JPH10284941A - 周波数補正機能を有する圧電発振器 - Google Patents
周波数補正機能を有する圧電発振器Info
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- JPH10284941A JPH10284941A JP9816697A JP9816697A JPH10284941A JP H10284941 A JPH10284941 A JP H10284941A JP 9816697 A JP9816697 A JP 9816697A JP 9816697 A JP9816697 A JP 9816697A JP H10284941 A JPH10284941 A JP H10284941A
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- voltage
- temperature
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- Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)
- Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の水晶発振器は熱衝撃、エージング等で
その発振周波数が所定範囲を越えて変化した場合、これ
を補正する手段を備えていないという欠点があった。本
発明はこの欠点を改善し外部基準周波数に同期し、常に
発振周波数を高精度に保持する水晶発振器を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 電圧制御温度補償水晶発振器、オペアン
プ、A/Dコンバータ、D/Aコンバータ、ラッチ回
路、EE−PROM、RAM、NANDから構成される
回路であり、外部の基準周波数に同期し且つ、この状態
を記憶することを特徴とする周波数補正装置付温度補償
水晶発振器である。
その発振周波数が所定範囲を越えて変化した場合、これ
を補正する手段を備えていないという欠点があった。本
発明はこの欠点を改善し外部基準周波数に同期し、常に
発振周波数を高精度に保持する水晶発振器を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 電圧制御温度補償水晶発振器、オペアン
プ、A/Dコンバータ、D/Aコンバータ、ラッチ回
路、EE−PROM、RAM、NANDから構成される
回路であり、外部の基準周波数に同期し且つ、この状態
を記憶することを特徴とする周波数補正装置付温度補償
水晶発振器である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば網同期装置や
携帯電話端末等に用いられる水晶発振器に関し、特に周
波数補正機能を付加し発振周波数を安定化した周波数補
正装置付圧電発振器に関する。
携帯電話端末等に用いられる水晶発振器に関し、特に周
波数補正機能を付加し発振周波数を安定化した周波数補
正装置付圧電発振器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、圧電発振器例えば、水晶発振器の
周波数安定度の向上、小型化、価格低減等はめざましい
ものがあり、網同期装置や携帯電話端末等の普及に大い
に貢献している。通信機器の基準周波数源として用いら
れる水晶発振器の出力周波数は種々の要因で変化する
が、周囲温度、電源電圧及び出力負荷等の条件変化によ
る周波数変動については、これに対応する手段を講ずる
ことができる。例えば温度変化に関しては水晶発振器に
温度補償回路を付加すれば、温度変化による周波数変化
を所望値の範囲におさめることができる。
周波数安定度の向上、小型化、価格低減等はめざましい
ものがあり、網同期装置や携帯電話端末等の普及に大い
に貢献している。通信機器の基準周波数源として用いら
れる水晶発振器の出力周波数は種々の要因で変化する
が、周囲温度、電源電圧及び出力負荷等の条件変化によ
る周波数変動については、これに対応する手段を講ずる
ことができる。例えば温度変化に関しては水晶発振器に
温度補償回路を付加すれば、温度変化による周波数変化
を所望値の範囲におさめることができる。
【0003】温度補償水晶発振器(以下、TCXOと称
す)は発振ループの負荷容量が変化すると発振周波数が
変動するという周知の現象を利用して、水晶振動子固有
の温度−周波数特性変動を相殺するように前記負荷容量
を温度変化に対して制御するものであって、大きく分け
て3の補償方法がある。第1は直接型補償と称される方
法であって、図4(a)に示すように補償回路を水晶振
動子と直列に接続したものである。一般的に、補償回路
は温度センサ(サーミスタ等)とコンデンサとを並列に
接続したものを基本構成とする高温部補償回路と低温部
補償回路を直列に接続したものであり構成が単純で、小
型化が容易であることから、携帯電話等の分野で広く用
いられている。第2は間接型補償と称される方法であっ
て、図4(b)に示すように可変容量ダイオードを水晶
振動子と直列に接続すると共に、補償回路を高周波阻止
抵抗Rを介して可変容量ダイオードの両端に接続したも
のである。この方法はサーミスタと抵抗とで構成される
補償回路において発生する直流電圧を前記高周波阻止抵
抗Rを介して上記可変容量ダイオードDに加えることに
より、その回路の周波数変化量が水晶振動子のみの温度
特性と逆特性になるようにすることにより、水晶発振器
の温度特性を補償を行うものである。第3はディジタル
型補償と称されている方法であって、図5に示すように
第2の補償方法で示した補償回路を温度センサ、半導体
メモリ、A/Dコンバータ、D/Aコンバータ等を用い
てディジタル的に処理する補償方式である。これらTC
XOにより、現用の携帯電話システムの端末機用の基準
周波数源に要求されている周波数安定度(温度範囲-25
〜75℃で±2〜2.5ppm)が実現されている。
す)は発振ループの負荷容量が変化すると発振周波数が
変動するという周知の現象を利用して、水晶振動子固有
の温度−周波数特性変動を相殺するように前記負荷容量
を温度変化に対して制御するものであって、大きく分け
て3の補償方法がある。第1は直接型補償と称される方
法であって、図4(a)に示すように補償回路を水晶振
動子と直列に接続したものである。一般的に、補償回路
は温度センサ(サーミスタ等)とコンデンサとを並列に
接続したものを基本構成とする高温部補償回路と低温部
補償回路を直列に接続したものであり構成が単純で、小
型化が容易であることから、携帯電話等の分野で広く用
いられている。第2は間接型補償と称される方法であっ
て、図4(b)に示すように可変容量ダイオードを水晶
振動子と直列に接続すると共に、補償回路を高周波阻止
抵抗Rを介して可変容量ダイオードの両端に接続したも
のである。この方法はサーミスタと抵抗とで構成される
補償回路において発生する直流電圧を前記高周波阻止抵
抗Rを介して上記可変容量ダイオードDに加えることに
より、その回路の周波数変化量が水晶振動子のみの温度
特性と逆特性になるようにすることにより、水晶発振器
の温度特性を補償を行うものである。第3はディジタル
型補償と称されている方法であって、図5に示すように
第2の補償方法で示した補償回路を温度センサ、半導体
メモリ、A/Dコンバータ、D/Aコンバータ等を用い
てディジタル的に処理する補償方式である。これらTC
XOにより、現用の携帯電話システムの端末機用の基準
周波数源に要求されている周波数安定度(温度範囲-25
〜75℃で±2〜2.5ppm)が実現されている。
【0004】一方、最近の携帯電話システムでは端末機
用の基準周波数源として更に高い周波数安定度(例えば
±0.2ppm )が要求されている。この要求を満たすため
に、従来携帯電話端末の基準周波数源として電圧制御機
能を備えたTCXO(VC−TCXOと称する)を用
い、基地局から発射される高安定な信号の周波数に前記
VC−TCXOの出力を同期させることにより、通信時
の携帯電話端末の基準周波数源の周波数安定度を極めて
高く保つ方法が用いられている。ここで、VC−TCX
Oを説明する前に電圧制御水晶発振器(VCXO)につ
いて少し触れておく。図6に示す発振回路は電圧制御水
晶発振器の一例であり、水晶振動子と増幅器との発振ル
ープ中に可変容量ダイオードCDを挿入し、その一端を
高周波阻止抵抗Rを介して端子a、他端を端子bに接続
したものである。制御入力端子a、b間に印加される電
圧Vによって可変容量ダイオードCDの両端に現れる容
量が変化すること及び発振ループの負荷容量が変化する
と発振周波数が変動することを利用して回路の発振周波
数を制御する水晶発振器である。VC−TCXOはTC
XOにVCXOの機能を付加したものであって、図7は
従来のVC−TCXOの一例を示す構成図である。即
ち、この例に示すVC−TCXOは感温素子部31、温
度補償電圧発生部32及び可変容量ダイオードD1とか
ら構成される温度補償回路Temと、水晶振動子Y1、
増幅部及び外部信号電圧を印加する可変容量ダイオード
D2から成るVCXOとから構成される。
用の基準周波数源として更に高い周波数安定度(例えば
±0.2ppm )が要求されている。この要求を満たすため
に、従来携帯電話端末の基準周波数源として電圧制御機
能を備えたTCXO(VC−TCXOと称する)を用
い、基地局から発射される高安定な信号の周波数に前記
VC−TCXOの出力を同期させることにより、通信時
の携帯電話端末の基準周波数源の周波数安定度を極めて
高く保つ方法が用いられている。ここで、VC−TCX
Oを説明する前に電圧制御水晶発振器(VCXO)につ
いて少し触れておく。図6に示す発振回路は電圧制御水
晶発振器の一例であり、水晶振動子と増幅器との発振ル
ープ中に可変容量ダイオードCDを挿入し、その一端を
高周波阻止抵抗Rを介して端子a、他端を端子bに接続
したものである。制御入力端子a、b間に印加される電
圧Vによって可変容量ダイオードCDの両端に現れる容
量が変化すること及び発振ループの負荷容量が変化する
と発振周波数が変動することを利用して回路の発振周波
数を制御する水晶発振器である。VC−TCXOはTC
XOにVCXOの機能を付加したものであって、図7は
従来のVC−TCXOの一例を示す構成図である。即
ち、この例に示すVC−TCXOは感温素子部31、温
度補償電圧発生部32及び可変容量ダイオードD1とか
ら構成される温度補償回路Temと、水晶振動子Y1、
増幅部及び外部信号電圧を印加する可変容量ダイオード
D2から成るVCXOとから構成される。
【0005】図7に示すVC−TCXOは周囲温度を感
温素子部31が感知し、その時の温度に応じて温度補償
電圧発生部32から発生した電圧が可変容量ダイオード
D1に印加され、水晶振動子の温度を相殺して常にほぼ
一定の周波数を発生する。更に水晶振動子と直列に接続
された可変容量ダイオードD2に、外部の基準信号に同
期するように電圧VAFCを印加することによりVC−T
CXOの発振周波数は外部基準信号と同等の精度の周波
数安定度が得られる。また、前記電圧VAFCはチャネル
周波数を切り替える目的に利用することも多い。
温素子部31が感知し、その時の温度に応じて温度補償
電圧発生部32から発生した電圧が可変容量ダイオード
D1に印加され、水晶振動子の温度を相殺して常にほぼ
一定の周波数を発生する。更に水晶振動子と直列に接続
された可変容量ダイオードD2に、外部の基準信号に同
期するように電圧VAFCを印加することによりVC−T
CXOの発振周波数は外部基準信号と同等の精度の周波
数安定度が得られる。また、前記電圧VAFCはチャネル
周波数を切り替える目的に利用することも多い。
【0006】本発明の理解を助けるため、国内で運用さ
れている携帯電話システムの携帯電話端末に用いられて
いる電圧制御機能付温度補償型水晶発振器の周波数補正
機能について説明する。この携帯電話システムでは基地
局と携帯電話端末との間の通信に際し、現用のTCXO
の周波数安定度(温度範囲-20〜+75℃で±2.0 〜±2.5p
pm)を超える高精度な周波数安定度(約±0.2ppm)を必
要とするため、携帯電話端末内の基準周波数源として電
圧制御機能を備えたTCXOを用いることにより、携帯
電話端末の基準周波数(従ってキャリア周波数も)を基
地局から発射される周波数に同期させている。端末機の
基準周波数を基地局の周波数に同期する機能を一般にA
FC機能と称しており、通信時の携帯電話端末の基準周
波数の精度は極めて高く保たれている。
れている携帯電話システムの携帯電話端末に用いられて
いる電圧制御機能付温度補償型水晶発振器の周波数補正
機能について説明する。この携帯電話システムでは基地
局と携帯電話端末との間の通信に際し、現用のTCXO
の周波数安定度(温度範囲-20〜+75℃で±2.0 〜±2.5p
pm)を超える高精度な周波数安定度(約±0.2ppm)を必
要とするため、携帯電話端末内の基準周波数源として電
圧制御機能を備えたTCXOを用いることにより、携帯
電話端末の基準周波数(従ってキャリア周波数も)を基
地局から発射される周波数に同期させている。端末機の
基準周波数を基地局の周波数に同期する機能を一般にA
FC機能と称しており、通信時の携帯電話端末の基準周
波数の精度は極めて高く保たれている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
水晶発振器においては該発振器を装置に実装する際のリ
フロ−等による水晶振動子の熱衝撃やエージング等によ
り、その周波数の変化は避けられず、このような水晶振
動子を組み込んだ上述のTCXO、VCXO、VC−T
CXO等は発振周波数がズレることになる。そのため従
来熱衝撃による周波数のズレを補正するため周波数調整
回路、例えば発振ループにトリマーコンデンサ等を挿入
して再調整していたが、トリマーを回すという調整工程
が必要となり、製造コストが上昇するという問題があっ
た。また、エージングによる周波数の経年変化は製造時
の調整では如何ともしがたく、ユーザーによるメンテナ
ンスが必要になるという欠点があった。本発明は上記問
題を解決するためになされたものであって、水晶発振器
自体にに自動周波数補正機能を付加することにより、組
立後の再調整の必要性を小さくすると共にユーザーによ
るメンテナンスを不要とし、経年変化に対しても周波数
安定度が極めて高い周波数補正装置付VCXOまたは周
波数補正装置付VC−TCXOを提供することを目的と
する。
水晶発振器においては該発振器を装置に実装する際のリ
フロ−等による水晶振動子の熱衝撃やエージング等によ
り、その周波数の変化は避けられず、このような水晶振
動子を組み込んだ上述のTCXO、VCXO、VC−T
CXO等は発振周波数がズレることになる。そのため従
来熱衝撃による周波数のズレを補正するため周波数調整
回路、例えば発振ループにトリマーコンデンサ等を挿入
して再調整していたが、トリマーを回すという調整工程
が必要となり、製造コストが上昇するという問題があっ
た。また、エージングによる周波数の経年変化は製造時
の調整では如何ともしがたく、ユーザーによるメンテナ
ンスが必要になるという欠点があった。本発明は上記問
題を解決するためになされたものであって、水晶発振器
自体にに自動周波数補正機能を付加することにより、組
立後の再調整の必要性を小さくすると共にユーザーによ
るメンテナンスを不要とし、経年変化に対しても周波数
安定度が極めて高い周波数補正装置付VCXOまたは周
波数補正装置付VC−TCXOを提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る周波数補正装置付温度補償水晶発振器の
請求項1記載の発明は、制御電圧に応じて周波数が変化
する電圧制御型圧電発振器において、前記供給電圧に関
する情報を記憶する記憶手段を設け、発振が停止し再起
動する際に前記記憶手段に記憶された情報を読み出し該
情報に対応するよう供給電圧を制御することを特徴とす
る周波数補正機能を有する圧電発振器である。請求項2
記載の発明は、請求項1記載の圧電発振器で外部の基準
発振周波数に同期しこの状態を前記記憶手段に記憶する
ことを特徴とする周波数補正機能を有する圧電発振器で
ある。
に本発明に係る周波数補正装置付温度補償水晶発振器の
請求項1記載の発明は、制御電圧に応じて周波数が変化
する電圧制御型圧電発振器において、前記供給電圧に関
する情報を記憶する記憶手段を設け、発振が停止し再起
動する際に前記記憶手段に記憶された情報を読み出し該
情報に対応するよう供給電圧を制御することを特徴とす
る周波数補正機能を有する圧電発振器である。請求項2
記載の発明は、請求項1記載の圧電発振器で外部の基準
発振周波数に同期しこの状態を前記記憶手段に記憶する
ことを特徴とする周波数補正機能を有する圧電発振器で
ある。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面に示した実施の
形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明を温度補
償型VCXOに適用したVCTCXOの構成原理と動作
を総括的に説明するためのブロック図である。本発明の
周波数補正機能を有する圧電発振器は図3に示すように
圧電発振部20−1と、温度補償部20−2と、電圧供
給部21と、監視部、具体てきには周囲温度が温度補償
範囲にあるか否かを監視する監視部22と、初期電圧設
定部23とからなる。各ブロックについて夫々に含まれ
る基本的機能について説明すると、発振部20−1には
増幅器と水晶振動子及び可変容量ダイオードを含み、既
によく知られているように前記可変容量ダイオードの両
端電圧を制御することによって発振周波数をコントロー
ルするものである。温度補償部20−2は、例えば前記
図5、図6を用いて説明したようにサーミスタ等の感温
素子を含み前記発振部20−1の可変容量ダイオードに
印加すべき補償電圧を発生するものである。電圧供給部
21は、当該発振器を搭載する例えば携帯無線機等から
供給されるAFC信号VAFCと後述する初期電圧設定部
23から出力する周波数補正電圧VA DJとを合成するこ
とによって前記発振部20−1の発振周波数が所望のも
のとなる制御電圧を発生すると共にこの制御電圧を前記
発振部20−1の可変容量ダイオードに供給するもので
ある。また、監視部22は前記温度補償部20−2にお
いて生成する温度情報に基づいて、その時の温度が予め
定めた温度範囲にあるか否かを判定し、その条件がみた
されるとき書き込みが許可信号を発生する。残る初期電
圧設定部23は書き込み読み出し可能なメモリ、例えば
EE−PROMを備え、該メモリに前記発振部20−1
の可変容量ダイオードの両端電圧を電圧供給部21にお
いてデジタル信号化した上で記憶する機能を備えている
形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明を温度補
償型VCXOに適用したVCTCXOの構成原理と動作
を総括的に説明するためのブロック図である。本発明の
周波数補正機能を有する圧電発振器は図3に示すように
圧電発振部20−1と、温度補償部20−2と、電圧供
給部21と、監視部、具体てきには周囲温度が温度補償
範囲にあるか否かを監視する監視部22と、初期電圧設
定部23とからなる。各ブロックについて夫々に含まれ
る基本的機能について説明すると、発振部20−1には
増幅器と水晶振動子及び可変容量ダイオードを含み、既
によく知られているように前記可変容量ダイオードの両
端電圧を制御することによって発振周波数をコントロー
ルするものである。温度補償部20−2は、例えば前記
図5、図6を用いて説明したようにサーミスタ等の感温
素子を含み前記発振部20−1の可変容量ダイオードに
印加すべき補償電圧を発生するものである。電圧供給部
21は、当該発振器を搭載する例えば携帯無線機等から
供給されるAFC信号VAFCと後述する初期電圧設定部
23から出力する周波数補正電圧VA DJとを合成するこ
とによって前記発振部20−1の発振周波数が所望のも
のとなる制御電圧を発生すると共にこの制御電圧を前記
発振部20−1の可変容量ダイオードに供給するもので
ある。また、監視部22は前記温度補償部20−2にお
いて生成する温度情報に基づいて、その時の温度が予め
定めた温度範囲にあるか否かを判定し、その条件がみた
されるとき書き込みが許可信号を発生する。残る初期電
圧設定部23は書き込み読み出し可能なメモリ、例えば
EE−PROMを備え、該メモリに前記発振部20−1
の可変容量ダイオードの両端電圧を電圧供給部21にお
いてデジタル信号化した上で記憶する機能を備えている
【0010】図2は、本発明に係るVCTCXOの概略
機能図(図1)を詳しく示した図であって、鎖線で囲ん
だ20〜23の4ブロックから構成される。各ブロック
の構成を順を追って説明すると、鎖線20で示す発振部
は、水晶振動子Y1、増幅器10、2つの可変容量ダイ
オードD1、D2、2つの容量C1、C2(直流阻止、
交流バイパス用コンデンサ)から成る発振部と、温度セ
ンサー部11と温度補償電圧発生回路12とからなる温
度補償部から構成され、電圧制御温度補償発振器として
動作する。鎖線21は制御電圧供給部であて、前記電圧
制御温度補償発振器20可変容量ダイオードD1の両端
の電圧VAFC−VADJをオペアンプU1に印加することに
よって電圧VADを得て、これをアナログ・ディジタルコ
ンバータ(以下、A/Dコンバータと称す)A/Dによ
りディジタルデータに変換し、これをラッチ回路13に
一時記憶するものである。
機能図(図1)を詳しく示した図であって、鎖線で囲ん
だ20〜23の4ブロックから構成される。各ブロック
の構成を順を追って説明すると、鎖線20で示す発振部
は、水晶振動子Y1、増幅器10、2つの可変容量ダイ
オードD1、D2、2つの容量C1、C2(直流阻止、
交流バイパス用コンデンサ)から成る発振部と、温度セ
ンサー部11と温度補償電圧発生回路12とからなる温
度補償部から構成され、電圧制御温度補償発振器として
動作する。鎖線21は制御電圧供給部であて、前記電圧
制御温度補償発振器20可変容量ダイオードD1の両端
の電圧VAFC−VADJをオペアンプU1に印加することに
よって電圧VADを得て、これをアナログ・ディジタルコ
ンバータ(以下、A/Dコンバータと称す)A/Dによ
りディジタルデータに変換し、これをラッチ回路13に
一時記憶するものである。
【0011】鎖線22は監視部であって前記温度補償部
20−1の温度センサー11の出力電圧を監視するもの
で、電圧コンパレータU3、U4とNANDゲートU5
とからなり、前記出力電圧がVSENS1とVSENS2との間の
値である場合、 温度センサの情報に基づいてその時の
温度が補償範囲であるかどうかを判断し、後述するLO
CK信号によるEE−PROM14へのデータ書き込み
を許可する信号である。また、鎖線23は初期電圧設定
部であって、データを記憶しておくEE−PROM14
と、読み出し可否付きラッチ回路15と、記憶回路RA
Mと、ディジタルアナログ変換器D/A及びオペアンプ
U2より構成される。電源が投入されると同時にEE−
PROM14(電気的に書き込み、読み出し可能なメモ
リ)から予め書き込まれているディジタルデータの情報
を読み出して、読み書き可能メモリRAMに書き込み、
このデータをD/Aコンバータによってアナログ直流電
圧値VDAに変換する。この電圧を利得G2、基準電圧V
AFC(0) に設定されたオペアンプU2によって、出力電
圧VADJに変換し、交流信号阻止用兼直流電圧バイアス
用抵抗R2を介してAFC兼周波数補正用可変容量ダイ
オードD1のアノードに加える。
20−1の温度センサー11の出力電圧を監視するもの
で、電圧コンパレータU3、U4とNANDゲートU5
とからなり、前記出力電圧がVSENS1とVSENS2との間の
値である場合、 温度センサの情報に基づいてその時の
温度が補償範囲であるかどうかを判断し、後述するLO
CK信号によるEE−PROM14へのデータ書き込み
を許可する信号である。また、鎖線23は初期電圧設定
部であって、データを記憶しておくEE−PROM14
と、読み出し可否付きラッチ回路15と、記憶回路RA
Mと、ディジタルアナログ変換器D/A及びオペアンプ
U2より構成される。電源が投入されると同時にEE−
PROM14(電気的に書き込み、読み出し可能なメモ
リ)から予め書き込まれているディジタルデータの情報
を読み出して、読み書き可能メモリRAMに書き込み、
このデータをD/Aコンバータによってアナログ直流電
圧値VDAに変換する。この電圧を利得G2、基準電圧V
AFC(0) に設定されたオペアンプU2によって、出力電
圧VADJに変換し、交流信号阻止用兼直流電圧バイアス
用抵抗R2を介してAFC兼周波数補正用可変容量ダイ
オードD1のアノードに加える。
【0012】以上の構成において全体の動作を説明す
る。はじめに、発振部20の動作を説明すると、携帯電
話端末等から供給される周波数同期用信号電圧VAFCと
オペアンプU2から前記ダイオードD1のカソードに供
給される周波数補正用電圧VADJとにより、該ダイオー
ドD1は電圧差VAFC − VADJに応じた交流等価容量値
となり、それによって発振部20の周波数が制御され
る。
る。はじめに、発振部20の動作を説明すると、携帯電
話端末等から供給される周波数同期用信号電圧VAFCと
オペアンプU2から前記ダイオードD1のカソードに供
給される周波数補正用電圧VADJとにより、該ダイオー
ドD1は電圧差VAFC − VADJに応じた交流等価容量値
となり、それによって発振部20の周波数が制御され
る。
【0013】一方、周囲温度に応じて温度補償部20の
温度センサ11の出力が得られると、それによって温度
補償電圧発生回路12に直流電圧VCOMPが発生する。こ
の直流電圧を交流信号阻止兼直流電圧印加用抵抗R3を
介して可変容量ダイオードD2に印加することにより、
可変容量ダイオ−ドD2の交流等価容量が変化し、発振
部の発振周波数が制御されて、温度変化に対し発振部の
周波数を規定値内に保つように動作する。
温度センサ11の出力が得られると、それによって温度
補償電圧発生回路12に直流電圧VCOMPが発生する。こ
の直流電圧を交流信号阻止兼直流電圧印加用抵抗R3を
介して可変容量ダイオードD2に印加することにより、
可変容量ダイオ−ドD2の交流等価容量が変化し、発振
部の発振周波数が制御されて、温度変化に対し発振部の
周波数を規定値内に保つように動作する。
【0014】監視部22の動作を説明すると、この回路
は温度センサ11の温度信号をコンパレータU3とU4
に供給し、これらのコンパレータに予め設定した最低温
度以下あるいは最高温度以上ではEE−PROMへのデ
ータ書き込みを禁止する機能を有している。ここで、温
度センサ11として例えば、半導体のPN接合バンドギ
ャップ電圧変化(約−2mV/℃)を呈するダイオード
を用いれば、温度センサ11の出力電圧は図3に示すよ
うに温度上昇と共に一定の割合で減少する特性となる。
電圧制御温度補償水晶発振器の可動温度範囲の最低温度
T1に相当する電圧VSENS1をレギュレタ等を用いて発
生させ、コンパレータU3の負側の入力端子に供給し、
温度センサ電圧がVSENS1より高ければU3の出力は
「HIGH」レベルとなるように設定する。同様に、可
動温度範囲の最高温度T2に相当する電圧VSENS2 ヲ電圧
コンパレータU4の正側の入力端子に加え、センサ出力
電圧がVSENS2より低ければU4の出力は「HIGH」
レベルとなるように設定する。従って、NANDゲート
U5の出力は温度センサ出力電圧がVSENS1とVSENS2と
の範囲にある時にのみ「HIGH」レベルとなってEE
−PROMへ出力許可を与える。
は温度センサ11の温度信号をコンパレータU3とU4
に供給し、これらのコンパレータに予め設定した最低温
度以下あるいは最高温度以上ではEE−PROMへのデ
ータ書き込みを禁止する機能を有している。ここで、温
度センサ11として例えば、半導体のPN接合バンドギ
ャップ電圧変化(約−2mV/℃)を呈するダイオード
を用いれば、温度センサ11の出力電圧は図3に示すよ
うに温度上昇と共に一定の割合で減少する特性となる。
電圧制御温度補償水晶発振器の可動温度範囲の最低温度
T1に相当する電圧VSENS1をレギュレタ等を用いて発
生させ、コンパレータU3の負側の入力端子に供給し、
温度センサ電圧がVSENS1より高ければU3の出力は
「HIGH」レベルとなるように設定する。同様に、可
動温度範囲の最高温度T2に相当する電圧VSENS2 ヲ電圧
コンパレータU4の正側の入力端子に加え、センサ出力
電圧がVSENS2より低ければU4の出力は「HIGH」
レベルとなるように設定する。従って、NANDゲート
U5の出力は温度センサ出力電圧がVSENS1とVSENS2と
の範囲にある時にのみ「HIGH」レベルとなってEE
−PROMへ出力許可を与える。
【0015】次に、本VCTCXOを用いた携帯電話端
末においてそのキャリア周波数を基地局周波数に同期さ
せる動作の一例を説明する。 VCTCXOの発振部の
出力が、基準周波数信号として当該携帯電話端末に備え
られたシンセサイザーに加えられ、所要倍逓倍して該端
末のキャリア周波数を発生すると、該周波数と基地局か
ら発射され当該端末の受信部の受信された周波数情報と
比較し、その位相差がゼロになるように、前記VAFCを
生成し、基地局周波数に同期したときの電圧VAFCに固
定する。この状態において携帯電話端末の基準周波数は
基地局に同期しているため、周波数精度は基地局の搬送
波と同等の極めて高い周波数安定度となり得る。
末においてそのキャリア周波数を基地局周波数に同期さ
せる動作の一例を説明する。 VCTCXOの発振部の
出力が、基準周波数信号として当該携帯電話端末に備え
られたシンセサイザーに加えられ、所要倍逓倍して該端
末のキャリア周波数を発生すると、該周波数と基地局か
ら発射され当該端末の受信部の受信された周波数情報と
比較し、その位相差がゼロになるように、前記VAFCを
生成し、基地局周波数に同期したときの電圧VAFCに固
定する。この状態において携帯電話端末の基準周波数は
基地局に同期しているため、周波数精度は基地局の搬送
波と同等の極めて高い周波数安定度となり得る。
【0016】次に、同期した状態をVCTCXOが備え
るメモリEE−PROMに保持する動作について説明す
る。可変容量ダイオードD1のアノ−ド、カソ−ド間に
印加される電圧、VAFC−VADJはオペアンプU1によっ
て電圧VADに変換され、A/Dコンバ−タによってデジ
タルデ−タDADに変換される。一方、電源投入後メモリ
EE−PROM14は、自身に記憶されているデジタル
デ−タをRAMに転送した後、ラッチ15のREAD
DISABLEモ−ドにおいてRAMと切り離されて書
き込みモ−ドに設定され、携帯電話端末からの同期信号
LOCKによって上述したデジタルデ−タDADがラッチ
回路13を介して書き込まれる。この一連の動作によっ
て、その時点におけるVCTCXOによって基地局の周
波数と一致した発振周波数を得るために必要な制御電圧
情報がメモリEE−PROM14に記憶される。この情
報は可変容量ダイオードD1に印加される電圧VAFC−
VADJに関連付けられた情報として記憶されることにな
る。即ち、ある温度において前記VCTCXOの発振周
波数が基地局から送信された高安定度の周波数信号に同
期するようにVCTCXOの制御が設定されるというこ
とは、その時点において水晶振動子の温度周波数特性あ
るいはその他の周辺部品のリアクタンス等が経年変化に
よって最初の出荷調整時と異なったものになったとして
も当該VCTCXOが希望する発振周波数を出力するよ
う可変容量ダイオードD1に印加すべき電圧を補正した
ことになる。
るメモリEE−PROMに保持する動作について説明す
る。可変容量ダイオードD1のアノ−ド、カソ−ド間に
印加される電圧、VAFC−VADJはオペアンプU1によっ
て電圧VADに変換され、A/Dコンバ−タによってデジ
タルデ−タDADに変換される。一方、電源投入後メモリ
EE−PROM14は、自身に記憶されているデジタル
デ−タをRAMに転送した後、ラッチ15のREAD
DISABLEモ−ドにおいてRAMと切り離されて書
き込みモ−ドに設定され、携帯電話端末からの同期信号
LOCKによって上述したデジタルデ−タDADがラッチ
回路13を介して書き込まれる。この一連の動作によっ
て、その時点におけるVCTCXOによって基地局の周
波数と一致した発振周波数を得るために必要な制御電圧
情報がメモリEE−PROM14に記憶される。この情
報は可変容量ダイオードD1に印加される電圧VAFC−
VADJに関連付けられた情報として記憶されることにな
る。即ち、ある温度において前記VCTCXOの発振周
波数が基地局から送信された高安定度の周波数信号に同
期するようにVCTCXOの制御が設定されるというこ
とは、その時点において水晶振動子の温度周波数特性あ
るいはその他の周辺部品のリアクタンス等が経年変化に
よって最初の出荷調整時と異なったものになったとして
も当該VCTCXOが希望する発振周波数を出力するよ
う可変容量ダイオードD1に印加すべき電圧を補正した
ことになる。
【0017】以後、携帯電話端末が電源投入される時、
メモリEE−PROM14に記憶されたデ−タを上述の
ようにEE−PROMからRAMへ読み込み、これをD
/A変換して、可変容量ダイオードD1に周波数補正電
圧VADJとして印加することにより、VCTCXOの発
振周波数が高精度に維持されることになる。このよう
に、AFC機能によりEE−PROMに記憶した制御電
圧情報を更新すれば、VCTCXOの周波数精度を経年
変化にかかわらず一定値内に保持することが可能とな
る。尚、携帯電話端末の電源を切ってもEE−PROM
のデ−タが保持されることは言うまでもない。図2は上
述したVCTCXO全体回路を機能別ブロック図に示し
たものであって、全体の作用を理解する助けとなる。
メモリEE−PROM14に記憶されたデ−タを上述の
ようにEE−PROMからRAMへ読み込み、これをD
/A変換して、可変容量ダイオードD1に周波数補正電
圧VADJとして印加することにより、VCTCXOの発
振周波数が高精度に維持されることになる。このよう
に、AFC機能によりEE−PROMに記憶した制御電
圧情報を更新すれば、VCTCXOの周波数精度を経年
変化にかかわらず一定値内に保持することが可能とな
る。尚、携帯電話端末の電源を切ってもEE−PROM
のデ−タが保持されることは言うまでもない。図2は上
述したVCTCXO全体回路を機能別ブロック図に示し
たものであって、全体の作用を理解する助けとなる。
【0018】次に、本発明の理解をより助けるため上述
の動作を図4に示すフローチャートと具体的数値を用い
て説明する。始めに、周波数同期用電圧VAFCは一般に
その電圧範囲と中心値VAFC(0)が決められており、一例
を示せば電圧範囲を+0.5V≦VAFC≦+2.5V、
中心値をVAFC(0)=+1.5Vである。また、オペアン
プU1、U2の電圧利得は共に1、すなわちG1=G2
=1に設定した場合、A/Dコンバ−タの入力電圧VAD
と可変容量ダイオ−ドD1の印加電圧VAFC−VADJとの
関係は VAD=VAFC−VADJ (1) である。また、D/Aコンバ−タの出力電圧VDAと、オ
ペアンプU2の出力電圧、即ち、可変容量ダイオ−ドD
1のアノ−ド印加電圧VADJとの関係は VADJ=VAFC(0)−VDA (2) となる。始めにVCTCXOはVAFCを中心値電圧V
AFC(0)=+1.5Vに設定した状態で、その発振周波数
を規格周波数に精度良く合わせる。この周波数調整はF
ADJ端子からデジタルデ−タを入力し、発振周波数が所
望周波数になった時点で、このディジタルデ−タをラッ
チ回路13を介してEE−PROM14に書き込むこと
で行われる。この時のD/Aコンバ−タの出力電圧をV
DA=+1.0Vとすると、(2)式よりVADJ=+0.
5V、(1)式よりVAD=+1.0Vとなる。なお、上
述した如き調整はトリマーコンデンサを回す動作に比べ
自動化及び精度向上が容易である。
の動作を図4に示すフローチャートと具体的数値を用い
て説明する。始めに、周波数同期用電圧VAFCは一般に
その電圧範囲と中心値VAFC(0)が決められており、一例
を示せば電圧範囲を+0.5V≦VAFC≦+2.5V、
中心値をVAFC(0)=+1.5Vである。また、オペアン
プU1、U2の電圧利得は共に1、すなわちG1=G2
=1に設定した場合、A/Dコンバ−タの入力電圧VAD
と可変容量ダイオ−ドD1の印加電圧VAFC−VADJとの
関係は VAD=VAFC−VADJ (1) である。また、D/Aコンバ−タの出力電圧VDAと、オ
ペアンプU2の出力電圧、即ち、可変容量ダイオ−ドD
1のアノ−ド印加電圧VADJとの関係は VADJ=VAFC(0)−VDA (2) となる。始めにVCTCXOはVAFCを中心値電圧V
AFC(0)=+1.5Vに設定した状態で、その発振周波数
を規格周波数に精度良く合わせる。この周波数調整はF
ADJ端子からデジタルデ−タを入力し、発振周波数が所
望周波数になった時点で、このディジタルデ−タをラッ
チ回路13を介してEE−PROM14に書き込むこと
で行われる。この時のD/Aコンバ−タの出力電圧をV
DA=+1.0Vとすると、(2)式よりVADJ=+0.
5V、(1)式よりVAD=+1.0Vとなる。なお、上
述した如き調整はトリマーコンデンサを回す動作に比べ
自動化及び精度向上が容易である。
【0019】この後、もし仮にVCTCXOに熱衝撃等
を加えず、またエージングによる周波数変化もなく、且
つ携帯電話端末に実装した後もVCTCXOがその調整
時の発振周波数を再現する場合には、AFC電圧がV
AFC=+1.5Vで同期され、携帯電話端末側からの同
期信号により前記の値と同じA/Dコンバ−タの入力電
圧VAD=+1.0Vに相当するディジタルデータがメモ
リEE−PROM13に書き込まれる。この場合VAFC
がVCTCXOの周波数調整条件、即ちVAFC =VA
FC(0)=+1.5Vと同じ値のため、結果としてEE−
PROM14のデ−タは変化しない。
を加えず、またエージングによる周波数変化もなく、且
つ携帯電話端末に実装した後もVCTCXOがその調整
時の発振周波数を再現する場合には、AFC電圧がV
AFC=+1.5Vで同期され、携帯電話端末側からの同
期信号により前記の値と同じA/Dコンバ−タの入力電
圧VAD=+1.0Vに相当するディジタルデータがメモ
リEE−PROM13に書き込まれる。この場合VAFC
がVCTCXOの周波数調整条件、即ちVAFC =VA
FC(0)=+1.5Vと同じ値のため、結果としてEE−
PROM14のデ−タは変化しない。
【0020】一方、VCTCOが熱衝撃や経時変化によ
り内蔵する水晶振動子や周辺部品等の特性変動に伴って
その発振周波数が変化した場合、当然ながら同期電圧V
AFCは変化する。仮に基地局周波数に一致させるための
AFCの同期電圧がVAFC=+1.7Vとなったとする
と、式(1)より、VAD=+1.7V −0.5V=+
1.2Vとなり、前のVAD =1Vに代ってVAD =1.
2Vなる値が、デジタルデ−タに変換されてEE−PR
OM14に書き込まれる。従って、その後電源が投入さ
れる時、VAFC=VAFC(0)=+1.5Vで周波数同期を
得るためには、式(2)より、VADJ=1.5V−1.
2V=+0.3Vとなる。この値を式(1)に代入する
と、VAD=1.5V−0.3V=1.2Vとなり同期が
得られる。従って中心値VAFC=VAFC(0)=+1.5V
の同期電圧で周波数同期が得られることになり、周波数
は自動的に補正されたことになる。
り内蔵する水晶振動子や周辺部品等の特性変動に伴って
その発振周波数が変化した場合、当然ながら同期電圧V
AFCは変化する。仮に基地局周波数に一致させるための
AFCの同期電圧がVAFC=+1.7Vとなったとする
と、式(1)より、VAD=+1.7V −0.5V=+
1.2Vとなり、前のVAD =1Vに代ってVAD =1.
2Vなる値が、デジタルデ−タに変換されてEE−PR
OM14に書き込まれる。従って、その後電源が投入さ
れる時、VAFC=VAFC(0)=+1.5Vで周波数同期を
得るためには、式(2)より、VADJ=1.5V−1.
2V=+0.3Vとなる。この値を式(1)に代入する
と、VAD=1.5V−0.3V=1.2Vとなり同期が
得られる。従って中心値VAFC=VAFC(0)=+1.5V
の同期電圧で周波数同期が得られることになり、周波数
は自動的に補正されたことになる。
【0021】本発明に係るVCTCXOは水晶振動子や
他の部品が熱衝撃あるいはエージング等で変化し、その
結果該VCTCXOの発振周波数がシフトした場合であ
っても、外部基準周波数と同期させた状態において自己
発振周波数を校正し、その状態を記憶する機能を持たせ
たので、従来のように発振器を停止させて発振周波数の
調整や水晶発振器の交換等を行う必要がない。また、外
部基準周波数に同期するための情報を記憶しているの
で、本発明のVCTCXOを用いた通信端末は電源投入
後、同期するまでの時間が短縮され、直ちに通信開始が
可能となり、従来のシステムのように基地局から到来す
る基準周波数と同期を取った後、通信を開始する方式に
比べれば立ち上がり時間は格段に早くなる。
他の部品が熱衝撃あるいはエージング等で変化し、その
結果該VCTCXOの発振周波数がシフトした場合であ
っても、外部基準周波数と同期させた状態において自己
発振周波数を校正し、その状態を記憶する機能を持たせ
たので、従来のように発振器を停止させて発振周波数の
調整や水晶発振器の交換等を行う必要がない。また、外
部基準周波数に同期するための情報を記憶しているの
で、本発明のVCTCXOを用いた通信端末は電源投入
後、同期するまでの時間が短縮され、直ちに通信開始が
可能となり、従来のシステムのように基地局から到来す
る基準周波数と同期を取った後、通信を開始する方式に
比べれば立ち上がり時間は格段に早くなる。
【0022】以上、携帯電話端末等に使用されるVCT
CXOの一例をもとに本発明を説明したが、その他のア
プリケ−ション、例えば温度補償機能を備えない単なる
電圧制御水晶発振器(VCXO)等においても、同様に
本発明が適用することが可能である。例えば、水晶発振
器の周波数を外部信号に同期し、同期時の状態、制御電
圧等の情報を同期信号によって半導体メモリに書き込
み、電源投入時はこれを読み出し、またこれを間欠的に
書き換えることによって経年変化を伴っても水晶発振器
の周波数を一定値以内に保持することが可能となる。
CXOの一例をもとに本発明を説明したが、その他のア
プリケ−ション、例えば温度補償機能を備えない単なる
電圧制御水晶発振器(VCXO)等においても、同様に
本発明が適用することが可能である。例えば、水晶発振
器の周波数を外部信号に同期し、同期時の状態、制御電
圧等の情報を同期信号によって半導体メモリに書き込
み、電源投入時はこれを読み出し、またこれを間欠的に
書き換えることによって経年変化を伴っても水晶発振器
の周波数を一定値以内に保持することが可能となる。
【0023】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成したの
で、熱衝撃やエージング等によって本発明になるVCT
CXOの発振部の周波数が変化する場合、周波数補償回
路によりこの変化を自動的に補正してその状態を記憶
し、更新することができるため、長期に渡って精度良い
周波数を維持する安定度の高い水晶発振器を提供するこ
とが可能となり、従来の水晶発振器では達成できなかっ
た周波数安定度を実現できるという極めて有効な効果が
得られる。更に、本発明になる上記回路をIC等で構成
することにより小型で安定度の極めて高い水晶発振器を
安価で提供できるという優れた効果を奏する。
で、熱衝撃やエージング等によって本発明になるVCT
CXOの発振部の周波数が変化する場合、周波数補償回
路によりこの変化を自動的に補正してその状態を記憶
し、更新することができるため、長期に渡って精度良い
周波数を維持する安定度の高い水晶発振器を提供するこ
とが可能となり、従来の水晶発振器では達成できなかっ
た周波数安定度を実現できるという極めて有効な効果が
得られる。更に、本発明になる上記回路をIC等で構成
することにより小型で安定度の極めて高い水晶発振器を
安価で提供できるという優れた効果を奏する。
【図1】本発明に係る周波数補正機能を有する圧電発振
器の実施の一形態例を示す図である。
器の実施の一形態例を示す図である。
【図2】図1の全体回路を機能別ブロック図で表した図
である。
である。
【図3】図1の温度センサ出力電圧を説明する図であ
る。
る。
【図4】(a)は従来の直接型温度補償水晶発振器、
(b)は間接型温度補償水晶発振器の回路図である。
(b)は間接型温度補償水晶発振器の回路図である。
【図5】ディジタル型温度補償水晶発振器の回路図であ
る。
る。
【図6】一般的な電圧制御水晶発振器の回路図である。
【図7】従来のVC−TCXOを示す回路図である。
Y1・・水晶振動子 D1、D2・・可変容量ダイオ−ド C1、C2・・コンデンサ R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R
9、R10、R11・・抵抗 U1、U2・・オペアンプ U3、U4・・電圧コンパレ−タ U5・・NANDゲ−ト 10・・増幅器 11・・温度センサ 12・・温度補償電圧発生回路 13、15・・ラッチ回路(デジタル信号経路切換、切
断回路) 14・・EE−PROM(電気的書き込み、読み出し可
能な半導体メモリ) A/D・・A/Dコンバ−タ(アナログ信号−デジタル
信号変換器) D/A・・D/Aコンバ−タ(デジタル信号−アナログ
信号変換器) RAM・・一時的デ−タ書き込み、読み出し可能メモリ VCOMP・・温度補償電圧 VAFC・・周波数制御電圧 VAFC(0)・・周波数制御中心電圧 VADJ・・周波数補正用電圧 VSENS1・・温度センサ出力電圧低温側設定値 VSENS2・・温度センサ出力電圧高温側設定値 INPUT A/D /RAM・・EE−PROM書き込みデ−
タ、A/D、RAM切換え LOCK・・周波数同期時EE−PROM書き込み命令
信号 MODE READ/WRITE・・EE−PROM読み出し、書
き込みモ−ド選択 READ ABLE/DISABLE・・RAMのデ−タ読み出し可
能、不能選択 FADJ DATA・・周波数調整デ−タ入力 WRITE ABLE/DISABLE ・・書き込み許可、不許可
信号
9、R10、R11・・抵抗 U1、U2・・オペアンプ U3、U4・・電圧コンパレ−タ U5・・NANDゲ−ト 10・・増幅器 11・・温度センサ 12・・温度補償電圧発生回路 13、15・・ラッチ回路(デジタル信号経路切換、切
断回路) 14・・EE−PROM(電気的書き込み、読み出し可
能な半導体メモリ) A/D・・A/Dコンバ−タ(アナログ信号−デジタル
信号変換器) D/A・・D/Aコンバ−タ(デジタル信号−アナログ
信号変換器) RAM・・一時的デ−タ書き込み、読み出し可能メモリ VCOMP・・温度補償電圧 VAFC・・周波数制御電圧 VAFC(0)・・周波数制御中心電圧 VADJ・・周波数補正用電圧 VSENS1・・温度センサ出力電圧低温側設定値 VSENS2・・温度センサ出力電圧高温側設定値 INPUT A/D /RAM・・EE−PROM書き込みデ−
タ、A/D、RAM切換え LOCK・・周波数同期時EE−PROM書き込み命令
信号 MODE READ/WRITE・・EE−PROM読み出し、書
き込みモ−ド選択 READ ABLE/DISABLE・・RAMのデ−タ読み出し可
能、不能選択 FADJ DATA・・周波数調整デ−タ入力 WRITE ABLE/DISABLE ・・書き込み許可、不許可
信号
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年5月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 周波数補正機能を有する圧電発振
器
器
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば網同期装置や
携帯電話端末等に用いられる水晶発振器に関し、特に周
波数補正機能を付加し発振周波数を安定化した周波数補
正装置付圧電発振器に関する。
携帯電話端末等に用いられる水晶発振器に関し、特に周
波数補正機能を付加し発振周波数を安定化した周波数補
正装置付圧電発振器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、圧電発振器例えば、水晶発振器の
周波数安定度の向上、小型化、価格低減等はめざましい
ものがあり、網同期装置や携帯電話端末等の普及に大い
に貢献している。通信機器の基準周波数源として用いら
れる水晶発振器の出力周波数は種々の要因で変化する
が、周囲温度、電源電圧及び出力負荷等の条件変化によ
る周波数変動については、これに対応する手段を講ずる
ことができる。例えば温度変化に関しては水晶発振器に
温度補償回路を付加すれば、温度変化による周波数変化
を所望値の範囲におさめることができる。
周波数安定度の向上、小型化、価格低減等はめざましい
ものがあり、網同期装置や携帯電話端末等の普及に大い
に貢献している。通信機器の基準周波数源として用いら
れる水晶発振器の出力周波数は種々の要因で変化する
が、周囲温度、電源電圧及び出力負荷等の条件変化によ
る周波数変動については、これに対応する手段を講ずる
ことができる。例えば温度変化に関しては水晶発振器に
温度補償回路を付加すれば、温度変化による周波数変化
を所望値の範囲におさめることができる。
【0003】温度補償水晶発振器(以下、TCXOと称
す)は発振ループの負荷容量が変化すると発振周波数が
変動するという周知の現象を利用して、水晶振動子固有
の温度一周波数特性変動を相殺するように前記負荷容量
を温度変化に対して制御するものであって、大きく分け
て3の補償方法がある。第1は直接型補償と称される方
法であって、図5(a)に示すように補償回路を水晶振
動子と直列に接続したものである。一般的に、補償回路
は温度センサ(サーミスタ等)とコンデンサとを並列に
接続したものを基本構成とする高温部補償回路と低温部
補償回路を直列に接続したものであり構成が単純で、小
型化が容易であることから、携帯電話等の分野で広く用
いられている。第2は間接型補償と称される方法であっ
て、図5(b)に示すように可変容量ダイオードを水晶
振動子と直列に接続すると共に、補償回路を高周波阻止
抵抗Rを介して可変容量ダイオードの両端に接続したも
のである。この方法はサーミスタと抵抗とで構成される
補償回路において発生する直流電圧を前記高周波阻止抵
抗Rを介して上記可変容量ダイオードDに加えることに
より、その回路の周波数変化量が水晶振動子のみの温度
特性と逆特性になるようにすることにより、水晶発振器
の温度特性を補償を行うものである。第3はディジタル
型補償と称されている方法であって、図6に示すように
第2の補償方法で示した補償回路を温度センサ、半導体
メモリ、A/Dコンバータ、D/Aコンバータ等を用い
てディジタル的に処理する補償方式である。これらTC
XOにより、現用の携帯電話システムの端末機用の基準
周波数源に要求されている周波数安定度(温度範囲−2
5〜75℃で±2〜2.5ppm)が実現されている。
す)は発振ループの負荷容量が変化すると発振周波数が
変動するという周知の現象を利用して、水晶振動子固有
の温度一周波数特性変動を相殺するように前記負荷容量
を温度変化に対して制御するものであって、大きく分け
て3の補償方法がある。第1は直接型補償と称される方
法であって、図5(a)に示すように補償回路を水晶振
動子と直列に接続したものである。一般的に、補償回路
は温度センサ(サーミスタ等)とコンデンサとを並列に
接続したものを基本構成とする高温部補償回路と低温部
補償回路を直列に接続したものであり構成が単純で、小
型化が容易であることから、携帯電話等の分野で広く用
いられている。第2は間接型補償と称される方法であっ
て、図5(b)に示すように可変容量ダイオードを水晶
振動子と直列に接続すると共に、補償回路を高周波阻止
抵抗Rを介して可変容量ダイオードの両端に接続したも
のである。この方法はサーミスタと抵抗とで構成される
補償回路において発生する直流電圧を前記高周波阻止抵
抗Rを介して上記可変容量ダイオードDに加えることに
より、その回路の周波数変化量が水晶振動子のみの温度
特性と逆特性になるようにすることにより、水晶発振器
の温度特性を補償を行うものである。第3はディジタル
型補償と称されている方法であって、図6に示すように
第2の補償方法で示した補償回路を温度センサ、半導体
メモリ、A/Dコンバータ、D/Aコンバータ等を用い
てディジタル的に処理する補償方式である。これらTC
XOにより、現用の携帯電話システムの端末機用の基準
周波数源に要求されている周波数安定度(温度範囲−2
5〜75℃で±2〜2.5ppm)が実現されている。
【0004】一方、最近の携帯電話システムでは端末機
用の基準周波数源として更に高い周波数安定度(例えば
±0.2ppm)が要求されている。この要求を満たす
ために、従来携帯電話端末の基準周波数源として電圧制
御機能を備えたTCXO(VC−TCXOと称する)を
用い、基地局から発射される高安定な信号の周波数に前
記VC−TCXOの出力を同期させることにより、通信
時の携帯電話端末の基準周波数源の周波数安定度を極め
て高く保つ方法が用いられている。ここで、VC−TC
XOを説明する前に電圧制御水晶発振器(VCXO)に
ついて少し触れておく。図7に示す発振回路は電圧制御
水晶発振器の一例であり、水晶振動子と増幅器との発振
ループ中に可変容量ダイオードCDを挿入し、その一端
を高周波阻止抵抗Rを介して端子a、他端を端子bに接
続したものである。制御入力端子a、b間に印加される
電圧Vによって可変容量ダイオードCDの両端に現れる
容量が変化すること及び発振ループの負荷容量が変化す
ると発振周波数が変動することを利用して回路の発振周
波数を制御する水晶発振器である。VC−TCXOはT
CXOにVCXOの機能を付加したものであって、図8
は従来のVC−TCXOの一例を示す構成図である。即
ち、この例に示すVC−TCXOは感温素子部31、温
度補償電圧発生部32及び可変容量ダイオードD1とか
ら構成される温度補償回路Temと、水晶振動子Y1、
増幅部及び外部信号電圧を印加する可変容量ダイオード
D2から成るVCXOとから構成される。
用の基準周波数源として更に高い周波数安定度(例えば
±0.2ppm)が要求されている。この要求を満たす
ために、従来携帯電話端末の基準周波数源として電圧制
御機能を備えたTCXO(VC−TCXOと称する)を
用い、基地局から発射される高安定な信号の周波数に前
記VC−TCXOの出力を同期させることにより、通信
時の携帯電話端末の基準周波数源の周波数安定度を極め
て高く保つ方法が用いられている。ここで、VC−TC
XOを説明する前に電圧制御水晶発振器(VCXO)に
ついて少し触れておく。図7に示す発振回路は電圧制御
水晶発振器の一例であり、水晶振動子と増幅器との発振
ループ中に可変容量ダイオードCDを挿入し、その一端
を高周波阻止抵抗Rを介して端子a、他端を端子bに接
続したものである。制御入力端子a、b間に印加される
電圧Vによって可変容量ダイオードCDの両端に現れる
容量が変化すること及び発振ループの負荷容量が変化す
ると発振周波数が変動することを利用して回路の発振周
波数を制御する水晶発振器である。VC−TCXOはT
CXOにVCXOの機能を付加したものであって、図8
は従来のVC−TCXOの一例を示す構成図である。即
ち、この例に示すVC−TCXOは感温素子部31、温
度補償電圧発生部32及び可変容量ダイオードD1とか
ら構成される温度補償回路Temと、水晶振動子Y1、
増幅部及び外部信号電圧を印加する可変容量ダイオード
D2から成るVCXOとから構成される。
【0005】図8に示すVC−TCXOは周囲温度を感
温素子部31が感知し、その時の温度に応じて温度補償
電圧発生部32から発生した電圧が可変容量ダイオード
D1に印加され、水晶振動子の温度を相殺して常にほぼ
一定の周波数を発生する。更に水晶振動子と直列に接続
された可変容量ダイオードD2に、外部の基準信号に同
期するように電圧VAFCを印加することによりVC−
TCXOの発振周波数は外部基準信号と同等の精度の周
波数安定度が得られる。また、前記電圧VAFCはチャ
ネル周波数を切り替える目的に利用することも多い。
温素子部31が感知し、その時の温度に応じて温度補償
電圧発生部32から発生した電圧が可変容量ダイオード
D1に印加され、水晶振動子の温度を相殺して常にほぼ
一定の周波数を発生する。更に水晶振動子と直列に接続
された可変容量ダイオードD2に、外部の基準信号に同
期するように電圧VAFCを印加することによりVC−
TCXOの発振周波数は外部基準信号と同等の精度の周
波数安定度が得られる。また、前記電圧VAFCはチャ
ネル周波数を切り替える目的に利用することも多い。
【0006】本発明の理解を助けるため、国内で運用さ
れている携帯電話システムの携帯電話端末に用いられて
いる電圧制御機能付温度補償型水晶発振器の周波数補正
機能について説明する。この携帯電話システムでは基地
局と携帯電話端末との間の通信に際し、現用のTCXO
の周波数安定度(温度範囲−20〜+75℃で±2.0
〜±2.5ppm)を超える高精度な周波数安定度(約
±0.2ppm)を必要とするため、携帯電話端末内の
基準周波数源として電圧制御機能を備えたTCXOを用
いることにより、携帯電話端末の基準周波数(従ってキ
ャリア周波数も)を基地局から発射される周波数に同期
させている。端末機の基準周波数を基地局の周波数に同
期する機能を一般にAFC機能と称しており、通信時の
携帯電話端末の基準周波数の精度は極めて高く保たれて
いる。
れている携帯電話システムの携帯電話端末に用いられて
いる電圧制御機能付温度補償型水晶発振器の周波数補正
機能について説明する。この携帯電話システムでは基地
局と携帯電話端末との間の通信に際し、現用のTCXO
の周波数安定度(温度範囲−20〜+75℃で±2.0
〜±2.5ppm)を超える高精度な周波数安定度(約
±0.2ppm)を必要とするため、携帯電話端末内の
基準周波数源として電圧制御機能を備えたTCXOを用
いることにより、携帯電話端末の基準周波数(従ってキ
ャリア周波数も)を基地局から発射される周波数に同期
させている。端末機の基準周波数を基地局の周波数に同
期する機能を一般にAFC機能と称しており、通信時の
携帯電話端末の基準周波数の精度は極めて高く保たれて
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
水晶発振器においては該発振器を装置に実装する際のリ
フロー等による水晶振動子の熱衝撃やエージング等によ
り、その周波数の変化は避けられず、このような水晶振
動子を組み込んだ上述のTCXO、VCXO、VC−T
CXO等は発振周波数がズレることになる。そのため従
来熱衝撃による周波数のズレを補正するため周波数調整
回路、例えば発振ループにトリマーコンデンサ等を挿入
して再調整していたが、トリマーを回すという調整工程
が必要となり、製造コストが上昇するという問題があっ
た。また、エージングによる周波数の経年変化は製造時
の調整では如何ともしがたく、ユーザーによるメンテナ
ンスが必要になるという欠点があった。本発明は上記問
題を解決するためになされたものであって、水晶発振器
自体にに自動周波数補正機能を付加することにより、組
立後の再調整の必要性を小さくすると共にユーザーによ
るメンテナンスを不要とし、経年変化に対しても周波数
安定度が極めて高い周波数補正装置付VCXOまたは周
波数補正装置付VC−TCXOを提供することを目的と
する。
水晶発振器においては該発振器を装置に実装する際のリ
フロー等による水晶振動子の熱衝撃やエージング等によ
り、その周波数の変化は避けられず、このような水晶振
動子を組み込んだ上述のTCXO、VCXO、VC−T
CXO等は発振周波数がズレることになる。そのため従
来熱衝撃による周波数のズレを補正するため周波数調整
回路、例えば発振ループにトリマーコンデンサ等を挿入
して再調整していたが、トリマーを回すという調整工程
が必要となり、製造コストが上昇するという問題があっ
た。また、エージングによる周波数の経年変化は製造時
の調整では如何ともしがたく、ユーザーによるメンテナ
ンスが必要になるという欠点があった。本発明は上記問
題を解決するためになされたものであって、水晶発振器
自体にに自動周波数補正機能を付加することにより、組
立後の再調整の必要性を小さくすると共にユーザーによ
るメンテナンスを不要とし、経年変化に対しても周波数
安定度が極めて高い周波数補正装置付VCXOまたは周
波数補正装置付VC−TCXOを提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る周波数補正装置付温度補償水晶発振器の
請求項1記載の発明は、制御電圧に応じて周波数が変化
する電圧制御型圧電発振器において、前記供給電圧に関
する情報を記憶する記憶手段を設け、発振が停止し再起
動する際に前記記憶手段に記憶された情報を読み出し該
情報に対応するよう供給電圧を制御することを特徴とす
る周波数補正機能を有する圧電発振器である。請求項2
記載の発明は、請求項1記載の圧電発振器で外部の基準
発振周波数に同期しこの状態を前記記憶手段に記憶する
ことを特徴とする周波数補正機能を有する圧電発振器で
ある。
に本発明に係る周波数補正装置付温度補償水晶発振器の
請求項1記載の発明は、制御電圧に応じて周波数が変化
する電圧制御型圧電発振器において、前記供給電圧に関
する情報を記憶する記憶手段を設け、発振が停止し再起
動する際に前記記憶手段に記憶された情報を読み出し該
情報に対応するよう供給電圧を制御することを特徴とす
る周波数補正機能を有する圧電発振器である。請求項2
記載の発明は、請求項1記載の圧電発振器で外部の基準
発振周波数に同期しこの状態を前記記憶手段に記憶する
ことを特徴とする周波数補正機能を有する圧電発振器で
ある。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面に示した実施の
形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明を温度補
償型VCXOに適用したVCTCXOの構成原理と動作
を総括的に説明するためのブロック図である。本発明の
周波数補正機能を有する圧電発振器は図1に示すように
圧電発振部20−1と、温度補償部20−2と、電圧供
給部21と、監視部、具体てきには周囲温度が温度補償
範囲にあるか否かを監視する監視部22と、初期電圧設
定部23とからなる。各ブロックについて夫々に含まれ
る基本的機能について説明すると、発振部20−1には
増幅器と水晶振動子及び可変容量ダイオードを含み、既
によく知られているように前記可変容量ダイオードの両
端電圧を制御することによって発振周波数をコントロー
ルするものである。温度補償部20−2は、例えば前記
図5(a)を用いて説明したようにサーミスタ等の感温
素子を含み前記発振部20−1の可変容量ダイオードに
印加すべき補償電圧を発生するものである。電圧供給部
21は、当該発振器を搭載する例えば携帯無線機等から
供給されるAFC信号VAFCと後述する初期電圧設定
部23から出力する周波数補正電圧VADJとを合成す
ることによって前記発振部20−1の発振周波数が所望
のものとなる制御電圧を発生すると共にこの制御電圧を
前記発振部20−1の可変容量ダイオードに供給するも
のである。また、監視部22は前記温度補償部20−2
において生成する温度情報に基づいて、その時の温度が
予め定めた温度範囲にあるか否かを判定し、その条件が
みたされるとき書き込みが許可信号を発生する。残る初
期電圧設定部23は書き込み読み出し可能なメモリ、例
えばEE−PROMを備え、該メモリに前記発振部20
−1の可変容量ダイオードの両端電圧を電圧供給部21
においてデジタル信号化した上で記憶する機能を備えて
いる
形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明を温度補
償型VCXOに適用したVCTCXOの構成原理と動作
を総括的に説明するためのブロック図である。本発明の
周波数補正機能を有する圧電発振器は図1に示すように
圧電発振部20−1と、温度補償部20−2と、電圧供
給部21と、監視部、具体てきには周囲温度が温度補償
範囲にあるか否かを監視する監視部22と、初期電圧設
定部23とからなる。各ブロックについて夫々に含まれ
る基本的機能について説明すると、発振部20−1には
増幅器と水晶振動子及び可変容量ダイオードを含み、既
によく知られているように前記可変容量ダイオードの両
端電圧を制御することによって発振周波数をコントロー
ルするものである。温度補償部20−2は、例えば前記
図5(a)を用いて説明したようにサーミスタ等の感温
素子を含み前記発振部20−1の可変容量ダイオードに
印加すべき補償電圧を発生するものである。電圧供給部
21は、当該発振器を搭載する例えば携帯無線機等から
供給されるAFC信号VAFCと後述する初期電圧設定
部23から出力する周波数補正電圧VADJとを合成す
ることによって前記発振部20−1の発振周波数が所望
のものとなる制御電圧を発生すると共にこの制御電圧を
前記発振部20−1の可変容量ダイオードに供給するも
のである。また、監視部22は前記温度補償部20−2
において生成する温度情報に基づいて、その時の温度が
予め定めた温度範囲にあるか否かを判定し、その条件が
みたされるとき書き込みが許可信号を発生する。残る初
期電圧設定部23は書き込み読み出し可能なメモリ、例
えばEE−PROMを備え、該メモリに前記発振部20
−1の可変容量ダイオードの両端電圧を電圧供給部21
においてデジタル信号化した上で記憶する機能を備えて
いる
【0010】図2は、本発明に係るVCTCXOの概略
機能図(図1)を詳しく示した図であって、鎖線で囲ん
だ20〜23の4ブロックから構成される。各ブロック
の構成を順を追って説明すると、鎖線20で示す発振部
は、水晶振動子Y1、増幅器10、2つの可変容量ダイ
オードD1、D2、2つの容量C1、C2(直流阻止、
交流バイパス用コンデンサ)から成る発振部と、温度セ
ンサー部11と温度補償電圧発生回路12とからなる温
度補償部から構成され、電圧制御温度補償発振器として
動作する。鎖線21は制御電圧供給部であて、前記電圧
制御温度補償発振器20可変容量ダイオードD1の両端
の電圧VAFC−VADJをオペアンプU1に印加する
ことによつて電圧VADを得て、これをアナログ・ディ
ジタルコンバータ(以下、A/Dコンバータと称す)A
/Dによりディジタルデータに変換し、これをラッチ回
路13に一時記憶するものである。
機能図(図1)を詳しく示した図であって、鎖線で囲ん
だ20〜23の4ブロックから構成される。各ブロック
の構成を順を追って説明すると、鎖線20で示す発振部
は、水晶振動子Y1、増幅器10、2つの可変容量ダイ
オードD1、D2、2つの容量C1、C2(直流阻止、
交流バイパス用コンデンサ)から成る発振部と、温度セ
ンサー部11と温度補償電圧発生回路12とからなる温
度補償部から構成され、電圧制御温度補償発振器として
動作する。鎖線21は制御電圧供給部であて、前記電圧
制御温度補償発振器20可変容量ダイオードD1の両端
の電圧VAFC−VADJをオペアンプU1に印加する
ことによつて電圧VADを得て、これをアナログ・ディ
ジタルコンバータ(以下、A/Dコンバータと称す)A
/Dによりディジタルデータに変換し、これをラッチ回
路13に一時記憶するものである。
【0011】鎖線22は監視部であって前記温度補償部
20−1の温度センサー11の出力電圧を監視するもの
で、電圧コンパレータU3、U4とNANDゲートU5
とからなり、前記出力電圧がVSENS1とV
SENS2との間の値である場合、温度センサの情報に
基づいてその時の温度が補償範囲であるかどうかを判断
し、後述するLOCK信号によるEE−PROM14へ
のデータ書き込みを許可する信号である。また、鎖線2
3は初期電圧設定部であって、データを記憶しておくE
E−PROM14と、読み出し可否付きラッチ回路15
と、記憶回路RAMと、ディジタルアナログ変換器D/
A及びオペアンプU2より構成される。電源が投入され
ると同時にEE−PROM14(電気的に書き込み、読
み出し可能なメモリ)から予め書き込まれているディジ
タルデータの情報を読み出して、読み書き可能メモリR
AMに書き込み、このデータをD/Aコンバータによっ
てアナログ直流電圧値VDAに変換する。この電圧を利
得G2、基準電圧VAFC(0)に設定されたオペアン
プU2によって、出力電圧VADJに変換し、交流信号
阻止用兼直流電圧バイアス用抵抗R2を介してAFC兼
周波数補正用可変容量ダイオードD1のアノードに加え
る。
20−1の温度センサー11の出力電圧を監視するもの
で、電圧コンパレータU3、U4とNANDゲートU5
とからなり、前記出力電圧がVSENS1とV
SENS2との間の値である場合、温度センサの情報に
基づいてその時の温度が補償範囲であるかどうかを判断
し、後述するLOCK信号によるEE−PROM14へ
のデータ書き込みを許可する信号である。また、鎖線2
3は初期電圧設定部であって、データを記憶しておくE
E−PROM14と、読み出し可否付きラッチ回路15
と、記憶回路RAMと、ディジタルアナログ変換器D/
A及びオペアンプU2より構成される。電源が投入され
ると同時にEE−PROM14(電気的に書き込み、読
み出し可能なメモリ)から予め書き込まれているディジ
タルデータの情報を読み出して、読み書き可能メモリR
AMに書き込み、このデータをD/Aコンバータによっ
てアナログ直流電圧値VDAに変換する。この電圧を利
得G2、基準電圧VAFC(0)に設定されたオペアン
プU2によって、出力電圧VADJに変換し、交流信号
阻止用兼直流電圧バイアス用抵抗R2を介してAFC兼
周波数補正用可変容量ダイオードD1のアノードに加え
る。
【0012】以上の構成において全体の動作を説明す
る。はじめに、発振部20の動作を説明すると、携帯電
話端末等から供給される周波数同期用信号電圧VAFC
とオペアンプU2から前記ダイオードD1のカソードに
供給される周波数補正用電圧VADJとにより、該ダイ
オードD1は電圧差VAFC−VADJに応じた交流等
価容量値となり、それによって発振部20の周波数が制
御される。
る。はじめに、発振部20の動作を説明すると、携帯電
話端末等から供給される周波数同期用信号電圧VAFC
とオペアンプU2から前記ダイオードD1のカソードに
供給される周波数補正用電圧VADJとにより、該ダイ
オードD1は電圧差VAFC−VADJに応じた交流等
価容量値となり、それによって発振部20の周波数が制
御される。
【0013】一方、周囲温度に応じて温度補償部20の
温度センサ11の出力が得られると、それによって温度
補償電圧発生回路12に直流電圧VCOMPが発生す
る。この直流電圧を交流信号阻止兼直流電圧印加用抵抗
R3を介して可変容量ダイオードD2に印加することに
より、可変容量ダイオードD2の交流等価容量が変化
し、発振部の発振周波数が制御されて、温度変化に対し
発振部の周波数を規定値内に保つように動作する。
温度センサ11の出力が得られると、それによって温度
補償電圧発生回路12に直流電圧VCOMPが発生す
る。この直流電圧を交流信号阻止兼直流電圧印加用抵抗
R3を介して可変容量ダイオードD2に印加することに
より、可変容量ダイオードD2の交流等価容量が変化
し、発振部の発振周波数が制御されて、温度変化に対し
発振部の周波数を規定値内に保つように動作する。
【0014】監視部22の動作を説明すると、この回路
は温度センサ11の温度信号をコンパレータU3とU4
に供給し、これらのコンパレータに予め設定した最低温
度以下あるいは最高温度以上ではEE−PROMへのデ
ータ書き込みを禁止する機能を有している。ここで、温
度センサ11として例えば、半導体のPN接合バンドギ
ャップ電圧変化(約−2mV/℃)を呈するダイオード
を用いれば、温度センサ11の出力電圧は図3に示すよ
うに温度上昇と共に一定の割合で減少する特性となる。
電圧制御温度補償水晶発振器の可動温度範囲の最低温度
T1に相当する電圧VSENS1をレギュレタ等を用い
て発生させ、コンパレータU3の負側の入力端子に供給
し、温度センサ電圧がVSENS1より高ければU3の
出力は「HIGH」レベルとなるように設定する。同様
に、可動温度範囲の最高温度T2に相当する電圧V
SENS2電圧コンパレータU4の正側の入力端子に加
え、センサ出力電圧がVSENS2より低ければU4の
出力は「HIGH」レベルとなるように設定する。従っ
て、NANDゲートU5の出力は温度センサ出力電圧が
VSENS1とVSENS2との範囲にある時にのみ
「HIGH」レベルとなってEE−PROMへ出力許可
を与える。
は温度センサ11の温度信号をコンパレータU3とU4
に供給し、これらのコンパレータに予め設定した最低温
度以下あるいは最高温度以上ではEE−PROMへのデ
ータ書き込みを禁止する機能を有している。ここで、温
度センサ11として例えば、半導体のPN接合バンドギ
ャップ電圧変化(約−2mV/℃)を呈するダイオード
を用いれば、温度センサ11の出力電圧は図3に示すよ
うに温度上昇と共に一定の割合で減少する特性となる。
電圧制御温度補償水晶発振器の可動温度範囲の最低温度
T1に相当する電圧VSENS1をレギュレタ等を用い
て発生させ、コンパレータU3の負側の入力端子に供給
し、温度センサ電圧がVSENS1より高ければU3の
出力は「HIGH」レベルとなるように設定する。同様
に、可動温度範囲の最高温度T2に相当する電圧V
SENS2電圧コンパレータU4の正側の入力端子に加
え、センサ出力電圧がVSENS2より低ければU4の
出力は「HIGH」レベルとなるように設定する。従っ
て、NANDゲートU5の出力は温度センサ出力電圧が
VSENS1とVSENS2との範囲にある時にのみ
「HIGH」レベルとなってEE−PROMへ出力許可
を与える。
【0015】次に、本VCTCXOを用いた携帯電話端
末においてそのキャリア周波数を基地局周波数に同期さ
せる動作の一例を説明する。VCTCXOの発振部の出
力が、基準周波数信号として当該携帯電話端末に備えら
れたシンセサイザーに加えられ、所要倍逓倍して該端末
のキャリア周波数を発生すると、該周波数と基地局から
発射され当該端末の受信部の受信された周波数情報と比
較し、その位相差がゼロになるように、前記VAFCを
生成し、基地局周波数に同期したときの電圧VAFCに
固定する。この状態において携帯電話端末の基準周波数
は基地局に同期しているため、周波数精度は基地局の搬
送波と同等の極めて高い周波数安定度となり得る。
末においてそのキャリア周波数を基地局周波数に同期さ
せる動作の一例を説明する。VCTCXOの発振部の出
力が、基準周波数信号として当該携帯電話端末に備えら
れたシンセサイザーに加えられ、所要倍逓倍して該端末
のキャリア周波数を発生すると、該周波数と基地局から
発射され当該端末の受信部の受信された周波数情報と比
較し、その位相差がゼロになるように、前記VAFCを
生成し、基地局周波数に同期したときの電圧VAFCに
固定する。この状態において携帯電話端末の基準周波数
は基地局に同期しているため、周波数精度は基地局の搬
送波と同等の極めて高い周波数安定度となり得る。
【0016】次に、同期した状態をVCTCXOが備え
るメモリEE−PROMに保持する動作について説明す
る。可変容量ダイオードD1のアノード、カソード間に
印加される電圧、VAFC−VADJはオペアンプU1
によって電圧VADに変換され、A/Dコンバータによ
ってデジタルデータDADに変換される。一方、電源投
入後メモリEE−PROM14は、自身に記憶されてい
るデジタルデータをRAMに転送した後、ラッチ15の
READ DISABLEモードにおいてRAMと切り
離されて書き込みモードに設定され、携帯電話端末から
の同期信号LOCKによって上述したデジタルデータD
ADがラッチ回路13を介して書き込まれる。この一連
の動作によって、その時点におけるVCTCXOによっ
て基地局の周波数と一致した発振周波数を得るために必
要な制御電圧情報がメモリEE−PROM14に記憶さ
れる。この情報は可変容量ダイオードD1に印加される
電圧VAFC−VADJに関連付けられた情報として記
憶されることになる。即ち、ある温度において前記VC
TCXOの発振周波数が基地局から送信された高安定度
の周波数信号に同期するようにVCTCXOの制御が設
定されるということは、その時点において水晶振動子の
温度周波数特性あるいはその他の周辺部品のリアクタン
ス等が経年変化によって最初の出荷調整時と異なったも
のになったとしても当該VCTCXOが希望する発振周
波数を出力するよう可変容量ダイオードD1に印加すべ
き電圧を補正したことになる。
るメモリEE−PROMに保持する動作について説明す
る。可変容量ダイオードD1のアノード、カソード間に
印加される電圧、VAFC−VADJはオペアンプU1
によって電圧VADに変換され、A/Dコンバータによ
ってデジタルデータDADに変換される。一方、電源投
入後メモリEE−PROM14は、自身に記憶されてい
るデジタルデータをRAMに転送した後、ラッチ15の
READ DISABLEモードにおいてRAMと切り
離されて書き込みモードに設定され、携帯電話端末から
の同期信号LOCKによって上述したデジタルデータD
ADがラッチ回路13を介して書き込まれる。この一連
の動作によって、その時点におけるVCTCXOによっ
て基地局の周波数と一致した発振周波数を得るために必
要な制御電圧情報がメモリEE−PROM14に記憶さ
れる。この情報は可変容量ダイオードD1に印加される
電圧VAFC−VADJに関連付けられた情報として記
憶されることになる。即ち、ある温度において前記VC
TCXOの発振周波数が基地局から送信された高安定度
の周波数信号に同期するようにVCTCXOの制御が設
定されるということは、その時点において水晶振動子の
温度周波数特性あるいはその他の周辺部品のリアクタン
ス等が経年変化によって最初の出荷調整時と異なったも
のになったとしても当該VCTCXOが希望する発振周
波数を出力するよう可変容量ダイオードD1に印加すべ
き電圧を補正したことになる。
【0017】以後、携帯電話端末が電源投入される時、
メモリEE−PROM14に記憶されたデータを上述の
ようにEE−PROMからRAMへ読み込み、これをD
/A変換して、可変容量ダイオードD1に周波数補正電
圧VADJとして印加することにより、VCTCXOの
発振周波数が高精度に維持されることになる。このよう
に、AFC機能によりEE−PROMに記憶した制御電
圧情報を更新すれば、VCTCXOの周波数精度を経年
変化にかかわらず一定値内に保持することが可能とな
る。尚、携帯電話端末の電源を切ってもEE−PROM
のデータが保持されることは言うまでもない。図2は上
述したVCTCXO全体回路を機能別ブロック図に示し
たものであって、全体の作用を理解する助けとなる。
メモリEE−PROM14に記憶されたデータを上述の
ようにEE−PROMからRAMへ読み込み、これをD
/A変換して、可変容量ダイオードD1に周波数補正電
圧VADJとして印加することにより、VCTCXOの
発振周波数が高精度に維持されることになる。このよう
に、AFC機能によりEE−PROMに記憶した制御電
圧情報を更新すれば、VCTCXOの周波数精度を経年
変化にかかわらず一定値内に保持することが可能とな
る。尚、携帯電話端末の電源を切ってもEE−PROM
のデータが保持されることは言うまでもない。図2は上
述したVCTCXO全体回路を機能別ブロック図に示し
たものであって、全体の作用を理解する助けとなる。
【0018】次に、本発明の理解をより助けるため上述
の動作を図4に示すフローチャートと具体的数値を用い
て説明する。始めに、周波数同期用電圧VAFCは一般
にその電圧範囲と中心値VAFC(0)が決められてお
り、一例を示せば電圧範囲を+0.5V≦VAFC≦+
2.5V、中心値をVAFC(0)=+1.5Vであ
る。また、オペアンプU1、U2の電圧利得は共に1、
すなわちG1=G2=1に設定した場合、A/Dコンバ
ータの入力電圧VADと可変容量ダイオードD1の印加
電圧VAFC−VADJとの関係は VAD=VAFC−VADJ (1) である。また、D/Aコンバータの出力電圧VDAと、
オペアンプU2の出力電圧、即ち、可変容量ダイオード
D1のアノード印加電圧VADJとの関係は VADJ=VAFC(0)−VDA (2) となる。始めにVCTCXOはVAFCを中心値電圧V
AFC(0)=+1.5Vに設定した状態で、その発振
周波数を規格周波数に精度良く合わせる。この周波数調
整はFADJ端子からデジタルデータを入力し、発振周
波数が所望周波数になった時点で、このディジタルデー
タをラッチ回路13を介してEE−PROM14に書き
込むことで行われる。この時のD/Aコンバータの出力
電圧をVDA=+1.0Vとすると、(2)式よりV
ADJ=+0.5V、(1)式よりVAD=+1.0V
となる。なお、上述した如き調整はトリマーコンデンサ
を回す動作に比べ自動化及び精度向上が容易である。
の動作を図4に示すフローチャートと具体的数値を用い
て説明する。始めに、周波数同期用電圧VAFCは一般
にその電圧範囲と中心値VAFC(0)が決められてお
り、一例を示せば電圧範囲を+0.5V≦VAFC≦+
2.5V、中心値をVAFC(0)=+1.5Vであ
る。また、オペアンプU1、U2の電圧利得は共に1、
すなわちG1=G2=1に設定した場合、A/Dコンバ
ータの入力電圧VADと可変容量ダイオードD1の印加
電圧VAFC−VADJとの関係は VAD=VAFC−VADJ (1) である。また、D/Aコンバータの出力電圧VDAと、
オペアンプU2の出力電圧、即ち、可変容量ダイオード
D1のアノード印加電圧VADJとの関係は VADJ=VAFC(0)−VDA (2) となる。始めにVCTCXOはVAFCを中心値電圧V
AFC(0)=+1.5Vに設定した状態で、その発振
周波数を規格周波数に精度良く合わせる。この周波数調
整はFADJ端子からデジタルデータを入力し、発振周
波数が所望周波数になった時点で、このディジタルデー
タをラッチ回路13を介してEE−PROM14に書き
込むことで行われる。この時のD/Aコンバータの出力
電圧をVDA=+1.0Vとすると、(2)式よりV
ADJ=+0.5V、(1)式よりVAD=+1.0V
となる。なお、上述した如き調整はトリマーコンデンサ
を回す動作に比べ自動化及び精度向上が容易である。
【0019】この後、もし仮にVCTCXOに熱衝撃等
を加えず、またエージングによる周波数変化もなく、且
つ携帯電話端末に実装した後もVCTCXOがその調整
時の発振周波数を再現する場合には、AFC電圧がV
AFC=+1.5Vで同期され、携帯電話端末側からの
同期信号により前記の値と同じA/Dコンバータの入力
電圧VAD=+1.0Vに相当するディジタルデータが
メモリEE−PROM13に書き込まれる。この場合V
AFCがVCTCXOの周波数調整条件、即ちVAFC
=VAFC(0)=+1.5Vと同じ値のため、結果と
してEE−PROM14のデータは変化しない。
を加えず、またエージングによる周波数変化もなく、且
つ携帯電話端末に実装した後もVCTCXOがその調整
時の発振周波数を再現する場合には、AFC電圧がV
AFC=+1.5Vで同期され、携帯電話端末側からの
同期信号により前記の値と同じA/Dコンバータの入力
電圧VAD=+1.0Vに相当するディジタルデータが
メモリEE−PROM13に書き込まれる。この場合V
AFCがVCTCXOの周波数調整条件、即ちVAFC
=VAFC(0)=+1.5Vと同じ値のため、結果と
してEE−PROM14のデータは変化しない。
【0020】一方、VCTCOが熱衝撃や経時変化によ
り内蔵する水晶振動子や周辺部品等の特性変動に伴って
その発振周波数が変化した場合、当然ながら同期電圧V
AFCは変化する。仮に基地局周波数に一致させるため
のAFCの同期電圧がVAFC=+1.7Vとなったと
すると、式(1)より、VAD=+1.7V−0.5V
=+1.2Vとなり、前のVAD=1Vに代ってVAD
=1.2Vなる値が、デジタルデータに変換されてEE
−PROM14に書き込まれる。従って、その後電源が
投入される時、VAFC=VAFC(0)=+1.5V
で周波数同期を得るためには、式(2)より、VADJ
=1.5V−1.2V=+0.3Vとなる。この値を式
(1)に代入すると、VAD=1.5V−0.3V=
1.2Vとなり同期が得られる。従って中心値VAFC
=VAFC(0)=+1.5Vの同期電圧で周波数同期
が得られることになり、周波数は自動的に補正されたこ
とになる。
り内蔵する水晶振動子や周辺部品等の特性変動に伴って
その発振周波数が変化した場合、当然ながら同期電圧V
AFCは変化する。仮に基地局周波数に一致させるため
のAFCの同期電圧がVAFC=+1.7Vとなったと
すると、式(1)より、VAD=+1.7V−0.5V
=+1.2Vとなり、前のVAD=1Vに代ってVAD
=1.2Vなる値が、デジタルデータに変換されてEE
−PROM14に書き込まれる。従って、その後電源が
投入される時、VAFC=VAFC(0)=+1.5V
で周波数同期を得るためには、式(2)より、VADJ
=1.5V−1.2V=+0.3Vとなる。この値を式
(1)に代入すると、VAD=1.5V−0.3V=
1.2Vとなり同期が得られる。従って中心値VAFC
=VAFC(0)=+1.5Vの同期電圧で周波数同期
が得られることになり、周波数は自動的に補正されたこ
とになる。
【0021】本発明に係るVCTCXOは水晶振動子や
他の部品が熱衝撃あるいはエージング等で変化し、その
結果該VCTCXOの発振周波数がシフトした場合であ
っても、外部基準周波数と同期させた状態において自己
発振周波数を校正し、その状態を記憶する機能を持たせ
たので、従来のように発振器を停止させて発振周波数の
調整や水晶発振器の交換等を行う必要がない。また、外
部基準周波数に同期するための情報を記憶しているの
で、本発明のVCTCXOを用いた通信端末は電源投入
後、同期するまでの時間が短縮され、直ちに通信開始が
可能となり、従来のシステムのように基地局から到来す
る基準周波数と同期を取った後、通信を開始する方式に
比べれば立ち上がり時間は格段に早くなる。
他の部品が熱衝撃あるいはエージング等で変化し、その
結果該VCTCXOの発振周波数がシフトした場合であ
っても、外部基準周波数と同期させた状態において自己
発振周波数を校正し、その状態を記憶する機能を持たせ
たので、従来のように発振器を停止させて発振周波数の
調整や水晶発振器の交換等を行う必要がない。また、外
部基準周波数に同期するための情報を記憶しているの
で、本発明のVCTCXOを用いた通信端末は電源投入
後、同期するまでの時間が短縮され、直ちに通信開始が
可能となり、従来のシステムのように基地局から到来す
る基準周波数と同期を取った後、通信を開始する方式に
比べれば立ち上がり時間は格段に早くなる。
【0022】以上、携帯電話端末等に使用されるVCT
CXOの一例をもとに本発明を説明したが、その他のア
プリケーション、例えば温度補償機能を備えない単なる
電圧制御水晶発振器(VCXO)等においても、同様に
本発明が適用することが可能である。例えば、水晶発振
器の周波数を外部信号に同期し、同期時の状態、制御電
圧等の情報を同期信号によって半導体メモリに書き込
み、電源投入時はこれを読み出し、またこれを間欠的に
書き換えることによって経年変化を伴っても水晶発振器
の周波数を一定値以内に保持することが可能となる。
CXOの一例をもとに本発明を説明したが、その他のア
プリケーション、例えば温度補償機能を備えない単なる
電圧制御水晶発振器(VCXO)等においても、同様に
本発明が適用することが可能である。例えば、水晶発振
器の周波数を外部信号に同期し、同期時の状態、制御電
圧等の情報を同期信号によって半導体メモリに書き込
み、電源投入時はこれを読み出し、またこれを間欠的に
書き換えることによって経年変化を伴っても水晶発振器
の周波数を一定値以内に保持することが可能となる。
【0023】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成したの
で、熱衝撃やエージング等によって本発明になるVCT
CXOの発振部の周波数が変化する場合、周波数補償回
路によりこの変化を自動的に補正してその状態を記憶
し、更新することができるため、長期に渡って精度良い
周波数を維持する安定度の高い水晶発振器を提供するこ
とが可能となり、従来の水晶発振器では達成できなかっ
た周波数安定度を実現できるという極めて有効な効果が
得られる。更に、本発明になる上記回路をIC等で構成
することにより小型で安定度の極めて高い水晶発振器を
安価で提供できるという優れた効果を奏する。
で、熱衝撃やエージング等によって本発明になるVCT
CXOの発振部の周波数が変化する場合、周波数補償回
路によりこの変化を自動的に補正してその状態を記憶
し、更新することができるため、長期に渡って精度良い
周波数を維持する安定度の高い水晶発振器を提供するこ
とが可能となり、従来の水晶発振器では達成できなかっ
た周波数安定度を実現できるという極めて有効な効果が
得られる。更に、本発明になる上記回路をIC等で構成
することにより小型で安定度の極めて高い水晶発振器を
安価で提供できるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体回路を機能別ブロック図で表した図であ
る。
る。
【図2】本発明に係る周波数補正機能を有する圧電発振
器の実施の一形態例を示す図である。
器の実施の一形態例を示す図である。
【図3】図2の温度センサ出力電圧を説明する図であ
る。
る。
【図4】本発明に係る周波数補正機能を有する圧電発振
器の調整フローを示す図である。
器の調整フローを示す図である。
【図5】(a)は従来の直接型温度補償水晶発振器、
(b)は間接型温度補償水晶発振器の回路図である。
(b)は間接型温度補償水晶発振器の回路図である。
【図6】ディジタル型温度補償水晶発振器の回路図であ
る。
る。
【図7】一般的な電圧制御水晶発振器の回路図である。
【図8】従来のVC−TCXOを示す回路図である。
【符号の説明】 Y1・・水晶振動子 D1、D2・・可変容量ダイオード C1、C2・・コンデンサ R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R
9、R10、R11・・抵抗 U1、U2・・オペアンプ U3、U4・・電圧コンパレータ U5・・NANDゲート 10・・増幅器 11・・温度センサ 12・・温度補償電圧発生回路 13、15・・ラッチ回路(デジタル信号経路切換、切
断回路) 14・・EE−PROM(電気的書き込み、読み出し可
能な半導体メモリ) A/D・・A/Dコンバータ(アナログ信号−デジタル
信号変換器) D/A・・D/Aコンバータ(デジタル信号−アナログ
信号変換器) RAM・・一時的データ書き込み、読み出し可能メモリ VCOMP・・温度補償電圧 VAFC・・周波数制御電圧 VAFC(0)・・周波数制御中心電圧 VADJ・・周波数補正用電圧 VSENS1・・温度センサ出力電圧低温側設定値 VSENS2・・温度センサ出力電圧高温側設定値 INPUT A/D/RAM・・EE−PROM書き込
みデータ、A/D、RAM切換え LOCK・・周波数同期時EE−PROM書き込み命令
信号 MODE READ/WRITE・・EE−PROM読
み出し、書き込みモード選択 READ ABLE/DISABLE・・RAMのデー
タ読み出し可能、不能選択 FADJ DATA・・周波数調整データ入力 WRITE ABLE/DISABLE・・書き込み許
可、不許可信号
9、R10、R11・・抵抗 U1、U2・・オペアンプ U3、U4・・電圧コンパレータ U5・・NANDゲート 10・・増幅器 11・・温度センサ 12・・温度補償電圧発生回路 13、15・・ラッチ回路(デジタル信号経路切換、切
断回路) 14・・EE−PROM(電気的書き込み、読み出し可
能な半導体メモリ) A/D・・A/Dコンバータ(アナログ信号−デジタル
信号変換器) D/A・・D/Aコンバータ(デジタル信号−アナログ
信号変換器) RAM・・一時的データ書き込み、読み出し可能メモリ VCOMP・・温度補償電圧 VAFC・・周波数制御電圧 VAFC(0)・・周波数制御中心電圧 VADJ・・周波数補正用電圧 VSENS1・・温度センサ出力電圧低温側設定値 VSENS2・・温度センサ出力電圧高温側設定値 INPUT A/D/RAM・・EE−PROM書き込
みデータ、A/D、RAM切換え LOCK・・周波数同期時EE−PROM書き込み命令
信号 MODE READ/WRITE・・EE−PROM読
み出し、書き込みモード選択 READ ABLE/DISABLE・・RAMのデー
タ読み出し可能、不能選択 FADJ DATA・・周波数調整データ入力 WRITE ABLE/DISABLE・・書き込み許
可、不許可信号
Claims (2)
- 【請求項1】 制御電圧に応じて周波数が変化する電圧
制御型圧電発振器において、前記供給電圧に関する情報
を記憶する記憶手段を設け、発振が停止し再起動する際
に前記記憶手段に記憶された情報を読み出し該情報に対
応するよう供給電圧を制御することを特徴とする周波数
補正機能を有する圧電発振器。 - 【請求項2】 請求項1記載の圧電発振器で外部の基準
発振周波数に同期しこの状態を前記記憶手段に記憶する
ことを特徴とする周波数補正機能を有する圧電発振器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9816697A JPH10284941A (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | 周波数補正機能を有する圧電発振器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9816697A JPH10284941A (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | 周波数補正機能を有する圧電発振器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10284941A true JPH10284941A (ja) | 1998-10-23 |
Family
ID=14212501
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9816697A Pending JPH10284941A (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | 周波数補正機能を有する圧電発振器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10284941A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2789257A1 (fr) * | 1999-02-02 | 2000-08-04 | Schneider Electric Sa | Dispositif transducteur a circuit oscillant |
-
1997
- 1997-03-31 JP JP9816697A patent/JPH10284941A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2789257A1 (fr) * | 1999-02-02 | 2000-08-04 | Schneider Electric Sa | Dispositif transducteur a circuit oscillant |
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