JPH10285930A - 電気回路 - Google Patents

電気回路

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JPH10285930A
JPH10285930A JP9146907A JP14690797A JPH10285930A JP H10285930 A JPH10285930 A JP H10285930A JP 9146907 A JP9146907 A JP 9146907A JP 14690797 A JP14690797 A JP 14690797A JP H10285930 A JPH10285930 A JP H10285930A
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resistor
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Shoji Haneda
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 交流電圧を効率良く整流することができる整
流回路を提供することである。 【解決手段】 変圧器2の二次巻線Tbと検出用巻線T
cに負極性の二次電圧が発生し、二次巻線Tbに消費電
流が流れると、二次巻線Tbの端子間には、検出用巻線
Tcより小さな電圧が発生する。この結果、バイポーラ
トランジスタ4のベースBの電圧がエミッタEの電圧よ
り0.6V程度以上低い状態になると、バイポーラトラ
ンジスタ4はオン状態となる。このときFET3は順バ
イアスされ、飽和状態となり、負荷9には、電源電圧と
ほぼ等しい電圧が印加される。逆に、正極性の二次電圧
が発生すると、バイポーラトランジスタ4のベースBの
電圧はエミッタEの電圧より高くなり、バイポーラトラ
ンジスタ4はオフ状態となる。FET3は逆バイアスさ
れてオフ状態となり、負荷9には接地電圧が印加され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、交流を整流する
電気回路に関し、特に、低損失で交流を整流する電気回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】交流電圧を直流電圧に変換する回路とし
て整流回路が使用されている。従来の整流回路は、シリ
コンダイオード、ショットキーバリアダイオード等を用
いて構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の整流回
路では、その順方向電圧Vfと順方向電流Ifとの関係
を図21に示すように、ダイオードの順方向電圧Vfが
0.4V〜1.0V程度であり、整流回路を構成するダ
イオードでの電圧降下、即ち、損失が大きく、整流の効
率が低いという問題があった。
【0004】この発明は、上述した事情に鑑みてなされ
たもので、低損失で交流を整流することができる電気回
路を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、この発明の第1の観点にかかる電気回路は、トラン
ジスタと該トランジスタに接続された制御回路とより構
成され、前記トランジスタは、電流路と制御端を備え、
前記電流路の一端に整流対象電圧を受け、前記制御回路
の制御に従ってオン又はオフすることにより前記電流路
の他端に整流後の電圧を出力し、前記制御回路は、前記
トランジスタの前記電流路の少なくとも一端と前記制御
端に接続され、前記電流路に逆方向電圧が印加された時
に前記トランジスタをオンし、前記電流路に順方向電圧
が印加された時に、前記トランジスタをオフし、前記制
御端に印加する信号を制御して前記トランジスタをオン
又はオフすることにより、前記トランジスタに前記整流
対象電圧を整流させる、ことを特徴とする電気回路であ
って、前記制御回路は、電源入力が与えられる一次巻線
と、前記一次巻線に誘導結合され、負荷に供給する出力
を取り出す二次巻線と、前記一次巻線に誘導結合され、
前記二次巻線の出力に対応する出力を呈する検出用巻線
とを備える変圧器と、前記二次巻線の出力電圧と前記検
出用巻線の出力電圧とを入力し、前記電流路に前記逆方
向電圧が印加されているか否か、及び、前記電流路に前
記順方向電圧が印加されているか否かを検出し、検出結
果を示す信号を前記トランジスタの前記制御端に印加す
る検出手段とを備える、ことを特徴とする。
【0006】この発明の第1の観点にかかる電気回路に
よれば、トランジスタの電流路に印加されている電圧が
逆方向電圧の時にトランジスタをオンし、順方向電圧の
時にトランジスタをオフする。従って、トランジスタに
接続された負荷には、一方極性の電圧のみが印加され、
すなわち整流された電圧を負荷に印加することができ
る。
【0007】また、この発明の第2の観点にかかる電気
回路は、トランジスタと該トランジスタに接続された制
御回路とより構成され、前記トランジスタは、電流路と
制御端を備え、前記電流路の一端に整流対象電圧を受
け、前記制御回路の制御に従ってオン又はオフすること
により前記電流路の他端に整流後の電圧を出力し、前記
制御回路は、前記トランジスタの前記電流路の少なくと
も一端と前記制御端に接続され、前記電流路に逆方向電
圧が印加された時に前記トランジスタをオンし、前記電
流路に順方向電圧が印加された時に、前記トランジスタ
をオフし、前記制御端に印加する信号を制御して前記ト
ランジスタをオン又はオフすることにより、前記トラン
ジスタに前記整流対象電圧を整流させる、ことを特徴と
する電気回路であって、前記制御回路は、電源入力が与
えられる一次巻線と、前記一次巻線に誘導結合され負荷
に供給する出力を取り出す二次巻線を有する第1の変圧
器と、前記第1の変圧器と並列に且つ前記第1の変圧器
とは絶縁されて設けられ、電源入力が与えられる一次巻
線と、前記一次巻線に誘導結合され前記第1の変圧器の
前記二次巻線の出力に対応する出力を呈する検出用巻線
を有する第2の変圧器と、前記二次巻線の出力電圧と前
記検出用巻線の出力電圧とを入力し、前記電流路に前記
逆方向電圧が印加されているか否か、及び、前記電流路
に前記順方向電圧が印加されているか否かを検出し、検
出結果を示す信号を前記トランジスタの前記制御端に印
加する検出手段とを備える、ことを特徴とする。
【0008】この発明の第2の観点にかかる電気回路に
よっても、トランジスタの電流路に印加されている電圧
が逆方向電圧の時にトランジスタをオンし、順方向電圧
の時にトランジスタをオフする。従って、トランジスタ
に接続された負荷には、一方極性の電圧のみが印加さ
れ、すなわち整流された電圧を負荷に印加することがで
きる。
【0009】前記トランジスタは、例えば、第1の電界
効果型トランジスタから構成され、前記電流路の両端は
前記第1の電界効果型トランジスタのソースとドレイン
から構成され、前記制御端は前記第1の電界効果型トラ
ンジスタのゲートから構成され、前記制御回路は、前記
検出手段の検出結果に応じて、前記第1の電界効果型ト
ランジスタをオン又はオフさせるゲート電圧を前記ゲー
トに印加する回路から構成される。
【0010】この場合、前記制御回路は、例えば、ベー
ス、エミッタ及びコレクタを備えるバイポーラトランジ
スタと抵抗とを備える。このとき、前記バイポーラトラ
ンジスタの前記ベースは、前記二次巻線の出力電圧を入
力し、前記エミッタは、前記検出用巻線の出力電圧を入
力し、前記バイポーラトランジスタは、前記ベースと前
記エミッタとの間の電圧に応じて、前記コレクタから前
記抵抗に流れるコレクタ電流をオン又はオフし、前記抵
抗は前記コレクタ電流を入力し、前記抵抗の両端の電圧
を前記第1の電界効果型トランジスタの前記ソースと前
記ゲートとに印加することにより、前記第1の電界効果
型トランジスタをオン又はオフさせる。
【0011】前記制御回路は、例えば、ゲート、ソース
及びドレインを備える第2の電界効果型トランジスタと
抵抗とを備えてもよい。このとき、前記第2の電界効果
型トランジスタの前記ゲートは、前記二次巻線の出力電
圧を入力し、前記ソースは、前記検出用巻線の出力電圧
を入力し、前記第2の電界効果型トランジスタは、前記
ゲートと前記ソースとの間の電圧に応じて、前記ドレイ
ンから前記抵抗に流れるドレイン電流をオン又はオフ
し、前記抵抗は前記ドレイン電流を入力し、前記抵抗の
両端の電圧を前記第1の電界効果型トランジスタの前記
ソースと前記ゲートとに印加することにより、前記第1
の電界効果型トランジスタをオン又はオフさせる。
【0012】前記第1の電界効果型トランジスタがNチ
ャネル電界効果型トランジスタから構成されるとき、前
記電流路の一端は該Nチャネル電界効果型トランジスタ
のソースから構成され、前記電流路の他端は該Nチャネ
ル電界効果型トランジスタのドレインから構成され、前
記制御端は該Nチャネル電界効果型トランジスタのゲー
トから構成される。
【0013】前記第1の電界効果型トランジスタがPチ
ャネル電界効果型トランジスタから構成されるとき、前
記電流路の一端は該Pチャネル電界効果型トランジスタ
のソースから構成され、前記電流路の他端は該Pチャネ
ル電界効果型トランジスタのドレインから構成され、前
記制御端は該Pチャネル電界効果型トランジスタのゲー
トから構成される。
【0014】前記トランジスタは、例えば、第1のバイ
ポーラトランジスタから構成されてもよい。このとき、
前記電流路の両端は前記第1のバイポーラトランジスタ
のエミッタとコレクタから構成され、前記制御端は前記
第1のバイポーラトランジスタのベースから構成され、
前記制御回路は、前記検出手段の検出結果に応じて、前
記第1のバイポーラトランジスタをオン又はオフさせる
ベース電流を前記ベースに供給する回路から構成され
る。
【0015】この場合、前記制御回路は、例えば、ベー
ス、エミッタ及びコレクタを備える第2のバイポーラト
ランジスタと抵抗とを備える。このとき、前記第2のバ
イポーラトランジスタの前記ベースは、前記二次巻線の
出力電圧を入力し、前記エミッタは、前記検出用巻線の
出力電圧を入力し、前記第2のバイポーラトランジスタ
は、前記ベースと前記エミッタとの間の電圧に応じて、
前記コレクタから前記抵抗に流れるコレクタ電流をオン
又はオフし、前記抵抗は前記コレクタ電流を入力し、前
記抵抗の両端の電圧を前記第1のバイポーラトランジス
タの前記エミッタと前記ベースとに印加することによ
り、前記第1のバイポーラトランジスタをオン又はオフ
させる。
【0016】前記制御回路は、例えば、ゲート、ソース
及びドレインを備える電界効果型トランジスタと抵抗と
を備えていてもよい。このとき、前記電界効果型トラン
ジスタの前記ゲートは、前記二次巻線の出力電圧を入力
し、前記ソースは、前記検出用巻線の出力電圧を入力
し、前記電界効果型トランジスタは、前記ゲートと前記
ソースとの間の電圧に応じて、前記ドレインから前記抵
抗に流れるドレイン電流をオン又はオフし、前記抵抗は
前記ドレイン電流を入力し、前記抵抗の両端の電圧を前
記第1のバイポーラトランジスタの前記エミッタと前記
ベースとに印加することにより、前記第1のバイポーラ
トランジスタをオン又はオフさせる。
【0017】前記第1のバイポーラトランジスタがNP
Nバイポーラトランジスタから構成されるとき、前記電
流路の一端は該NPNバイポーラトランジスタのエミッ
タから構成され、前記電流路の他端は該NPNバイポー
ラトランジスタのコレクタから構成され、前記制御端は
該NPNバイポーラトランジスタのベースから構成され
る。
【0018】前記第1のバイポーラトランジスタがPN
Pバイポーラトランジスタから構成されるとき、前記電
流路の一端は該PNPバイポーラトランジスタのエミッ
タから構成され、前記電流路の他端は該PNPバイポー
ラトランジスタのコレクタから構成され、前記制御端は
該PNPバイポーラトランジスタのベースから構成され
る。
【0019】前記制御回路は、例えば、電力の供給を必
要とする能動素子を備え、前記能動素子には整流後の電
圧が電源として供給されている。
【0020】前記制御回路は、前記トランジスタをその
飽和領域でオンさせることが望ましい。飽和領域では、
バイポーラトランジスタのエミッタとコレクタはほぼ同
電位であり、また、電界効果型トランジスタのソースと
ドレインはほぼ同電位である。従って、トランジスタの
オン時、即ち、負荷に整流された電圧を印加するタイミ
ングでは、トランジスタでの電圧降下はほとんど発生し
ない。従って、損失が少なく、効率の良い整流が可能と
なる。
【0021】また、この発明の第3の観点にかかる電気
回路は、半導体スイッチング素子と、該半導体スイッチ
ング素子を制御する制御回路とより構成され、前記半導
体スイッチング素子は、電流路と制御端とを備え、前記
電流路の一端に整流対象電圧を受け、前記電流路の他端
が負荷に接続され、前記制御端に入力される電圧又は電
流に従って前記電流路をオン又はオフし、前記制御回路
は、前記半導体スイッチング素子の前記電流路の少なく
とも一端と前記制御端に接続され、前記電流路に流れる
電流を検出し、検出結果に応じて、前記半導体スイッチ
ング素子の前記電流路がオン又はオフする前記電圧又は
前記電流を前記制御端に出力する、ことを特徴とする電
気回路であって、前記制御回路は、前記負荷が実質的に
接続されていないときにおいて前記電流路に流れる電流
を表す無負荷時電流情報を取得する手段を備え、前記検
出結果及び前記無負荷時電流情報に応じて、前記電流路
をオン又はオフする前記電圧又は前記電流を前記制御端
に出力する、ことを特徴とする。
【0022】この発明の第3の観点にかかる電気回路に
よれば、前記半導体スイッチング素子の前記電流路に流
れる電流に応じて、前記電流路がオン又はオフする。こ
のような電気回路における前記半導体スイッチング素子
としては、例えば、バイポーラトランジスタ、電界効果
型トランジスタ、フォトトランジスタ、ホール素子、サ
イリスタ等を使用することができる。また、制御回路
は、前記半導体スイッチング素子の特性に応じて、制御
用の信号を前記半導体スイッチング素子の前記制御端に
印加する。例えば、前記半導体スイッチング素子がバイ
ポーラトランジスタの場合には、ベースに供給する電圧
と電流を制御して、これをオン・オフする。また、前記
半導体スイッチング素子が電界効果型トランジスタの場
合には、ゲートに印加する電界を制御して、これをオン
・オフする。ゲート電極がある場合には、前記ゲート電
極に印加する電圧を制御する。前記半導体スイッチング
素子がフォトトランジスタの場合には、ベースに照射す
る光の光量(又は、強度)を制御して、これをオン・オ
フする。前記半導体スイッチング素子がホール素子の場
合には、印加する磁界(磁束)を制御して、これをオン
・オフする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。 (第1の実施の形態)図1は、この発明の第1の実施の
形態にかかる整流回路を示す。この整流回路は、変成器
2と、FET(電界効果型トランジスタ)3と、バイポ
ーラトランジスタ4と、ダイオード5と、ベース抵抗6
と、バイアス抵抗7と、出力端8から構成される。
【0024】変成器2は、図2に示すように、一次巻線
Ta、二次巻線Tb、検出用巻線Tc及び鉄芯Tdを備
える。そして、鉄芯Tdは矩形をなしており、その対向
する一対の脚部のうちの一方の脚部に一次巻線Taが巻
装され、他方の脚部に二次巻線Tbが巻装されている。
検出用巻線Tcは、一次巻線Taが巻装された脚部と同
一の脚部に巻装されており、その巻数は、二次巻線Tb
の巻数と同一である。
【0025】一次巻線Taの両端には、外部の交流電源
1の両極間の電圧が印加される。二次巻線Tbのホット
エンドには、FET3のドレインと、検出用巻線Tcの
ホットエンドとが接続されている。二次巻線Tbのコー
ルドエンドは出力端8の正極に接続されており、また、
ベース電流を制限するために備えられたベース抵抗6を
介して、バイポーラトランジスタ4のベースBに接続さ
れている。検出用巻線Tcのコールドエンドは、バイポ
ーラトランジスタ4のエミッタEに接続されている。
【0026】FET3は、nチャネル型、エンハンスメ
ント型のMOS(金属−酸化物−半導体)FETからな
る。FET3のドレインDは、変圧器2の二次巻線Tb
及び検出用巻線Tcのそれぞれのホットエンドに接続さ
れている。ソースSは、出力端8の負極に接続されてい
る。ゲートGは、バイポーラトランジスタ4のコレクタ
Cに接続されている。また、FET3のゲートGとソー
スSとの間には、バイアス抵抗7が接続されている。
【0027】FET3のソースSとドレインDの間に
は、ソースSからドレインDに向かって順方向となる向
きに、ダイオードが接続されている。なお、このダイオ
ードは、別個に生成されたダイオードでもよいし、FE
T3の製造過程で生成された寄生ダイオードでもよい。
【0028】バイポーラトランジスタ4は、PNP型バ
イポーラトランジスタからなる。バイポーラトランジス
タ4のコレクタCは、FET3のゲートGに接続され、
エミッタEは、検出用巻線Tcのコールドエンドに接続
され、ベースBは、ベース抵抗6を介して変圧器2の二
次巻線Tbのコールドエンドに接続されている。また、
バイポーラトランジスタ4のベースBとエミッタEの間
には、バイポーラトランジスタのベースB−エミッタE
間に逆バイアスが印加されるのを防止するためのダイオ
ード5が、ベースBからエミッタEに向かう方向が順方
向となるように接続されている。
【0029】次に、図1に示す整流回路の出力端8の両
極間に負荷9が接続されたときの、負荷9の駆動の動作
を、図3(A)〜(E)のタイミングチャートを参照し
て説明する。なお、図3(A)は交流電源1の出力する
電源電圧の波形、(B)はFET3に印加されるゲート
電圧の波形、(C)はFET3のオン・オフ、(D)は
FET3のドレインD−ソースS間に印加される電圧の
波形、(E)は負荷9に印加される電圧の波形をそれぞ
れ示す。
【0030】先ず、図3(A)に示す電源電圧が負極性
になると(すなわち、一次巻線Taのホットエンドの電
圧がコールドエンドの電圧より低くなると)、二次巻線
Tb及び検出用巻線Tcは、ホットエンドの電圧がコー
ルドエンドの電圧より低くなる方向の二次電圧を発生す
る。
【0031】このとき、二次巻線Tbの両端に発生する
電圧が、FET3のソースS−ドレインD間に接続され
たダイオードを介して負荷に供給される。負荷の電力消
費により、二次巻線Tbに負荷電流が流れると、二次巻
線Tbの内部抵抗及び変圧器2の磁気抵抗により、二次
巻線Tbの端子間の電圧が低下する。
【0032】一方、検出用巻線Tcは、バイポーラトラ
ンジスタ4がオフ状態であれば電流を流さず、オン状態
の場合でも、負荷9には電圧を供給しない。このため、
検出用巻線Tcの両端が接続される区間のインピーダン
スが負荷9のインピーダンスより十分高ければ、検出用
巻線Tcの端子間に生じる電圧の低下の幅は、二次巻線
Tbの端子間の電圧より小さい。
【0033】この結果、二次巻線Tbのコールドエンド
の電圧は、検出用巻線Tcのコールドエンドの電圧より
低くなり、両コールドエンド間の電位差は、二次巻線T
bの両端間の電圧の量と、検出用巻線Tcの両端間の電
圧の量の差にほぼ等しくなる。
【0034】そして、両コールドエンド間の電圧は、バ
イポーラトランジスタ4のベースBとエミッタEとの間
に印加され、その結果、バイポーラトランジスタ4のベ
ースBの電圧がエミッタEの電圧より0.6V程度以上
低い状態になると、バイポーラトランジスタ4はオン状
態となる。
【0035】バイポーラトランジスタ4がオンすると、
検出用巻線Tcのコールドエンドから、バイポーラトラ
ンジスタ4のエミッタE及びコレクタC、バイアス抵抗
7、FET3のソースS及びドレインDを経て検出用巻
線Tcのホットエンドに至る電流路が形成される。
【0036】この結果、バイアス抵抗7の両端には図3
(B)に示す電圧降下が生じ、FET3のゲートGの電
圧はソースSの電圧より高くなる。従って、FET3は
順バイアスされた状態となり、図3(C)に示すよう
に、FET3は飽和状態となる。飽和領域において、F
ET3のソースSとドレインDの間の電圧はほぼ0(短
絡状態)であり、ソースSとドレインDとの電圧はほぼ
等しい。さらに、この電圧は、ダイオードの順方向電圧
と比較してもはるかに小さい。このため、FET3での
電圧降下は図3(D)に示すようにほぼ0であり、負荷
9には、図3(E)に示すように電源電圧とほぼ等しい
電圧が印加される。
【0037】次に、図3(A)に示す電源電圧が正極性
になると、二次巻線Tb及び検出用巻線Tcは、ホット
エンドの電圧がコールドエンドの電圧より高くなる方向
の二次電圧を発生する。このとき、二次巻線Tbに負荷
電流が流れると、二次巻線Tbの内部抵抗及び変圧器2
の磁気抵抗により、二次巻線Tbの端子間の電圧が低下
する。一方で、検出用巻線Tcは、その両端が接続され
る区間のインピーダンスに比例した量の電圧を生じる。
【0038】この結果、検出用巻線Tcの両端が接続さ
れる区間のインピーダンスが負荷9のインピーダンスよ
り十分高いとき、二次巻線Tbのコールドエンドの電圧
は、検出用巻線Tcのコールドエンドの電圧より高くな
る。そして、この場合も、両コールドエンド間の電位差
は、二次巻線Tbの両端間の電圧の量と、検出用巻線T
cの両端間の電圧の量の差にほぼ等しくなる。
【0039】そして、両コールドエンド間の電圧は、バ
イポーラトランジスタ4のベースBとエミッタEとの間
に印加され、バイポーラトランジスタ4のベースBの電
圧は、エミッタEの電圧より高くなる。この結果、バイ
ポーラトランジスタ4はオフ状態となる。
【0040】バイポーラトランジスタ4がオフすると、
検出用巻線Tcのコールドエンドから、バイポーラトラ
ンジスタ4のエミッタE及びコレクタC、バイアス抵抗
7、FET3のソースS及びドレインDを経て検出用巻
線Tcのホットエンドに至る電流路は遮断される。
【0041】そして、図3(B)に示すように、FET
3のゲートGとソースSの間には、バイアス電圧が印加
されなくなる(すなわち、ゲートGとソースSとはほぼ
同電位となる)。FET3はエンハンスメント型のFE
Tであるので、FET3は逆バイアスされた状態とな
り、図3(C)に示すように、FET3はオフ状態とな
る。
【0042】この結果、図3(D)に示すようにドレイ
ンDとソースSとの間には電源電圧が印加され、図3
(E)に示すように負荷9には接地電圧が印加される。
(図3(D)はソースSの電圧を基準とするドレインD
の電圧を示している)。
【0043】このような処理を繰り返す結果、負荷9に
は、図3(E)に示すように、半波整流された電圧が印
加される。
【0044】図1の構成によれば、FET3がオンした
ときに、ソースSとドレインDの間の電圧降下がほぼ0
(例えば、5mV〜40mV程度)となる。このため、
交流電圧を低損失で整流することができる。また、FE
T3がオン又はオフするタイミングは、整流対象の電圧
がほぼ0の時なので、整流された電圧にオーバーシュー
トやアンダーシュートが発生することもない。
【0045】なお、FET3のソースS及びドレインD
に対するこのような電力供給態様は、FET本来の電力
供給態様とは逆であるが、この整流回路において、この
ようにFET本来の電力供給態様とは逆の電力供給態様
をとることにより、逆耐圧、即ち電流遮断時のソースS
−ドレインD間の電位差が、FET3からみて本来的に
配分される電位差でありかなり高くできる点、順方向で
の抵抗成分が極めて低く且つ安定している点、逆回復時
間が短い点、漏れ電流が少ない点等を積極的に利用する
ことができる。また、電力供給態様が逆であっても、F
ET3は三層(npn)構造の素子であるので、ダイオ
ードとしての機能も発揮し得る。
【0046】また、整流対象の電圧は、図3(A)に示
すような、サイン波に限定されず、三角波、矩形波等で
もよい。また、平均値が0にならない電圧、換言すれ
ば、交流成分に直流成分が付加された電圧でもよい。
【0047】また、変圧器2も、上述のものに限られな
い。例えば、変圧器2は、図4に示すように、電源トラ
ンス2aと、電流検出用の絶縁トランス2bとからなる
ものとしてもよい。この場合、図示するように、電源ト
ランス2aの一次巻線と絶縁トランス2bの一次巻線と
は並列に接続され、共通の両端より交流電源1の出力電
圧を入力する。そして、電源トランス2aの二次巻線の
ホットエンド及びコールドエンドは、先に述べた変圧器
2の二次巻線Tbのホットエンド及びコールドエンドと
同様、FET3のドレイン及びベース抵抗6の一端に接
続される。また、絶縁トランス2bの二次巻線のホット
エンド及びコールドエンドは、先に述べた変圧器2の検
出用巻線Tcのホットエンド及びコールドエンドと同
様、FET3のドレイン及びバイポーラトランジスタ4
のエミッタに接続される。
【0048】また、FET3のゲートGには、バイポー
ラトランジスタ4のコレクタCの電圧に代えて、コレク
タCの電圧に所定のバイアス電圧を加算して得られる電
圧を加えてもよい。このとき、FET3はエンハンスメ
ント型のMOSFETである必要はなく、デプレッショ
ン型のMOSFETでも、また接合型のFETでも、静
電誘導型トランジスタ(SIT)でもよい。
【0049】また、この整流回路は、FET3に代え
て、NPN型のバイポーラトランジスタ3bを用いて構
成してもよい。この場合、この整流回路は、図5に示す
ように、FET3のゲートG、ドレインD又はソースS
が接続されるべきところに、バイポーラトランジスタ3
bのベース、コレクタ又はエミッタが接続されて構成さ
れる。また、バイポーラトランジスタ3bのベースBと
バイポーラトランジスタ4のコレクタCの間には、バイ
ポーラトランジスタ3bのベース電流を制限するベース
抵抗10が接続される。
【0050】この場合においては、一次電圧が負極性に
なるとき、コレクタC−エミッタE間にダイオードが存
在しなくても、コレクタC、ベースB及びバイアス抵抗
7を通じて初期のバイアス電流が流れ、バイポーラトラ
ンジスタ3bがオンする。この結果、負荷9及び二次巻
線Tbには電流が流れ、二次巻線Tbの両端の電圧は低
下する。従って、この場合においては、コレクタC−エ
ミッタE間にダイオードが存在している必要はない。た
だし、二次巻線Tbの両端の電圧の低下量を所望の大き
さにする等の目的で、コレクタC−エミッタE間に、エ
ミッタEからコレクタCへの向きが順方向となるように
ダイオードを接続してもよい。
【0051】また、この整流回路は、バイポーラトラン
ジスタ4に代えて、例えば、pチャネル型、エンハンス
メント型のMOSFETからなるFET4bを用いて構
成してもよい。このとき、この整流回路においては、図
6(a)及び(b)に示すように、バイポーラトランジ
スタ4のベースB、コレクタC又はエミッタEが接続さ
れるべきところに、FET4bのゲート、ドレイン又は
ソースが接続される。また、この場合、ダイオード5や
ベース抵抗6は必ずしも必要ではなく、二次巻線Tbの
コールドエンドとFET4bのゲートは直接接続されて
いてもよい。
【0052】また、この場合、FET4bには、二次巻
線Tbのコールドエンドの電圧に代えて、二次巻線Tb
のコールドエンドの電圧に所定のバイアス電圧を加算し
て得られる電圧を加えてもよい。このとき、FET4b
はエンハンスメント型のMOSFETである必要はな
く、デプレッション型のMOSFETでも、JFET
(接合型FET)でも、またSITでもよい。
【0053】図5及び図6(a)〜(b)の整流回路が
負荷9を駆動する動作は、図1の整流回路の動作と実質
的に同一である。すなわち、電源電圧が負極性になる
と、二次巻線Tbのコールドエンドの電圧は検出用巻線
Tcのコールドエンドの電圧より低くなり、両コールド
エンド間の電位差は、二次巻線Tbの両端間の電圧の量
と、検出用巻線Tcの両端間の電圧の量の差にほぼ等し
くなる。その結果、バイポーラトランジスタ4のベース
Bの電圧がエミッタEの電圧より0.6V程度以上低い
状態、又は、FET4bのゲートの電圧がピンチオフ電
圧より低い状態になると、バイポーラトランジスタ4又
はFET4bはオン状態となる。そして、バイアス抵抗
7の両端には電圧降下が生じ、FET3又はバイポーラ
トランジスタ3bは順バイアスされた状態となって、飽
和する。このとき負荷9には、電源電圧とほぼ等しい電
圧が印加される。次に、電源電圧が正極性になると、二
次巻線Tbのコールドエンドの電圧は検出用巻線Tcの
コールドエンドの電圧より高くなり、両コールドエンド
間の電位差は、二次巻線Tbの両端間の電圧の量と、検
出用巻線Tcの両端間の電圧の量の差にほぼ等しくな
る。そして、バイポーラトランジスタ4のベースBの電
圧がエミッタEの電圧より高い状態、又は、FET4b
のゲート電圧がピンチオフ電圧より高い状態になると、
バイポーラトランジスタ4又はFET4bはオフ状態と
なる。その結果、FET3又はバイポーラトランジスタ
3bは逆バイアスされた状態となり、オフする。このと
き負荷9には、接地電圧が印加される。このような処理
を繰り返す結果、負荷9には、半波整流された電圧が印
加される。
【0054】また、FET3又はバイポーラトランジス
タ3bの接続は、上述のものに限られず、例えば、図7
(a)、(b)、及び図8(a)、(b)に示すように
接続されていてもよい。すなわち、FET3のドレイン
D又はバイポーラトランジスタ3bのコレクタCが出力
端の負極に接続され、FET3のソースS又はバイポー
ラトランジスタ3bのエミッタEが二次巻線Tbのホッ
トエンドに接続されていてもよい。
【0055】図7(a)、(b)、及び図8(a)、
(b)の整流回路においても、電源電圧が負極性になる
とき、二次巻線Tbのコールドエンドの電圧は検出用巻
線Tcのコールドエンドの電圧より低くなる。その結
果、バイポーラトランジスタ4のベースBの電圧がエミ
ッタEの電圧より0.6V程度以上低い状態、又は、F
ET4bのゲートの電圧がピンチオフ電圧より低い状態
になると、バイポーラトランジスタ4又はFET4bは
オン状態となる。このとき、この整流回路には、検出用
巻線Tcのコールドエンドから、バイポーラトランジス
タ4のエミッタEとコレクタC(又は、FET4bのソ
ースSとドレインD)、バイアス抵抗7を経て検出用巻
線Tcのホットエンドに至る電流路が形成される。これ
により、バイアス抵抗7の両端には電圧降下が生じ、F
ET3又はバイポーラトランジスタ3bは順バイアスさ
れて飽和し、負荷9には、電源電圧とほぼ等しい電圧が
印加される。電源電圧が正極性になり、二次巻線Tbの
コールドエンドの電圧が検出用巻線Tcのコールドエン
ドの電圧より高くなると、バイポーラトランジスタ4又
はFET4bは逆バイアスされた状態となって、オフす
る。このとき、検出用巻線Tcのコールドエンドから、
バイポーラトランジスタ4のエミッタEとコレクタC
(又は、FET4bのソースSとドレインD)、バイア
ス抵抗7を経て検出用巻線Tcのホットエンドに至る上
述の電流路は遮断され、バイアス抵抗7の両端には電圧
降下が実質的に生じなくなる。この結果、FET3又は
バイポーラトランジスタ3bは逆バイアスされてオフ
し、負荷9には、接地電圧が印加される。このような処
理を繰り返す結果、負荷9には、半波整流された電圧が
印加される。
【0056】さらに、この整流回路は、pチャネル型M
OSFETとNPN型バイポーラトランジスタとを用い
て構成することもできる。pチャネル型MOSFETと
NPN型バイポーラトランジスタとを用いた整流回路を
図9に示す。図示するように、この整流回路の基本構成
は、図1の整流回路の基本構成と同一である。ただし、
FET3はpチャネル型MOSFETからなり、バイポ
ーラトランジスタ4がNPN型バイポーラトランジスタ
からなる。そして、二次巻線Tbのコールドエンドは出
力端8の負極に接続されており、FET3のソースSが
出力端8の正極に接続されている。
【0057】FET3がpチャネル型MOSFETであ
る場合において、FET3のソースSとドレインDの間
には、ドレインDからソースSに向かって順方向となる
向きに、ダイオードが接続されている。このダイオード
は、別個に生成されたダイオードでもよいし、FET3
の製造過程で生成された寄生ダイオードでもよい。
【0058】図9に示す整流回路の出力端8の両極間に
負荷9が接続されたとき、負荷9は、以下説明するよう
に駆動される。先ず、電源電圧が正極性になると、二次
巻線Tb及び検出用巻線Tcは、ホットエンドの電圧が
コールドエンドの電圧より高くなる方向の二次電圧を発
生する。このとき、二次巻線Tbの両端に発生する電圧
が、FET3のソースS−ドレインD間に接続されたダ
イオードを介して負荷に供給される。負荷の電力消費に
より、二次巻線Tbに負荷電流が流れると、二次巻線T
bの内部抵抗及び変圧器2の磁気抵抗により、二次巻線
Tbの端子間の電圧が低下する。一方で、検出用巻線T
cの両端には、その両端が接続される区間のインピーダ
ンスに比例した量の電圧が生じる。
【0059】この結果、検出用巻線Tcの両端が接続さ
れる区間のインピーダンスが負荷9のインピーダンスよ
り十分高いとき、二次巻線Tbのコールドエンドの電圧
は、検出用巻線Tcのコールドエンドの電圧より高くな
る。そして、両コールドエンド間の電位差は、二次巻線
Tbの両端間の電圧の量と、検出用巻線Tcの両端間の
電圧の量の差にほぼ等しくなる。
【0060】そして、両コールドエンド間の電圧は、バ
イポーラトランジスタ4のベースBとエミッタEとの間
に印加され、その結果、バイポーラトランジスタ4のベ
ースBの電圧がエミッタEの電圧より0.6V程度以上
高い状態になると、バイポーラトランジスタ4はオン状
態となる。
【0061】バイポーラトランジスタ4がオンすると、
検出用巻線Tcのホットエンドから、FET3のドレイ
ンD及びソースS、バイアス抵抗7、バイポーラトラン
ジスタ4のコレクタC及びエミッタEを経て検出用巻線
Tcのコールドエンドに至る電流路が形成される。
【0062】この結果、バイアス抵抗7の両端には電圧
降下が生じ、FET3のゲートGの電圧はソースSの電
圧より低くなる。従って、FET3は順バイアスされた
状態となり、従って飽和状態となる。この結果、FET
3のソースSとドレインDの間の電圧はほぼ0となり、
負荷9には、電源電圧とほぼ等しい電圧が印加される。
【0063】次に、電源電圧が負極性になると、二次巻
線Tb及び検出用巻線Tcは、ホットエンドの電圧がコ
ールドエンドの電圧より低くなる方向の二次電圧を発生
する。このとき、二次巻線Tbに負荷電流が流れると、
二次巻線Tbの内部抵抗及び変圧器2の磁気抵抗によ
り、二次巻線Tbの端子間の電圧が低下する。一方で、
検出用巻線Tcの両端には、その両端が接続される区間
のインピーダンスに比例した量の電圧が生じる。
【0064】この結果、検出用巻線Tcの両端が接続さ
れる区間のインピーダンスが負荷9のインピーダンスよ
り十分高いとき、二次巻線Tbのコールドエンドの電圧
は、検出用巻線Tcのコールドエンドの電圧より低くな
る。そして、この場合も、両コールドエンド間の電位差
は、二次巻線Tbの両端間の電圧の量と、検出用巻線T
cの両端間の電圧の量の差にほぼ等しくなる。
【0065】そして、両コールドエンド間の電圧は、バ
イポーラトランジスタ4のベースBとエミッタEとの間
に印加され、バイポーラトランジスタ4のベースBの電
圧は、エミッタEの電圧より低くなる。この結果、バイ
ポーラトランジスタ4はオフ状態となる。
【0066】この結果、FET3のゲートGとソースS
とはほぼ同電位となる。FET3はエンハンスメント型
のFETであるので、FET3は逆バイアスされた状態
となり、FET3はオフ状態となり、負荷9には接地電
圧が印加され、ソースSとドレインDとの間には電源電
圧が印加される。
【0067】このような処理を繰り返す結果、負荷9に
は、半波整流された電圧が印加される。
【0068】なお、FET3のゲートGには、バイポー
ラトランジスタ4のコレクタCの電圧に代えて、コレク
タCの電圧に所定のバイアス電圧を加算して得られる電
圧を加えてもよい。このとき、FET3はエンハンスメ
ント型のMOSFETである必要はなく、デプレッショ
ン型のMOSFETでも、接合型のFETでも、またS
ITでもよい。
【0069】また、この整流回路は、FET3に代え
て、PNP型のバイポーラトランジスタ3bを用いて構
成してもよい。この場合、この整流回路においては、図
10に示すように、FET3のゲートG、ドレインD又
はソースSが接続されるべきところに、バイポーラトラ
ンジスタ3bのベース、コレクタ又はエミッタが接続さ
れる。また、バイポーラトランジスタ3bのベースBと
バイポーラトランジスタ4のコレクタCの間には、バイ
ポーラトランジスタ3bのベース電流を制限するベース
抵抗10が接続される。
【0070】この場合においては、一次電圧が正極性に
なるとき、コレクタC−エミッタE間にダイオードが存
在しなくても、コレクタC、ベースB及びバイアス抵抗
7を通じて初期のバイアス電流が流れ、バイポーラトラ
ンジスタ3bがオンする。この結果、負荷9及び二次巻
線Tbには電流が流れ、二次巻線Tbの両端の電圧は低
下する。従って、この場合においても、コレクタC−エ
ミッタE間にダイオードが存在している必要はない。た
だし、二次巻線Tbの両端の電圧の低下量を所望の大き
さにする等の目的で、コレクタC−エミッタE間に、コ
レクタCからエミッタEへの向きが順方向となるように
ダイオードを接続してもよい。
【0071】また、この整流回路は、バイポーラトラン
ジスタ4に代えて、例えば、nチャネル型、エンハンス
メント型及びMOS型のFET4bを用いて構成しても
よい。この場合、この整流回路においては、図11
(a)〜(b)に示すように、バイポーラトランジスタ
4のベースB、コレクタC又はエミッタEが接続される
べきところに、FET4bのゲート、ドレイン又はソー
スが接続される。また、この場合、ダイオード5やベー
ス抵抗6は必ずしも必要ではなく、二次巻線Tbのコー
ルドエンドとFET4bのゲートは直接接続されていて
もよい。
【0072】また、この場合、FET4bには、二次巻
線Tbのコールドエンドの電圧に代えて、二次巻線Tb
のコールドエンドの電圧に所定のバイアス電圧を加算し
て得られる電圧を加えてもよい。このとき、FET4b
はエンハンスメント型のMOSFETである必要はな
く、デプレッション型のMOSFETでも、接合型のF
ETでも、またSITでもよい。
【0073】図10、図11(a)〜(b)の整流回路
が負荷9を駆動する動作は、図6の整流回路の動作と実
質的に同一である。すなわち、電源電圧が正極性になる
と、二次巻線Tbのコールドエンドの電圧は検出用巻線
Tcのコールドエンドの電圧より高くなり、両コールド
エンド間の電位差は、二次巻線Tbの両端間の電圧の量
と、検出用巻線Tcの両端間の電圧の量の差にほぼ等し
くなる。その結果、バイポーラトランジスタ4のベース
Bの電圧がエミッタEの電圧より0.6V程度以上高い
状態、又は、FET4bのゲートの電圧がピンチオフ電
圧より高い状態になると、バイポーラトランジスタ4又
はFET4bはオン状態となる。そして、バイアス抵抗
7の両端には電圧降下が生じ、FET3又はバイポーラ
トランジスタ3bは順バイアスされた状態となって、飽
和する。このとき負荷9には、電源電圧とほぼ等しい電
圧が印加される。次に、電源電圧が負極性になると、二
次巻線Tbのコールドエンドの電圧は検出用巻線Tcの
コールドエンドの電圧より低くなり、両コールドエンド
間の電位差は、二次巻線Tbの両端間の電圧の量と、検
出用巻線Tcの両端間の電圧の量の差にほぼ等しくな
る。そして、バイポーラトランジスタ4のベースBの電
圧がエミッタEの電圧より低い状態、又は、FET4b
のゲート電圧がピンチオフ電圧より低い状態になると、
バイポーラトランジスタ4又はFET4bはオフ状態と
なる。その結果、FET3又はバイポーラトランジスタ
3bは逆バイアスされた状態となり、オフする。このと
き負荷9には、接地電圧が印加される。このような処理
を繰り返す結果、負荷9には、半波整流された電圧が印
加される。
【0074】また、FET3又はバイポーラトランジス
タ3bの接続は、上述のものに限られず、例えば、図1
2(a)、(b)、及び図13(a)、(b)に示すよ
うに接続されていてもよい。すなわち、FET3のドレ
インD又はバイポーラトランジスタ3bのコレクタCが
出力端の正極に接続され、FET3のソースS又はバイ
ポーラトランジスタ3bのエミッタEが二次巻線Tbの
ホットエンドに接続されていてもよい。
【0075】図12(a)、(b)、及び図13
(a)、(b)の整流回路においても、電源電圧が正極
性になったとき、二次巻線Tbのコールドエンドの電圧
は検出用巻線Tcのコールドエンドの電圧より高くな
る。その結果、バイポーラトランジスタ4のベースBの
電圧がエミッタEの電圧より0.6V程度以上高い状
態、又は、FET4bのゲートの電圧がピンチオフ電圧
より高い状態になると、バイポーラトランジスタ4又は
FET4bはオン状態となる。このとき、この整流回路
には、検出用巻線Tcのホットエンドから、バイアス抵
抗7、バイポーラトランジスタ4のコレクタCとエミッ
タE(又は、FET4bのドレインDとソースS)を経
て検出用巻線Tcのコールドエンドに至る電流路が形成
される。これにより、バイアス抵抗7の両端には電圧降
下が生じ、FET3又はバイポーラトランジスタ3bは
順バイアスされて飽和し、負荷9には、電源電圧とほぼ
等しい電圧が印加される。電源電圧が負極性になり、二
次巻線Tbのコールドエンドの電圧が検出用巻線Tcの
コールドエンドの電圧より低くなると、バイポーラトラ
ンジスタ4又はFET4bは逆バイアスされた状態とな
って、オフする。このとき、検出用巻線Tcのホットエ
ンドからバイアス抵抗7、バイポーラトランジスタ4の
コレクタCとエミッタE(又は、FET4bのドレイン
DとソースS)を経て検出用巻線Tcのコールドエンド
に至る上述の電流路は遮断され、バイアス抵抗7の両端
には電圧降下が実質的に生じなくなる。この結果、FE
T3又はバイポーラトランジスタ3bは逆バイアスされ
てオフし、負荷9には、接地電圧が印加される。このよ
うな処理を繰り返す結果、負荷9には、半波整流された
電圧が印加される。
【0076】なお、上述の実施の形態で示した数値、電
圧値等は例示であり、任意に変更可能である。また、バ
イアス電圧、ピンチオフ電圧等が、単一のダイオード、
ツェナーダイオード、抵抗等で得られない場合には、複
数を直接に接続する等してもよい。また、FET4b
が、MOSFET等の、制御端の入力インピーダンスが
十分に高く素子が破壊される程度の電流が流れ得ない素
子の場合、電流制限用のベース抵抗6等は不要である。
【0077】上記実施の形態では、単一のトランジスタ
を用いる半波整流回路を示したが、複数のトランジスタ
を使用してもよい。例えば、図14は、FET3を複数
個並列に接続し、単一のバイポーラトランジスタ4でオ
ン・オフ制御を行う例を示す。このような構成とするこ
とにより、オン・オフできる電流量を、単一のFETを
使用する場合の複数倍とすることができる。
【0078】また、図15に示すように、トランジスタ
として光に応答してオン・オフするフォトトランジスタ
又はフォトFETを使用してもよい。この場合、バイポ
ーラトランジスタ4又はFET4bに代えて、例えばオ
ン・オフ制御用の光を発光する発光ダイオードと、この
発光ダイオードとカスケードに接続された電流制限用の
抵抗器とを備える構成としてもよい。
【0079】また、トランジスタとして、ホール素子を
使用することも可能である。この場合は、ホール素子を
電源と負荷との間に接続し、ホール素子に印加される電
圧又はその極性を検出し、検出結果に応じてホール素子
に磁界を印加して、ホール素子をオン又はオフする。そ
の他、外部からの制御に応じてオン・オフする任意の半
導体スイッチング素子、及び、二次巻線Tbのコールド
エンドと検出用巻線Tcのコールドエンドとの電位差に
応じて該半導体スイッチング素子のオン・オフを制御す
る制御装置を使用することが可能である。
【0080】スイッチング素子であるトランジスタとし
ては、オン抵抗が小さく、オフ時に耐圧が大きいことが
望ましい。このような構成のバイポーラトランジスタと
して、例えば、図16に示すように、エミッタ層の厚さ
teとコレクタ層の厚さtcの厚さが実質的に同一のもの
を使用することができる。また、電界効果型トランジス
タとしては、図17に示すように、ソースとドレインの
構造が同一のものを使用できる。
【0081】(第2の実施の形態)次に、本発明の整流
回路を、スイッチング(SW)電源に適用した第2の実
施形態を説明する。図18は、この実施の形態のSW電
源の構成図である。
【0082】このSW電源202は、図18に示すよう
に、矩形波の交番電圧を出力する変成器215と、変成
器215より得られる交番電圧を整流する半導体能動素
子、例えばnチャネル型、MOS型のFET220とを
備えている。変成器215の二次側コイルには、コール
ドエンドが設けられているほか、第1及び第2のタップ
が設けられている。そして、第1タップとFET220
のソースS、第2タップとFET220のゲートGと
が、それぞれ接続されている。FET220のドレイン
Dには、平滑用コイルLを介して負荷217とコンデン
サ、例えば、電解コンデンサCが並列に接続されてい
る。
【0083】変成器215の一次側に矩形波の交番電圧
を入力したとき、第1タップ及び第2タップから出力さ
れる電圧は、コールドエンドの電圧を基準としたとき、
交番周期が同一である。そして、両タップの出力電圧の
振幅の絶対値は、両タップの出力電圧が共に0Vとなる
時を除き、第2タップの出力電圧の方が大きい。
【0084】このような構成のSW電源202におい
て、図19(A)に示すように、例えば200[kH
z]の交番周波数で、振幅値が±5[V]、電流値が1
0[A]の矩形波の交番信号Sdが、変成器212の第
1タップからFET220のソースSに印加され、第2
タップからは±12[V]の振幅値の交番電圧がFET
220のゲートGに印加されるとする。この場合、FE
T220では、交番電圧Sdが正極性のときはゲートG
における電力の振幅値(12[V])がソースSにおけ
る電力の振幅値(5[V])よりも相対的に大きくなっ
てオン状態、つまりソースSとドレインDとの間が導通
状態となり、ソースSからドレインDの方向に電流が流
れる。
【0085】一方、交番電圧Sdが負極性のとき、FE
T220は、ゲートGにおける電力の振幅値(−12
[V])がソースSにおける電力の振幅値(−5
[V])よりも小さくなるので、オフ状態となり、電流
が遮断される。従って、FET220からは、図19
(B)に示すように、交番電圧Sdの正極性成分Seが
出力され、整流が行われる。(なお、正極性成分Seの
うち、平滑用コイルL及びコンデンサCにより定まる周
波数以上の成分は通過を制限されるため、正極性成分S
eの出力の立ち上がり及び立ち下がりは、実際には瞬時
には完了せず、指数関数的に遷移する。)
【0086】FET220がオンするときのソースS−
ドレインD間の電圧降下の量は、第1の実施の形態にお
いて説明した場合と同様であり、逆方向のときの漏れ電
流も無視し得るほど少ないため、電力損失が低減して効
率的な整流が行われる。
【0087】また、逆方向時の電圧配分は、FET22
0にとってみれば、通常使用時に本来的に配分される電
位差であるので、高耐圧化も可能となる。ただし、この
スイッチング電源は、FET220のドレインDとソー
スSの接続を互いに入れ替えて構成してもよい。
【0088】また、FET220のチャネル型はn型で
ある必要はなく、p型であってもよい。FET220の
チャネル型がp型である場合におけるこのスイッチング
電源の動作は、交番電圧Sdが正極性であるときFET
220がオフ状態となり、負極性であるときオン状態と
なる点を除き、上述した動作と同様である。
【0089】さらに、このスイッチング電源は、MOS
型のFET220に代えて、ノーマリーオフ型の任意の
半導体スイッチング素子を用いて構成してもよい。半導
体スイッチング素子として、バイポーラトランジスタ等
の、制御端に実質的な量の電流が流れることにより電流
路が開閉されるものを用いる場合は、制御端と第2タッ
プとの間に、抵抗器等の限流素子を挿入してもよい。
【0090】(第3の実施の形態)次に、この発明の第
3の実施の形態に係るスイッチング電源を説明する。図
20は、この実施の形態のスイッチング電源の構成を示
す図である。図示するように、このスイッチング電源
は、変圧器302と、FET303と、バイアス抵抗3
07と、出力端308と、抵抗器311〜312と、バ
イポーラトランジスタ313〜314と、ベース抵抗3
15と、エミッタ抵抗316と、ダイオード317とよ
り構成される。
【0091】変圧器302は、第1の実施の形態におけ
る変圧器2と同一のものである。変圧器302の二次巻
線Tbのホットエンドには抵抗器311の一端が接続さ
れ、検出用巻線Tcのコールドエンドには抵抗器312
の一端が接続されている。抵抗器311及び312のそ
れぞれの他端は、バイポーラトランジスタ313のベー
スBに接続されている。変圧器302の二次巻線Tbの
コールドエンド及び検出用巻線Tcのホットエンドとの
接続点は接地されている。二次巻線Tbのホットエンド
は、FET303のソースSに接続されている。
【0092】FET303は、pチャネル型、MOS型
のFETである。FET303のソースSは上述の通り
変圧器302の二次巻線Tbのホットエンドに接続され
る。ドレインDには負荷309の一端が接続され、他端
は接地されている。また、ゲートG−ドレイン間には、
バイアス抵抗307が接続されている。
【0093】バイポーラトランジスタ313〜314
は、NPN型のバイポーラトランジスタである。バイポ
ーラトランジスタ313のベースBは、上述の通り、抵
抗器311及び312の接続点にに接続されている。コ
レクタCは、FET303のソースSに接続され、エミ
ッタEは、バイポーラトランジスタ314のエミッタE
に接続されている。
【0094】バイポーラトランジスタ314のコレクタ
CはFET303のゲートGに接続されている。エミッ
タEは、バイポーラトランジスタ313のエミッタEに
接続され、また、エミッタ抵抗316の一端に接続され
ている。エミッタ抵抗316の他端は、ダイオード31
7のアノードに接続され、ダイオード317のカソード
は、検出用巻線Tcのコールドエンドに接続されてい
る。また、バイポーラトランジスタ314のベースB
は、ベース抵抗315を介して接地されている。
【0095】検出用巻線Tcの巻数は、二次巻線Tbと
同一又は二次巻線Tbの巻数と単純な比例関係にある巻
数である。抵抗器311の抵抗値と抵抗器312の抵抗
値は、二次巻線Tbと検出用巻線Tcの巻数比に対応す
る。
【0096】次に、このスイッチング電源の動作を説明
する。変圧器302の一次巻線Taの両端に、交番電源
301から出力される交番電圧が入力されると、二次巻
線Tbからの出力は、FET303を介して負荷309
に供給される。負荷309の電力消費により、二次巻線
Tbに負荷電流が流れると、二次巻線Tbの内部抵抗及
び変圧器302の磁気抵抗により、二次巻線Tbの端子
間に電圧降下が発生する。
【0097】このとき、検出用巻線Tcには負荷電流が
流れないため、トランジスタ313〜314、ベース抵
抗315、エミッタ抵抗317及びダイオード317で
構成される回路は、抵抗器311及び312の接続点と
接地電位との間の電位関係に応じて、FET303をス
イッチングする。
【0098】このスイッチング制御は、負荷電流が増大
して二次巻線Tbの電圧降下が大きくなったときには、
FET303のゲートGへのバイアスを深くして、負荷
309に充分な電力を供給するようにする。逆に、負荷
電流が減少して二次巻線Tbの電圧降下が小さくなった
ときには、FET303のゲートGへのバイアスを浅く
して、負荷309に供給する電力を減少させるように制
御する。
【0099】なお、FET303のチャネル型はp型で
ある必要はなく、n型であってもよい。この場合、バイ
ポーラトランジスタ313〜314は、PNP型のもの
とする。
【0100】さらに、このスイッチング電源は、MOS
型のFET303に代えて、任意の半導体スイッチング
素子を用いて構成してもよい。半導体スイッチング素子
として、バイポーラトランジスタ等の、制御端に実質的
な量の電流が流れることにより電流路が開閉されるもの
を用いる場合は、制御端とバイポーラトランジスタ31
4のコレクタCとの間に、抵抗器等の限流素子を挿入し
てもよい。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、交流電圧を低損失で整流することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態に係る整流回路の
構成を示す回路図である。
【図2】変圧器2の構成を模式的に表す図である。
【図3】(A)〜(E)は、図1の整流回路の動作を説
明するためのタイミングチャートである。
【図4】電源トランス及び絶縁トランスを用いた整流回
路の構成を表す回路図である。
【図5】図1の整流回路の変形例を示す回路図である。
【図6】(a)、(b)は図1の整流回路の変形例を示
す回路図である。
【図7】(a)、(b)は図1の整流回路の変形例を示
す回路図である。
【図8】(a)、(b)は図1の整流回路の変形例を示
す回路図である。
【図9】図1の整流回路の変形例を示す回路図である。
【図10】図9の整流回路の変形例を示す回路図であ
る。
【図11】(a)、(b)は図9に示す整流回路の変形
例を示す回路図である。
【図12】(a)、(b)は図9の整流回路の変形例を
示す回路図である。
【図13】(a)、(b)は図9の整流回路の変形例を
示す回路図である。
【図14】トランジスタを複数個並列に接続して構成し
た整流回路の構成例を示す回路図である。
【図15】フォトトランジスタ及び発光ダイオードを用
いて構成した整流回路の構成例を示す回路図である。
【図16】バイポーラトランジスタの構成例を示す図で
ある。
【図17】電界効果型トランジスタの構成例を示す図で
ある。
【図18】この発明の第2の実施の形態に係るスイッチ
ング電源の構成を示す回路図である。
【図19】(A)、(B)は、この発明の第2の実施の
形態に係るスイッチング電源の動作を説明するためのタ
イミングチャートである。
【図20】この発明の第3の実施の形態に係るスイッチ
ング電源の構成を示す回路図である。
【図21】ダイオード両端の順方向電圧とダイオードを
流れる電流の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 交流電源 2 変圧器 2a 電源トランス 2b 絶縁トランス 3 FET 3b バイポーラトランジスタ 4 バイポーラトランジスタ 4b FET 5 ダイオード 6 ベース抵抗 7 バイアス抵抗 8 出力端 9 負荷 10 ベース抵抗 202 スイッチング(SW)電源 215 変成器 217 負荷 220 FET 302 変圧器 303 FET 307 バイアス抵抗307 308 出力端308 311〜312 抵抗器 313〜314 バイポーラトランジスタ 315 ベース抵抗 316 エミッタ抵抗 317 ダイオード L 平滑用コイル C 電解コンデンサ

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トランジスタと該トランジスタに接続され
    た制御回路とより構成され、 前記トランジスタは、電流路と制御端を備え、前記電流
    路の一端に整流対象電圧を受け、前記制御回路の制御に
    従ってオン又はオフすることにより前記電流路の他端に
    整流後の電圧を出力し、 前記制御回路は、前記トランジスタの前記電流路の少な
    くとも一端と前記制御端に接続され、前記電流路に逆方
    向電圧が印加された時に前記トランジスタをオンし、前
    記電流路に順方向電圧が印加された時に、前記トランジ
    スタをオフし、前記制御端に印加する信号を制御して前
    記トランジスタをオン又はオフすることにより、前記ト
    ランジスタに前記整流対象電圧を整流させる、 ことを特徴とする電気回路であって、 前記制御回路は、 電源入力が与えられる一次巻線と、前記一次巻線に誘導
    結合され、負荷に供給する出力を取り出す二次巻線と、
    前記一次巻線に誘導結合され、前記二次巻線の出力に対
    応する出力を呈する検出用巻線とを備える変圧器と、 前記二次巻線の出力電圧と前記検出用巻線の出力電圧と
    を入力し、前記電流路に前記逆方向電圧が印加されてい
    るか否か、及び、前記電流路に前記順方向電圧が印加さ
    れているか否かを検出し、検出結果を示す信号を前記ト
    ランジスタの前記制御端に印加する検出手段とを備え
    る、 ことを特徴とする電気回路。
  2. 【請求項2】トランジスタと該トランジスタに接続され
    た制御回路とより構成され、 前記トランジスタは、電流路と制御端を備え、前記電流
    路の一端に整流対象電圧を受け、前記制御回路の制御に
    従ってオン又はオフすることにより前記電流路の他端に
    整流後の電圧を出力し、 前記制御回路は、前記トランジスタの前記電流路の少な
    くとも一端と前記制御端に接続され、前記電流路に逆方
    向電圧が印加された時に前記トランジスタをオンし、前
    記電流路に順方向電圧が印加された時に、前記トランジ
    スタをオフし、前記制御端に印加する信号を制御して前
    記トランジスタをオン又はオフすることにより、前記ト
    ランジスタに前記整流対象電圧を整流させる、 ことを特徴とする電気回路であって、 前記制御回路は、 電源入力が与えられる一次巻線と、前記一次巻線に誘導
    結合され負荷に供給する出力を取り出す二次巻線を有す
    る第1の変圧器と、 前記第1の変圧器と並列に且つ前記第1の変圧器とは絶
    縁されて設けられ、電源入力が与えられる一次巻線と、
    前記一次巻線に誘導結合され前記第1の変圧器の前記二
    次巻線の出力に対応する出力を呈する検出用巻線を有す
    る第2の変圧器と、 前記二次巻線の出力電圧と前記検出用巻線の出力電圧と
    を入力し、前記電流路に前記逆方向電圧が印加されてい
    るか否か、及び、前記電流路に前記順方向電圧が印加さ
    れているか否かを検出し、検出結果を示す信号を前記ト
    ランジスタの前記制御端に印加する検出手段とを備え
    る、 ことを特徴とする電気回路。
  3. 【請求項3】前記トランジスタは第1の電界効果型トラ
    ンジスタから構成され、 前記電流路の両端は前記第1の電界効果型トランジスタ
    のソースとドレインから構成され、前記制御端は前記第
    1の電界効果型トランジスタのゲートから構成され、 前記制御回路は、前記検出手段の検出結果に応じて、前
    記第1の電界効果型トランジスタをオン又はオフさせる
    ゲート電圧を前記ゲートに印加する回路から構成され
    る、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電気回路。
  4. 【請求項4】前記制御回路は、ベース、エミッタ及びコ
    レクタを備えるバイポーラトランジスタと抵抗とを備
    え、 前記バイポーラトランジスタの前記ベースは、前記二次
    巻線の出力電圧を入力し、前記エミッタは、前記検出用
    巻線の出力電圧を入力し、 前記バイポーラトランジスタは、前記ベースと前記エミ
    ッタとの間の電圧に応じて、前記コレクタから前記抵抗
    に流れるコレクタ電流をオン又はオフし、 前記抵抗は前記コレクタ電流を入力し、前記抵抗の両端
    の電圧を前記第1の電界効果型トランジスタの前記ソー
    スと前記ゲートとに印加することにより、前記第1の電
    界効果型トランジスタをオン又はオフさせる、 ことを特徴とする請求項3に記載の電気回路。
  5. 【請求項5】前記制御回路は、ゲート、ソース及びドレ
    インを備える第2の電界効果型トランジスタと抵抗とを
    備え、 前記第2の電界効果型トランジスタの前記ゲートは、前
    記二次巻線の出力電圧を入力し、前記ソースは、前記検
    出用巻線の出力電圧を入力し、 前記第2の電界効果型トランジスタは、前記ゲートと前
    記ソースとの間の電圧に応じて、前記ドレインから前記
    抵抗に流れるドレイン電流をオン又はオフし、 前記抵抗は前記ドレイン電流を入力し、前記抵抗の両端
    の電圧を前記第1の電界効果型トランジスタの前記ソー
    スと前記ゲートとに印加することにより、前記第1の電
    界効果型トランジスタをオン又はオフさせる、 ことを特徴とする請求項3に記載の電気回路。
  6. 【請求項6】前記第1の電界効果型トランジスタはNチ
    ャネル電界効果型トランジスタから構成され、 前記電流路の一端は該Nチャネル電界効果型トランジス
    タのソースから構成され、前記電流路の他端は該Nチャ
    ネル電界効果型トランジスタのドレインから構成され、
    前記制御端は該Nチャネル電界効果型トランジスタのゲ
    ートから構成される、 ことを特徴とする請求項3、4又は5に記載の電気回
    路。
  7. 【請求項7】前記第1の電界効果型トランジスタはPチ
    ャネル電界効果型トランジスタから構成され、 前記電流路の一端は該Pチャネル電界効果型トランジス
    タのソースから構成され、前記電流路の他端は該Pチャ
    ネル電界効果型トランジスタのドレインから構成され、
    前記制御端は該Pチャネル電界効果型トランジスタのゲ
    ートから構成される、 ことを特徴とする請求項3、4又は5に記載の電気回
    路。
  8. 【請求項8】前記トランジスタは第1のバイポーラトラ
    ンジスタから構成され、 前記電流路の両端は前記第1のバイポーラトランジスタ
    のエミッタとコレクタから構成され、前記制御端は前記
    第1のバイポーラトランジスタのベースから構成され、 前記制御回路は、前記検出手段の検出結果に応じて、前
    記第1のバイポーラトランジスタをオン又はオフさせる
    ベース電流を前記ベースに供給する回路から構成され
    る、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電気回
    路。
  9. 【請求項9】前記制御回路は、ベース、エミッタ及びコ
    レクタを備える第2のバイポーラトランジスタと抵抗と
    を備え、 前記第2のバイポーラトランジスタの前記ベースは、前
    記二次巻線の出力電圧を入力し、前記エミッタは、前記
    検出用巻線の出力電圧を入力し、 前記第2のバイポーラトランジスタは、前記ベースと前
    記エミッタとの間の電圧に応じて、前記コレクタから前
    記抵抗に流れるコレクタ電流をオン又はオフし、 前記抵抗は前記コレクタ電流を入力し、前記抵抗の両端
    の電圧を前記第1のバイポーラトランジスタの前記エミ
    ッタと前記ベースとに印加することにより、前記第1の
    バイポーラトランジスタをオン又はオフさせる、 ことを特徴とする請求項8に記載の電気回路。
  10. 【請求項10】前記制御回路は、ゲート、ソース及びド
    レインを備える電界効果型トランジスタと抵抗とを備
    え、 前記電界効果型トランジスタの前記ゲートは、前記二次
    巻線の出力電圧を入力し、前記ソースは、前記検出用巻
    線の出力電圧を入力し、 前記電界効果型トランジスタは、前記ゲートと前記ソー
    スとの間の電圧に応じて、前記ドレインから前記抵抗に
    流れるドレイン電流をオン又はオフし、 前記抵抗は前記ドレイン電流を入力し、前記抵抗の両端
    の電圧を前記第1のバイポーラトランジスタの前記エミ
    ッタと前記ベースとに印加することにより、前記第1の
    バイポーラトランジスタをオン又はオフさせる、 ことを特徴とする請求項8に記載の電気回路。
  11. 【請求項11】前記第1のバイポーラトランジスタはN
    PNバイポーラトランジスタから構成され、 前記電流路の一端は該NPNバイポーラトランジスタの
    エミッタから構成され、前記電流路の他端は該NPNバ
    イポーラトランジスタのコレクタから構成され、前記制
    御端は該NPNバイポーラトランジスタのベースから構
    成される、 ことを特徴とする請求項8、9又は10に記載の電気回
    路。
  12. 【請求項12】前記第1のバイポーラトランジスタはP
    NPバイポーラトランジスタから構成され、 前記電流路の一端は該PNPバイポーラトランジスタの
    エミッタから構成され、前記電流路の他端は該PNPバ
    イポーラトランジスタのコレクタから構成され、前記制
    御端は該PNPバイポーラトランジスタのベースから構
    成される、 ことを特徴とする請求項8、9又は10に記載の電気回
    路。
  13. 【請求項13】前記制御回路は、電力の供給を必要とす
    る能動素子を備え、 前記能動素子には整流後の電圧が電源として供給されて
    いる、 ことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記
    載の電気回路。
  14. 【請求項14】前記制御回路は、前記トランジスタをそ
    の飽和領域でオンさせる、 ことを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記
    載の電気回路。
  15. 【請求項15】半導体スイッチング素子と、該半導体ス
    イッチング素子を制御する制御回路とより構成され、 前記半導体スイッチング素子は、電流路と制御端とを備
    え、前記電流路の一端に整流対象電圧を受け、前記電流
    路の他端が負荷に接続され、前記制御端に入力される電
    圧又は電流に従って前記電流路をオン又はオフし、 前記制御回路は、前記半導体スイッチング素子の前記電
    流路の少なくとも一端と前記制御端に接続され、前記電
    流路に流れる電流を検出し、検出結果に応じて、前記半
    導体スイッチング素子の前記電流路がオン又はオフする
    前記電圧又は前記電流を前記制御端に出力する、 ことを特徴とする電気回路であって、 前記制御回路は、前記負荷が実質的に接続されていない
    ときにおいて前記電流路に流れる電流を表す無負荷時電
    流情報を取得する手段を備え、前記検出結果及び前記無
    負荷時電流情報に応じて、前記電流路をオン又はオフす
    る前記電圧又は前記電流を前記制御端に出力する、 ことを特徴とする電気回路。
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