JPH10287864A - リチウムイオン二次電池用正極活物質からの有価金属の回収方法 - Google Patents
リチウムイオン二次電池用正極活物質からの有価金属の回収方法Info
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- JPH10287864A JPH10287864A JP9594997A JP9594997A JPH10287864A JP H10287864 A JPH10287864 A JP H10287864A JP 9594997 A JP9594997 A JP 9594997A JP 9594997 A JP9594997 A JP 9594997A JP H10287864 A JPH10287864 A JP H10287864A
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- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
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- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/84—Recycling of batteries or fuel cells
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- Secondary Cells (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 リチウムイオン二次電池用正極活物質から、
コバルト、ニッケル等の有価金属を高い抽出率で回収す
る。 【解決手段】 リチウムイオン二次電池用正極活物質に
鉱酸と過酸化水素又は鉱酸と過酸化水素との混合液を加
えた後、溶出液を分離する第1工程、次いで分離した溶
出液に金属抽出剤を含有する有機溶媒と接触させて抽出
分離処理を行う第2工程、次いで抽出液有機溶媒相に鉱
酸を接触させて逆抽出分離する第3工程を行う。
コバルト、ニッケル等の有価金属を高い抽出率で回収す
る。 【解決手段】 リチウムイオン二次電池用正極活物質に
鉱酸と過酸化水素又は鉱酸と過酸化水素との混合液を加
えた後、溶出液を分離する第1工程、次いで分離した溶
出液に金属抽出剤を含有する有機溶媒と接触させて抽出
分離処理を行う第2工程、次いで抽出液有機溶媒相に鉱
酸を接触させて逆抽出分離する第3工程を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リチウムイオン二
次電池用正極活物質から有価金属の回収方法に関するも
のである。
次電池用正極活物質から有価金属の回収方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、リチウムイオン二次電池はエネル
ギ−密度が高く小型で軽量であるという特徴から携帯電
話、PHS、携帯用のパーソナルコンピュ−タを中心に
その需要は急速に伸びている。更に、今後は大型のエネ
ルギー貯蔵用媒体として、電気自動車の動力源として活
用されることも期待されている。リチウムイオン二次電
池は、その正極材としては高起電力を持つLiCo
O2、LiNiO2 、LiMn2 O4 等のリチウム含有
遷移金属酸化物が利用されており、現在、比較的合成が
容易かつ安定なLiCoO2 が正極に主に採用されてい
る。
ギ−密度が高く小型で軽量であるという特徴から携帯電
話、PHS、携帯用のパーソナルコンピュ−タを中心に
その需要は急速に伸びている。更に、今後は大型のエネ
ルギー貯蔵用媒体として、電気自動車の動力源として活
用されることも期待されている。リチウムイオン二次電
池は、その正極材としては高起電力を持つLiCo
O2、LiNiO2 、LiMn2 O4 等のリチウム含有
遷移金属酸化物が利用されており、現在、比較的合成が
容易かつ安定なLiCoO2 が正極に主に採用されてい
る。
【0003】しかしながら、Coを筆頭にNi等は希少
金属であり、またこれらは経済資源偏在などの問題か
ら、材料コストが高く、かかる貴金属を回収すること
は、資源の有効利用方法としては極めて重要なことであ
る。今までに、これら貴金属を回収する方法として、廃
リチウム二次電池よりCo等の貴金属原子を回収する方
法が幾つか提案されている。例えば、使用済み二次電池
を焙焼し、次に粉砕し、篩分けし又は篩下を磁力選別す
る方法(特開平6−322452号公報、特開平6−3
46160号公報、特開平7−245126号公報)、
また同様に焙焼し、粉砕し、次いで篩分けし、酸処理し
た後、アルカリを添加してCo、Ni等を炭酸塩、水酸
化物として沈殿回収する方法(特開平7−207349
号公報)等が挙げられる。
金属であり、またこれらは経済資源偏在などの問題か
ら、材料コストが高く、かかる貴金属を回収すること
は、資源の有効利用方法としては極めて重要なことであ
る。今までに、これら貴金属を回収する方法として、廃
リチウム二次電池よりCo等の貴金属原子を回収する方
法が幾つか提案されている。例えば、使用済み二次電池
を焙焼し、次に粉砕し、篩分けし又は篩下を磁力選別す
る方法(特開平6−322452号公報、特開平6−3
46160号公報、特開平7−245126号公報)、
また同様に焙焼し、粉砕し、次いで篩分けし、酸処理し
た後、アルカリを添加してCo、Ni等を炭酸塩、水酸
化物として沈殿回収する方法(特開平7−207349
号公報)等が挙げられる。
【0004】また、ニッケルとコバルトを精製分離する
方法として溶媒抽出法が以前より知られているが、例え
ば第一〜三級アミンまたは第四級アンモニウム塩を用い
る方法(特開昭50−57022号公報、特開昭54−
68720号公報)、ジアルキルホスフィンから誘導さ
れるジアルキルホスフィン酸化合物(特開昭57−73
142号公報、特開昭57−73143号公報、特開昭
61−44139号公報、特開平1−315384号公
報、特開平6−264156号公報)等が知られてい
る。また、コバルト酸リチウム等の正極剤を製造する時
に、リチウムイオン二次電池の規格値を外れたオフスペ
ックや製造ミス等による廃コバルト酸リチウム等からコ
バルトを回収する必要がでてきている。
方法として溶媒抽出法が以前より知られているが、例え
ば第一〜三級アミンまたは第四級アンモニウム塩を用い
る方法(特開昭50−57022号公報、特開昭54−
68720号公報)、ジアルキルホスフィンから誘導さ
れるジアルキルホスフィン酸化合物(特開昭57−73
142号公報、特開昭57−73143号公報、特開昭
61−44139号公報、特開平1−315384号公
報、特開平6−264156号公報)等が知られてい
る。また、コバルト酸リチウム等の正極剤を製造する時
に、リチウムイオン二次電池の規格値を外れたオフスペ
ックや製造ミス等による廃コバルト酸リチウム等からコ
バルトを回収する必要がでてきている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、上記事
実に鑑み、リチウムイオン二次電池用正極活物質中に存
在する貴金属の分離回収方法について鋭意研究を行った
結果、該化合物を鉱酸又は鉱酸と過酸化水素との混合液
で溶解させた溶出液に、有価金属抽出剤を接触させるこ
とにより、それぞれの有価金属を分離回収できることを
確認し、本発明を完成した。
実に鑑み、リチウムイオン二次電池用正極活物質中に存
在する貴金属の分離回収方法について鋭意研究を行った
結果、該化合物を鉱酸又は鉱酸と過酸化水素との混合液
で溶解させた溶出液に、有価金属抽出剤を接触させるこ
とにより、それぞれの有価金属を分離回収できることを
確認し、本発明を完成した。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、その
第1は、リチウムイオン二次電池用正極活物質に鉱酸又
は鉱酸と過酸化水素との混合液を加えた後、溶出液を分
離する第1工程、次いで分離した溶出液に金属抽出剤を
含有する有機溶媒と接触させて抽出分離処理を行う第2
工程、次いで抽出液有機溶媒相に鉱酸を接触させて逆抽
出分離する第3工程よりなることを特徴とする、リチウ
ムイオン二次電池用正極活物質からの有価金属の回収方
法を提供するものである。
第1は、リチウムイオン二次電池用正極活物質に鉱酸又
は鉱酸と過酸化水素との混合液を加えた後、溶出液を分
離する第1工程、次いで分離した溶出液に金属抽出剤を
含有する有機溶媒と接触させて抽出分離処理を行う第2
工程、次いで抽出液有機溶媒相に鉱酸を接触させて逆抽
出分離する第3工程よりなることを特徴とする、リチウ
ムイオン二次電池用正極活物質からの有価金属の回収方
法を提供するものである。
【0007】さらに又本発明の第2は、前記の第2工程
を経たラフィネート(水溶液相)に、さらに金属抽出剤
を含有する有機溶媒と接触させて抽出分離処理を行う工
程、次いで抽出液有機溶媒相に鉱酸を接触させて逆抽出
分離する工程を行うことにより異種の有価金属を別々に
回収することを特徴とする、前記に記載のリチウムイオ
ン二次電池用正極活物質からの有価金属の回収方法を提
供するものである。
を経たラフィネート(水溶液相)に、さらに金属抽出剤
を含有する有機溶媒と接触させて抽出分離処理を行う工
程、次いで抽出液有機溶媒相に鉱酸を接触させて逆抽出
分離する工程を行うことにより異種の有価金属を別々に
回収することを特徴とする、前記に記載のリチウムイオ
ン二次電池用正極活物質からの有価金属の回収方法を提
供するものである。
【0008】さらに本発明の第3は、第1工程で分離さ
れた溶出溶液中に残存する過酸化水素を還元剤で分解し
た後第2工程に付することを特徴とする、前記のリチウ
ムイオン二次電池用正極活物質からの有価金属の回収方
法を提供するものである。さらに本発明の第4は、金属
抽出剤として、下記一般式(1):
れた溶出溶液中に残存する過酸化水素を還元剤で分解し
た後第2工程に付することを特徴とする、前記のリチウ
ムイオン二次電池用正極活物質からの有価金属の回収方
法を提供するものである。さらに本発明の第4は、金属
抽出剤として、下記一般式(1):
【0009】
【化2】
【0010】(式中、X1、X2は酸素原子または硫黄原
子を示す。但し、X1とX2は同じであっても又は異なっ
ていてもよい。)で表されるビス(1,1,3,3−テト
ラメチルブチル)ホスフィン酸化合物を使用する、前記
のリチウムイオン二次電池用正極活物質からの有価金属
の回収方法を提供するものである。
子を示す。但し、X1とX2は同じであっても又は異なっ
ていてもよい。)で表されるビス(1,1,3,3−テト
ラメチルブチル)ホスフィン酸化合物を使用する、前記
のリチウムイオン二次電池用正極活物質からの有価金属
の回収方法を提供するものである。
【0011】さらに又本発明の第5は、リチウムイオン
二次電池用正極活物質中の有価金属、鉱酸および過酸化
水素のモル比が、それぞれ1:1:1〜1:5:5の範
囲内である、前記のリチウムイオン二次電池用正極活物
質からの有価金属の回収方法を提供するものである。
二次電池用正極活物質中の有価金属、鉱酸および過酸化
水素のモル比が、それぞれ1:1:1〜1:5:5の範
囲内である、前記のリチウムイオン二次電池用正極活物
質からの有価金属の回収方法を提供するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明をさらに詳細に説明す
る本発明の方法における処理の対象となるるリチウムイ
オン二次電池用正極活物質とは、正極活材たるLiCo
O2 、LiNiO2 、LiMn2 O4 等のリチウム含有
遷移金属酸化物などの製造工程中から生成する不良品又
は品質管理上の抜取検査処理品、製品の規格外のオフス
ペック等などをいう。リチウムイオン二次電池正極剤中
の有価金属とは、リチウムイオン二次電池正極剤の種類
によっても異なるが、例えばAlやCo、Ni、Mn
(以下「Co等」という)であるが、主としてLiCo
O2 、LiNiO2 、LiMn2 O4 、LiNix Co
y O2 からもたらされるCo等の有価金属成分をいう。
本発明のかかる化合物中からの有価金属抽出剤は、含リ
ン系化合物及びカルボン酸化合物、アルキルスルホン酸
化合物、三級アミン化合物、キレート系化合物である
が、好ましくは含リン化合物であり、更に好ましくは一
般式(1):
る本発明の方法における処理の対象となるるリチウムイ
オン二次電池用正極活物質とは、正極活材たるLiCo
O2 、LiNiO2 、LiMn2 O4 等のリチウム含有
遷移金属酸化物などの製造工程中から生成する不良品又
は品質管理上の抜取検査処理品、製品の規格外のオフス
ペック等などをいう。リチウムイオン二次電池正極剤中
の有価金属とは、リチウムイオン二次電池正極剤の種類
によっても異なるが、例えばAlやCo、Ni、Mn
(以下「Co等」という)であるが、主としてLiCo
O2 、LiNiO2 、LiMn2 O4 、LiNix Co
y O2 からもたらされるCo等の有価金属成分をいう。
本発明のかかる化合物中からの有価金属抽出剤は、含リ
ン系化合物及びカルボン酸化合物、アルキルスルホン酸
化合物、三級アミン化合物、キレート系化合物である
が、好ましくは含リン化合物であり、更に好ましくは一
般式(1):
【0013】
【化3】
【0014】(X1、X2は前記に定義したとおり)で表
されるビス(1,1,3,3−テトラメチルブチル)ホス
フィン酸化合物、例えばビス−(1,1,3,3−テトラ
メチルブチル)ホスフィン酸、ビス−(1,1,3,3−
テトラメチルブチル)モノチオホスフィン酸、ビス−
(1,1,3,3−テトラメチルブチル)ジチオホスフィ
ン酸等である。
されるビス(1,1,3,3−テトラメチルブチル)ホス
フィン酸化合物、例えばビス−(1,1,3,3−テトラ
メチルブチル)ホスフィン酸、ビス−(1,1,3,3−
テトラメチルブチル)モノチオホスフィン酸、ビス−
(1,1,3,3−テトラメチルブチル)ジチオホスフィ
ン酸等である。
【0015】また、その他の有価金属抽出剤としては、
含リン化合物、例えば、ジ−(2−エチルヘキシル)リ
ン酸、ジ−(n−ブチル)リン酸、ジ−(n−プロピ
ル)リン酸、ジ−(n−アミル)リン酸、ジ−(2−エ
チルブチル)リン酸、ジ−(2−エチルデシル)リン
酸、ジ−(2−エチルドデシル)リン酸、ビス−(2,
4,4,−トリメチルペンチル)リン酸等のリン酸エステ
ル、2−エチルヘキシルホスホン酸−モノ−2−エチル
ヘキシルエステル、1−メチルヘプチルホスホン酸−モ
ノ−1−メチルヘプチルエステル、1−メチルヘプチル
ホスホン酸−モノ−2−エチルヘキシルエステル等のホ
スホン酸エステル、ジ−(2,4,4−トリメチルペンチ
ル)ホスフィン酸、ジ−(2−エチルヘキシル)ホスフ
ィン酸、ジ−(n−オクチル)ホスフィン酸、ジ−(2
−メチル−5−ヘキセニル)ホスフィン酸、ジ−(p−
メチルシクロヘキシル)ホスフィン酸、ジ−(シクロヘ
キシル)ホスフィン酸、ジフェニルホスフィン酸、ジ−
(p−エチルフェニル)ホスフィン酸、ジ−(p−メチ
ルフェニル)ホスフィン酸、ジ−(2−メチル−5−ヘ
キセニル)ホスフィン酸、ジ−(2−メチル−5−ヘキ
セニル)ホスフィン酸、ジ−(2−メチル−5−ヘキセ
ニル)ホスフィン酸等のホスフィン酸等が挙げられる。
また、カルボン酸化合物としては、Versatic 9、 Versa
tic 911、ナフテン酸等が挙げられる。アルキルスルホ
ン酸化合物としては、5,8−ジノニルナフチル硫酸、
三級アミンとしては、例えばトリ−n−オクチルアミ
ン、トリ−イソオクチルアミン、トリ−n−デシルアミ
ン、トリ−イソデシルアミン、トリ−ドデシルアミン、
トリ−トリデシルアミン、N−デシル−N−オクチル−
ドデシルアミン等が挙げられる。
含リン化合物、例えば、ジ−(2−エチルヘキシル)リ
ン酸、ジ−(n−ブチル)リン酸、ジ−(n−プロピ
ル)リン酸、ジ−(n−アミル)リン酸、ジ−(2−エ
チルブチル)リン酸、ジ−(2−エチルデシル)リン
酸、ジ−(2−エチルドデシル)リン酸、ビス−(2,
4,4,−トリメチルペンチル)リン酸等のリン酸エステ
ル、2−エチルヘキシルホスホン酸−モノ−2−エチル
ヘキシルエステル、1−メチルヘプチルホスホン酸−モ
ノ−1−メチルヘプチルエステル、1−メチルヘプチル
ホスホン酸−モノ−2−エチルヘキシルエステル等のホ
スホン酸エステル、ジ−(2,4,4−トリメチルペンチ
ル)ホスフィン酸、ジ−(2−エチルヘキシル)ホスフ
ィン酸、ジ−(n−オクチル)ホスフィン酸、ジ−(2
−メチル−5−ヘキセニル)ホスフィン酸、ジ−(p−
メチルシクロヘキシル)ホスフィン酸、ジ−(シクロヘ
キシル)ホスフィン酸、ジフェニルホスフィン酸、ジ−
(p−エチルフェニル)ホスフィン酸、ジ−(p−メチ
ルフェニル)ホスフィン酸、ジ−(2−メチル−5−ヘ
キセニル)ホスフィン酸、ジ−(2−メチル−5−ヘキ
セニル)ホスフィン酸、ジ−(2−メチル−5−ヘキセ
ニル)ホスフィン酸等のホスフィン酸等が挙げられる。
また、カルボン酸化合物としては、Versatic 9、 Versa
tic 911、ナフテン酸等が挙げられる。アルキルスルホ
ン酸化合物としては、5,8−ジノニルナフチル硫酸、
三級アミンとしては、例えばトリ−n−オクチルアミ
ン、トリ−イソオクチルアミン、トリ−n−デシルアミ
ン、トリ−イソデシルアミン、トリ−ドデシルアミン、
トリ−トリデシルアミン、N−デシル−N−オクチル−
ドデシルアミン等が挙げられる。
【0016】キレート化合物としては、2- ヒドロキシ
- 5- ドデシルベンゾフェノンオキシム、2- ヒドロキ
シ- 5- ノニルベンゾフェノンオキシム、2- ヒドロキ
シ-3- クロロ- 5- ノニルベンゾフェノンオキシム、
5- ドデシルサリチルアルドオキシム、2- ヒドロキシ
- 5- ノニルベンジルフェノンオキシム、5- ノニル-
サリチルアルドオキシム、2- ヒドロキシ- 5- ノニル
アセトフェノンオキシム等が挙げられる。
- 5- ドデシルベンゾフェノンオキシム、2- ヒドロキ
シ- 5- ノニルベンゾフェノンオキシム、2- ヒドロキ
シ-3- クロロ- 5- ノニルベンゾフェノンオキシム、
5- ドデシルサリチルアルドオキシム、2- ヒドロキシ
- 5- ノニルベンジルフェノンオキシム、5- ノニル-
サリチルアルドオキシム、2- ヒドロキシ- 5- ノニル
アセトフェノンオキシム等が挙げられる。
【0017】本発明の特徴である有価金属の回収方法
は、(1)リチウムイオン二次電池用正極活物質に、鉱
酸又は鉱酸と過酸化水素との混合液を加えた後、溶出液
を分離する第1工程、(2)次いで分離した溶出液に、
金属抽出剤を含有する有機溶媒を接触させて抽出分離処
理を行う第2工程、(3)次いで抽出液有機溶媒相に、
さらに鉱酸を接触させて逆抽出分離する第3工程、より
なる回収方法である。
は、(1)リチウムイオン二次電池用正極活物質に、鉱
酸又は鉱酸と過酸化水素との混合液を加えた後、溶出液
を分離する第1工程、(2)次いで分離した溶出液に、
金属抽出剤を含有する有機溶媒を接触させて抽出分離処
理を行う第2工程、(3)次いで抽出液有機溶媒相に、
さらに鉱酸を接触させて逆抽出分離する第3工程、より
なる回収方法である。
【0018】さらに前記(2)の第2工程でのラフィネ
ート(水溶液相)に他の有価金属がなお残存する場合に
は、残存する有価金属を抽出するに適した条件にして、
金属抽出剤を含有する有機溶媒をさらに接触させて抽出
分離処理を行う工程(2’)、次いでこの抽出液有機溶
媒相に、さらに鉱酸を接触させて逆抽出分離する工程
(3’)を行って、異種の有価金属を別々に回収する方
法である。
ート(水溶液相)に他の有価金属がなお残存する場合に
は、残存する有価金属を抽出するに適した条件にして、
金属抽出剤を含有する有機溶媒をさらに接触させて抽出
分離処理を行う工程(2’)、次いでこの抽出液有機溶
媒相に、さらに鉱酸を接触させて逆抽出分離する工程
(3’)を行って、異種の有価金属を別々に回収する方
法である。
【0019】かかる第1工程は、初めに正極活物質を鉱
酸又は鉱酸と過酸化水素との混合物で溶解させることが
重要なことになる。使用する鉱酸は塩酸、硫酸、硝酸、
フッ化水素酸などであり、工業的に入手できるものであ
れば特に制限されるものではない。リチウムイオン二次
電池用正極活物質中に含まる元素としてCoとNiが存
在する場合は、何れの化合物であっても、鉱酸のみでは
溶解することができず、鉱酸と過酸化水素との混合水溶
液でないと完全に溶解させることはできない。これは、
酸共存下における過酸化水素の還元力によりCoとNi
の酸化数が3価から2価に還元されることにより、酸性
溶液に溶解されるものと考えられる。それに対して、L
iMn2O4等のマンガン酸リチウムは、鉱酸のみで溶解
することが出来るが、一部CoやNiを含むものは過酸
化水素を同様に添加する必要がある。
酸又は鉱酸と過酸化水素との混合物で溶解させることが
重要なことになる。使用する鉱酸は塩酸、硫酸、硝酸、
フッ化水素酸などであり、工業的に入手できるものであ
れば特に制限されるものではない。リチウムイオン二次
電池用正極活物質中に含まる元素としてCoとNiが存
在する場合は、何れの化合物であっても、鉱酸のみでは
溶解することができず、鉱酸と過酸化水素との混合水溶
液でないと完全に溶解させることはできない。これは、
酸共存下における過酸化水素の還元力によりCoとNi
の酸化数が3価から2価に還元されることにより、酸性
溶液に溶解されるものと考えられる。それに対して、L
iMn2O4等のマンガン酸リチウムは、鉱酸のみで溶解
することが出来るが、一部CoやNiを含むものは過酸
化水素を同様に添加する必要がある。
【0020】かかる正極活物質と鉱酸又は鉱酸と過酸化
水素の混合物との反応・溶解温度は、特に限定される物
ではないが、通常0〜100℃、好ましくは25〜60
℃であり、反応・溶解時間は、通常5分〜10時間、好
ましくは0.5〜2時間である。また、正極活物質中の
有価金属、鉱酸および過酸化水素の反応・溶解時のモル
比は、それぞれ、1:1:1〜1:5:5、好ましくは
1:1:1〜1:2:2である。使用する過酸化水素の
量は、該正極活物質を完全に溶解させるために、使用す
る過酸化水素の量は多いほどよいが、後の溶媒抽出の際
問題となるために、残存過酸化水素を最小限に抑える必
要がある。
水素の混合物との反応・溶解温度は、特に限定される物
ではないが、通常0〜100℃、好ましくは25〜60
℃であり、反応・溶解時間は、通常5分〜10時間、好
ましくは0.5〜2時間である。また、正極活物質中の
有価金属、鉱酸および過酸化水素の反応・溶解時のモル
比は、それぞれ、1:1:1〜1:5:5、好ましくは
1:1:1〜1:2:2である。使用する過酸化水素の
量は、該正極活物質を完全に溶解させるために、使用す
る過酸化水素の量は多いほどよいが、後の溶媒抽出の際
問題となるために、残存過酸化水素を最小限に抑える必
要がある。
【0021】過酸化水素が残存すると、2価のコバルト
イオンは容易に3価に酸化される。3価のコバルトイオ
ンははその強い酸化力により、抽出剤及び希釈剤を酸化
し、特に炭化水素系の希釈剤は長期にわたる使用中に酸
化を受けて一部カルボン酸になり、抽出の際、相分離や
選択性の低下といった問題を引き起こす原因となること
から、残存する過酸化水素を極力除くことが好ましい。
したがって、過酸化水素を使用した場合、該溶解液中に
残存する過酸化水素を分解するために10〜1000倍
モル、好ましくは10〜100倍モルの還元剤を添加す
る。使用する還元剤は、例えばアスコルビン酸、次亜リ
ン酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウムなどであり、工
業的に入手できるものであれば特に制限されるものでは
ない。この時の反応温度は、通常0〜100℃、好まし
くは25〜60℃であり、反応時間は通常5分〜10時
間、好ましくは0.5〜2時間である。
イオンは容易に3価に酸化される。3価のコバルトイオ
ンははその強い酸化力により、抽出剤及び希釈剤を酸化
し、特に炭化水素系の希釈剤は長期にわたる使用中に酸
化を受けて一部カルボン酸になり、抽出の際、相分離や
選択性の低下といった問題を引き起こす原因となること
から、残存する過酸化水素を極力除くことが好ましい。
したがって、過酸化水素を使用した場合、該溶解液中に
残存する過酸化水素を分解するために10〜1000倍
モル、好ましくは10〜100倍モルの還元剤を添加す
る。使用する還元剤は、例えばアスコルビン酸、次亜リ
ン酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウムなどであり、工
業的に入手できるものであれば特に制限されるものでは
ない。この時の反応温度は、通常0〜100℃、好まし
くは25〜60℃であり、反応時間は通常5分〜10時
間、好ましくは0.5〜2時間である。
【0022】次いで、第2工程は、分離した溶出液をか
かる金属抽出剤を含有する有機溶媒と接触させて抽出分
離処理を行うものである。金属抽出剤は、上記に挙げた
抽出剤を使用することができるが、溶液中にCoとNi
が共存している場合は、ビス−(1,1,3,3−テトラ
メチルブチル)ホスフィン酸により、溶液のpHを調整
することにより容易に分離して回収することができる
が、必要に応じてホスフィン酸化合物を選択すればよ
く、特に制限されるものではない。
かる金属抽出剤を含有する有機溶媒と接触させて抽出分
離処理を行うものである。金属抽出剤は、上記に挙げた
抽出剤を使用することができるが、溶液中にCoとNi
が共存している場合は、ビス−(1,1,3,3−テトラ
メチルブチル)ホスフィン酸により、溶液のpHを調整
することにより容易に分離して回収することができる
が、必要に応じてホスフィン酸化合物を選択すればよ
く、特に制限されるものではない。
【0023】かかる抽出剤の有機溶媒は、特に制限され
るものではないが、たとえばトルエン、キシレン、ベン
ゼンどの芳香族系、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ケ
ロシン、n−パラフィンなどの脂肪族系など通常使用さ
れる水に不要な有機溶媒が使用可能である。これらの有
機溶媒は、1種又は2種以上を混合しても良い。上記抽
出剤と希釈剤との混合比(重量)は1:99〜99:
1、好ましくは5:95〜50:50が望ましい。抽出
の際の上記酸処理液と抽出溶媒との容積比は特に限定さ
れるものではないが、通常、20:1〜1:20、好ま
しくは5:1〜1:5が望まれる。抽出温度は、10〜
100℃好ましくは20〜70℃が好ましい。抽出時間
は5分〜2時間、好ましくは30分〜1時間である。
るものではないが、たとえばトルエン、キシレン、ベン
ゼンどの芳香族系、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ケ
ロシン、n−パラフィンなどの脂肪族系など通常使用さ
れる水に不要な有機溶媒が使用可能である。これらの有
機溶媒は、1種又は2種以上を混合しても良い。上記抽
出剤と希釈剤との混合比(重量)は1:99〜99:
1、好ましくは5:95〜50:50が望ましい。抽出
の際の上記酸処理液と抽出溶媒との容積比は特に限定さ
れるものではないが、通常、20:1〜1:20、好ま
しくは5:1〜1:5が望まれる。抽出温度は、10〜
100℃好ましくは20〜70℃が好ましい。抽出時間
は5分〜2時間、好ましくは30分〜1時間である。
【0024】また、上記溶媒抽出の際、相分離を良くす
るために抽出系に高級アルコール及び中性リン酸エステ
ル等の添加剤を加えることもできる。高級アルコールと
しては、たとえばイソデカノール、1−オクタノール、
2−オクタノール、2−エチル−1ヘキサノール、1−
ノナノール、1−ウンデカノール、1−ドデカノール、
シクロペンタノール、シクロヘキサノール等が挙げられ
る。
るために抽出系に高級アルコール及び中性リン酸エステ
ル等の添加剤を加えることもできる。高級アルコールと
しては、たとえばイソデカノール、1−オクタノール、
2−オクタノール、2−エチル−1ヘキサノール、1−
ノナノール、1−ウンデカノール、1−ドデカノール、
シクロペンタノール、シクロヘキサノール等が挙げられ
る。
【0025】中性リン酸エステルとしては、例えばトリ
ブチルホスフェート、ブチルホスホン酸ジブチルエステ
ル、ジブチルホスフィンジブチルエステル、トリクレジ
ルホスフェート、トリブチルホスフィンオキサイド、ト
リオクチルホスフィンオキサイド等が挙げられる。上記
の添加剤の使用量は、抽出溶媒に対し、1〜50容量
%、好ましくは2〜20容量%が望まれる。
ブチルホスフェート、ブチルホスホン酸ジブチルエステ
ル、ジブチルホスフィンジブチルエステル、トリクレジ
ルホスフェート、トリブチルホスフィンオキサイド、ト
リオクチルホスフィンオキサイド等が挙げられる。上記
の添加剤の使用量は、抽出溶媒に対し、1〜50容量
%、好ましくは2〜20容量%が望まれる。
【0026】次いで、第3工程として、有価金属を含む
抽出液有機溶媒相に鉱酸水溶液を接触させて逆抽出分離
する。使用する鉱酸は、塩酸、硫酸、硝酸等であり、そ
の有機相との混合割合(容積)は20:1〜1:20、
好ましくは5:1〜1:5、逆抽出温度は10〜100
℃、好ましくは20〜70℃である。抽出時間は、5分
〜2時間、好ましくは0.5〜1時間である。かかる処
理によって有価金属を水相中に逆抽出し、更に有価金属
を該水相から回収する。逆抽出後の有機相は、再度抽出
に用いられ、繰り返し使用することができる。回収され
た有価金属は、高純度品であることから、リチウム二次
電池用の原料として再度使用することが可能になる。
抽出液有機溶媒相に鉱酸水溶液を接触させて逆抽出分離
する。使用する鉱酸は、塩酸、硫酸、硝酸等であり、そ
の有機相との混合割合(容積)は20:1〜1:20、
好ましくは5:1〜1:5、逆抽出温度は10〜100
℃、好ましくは20〜70℃である。抽出時間は、5分
〜2時間、好ましくは0.5〜1時間である。かかる処
理によって有価金属を水相中に逆抽出し、更に有価金属
を該水相から回収する。逆抽出後の有機相は、再度抽出
に用いられ、繰り返し使用することができる。回収され
た有価金属は、高純度品であることから、リチウム二次
電池用の原料として再度使用することが可能になる。
【0027】また、抽出後のラフィネート(水相)は高
純度のリチウム溶液であり、炭酸ナトリウム又は/及び
炭酸水素ナトリウムを加えるなど公知の方法により分離
精製することができる。抽出方法は、通常抽出剤を含有
する有機溶媒を、有価金属を含有する水溶液とを接触混
合し、該水溶液から所望の有価金属を選択的に有機溶媒
相に抽出することにより行なわれるが、その接触方法は
ミキサ−セトラ−の様な装置を用いて連続的に多段処理
することが工業的には好ましい。
純度のリチウム溶液であり、炭酸ナトリウム又は/及び
炭酸水素ナトリウムを加えるなど公知の方法により分離
精製することができる。抽出方法は、通常抽出剤を含有
する有機溶媒を、有価金属を含有する水溶液とを接触混
合し、該水溶液から所望の有価金属を選択的に有機溶媒
相に抽出することにより行なわれるが、その接触方法は
ミキサ−セトラ−の様な装置を用いて連続的に多段処理
することが工業的には好ましい。
【0028】
【実施例】以下、実施例によって本発明をさらに説明す
る。 (実施例1)撹拌機、温度計、滴下ロート、コンデンサ
ーを備えた300mL4つ口フラスコに、リチウムイオ
ン二次電池用正極活物質の規格外品より得られたLiC
oO2 6.50g(66.3mmol)、16N硫酸1
0ml、純水85mlを入れておき、35%過酸化水素
水5.0gを室温で滴下した。滴下後100℃で1時間
反応・溶出させ、溶出液を室温まで冷却した後、未溶出
のコバルト酸リチウムを濾別した。残査のコバルト酸リ
チウムの重量より、溶出液中には90%のコバルト酸リ
チウムが溶解していることがわかった。また、同溶出液
を1/10N過マンガン酸カリウム水溶液で滴定したと
ころ、過酸化水素が100ppm残存していた。そこ
で、同水溶液にアスコルビン酸90.6mg(0.515
mmol)を加え残存している過酸化水素を還元した。
300mL三角フラスコに、上記の還元処理後の水溶液
と抽出溶媒あるビス(1,1,3,3−テトラメチルブチ
ル)ホスフィン酸を14.5重量%含むn−ヘキサン溶
液とをO/A容積比1:1で混合して、28%アンモニ
ア水でpHを5.4に調整し室温で1時間接触した後、
該有機相と水相を分液ロートに移し30分静置し、分液
した。300mL三角フラスコに該有機相と1N硫酸水
溶液を、O/A容積比1:1で混合し、室温で1時間接
触させ逆抽出を行い、30分静置した後、有機相と水相
を分離した。抽出後の水相と逆抽出後の水相中のコバル
トイオン濃度をICP分析法でリチウムイオン濃度を原
子吸光分析法で測定した。結果を表1に示す。
る。 (実施例1)撹拌機、温度計、滴下ロート、コンデンサ
ーを備えた300mL4つ口フラスコに、リチウムイオ
ン二次電池用正極活物質の規格外品より得られたLiC
oO2 6.50g(66.3mmol)、16N硫酸1
0ml、純水85mlを入れておき、35%過酸化水素
水5.0gを室温で滴下した。滴下後100℃で1時間
反応・溶出させ、溶出液を室温まで冷却した後、未溶出
のコバルト酸リチウムを濾別した。残査のコバルト酸リ
チウムの重量より、溶出液中には90%のコバルト酸リ
チウムが溶解していることがわかった。また、同溶出液
を1/10N過マンガン酸カリウム水溶液で滴定したと
ころ、過酸化水素が100ppm残存していた。そこ
で、同水溶液にアスコルビン酸90.6mg(0.515
mmol)を加え残存している過酸化水素を還元した。
300mL三角フラスコに、上記の還元処理後の水溶液
と抽出溶媒あるビス(1,1,3,3−テトラメチルブチ
ル)ホスフィン酸を14.5重量%含むn−ヘキサン溶
液とをO/A容積比1:1で混合して、28%アンモニ
ア水でpHを5.4に調整し室温で1時間接触した後、
該有機相と水相を分液ロートに移し30分静置し、分液
した。300mL三角フラスコに該有機相と1N硫酸水
溶液を、O/A容積比1:1で混合し、室温で1時間接
触させ逆抽出を行い、30分静置した後、有機相と水相
を分離した。抽出後の水相と逆抽出後の水相中のコバル
トイオン濃度をICP分析法でリチウムイオン濃度を原
子吸光分析法で測定した。結果を表1に示す。
【0029】(実施例2)撹拌機、温度計、滴下ロー
ト、コンデンサーを備えた300mL4つ口フラスコに
LiNi0.8Co0.2O2 5.00g(51.0mmo
l)、16N硫酸10ml、純水85mlを入れてお
き、35%過酸化水素水5.0gを室温で滴下した。滴
下後100℃で1時間反応・溶出させ、溶出液を室温ま
で冷却した。同溶出液を1/10N過マンガン酸カリウ
ム水溶液で滴定したところ、過酸化水素が4.23%残
存していた。そこで、同溶出液にアスコルビン酸38.
3g(218mmol)を加え、残存している過酸化水
素を還元した(第1工程)。かかる還元処理後の水溶液
と、抽出溶媒であるビス(1,1,3,3−テトラメチル
ブチル)ホスフィン酸を14.5重量%含むn−ヘキサ
ン溶液とをO/A容積比1:1で混合して、接触のpH
を5.3に調整しコバルトを抽出した(第2工程)。か
かる有機相を1N硫酸水溶液をO/A容積比1:1で混
合し、室温で1時間接触させ逆抽出を行い、30分静置
した後、有機相と水相を分離し、コバルトを分離回収し
た(第3工程)。
ト、コンデンサーを備えた300mL4つ口フラスコに
LiNi0.8Co0.2O2 5.00g(51.0mmo
l)、16N硫酸10ml、純水85mlを入れてお
き、35%過酸化水素水5.0gを室温で滴下した。滴
下後100℃で1時間反応・溶出させ、溶出液を室温ま
で冷却した。同溶出液を1/10N過マンガン酸カリウ
ム水溶液で滴定したところ、過酸化水素が4.23%残
存していた。そこで、同溶出液にアスコルビン酸38.
3g(218mmol)を加え、残存している過酸化水
素を還元した(第1工程)。かかる還元処理後の水溶液
と、抽出溶媒であるビス(1,1,3,3−テトラメチル
ブチル)ホスフィン酸を14.5重量%含むn−ヘキサ
ン溶液とをO/A容積比1:1で混合して、接触のpH
を5.3に調整しコバルトを抽出した(第2工程)。か
かる有機相を1N硫酸水溶液をO/A容積比1:1で混
合し、室温で1時間接触させ逆抽出を行い、30分静置
した後、有機相と水相を分離し、コバルトを分離回収し
た(第3工程)。
【0030】更に、ニッケルを含有する第2工程でのコ
バルト抽出後のラフィネート(水溶液相)と、抽出溶媒
であるビス(1,1,3,3−テトラメチルブチル)ホス
フィン酸を14.5重量%含むn−ヘキサン溶液とをO
/A容積比1:1で混合して、28%アンモニア水でp
Hを8.5に調整し、室温で1時間接触した後、有機相
と水相を分液ロートに移し30分静置し、分液した(第
2'工程)。かかる有機相を1N硫酸水溶液をO/A容
積比1:1で混合し、室温で1時間接触させ逆抽出を行
い、30分静置した後、有機相と水相を分離しコバルト
抽出後のラフィネートからニッケルを分離回収した(第
3'工程)。結果を表1に示す。
バルト抽出後のラフィネート(水溶液相)と、抽出溶媒
であるビス(1,1,3,3−テトラメチルブチル)ホス
フィン酸を14.5重量%含むn−ヘキサン溶液とをO
/A容積比1:1で混合して、28%アンモニア水でp
Hを8.5に調整し、室温で1時間接触した後、有機相
と水相を分液ロートに移し30分静置し、分液した(第
2'工程)。かかる有機相を1N硫酸水溶液をO/A容
積比1:1で混合し、室温で1時間接触させ逆抽出を行
い、30分静置した後、有機相と水相を分離しコバルト
抽出後のラフィネートからニッケルを分離回収した(第
3'工程)。結果を表1に示す。
【0031】(実施例3)撹拌機、温度計、滴下ロー
ト、コンデンサーを備えた300mL4つ口フラスコ
に、LiMn2O4 5.00g(39.7mmol)、1
6N硫酸10ml、純水85mlを入れ、100℃で1
時間反応させ、反応液を室温まで冷却した。かかる処理
後の水溶液と抽出溶媒であるビス(1,1,3,3−テト
ラメチルブチル)ホスフィン酸を14.5重量%含むn
−ヘキサン溶液とをO/A容積比1:1で混合して、接
触のpHを8.09に調整した以外は実施例1と同様に
行った。結果を表1に示す。
ト、コンデンサーを備えた300mL4つ口フラスコ
に、LiMn2O4 5.00g(39.7mmol)、1
6N硫酸10ml、純水85mlを入れ、100℃で1
時間反応させ、反応液を室温まで冷却した。かかる処理
後の水溶液と抽出溶媒であるビス(1,1,3,3−テト
ラメチルブチル)ホスフィン酸を14.5重量%含むn
−ヘキサン溶液とをO/A容積比1:1で混合して、接
触のpHを8.09に調整した以外は実施例1と同様に
行った。結果を表1に示す。
【0032】(実施例4)抽出溶媒に20.5重量%の
トリ−イソオクチルアミンのキシレン溶液を用いて、接
触のpHを0.8に調整した以外は実施例1と同様に行
った。結果を表1に示す。
トリ−イソオクチルアミンのキシレン溶液を用いて、接
触のpHを0.8に調整した以外は実施例1と同様に行
った。結果を表1に示す。
【0033】(実施例5)抽出溶媒に20.0重量%の
5,8−ジエチル−7−ヒドロキシ−6−ドデカノンオ
キシムのケロシン溶液を用いて、接触のpHを6.1に
調整した以外は実施例1と同様に行った。結果を表1に
示す。
5,8−ジエチル−7−ヒドロキシ−6−ドデカノンオ
キシムのケロシン溶液を用いて、接触のpHを6.1に
調整した以外は実施例1と同様に行った。結果を表1に
示す。
【0034】(実施例6)抽出溶媒に11.7重量%の
ナフテン酸のケロシン溶液を用いて、接触のpHを8.
4に調整した以外は実施例1と同様に行った。結果を表
1に示す。
ナフテン酸のケロシン溶液を用いて、接触のpHを8.
4に調整した以外は実施例1と同様に行った。結果を表
1に示す。
【0035】(実施例7)抽出溶媒に16.1重量%の
ジ−(2エチルヘキシル)リン酸のケロシン溶液を用い
て、接触のpHを6.5に調整した以外は実施例1と同
様に行った。結果を表1に示す。
ジ−(2エチルヘキシル)リン酸のケロシン溶液を用い
て、接触のpHを6.5に調整した以外は実施例1と同
様に行った。結果を表1に示す。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【0038】
【発明の効果】表1から判るように、本発明の抽出方法
によれば、極めて高い抽出率で、リチウムイオン二次電
池用正極活物質から、コバルト、ニッケル等の有価金属
を回収することができる。
によれば、極めて高い抽出率で、リチウムイオン二次電
池用正極活物質から、コバルト、ニッケル等の有価金属
を回収することができる。
Claims (5)
- 【請求項1】 リチウムイオン二次電池用正極活物質に
鉱酸又は鉱酸と過酸化水素との混合液を加えた後、溶出
液を分離する第1工程、次いで分離した溶出液に金属抽
出剤を含有する有機溶媒を接触させて抽出分離処理を行
う第2工程、次いで抽出液有機溶媒相に鉱酸を接触させ
て逆抽出分離する第3工程よりなることを特徴とする、
リチウムイオン二次電池用正極活物質からの有価金属の
回収方法。 - 【請求項2】 第2工程を経たラフィネート(水溶液
相)に、さらに金属抽出剤を含有する有機溶媒を接触さ
せて抽出分離処理を行う工程、次いで抽出液有機溶媒相
に鉱酸を接触させて逆抽出分離する工程を行うことによ
り、異種の有価金属を別々に回収することを特徴とす
る、請求項1に記載のリチウムイオン二次電池用正極活
物質からの有価金属の回収方法。 - 【請求項3】 第1工程で分離された溶出溶液中に残存
する過酸化水素を還元剤で分解した後第2工程に付する
ことを特徴とする、請求項1又は2に記載のリチウムイ
オン二次電池用正極活物質からの有価金属の回収方法。 - 【請求項4】 金属抽出剤は、下記一般式(1): 【化1】 (式中、X1、X2は酸素原子または硫黄原子を示す。但
し、X1とX2は同じであっても又は異なっていてもよ
い。)で表されるビス(1,1,3,3−テトラメチルブ
チル)ホスフィン酸化合物である、請求項1ないし3項
のいずれか1項に記載のリチウムイオン二次電池用正極
活物質からの有価金属の回収方法。 - 【請求項5】 リチウムイオン二次電池用正極活物質中
の有価金属、鉱酸および過酸化水素のモル比が、それぞ
れ1:1:1〜1:5:5の範囲内である、請求項1な
いし4項のいずれか1項に記載のリチウムイオン二次電
池用正極活物質からの有価金属の回収方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9594997A JPH10287864A (ja) | 1997-04-14 | 1997-04-14 | リチウムイオン二次電池用正極活物質からの有価金属の回収方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9594997A JPH10287864A (ja) | 1997-04-14 | 1997-04-14 | リチウムイオン二次電池用正極活物質からの有価金属の回収方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10287864A true JPH10287864A (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=14151519
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9594997A Pending JPH10287864A (ja) | 1997-04-14 | 1997-04-14 | リチウムイオン二次電池用正極活物質からの有価金属の回収方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10287864A (ja) |
Cited By (31)
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