JPH10282284A - 原子力発電施設 - Google Patents
原子力発電施設Info
- Publication number
- JPH10282284A JPH10282284A JP9092111A JP9211197A JPH10282284A JP H10282284 A JPH10282284 A JP H10282284A JP 9092111 A JP9092111 A JP 9092111A JP 9211197 A JP9211197 A JP 9211197A JP H10282284 A JPH10282284 A JP H10282284A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nuclear power
- dry well
- reactor
- equipment
- equipment room
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Structure Of Emergency Protection For Nuclear Reactors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 原子炉事故時の原子炉格納容器の内圧上昇を
大幅に低減し、原子力発電プラントの信頼性を向上させ
る。 【解決手段】 従来RCCV1の横に隣接配置されてい
た機器を収納する機器室20をRCCV1の下方に設置
することで、RCCV1を内包する原子炉建屋の容積を
低減する。該機器室のうちRCCV1のウェットウェル
5直下の機器室20はECCS10の機器室の他にHC
U機器室21あるいはRIP補修室22がある。また下
部ドライウェル3の直下の機器室23にはセラミックス
系の耐火材を配設するかあるいは隣接する機器室に開放
され床面積を大きくとることとする。あるいは下部ドラ
イウェル3と機器室23の雰囲気を流通するよう設定し
てもよい。また、下部ドライウェル3あるいは機器室2
3と、これに隣接する機器室21、22とを機器搬出入
トンネルまたはハッチにより連絡させる。
大幅に低減し、原子力発電プラントの信頼性を向上させ
る。 【解決手段】 従来RCCV1の横に隣接配置されてい
た機器を収納する機器室20をRCCV1の下方に設置
することで、RCCV1を内包する原子炉建屋の容積を
低減する。該機器室のうちRCCV1のウェットウェル
5直下の機器室20はECCS10の機器室の他にHC
U機器室21あるいはRIP補修室22がある。また下
部ドライウェル3の直下の機器室23にはセラミックス
系の耐火材を配設するかあるいは隣接する機器室に開放
され床面積を大きくとることとする。あるいは下部ドラ
イウェル3と機器室23の雰囲気を流通するよう設定し
てもよい。また、下部ドライウェル3あるいは機器室2
3と、これに隣接する機器室21、22とを機器搬出入
トンネルまたはハッチにより連絡させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は沸騰水型軽水炉の圧
力抑制型原子炉格納容器を有する原子力発電施設に関す
る。
力抑制型原子炉格納容器を有する原子力発電施設に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の沸騰水型原子炉(以下BWRとい
う。)の中で最新のものに新型改良型BWR(以下AB
WRという。)が知られている。このABWRの原子炉
格納容器は鉄筋コンクリート製であり、RCCV(rein
forced concrete containmentvessel)と言われてい
る。以下、このRCCVについて図14によりその概要
を説明する。
う。)の中で最新のものに新型改良型BWR(以下AB
WRという。)が知られている。このABWRの原子炉
格納容器は鉄筋コンクリート製であり、RCCV(rein
forced concrete containmentvessel)と言われてい
る。以下、このRCCVについて図14によりその概要
を説明する。
【0003】図14は従来のABWRのRCCV60の
概略系統断面図である。RCCV60は、炉心50を内
包する原子炉圧力容器6と、この原子炉圧力容器6を包
囲する上部ドライウェル2及び下部ドライウェル3と、
原子炉圧力容器6及び下部ドライウェル3を包囲し内部
にサプレッションプール水4aを貯留するサプレッショ
ンプール4が構成されたウエットウェル5とから構成さ
れる。
概略系統断面図である。RCCV60は、炉心50を内
包する原子炉圧力容器6と、この原子炉圧力容器6を包
囲する上部ドライウェル2及び下部ドライウェル3と、
原子炉圧力容器6及び下部ドライウェル3を包囲し内部
にサプレッションプール水4aを貯留するサプレッショ
ンプール4が構成されたウエットウェル5とから構成さ
れる。
【0004】RCCV60内の中央部に設置された原子
炉圧力容器6は上部ドライウェル2の中心部に位置し、
原子炉圧力容器スカート13を介してRCCV60の床
から立設したペデスタル14により支持されている。原
子炉圧力容器スカート13により原子炉圧力容器6周囲
の気相空間は上部ドライウェル2及び下部ドライウェル
3に分かれている。ABWRの場合には原子炉圧力容器
スカート13に開口部はなく、原子炉圧力容器6周囲の
気相空間は原子炉圧力容器スカート13により上部ドラ
イウェル2及び下部ドライウェル3に分離されている。
炉圧力容器6は上部ドライウェル2の中心部に位置し、
原子炉圧力容器スカート13を介してRCCV60の床
から立設したペデスタル14により支持されている。原
子炉圧力容器スカート13により原子炉圧力容器6周囲
の気相空間は上部ドライウェル2及び下部ドライウェル
3に分かれている。ABWRの場合には原子炉圧力容器
スカート13に開口部はなく、原子炉圧力容器6周囲の
気相空間は原子炉圧力容器スカート13により上部ドラ
イウェル2及び下部ドライウェル3に分離されている。
【0005】一方、ベント管7はこれらの分割された領
域を連結しており、上部ドライウェル2とウェットウェ
ル5はベント管7により連通している。また、ベント管
7の側壁に設けられた開口部12により下部ドライウェ
ル3も上部ドライウェル2及びウェットウェル5と連通
している。このように上部ドライウェル2と下部ドライ
ウェル3はベント管7と開口部12を介して連通してい
るため、上部ドライウェル2と下部ドライウェル3を合
わせて一般に単にドライウェルと呼んでいる。
域を連結しており、上部ドライウェル2とウェットウェ
ル5はベント管7により連通している。また、ベント管
7の側壁に設けられた開口部12により下部ドライウェ
ル3も上部ドライウェル2及びウェットウェル5と連通
している。このように上部ドライウェル2と下部ドライ
ウェル3はベント管7と開口部12を介して連通してい
るため、上部ドライウェル2と下部ドライウェル3を合
わせて一般に単にドライウェルと呼んでいる。
【0006】ベント管7の下部は水平ベント口8により
サプレッションプール4内に開口しており、サプレッシ
ョンプール4には常時サプレッションプール水4aがベ
ント管7の下部を満たしている。ベント管7は図には2
本のみ表示しているが、実際には円周状に10本均一に
配置されている。
サプレッションプール4内に開口しており、サプレッシ
ョンプール4には常時サプレッションプール水4aがベ
ント管7の下部を満たしている。ベント管7は図には2
本のみ表示しているが、実際には円周状に10本均一に
配置されている。
【0007】また下部ドライウェル3には、冷却材の循
環を行う原子炉内蔵型のインターナルポンプ(以下RI
Pという。)18や、図示しない制御棒の挿入・引抜き
を行う微調整制御棒駆動機構(以下FMCRDとい
う。)19が設置されている。
環を行う原子炉内蔵型のインターナルポンプ(以下RI
Pという。)18や、図示しない制御棒の挿入・引抜き
を行う微調整制御棒駆動機構(以下FMCRDとい
う。)19が設置されている。
【0008】サプレッションプール4から原子炉圧力容
器6上部までは非常用炉心冷却系(以下ECCSとい
う。)10により接続されている。原子炉圧力容器6の
上部側面に原子炉一次系配管9が接続している。ウェッ
トウェル5の気相部と下部ドライウェル3は真空破壊弁
11を介して接続されている。
器6上部までは非常用炉心冷却系(以下ECCSとい
う。)10により接続されている。原子炉圧力容器6の
上部側面に原子炉一次系配管9が接続している。ウェッ
トウェル5の気相部と下部ドライウェル3は真空破壊弁
11を介して接続されている。
【0009】また通常運転時には可燃性ガスの燃焼を厳
に防止するため、RCCV60内の気相部には常時窒素
が充填されており、RCCV60内の酸素濃度は空気中
の20%よりも低く、例えば4〜3%以下に制限するよ
うに管理されている。このため通常運転時には運転員
は、酸素マスク等の装備を用いることではじめてRCC
V60内への立入りが可能となる。
に防止するため、RCCV60内の気相部には常時窒素
が充填されており、RCCV60内の酸素濃度は空気中
の20%よりも低く、例えば4〜3%以下に制限するよ
うに管理されている。このため通常運転時には運転員
は、酸素マスク等の装備を用いることではじめてRCC
V60内への立入りが可能となる。
【0010】次に従来の原子炉建屋について説明する。
図15は従来のRCCV60を格納する原子炉建屋の概
略系統断面図である。上述の非常用炉心冷却系10は信
頼性を確保するため、多数機(6機程度)設置される。
この非常用炉心冷却系10及びRCCV60等を格納す
るため、BWRの場合には、さらに、原子炉建屋15が
設置されている。この原子炉建屋15の上部には、原子
炉から取り出した使用済燃料を一時貯蔵するための使用
済燃料プール16が設置されている。BWRにおいて
は、RCCV60を包囲する原子炉建屋15が放射能放
出に関するバリアを構築することにより、RCCV60
及び原子炉建屋15によって二重の放射能格納障壁を構
成するという極めて優れた安全性能を提供している。
図15は従来のRCCV60を格納する原子炉建屋の概
略系統断面図である。上述の非常用炉心冷却系10は信
頼性を確保するため、多数機(6機程度)設置される。
この非常用炉心冷却系10及びRCCV60等を格納す
るため、BWRの場合には、さらに、原子炉建屋15が
設置されている。この原子炉建屋15の上部には、原子
炉から取り出した使用済燃料を一時貯蔵するための使用
済燃料プール16が設置されている。BWRにおいて
は、RCCV60を包囲する原子炉建屋15が放射能放
出に関するバリアを構築することにより、RCCV60
及び原子炉建屋15によって二重の放射能格納障壁を構
成するという極めて優れた安全性能を提供している。
【0011】多数機の非常用炉心冷却系10は、最小必
要水頭圧の観点より、全て水源であるサプレッションプ
ール4と同一の高さ以下の位置に設置する必要がある。
このため従来の原子炉建屋15においては、非常用炉心
冷却系10を全て原子炉建屋15の最地下階のRCCV
1の横に隣接するエリアに並べて設置するため、原子炉
建屋15の床面積を大きくせざるを得ない。よって、例
えばある従来のABWRにおいては、RCCV1の容積
が約17,000m3 であるのに対して原子炉建屋15の容積
を約 300,000m3 、すなわちRCCV60の20倍近く
の容積としており、原子炉建屋15はかなり大型の建造
物である。よって、RCCV60が高い耐圧性能を有す
るのに対し、大型建造物である原子炉建屋15の構築に
おいては内圧に関して厳しい耐圧基準を考慮するのは難
しい。RCCV60内の圧力が設計圧力を越えると、R
CCV60上部に設けられたブローアウトパネル15が
開口し内圧を逃がす構造となっている。
要水頭圧の観点より、全て水源であるサプレッションプ
ール4と同一の高さ以下の位置に設置する必要がある。
このため従来の原子炉建屋15においては、非常用炉心
冷却系10を全て原子炉建屋15の最地下階のRCCV
1の横に隣接するエリアに並べて設置するため、原子炉
建屋15の床面積を大きくせざるを得ない。よって、例
えばある従来のABWRにおいては、RCCV1の容積
が約17,000m3 であるのに対して原子炉建屋15の容積
を約 300,000m3 、すなわちRCCV60の20倍近く
の容積としており、原子炉建屋15はかなり大型の建造
物である。よって、RCCV60が高い耐圧性能を有す
るのに対し、大型建造物である原子炉建屋15の構築に
おいては内圧に関して厳しい耐圧基準を考慮するのは難
しい。RCCV60内の圧力が設計圧力を越えると、R
CCV60上部に設けられたブローアウトパネル15が
開口し内圧を逃がす構造となっている。
【0012】RCCV60内で原子炉圧力容器6と接続
する原子炉一次系配管9が破断すると、いわゆる冷却材
喪失事故が発生する。この発生確率の極めて低い冷却材
喪失事故が万一発生した場合でも、外部の一般公衆に放
射線被曝の不当なリスクを与えないように十分な対策を
講じておく必要がある。
する原子炉一次系配管9が破断すると、いわゆる冷却材
喪失事故が発生する。この発生確率の極めて低い冷却材
喪失事故が万一発生した場合でも、外部の一般公衆に放
射線被曝の不当なリスクを与えないように十分な対策を
講じておく必要がある。
【0013】そのため、原子力発電所ではRCCV1及
び原子炉建屋15からなる二重の放射能格納障壁により
放射能の大気中への放散を防止するとともに、非常用炉
心冷却系10を別途に多数個設けて原子炉圧力容器6内
に前記サプレッションプール水4aを注入し炉心燃料の
冷却を行いその健全性を維持するべく万全の対策を施し
ている。
び原子炉建屋15からなる二重の放射能格納障壁により
放射能の大気中への放散を防止するとともに、非常用炉
心冷却系10を別途に多数個設けて原子炉圧力容器6内
に前記サプレッションプール水4aを注入し炉心燃料の
冷却を行いその健全性を維持するべく万全の対策を施し
ている。
【0014】原子炉一次系配管9が破断して冷却材喪失
事故が発生すると、高温高圧の原子炉冷却材が破断口よ
り放出され、高温高圧の水蒸気となって瞬時に上部ドラ
イウェル2及び下部ドライウェル3内に充満する。下部
ドライウェル3の内部にまで水蒸気が直ちに充満してし
まうのは、下部ドライウェル3がベント管7及び開口部
12によって、上部ドライウェル2と直接接続されてい
るためである。
事故が発生すると、高温高圧の原子炉冷却材が破断口よ
り放出され、高温高圧の水蒸気となって瞬時に上部ドラ
イウェル2及び下部ドライウェル3内に充満する。下部
ドライウェル3の内部にまで水蒸気が直ちに充満してし
まうのは、下部ドライウェル3がベント管7及び開口部
12によって、上部ドライウェル2と直接接続されてい
るためである。
【0015】高温高圧の水蒸気はさらにベント管7の内
部の水面を押し下げて、水平ベント口8よりサプレッシ
ョンプール水4aの内部に放出され凝縮する。この過程
で、上部ドライウェル2及び下部ドライウェル3内に存
在していた非凝縮性の窒素ガスも高温高圧の水蒸気に随
伴され、水平ベント口8内を通過して、サプレッション
プール水4a内に導かれる。しかし窒素ガスは非凝縮性
であるため、そのままサプレッションプール水4a内を
通過してウェットウェル5の気相部に移行する。この過
程がしばらく継続すると、上部ドライウェル2と下部ド
ライウェル3内の気体の多くは水蒸気によって占めら
れ、他方ウェットウェル5の気相部はほとんど窒素ガス
のみによって充満されるという状況が出現する。
部の水面を押し下げて、水平ベント口8よりサプレッシ
ョンプール水4aの内部に放出され凝縮する。この過程
で、上部ドライウェル2及び下部ドライウェル3内に存
在していた非凝縮性の窒素ガスも高温高圧の水蒸気に随
伴され、水平ベント口8内を通過して、サプレッション
プール水4a内に導かれる。しかし窒素ガスは非凝縮性
であるため、そのままサプレッションプール水4a内を
通過してウェットウェル5の気相部に移行する。この過
程がしばらく継続すると、上部ドライウェル2と下部ド
ライウェル3内の気体の多くは水蒸気によって占めら
れ、他方ウェットウェル5の気相部はほとんど窒素ガス
のみによって充満されるという状況が出現する。
【0016】このような状況が出現すると、本来RCC
V1内の気相部全体に均一に存在していた窒素ガスがウ
ェットウェル5内のみに押し込まれるため、ウェットウ
ェル5内の圧力が上昇する。さらに、上部ドライウェル
2と下部ドライウェル3内には高温高圧の水蒸気が存在
する。この水蒸気の圧力にウェットウェル5内の圧力と
ベント管7内の水頭圧を加算したものが実際の上部ドラ
イウェル2及び下部ドライウェル3の圧力となるため、
RCCV1の圧力はこの状態で最高値となる。
V1内の気相部全体に均一に存在していた窒素ガスがウ
ェットウェル5内のみに押し込まれるため、ウェットウ
ェル5内の圧力が上昇する。さらに、上部ドライウェル
2と下部ドライウェル3内には高温高圧の水蒸気が存在
する。この水蒸気の圧力にウェットウェル5内の圧力と
ベント管7内の水頭圧を加算したものが実際の上部ドラ
イウェル2及び下部ドライウェル3の圧力となるため、
RCCV1の圧力はこの状態で最高値となる。
【0017】すなわち、その後はECCS10が作動し
てサプレッションプール水4aが原子炉圧力容器6及び
原子炉一次系配管9の破断口を通過して上部ドライウェ
ル2内に注入される(この現象をECCSカミングアウ
トと呼ぶ。)ため、上部ドライウェル2及び下部ドライ
ウェル3内の水蒸気は急速に凝縮される。これにより、
上部ドライウェル2と下部ドライウェル3は真空状態と
なり、真空破壊弁11よりウェットウェル5内に蓄積さ
れた窒素ガスが下部ドライウェル3及び上部ドライウェ
ル2内に環流し、RCCV1内の圧力は急速に低下す
る。
てサプレッションプール水4aが原子炉圧力容器6及び
原子炉一次系配管9の破断口を通過して上部ドライウェ
ル2内に注入される(この現象をECCSカミングアウ
トと呼ぶ。)ため、上部ドライウェル2及び下部ドライ
ウェル3内の水蒸気は急速に凝縮される。これにより、
上部ドライウェル2と下部ドライウェル3は真空状態と
なり、真空破壊弁11よりウェットウェル5内に蓄積さ
れた窒素ガスが下部ドライウェル3及び上部ドライウェ
ル2内に環流し、RCCV1内の圧力は急速に低下す
る。
【0018】故に、ECCSカミングアウト直前の圧力
がRCCV1のLOCA時の最高圧力を決定するといえ
る。RCCV1のこのような最高圧力を低減させるため
には、ドライウェル2,3側の気相体積を極力小さく
し、ウェットウェル5側の気相体積を極力大きくし、ウ
ェットウェル5内での窒素ガスによる蓄圧現象を低減す
ることが重要となる。
がRCCV1のLOCA時の最高圧力を決定するといえ
る。RCCV1のこのような最高圧力を低減させるため
には、ドライウェル2,3側の気相体積を極力小さく
し、ウェットウェル5側の気相体積を極力大きくし、ウ
ェットウェル5内での窒素ガスによる蓄圧現象を低減す
ることが重要となる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の原子
炉建屋15ではRCCV60の横にECCS10が多数
機設置されるため、建屋の幅及び床面積が大きくなり、
建屋全体を大型化せざるを得ないから、原子力発電所の
経済性が悪化するとともに、原子炉建屋15を耐圧構造
としてRCCV60に加えて第二の圧力障壁とする場合
の障害となっていた。
炉建屋15ではRCCV60の横にECCS10が多数
機設置されるため、建屋の幅及び床面積が大きくなり、
建屋全体を大型化せざるを得ないから、原子力発電所の
経済性が悪化するとともに、原子炉建屋15を耐圧構造
としてRCCV60に加えて第二の圧力障壁とする場合
の障害となっていた。
【0020】また今後は、発電効率を鑑みて少ない基数
のプラントでより一基あたりの出力を大出力化して発電
を行うことが社会から要請されつつある。現状のABW
Rプラントの出力は既に135万KWeという大出力で
あり、現状の構造によって例えば150万KWeや17
0万KWeにまで出力を高めたプラントを実現するとす
れば、冷却材喪失事故時のRCCV60内の圧力が出力
に比例して上昇してしまうため、RCCV60の設計圧
力を大幅に上昇させるか、あるいはRCCV60のウェ
ットウェル5の体積を大幅に増加させる必要がある。
のプラントでより一基あたりの出力を大出力化して発電
を行うことが社会から要請されつつある。現状のABW
Rプラントの出力は既に135万KWeという大出力で
あり、現状の構造によって例えば150万KWeや17
0万KWeにまで出力を高めたプラントを実現するとす
れば、冷却材喪失事故時のRCCV60内の圧力が出力
に比例して上昇してしまうため、RCCV60の設計圧
力を大幅に上昇させるか、あるいはRCCV60のウェ
ットウェル5の体積を大幅に増加させる必要がある。
【0021】しかしながら、RCCV60の設計圧力は
コンクリート原子炉格納容器の特性上現状でほぼ限界に
達しており、これ以上大幅に上げることは困難である。
また、ウェットウェル5の体積を増加させる事はRCC
V60の大型化につながり、ひいては原子炉建屋15の
大型化にもなるため好ましいことではない。
コンクリート原子炉格納容器の特性上現状でほぼ限界に
達しており、これ以上大幅に上げることは困難である。
また、ウェットウェル5の体積を増加させる事はRCC
V60の大型化につながり、ひいては原子炉建屋15の
大型化にもなるため好ましいことではない。
【0022】また、設計基準事故である冷却材喪失事故
に加えて、炉心が原子炉炉心を構成する燃料棒の過度な
温度上昇等により炉心が損傷する、あるいは炉心損傷が
長期化し炉心が溶融するような苛酷事故については、確
率的安全評価によればその発生確率は極めて小さいもの
ではあるが、より高い安全性を志向する上では考慮すべ
き事象であるといえる。実際従来のRCCV60では設
計圧力の2倍程度に圧力が上昇しても破損に到らないこ
とが確認されており、苛酷事故に対して十分な安全性が
確認されている。
に加えて、炉心が原子炉炉心を構成する燃料棒の過度な
温度上昇等により炉心が損傷する、あるいは炉心損傷が
長期化し炉心が溶融するような苛酷事故については、確
率的安全評価によればその発生確率は極めて小さいもの
ではあるが、より高い安全性を志向する上では考慮すべ
き事象であるといえる。実際従来のRCCV60では設
計圧力の2倍程度に圧力が上昇しても破損に到らないこ
とが確認されており、苛酷事故に対して十分な安全性が
確認されている。
【0023】しかし、苛酷事故時に炉心燃料が重大な損
傷に到った場合には、燃料被覆管材料のジルコニウムと
冷却材の水が反応して大量の水素ガスが発生する可能性
がある。RCCV60は前述のとおり通常運転時に窒素
ガスを封入しており水素ガスの燃焼及び過剰な反応の発
生を厳に防止する優れた特性を有しているが、容積が小
さいため、大量の水素ガスが発生した場合にはRCCV
60の内圧が上昇し、原子炉建屋15に放射能の漏洩が
発生する可能性がある。この場合放射能漏洩に伴ってR
CCV60内の水蒸気等のガスが原子炉建屋15内に過
大に漏洩し、これにより原子炉建屋15内の内圧が上昇
する。上述したように現状のABWRの原子炉建屋15
は容積が大きいため、RCCV60に比べて内圧に関す
る耐圧性能が低く、原子炉建屋15の内圧が上昇すると
原子炉建屋15上部に設置されているブローアウトパネ
ル17が開口することにより圧力上昇を抑制するが、こ
れに伴い放射能が直接環境に放出されてしまう。現状よ
り更なる高い安全性を追求するうえでもかかる事象は厳
に防止しなければならない。
傷に到った場合には、燃料被覆管材料のジルコニウムと
冷却材の水が反応して大量の水素ガスが発生する可能性
がある。RCCV60は前述のとおり通常運転時に窒素
ガスを封入しており水素ガスの燃焼及び過剰な反応の発
生を厳に防止する優れた特性を有しているが、容積が小
さいため、大量の水素ガスが発生した場合にはRCCV
60の内圧が上昇し、原子炉建屋15に放射能の漏洩が
発生する可能性がある。この場合放射能漏洩に伴ってR
CCV60内の水蒸気等のガスが原子炉建屋15内に過
大に漏洩し、これにより原子炉建屋15内の内圧が上昇
する。上述したように現状のABWRの原子炉建屋15
は容積が大きいため、RCCV60に比べて内圧に関す
る耐圧性能が低く、原子炉建屋15の内圧が上昇すると
原子炉建屋15上部に設置されているブローアウトパネ
ル17が開口することにより圧力上昇を抑制するが、こ
れに伴い放射能が直接環境に放出されてしまう。現状よ
り更なる高い安全性を追求するうえでもかかる事象は厳
に防止しなければならない。
【0024】よって本発明は、原子炉格納容器のサプレ
ッションプール及びECCS等の原子炉格納容器周辺設
備の配置を変更し新たな構成とすることにより、従来の
原子炉建屋より小型の二次格納容器によってRCCVを
包囲することにより設備全体を小型化した原子力発電施
設を提供する。
ッションプール及びECCS等の原子炉格納容器周辺設
備の配置を変更し新たな構成とすることにより、従来の
原子炉建屋より小型の二次格納容器によってRCCVを
包囲することにより設備全体を小型化した原子力発電施
設を提供する。
【0025】また極めて低い確率ではあるが、溶融した
炉心燃料(以下デブリという。)が原子炉圧力容器6の
下部を貫通する可能性がある。このときデブリは下部ド
ライウェル3の下部に落下し、十分にデブリを冷却でき
ない場合は下部ドライウェル3下部のコンクリートが浸
食されることもある。この状況を放置した場合にはRC
CV60の底部を溶融貫通させるに到ることも考えられ
る。
炉心燃料(以下デブリという。)が原子炉圧力容器6の
下部を貫通する可能性がある。このときデブリは下部ド
ライウェル3の下部に落下し、十分にデブリを冷却でき
ない場合は下部ドライウェル3下部のコンクリートが浸
食されることもある。この状況を放置した場合にはRC
CV60の底部を溶融貫通させるに到ることも考えられ
る。
【0026】よって本発明は、溶融デブリが万一下部ド
ライウェルの下部に落下する場合でも、このデブリを確
実に冷却することが可能な原子力発電施設を提供する。
また、下部ドライウェル3内にはRIP18やFMCR
D19といったプラントの通常運転のために重要な機器
が設置されているが、現状の下部ドライウェル3は通常
運転時に窒素封入されているため、運転員が容易に立ち
入ることができず、これらの重要な機器の健全性を直接
確認したり、仮に故障した場合に直ちに修理することが
困難な状況にある。
ライウェルの下部に落下する場合でも、このデブリを確
実に冷却することが可能な原子力発電施設を提供する。
また、下部ドライウェル3内にはRIP18やFMCR
D19といったプラントの通常運転のために重要な機器
が設置されているが、現状の下部ドライウェル3は通常
運転時に窒素封入されているため、運転員が容易に立ち
入ることができず、これらの重要な機器の健全性を直接
確認したり、仮に故障した場合に直ちに修理することが
困難な状況にある。
【0027】よって本発明は、従来通常時に行われてい
た下部ドライウェル内への窒素封入を不要とし、下部ド
ライウェル内を空気雰囲気とすることことにより、下部
ドライウェル内での作業性を向上させた原子力発電施設
を提供する。
た下部ドライウェル内への窒素封入を不要とし、下部ド
ライウェル内を空気雰囲気とすることことにより、下部
ドライウェル内での作業性を向上させた原子力発電施設
を提供する。
【0028】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、原子炉炉心を内包する原子炉圧力容器
と、この原子炉圧力容器を包囲する上部ドライウェル
と、原子炉圧力容器の下方に位置する下部ドライウェル
と、この下部ドライウェルに隣接し上部ドライウェルの
下方に位置しサプレッションプールを構成するウェット
ウェルとからなる原子炉格納容器を有する原子力発電施
設において、原子炉格納容器の下方に機器を収納する機
器室を具備することを特徴とする原子力発電施設を提供
する。
め、本発明では、原子炉炉心を内包する原子炉圧力容器
と、この原子炉圧力容器を包囲する上部ドライウェル
と、原子炉圧力容器の下方に位置する下部ドライウェル
と、この下部ドライウェルに隣接し上部ドライウェルの
下方に位置しサプレッションプールを構成するウェット
ウェルとからなる原子炉格納容器を有する原子力発電施
設において、原子炉格納容器の下方に機器を収納する機
器室を具備することを特徴とする原子力発電施設を提供
する。
【0029】この構成により、従来原子炉格納容器に隣
接配置されていた機器室の配置を変更することにより、
この原子炉格納容器及び機器室等を内包する原子炉建屋
あるいは原子炉建屋に相当する建造物の容積及び設置面
積を大幅に低減することができる。
接配置されていた機器室の配置を変更することにより、
この原子炉格納容器及び機器室等を内包する原子炉建屋
あるいは原子炉建屋に相当する建造物の容積及び設置面
積を大幅に低減することができる。
【0030】さらに本発明では、原子炉格納容器のウェ
ットウェルの直下に位置する機器室のうち少なくとも一
部の機器室に非常用炉心冷却系、制御棒駆動系水圧制御
ユニット及びインターナルポンプのうちのいずれかに関
わる機器を収納することとする。こうして原子炉格納容
器に対して周辺設備を近接して配置することにより、か
かる設備の利用効率が向上する。
ットウェルの直下に位置する機器室のうち少なくとも一
部の機器室に非常用炉心冷却系、制御棒駆動系水圧制御
ユニット及びインターナルポンプのうちのいずれかに関
わる機器を収納することとする。こうして原子炉格納容
器に対して周辺設備を近接して配置することにより、か
かる設備の利用効率が向上する。
【0031】さらに本発明では、機器室のうち少なくと
も原子炉格納容器の下部ドライウェルの直下に位置する
機器室の床面にセラミックス系等の耐火材を配設するこ
ととする。この構成により、苛酷事故時に炉心が損傷し
原子炉圧力容器を溶融貫通し落下する場合においても、
耐火材によりデブリを原子力発電施設内部に保持し外部
への放出を厳に防止することができる。
も原子炉格納容器の下部ドライウェルの直下に位置する
機器室の床面にセラミックス系等の耐火材を配設するこ
ととする。この構成により、苛酷事故時に炉心が損傷し
原子炉圧力容器を溶融貫通し落下する場合においても、
耐火材によりデブリを原子力発電施設内部に保持し外部
への放出を厳に防止することができる。
【0032】あるいは、機器室のうち下部ドライウェル
の直下に位置する機器室を、ウェットウェルの直下に位
置する機器室の少なくとも一部の機器室に開放されるよ
う設定する。この構成により、苛酷事故時に炉心が損傷
し原子炉圧力容器を溶融貫通し落下する場合において
も、機器室の開放により床面積を広くとることでデブリ
を床面で拡散させることにより、確実にデブリを冷却し
外部への放出を厳に防止することができる。
の直下に位置する機器室を、ウェットウェルの直下に位
置する機器室の少なくとも一部の機器室に開放されるよ
う設定する。この構成により、苛酷事故時に炉心が損傷
し原子炉圧力容器を溶融貫通し落下する場合において
も、機器室の開放により床面積を広くとることでデブリ
を床面で拡散させることにより、確実にデブリを冷却し
外部への放出を厳に防止することができる。
【0033】また本発明では、下部ドライウェルとその
直下に位置する機器室とを雰囲気を流通する孔を有する
非遮断性部材で仕切り、かつ該機器室とこの機器室に隣
接する機器室とを流通する機器搬出入ハッチあるいは機
器搬出入トンネルを具備することとする。あるいは、原
子炉格納容器のウェットウェルの直下に位置する機器室
の床部高さを下部ドライウェルの床部高さと実質的に同
じ高さに設定し、かつ該機器室と下部ドライウェルとを
流通する機器搬出入ハッチあるいは機器搬出入トンネル
を具備することとする。この構成により、下部ドライウ
ェル内への機器の搬入及び搬出が容易となり、下部ドラ
イウェル内の作業性が向上される。
直下に位置する機器室とを雰囲気を流通する孔を有する
非遮断性部材で仕切り、かつ該機器室とこの機器室に隣
接する機器室とを流通する機器搬出入ハッチあるいは機
器搬出入トンネルを具備することとする。あるいは、原
子炉格納容器のウェットウェルの直下に位置する機器室
の床部高さを下部ドライウェルの床部高さと実質的に同
じ高さに設定し、かつ該機器室と下部ドライウェルとを
流通する機器搬出入ハッチあるいは機器搬出入トンネル
を具備することとする。この構成により、下部ドライウ
ェル内への機器の搬入及び搬出が容易となり、下部ドラ
イウェル内の作業性が向上される。
【0034】また本発明では、原子炉格納容器内の気相
部と連絡配管を介して連絡する気密室を具備し、この連
絡配管に隔離手段を設けることとする。この構成によ
り、通常時には隔離手段により気密室と原子炉格納容器
気相部とを隔離しているが、原子炉格納容器の内圧が上
昇すると隔離手段が作動して原子炉格納容器気相部と気
密室とを連絡させ雰囲気の流通を行うことで、苛酷事故
時に発生が予想される水素ガスの一部を気密室内に逃が
して原子炉格納容器の内圧上昇を緩和する。またこの気
密室のうち少なくとも一部として、原子炉格納容器の直
下に位置する機器室を使用することにより、連絡配管を
短くするとともに気密室の耐圧性を高めることができ
る。
部と連絡配管を介して連絡する気密室を具備し、この連
絡配管に隔離手段を設けることとする。この構成によ
り、通常時には隔離手段により気密室と原子炉格納容器
気相部とを隔離しているが、原子炉格納容器の内圧が上
昇すると隔離手段が作動して原子炉格納容器気相部と気
密室とを連絡させ雰囲気の流通を行うことで、苛酷事故
時に発生が予想される水素ガスの一部を気密室内に逃が
して原子炉格納容器の内圧上昇を緩和する。またこの気
密室のうち少なくとも一部として、原子炉格納容器の直
下に位置する機器室を使用することにより、連絡配管を
短くするとともに気密室の耐圧性を高めることができ
る。
【0035】さらに本発明では、上部ドライウェルと下
部ドライウェルとを原子炉圧力容器の外壁及びスカート
により空間として完全に分離するとともに、上部ドライ
ウェルとサプレッションプールとを連絡し下部ドライウ
ェルとは連絡しない第1のベント管と、下部ドライウェ
ルとサプレッションプールとを連絡し上部ドライウェル
とは連絡しない第2のベント管とを具備し、かつ下部ド
ライウェル内に窒素ガスを充填する窒素充填手段を具備
することとする。また、上部ドライウェルから下方に延
びてサプレッションプール水内に開口部を有する第3の
ベント管を具備することとする。
部ドライウェルとを原子炉圧力容器の外壁及びスカート
により空間として完全に分離するとともに、上部ドライ
ウェルとサプレッションプールとを連絡し下部ドライウ
ェルとは連絡しない第1のベント管と、下部ドライウェ
ルとサプレッションプールとを連絡し上部ドライウェル
とは連絡しない第2のベント管とを具備し、かつ下部ド
ライウェル内に窒素ガスを充填する窒素充填手段を具備
することとする。また、上部ドライウェルから下方に延
びてサプレッションプール水内に開口部を有する第3の
ベント管を具備することとする。
【0036】この構成により、上部ドライウェルと下部
ドライウェルとが空間的にもまたベント管を介しても連
絡しない独立した空間となるから、冷却材喪失事故時に
下部ドライウェルからウェットウェル内の気相部にガス
が流入することを防止し、冷却材喪失事故時の原子炉格
納容器の内圧上昇を緩和する。
ドライウェルとが空間的にもまたベント管を介しても連
絡しない独立した空間となるから、冷却材喪失事故時に
下部ドライウェルからウェットウェル内の気相部にガス
が流入することを防止し、冷却材喪失事故時の原子炉格
納容器の内圧上昇を緩和する。
【0037】この場合、通常は上部ドライウェル及びウ
ェットウェル気相部を窒素雰囲気としかつ下部ドライウ
ェル内雰囲気を窒素及び酸素を含む空気としておくとと
もに、原子炉事故時に下部ドライウェル内に水素ガスが
発生したときに窒素充填手段により下部ドライウェル内
を窒素雰囲気とすることとする。これにより下部ドライ
ウェルにおける水素の燃焼及び過剰な反応を厳に防止す
る。またこの窒素充填手段として格納容器内窒素ガス封
入系を用いることとしてもよい。
ェットウェル気相部を窒素雰囲気としかつ下部ドライウ
ェル内雰囲気を窒素及び酸素を含む空気としておくとと
もに、原子炉事故時に下部ドライウェル内に水素ガスが
発生したときに窒素充填手段により下部ドライウェル内
を窒素雰囲気とすることとする。これにより下部ドライ
ウェルにおける水素の燃焼及び過剰な反応を厳に防止す
る。またこの窒素充填手段として格納容器内窒素ガス封
入系を用いることとしてもよい。
【0038】また本発明では、原子炉格納容器及び機器
室を包囲する耐圧性の2次格納容器を設置することによ
り格納容器を2重化する。機器室の配置変更による施設
の小型化に対応して、従来の原子炉建屋に代えて耐圧性
を有する2次格納容器を設けることが可能となった。こ
れにより事故時に2次格納容器内に発生するガスの外部
放出を厳に防止することができる。
室を包囲する耐圧性の2次格納容器を設置することによ
り格納容器を2重化する。機器室の配置変更による施設
の小型化に対応して、従来の原子炉建屋に代えて耐圧性
を有する2次格納容器を設けることが可能となった。こ
れにより事故時に2次格納容器内に発生するガスの外部
放出を厳に防止することができる。
【0039】さらに、2次格納容器の外部に補助建屋を
設置し、この補助建屋内に2次格納容器と連絡する燃料
プール、燃料プール浄化系、復水貯蔵槽、復水補給系及
び非常用ガス処理系のうち少なくとも一つの設備を配置
する。これにより2次格納容器の更なる小型化を図るこ
とができる。
設置し、この補助建屋内に2次格納容器と連絡する燃料
プール、燃料プール浄化系、復水貯蔵槽、復水補給系及
び非常用ガス処理系のうち少なくとも一つの設備を配置
する。これにより2次格納容器の更なる小型化を図るこ
とができる。
【0040】またこの2次格納容器を利用して、複数の
原子力プラントを有する原子力発電施設において複数の
2次格納容器に対して補助建屋内に設置された設備を共
用することも可能である。
原子力プラントを有する原子力発電施設において複数の
2次格納容器に対して補助建屋内に設置された設備を共
用することも可能である。
【0041】さらに本発明では、この2次格納容器を弾
性体より構成される免震要素を介して岩盤上に設置する
こととする。この免震要素としては、例えばゴムと鋼板
の積層体やあるいはバネから成るものを用いる。上述し
たように施設を小型化することにより、免震要素により
施設全体に免震機能をもたせることが可能となる。
性体より構成される免震要素を介して岩盤上に設置する
こととする。この免震要素としては、例えばゴムと鋼板
の積層体やあるいはバネから成るものを用いる。上述し
たように施設を小型化することにより、免震要素により
施設全体に免震機能をもたせることが可能となる。
【0042】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本実施形態に係る原子炉格
納容器及びその周辺設備からなる原子力発電施設の概略
系統断面図、図2は本実施形態に係る原子力発電施設を
内包する原子炉建屋の概略系統断面図である。なお、図
中従来の技術で述べた図14と同一の構成部分には同一
符号を付して重複する部分の説明は省略し、以下本実施
形態の要部のみを説明する。
を参照して説明する。図1は本実施形態に係る原子炉格
納容器及びその周辺設備からなる原子力発電施設の概略
系統断面図、図2は本実施形態に係る原子力発電施設を
内包する原子炉建屋の概略系統断面図である。なお、図
中従来の技術で述べた図14と同一の構成部分には同一
符号を付して重複する部分の説明は省略し、以下本実施
形態の要部のみを説明する。
【0043】本実施形態における原子力発電施設は、R
CCV1の下部に機器室を設けている。図では特にサプ
レッションプール4を構成するウェットウェル5の下部
に設けられた機器室のうち少なくとも一部を、ECCS
機器室20、HCU機器室21及びRIP補修室22と
して使用している。なお、図では奥行き方向に重なって
いるためHCU機器室21及びRIP補修室22を同じ
位置に表示している。
CCV1の下部に機器室を設けている。図では特にサプ
レッションプール4を構成するウェットウェル5の下部
に設けられた機器室のうち少なくとも一部を、ECCS
機器室20、HCU機器室21及びRIP補修室22と
して使用している。なお、図では奥行き方向に重なって
いるためHCU機器室21及びRIP補修室22を同じ
位置に表示している。
【0044】RCCV1の下部に機器室を設けること
で、従来の図14に示したRCCV60と比べて本実施
形態に係るRCCV1は上方に配置されることとなる。
例えば、従来と比べてRCCV1の高さを約8.5m上
方に配置し、RCCV1の下部に高さ約6.5mの機器
室を設けることとする。
で、従来の図14に示したRCCV60と比べて本実施
形態に係るRCCV1は上方に配置されることとなる。
例えば、従来と比べてRCCV1の高さを約8.5m上
方に配置し、RCCV1の下部に高さ約6.5mの機器
室を設けることとする。
【0045】従来と比べてRCCV1自体を高位置に配
置することで基盤からの各種機器の設置高さが大きくな
ると、RCCV1内の各種機器、特に原子炉圧力容器6
及びその周辺機器の耐震性が悪化する。これを防止し少
なくとも従来と同等の耐震性を得るために、本実施形態
ではRCCV1のウェットウェル3の底面からの原子炉
圧力容器1の高さを小さくすることで、原子炉格納容器
の耐震性を高く維持している。例えばドライウェル3底
面と原子炉圧力容器1との高さ距離を従来より約4.1
m小さくする。
置することで基盤からの各種機器の設置高さが大きくな
ると、RCCV1内の各種機器、特に原子炉圧力容器6
及びその周辺機器の耐震性が悪化する。これを防止し少
なくとも従来と同等の耐震性を得るために、本実施形態
ではRCCV1のウェットウェル3の底面からの原子炉
圧力容器1の高さを小さくすることで、原子炉格納容器
の耐震性を高く維持している。例えばドライウェル3底
面と原子炉圧力容器1との高さ距離を従来より約4.1
m小さくする。
【0046】これに伴い、図14に示した従来のRCC
V60床部における、下部ドライウェル3の床面をウェ
ットウェル5床面より少し高い位置あるいはほぼ同じ高
さとしていた従来の設計を変更する。すなわち、RCC
V1の床面のうち下部ドライウェル3の床面を階段状に
掘り下げて下部ドライウェル3床面が隣接するウェット
ウェル5床面より低い位置に配置するとともに、RCC
V1の内径を従来より大きくして、ウェットウェル5底
面とサプレッションプール水4aの通常運転時水面との
距離を小さくする。例えば図14に示した従来のRCC
V60の内径が約29mであるのに対し、本実施形態に
おいてはRCCV1の内径を約35mとする。これによ
り、ドライウェル3底面と原子炉圧力容器1との高さ距
離を従来より小さくするとともに、ウェットウェル4の
気相部体積を従来とほぼ同等とする。
V60床部における、下部ドライウェル3の床面をウェ
ットウェル5床面より少し高い位置あるいはほぼ同じ高
さとしていた従来の設計を変更する。すなわち、RCC
V1の床面のうち下部ドライウェル3の床面を階段状に
掘り下げて下部ドライウェル3床面が隣接するウェット
ウェル5床面より低い位置に配置するとともに、RCC
V1の内径を従来より大きくして、ウェットウェル5底
面とサプレッションプール水4aの通常運転時水面との
距離を小さくする。例えば図14に示した従来のRCC
V60の内径が約29mであるのに対し、本実施形態に
おいてはRCCV1の内径を約35mとする。これによ
り、ドライウェル3底面と原子炉圧力容器1との高さ距
離を従来より小さくするとともに、ウェットウェル4の
気相部体積を従来とほぼ同等とする。
【0047】図14に示すように従来のABWRではE
CCS機器室20等の各種機器室はRCCV1の側面に
隣接設置されていたが、これら機器室をRCCV1下部
に配置することにより原子炉建屋15の幅を大幅に低減
することで、原子炉建屋15全体を小型化することが可
能である。例えば、従来の原子炉建屋15の幅は約60
mであるのに対して、本実施形態の場合には幅を約45
mにまで低減することができる。
CCS機器室20等の各種機器室はRCCV1の側面に
隣接設置されていたが、これら機器室をRCCV1下部
に配置することにより原子炉建屋15の幅を大幅に低減
することで、原子炉建屋15全体を小型化することが可
能である。例えば、従来の原子炉建屋15の幅は約60
mであるのに対して、本実施形態の場合には幅を約45
mにまで低減することができる。
【0048】以下本発明の第2の実施形態を説明する。
図3は本実施形態に係る原子力発電施設の概略系統断面
図である。なお、上記第1の実施形態と同一の構成部分
には同一符号を付し詳細な説明を省略する。
図3は本実施形態に係る原子力発電施設の概略系統断面
図である。なお、上記第1の実施形態と同一の構成部分
には同一符号を付し詳細な説明を省略する。
【0049】本実施形態においては、下部ドライウェル
3の真下に位置する下部機器室23を、RCCV1と同
様に格納機能を有しかつ室内にコアキャッチャー23a
を設置したコアキャッチャー機器室としたものであり、
それ以外の構成は上記第1の実施形態と同様とする。コ
アキャッチャー23aは耐火材からなるものとし、例え
ばコアキャッチャー設置室23の床面に配設する。ここ
で耐火材としては、代表的にはジルコニア(ZrO
2)、マグネシア(MgO)等のセラミックス系のもの
があるが、耐火性能を有するものであれば材質はこれに
限定されない。
3の真下に位置する下部機器室23を、RCCV1と同
様に格納機能を有しかつ室内にコアキャッチャー23a
を設置したコアキャッチャー機器室としたものであり、
それ以外の構成は上記第1の実施形態と同様とする。コ
アキャッチャー23aは耐火材からなるものとし、例え
ばコアキャッチャー設置室23の床面に配設する。ここ
で耐火材としては、代表的にはジルコニア(ZrO
2)、マグネシア(MgO)等のセラミックス系のもの
があるが、耐火性能を有するものであれば材質はこれに
限定されない。
【0050】またこのコアキャッチャー機器室23と下
部ドライウェル3との境界23bを、落下するデブリと
の接触によって非凝縮性ガス発生等の反応を起こすこと
を極力防ぐため、例えば他の部分より薄圧のコンクリー
ト製としておく。
部ドライウェル3との境界23bを、落下するデブリと
の接触によって非凝縮性ガス発生等の反応を起こすこと
を極力防ぐため、例えば他の部分より薄圧のコンクリー
ト製としておく。
【0051】この構成により、第1の実施形態と同様の
作用効果が得られる。さらに、万一苛酷事故が発生して
炉心燃料が重大な損傷に至り、デブリが原子炉圧力容器
6下部を溶融貫通し下部ドライウェル3内に落下する場
合でも、下部ドライウェル3の床面23bを比較的早期
に溶融し、かつ耐火材からなるコアキャッチャー23a
上にデブリを落下させることにより、このデブリによる
RCCV60の溶融貫通を厳に防止し原子力発電施設の
健全性を現状より更に高めることができる。
作用効果が得られる。さらに、万一苛酷事故が発生して
炉心燃料が重大な損傷に至り、デブリが原子炉圧力容器
6下部を溶融貫通し下部ドライウェル3内に落下する場
合でも、下部ドライウェル3の床面23bを比較的早期
に溶融し、かつ耐火材からなるコアキャッチャー23a
上にデブリを落下させることにより、このデブリによる
RCCV60の溶融貫通を厳に防止し原子力発電施設の
健全性を現状より更に高めることができる。
【0052】以下本発明の第3の実施形態を説明する。
図4は本実施形態に係る原子力発電施設の概略系統断面
図である。なお、上記第1または第2の実施形態と同一
の構成部分には同一符号を付し詳細な説明を省略する。
図4は本実施形態に係る原子力発電施設の概略系統断面
図である。なお、上記第1または第2の実施形態と同一
の構成部分には同一符号を付し詳細な説明を省略する。
【0053】本実施形態においては、下部ドライウェル
3の下方に位置する下部機器室と、この下部機器室に隣
接しウェットウェル5下部に位置する機器室のうち少な
くとも一部を統合することにより、第1の実施形態にお
ける下部機器室よりも床面積の大きいデブリ拡散機器室
24とする。本実施形態では、この機器室24に耐火材
によるコアキャッチャーは設置する代りに、機器室24
のデブリの拡散床面積を十分広く取ることによりデブリ
を確実に冷却するものである。
3の下方に位置する下部機器室と、この下部機器室に隣
接しウェットウェル5下部に位置する機器室のうち少な
くとも一部を統合することにより、第1の実施形態にお
ける下部機器室よりも床面積の大きいデブリ拡散機器室
24とする。本実施形態では、この機器室24に耐火材
によるコアキャッチャーは設置する代りに、機器室24
のデブリの拡散床面積を十分広く取ることによりデブリ
を確実に冷却するものである。
【0054】この構成により、第1の実施形態と同様の
作用効果が得られる。さらに、万一苛酷事故が発生して
炉心燃料が重大な損傷に至り、デブリが原子炉圧力容器
6下部を溶融貫通し下部ドライウェル3内に落下する場
合でも、デブリ拡散機器室24内に落下するデブリが十
分広い面積に拡散することによりデブリの厚さが制限さ
れ、上部より冷却水を散布した場合にデブリを均一かつ
確実に冷却することができる。よって、このデブリを確
実に冷却することでRCCV60の溶融貫通を厳に防止
し原子力発電施設の健全性を現状より更に高めることが
できる。
作用効果が得られる。さらに、万一苛酷事故が発生して
炉心燃料が重大な損傷に至り、デブリが原子炉圧力容器
6下部を溶融貫通し下部ドライウェル3内に落下する場
合でも、デブリ拡散機器室24内に落下するデブリが十
分広い面積に拡散することによりデブリの厚さが制限さ
れ、上部より冷却水を散布した場合にデブリを均一かつ
確実に冷却することができる。よって、このデブリを確
実に冷却することでRCCV60の溶融貫通を厳に防止
し原子力発電施設の健全性を現状より更に高めることが
できる。
【0055】なお本実施形態においては特にコアキャッ
チャー23aを設置していないが、第2の実施形態にあ
るようにコアキャッチャー23aを設置したデブリ拡散
機器室を実現することもできる。
チャー23aを設置していないが、第2の実施形態にあ
るようにコアキャッチャー23aを設置したデブリ拡散
機器室を実現することもできる。
【0056】以下本発明の第4の実施形態を説明する。
図5は本実施形態に係る原子力発電施設の概略系統断面
図である。なお、上記第1乃至第3の実施形態と同一の
構成部分には同一符号を付し詳細な説明を省略する。
図5は本実施形態に係る原子力発電施設の概略系統断面
図である。なお、上記第1乃至第3の実施形態と同一の
構成部分には同一符号を付し詳細な説明を省略する。
【0057】本実施形態においては、RCCV1外部に
気密室25を設け、RCCV1内の気相部と気密室25
とを気相ベント管26により接続し、この気相ベント管
26に隔離手段としてラプチャーディスク27を設け
る。図では気相ベント管26の開口部をRCCV1内の
ウェットウェル5気相部に設けた場合を代表的に示した
が、開口部の位置はこれに限定されない。
気密室25を設け、RCCV1内の気相部と気密室25
とを気相ベント管26により接続し、この気相ベント管
26に隔離手段としてラプチャーディスク27を設け
る。図では気相ベント管26の開口部をRCCV1内の
ウェットウェル5気相部に設けた場合を代表的に示した
が、開口部の位置はこれに限定されない。
【0058】気密室25内には、通常運転時は、RCC
V1内同様窒素ガスを封入しておく。またラプチャーデ
ィスク27は、通常は隔離手段として働くがある設定圧
力を超えると破壊され気密室25とRCCV1とが連絡
可能となるものであり、ラプチャーディスク27の設計
圧力は例えばRCCV1の設計圧力とする。なお、ラプ
チャーディスク27の代わりに隔離弁を設置してもよ
い。
V1内同様窒素ガスを封入しておく。またラプチャーデ
ィスク27は、通常は隔離手段として働くがある設定圧
力を超えると破壊され気密室25とRCCV1とが連絡
可能となるものであり、ラプチャーディスク27の設計
圧力は例えばRCCV1の設計圧力とする。なお、ラプ
チャーディスク27の代わりに隔離弁を設置してもよ
い。
【0059】この構成により、第1の実施形態と同様の
作用効果が得られる。さらに本実施形態は以下の作用を
有する。すなわち、万一設計基準事故である冷却材喪失
事故が発生し、RCCV1の事故時の最高圧力がRCC
V1の設計圧力以下に制限される場合には、ラプチャー
ディスク27は作動せずRCCV1の健全性は維持され
る。しかし仮に苛酷事故が発生し、炉心の重大な損傷に
至りRCCV1内に大量の水素が発生し内圧が設計圧力
を越えるような事態に到った場合には、ラプチャーディ
スク27が作動し、RCCV1内の気体の一部を気密室
25内に逃がすことで上記気密室25を実質的な原子炉
格納容器の一部として使用することができる。これによ
り、RCCV1の圧力の異常上昇が原因で破損にいたる
原子炉格納容器破損事象を防止することが可能となる。
作用効果が得られる。さらに本実施形態は以下の作用を
有する。すなわち、万一設計基準事故である冷却材喪失
事故が発生し、RCCV1の事故時の最高圧力がRCC
V1の設計圧力以下に制限される場合には、ラプチャー
ディスク27は作動せずRCCV1の健全性は維持され
る。しかし仮に苛酷事故が発生し、炉心の重大な損傷に
至りRCCV1内に大量の水素が発生し内圧が設計圧力
を越えるような事態に到った場合には、ラプチャーディ
スク27が作動し、RCCV1内の気体の一部を気密室
25内に逃がすことで上記気密室25を実質的な原子炉
格納容器の一部として使用することができる。これによ
り、RCCV1の圧力の異常上昇が原因で破損にいたる
原子炉格納容器破損事象を防止することが可能となる。
【0060】また気密室25内は常時窒素ガスで封入さ
れているから、仮に苛酷事故時に大量の水素が気密室2
5内に移行しても水素による燃焼等の過剰反応を防止す
ることができる。
れているから、仮に苛酷事故時に大量の水素が気密室2
5内に移行しても水素による燃焼等の過剰反応を防止す
ることができる。
【0061】さらに本実施形態では、気密室25は通常
時はRCCV1と隔離されているため、プラントを停止
し定期検査を実施する際にはRCCV1よりも先に機密
室25内の窒素を放出することとし、逆にプラント起動
時にはRCCV1よりも後に窒素ガスを封入するといっ
た運用を行う。こうした効率良い窒素雰囲気の置換によ
れば、本実施形態では、実質的にRCCV1の容積が第
1の実施形態より増加するとはいえ、RCCV1内の窒
素の放出・封入に要する時間は第1の実施形態と同等で
あるから、定期検査時のプラントの停止時間は第1の実
施形態と同等に短く抑えることができる。
時はRCCV1と隔離されているため、プラントを停止
し定期検査を実施する際にはRCCV1よりも先に機密
室25内の窒素を放出することとし、逆にプラント起動
時にはRCCV1よりも後に窒素ガスを封入するといっ
た運用を行う。こうした効率良い窒素雰囲気の置換によ
れば、本実施形態では、実質的にRCCV1の容積が第
1の実施形態より増加するとはいえ、RCCV1内の窒
素の放出・封入に要する時間は第1の実施形態と同等で
あるから、定期検査時のプラントの停止時間は第1の実
施形態と同等に短く抑えることができる。
【0062】なお、本実施形態では気密室25内には通
常運転時に窒素ガスを封入するものとしているが、この
ほか、例えば通常時は気密室25内を空気雰囲気とし、
事故発生後早期に窒素ガスを気密室内に充填する運用も
考えられる。この場合も上述とほぼ同様の作用効果を奏
する。
常運転時に窒素ガスを封入するものとしているが、この
ほか、例えば通常時は気密室25内を空気雰囲気とし、
事故発生後早期に窒素ガスを気密室内に充填する運用も
考えられる。この場合も上述とほぼ同様の作用効果を奏
する。
【0063】以下本発明の第5の実施形態を説明する。
図6は本実施形態に係る原子力発電施設の概略系統断面
図である。なお、上記第1乃至第4の実施形態と同一の
構成部分には同一符号を付し詳細な説明を省略する。
図6は本実施形態に係る原子力発電施設の概略系統断面
図である。なお、上記第1乃至第4の実施形態と同一の
構成部分には同一符号を付し詳細な説明を省略する。
【0064】本実施形態においては、第4の実施形態に
おける気密室25として、RCCV1下部に設けられた
各種機器室のうち少なくとも一部を転用することとし、
例えば、コアキャッチャー設置室23a、RIP補修室
22あるいはデブリ拡散室24を使用する。あるいは機
器室と同レベルに別途気密室25を設けてもよい。ま
た、この気密室25とRCCV1内の気相部とを繋ぐ気
相ベント管26は、RCCV1の壁面の近傍あるいは図
示したようにRCCV1の壁面の内部に設置する。
おける気密室25として、RCCV1下部に設けられた
各種機器室のうち少なくとも一部を転用することとし、
例えば、コアキャッチャー設置室23a、RIP補修室
22あるいはデブリ拡散室24を使用する。あるいは機
器室と同レベルに別途気密室25を設けてもよい。ま
た、この気密室25とRCCV1内の気相部とを繋ぐ気
相ベント管26は、RCCV1の壁面の近傍あるいは図
示したようにRCCV1の壁面の内部に設置する。
【0065】この構成により上記第4の実施形態と同様
の作用効果が得られると同時に、本実施形態では気密室
25がRCCV1に近接しているため、気相ベント管2
6の長さを短くすることができるから、配管圧損を低減
しその分RCCV1の事故時のピーク圧力を低くするこ
とが可能となる。また、RCCV1の下部に位置する気
密室25はRCCV1と一体化して建造されるため、上
記第4の実施形態と比べて気密室25の耐圧性をより強
固にすることが可能となる。
の作用効果が得られると同時に、本実施形態では気密室
25がRCCV1に近接しているため、気相ベント管2
6の長さを短くすることができるから、配管圧損を低減
しその分RCCV1の事故時のピーク圧力を低くするこ
とが可能となる。また、RCCV1の下部に位置する気
密室25はRCCV1と一体化して建造されるため、上
記第4の実施形態と比べて気密室25の耐圧性をより強
固にすることが可能となる。
【0066】以下本発明の第6の実施形態を説明する。
図7は本実施形態に係る原子力発電施設の概略系統断面
図である。なお、上記第1乃至第5の実施形態と同一の
構成部分には同一符号を付し詳細な説明を省略する。
図7は本実施形態に係る原子力発電施設の概略系統断面
図である。なお、上記第1乃至第5の実施形態と同一の
構成部分には同一符号を付し詳細な説明を省略する。
【0067】RCCV1内では上部ドライウェル2と下
部ドライウェル3とが原子炉圧力容器6の外壁と原子炉
圧力容器スカート13とにより完全に分離されている。
従来のRCCV及び上記第1乃至第5の実施形態におい
ては、上部ドライウェル2と下部ドライウェル3はサプ
レッションプール4に水平ベント口8を有するベント管
7を介して接続しているが、本実施形態はこのベント管
の構造を変更し、上部ドライウェル2と下部ドライウェ
ル3とが空間として分離された構造とするものである。
部ドライウェル3とが原子炉圧力容器6の外壁と原子炉
圧力容器スカート13とにより完全に分離されている。
従来のRCCV及び上記第1乃至第5の実施形態におい
ては、上部ドライウェル2と下部ドライウェル3はサプ
レッションプール4に水平ベント口8を有するベント管
7を介して接続しているが、本実施形態はこのベント管
の構造を変更し、上部ドライウェル2と下部ドライウェ
ル3とが空間として分離された構造とするものである。
【0068】すなわち本実施形態では、ペデスタル14
内のベント管として、上部ドライウェル2とサプレッシ
ョンプール4を連絡しかつ下部ドライウェル3から独立
して配置される上部ドライウェルベント管28と、下部
ドライウェル3とサプレッションプール4を連絡しかつ
上部ドライウェル3から独立して配置される下部ドライ
ウェルベント管29とを設けている。これらのベント管
28,29はともに水平ベント8によりサプレッション
プール4内に開口している。さらに、上部ドライウェル
2用のベント管として別途、上部ドライウェル2から直
接下方に接続されサプレッションプール4に導かれる上
部ドライウェル垂直ベント管30を設置する。
内のベント管として、上部ドライウェル2とサプレッシ
ョンプール4を連絡しかつ下部ドライウェル3から独立
して配置される上部ドライウェルベント管28と、下部
ドライウェル3とサプレッションプール4を連絡しかつ
上部ドライウェル3から独立して配置される下部ドライ
ウェルベント管29とを設けている。これらのベント管
28,29はともに水平ベント8によりサプレッション
プール4内に開口している。さらに、上部ドライウェル
2用のベント管として別途、上部ドライウェル2から直
接下方に接続されサプレッションプール4に導かれる上
部ドライウェル垂直ベント管30を設置する。
【0069】通常運転時には分離された下部ドライウェ
ル3内には空気を充満し、かつ上部ドライウェル2内に
は窒素ガスを充満しておき、下部ドライウェル3内に遠
隔操作弁31がついた窒素ガスタンク32を設置する。
また、上部ドライウェル2専用の真空破壊弁33と下部
ドライウェル3専用の真空破壊弁34を独立に設置す
る。なお、窒素ガスタンク32はRCCV1の外部に設
置して配管により下部ドライウェル3内に接続させても
よい。
ル3内には空気を充満し、かつ上部ドライウェル2内に
は窒素ガスを充満しておき、下部ドライウェル3内に遠
隔操作弁31がついた窒素ガスタンク32を設置する。
また、上部ドライウェル2専用の真空破壊弁33と下部
ドライウェル3専用の真空破壊弁34を独立に設置す
る。なお、窒素ガスタンク32はRCCV1の外部に設
置して配管により下部ドライウェル3内に接続させても
よい。
【0070】この構成により、原子炉一次系配管9の瞬
時完全破断により設計基準事故である冷却材喪失事故が
発生した場合においても、上部ドライウェル2と下部ド
ライウェル3が完全に分離されているため、配管破断箇
所から放出される高温高圧の水蒸気に随伴されてベント
管28及び垂直ベント管30を通ってウェットウェル5
の気相部に移行する窒素ガスは上部ドライウェル2内の
もののみである。よって、従来下部ドライウェル3内の
窒素ガスまでもがウェットウェル5内の気相部に移行し
ていた場合に比べて冷却材喪失事故時のRCCV1のピ
ーク圧力を大幅に低減することができる。また、ウェッ
トウェル5内に蓄積された窒素ガスの圧力が上昇すると
下部ドライウェル3専用の真空破壊弁34が直ちに作動
し、窒素ガスは下部ドライウェル3内にも直ちに移行す
るため、ウェットウェル5気相部の圧力はさらに低減さ
れる。よって冷却材喪失事故時のRCCV1のピーク圧
力は従来に比べて極めて低い値に維持することが可能に
なる。
時完全破断により設計基準事故である冷却材喪失事故が
発生した場合においても、上部ドライウェル2と下部ド
ライウェル3が完全に分離されているため、配管破断箇
所から放出される高温高圧の水蒸気に随伴されてベント
管28及び垂直ベント管30を通ってウェットウェル5
の気相部に移行する窒素ガスは上部ドライウェル2内の
もののみである。よって、従来下部ドライウェル3内の
窒素ガスまでもがウェットウェル5内の気相部に移行し
ていた場合に比べて冷却材喪失事故時のRCCV1のピ
ーク圧力を大幅に低減することができる。また、ウェッ
トウェル5内に蓄積された窒素ガスの圧力が上昇すると
下部ドライウェル3専用の真空破壊弁34が直ちに作動
し、窒素ガスは下部ドライウェル3内にも直ちに移行す
るため、ウェットウェル5気相部の圧力はさらに低減さ
れる。よって冷却材喪失事故時のRCCV1のピーク圧
力は従来に比べて極めて低い値に維持することが可能に
なる。
【0071】また本実施形態では、通常運転時には下部
ドライウェル3内には空気が充満しており、従来の窒素
充填の場合に比べてはるかに運転員の立ち入りが容易に
なる。これにより、下部ドライウェル3内に設置されて
いる原子炉の通常運転に必要な重要機器であるRIP1
8や制御棒駆動機構19が万一故障した場合でも、下部
ドライウェル3内に運転員が立ち入ることにより状況の
確認や修理を行うことが可能となる。また、下部ドライ
ウェル3内に定期的に運転員が立ち入りこれらの重要機
器の健全性を確認することで、予防保全を行うことが可
能となる。従って本実施形態においては、プラントの通
常運転の信頼性を従来より更に向上させることができ
る。
ドライウェル3内には空気が充満しており、従来の窒素
充填の場合に比べてはるかに運転員の立ち入りが容易に
なる。これにより、下部ドライウェル3内に設置されて
いる原子炉の通常運転に必要な重要機器であるRIP1
8や制御棒駆動機構19が万一故障した場合でも、下部
ドライウェル3内に運転員が立ち入ることにより状況の
確認や修理を行うことが可能となる。また、下部ドライ
ウェル3内に定期的に運転員が立ち入りこれらの重要機
器の健全性を確認することで、予防保全を行うことが可
能となる。従って本実施形態においては、プラントの通
常運転の信頼性を従来より更に向上させることができ
る。
【0072】さらに本実施形態では、万一苛酷事故が発
生し炉心燃料が重大な損傷に到り、水素ガスが発生した
場合には、遠隔操作弁31を開とし窒素ガスタンク32
より窒素ガスを下部ドライウェル3内に充満させること
とする。下部ドライウェル3は上部ドライウェル2等と
比べて比較的容量が小さいから、遠隔隔離弁31を開と
してから比較的早期に下部ドライウェル3内は窒素雰囲
気となる。よって、仮に高温の炉心燃料により原子炉圧
力容器6の下部が溶融貫通されデブリと水素ガスが下部
ドライウェル3内に放出された場合においても、下部ド
ライウェル3における水素の燃焼及び過剰な反応を厳に
防止することができる。
生し炉心燃料が重大な損傷に到り、水素ガスが発生した
場合には、遠隔操作弁31を開とし窒素ガスタンク32
より窒素ガスを下部ドライウェル3内に充満させること
とする。下部ドライウェル3は上部ドライウェル2等と
比べて比較的容量が小さいから、遠隔隔離弁31を開と
してから比較的早期に下部ドライウェル3内は窒素雰囲
気となる。よって、仮に高温の炉心燃料により原子炉圧
力容器6の下部が溶融貫通されデブリと水素ガスが下部
ドライウェル3内に放出された場合においても、下部ド
ライウェル3における水素の燃焼及び過剰な反応を厳に
防止することができる。
【0073】なお本実施形態は上記第1の実施形態にお
けるRCCV1のベント管の構造を変更したものである
が、かかるベント管の構造を図14に示した従来のRC
CV60に適用することも可能であることはいうまでも
ない。
けるRCCV1のベント管の構造を変更したものである
が、かかるベント管の構造を図14に示した従来のRC
CV60に適用することも可能であることはいうまでも
ない。
【0074】以下本発明の第7の実施形態を説明する。
図8は本実施形態に係る原子力発電施設の概略系統断面
図である。なお、上記第1乃至第6の実施形態と同一の
構成部分には同一符号を付し詳細な説明を省略する。
図8は本実施形態に係る原子力発電施設の概略系統断面
図である。なお、上記第1乃至第6の実施形態と同一の
構成部分には同一符号を付し詳細な説明を省略する。
【0075】本実施形態においては、上記第6の実施形
態における窒素ガスタンク32に代えて、下部ドライウ
ェル3に対して原子炉格納容器内窒素ガス封入系(PN
IS)51を使用したものである。
態における窒素ガスタンク32に代えて、下部ドライウ
ェル3に対して原子炉格納容器内窒素ガス封入系(PN
IS)51を使用したものである。
【0076】PNIS51とは原子炉格納容器1内に窒
素ガスを注入することにより原子炉格納容器1内が負圧
あるいは可燃性限界に到達することを阻止するものであ
り、図8に示すようにPNIS専用DC電源(DDC
S)52を有し、かつイグナイター系(DCIC)53
及び計測制御系(AMCS)54と接続されている。P
NIS51は苛酷事故対策として格納容器ベントとして
用いられると同時に、設計基準事故としての冷却材喪失
事故時においてもPNIS51により窒素ガス封入を行
うことにより、従来の可燃性ガス濃度制御系(FCS)
の代替手段としても運用する。また、格納容器ベントを
行う前あるいは冷却材喪失事故時に格納容器ベントを実
施しない場合には、イグナイター系53を用いて強制点
火方式により水素ガスの再結合反応を起こすことで可燃
性ガスの濃度を低減するものとする。尚、PNIS51
自体はRCCV1下部の機器室に収納することも可能で
あるが、図では便宜上外部に表示してある。
素ガスを注入することにより原子炉格納容器1内が負圧
あるいは可燃性限界に到達することを阻止するものであ
り、図8に示すようにPNIS専用DC電源(DDC
S)52を有し、かつイグナイター系(DCIC)53
及び計測制御系(AMCS)54と接続されている。P
NIS51は苛酷事故対策として格納容器ベントとして
用いられると同時に、設計基準事故としての冷却材喪失
事故時においてもPNIS51により窒素ガス封入を行
うことにより、従来の可燃性ガス濃度制御系(FCS)
の代替手段としても運用する。また、格納容器ベントを
行う前あるいは冷却材喪失事故時に格納容器ベントを実
施しない場合には、イグナイター系53を用いて強制点
火方式により水素ガスの再結合反応を起こすことで可燃
性ガスの濃度を低減するものとする。尚、PNIS51
自体はRCCV1下部の機器室に収納することも可能で
あるが、図では便宜上外部に表示してある。
【0077】この構成により本実施形態によれば、上記
第6の実施形態とほぼ同様の作用効果が得られるととも
に、計測制御系54により計測される下部ドライウェル
3内のガス濃度に基いて下部ドライウェル3内に窒素ガ
スを封入することにより、原子力発電施設の信頼度を更
に高めることができる。
第6の実施形態とほぼ同様の作用効果が得られるととも
に、計測制御系54により計測される下部ドライウェル
3内のガス濃度に基いて下部ドライウェル3内に窒素ガ
スを封入することにより、原子力発電施設の信頼度を更
に高めることができる。
【0078】以下本発明の第8の実施形態を説明する。
図9は本実施形態に係る原子力発電施設の概略系統断面
図である。なお、上記第1乃至第7の実施形態と同一の
構成部分には同一符号を付し詳細な説明を省略する。
図9は本実施形態に係る原子力発電施設の概略系統断面
図である。なお、上記第1乃至第7の実施形態と同一の
構成部分には同一符号を付し詳細な説明を省略する。
【0079】本実施形態においては、上記第5の実施形
態に係るRCCV1の外部に、原子炉建屋17に代えて
耐圧性の2次格納容器35を設置したものである。2次
格納容器35の天井部は耐圧性を強化するため半球状と
し、2次格納容器35の設計圧は例えば2Kg/cm2 とす
る。
態に係るRCCV1の外部に、原子炉建屋17に代えて
耐圧性の2次格納容器35を設置したものである。2次
格納容器35の天井部は耐圧性を強化するため半球状と
し、2次格納容器35の設計圧は例えば2Kg/cm2 とす
る。
【0080】本実施形態においては、ECCS10等の
機器をRCCV1の下部の機器室内に収納することによ
り、図15に示したRCCV60に隣接して機器室を配
置した従来のABWRの原子炉建屋15の建屋面積及び
容積に比べて、2次格納容器35の建屋面積及び容積を
大幅に小さくすることができる。このため、従来の原子
炉建屋15を耐圧構造にすることは極めて困難であった
のに対し、本実施例の2次格納容器35は容易に耐圧構
造とすることが可能となる。
機器をRCCV1の下部の機器室内に収納することによ
り、図15に示したRCCV60に隣接して機器室を配
置した従来のABWRの原子炉建屋15の建屋面積及び
容積に比べて、2次格納容器35の建屋面積及び容積を
大幅に小さくすることができる。このため、従来の原子
炉建屋15を耐圧構造にすることは極めて困難であった
のに対し、本実施例の2次格納容器35は容易に耐圧構
造とすることが可能となる。
【0081】この構成により、第5の実施形態と同様の
作用効果が得られる。さらに本実施形態においては、仮
に苛酷事故が発生してRCCV1から過大な放射能と非
凝縮性ガスが漏洩した場合でも、耐圧性の2次格納容器
35内に漏洩ガスを保持し外気への放出を厳に防止する
ことが可能となる。よって、苛酷事故時の一般公衆に与
える放射線のリスクを大幅に低減することができる。
作用効果が得られる。さらに本実施形態においては、仮
に苛酷事故が発生してRCCV1から過大な放射能と非
凝縮性ガスが漏洩した場合でも、耐圧性の2次格納容器
35内に漏洩ガスを保持し外気への放出を厳に防止する
ことが可能となる。よって、苛酷事故時の一般公衆に与
える放射線のリスクを大幅に低減することができる。
【0082】なお本実施形態におけるRCCV1として
は、第5の実施形態におけるRCCVに限定されるもの
ではなく、各実施形態におけるRCCVの外部に同様の
2次格納容器35を設けることによっても十分に耐圧構
造をもつ小型の2次格納容器を実現することができる。
は、第5の実施形態におけるRCCVに限定されるもの
ではなく、各実施形態におけるRCCVの外部に同様の
2次格納容器35を設けることによっても十分に耐圧構
造をもつ小型の2次格納容器を実現することができる。
【0083】以下本発明の第9の実施形態を説明する。
図10は本実施形態に係る原子力発電施設の概略系統断
面図である。なお、上記第1乃至第8の実施形態と同一
の構成部分には同一符号を付し詳細な説明を省略する。
図10は本実施形態に係る原子力発電施設の概略系統断
面図である。なお、上記第1乃至第8の実施形態と同一
の構成部分には同一符号を付し詳細な説明を省略する。
【0084】本実施形態は上記第8の実施形態における
に2次格納容器からなる2基の原子力プラントを隣接配
置した原子力発電施設に関するものである。すなわち、
上記第8の実施形態に係る2基の2次格納容器35a,
35bの外部に隣接して共用設備補助建屋36を設置
し、この補助建屋36の内部に外部燃料プール37、燃
料プール冷却浄化系(FPC)38、復水貯蔵槽(CS
P)39、復水補給系(MUWC)40、及び原子炉2
次格納容器35内の雰囲気をフィルタにより浄化する非
常用ガス処理系(SGTS)41等の系統を収納し、さ
らにこの共用設備補助建屋36内の各系統を2基の原子
炉プラントで共用することとする。
に2次格納容器からなる2基の原子力プラントを隣接配
置した原子力発電施設に関するものである。すなわち、
上記第8の実施形態に係る2基の2次格納容器35a,
35bの外部に隣接して共用設備補助建屋36を設置
し、この補助建屋36の内部に外部燃料プール37、燃
料プール冷却浄化系(FPC)38、復水貯蔵槽(CS
P)39、復水補給系(MUWC)40、及び原子炉2
次格納容器35内の雰囲気をフィルタにより浄化する非
常用ガス処理系(SGTS)41等の系統を収納し、さ
らにこの共用設備補助建屋36内の各系統を2基の原子
炉プラントで共用することとする。
【0085】この構成によれば、燃料プール37等の各
系統を2次格納容器35a,35b内に設置することな
く共用設備補助建屋36内に設置し、この各系統を2基
で共用することにより、これらの各種設備を2次格納容
器35内に配置していた第8の実施形態と比べて、2次
格納容器35をさらに小型化して耐圧性能を向上させる
ことができる。また、各種系統の共用により2基配置の
原子力プラント全体での経済性を一層向上させることが
できる。
系統を2次格納容器35a,35b内に設置することな
く共用設備補助建屋36内に設置し、この各系統を2基
で共用することにより、これらの各種設備を2次格納容
器35内に配置していた第8の実施形態と比べて、2次
格納容器35をさらに小型化して耐圧性能を向上させる
ことができる。また、各種系統の共用により2基配置の
原子力プラント全体での経済性を一層向上させることが
できる。
【0086】なお、本実施形態の変形例として、外部燃
料プール37、燃料プール冷却浄化系(FPC)38、
復水貯蔵槽(CSP)39、復水補給系(MUWC)4
0及び非常用ガス処理系(SGTS)41のうち一部を
共用設備補助建屋36内に収納して2基で共有し、特に
設置上の制約があるものについては各2次格納容器35
a,35b内に収納することも可能である。
料プール37、燃料プール冷却浄化系(FPC)38、
復水貯蔵槽(CSP)39、復水補給系(MUWC)4
0及び非常用ガス処理系(SGTS)41のうち一部を
共用設備補助建屋36内に収納して2基で共有し、特に
設置上の制約があるものについては各2次格納容器35
a,35b内に収納することも可能である。
【0087】以下本発明の第10の実施形態を説明す
る。図11は本実施形態に係る原子力発電施設の概略系
統断面図である。なお、上記第1乃至第9の実施形態と
同一の構成部分には同一符号を付し詳細な説明を省略す
る。
る。図11は本実施形態に係る原子力発電施設の概略系
統断面図である。なお、上記第1乃至第9の実施形態と
同一の構成部分には同一符号を付し詳細な説明を省略す
る。
【0088】第8の実施形態における2次格納容器35
は、図15に示した従来の原子炉建屋15と比べて大幅
に小型化及び軽量化されている。本実施形態はこの特徴
を生かし、この2次格納容器35を複数の免震要素42
を介して岩盤46上に設置することにより、RCCV1
を含めて2次格納容器全体を免震構造とするものであ
る。建屋基礎に設置される免震要素42は、積層ゴムあ
るいはバネ等からなるものであり、一般に1個あたり約
500tonの荷重に耐えるように設計されている。こ
れを数10個から100個程度建屋下部に配置すること
とする。
は、図15に示した従来の原子炉建屋15と比べて大幅
に小型化及び軽量化されている。本実施形態はこの特徴
を生かし、この2次格納容器35を複数の免震要素42
を介して岩盤46上に設置することにより、RCCV1
を含めて2次格納容器全体を免震構造とするものであ
る。建屋基礎に設置される免震要素42は、積層ゴムあ
るいはバネ等からなるものであり、一般に1個あたり約
500tonの荷重に耐えるように設計されている。こ
れを数10個から100個程度建屋下部に配置すること
とする。
【0089】免震要素42としては例えば積層ゴムある
いはバネを用いる。積層ゴムからなる免震要素とは、薄
いゴム板と薄い鋼板が交互に複数枚積み重ねられ、これ
ら積層体の上下にフランジ鋼板が配設されて、ともに加
硫圧着されて形成されたものである。
いはバネを用いる。積層ゴムからなる免震要素とは、薄
いゴム板と薄い鋼板が交互に複数枚積み重ねられ、これ
ら積層体の上下にフランジ鋼板が配設されて、ともに加
硫圧着されて形成されたものである。
【0090】この構成により本実施形態は、上記第8の
実施形態と同様の作用効果が得られると同時に、安全上
最も重要な炉心燃料及び原子炉圧力容器6を免震構造の
RCCV1及び2次格納容器35内部に収納することに
より、地震に対する原子炉の安全性を更に大幅に向上さ
せることができる。
実施形態と同様の作用効果が得られると同時に、安全上
最も重要な炉心燃料及び原子炉圧力容器6を免震構造の
RCCV1及び2次格納容器35内部に収納することに
より、地震に対する原子炉の安全性を更に大幅に向上さ
せることができる。
【0091】なお、本実施形態を上記第9の実施形態に
適用し、2基の2次格納容器35a,35bの建屋基礎
に免震要素42を配設することも考えられる。以下本発
明の第11の実施形態を説明する。図12は本実施形態
に係る原子力発電施設の概略系統断面図である。なお、
上記第1乃至第10の実施形態と同一の構成部分には同
一符号を付し詳細な説明を省略する。
適用し、2基の2次格納容器35a,35bの建屋基礎
に免震要素42を配設することも考えられる。以下本発
明の第11の実施形態を説明する。図12は本実施形態
に係る原子力発電施設の概略系統断面図である。なお、
上記第1乃至第10の実施形態と同一の構成部分には同
一符号を付し詳細な説明を省略する。
【0092】本実施形態は、図7に示した第6の実施形
態において、下部ドライウェル3とその真下の機器室で
あるコアキャッチャー設置室23との境界23bをグレ
ーチング等の開口部を有する部材43で仕切ることによ
り、下部ドライウェル3とコアキャッチャー設置室23
との雰囲気が流通するよう設定し、コアキャッチャー設
置室23を空間的にRCCV1の一部とみなす。さら
に、RIP補修室22とコアキャッチャー設置室23と
を流通する機器搬出入ハッチ44を設置し、コアキャッ
チャー設置室23とHCU機器室21とを流通する機器
搬出入トンネル45を設置する。また、RIP18及び
FMCRD19の運転に必要な電源ケーブル47及びス
クラム配管48を、グレーチング43を介し機器搬出入
トンネル45を通してRCCV1の外部に導いている。
態において、下部ドライウェル3とその真下の機器室で
あるコアキャッチャー設置室23との境界23bをグレ
ーチング等の開口部を有する部材43で仕切ることによ
り、下部ドライウェル3とコアキャッチャー設置室23
との雰囲気が流通するよう設定し、コアキャッチャー設
置室23を空間的にRCCV1の一部とみなす。さら
に、RIP補修室22とコアキャッチャー設置室23と
を流通する機器搬出入ハッチ44を設置し、コアキャッ
チャー設置室23とHCU機器室21とを流通する機器
搬出入トンネル45を設置する。また、RIP18及び
FMCRD19の運転に必要な電源ケーブル47及びス
クラム配管48を、グレーチング43を介し機器搬出入
トンネル45を通してRCCV1の外部に導いている。
【0093】従来のABWRでは図14に示すように、
RIP18やFMCRD19の保守・点検のための機器
搬出入トンネル49を、ウェットウェル5を貫通しその
下端をサプレッションプール水4aに水没させる状態で
設置せざるを得なかった。機器搬出入トンネル49がウ
ェットウェル5を貫通する従来の設計では、冷却材喪失
事故時に急激な圧力がサプレッションプール水4aに加
えられた際にトンネル49に衝撃が加わる。
RIP18やFMCRD19の保守・点検のための機器
搬出入トンネル49を、ウェットウェル5を貫通しその
下端をサプレッションプール水4aに水没させる状態で
設置せざるを得なかった。機器搬出入トンネル49がウ
ェットウェル5を貫通する従来の設計では、冷却材喪失
事故時に急激な圧力がサプレッションプール水4aに加
えられた際にトンネル49に衝撃が加わる。
【0094】しかし本実施形態においては、RCCV1
の下部に設けられた機器室であるコアキャッチャー設置
室23aを利用して、機器搬出入トンネル45をウェッ
トウェル5内を貫通することなく直接RCCV1外のH
CU機器室21と連絡するよう設置することが可能とな
る。これにより冷却材喪失事故時においても機器搬出入
トンネル49の健全性を高く維持することが可能とな
る。
の下部に設けられた機器室であるコアキャッチャー設置
室23aを利用して、機器搬出入トンネル45をウェッ
トウェル5内を貫通することなく直接RCCV1外のH
CU機器室21と連絡するよう設置することが可能とな
る。これにより冷却材喪失事故時においても機器搬出入
トンネル49の健全性を高く維持することが可能とな
る。
【0095】また、プラントの定期検査時にRIP18
とFMCRD19をRCCV1の外部に搬出して分解点
検を行う際に、従来は機器搬出入トンネル49を通して
搬出を行っていたが、本実施形態においては、コアキャ
ッチャー設置室23とRIP補修室22との間に設置さ
れたグレーチング43の一部を取り外し、機器搬出入ハ
ッチ44を通して直接RIP補修室22へ搬出すること
が可能となる。よって定期検査時の作業性を大幅に向上
させることができる。
とFMCRD19をRCCV1の外部に搬出して分解点
検を行う際に、従来は機器搬出入トンネル49を通して
搬出を行っていたが、本実施形態においては、コアキャ
ッチャー設置室23とRIP補修室22との間に設置さ
れたグレーチング43の一部を取り外し、機器搬出入ハ
ッチ44を通して直接RIP補修室22へ搬出すること
が可能となる。よって定期検査時の作業性を大幅に向上
させることができる。
【0096】以下本発明の第12の実施形態を説明す
る。図13は本実施形態に係る原子力発電施設の概略系
統断面図である。なお、上記第1乃至第11の実施形態
と同一の構成部分には同一符号を付し詳細な説明を省略
する。
る。図13は本実施形態に係る原子力発電施設の概略系
統断面図である。なお、上記第1乃至第11の実施形態
と同一の構成部分には同一符号を付し詳細な説明を省略
する。
【0097】本実施形態は、図12に示した第11の実
施形態において下部ドライウェル3の直下に位置するコ
アキャッチャー設置室23及びグレーチング等の非遮断
性部材43を取り除いたものである。これに伴い第11
の実施形態と比べてウェットウェル5の気相空間部の高
さを低減している。
施形態において下部ドライウェル3の直下に位置するコ
アキャッチャー設置室23及びグレーチング等の非遮断
性部材43を取り除いたものである。これに伴い第11
の実施形態と比べてウェットウェル5の気相空間部の高
さを低減している。
【0098】すなわち本実施形態においては、原子炉格
納容器1のウェットウェル5の直下に機器室21、22
を設け、かつこの機器室21、22は下部ドライウェル
3と隣接し、ウェットウェル5直下の機器室21、22
の床部高さは下部ドライウェル3の床部高さとほぼ同じ
高さとしている。また図12の場合と比べて、コアキャ
ッチャー設置室23を下部ドライウェル3と一体化しか
つウェットウェル5の気相部高さを低減したことによ
り、RCCV1の設置高さが低くなるとともに全体容積
が低減されている。
納容器1のウェットウェル5の直下に機器室21、22
を設け、かつこの機器室21、22は下部ドライウェル
3と隣接し、ウェットウェル5直下の機器室21、22
の床部高さは下部ドライウェル3の床部高さとほぼ同じ
高さとしている。また図12の場合と比べて、コアキャ
ッチャー設置室23を下部ドライウェル3と一体化しか
つウェットウェル5の気相部高さを低減したことによ
り、RCCV1の設置高さが低くなるとともに全体容積
が低減されている。
【0099】さらに、RIP補修室22とコアキャッチ
ャー設置室23とを流通する機器搬出入ハッチ44を設
置し、コアキャッチャー設置室23とHCU機器室21
とを流通する機器搬出入トンネル45を設置する。ま
た、RIP18及びFMCRD19の運転に必要な電源
ケーブル47及びスクラム配管48を機器搬出入トンネ
ル45を通してRCCV1の外部に導いている。
ャー設置室23とを流通する機器搬出入ハッチ44を設
置し、コアキャッチャー設置室23とHCU機器室21
とを流通する機器搬出入トンネル45を設置する。ま
た、RIP18及びFMCRD19の運転に必要な電源
ケーブル47及びスクラム配管48を機器搬出入トンネ
ル45を通してRCCV1の外部に導いている。
【0100】この構成により本実施形態は、上記第11
の実施形態とほぼ同様の作用効果を有し定期検査時の作
業性を大幅に向上させることができるとともに、第11
の実施形態と比較して原子炉圧力容器6の設置高さを低
くし、かつRCCV1全体の高さ自体が低減することに
より、耐震性能を大幅に向上させることができる。
の実施形態とほぼ同様の作用効果を有し定期検査時の作
業性を大幅に向上させることができるとともに、第11
の実施形態と比較して原子炉圧力容器6の設置高さを低
くし、かつRCCV1全体の高さ自体が低減することに
より、耐震性能を大幅に向上させることができる。
【0101】
【発明の効果】本発明によれば設計基準事故としての冷
却材喪失事故時の原子炉格納容器内の圧力を大幅に低減
し、かつ苛酷事故時には大量に発生するおそれのある水
素ガスによる原子炉格納容器の内圧上昇を大幅に低減す
るとともに、通常運転時においては運転員の下部ドライ
ウェル内への立ち入り、補修及び予防保全を可能とする
ことにより、プラントの通常運転の信頼性を大幅に向上
することができる。さらに、従来の原子炉建屋に代わり
耐圧性能を有する2次格納容器を設けることにより信頼
性を高め、加えて大幅な小型化を図るとともに、2基の
プラントを隣接配置する際には各種系統を共用すること
により、プラントの経済性を大幅に向上させることがで
きる。
却材喪失事故時の原子炉格納容器内の圧力を大幅に低減
し、かつ苛酷事故時には大量に発生するおそれのある水
素ガスによる原子炉格納容器の内圧上昇を大幅に低減す
るとともに、通常運転時においては運転員の下部ドライ
ウェル内への立ち入り、補修及び予防保全を可能とする
ことにより、プラントの通常運転の信頼性を大幅に向上
することができる。さらに、従来の原子炉建屋に代わり
耐圧性能を有する2次格納容器を設けることにより信頼
性を高め、加えて大幅な小型化を図るとともに、2基の
プラントを隣接配置する際には各種系統を共用すること
により、プラントの経済性を大幅に向上させることがで
きる。
【図1】本発明の第1の実施形態に係るRCCV及び各
種機器室からなる原子力発電施設の概略系統断面図。
種機器室からなる原子力発電施設の概略系統断面図。
【図2】図1に示したRCCVを内包する原子炉建屋の
概略系統断面図。
概略系統断面図。
【図3】本発明の第2の実施形態に係るRCCV及び各
種機器室からなる原子力発電施設の概略系統断面図。
種機器室からなる原子力発電施設の概略系統断面図。
【図4】本発明の第3の実施形態に係るRCCV及び各
種機器室からなる原子力発電施設の概略系統断面図。
種機器室からなる原子力発電施設の概略系統断面図。
【図5】本発明の第4の実施形態に係るRCCV及び各
種機器室からなる原子力発電施設の概略系統断面図。
種機器室からなる原子力発電施設の概略系統断面図。
【図6】本発明の第5の実施形態に係るRCCV及び各
種機器室からなる原子力発電施設の概略系統断面図。
種機器室からなる原子力発電施設の概略系統断面図。
【図7】本発明の第6の実施形態に係るRCCV及び各
種機器室からなる原子力発電施設の概略系統断面図。
種機器室からなる原子力発電施設の概略系統断面図。
【図8】本発明の第7の実施形態に係るRCCV及び各
種機器室からなる原子力発電施設の概略系統断面図。
種機器室からなる原子力発電施設の概略系統断面図。
【図9】本発明の第8の実施形態に係るRCCV及び各
種機器室からなる原子力発電施設の概略系統断面図。
種機器室からなる原子力発電施設の概略系統断面図。
【図10】本発明の第9の実施形態に係るRCCV及び
各種機器室からなる原子力発電施設の概略系統断面図。
各種機器室からなる原子力発電施設の概略系統断面図。
【図11】本発明の第10の実施形態に係るRCCV及
び各種機器室からなる原子力発電施設の概略系統断面
図。
び各種機器室からなる原子力発電施設の概略系統断面
図。
【図12】本発明の第11の実施形態に係るRCCV及
び各種機器室からなる原子力発電施設の概略系統断面
図。
び各種機器室からなる原子力発電施設の概略系統断面
図。
【図13】本発明の第12の実施形態に係るRCCV及
び各種機器室からなる原子力発電施設の概略系統断面
図。
び各種機器室からなる原子力発電施設の概略系統断面
図。
【図14】従来のABWRで採用されている原子炉格納
容器の概略系統断面図。
容器の概略系統断面図。
【図15】従来のABWRの原子炉建屋の概略系統断面
図。
図。
1,1a,1b,60…原子炉格納容器(RCCV)、
2…上部ドライウェル、3…下部ドライウェル、4…サ
プレッションプール、4a…サプレッションプール水、
5…ウエットウェル、6,6a,6b…原子炉圧力容
器、7…ベント管、8…水平ベント口、9…原子炉一次
系配管、10…非常用炉心冷却系(ECCS)、11…
真空破壊弁、12…開口部、13…原子炉圧力容器スカ
ート、14…ペデスタル、15…原子炉建屋、16…燃
料プール、17…ブローアウトパネル、18…インター
ナルポンプ(RIP)、19…制御棒駆動機構(FMC
RD)、20…ECCS機器室、21…HCU機器室、
22…RIP補修室、23…コアキャッチャー設置室、
23a…コアキャッチャー、24…デブリ拡散室、25
…気密室、26…気相ベント管、27…ラプチャーディ
スク、28…上部ドライウェル用ベント管、29…下部
ドライウェル用ベント管、30…垂直ベント管、31…
遠隔操作弁、32…窒素ガスタンク、33…上部ドライ
ウェル専用真空破壊弁、34…下部ドライウェル専用真
空破壊弁、35,35a,35b…2次格納容器、36
…補助建屋、37…外部燃料プール、38…燃料プール
浄化系(FPC)、39…復水貯蔵槽(CSP)、40
…復水補給系(MUWC)、41…非常用ガス処理系
(SGTS)、42…免震要素、43…グレーチング、
44…機器搬出入ハッチ、45,49…機器搬出入トン
ネル、46…岩盤、47…電源ケーブル、48…スクラ
ム配管、50…原子炉炉心、51…原子炉格納容器窒素
ガス封入系(PNIS)、52…PNIS専用電源、5
3…イグナイター系、54…計測制御系
2…上部ドライウェル、3…下部ドライウェル、4…サ
プレッションプール、4a…サプレッションプール水、
5…ウエットウェル、6,6a,6b…原子炉圧力容
器、7…ベント管、8…水平ベント口、9…原子炉一次
系配管、10…非常用炉心冷却系(ECCS)、11…
真空破壊弁、12…開口部、13…原子炉圧力容器スカ
ート、14…ペデスタル、15…原子炉建屋、16…燃
料プール、17…ブローアウトパネル、18…インター
ナルポンプ(RIP)、19…制御棒駆動機構(FMC
RD)、20…ECCS機器室、21…HCU機器室、
22…RIP補修室、23…コアキャッチャー設置室、
23a…コアキャッチャー、24…デブリ拡散室、25
…気密室、26…気相ベント管、27…ラプチャーディ
スク、28…上部ドライウェル用ベント管、29…下部
ドライウェル用ベント管、30…垂直ベント管、31…
遠隔操作弁、32…窒素ガスタンク、33…上部ドライ
ウェル専用真空破壊弁、34…下部ドライウェル専用真
空破壊弁、35,35a,35b…2次格納容器、36
…補助建屋、37…外部燃料プール、38…燃料プール
浄化系(FPC)、39…復水貯蔵槽(CSP)、40
…復水補給系(MUWC)、41…非常用ガス処理系
(SGTS)、42…免震要素、43…グレーチング、
44…機器搬出入ハッチ、45,49…機器搬出入トン
ネル、46…岩盤、47…電源ケーブル、48…スクラ
ム配管、50…原子炉炉心、51…原子炉格納容器窒素
ガス封入系(PNIS)、52…PNIS専用電源、5
3…イグナイター系、54…計測制御系
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 説朗 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 船橋 俊博 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 赤田 喜央 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 斎藤 隆 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 後藤 政志 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 宮川 卓也 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 河村 豊 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 及川 弘秀 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内
Claims (17)
- 【請求項1】 原子炉炉心を内包する原子炉圧力容器
と、この原子炉圧力容器を包囲する上部ドライウェル
と、前記原子炉圧力容器の下方に位置する下部ドライウ
ェルと、この下部ドライウェルに隣接し前記上部ドライ
ウェルの下方に位置しサプレッションプールを構成する
ウェットウェルとからなる原子炉格納容器を有する原子
力発電施設において、前記原子炉格納容器の下方に機器
を収納する機器室を具備することを特徴とする原子力発
電施設。 - 【請求項2】 前記原子炉格納容器の前記ウェットウェ
ルの直下に位置する機器室のうち少なくとも一部の機器
室に非常用炉心冷却系、制御棒駆動系水圧制御ユニット
及びインターナルポンプのうちのいずれかに関わる機器
を収納することを特徴とする請求項1記載の原子力発電
施設。 - 【請求項3】 前記機器室のうち少なくとも前記原子炉
格納容器の下部ドライウェルの直下に位置する機器室の
床面にセラミックス系等の耐火材を配設することを特徴
とする請求項1記載の原子力発電施設。 - 【請求項4】 前記機器室のうち前記下部ドライウェル
の直下に位置する機器室は前記ウェットウェルの直下に
位置する機器室の少なくとも一部の機器室に開放される
ことを特徴とする請求項1記載の原子力発電施設。 - 【請求項5】 前記下部ドライウェルとその直下に位置
する前記機器室とを雰囲気を流通する孔を有する非遮断
性部材で仕切り、かつ該機器室とこの機器室に隣接する
機器室とを流通する機器搬出入ハッチあるいは機器搬出
入トンネルを具備することを特徴とする請求項1記載の
原子力発電施設。 - 【請求項6】 前記原子炉格納容器の前記ウェットウェ
ルの直下に位置する機器室の床部高さを前記下部ドライ
ウェルの床部高さと実質的に同じ高さに設定し、かつ該
機器室と前記下部ドライウェルとを流通する機器搬出入
ハッチあるいは機器搬出入トンネルを具備することを特
徴とする請求項1記載の原子力発電施設。 - 【請求項7】 前記原子炉格納容器内の気相部と連絡配
管を介して連絡する気密室を具備し、前記連絡配管に隔
離手段を設けることを特徴とする請求項1記載の原子力
発電施設。 - 【請求項8】 前記隔離手段は通常時には前記気密室と
前記原子炉格納容器気相部とを隔離し、かつ前記原子炉
格納容器の内圧が上昇すると前記原子炉格納容器気相部
と前記気密室とを連絡させ雰囲気の流通を行うことを特
徴とする請求項7記載の原子力発電施設。 - 【請求項9】 前記気密室のうち少なくとも一部は、前
記原子炉格納容器の直下に位置する前記機器室であるこ
とを特徴とする請求項7記載の原子力発電施設。 - 【請求項10】 原子炉炉心を内包する原子炉圧力容器
と、この原子炉圧力容器を包囲する上部ドライウェル
と、前記原子炉圧力容器の下方に位置する下部ドライウ
ェルと、この下部ドライウェルに隣接し前記上部ドライ
ウェルの下方に位置しサプレッションプールを構成する
ウェットウェルとからなる原子炉格納容器を有する原子
力発電施設において、前記上部ドライウェルと前記下部
ドライウェルとを前記原子炉圧力容器の外壁及びスカー
トにより空間として完全に分離するとともに、前記上部
ドライウェルと前記サプレッションプールとを連絡し前
記下部ドライウェルとは連絡しない第1のベント管と、
前記下部ドライウェルと前記サプレッションプールとを
連絡し前記上部ドライウェルとは連絡しない第2のベン
ト管とを有し、かつ前記下部ドライウェル内に窒素ガス
を充填する窒素充填手段を具備することを特徴とする原
子力発電施設。 - 【請求項11】 前記上部ドライウェルから下方に延び
て前記サプレッションプール水内に開口部を有する第3
のベント管を有することを特徴とする請求項10記載の
原子力発電施設。 - 【請求項12】 通常時は前記上部ドライウェル及び前
記ウェットウェル気相部を窒素雰囲気としかつ前記下部
ドライウェル内を窒素及び酸素を含む空気雰囲気とする
とともに、前記下部ドライウェル内に水素ガスが発生す
ると前記窒素充填手段により前記下部ドライウェル内が
窒素雰囲気となることを特徴とする請求項10記載の原
子力発電施設。 - 【請求項13】 前記窒素充填手段として格納容器内窒
素ガス封入系を用いることを特徴とする請求項10記載
の原子力発電施設。 - 【請求項14】 前記原子炉格納容器及び前記機器室を
包囲する耐圧性の2次格納容器を設置することにより格
納容器を2重化したことを特徴とする請求項1または1
0記載の原子力発電施設。 - 【請求項15】 前記2次格納容器の外部に補助建屋を
設置し、この補助建屋内に燃料プール、燃料プール浄化
系、復水貯蔵槽、復水補給系及び非常用ガス処理系のう
ち少なくとも一つの設備を配置することを特徴とする請
求項14記載の原子力発電施設。 - 【請求項16】 複数の原子力プラントを有する原子力
発電施設において、複数の前記2次格納容器に対して前
記補助建屋内に設置された設備を共用することを特徴と
する請求項15記載の原子力発電施設。 - 【請求項17】 前記2次格納容器を弾性体より構成さ
れる免震要素を介して岩盤上に設置することを特徴とす
る請求項14記載の原子力発電施設。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9092111A JPH10282284A (ja) | 1997-04-10 | 1997-04-10 | 原子力発電施設 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9092111A JPH10282284A (ja) | 1997-04-10 | 1997-04-10 | 原子力発電施設 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10282284A true JPH10282284A (ja) | 1998-10-23 |
Family
ID=14045328
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9092111A Pending JPH10282284A (ja) | 1997-04-10 | 1997-04-10 | 原子力発電施設 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10282284A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007232420A (ja) * | 2006-02-28 | 2007-09-13 | Hitachi Ltd | 原子炉格納容器 |
| JP2010032526A (ja) * | 2009-08-31 | 2010-02-12 | Toshiba Corp | 原子炉格納容器及びこれを用いた原子力プラント |
| JP2011132769A (ja) * | 2009-12-25 | 2011-07-07 | Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd | 免震用積層ゴムの取替え工法 |
| WO2011099200A1 (ja) | 2010-02-09 | 2011-08-18 | 三菱重工業株式会社 | 原子力施設の建屋の基礎版および原子力施設 |
| CN103397681A (zh) * | 2013-07-01 | 2013-11-20 | 中国核电工程有限公司 | 一种核电站高泥沙海水联合泵房布置方法 |
| JP2014178288A (ja) * | 2013-03-15 | 2014-09-25 | Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd | 原子炉格納容器 |
| JP2014190968A (ja) * | 2013-03-28 | 2014-10-06 | Toshiba Corp | 原子炉注水システム及び原子力設備 |
| CN106158055A (zh) * | 2015-05-15 | 2016-11-23 | 株式会社东芝 | 操作台区隔和核电厂 |
| KR20220096377A (ko) * | 2020-12-31 | 2022-07-07 | 한국수력원자력 주식회사 | 이중 격납에 의해 안전성이 향상된 원자력발전소 |
| KR20220111471A (ko) * | 2021-02-02 | 2022-08-09 | 한국수력원자력 주식회사 | 액체질소를 이용하는 이중격납을 포함하는 일체형원자로 시스템 |
-
1997
- 1997-04-10 JP JP9092111A patent/JPH10282284A/ja active Pending
Cited By (16)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007232420A (ja) * | 2006-02-28 | 2007-09-13 | Hitachi Ltd | 原子炉格納容器 |
| JP2010032526A (ja) * | 2009-08-31 | 2010-02-12 | Toshiba Corp | 原子炉格納容器及びこれを用いた原子力プラント |
| JP2011132769A (ja) * | 2009-12-25 | 2011-07-07 | Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd | 免震用積層ゴムの取替え工法 |
| WO2011099200A1 (ja) | 2010-02-09 | 2011-08-18 | 三菱重工業株式会社 | 原子力施設の建屋の基礎版および原子力施設 |
| JP2014178288A (ja) * | 2013-03-15 | 2014-09-25 | Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd | 原子炉格納容器 |
| JP2014190968A (ja) * | 2013-03-28 | 2014-10-06 | Toshiba Corp | 原子炉注水システム及び原子力設備 |
| CN103397681A (zh) * | 2013-07-01 | 2013-11-20 | 中国核电工程有限公司 | 一种核电站高泥沙海水联合泵房布置方法 |
| CN103397681B (zh) * | 2013-07-01 | 2015-09-30 | 中国核电工程有限公司 | 一种核电站高泥沙海水联合泵房布置方法 |
| CN106158055A (zh) * | 2015-05-15 | 2016-11-23 | 株式会社东芝 | 操作台区隔和核电厂 |
| CN106158055B (zh) * | 2015-05-15 | 2018-06-12 | 株式会社东芝 | 操作台区隔和核电厂 |
| US10706975B2 (en) | 2015-05-15 | 2020-07-07 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Operating floor confinement and nuclear plant |
| KR20220096377A (ko) * | 2020-12-31 | 2022-07-07 | 한국수력원자력 주식회사 | 이중 격납에 의해 안전성이 향상된 원자력발전소 |
| KR20220111471A (ko) * | 2021-02-02 | 2022-08-09 | 한국수력원자력 주식회사 | 액체질소를 이용하는 이중격납을 포함하는 일체형원자로 시스템 |
| WO2022169133A1 (ko) * | 2021-02-02 | 2022-08-11 | 한국수력원자력 주식회사 | 액체질소를 이용하는 이중격납을 포함하는 일체형원자로 시스템 |
| EP4290531A4 (en) * | 2021-02-02 | 2024-10-23 | Korea Hydro & Nuclear Power Co., Ltd | INTEGRATED NUCLEAR REACTOR SYSTEM COMPRISING A DOUBLE CONFINEMENT STRUCTURE OPERATING ON LIQUID NITROGEN |
| US12494296B2 (en) | 2021-02-02 | 2025-12-09 | Korea Hydro & Nuclear Power Co., Ltd | Integrated nuclear reactor system including double containment structure using liquid nitrogen |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US9793015B2 (en) | Containment vessel and nuclear power plant therewith | |
| CN1892922B (zh) | 反应堆安全壳和沸水反应堆发电站 | |
| TWI478175B (zh) | Atomic furnace storage containers and atomic energy units | |
| CN102483963B (zh) | 反应堆安全壳及使用其的核设施 | |
| US3865688A (en) | Passive containment system | |
| US4050983A (en) | Passive containment system | |
| EP2680272B1 (en) | Nuclear power plant and passive containment cooling system | |
| US4210614A (en) | Passive containment system | |
| JP4908561B2 (ja) | 原子炉格納容器及びこれを用いた原子力プラント | |
| JP2004333357A (ja) | 原子炉格納容器 | |
| GB2539544A (en) | Operating floor confinement and nuclear plant | |
| JPH10282284A (ja) | 原子力発電施設 | |
| US12283384B2 (en) | Nuclear power plant | |
| JP7703159B2 (ja) | 原子力プラント | |
| Morison et al. | Containment systems capability | |
| JP2008039403A (ja) | 原子炉格納施設及び原子炉建屋 | |
| Sato et al. | iB1350: Part 1—A Generation III. 7 Reactor iB1350 and Defense in Depth (DiD) | |
| Jerng et al. | Considerations of severe accidents in the design of Korean Next Generation Reactor | |
| Nijhawan | Challenges in Multi-Unit CANDU Reactor Severe Accident Mitigation Strategies |