動スクロール2に作
用する遠心力Fcよりも小さいので,揺動スクロール2
は自身の遠心力作用方向,つまり揺動スクロール2の公
転半径が大きくなる方向に押推される。したがって揺動
スクロール2の渦巻体2b側面が固定スクロール1の渦
巻体1b側面に押圧しながら摺動するので,冷媒ガス等
の漏れは発生しない。また規定回転数を越えると,可動
ウェイト17に作用する遠心力Fmよりも可動ウェイト
17とバランスウェイト付スライダー5のスライダー部
5a間に作用する磁気引力Fpの方が小さくなるので,
図3に示すように可動ウェイト17はバランスウェイト
付スライダー5のスライダー部5aの外周面5dから離
間し,非磁性体で形成されたバランスウェイト部5bの
内側円弧壁5eとの間隙50dが零になるまで可動ウェ
イト17自身に作用する遠心力Fmの作用方向にスライ
ド移動し可動ウェイト17を含んだ状態でのバランスウ
ェイト付スライダー5の回転半径はRs+ΔRとなる。
即ち、図4の矢印で示す軌跡に従い、この状態では可動
ウェイト17を含んだ状態でのバランスウェイト付スラ
イダー5に作用する遠心力Fb1は揺動スクロール2に
作用する遠心力Fcよりも大きくなるので,揺動スクロ
ール2の渦巻体2b側面と固定スクロール1の渦巻体1
b側面とは非接触となり,摺動音は全く発生しなくな
る。また、低速運転時に比べて高速運転時は、冷媒ガス
の漏れ量は少ないので、理論圧縮仕事に対する漏れ損失
の割合は小さくできる。
【0016】実施の形態2.以下この発明の実施の形態
2を図によって説明する。図5は実施の形態2を示す要
部縦断面図,図6は図5の要部横断面図および運転時に
作用する力の関係図,図7は実施の形態2の回転数を変
化させたときのバランスウエイト付スライダ−5の遠心
力Fbとバランスウエイト付スライダ−5の遠心力及び
平板16の弾性力との和である(Fc+Fs)の力の関
係図,図8は実施の形態2の回転数と冷媒ガス等の圧縮
に要する正味の仕事,いわゆる理論圧縮仕事に対する冷
媒ガス等の漏れ損失の割合の関係図であり,従来の技術
の例と同様あるいは相当する部分については同一符号を
付し,その説明は省略する。なお、スクロ−ル圧縮機の
その他の構成については、周知のスクロ−ル圧縮機と同
様である。揺動スクロール2が両スクロール1,2の渦
巻体1b,2bで決定される正規公転半径Rcの位置に
位置するときの回転軸6の軸心とバランスウェイト付ス
ライダー5の重心間の水平距離すなわちバランスウェイ
ト付スライダー5の正規回転半径をRs,バランスウェ
イト付スライダー5の重量をMs,揺動スクロール2の
重量(含む揺動軸受4)をMcとすると,本実施の形態
では, Ms×Rs > Mc×Rc [式5] となるようにバランスウェイト付スライダー5の重量M
sとその重心位置すなわち回転半径Rsが設定されてい
る。51cはスライド溝5cの揺動スクロール2の偏心
方向側に位置する偏心方向側端壁で,スライド溝5cの
長手方向に直交しており,スライダー部5aの外周側に
窪んだ段部15が形成されている。16は平板であり,
段部15に対して両端支持状態となるように,偏心方向
側間隙50bに装入されている。61aは偏心軸部6a
の揺動スクロール2の偏心方向側に位置する偏心方向側
端面であり,略円弧状に形成されている。固定スクロー
ル1が揺動スクロール2に組み合わされる前の段階では
平板16は変形しておらず,揺動スクロール2は,正規
公転半径Rcの位置よりも大きい公転半径となる位置に
位置しているが,固定スクロール1を揺動スクロール2
に組み合わせてフレーム7に固定すると,揺動スクロー
ル2が正規公転半径Rcの位置に押し戻され,このよう
な状態になると平板16は図6のように両端支持位置の
ほぼ中央すなわち段部15のほぼ中央位置で偏心軸部の
偏心方向側端面61aの頂点と軸方向に線接触し,その
接触線を中心として湾曲的に変形し,スライド溝5cの
長手方向すなわちバランスウェイト付スライダー5のス
ライド方向に沿う弾性力Fsが発生され,この弾性力F
sはバランスウェイト付スライダー5を揺動スクロール
2の公転半径を大きくしようとする方向すなわち偏心方
向側に押推しようとする力となって作用する。従ってス
クロール圧縮機停止中においてもこの弾性力により,常
時揺動スクロール2の渦巻体2b側面は固定スクロール
1の渦巻体1b側面の押圧接触されていて,揺動スクロ
ール2は正規公転半径Rcに位置する。なお平板16は
複数枚使用してもよい。また遠心力は回転数の二乗に比
例し,本スクロール圧縮機では高速運転時にFb−Fc
の値が大きくなるので,平板16が変形されていること
によって発生する弾性力Fsは,図7に示すように規定
回転数より小さい回転数では Fb−Fc < Fs [式6] となり,同時に規定回転数以上となると Fb−Fc ≧ Fs [式7] となるように設定されている。また,規定回転数は図8
に示すように冷媒ガス等の圧縮に要す正味の仕事,いわ
ゆる理論圧縮仕事に対する冷媒ガス等の漏れ損失の割合
が著しく低下する回転数などを参考に設定されている。
2を図によって説明する。図5は実施の形態2を示す要
部縦断面図,図6は図5の要部横断面図および運転時に
作用する力の関係図,図7は実施の形態2の回転数を変
化させたときのバランスウエイト付スライダ−5の遠心
力Fbとバランスウエイト付スライダ−5の遠心力及び
平板16の弾性力との和である(Fc+Fs)の力の関
係図,図8は実施の形態2の回転数と冷媒ガス等の圧縮
に要する正味の仕事,いわゆる理論圧縮仕事に対する冷
媒ガス等の漏れ損失の割合の関係図であり,従来の技術
の例と同様あるいは相当する部分については同一符号を
付し,その説明は省略する。なお、スクロ−ル圧縮機の
その他の構成については、周知のスクロ−ル圧縮機と同
様である。揺動スクロール2が両スクロール1,2の渦
巻体1b,2bで決定される正規公転半径Rcの位置に
位置するときの回転軸6の軸心とバランスウェイト付ス
ライダー5の重心間の水平距離すなわちバランスウェイ
ト付スライダー5の正規回転半径をRs,バランスウェ
イト付スライダー5の重量をMs,揺動スクロール2の
重量(含む揺動軸受4)をMcとすると,本実施の形態
では, Ms×Rs > Mc×Rc [式5] となるようにバランスウェイト付スライダー5の重量M
sとその重心位置すなわち回転半径Rsが設定されてい
る。51cはスライド溝5cの揺動スクロール2の偏心
方向側に位置する偏心方向側端壁で,スライド溝5cの
長手方向に直交しており,スライダー部5aの外周側に
窪んだ段部15が形成されている。16は平板であり,
段部15に対して両端支持状態となるように,偏心方向
側間隙50bに装入されている。61aは偏心軸部6a
の揺動スクロール2の偏心方向側に位置する偏心方向側
端面であり,略円弧状に形成されている。固定スクロー
ル1が揺動スクロール2に組み合わされる前の段階では
平板16は変形しておらず,揺動スクロール2は,正規
公転半径Rcの位置よりも大きい公転半径となる位置に
位置しているが,固定スクロール1を揺動スクロール2
に組み合わせてフレーム7に固定すると,揺動スクロー
ル2が正規公転半径Rcの位置に押し戻され,このよう
な状態になると平板16は図6のように両端支持位置の
ほぼ中央すなわち段部15のほぼ中央位置で偏心軸部の
偏心方向側端面61aの頂点と軸方向に線接触し,その
接触線を中心として湾曲的に変形し,スライド溝5cの
長手方向すなわちバランスウェイト付スライダー5のス
ライド方向に沿う弾性力Fsが発生され,この弾性力F
sはバランスウェイト付スライダー5を揺動スクロール
2の公転半径を大きくしようとする方向すなわち偏心方
向側に押推しようとする力となって作用する。従ってス
クロール圧縮機停止中においてもこの弾性力により,常
時揺動スクロール2の渦巻体2b側面は固定スクロール
1の渦巻体1b側面の押圧接触されていて,揺動スクロ
ール2は正規公転半径Rcに位置する。なお平板16は
複数枚使用してもよい。また遠心力は回転数の二乗に比
例し,本スクロール圧縮機では高速運転時にFb−Fc
の値が大きくなるので,平板16が変形されていること
によって発生する弾性力Fsは,図7に示すように規定
回転数より小さい回転数では Fb−Fc < Fs [式6] となり,同時に規定回転数以上となると Fb−Fc ≧ Fs [式7] となるように設定されている。また,規定回転数は図8
に示すように冷媒ガス等の圧縮に要す正味の仕事,いわ
ゆる理論圧縮仕事に対する冷媒ガス等の漏れ損失の割合
が著しく低下する回転数などを参考に設定されている。
【0017】本スクロールが運転されると,バランスウ
ェイト付スライダー5は,回転運動時その重心位置に遠
心力Fbが作用し,この遠心力Fbが揺動軸受4を介し
て揺動スクロール2に伝達され,図7に示す如く、規定
回転数より小さい回転数で運転される場合には揺動スク
ロールの遠心力作用方向にバランスウェイト付スライダ
ーを移動させようとする弾性力が,バランスウェイト付
スライダーに作用する遠心力の大きさから揺動スクロー
ルに作用する遠心力の大きさを引いた力の大きさよりも
大きくなるので,揺動スクロール2の渦巻体2b側面が
固定スクロール1の渦巻体1b側面に押圧しながら摺動
し,冷媒ガス等の漏れは発生しない。また規定回転数を
越えると,揺動スクロールの遠心力作用方向にバランス
ウェイト付スライダーを移動させようとする弾性力が,
バランスウェイト付スライダーに作用する遠心力の大き
さから揺動スクロールに作用する遠心力の大きさを引い
た力の大きさよりも小さくなるので,揺動スクロール2
の渦巻体2b側面と固定スクロール1の渦巻体1b側面
とは非接触となる。また揺動スクロールの遠心力作用方
向にバランスウェイト付スライダーを移動させようとす
る弾性力が,バランスウェイト付スライダーに作用する
遠心力の大きさから揺動スクロールに作用する遠心力の
大きさを引いた力の大きさよりも著しく小さくなると,
揺動スクロール2はリリーフ状態となるが,図6に示す
ように変形された平板16と段部15の端面15a間に
は隙間δが形成されており,したがって揺動スクロール
2の最大リリーフ状態での揺動スクロール2の渦巻体2
b側面と固定スクロール1の渦巻体1b側面の半径方向
の隙間はδとなるが,この隙間δは性能が著しく低下し
ない範囲で設定されているので,冷媒ガス等の漏れはほ
とんどない。したがって規定回転数を越える回転数で
は,揺動スクロール2の渦巻体2b側面と固定スクロー
ル1の渦巻体1b側面とは非接触となっても冷媒ガス等
の漏れは非常に少なく抑制できる。
ェイト付スライダー5は,回転運動時その重心位置に遠
心力Fbが作用し,この遠心力Fbが揺動軸受4を介し
て揺動スクロール2に伝達され,図7に示す如く、規定
回転数より小さい回転数で運転される場合には揺動スク
ロールの遠心力作用方向にバランスウェイト付スライダ
ーを移動させようとする弾性力が,バランスウェイト付
スライダーに作用する遠心力の大きさから揺動スクロー
ルに作用する遠心力の大きさを引いた力の大きさよりも
大きくなるので,揺動スクロール2の渦巻体2b側面が
固定スクロール1の渦巻体1b側面に押圧しながら摺動
し,冷媒ガス等の漏れは発生しない。また規定回転数を
越えると,揺動スクロールの遠心力作用方向にバランス
ウェイト付スライダーを移動させようとする弾性力が,
バランスウェイト付スライダーに作用する遠心力の大き
さから揺動スクロールに作用する遠心力の大きさを引い
た力の大きさよりも小さくなるので,揺動スクロール2
の渦巻体2b側面と固定スクロール1の渦巻体1b側面
とは非接触となる。また揺動スクロールの遠心力作用方
向にバランスウェイト付スライダーを移動させようとす
る弾性力が,バランスウェイト付スライダーに作用する
遠心力の大きさから揺動スクロールに作用する遠心力の
大きさを引いた力の大きさよりも著しく小さくなると,
揺動スクロール2はリリーフ状態となるが,図6に示す
ように変形された平板16と段部15の端面15a間に
は隙間δが形成されており,したがって揺動スクロール
2の最大リリーフ状態での揺動スクロール2の渦巻体2
b側面と固定スクロール1の渦巻体1b側面の半径方向
の隙間はδとなるが,この隙間δは性能が著しく低下し
ない範囲で設定されているので,冷媒ガス等の漏れはほ
とんどない。したがって規定回転数を越える回転数で
は,揺動スクロール2の渦巻体2b側面と固定スクロー
ル1の渦巻体1b側面とは非接触となっても冷媒ガス等
の漏れは非常に少なく抑制できる。
【0018】加えて図6に示すようにバランスウェイト
付スライダー5のスライド方向は,揺動スクロール2の
遠心力Fc方向と同一であるので,両渦巻体1b,2b
の接触押圧力の大きさは揺動スクロール2の遠心力Fc
方向とは回転軸6の反回転方向に90度ずれて揺動スク
ロール2に作用する圧縮ガスによる接線方向ガス負荷F
gの影響を全く受けないので,両渦巻体1b,2bの接
触押圧力を運転圧力条件によらない安定したものとする
ことができる。これにより規定回転数を設定する際に
は,弾性体の弾性力Fsの設定が非常に容易になる。
付スライダー5のスライド方向は,揺動スクロール2の
遠心力Fc方向と同一であるので,両渦巻体1b,2b
の接触押圧力の大きさは揺動スクロール2の遠心力Fc
方向とは回転軸6の反回転方向に90度ずれて揺動スク
ロール2に作用する圧縮ガスによる接線方向ガス負荷F
gの影響を全く受けないので,両渦巻体1b,2bの接
触押圧力を運転圧力条件によらない安定したものとする
ことができる。これにより規定回転数を設定する際に
は,弾性体の弾性力Fsの設定が非常に容易になる。
【0019】また,スライド溝5cおよび偏心軸部6a
の向きを,回転軸6の軸心と揺動軸受4の内径中心とを
結ぶ線すなわち揺動スクロール2の偏心方向に対して,
回転軸の回転方向とは反対方向に所定量θで傾斜した場
合には,揺動スクロール2の遠心力Fc方向とは回転軸
6の反回転方向に90度ずれて揺動スクロール2に作用
する圧縮ガスによる接線方向ガス負荷Fgの分力Fg・
sinθにより,バランスウェイト付スライダー5は揺
動スクロール2の公転半径が増加される方向に押推さ
れ,つまり揺動スクロール2は自身の公転半径が増加さ
れる方向に押推される力が新たに発生することとなる
が,限られた運転圧力状態においては,規定回転数より
小さい回転数で,揺動スクロール2の渦巻体2b側面が
固定スクロール1の渦巻体1b側面に押圧しながら摺動
し冷媒ガス等の漏れが無く,規定回転数を越えると,揺
動スクロール2の渦巻体2b側面と固定スクロール1の
渦巻体1b側面とは非接触となるので,摺動音は全く発
生しない。
の向きを,回転軸6の軸心と揺動軸受4の内径中心とを
結ぶ線すなわち揺動スクロール2の偏心方向に対して,
回転軸の回転方向とは反対方向に所定量θで傾斜した場
合には,揺動スクロール2の遠心力Fc方向とは回転軸
6の反回転方向に90度ずれて揺動スクロール2に作用
する圧縮ガスによる接線方向ガス負荷Fgの分力Fg・
sinθにより,バランスウェイト付スライダー5は揺
動スクロール2の公転半径が増加される方向に押推さ
れ,つまり揺動スクロール2は自身の公転半径が増加さ
れる方向に押推される力が新たに発生することとなる
が,限られた運転圧力状態においては,規定回転数より
小さい回転数で,揺動スクロール2の渦巻体2b側面が
固定スクロール1の渦巻体1b側面に押圧しながら摺動
し冷媒ガス等の漏れが無く,規定回転数を越えると,揺
動スクロール2の渦巻体2b側面と固定スクロール1の
渦巻体1b側面とは非接触となるので,摺動音は全く発
生しない。
【0020】また本スクロール圧縮機を停止すれば,圧
縮室3内は均圧されるべく,揺動スクロール2に圧縮室
3間の差圧が作用し,弾性力Fsに打ち勝って一旦揺動
スクロール2の渦巻体2b側面と固定スクロール1の渦
巻体1bの側面間に半径方向に隙間が形成されるリリー
フ状態になるが,常時バランスウェイト付スライダー5
を揺動スクロール2の公転半径を大きくしようとする方
向に押推しようとする弾性力Fsを作用させているの
で,均圧後はすぐにこの弾性力により揺動スクロール2
の渦巻体2b側面は固定スクロール1の渦巻体1b側面
に押圧接触されるようになる。つまり揺動スクロール2
は停止中常時正規公転半径Rcに位置されることとな
る。よって停止中揺動スクロール2がリリーフされた状
態すなわち公転半径Rcより小さい公転半径の位置で静
止されることがないため,起動時の揺動スクロール2の
公転半径は必ず正規公転半径Rcであり,またバランス
ウェイト付スライダー5の回転半径も正規の値となる。
このため起動時にバランスウェイト付スライダー5の遠
心力Fbの方が,揺動スクロール2の遠心力Fcよりも
大きくなってしまうことはなく,遠心力に関連した揺動
スクロール2のリリーフ問題は生じない。したがって起
動した瞬間から確実に冷媒ガス等の圧縮作用は行われ
る。またこのように固定スクロール1を固定することに
より弾性力が発生するので,組み立て後には揺動スクロ
ール2は必ず正規公転半径Rcに位置されており,初起
動時も起動した瞬間から確実に冷媒ガス等の圧縮作用は
行われる。
縮室3内は均圧されるべく,揺動スクロール2に圧縮室
3間の差圧が作用し,弾性力Fsに打ち勝って一旦揺動
スクロール2の渦巻体2b側面と固定スクロール1の渦
巻体1bの側面間に半径方向に隙間が形成されるリリー
フ状態になるが,常時バランスウェイト付スライダー5
を揺動スクロール2の公転半径を大きくしようとする方
向に押推しようとする弾性力Fsを作用させているの
で,均圧後はすぐにこの弾性力により揺動スクロール2
の渦巻体2b側面は固定スクロール1の渦巻体1b側面
に押圧接触されるようになる。つまり揺動スクロール2
は停止中常時正規公転半径Rcに位置されることとな
る。よって停止中揺動スクロール2がリリーフされた状
態すなわち公転半径Rcより小さい公転半径の位置で静
止されることがないため,起動時の揺動スクロール2の
公転半径は必ず正規公転半径Rcであり,またバランス
ウェイト付スライダー5の回転半径も正規の値となる。
このため起動時にバランスウェイト付スライダー5の遠
心力Fbの方が,揺動スクロール2の遠心力Fcよりも
大きくなってしまうことはなく,遠心力に関連した揺動
スクロール2のリリーフ問題は生じない。したがって起
動した瞬間から確実に冷媒ガス等の圧縮作用は行われ
る。またこのように固定スクロール1を固定することに
より弾性力が発生するので,組み立て後には揺動スクロ
ール2は必ず正規公転半径Rcに位置されており,初起
動時も起動した瞬間から確実に冷媒ガス等の圧縮作用は
行われる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したとおり第1の発明に係わる
スクロ−ル圧縮機は、スライダ−を備え、スライダ−の
移動により、規定回転数より小さい回転数では前記揺動
スクロールの渦巻体側面を前記固定スクロールの渦巻体
側面に押圧摺動させ,規定回転数を越えた回転数では前
記揺動スクロールの渦巻体側面と前記固定スクロールの
渦巻体側面とが非接触となるようにしたもので、規定回
転数より小さい回転数では冷媒ガス等の漏れがなく,ま
た規定回転数越えた回転数では揺動スクロールの渦巻体
側面と固定スクロールの渦巻体側面との摺動音が発生し
ないので,低速から高速まで幅広い運転回転数にわたり
高効率で低騒音なスクロール圧縮機が得られる効果があ
る。
スクロ−ル圧縮機は、スライダ−を備え、スライダ−の
移動により、規定回転数より小さい回転数では前記揺動
スクロールの渦巻体側面を前記固定スクロールの渦巻体
側面に押圧摺動させ,規定回転数を越えた回転数では前
記揺動スクロールの渦巻体側面と前記固定スクロールの
渦巻体側面とが非接触となるようにしたもので、規定回
転数より小さい回転数では冷媒ガス等の漏れがなく,ま
た規定回転数越えた回転数では揺動スクロールの渦巻体
側面と固定スクロールの渦巻体側面との摺動音が発生し
ないので,低速から高速まで幅広い運転回転数にわたり
高効率で低騒音なスクロール圧縮機が得られる効果があ
る。
【0022】また、第2の発明に係わるスクロ−ル圧縮
機は、第1の発明において、スライダーにバランスウェ
イトを一体的に形成したバランスウェイト付スライダー
を備え、前記バランスウェイト付スライダーの重量およ
びその重心位置を,前記揺動スクロールに作用する遠心
力よりも前記揺動スクロールの遠心力作用方向と180
度反対方向に作用する前記バランスウェイト付スライダ
ーの遠心力のほうが大きくなるように設定するととも
に,規定回転数より小さい回転数ではバランスウェイト
付スライダーに作用する遠心力の大きさから揺動スクロ
ールに作用する遠心力の大きさを引いた力の大きさより
も大きくなるように,また規定回転数を越える回転数に
なるとバランスウェイト付スライダーに作用する遠心力
の大きさから揺動スクロールに作用する遠心力の大きさ
を引いた力の大きさよりも小さくなるように揺動スクロ
ールの遠心力作用方向にバランスウェイト付スライダー
を移動させようとする弾性力を設定した弾性体を備えた
ので、規定回転数より小さい回転数では揺動スクロール
の渦巻体側面は固定スクロールの渦巻体側面に押圧摺動
され、また規定回転数を越える回転数になると揺動スク
ロールの渦巻体側面と固定スクロールの渦巻体側面との
間に微小隙間が形成され非接触となり,規定回転数より
小さい回転数では冷媒ガス等の漏れがなく,規定回転数
を越える回転数になると揺動スクロールの渦巻体側面と
固定スクロールの渦巻体側面との摺動音が発生せず,低
速から高速まで広い運転回転数でかつ広い運転圧力の範
囲にわたり高効率で低騒音なスクロール圧縮機が得られ
る効果がある。
機は、第1の発明において、スライダーにバランスウェ
イトを一体的に形成したバランスウェイト付スライダー
を備え、前記バランスウェイト付スライダーの重量およ
びその重心位置を,前記揺動スクロールに作用する遠心
力よりも前記揺動スクロールの遠心力作用方向と180
度反対方向に作用する前記バランスウェイト付スライダ
ーの遠心力のほうが大きくなるように設定するととも
に,規定回転数より小さい回転数ではバランスウェイト
付スライダーに作用する遠心力の大きさから揺動スクロ
ールに作用する遠心力の大きさを引いた力の大きさより
も大きくなるように,また規定回転数を越える回転数に
なるとバランスウェイト付スライダーに作用する遠心力
の大きさから揺動スクロールに作用する遠心力の大きさ
を引いた力の大きさよりも小さくなるように揺動スクロ
ールの遠心力作用方向にバランスウェイト付スライダー
を移動させようとする弾性力を設定した弾性体を備えた
ので、規定回転数より小さい回転数では揺動スクロール
の渦巻体側面は固定スクロールの渦巻体側面に押圧摺動
され、また規定回転数を越える回転数になると揺動スク
ロールの渦巻体側面と固定スクロールの渦巻体側面との
間に微小隙間が形成され非接触となり,規定回転数より
小さい回転数では冷媒ガス等の漏れがなく,規定回転数
を越える回転数になると揺動スクロールの渦巻体側面と
固定スクロールの渦巻体側面との摺動音が発生せず,低
速から高速まで広い運転回転数でかつ広い運転圧力の範
囲にわたり高効率で低騒音なスクロール圧縮機が得られ
る効果がある。
【0023】また、第3の発明に係わるスクロ−ル圧縮
機は、第2の発明において、スライド溝と偏心軸部間の
揺動スクロール偏心方向側の間隙に,スライド溝の揺動
スクロール偏心方向側端壁に対して両端支持状態となる
平板を装入し,固定スクロールを揺動スクロールに組み
合わせて固定することで,前記両端支持位置のほぼ中央
で前記平板に前記偏心軸部の揺動スクロール偏心方向側
端面が軸方向に線接触し,前記平板が変形することによ
り,バランスウェイト付スライダーを前記揺動スクロー
ルの遠心力作用方向と同一方向に移動させる弾性力を発
生させるので、第2の発明の効果に加えて、単純で安価
な構造で弾性力が得られる効果があり,スクロール圧縮
機を停止した場合に圧縮室内は均圧されるべく揺動スク
ロールに圧縮室間の差圧が作用し揺動スクロールがリリ
ーフされる場合があっても,均圧後はすぐに弾性力によ
り揺動スクロールは正規公転半径位置に押し戻され,起
動時にバランスウェイト付スライダーの遠心力で揺動ス
クロールがリリーフしてしまい冷媒ガス等の圧縮作用が
できないといった不具合は生じず,起動した瞬間から確
実に圧縮作用が可能となる信頼性の高いスクロール圧縮
機が得られる効果がある。
機は、第2の発明において、スライド溝と偏心軸部間の
揺動スクロール偏心方向側の間隙に,スライド溝の揺動
スクロール偏心方向側端壁に対して両端支持状態となる
平板を装入し,固定スクロールを揺動スクロールに組み
合わせて固定することで,前記両端支持位置のほぼ中央
で前記平板に前記偏心軸部の揺動スクロール偏心方向側
端面が軸方向に線接触し,前記平板が変形することによ
り,バランスウェイト付スライダーを前記揺動スクロー
ルの遠心力作用方向と同一方向に移動させる弾性力を発
生させるので、第2の発明の効果に加えて、単純で安価
な構造で弾性力が得られる効果があり,スクロール圧縮
機を停止した場合に圧縮室内は均圧されるべく揺動スク
ロールに圧縮室間の差圧が作用し揺動スクロールがリリ
ーフされる場合があっても,均圧後はすぐに弾性力によ
り揺動スクロールは正規公転半径位置に押し戻され,起
動時にバランスウェイト付スライダーの遠心力で揺動ス
クロールがリリーフしてしまい冷媒ガス等の圧縮作用が
できないといった不具合は生じず,起動した瞬間から確
実に圧縮作用が可能となる信頼性の高いスクロール圧縮
機が得られる効果がある。
【図1】 この発明の実施の形態1を示す要部縦断面図
である。
である。
【図2】 図1の要部横断面図および低速運転時に作用
する力の関係図である。
する力の関係図である。
【図3】 図1の要部横断面図および高速運転時に作用
する力の関係図である。
する力の関係図である。
【図4】 この発明の実施の形態1の回転数を変化させ
たときのFb1とFcの力の関係図である。
たときのFb1とFcの力の関係図である。
【図5】 この発明の実施の形態2を示す要部縦断面図
である。
である。
【図6】 図5の要部横断面図および運転時に作用する
力の関係図である。
力の関係図である。
【図7】 この発明の実施の形態2の回転数を変化させ
たときのFbとFc+Fsの力の関係図である。
たときのFbとFc+Fsの力の関係図である。
【図8】 実施の形態2の回転数と理論圧縮仕事に対す
る冷媒ガス等の漏れ損失の割合との関係図である。
る冷媒ガス等の漏れ損失の割合との関係図である。
【図9】 従来のスクロール圧縮機の要部縦断面図であ
る。
る。
【図10】 図9の要部横断面図および運転時に作用す
る力の関係図である。
る力の関係図である。
【図11】 図9とは別の従来のスクロール圧縮機の要
部横断面図および運転時に作用する力の関係図である。
部横断面図および運転時に作用する力の関係図である。
1 固定スクロール,1a 台板,1b 渦巻体,2
揺動スクロール,2a台板,2b 渦巻体,3 圧縮
室,4 揺動軸受,5 スライダ−(バランスウェイト
付スライダー),5c スライド溝,6 回転軸,6a
偏心軸部,16弾性体(平板),50a 偏心方向側
間隙,50b 反偏心方向側間隙,51c 偏心方向側
端壁,61a 偏心方向側端面。
揺動スクロール,2a台板,2b 渦巻体,3 圧縮
室,4 揺動軸受,5 スライダ−(バランスウェイト
付スライダー),5c スライド溝,6 回転軸,6a
偏心軸部,16弾性体(平板),50a 偏心方向側
間隙,50b 反偏心方向側間隙,51c 偏心方向側
端壁,61a 偏心方向側端面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小川 博史 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 渡辺 英治 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 泉沢 渉 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 台板上に渦巻体を突設させた固定スクロ
ールと,該固定スクロール渦巻体との位相を180度ず
らして偏心させて組み合わせることにより圧縮室を形成
する渦巻体を台板上に突設させ,かつ台板の反渦巻体側
に揺動軸受を有する揺動スクロールと、一端に偏心軸部
を有する回転軸と,スライド溝を有するスライダーとを
備え,該スライダーは前記スライド溝が前記偏心軸部に
嵌装され,前記スライダーの外周面が前記揺動軸受と回
転可能に嵌合されており,偏心軸部に対して回転軸の軸
線と直角な面内にスライド溝に沿ったスライド移動が可
能となるように前記スライド溝と前記偏心軸部の間には
そのスライド移動方向に揺動スクロールの偏心方向側と
反偏心方向側の両方に間隙が形成され,このスライド移
動により前記揺動スクロールの公転半径を可変とするよ
うなスクロール圧縮機において,前記スライダ−の移動
により、規定回転数より小さい回転数では前記揺動スク
ロールの渦巻体側面を前記固定スクロールの渦巻体側面
に押圧摺動させ,規定回転数を越えた回転数では前記揺
動スクロールの渦巻体側面と前記固定スクロールの渦巻
体側面とが非接触となるようにしたことを特徴とするス
クロール圧縮機。 - 【請求項2】 スライダーにバランスウェイトを一体的
に形成したバランスウェイト付スライダーを備え、前記
バランスウェイト付スライダーの重量およびその重心位
置を,前記揺動スクロールに作用する遠心力よりも前記
揺動スクロールの遠心力作用方向と180度反対方向に
作用する前記バランスウェイト付スライダーの遠心力の
ほうが大きくなるように設定するとともに,規定回転数
より小さい回転数ではバランスウェイト付スライダーに
作用する遠心力の大きさから揺動スクロールに作用する
遠心力の大きさを引いた力の大きさよりも大きくなるよ
うに,また規定回転数を越える回転数になるとバランス
ウェイト付スライダーに作用する遠心力の大きさから揺
動スクロールに作用する遠心力の大きさを引いた力の大
きさよりも小さくなるように揺動スクロールの遠心力作
用方向にバランスウェイト付スライダーを移動させよう
とする弾性力を設定した弾性体を備えたことを特徴とす
る請求項1記載のスクロール圧縮機。 - 【請求項3】 スライド溝と偏心軸部間の揺動スクロー
ル偏心方向側の間隙に,スライド溝の揺動スクロール偏
心方向側端壁に対して両端支持状態となる平板を装入
し,固定スクロールを揺動スクロールに組み合わせて固
定することで,前記両端支持位置のほぼ中央で前記平板
に前記偏心軸部の揺動スクロール偏心方向側端面が軸方
向に線接触し,前記平板が変形することにより,バラン
スウェイト付スライダーを前記揺動スクロールの遠心力
作用方向と同一方向に移動させる弾性力を発生させるこ
とを特徴とする請求項2記載のスクロール圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8686597A JPH10281084A (ja) | 1997-04-04 | 1997-04-04 | スクロール圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8686597A JPH10281084A (ja) | 1997-04-04 | 1997-04-04 | スクロール圧縮機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10281084A true JPH10281084A (ja) | 1998-10-20 |
Family
ID=13898723
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8686597A Pending JPH10281084A (ja) | 1997-04-04 | 1997-04-04 | スクロール圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10281084A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102650287A (zh) * | 2011-02-24 | 2012-08-29 | 上海日立电器有限公司 | 涡旋压缩机具有单向限位功能的径向柔性浮动结构 |
| JP2014214702A (ja) * | 2013-04-26 | 2014-11-17 | 三菱電機株式会社 | スクロール圧縮機 |
| KR20140136801A (ko) * | 2013-05-21 | 2014-12-01 | 엘지전자 주식회사 | 스크롤 압축기 |
| WO2015107705A1 (ja) * | 2014-01-20 | 2015-07-23 | 三菱電機株式会社 | スクロール圧縮機 |
| US9181951B2 (en) | 2012-11-13 | 2015-11-10 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Scroll compressor |
| WO2016129070A1 (ja) * | 2015-02-12 | 2016-08-18 | 三菱電機株式会社 | スクロール圧縮機 |
-
1997
- 1997-04-04 JP JP8686597A patent/JPH10281084A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102650287A (zh) * | 2011-02-24 | 2012-08-29 | 上海日立电器有限公司 | 涡旋压缩机具有单向限位功能的径向柔性浮动结构 |
| US9181951B2 (en) | 2012-11-13 | 2015-11-10 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Scroll compressor |
| JP2014214702A (ja) * | 2013-04-26 | 2014-11-17 | 三菱電機株式会社 | スクロール圧縮機 |
| KR20140136801A (ko) * | 2013-05-21 | 2014-12-01 | 엘지전자 주식회사 | 스크롤 압축기 |
| WO2015107705A1 (ja) * | 2014-01-20 | 2015-07-23 | 三菱電機株式会社 | スクロール圧縮機 |
| JPWO2015107705A1 (ja) * | 2014-01-20 | 2017-03-23 | 三菱電機株式会社 | スクロール圧縮機 |
| WO2016129070A1 (ja) * | 2015-02-12 | 2016-08-18 | 三菱電機株式会社 | スクロール圧縮機 |
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