JPH10281971A - ディジタル表示計 - Google Patents

ディジタル表示計

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JPH10281971A
JPH10281971A JP10278197A JP10278197A JPH10281971A JP H10281971 A JPH10281971 A JP H10281971A JP 10278197 A JP10278197 A JP 10278197A JP 10278197 A JP10278197 A JP 10278197A JP H10281971 A JPH10281971 A JP H10281971A
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Yoshitaka Saito
義高 齋藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的簡単な構成で直読可能なディジタル表
示式の比重/密度計を提供することを目的とする。 【解決手段】 測定液体2の中に設置されて当該液体か
らの浮力を受けるフロート5と、このフロートが当接し
て当該浮力を電気信号に変換する歪みケ−ジ7と、この
歪みケ−ジと一体化されてフロート5を収納し、かつセ
ンサ部3の設置位置を特定するための規準線6aを記し
た保持部6と、歪みケ−ジ7の出力を受けるA/Dコン
バ−タ8と、液体2の液温などを検出してA/Dコンバ
−タ8に送る温度センサ9と、A/Dコンバ−タ8の出
力を受ける温度補償回路10と、表示部11などを有し
ている。液体2の比重/密度は、規準線6aが液面2a
と合致するようになるまでセンサ部3を液体2に入れた
ときの、規準線6aより下側のフロート容積(既知)と
歪みケ−ジ7の出力とを用いて演算される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体の比重/密度
を直読できるようにしたディジタル表示計に関し、特に
測定液体の浮力を受けた状態のフロートを圧力検出部
(歪みゲージなど)に当接させ、その検出出力から測定
液体の比重/密度を求めてディジタル表示するようにし
たものである。
【0002】なお、本明細書においては、説明の便宜
上、「ディジタル表示計」の用語を、液体の比重または
密度を測定してディジタル表示する機能を備えた計測手
段を示すものとして用いる。
【0003】
【従来の技術】図4は、従来の比重/密度計(浮ひょう
式)を示す説明図であり、1は浮ひょう、1aは胴部、
1bはけい部、1cは目盛り、2は液体、2aは液面を
それぞれ示している。
【0004】浮ひょう1は、ガラスなどの材料を用いて
胴部1aとそれに続くけい部1bとが一体に生成された
もので、両者の内部は中空となっており、けい部1bの
外周面には標準液体で校正された目盛り1cが記されて
いる。
【0005】測定者は、浮ひょう1を液体2に浮かべて
その液面2aと合致する目盛り1cの部分に記された数
値(図示省略)を読み取ることにより、液体2の比重ま
たは密度を求めることができる。
【0006】また、このような浮ひょう1の目盛を読み
取るのではなく、ディジタル表示計の形にして液体の比
重/密度の読み取り精度を上げることも行なわれてお
り、例えばガラス製U字管形に測定流体をいれた上でそ
れを振動させてそのときの振動数が当該流体の密度に比
例することを利用した振動式密度計などがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の比
重/密度計(浮ひょう式)は、そのけい部1bに設けた
目盛1cを読むものであって構成が簡単で使いやすいと
いう利点があるものの、目盛り1c付近の液面2aはそ
の表面張力のため盛り上がっていることや、測定者の読
み取り値自体がもともと目分量であるため読み取り誤差
を避けることができないという問題点があった。
【0008】また、ディジタル表示計の方は、複雑な測
定原理を用いていることもあってその構造を簡易なもの
にすることができず、表示計の値段も高価なものになり
やすいとう問題点があった。
【0009】そこで、本発明では、測定原理の簡単な浮
ひょう式を基本にして、フロートが測定液体から受ける
浮力を電気信号に変換してそれに基づく当該液体の比重
/密度をディジタル表示することにより、比較的簡単な
構成で直読可能なディジタル表示式の比重/密度計を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明では、この課題を
達成するため、測定液体中に設置されて当該液体からの
浮力を受けるフロートと、この浮力を受けた状態の当該
フロートが当接する圧力検出部と、前記圧力検出部と一
体化されて前記フロートを収納する保持部と、前記圧力
検出部の出力信号に基づいて動作するディジタル表示部
と、を有する比重/密度計を基本にしている。
【0011】さらには、 ・保持部に、測定液体の液面に対応する位置情報を記し
たり、 ・例えば測定液体の温度に基づいて圧力検出部の出力信
号を補正する温度補償回路を付加したり、 ・保持部を、フロートが移動するときのガイドとなる筒
状のものとしたり、 ・フロートを、浮力の作用方向に直交する方向の断面積
がその下方部分よりも上方部分のほうで小さくなるよう
にしたり、 ・フロートを、中空構造としてその中に例えば窒素ガス
などを封入している。
【0012】このディジタル表示計を使用するには、例
えばこれを、測定対象液体の中に、当該表示計の位置情
報が液面に合致するように入れればよい。このようにし
て液体に浮かんだ状態となったフロートは、液中に没し
た容積に当該液体の比重/密度を掛けた値だけの浮力を
受けることになり、本発明では、この浮力を圧力検出部
で電気信号に変換して当該変換出力と当該容積などから
測定対象液体の比重/密度を求め、その値をディジタル
表示している。
【0013】また、フロートに対するガイド機能を保持
部に持たせており、さらにはフロートの形状や構造を前
記のようにすることによって自重を小さくしつつ、浮力
を受ける部分の容積が大きくなるようにしている。
【0014】
【発明の実施の形態】図1ないし図3を用いて、本発明
の実施の形態を説明する。図1は、本発明のディジタル
表示計の全体構成を示す説明図であり、2は測定液体、
2aは液面、3はセンサ部、4は表示本体部、5はフロ
ート、5aは当接部、5bは中空部、6は保持部、6a
は規準線(液面2に対応する位置情報)、6bはストッ
パ、7は歪みゲージ(圧力検出部)、8はA/Dコンバ
ータ、8aは空気抜き孔、9は温度センサ、10は温度
補償回路、11は表示部をそれぞれ示している。
【0015】ここで、保持部6、歪みゲージ7、A/D
コンバータ8および温度センサ9は接着などにより一体
化し、保持部6の内側で歪みゲージ7とストッパ6bと
の間の空間部にはフロート5を収納している。
【0016】フロート5は、合成樹脂やガラスあるいは
金属などの材料で内部を中空部5bとすることにより、
自重を軽くしながら所定の容積を確保している。なお、
中空部5bに例えば窒素ガスなどを封入してもよい。
【0017】保持部6は、フロート5と同じように金
属、合成樹脂や、防錆性に優れたステンレス鋼などで円
筒状に作成されており、その中をフロート5が左右方向
の動きを規制されながら上下動できるようになってい
る。また、保持部6の下端部には、ディジタル表示計の
非使用時にフロート5が離散しないようにするためのス
トッパ6bを形成している。
【0018】保持部6の外周面には液体2の温度を検知
するための温度センサ9が取り付けており、その出力信
号はA/Dコンバータ8を経て温度補償回路10に供給
される。
【0019】保持部6の内面上部にはA/Dコンバータ
8が設けてあり、また、その下側には歪みゲージ7を取
り付けている。なお、A/Dコンバータ8の外側部分に
は空気抜き孔8aを設け、フロート5が液体2の浮力を
受けて上方に移動するときに、液面2aとA/Dコンバ
ータ8との間の空気が逃げるようにしている。
【0020】歪みゲージ7は、フロート5が液体2から
受ける浮力を電気信号の形で検出してA/Dコンバータ
8に供給し、この検出信号を受けたA/Dコンバータ8
は液体2の比重/密度のディジタル値を求めている。
【0021】このディジタル値を算出するには、 ・歪みゲージ7の出力信号 ・(あらかじめ分かっている)フロート5の規準線6a
より下の部分の容積などを用いる。
【0022】表示本体部4は温度補償回路10や表示部
11からなり、温度補償回路10では、センサ部3の出
力信号として得られる液体2の比重/密度の値を測定時
の液体温度で補正している。なお、前記ディジタル値の
算出処理をセンサ部3の側で実行するようにしてもよ
い。
【0023】液体2の温度の他に、測定環境の大気温度
も検知してこれらの値で温度補償を行なえば、液体2
の、液温による比重/密度の変化のみではなく、測定環
境空間温度に基づく比重/密度の変化も補正することが
できる。
【0024】表示部11は、 ・オン−オフ電源スイッチ ・ディジタル調整スイッチ ・リセットスイッチ ・デ−タ保持 ・モ−ド切替えスイッチ ・バックライト ・AC/DC電源 ・プリンタ搭載 などの各種機能を有している。
【0025】測定手法としては、 ・センサ部3を液体2の中につけていく方法 ・センサ部3を取り付けた容器(図示省略)に液体2を
注入していく方法などを用いる。
【0026】ディジタル表示計の使用に先立って、基準
液(1,000g/cm2) の液面と表示計の規準線とを合致させ
た状態で表示部11の数値が当該数値を示すようにアジ
ャストネジ(図示省略)で調整している。
【0027】なお、図示のものは、液面2aに対応する
位置情報を保持部6に記しているが、保持部6の中のフ
ロート5を外から見えるようにし、例えば保持部6を透
明体で形成したり、図3の形状にして、その中のフロー
ト5に当該位置情報を記すようにしてもよい。
【0028】さらには、保持部6やフロート5の形状的
な特徴部分を設けてそれを位置情報として用いることも
でき、また視認可能なフロート5の全体がちょうど液体
2の中に入り込んだ状態で測定するようにしてもよい。
【0029】図2は、本発明のセンサ部の変形例(その
1)を示す説明図であり、 (a)は横方向断面図、 (b)は
縦方向断面図を記している。図において、3aはセンサ
部、7は歪みゲージ、8はA/Dコンバータ、8aは空
気抜き孔、51はフロート、51aは当接部、51bは
中空部、51cは溝部、61は保持部、61aは規準
線、、61bはストッパ、61cはリブをそれぞれ示し
ている。
【0030】図1のセンサ部3との相違点は、 ・フロート51の外周面に縦方向の溝部51cを4個形
成し、 ・保持部61の内周面には縦方向のリブ61cをこの溝
部51cに対応するように形成し、 ・フロート51を保持部61に収納した状態では、リブ
61cがそれぞれ溝部51cに入り込んでいる、ことな
どである。
【0031】この場合、測定液体2の浮力を受けたフロ
ート51はその溝部51cが保持部61のリブ61cに
案内されながら、自らの姿勢をふらつかせることなしに
上方に移動し、当接部51aと歪みゲージ7との圧接動
作も安定したものとなる。
【0032】図3は、本発明のセンサ部の変形例(その
2)を示す説明図であり、 (a)は縦方向断面図、 (b)は
斜視図を記している。ここで、3bはセンサ部、7は歪
みゲージ、52はフロート、52aは当接部、52bは
中空部、52cは胴部、52dはけい部、62は保持
部、62aは規準線、62bは十字状の天井部、62c
は十字状のストッパをそれぞれ示している。
【0033】図1のセンサ部3との相違点は、 ・保持部62を細い板状のもので作成し、その上部と下
部にはそれぞれ十字状の天井部とストッパを設け、 ・十字状の天井部62bに歪みゲージ7を取付け、 ・フロート52の上部を、その下部(胴部52c)より
も断面積が小さなけい部52dとした、ことなどであ
る。
【0034】この場合、フロート52の中、もっぱら測
定液体2の浮力を受ける下部(胴部52c)の断面積を
大きくするとともに、当該浮力の強さを歪みゲージ7に
伝えることが主たる役割である上部(けい部52d)の
断面積を小さくすることにより、フロ−トについての、
所定の浮力を得るとともに軽量化を図ることができるよ
うにしている。
【0035】さらには、上部(けい部52d)の断面積
を小さくしているので、下部の胴部52cが完全に測定
液体2に没した状態で使用するときなどには液上に出て
いるけい部52dが受ける大気圧の程度も小さくなり、
フロート52が測定液体2から受ける浮力に対する大気
圧の影響をより少ないものにすることができる。
【0036】また、保持部62を巾狭の板状体で形成
し、その中に収納したフロート52を測定者が見えるよ
うにしているので、前述のように、規準線62aをフロ
ート52の方に設けたり、フロート52の胴部52c
と、けい部52dとの境界部分を規準線とみなすように
してもよい。
【0037】なお、図2および図3では温度センサ9の
記載を省略しているが、図1のセンサ部3と同じような
態様で保持部61、62に温度センサ9を取り付けて用
いることができる。
【0038】図3の形式のディジタル表示計では、A/
Dコンバータ8は温度補償回路10や表示部11ととも
に表示部本体側に設けてあるが、これを図1および図2
の場合と同じようにセンサ部3bの側に設けるようにし
てもよい。また、温度補償回路10や表示部11をセン
サ部3bの側に設ける形式のディジタル表示計にしても
よいことは勿論である。
【0039】
【発明の効果】このように、本発明では、フロートが測
定液体から受ける浮力を電気信号に変換してそれに基づ
く当該液体の比重/密度をディジタル表示しているの
で、比較的簡単な構成で直読可能なディジタル表示式の
比重/密度計を提供することができる。
【0040】また、温度センサおよび温度補償回路を付
加して測定液体などの温度に基づくその比重/密度の変
化分を補正しているので、測定精度をより高いものにす
ることができる。
【0041】また、フロートに対するガイド機能を保持
部に持たせているので、フロートと圧力検出部との接触
を安定的なものにすることができ、さらにはフロート上
部を断面積の小さな部分で形成したりフロート内部を中
空構造にしている、すなわちフロートの自重を小さくし
つつ、浮力を受けるフロ−ト部分の容積を大きくしてい
るので、例えば測定液体の比重/密度が比較的小さなと
きにもその値を求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の、本発明のディジタル表示計の全体構
成を示す説明図である。
【図2】本発明の、センサ部の変形例(その1)を示す
横方向断面図および縦方向断面図である。
【図3】本発明の、センサ部の変形例(その2)を示す
縦方向断面図および斜視図である。
【図4】従来の、比重/密度計(浮ひょう式)を示す説
明図である。
【符号の説明】
1・・・・浮ひょう 1a・・・胴部 1b・・・けい部 1c・・・目盛り 2・・・・液体 2a・・・液面 3〜3b・・・センサ部 4・・・・表示本体部 5・・・・フロート 5a・・・当接部 5b・・・中空部 6・・・・保持部 6a・・・規準線 6b・・・ストッパ 7・・・・歪みゲージ 8・・・・A/Dコンバータ 8a・・・空気抜き孔 9・・・・温度センサ 10・・・温度補償回路 11・・・表示部 51・・・フロート 51a・・当接部 51b・・中空部 51c・・溝部 52・・・フロート 52a・・当接部 52b・・中空部 52c・・胴部 52d・・けい部 61・・・保持部 61a・・規準線 61b・・ストッパ 61c・・リブ 62・・・保持部 62a・・規準線 62b・・十字状の天井部 62c・・十字状のストッパ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定液体中に設置されて当該液体からの
    浮力を受けるフロートと、 この浮力を受けた状態の当該フロートが当接する圧力検
    出部と、 前記圧力検出部と一体化されて前記フロートを収納する
    保持部と、 前記圧力検出部の出力信号に基づいて動作するディジタ
    ル表示部と、を有することを特徴とするディジタル表示
    計。
  2. 【請求項2】 前記保持部に、測定液体の液面に対応す
    る位置情報を記したことを特徴とする請求項1記載のデ
    ィジタル表示計。
  3. 【請求項3】 温度センサと、当該温度センサの出力に
    基づいて前記圧力検出部の出力信号を補正する温度補償
    回路と、を付加したことを特徴とする請求項1または2
    記載のディジタル表示計。
  4. 【請求項4】 前記保持部を、前記フロートが移動する
    ときのガイドとなる筒状のものとしたことを特徴とする
    請求項1乃至3記載のディジタル表示計。
  5. 【請求項5】 前記フロートを、前記浮力の作用方向に
    直交する方向の断面積がその下方部分よりも上方部分の
    ほうで小さくなるようにしたことを特徴とする請求項1
    乃至4記載のディジタル表示計。
  6. 【請求項6】 前記フロートを、中空構造としたことを
    特徴とする請求項1乃至5記載のディジタル表示計。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100498282C (zh) 2005-06-30 2009-06-10 昆明冶金研究院 在线式电子密度计
CN111855486A (zh) * 2020-06-29 2020-10-30 广西壮族自治区森林资源与生态环境监测中心 一种自动测量液体密度的装置及测量方法
CN112098266A (zh) * 2020-10-11 2020-12-18 杨启航 一种便携式电子式密度计

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