JPH10282794A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置及び画像形成方法

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JPH10282794A
JPH10282794A JP8928097A JP8928097A JPH10282794A JP H10282794 A JPH10282794 A JP H10282794A JP 8928097 A JP8928097 A JP 8928097A JP 8928097 A JP8928097 A JP 8928097A JP H10282794 A JPH10282794 A JP H10282794A
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JP
Japan
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ink
image
carrier
electrostatic latent
latent image
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JP8928097A
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English (en)
Inventor
Satoshi Izushi
聡史 出石
Hiroyuki Yamazaki
博行 山崎
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 像担持体に形成された静電潜像にインクを供
給してインク像を形成するにあたり、静電潜像が形成さ
れた部分にだけインクが十分に供給され、かぶりの発生
がなく、十分な画像濃度を有する良好な画像が得られる
ようにする。 【解決手段】 像担持体1の表面に静電潜像を形成する
潜像形成手段2と、インク担持体41の表面に保持された
インク42を静電潜像が形成された像担持体の表面に接触
させて静電潜像に対応したインク像を形成するインク現
像手段4とを備えた画像形成装置において、上記のイン
クとして、タック値が1以上のインクを用いるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、像担持体に静電
潜像を形成し、この潜像を現像して記録媒体に画像を形
成するようになった画像形成装置及び画像形成方法に係
り、特に、像担持体に形成された静電潜像にインクを供
給してインク像を形成し、このインク像を記録媒体上に
転写させて画像を形成するようになった画像形成装置及
び画像形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子写真複写機に代表される
ように、像担持体の表面に静電潜像を形成し、この静電
潜像を現像した後、これを紙等の記録媒体上に転写させ
て記録媒体上に画像を形成するようになった画像形成装
置が用いられている。
【0003】そして、このような電子写真方式の画像形
成装置の一つとして、特開平7−271107号公報に
示されるように、静電潜像を現像するのに着色樹脂粒子
(トナー粒子)をキャリア液中に分散してなる液体現像
剤を用いたものが知られている。
【0004】ここで、この電子写真装置に用いられる液
体現像剤は、一般に、帯電したトナー粒子を絶縁性のキ
ャリア液に分散させたものであり、このトナー粒子は画
像形成を行なうにつれて液体現像剤中から選択的に消費
されるため、この液体現像剤を用いる場合には、キャリ
ア液中におけるトナー粒子の濃度を管理することが必要
になり、その管理が面倒であると共に、大部分のキャリ
ア液は繰り返して使用されるため、液体現像剤が劣化し
やすいという問題があった。
【0005】さらに、このように液体現像剤を用いた電
子写真装置において、複写用紙等の記録媒体上に画像を
形成する場合には、記録媒体上に転写されたトナー像を
定着させる定着装置等が必要になり、装置が複雑かつ大
型化する等の問題もあった。
【0006】また、従来においては、特公昭52−45
494号公報に示されるように、像担持体に形成された
静電潜像にインクを供給してインク像を形成し、このイ
ンク像を記録媒体上に転写させて、記録媒体上に画像を
形成するようにしたものが提案されている。
【0007】ここで、このように像担持体に形成された
静電潜像にインクを供給してインク像を形成する場合
に、像担持体において静電潜像が形成されていない部分
にインクが供給されて、形成された画像にかぶりが生じ
たり、静電潜像が形成された部分にインクが十分に供給
されず、形成された画像の濃度が低下したり、白抜け等
が発生するという問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、像担持体
に形成された静電潜像にインクを供給してインク像を形
成し、このインク像を紙やOHPシート等の記録媒体上
に転写させて、記録媒体上に画像を形成する場合におけ
る上記のような問題を解決することを課題とするもので
ある。
【0009】すなわち、この発明においては、像担持体
に形成された静電潜像にインクを供給してインク像を形
成するにあたり、静電潜像が形成されていない部分にも
インクが供給されて、記録媒体上に形成された画像にか
ぶりが生じるということがなく、また静電潜像が形成さ
れた部分にインクが十分に供給されずに、記録媒体上に
形成された画像の濃度が低下したり、白抜け等が発生す
るということもなく、十分な画像濃度を有する良好な画
像が記録媒体上に安定して形成されるようにすることを
課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1にお
ける画像形成装置においては、上記のような課題を解決
するために、像担持体の表面に静電潜像を形成する潜像
形成手段と、インク担持体の表面に保持されたインクを
静電潜像が形成された像担持体の表面に接触させて静電
潜像に対応したインク像を像担持体の表面に形成するイ
ンク現像手段とを備えた画像形成装置において、上記の
インクとして、タック値が1以上のインクを用いるよう
にした。
【0011】また、この発明の請求項2における画像形
成方法においては、上記のような課題を解決するため
に、像担持体の表面に静電潜像を形成する工程と、イン
ク担持体の表面に保持されたインクを静電潜像が形成さ
れた像担持体の表面に接触させて静電潜像に対応したイ
ンク像を像担持体の表面に形成する工程とを備えた画像
形成方法において、上記のインクとして、タック値が1
以上のインクを用いるようにした。
【0012】ここで、上記のようにインク担持体の表面
に保持されたインクを静電潜像が形成された像担持体の
表面に接触させて、像担持体の表面に静電潜像に対応し
たインク像を形成するにあたり、使用するインクのタッ
ク値が低いと、インクがちぎれ易くなり、このようなイ
ンクをインク担持体の表面に保持させて像担持体の表面
に接触させた場合、静電潜像が形成されていない部分に
おいても、このインクがちぎれて像担持体の表面に付着
し、記録媒体上に形成される画像にかぶりが生じやすく
なる。
【0013】このため、この発明における画像形成装置
や画像形成方法のように、タック値が1以上のインクを
用い、このインクをインク担持体の表面に保持されて、
静電潜像が形成された像担持体の表面に接触させると、
静電潜像が形成されていない像担持体の表面にインクが
付着するのが抑制され、静電潜像に対応した部分にだけ
インクが十分に付着して、静電潜像に対応したインク像
が像担持体の表面に形成され、記録媒体上に形成された
画像にかぶりが生じるのが抑制され、十分な画像濃度を
有する良好な画像が得られるようになる。
【0014】また、上記のようなインクを用いて像担持
体の表面に静電潜像に対応したインク像を形成するにあ
たって、像担持体とインクとが接触する時間が異なる場
合には、使用するインクの最適なタック値が変化し、像
担持体とインクとが接触する時間が長い場合には、静電
潜像が形成されていない部分にもインクが付着し易くな
るため、タック値がある程度高いインクを用いるように
する。一方、像担持体とインクとが接触する時間が短い
場合に、タック値の高いインクを使用すると、インクが
ちぎれにくくなって、インクが静電潜像が形成された像
担持体の表面に十分に供給されなくなるおそれがあるた
め、一般には、タック値が80未満のインクを用いるこ
とが好ましい。
【0015】また、近年においては、静電潜像が形成さ
れていない部分にインクが付着するのを抑制するため、
静電潜像が形成された像担持体の表面にシリコーンオイ
ル等の非導電性の離型材を塗布することが行なわれてお
り、このように像担持体の表面に非導電性の離型材を塗
布する場合には、離型材を塗布しない場合よりもタック
値の低いインクを用いることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る画像形成装
置及び画像形成方法の実施形態を添付図面に基づいて具
体的に説明する。
【0017】(実施形態1)この実施形態における画像
形成装置及び画像形成方法においては、図1に示すよう
に、像担持体1として、円筒状になった導電性部材1a
の表面に誘電体層1bが形成されたものを用いると共
に、この像担持体1の表面に静電潜像を形成する潜像形
成手段2としては、マルチスタイラスに形成された放電
電極2を用い、この放電電極2から放電を行なって像担
持体1の表面に静電潜像を形成するようにした。
【0018】ここで、この像担持体1としては、導電性
部材1aの上に誘電体層1bが形成されたものであれば
どのようなものであってもよく、またその形状も特に限
定されず、例えば、ドラム状であってもフィルム状であ
ってもよい。
【0019】また、この像担持体1における導電性部材
1aを構成する材料としては、例えば、アルミニウム,
鉄,銅,ニッケル,SUS,金,銀,クロム,白金,
錫,チタニウム等の金属やこれらの合金材料の他に、樹
脂中にこれらの導電材料を分散させたもの等を用いるこ
とができる。なお、上記のように樹脂中に導電材料を分
散させる場合、その樹脂としては、ポリエチレン,ポリ
プロピレン,ポリビニルアルコール,ポリ酢酸ビニル,
エチレン−酢酸ビニル共重合体,ポリメタクリル酸メチ
ル,ポリカーボネート,ポリスチレン,アクリロニトリ
ル−アクリル酸メチル共重合体,アクリロニトリル−ブ
タジエン−スチレン共重合体,ポリテレフタル酸エチレ
ン,ポリウレタンエラストマー,ポリアミド,ポリイミ
ド等を使用することができる。
【0020】一方、上記の導電性部材1aの上に設ける
誘電体層1bを構成する材料としては、例えば、ポリエ
ステル,ポリプロピレン,ポリビニルアルコール,ポリ
酢酸ビニル,エチレン−酢酸ビニル共重合体,ポリメタ
クリル酸メチル,ポリカーボネート,ポリスチレン,ア
クリロニトリル−アクリル酸メチル共重合体,アクリロ
ニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体,ポリテレフ
タル酸エチレン,ポリウレタンエラストマー,ビスコー
スレーヨン,硝酸セルロース,酢酸セルロース,三酢酸
セルロース,プロピオン酸セルロース,酢酸酪酸セルロ
ース,エチルセルロース再生セルロース,ポリアミド
(ナイロン6,ナイロン66,ナイロン11,ナイロン
12,ナイロン46等),ポリイミド,ポリスルホン,
ポリエーテルスルホン,ポリ塩化ビニル,塩化ビニル−
酢酸ビニル共重合体,ポリ塩化ビニリデン,塩化ビニリ
デン−塩化ビニル共重合体,ビニルニトリルゴム合金,
ポリテトラフルオロエチレン,ポリクロロフルオロエチ
レン,ポリフッ化ビニル,ポリフッ化ビニリデン等の樹
脂や、Al2 3 ,SiO2 ,TiO2 等のセラミック
スから無機材料を用いることができ、このような誘電体
材料を2種以上組み合わせて用いることも可能である。
【0021】また、像担持体1の表面に静電潜像を形成
する潜像形成手段2としては、像担持体1の表面を選択
的に帯電させて静電潜像を形成できるものであれば上記
のものに限定されず各種の手段を用いることができる。
【0022】ここで、このように潜像形成手段2によっ
て像担持体1上に静電潜像を形成する場合、この静電潜
像の表面電位が低いと、インク42が像担持体1上に十
分に供給されず、十分な画像濃度の画像が得られなくな
るおそれがあり、逆に静電潜像の表面電位が高くなりす
ぎると、形成された画像部に白抜け等が発生するおそれ
があるため、静電潜像部分における表面電位が絶対値で
200〜2000Vの範囲になるようにすることが好ま
しい。
【0023】そして、この実施形態においては、このよ
うに静電潜像が形成された像担持体1の表面に、離型材
塗布手段3によって非導電性の離型材32を所定の厚み
で塗布した後、インク現像手段4におけるインク担持体
41の表面に保持されたインク42を、上記の離型材3
2が塗布された像担持体1の表面に接触させて、像担持
体1の表面に形成された静電潜像の部分にインク42を
付与するようにした。
【0024】ここで、上記の非導電性の離型材32とし
ては公知のものを使用することができるが、この実施形
態においては、取扱いの容易性等の観点から、この離型
材32としてシリコーンオイル32を用いるようにし
た。
【0025】また、上記のように静電潜像が形成された
像担持体1の表面に離型材塗布手段3から非導電性の離
型材32を塗布するにあたり、像担持体1の表面に塗布
する離型材32の塗布量が少ないと、インク担持体41
の表面に保持されたインク42を像担持体1の表面に接
触させた場合に、静電潜像が形成されていない部分にも
インク42が付与されて形成される画像にかぶりが発生
しやすくなる一方、この離型材32の塗布量が多くなり
過ぎると、静電潜像が形成された部分に対してインク4
2がうまく供給されず、形成される画像の濃度が低下し
て適切な画像が得られなくなるおそれがある。このた
め、像担持体1の表面に離型材32を塗布する場合、像
担持体1の表面における離型材32の厚みを0.1〜1
0μmの範囲にすることが好ましい。
【0026】そして、上記のように離型材塗布手段3に
よりシリコーンオイル32を像担持体1の表面に塗布す
るにあたっては、シリコーンオイル32中にオイル塗布
ローラ31の一部を浸漬させ、このオイル塗布ローラ3
1を回転させると共に、このオイル塗布ローラ31の表
面におけるシリコーンオイル32の量をオイル規制ブレ
ード33によって規制し、このオイル塗布ローラ31か
ら上記の静電潜像が形成された像担持体1の表面に対し
てシリコーンオイル32を適切な厚みで塗布するように
した。
【0027】また、上記のようにシリコーンオイル32
が塗布された像担持体1の表面にインク現像手段4から
インク42を供給して、像担持体1の表面に形成された
静電潜像の部分にインク42を付与するにあたり、この
実施形態においては、そのインク42としてタック値が
1以上のものを用いるようにした。
【0028】そして、このようにタック値が1以上のイ
ンク42をインク担持体41の表面に保持させ、このイ
ンク担持体41を回転させてインク42を搬送させると
共に、このインク担持体41によって像担持体1に搬送
されるインク42の厚みを所定の厚みになるように調整
した。
【0029】ここで、上記のようにインク担持体41の
表面におけるインク42の厚みを調整するにあたって
は、像担持体1において静電潜像が形成されていない部
分にインク42が供給されるのを抑制すると共に、静電
潜像が形成された部分に十分な量のインク42が供給さ
れるようにするため、インク担持体41の表面における
インク42の厚みを1〜50μmの範囲になるようにす
ることが好ましい。
【0030】そして、上記のようにインク担持体41上
において所定の厚みになったインク42をシリコーンオ
イル32が塗布された像担持体1の表面に接触させるよ
うにした。このように、インク担持体41上に保持され
たインク42をシリコーンオイル32が塗布された像担
持体1の表面に接触させると、像担持体1において静電
潜像が形成されていない部分にはインク42がほとんど
供給されず、静電潜像が形成された部分にだけインク4
2が十分に供給されて、像担持体1に静電潜像に対応し
たインク像が形成された。
【0031】ここで、この実施形態において使用するイ
ンク42は、上記のようにそのタック値が1以上になっ
ていればよく、例えば、印刷用インク等に代表される色
材、ビヒクル及び必要に応じて添加される添加剤等によ
り構成されるインク42を用いることができ、印刷用イ
ンクの中でも、平版印刷に用いられる平版インクを用い
ることが好ましく、特に、油性のものが好ましい。
【0032】また、色材としては、顔料等の公知の各種
の着色剤を用いることができ、例えば、黒色顔料として
はカーボンブラック等が、黄色顔料としては黄色酸化鉄
等が、赤色顔料としてはレーキレッドC、ブリリアント
カーミン6B、ローダミン6GPTMAトーナー、ベン
ガラ等が、青色顔料としては、紺青、群青等が用いられ
る。
【0033】また、ビヒクルとしては、油、樹脂、溶
剤、及び、可塑剤等が用いられ、油としては、アマニ
油、シナキリ油等の植物油の他、加工油や鉱油等が、樹
脂としては、ロジン変成フェノール樹脂等の合成樹脂、
ギルソナイト等の天然樹脂、天然樹脂誘導体等が、溶剤
としては、テトラデカン、ペンタデカン等の高沸点石油
溶剤等が用いられ、さらに必要に応じて、アジピン酸や
セバシン酸等のエステルや塩化パラフィン等の可塑剤を
添加してもよい。
【0034】また、インク42に必要に応じて添加され
る添加剤としては、植物ろう、動物ろう、鉱物ろう、合
成ろう等のワックス、金属石鹸や有機酸等のドライヤ、
レシチン、ソルビタン脂肪酸エステル等の界面活性剤、
水素添加ヒマシ油、アルミニウム石鹸等のゲル化剤等が
挙げられる。
【0035】ここで、上記のようにインク担持体41上
に保持されたインク42を離型材32が塗布された像担
持体1の表面に接触させた場合に、像担持体1において
静電潜像が形成されていない部分にはインク42が供給
されず、静電潜像が形成された部分にだけインク42が
供給される原理についての詳細は明らかではないが、本
発明者等は以下のように推測している。 (1)まず、インク担持体41によってその表面に保持
されたインク42の層が離型材32が塗布された像担持
体1に近づき、インク担持体41の表面におけるインク
42の層が像担持体1表面の離型材32の層に接触す
る。 (2)ここで、静電潜像が形成された部分においては、
像担持体1の表面の電荷により像担持体1上の離型材3
2の層を通して、上記のインク42の表面に像担持体1
の表面の電荷とは逆極性の電荷が誘起される。このた
め、インク42の層は静電気的引力を受け、像担持体1
側に引き寄せられ離型材32の層を押し退けるようにし
て移動して、像担持体1表面に接着する。 (3)そして、インク担持体41が像担持体1から離間
して両者の間隔が所定値を越えると、静電潜像が形成さ
れた部分においては、インク42の層と像担持体1との
接着力がインク42の凝集力を上回り、これによりイン
ク42の層が所定の厚みで切断されて、像担持体1側に
インク42が残留してインク像が形成される。 (4)一方、静電潜像が形成されていない部分に接触し
たインク42の層はインク42自身の凝集力により像担
持体1側に転移することなく、離型材32の部分が切断
されてインク42がインク担持体41に引き戻される。
【0036】そして、上記のようなインク42を用いて
像担持体1の表面に静電潜像に対応したインク像を形成
するにあたり、像担持体1の移動速度や、インク担持体
41と像担持体1とが接触するニップ幅を適切に設定す
ることにより、像担持体1において静電潜像が形成され
ていない部分に対するインク42の付着が抑制されると
共に、静電潜像が形成された部分にインク42が十分に
供給されるようになった。
【0037】また、このようにインク担持体41からイ
ンク42を像担持体1に供給して静電潜像に対応したイ
ンク像を形成する場合において、インク担持体41を像
担持体1に対して強く押し付けるようにして接触させる
と、形成される画像にかぶりが発生しやすくなるため、
このインク担持体41を像担持体1に強い圧力を加えな
いようにして接触させることが好ましい。
【0038】次に、上記のようにして像担持体1の表面
に形成されたインク像を転写ローラ6によって転写紙7
上に転写させるようにした。
【0039】ここで、像担持体1の表面に形成されたイ
ンク像を転写紙7に転写させるあたっては、給紙トレイ
71に収容された転写紙7を給紙ローラ72によって給
紙し、この転写紙7を上記のようにインク像が形成され
た像担持体1と転写ローラ6との間に導き、この転写ロ
ーラ6により像担持体1の表面に形成されたインク像を
転写紙7上に圧力転写させるようにした。
【0040】そして、このようにインク像が転写された
転写紙7を搬送ベルト73により搬送させて排紙トレイ
74に排紙させる一方、転写後において像担持体1の表
面に残ったインク42をクリーニング装置8によって像
担持体1の表面から除去し、その後、除電チャージャ9
aによって像担持体1の表面を除電させるようにし、上
記のような操作を繰り返して行なうようにした。
【0041】このようにすると、転写紙7上に十分な画
像濃度を有すると共に、かぶりの発生が抑制された良好
な画像を形成することができた。
【0042】(実施形態2)この実施形態における画像
形成装置及び画像形成方法においては、図2に示すよう
に、像担持体1として、円筒状になった導電性部材1a
の表面に感光層1cが形成された電子写真用の感光体を
用い、この像担持体1の表面に潜像形成手段2によって
静電潜像を形成するにあたっては、この像担持体1の表
面を帯電装置21によって帯電させ、このように帯電さ
れた像担持体1の表面に適当な露光装置22によって画
像情報に応じた露光を行ない、像担持体1の表面に静電
潜像を形成するようにした。
【0043】そして、このように像担持体1の表面に静
電潜像を形成した後は、上記の実施形態1の場合と同様
に、離型材塗布手段3によって像担持体1の表面に非導
電性の離型材32を所定の厚みになるように塗布した。
【0044】また、インク42としては、上記の実施形
態1の場合と同様に、タック値が1以上のものを用い、
このインク42をインク現像手段4におけるインク担持
体41の表面に保持させ、このインク42を上記のよう
に離型材32が塗布された像担持体1の表面に接触させ
ると共に、この実施形態においては、このインク担持体
41に電源(図示せず)からバイアス電圧を作用させ
て、像担持体1の表面に形成された静電潜像の部分にイ
ンク42を付与し、像担持体1の表面に静電潜像に対応
したインク像を形成するようにした。
【0045】次いで、上記のようにして像担持体1の表
面に形成されたインク像を、上記の実施形態1の場合と
同様にして、転写ローラ6により転写紙7上に転写させ
る一方、転写後において像担持体1の表面に残ったイン
ク42をクリーニング装置8によって像担持体1の表面
から除去し、その後、この像担持体1の表面に対してイ
レーサーランプ9bから光を照射し、この像担持体1の
表面に残留する電位を除電させ、上記のような操作を繰
り返して画像形成を行なうようにした。
【0046】そして、この実施形態2の画像形成装置を
用いて画像形成を行なった場合も、上記の実施形態1の
画像形成装置の場合と同様に、転写紙7上にかぶりが発
生するのが抑制されると共に、十分な画像濃度を有する
良好な画像が得られるようになった。
【0047】(実験例1〜3)これらの実験例において
は、上記の実施形態1において、像担持体1として、ア
ルミニウムドラムからなる導電性部材1aの表面にポリ
アミド樹脂で構成された20μmの誘電体層1bが形成
されたものを用いる一方、放電電極2に50μmの銅線
を使用したマルチスタイラス放電電極を用いて放電を行
ない、上記の像担持体1の表面に表面電位が約−600
Vの静電潜像を形成した。
【0048】そして、このように静電潜像が形成された
像担持体1の表面に上記のオイル塗布ローラ31からシ
リコーンオイル32を塗布するにあたり、シリコーンオ
イル32として東レ・ダウコーニング・シリコーン社製
のシリコーンオイルSH200(商品名)を使用し、こ
のシリコーンオイル32を静電潜像が形成された像担持
体1の表面に約0.5μmの厚みになるように塗布し
た。
【0049】一方、インク42として、実験例1におい
ては、粘度が20000cP,タック値が10,電気抵
抗値が10-9Ω・cmのインク(T&K TOKA社
製:ベストキュアーインク)を、実験例2においては、
粘度が90000cP,タック値が0.1,電気抵抗値
が10-9Ω・cmのインク(ゲステットナー社製:CD
501)を、実験例3においては、粘度が280000
cP,タック値が80,電気抵抗値が10-9Ω・cmの
インク(T&K TOKA社製:ベストキュアーイン
ク)を用いるようにした。なお、上記の各インク42の
粘度は、E形粘度計(東京計器社製:VISCONIC
ED形)を用い、3°×R7.7コーン、0.5rp
m、25℃の測定条件の下で測定した値であり、またタ
ック値はインコメータ(豊栄精巧社製)を用い、400
rpm、23℃の測定条件で測定した値である。
【0050】そして、これらのインク42をそれぞれイ
ンク担持体41の表面に保持させ、各インク42の厚み
が約10μmになるように調整し、このように各インク
42が保持されたインク担持体41とシリコーンオイル
32が塗布された像担持体1とのニップ幅を2mm、イ
ンク担持体41と像担持体1との接触圧が線圧0.07
kg/mmになるように調整し、シリコーンオイル32
が塗布された像担持体1の表面に各インク担持体41の
表面に保持されたインク42を接触させて、像担持体1
の表面にそれぞれインク像を形成し、このように形成さ
れたインク像を上記のように転写ローラ6によってそれ
ぞれ像担持体1の表面から転写紙7上に転写させて画像
を形成するようにした。
【0051】そして、これらの実験例においては、それ
ぞれシステムスピードを変更させて画像形成を行ない、
形成された画像の評価を行なった。
【0052】ここで、形成された画像の評価を行なうに
あたっては、静電潜像が形成された画像部と静電潜像が
形成されていない非画像部とにおける画像濃度を、それ
ぞれ反射濃度計(サクラデンシトメータPDA65)を
用いて測定し、粘度が20000cP,タック値が1
0,電気抵抗値が10-9Ω・cmのインクを用いた実験
例1の結果を図3に、粘度が90000cP,タック値
が0.1,電気抵抗値が10-9Ω・cmのインクを用い
た実験例2の結果を図4に、粘度が280000cP,
タック値が80,電気抵抗値が10-9Ω・cmのインク
を用いた実験例3の結果を図5に示した。なお、これら
の図3〜図5においては、システムスピードの変化に伴
う画像部における画像濃度の変化を実線で、システムス
ピードの変化に伴う非画像部における画像濃度の変化を
破線で示した。
【0053】この結果、タック値が10のインクを用い
た実験例1のものにおいては、システムスピードが所定
の範囲において、画像部と非画像部とにおける画像濃度
の濃度差が大きくなり、この範囲におけるシステムスピ
ードで画像形成を行なった場合には、かぶりの発生がな
く十分な画像濃度を有する良好な画像が得られたのに対
して、タック値が0.1でタック値が1以下のインクを
用いた実験例2のものにおいては、システムスピードを
変化させても、非画像部における画像濃度が高く、形成
された画像におけるかぶりの発生が激しかった。
【0054】また、タック値が1以上であるが、タック
値が80と高いタック値のインクを用いた実験例3のも
のにおいては、システムスピードが増加するにつれて、
画像部における画像濃度が急激に低下し、システムスピ
ードを速くすると、十分な画像濃度を有する画像が得ら
れなかった。
【0055】また、タック値が30と、タック値が60
のインクを用いて上記のように画像形成を行なった場合
には、タック値が10のインクを用いた実験例1の場合
とほぼ同様の結果が得られた。このため、インク42と
しては、タック値が1以上であると共に80未満のイン
クを用いることが好ましかった。
【0056】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明における
画像形成装置及び画像形成方法においては、インク担持
体の表面に保持されたインクを静電潜像が形成された像
担持体の表面に接触させて、像担持体の表面に静電潜像
に対応したインク像を形成するにあたり、タック値が1
以上のインクを用いるようにしたため、静電潜像が形成
されていない像担持体の表面にインクが付着するのが抑
制され、静電潜像に対応した部分にだけインクが十分に
供給されるようになった。
【0057】この結果、この発明における画像形成装置
及び画像形成方法によると、上記のように静電潜像が形
成されていない像担持体の表面にインクがほとんど供給
されず、像担持体の表面に形成された静電潜像の部分に
だけインクが十分に供給されて、静電潜像に対応したイ
ンク像が像担持体の表面に形成され、このインク像を記
録媒体に転写させて画像形成を行なうと、記録媒体上に
かぶりが発生するということが少なく、十分な画像濃度
を有する良好な画像が得られるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態1に係る画像形成装置の概
略説明図である。
【図2】この発明の実施形態2に係る画像形成装置の概
略説明図である。
【図3】タック値が10のインクを用いた実験例1にお
いて、システムスピードの変化に伴う画像部及び非画像
部の画像濃度の変化を示した図である。
【図4】タック値が0.1のインクを用いた実験例2に
おいて、システムスピードの変化に伴う画像部及び非画
像部の画像濃度の変化を示した図である。
【図5】タック値が80のインクを用いた実験例3にお
いて、システムスピードの変化に伴う画像部及び非画像
部の画像濃度の変化を示した図である。
【符号の説明】
1 像担持体 2 潜像形成手段(放電電極) 4 インク現像手段 41 インク担持体 42 インク 7 記録媒体(転写紙)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体の表面に静電潜像を形成する潜
    像形成手段と、インク担持体の表面に保持されたインク
    を静電潜像が形成された像担持体の表面に接触させて静
    電潜像に対応したインク像を像担持体の表面に形成する
    インク現像手段とを備えた画像形成装置において、上記
    のインクとして、タック値が1以上のインクを用いたこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 像担持体の表面に静電潜像を形成する工
    程と、インク担持体の表面に保持されたインクを静電潜
    像が形成された像担持体の表面に接触させて静電潜像に
    対応したインク像を像担持体の表面に形成する工程とを
    備えた画像形成方法において、上記のインクとして、タ
    ック値が1以上のインクを用いたことを特徴とする画像
    形成方法。
JP8928097A 1997-04-04 1997-04-08 画像形成装置及び画像形成方法 Pending JPH10282794A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5995787A (en) * 1997-04-04 1999-11-30 Minolta Co., Ltd. Image forming apparatus and image forming method

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US5995787A (en) * 1997-04-04 1999-11-30 Minolta Co., Ltd. Image forming apparatus and image forming method

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