JPH10286674A - 自動溶接のアークセンシング方法 - Google Patents
自動溶接のアークセンシング方法Info
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- JPH10286674A JPH10286674A JP9768497A JP9768497A JPH10286674A JP H10286674 A JPH10286674 A JP H10286674A JP 9768497 A JP9768497 A JP 9768497A JP 9768497 A JP9768497 A JP 9768497A JP H10286674 A JPH10286674 A JP H10286674A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 自動溶接のとき、溶接中心線に対する溶接ト
ーチのウィービング中心の位置を調整するためのアーク
センシング方法を提供する。 【解決手段】 溶接トーチ10のウィービング時、溶接
トーチ10の下端と溶接面21間の距離変化によるアー
ク電流値の変化に基づいて溶接中心線に対する溶接トー
チ10のウィービング中心Cの位置を調整する自動溶接
のアークセンシング方法において、前記アーク電流の微
分値を用いて溶接中心線に対する溶接トーチ10のウィ
ービング中心の位置を検出する段階を含む。従って、溶
接トーチ10に対する母材20,30の位置に係わらず
に溶接トーチ10のウィービング中心の位置が正確に検
出され、よって溶接時溶接トーチ10が溶接中心線から
外れることを防止し得る。
ーチのウィービング中心の位置を調整するためのアーク
センシング方法を提供する。 【解決手段】 溶接トーチ10のウィービング時、溶接
トーチ10の下端と溶接面21間の距離変化によるアー
ク電流値の変化に基づいて溶接中心線に対する溶接トー
チ10のウィービング中心Cの位置を調整する自動溶接
のアークセンシング方法において、前記アーク電流の微
分値を用いて溶接中心線に対する溶接トーチ10のウィ
ービング中心の位置を検出する段階を含む。従って、溶
接トーチ10に対する母材20,30の位置に係わらず
に溶接トーチ10のウィービング中心の位置が正確に検
出され、よって溶接時溶接トーチ10が溶接中心線から
外れることを防止し得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動溶接時、溶接中
心線に対する溶接トーチのウィービング中心の位置を調
整するためのアークセンシング方法に関する。
心線に対する溶接トーチのウィービング中心の位置を調
整するためのアークセンシング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】溶接ロボットを用いて二つの母材を自動
溶接することにおいて、溶接ロボットに設けられた溶接
トーチが溶接中心線即ち、互に溶接されるために密着さ
れた二つの母材間の境界線を正確に追跡しながら溶接を
行うのが必須である。
溶接することにおいて、溶接ロボットに設けられた溶接
トーチが溶接中心線即ち、互に溶接されるために密着さ
れた二つの母材間の境界線を正確に追跡しながら溶接を
行うのが必須である。
【0003】このように溶接トーチが溶接中心線を正確
に追跡しながら溶接を行うために、溶接トーチのウィー
ビング(weaving) の時、該溶接トーチと母材間にアーク
電流を発生させ、溶接トーチと溶接面間の距離変化によ
るアーク電流値の変化に基づいて溶接中心線を追跡する
所謂アークセンシング方法が広く用いられている。この
ような方法の原理について図面を参照しながらさらに詳
しく説明する。
に追跡しながら溶接を行うために、溶接トーチのウィー
ビング(weaving) の時、該溶接トーチと母材間にアーク
電流を発生させ、溶接トーチと溶接面間の距離変化によ
るアーク電流値の変化に基づいて溶接中心線を追跡する
所謂アークセンシング方法が広く用いられている。この
ような方法の原理について図面を参照しながらさらに詳
しく説明する。
【0004】図1及び図2に示したように、相互溶接さ
れる端部がくっついた第1母材20と第2母材30とを
自動溶接することにおいて、溶接トーチ10は矢印
(A)方向に溶接中心線25に沿って進むと同時に仮想
線で示したように左右にウィービングしながら二つの母
材20,30を溶接する。溶接トーチ10は、その中心
軸と第1母材20の溶接面21間の角度(θ)とその中
心軸と第2母材30の溶接面間の角度(θ′)とが同一
になるように位置する。溶接トーチ10のウィービング
中心(C)は溶接中心線25の垂直上方に位置する。即
ち、溶接トーチ10はそのウィービング中心Cが溶接中
心線25の垂直上方に位置した状態で左右にそれぞれ同
一の距離(L)ほどウィービングする。
れる端部がくっついた第1母材20と第2母材30とを
自動溶接することにおいて、溶接トーチ10は矢印
(A)方向に溶接中心線25に沿って進むと同時に仮想
線で示したように左右にウィービングしながら二つの母
材20,30を溶接する。溶接トーチ10は、その中心
軸と第1母材20の溶接面21間の角度(θ)とその中
心軸と第2母材30の溶接面間の角度(θ′)とが同一
になるように位置する。溶接トーチ10のウィービング
中心(C)は溶接中心線25の垂直上方に位置する。即
ち、溶接トーチ10はそのウィービング中心Cが溶接中
心線25の垂直上方に位置した状態で左右にそれぞれ同
一の距離(L)ほどウィービングする。
【0005】このようなウィービングの時、溶接トーチ
10はそのウィービング中心(C)を横切って第1位置
(ウィービング中心Cから第1母材20の方へ最も遠く
離れた位置)と第2位置(ウィービング中心Cから第2
母材30の方へ最も遠く離れた位置)との間で往復移動
する。前記第1位置で溶接トーチ10の下端と第1母材
20間の垂直距離(H1)は第2位置における溶接トー
チ10の下端と第2母材30間の垂直距離(H1)と同
一となる。そして、溶接トーチ10とウィービング中心
(C)とが一致するとき、該溶接トーチ10は溶接中心
線25の垂直上方に位置し、よって溶接トーチ10の下
端と溶接中心線25間の垂直距離(H)は最大となる。
10はそのウィービング中心(C)を横切って第1位置
(ウィービング中心Cから第1母材20の方へ最も遠く
離れた位置)と第2位置(ウィービング中心Cから第2
母材30の方へ最も遠く離れた位置)との間で往復移動
する。前記第1位置で溶接トーチ10の下端と第1母材
20間の垂直距離(H1)は第2位置における溶接トー
チ10の下端と第2母材30間の垂直距離(H1)と同
一となる。そして、溶接トーチ10とウィービング中心
(C)とが一致するとき、該溶接トーチ10は溶接中心
線25の垂直上方に位置し、よって溶接トーチ10の下
端と溶接中心線25間の垂直距離(H)は最大となる。
【0006】図3は溶接トーチ10が前記第1位置から
第2位置に移動する時、溶接トーチ10の下端と第1母
材20の溶接面21又は第2母材30の溶接面間の垂直
距離の変化を示したグラフで、水平軸は時間の経過を、
垂直軸は垂直距離を示す。図3を参照すれば、第1位置
にある溶接トーチ10はそのウィービングによって所定
時間(t)後第2位置に移動するが、この際、ウィービ
ング中心(C)に達する時間(t1/2)までは該溶接
トーチ10の下端と第1母材20の溶接面間の垂直距離
が延びる。そして、溶接トーチ10がウィービング中心
(C)を通って第2位置まで移動する時には該溶接トー
チ10の下端と第2母材30の溶接面31間の垂直距離
が次第に縮まる。
第2位置に移動する時、溶接トーチ10の下端と第1母
材20の溶接面21又は第2母材30の溶接面間の垂直
距離の変化を示したグラフで、水平軸は時間の経過を、
垂直軸は垂直距離を示す。図3を参照すれば、第1位置
にある溶接トーチ10はそのウィービングによって所定
時間(t)後第2位置に移動するが、この際、ウィービ
ング中心(C)に達する時間(t1/2)までは該溶接
トーチ10の下端と第1母材20の溶接面間の垂直距離
が延びる。そして、溶接トーチ10がウィービング中心
(C)を通って第2位置まで移動する時には該溶接トー
チ10の下端と第2母材30の溶接面31間の垂直距離
が次第に縮まる。
【0007】一方、溶接トーチ10と母材20,30と
の間に高電圧を印加すると、母材と溶接トーチ10との
間にアーク電流が発生する。該アーク電流値は溶接トー
チ10の下端と母材の溶接面間の距離が延びるほど小さ
くなるため、溶接トーチ10が第1位置から第2位置に
移動する間、前記アーク電流値は図4のように変わる。
の間に高電圧を印加すると、母材と溶接トーチ10との
間にアーク電流が発生する。該アーク電流値は溶接トー
チ10の下端と母材の溶接面間の距離が延びるほど小さ
くなるため、溶接トーチ10が第1位置から第2位置に
移動する間、前記アーク電流値は図4のように変わる。
【0008】従来のアークセンシング方法によれば、上
述したアーク電流値の変化に基づいて前記第1位置から
ウィービング中心(C)まで移動する間の電流の積分値
と、ウィービング中心(C)から第2位置まで移動する
間の電流の積分値とを求め、該積分値を互いに比較す
る。前記各積分値が同一である場合は溶接トーチ10の
ウィービング中心(C)が溶接中心線25に沿って移動
することであって、これは溶接接トーチ10が溶接中心
線25を正確に追跡していることを意味する。
述したアーク電流値の変化に基づいて前記第1位置から
ウィービング中心(C)まで移動する間の電流の積分値
と、ウィービング中心(C)から第2位置まで移動する
間の電流の積分値とを求め、該積分値を互いに比較す
る。前記各積分値が同一である場合は溶接トーチ10の
ウィービング中心(C)が溶接中心線25に沿って移動
することであって、これは溶接接トーチ10が溶接中心
線25を正確に追跡していることを意味する。
【0009】もし、前記各積分値が相異なる場合は、溶
接トーチ10のウィービング中心(C)が溶接中心線2
5から外れていることであって、これは溶接トーチ10
が溶接中心線25を正確に追跡していないことを意味す
る。この場合は、別途の制御手段(図示せず)で前記積
分値が互いに一致するようウィービング中心(C)の位
置が実時間で補正され、これによって溶接トーチ10は
中心線25を正確に追跡し得るようになる。
接トーチ10のウィービング中心(C)が溶接中心線2
5から外れていることであって、これは溶接トーチ10
が溶接中心線25を正確に追跡していないことを意味す
る。この場合は、別途の制御手段(図示せず)で前記積
分値が互いに一致するようウィービング中心(C)の位
置が実時間で補正され、これによって溶接トーチ10は
中心線25を正確に追跡し得るようになる。
【0010】しかしながら、アーク電流の積分値に基づ
いた前記従来のアークセンシング方法によれば、図2で
説明したように第1母材20の溶接面21と溶接トーチ
10がなす角度(θ)と、第2母材30の溶接面31と
溶接トーチ10がなす角度(θ′)とが同一の場合には
効果があるが、前記角度が相異なる場合には相当の判断
エラーが発生する。
いた前記従来のアークセンシング方法によれば、図2で
説明したように第1母材20の溶接面21と溶接トーチ
10がなす角度(θ)と、第2母材30の溶接面31と
溶接トーチ10がなす角度(θ′)とが同一の場合には
効果があるが、前記角度が相異なる場合には相当の判断
エラーが発生する。
【0011】例えば、図5に示したように、母材20,
30が水平面に傾いて位置したため溶接トーチ10のウ
ィービング中心(C)が溶接中心25の垂直上方を通過
するにも係わらずに第1母材20の溶接面21と溶接ト
ーチ10がなす角度(θ1)と、第2母材30の溶接面
31と溶接トーチ10がなす角度(θ2)とが相異なる
場合には、前記第1位置における溶接トーチ10の下端
と第1母材20の溶接面21間の垂直距離(H2)と第
2位置における溶接トーチ10の下端と第2母材30の
溶接面31間の垂直距離(H3)が相異なってしまう。
従って、溶接トーチ10が第1位置から第2位置に移動
する間の溶接トーチ10の下端と第1母材20の溶接面
21又は第2母材30の溶接面31間の垂直距離は図6
のように変わる。即ち、第1位置からウィービング中心
(C)に移動する時間(t1/2)まで溶接トーチ10
の下端と第1母材の傾斜面21間の垂直距離は急激に延
び、ウィービング中心(C)から第2位置まで移動する
間、溶接トーチ10の下端と第2母材の傾斜面31間の
垂直距離は緩やかに縮まる。このような垂直距離の変化
によってアーク電流値は図7のように変化する。
30が水平面に傾いて位置したため溶接トーチ10のウ
ィービング中心(C)が溶接中心25の垂直上方を通過
するにも係わらずに第1母材20の溶接面21と溶接ト
ーチ10がなす角度(θ1)と、第2母材30の溶接面
31と溶接トーチ10がなす角度(θ2)とが相異なる
場合には、前記第1位置における溶接トーチ10の下端
と第1母材20の溶接面21間の垂直距離(H2)と第
2位置における溶接トーチ10の下端と第2母材30の
溶接面31間の垂直距離(H3)が相異なってしまう。
従って、溶接トーチ10が第1位置から第2位置に移動
する間の溶接トーチ10の下端と第1母材20の溶接面
21又は第2母材30の溶接面31間の垂直距離は図6
のように変わる。即ち、第1位置からウィービング中心
(C)に移動する時間(t1/2)まで溶接トーチ10
の下端と第1母材の傾斜面21間の垂直距離は急激に延
び、ウィービング中心(C)から第2位置まで移動する
間、溶接トーチ10の下端と第2母材の傾斜面31間の
垂直距離は緩やかに縮まる。このような垂直距離の変化
によってアーク電流値は図7のように変化する。
【0012】この状態において、前記第1位置からウィ
ービング中心(C)まで移動する間の電流の積分値とウ
ィービング中心(C)から第2位置まで移動する間の電
流の積分値とが相異なってしまう。従って、溶接トーチ
10が溶接中心線25を確かに追跡しているにも係わら
ず、ウィービング中心(C)が溶接中心線25から外れ
ていると判断され、よって制御手段で前記積分値が同一
値を保つよう、即ち溶接トーチ10のウィービング中心
(C)が第1母材20の方へ移動するように補正され
る。従って、溶接トーチ10のウィービング中心(C)
が溶接中心線25から第1母材20の方に外れたまま、
即ち溶接トーチ10が溶接中心線25を正確に追跡でき
ない状態で溶接を行うようになる。
ービング中心(C)まで移動する間の電流の積分値とウ
ィービング中心(C)から第2位置まで移動する間の電
流の積分値とが相異なってしまう。従って、溶接トーチ
10が溶接中心線25を確かに追跡しているにも係わら
ず、ウィービング中心(C)が溶接中心線25から外れ
ていると判断され、よって制御手段で前記積分値が同一
値を保つよう、即ち溶接トーチ10のウィービング中心
(C)が第1母材20の方へ移動するように補正され
る。従って、溶接トーチ10のウィービング中心(C)
が溶接中心線25から第1母材20の方に外れたまま、
即ち溶接トーチ10が溶接中心線25を正確に追跡でき
ない状態で溶接を行うようになる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】前記問題点を解決する
ための本発明の目的は、溶接トーチに対する母材の溶接
面の傾斜角度に係わらず、溶接中心線に対する溶接トー
チのウィービング中心の位置を正確に判断することによ
って溶接トーチが正確に溶接中心線を追跡しながら溶接
し得るように改善された自動溶接のアークセンシング方
法を提供することにある。
ための本発明の目的は、溶接トーチに対する母材の溶接
面の傾斜角度に係わらず、溶接中心線に対する溶接トー
チのウィービング中心の位置を正確に判断することによ
って溶接トーチが正確に溶接中心線を追跡しながら溶接
し得るように改善された自動溶接のアークセンシング方
法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに本発明による自動溶接のアークセンシング方法は、
溶接トーチのウィービング時、溶接トーチの下端と溶接
面間の距離変化によるアーク電流値の変化に基づいて溶
接中心線に対する溶接トーチのウィービング中心の位置
を調整する方法において、前記アーク電流の微分値を用
いて溶接中心線に対する溶接トーチのウィービング中心
の位置を検出する段階を含む。
めに本発明による自動溶接のアークセンシング方法は、
溶接トーチのウィービング時、溶接トーチの下端と溶接
面間の距離変化によるアーク電流値の変化に基づいて溶
接中心線に対する溶接トーチのウィービング中心の位置
を調整する方法において、前記アーク電流の微分値を用
いて溶接中心線に対する溶接トーチのウィービング中心
の位置を検出する段階を含む。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面に基づき本発
明の好ましい実施の形態を詳細に説明する。先ず、図2
に示したように溶接トーチ10はその中心軸と第1母材
20の溶接面21間の角度(θ)と、前記中心軸と第2
母材30の溶接面31間の角度(θ′)とが同一であ
り、且つそのウィービング中心(C)は溶接中心線25
の垂直上方に位置する状態でウィービングしなから溶接
を行う。
明の好ましい実施の形態を詳細に説明する。先ず、図2
に示したように溶接トーチ10はその中心軸と第1母材
20の溶接面21間の角度(θ)と、前記中心軸と第2
母材30の溶接面31間の角度(θ′)とが同一であ
り、且つそのウィービング中心(C)は溶接中心線25
の垂直上方に位置する状態でウィービングしなから溶接
を行う。
【0016】前述したようにウィービング時、溶接トー
チ10はそのウィービング中心(C)を横切って第1位
置と第2位との間を往復移動する。溶接トーチ10が第
1位置から第2位置まで移動する間、溶接トーチ10の
下端と第1母材20の溶接面21又は第2母材30の溶
接面31間の垂直距離は図3のように変化し、アーク電
流値は図4のように変化する。
チ10はそのウィービング中心(C)を横切って第1位
置と第2位との間を往復移動する。溶接トーチ10が第
1位置から第2位置まで移動する間、溶接トーチ10の
下端と第1母材20の溶接面21又は第2母材30の溶
接面31間の垂直距離は図3のように変化し、アーク電
流値は図4のように変化する。
【0017】このように変化するアーク電流を微分すれ
ば図8のようになる。即ち、第1位置から溶接中心線2
5までの電流の微分値は所定の負の値(−a)を有し、
溶接中心線25から第2位置までの電流の微分値は正の
値(+a)を有する。前記各微分値の絶対値は相同であ
る。そして、ウィービング中心(C)における微分値は
“0”となる。
ば図8のようになる。即ち、第1位置から溶接中心線2
5までの電流の微分値は所定の負の値(−a)を有し、
溶接中心線25から第2位置までの電流の微分値は正の
値(+a)を有する。前記各微分値の絶対値は相同であ
る。そして、ウィービング中心(C)における微分値は
“0”となる。
【0018】もし、溶接トーチ10のウィービング中心
(C)が第2母材30の方に外れると、溶接トーチ10
がそのウィービング中心(C)上に位置する時のアーク
電流の微分値は“0”でない正の値(+a)を有し、よ
って溶接トーチ10はそのウィービング中心(C)と溶
接中心線とが一致するように別途の制御手段(図示せ
ず)により実時間で位置補正される。これに対して、溶
接トーチ10のウィービング中心(C)が第1母材20
の方に外れると、溶接トーチ10がそのウィービング中
心(C)上に位置する時のアーク電流の微分値は負の値
(−a)を有し、よって溶接トーチ10はそのウィービ
ング中心(C)と溶接中心線25とが合うように制御手
段により実時間で位置補正される。
(C)が第2母材30の方に外れると、溶接トーチ10
がそのウィービング中心(C)上に位置する時のアーク
電流の微分値は“0”でない正の値(+a)を有し、よ
って溶接トーチ10はそのウィービング中心(C)と溶
接中心線とが一致するように別途の制御手段(図示せ
ず)により実時間で位置補正される。これに対して、溶
接トーチ10のウィービング中心(C)が第1母材20
の方に外れると、溶接トーチ10がそのウィービング中
心(C)上に位置する時のアーク電流の微分値は負の値
(−a)を有し、よって溶接トーチ10はそのウィービ
ング中心(C)と溶接中心線25とが合うように制御手
段により実時間で位置補正される。
【0019】一方、図5に示したように溶接トーチ10
のウィービング中心(C)が溶接中心線25の垂直上方
に位置する状態で、第1母材20の溶接面21と溶接ト
ーチ10間の角度(θ1)が第2母材30の溶接面31
と溶接トーチ10間の角度(θ2)が相異なる場合は、
前記第1位置における溶接トーチ10の下端と第1母材
20の溶接面21間の垂直距離(H2)と、第2位置に
おける溶接トーチ10の下端と第2母材30の溶接面2
1間の垂直距離(H3)とが相異なってしまう。ここ
で、溶接トーチ10が第1位置から第2位置に移動する
間の該溶接トーチ10の下端と第1母材20の溶接面2
1又は第2母材30の溶接面31間の垂直距離は図6の
ように変化し、アーク電流値は図7のように変化する。
のウィービング中心(C)が溶接中心線25の垂直上方
に位置する状態で、第1母材20の溶接面21と溶接ト
ーチ10間の角度(θ1)が第2母材30の溶接面31
と溶接トーチ10間の角度(θ2)が相異なる場合は、
前記第1位置における溶接トーチ10の下端と第1母材
20の溶接面21間の垂直距離(H2)と、第2位置に
おける溶接トーチ10の下端と第2母材30の溶接面2
1間の垂直距離(H3)とが相異なってしまう。ここ
で、溶接トーチ10が第1位置から第2位置に移動する
間の該溶接トーチ10の下端と第1母材20の溶接面2
1又は第2母材30の溶接面31間の垂直距離は図6の
ように変化し、アーク電流値は図7のように変化する。
【0020】図7のように変化する電流の微分値は前記
図9のようになる。即ち、第1位置からウィービング中
心線(C)までの電流の微分値は負の第1値(−b)を
有し、ウィービング中心線(C)から第2位置までの電
流の微分値は正の第2値(+c)を有する。前記電流変
化曲線の傾斜が相異なるので、前記第1値(−b)と第
2値(−c)の絶対値も符号も相異なる。しかし、溶接
中心線25における微分値は“0”となる。即ち、溶接
トーチ10が溶接中心線25を正確に追跡している状態
では溶接トーチ10のウィービング中心(C)が溶接中
心線25に沿って行き、よって溶接トーチ10とそのウ
ィービング中心(C)とが一致する時アーク電流値の微
分値は“0”となる。従って、従来の方法とは違って母
材20,30が傾いた場合でも正確な判断が可能であ
る。
図9のようになる。即ち、第1位置からウィービング中
心線(C)までの電流の微分値は負の第1値(−b)を
有し、ウィービング中心線(C)から第2位置までの電
流の微分値は正の第2値(+c)を有する。前記電流変
化曲線の傾斜が相異なるので、前記第1値(−b)と第
2値(−c)の絶対値も符号も相異なる。しかし、溶接
中心線25における微分値は“0”となる。即ち、溶接
トーチ10が溶接中心線25を正確に追跡している状態
では溶接トーチ10のウィービング中心(C)が溶接中
心線25に沿って行き、よって溶接トーチ10とそのウ
ィービング中心(C)とが一致する時アーク電流値の微
分値は“0”となる。従って、従来の方法とは違って母
材20,30が傾いた場合でも正確な判断が可能であ
る。
【0021】もし、母材20,30が図5のように傾い
た状態において溶接トーチ10のウィービング中心
(C)が例えば、図10に示したように第2母材30の
方に外れると、溶接トーチ10がウィービング中心線
(C)に位置する際の前記溶接トーチ10の下端と溶接
面31との垂直距離(H5)は、溶接トーチ10の下端
と溶接中心線25間の垂直距離とは異になる。そして、
第1位置における溶接トーチ10の下端と第1母材の溶
接面21間の垂直距離はH4となり、第2位置における
溶接トーチ10の下端と第2母材の溶接面31間の垂直
距離はH6となる。
た状態において溶接トーチ10のウィービング中心
(C)が例えば、図10に示したように第2母材30の
方に外れると、溶接トーチ10がウィービング中心線
(C)に位置する際の前記溶接トーチ10の下端と溶接
面31との垂直距離(H5)は、溶接トーチ10の下端
と溶接中心線25間の垂直距離とは異になる。そして、
第1位置における溶接トーチ10の下端と第1母材の溶
接面21間の垂直距離はH4となり、第2位置における
溶接トーチ10の下端と第2母材の溶接面31間の垂直
距離はH6となる。
【0022】ここで、溶接トーチ10が前記第1位置か
ら第2位置に移動する間、該溶接トーチ10の下端と第
1母材20の溶接面21又は第2母材30の溶接面31
間の垂直距離及び電流はそれぞれ図11及び図12のよ
うに変化する。
ら第2位置に移動する間、該溶接トーチ10の下端と第
1母材20の溶接面21又は第2母材30の溶接面31
間の垂直距離及び電流はそれぞれ図11及び図12のよ
うに変化する。
【0023】さらに、図12のように変化する電流の微
分値は図13のような状態となる。即ち、溶接トーチ1
0が溶接中心線25の垂直上方に位置する時のアーク電
流の微分値は“0”を保つに反して溶接トーチ10とウ
ィービング中心(C)とが一致する時即ち、時間がt1
/2の場合のアーク電流の微分値は正の第2値(+c)
を有する。
分値は図13のような状態となる。即ち、溶接トーチ1
0が溶接中心線25の垂直上方に位置する時のアーク電
流の微分値は“0”を保つに反して溶接トーチ10とウ
ィービング中心(C)とが一致する時即ち、時間がt1
/2の場合のアーク電流の微分値は正の第2値(+c)
を有する。
【0024】このように溶接トーチ10がウィービング
中心(C)に位置する際の電流の微分値が正の第2値
(+c)を有するのは溶接トーチ10のウィービング中
心(C)が第2母材30の方へ外れているのを意味し、
よって溶接トーチ10は制御手段によりそのウィービン
グ中心(C)と溶接中心線25とが一致するように実時
間で補正される。
中心(C)に位置する際の電流の微分値が正の第2値
(+c)を有するのは溶接トーチ10のウィービング中
心(C)が第2母材30の方へ外れているのを意味し、
よって溶接トーチ10は制御手段によりそのウィービン
グ中心(C)と溶接中心線25とが一致するように実時
間で補正される。
【0025】前述したように、本発明によるアークセン
シング方法によれば、溶接トーチ10に対する母材の位
置や溶接面の傾斜角に係わらず、溶接トーチ10のウィ
ービング中心(C)の位置が正確に判断でき、よって溶
接トーチ10が溶接中心線25から外れたまま自動溶接
されることが防止できる。
シング方法によれば、溶接トーチ10に対する母材の位
置や溶接面の傾斜角に係わらず、溶接トーチ10のウィ
ービング中心(C)の位置が正確に判断でき、よって溶
接トーチ10が溶接中心線25から外れたまま自動溶接
されることが防止できる。
【0026】
【発明の効果】このように本発明によれば、溶接トーチ
に対する母材の位置に構わずに溶接トーチのウィービン
グ中心の位置が正確に判断でき、よって溶接トーチが溶
接中心線から外れたまま自動溶接されるのを防止し得
る。
に対する母材の位置に構わずに溶接トーチのウィービン
グ中心の位置が正確に判断でき、よって溶接トーチが溶
接中心線から外れたまま自動溶接されるのを防止し得
る。
【図1】 溶接トーチ及び溶接される母材を示した概略
的な斜視図である。
的な斜視図である。
【図2】 図1のII−II線による断面図である。
【図3】 図2に示した状態で溶接トーチが第1位置か
ら第2位置に移動する間、溶接トーチの下端と母材の溶
接面との間の垂直距離の変化を示したグラフである。
ら第2位置に移動する間、溶接トーチの下端と母材の溶
接面との間の垂直距離の変化を示したグラフである。
【図4】 溶接トーチが第1位置から第2位置に移動す
る間、アーク電流の変化を示したグラフである。
る間、アーク電流の変化を示したグラフである。
【図5】 溶接トーチに対する母材の傾斜状態を示した
概略的な断面図である。
概略的な断面図である。
【図6】 図5のような状態で溶接トーチが第1位置か
ら第2位置に移動する間、溶接トーチの下端と母材の溶
接面との間の垂直距離の変化を示したグラフである。
ら第2位置に移動する間、溶接トーチの下端と母材の溶
接面との間の垂直距離の変化を示したグラフである。
【図7】 図6に示したように垂直距離の変化によるア
ーク電流の変化を示したグラフである。
ーク電流の変化を示したグラフである。
【図8】 図4に示したように変化するアーク電流の微
分値を示したグラフである。
分値を示したグラフである。
【図9】 図7に示したように変化するアーク電流の微
分値を示したグラフである。
分値を示したグラフである。
【図10】 溶接トーチのウィービング中心が溶接中心
線から外れ、母材は溶接トーチに対して傾いた状態を示
す概略的な断面図である。
線から外れ、母材は溶接トーチに対して傾いた状態を示
す概略的な断面図である。
【図11】 図10のような状態で溶接トーチが第1位
置から第2位置に移動する間、溶接トーチの下端と母材
の溶接面との間の垂直距離の変化を示したグラフであ
る。
置から第2位置に移動する間、溶接トーチの下端と母材
の溶接面との間の垂直距離の変化を示したグラフであ
る。
【図12】 図10に示したように垂直距離の変化によ
るアーク電流の変化を示したグラフである。
るアーク電流の変化を示したグラフである。
【図13】 図12に示したように変化するアーク電流
の微分値を示したグラフである。
の微分値を示したグラフである。
10 溶接トーチ 20 第1母材 21 溶接面 25 溶接中心線 30 第2母材 31 溶接面 C ウィービング中心
Claims (2)
- 【請求項1】 溶接トーチのウィービングの時、溶接ト
ーチの下端と溶接面間の距離変化によるアーク電流値の
変化に基づいて溶接中心線に対する溶接トーチのウィー
ビング中心の位置を調整する自動溶接のアークセンシン
グ方法において、 前記アーク電流の微分値を用いて溶接中心線に対する溶
接トーチのウィービング中心の位置を検出する段階を含
むことを特徴とする自動溶接のアークセンシング方法。 - 【請求項2】 前記溶接トーチのウィービング中心にお
ける前記アーク電流の微分値が0でなければ、前記溶接
トーチのウィービング中心におけるアーク電流の微分値
が0となるように前記溶接トーチの位置を調整する段階
をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の自動溶
接のアークセンシング方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9768497A JPH10286674A (ja) | 1997-04-15 | 1997-04-15 | 自動溶接のアークセンシング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9768497A JPH10286674A (ja) | 1997-04-15 | 1997-04-15 | 自動溶接のアークセンシング方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10286674A true JPH10286674A (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=14198813
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9768497A Pending JPH10286674A (ja) | 1997-04-15 | 1997-04-15 | 自動溶接のアークセンシング方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10286674A (ja) |
-
1997
- 1997-04-15 JP JP9768497A patent/JPH10286674A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990330 |