JPH10282232A - 無線通信システム - Google Patents

無線通信システム

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Publication number
JPH10282232A
JPH10282232A JP8161597A JP8161597A JPH10282232A JP H10282232 A JPH10282232 A JP H10282232A JP 8161597 A JP8161597 A JP 8161597A JP 8161597 A JP8161597 A JP 8161597A JP H10282232 A JPH10282232 A JP H10282232A
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JP
Japan
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wireless communication
data
communication medium
phase
frequency
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Application number
JP8161597A
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English (en)
Inventor
Takanobu Ishibashi
孝信 石橋
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】低い誤り率でデータの復調が可能な安定した無
線カードシステムを提供すること。 【解決手段】無線通信機能を有する無電池式の無線通信
媒体と、この無線通信媒体との間の無線通信によりこの
無線通信媒体に対して電力を供給するとともにこの無線
通信媒体とデータの送受信を行う無線通信装置とを備え
た無線通信システムにおいて、前記無線通信装置から前
記無線通信媒体に対して、第1の通信周波数により電力
を供給する電力供給手段(109)と、前記無線通信装
置から前記無線通信媒体に対して、前記第1の通信周波
数と異なる第2の通信周波数によりデータを送信するデ
ータ送信手段(110)とを具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、携帯可
能な無線通信機能を有する無電池式の無線通信媒体(無
線カード)と、この無線通信媒体との間の無線通信によ
りこの無線通信媒体に対して電力を供給するとともにこ
の無線通信媒体とデータの送受信を行う無線通信装置
(無線カードリーダライタ)とを備えた無線通信システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、無線カード及び無線カードリーダ
ライタを利用した無線通信システムが、社会に普及しつ
つある。例えば、自動改札のシステムや、プリペイドカ
ード又は銀行カード等の金銭的価値を交換するシステム
に利用されつつある。
【0003】無線通信システムを利用した自動改札のシ
ステムでは、乗車券媒体を無線カードに置換えて、自動
改札装置に無線カードリーダライタの機能を搭載して、
乗車券媒体としての無線カードに格納されている改札に
必要な情報(乗降駅などの情報)を無線通信により自動
改札装置で読み取り、この読み取られた情報を基にして
改札処理を行うというものである。
【0004】従来の無線通信システムの多くは、無線カ
ードリーダライタから無線カードに対して送信されるデ
ータ通信周波数と、無線カードから無線カードリーダラ
イタに対して送信されるデータ通信周波数とが異なる周
波数となっている。また、無線カードリーダライタから
無線カードに対して送信されるデータ通信周波数によ
り、無線カードリーダライタから無線カードに対して電
源が供給されるようになている。つまり、データ通信周
波数が、電源供給用周波数を兼ねている。さらに、無線
カードリーダライタにおいて、無線カードから送信され
たデータを復調する場合には、無線カードから送信され
た微弱なデータからデータ復調用のクロックが再生さ
れ、この再生されたクロックによりデータの復調が行わ
てる。その他、データの符号化にはNRZ符号、マンチ
ェスター符号等が使用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したような無線通
信システムを利用した自動改札のシステムでは、無線カ
ードリーダライタで無線カードの情報を瞬時に読み取
り、改札処理を迅速に行う必要がある。そのため、無線
通信システムを安定した状態で動作させる為に、無線カ
ードリーダライタと無線カードのクロックを同期させる
こと、及び低い誤り率で通信データを復調させることが
重要となる。また、無線カードを動作させる電源とクロ
ックを安定した状態で、かつ容易に供給可能とすること
が重要となる。
【0006】ところが、上記した従来の無線通信システ
ムでは、下記のようなことから、安定した無線カードシ
ステムの実現には多々問題があった。
【0007】無線カードリーダライタにおいて、無線カ
ードから送信されたデータを復調する場合には、無線カ
ードから送信される微弱なデータからデータ復調用のク
ロックが再生されるため、再生されるクロックが不安定
となることがある。特に、無線カードリーダライタと無
線カードとの間の通信距離が長くなればなるほど、この
ような状況は顕著に現れる。データ復調用のクロックが
不安定となれば、復調されるデータがNRZ符号、又は
マンチェスター符号等により符号化されている場合、復
調されるデータが反転してしまうおそれがある。
【0008】この発明の目的は、上記したような事情に
鑑み成されたものであって、低い誤り率でデータの復調
が可能な安定した無線カードシステムを提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、この発明の無線通信システムは、以下
のように構成されている。
【0010】(1)請求項1記載の発明は、無線通信機
能を有する無電池式の無線通信媒体と、この無線通信媒
体との間の無線通信によりこの無線通信媒体に対して電
力を供給するとともにこの無線通信媒体とデータの送受
信を行う無線通信装置とを備えた無線通信システムにお
いて、前記無線通信装置から前記無線通信媒体に対し
て、第1の通信周波数により電力を供給する電力供給手
段と、前記無線通信装置から前記無線通信媒体に対し
て、前記第1の通信周波数と異なる第2の通信周波数に
よりデータを送信するデータ送信手段とを具備してい
る。
【0011】(2)請求項2記載の発明は、無線通信機
能を有する無電池式の無線通信媒体と、この無線通信媒
体との間の無線通信によりこの無線通信媒体に対して電
力を供給するとともにこの無線通信媒体とデータの送受
信を行う無線通信装置とを備えた無線通信システムにお
いて、前記無線通信装置から前記無線通信媒体に対し
て、第1の通信周波数により電力を供給する電力供給手
段と、この電力供給手段により供給される電力を受け取
る電力受取手段と、前記無線通信装置から前記無線通信
媒体に対して、前記第1の通信周波数と異なる第2の通
信周波数によりデータを送信するデータ送信手段と、こ
のデータ送信手段により送信されるデータを受け取るデ
ータ受取手段とを具備している。
【0012】(3)請求項3記載の発明は、無線通信機
能を有する無電池式の無線通信媒体と、この無線通信媒
体との間の無線通信によりこの無線通信媒体に対して電
力を供給するとともにこの無線通信媒体とデータの送受
信を行う無線通信装置とを備えた無線通信システムにお
いて、第1の通信周波数Fa及び第2の通信周波数Fb
が、Fa=Fb/K(1<K:正数)を満たし、前記無
線通信装置から前記無線通信媒体に対して、前記第1の
通信周波数Faにより電力を供給する電力供給手段と、
この電力供給手段により供給される電力を受け取る電力
受取手段と、前記無線通信装置から前記無線通信媒体に
対して、前記第2の通信周波数Fbによりデータを送信
するデータ送信手段と、このデータ送信手段により送信
されるデータを受け取るデータ受取手段とを具備してい
る。
【0013】(4)請求項4記載の発明は、無線通信機
能を有する無電池式の無線通信媒体と、この無線通信媒
体との間の無線通信によりこの無線通信媒体に対して電
力を供給するとともにこの無線通信媒体とデータの送受
信を行う無線通信装置とを備えた無線通信システムにお
いて、第1の通信周波数Fa及び第2の通信周波数Fb
が、Fa=Fb/K(1<K:正数)を満たし、この第
1の通信周波数Faが、Fa<<(Kc/16L)を満
たし(C:光速[m/s]、L:最大通信距離
[m])、前記無線通信装置から前記無線通信媒体に対
して、前記第1の通信周波数Faにより電力を供給する
電力供給手段と、この電力供給手段により供給される電
力を受け取る電力受取手段と、前記無線通信装置から前
記無線通信媒体に対して、前記第2の通信周波数Fbに
よりデータを送信するデータ送信手段と、このデータ送
信手段により送信されるデータを受け取るデータ受取手
段とを具備している。
【0014】(5)請求項5記載の発明は、無線通信機
能を有する無電池式の無線通信媒体と、この無線通信媒
体との間の無線通信によりこの無線通信媒体に対して電
力を供給するとともにこの無線通信媒体とデータの送受
信を行う無線通信装置とを備えた無線通信システムにお
いて、前記無線通信媒体から前記無線通信装置に対して
送信される第1の通信周波数に第1のデータを割当てる
第1の符号化手段と、前記無線通信媒体から前記無線通
信装置に対して送信される前記第1の通信周波数と異な
る第2の通信周波数に第2のデータを割当てる第2の符
号化手段とを具備している。
【0015】(6)請求項6記載の発明は、無線通信機
能を有する無電池式の無線通信媒体と、この無線通信媒
体との間の無線通信によりこの無線通信媒体に対して電
力を供給するとともにこの無線通信媒体とデータの送受
信を行う無線通信装置とを備えた無線通信システムにお
いて、第1の通信周波数Fam がFam =Fa/m(1
<m:整数)を満たし、第2の通信周波数Fan がFa
n =Fa/n(1<n整数、n≠m)を満たし、前記無
線通信媒体から前記無線通信装置に対して送信される第
1の通信周波数Fam に第1のデータを割当てる第1の
符号化手段と、前記無線通信媒体から前記無線通信装置
に対して送信される第2の通信周波数Fan に第2のデ
ータを割当てる第2の符号化手段とを具備している。
【0016】(7)請求項7記載の発明は、請求項1、
請求項2、請求項3、又は請求項4記載の構成に加え
て、第1の通信周波数Fam がFam =Fa/m(1<
m:整数)を満たし、第2の通信周波数Fan がFan
=Fa/n(1<n整数、n≠m)を満たし、前記無線
通信媒体から前記無線通信装置に対して送信される第1
の通信周波数Fam に第1のデータを割当てる第1の符
号化手段と、前記無線通信媒体から前記無線通信装置に
対して送信される第2の通信周波数Fan に第2のデー
タを割当てる第2の符号化手段とを具備している。
【0017】(8)請求項8記載の発明は、請求項6、
又は請求項7記載の構成に加えて、前記第1のデータが
割当てられた前記第1の通信周波数Fam 、及び前記第
2のデータが割当てられた前記第2の通信周波数Fan
を、通信周波数Faにより位相変調して、この位相変調
された位相変調波を前記通信媒体から前記無線通信装置
に対して送信する。
【0018】(9)請求項9記載の発明は、請求項8記
載の構成に加えて、前記位相変調波を受信して、この受
信された位相変調波を復調するにあたり、前記位相変調
波を受信する受信手段と、この受信手段により受信され
た位相変調波に対して、Dj=Bsin(ωct+π
(j−1)/4)(j=1、2、3、4)を乗算する乗
算手段と、この乗算手段の出力を積分する積分手段と、
この積分手段から出力される復調信号が最大となるjの
値を選択する選択手段とを具備している。
【0019】(10)請求項10記載の発明は、請求項
8記載の構成に加えて、前記位相変調波を受信して、こ
の受信された位相変調波を復調するにあたり、前記位相
変調波を受信する受信手段と、この受信手段により受信
された位相変調波に対して、Dj=Bsin(ωct+
π(j1 −1)/4)(j1 =1、2、3、4)を乗算
する第1の乗算手段と、この第1の乗算手段の出力を積
分する第1の積分手段と、前記受信手段により受信され
た位相変調波に対して、Dj=Bsin(ωct+π
(j2 −1)/4)(j2 =1、2、3、4、j1 ≠j
2 )を乗算する第2の乗算手段と、この第2の乗算手段
の出力を積分する第2の積分手段と、前記第1の積分手
段及び前記第2の積分手段から出力される復調信号のう
ち、出力が大きい方の復調信号を選択する選択手段とを
具備している。
【0020】(11)請求項11記載の発明は、請求項
8記載の構成に加えて、前記位相変調波を受信して、こ
の受信された位相変調波を復調するにあたり、前記位相
変調波を受信する受信手段と、Dj=Bsin(ωct
+π(j1 −1)/4)(j1 =1、2、3、4)、及
びDj=Bsin(ωct+π(j2 −1)/4)(j
2 =1、2、3、4、j1 ≠j2 )のうちの一方を選択
する選択手段と、この選択手段により選択された値を、
前記受信手段により受信された位相変調波に対して乗算
する乗算手段と、この乗算手段の出力を積分する積分手
段と、この積分手段から出力される復調信号が最大とな
るように、前記選択手段による選択を制御する選択制御
手段とを具備している。
【0021】(12)請求項12記載の発明は、請求項
10記載の構成に加えて、前記選択手段により選択され
た復調信号を遅延させる遅延手段と、前記選択手段によ
り選択された復調信号、及び前記遅延手段により遅延さ
れた復調信号を乗算する乗算手段と、この乗算手段の出
力を積分して2値化し復調データを生成する復調データ
生成手段とを具備している。
【0022】(13)請求項13記載の発明は、請求項
11記載の構成に加えて、前記積分手段から出力される
復調信号を遅延させる遅延手段と、前記積分手段から出
力さえる復調信号、及び前記遅延手段により遅延された
復調信号を乗算する乗算手段と、この乗算手段の出力を
積分して2値化し復調データを生成する復調データ生成
手段とを具備している。
【0023】(14)請求項14記載の発明は、請求項
1、請求項2、請求項3、又は請求項4に記載の構成に
加えて、前記無線通信媒体から前記無線通信装置に対し
て送信されるデータにデータ通信周波数の搬送波を付加
する。
【0024】(15)請求項15記載の発明は、請求項
14記載の構成に加えて、前記搬送波が付加されたデー
タを受信する受信手段と、位相同期を取る位相同期手段
と、クロックを生成するクロック生成手段と、前記位相
同期手段と前記クロック生成手段とを接続または切断す
るスイッチング手段と、前記受信手段により受信された
受信信号、及び前記クロック生成手段の出力を乗算する
乗算手段と、この乗算手段の出力を積分する積分手段と
を具備し、前記受信手段により受信された受信信号に付
加された搬送波により、前記位相同期手段とこの受信信
号の同期を取り、同期が取れたときこの位相同期手段か
ら前記クロック生成手段に対して位相同期タイミングを
送信し、このとき前記スイッチング手段により前記位相
同期手段とクロック生成手段との接続を切断する。
【0025】(16)請求項16記載の発明は、請求項
15記載の構成に加えて、1フレームのデータ通信が終
了した時点で、前記スイッチング手段により前記位相同
期手段とクロック生成手段とを接続し、再度、前記受信
手段により受信された受信信号に付加された搬送波によ
り、前記位相同期手段とこの受信信号の同期を取り、同
期が取れたときこの位相同期手段から前記クロック生成
手段に対して位相同期タイミングを送信し、このとき前
記スイッチング手段により前記位相同期手段とクロック
生成手段との接続を切断する。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0027】図1は、この発明の無線通信システムの概
略を示す図である。
【0028】図1に示すように、この発明の無線通信シ
ステムには、アンテナ部102を有する無線カードリー
ダライタ100及び無線カード200が設けられてい
る。無線カードリーダライタ100とリーダライタアン
テナ102とは、同軸ケーブルで接続されているか、も
しくは一体化されているものとする。
【0029】無線カードリーダライタ100は、周波数
fpのクロックを中心として動作するものとする。この
無線カードリーダライタ100は無線カード200に対
して、電力伝送波(周波数fp)により電力を伝送する
とともに、データ通信波(周波数fd)によりデータを
送信する。
【0030】これら周波数fpと周波数fdは、fd=
fp/k(1<k:整数)の関係を満たすように設定さ
れるものとする。さらに、通信距離をL、光速をcとす
ると、fpはfp<<(kc/16L)の関係をも満た
すものとする。
【0031】これにより無線カードリーダライタ100
のクロック周波数(周波数fp)を中心として、無線カ
ード200を動作させることが可能となる。従って、無
線カード200内の回路には、特にPLL回路を内蔵さ
せる必要がなくなり、無線カード200の回路構成の簡
略化が可能となり消費電流が低くなる為、1チップ化が
容易になる。
【0032】続いて、図2を参照して、無線カードリー
ダライタ100の回路構成の概略を説明する。図2は、
無線カードリーダライタ100の回路構成の概略を示す
図である。
【0033】図2に示すように、無線カードリーダライ
タ100には、アンテナ部102、電力ドライバー10
3、クロック生成部104、変調部105、復調部10
6、送受信切換スイッチ107、データ処理部108、
電力供給手段としての電力伝送用アンテナ109、及び
データ送信手段及び受信手段としてのデータ通信アンテ
ナ110等が設けられている。
【0034】また、アンテナ部102には、電力伝送用
の電力伝送用アンテナ109、及びデータ通信用のデー
タ通信用アンテナ110の2つのアンテナが設けられて
いる。送受信切換スイッチ107は、送信モード及び受
信モードを切換えるものであり、送信モード時には変調
部105とデータ通信用アンテナ110とが接続され、
受信モード時には復調部106とデータ通信用アンテナ
110とが接続されるようになっている。
【0035】電力伝送時には、クロック生成部104に
より電力伝送波のクロックが生成され、電力ドライバ1
03により増幅され、電力伝送用アンテナ109により
空中に放射される。このとき、空中に放出される電力伝
送波の周波数が、周波数fpである。
【0036】データ送信においては、クロック生成部1
04により変調データに必要なクロックが生成され、こ
の生成されたクロックがデータ処理部108に供給さ
れ、データ処理部108においてデータが生成される。
生成されたデータは変調部105に送られ、クロック生
成部104から供給される変調クロックにより変調され
る。このようにして変調された変調データは送信モード
に設定された送受信切換スイッチ107を通り、データ
通信用アンテナ110から空中に放射される。このと
き、空中に放出されるデータ通信波の周波数が、周波数
fdである。
【0037】データ受信においては、データ通信用アン
テナ110から受信された変調波が、受信モードに設定
された送受信切換スイッチ107を通り、復調部106
に入力される。復調部106では、クロック生成部10
4から供給される復調クロックにより復調が行われ、復
調された復調データはデータ処理部108に入力され、
データ処理が行われる。
【0038】続いて、図3を参照して、無線カード20
0の回路構成の概略を説明する。図3は、無線カード2
00の回路構成の概略を示す図である。
【0039】図3に示すように、無線カード200に
は、整流部203、電力生成部204、クロック生成部
205、送受信切換スイッチ207、第1及び第2の符
号化手段としての変調部208、復調部209、データ
処理部210、及びアンテナ部211等が設けられてい
る。
【0040】また、アンテナ部211には、電力受取手
段としての電力受信用アンテナ202、及びデータ受取
手段としてのデータ通信用アンテナ206の2つのアン
テナが設けられている。送受信切換スイッチ207は、
送信モード及び受信モードを切換えるものであり、送信
モード時には変調部208とデータ通信用アンテナ20
6とが接続され、受信モード時には復調部209とデー
タ通信用アンテナ206とが接続されるようになってい
る。
【0041】無線カードリーダライタ100から送信さ
れた電力伝送波(周波数fp)は、データ通信用アンテ
ナ206で受信され、受信モードに設定された送受信切
換スイッチ207を介して整流部203に入力される。
整流部203により整流された電力伝送波は、電力生成
部204に入力され電力として取込まれる。さらに、こ
の整流部203で整流された電力伝送波は、クロック生
成部205にも入力される。クロック生成部205で
は、電力伝送波から無線カード200のシステムクロッ
クが生成される。従って、無線カード200は、電力生
成部204で生成された電力、及びクロック生成部20
5で生成されたクロックにより動作する。一方、データ
送信においては、クロック生成部205により変調デー
タに必要なクロックが生成され、この生成されたクロッ
クがデータ処理部310に供給され、データ処理部31
0においてデータが生成される。生成されたデータは変
調部208に送られ、クロック生成部205から供給さ
れる変調クロックにより変調される。このようにして変
調された変調データは送信モードに設定された送受信切
換スイッチ207を通り、データ通信用アンテナ206
により空中に放射される。このとき、空中に放出される
データ通信波の周波数は、周波数fdとなる。
【0042】データ受信においては、データ通信用アン
テナ206から受信された変調波が受信モードに設定さ
れた送受信切換スイッチ207を通り、復調部209に
入力される。復調部209では、クロック生成部205
から供給される復調クロックにより復調が行われ、復調
された復調データはデータ処理部210に入力され、デ
ータ処理が行われる。
【0043】続いて、図4及び図5を参照して、無線カ
ードリーダライタ100及び無線カード200のアンテ
ナ部におけるアンテナについて説明する。図4は、無線
カードリーダライタ100及び無線カード200のアン
テナ部におけるアンテナの概略構造その1を示す図であ
る。図5は、無線カードリーダライタ100及び無線カ
ード200のアンテナ部におけるアンテナの概略構造そ
の2を示す図である。図4に示すように、アンテナ部1
02及び211に、外周アンテナ301及び内周アンテ
ナ302を設け、外周アンテナ301を電力伝送用アン
テナ又はデータ通信用アンテナに割当て、内周アンテナ
302をデータ通信用アンテナ又は電力伝送用アンテナ
に割当てる。
【0044】また、図5に示すように、アンテナ部10
2及び211に、外周アンテナ311及び内周アンテナ
312を設け、外周アンテナ311を電力伝送用アンテ
ナ又はデータ通信用アンテナに割当て、内周アンテナ3
12をデータ通信用アンテナ又は電力伝送用アンテナに
割当てる。
【0045】なお、上記したアンテナ部の構成は一例で
あり、電力伝送用アンテナ109又は202と、データ
通信用アンテナ110又は206との一部を重ねたり、
互いの距離を離したりして、最適な送受信環境を構築す
ることが可能である。
【0046】続いて、図6を参照して、無線カード20
0におけるデータの符号化及び変調について説明する。
図6は、無線カード200におけるデータの符号化及び
変調を説明するための波形図である。
【0047】この実施形態では、無線カード200から
送信される送信データの符号化において、データ“1”
に対してfdm =fd/m(1<m:整数)の周波数、
データ“0”に対してfdn =fd/n(1<n:整
数、n≠m)を割り当てるものとする。
【0048】例えば、m=8、n=12とすると、図6
に示すデータs1は、符号化により符号化データs2と
なる。さらに、変調クロックs3により、符号化データ
s2が位相変調され、変調信号s4となる。無線カード
リーダライタ100は無線カード200から送信される
変調信号s4の波形を復調し、データs1を得ることが
必要となる。
【0049】続いて、図7を参照して、無線カードリー
ダライタ100におけるデータの復調について説明す
る。図7は、無線カードリーダライタ100におけるデ
ータの復調を説明するための波形図である。
【0050】仮に、電力伝送波の周波数fpとデータ通
信周波の周波数fdとが、fd=fp/4(k=4)の
関係を満たすものとする。図7には、マスタークロック
(周波数fp)s21、変調クロック(周波数fp/
4)s22、データ符号s23、変調信号s24が示さ
れている。この変調信号s24は、無線カード200か
ら送信されるものである。つまり、無線カードリーダラ
イタ100はこの変調信号s24を受信し、この受信さ
れた変調信号s24の復調を行う。
【0051】前述したように、この実施形態ではfp<
<kc/16Lが満足されることが前提となっているの
で、無線カードリーダライタ100側のマスタークロッ
クと、無線カード200側のマスタクロックの位相はほ
ぼ等しいと考えられる。但し、回路の遅延や位相を考慮
すると全く同一ではない。ここでは遅延や位相を補正し
た状態を考える。これらの遅延や位相に関しては後で説
明を行うものとする。無線カードリーダライタ100側
の復調クロックはマスタクロックの4分周であるため、
復調クロックの位相状態は受信データに対して4通り考
えられる{Dj=Bsin(ωct+π(j−1)/
4)(j=1、2、3、4)}。1つ目の位相状態は、
無線カード200側の変調クロックs22と全く同位相
の波形である。2つ目の位相状態は、変調クロックs2
2に対してπ/4ずれた復調クロックs25の波形であ
る。3つ目は位相状態は、変調クロックs22に対して
π/2ずれた復調クロックs27の波形である。4つ目
の位相状態は、変調クロックs22に対して3π/4ず
れた波形である。
【0052】夫々の復調クロックを使用して、変調信号
s24を復調するケースを考える。変調信号s24が変
調クロックs22により復調されると、当然、データ符
号s23が復調出力として得られる。変調信号s24が
復調クロックs25により復調されると、変調信号s2
4及び復調クロックs25を乗算した出力の乗算出力s
26が復調出力として得られる。ところが、この乗算出
力s25は、無線カード200側のデータと全く異なる
データである。変調信号s24が復調クロックs27で
復調されると、変調信号s24及び復調クロックs27
を乗算した出力乗算出力s28が復調出力として得られ
る。この乗算出力s28は、データ符号s23を反転し
たデータである。
【0053】また、この実施形態では、図6で説明した
ようなデータ符号化が行われているので、データの
“0”、“1”は周波数成分によって判定可能である。
よって、乗算出力s28は、データ的にはデータ符号s
23と同一である。即ち、乗算出力s25状態の復調ク
ロックを使用すると復調データが得られないと言うこと
である。
【0054】続いて、図8を参照して、無線カードリー
ダライタ100の復調部106、及び無線カード200
の復調部209について説明する。図8は、無線カード
リーダライタ100の復調部106、及び無線カード2
00の復調部209の概略構成その1を示す図である。
【0055】図2及び図3で説明したように、データ受
信用アンテナ110又は206で受信された変調波は、
受信モードに設定された送受信切換スイッチ107又は
207を介して、復調部106又は209に入力され
る。この復調部106又は209に入力された変調は、
マッチング回路402、フィルタ403、アンプ404
を通過し、復調可能なレベルまで増幅される。
【0056】一方、クロック生成部405では、図7で
説明した乗算出力s25及び乗算出力s27の位相関係
となるような復調クロックが生成される(ここでは乗算
出力s25及び乗算出力s27が生成されるものとす
る)。クロック生成部405で生成された乗算出力s2
5は第1乗算器に入力され、乗算出力s27は第2乗算
器407に入力される。また、これら第1乗算器406
及び第2乗算器407には、アンプ404から出力され
る変調信号が入力される。つまり、第1乗算器406で
は、乗算出力s25とアンプ404から出力される変調
信号とが乗算される。第2乗算器407では、乗算出力
s27とアンプ404から出力される変調信号とが乗算
される。
【0057】第1乗算器406の出力は第1積分器40
8に入力され、第2乗算器407の出力は第2積分器4
09に入力される。また、これら第1積分器408及び
第2積分器409には夫々に適切な定数が設定されてお
り、これら第1積分器408及び第2積分器409から
の出力レベルには差が生じる。この出力レベルの差はレ
ベル判定部410により判定される。このレベル判定部
410から出力されるレベル判定信号に基づき選択手段
としての回路切換スイッチ411が切換えられる。
【0058】つまり、レベル判定部410により第1積
分器408の出力が第2積分器409の出力より大きい
と判定された場合、このときレベル判定部410から出
力されるレベル判定信号により回路切換スイッチ411
が切換えられ、第1積分器408と後述する動作回路6
00とが接続される。逆に、レベル判定部410により
第2積分器409の出力が第1積分器408の出力より
大きいと判定された場合、このときレベル判定部410
から出力されるレベル判定信号により回路切換スイッチ
411が切換えられ、第2積分器409と後述する動作
回路600とが接続される。
【0059】このようにして、無線カードリーダライタ
100では、無線カード200から送信される変調信号
を復調し、データ符号化された信号を得ることができ
る。また、この実施形態では、π/4ずれた復調クロッ
クs25及びπ/4(=π/2)ずれた復調クロックs
27を選択して使用するケースについて説明したが、
π、π/4、2π/4(=π/2)、及び3π/4ずれ
た復調クロックを選択して使用するようにしてもよい。
【0060】続いて、図9を参照して、無線カードリー
ダライタ100の復調部106、及び無線カード200
の復調部209について説明する。図9は、無線カード
リーダライタ100の復調部106、及び無線カード2
00の復調部209の概略構成その2を示す図である。
【0061】図2及び図3で説明したように、データ受
信用アンテナ110又は206で受信された変調波は、
受信モードに設定された送受信切換スイッチ107又は
207を介して、復調部106又は209に入力され
る。この復調部106又は209に入力された変調は、
マッチング回路502、フィルタ503、アンプ504
を通過し、復調可能なレベルまで増幅される。
【0062】一方、クロック生成部505では、図7で
説明した乗算出力s25及び乗算出力s27の位相関係
となるような復調クロックが生成される(ここでは乗算
出力s25及び乗算出力s27が生成されるものとす
る)。クロック生成部405で生成された乗算出力s2
5及び乗算出力s27は、選択手段としてのクロック切
換スイッチ507の切換に応じて乗算器506に入力さ
れる。つまり、クロック切換スイッチ507は、乗算器
506に入力される乗算出力s25と乗算出力s27と
を切換えるものである。また、このクロック切換スイッ
チ507の切換えを制御する制御信号は、ある周期でク
ロック切換スイッチ507に供給されるようになってい
るものとする。さらに、乗算器506には、アンプ50
4から出力される変調信号が入力される。つまり、乗算
器506では、乗算出力s25又は乗算出力s27と、
アンプ404から出力される変調信号とが乗算される。
【0063】乗算器506の出力は積分器508に入力
される。また、この積分器508の出力レベルは選択制
御手段としてのレベル判定部509により判定されるよ
うになっており、このレベル判定部509から出力され
るレベル判定信号に基づきクロック切換スイッチ507
が切換えられる。
【0064】つまり、レベル判定部509において、乗
算出力s25が乗算器506に供給されているときの積
分器508の出力レベルが、乗算出力s27が乗算器5
06に供給されているときの積分器508の出力レベル
より大きいと判定された場合、このときレベル判定部4
10から出力されるレベル判定信号により回路切換スイ
ッチ411が切換固定され、乗算出力s25が乗算器5
06に供給されるようになる。逆に。レベル判定部50
9において、乗算出力s27が乗算器506に供給され
ているときの積分器508の出力レベルが、乗算出力s
25が乗算器506に供給されているときの積分器50
8の出力レベルより大きいと判定された場合、このとき
レベル判定部410から出力されるレベル判定信号によ
り回路切換スイッチ411が切換固定され、乗算出力s
27が乗算器506に供給されるようになる。なお、積
分器508の出力は、後述する動作回路600へ入力さ
れる。
【0065】このようにして、無線カードリーダライタ
100では、無線カード200から送信される変調信号
を復調し、データ符号化された信号を得ることができ
る。また、この実施形態では、π/4ずれた復調クロッ
クs25及びπ/4(=π/2)ずれた復調クロックs
27を選択して使用するケースについて説明したが、
π、π/4、2π/4(=π/2)、及び3π/4ずれ
た復調クロックを選択して使用するようにしてもよい。
【0066】続いて、図10を参照して、無線カードリ
ーダライタ100でデータ符号化された信号の波形につ
いて説明する。図10は、無線カードリーダライタ10
0でデータ符号化された信号の波形を説明するための波
形図である。
【0067】図10には、無線カード200側のデータ
s31、図8及び図9に示す復号部106及び209に
より復調された復調データ符号s32、この復調データ
符号s32が1ビット遅延された1ビット遅延出力s3
3、復調データ符号s32及び1ビット遅延出力の乗算
出力s34、乗算出力s34の積分出力s35、積分出
力s35の2値化出力s36が示されている。従って、
上記プロセスをたどると、無線カード200のデータを
復調することが可能である。
【0068】続いて、図11を参照して、図10に示す
波形動作を実行する動作回路600について説明する。
図11は、動作回路600の概略構成を示す図である。
【0069】図11に示す遅延手段としての1ビット遅
延回路601には、図8に示す回路切換スイッチ411
又は図9に示す積分器508から出力される復調データ
符号が入力される。この1ビット遅延回路601の出力
は乗算器602に入力される。また、この乗算器602
には、1ビット遅延回路601に入力される復調データ
符号が直接入力される。つまり、この乗算器602は、
1ビット遅延された復調データ符号と、遅延されない復
調データ符号とを乗算する。
【0070】また、この乗算器602の出力は積分器6
03に入力され、この積分器の出力は復調データ生成手
段としての2値化回路604に入力されるようになって
いる。さらに、この2値化回路604の出力を反転する
ことにより、データ符号化が復号可能となる。
【0071】続いて、図12を参照して、無線カード2
00から送信されるデータ構成の概略について説明す
る。図12は、無線カード200から送信されるデータ
構成の概略を示す図である。
【0072】図12に示すように、無線カード200か
ら送信されるデータには、復調クロック同期データD
1、及びデータD2が含まれている。復調クロック同期
データD1は、クロック選択に必要な同期信号である。
一般的には、変調のかかっていない搬送波である。デー
タD2は、所定のプロトコルに従ったデータである。
【0073】続いて、図13を参照して、位相同期回路
を使用した復調部(図14において説明する)で生成さ
れる復調クロックについて説明する。図13は、位相同
期回路を使用した復調部で生成される復調クロックを説
明するための波形図である。図13には、受信波形s5
1、位相同期回路クロックs52、ロック信号s53、
データ終了信号s54、位相同期回路切換スイッチs5
5、復調クロックs56が示されている。
【0074】受信波形s51のデータの先頭には、図1
2で説明したように搬送波が付加されている。位相同期
回路クロックs52は、後述する位相同期回路のクロッ
クである。この位相同期回路は、受信波形s51と同期
がとれた時点で、ロック信号s53を生成する。また、
データの1フレームが終了した時、データ終了信号s5
4の波形をデータ処理部108又は210がロック信号
s53とデータ終了信号s54とを使用し、位相同期回
路の動作を制御する位相同期回路切換スイッチs55を
生成する。ここで、ロック信号s53の信号で復調クロ
ックs56の同期をあわせる。位相同期回路切換スイッ
チs55が“0”になると位相同期回路はクロック生成
部から切り離され、復調クロックs56は上記同期信号
で発生し続ける。データ終了信号s54の信号で位相同
期回路切換スイッチs55が“1”となり再び位相同期
回路はクロック生成部に接続される。
【0075】続いて、図14を参照して、位相同期回路
を使用した復調部について説明する。図14は、位相同
期回路を使用した復調部106及び209の概略構成を
示す図である。
【0076】図2及び図3で説明したように、データ受
信用アンテナ110又は206で受信された変調波は、
受信モードに設定された送受信切換スイッチ107又は
207を介して、復調部106又は209に入力され
る。この復調部106又は209に入力された変調は、
マッチング回路702、フィルタ703、アンプ704
を通過し、復調可能なレベルまで増幅される。
【0077】一方、位相同期手段としての位相同期回路
705は、アンプ704から出力される変調信号に同期
した同期信号を生成する。この生成された同期信号は、
スイッチング手段としての位相同期回路切換スイッチ7
10を通過してクロック生成手段としてのクロック生成
部706に伝達される。位相同期回路切換スイッチ71
0は、位相同期回路切換スイッチs55の波形“1”の
時には、クロック生成部706と位相同期回路705と
を接続し、位相同期回路切換スイッチs55の波形
“0”の時には、クロック生成部706と位相同期回路
705とが切り離される。
【0078】アンプ704から出力される変調信号と位
相同期回路705の復調クロックが同期した時点で位相
同期回路切換スイッチはOFFとなり、クロック生成部
706で生成された同期クロックが復調クロックとして
乗算器707に供給される。乗算器707の出力は、積
分器708に入力され、この積分器708の出力が復調
データとなる。データの1フレームが終了すると、位相
同期回路切換スイッチ710はONとなり、再び位相同
期回路705でアンプ704から出力される変調信号と
同期を取るプロセスに入る。
【0079】
【発明の効果】この発明によれば、低い誤り率でデータ
の復調が可能な安定した無線カードシステムを提供する
ことができる。
【0080】具体的に説明すると、以下の通りである。
【0081】この発明は、電力伝送周波数fdとデータ
通信周波数fdをfd=fp/k(1<k:整数)の関
係を満たすように設定し、かつ光速c、通信距離Lに対
し、fp<<(kc/16L)となるようにfpを設定
することによって、無線カードリーダライタ100と無
線カード200との間の無線通信において、無線カード
リーダライタ100側のクロックと無線カード200側
のクロックの位相差が微弱になり、データ通信周波数f
pを無線カードシステムのシステムクロックとして使用
可能となり、PLL等の位相比較器等が必要なくなり、
容易に無線通信システムを提供することができる。
【0082】また、データ符号化を行う際に、データ
“1”に対してfdm =fd/m(1<m:整数)の周
波数[Hz]、データ“0”に対してfdn =fd/n
(1<n:整数、n≠m)の周波数[Hz]を割り当て
ることによって、データ復調を行う時にデータを周波数
成分として取り出すことが可能であり、復調時に復調信
号が“1”“0”反転していても復調可能であり、誤り
率の低い無線通信システムを提供することができる。
【0083】また、同一の復調回路をk/2個準備し、
受信変調波R=Asinωtに対して、それぞれDj=
Bsin(ωct+π(j−1)/4)(j=1、2、
…、k/2)を乗算し、その出力を積分した出力が最も
大きい受信回路を選択することの方法や、復調用クロッ
クを受信変調波R=Asinωtに対して、それぞれD
j=Bsin(ωct+π(j−1)/4)(j=1、
2、…、k/2)を準備し、あるタイムスロットで順次
受信信号と乗算を行い、その出力を積分した出力が最も
大きい復調クロックを選択しデータ復調の復調クロック
とし、データを復調する方法を取ることにより、安定し
たクロックで復調可能であり、また復調出力が最も大き
い出力をその復調出力にすることで、PLL回路無しで
受信感度が高く、通信距離の延長が可能な無線通信シス
テムが提供できる。
【0084】また、上記データ符号化をNRZ符号のデ
ータに変換する方法として、1ビット遅延させその出力
をデータレートに適した定数を持つ簡単な構成のフィル
ターに入力し、その出力を2値化し復調データとするこ
とにより、クロックの微妙なタイミングによりデータが
変化することが少なくなる。
【0085】また、受信信号先頭の搬送波で位相同期回
路と受信信号の同期を取り、同期がとれたとき、位相同
期回路からクロック生成部に位相同期タイミングを送信
し、さらにこのとき、位相同期回路とクロック生成部を
分離し、以後はクロック生成部のクロックでデータを復
調し、1フレームのデータ通信が終了した時点で再び位
相同期回路をクロック生成部に接続することにより、P
LLがロックしないような複雑なデータ符号化において
も安定的に復調クロックを生成することが可能となり、
安定したデータ通信を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の無線通信システムの概略を示す図で
ある。
【図2】図1に示す無線カードリーダライタの回路構成
の概略を示す図である。
【図3】図1に示す無線カードの回路構成の概略を示す
図である。
【図4】無線カードリーダライタ及び無線カードのアン
テナ部におけるアンテナの概略構造その1を示す図であ
る。
【図5】無線カードリーダライタ及び無線カードのアン
テナ部におけるアンテナの概略構造その2を示す図であ
る。
【図6】無線カードにおけるデータの符号化及び変調を
説明するための波形図である。
【図7】無線カードリーダライタにおけるデータの復調
を説明するための波形図である。
【図8】無線カードリーダライタの復調部及び無線カー
ドの復調部の概略構成その1を示す図である。
【図9】無線カードリーダライタの復調部及び無線カー
ドの復調部の概略構成その2を示す図である。
【図10】無線カードリーダライタでデータ符号化され
た信号の波形を説明するための波形図である。
【図11】動作回路の概略構成を示す図である。
【図12】無線カードから送信されるデータ構成の概略
を示す図である。
【図13】位相同期回路を使用した復調部で生成される
復調クロックを説明するための波形図である。
【図14】位相同期回路を使用した復調部の概略構成を
示す図である。
【符号の説明】
100…無線カードリーダライタ 102…アンテナ部 103…電力ドライバー 104…クロック生成部 105…変調部 106…復調部 107…送受信切換スイッチ 108…データ処理部 109…電力伝送用アンテナ 110…データ通信用アンテナ 200…無線カード 202…電力受信用アンテナ 203…整流部 204…電力生成部 205…クロック生成部 206…データ通信用アンテナ 207…送受信切換スイッチ 208…変調部 209…復調部 210…データ処理部

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無線通信機能を有する無電池式の無線通信
    媒体と、この無線通信媒体との間の無線通信によりこの
    無線通信媒体に対して電力を供給するとともにこの無線
    通信媒体とデータの送受信を行う無線通信装置とを備え
    た無線通信システムにおいて、 前記無線通信装置から前記無線通信媒体に対して、第1
    の通信周波数により電力を供給する電力供給手段と、 前記無線通信装置から前記無線通信媒体に対して、前記
    第1の通信周波数と異なる第2の通信周波数によりデー
    タを送信するデータ送信手段と、 を具備したことを特徴とする無線通信システム。
  2. 【請求項2】無線通信機能を有する無電池式の無線通信
    媒体と、この無線通信媒体との間の無線通信によりこの
    無線通信媒体に対して電力を供給するとともにこの無線
    通信媒体とデータの送受信を行う無線通信装置とを備え
    た無線通信システムにおいて、 前記無線通信装置から前記無線通信媒体に対して、第1
    の通信周波数により電力を供給する電力供給手段と、 この電力供給手段により供給される電力を受け取る電力
    受取手段と、 前記無線通信装置から前記無線通信媒体に対して、前記
    第1の通信周波数と異なる第2の通信周波数によりデー
    タを送信するデータ送信手段と、 このデータ送信手段により送信されるデータを受け取る
    データ受取手段と、 を具備したことを特徴とする無線通信システム。
  3. 【請求項3】無線通信機能を有する無電池式の無線通信
    媒体と、この無線通信媒体との間の無線通信によりこの
    無線通信媒体に対して電力を供給するとともにこの無線
    通信媒体とデータの送受信を行う無線通信装置とを備え
    た無線通信システムにおいて、 第1の通信周波数Fa及び第2の通信周波数Fbが、F
    a=Fb/K(1<K:正数)を満たし、 前記無線通信装置から前記無線通信媒体に対して、前記
    第1の通信周波数Faにより電力を供給する電力供給手
    段と、 この電力供給手段により供給される電力を受け取る電力
    受取手段と、 前記無線通信装置から前記無線通信媒体に対して、前記
    第2の通信周波数Fbによりデータを送信するデータ送
    信手段と、 このデータ送信手段により送信されるデータを受け取る
    データ受取手段と、 を具備したことを特徴とする無線通信システム。
  4. 【請求項4】無線通信機能を有する無電池式の無線通信
    媒体と、この無線通信媒体との間の無線通信によりこの
    無線通信媒体に対して電力を供給するとともにこの無線
    通信媒体とデータの送受信を行う無線通信装置とを備え
    た無線通信システムにおいて、 第1の通信周波数Fa及び第2の通信周波数Fbが、F
    a=Fb/K(1<K:正数)を満たし、 この第1の通信周波数Faが、Fa<<(Kc/16
    L)を満たし(C:光速[m/s]、L:最大通信距離
    [m])、 前記無線通信装置から前記無線通信媒体に対して、前記
    第1の通信周波数Faにより電力を供給する電力供給手
    段と、 この電力供給手段により供給される電力を受け取る電力
    受取手段と、 前記無線通信装置から前記無線通信媒体に対して、前記
    第2の通信周波数Fbによりデータを送信するデータ送
    信手段と、 このデータ送信手段により送信されるデータを受け取る
    データ受取手段と、 を具備したことを特徴とする無線通信システム。
  5. 【請求項5】無線通信機能を有する無電池式の無線通信
    媒体と、この無線通信媒体との間の無線通信によりこの
    無線通信媒体に対して電力を供給するとともにこの無線
    通信媒体とデータの送受信を行う無線通信装置とを備え
    た無線通信システムにおいて、 前記無線通信媒体から前記無線通信装置に対して送信さ
    れる第1の通信周波数に第1のデータを割当てる第1の
    符号化手段と、 前記無線通信媒体から前記無線通信装置に対して送信さ
    れる前記第1の通信周波数と異なる第2の通信周波数に
    第2のデータを割当てる第2の符号化手段と、 を具備したことを特徴とする無線通信システム。
  6. 【請求項6】無線通信機能を有する無電池式の無線通信
    媒体と、この無線通信媒体との間の無線通信によりこの
    無線通信媒体に対して電力を供給するとともにこの無線
    通信媒体とデータの送受信を行う無線通信装置とを備え
    た無線通信システムにおいて、 第1の通信周波数Fam がFam =Fa/m(1<m:
    整数)を満たし、 第2の通信周波数Fan がFan =Fa/n(1<n整
    数、n≠m)を満たし、 前記無線通信媒体から前記無
    線通信装置に対して送信される第1の通信周波数Fam
    に第1のデータを割当てる第1の符号化手段と、 前記無線通信媒体から前記無線通信装置に対して送信さ
    れる第2の通信周波数Fan に第2のデータを割当てる
    第2の符号化手段と、 を具備したことを特徴とする無線通信システム。
  7. 【請求項7】第1の通信周波数Fam がFam =Fa/
    m(1<m:整数)を満たし、 第2の通信周波数Fan がFan =Fa/n(1<n整
    数、n≠m)を満たし、 前記無線通信媒体から前記無
    線通信装置に対して送信される第1の通信周波数Fam
    に第1のデータを割当てる第1の符号化手段と、 前記無線通信媒体から前記無線通信装置に対して送信さ
    れる第2の通信周波数Fan に第2のデータを割当てる
    第2の符号化手段と、 を具備したことを特徴とする請求項1、請求項2、請求
    項3、又は請求項4に記載の無線通信システム。
  8. 【請求項8】前記第1のデータが割当てられた前記第1
    の通信周波数Fam 、及び前記第2のデータが割当てら
    れた前記第2の通信周波数Fan を、通信周波数Faに
    より位相変調して、この位相変調された位相変調波を前
    記通信媒体から前記無線通信装置に対して送信すること
    を特徴とする請求項6、又は請求項7に記載の無線通信
    システム。
  9. 【請求項9】前記位相変調波を受信して、この受信され
    た位相変調波を復調するにあたり、前記位相変調波を受
    信する受信手段と、 この受信手段により受信された位相変調波に対して、D
    j=Bsin(ωct+π(j−1)/4)(j=1、
    2、3、4)を乗算する乗算手段と、 この乗算手段の出力を積分する積分手段と、 この積分手段から出力される復調信号が最大となるjの
    値を選択する選択手段と、 を具備したことを特徴とする請求項8に記載の無線通信
    システム。
  10. 【請求項10】前記位相変調波を受信して、この受信さ
    れた位相変調波を復調するにあたり、 前記位相変調波を受信する受信手段と、 この受信手段により受信された位相変調波に対して、D
    j=Bsin(ωct+π(j1 −1)/4)(j1
    1、2、3、4)を乗算する第1の乗算手段と、 この
    第1の乗算手段の出力を積分する第1の積分手段と、 前記受信手段により受信された位相変調波に対して、D
    j=Bsin(ωct+π(j2 −1)/4)(j2
    1、2、3、4、j1 ≠j2 )を乗算する第2の乗算手
    段と、 この第2の乗算手段の出力を積分する第2の積分手段
    と、 前記第1の積分手段及び前記第2の積分手段から出力さ
    れる復調信号のうち、出力が大きい方の復調信号を選択
    する選択手段と、 を具備したことを特徴とする請求項8に記載の無線通信
    システム。
  11. 【請求項11】前記位相変調波を受信して、この受信さ
    れた位相変調波を復調するにあたり、前記位相変調波を
    受信する受信手段と、 Dj=Bsin(ωct+π(j1 −1)/4)(j1
    =1、2、3、4)、及びDj=Bsin(ωct+π
    (j2 −1)/4)(j2 =1、2、3、4、j1 ≠j
    2 )のうちの一方を選択する選択手段と、 この選択手段により選択された値を、前記受信手段によ
    り受信された位相変調波に対して乗算する乗算手段と、 この乗算手段の出力を積分する積分手段と、 この積分手段から出力される復調信号が最大となるよう
    に、前記選択手段による選択を制御する選択制御手段
    と、 を具備したことを特徴とする請求項8に記載の無線通信
    システム。
  12. 【請求項12】前記選択手段により選択された復調信号
    を遅延させる遅延手段と、 前記選択手段により選択された復調信号、及び前記遅延
    手段により遅延された復調信号を乗算する乗算手段と、 この乗算手段の出力を積分して2値化し復調データを生
    成する復調データ生成手段と、 を具備したことを特徴とする請求項10に記載の無線通
    信システム。
  13. 【請求項13】前記積分手段から出力される復調信号を
    遅延させる遅延手段と、 前記積分手段から出力さえる復調信号、及び前記遅延手
    段により遅延された復調信号を乗算する乗算手段と、 この乗算手段の出力を積分して2値化し復調データを生
    成する復調データ生成手段と、 を具備したことを特徴とする請求項11に記載の無線通
    信システム。
  14. 【請求項14】前記無線通信媒体から前記無線通信装置
    に対して送信されるデータにデータ通信周波数の搬送波
    を付加したことを特徴とする請求項1、請求項2、請求
    項3、又は請求項4に記載の無線通信システム。
  15. 【請求項15】前記搬送波が付加されたデータを受信す
    る受信手段と、 位相同期を取る位相同期手段と、 クロックを生成するクロック生成手段と、 前記位相同期手段と前記クロック生成手段とを接続また
    は切断するスイッチング手段と、 前記受信手段により受信された受信信号、及び前記クロ
    ック生成手段の出力を乗算する乗算手段と、 この乗算手段の出力を積分する積分手段と、 を具備し、 前記受信手段により受信された受信信号に付加された搬
    送波により、前記位相同期手段とこの受信信号の同期を
    取り、同期が取れたときこの位相同期手段から前記クロ
    ック生成手段に対して位相同期タイミングを送信し、こ
    のとき前記スイッチング手段により前記位相同期手段と
    クロック生成手段との接続を切断することを特徴とする
    請求項14に記載の無線通信システム。
  16. 【請求項16】1フレームのデータ通信が終了した時点
    で、前記スイッチング手段により前記位相同期手段とク
    ロック生成手段とを接続し、再度、前記受信手段により
    受信された受信信号に付加された搬送波により、前記位
    相同期手段とこの受信信号の同期を取り、同期が取れた
    ときこの位相同期手段から前記クロック生成手段に対し
    て位相同期タイミングを送信し、このとき前記スイッチ
    ング手段により前記位相同期手段とクロック生成手段と
    の接続を切断することを特徴とする請求項15に記載の
    無線通信システム。
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