JPH1028731A - 医療用チュ−ブの切り離し具 - Google Patents
医療用チュ−ブの切り離し具Info
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Abstract
医療用チューブの切り離し具を提供する。 【解決手段】 全体としてU字形をなす握持用本体12
の内側に、全体としてC字形をなす分離体14を設け、
握持用本体12及び分離体14に医療用チューブを側方
から挿入するためのチューブ挿入溝34a〜34dを形
成する。握持用本体12及び分離体14には、握持用本
体12を閉じたとき、医療用チューブの所定個所を挟圧
して流れを阻止する第1止流部20及び第2止流部25
と、この止流状態を維持する第1保持部22及び第2保
持部28を設ける。更に、握持用本体12には切り離し
具の作動時に医療用チューブを切断するカッター30を
設け、所定値以下の把持力ではカッター30がチューブ
に到達するのを阻止するストッパー32を設ける。
Description
点滴等に使用される医療用チューブに付設しておき、地
震、火事等の災害発生時に、患者が自己の身体に連結さ
れた医療用チューブを切り離し、しかも血液等が流出し
てしまわないように流れを止めて、迅速に退避できるよ
うにした医療用チューブの切り離し具に関する。
る毒素を浄化するため、3日に1回は5〜8時間かけて
人工透析の治療を受けなければならない。これには、図
12に示すように、患者の人体Aと人工腎臓装置Bとを
医療用チューブCにより連結することで、血液回路を閉
成する。この際、チューブCの連結端部C’、C’は、
患者の両腕に外れることのないように取付けられている
から、患者は寝たままの状態にあって自由に動くことが
できない。
などの災害が発生したとすれば、患者は自力で逃げ出す
ことが不可能であり、このため、ナースなどにより図1
3に示すように、流路用チューブCをクリップD、D’
によって挟持し、これにより血流を阻止した後、鋏Eに
よって同チューブCをクリップD、D’間で切断するこ
とで、連結端部C’、C’を付けたまま患者が逃げられ
るようにしてやらなければならなかった。
人は、特開昭62−275470号において、図9〜1
0に示すような医療用チューブの切り離し具を提案し
た。
a,12bを屈曲部12cで連結してなるU字状の握持
用本体12と、この握持用本体12の内側に薄肉状の連
結部13を介して連結されて配置された分離体14とを
備えている。握持用本体12及び分離体14には、薬液
チューブCを挿通するための挿通孔15a、15b、1
5c、15dが形成されている。
形成され、この突起16の一側部には爪部17が形成さ
れている。また、もう一方の握持部12bの内側には突
出片18が形成され、この突出片18の一側部には直角
に伸びる突起19が形成されている。握持用本体12を
閉じたとき、握持部12aの突起16が、握持部12b
の突起19に圧接されて、チューブCを挟圧して血流を
止めるようにされており、この突起16、19によって
第1止流部20が構成されている。
成されている。そして、握持用本体12を閉じたとき、
握持部12aの爪部17が、握持部12bの爪部21に
係合して、握持用本体12を閉じた状態、すなわち第1
止流部20によって血流を止めた状態に維持するように
なっており、これらの爪部17、21により第1保持部
22が構成されている。
その一端部14aと、他端部14bとが、握持用本体1
2の握持部12a,12bを閉じたとき、握持部12
a,12bに押圧されて閉じるようになっている。
23が形成され、他端部14bの内側には突起24が形
成され、握持用本体12を閉じて分離体14も閉じたと
き、チューブCが突起23、24に挟圧されて血流を止
めるようになっており、この突起23、24により第2
止流部25が形成されている。
は爪部26が形成され、他端部14bの先端は、上記一
端部14aに近接するよう延出されて、そこに爪部27
が形成されている。そして、握持用本体12を閉じて分
離体14も閉じたとき、上記爪部26、27が係合し
て、分離体14を閉じた状態、すなわち第2止流部25
によって血流を止めた状態に維持するようになってお
り、これらの爪部26、27により第2保持部28が構
成されている。
12aの内側には、支持片29を介してカッター30が
取付けられている。このカッター30は、握持用本体1
2を閉じたとき、チューブCを第1止流部20と第2止
流部25との間で切断し、かつ、握持用本体12と分離
体14とを連結する連結部13を切断するようになって
いる。
ば、図9に示すように、医療用チューブCを挿通孔15
a、15b、15c、15dに挿通して、切り離し具1
1を医療用チューブCに付設しておく。この切り離し具
11の取付け位置は、患者の身体に近いところ、例えば
図12のF、F’等とする。
き、患者は、図10に示すように、握持用本体12の握
持部12a、12bを手で握って閉じる。その結果、握
持用本体12に設けられた第1止流部20の突起16、
17によりチューブCが挟圧されてその部分の血流が止
められ、第1保持部22の爪部17、21が係合してそ
の状態が維持される。
25の突起23、24によりチューブCが挟圧されてそ
の部分の血流が止められ、第2保持部28の爪部26、
27が係合してその状態が維持される。
し、更に連結部13を切断して、握持用本体12と分離
体14とを分離する。
に連結されたチューブC’は、分離体14の第2止流部
25によって血流を止めた状態に維持され、人工腎臓装
置等に連結されたチューブCは、握持用本体12の第1
止流部20によって血流を止めた状態に維持される。そ
の結果、患者は、分離体14によって血流を止められた
チューブC’を付けたまま脱出することが可能となる。
9〜11に示した従来の医療用チューブの切り離し具1
1においては、次のような問題点があった。
ーブCを切り離し具11の挿通孔15a、15b、15
c、15dに挿通して、切り離し具11を医療用チュー
ブCに付設するとき、あるいは、医療用チューブCに切
り離し具11を付設した状態で患者が体位を変えたりす
るとき、握持用本体12の握持部12a、12bが不用
意に閉じて作動してしまう、すなわち、チューブCが第
1止流部20及び第2止流部25によって押圧されて血
流が停止し、カッター30によってチューブCが切断さ
れてしまう虞れがあった。
用意に作動して血流の停止や医療用チューブの切断が行
われないようにした医療用チューブの切り離し具を提供
することにある。
め、本発明の第1は、間に屈曲部を有し、その両端が互
いに対向して延び、全体として屈曲形状をなし、屈曲部
にて開閉方向に変形可能な握持用本体と、この握持用本
体の内側に分離可能に配置され、前記握持用本体を閉じ
るときに前記握持用本体に押圧されて閉じる分離体と、
前記握持用本体及び前記分離体に医療用チューブを挿入
保持させるように形成されたチューブ挿入部と、前記握
持用本体を閉じたとき、前記医療用チューブの該当個所
を挟圧して流れを阻止するように、前記握持用本体の内
側の対応する個所及び前記分離体の内側の対応する個所
に設けられた第1止流部及び第2止流部と、前記握持用
本体を閉じたとき、前記第1止流部及び前記第2止流部
の止流状態を維持するように、前記握持用本体及び前記
分離体に設けられた第1保持部及び第2保持部と、前記
握持用本体を閉じたとき、前記医療用チューブを前記第
1止流部及び第2止流部の間で切断するカッターと、所
定値以下の把持力では前記カッターが前記チューブに到
達するのを阻止するストッパーとを備えていることを特
徴とする医療用チューブの切り離し具を提供するもので
ある。
て、前記ストッパーは、前記握持用本体の一対の握持部
間を連結して、該握持部が閉じるのを阻止する連結片で
あって、所定値を超える把持力が作用したとき、破断す
るものからなる医療用チューブの切り離し具を提供する
ものである。
て、前記ストッパーは、前記カッターの刃先が前記チュ
ーブに到達する経路を遮るように、前記握持用本体又は
前記分離体から延出された薄肉片であって、所定値を超
える把持力が作用したとき、前記カッターによって切断
されるものからなる医療用チューブの切り離し具を提供
するものである。
て、前記ストッパーをなす前記薄肉片は、前記握持用本
体及び前記分離体を連結している医療用チューブの切り
離し具を提供するものである。
おいて、前記握持用本体を開いたときの初期荷重によっ
て、前記カッターの刃先が、前記ストッパーをなす前記
薄肉片に、該薄肉片を切断しない程度の力で押圧する弾
性付勢手段を有する医療用チューブの切り離し具を提供
するものである。
ずれかにおいて、前記握持用本体のライン軸方向に沿っ
て挿入され、前記握持用本体に係合された支持部材が設
けられ、この支持部材には、前記分離体の両側に当接す
る、ライン直交方向に対峙するリブが形成されている医
療用チューブの切り離し具を提供するものである。
ずれかにおいて、前記チューブ挿入部は、前記握持用本
体及び前記分離体に側方から挿入できるように形成され
た挿入溝からなる医療用チューブの切り離し具を提供す
るものである。
具の使用に際しては、医療用チューブを握持用本体及び
分離体のチューブ挿入部に挿通して、切り離し具を医療
用チューブの所定の位置に装着する。そして、地震、火
災等の災害が起こったとき、患者が握持用本体を握って
閉じると、その内側に配置された分離体も閉じる。
設けられた第1止流部及び第2止流部が、医療用チュー
ブを挟圧して血液等の流れを止める。また、握持用本体
及び分離体に設けられた第1保持部及び第2保持部が、
握持用本体及び分離体を閉じた状態に維持して、上記止
流状態を維持する。それと同時に、カッターが医療用チ
ューブを第1止流部と第2止流部との間で切断する。
続された方の端部が分離体に保持されるようにし、医療
用チューブの人工腎臓装置などに接続された方の端部が
握持用本体に保持されるようにしておくことにより、患
者は切断された医療用チューブとそれを閉止する分離体
とをつけたまま、迅速に退避することができる。
下の把持力では前記カッターが前記チューブに到達する
のを阻止するストッパーを設けたことにより、切り離し
具を医療用チューブに装着した状態で、握持用本体が不
用意に閉じて作動してしまうのを防止できる。
の握持部がストッパーにより連結されているので、作動
時に一対の握持部どうしの位置ずれが生じにくく、カッ
ターをチューブ等の目的箇所に確実に当接させて、切断
ミス等の発生を少なくすることができる。更に、ストッ
パーとして、握持用本体の幅方向に広く、開閉方向に薄
肉のものを使用すれば、一対の握持部が幅方向に相対的
にグラつくことに対しては高い剛性で保持してしっかり
感を出すと共に、破断に必要な荷重は所定の低い値に抑
えて、女子や子供でも容易に操作できるようにすること
ができる。
させる前に、チューブがカッターに不用意に触れること
を防止でき、チューブ挿入時等の取り扱いが容易にな
る。また、ストッパーの解除を破断ではなく、切断で行
うので、耐衝撃性に優れた構造にすることができる。
体とがストッパーによって連結されるので、分離体をよ
り確実に保持することができる。
ーの刃先をストッパーをなす薄肉片に圧接させておくこ
とにより、握持用本体を把持するときにカッターの横ぶ
れを防いで、チューブの切断ミスを防ぐことができる。
また、ストッパーが分離体に連結されている場合には、
ストッパーを介して分離体を押圧し、安定させて握持用
本体から脱落するのを防止できる。
よって分離体の横ゆれが防止され、チューブヘのセッテ
ィングなどの取り扱い時に分離体が握持用本体から脱落
するのを防止できる。
本体と分離体の側方から挿入溝に挿入して保持させるこ
とができるので、人工腎臓装置等に医療用チューブを連
結して透析回路等を組み立てた後に、切り離し具を任意
の箇所に容易にかつ迅速に取付けることができる。
用チューブの切り離し具の一実施例が示されている。な
お、図9〜11に示した従来の医療用チューブの切り離
し具と同じ部分には同符号を付してその説明を省略する
ことにする。
切り離し具31には、握持用本体12の握持部12a、
12bが不用意に閉じてしまわないようにするためのス
トッパー32が設けられている。この実施例の場合、ス
トッパー32は、一方の握持部12aの内側に設けられ
たカッター30の支持片29と、他方の握持部12bの
爪部21が設けられた部分(突出片18の先端部)とを
連結する薄肉片からなっている。なお、この薄肉片は、
握持用本体12を強制的に閉じたときに破断しやすいよ
うに、中央部に断面V字状の溝が形成されていることが
好ましい。
12の幅方向に広く、開閉方向に薄肉のものを使用して
いるので、一対の握持部12a、12bが幅方向に相対
的にグラつくことに対しては高い剛性で保持してしっか
り感を出すと共に、破断に必要な荷重は所定の低い値に
抑えて、女子や子供でも容易に操作できるようにするこ
とができる。
合成樹脂からなる保護カバー33が装着されている。こ
の保護カバー33は、カッター30が医療用チューブC
に不用意に接触したときに医療用チューブCの損傷を防
ぐ役割をなすが、カッター30を強制的に医療用チュー
ブCに押圧して切断するときには、その切断を妨げない
材質のものとされる。
ターの刃先を塩化ビニル等の樹脂溶液に浸漬し、乾燥し
て形成したもの(図示の実施例)、カッターの刃先か
ら一部が延出されるように、カッターの片面又は両面に
接合した軟質シート、例えば軟質合成樹脂シート、粘着
テープや、発泡ウレタンテープ、カッターの刃先を途
中まで差し込んだ発泡ウレタンブロックや、シリコンチ
ューブ等が好ましく使用される。
けるストッパーとしての役割もなし、上記ストッパー3
2の代わりにこの保護カバー33を設けてもよく、ある
いは上記ストッパー32と共にこの保護カバー33を設
けてもよい。
1においては、図9〜11に示した切り離し具の挿通孔
15a、15b、15c、15dの代わりに、握持用本
体12及び分離体14の所定個所に挿入溝34a、34
b、34c、34dが形成されている。これらの挿入溝
34a、34b、34c、34dは、図2に示すよう
に、溝の入口が狭く、奥方が拡径した形状をなし、医療
用チューブCを圧縮させて入口から押し込むと、奥方で
広がって挿入保持され、挿入した医療用チューブCが溝
から不用意に抜けないようになっている。
おいては、図2(図2においては挿入溝34aしか示さ
れていないが、挿入溝34dも同じ構造をなす)に示す
ように、溝34a、34dの両側にそれぞれ溝35a、
35a、35b、35bが形成され、それによってバネ
性を有して独立した両側部36a、36a、36b、3
6bが形成され、この両側部36a、36a、36b、
36bによって、医療用チューブCを挿入するとき、両
側部36a、36a、36b、36bが弾性的に広がっ
て挿入しやすくなっている。
方の側部に溝35a、35bが形成され、挿入溝34
a、34dのいずれか一方の側部36a、36bのみが
バネ性を有していてもよい。
療用チューブCを切り離し具31の挿入溝34a、34
b、34c、34dに側方から挿入することにより、切
り離し具31を医療用チューブCの任意の位置にワンタ
ッチで簡単に装着することができる。また、医療用チュ
ーブCを患者の身体や人工腎臓装置等に接続して透析回
路等を形成した後に、切り離し具31を装着することが
可能となる。
1を装着した状態を示すが、本発明においては、握持用
本体12の握持部12a、12bが不用意に閉じてしま
わないようにするためのストッパー32が設けられてい
るので、切り離し具31の取扱中や患者が人工透析等を
受けている間に、握持用本体12が不用意に閉じて作動
してしまう、すなわち、チューブCが第1止流部20及
び第2止流部25によって押圧されて血流が停止し、カ
ッター30によってチューブCが切断されてしまうのを
防止できる。また、カッター30の刃先に保護カバー3
3が被せられているので、医療用チューブCを切り離し
具31の挿入溝34a、34b、34c、34dに挿入
する際などに、医療用チューブCがカッター30に触れ
ても、医療用チューブCが損傷することが防止される。
きには、患者は、図4に示すように握持用本体12の握
持部12a、12bを握って閉じることにより、握持用
本体12に設けられた第1止流部20の突起16、17
によりチューブCが挟圧されてその部分の血流が止めら
れ、第1保持部22の爪部17、21が係合してその状
態が維持される。
25の突起23、24によりチューブCが挟圧されてそ
の部分の血流が止められ、第2保持部28の爪部26、
27が係合してその状態が維持される。
れた保護カバー33を突き破って、チューブCを切断す
ると共に、連結部13を切断して、握持用本体12と分
離体14とを分離する。
ューブCに接続された握持用本体12と、医療用チュー
ブC’に接続された分離体14とを分離でき、医療用チ
ューブC’が患者の身体に接続されるようにしておくこ
とにより、患者は、切断された医療用チューブC’と、
それを閉止する分離体14とをつけたまま迅速に退避す
ることができる。また、人工腎臓装置等に接続された医
療用チューブCは、握持用本体12によって血液等の流
出を防止される。
ブの切り離し具の別の実施例が示されている。
に示した前記実施例と基本的には同じ構造をなすが、前
記実施例と比較したときの主な相違点は、分離体44が
握持用本体12と別体に形成されている点にある。
を帯びたC字形をなし、その一端部44aは、握持用本
体12の一方の握持部12aの内側に形成された突起4
6に当接し、その他端部44bは、握持用本体12の他
方の握持部12bの内側に当接して、握持用本体12の
内側に着脱可能に嵌め込まれている。
6をなし、他端部44bの先端は爪部27をなし、これ
らの爪部26、27が分離体44を閉じた状態に維持す
る第2保持部28を構成している。また、分離体44の
一端部44aの内側に形成された突起23と、他端部4
4bの内側に形成された突起24とで、第2止流部25
が構成されている。
同様に、突起16、19からなる第1止流部20と、爪
部17、21からなる第2止流部22とが設けられてい
る。また、一方の握持部12aに設けられたカッター3
0に対応して、他方の握持部12bには、医療用チュー
ブCを受ける突起45が形成され、医療用チューブCが
カッター30によって切断されやすくなっている。
災等の災害時に、患者が握持部本体12の握持部12
a、12bを把持して閉じると、図7に示すように、握
持部本体12の第1止流部20の突起16、19と、分
離体44の第2止流部25の突起23、24とによっ
て、医療用チューブCが挟圧されて流路が閉塞され、握
持部本体12の第1保持部22の爪部21、17と、分
離体44の第2保持部28の爪部26、27とが係合し
て、上記の止流状態が維持される。更に、カッター30
によって医療用チューブCが切断される。
分離体44を握持用本体12から取り外し、切断された
一方の医療用チューブC’と分離体44とを付けた状態
で、迅速に退避することができる。また、人工腎臓装置
等に接続されて残された他方の医療用チューブCは、握
持用本体12の第1止流部20によって止流状態を維持
される。
ューブの切り離し具の更に他の実施例が示されている。
図14は切り離し具の作動前の状態の側面図、図15は
後方端面図、図16は前方端面図、図17は切り離し具
を作動させた状態の側面図、図18はストッパーの平面
図、図19はカッターによりストッパーを切断する順序
を示す説明図、図20は切り離し具の作動前の状態の側
断面図、図21はチューブの挿入溝とカッターとの関係
を示す説明図である。なお、図9〜11に示した従来の
医療用チューブの切り離し具と同じ部分には同符号を付
してその説明を省略することにする。
30の刃先がチューブCに到達する経路を遮るように、
本体側握持部12の突出片18と、分離体14の他端部
14bとを連結する薄肉片状のストッパー52を有して
いる。図18に示すようにこのストッパー52は、その
長さ方向2箇所に幅を狭くする溝52a、52bを有し
ている。このストッパー52によって、切り離し具51
のチューブCへの装着等の取り扱い時に、カッター30
の刃先がチューブCに接触することがより確実に防止さ
れる。また、分離体14が薄肉片13とストッパー52
とによって握持用本体12に連結されるので、取り扱い
時に分離体14が脱落してしまうことを防止できる。
持してカッター30を強制的に押し込むと、ストッパー
52は、カッター30により同図(a)、(b)、
(c)で示すような順序で切断される。すなわち、同図
(a)に示すようにカッター30の刃先がストッパー5
2に接触し、同図(b)に示すように溝52aの部分で
ストッパー52が切断され、同図(c)に示すようにカ
ッター30の支持片29によって溝52bの部分でスト
ッパー52がその基部から破断される。これによって、
切り離し具51の作動時にストッパー30がカッター3
0を押し込むときの障害となることを防止している。
2の突出片18、又は分離体14の他端部14bのいず
れか一方から延出され、両者を連結しないが両者の間に
配置された部材で構成されていてもよい。
2bを少し開いた状態で、カッター30の保護カバー3
3を装着された刃先を、ストッパー52にそれを切断し
てしまわない程度の弱い力で圧接されている。このと
き、握持用本体12の屈曲部12cが、本発明における
弾性付勢手段を構成している。これによって、握持部1
2a、12bの相対位置を安定させ、切り離し具51を
作動させるときに、カッター30の横ぶれを防止し、カ
ッター30によるチューブCの切断が確実になされるよ
うにしている。また、このことは、ストッパー52を介
して分離体14を押圧し、分離体14を安定保持させる
役割も果たす。
の一方の握持部12bには、その両側に溝53が形成さ
れ、この溝53に別体の支持部材54がスライド可能に
装着されている。支持部材54は、両側上面にリブ54
aを有し、このリブ54aが分離体14の両側下辺に当
接して、分離体14の横ぶれを防止し、取り扱い時に分
離体14が脱落してしまうのを防止する。また、切り離
し具51の落下等に対する耐衝撃性を高めることができ
る。なお、支持部材54は、握持用本体12と一体に成
形されたリブ状突起で構成されていてもよい。
の刃先30aは、挿入溝34d(他の挿入溝に対しても
同じ)の開口方向に向かうに従って長く突出するよう
に、斜めにされている。この場合、刃先30aの傾斜角
度θは、1〜30°、特には3°前後とすることが好ま
しい。1°より小さいと次に述べる効果が小さく、逆に
30°より大きいと切断のために必要なストロークが増
大したり、チューブの挿入が困難になる。このように、
刃先30aを斜めにしたことにより、カッター30を押
し込んだとき、チューブCが挿入溝34dの奥方に押さ
れることになるので、チューブCが挿入溝34dから外
れることを防止し、チューブCを確実に捕捉して切断す
ることができる。
に把持力を与えない状態で、第1止流部20、第2止流
部25の少なくとも一方の間隔W1 又はW2 が、チュー
ブCを挟んだときその内部流路が閉塞されない程度に、
チューブCの外径D0 よりも小さくされている。これに
よって、チューブCを各挿入溝34a、34b、34
c、34dに挿入して、第1止流部20、第2止流部2
5の間に通したとき、チューブCが第1止流部20、第
2止流部25の少なくとも一方に押圧保持されるので、
チューブCが各挿入溝34a、34b、34c、34d
から抜けにくくすることができる。
0の間隔W1 を狭くすると、各止流部に必要とされる移
動ストローク量設定の関係から、握持用本体12を把持
するときの第1止流部20における押圧力が強くなる傾
向があり、強い力が必要となるため、分離体14の方の
第2止流部25の間隔W2 を狭くする方が好ましい。ま
た、挿入溝34a、34dの内径D1 、D2 は、チュー
ブCとして何種類かの外径のものを使用できるように、
ある程度大きくしておくことが望まれる。したがって、
具体的には、W2 <W1 <D0 <D1 〜D2 、又はW2
<D0 <W1 <D1 〜D2 とされることが好ましい。
等の非常時に患者が握持用本体12を強く把持すると、
図17に示すように、カッター30がストッパー52を
切断し、チューブCを切断し、更に薄肉片13を切断し
て、分離体14を握持用本体12から分離する。また、
第1止流部20が、切断された一方のチューブC(人工
腎臓装置等に接続された方のチューブ)を挟圧して血流
を止め、第1保持部22が係合してその状態が維持され
る。また、第2止流部25が、切断された他方のチュー
ブC’(患者に接続された方のチューブ)を挟圧して血
流を止め、第2保持部28が係合してその状態が維持さ
れる。したがって、患者は、切断された医療用チューブ
C’と、それを閉止する分離体14とをつけたまま迅速
に退避することができる。
ューブの切り離し具によれば、人工透析や点滴などの医
療用チューブに付設しておくことにより、地震、火災等
の災害時に患者が握持用本体を把持するだけで、医療用
チューブを切り離して退避することが可能となる。ま
た、所定値以下の把持力ではカッターがチューブに到達
するのを阻止するストッパーを設けたことにより、取扱
い時に握持用本体が不用意に閉じて切り離し具が作動し
てしまうことを防止できる。更に、握持用本体及び分離
体に医療用チューブを側方から挿入できる挿入溝を設け
てチューブ挿入部とした場合には、医療用チューブを患
者の身体や人工腎臓装置等に連結して透析回路等を構成
した後に、切り離し装置を医療用チューブにワンタッチ
で容易に装着することが可能となる。
例を示す側面図である。
を示す側面図である。
側面図である。
側面図である。
施例を示す斜視図である。
側面図である。
側面図である。
す側面図である。
す側面図である。
す側面図である。
ューブを切り離す従来の方法の一例を示す説明図であ
る。
他の実施例を示す作動前の状態の側面図である。
る。
ーを切断する順序を示す説明図である。
る。
との関係を示す説明図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 間に屈曲部を有し、その両端が互いに対
向して延び、全体として屈曲形状をなし、屈曲部にて開
閉方向に変形可能な握持用本体と、 この握持用本体の内側に分離可能に配置され、前記握持
用本体を閉じるときに前記握持用本体に押圧されて閉じ
る分離体と、 前記握持用本体及び前記分離体に医療用チューブを挿入
保持させるように形成されたチューブ挿入部と、 前記握持用本体を閉じたとき、前記医療用チューブの該
当個所を挟圧して流れを阻止するように、前記握持用本
体の内側の対応する個所及び前記分離体の内側の対応す
る個所に設けられた第1止流部及び第2止流部と、 前記握持用本体を閉じたとき、前記第1止流部及び前記
第2止流部の止流状態を維持するように、前記握持用本
体及び前記分離体に設けられた第1保持部及び第2保持
部と、 前記握持用本体を閉じたとき、前記医療用チューブを前
記第1止流部及び第2止流部の間で切断するカッター
と、 所定値以下の把持力では前記カッターが前記チューブに
到達するのを阻止するストッパーとを備えていることを
特徴とする医療用チューブの切り離し具。 - 【請求項2】 前記ストッパーは、前記握持用本体の一
対の握持部間を連結して、該握持部が閉じるのを阻止す
る連結片であって、所定値を超える把持力が作用したと
き、破断するものからなる請求項1記載の医療用チュー
ブの切り離し具。 - 【請求項3】 前記ストッパーは、前記カッターの刃先
が前記チューブに到達する経路を遮るように、前記握持
用本体又は前記分離体から延出された薄肉片であって、
所定値を超える把持力が作用したとき、前記カッターに
よって切断されるものからなる請求項1記載の医療用チ
ューブの切り離し具。 - 【請求項4】 前記ストッパーをなす前記薄肉片は、前
記握持用本体及び前記分離体を連結している請求項3記
載の医療用チューブの切り離し具。 - 【請求項5】 前記握持用本体を開いたときの初期荷重
によって、前記カッターの刃先が、前記ストッパーをな
す前記薄肉片に、該薄肉片を切断しない程度の力で押圧
する弾性付勢手段を有する請求項3又は4記載の医療用
チューブの切り離し具。 - 【請求項6】 前記握持用本体のライン軸方向に沿って
挿入され、前記握持用本体に係合された支持部材が設け
られ、この支持部材には、前記分離体の両側に当接す
る、ライン直交方向に対峙するリブが形成されている請
求項1〜5のいずれか1つに記載の医療用チューブの切
り離し具。 - 【請求項7】 前記チューブ挿入部は、前記握持用本体
及び前記分離体に側方から挿入できるように形成された
挿入溝からなる請求項1〜6のいずれか1つに記載の医
療用チューブの切り離し具。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09657597A JP3524713B2 (ja) | 1996-04-01 | 1997-03-31 | 医療用チュ−ブの切り離し具 |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8-101918 | 1996-04-01 | ||
| JP10191896 | 1996-04-01 | ||
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-
1997
- 1997-03-31 JP JP09657597A patent/JP3524713B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JP3524713B2 (ja) | 2004-05-10 |
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