JPH1028674A - 病態判定装置 - Google Patents

病態判定装置

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JPH1028674A
JPH1028674A JP8185973A JP18597396A JPH1028674A JP H1028674 A JPH1028674 A JP H1028674A JP 8185973 A JP8185973 A JP 8185973A JP 18597396 A JP18597396 A JP 18597396A JP H1028674 A JPH1028674 A JP H1028674A
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Norio Ishikawa
則夫 石川
Katsumi Nakaichi
克己 中市
Hidehiro Hosaka
栄弘 保坂
Munetaka Haida
宗孝 灰田
Yukito Shinohara
幸人 篠原
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Original Assignee
Nippon Koden Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 瞳孔の拡大率から正確にアルツハイマー病か
否かを診断する。 【構成】 左右の眼のいずれか一方が散瞳剤希釈液を点
眼される。ビデオカメラ1A,1B は眼球22A,22B に向けら
れており、左右の眼の瞳孔の映像信号を出力する。この
映像信号はビデオカメラコントロールユニット4A,4B 、
画像取込回路6を介して面積計算回路7に与えられる。
面積計算回路7は与えられた左右の瞳孔面積を計算して
ディジタルコンピュータ8に与える。ディジタルコンピ
ュータ8は、与えられた左右の瞳孔面積からその差を求
め、これに基づいて瞳孔面積の拡大に関する指標値を求
め、これによりアルツハイマー病か否かを判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検者の眼の瞳孔
の大きさを測定してアルツハイマー病等の検査・診断を
する病態判定装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、散瞳剤希釈液を被検者に点眼して
瞳孔の径(面積)を測定し、点眼後の拡大率を求めるこ
とによりアルツハイマー病か否かを診断できることが明
らかとなった(米SCIENSE誌VOL.266,1
1NOVEMBER1994)。その方法は、例えば左
眼に散瞳剤希釈液を点眼し、右眼に生理食塩水を点眼し
てその後30分から60分の瞳孔面積の拡大率を測定
し、この拡大率の大きさによりアルツハイマー病か否か
を判定するものである。
【0003】また、従来自律神経疾患か否かを調べるた
めに特殊な点眼剤を投与する点眼テストが行われてき
た。この点眼テストは点眼前と点眼後に瞳孔を写真撮影
し、左右の瞳孔の大きさを定規で測って比較していた。
【0004】例えば散瞳剤希釈点眼法による従来の装置
は、生理食塩水を点眼した方の右眼の瞳孔面積は測定す
るけれども参照のためにのみ用い、散瞳剤希釈液を点眼
した左眼の拡大率のみを指標値にしてアルツハイマー病
か否かを判定するものであった。また、自律神経疾患の
場合も、主に特殊な点眼剤 (1.25%エピネフリ
ン、5%チラミン、5%コカインなど)を投与した左眼
瞳孔の拡大率のみを測定して自律神経疾患か否かを判定
していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】瞳孔は、暗い場所では
大きく拡大し、明るいところでは小さくなる。また瞳孔
は自立神経系の影響により大きくなったり、小さくなっ
たりする。例えば驚いたときには瞳孔は大きく拡大す
る。従って従来の装置によって測定した瞳孔面積の拡大
率はこれらの影響を受けたデータであり、点眼剤のみに
よる真の拡大率とは言えない。このためアルツハイマー
病か否か、あるいは自律神経疾患か否かを正しく判定す
ることは困難であった。
【0006】本発明は、これらの問題点を解決するため
になされたもので、その目的は点眼剤のみによる瞳孔の
大きさの変化を正確に測定し、アルツハイマー病か否
か、あるいは自律神経疾患か否かを正確に判定すること
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
一方に点眼剤を投与された被検者の左右の眼の瞳孔を撮
像するビデオカメラ装置と、このビデオカメラ装置の映
像出力信号を処理して前記左右の眼の瞳孔の大きさを複
数の時点について求める瞳孔サイズ検出手段と、この瞳
孔サイズ検出手段が検出した各時点の前記左右の瞳孔の
大きさから点眼剤を投与された方の眼の瞳孔のサイズ変
化に関する指標値を求める指標値検出手段と、この指標
値検出手段が求めた指標値を設定値と比較して特定の病
態か否かを判定する判定手段とを具備する。
【0008】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明において、指標値検出手段は左右の瞳孔の大きさの経
時変化率の差に基づいて指標値を求めることを特徴とす
る。
【0009】請求項3に係る発明は、請求項1に係る発
明において、指標値検出手段は左右の瞳孔の大きさの差
の経時変化率に基づいて指標値を求めることを特徴とす
る。
【0010】
【発明の実施の形態】第1の実施の形態について説明す
る。まずこの実施の形態の原理を説明する。この場合、
例えば左眼に散瞳剤希釈液を点眼するとすると、点眼前
の、点眼する方の左眼と、点眼しない方の右眼の瞳孔面
積が等しいということを前提としている。点眼前の左右
の瞳孔面積の拡大に関する指標値k0 は100%として
おく。点眼前の左または右の瞳孔面積S0 L ,S0 R を
測定し記憶しておく。次に左眼に点眼を行い、第1回目
の測定を行う。このとき左右の瞳孔面積S1 L ,S1 R
を測定し、点眼前に記憶した瞳孔面積S0 L ,S0 R を
参照して、左眼の面積の変化率S1 L(%)と右眼の面積の
変化率S1 R(%)を求め、更にそれらの差を求め、この差
により第1回目の左眼の瞳孔面積の拡大に関する指標値
1 を求め、これを記憶する。この値が散瞳剤希釈液の
影響のみによる左眼の瞳孔の拡大率である。以後、第2
回目、第3回目、……、第N回目まで同様の測定を行
う。これらを式で示すと次のようになる。
【0011】 n=0(点眼前);k0 =100(%) n=1(点眼後);k1 =S1 L(%)−S1 R(%)+100(%) : : n=N(点眼後);kN =SN L(%)−SN R(%)+100(%)
【0012】第N回目の測定値kN が所定値を越えてい
るならば被検者はアルツハイマー病と診断する。
【0013】以上の原理に基づいて作成された装置を次
に説明する。まず本装置の全体構成を図1に示す。この
図に示すように、一対のビデオカメラ1A,1B は、それぞ
れ光学レンズ、撮像素子などからなり、被写体を2次元
の画像に変換し、その画像を複数の画素に分割し、各画
素を電気信号に変換し、それらを所定の順序で出力する
ものである。本実施例では撮像素子はCCDである。ビ
デオカメラ1A,1B の前面には可視光カットフィルタ2A,2
B が設けられている。ビデオカメラ1A,1B の近傍にはそ
れぞれ光源3A,3B が設けられている。光源3A,3B は赤外
光を発生するLEDである。
【0014】ビデオカメラ1A,1B 、可視光カットフィル
タ2A,2B 、光源3A,3B は、図2に示すようにゴーグル20
を構成する要素となっている。すなわちこれらはゴーグ
ル本体21に取り付けられ一体化されている。光源3A,3B
は、それぞれ複数個のLEDからなり、これらはビデオ
カメラ1A,1B の前面の周囲に配置されている。また、こ
のゴーグル20はハーフミラー(図示せず)を備えてお
り、これによって被検者は外部の像を見ることができる
ようになっている。
【0015】再び図1に戻って説明すると、一対のビデ
オカメラコントロールユニット4A,4B はビデオカメラ1
A,1B の電子シャッターの動作のタイミング、すなわち
露光の周期と露光時間を制御すると共にビデオカメラ1
A,1B の出力を制御するものであり、ビデオカメラ1A,1B
から出力された映像信号に同期信号を含ませた複合映
像信号を作成して出力するものである。同期照明回路5
A,5B はビデオカメラコントロールユニット4A,4B から
出力される複合映像信号の同期信号に基づいて光源3A,3
B の点滅のタイミングを決定するものである。
【0016】画像取込回路6は、ビデオカメラコントロ
ールユニット4A,4B それぞれの出力を取込み、一時的に
記憶するものである。面積計算回路7は、画像取込回路
6が取込んだ左右の瞳孔の像のデータからそれぞれの瞳
孔の面積を計算する回路である。
【0017】ディジタルコンピュータ8は、ビデオカメ
ラコントロールユニット4A,4B 、同期照明回路5A,5B 、
画像取込回路6および面積計算回路7を制御すると共に
面積計算回路7の出力データを処理するものであり、本
実施例ではパーソナルコンピュータである。
【0018】ディジタルコンピュータ8は、CPU9
と、このCPU9に接続された主メモリ10、外部記憶制
御部11、入出力制御部13、キーボード制御部14、表示制
御部15およびプリンタ制御部16と、外部記憶制御部11、
キーボード制御部14、表示制御部15およびプリンタ制御
部16それぞれに接続された外部記憶装置12、キーボード
17、表示装置18、プリンタ19とを具備している。CPU
9はこのディジタルコンピュータ8全体を統括制御する
ものであり、主メモリ10に格納されたプログラムに基づ
いて各部の制御やデータ処理を行うものである。主メモ
リ10はROM(読み出し専用メモリ)とRAM(読み出
し/書き込みメモリ)から成る。ROMには外部記憶装
置12からRAMに読み出されたプログラムをCPU9が
実行する際に必要なプログラムやデータが格納されてい
る。RAMはCPU9がデータ処理を行う際に必要なデ
ータあるいはデータ処理結果が書き込まれるものであ
る。外部記憶装置12には種々のプログラムやデータが格
納されており、本実施例では図3のプログラムが格納さ
れている。
【0019】外部記憶制御部11は、CPU9の指示によ
り外部記憶装置12に対するデータの読み出し、書き込み
を制御するものである。入出力制御部13は、外部装置に
対するデータの授受あるいは制御信号の送出を制御する
ものである。
【0020】キーボード17は、複数のキーを有し、これ
らのキーが押下されるとそれに応じた信号を出力するも
のである。キーボード制御部14は、CPU9の指示によ
りキーボード17の出力信号を制御して主メモリ10に格納
するものである。表示装置18は与えられたデータを表示
画面に可視表示するものであり、本実施例ではCRTで
ある。表示制御部15は、CPU9の指示により主メモリ
10に格納されたデータを表示装置18に表示させるもので
ある。プリンタ19は、与えられたデータを用紙に印刷す
るものであり、本実施例ではドットプリンタである。プ
リンタ制御部16は、CPU9の指示によりプリンタ19を
制御し、このプリンタ19により主メモリ10に格納された
データに基づく印字を行わせるものである。
【0021】本実施例において、ビデオカメラ1A,1B と
ビデオカメラコントロールユニット4A,4B とからビデオ
カメラ装置を構成し、画像取込回路6と面積計算回路7
とから瞳孔サイズ検出手段を構成し、ディジタルコンピ
ュータ8の機能の中で図3に示すステップ106〜11
5が指標値検出手段に相当し、ステップ120が判定手
段に相当する。
【0022】次に、このように構成された本実施例装置
の動作を図3のフローチャートを参照して説明する。こ
こでキーボード17の操作により図3のフローチャートに
示すプログラムが外部記憶装置12から主メモリ10のRA
Mに読み出されているものとする。
【0023】(1)散瞳剤希釈液点眼前;まず被検者は
図2に示したゴーグル20を装着し準備をする(ステップ
101)。このとき図1に示すように左眼22A はビデオ
カメラ1Aの前方に、右眼22B はビデオカメラ1Bの前方に
位置する。次に本装置の電源をオンにすると測定はスタ
ートとなり(ステップ102)、CPU9は主メモリ10
のRAMに設定した測定回数エリアの回数を0にし(ス
テップ103)、ビデオカメラコントロールユニット4
A,4B 、同期照明回路5A,5B それぞれに動作開始信号を
出力する(ステップ104)。このためビデオカメラコ
ントロールユニット4A,4B それぞれから複合映像信号が
出力される。同期照明回路5A,5B はビデオカメラコント
ロールユニット4A,4B の出力の同期信号に同期し、周期
が1/60秒、幅1ミリ秒のパルス信号を光源3A,3B に出力
する。この信号により指示される周期およびパルス幅で
光源3A,3B は点灯する。尚、ビデオカメラ1A,1B の電子
シャッタはビデオカメラコントロールユニット4A,4B に
より、同期照明回路5A,5B が光源3A,3B を点灯させる時
期と同じタイミングで開となるようにされている。画像
取込回路6は、ビデオカメラコントロールユニット4A,4
B の出力を図4のタイミングで選択して面積計算回路7
に出力する。
【0024】次にCPU9は、図3に示すステップ10
5において、計時を開始し、次のステップ106に進
み、左眼の複合映像信号を画像取込回路6に1フィール
ド取込み、2値化して面積計算回路7に出力する(ステ
ップ107)。これにより面積計算回路7は左眼の瞳孔
面積を計算して求め、CPU9はその結果を記憶する
(ステップ108)。更にCPU9は次のステップ10
9に進み、右眼の複合映像信号を画像取込回路6に1フ
ィールド取込み、2値化して面積計算回路7に出力する
(ステップ110)。これにより面積計算回路7は右眼
の瞳孔面積を計算して求め、CPU9はその結果を記憶
する(ステップ111)。次にCPU9は、面積計算回
路7が求めた左右の眼の瞳孔面積の差を計算する(ステ
ップ112)。すなわちCPU9は、kn =Sn L(%)−
n R(%)+100(%) (n は測定回数)を計算し、この
結果をRAMに格納する。
【0025】次にCPU9は、ステップ113に進み、
計時を開始してから1分が経過したかを判断し、1分が
経過していないと判断するならばステップ106に戻
り、1分が経過していると判断するならばステップ11
4に進み、ここで同期照明回路5A,5B に対し動作をオフ
とする信号を出力する(光源をオフとする)。次にCP
U9は、ステップ115に進み、今までに求めた左右の
瞳孔面積の差の平均を求め、これらを測定回数と対応付
けて主メモリ10のRAMに格納する。
【0026】次にCPU9は、ステップ116に進み、
キーボード17のキー操作による測定開始の指示があるか
否かを判断し、指示があればステップ118に進み、上
記の測定回数エリアの内容に1を加える。ステップ11
6において、測定開始の指示がない場合はステップ11
7に進み、ここでステップ5の計時開始から6分経過し
たかを判断し、経過していればステップ118に進み、
経過していないならばステップ116に戻る。
【0027】ここでこの6分が経過する前に、検査者は
被検者に装着したゴーグル20を外し、被検者の左眼に散
瞳剤を点眼し、右眼に生理食塩水を点眼する。そして被
検者は再度ゴーグル20を装着する。検査者はゴーグル20
が被検者に正しく装着されたことを確認すると、キーボ
ード17のキー操作により測定開始指示を入力する。
【0028】(2)散瞳剤投与後;CPU9は図3に示
すステップ116において、上記測定開始指示が与えら
れるとステップ118に進み、ここで上記の測定回数エ
リアの内容に1を加える。次にCPU9は、上記の測定
回数エリアの内容が5になっているか否かを判断し、5
になっていなければステップ104に戻り、5になって
いればステップ120に進み、ここでアルツハイマー病
か否かを判断する。すなわち、測定回数が5になるま
で、ステップ104〜ステップ119の処理は繰り返し
行われ、図5に示すような瞳孔面積の拡大率がグラフ表
示される。ステップ120における判断は次のようにし
て行う。
【0029】CPU9は、最後の1分間の測定(5回目
の測定)における値が134%を越えていればアルツハ
イマー病であると判断し、その値が134%を越えてい
なければアルツハイマー病でないと判断し、それらの結
果を表示装置18に表示する。
【0030】次にこのような判定を行う根拠を説明す
る。まず、1分間の測定が5回行われたときには、図5
に示すようなデータが表示装置18の表示画面に表示され
ている。ここで最後の1分間の測定の終了時点でアルツ
ハイマー病患者とそうでない者の瞳孔の拡大率は図6に
示すように明確に異なっており、アルツハイマー病患者
の瞳孔の拡大率は134%以上となっている。
【0031】本実施の形態の装置を用いて測定した2つ
の具体例を図7および図8に示す。図7は、測定中時間
と共に部屋が暗くなっていく例であり、図7(A)、は
左眼と右眼の瞳孔面積の変化を示す。左眼は、散瞳剤希
釈液を点眼した影響で瞳孔が拡大していくと考えられる
が、右眼は散瞳剤希釈液を点眼していないのに瞳孔が拡
大している。これは部屋の暗さの程度に反応して瞳孔が
拡大していることを示し、点眼した左眼の瞳孔面積にも
この影響が含まれ、その分だけ瞳孔面積が余計に拡大し
ていると考えられる。
【0032】図7(B)は、部屋の明るさの変化に伴う
影響を除去してノーマライズ(正規化)したものであ
る。このように左右の眼の瞳孔面積の差をとれば部屋の
明るさの変化に伴う影響を受けることなく、散瞳剤希釈
液を点眼した影響のみによる瞳孔の拡大率を正確に求め
ることができる。
【0033】図8は、瞳孔が自律神経の影響、あるいは
瞳孔の補償作用による影響を受けた例でありる。図8
(A)はそのときの瞳孔面積の変化を示すものである。
この場合は特に、点眼した左眼の瞳孔が大きくなった結
果、患者が明るすぎると感じ、このため自然に補償作用
が働いて右眼の瞳孔が逆に縮小したと考えられる場合で
ある。
【0034】図8(B)は、これらの影響を除去するた
めに左右の瞳孔面積の差をとってノーマライズしたもの
である。この結果、散瞳剤希釈液を点眼した影響のみに
よる瞳孔の拡大率を正確に求めることができる。
【0035】第2の実施の形態について説明する。まず
この実施の形態の原理を説明する。この場合、散瞳剤希
釈液点眼前の、点眼する方の左眼、点眼しない方の右眼
の瞳孔面積が異なっても測定が可能となる。
【0036】点眼前の左の左および右の瞳孔面積S0 L
,S0 R を測定し記憶しておく。次に左眼に点眼を行
い、第1回目の測定を行う。このとき左右の瞳孔面積S
1 L ,S1 R を測定し、左眼の面積S1 L と右眼の面積
1 R との差と点眼前の左右の瞳孔面積S0 L ,S0 R
の差との差を求め、これと点眼前の左右の瞳孔面積S0L
,S0 R の差をとる。この差を第1回目の左眼の瞳孔
面積の拡大に関する指標値k1 としてこれを記憶する。
以後、第2回目、第3回目、……、第N回目まで同様の
測定を行う。これらを式で示すと次のようになる。
【0037】n=1(点眼後);k1 ={S1 L(mm2 )- S
1 R(mm2 )}-{ S0 L(mm2 )- S0 R(mm2 )} : : : n=N(点眼後);kN ={SN L(mm2 )- SN R(mm2 )}-
{ S0 L(mm2 )- S0 R(mm2 )}
【0038】第N回目の測定値kN が所定値を越えてい
るならば被検者はアルツハイマー病と診断する。
【0039】以上の原理に基づいて作成された装置を次
に説明する。本装置のハードウェア構成は図1に示した
装置と同じであるが、CPU9が行う処理のうち図5に
示したステップ112において、式
【0040】kn ={Sn L(mm2 )- Sn R(mm2 )}-{ S0 L
(mm2 )- S0 R(mm2 )}
【0041】を計算する点が異なっている。また、ステ
ップ120においての判定は4.27mm2を基準としてい
る。本実施の形態においても第1の実施の形態と同様の
作用、効果が得られる。
【0042】以上の実施の形態ではいずれも瞳孔の大き
さとして瞳孔面積を用いたが、これは瞳孔径であっても
同様にして処理すれば同様の作用効果が得られる。
【0043】以上はアルツハイマー病か否かの判定につ
いて述べたが、点眼剤、測定時間、判定基準を代えるな
らば、自立神経疾患か否かの判定も同様にして行うこと
ができる。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、真に点眼剤の影響のみ
による瞳孔の拡大に関する指標値を求めることができる
ので、正確に特定の病態か否かを判断することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の装置全体の構成を示す図。
【図2】ゴーグルの外観を示す図。
【図3】第1の実施の形態の装置の動作を説明するため
のフローチャート。
【図4】取込回路6の動作を説明するためのタイミング
チャート。
【図5】第1の実施の形態の装置による測定結果を説明
するための図。
【図6】アルツハイマー病患者と、健常者の瞳孔面積の
拡大率を示す図。
【図7】第1の実施の形態の装置を用いて瞳孔面積の測
定を行った場合の具体的例を示す図。
【図8】第1の実施の形態の装置を用いて瞳孔面積の測
定を行った場合の具体的例を示す図。
【図9】第2の実施の形態の原理を説明するための図。
【符号の説明】
1A,1B ビデオカメラ 3A,3B 光源 4A,4B ビデオカメラコントロールユニット 5A,5B 同期照明回路 6 画像取込回路 7 面積計算回路 8 ディジタルコンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 灰田 宗孝 神奈川県伊勢原市石田752−7 (72)発明者 篠原 幸人 東京都世田谷区尾山台2−20−20

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方に点眼剤を投与された被検者の左右の
    眼の瞳孔を撮像するビデオカメラ装置と、 このビデオカメラ装置の映像出力信号を処理して前記左
    右の眼の瞳孔の大きさを複数の時点について求める瞳孔
    サイズ検出手段と、 この瞳孔サイズ検出手段が検出した各時点の前記左右の
    瞳孔の大きさから点眼剤を投与された方の眼の瞳孔のサ
    イズ変化に関する指標値を求める指標値検出手段と、 この指標値検出手段が求めた指標値を設定値と比較して
    特定の病態か否かを判定する判定手段とを具備する病態
    判定装置。
  2. 【請求項2】指標値検出手段は左右の瞳孔の大きさの経
    時変化率の差に基づいて指標値を求めることを特徴とす
    る請求項1記載の病態判定装置。
  3. 【請求項3】指標値検出手段は左右の瞳孔の大きさの差
    の経時変化率に基づいて指標値を求めることを特徴とす
    る請求項1記載の病態判定装置。
JP8185973A 1996-07-16 1996-07-16 病態判定装置 Pending JPH1028674A (ja)

Priority Applications (3)

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