JPH10282120A - 走査型近視野光学顕微鏡 - Google Patents
走査型近視野光学顕微鏡Info
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- JPH10282120A JPH10282120A JP9412297A JP9412297A JPH10282120A JP H10282120 A JPH10282120 A JP H10282120A JP 9412297 A JP9412297 A JP 9412297A JP 9412297 A JP9412297 A JP 9412297A JP H10282120 A JPH10282120 A JP H10282120A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 近接場光観察と分光分析とを同時または切り
換えて行うことが可能な走査型近視野光学顕微鏡を提供
する。 【解決手段】 レーザー光源7から放出されたレーザー
光は、第二のレンズ5によって集光されてプローブ3に
導入され、プローブ3の先端を試料1に近接させエバネ
ッセント光を散乱させる。この光は、試料1を透過して
第一のレンズ12に到達し、平行光となり、第一の反射
ミラー20によってその方向を変換して第一の光軸切換
器21に入る。第一の光軸切換器21内にある第二の反
射ミラー24でその方向を変換してXYZ光軸調整機構
26の中の第四のレンズ27と第五のレンズ28を通過
し、ピンホール29を通り分光器30に導入される。さ
らに、分光器30で光の波長と強度に応じた電気信号に
変換して、データ処理手段18に送られる。データ処理
手段18で分光スペクトルに変換されると同時に、試料
表面の二次元走査による形状観察像を得ることができ
る。
換えて行うことが可能な走査型近視野光学顕微鏡を提供
する。 【解決手段】 レーザー光源7から放出されたレーザー
光は、第二のレンズ5によって集光されてプローブ3に
導入され、プローブ3の先端を試料1に近接させエバネ
ッセント光を散乱させる。この光は、試料1を透過して
第一のレンズ12に到達し、平行光となり、第一の反射
ミラー20によってその方向を変換して第一の光軸切換
器21に入る。第一の光軸切換器21内にある第二の反
射ミラー24でその方向を変換してXYZ光軸調整機構
26の中の第四のレンズ27と第五のレンズ28を通過
し、ピンホール29を通り分光器30に導入される。さ
らに、分光器30で光の波長と強度に応じた電気信号に
変換して、データ処理手段18に送られる。データ処理
手段18で分光スペクトルに変換されると同時に、試料
表面の二次元走査による形状観察像を得ることができ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、試料表面の形状お
よび光学的特性を観察するための走査型近視野光学顕微
鏡を用いて、生物試料や薄膜試料等の観察と分光分析と
を同時または切り換えて行うための走査型近視野光学顕
微鏡に関する。
よび光学的特性を観察するための走査型近視野光学顕微
鏡を用いて、生物試料や薄膜試料等の観察と分光分析と
を同時または切り換えて行うための走査型近視野光学顕
微鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】微生物や細胞などの生物試料やLB膜な
どの有機薄膜試料を観察するのに有効な顕微鏡として、
蛍光顕微鏡がある。蛍光顕微鏡では、蛍光色素染色によ
り目的の物質のコントラストが倍増されることを利用し
ている。近年、これらの試料の観察に、より分解能の高
いいわゆる走査型近視野顕微鏡が利用されつつある。走
査型近視野顕微鏡は、、エバネッセント光が「波長より
小さい寸法の領域に局在し、自由空間を伝搬しない」と
いう近接場効果を利用している。そのため、走査型近視
野顕微鏡は、光の回折限界を超え、波長を超えた空間分
解能を得ることができ、生物試料や薄膜試料の観察にお
いても極めて有効である。
どの有機薄膜試料を観察するのに有効な顕微鏡として、
蛍光顕微鏡がある。蛍光顕微鏡では、蛍光色素染色によ
り目的の物質のコントラストが倍増されることを利用し
ている。近年、これらの試料の観察に、より分解能の高
いいわゆる走査型近視野顕微鏡が利用されつつある。走
査型近視野顕微鏡は、、エバネッセント光が「波長より
小さい寸法の領域に局在し、自由空間を伝搬しない」と
いう近接場効果を利用している。そのため、走査型近視
野顕微鏡は、光の回折限界を超え、波長を超えた空間分
解能を得ることができ、生物試料や薄膜試料の観察にお
いても極めて有効である。
【0003】この種の顕微鏡の例としては、光走査トン
ネル顕微鏡が「特開平3−91710, 光走査トンネル
顕微鏡,大津元一」に開示されている。また、近距離場
走査光学顕微鏡が「特開平4−291310,近距離場
走査光学顕微鏡及びその用途,ロバート・エリック・ベ
ットズィッグ」,「特開平6−50750, 力検知手段
を含む走査型顕微鏡,ロバート・エリック・ベットズィ
ッグ」に開示されている。
ネル顕微鏡が「特開平3−91710, 光走査トンネル
顕微鏡,大津元一」に開示されている。また、近距離場
走査光学顕微鏡が「特開平4−291310,近距離場
走査光学顕微鏡及びその用途,ロバート・エリック・ベ
ットズィッグ」,「特開平6−50750, 力検知手段
を含む走査型顕微鏡,ロバート・エリック・ベットズィ
ッグ」に開示されている。
【0004】近距離場走査光学顕微鏡(NSOM:Near
-Field Scanning Optical Microscope)の一例を以下に
示す。光ファイバーの先端をテーパー状に加工し、この
テーパー状のプローブの先端には波長以下の開口が形成
されている。XYZステージ上に試料台が設置されてい
る。試料台の上には試料がセットされている。XYZス
テージ微動素子を用いて、試料表面に接近して保持し、
一定領域をラスター走査する。光ファイバープローブを
微動素子を用いて、試料表面と平行に振動させる。プロ
ーブ先端には試料表面からの水平方向の力すなわちシェ
アフォースが働き、プローブの振動状態が変化する。プ
ローブの振動状態の測定には、位置制御用のレーザー光
を先端部照射し、プローブの影をレンズと光検出器で検
出することで行う。シェアフォースを一定に保持するよ
うに、すなわち、振幅変化または位相変化を一定に保持
するように微動素子を用いて、試料表面とプローブ先端
との距離を一定に制御される。この状態でレーザー光を
レンズを用いてファイバーに導入し、先端開口より試料
表面を照射する。反射光または透過光の一部を従来の光
学系により検出する。以上説明したように、NSOMの
分解能は、プローブ先端の開口の大きさに依存する。波
長以下の開口(例えば、50nm以下)は容易に製作で
き、このため、波長以下の分解能が実現できる。
-Field Scanning Optical Microscope)の一例を以下に
示す。光ファイバーの先端をテーパー状に加工し、この
テーパー状のプローブの先端には波長以下の開口が形成
されている。XYZステージ上に試料台が設置されてい
る。試料台の上には試料がセットされている。XYZス
テージ微動素子を用いて、試料表面に接近して保持し、
一定領域をラスター走査する。光ファイバープローブを
微動素子を用いて、試料表面と平行に振動させる。プロ
ーブ先端には試料表面からの水平方向の力すなわちシェ
アフォースが働き、プローブの振動状態が変化する。プ
ローブの振動状態の測定には、位置制御用のレーザー光
を先端部照射し、プローブの影をレンズと光検出器で検
出することで行う。シェアフォースを一定に保持するよ
うに、すなわち、振幅変化または位相変化を一定に保持
するように微動素子を用いて、試料表面とプローブ先端
との距離を一定に制御される。この状態でレーザー光を
レンズを用いてファイバーに導入し、先端開口より試料
表面を照射する。反射光または透過光の一部を従来の光
学系により検出する。以上説明したように、NSOMの
分解能は、プローブ先端の開口の大きさに依存する。波
長以下の開口(例えば、50nm以下)は容易に製作で
き、このため、波長以下の分解能が実現できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術に示した
ように、生物試料や薄膜試料等の観察手段としては蛍光
顕微鏡や走査型近視野顕微鏡が利用されている。これら
の顕微鏡では蛍光像や光学像を観察することができる。
これらの情報に加えて、試料のより詳細な情報を得るた
めに、試料の組成に関する情報を得ることが求められて
いる。従来より、試料の組成分析の一つの方法として、
分光分析が行われている。そのため、試料像と試料組成
の両方の知見を得るためには、これまで、試料の観察と
分光分析はそれぞれ試料を載せ換えて測定を行ってい
た。この結果、生物試料の測定時には同一状態での測定
が不可能であった。また、試料の観察や分析は微小部分
を対象とするために、複数の装置で試料の同一部位を観
察または分析することは極めて困難であった。また、走
査型近視野顕微鏡に分光器を連結して試料観察と分光分
析を行う方法も試みられているが、それぞれの目的に応
じて装置を組み替える必要があり、極めて操作性や測定
効率が悪い。 そこで、本発明では、生物試料や薄膜試
料等の観察と分光分析とを、同時または切り換えて行な
える走査型近視野光学顕微鏡を提供することを目的とし
ている。
ように、生物試料や薄膜試料等の観察手段としては蛍光
顕微鏡や走査型近視野顕微鏡が利用されている。これら
の顕微鏡では蛍光像や光学像を観察することができる。
これらの情報に加えて、試料のより詳細な情報を得るた
めに、試料の組成に関する情報を得ることが求められて
いる。従来より、試料の組成分析の一つの方法として、
分光分析が行われている。そのため、試料像と試料組成
の両方の知見を得るためには、これまで、試料の観察と
分光分析はそれぞれ試料を載せ換えて測定を行ってい
た。この結果、生物試料の測定時には同一状態での測定
が不可能であった。また、試料の観察や分析は微小部分
を対象とするために、複数の装置で試料の同一部位を観
察または分析することは極めて困難であった。また、走
査型近視野顕微鏡に分光器を連結して試料観察と分光分
析を行う方法も試みられているが、それぞれの目的に応
じて装置を組み替える必要があり、極めて操作性や測定
効率が悪い。 そこで、本発明では、生物試料や薄膜試
料等の観察と分光分析とを、同時または切り換えて行な
える走査型近視野光学顕微鏡を提供することを目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
には、本発明では、試料表面を局所的に照射するレーザ
ー光を発生するレーザー光源と、レーザー光を試料に導
く光導波路と、先端に微小開口部を有する光導波プロー
ブと、試料表面から発した光を集める集光手段と、試料
表面からの光情報を検出して電気信号に変換する光検出
器と、試料と光導波プローブを相対的に移動させる移動
手段と、試料表面と光導波プローブ先端の間の距離を制
御する距離制御手段とを有する走査型近視野光学顕微鏡
において、試料表面からの発光を分光分析する分光器
と、試料表面からの発光を分光器に導く鏡筒と試料表面
からの発光を光検出器側と分光器側に分離する切り換え
器とを備え、試料の近接場光観察と分光分析の両方を同
時または切り換えて測定可能な走査型近視野光学顕微鏡
を提供する。
には、本発明では、試料表面を局所的に照射するレーザ
ー光を発生するレーザー光源と、レーザー光を試料に導
く光導波路と、先端に微小開口部を有する光導波プロー
ブと、試料表面から発した光を集める集光手段と、試料
表面からの光情報を検出して電気信号に変換する光検出
器と、試料と光導波プローブを相対的に移動させる移動
手段と、試料表面と光導波プローブ先端の間の距離を制
御する距離制御手段とを有する走査型近視野光学顕微鏡
において、試料表面からの発光を分光分析する分光器
と、試料表面からの発光を分光器に導く鏡筒と試料表面
からの発光を光検出器側と分光器側に分離する切り換え
器とを備え、試料の近接場光観察と分光分析の両方を同
時または切り換えて測定可能な走査型近視野光学顕微鏡
を提供する。
【0007】[作用]レーザー光を光導波プローブ内に
通し、この光導波プローブを試料表面近傍に接近させる
と、エバネッセント波は、光導波プローブの先端で散乱
される。この散乱光を集光し、鏡筒内に通し、光検出器
側と分光器側とに分離する切り換え器に導く。この切り
換え器を作動させることにより、近接場光の光路を光検
出器側と分光器側とのいずれか、またはその両方に切り
換えることができる。その結果、光検出器によって試料
表面の局所領域での光学像が得られ、同時に分光器によ
って同一試料表面の分光分析ができる。また、試料から
の微弱な蛍光の測定と微小領域での蛍光分光スペクトル
を得ることができる。
通し、この光導波プローブを試料表面近傍に接近させる
と、エバネッセント波は、光導波プローブの先端で散乱
される。この散乱光を集光し、鏡筒内に通し、光検出器
側と分光器側とに分離する切り換え器に導く。この切り
換え器を作動させることにより、近接場光の光路を光検
出器側と分光器側とのいずれか、またはその両方に切り
換えることができる。その結果、光検出器によって試料
表面の局所領域での光学像が得られ、同時に分光器によ
って同一試料表面の分光分析ができる。また、試料から
の微弱な蛍光の測定と微小領域での蛍光分光スペクトル
を得ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施例を図に
基づいて説明する。図1は、本発明の第1の実施例であ
り、透過光を観察する場合の走査型近視野原子間力顕微
鏡の構成を示した模式図である。
基づいて説明する。図1は、本発明の第1の実施例であ
り、透過光を観察する場合の走査型近視野原子間力顕微
鏡の構成を示した模式図である。
【0009】図1において、試料1は、試料台2に保持
されている。試料台2は高さ方向に微動が可能なZ軸微
動素子13とXY方向に微動が可能なXY微動素子14
の上に設置されており、さらにZ軸微動素子13とXY
微動素子14はZ方向に移動可能な粗動機構15上に設
置されている。
されている。試料台2は高さ方向に微動が可能なZ軸微
動素子13とXY方向に微動が可能なXY微動素子14
の上に設置されており、さらにZ軸微動素子13とXY
微動素子14はZ方向に移動可能な粗動機構15上に設
置されている。
【0010】プローブ3はプローブ支持体4に固定され
る。プローブ3の先端を粗動機構15を用いて、試料1
の表面近傍に接近させる。プローブ3としては、シング
ルモード光ファイバーの先端をテーパー状に加工したも
のを用いる。粗動機構15としては、パルスモータと減
速ギア、粗動ネジからなるZステージを用いる。
る。プローブ3の先端を粗動機構15を用いて、試料1
の表面近傍に接近させる。プローブ3としては、シング
ルモード光ファイバーの先端をテーパー状に加工したも
のを用いる。粗動機構15としては、パルスモータと減
速ギア、粗動ネジからなるZステージを用いる。
【0011】プローブ3の上側の一部には反射面10が
構成されており、反射面の上方にレーザー出力源11、
上下2分割あるいは4分割された光電変換素子9が設置
されている。レーザー出力源11から発射された光は、
プローブ3の反射面10で反射され、光電変換素子9に
導入され、電気信号に変換される。この際、レーザー光
がプローブ3の反射面10に確実に当たり、光電変換素
子9に導入するために、レーザー出力源11からの入射
光路または反射面10で反射したレーザー光の出射光路
に対してその角度を調整できるようにプローブ3がプロ
ーブ支持体4に設置されている。
構成されており、反射面の上方にレーザー出力源11、
上下2分割あるいは4分割された光電変換素子9が設置
されている。レーザー出力源11から発射された光は、
プローブ3の反射面10で反射され、光電変換素子9に
導入され、電気信号に変換される。この際、レーザー光
がプローブ3の反射面10に確実に当たり、光電変換素
子9に導入するために、レーザー出力源11からの入射
光路または反射面10で反射したレーザー光の出射光路
に対してその角度を調整できるようにプローブ3がプロ
ーブ支持体4に設置されている。
【0012】試料1を粗動機構15によってプローブ3
に近づけると、試料1とプローブ3との間には原子間力
が作用し、プローブ3がたわむ。このときの光電変換素
子9の出力は、Zサーボ回路17に入力され、Zサーボ
回路17で光電変換素子9からの強度に応じてZ軸微動
素子13の駆動用電圧を発生する。光電変換素子9の出
力が一定となるように、Z軸駆動素子13を作動するた
め、プローブ3と試料1との距離は常に一定に保持され
る。Z軸微動素子13としては、XYZ3軸スキャナー
が一体なった円筒形ピエゾ圧電素子を用いる。微動素子
としては、この他に、Z軸単体のピエゾスキャナーや電
歪素子を用いたものが考えられ、本発明に含まれる。
に近づけると、試料1とプローブ3との間には原子間力
が作用し、プローブ3がたわむ。このときの光電変換素
子9の出力は、Zサーボ回路17に入力され、Zサーボ
回路17で光電変換素子9からの強度に応じてZ軸微動
素子13の駆動用電圧を発生する。光電変換素子9の出
力が一定となるように、Z軸駆動素子13を作動するた
め、プローブ3と試料1との距離は常に一定に保持され
る。Z軸微動素子13としては、XYZ3軸スキャナー
が一体なった円筒形ピエゾ圧電素子を用いる。微動素子
としては、この他に、Z軸単体のピエゾスキャナーや電
歪素子を用いたものが考えられ、本発明に含まれる。
【0013】XY微動素子14とXY走査回路16を用
いて、プローブ3を試料1の表面で、2次元的に走査す
る。XY微動素子14としては、上記の円筒型ピエゾス
キャナーを用いる。XY走査回路16の走査信号とZサ
ーボ回路17のZ信号はデータ処理手段18に送られ、
ここで試料の表面形状を3次元画像化する。
いて、プローブ3を試料1の表面で、2次元的に走査す
る。XY微動素子14としては、上記の円筒型ピエゾス
キャナーを用いる。XY走査回路16の走査信号とZサ
ーボ回路17のZ信号はデータ処理手段18に送られ、
ここで試料の表面形状を3次元画像化する。
【0014】光情報測定用のレーザー光源7から放出さ
れた光は、AOモジュレータ(光音響光学変調器)6で
変調され、次に、第一のレンズ5によって集光されてプ
ローブ3に導入され、さらに、プローブ3の先端より試
料1に照射される。プローブ3の先端から試料に照射さ
れた光は、試料1を透過して第二のレンズ12に到達
し、平行光となり、第三のレンズ19により集光され、
第一の反射ミラー20によってその方向を変換して、鏡
筒31内を通過して、第一の光軸切換器21に入る。第
一の光軸切換器21は、第二の反射ミラー24を固定し
た第一のスライドレール22と、この第一のスライドレ
ール22を可動するための第一のレバー23によって構
成されている。第一の光軸切換器21に入射した光は、
第二の反射ミラー24でその方向を変換してXYZ光軸
調整機構26の中にある第四のレンズ27に達する。第
四のレンズ27により平行光に変換され、第五のレンズ
28を通り、この第五のレンズ28で集光された光は、
ピンホール29を通り分光器30に導入される。さら
に、分光器30で光の波長と強度に応じた電気信号に変
換して、データ処理手段18に送られる。データ処理手
段18で光の波長と強度に応じた分光スペクトルに変換
される。このとき、ピンホール29の位置への光軸合わ
せは、XYZ光軸調整機構26によって行う。XYZ光
軸調整機構26はXYZステージを用いる。この他、二
枚の反射ミラーを使用しそのいずれかの反射角を調整す
る方法も考えられ、本発明に含まれる。また、ピンホー
ル29の位置への光の焦点合わせは、前記のXYZステ
ージを用いる。この他に、一軸ステージまたはスライド
レール、二つの円筒のはめ合わせが考えられ、本発明に
含まれる。
れた光は、AOモジュレータ(光音響光学変調器)6で
変調され、次に、第一のレンズ5によって集光されてプ
ローブ3に導入され、さらに、プローブ3の先端より試
料1に照射される。プローブ3の先端から試料に照射さ
れた光は、試料1を透過して第二のレンズ12に到達
し、平行光となり、第三のレンズ19により集光され、
第一の反射ミラー20によってその方向を変換して、鏡
筒31内を通過して、第一の光軸切換器21に入る。第
一の光軸切換器21は、第二の反射ミラー24を固定し
た第一のスライドレール22と、この第一のスライドレ
ール22を可動するための第一のレバー23によって構
成されている。第一の光軸切換器21に入射した光は、
第二の反射ミラー24でその方向を変換してXYZ光軸
調整機構26の中にある第四のレンズ27に達する。第
四のレンズ27により平行光に変換され、第五のレンズ
28を通り、この第五のレンズ28で集光された光は、
ピンホール29を通り分光器30に導入される。さら
に、分光器30で光の波長と強度に応じた電気信号に変
換して、データ処理手段18に送られる。データ処理手
段18で光の波長と強度に応じた分光スペクトルに変換
される。このとき、ピンホール29の位置への光軸合わ
せは、XYZ光軸調整機構26によって行う。XYZ光
軸調整機構26はXYZステージを用いる。この他、二
枚の反射ミラーを使用しそのいずれかの反射角を調整す
る方法も考えられ、本発明に含まれる。また、ピンホー
ル29の位置への光の焦点合わせは、前記のXYZステ
ージを用いる。この他に、一軸ステージまたはスライド
レール、二つの円筒のはめ合わせが考えられ、本発明に
含まれる。
【0015】試料1からの光を分光器30に導くことに
よって、試料表面の二次元走査による形状観察と同時
に、試料の分光スペクトルを得ることができる。また、
XY走査回路16とXY微動素子14にXY走査信号を
与えず、試料表面の2次元走査を行わない状態で、プロ
ーブ3先端から試料に照射された光は、上記と同じ光路
を通り分光器30に導入される。このとき、試料1の任
意の位置での分光スペクトルを得ることができる。
よって、試料表面の二次元走査による形状観察と同時
に、試料の分光スペクトルを得ることができる。また、
XY走査回路16とXY微動素子14にXY走査信号を
与えず、試料表面の2次元走査を行わない状態で、プロ
ーブ3先端から試料に照射された光は、上記と同じ光路
を通り分光器30に導入される。このとき、試料1の任
意の位置での分光スペクトルを得ることができる。
【0016】図2は、第一の光軸切換器21に設置され
ている第一のスライドレール22を第一のレバー23を
操作し移動した状態の模式図である。試料1から第一の
光軸切換器21に導入された光は、第二の反射ミラー2
4で反射されずに、入射した光軸と同じ方向に向かい、
光検出器25に導入される。光検出器25は、光電子増
倍管を用いた。この他に、シリコンフォトダイオード光
検出器、化合物半導体検出器、ゲルマニウム検出器など
が考えられ、本発明に含まれる。光検出器25では光強
度を電気信号に変換し、データ処理手段18に送る。デ
ータ処理手段18では、光情報の検出を試料表面の二次
元走査による形状観察と同時に行うことによって、光学
像を得ることができる。ここで、光源の光に変調をかけ
ている場合は、コントローラ8に内蔵されているロック
インアンプによってSN比を改善することができる。光
源の光に変調をかけていない場合は、光検出器25の信
号はロックインアンプを介さずに直接読み込まれる。
ている第一のスライドレール22を第一のレバー23を
操作し移動した状態の模式図である。試料1から第一の
光軸切換器21に導入された光は、第二の反射ミラー2
4で反射されずに、入射した光軸と同じ方向に向かい、
光検出器25に導入される。光検出器25は、光電子増
倍管を用いた。この他に、シリコンフォトダイオード光
検出器、化合物半導体検出器、ゲルマニウム検出器など
が考えられ、本発明に含まれる。光検出器25では光強
度を電気信号に変換し、データ処理手段18に送る。デ
ータ処理手段18では、光情報の検出を試料表面の二次
元走査による形状観察と同時に行うことによって、光学
像を得ることができる。ここで、光源の光に変調をかけ
ている場合は、コントローラ8に内蔵されているロック
インアンプによってSN比を改善することができる。光
源の光に変調をかけていない場合は、光検出器25の信
号はロックインアンプを介さずに直接読み込まれる。
【0017】図3は、第二の反射ミラー24をハーフミ
ラーとした場合の光路を示した模式図である。 試料1
から鏡筒31内を通り第一の光軸切換器21に導入され
た光は、一方は第一のハーフミラー32で光軸を変換
し、分光器30側に向かう。これと同時に、もう一方の
第一のハーフミラー32を透過した光は、光検出器25
に導入される。第二の反射ミラー24をハーフミラーと
した場合には、上記に示したように、光検出器25によ
る光情報の検出と試料表面の二次元走査による形状観察
を同時に行え、さらに、分光器30による分光スペクト
ルを同時に得ることができる。
ラーとした場合の光路を示した模式図である。 試料1
から鏡筒31内を通り第一の光軸切換器21に導入され
た光は、一方は第一のハーフミラー32で光軸を変換
し、分光器30側に向かう。これと同時に、もう一方の
第一のハーフミラー32を透過した光は、光検出器25
に導入される。第二の反射ミラー24をハーフミラーと
した場合には、上記に示したように、光検出器25によ
る光情報の検出と試料表面の二次元走査による形状観察
を同時に行え、さらに、分光器30による分光スペクト
ルを同時に得ることができる。
【0018】図4は、図1で示した第一の反射ミラー2
0と第一の光軸切換器21との間の鏡筒31にフィルタ
41を入れ、さらに、XYZ光軸調整機構26と分光器
30との間に第二の光軸切換器33を取り付けた場合の
模式図である。試料1から第一の反射ミラー20で反射
された光は、鏡筒31を通り、フィルタ41を透過する
際に特定波長あるいは特定方向の光のみを第一の光軸切
換器21に通す。このフィルタ41は切換可能であり、
分光器30または光検出器25では、フィルタ41を通
過した光のみの分光スペクトルまたは光情報を得ること
ができる。フィルタとしては、偏光フィルタを用いた。
これ以外にも波長選択フィルタが考えられ、本発明に含
まれる。
0と第一の光軸切換器21との間の鏡筒31にフィルタ
41を入れ、さらに、XYZ光軸調整機構26と分光器
30との間に第二の光軸切換器33を取り付けた場合の
模式図である。試料1から第一の反射ミラー20で反射
された光は、鏡筒31を通り、フィルタ41を透過する
際に特定波長あるいは特定方向の光のみを第一の光軸切
換器21に通す。このフィルタ41は切換可能であり、
分光器30または光検出器25では、フィルタ41を通
過した光のみの分光スペクトルまたは光情報を得ること
ができる。フィルタとしては、偏光フィルタを用いた。
これ以外にも波長選択フィルタが考えられ、本発明に含
まれる。
【0019】試料1から第一の光軸切換器21とXYZ
光軸調整機構26を通過した光は、第二の光軸切換器3
3内に入る。第二の光軸切換器33は、第三の反射ミラ
ー35と第二のハーフミラー36を固定した第二のスラ
イドレール34と、この第二のスライドレール34を可
動するための第二のレバー37によって構成されてい
る。第二の光軸切換器33内に入った光は、この中をま
っすぐ通過し、ピンホール29を通り分光器30に導入
される。分光器30で光の波長と強度に応じた電気信号
に変換して、データ処理手段18に送られる。データ処
理手段18で光の波長と強度に応じた分光スペクトルに
変換される。
光軸調整機構26を通過した光は、第二の光軸切換器3
3内に入る。第二の光軸切換器33は、第三の反射ミラ
ー35と第二のハーフミラー36を固定した第二のスラ
イドレール34と、この第二のスライドレール34を可
動するための第二のレバー37によって構成されてい
る。第二の光軸切換器33内に入った光は、この中をま
っすぐ通過し、ピンホール29を通り分光器30に導入
される。分光器30で光の波長と強度に応じた電気信号
に変換して、データ処理手段18に送られる。データ処
理手段18で光の波長と強度に応じた分光スペクトルに
変換される。
【0020】図5は、図4で示した第二の光軸切換器3
3に設置されている第二のスライドレール34を第二の
レバー37を操作し、図面上で左方向に移動した状態の
模式図である。試料1から第二の光軸切換器33に導入
された光は、第三の反射ミラー35で光軸の向きを変
え、CCD39に導入される。CCD39でとらえた光
学像はデータ処理手段18に送られ、光学像観察と試料
表面の二次元走査による形状観察とを同時に行うことが
できる。CCD39は蛍光観察用として暗視野観察が可
能なICCDを使用した。この他に、明視野観察用CC
Dや接眼レンズによる肉眼観察も可能であり、本発明に
含まれる。
3に設置されている第二のスライドレール34を第二の
レバー37を操作し、図面上で左方向に移動した状態の
模式図である。試料1から第二の光軸切換器33に導入
された光は、第三の反射ミラー35で光軸の向きを変
え、CCD39に導入される。CCD39でとらえた光
学像はデータ処理手段18に送られ、光学像観察と試料
表面の二次元走査による形状観察とを同時に行うことが
できる。CCD39は蛍光観察用として暗視野観察が可
能なICCDを使用した。この他に、明視野観察用CC
Dや接眼レンズによる肉眼観察も可能であり、本発明に
含まれる。
【0021】図6は、図5で示した第二の光軸切換器3
3に設置されている第二のスライドレール34を第二の
レバー37を操作し、さらに図面上で左方向に移動した
状態の模式図である。試料1から第二の光軸切換器33
に導入された光は、第二のハーフミラー36を透過し、
ピンホール29を通過して分光器30に入射する。この
とき、ピンホール29近傍に設けられているシャッター
40を開け、ピンホール29に照明を当てる。このピン
ホール29に照射された光は、ピンホール29側から逆
に第二の光軸切換器33に導入され、第二のハーフミラ
ー36で光軸の向きを変え、観察窓38に入射される。
試料1からピンホール29へ入射される光軸の位置は、
観察窓38から肉眼でピンホール29を確認し、XYZ
光軸調整機構26によって合わせることができる。
3に設置されている第二のスライドレール34を第二の
レバー37を操作し、さらに図面上で左方向に移動した
状態の模式図である。試料1から第二の光軸切換器33
に導入された光は、第二のハーフミラー36を透過し、
ピンホール29を通過して分光器30に入射する。この
とき、ピンホール29近傍に設けられているシャッター
40を開け、ピンホール29に照明を当てる。このピン
ホール29に照射された光は、ピンホール29側から逆
に第二の光軸切換器33に導入され、第二のハーフミラ
ー36で光軸の向きを変え、観察窓38に入射される。
試料1からピンホール29へ入射される光軸の位置は、
観察窓38から肉眼でピンホール29を確認し、XYZ
光軸調整機構26によって合わせることができる。
【0022】図7は、図4の第三の反射ミラー35をハ
ーフミラー36とした場合の光路を示した模式図であ
る。試料1から第二の光軸切換器に33導入された光
は、一方は第三のハーフミラー41で光軸を変換し、C
CD39に入射する。これと同時に、もう一方の第三の
ハーフミラー41を透過した光は、分光器30に導入さ
れる。第三の反射ミラー41をハーフミラーとした場合
には、上記に示したように、CCD39による光学像観
察と試料表面の二次元走査による形状観察を同時に行
え、さらに、分光器による分光スペクトルを同時に得る
ことができる。図4に示した装置によって、生体試料の
細胞を観察したところ、形状像と同時に蛍光像、さらに
は分光スペクトルを得ることができた。
ーフミラー36とした場合の光路を示した模式図であ
る。試料1から第二の光軸切換器に33導入された光
は、一方は第三のハーフミラー41で光軸を変換し、C
CD39に入射する。これと同時に、もう一方の第三の
ハーフミラー41を透過した光は、分光器30に導入さ
れる。第三の反射ミラー41をハーフミラーとした場合
には、上記に示したように、CCD39による光学像観
察と試料表面の二次元走査による形状観察を同時に行
え、さらに、分光器による分光スペクトルを同時に得る
ことができる。図4に示した装置によって、生体試料の
細胞を観察したところ、形状像と同時に蛍光像、さらに
は分光スペクトルを得ることができた。
【0023】図8は、本発明の第2の実施例であり、反
射光を観察する場合の走査型近視野原子間力顕微鏡の構
成を示した模式図である。
射光を観察する場合の走査型近視野原子間力顕微鏡の構
成を示した模式図である。
【0024】図8において、試料1は、試料台2に保持
されている。試料台2は高さ方向に微動が可能なZ軸微
動素子13とXY方向に微動が可能なXY微動素子14
の上に設置されており、さらにZ軸微動素子13とXY
微動素子14はZ方向に移動可能な粗動機構15上に設
置されている。
されている。試料台2は高さ方向に微動が可能なZ軸微
動素子13とXY方向に微動が可能なXY微動素子14
の上に設置されており、さらにZ軸微動素子13とXY
微動素子14はZ方向に移動可能な粗動機構15上に設
置されている。
【0025】プローブ3はプローブ支持体4に固定され
る。プローブ3の先端を粗動機構14を用いて、試料1
の表面近傍に接近させる。プローブ3としては、シング
ルモード光ファイバーの先端をテーパー状に加工したも
のを用いる。粗動機構14としては、パルスモータと減
速ギア、粗動ネジからなるZステージを用いる。
る。プローブ3の先端を粗動機構14を用いて、試料1
の表面近傍に接近させる。プローブ3としては、シング
ルモード光ファイバーの先端をテーパー状に加工したも
のを用いる。粗動機構14としては、パルスモータと減
速ギア、粗動ネジからなるZステージを用いる。
【0026】プローブ3の上側の一部には反射面10が
構成されており、反射面10の上方にレーザー出力源1
1、上下2分割あるいは4分割された光電変換素子9が
設置されている。レーザー出力源11から発射された光
は、プローブ3の反射面10で反射され、光電変換素子
9に導入され、電気信号に変換される。この際、レーザ
ー光がプローブ3の反射面10に確実に当たり、光電変
換素子9に導入するために、レーザー出力源11からの
入射光路または反射面10で反射したレーザー光の出射
光路に対してその角度を調整できるようにプローブ3が
プローブ支持体4に設置されている。
構成されており、反射面10の上方にレーザー出力源1
1、上下2分割あるいは4分割された光電変換素子9が
設置されている。レーザー出力源11から発射された光
は、プローブ3の反射面10で反射され、光電変換素子
9に導入され、電気信号に変換される。この際、レーザ
ー光がプローブ3の反射面10に確実に当たり、光電変
換素子9に導入するために、レーザー出力源11からの
入射光路または反射面10で反射したレーザー光の出射
光路に対してその角度を調整できるようにプローブ3が
プローブ支持体4に設置されている。
【0027】試料1を粗動機構15によってプローブ3
に近づけると、試料1とプローブ3との間には原子間力
が作用し、プローブ3がたわむ。このときの光電変換素
子9の出力は、Zサーボ回路17に入力され、Zサーボ
回路17で光電変換素子9からの強度に応じてZ軸微動
素子13の駆動用電圧を発生する。光電変換素子9の出
力が一定となるように、Z軸微動素子13を作動するた
め、プローブ3と試料1との距離は常に一定に保持され
る。
に近づけると、試料1とプローブ3との間には原子間力
が作用し、プローブ3がたわむ。このときの光電変換素
子9の出力は、Zサーボ回路17に入力され、Zサーボ
回路17で光電変換素子9からの強度に応じてZ軸微動
素子13の駆動用電圧を発生する。光電変換素子9の出
力が一定となるように、Z軸微動素子13を作動するた
め、プローブ3と試料1との距離は常に一定に保持され
る。
【0028】XY微動素子14とXY走査回路16を用
いて、プローブ3を試料1の表面で、2次元的に走査す
る。XY走査回路16の走査信号とZサーボ回路17の
Z信号はデータ処理手段18に送られ、ここで試料の表
面形状を3次元画像化する。
いて、プローブ3を試料1の表面で、2次元的に走査す
る。XY走査回路16の走査信号とZサーボ回路17の
Z信号はデータ処理手段18に送られ、ここで試料の表
面形状を3次元画像化する。
【0029】光情報測定用のレーザー光源7から放出さ
れた光は、AOモジュレータ(光音響光学変調器)6で
変調され、次に、第一のレンズ5によって集光されてプ
ローブ3に導入され、さらに、プローブ3の先端より試
料1に照射される。プローブ3の先端から試料に照射さ
れた光は、試料1の表面で反射して第六のレンズ42で
集光されて、第一の反射ミラー20によってその方向を
変換して第一の光軸切換器21に入る。第一の光軸切換
器21に入射した光は、第二の反射ミラー24でその方
向を変換してXYZ光軸調整機構26の中にある第四の
レンズ27に達する。第四のレンズ27により平行光に
変換され、第五のレンズ28を通り、この第五のレンズ
28で集光された光は、ピンホール29を通り分光器3
0に導入される。さらに、分光器30では光の波長と強
度に応じた電気信号に変換され、データ処理手段18に
送られる。データ処理手段18で光の波長と強度に応じ
た分光スペクトルに変換される。
れた光は、AOモジュレータ(光音響光学変調器)6で
変調され、次に、第一のレンズ5によって集光されてプ
ローブ3に導入され、さらに、プローブ3の先端より試
料1に照射される。プローブ3の先端から試料に照射さ
れた光は、試料1の表面で反射して第六のレンズ42で
集光されて、第一の反射ミラー20によってその方向を
変換して第一の光軸切換器21に入る。第一の光軸切換
器21に入射した光は、第二の反射ミラー24でその方
向を変換してXYZ光軸調整機構26の中にある第四の
レンズ27に達する。第四のレンズ27により平行光に
変換され、第五のレンズ28を通り、この第五のレンズ
28で集光された光は、ピンホール29を通り分光器3
0に導入される。さらに、分光器30では光の波長と強
度に応じた電気信号に変換され、データ処理手段18に
送られる。データ処理手段18で光の波長と強度に応じ
た分光スペクトルに変換される。
【0030】図9は、図8のXYZ光軸調整機構26と
分光器30との間に第二の光軸切換器33を取り付けた
場合の模式図である。試料1から第一の光軸切換器21
とXYZ光軸調整機構26を通過した光は、第二の光軸
切換器33内に入る。第二の光軸切換器33内に入った
光は、この中をまっすぐ通過し、ピンホール29を通り
分光器30に導入される。分光器30で光の波長と強度
に応じた電気信号に変換して、データ処理手段18に送
られる。データ処理手段18で光の波長と強度に応じた
分光スペクトルに変換される。第二の光軸切換器33の
構成および機能は、上記第一の実施例と同様である。本
実施例における、分光スペクトルの検出方法や光情報の
検出、光学像の観察および形状観察の機構あるいは光軸
調整方法は第一の実施例と同様である。
分光器30との間に第二の光軸切換器33を取り付けた
場合の模式図である。試料1から第一の光軸切換器21
とXYZ光軸調整機構26を通過した光は、第二の光軸
切換器33内に入る。第二の光軸切換器33内に入った
光は、この中をまっすぐ通過し、ピンホール29を通り
分光器30に導入される。分光器30で光の波長と強度
に応じた電気信号に変換して、データ処理手段18に送
られる。データ処理手段18で光の波長と強度に応じた
分光スペクトルに変換される。第二の光軸切換器33の
構成および機能は、上記第一の実施例と同様である。本
実施例における、分光スペクトルの検出方法や光情報の
検出、光学像の観察および形状観察の機構あるいは光軸
調整方法は第一の実施例と同様である。
【0031】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように、試料
表面を局所的に照射するレーザー光を発生するレーザー
光源と、レーザー光を試料に導く光導波路と、先端に微
小開口部を有する光導波プローブと、試料表面から発し
た光を集める集光手段と、試料表面からの光情報を検出
して電気信号に変換する光検出器と、試料と光導波プロ
ーブを相対的に移動させる移動手段と、試料表面と光導
波プローブ先端の間の距離を制御する距離制御手段とか
ら構成される走査型近視野光学顕微鏡で、試料表面から
の発光を分光分析する分光器と、試料表面からの発光を
分光器に導く鏡筒と試料表面からの発光を光検出器側と
分光器側に分離する切り換え器とを備え、試料の近接場
光観察と分光分析の両方を同時または切り換えて行える
構成とした走査型近視野光学顕微鏡である。このような
構成により、光検出器による光情報の検出と試料表面の
二次元走査による形状観察を同時に行え、さらに、分光
器による試料の分光スペクトルと光学像を同時または切
り換えて得ることができる。また、分光器のピンホール
への入射光の位置合わせを簡便に行うことができる。こ
れらは、試料表面の形状および光学的特性を観察するた
めの走査型近視野光学顕微鏡を用いて、微生物や細胞な
どの生物試料やLB膜などの有機薄膜試料さらには半導
体等の無機薄膜試料の観察と分光分析とを同時または切
り換えて行うことができるという効果がある。
表面を局所的に照射するレーザー光を発生するレーザー
光源と、レーザー光を試料に導く光導波路と、先端に微
小開口部を有する光導波プローブと、試料表面から発し
た光を集める集光手段と、試料表面からの光情報を検出
して電気信号に変換する光検出器と、試料と光導波プロ
ーブを相対的に移動させる移動手段と、試料表面と光導
波プローブ先端の間の距離を制御する距離制御手段とか
ら構成される走査型近視野光学顕微鏡で、試料表面から
の発光を分光分析する分光器と、試料表面からの発光を
分光器に導く鏡筒と試料表面からの発光を光検出器側と
分光器側に分離する切り換え器とを備え、試料の近接場
光観察と分光分析の両方を同時または切り換えて行える
構成とした走査型近視野光学顕微鏡である。このような
構成により、光検出器による光情報の検出と試料表面の
二次元走査による形状観察を同時に行え、さらに、分光
器による試料の分光スペクトルと光学像を同時または切
り換えて得ることができる。また、分光器のピンホール
への入射光の位置合わせを簡便に行うことができる。こ
れらは、試料表面の形状および光学的特性を観察するた
めの走査型近視野光学顕微鏡を用いて、微生物や細胞な
どの生物試料やLB膜などの有機薄膜試料さらには半導
体等の無機薄膜試料の観察と分光分析とを同時または切
り換えて行うことができるという効果がある。
【図1】本発明の走査型近視野光学顕微鏡の第一の実施
例の透過光を観察する場合の構成の全体を示す模式図で
ある。
例の透過光を観察する場合の構成の全体を示す模式図で
ある。
【図2】図1の走査型近視野光学顕微鏡の第一の光軸切
換器の動作一例を示す図である。
換器の動作一例を示す図である。
【図3】図1の走査型近視野光学顕微鏡の第一の光軸切
換器の反射ミラーをハーフミラーとした場合の一例を示
す図である。
換器の反射ミラーをハーフミラーとした場合の一例を示
す図である。
【図4】図1の走査型近視野光学顕微鏡に第二の光軸切
換器が含まれる場合の構成の全体を示す図である。
換器が含まれる場合の構成の全体を示す図である。
【図5】図4の走査型近視野光学顕微鏡の第二の光軸切
換器の一段目の動作例を示す図である。
換器の一段目の動作例を示す図である。
【図6】図4の走査型近視野光学顕微鏡の第二の光軸切
換器の二段目の動作例を示す図である。
換器の二段目の動作例を示す図である。
【図7】図4の走査型近視野光学顕微鏡の第二の光軸切
換器の反射ミラーをハーフミラーとした場合の一例を示
す図である。
換器の反射ミラーをハーフミラーとした場合の一例を示
す図である。
【図8】本発明の走査型近視野光学顕微鏡の第二の実施
例の反射光を観察する場合の構成の全体を示す模式図で
ある。
例の反射光を観察する場合の構成の全体を示す模式図で
ある。
【図9】図8の走査型近視野光学顕微鏡に第二の光軸切
換器が含まれる場合の構成の全体を示す図である。
換器が含まれる場合の構成の全体を示す図である。
1 試料 2 試料台 3 プローブ 4 プローブ支持体 5 第一のレンズ 6 AOモジュレータ 7 レーザー光源 8 コントローラ 9 光電変換素子 10 反射面 11 レーザー出力源 12 第二のレンズ 13 Z軸微動素子 14 XY微動素子 15 粗動機構 16 XY走査回路 17 Zサーボ回路 18 データ処理手段 19 第三のレンズ 20 第一の反射ミラー 21 第一の光軸変換器 22 第一のスライドレール 23 第一のレバー 24 第二の反射ミラー 25 光検出器 26 XYZ光軸調整機構 27 第四のレンズ 28 第五のレンズ 29 ピンホール 30 分光器 31 鏡筒 32 第一のハーフミラー 33 第二の光軸切換器 34 第二のスライドレール 35 第三の反射ミラー 36 第二のハーフミラー 37 第二のレバー 38 観察窓 39 CCD 40 シャッター 41 フィルタ 42 第三のハーフミラー 43 第六のレンズ
Claims (11)
- 【請求項1】 試料表面を局所的に照射するレーザー光
を発生するレーザー光源と、レーザー光を試料に導く光
導波路と、先端に微小開口部を有する光導波プローブ
と、試料表面から発した光を集める集光手段と、試料表
面からの光情報を検出して電気信号に変換する光検出器
と、試料と光導波プローブを相対的に移動させる移動手
段と、試料表面と光導波プローブ先端の間の距離を制御
する距離制御手段とを有する走査型近視野光学顕微鏡に
おいて、試料表面からの発光を分光分析する分光器と、
試料表面からの発光を分光器に導く鏡筒と試料表面から
の発光を光検出器側と分光器側に分離する切り換え器と
を備え、試料の近接場光観察と分光分析の両方を同時ま
たは切り換えて行えることを特徴とする走査型近視野光
学顕微鏡。 - 【請求項2】 前記鏡筒は、試料表面から発する光の光
軸をXYZの3軸方向に調整する機能を有すること特徴
とする請求項第1項記載の走査型近視野光学顕微鏡。 - 【請求項3】 試料表面からの発光を光検出器側と分光
器側に分離する切り換え器を複数有することを特徴とす
る請求項第1項記載の走査型近視野光学顕微鏡。 - 【請求項4】 前記切り換え器は試料表面から発する光
の光軸を分光器の入射スリット位置で観察する手段を備
えることを特徴とする走査型近視野光学顕微鏡。 - 【請求項5】 前記鏡筒は、特定波長域の光を透過また
は遮断するフィルターを有していることを特徴とする請
求項第1項記載の走査型近視野光学顕微鏡。 - 【請求項6】 光導波プローブより照射されたレーザー
光によって生じる試料の光情報は、試料を透過した光情
報である請求項第1項記載の走査型近視野光学顕微鏡。 - 【請求項7】 光導波プローブより照射されたレーザー
光によって生じる試料の光情報は、試料から反射した光
情報である請求項第1項記載の走査型近視野光学顕微
鏡。 - 【請求項8】 前記分光器には、試料の2次元観察手段
がさらに含まれることを特徴とする走査型近視野光学顕
微鏡。 - 【請求項9】 前記分光器には、試料の暗視野観察手段
がさらに含まれることを特徴とする走査型近視野光学顕
微鏡。 - 【請求項10】 前記分光器には、試料の蛍光測定手段
が含まれることを特徴とする走査型近視野光学顕微鏡。 - 【請求項11】 前記光検出器には、試料の蛍光測定手
段が含まれることを特徴とする走査型近視野光学顕微
鏡。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9412297A JPH10282120A (ja) | 1997-04-11 | 1997-04-11 | 走査型近視野光学顕微鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9412297A JPH10282120A (ja) | 1997-04-11 | 1997-04-11 | 走査型近視野光学顕微鏡 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10282120A true JPH10282120A (ja) | 1998-10-23 |
Family
ID=14101630
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9412297A Pending JPH10282120A (ja) | 1997-04-11 | 1997-04-11 | 走査型近視野光学顕微鏡 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10282120A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011501184A (ja) * | 2007-10-23 | 2011-01-06 | インダストリー−アカデミック コオペレーション ファウンデーション ヨンセイ ユニバーシティ | 超高分解能走査光学測定装置 |
| JP2016219502A (ja) * | 2015-05-15 | 2016-12-22 | キヤノンマシナリー株式会社 | 画像認識装置および画像認識方法 |
| CN112309808A (zh) * | 2020-11-13 | 2021-02-02 | 中国科学院物理研究所 | 光学聚焦和焦斑连续扫描的透射电子显微镜样品杆系统 |
-
1997
- 1997-04-11 JP JP9412297A patent/JPH10282120A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011501184A (ja) * | 2007-10-23 | 2011-01-06 | インダストリー−アカデミック コオペレーション ファウンデーション ヨンセイ ユニバーシティ | 超高分解能走査光学測定装置 |
| US8724116B2 (en) | 2007-10-23 | 2014-05-13 | Industry-Academic Cooperation Foundation, Yonsei University | Scanning mirrors in near field optical microscope having super resolution |
| JP2016219502A (ja) * | 2015-05-15 | 2016-12-22 | キヤノンマシナリー株式会社 | 画像認識装置および画像認識方法 |
| CN112309808A (zh) * | 2020-11-13 | 2021-02-02 | 中国科学院物理研究所 | 光学聚焦和焦斑连续扫描的透射电子显微镜样品杆系统 |
| CN112309808B (zh) * | 2020-11-13 | 2021-12-28 | 中国科学院物理研究所 | 光学聚焦和焦斑连续扫描的透射电子显微镜样品杆系统 |
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