JPH1028306A - 接地開閉装置 - Google Patents

接地開閉装置

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JPH1028306A
JPH1028306A JP18051596A JP18051596A JPH1028306A JP H1028306 A JPH1028306 A JP H1028306A JP 18051596 A JP18051596 A JP 18051596A JP 18051596 A JP18051596 A JP 18051596A JP H1028306 A JPH1028306 A JP H1028306A
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JP
Japan
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contact
bus
bus bar
movable contact
movable
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JP18051596A
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English (en)
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Shinnosuke Ishida
真之助 石田
Katsutaka Sasaki
克孝 佐々木
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KOKUBU KIKI ENG KK
Hitachi Electric Systems Co Ltd
Original Assignee
KOKUBU KIKI ENG KK
Hitachi Electric Systems Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】後付けが容易で信頼性の高い接地開閉装置を提
供する。 【解決手段】接地開閉装置23は、円筒状の導体からな
る母線21の軸心Cに向かって可動接触子24を往復動
させて、可動接触子24と母線21とを接離することに
より母線21の接地または絶縁を行うものであって、可
動接触子24は、母線21の軸直角方向に軸心Cに対し
て左右に離間して配置され、 保持板41, 可動子板4
2,ばね44などから構成されて母線21の円周または
軸方向の少なくとも一方向にスライド可能に浮遊された
状態にあって母線表面の前記左右の二箇所で当接する浮
遊接触子43を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】発電機や各機器の保守・点検
時に発電機と昇圧変圧器とを結ぶ大電流母線を接地する
接地開閉装置に係り、特に、従来適当なものがなかった
ために取り付けられていない相分離絶縁母線の接地開閉
装置に好適である。
【0002】
【従来の技術】相分離絶縁母線に適用される接地開閉装
置としては、手動式または電動式のものがあるが、いず
れも比較的最近になって使用され始めたものであり、古
い相分離絶縁母線には接地開閉装置が付けられていない
ものが多い。接地開閉装置不付きの相分離絶縁母線にあ
っては、人が母線の一部に接地線を手で取付けており、
手で取付けることは不安全であるばかりでなく、付け忘
れや取外し忘れの虞れもある。このため、接地開閉装置
不付きの母線に電気的な連動が不要で後付けする手動式
の接地開閉装置が主として用いられていた。また、電動
式のものは、新規に建設される母線に対しては電気的な
他機器との連動に利点を有するが、古い母線に後付けす
るのは困難を伴うものであった。
【0003】すなわち、図7に示す従来の手動式の接地
開閉装置において、1相分の接地開閉装置63と相分離
絶縁母線としての円筒状母線21の位置関係を断面で示
している。ハンドル25による回転をウォームギア30
でピニオンギア31に伝え、ピニオンギア31は可動接
触子24の一部に設けられたラック32と噛合い、可動
接触子24を駆動する。したがって、ハンドル25の回
転によって、可動接触子24と固定接触子26とを接離
させている。27はフランジ、33は集電子、36は接
地端子である。34はガイドベアリング、35は透明カ
バーである。37は固定接触子26を母線21に固着す
るための固定接触子台、38はウォームギア30の軸
受、39はケースである。 そして、 40は各相の接地
開閉装置63を機械的に連結連動させる連結金具となっ
ている。
【0004】上記の構成において、ハンドル25の回転
により、ほぼ円筒形状の円筒状母線21(以下、母線2
1という)の表面からシース(絶縁外皮)までの距離に等
しい距離Lだけ、可動接触子24は移動する。該移動距
離Lの大きさは、約30cmと大きく、棒状の可動接触子
24の反りは極めて小さい値に抑えられる必要がある。
そのために中間ガイド20を設けていたが、それでも可
動接触子24の先端が固定接触子26と正しく嵌合する
には困難を伴っていた。正しく嵌合しない確率は低いパ
ーセントであっても、安全に直接関わるので重要であ
る。また、母線21は通常アルミ材で構成されるのでね
じ穴などを設けるのが困難であり、固定接触子台37を
介して固定接触子26を母線21に固定していた。この
ように従来の接地開閉装置にあっては、固定接触子26
を既設の母線21に取付けるのに多大の労力を要し、可
動接触子24の先端が固定接触子26に正確に嵌合しな
いことがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、上記従来技
術には、次のような課題がある。 (1)接地対象である母線に固定接触子を取付ける必要が
あり、母線は通常アルミで構成されているのでねじを切
ることが困難で、かつ、母線は既に取付けられたもので
あるから内部に手や工具を入れられず、固定接触子の取
付けが難しい。
【0006】(2)接地開閉装置は絶縁母線のシースに取
付けられ、ハンドルにより駆動された可動接触子が母線
に取付けられた固定接触子に向って移動するが、移動距
離(L)が約30cmと比較的大きく、固定接触子と可動接
触子が正しく嵌合接触せず不確実接地の虞れがある、な
どに課題があった。
【0007】したがって、本発明の目的は、上記課題を
解決し、後付けが容易で信頼性の高い接地開閉装置を提
供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、円筒状導体
からなる母線の軸心に向かって可動接触子を往復動さ
せ、該可動接触子と前記母線とを接離することにより、
前記母線の接地または絶縁を行う接地開閉装置におい
て、前記可動接触子は、前記母線の軸直角方向に前記軸
心に対して左右に離間して配置され、前記母線の円周ま
たは軸方向の少なくとも一方向にスライド可能に構成さ
れて、前記母線表面の前記左右の二箇所で当接する浮遊
接触子を有することにより達成される。
【0009】また、上記目的を達成する接地開閉装置の
他の特徴は、シースと円筒状の母線とからなる絶縁母線
系の該シースに取り付けられて、固定接触子としての前
記母線の軸心に向けて往復動させられて当該母線に接離
する可動接触子を含み、前記母線の接地または絶縁を行
う接地開閉装置において、前記可動接触子は、当該可動
接触子の接離側の先端部に、自由に可動する浮遊接触子
を保持し且つ該浮遊接触子が前記母線に当接したときの
前記軸心に対する前記浮遊接触子のずれを吸収する吸収
手段と、該ずれ吸収後に前記浮遊接触子を前記母線に押
圧する押圧手段とを有するにある。
【0010】本発明によれば、片一方の可動接触子に設
けた軸心に対して左右に離間して配設した浮遊接触子が
押圧力によって自己位置修正作用を行うので、後付けが
容易で、かつ安定した確実な接地が得られる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1〜図6を参照し説明する。尚、図7と同一部分
については同一符号を付して、重複説明は省略する。図
1は、本発明による一実施例の接地開閉装置を示す断面
図である。図2は、図1の接地開閉装置の可動接触子先
端部を示す拡大図である。図3は、本発明による他の実
施例の接地開閉装置の可動接触子先端部を示す拡大図で
ある。尚、図2(a)及び図3(a)は正面断面図、図2
(b)及び図3(b)は側面断面図である。図1〜図3を同
時に参照して説明する。
【0012】本発明による手動式の接地開閉装置の特徴
は、図7に示す従来技術の固定接触子26などを無くし
て母線21自体に固定接触子26を代替させ、片一方の
可動接触子24のみにて母線21に対して接離させる。
そして、可動接触子24の先端部に設けた2個の浮遊接
触子としての接触子43を母線21に確実に接地させる
よう、該接触子43に母線21の表面上にて自己位置修
正作用を行わせる。と同時に、押付力との相乗効果で母
線21表面の酸化皮膜を破り、電気的にも安定した接触
を行わせる点にある。
【0013】図1に示す自己位置修正作用を有する2個
の接触子43を先端部に有する可動接触子24を採用し
た接地開閉装置23は、図7に示した接地開閉装置63
とは異なり、固定接触子26,固定接触子台37が無
く、加えて可動接触子24の中間ガイド20も不要とし
た構造であり、代わりに可動接触子24の接離側の先端
部に、保持板41,可動子板42,浮遊接触子としての
接触子43,ばね44,ストッパー46等を設けた構造
のものである。
【0014】すなわち、図1〜図2に示す接地開閉装置
23では、可動接触子24の先端部に保持板41が固着
され、該保持板41に、ばね44,ヘッド45,ガイド
48を介して、可動子板42と該可動子板42の片面に
設けられた半球状または球状の接触子43とが保持され
ている。換言すれば、接触子43は、ばね44の弾性力
を介して可動接触子先端部に浮遊保持された状態となっ
ている。一方、可動接触子24の先端部には、接触子4
3のスライド量、即ち、ばね44の圧縮方向のたわみ量
を規定するための、且つ、接触子43を母線21の表面
に押圧するためのストッパー46が保持されている。そ
して、保持板41と可動子板42とはリード線47で電
気的に連結されている。ヘッド45は、ばね44の引張
力に抗するストッパである。
【0015】なお、図1〜図3に示す実施例では、母線
21の軸心Cに対して左右に離間して母線21の表面に
当接するように配置された二箇所の接地部位に対し、一
箇所につき1個ずつの合計2個の接触子43を設けてい
る。軸心Cに対して左右一箇所ずつの接地部位につき1
個ずつの合計2個の接触子43を設けることが、確実で
安定した接地を確保する点から望ましいと言える。しか
し、一箇所につき1個ずつの合計2個に限定されるもの
ではなく、一箇所の接地部位につき複数個の接触子43
を設けても可であり、これについては後述する。
【0016】上記構成の動作は次の通りである。例え
ば、図3の下方方向に、即ち矢印で示す押圧力Fの方向
に可動接触子24が駆動されて、可動接触子24の先端
部に位置する接触子43が母線21に接したときに、2
つの接触子43の中心(C’)が母線21の軸心(C)に対
して若干のずれ(d1)を生じていたとする。 この場合、
先に接触した片方の接触子43において生じる押圧力F
の分力Fh によって、浮遊している接触子43が母線2
1の円周方向(S方向)にスライドし、両方の接触子43
は安定した位置に落着こうと自己位置修正作用を実行す
る。
【0017】さらに、図3(b)と図3(c)に示すよう
に、接触子43が母線21の軸方向にずれても、2つの
接触子43が母線21に接すると、上記の場合と同じく
押圧力Fによって、中心間の若干のずれ(d2)に基づく
ねじり力Fgが生じ、軸方向(W方向)にもスライド(回
転)して、両方の接触子43は自己位置修正作用で安定
した位置に落着こうとする。
【0018】そして、両方の接触子43が自己位置修正
作用で安定した位置に落着いた後において、ストッパー
46が接触子43を保持する可動子板42に当接し、ス
トッパー46から可動子板42を介して伝わった押圧力
Fによって、接触子43は母線21の表面に強く押圧さ
れる。すなわち、押付力F(分力Fi)とスライド動作に
よる擦傷力(分力Fiの摩擦力)の相乗効果で、母線21
の表面に発生する酸化皮膜を機械的に破壊し、電気的に
安定した接触を行わせるものである。尚、適切な自己位
置修正作用が得られるように、ばね44の圧縮方向のた
わみ量、即ち、接触子43のスライド量(または、ワイ
ピング量)は、ストッパー46によって適正に規制され
ることが望まれる。
【0019】したがって、本発明の特徴は、片一方の可
動接触子24のみにて母線21に対して接離させる構成
として、後付けを容易にする点と、半球状の接触子43
を、母線21の軸方向の直角方向に軸心(C)に対して左
右の二箇所の接地部位に離間して浮遊させ、押圧力F
(分力Fh)による自己位置修正作用を得て、接触子43
と母線21とを当接させる構成として、確実な接地を得
る点にある。
【0020】換言すれば、本発明の接地開閉装置は、当
該接地開閉装置が保有する可動接触子24の接離側の先
端部に、自由に可動する接触子43を保持し、かつ、該
接触子43が母線21に当接したときの母線21の軸心
に対する接触子43のずれを吸収する吸収手段と、該ず
れ吸収後に接触子43を母線21に押圧する押圧手段と
を備えるものであるとも言える。そして、吸収手段は、
保持板41と、接触子43を保持する可動子板42と、
ばね44と、ヘッド45と、ガイド48とに該当し、押
圧手段は、可動子板42及びストッパー46に該当す
る。
【0021】ところで、円筒状の母線21に当接しなが
ら円周方向または軸方向にスライドする接触子43の先
端形状は、自己位置修正作用を円滑に行うために点接触
が望ましく、すなわち、半球状または球状であることが
望ましいと言える。そして、先端形状が半球状または球
状である場合に、最も効果的に自己位置修正作用が行わ
れることが確められている。また、 ストッパー46を
銅合金,硬銅等の良導体で構成すれば、 ストッパー4
6を介して可動子板42と保持板41との間の電気導通
が得られるので、リード線47は省略しても可であり、
構成の簡素化に結び付く利点がある。
【0022】一方、図3(c)は、図3の実施例の接地開
閉装置の可動接触子先端部が有する保持板を示す平面図
である。図3(c)に示した実施例では、保持板41に設
けられてガイド48と嵌合する案内溝61が、対称の長
穴溝形状に構成されている例を示している。即ち、案内
溝61に沿ってガイド48が、ねじり力Fg によってW
方向に移動し、前述した円周方向とこの軸方向(W方向)
に接触子43がスライドすることによって安定した位置
に落着き、かつ、母線21表面の僅かな酸化皮膜は破壊
され、接触子43は母線21上に、機械的ならびに電気
的に確実で安定した接地を行うことが可能となる。
【0023】次に、図4〜図5において、本発明による
接地開閉装置が利用されるシステム構成について説明す
る。図4は、図1の接地開閉装置の母線への取付け状態
を示す断面図である。図5は、図1の接地開閉装置が用
いられる発電機主回路の代表的なシステム構成を示す単
線接続図である。
【0024】まず、図5において、発電機1で生じた電
気は、主変圧器2によって高電圧、例えば500kVなど
に昇圧されて高電圧母線11を介して消費地へ向けて送
り出される。3,4は発電機1と主変圧器2間の電路の
開閉に関与する遮断器および断路器である。上記の電路
の電圧は12〜24kVが多く用いられ、電圧に比べて電
流が2万アンペアを越えるなどと大電流であるのが特徴
である。そして、発電機1と主変圧器2間の電路には、
円筒状導体としてのアルミ円筒材などを用いた相分離絶
縁母線が使用されることが多い。5,6は主変圧器2に
よって昇圧された電流を開閉する高圧遮断器および高圧
断路器である。また、7,8は所内母線12へ電力を供
給するための所内変圧器および所内遮断器である。
【0025】そして、発電機1や主変圧器2を保守点検
する際に、遮断器3,断路器4を開放するだけでなく、
チャージされた充電電荷をも放電する必要がある。その
ために、本発明による接地開閉装置23が用いられる。
【0026】次に、図4に示す相分離絶縁母線と接地開
閉装置の取付け状態において、相分離絶縁母線は、母線
21とそれを取り巻くシース22とから成る。そして、
該シース22の一部を開口加工して設けられたフランジ
27に接地開閉装置23が後付け固定されるものであ
る。
【0027】すなわち、 フランジ27に後付け固定さ
れた接地開閉装置23の可動接触子24は、手動ハンド
ル25およびウォームギア30などによって上下方向に
駆動され、母線21上に直接当接して大地13,14と
の間を接離することにより、母線21とそれに連なる機
器との接地を行うものである。28は接地線、29は相
間連結線を示している。接地線28は接地端子36,集
電子33を通じて可動接触子24と電気的に連結してい
る。電路が3相の場合であれば、通常、接地開閉装置2
3も3台使用されるので、 相互に電気的に連結して置
くと 大地13,14との連結は1台の接地開閉装置2
3の一箇所のみで可となり、 相間連結線29はそのた
めに用いられるものである。
【0028】図6は、本発明によるもう一つ別の実施例
の接地開閉装置の可動接触子先端部を示す拡大図であ
る。図6(a)は正面断面図、図6(b)は側面断面図であ
る。自己位置修正作用を行う浮遊接触子の別の実施例を
示している。図において、可動接触子24の先端部に固
定された保持板51に、板ばね52がリベットまたはね
じなどの固着具55により固着されている。そして、板
ばね52は、可動接触子24の移動最下降点近傍の母線
21に接触する先端内側に、軸心Cに対して左右に離間
して母線表面に当接するように二箇所に分かれて配置さ
れた、複数個の接触子53を有する。
【0029】可動接触子24が軸心Cに向かって移動
し、母線21に片方の接触子53がずれて接触すると、
押圧力Fにより、先に接触した接触子53は該ずれと反
対の円周方向(S方向)へスライドし、両方の接触子53
が安定する位置にて母線21と接する。すなわち、板ば
ね52の弾性によって、ストッパー56が母線21に当
接するまで、ワイピング動作を行う構成となっている。
換言すれば、接触子53は、板ばね52の弾性力で浮遊
保持された状態となっている。 なお、図6(b)に示す
ように本実施例では、4ヶ所(左右)にスリット59を入
れ、軸心Cに対して左右に離間して母線表面に当接する
ように配置された二箇所に対して、一箇所につき3個ず
つの合計6個の接触子53を設けている。
【0030】本実施例の接地開閉装置は、起こり得る全
てのケースを考慮して流れる電流が十分に小さいことが
分っている場合に、図1のばね44による弾性力によっ
て浮遊保持された接触子43を有する可動接触子先端部
に代えて、ばね特性と導電性とを併せ持つ燐青銅板など
からなる板ばね52の弾性力によって浮遊保持された接
触子53を有する可動接触子先端部にて構成する簡略化
構造のものである。
【0031】本実施例の場合は、流れる電流に基づく熱
によって板ばね52の弾性が劣化しない部材を採用する
ことが望ましい。また、可動接触子先端部に位置する接
触子のスライドは、主に母線の円周方向スライドのみと
なる。しかし、図6(b)に示すスリット59を板ばね5
2に設ければ、若干の軸方向スライドが可能となる。な
お、本実施例では、吸収手段と押圧手段とは一体となっ
ており、吸収手段及び押圧手段は、保持板51,接触子
53を保持する板ばね52,固着具55,ストッパー5
6に該当する。そして、ストッパー56は、可動接触子
24の移動、すなわち接触子53のスライドを規制し、
ずれ吸収後に接触子53を母線21に所定の押圧力で押
圧するようにする機能を有している。
【0032】換言すれば、本発明による接地開閉装置
は、絶縁母線系のシースに固定した接地開閉装置駆動部
より、固定接触子となる円筒状母線導体に向けて送り出
される可動接触子は、当該可動接触子の先端に固着した
状態で、母線導体を跨ぐ形で展開する開口部を有する
(さらに、母線導体の円周方向にスリットを有しても可
である)ばね特性と導電性とを併せ持つ燐青銅板等から
なる弾性体を有し、該弾性体は、当該弾性体の母線導体
に接触する開口部の両側先端に浮遊した状態で、母線導
体に触れてからストッパーによる機械的停止に至るま
で、円周方向をワイピングすることによって電気的に安
定した接触を確保することが可能な2つの接触子を有し
てなる構成の接地開閉装置である。したがって、母線導
体側または可動接触子自体に固定接触子を有しない接地
開閉装置である。上記図4の構成と動作によって、図1
〜図3に示した接触子43と同様に、母線21表面上の
酸化皮膜を破壊し、安定した接触を確保することができ
る。なお、図1〜図4の本実施例は手動式の接地開閉装
置で説明したが、本発明を電動式にも適用できることは
言うまでもない。
【0033】以上、実施例を纏めると次の通りである。
円筒状の母線導体と所定の間隔をおいて母線導体を取り
巻く同様に円筒状のシースから成る絶縁母線系におい
て、シースに固定された接地開閉装置から母線導体に向
って可動接触子を送り出し、固定接触子の役割をする母
線導体と接離せしめることにより母線の接地または絶縁
を行い、可動接触子は、母線導体の円筒方向に2点の接
触点を有し、ばね等により伸縮可能とされ、保持板に設
けられた案内溝により若干の回転方向の動きが可能で、
円筒状母線との接触時に母線の円周方向または/および
軸方向に、最も安定した接触を行うよう自己位置修正作
用を行い、ばね等による押付力との相乗効果により母線
上の薄い酸化皮膜を破って電気的ならびに機械的に安定
した接触を行うようにした接地開閉装置である。
【0034】換言すれば、固定接触子をなくし、円筒状
母線自体に固定接触子の役割をさせることにより〔従来
の技術〕の項で述べた(1),(2)の不都合は解決される
が、可動接触子と円筒状母線をいかに機械的ならびに電
気的に確実に接触させるかが課題となる。機械的には、
円筒状母線の中心軸を跨ぐ形で配置された可動接触子先
端部の球状接点が円筒状母線の円周方向および軸方向に
僅かにスライドすることにより位置の自己位置修正作用
を行い、電気的にはこのスライド動作とばねによる押付
力との相乗効果により円筒状母線表面に生じた薄い酸化
皮膜を破壊して安定した接触を行う。適正なスライド動
作を行わせるには、可動接触子先端部は針状やエッジを
有する棒状では不可で、球状接点が最も有効である。ま
た可動接触子のばね力による圧縮すなわちワイピングの
量を規定するストッパーを比較的機械的強度も大きく銅
合金などの良導体金属で構成することにより、先端可動
部を電気的に保持板と連結しているリード線を省くこと
が可能であるようにした接地開閉装置である。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、既設の円筒状母線には
取付困難であった固定接触子を無くし自ら自己位置修正
作用を行って安定した位置に可動接触子が落ち付くの
で、取付けが極めて容易で接合が確実であり同時に円筒
状母線上の酸化皮膜も取除けて、機械的ならびに電気的
に安定した接触が得られる。
【0036】すなわち、(1)可動接触子が固定接触子に
正しく嵌合しない危険性を除去し、自己位置修正作用で
機械的に安定した接触を行うと共に、押圧された球状の
接触子が円筒状母線上を規定量だけスライドし、薄い酸
化皮膜等の破壊・除去を行うので電気的にも確実な接触
を行うことができる、(2)押圧された可動接触子の先端
に可動子板,ばね,保持板,ガイドなどによって保持さ
れた接触子は先端部が球状に構成されているため、円筒
状母線の円周方向,軸方向の両方向を効果的にスライド
でき、可動接触子のワイピング量を規定するストッパー
は硬銅または銅合金で構成されるのでリード線も不要と
なる、(3)固定接触子をなくし、固定接触子の役割を円
筒状母線自体が行うので、固定接触子台などが不要で、
固定接触子取付け作業も不要となるほか、可動接触子の
反りを防ぐために設けられていた中間ガイドも不要とな
ったことにより、装置の材料費・組立加工費の両方を大
幅に低減できる、などの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施例の接地開閉装置を示す断
面図である。
【図2】図1の接地開閉装置の可動接触子先端部を示す
拡大図である。
【図3】本発明による他の実施例の接地開閉装置の可動
接触子先端部を示す拡大図である。
【図4】図1の接地開閉装置の母線への取付け状態を示
す断面図である。
【図5】図1の接地開閉装置が用いられる発電機主回路
の代表的なシステム構成を示す単線接続図である。
【図6】本発明によるもう一つ別の実施例の接地開閉装
置の可動接触子先端部を示す拡大図である。
【図7】従来の接地開閉装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1…発電機、2…主変圧器、3…遮断器、4…断路器、
5…高圧遮断器、6…高圧断路器、7…所内変圧器、8
…所内遮断器、11…高電圧母線、12…所内母線、1
3,14…大地、20…中間ガイド、21…円筒状母
線、22…シース、23,63…接地開閉装置、24…
可動接触子、25…手動ハンドル、26…固定接触子、
27…フランジ、28…接地線、29…相間連結線、3
0…ウォームギア、31…ピニオンギア、32…ラッ
ク、33…集電子、34…ガイドベアリング、35…透
明カバー、36…接地端子、37…固定接触子台、38
…軸受、39…ケース、40…連結金具、41,51…
保持板、42…可動子板、43,53…接触子、44…
ばね、45…ヘッド、46,56…ストッパー、47…
リード線、48…ガイド、52…板ばね、55…固着
具、59…スリット、61…案内溝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒状導体からなる母線の軸心に向かって
    可動接触子を往復動させ、該可動接触子と前記母線とを
    接離することにより、前記母線の接地または絶縁を行う
    接地開閉装置において、 前記可動接触子は、前記母線の軸直角方向に前記軸心に
    対して左右に離間して配置され、前記母線の円周または
    軸方向の少なくとも一方向にスライド可能に構成され
    て、前記母線表面の前記左右の二箇所で当接する浮遊接
    触子を有することを特徴とする接地開閉装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記浮遊接触子は、銅
    合金等の良導体からなるストッパーにより当該浮遊接触
    子の前記スライドが規制されることを特徴とする接地開
    閉装置。
  3. 【請求項3】シースと円筒状の母線とからなる絶縁母線
    系の該シースに取り付けられて、固定接触子としての前
    記母線の軸心に向けて往復動させられて当該母線に接離
    する可動接触子を含み、前記母線の接地または絶縁を行
    う接地開閉装置において、 前記可動接触子は、当該可動接触子の接離側の先端部
    に、 自由に可動する浮遊接触子を保持し且つ該浮遊接触子が
    前記母線に当接したときの前記軸心に対する前記浮遊接
    触子のずれを吸収する吸収手段と、 該ずれ吸収後に前記浮遊接触子を前記母線に押圧する押
    圧手段とを有することを特徴とする接地開閉装置。
  4. 【請求項4】請求項1または請求項3において、前記浮
    遊接触子の先端形状は、半球状または球状であることを
    特徴とする接地開閉装置。
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JP2007312507A (ja) * 2006-05-18 2007-11-29 Mitsubishi Electric Corp スイッチギヤ
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CN120015406A (zh) * 2025-02-21 2025-05-16 济南圣通电力线缆有限公司 一种耐弯折的高压电缆

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